JP2008137757A - 画像形成装置及び斜行補正制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び斜行補正制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙の種類に応じて適切な斜行補正を行うことを可能にする。
【解決手段】用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置において、画像形成を行われるべき用紙を格納する格納部と、該格納部から用紙を取り出して給紙する給紙部7と、給紙部7によって給紙された用紙を搬送する搬送部と、画像形成装置に対して着脱可能であり、搬送部によって搬送された用紙の斜行を補正するレジ搬送ユニット部8とを備える。そして、レジ搬送ユニット部8の種類を判別し、給紙部7および搬送部のうち少なくとも1つに係る制御パラメータを、前記判別された種類に応じて変化させる。
【選択図】図14

Description

本発明は、画像形成装置および斜行補正制御方法に関し、特に、用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置、および該画像形成装置に適用される斜行補正制御方法に関する。
従来の画像形成装置においては、印刷用の用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行が発生するので、これを補正する種々の機構が提案されている。例えば、搬送方向に対して垂直な方向に2個の搬送ローラを離して設置する。そして、用紙の斜行量を2つの紙センサで検知し、斜行量に応じて2個の搬送ローラの回転比を互いに変え、これにより、用紙の斜行を補正する画像形成装置が提案されている(例えば 特許文献1)。
特許文献1に示されるような画像形成装置では、2個の搬送ローラの回転比を互いに変える前に、該搬送ローラの上流に設けられて用紙を挟持しているローラを、用紙から離して用紙の向きを自由に変えられるようにしなければならない。そこで、このようにローラを用紙から離すことをせずに、斜行補正を行うことを可能にした画像形成装置が提案されている(例えば 特許文献2)。この画像形成装置では、2個の斜行補正用の搬送ローラと、該搬送ローラの上流にあるローラとの間で用紙をループさせるようにして用紙をたるませ、これによって、用紙の向きを自由に変えられるようにしている。
特開平9−219776号公報 特開平10−212055号公報
しかしながら、特許文献2に示される上記従来の画像形成装置では、2個の斜行補正用の搬送ローラと、該搬送ローラの上流にあるローラとの間で用紙をループさせるようにしているが、こうしたことが可能な用紙は、その種類が限定される。例えば、用紙の厚みが厚いと、適切にループさせることができない。
また、特許文献1,2にそれぞれ示されるいずれの画像形成装置でも、斜行補正用の搬送ローラに、用紙の種類に応じて異なる量のスリップが発生する。すなわち、用紙表面に施された加工の種類や、用紙のサイズ、また用紙の厚みなどに応じて、用紙と斜行補正用の搬送ローラとの間に異なる量のスリップが発生する。こうした用紙の種類に応じて発生するスリップ量の差異に起因して、斜行補正の精度にばらつきが生じ、ユーザが所望する性能を確保することができないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、用紙の種類に応じて適切な斜行補正を行うことを可能にした画像形成装置及び斜行補正制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置において、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段と、前記画像形成装置に挿着されている前記斜行補正手段の種類を判別する判別手段と、前記給紙手段および前記搬送手段のうち少なくとも1つに係る制御パラメータを、前記判別手段によって判別された種類に応じて変化させる制御手段とを有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
また、請求項7記載の発明によれば、用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置において、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段と、複数種類の用紙に対して前記斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルと、前記判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、前記斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、警告を通知する通知手段とを有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
また、請求項8記載の発明によれば、用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置において、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段と、複数種類の用紙に対して前記斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルと、前記判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、前記斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって前記斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、前記画像形成装置における画像形成動作を禁止する禁止手段とを有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
また、請求項9記載の発明によれば、用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置であって、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段から用紙を給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって給紙された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段とを備えた画像形成装置に適用される斜行補正制御方法において、前記画像形成装置に挿着されている前記斜行補正手段の種類を判別する判別ステップと、前記給紙手段および前記搬送手段のうち少なくとも1つに係る制御パラメータを、前記判別ステップにおいて判別された種類に応じて変化させる制御ステップとを有することを特徴とする斜行補正制御方法が提供される。
また、請求項10記載の発明によれば、用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置であって、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段とを備えた画像形成装置に適用される斜行補正制御方法において、複数種類の用紙に対して前記斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、前記斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにおいて前記斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、警告を通知する通知ステップとを有することを特徴とする斜行補正制御方法が提供される。
