JP2003211753A - 給紙方法および給紙制御装置 - Google Patents

給紙方法および給紙制御装置

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JP2003211753A
JP2003211753A JP2002014571A JP2002014571A JP2003211753A JP 2003211753 A JP2003211753 A JP 2003211753A JP 2002014571 A JP2002014571 A JP 2002014571A JP 2002014571 A JP2002014571 A JP 2002014571A JP 2003211753 A JP2003211753 A JP 2003211753A
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Naoki Honma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロール紙を利用する際に、ジャムの発生や印刷
の中断が生じた場合であっても、無駄となる用紙の量を
減少させることのできる給紙方法および給紙制御装置を
提供する。 【解決手段】搬送されている用紙の先端位置を予め推定
しておき、下段の給紙装置3から給紙を行っている際
に、ジャムの発生や印刷中断の発生があると、推定して
いる用紙先端の位置を取得し、用紙先端の位置が上段の
給紙装置2のカッタを通過している場合には、上段の給
紙装置2のカッタで用紙の切断を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給紙方法および
給紙制御装置に関し、特に、ロール紙を用いて給紙を行
う給紙方法および給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタやプロッタ等の画像形成装置で
利用する用紙には、予め所定の大きさに切断されている
カット紙と、形成する画像の大きさに合わせて都度切断
を行うロール紙がある。
【0003】ロール紙を用いた場合、その切断は、用紙
の搬送過程で行うことが必要となるため、給紙装置に
は、切断を行うためのカッタが備えられている。
【0004】また、給紙装置の中には、複数の給紙装置
を積み重ねて利用することが可能なものもあるが、この
ような給紙装置であっても、通常は、各給紙装置毎にカ
ッタが備えられている。そして、用紙が給紙された際に
は、給紙元となる給紙装置のカッタにより用紙の切断が
行われる。
【0005】また、ロール紙を用いた場合には、画像形
成装置でジャム(紙詰まり)が発生した際や、印刷の中
断が指示された際にも、用紙の切断は必要となる。この
ため、ジャムが発生した場合や印刷が中断された場合に
は、用紙が無駄となることがある。例えば、積み重ねら
れた給紙装置の下段から用紙を給紙した際に、画像形成
装置内でジャムが発生したとすると、ジャムが発生した
位置から下段の給紙装置のカッタまでの長さの用紙が、
その大部分は利用可能であるにも関わらず破棄されるこ
ととなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ロール
紙を利用した画像形成装置では、ジャムが発生したり、
印刷が中断されたりしたした場合に、用紙が無駄となる
ことが多かった。
【0007】そこで、この発明は、ロール紙を利用する
際に、ジャムの発生や印刷の中断が生じた場合であって
も、無駄となる用紙の量を減少させることのできる給紙
方法および給紙制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、請求項1の発明は、ロール紙を給紙する給紙装置
を複数積み重ね、該積み重ねた給紙装置のいずれかから
給紙を行う給紙方法において、給紙した用紙の搬送時に
紙詰まり若しくは印刷中断が発生した場合に、該用紙の
先端位置を取得し、該取得した先端位置よりも給紙元に
近い切断部のうち、最も給紙元から遠い切断部で前記用
紙の切断を行うことを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記切断部は、前記給紙装置のそれぞれに配
