JP3036502B2 - 印字出力装置 - Google Patents
印字出力装置Info
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- JP3036502B2 JP3036502B2 JP9355518A JP35551897A JP3036502B2 JP 3036502 B2 JP3036502 B2 JP 3036502B2 JP 9355518 A JP9355518 A JP 9355518A JP 35551897 A JP35551897 A JP 35551897A JP 3036502 B2 JP3036502 B2 JP 3036502B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- recording paper
- moving
- friction coefficient
- output device
- Prior art date
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Forming Counted Batches (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字出力装置に関
し、特に、複数のドキュメントの記録紙を仕分けしてス
タックすることができる印字出力装置に関する。
し、特に、複数のドキュメントの記録紙を仕分けしてス
タックすることができる印字出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、タイプライタ、コンピュ
ータの端末用プリンタなどに用いられる印字出力装置で
は、従来、ドキュメント毎の記録紙の仕分けは、印字さ
れた記録紙を載置する記録紙スタッカ部が副走査方向
(記録紙の走行方向と直交する方向)に移動する機構を
採用しているため、通常、記録紙スタッカ部は記録紙サ
イズ相当以上の大きさであり、大型、かつ複雑な機構を
必要としていた。
ータの端末用プリンタなどに用いられる印字出力装置で
は、従来、ドキュメント毎の記録紙の仕分けは、印字さ
れた記録紙を載置する記録紙スタッカ部が副走査方向
(記録紙の走行方向と直交する方向)に移動する機構を
採用しているため、通常、記録紙スタッカ部は記録紙サ
イズ相当以上の大きさであり、大型、かつ複雑な機構を
必要としていた。
【0003】従来技術の問題を解決すべくなされた発明
として、例えば実開平1−59246号公報に記載され
たものが挙げられる。実開平1−59246号公報に記
載の技術は、記録紙排出部に備えられたローラが駆動ロ
ーラと従動ローラから構成されている場合に、駆動軸又
は従動軸のいずれか一方の少なくとも一端に設けられ、
両ローラの圧接力を調整する圧力調整機構を備え、ロー
ラに配備された複数のコロの圧接力が記録紙主走査方向
で異なることにより発生する記録紙の斜行を利用してド
キュメント毎の仕分けを行っていた。
として、例えば実開平1−59246号公報に記載され
たものが挙げられる。実開平1−59246号公報に記
載の技術は、記録紙排出部に備えられたローラが駆動ロ
ーラと従動ローラから構成されている場合に、駆動軸又
は従動軸のいずれか一方の少なくとも一端に設けられ、
両ローラの圧接力を調整する圧力調整機構を備え、ロー
ラに配備された複数のコロの圧接力が記録紙主走査方向
で異なることにより発生する記録紙の斜行を利用してド
キュメント毎の仕分けを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、A3記録紙まで使用可能な印字出力装置においてA
5記録紙が使用された場合のように、使用可能記録紙幅
よりも小さな記録紙が用いられると、記録紙に接しない
コロが存在することになる。この状態でローラの圧力調
整を行うと、記録紙に接していない一端のコロの圧接力
は強くなるが、その他のコロの圧接力は弱く、搬送力が
不十分であるという問題がある。
ば、A3記録紙まで使用可能な印字出力装置においてA
5記録紙が使用された場合のように、使用可能記録紙幅
よりも小さな記録紙が用いられると、記録紙に接しない
コロが存在することになる。この状態でローラの圧力調
整を行うと、記録紙に接していない一端のコロの圧接力
は強くなるが、その他のコロの圧接力は弱く、搬送力が
不十分であるという問題がある。
【0005】本発明は上記問題点にかんがみてなされた
ものであり、記録紙の大きさにかかわらず自動でドキュ
メント毎の仕分け作業を行うことができる印字出力装置
の提供を目的とする。
ものであり、記録紙の大きさにかかわらず自動でドキュ