また、請求項11記載の発明によれば、用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置であって、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段とを備えた画像形成装置に適用される斜行補正制御方法において、複数種類の用紙に対して前記斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、前記斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにおいて前記斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、前記画像形成装置における画像形成動作を禁止する禁止ステップとを有することを特徴とする斜行補正制御方法が提供される。
本発明によれば、用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置において、画像形成を行われるべき用紙を格納する格納手段と、前記格納手段から用紙を取り出して給紙する給紙手段とを備える。また、前記給紙手段によって給紙された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段とを備える。そして、前記斜行補正手段の種類を判別し、前記給紙手段および前記搬送手段のうち少なくとも1つに係る制御パラメータを、前記判別された種類に応じて変化させる。
これにより、用紙の種類に応じて適切な斜行補正を行うことが可能となる。
また、各種の用紙に対して各斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルを備える。この判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、該斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する。その結果、斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、警告を通知するようにする。
これにより、ユーザが誤った作業を行うことを防止することができる。
また同様に、前記判断の結果、斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、前記画像形成装置における画像形成動作を禁止するようにする。
これにより、ユーザビリティを向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。本画像形成装置は電子写真方式の画像形成装置である。
1は画像形成装置であり、大別して、画像形成部10、給紙部7、レジ搬送ユニット部8、中間転写部5、定着部40、反転排紙搬送部50、操作部4、及び制御部(図示せず)から構成される。
画像形成部10は、それぞれが異なる色成分の画像を形成し、構成が同一な4つの部分からなる。以下、それらの各構成部品の参照符号にa、b、c、dを付加して区別する。
画像形成部10において、像担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、11dは、その中心で軸支され、不図示の駆動モータによって矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向するようにして、その回転方向に沿ってローラ帯電器12a、12b、12c、12d、スキャナ13a、13b、13c、13d、現像装置14a、14b、14c、14dがそれぞれ配置される。ローラ帯電器12a〜12dは、感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いでスキャナ13a〜13dが、記録画像信号に応じて変調された、例えばレーザービームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光させて、静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dが、上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像が中間転写体30に転写される。こうしたプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
次に、給紙部7は、記録材Pを収納する部分と、記録材Pを搬送するためのローラと、給紙リトライセンサ64と、給紙搬送センサ66と、センサ71と、記録材Pを搬送路に沿って搬送させるためのガイド(不図示)とから構成される。給紙リトライセンサ64は、記録材Pの給紙を確認するためのセンサである。給紙搬送センサ66は、記録材Pの通過を検知するためのセンサである。センサ71は、記録材Pの有無を検知するためのセンサである。
60は、記録材Pを収納する部分から記録材Pを1枚ずつ送り出すためのピックアップローラである。ピックアップローラ60では、複数枚の記録材Pが送り出されることがあるが、BCローラ61によって確実に1枚だけ分離される。BCローラ61によって1枚だけ分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ62によって搬送され、レジ前ローラ75まで搬送される。給紙部7の記録材Pの搬送制御に関しては後述するが、記録材Pの搬送状態は、画像形成装置1に装着されたレジ搬送ユニット部8の種類によって変化する。すなわち、画像形成装置1にはレジ搬送ユニット部8が左右2本のスライドレール(図示せず)によって装着されるようになっており、画像形成装置1に対してレジ搬送ユニット部8を着脱自在となっている。図1は、レジ搬送ユニット部8aが画像形成装置1に装着された場合を示し、図2は、レジ搬送ユニット部8aとは異なる種類のレジ搬送ユニット部8bが画像形成装置1に装着された場合を示す。即ち、画像形成装置1は、種類の異なるレジ搬送ユニット(斜行補正ユニット)を選択的に挿着することができる。
レジ搬送ユニット部8aは停止型レジ搬送ユニット部であり、停止型レジ搬送ユニット部8aでは、停止しているレジストローラ(斜行補正ローラ、後述)に記録材Pを突き当てて記録材Pの斜行を補正する。また、画像形成部10の画像形成タイミングに合わせてレジストローラを含む上流のローラの回転駆動を再開し、これによって記録材Pと印字されるべき画像との位置関係を制御する。
レジ搬送ユニット部8bは駆動型レジ搬送ユニット部であり、駆動型レジ搬送ユニット部8bでは、搬送方向に垂直な方向に互いに離れた2つのレジストローラ(斜行補正ローラ、後述)が設けられる。そして、搬送中の記録材Pの斜行量を検知し、その斜行量に応じて2つのレジストローラ(斜行補正ローラ)の回転比を変え、これにより、斜行を補正する。また、画像形成部10の画像形成タイミングに合わせて搬送ローラの回転駆動を加減速することによって、記録材Pと印字されるべき画像との位置関係を制御する。
記録材Pはレジ搬送ユニット部8に搬送され、レジ搬送ユニット部8内において、記録材Pの斜行補正が行われると共に、画像形成部10の画像形成タイミングに合わせて用紙先端位置の位置制御が実施される。レジ搬送ユニット部8に関しては、後で詳しく説明する。
記録材Pは、レジ搬送ユニット部8を通過した後、中間転写部5へ送り出される。
中間転写部5において30は中間転写ベルトであり、その材料として例えば、PET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]などが用いられる。中間転写ベルト30は、駆動ローラ32、テンションローラ33、および従動ローラ34によって支持されている。駆動ローラ32は、中間転写ベルト30に駆動力を伝達する。テンションローラ33は、ばね(不図示)の付勢によって中間転写ベルト30に適度な張力を与える。従動ローラ34は、中間転写ベルト30を挟んで二次転写領域を形成する。
駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)がコーティングされた構造となっており、駆動ローラ32が中間転写ベルト30との間でスリップすることを防いでいる。駆動ローラ32は、ステッピングモータ(不図示)によって回転駆動される。中間転写ベルト30の内周面には一次転写ローラ35a〜35dが配置され、これらの一次転写ローラ35a〜35dには、トナー像を中間転写ベルト30に転写するための高圧が印加される。
従動ローラ34と対を成す位置に二次転写ローラ45が配置され、二次転写ローラ45は、中間転写ベルト30上の画像を記録材Pに転写することを行う。二次転写ローラ45と中間転写ベルト30とのニップによって二次転写領域が形成される。二次転写ローラ45は従動ローラ34に向けて付勢されており、二次転写ローラ45は中間転写ベルト30に対して適度な圧力で加圧されている。また二次転写ローラ45と張架ローラ47との間には、無端ベルトである二次転写ベルト46が掛け渡されている。張架ローラ47は、図示しない駆動手段によって回転駆動されるようになっている。したがって、二次転写ローラ45と従動ローラ34との間には、中間転写ベルト30および二次転写ベルト46が挟まれている。
従動ローラ34には、図示しない電源から、トナー極性と同極性のバイアスが印加されている。また、二次転写ローラ45が接地されており、これによって、従動ローラ34と二次転写ローラ45との間に2次転写電界が作用することになる。トナー像を転写された記録材Pは、二次転写ベルト46上に担持されて搬送され、除電チャージャ48の放電により除電され、二次転写ベルト46上から分離される。そして、この転写紙Pは定着部40へ搬送される。
定着部40は、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ41aと、その定着ローラ41aに加圧される対のローラ41b(このローラにも熱源を備える場合もある)とで構成される。ローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によって、トナー画像が転写材Pの表面に定着される。その後、転写材Pは切り替えフラッパ73に送られる。切り替えフラッパ73は、転写材Pの搬送先を切り替えるものであり、外排紙ローラ45を介して排紙トレイ2へ排出するか、内外排紙ローラ72a、72b、72cを介して排紙トレイ3に排出さするかを切り替える。
なお、記録材Pの搬送路には、記録材Pの通過を検知するために複数のセンサが配置されている。すなわち、給紙リトライセンサ64、デッキ給紙センサ65、レジ前センサ22、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面センサ70a、両面プレレジセンサ70b、両面再給紙センサ70c等がある。
画像形成装置1の上部には原稿給送装置96が設けられる。原稿給送装置96は、セットされた原稿を画像読取装置95の読み取り位置上に給送するための装置である。画像読取装置95の読み取り位置上に給送された原稿は、画像読取装置95によって画像として読み取られるとともに、画像情報に変換される。
この原稿画像の画像情報は、画像形成装置1において印字されることで、原稿画像の複写機能を実現する。
操作部4は、ユーザが印字モード、印字枚数、印字条件を指示入力したり、サービスマンが保守作業などを行ったりするときに用いられる。ユーザが操作部4における印字スタートキー(不図示)を押下すると、原稿画像の読み込み動作が開始されるとともに、画像形成装置1の印字動作や原稿画像の送信など、所定の装置動作が開始される。
図3は、図1に示す画像形成装置1に含まれる制御部100の構成を示すブロック図である。
図3において171は、画像形成装置1の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM174と、処理を行うためのRAM175と、入出力ポート173とがアドレスバス、データバスを介してCPU171に接続される。RAM175は、不揮発性メモリによって構成され、電源を切っても記憶内容を保持することができる。入出力ポート173には、画像形成装置1におけるモータ、クラッチ等の各種負荷(不図示)や、紙の位置を検知するセンサ等の入力装置(不図示)が接続されている。
CPU171は、ROM174に格納された制御プログラムに従って、入出力ポート173を介して順次入出力の制御を行い、画像形成処理を実行する。また、CPU171には操作部制御部172が接続されており、操作部4に対しての表示や操作部4からのキー入力を制御する。ユーザが操作部4に対してキー入力を行って、画像形成動作モード、スキャナ読み取りモード、プリント出力モード、用紙の情報の設定などの表示の切り替えをCPU171に指示する。この指示を受けたCPU171は、画像形成装置1の状態や、キー入力による動作モード設定の表示を行う。CPU171には、画像読取装置95で電気信号に変換された画像を処理するための画像処理部170と、処理された画像を蓄積するための画像メモリ部103とが接続される。
図4は、図3に示す画像メモリ部103の内部構成を示すブロック図である。
画像メモリ部103は、DRAM等で構成されるページメモリ部301と、メモリコントローラ部302と、JPEG圧縮部303と、大容量の記憶装置であるハードディスク304とで構成される。そして、ページメモリ部301に対して、メモリコントローラ部302を介して外部I/F処理部104、画像処理部170から画像が書き込まれる。また、ページメモリ部301から、メモリコントローラ部302を介して外部I/F処理部104、プリンタ部176へ画像が読み出される。また、メモリコントローラ部302、JPEG圧縮部303を介してページメモリ部301とハードディスク304との間で画像の入出力が行われる。
メモリコントローラ部302は、ページメモリ301用のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、また、画像I/F処理部104、画像処理部170、ハードディスク(HD)304からページメモリ301へのアクセスの調停を行う。更に、CPU171からの指示に従い、ページメモリ部301への書き込みアドレス、ページメモリ部301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制御を行う。
図5は、図3に示す外部I/F処理部104の内部構成を示すブロック図である。
外部I/F処理部104は、前述したように、画像メモリ部103を介してリーダ部102からの画像データを取り込み、また、画像メモリ部103を介してプリンタ部176へ画像データを出力する。外部I/F処理部104は、コア部406と、ファクシミリ部401と、ハードディスク402と、コンピュータインターフェイス部403と、フォーマッタ部404と、イメージメモリ部405とを有している。ハードディスク402は、ファクシミリ部401での通信画像データを保存する。
ファクシミリ部401は、モデム(不図示)を介して公衆電話回線と接続しており、公衆電話回線からのファクシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミリ通信データの送信を行う。
