JP2021047302A - 読取装置及び画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙位置を検知する検知精度を維持しつつ、スクラッチの発生を抑制する。【解決手段】用紙の位置又は用紙に形成された画像を読み取る読取部51と、読取部51と対向して配置される対向部52と、読取部51の読取面51a及び対向部52の対向面52aの間隙を変化させる間隙可変部53と、読取部51による読み取りの有無により、間隙可変部53を制御する制御部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、読取装置及び画像形成システムに関する。
用紙に対する画像位置や後処理精度を高めるためには、搬送経路上の用紙の位置或いは用紙に形成された画像を検出する際の検出精度を高めることが重要である。
光学的手段を用いた検出の場合、光を出射するセンサーと測定対象物である用紙との距離が離れることで、光の拡散により測定値にずれ(ばらつき)が生じる場合がある。そこで、光学的手段を用いた検出の場合、通紙する経路の上下方向の間隙を狭くすることで、センサーと用紙の距離を近づけ、測定値のずれを抑える技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−189577号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、間隙を狭くすることで検出精度を安定させることはできるものの、通紙する経路の上下方向の間隙を狭くしたことにより画像に傷(スクラッチ)が発生する懸念があった。
本発明の課題は、用紙の位置又は用紙に形成された画像を検知する際の検知精度を維持しつつ、スクラッチの発生を抑制することのできる読取装置及び画像形成システムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の読取装置は、
用紙の位置又は用紙に形成された画像を読み取る読取部と、
前記読取部と対向して配置される対向部と、
前記読取部の読取面と、前記対向部の前記読取面に対向する対向面との間隙を変化させる間隙可変部と、
前記読取部による読み取りの有無により、前記間隙可変部を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成システムは、上記読取装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、用紙位置を検知する検知精度を維持しつつ、スクラッチの発生を抑制することができる。
本実施の形態における画像形成システムの構成図である。 整合機構、ステアリング機構及び読取機構の位置関係を示す図である。 読取機構を示す模式図である。 画像形成システムの機能的構成を示すブロック図である。 用紙検出処理を示すフローチャートである。 (a)は、第1の間隙を示す図であり、(b)は、第2の間隙を示す図であり、(c)は、第3の間隙を示す図である。説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
<構成>
図1は、本発明の実施の形態における画像形成システム1の構成図である。画像形成システム1は、用紙に画像を形成する画像形成装置10と、画像形成装置10により画像が形成された用紙に断裁処理を施す後処理装置20と、を備えて構成されている。
画像形成装置10は、操作表示部18から入力された操作指示、又は、通信ネットワークを介してPC(Personal Computer)等から受信した画像形成指示に従って、用紙に画像を形成する。画像形成装置10は、画像形成後の用紙を後処理装置20に搬出する。
画像形成装置10は、給紙部15、画像読取部16、画像形成部17、操作表示部18等を備える。
給紙部15は、サイズ、種類(紙種)、坪量等が異なる用紙を収納可能な複数の給紙トレイT1〜T3を備え、指定された給紙トレイT1〜T3に収納されている用紙を画像形成部17に供給する。
画像読取部16は、原稿を読み取り、画像データを生成する。具体的には、画像読取部16は、光源から照射され、原稿で反射された反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等により読み取る。
画像形成部17は、用紙上に画像を形成する。画像形成部17は、感光体を帯電部で帯電させ、画像データに基づいて露光部により発せられたレーザービームにより感光体を露光走査して静電潜像を形成し、現像部により静電潜像をトナーで現像し、転写部によりトナー像を用紙に転写し、定着部により用紙にトナー像を定着させる。
操作表示部18は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、各種画面を表示する表示部と、表示部に積層されたタッチパネルや各種キーにより構成される操作部と、を備える。操作表示部18は、タッチ操作やキー操作により入力された操作信号をCPU(Central Processing Unit)11(図4参照)に出力する。