メント毎の仕分け作業を行うことができる印字出力装置
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の印字出力装置は、所定の情報が入力
される受信部と、この受信部を介して入力された情報を
記憶する記憶部と、ドキュメント毎の仕分が必要である
か否かというオペレータからの指示を管理するオペレー
タ管理部と、ドキュメント毎の仕分け動作を制御する制
御部と、前記記憶部の情報を印字出力する印字部と、印
字された記録紙を排出する記録紙排出部とを備える印字
出力装置において、前記記録紙排出部が、軸方向に移動
可能な移動ロッドと、該移動ロッドに回転可能に設けら
れ、記録紙の副走査方向に配置された互いに離間した複
数の移動コロと、これらの移動コロと組み合わされて送
り機構を構成して記録紙を排出させる複数の固定コロと
を備え、記録紙の副走査方向に複数のこれらの送り機構
を備える紙送り手段と、前記移動ロッドを軸方向に移動
させる駆動手段と、を有し、前記制御部が前記オペレー
タ管理部の情報に基づき前記駆動手段を駆動させて前記
移動ロッドを移動させ、前記複数の送り機構間の摩擦係
数を変えることにより、排出される記録紙の排出方向を
変えるように構成してある。
め、請求項1記載の印字出力装置は、所定の情報が入力
される受信部と、この受信部を介して入力された情報を
記憶する記憶部と、ドキュメント毎の仕分が必要である
か否かというオペレータからの指示を管理するオペレー
タ管理部と、ドキュメント毎の仕分け動作を制御する制
御部と、前記記憶部の情報を印字出力する印字部と、印
字された記録紙を排出する記録紙排出部とを備える印字
出力装置において、前記記録紙排出部が、軸方向に移動
可能な移動ロッドと、該移動ロッドに回転可能に設けら
れ、記録紙の副走査方向に配置された互いに離間した複
数の移動コロと、これらの移動コロと組み合わされて送
り機構を構成して記録紙を排出させる複数の固定コロと
を備え、記録紙の副走査方向に複数のこれらの送り機構
を備える紙送り手段と、前記移動ロッドを軸方向に移動
させる駆動手段と、を有し、前記制御部が前記オペレー
タ管理部の情報に基づき前記駆動手段を駆動させて前記
移動ロッドを移動させ、前記複数の送り機構間の摩擦係
数を変えることにより、排出される記録紙の排出方向を
変えるように構成してある。
【0007】このような構成の発明によれば、制御部か
らの制御で駆動手段を駆動させて移動コロと固定コロの
組み合わせからなる送り機構の移動コロを移動させ、副
走査方向における複数の送り機構相互の摩擦係数を変動
させることにより、自動で記録紙を斜行させたり直進さ
せて排出させることができる。また、送り機構毎に摩擦
係数を変えるため、送り機構の数を適正なものとすれ
ば、記録紙のサイズによらず、記録紙を斜行させること
ができる。
らの制御で駆動手段を駆動させて移動コロと固定コロの
組み合わせからなる送り機構の移動コロを移動させ、副
走査方向における複数の送り機構相互の摩擦係数を変動
させることにより、自動で記録紙を斜行させたり直進さ
せて排出させることができる。また、送り機構毎に摩擦
係数を変えるため、送り機構の数を適正なものとすれ
ば、記録紙のサイズによらず、記録紙を斜行させること
ができる。
【0008】請求項2記載の印字出力装置は、前記複数
の移動コロが、高摩擦係数コロと低摩擦係数のコロとを
組み合わせた複合コロと、これら高抵抗摩擦係数コロ又
は低摩擦係数コロで構成される単一コロとを有し、前記
駆動手段により前記移動ロッドを移動させるか又は同じ
位置に留めることにより、少なくとも一つの前記送り機
構が、前記高摩擦係数コロと前記固定コロとの組み合わ
せであり、少なくとも一つの前記送り機構が、前記低摩
擦係数コロと前記固定コロとの組み合わせとなるように
構成してある。
の移動コロが、高摩擦係数コロと低摩擦係数のコロとを
組み合わせた複合コロと、これら高抵抗摩擦係数コロ又
は低摩擦係数コロで構成される単一コロとを有し、前記
駆動手段により前記移動ロッドを移動させるか又は同じ
位置に留めることにより、少なくとも一つの前記送り機
構が、前記高摩擦係数コロと前記固定コロとの組み合わ
せであり、少なくとも一つの前記送り機構が、前記低摩
擦係数コロと前記固定コロとの組み合わせとなるように
構成してある。
【0009】このような構成の発明によれば、記録紙排
出部において、少なくとも一つの送り機構が、高摩擦係
数コロと固定コロとの組み合わせであり、少なくとも一
つの送り機構が、低摩擦係数コロと固定コロとの組み合
わせとすることにより、記録紙を斜行させることが可能
となる。
出部において、少なくとも一つの送り機構が、高摩擦係
数コロと固定コロとの組み合わせであり、少なくとも一