コンピュータインターフェイス部403は、外部コンピュータ411とデータ通信を行うためのインターフェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(以下「LAN」という)、シリアルI/F、SCSII/F、プリンタのデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。コンピュータインターフェイス部403を介して、プリンタ部176、リーダ部102の状態を外部コンピュータ411に通知したり、外部コンピュータ411の指示でリーダ部102で読み取った画像を外部コンピュータ411へ転送したりする。また、外部コンピュータ411からプリント画像データを受け取ったりする。外部コンピュータ411からコンピュータインターフェイス部403を介して送られるプリントデータは、専用のプリンタコードで記述されている。そのため、フォーマッタ部404が、そのプリントデータをラスタイメージデータに変換し、画像メモリ部103を介してプリンタ部176へ送信する。フォーマッタ部404は、ラスタイメージデータの展開を、イメージメモリ部405を用いて行う。イメージメモリ部405は、このようにフォーマッタ部404によってラスタイメージデータの展開に使用されたり、また、リーダ部102からの画像データを外部コンピュータ411に送る際のデータ形式の変換に使用されたりする。
コア部406は、ファクシミリ部401、コンピュータインターフェイス部403、フォーマッタ部404、イメージメモリ部405、画像メモリ部103の相互間におけるデータ転送を制御する。
図6は、図1に示す操作部4の構成を示す外観図である。
図6において、551は操作部画面であり、この画面を用いてコピー機能のさまざまな情報を設定したり、表示したりする。表示内容の説明は省略する。
552は数字ボタンである。この数字ボタン552は、主に複写枚数等を設定する時に使われる。553は節電ボタンである。この節電ボタン553は、通常状態から節電状態に移行させたい時、または節電状態から通常状態に移行させたい時に操作されるボタンである。この節電ボタン553は、通常状態では消灯しており、節電状態の時には緑色の点灯をする。554はスタートボタンである。このスタートボタン554は、ユーザがコピーを行う時に操作されるボタンである。
つぎに、レジ搬送ユニット部8を画像形成装置1に対して着脱する場合に必要となるレジ搬送ユニット部8と画像形成装置1との間の着脱機構について説明する。まず、位置決め構成について説明する。
ユーザがレジ搬送ユニット部8の抜き差し操作をすることを想定し、要求精度や要求コストの面だけではなく、操作性の良い着脱動作を可能とする着脱機構が必要となる。そこで、位置決めピン、位置決め穴、着脱用ノブなどを用いて、ユーザ操作性を向上させつつ、位置決めの要求精度を満足するような位置決めピン方式の一例を説明する。
図7は、レジ搬送ユニット部8と画像形成装置1との間の着脱機構の構成を示す図である。図7(A)、(B)は、レジ搬送ユニット部8と画像形成装置1との相対位置が異なっている状態を示す。
レジ搬送ユニット部8(8a、8bなど)に位置決めピン115を設け、この位置決めピン115に対向して、画像形成装置1に位置決め穴119を設ける。レジ搬送ユニット部8に配置される位置決めピン115のピン形状は、位置決めの要求精度、信頼性、操作性などを考慮して決定する。また、位置決めピン115および位置決め穴119の精度レベルに応じて、周辺部品の形状精度、部品取付け精度を決定する。また、位置決めピン115と位置決め穴119との接触面の長さなどは、操作性、作業性の度合いも考慮して決定する。
位置決め穴119の穴径や穴の位置は、レジ搬送ユニット部8との要求位置決め精度の公差を考慮して、必要十分な精度をもって決定する。必要があれば、位置決めピン115に対して位置決め穴119の直角度精度を向上させることも有用である。また、位置決め穴119と位置決めピン115の表面との相対位置が精度良く位置決めされるように、位置決めピン115の外形の基準面が決定される。このように、位置決めピン115と位置決め穴119の係合を適切な条件で設計することで、レジ搬送ユニット部8と画像形成装置1との相対位置関係を、要求精度以内とすることができる。
また、操作性を考慮し、位置決め穴119の入口は、位置決めピン115が滑り込みしやすいように大きく面取りした形状にしたり、抜き易さも考慮した形状にしたりしておくとよい。また、位置決めピン115のテーパ部長さや、位置決め挿入のときの位置決めピン115と位置決め穴119との中心ずれを考慮して、位置決めピン115の軸径や先端部形状などを決定する。位置決め案内長さなども、操作性や装置の信頼度向上の関係から決定するとよい。図7では、位置決めピン115の先端形状はやや細くなるようしてあり、位置決め穴119への挿入時のガイドし易さを実現している。
なお、レジ搬送ユニット部8は、様々な部品を内包しており、比較的重量が大きな構造であることが想定される。また、レジ搬送ユニット部8のうちレジ搬送ユニット部8aは、停止型であり、レジ搬送ユニット部8bは駆動型である。駆動型レジ搬送ユニット部8bは停止型レジ搬送ユニット部8aに比べ、駆動部分が多いことから、重いことも想定される。このような種々のレジ搬送ユニット部8のいずれかが画像形成装置1に接続されても、画像形成装置1が、所望の安全性、耐久性、信頼性、高精度を確保しつつ、ユーザ操作性にも優れた構成にしておくことが望ましい。
レジ搬送ユニット部8には突き当て部材117が設けられ、この突き当て部材117の突端部には突き当て基準面113が配置される。画像形成装置1側にも突き当て部材118が設けられ、突き当て部材118に突き当て部118aが設けられる。
レジ搬送ユニット部8に設けられた位置決めピン115が、画像形成装置1の位置決めピン穴119に差し込まれて、レジ搬送ユニット部8が画像形成装置1内に装着される。この装着の際に、レジ搬送ユニット部8側の突き当て基準面113と、画像形成装置1側の突き当て部118aとが、互いに接触して位置決めピン115の軸方向の位置決めがなされる。
画像形成装置1側の突き当て部材118には、後述のマイクロ変位センサから構成される位置検知部112を配置する。位置検知部112は、位置検知センサ光を突き当て基準面113に照射し、突き当て基準面113からの反射光を位置検知部112が受光し、これによって、突き当て基準面113と位置検知部112との間の距離Lsを検出する。位置検出部112により検出された距離Ls(位置情報)はRAM175(図3)に格納される。RAM175は不揮発性メモリで構成されており、電源を切っても距離Lsのデータが保持される。
なお、レジ搬送ユニット部8の突き当て部材117の基準面の例として、レジ搬送ユニット部8の移動方向に対して垂直な平面をもった突き当て基準面113を説明したが、他の箇所を基準面に追加または変更してもよい。例えば、突き当て部材117の他の基準面として、基準面113a(レジ搬送ユニット部8の移動方向に対して平行で、図7の面に垂直な平面)や基準面113b(レジ搬送ユニット部8の移動方向に対して平行で、図7の面に平行な平面)を設定する。そして、位置検知部112のマイクロ変位センサの数を追加したり、センサ配置位置を変更したりする。例えば、互いに直交する3方向の基準面113、113a、113bの位置を検出するようにして、より精度よく、レジ搬送ユニット部8の3次元の位置ずれを検出することができる。
位置検知部112に隣接して画像形成装置1側の突き当て部材118にレジ搬送ユニット種類検知部114を設ける。レジ搬送ユニット種類検知部114は、光学式の反射センサなどで構成され、マーク116を検知することでレジ搬送ユニット部8の種類を判別する。マーク116は、レジ搬送ユニット部8の種類を判別するためのマークであり、バーコードや特定のパターンからなり、レジ搬送ユニット部8の突き当て基準面113に設けられる。このマークは、レジ搬送ユニット部8の種類別に規定される。
レジ搬送ユニット種類検知部114により検知されたレジ搬送ユニットの種類情報は、RAM175(図3)に格納される。
なお、レジ搬送ユニット種類検知部114は、光学式の反射センサ以外のセンサであってもよい。