後処理装置20は、用紙に対して断裁処理等の後処理を施す装置である。後処理装置20は、画像形成装置10から搬入された用紙に対して必要に応じて断裁処理等の後処理を施し、作成された成果物を排紙トレイT11,T12又はカードトレイT13に排出する。
後処理装置20は、搬送路D1、断裁部26、センサー27、屑箱29、整合機構(斜行矯正部)30、ステアリング機構(斜行矯正部)40、読取機構50等を備える。
搬送路D1には、搬送路D1から分岐し、その下流において合流する長尺紙搬送路D2が設けられている。長尺紙搬送路D2は、長尺紙を搬送する際にバッファーとして用いられる。長尺紙とは、搬送方向の長さが基準値以上の用紙を指す。また、搬送方向の長さが基準値未満の用紙については、以下の説明において普通紙と呼ぶことがある。
断裁部26は、搬送される用紙を断裁する断裁処理を行う。断裁部26は、用紙の搬送路D1の複数の位置に、FD断裁部26a,26b、CD断裁部26cを備える。
FD断裁部26a,26bは、用紙を搬送方向(Feed Direction)に沿って断裁するスリッターである。FD断裁部26aは、用紙の搬送方向と直交する方向における端部(奥側・手前側)を断裁する天地スリッターである。FD断裁部26bは、用紙の搬送方向と直交する方向に隣接する成果物同士の間の余白を断裁するドブ断ちスリッターを備える。
CD断裁部26cは、用紙を搬送方向と直交する方向(Cross Direction)に沿って断裁するギロチンカッターを備える。
FD断裁部26a,26b、CD断裁部26cは、断裁モードに応じて使用の有無が決定される。断裁モードとは、断裁種類、用紙のサイズ、種類、坪量等よって決定される断裁制御方法のことをいう。
なお、断裁部26を構成するFD断裁部26a,26b、CD断裁部26cのそれぞれがモジュール化され、後処理装置20の本体に対して着脱可能とされていてもよい。この場合、各モジュールの配置順も入れ替え可能である。
センサー27は、屑箱29内の深さ方向における所定の位置で断裁屑を検知し、検知結果をCPU21(図4参照)に出力する。すなわち、センサー27は、屑箱29内に断裁屑がある程度の量まで積載されたことを検知する。
屑箱29は、断裁部26の下方に設置されており、断裁部26による断裁動作で発生し、断裁部26から落下する断裁屑を収納する。ユーザーは、後処理装置20の扉を開けて屑箱29を取り出し、屑箱29内の断裁屑を廃棄する。
図2は、整合機構30、ステアリング機構40及び読取機構50の位置関係を示す図である。図3は、読取機構50を示す模式図である。
整合機構30は、搬送の停止された状態の用紙(長尺紙)の曲がりを矯正するための機構であり、搬送路D2に所定間隔毎に配置された複数(例えば4つ)の整合部31〜34と、搬送路D1と搬送路D2の合流点の下流側に配置された整合部35とを備える。各整合部31〜35は用紙の幅方向の端部を押圧する整合板を有し、搬送の停止された状態の用紙(長尺紙)に対して、整合部31〜35の全部又はいくつかが同時に動作し、長尺紙の曲がりが矯正される。なお、長尺紙の搬送方向の長さに応じて、使用する整合部31〜35の数が決定される。
ステアリング機構40は、搬送中の用紙(普通紙)の曲がりを矯正するための機構であり、搬送路D1において読取機構50の下流側に配される。
ステアリング機構40は、例えば、用紙を挟持する一対の曲がり補正ローラーを備える。一対の曲がり補正ローラーは、用紙の搬送方向と直交する方向に沿って2つ備えられ、各々が個別に回転駆動可能に構成され、2つの一対の曲がり補正ローラーの回転速度の違いによって用紙を回転させるものである。なお、搬送中の用紙の曲がりを矯正するものであれば、これ以外にも公知の如何なる構成であっても良い。
読取機構50は、搬送路D1において整合部35とステアリング機構40の間に配置される。図3に示すように、読取機構50は、例えば、読取部51と、対向部52と、間隙可変部53と、を備えている。
読取部51は、例えば、用紙の幅方向の手前側及び奥側に1つずつ設けられたCIS(Contact Image Sensor)等の光電変換素子アレイから構成され、用紙の位置または用紙に形成された画像を読み取るセンサーである。
対向部52は、読取部51に対向して設けられ、読取部51の読取面51aと対向する対向面52a(読取部51からの光が照射される面)が、黒色となっている。対向面52aを黒色とすることにより、用紙以外の部分からの反射光を抑えることができ、反射光量の明暗差を大きくできるので用紙端部の位置を精度よく検出することが可能となる。
なお、対向部52の対向面52aに開口部を形成した構成としても良い。この場合、開口部(空間)を有することで読取部51からの光が反射しないため、用紙以外の部分からの反射光を抑えることができ、反射光量の明暗差を大きくできるので用紙端部の位置を精度よく検出することが可能となる。