つの送り機構が、低摩擦係数コロと固定コロとの組み合
わせとすることにより、記録紙を斜行させることが可能
となる。
【0010】請求項3記載の印字出力装置は、前記複数
の移動コロが、高摩擦係数コロと低摩擦係数のコロとを
組み合わせた複合コロと、これら高抵抗摩擦係数コロ又
は低摩擦係数コロで構成される単一コロとを有し、前記
駆動手段により前記移動ロッドを移動させるか又は同じ
位置に留めることにより、全ての前記送り機構が、前記
高摩擦係数コロと前記固定コロとの組み合わせとなるよ
うに構成してある。
の移動コロが、高摩擦係数コロと低摩擦係数のコロとを
組み合わせた複合コロと、これら高抵抗摩擦係数コロ又
は低摩擦係数コロで構成される単一コロとを有し、前記
駆動手段により前記移動ロッドを移動させるか又は同じ
位置に留めることにより、全ての前記送り機構が、前記
高摩擦係数コロと前記固定コロとの組み合わせとなるよ
うに構成してある。
【0011】このような構成の発明によれば、記録紙排
出部の送り機構が全て同じ摩擦を有するため、記録紙を
直進させることができる。
出部の送り機構が全て同じ摩擦を有するため、記録紙を
直進させることができる。
【0012】請求項4記載の印字出力装置は、前記複合
コロと、単一コロとが、排出される記録紙の副走査方向
の中心から互いに別の領域にあるように構成してある。
コロと、単一コロとが、排出される記録紙の副走査方向
の中心から互いに別の領域にあるように構成してある。
【0013】このような構成の発明によれば、記録紙の
走向方向に対して直交する方向の送り機構の摩擦係数が
左右で異なっているため、記録紙を斜行させることがで
きる。
走向方向に対して直交する方向の送り機構の摩擦係数が
左右で異なっているため、記録紙を斜行させることがで
きる。
【0014】請求項5記載の印字出力装置は、前記制御
手段が、前記オペレータ管理部の仕分けが必要であると
の情報に基づき、前記移動ロッドを移動させるように制
御し、前記オペレータ管理部の仕分けが不要であるとの
情報に基づき、前記移動ロッドをそのままの位置に留め
るように制御する構成としてある。
手段が、前記オペレータ管理部の仕分けが必要であると
の情報に基づき、前記移動ロッドを移動させるように制
御し、前記オペレータ管理部の仕分けが不要であるとの
情報に基づき、前記移動ロッドをそのままの位置に留め
るように制御する構成としてある。
【0015】このような構成の発明によれば、仕分けが
必要である場合は、前回のドキュメントの走向方向と別
の方向に記録紙を走向させることができ、仕分け作業が
自動でできる。また、仕分けが不要であれば、前回のド
キュメントと同じ走向方向に記録紙を走向させることが
できる。
必要である場合は、前回のドキュメントの走向方向と別
の方向に記録紙を走向させることができ、仕分け作業が
自動でできる。また、仕分けが不要であれば、前回のド
キュメントと同じ走向方向に記録紙を走向させることが
できる。
【0016】請求項6記載の印字出力装置は、前記駆動
手段がソレノイドである構成としてある。
手段がソレノイドである構成としてある。
【0017】このような構成の発明によれば、ソレノイ
ドはON又はOFFにより、前記移動ロッドを軸方向に
移動させることができると共に、ON、OFF状態を判
別することにより、移動ロッドの位置、すなわち、斜行
させる位置か直進させる位置かが特別のセンサーがなく
とも容易に検出することができ、装置の簡便化を図るこ
とできる。
ドはON又はOFFにより、前記移動ロッドを軸方向に
移動させることができると共に、ON、OFF状態を判
別することにより、移動ロッドの位置、すなわち、斜行
させる位置か直進させる位置かが特別のセンサーがなく
とも容易に検出することができ、装置の簡便化を図るこ
とできる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印字出力装置の一
実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の印字出力装置の構成を示すブロック図であ
る。図2は、本発明の印字出力装置の排出ローラの基本
構成を示す構成図であり、図3は、本発明の印字出力装
置を備えるファクシミリ装置を示す概略斜視図である。
実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の印字出力装置の構成を示すブロック図であ
る。図2は、本発明の印字出力装置の排出ローラの基本
構成を示す構成図であり、図3は、本発明の印字出力装
置を備えるファクシミリ装置を示す概略斜視図である。
【0019】図1において、本発明に係る印字出力装置
は、印字に関する所定の情報が入力される受信部2と、