図8は、画像形成装置1に対するレジ搬送ユニット部8の着脱機構の構成を示す斜視図である。
画像形成装置1内にはスライドレール110a,110bが設けられ、これを使ってレジ搬送ユニット部8が画像形成装置1に対して着脱可能となっている。このようなレジ搬送ユニット部8の着脱機構においては、転写材P上に転写すべきトナー画像と、転写材Pとの位置合せが重要になる。
そこで、位置検知部112が、レジ搬送ユニット部8を画像形成装置1内に装着した状態において、レジ搬送ユニット部8と画像形成装置1(具体的には中間転写部5)との間の位置関係を検知する。
位置検知部112を構成する位置検知用センサとしては、光学式の変位センサの他、小型、安価なものとして実用化されているオムロン社製のマイクロ変位センサなどであってもよい。オムロン社製のマイクロ変位センサ(型名:Z4D−B02)では、検知可能距離が9.5mm±3mm、検知分解能が±50μm以下である。例えば、400dpiの解像度の画像形成装置では、1ドット(1画素)が25.4mm/400ドット=63.5μmであり、マイクロ変位センサでの検知分解能は、1ドット(1画素)未満の分解能となる。600dpiの解像度の画像形成装置では、1ドット(1画素)が25.4mm/600ドット=42.3μmであり、マイクロ変位センサでの検知分解能は、1.18ドットの分解能となる。また、1200dpiの解像度の画像形成装置では、1ドット(1画素)が25.4mm/1200ドット=21.2μmであり、マイクロ変位センサでの検知分解能は、2.36ドットの分解能となる。
ところで、レジ搬送ユニット部8と中間転写部5との相対位置を検知することは、印字すべき画像と印字される転写材Pとの相対位置を検知することであり、この検知に必要な分解能は、50μmm程度である。例えば、余白の大きさを2.5mmとすると、余白に対する位置検知部112のマイクロ変位センサの分解能±50μmは1/50に相当し、これは、通常の印字動作に対する十分な検知精度を有している。もし、位置検知部112の位置検知の分解能を更に向上させるのであれば、同じくオムロン社製のマイクロ変位センサ(型名Z4D−B01)を使用することで、検知分解能は、先ほどの±50μmから±10μmm以下に向上する。そうすると、位置検知部112の分解能は5倍に改善される。
なお、マイクロ変位センサでは、検知対象とマイクロ変位センサとの距離が離れるに従って、マイクロ変位センサからの出力電圧がリニアに低下する。こうしたマイクロ変位センサからの出力電圧を用いて、画像形成装置1が、転写材P上の適切な位置に画像を印字すべく、画像形成位置の制御を行う。
ここで、レジ搬送ユニット部8が停止型レジ搬送ユニット部8aである場合において、以下に、その位置補正方法を説明する。なお、停止型レジ搬送ユニット部8aを示す図1において、29はレジストローラ(斜行補正ローラ)であり、25,26,27は搬送ローラ、21はレジセンサ(斜行検知センサ)、22はレジ前センサである。
回転停止しているレジストローラ29に記録材Pの先端部を突き当てて、レジストローラ29において斜行補正を行う。その後に、レジストローラ29及び搬送ローラ25、26,27を再駆動させるタイミングを可変させ、これによって、レジ搬送ユニット部8と中間転写部5との間の位置補正を行う。
また、レジ搬送ユニット部8が駆動型レジ搬送ユニット部8bである場合においては、次のように、その位置補正を行う。なお、駆動型レジ搬送ユニット部8bを示す図2において、29はレジストローラ(斜行補正ローラ)であり、25,26,28は搬送ローラ、23はレジ後センサ、21はレジセンサ斜行検知センサ)、22はレジ前センサである。
レジ後センサ23において記録材Pの先端を検知すると、既に画像形成部10において中間転写ベルト30上に形成された画像の位置と、搬送中の記録材Pの位置とのずれ量を算出する。そして、中間転写ベルト30上に形成された画像の位置に合わせて記録材Pの位置を補正すべく、搬送ローラ28及び斜行補正ローラ29を加減速する時に、レジ搬送ユニット部8bと中間転写部5との位置補正量を加味する。
図8に戻って、レジ搬送ユニット部8には着脱用ノブ140が設けられる。この着脱用ノブ140を操作し、レジ搬送ユニット部8を、スライドレール110a,110bに沿って画像形成装置1内に押し込んで、画像形成装置1に装着する。図9は、画像形成装置1にレジ搬送ユニット部8が装着されたときの着脱機構の構成を示す斜視図である。
次に、レジ搬送ユニット部8における斜行補正動作およびレジ搬送ユニット部8が装着されたときの給紙部7の動作について説明する。
前述したように、レジ搬送ユニット部8a,8bは各々、画像形成装置1に対して、左右2本のスライドレール110a,110bに沿って着脱自在となっている。すなわち、レジ搬送ユニット部8a、8bが、ユーザによって選択的に画像形成装置1に対して装着可能な構成となっている。
図10は、停止型レジ搬送ユニット部8aの内部構成を示す図である。なお、以下の説明では、適宜、図1を参照する。
画像形成動作の開始信号が発せられてから所定時間経過後、まずピックアップローラ60により、給紙部7から記録材Pが1枚ずつ送り出される。そしてBCローラ61によって確実に1枚だけ分離されて搬送される。分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ62によって搬送され、レジ前ローラ75まで搬送される。
このとき、画像形成装置1に装着されているレジ搬送ユニット部が停止型レジ搬送ユニット部8aである場合、引き抜きローラ62及びレジ前ローラ75は、600mm/secの搬送速度で駆動される。
なお、ピックアップ60により送り出された記録材Pが1枚目でない場合、給紙部7では、下記のように、次の記録材Pのピックアップ動作を開始する。すなわち、前に給紙した記録材Pの後端を給紙搬送センサ66によって検知した時、レジ搬送ユニット部8aに既に搬送した記録材Pの後端と次の記録材Pの先端との間隔(以降、記録材間隔と称す)が150mmになるように次の記録材Pのピックアップ動作を開始する。
給紙部7は、前に給紙搬送した記録材Pの後端と、次にピックアップされ給紙された記録材Pの先端とを給紙搬送センサ66で検知することで、記録材Pの間隔を検出することができる。記録材間隔を150mmになるようにピックアップ動作を開始しても、記録材Pのスリップなどで正確に150mmになっていない場合もあり得る。そのため、記録材間隔を所定の値(150mm)になるように、検出された記録材間隔に基づいて、引き抜きローラ62及びレジ前ローラ75の加減速制御を行うようにしてもよい。しかしながら、レジ搬送ユニット部8aが装着される場合には、記録材間隔を所定の値(150mm)になるような位置制御を行わない。
図11は、停止型レジ搬送ユニット部8aにおいて記録材Pが搬送され、斜行が補正される過程を示す図である。レジ搬送ユニット部8aに記録材Pが搬送され、レジ前センサ22が記録材Pの先端を検知する(図11(A))。
記録材Pの先端が検知されると、搬送ローラ25、26、27が所定の速度で駆動される。これによって、記録材Pが搬送ローラ25、26,27によって搬送され、レジセンサ21まで送られる。レジセンサ21によって記録材Pの先端が検知されると、記録材Pは所定量搬送されて、駆動を停止しているレジストローラ29に突き当たる(図11(B))。その後に、搬送ローラ25、26,27の駆動が停止される。
記録材Pの先端部が、停止しているレジストローラ29に突き当たることで、記録材Pの先端がループを形成する。また、記録材Pの先端部が、停止しているレジストローラ29によって規制されることで、記録材Pの斜行が補正される。
そして、画像形成部10において先に中間転写ベルト30上に描画された画像の位置に合わせて、レジストローラ29及び搬送ローラ25、26,27を再駆動させる(図11(C))。これにより、既に中間転写ベルト30上に形成された画像の位置と記録材Pの位置との位置合わせが実現する。