また、対向部52は、長尺な一つの部材として構成してもよいし、複数の分割した部材で構成されても良い。対向部52は、少なくとも、搬送される用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部に対して重なるように配置される。この際、搬送される用紙の幅方向の長さから搬送路上のおおよその端部位置を特定し、少なくとも当該位置を含む所定の長さの領域に対向部52が配置されるように、対向部52を幅方向に移動させて位置調整することも可能である。
間隙可変部53は、対向部52を動かして、読取部51の読取面51aと対向部52の対向面52aとの間隙の幅を変化させるためのものである。
間隙可変部53は、例えば、駆動部(図示省略)により駆動する偏心カム53aと、偏心カム53aの動きに伴って動作するレバー53bと、対向部52を支持し、レバー53bの動きに伴って動作する支持部材53cと、を備えて構成される。
このため、偏心カム53aが回転することで、レバー53bが動作して支持部材53cに上方向又は下方向の力が付与され、対向部52が上方向又は下方向に動くこととなる。
なお、上記した間隙可変部53の構成は一例であり、対向部52を上下方向に動かすことができるものであれば、これ以外の如何なる構成も適用可能である。
かかる間隙可変部53により、対向部52は、例えば、「第1の間隙」、「第2の間隙」、「第3の間隙」の3パターンの間隙のうちいずれかを形成する位置となるよう制御される。
「第1の間隙」は、読取部51の読取面51aと対向部52の対向面52aとの間隙の幅が、読取機構50の搬送方向上下流のガイド板の上下方向の幅以上となる間隙である。つまり、「第1の間隙」では、用紙搬送方向において対向部52に隣接して配される用紙ガイド(例えば、上流側の用紙ガイド)のガイド面に対して、対向部52の対向面52aが面一又は凹となる。
「第2の間隙」は、第1の間隙より狭く、読取部51の読取面51aと対向部52の対向面52aとの間隙の幅が、読取機構50の搬送方向上下流のガイド板の上下方向の幅未満となる間隙である。つまり、「第2の間隙」では、用紙搬送方向において対向部52に隣接して配される用紙ガイド(例えば、上流側の用紙ガイド)のガイド面に対して、対向部52の対向面52aが凸となる。また、「第2の間隙」は、間隙の幅から用紙の紙厚を除いた余剰幅が、紙厚に関わらず予め決められた設定値となるように、用紙条件(用紙の種類、坪量、紙厚など)に応じて調整される。
「第3の間隙」は、用紙の紙厚と略同一であり、読取部51の読取面51aと対向部52の対向面52aに用紙が接触した状態となる間隙である。
図4は、画像形成システム1の機能的構成を示すブロック図である。
画像形成装置10は、制御部及び用紙制御部としてのCPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Unit)13、記憶部14、給紙部15、画像読取部16、画像形成部17、操作表示部18、通信I/F(InterFace)19等を備える。既に説明した機能部については、説明を省略する。
CPU11は、ROM12に格納されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、展開したプログラムとの協働によって画像形成装置10の各部の動作を制御する。
ROM12は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、システムプログラム及びシステムプログラム上で実行可能な各種処理プログラムや、各種データ等を記憶する。
RAM13は、揮発性の半導体メモリー等により構成され、CPU11により実行される各種処理において、ROM12から読み出されたプログラム、入力若しくは出力データ、及び、パラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種データを記憶する。
通信I/F19は、NIC(Network Interface Card)やモデム等で構成され、後処理装置20やPCとの間でデータの送受信を行う。
後処理装置20は、CPU21、ROM22、RAM23、記憶部24、用紙搬送部25、断裁部26、センサー27、通信I/F28、整合機構30、ステアリング機構40、読取機構50等を備える。なお、読取機構50及びCPU21により、読取装置が構成される。
CPU21、ROM22及びRAM23は、CPU21の制御対象が後処理装置20であることを除き、CPU11、ROM12及びRAM13と同様である。
記憶部24は、HDDや不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種データを記憶する。
用紙搬送部25は、画像形成装置10から搬入された用紙を、排紙トレイT11,T12又はカードトレイT13に排出するまで搬送する。
通信I/F28は、NICやモデム等で構成され、画像形成装置10との間でデータの送受信を行う。
<動作>