この受信部2で受信した印字情報を記憶する記憶部3
と、ドキュメント毎の仕分けが必要であるか否かという
オペレータからの指示を受けるオペレータ管理部4と、
オペレータ管理部からの信号によりドキュメント毎の仕
分け動作を制御する制御部5と、制御部5からの信号に
よりドキュメント毎の仕分けのための移動を行う移動部
6と、記憶部3の印字情報を印字出力する印字部7とを
備える。
は、印字に関する所定の情報が入力される受信部2と、
この受信部2で受信した印字情報を記憶する記憶部3
と、ドキュメント毎の仕分けが必要であるか否かという
オペレータからの指示を受けるオペレータ管理部4と、
オペレータ管理部からの信号によりドキュメント毎の仕
分け動作を制御する制御部5と、制御部5からの信号に
よりドキュメント毎の仕分けのための移動を行う移動部
6と、記憶部3の印字情報を印字出力する印字部7とを
備える。
【0020】図2は、記録紙排出部として、前記移動部
6を含む排出ローラの基本構成を示すものである。排出
ローラ10は、固定側ローラ20と移動側ローラ30を
備え、これらのローラ20,30の回転によりローラ間
に押圧された図示しない記録紙を搬送させて記録紙スタ
ッカに排出するようになっている。
6を含む排出ローラの基本構成を示すものである。排出
ローラ10は、固定側ローラ20と移動側ローラ30を
備え、これらのローラ20,30の回転によりローラ間
に押圧された図示しない記録紙を搬送させて記録紙スタ
ッカに排出するようになっている。
【0021】固定側ローラ20は、図示しない駆動モー
タなどによって軸中心を中心として回転駆動される駆動
用ロッド21に、記録紙の副走査方向に図面では4個の
第1固定コロ22と第2固定コロ23とが第3固定コロ
24と第4固定コロ25に対して記録紙の幅方向中心に
対称的にそれぞれ配置され、駆動用ロッド21の回転に
伴い回転駆動するようになっている。
タなどによって軸中心を中心として回転駆動される駆動
用ロッド21に、記録紙の副走査方向に図面では4個の
第1固定コロ22と第2固定コロ23とが第3固定コロ
24と第4固定コロ25に対して記録紙の幅方向中心に
対称的にそれぞれ配置され、駆動用ロッド21の回転に
伴い回転駆動するようになっている。
【0022】一方、移動側ローラ30は、これらの固定
コロ22〜25に対応した移動コロが、移動ロッド31
にそれぞれ固定位置で回転自由に配置されている。第1
固定コロ22と第2固定コロ23に対応した第1移動コ
ロ32と第2移動コロ33は、高摩擦係数コロ32a、
33aと低摩擦係数コロ32b、33bとが組み合わさ
れた複合コロを構成し、第3固定コロ24と第4駆動コ
ロ25とに対応した第3移動コロ34と第4移動コロ3
5は高摩擦係数コロ34b、35bだけで構成された単
一コロである。
コロ22〜25に対応した移動コロが、移動ロッド31
にそれぞれ固定位置で回転自由に配置されている。第1
固定コロ22と第2固定コロ23に対応した第1移動コ
ロ32と第2移動コロ33は、高摩擦係数コロ32a、
33aと低摩擦係数コロ32b、33bとが組み合わさ
れた複合コロを構成し、第3固定コロ24と第4駆動コ
ロ25とに対応した第3移動コロ34と第4移動コロ3
5は高摩擦係数コロ34b、35bだけで構成された単
一コロである。
【0023】また、移動ロッド31は軸方向に移動可能
になっており、一端部がソレノイド40と連接部41を
介して連結されている。ソレノイド40は、制御部5の
指示により、移動ロッド31を軸方向に移動させること
により、第1固定コロ22と第2固定コロ23が高摩擦
係数コロ32a、33a又は低摩擦係数コロ32b、3
3bと切り替えて組み合わせできるようになっている。
一方、第3移動コロ34と第4移動コロ35は移動ロッ
ド31が移動しても同じ高摩擦係数コロ34b、35b
が固定コロ24、25に対応するようになっている。
になっており、一端部がソレノイド40と連接部41を
介して連結されている。ソレノイド40は、制御部5の
指示により、移動ロッド31を軸方向に移動させること
により、第1固定コロ22と第2固定コロ23が高摩擦
係数コロ32a、33a又は低摩擦係数コロ32b、3
3bと切り替えて組み合わせできるようになっている。
一方、第3移動コロ34と第4移動コロ35は移動ロッ
ド31が移動しても同じ高摩擦係数コロ34b、35b
が固定コロ24、25に対応するようになっている。
【0024】これらのソレノイド40と移動側ローラ3
0とが前述した移動部6を構成する。図2は、ソレノイ
ド40がOFF状態で、固定コロ22、23が高摩擦係
数コロ32a、33aと組み合わされている状態を示し
ている。なお、この形態では、移動側ローラ30を従