なお、記録材Pがレジストローラ29を完全に通過すると、レジストローラ29を停止させ、次の斜行補正に備える。
図12は、駆動型レジ搬送ユニット部8bの内部構成を示す図である。なお、以下の説明では、適宜、図2を参照する。
画像形成動作の開始信号が発せられてから所定時間経過後、まずピックアップローラ60により、給紙部7から記録材Pが1枚ずつ送り出される。そしてBCローラ61によって確実に1枚だけ分離されて搬送される。1枚だけ分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ62によって搬送され、レジ前ローラ75まで搬送される。
このとき、画像形成装置1に装着されているレジ搬送ユニット部が駆動型レジ搬送ユニット部8bである場合、引き抜きローラ62及びレジ前ローラ75は、400mm/secの搬送速度で駆動される。
なお、ピックアップされた記録材Pが1枚目でない場合、給紙部7では、下記のように、次の記録材Pのピックアップ動作を開始する。すなわち、前に給紙した記録材Pの後端を給紙搬送センサ66によって検知した時、レジ搬送ユニット部8bに既に搬送した記録材Pの後端を基準に、記録材Pの間隔が40mmになるように次の記録材Pのピックアップ動作を開始する。
給紙部7は、前に給紙搬送した記録材Pの後端と、次にピックアップされ給紙された記録材Pの先端とを給紙搬送センサ66で検知することで、記録材Pの間隔を検出することができる。記録材間隔を40mmになるようにピックアップ動作を開始しても、記録材Pのスリップなどで正確に40mmになっていない場合もあり得る。そのため、記録材間隔を所定の値(40mm)になるように、検出された記録材間隔に基づいて、引き抜きローラ62及びレジ前ローラ75の加減速度及び加減速距離を算出する。そして、算出された加減速度及び加減速距離に基づき、引き抜きローラ62及びレジ前ローラ75の駆動を制御し、これによって、記録材Pの位置制御が行われ、記録材Pの間隔が所定の値(40mm)に補正される。
このように、記録材間隔が所定の値(40mm)になるように位置制御をされた後、記録材Pは、先端が搬送ローラ25に到達するよりも所定距離だけ上流側の位置に到達する。すると、引き抜きローラ62及びレジ前ローラ75は再び、400mm/secの搬送速度で駆動され、これによって、記録材Pはレジ搬送ユニット部8bへ搬送される。
レジ搬送ユニット部8bに記録材Pが搬送され、レジ前センサ22が記録材Pの先端を検知する。レジ前センサ22によって記録材Pの先端が検知されると、レジストローラ29及び搬送ローラ28が所定の速度で駆動される。
なおレジ搬送ユニット部8bでは、図13(A)に示すように、レジストローラ(斜行補正ローラ)29が、記録材Pの搬送方向に垂直な方向に互いに離れて2つ存在し、それらを斜行補正ローラ29a,29bとする。同様に、レジセンサ(斜行検知センサ)21が、記録材Pの搬送方向に垂直な方向に互いに離れて2つ存在し、それらを斜行検知センサ21a、21bとする。また、搬送ローラ26が、記録材Pの搬送方向に垂直な方向に互いに離れて2つ存在し、それらを搬送ローラ26a、26bとする。さらに、斜行補正ローラ29a,29bおよび斜行検知センサ21a、21bは各々、図13(B)に示すように、搬送方向に垂直な方向に相対距離を保ったまま移動できる構成となっているものとする。
記録材Pの先端部が斜行検知センサ21a、21bでそれぞれ検出されたとき、斜行検知センサ21a、21bによる各々の記録材の検知タイミングのずれに基づいて、記録材Pの斜行方向及び斜行量を算出する。そして、算出された斜行方向及び斜行量に基づいて斜行補正量を算出し、これを用いて斜行補正ローラ29a、29bの速度制御を行って、記録材Pの斜行を無くすようにする。
図13は、駆動型レジ搬送ユニット部8bにおいて行われる記録材Pの斜行補正を示す図である。
図13(A)のように、記録材Pにおける搬送方向の左側が先行している場合、斜行補正ローラ29aを増速、または斜行補正ローラ29bを減速するようにする。そして、減速(増速)量を減速(増速)時間に亘って積分して得られる積分値が斜行分L1と等しくなるように、減速(増速)時間を設定する。
また同時に、図13(B)のように、斜行補正ローラ29a、29bおよび斜行検知センサ21a、21bを各々、記録材Pの搬送方向に垂直な左側方向に、距離L2分だけ移動する。この結果、記録材Pの斜行が補正され、下流の搬送ローラ28(図2)へ搬送される。
レジ後センサ23において記録材Pの先端が検知されると、画像形成部10で先に中間転写ベルト30上に描画された画像の位置と、搬送中の記録材Pの位置とのずれ量を算出する。この位置ずれ量に基づいて、搬送ローラ28及び斜行補正ローラ29を加減速して、中間転写ベルト30上に描画された画像の位置に合わせるべく、記録材Pの位置を制御する。
その後、斜行補正ローラ29a、29bは、元の待機位置である中央部に戻される。
なお、送り出した記録材Pと後から搬送されてくる記録材Pとの間隔が狭い場合は、斜行補正ローラ29a、29bは、それぞれ対をなす従動ローラとのニップが離間した状態に制御される。これにより、次に搬送されてくる記録材Pが搬送中のニップに突入することを防げる。
次に、画像形成装置1に対してレジ搬送ユニット部8が装着された場合に、画像形成装置1に含まれる制御部100(図3)において行われる制御について、図14を参照して説明する。
図14は、画像形成装置1に対してレジ搬送ユニット部8が装着された場合に、画像形成装置1の制御部100において行われる初期処理の手順を示すフローチャートである。
CPU171は、画像形成装置1にレジ搬送ユニット部8が装着されたか否かを判別する(S11)。すなわち、位置検知部112及びレジ搬送ユニット種類検知部114の検知状態から、レジ搬送ユニット部8が装着されたか否かを判別する。その結果、画像形成装置1にレジ搬送ユニット部8が装着されたことを検知したならば(S11でYES)、CPU171は、操作部4の操作部画面551に操作画面(図15参照)を表示する。そして、レジ搬送ユニット種類検知部114によって検知されたレジ搬送ユニット種類データを不揮発性RAM175に格納する(S12)。
次に、ROM174に予め格納されている給紙部7の複数の制御パターンデータの中から、装着されているレジ搬送ユニット部8の種類に対応する制御パターンデータを読み出し、これを、給紙部7の制御パターンデータとしてRAM175に設定する(S13)。図16は、給紙部7の制御パターンデータの具体的な一例を示す図である。図16では、停止型レジ搬送ユニット部8a及び駆動型レジ搬送ユニット部8bが装着された場合における給紙部7の制御パターンデータを例示する。
次に、位置検知部112において検知したレジ搬送ユニット部8の中間転写部5に対する装着位置ずれ量をRAM175に格納する(S14)。
そして、RAM175に格納した装着位置ずれ量を読み出して、位置制御のための補正値を算出し、RAM175に格納する(S15)。この補正値は、中間転写ベルト30上に形成された画像の位置に合わせて、搬送ローラ28及び斜行補正ローラ29を加減速する際に用いられる。これにより、中間転写ベルト30上に描画された画像と搬送中の記録材Pの位置とを合わせることができる。
次に、ユーザが、操作部4を介して記録材Pの設定を行う場合の制御について、図17を参照して説明する。
図17は、画像形成装置1の制御部100において行われる記録材の設定処理の手順を示すフローチャートである。