設されていることを特徴とする。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、前記先端位置は、前記用紙を搬送する搬送路
に設けられたセンサにより検知されることを特徴とす
る。
【0011】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、前記先端位置は、前記用紙の搬送速度と搬送
時間に基づいて推定されることを特徴とする。
【0012】また、請求項5の発明は、ロール紙を給紙
し、該ロール紙を切断する切断手段を具備する給紙装置
を複数積み重ね、該積み重ねた給紙装置のいずれかから
給紙を行わせる給紙制御装置において、搬送している用
紙の先端位置を取得する先端位置取得手段と、前記用紙
の搬送時に紙詰まり若しくは印刷中断が発生した場合
に、前記先端位置取得手段が取得した先端位置に基づい
て、前記用紙を切断する切断手段を選択する切断位置決
定手段とを具備することを特徴とする。
【0013】また、請求項6の発明は、請求項5の発明
において、前記切断位置決定手段は、前記先端位置取得
手段が取得した先端位置よりも給紙元に近い切断手段の
うち、最も給紙元から遠い切断手段を選択することを特
徴とする。
【0014】また、請求項7の発明は、請求項5の発明
において、前記先端位置取得手段は、前記用紙を搬送す
る搬送路に設けられたセンサの出力に基づいて前記用紙
の先端位置を取得することを特徴とする。
【0015】また、請求項8の発明は、請求項5の発明
において、前記先端位置取得手段は、前記用紙の搬送速
度と搬送時間に基づいて、前記用紙の先端位置を推定す
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る給紙方法お
よび給紙制御装置の一実施の形態について、添付図面を
参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、画像形成装置および給紙装置の断
面の概略を示した図である。同図に示すように、画像形
成装置1と給紙装置2、給紙装置3は、積み重ねられて
配置され、用紙を搬送する搬送路10が接続される。
【0018】この構成においては、給紙部11−1、給
紙部11−2、給紙部11−3、給紙部11−4、給紙
部11−5のいずれかから用紙が給紙されることとな
る。給紙部11−1、給紙部11−2、給紙部11−
3、給紙部11−4は、それぞれロール紙を自動給紙
し、給紙部11−5は、カット紙を手動(手差し)給紙
する。
【0019】給紙部11−1、給紙部11−2、給紙部
11−3、給紙部11−4、給紙部11−5のいずれか
から給紙された用紙には、ドラム12でトナーによる画
像が転写され、フューザ13でトナーによる画像が用紙
上に定着される。なお、実際の画像形成処理は、他の図
示しない部位による処理も必要であるが、ここでの説明
は省略する。
【0020】搬送路10には、用紙を搬送するための搬
送ローラ14(14−1乃至14−14)と用紙を検出
するセンサ15(15−1乃至15−18)がそれぞれ
複数設けられており、この他にロール紙である用紙を切
断するカッタ16−1、カッタ16−2が設けられてい
る。
【0021】また、搬送路10には、給紙する用紙を搬
送ローラ14−9とカッタ16−1の距離よりも長く切
断する場合に、カットループ(用紙のたるみ)を生成す
るための開閉バッフル17が設けられている。
【0022】この構成においては、給紙部11−1から
給紙を行う場合には、まず、搬送ローラ14−7により
用紙が搬送され、以後、順に搬送ローラ14−8、搬送
ローラ14−9により用紙が搬送される。この搬送によ
り、当該用紙の先端がセンサ15−11に検知される
と、搬送ローラ14−9を停止させ開閉バッフル17を
開き、用紙にカットループを生成し、一定の長さのカッ
トループが生成されると再び搬送ローラ14−9を駆動
する。その後、カッタ16−2での用紙の位置が所望の
長さとなると、搬送ローラ14−8および搬送ローラ1
4−7を停止させて、カッタ16−2が用紙を切断す
る。このとき、先に生成したカットループのため、搬送
ローラ14−9を停止させる必要はない。用紙の先端が