次に、本実施の形態における動作について説明する。
図5は、後処理装置20により実行される用紙検出処理を示すフローチャートである。この処理は、CPU21とROM22に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
画像形成システム1においては、画像形成装置10の操作表示部18から入力された操作指示又は、通信ネットワークを介してPC等から受信した画像形成指示に、各種設定情報が含まれる。各種設定情報には、用紙に関する情報(サイズ、種類、坪量、厚み等)、後処理の有無、後処理を行う場合にはその後処理に関する情報(後処理の種類、後処理の位置等)が含まれる。画像形成装置10のCPU11は、各種設定情報を通信I/F19を介して後処理装置20に送信する。
なお、後処理装置20のCPU21は、通信I/F28を介して画像形成装置10から各種設定情報を受信し、後処理を行わない場合には、用紙検出処理を行う必要がないため、用紙(普通紙及び長尺紙のいずれであっても)を搬送路D1によりストレート搬送する。このとき、CPU21は、読取機構50の読取部51と対向部52の間隙を、図6(a)に示す「第1の間隙(L1)」として、用紙を搬送する。
そして、CPU21は、通信I/F28を介して画像形成装置10から各種設定情報を受信し、後処理を行う場合、読取機構50の読取部51と対向部52の間隙を、図6(a)に示す「第1の間隙(L1)」とする(ステップS1)。
次いで、CPU21は、用紙の搬送方向の長さが基準値(例えば、487mm)未満であるか否かを判断する(ステップS2)。
そして、用紙の搬送方向の長さが基準値未満である場合、すなわち普通紙の場合(ステップS2:YES)、CPU21は、読取機構50の間隙を、図6(b)に示す「第2の間隙(L2)」として待機する(ステップS3)。用紙は、第2の間隙を通って搬送されていくこととなる。
次いで、CPU21は、搬送されている用紙の搬送方向先端部においてステアリング機構40により曲がり矯正を行い(ステップS4)、その用紙の搬送方向後端部において読取部51にて読み取りを行う(ステップS5)。
次いで、CPU21は、読取機構50の間隙を、図6(a)に示す「第1の間隙(L1)」に戻して(ステップS6)、後処理に移行する(END)。
一方、用紙の搬送方向の長さが基準値以上である場合、すなわち長尺紙の場合(ステップS2:NO)、CPU21は、用紙の搬送を停止し(ステップS7)、整合機構30により、用紙幅の理論幅に基づいて整合動作を行う(ステップS8)。
次いで、CPU21は、読取機構50の隙間を、図6(c)に示す「第3の間隙(L3)」とし(ステップS9)、読取部51にて読み取りを行う(ステップS10)。
次いで、CPU21は、読取機構50の隙間を、図6(a)に示す「第1の隙間(L1)」に戻し(ステップS11)、整合機構30により、実測した用紙幅に基づいて整合動作を行い(ステップS12)、搬送を再開し(ステップS13)、その後、後処理に移行する(END)。
このように、本実施の形態の用紙検出処理では、搬送される用紙の搬送方向の長さによって、異なる曲がり補正を実施する。
すなわち、ステップS2(YES)〜ステップS6では、用紙(普通紙)は搬送が停止されることなく曲がりが矯正され、読取が行われる。なお、読み取りした読取結果(すなわち、CISで得られた用紙端部位置情報)に応じて、後処理部の調整(例えば、断裁部26のスリッターの位置の調整など)が行われるので、精度よく後処理を行うことが可能となる。この場合には、搬送が停止しないため生産性を落とすこともない。
また、ステップS2(NO)〜ステップS13では、用紙(長尺紙)は搬送が停止されて、理論値に基づいて曲がりが矯正され、読取が行われる。そして、その読取結果(すなわち、CISで得られた用紙端部位置情報)に基づいて、再度曲がりが矯正される。このため、用紙の正確な位置合わせができるので、精度よく後処理を行うことが可能となる。
また、ステップS2(YES)〜ステップS6では、読取に際して、読取部51の読取面51aと対向部52の対向面52aとの間隙は「第2の間隙」となる。「第2の間隙」の場合、間隙の幅から用紙の紙厚を除いた余剰幅は同一(設定値)とされる。余剰幅が同一であることで、測定ばらつきを抑えつつ、スクラッチの発生も抑えることができる。さらに、読取終了後は直ちに「第1の間隙」となることで、間隙を狭くしている時間が短くなり、品質に影響するレベルのスクラッチ発生を抑制することができる。
また、ステップS2(NO)〜ステップS15では、読取に際して、読取部51の読取面51aと対向部52の対向面52aとの間隙は「第3の間隙」となる。このため、用紙と読取面51aの距離が近く、光の拡散により測定値にずれが生じるのを防止でき、より高精度な測定が可能となる。また、読取完了後は「第1の間隙」にして搬送が再開されることで、スクラッチ発生を抑制することができる。
また、後処理を行わない場合には、読取機構50の読取部51と対向部52の間隙を「第1の間隙」として用紙を搬送するため、スクラッチ発生を抑制することができる。