CPU171は、操作部4の操作部画面551上において、ユーザによって記録材(用紙)の設定が選択されたか否かを判断する(S21)。その結果、ユーザによって記録材の設定が選択されているとき(S21でYES)、操作部4の操作部画面551に記録材Pのサイズ設定画面(図18参照)を表示する。そして、このサイズ設定画面を介してユーザによって記録材Pのサイズ設定が行われたか否かを判断する(S22)。すなわち、ユーザが用紙サイズを設定し、かつ、“次へ”ボタンを押したことで、記録材Pのサイズ設定が行われたと判断する。その結果、記録材Pのサイズ設定が行われたならば(S22でYES)、CPU171は、設定された用紙サイズデータを不揮発性RAM175に格納する(S23)。
つぎに、CPU171は、操作部4の操作部画面551に記録材の用紙タイプ設定画面(図19参照)を表示し、この用紙タイプ設定画面に対してユーザによって、記録材Pの用紙タイプ(材質)の設定が行われたか否かを判断する(S24)。すなわち、ユーザが用紙タイプを設定し、かつ、“詳細”ボタンまたは“OK”ボタンを押したことで、記録材Pのタイプ設定が行われたと判断する。その結果、記録材Pの用紙タイプの設定が行われたならば(S24でYES)、CPU171は、設定された用紙タイプデータをRAM175に格納する(S25)。
つぎにCPU171は、用紙タイプ設定画面(図19参照)においてユーザによって“OK”ボタンが押されたか否かを判断する(S26)。その結果、“OK”ボタンが押されていれば(S26でYES)ステップS21へ戻る。一方、“OK”ボタンが押されていなければ(S26でNO)、用紙タイプ設定画面(図19参照)においてユーザによって“戻る”ボタンが押されたか否かを判断する(S27)。その結果、“戻る”ボタンが押されていれば(S27でYES)ステップS22へ戻る。一方、“戻る”ボタンが押されていなければ(S27でNO)、CPU171は、操作部4の操作部画面551に記録材の用紙表面加工種類設定画面(図20参照)を表示する。そして、用紙表面加工種類設定画面においてユーザによって、記録材Pの用紙表面加工種類の設定が行われたか否かを判断する(S28)。その結果、記録材Pの用紙表面加工種類の設定が行われていればステップS29へ進み、行われていなければステップS32へ進む。
ステップS32では、用紙表面加工種類設定画面においてユーザによって “戻る”ボタンが押されたか否かを判断し、“戻る”ボタンが押されていればステップS24に戻り、“戻る”ボタンが押されていなければステップS28へ戻る。
ステップS29では、ユーザによって記録材Pの用紙表面加工種類の設定が行われ、かつ、用紙表面加工種類設定画面における“OK”ボタンが押されることで、CPU171が、設定された用紙表面加工種類データをRAM175に格納する(S29)。
そして、CPU171は、RAM175に格納されている用紙タイプデータ及び用紙表面加工種類データと、現在装着されているレジ搬送ユニット部8の種類データとを比較する。そして、設定された記録材が、現在装着されているレジ搬送ユニット部8で搬送可能(斜行補正可能)であるか否かを判断する(S30)。この判断を行うために、予め用紙のタイプごとに規定された搬送可否判断データテーブルをROM174に格納しておき、これを利用してステップS30の判断を行う。上記の搬送可否判断データテーブルは、用紙タイプデータ、用紙表面加工種類データ、レジ搬送ユニット部の種類データによって構成され、用紙の表面加工種類に対する搬送可能(斜行補正可能)なレジ搬送ユニット部が示される。図21は、用紙タイプが普通紙である場合における搬送可否判断データテーブルの一例を示す図である。図中、○は搬送可能(斜行補正可能)、×は搬送不可(斜行補正不可)を示す。
ステップS30において、CPU171によって、現在装着されているレジ搬送ユニット部8が、設定された記録材を搬送可能(斜行補正可能)であると判断された場合、ステップS21へ戻る。一方、設定された記録材が搬送不可(斜行補正不可)であると判断された場合、ステップS31に進んで、操作部4の操作部画面551に警告画面(図22参照)を表示する。その後、ステップS21に戻る。
そして、警告表示にもかかわらず、レジ搬送ユニット部8が交換されずにスタートボタン554(図6)が押された場合、図17に図示はしないが、CPU171が、操作部4の操作部画面551に警告画面(図23参照)を表示するようにする。
なお、ステップS31において、操作部4の操作部画面551に警告画面を表示することに代わって、画像形成装置1における画像形成動作を禁止するようにしてもよい。
次に、ユーザがコピーを行うべく操作部4のスタートキー554(図6)を押下した場合に、画像形成装置1の制御部100が行なうプリント処理について、図24を参照して説明する。
図24は、画像形成装置1の制御部100において行われるプリント処理の手順を示すフローチャートである。
CPU171は、操作部4のスタートキー554がユーザによって押下されたか否かを判断する(S41)。その結果、ユーザによってスタートキー554が押下されていれば(S41でYES)、CPU171は、現在装着されているレジ搬送ユニット部8が、設定された記録材を搬送可能であるか否かを判断する(S42)。この判断は、図17のステップS30で行われる判断と同じように行う。
その結果、現在装着されているレジ搬送ユニット部8が、設定された記録材を搬送可能であるならば(S42でYES)ステップS43へ進み、搬送不可能であるならば(S42でNO)ステップS44へ進む。
ステップS43では、プリント動作を実行し、プリント動作終了後にステップS41へ戻る。
ステップS44では、操作部4の操作部画面551に警告画面(図23参照)を表示し、その後、ステップS41へ戻る。
なお、上記の実施の形態では、画像形成装置1に装着されるレジ搬送ユニット部8として、停止型レジ搬送ユニット部8aおよび駆動型レジ搬送ユニット部8bを例に挙げて説明しているが、これ以外のタイプのレジ搬送ユニット部が画像形成装置1に装着される場合であっても、本発明は適用され得る。
以上のようにして、本実施の形態では、複数種類のレジ搬送ユニット部(斜行補正ユニット)の各々を選択的に画像形成装置に装着することによって、記録材(用紙)の種類に応じて適切な斜行補正を行うことが可能となる。
〔他の実施の形態〕
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 図1に示すレジ搬送ユニット部とは別のタイプのレジ搬送ユニット部が装着された画像形成装置の構成を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置に含まれる制御部の構成を示すブロック図である。 図3に示す画像メモリ部の内部構成を示すブロック図である。 図3に示す外部I/F処理部の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す操作部の構成を示す外観図である。 レジ搬送ユニット部と画像形成装置との間の着脱機構の構成を示す図である。 画像形成装置に対するレジ搬送ユニット部の着脱機構の構成を示す斜視図である。 画像形成装置にレジ搬送ユニット部が装着されたときの着脱機構の構成を示す斜視図である。 停止型レジ搬送ユニット部の内部構成を示す図である。 停止型レジ搬送ユニット部において記録材が搬送され、斜行が補正される過程を示す図である。 駆動型レジ搬送ユニット部の内部構成を示す図である。 駆動型レジ搬送ユニット部において行われる記録材の斜行補正を示す図である。 画像形成装置に対してレジ搬送ユニット部が装着された場合に、画像形成装置の制御部において行われる初期処理の手順を示すフローチャートである。 操作部の操作部画面に表示される操作画面を示す図である。 給紙部に設定されるべき制御パターンデータの具体的な一例を示す図である。 画像形成装置の制御部において行われる記録材の設定処理の手順を示すフローチャートである。 操作部の操作部画面に表示される記録材のサイズ設定画面を示す図である。 操作部の操作部画面に表示される記録材の用紙タイプ設定画面を示す図である。 操作部の操作部画面に表示される記録材の用紙表面加工種類設定画面を示す図である。 用紙タイプが普通紙である場合における搬送可否判断データテーブルの一例を示す図である。 操作部の操作部画面に表示される警告画面を示す図である。 操作部の操作部画面に表示される警告画面を示す図である。 画像形成装置の制御部において行われるプリント処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