センサ15−11に検知された際にカットループを生成
するのは、ドラム12で用紙上への画像の転写が開始さ
れた後には、用紙搬送の速度変更や停止を行うことがで
きないためである。
【0023】同様に、給紙部11−2から給紙を行う場
合には、順に搬送ローラ14−5、搬送ローラ14−
6、搬送ローラ14−8、搬送ローラ14−9により用
紙が搬送される。用紙の切断は、給紙部11−1からの
給紙の場合と同様に、カッタ16−2により行われる。
【0024】また、給紙部11−3から給紙を行う場合
には、順に搬送ローラ14−3、搬送ローラ14−4、
搬送ローラ14−6、搬送ローラ14−8、搬送ローラ
14−9により用紙が搬送される。そして、用紙の先端
がカッタ16−1を越え、その先端とカッタ16−1の
間の長さが所望の用紙の長さに達した場合には、用紙の
搬送を一時停止し、カッタ16−1で用紙を切断する。
また、用紙が所望の長さに達しないうちに当該用紙の先
端がセンサ15−11に検知された場合は、同様にカッ
トループを生成する。
【0025】給紙部11−4から給紙を行う場合も同様
に、順に搬送ローラ14−1、搬送ローラ14−2、搬
送ローラ14−4、搬送ローラ14−6、搬送ローラ1
4−8、搬送ローラ14−9により用紙が搬送され、カ
ッタ16−1で用紙が切断される。
【0026】このように、用紙を搬送する際には、用紙
の切断や画像の転写を行うために、搬送路10内におけ
る用紙の位置を把握し、適切な搬送制御を行う必要があ
る。そこで、画像形成装置1の用紙搬送制御について説
明する。
【0027】図2は、画像形成装置1の制御部の構成を
示した図である。ただし、図2においては、用紙の搬送
制御に関わる部分のみを示している。
【0028】同図に示すように、制御部50は、プリン
ト指示受付部51と用紙搬送制御部52、用紙位置推定
制御部53、ローラ制御部54、センサ検出部55、タ
イマ制御部56を具備して構成される。この制御部50
を構成する各部は、ハードウェアとして構成されてもよ
く、ソフトウェアとして構成されてもよい。
【0029】また、同図中に示すモータ61は、図1に
示した搬送ローラ14(14−1乃至14−14)を駆
動する複数のモータを1つのブロックとして示したもの
で、センサ62は、図1に示したセンサ15(15−1
乃至15−18)のそれぞれを1つのブロックとして示
したものである。タイマ63は、所定の時間を計時する
もので、ハードウェア若しくはソフトウェアにより構成
される。
【0030】プリント指示受付部51は、図示しない上
位装置からのプリント指示を受け付け、プリント指示を
受け付けると用紙搬送制御部52にプリント動作の開始
を依頼する。用紙搬送制御部52は、用紙位置推定制御
部53に対して各種の通知を依頼し、これに対応して通
知される搬送中の用紙の有無や位置等に基づいてローラ
制御部54に搬送ローラ14の回転要求を発する。
【0031】用紙位置推定制御部53は、ローラ制御部
54から通知される搬送ローラ14の回転速度(の変
化)やセンサ検出部55から通知されるセンサ15の用
紙の検知状態(センサのon/off)、タイマ制御部
56に依頼した一定時間の計時結果等に基づいて、搬送
中の用紙位置を推定し、用紙搬送制御部52に通知す
る。
【0032】ローラ制御部54は、用紙搬送制御部52
からの搬送ローラ14の回転要求に基づいて、モータ6
1、つまり、搬送ローラ14を駆動するそれぞれのモー
タの駆動制御を行う。モータの駆動は、画像を形成する
速度、つまり、用紙がドラム12やフューザ13を通過
する際の速度と同等の速度(以下、低速と称する)で用
紙搬送を行う場合と、画像を形成する速度よりも速い速
度(以下、高速と称する)で用紙搬送を行う場合があ
る。
【0033】また、搬送ローラ14−2と14−4、搬
送ローラ14−6と14−8、搬送ローラ14−12と
14−13とドラム12、搬送ローラ14−14とフュ
ーザ13は、それぞれ同一のモータにより駆動されるも
のとする。
【0034】センサ検出部55は、センサ62、つま
り、センサ15のそれぞれの用紙検出状態(センサ出力
のon/off)を取得して、用紙位置推定制御部53
に通知する。
【0035】タイマ制御部56は、用紙位置推定制御部