<効果>
以上のように、本実施の形態によれば、用紙の位置又は用紙に形成された画像を読み取る読取部51と、読取部51と対向して配置される対向部52と、読取部51の読取面51a及び対向部52の対向面52aの間隙を変化させる間隙可変部53と、読取部51による読み取りの有無により、間隙可変部53を制御するCPU21と、を備える。
このため、読取部51の読取面51aと、対向部52の対向面52aとの間隙を制御できるので、読取時には間隙を狭めて検知精度を高めつつ、読取時以外では間隙を広げてスクラッチの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、読取部51による読み取りを行わない場合は、CPU21は、間隙可変部53を制御して、用紙搬送方向において対向部52に隣接して配される用紙ガイドのガイド面に対して、対向部52の対向面52aが面一又は凹となる第1の間隙とする。
このため、読み取りを行わない場合には、読取部51の読取面51aと、対向部52の対向面52aとの間隙を広くできるので、搬送に伴うスクラッチが発生するのを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、読取部51による読み取りを行い、且つ、読み取り時に用紙が搬送されている場合、CPU21は、間隙可変部53を制御して、用紙搬送方向において対向部52に隣接して配される用紙ガイドのガイド面に対して、対向部52の対向面52aが凸となる第2の隙間とする。
このため、用紙の搬送中に読み取りを行う場合には、読取部51の読取面51aと、対向部52の対向面52aとの間隙を狭くできるので、読取時の検知精度を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、CPU21は、間隙可変部53を制御して、読取部51の読取面51aから測定対象の用紙の測定面までの距離が設定値になるように、第2の隙間を用紙条件に応じて調整する。
このため、用紙条件(紙種、厚み、坪量など)に関わらず、読取部51の読取面51aから測定対象の用紙の測定面まで一定距離が確保されるため、読み取り時のスクラッチの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、CPU21は、間隙可変部53を制御して、読取部51による読み取り時に用紙の搬送を停止させている場合は、読取部51の読取面51aと対向部52の対向面52aに用紙が接触した状態となる第3の間隙とする。
このため、用紙の停止中に読み取りを行う場合には、読取部51の読取面51aと、対向部52の対向面52aに用紙を密着させることで間隙を極力狭くできるので、検知精度を高めることができる。すなわち、搬送に伴うスクラッチ発生の懸念がないため、間隙を最も狭めることで、測定値のばらつきを最小限に抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、CPU21は、間隙可変部53を制御して、読取部51による読み取りが完了した後、第1の間隙とする。
このため、読取部51による読み取りが完了した後には、読取部51の読取面51aと、対向部52の対向面52aとの間隙を広くできるので、搬送に伴うスクラッチの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、対向部52は、搬送される用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部に対して重なるように配置される。
このため、CISのどの位置に用紙端部がくるかわからないところ、対向部52が用紙幅方向の端部に対して重なることで検知精度を上げることができる。
また、本実施の形態によれば、対向部52の対向面52aは黒色である。
このため、反射光量の明暗差で用紙の端部位置を検出するにあたって、用紙以外の部分の反射光量を抑えることができ、高精度な検出が可能となる。
また、本実施の形態によれば、対向部52の対向面52aは開口部を備える。
このため、反射光量の明暗差で用紙の端部位置を検出するにあたって、入射光が反射しないため、用紙以外の部分の反射光量を抑えることができ、高精度な検出が可能となる。
また、本実施の形態によれば、搬送される用紙の斜行を矯正する複数の異なる斜行矯正部(整合機構30、ステアリング機構40)を備え、CPU21は、用紙の搬送方向の長さに応じて使用する斜行矯正部を選択し、使用する斜行矯正部に応じて、用紙を搬送した状態で読取部51による読み取りを行うか、用紙を停止した状態で読取部51による読み取りを行うかを切り替える。
このため、用紙に応じ、適した制御が可能となる。
<その他>
以上、本発明を適用した好ましい実施形態について説明したが、上記実施形態における記述内容は、本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、読取機構50は、読取部51が搬送経路の上部、対向部52が搬送経路の下部にある構成を例示して説明したが、読取部51が搬送経路の下部で、対向部52が搬送経路の上部にある構成であっても良い。