4 操作部
5 中間転写部
7 給紙部(格納手段、給紙手段)
8 レジ搬送ユニット部(斜行補正手段)
8a 停止型レジ搬送ユニット部(斜行補正手段)
8b 駆動型レジ搬送ユニット部(斜行補正手段)
10 画像形成部
29 レジストローラ(斜行補正ローラ)
29a,29b 斜行補正ローラ29a,29b
40 定着部
50 反転排紙搬送部
100 制御部(判別手段、制御手段)
110a,110b スライドレール

Claims (11)

  1. 用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置において、
    用紙を格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、
    前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段と、
    前記画像形成装置に挿着されている前記斜行補正手段の種類を判別する判別手段と、
    前記給紙手段および前記搬送手段のうち少なくとも1つに係る制御パラメータを、前記判別手段によって判別された種類に応じて変化させる制御手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記斜行補正手段は、
    1つの斜行補正ローラを備え、該斜行補正ローラに前記搬送手段によって搬送された用紙を突き当てて該用紙の斜行を補正する第1の斜行補正装置
    を含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記斜行補正手段は、
    搬送方向に垂直な方向に互いに離れて設けられた用紙搬送用の複数の斜行補正ローラと、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行量を検出する検出手段とを備え、該検出手段によって検出された斜行量に応じて前記複数の斜行補正ローラの相互の回転比を変えて前記用紙の斜行を補正する第2の斜行補正装置
    を含むことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記搬送手段の用紙搬送速度を、前記判別手段によって判別された種類に応じて変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記搬送手段が連続して搬送する各用紙の用紙間隔を、前記判別手段によって判別された種類に応じて変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、連続して給紙される各用紙の用紙間隔を、前記判別手段によって判別された種類に応じて変化させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置において、
    用紙を格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、
    前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段と、
    複数種類の用紙に対して前記斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルと、
    前記判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、前記斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、警告を通知する通知手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置において、
    用紙を格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、
    前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段と、
    複数種類の用紙に対して前記斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルと、
    前記判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、前記斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、前記画像形成装置における画像形成動作を禁止する禁止手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置であって、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段から用紙を給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって給紙された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段とを備えた画像形成装置に適用される斜行補正制御方法において、
    前記画像形成装置に挿着されている前記斜行補正手段の種類を判別する判別ステップと、
    前記給紙手段および前記搬送手段のうち少なくとも1つに係る制御パラメータを、前記判別ステップにおいて判別された種類に応じて変化させる制御ステップと
    を有することを特徴とする斜行補正制御方法。
  10. 用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置であって、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段とを備えた画像形成装置に適用される斜行補正制御方法において、
    複数種類の用紙に対して前記斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、前記斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて前記斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、警告を通知する通知ステップと
    を有することを特徴とする斜行補正制御方法。
  11. 用紙の向きが搬送方向に対して傾く現象である斜行を補正する機能を備えた画像形成装置であって、用紙を格納する格納手段と、前記格納手段に格納された用紙を搬送する搬送手段と、前記画像形成装置に対して着脱可能であり、前記搬送手段によって搬送された用紙の斜行を補正する斜行補正手段とを備えた画像形成装置に適用される斜行補正制御方法において、
    複数種類の用紙に対して前記斜行補正手段がそれぞれ斜行補正を行うことが可能であるか否かを示す判断データテーブルを参照して、前記搬送手段によって前記斜行補正手段に搬送された用紙に対して、前記斜行補正手段が斜行補正を行うことが可能であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて前記斜行補正を行うことが不可能であると判断されたとき、前記画像形成装置における画像形成動作を禁止する禁止ステップと
    を有することを特徴とする斜行補正制御方法。
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