53からの依頼に基づいて、タイマ63を起動し、タイ
マ63が所定時間を計時すると、その結果を受けて用紙
位置推定制御部53へ所定時間の計時を通知する。
【0036】さて、画像形成装置1では、ジャムの発生
や印刷中止の指示があった際に、搬送中の用紙の先端位
置に基づいて処理を行う。そこで、最初に用紙位置推定
制御部53による用紙位置の推定処理について説明す
る。
【0037】搬送路10内を搬送される用紙は、必ずし
も一定の大きさではない。そのため、用紙位置の推定
は、用紙の先端位置と後端位置とを推定することで行
う。
【0038】まず、用紙の先端位置の推定処理について
説明する。図3は、用紙先端位置の推定処理の流れを示
すフローチャートであり、図4は、用紙先端位置の推定
結果例を示した図である。
【0039】用紙先端位置の推定処理は、給紙の開始と
ともに開始され、まず、給紙元に基づいて用紙先端を搬
送する搬送ローラを設定する(ステップ101)。例え
ば、給紙元が給紙部11−1である場合には、用紙先端
の搬送ローラとして搬送ローラ14−8を設定する。こ
のとき、用紙の先端位置は、不明としておく。
【0040】続いて、用紙の先端が最初のセンサを通
過、つまり、センサ15−10に検知されるのを待ち
(ステップ102でNO)、センサ15−10が用紙先
端を検知、つまり、センサ15−10がoffからon
に状態変化した旨をセンサ検出部55から通知されると
(ステップ102でYES)、搬送路10内でのセンサ
15−10の位置、-333mmを用紙先端位置として設定す
る(ステップ103)。なお、-333mmと表示される位置
は、ドラム12の位置を基準として給紙側(上流)をマ
イナス値で表し、排出側(下流)をプラス値で表したも
のである。
【0041】そして、設定した用紙先端位置が用紙先端
の排出を意味するものでなければ(ステップ104でN
O)、タイマ制御部56に所定時間の計時を依頼し、タ
イマ制御部56がタイマ63を起動する(ステップ10
5)。
【0042】その後、用紙先端が次のセンサであるセン
サ15−11を通過する前に(ステップ106でNO、
ステップ107でNO)、タイマ63が所定時間である
100msを計時すると(ステップ106でYES)、タイ
マ制御部56が所定時間の計時を用紙位置推定制御部5
3に通知し、用紙位置推定制御部53が用紙先端位置を
算出する(ステップ108)。用紙先端位置推定制御部
53は、ローラ制御部54から搬送ローラ14−8の搬
送速度100mm/sを取得する。用紙先端位置は、設定して
いる搬送ローラ14−8の搬送速度が100mm/s、計時時
間が100ms、設定されている用紙先端位置が-333mmであ
ることから、-333[mm]+100[mm/s]×100[ms]=-323[mm]
と算出される。
【0043】このとき、算出した用紙先端位置が次の搬
送ローラである搬送ローラ14−9の位置(-214mm)を
通過した位置でなければ(ステップ109でNO)、再
び、タイマ制御部56に所定時間の計時を依頼し、タイ
マ制御部56がタイマ63を起動する(ステップ10
5)。
【0044】このような処理を繰り返し、用紙先端位置
を算出した際に(ステップ108)、算出した用紙先端
位置が-213mm、つまり、用紙搬送ローラ14−9を通過
した位置であった場合には(ステップ109でYE
S)、用紙先端の搬送ローラとして搬送ローラ14−9
を設定する(ステップ110)。
【0045】そして、再び同様の処理を繰り返し、用紙
先端が次のセンサであるセンサ15−11に検知、つま
り、センサ15−11がoffからonに状態変化した
旨をセンサ検出部55から通知されると(ステップ10
7でYES)、センサ15−11の位置、-201mmを用紙
先端位置として設定する(ステップ103)。
【0046】このような処理を繰り返し、用紙先端が最
後のセンサであるセンサ15−18に検知される、つま
り、センサ15−18がoffからonに状態変化した
旨をセンサ検出部55から通知されると(ステップ10
7でYES)、用紙先端位置を排出に設定するととも
に、用紙先端搬送ローラを不明に設定し(ステップ10
3)、用紙先端が排出されたものとして(ステップ10