また、画像形成システム1において読取機構50の設置位置は、上記実施の形態に限定されない。例えば、画像形成装置10において画像形成部17に至る前の搬送経路上などであっても良い。この場合、斜行矯正部としてレジストローラーが用いられ、CPU11の制御のもと、用紙を停止させた状態で読み取ることができる。
また、上記実施の形態では、用紙の厚さは設定情報に含まれるもの(つまり、ユーザーが手動入力)としたが、用紙の厚さの検知方法に限定はなく、所定位置に設けたセンサーにより自動読み取りすることとしても良い。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
11 CPU
20 後処理装置
21 CPU(制御部、用紙制御部)
30 整合機構(斜行矯正部)
31〜35 整合部
40 ステアリング機構(斜行矯正部)
50 読取機構
51 読取部
51a 読取面
52 対向部
52a 対向面
53 間隙可変部
53a 偏心カム
53b レバー
53c 支持部材
D1 搬送路
D2 長尺紙搬送路

Claims (12)

  1. 用紙の位置又は用紙に形成された画像を読み取る読取部と、
    前記読取部と対向して配置される対向部と、
    前記読取部の読取面と、前記対向部の前記読取面に対向する対向面との間隙を変化させる間隙可変部と、
    前記読取部による読み取りの有無により、前記間隙可変部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする読取装置。
  2. 前記読取部による読み取りを行わない場合、前記制御部は、前記間隙可変部を制御して、用紙搬送方向において前記対向部に隣接して配される用紙ガイドのガイド面に対して、前記対向部の前記対向面が面一又は凹となる第1の間隙とすることを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記読取部による読み取りを行い、且つ、読み取り時に用紙が搬送される場合、前記制御部は、前記間隙可変部を制御して、用紙搬送方向において前記対向部に隣接して配される用紙ガイドのガイド面に対して、前記対向部の前記対向面が凸となる第2の隙間とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の読取装置。
  4. 前記制御部は、前記間隙可変部を制御して、前記読取部の前記読取面から測定対象の用紙の測定面までの距離が設定値となるように、用紙条件に応じて前記第2の隙間を調節することを特徴とする請求項3に記載の読取装置。
  5. 前記読取部による読み取りを行い、且つ、読み取り時に用紙の搬送が停止される場合、前記制御部は、前記間隙可変部を制御して、前記読取部の前記読取面と前記対向部の前記対向面に用紙が接触した状態となる第3の間隙とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の読取装置。
  6. 前記読取部による読み取りが完了した後、前記制御部は、前記間隙可変部を制御して、用紙搬送方向において前記対向部に隣接して配される用紙ガイドのガイド面に対して、前記対向部の前記対向面が面一又は凹となる第1の間隙とすることを特徴とする請求項3から5のいずれか一項に記載の読取装置。
  7. 前記対向部は、搬送される用紙の搬送方向に直交する幅方向の端部に対して重なるように配置されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の読取装置。
  8. 前記対向部の前記対向面は、黒色であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の読取装置。
  9. 前記対向部の前記対向面は、開口部を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の読取装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の読取装置を備えることを特徴とする画像形成システム。
  11. 搬送される用紙の斜行を矯正する複数の異なる斜行矯正部と、
    使用する斜行矯正部に応じて、用紙を搬送した状態で前記読取部による読み取りを行うか、用紙を停止した状態で前記読取部による読み取りを行うかを切り替える用紙制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の画像形成システム。
  12. 前記用紙制御部は、用紙の搬送方向の長さに応じて使用する斜行矯正部を選択することを特徴とする請求項11に記載の画像形成システム。
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