4でYES)、用紙先端位置推定処理を終了する。
【0047】次に、ジャムが発生した場合の処理につい
て説明する。図5は、ジャムが発生した際の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【0048】画像形成中にジャムが発生すると、用紙搬
送制御部52は、まず、全ての搬送ローラ14(14−
1〜14−14)を停止し(ステップ201)、用紙の
給紙元が上段の給紙装置2か下段の給紙装置3であるか
を確認する(ステップ202)。
【0049】ここで、給紙元が上段の給紙装置2であっ
た場合には(ステップ203でNO)、用紙搬送制御部
52は、給紙装置2のカッタ16−2に用紙を切断させ
る(ステップ204)。
【0050】一方、給紙元が下段の給紙装置3であった
場合には(ステップ203でYES)、用紙搬送制御部
52は、用紙位置推定制御部53から、ジャムが発生し
た用紙の先端がどの位置にあるかを確認する(ステップ
205)。確認の結果、用紙の先端がカッタ16−2よ
りも下流(ドラム12側)であった場合には(ステップ
206でYES)、用紙搬送制御部52は、給紙装置2
のカッタ16−2に用紙を切断させる(ステップ20
4)。
【0051】また、用紙の先端位置の確認の結果、用紙
の先端がカッタ16−2よりも上流であった場合には
(ステップ206でNO)、用紙搬送制御部52は、給
紙装置3のカッタ16−1に用紙を切断させる(ステッ
プ207)。
【0052】そして、用紙を切断した後は、給紙元側の
用紙を給紙部11(11−1〜11−4のいずれか)へ
巻き戻すように、ローラ制御部54に指示を出す。
【0053】なお、ここでは、確認した用紙の先端位置
がカッタ16−2の上流か下流かを判断しているが、セ
ンサ15−10を通過したか否かので判断を行うことも
できる。この場合には、詳細な用紙先端位置の推定は必
要ない。
【0054】次に、ジャムが発生した際の処理を具体的
に説明する。図6は、ジャムが発生した際の用紙位置の
例を示した図である。
【0055】同図に示すように、給紙部11−3から給
紙される用紙5−3の先端が搬送ローラ14−13付近
を通過中にジャムが発生したとする。このとき、給紙部
11−1から給紙される用紙5−1、給紙部11−2か
ら給紙される用紙5−2、給紙部11−4から給紙され
る用紙5−4は、それぞれ待機位置にあるものとする。
【0056】この場合には、用紙5−3は、カッタ16
−2により切断され、図7に示すように廃棄すべき用紙
5−5が分断される。そして、用紙5−3は、給紙部1
1−3に巻き戻されることとなる。
【0057】これを従来の装置と同様にカッタ16−1
で切断した場合(図8参照)と比較すると、廃棄すべき
用紙5−5の長さがカッタ16−1とカッタ16−2の
距離分だけ、図7に示したものの方が短く、無駄が省け
たこととなる。
【0058】ところで、上述の説明では、ジャムが発生
した場合の説明を行ったが、印刷が中断された場合に
も、同様の処理を行うことで用紙の無駄を省くことがで
きる。ただし、印刷中断の場合には、用紙先端の位置が
画像形成の基準位置であるセンサ15−12を通過した
か否かで切断位置を判断する。
【0059】これは、印刷中断の場合に、用紙先端がセ
ンサ15−12を通過していない場合には、廃棄すべき
用紙が無く、用紙の全てを巻き戻すことができるためで
ある。また、用紙先端がセンサ15−12を通過してい
た場合には、廃棄すべき用紙を短くするために、カッタ
16−2で切断を行うこととなる。
【0060】なお、上述の説明では、給紙装置が2層で
ある場合を説明したが、さらに給紙装置を積み重ねて、
3層、4層とした場合であっても、廃棄すべき用紙が最
も短くなるように、可能な限り下流のカッタで用紙を切
断することで、同様の効果を得ることができる。
【0061】また、用紙の無駄を限りなく少なくするた
めに、ジャム発生時の用紙切断用のカッタをセンサ15
−12の近傍に配するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、下段の給紙装置から給紙を行っている際に、ジャム
の発生や印刷中断の発生があると、推定している用紙先
端の位置を取得し、用紙先端の位置が上段の給紙装置の
カッタを通過している場合には、上段の給紙装置のカッ
タで用紙の切断を行うように構成したので、廃棄される
用紙の量が少なくなり、資源の節約を行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置および給紙装置の断面の概略を示
した図である。
【図2】画像形成装置1の制御部の構成を示した図であ
る。
【図3】用紙先端位置の推定処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図4】用紙先端位置の推定結果例を示した図である。
【図5】ジャムが発生した際の処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図6】ジャムが発生した際の用紙位置の例を示した図
である。
【図7】上段のカッタで切断を行った際の用紙位置の例
を示した図である。
【図8】下段のカッタで切断を行った際の用紙位置の例
を示した図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 給紙装置 3 給紙装置 5−1〜5−5 用紙 10 搬送路 11−1〜11−5 給紙部 12 ドラム 13 フューザ 14−1〜14−14 搬送ローラ 15−1〜15−18 センサ 16−1、16−2 カッタ 17 開閉バッフル 50 制御部 51 プリント指示受付部 52 用紙搬送制御部 53 用紙位置推定制御部 54 ローラ制御部 55 センサ検出部 56 タイマ制御部 61 モータ 62 センサ 63 タイマ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙を給紙する給紙装置を複数積み
    重ね、該積み重ねた給紙装置のいずれかから給紙を行う
    給紙方法において、 給紙した用紙の搬送時に紙詰まり若しくは印刷中断が発
    生した場合に、該用紙の先端位置を取得し、該取得した
    先端位置よりも給紙元に近い切断部のうち、最も給紙元
    から遠い切断部で前記用紙の切断を行うことを特徴とす
    る給紙方法。
  2. 【請求項2】 前記切断部は、 前記給紙装置のそれぞれに配設されていることを特徴と
    する請求項1記載の給紙方法。
  3. 【請求項3】 前記先端位置は、 前記用紙を搬送する搬送路に設けられたセンサにより検
    知されることを特徴とする請求項1記載の給紙方法。
  4. 【請求項4】 前記先端位置は、 前記用紙の搬送速度と搬送時間に基づいて推定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の給紙方法。
  5. 【請求項5】 ロール紙を給紙し、該ロール紙を切断す
    る切断手段を具備する給紙装置を複数積み重ね、該積み
    重ねた給紙装置のいずれかから給紙を行わせる給紙制御
    装置において、 搬送している用紙の先端位置を取得する先端位置取得手
    段と、 前記用紙の搬送時に紙詰まり若しくは印刷中断が発生し
    た場合に、前記先端位置取得手段が取得した先端位置に
    基づいて、前記用紙を切断する切断手段を選択する切断
    位置決定手段とを具備することを特徴とする給紙制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記切断位置決定手段は、 前記先端位置取得手段が取得した先端位置よりも給紙元
    に近い切断手段のうち、最も給紙元から遠い切断手段を
    選択することを特徴とする請求項5記載の給紙制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記先端位置取得手段は、 前記用紙を搬送する搬送路に設けられたセンサの出力に
    基づいて前記用紙の先端位置を取得することを特徴とす
    る請求項5記載の給紙制御装置。
  8. 【請求項8】 前記先端位置取得手段は、 前記用紙の搬送速度と搬送時間に基づいて、前記用紙の
    先端位置を推定することを特徴とする請求項5記載の給
    紙制御装置。
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