動、固定側ローラ20を駆動としているが、これらは逆
であっても差し支えない。
0とが前述した移動部6を構成する。図2は、ソレノイ
ド40がOFF状態で、固定コロ22、23が高摩擦係
数コロ32a、33aと組み合わされている状態を示し
ている。なお、この形態では、移動側ローラ30を従
動、固定側ローラ20を駆動としているが、これらは逆
であっても差し支えない。
【0025】また、図3は、本発明の印字出力装置をフ
ァクシミリ装置に適用した例を示すものである。このフ
ァクシミリ装置50は、ファクシミリ本体51の上面の
操作パネルにテンキーなどのボタン部52と各種の情報
を表示するディスプレー部53が配置されている。印刷
済みの記録紙を載置する記録紙スタッカ53から立ち上
がる壁部に印刷済みの記録紙を排出する記録紙排出口5
4が設けられ、この記録紙排出口54に向かって記録紙
を排出する上記排出ローラ10がファクシミリ本体51
内に配設されている。
ァクシミリ装置に適用した例を示すものである。このフ
ァクシミリ装置50は、ファクシミリ本体51の上面の
操作パネルにテンキーなどのボタン部52と各種の情報
を表示するディスプレー部53が配置されている。印刷
済みの記録紙を載置する記録紙スタッカ53から立ち上
がる壁部に印刷済みの記録紙を排出する記録紙排出口5
4が設けられ、この記録紙排出口54に向かって記録紙
を排出する上記排出ローラ10がファクシミリ本体51
内に配設されている。
【0026】図3に示すファクシミリ装置50は、本発
明の印字出力装置が内蔵されているため、記録紙61と
記録紙62が別方向に向かって排出され、ドキュメント
毎に仕分けがされた状態を示している。
明の印字出力装置が内蔵されているため、記録紙61と
記録紙62が別方向に向かって排出され、ドキュメント
毎に仕分けがされた状態を示している。
【0027】次に、図4を参照して、本実施形態の印字
出力装置の動作について説明する。受信部2が所定の印
刷情報を受信すると(ステップS1)、この受信部2を
介して入力された印刷情報は、記憶部3に記憶される
(ステップS2)。次に、オペレータからの指示がドキ
ュメント毎の仕分けが必要であるか否かどちらかである
かを確認し(ステップS3)、仕分けの必要な場合には
そのときのソレノイド40がON状態であるかを確認し
(ステップS4)、仕分けが必要でない場合には、ソレ
ノイドをOFFの状態にする(ステップS7)。仕分け
の必要な場合において、ソレノイドがON状態であれば
ソレノイド40をOFF状態に切り替え(ステップS
5)、ソレノイド40がOFF状態であればソレノイド
40をON状態に切り替え(ステップS6)、ソレノイ
ド40のON/OFF状態を反転させる。
出力装置の動作について説明する。受信部2が所定の印
刷情報を受信すると(ステップS1)、この受信部2を
介して入力された印刷情報は、記憶部3に記憶される
(ステップS2)。次に、オペレータからの指示がドキ
ュメント毎の仕分けが必要であるか否かどちらかである
かを確認し(ステップS3)、仕分けの必要な場合には
そのときのソレノイド40がON状態であるかを確認し
(ステップS4)、仕分けが必要でない場合には、ソレ
ノイドをOFFの状態にする(ステップS7)。仕分け
の必要な場合において、ソレノイドがON状態であれば
ソレノイド40をOFF状態に切り替え(ステップS
5)、ソレノイド40がOFF状態であればソレノイド
40をON状態に切り替え(ステップS6)、ソレノイ
ド40のON/OFF状態を反転させる。
【0028】ソレノイド40がOFF状態からON状態
に切り替わった場合(ステップS6)、図2に示した状
態から、ソレノイド40に連結した移動ローラ30は、
矢印A方向にスライドする。このスライドにより、第1
固定コロ22と第2固定ころ23の第1移動コロ32と
第2移動コロ33との接面は高摩擦係数コロ32a、3
3aから低摩擦係数コロ32b、33bに変わる。
に切り替わった場合(ステップS6)、図2に示した状
態から、ソレノイド40に連結した移動ローラ30は、
矢印A方向にスライドする。このスライドにより、第1
固定コロ22と第2固定ころ23の第1移動コロ32と
第2移動コロ33との接面は高摩擦係数コロ32a、3
3aから低摩擦係数コロ32b、33bに変わる。
【0029】一方、第3移動コロ34と第4移動コロ3
5は高摩擦係数コロ34b、35bのみから構成されて
いるため、第3固定コロ24と第4固定コロ25との接
面は変わらない。従って、記録紙の副走査方向の中心を
基準とすると、左右において摩擦係数の異なるコロから
なる排出ローラ10が構成されたことになる。次に、受
信した印刷情報が記憶部3から印字部7へ送出され、印
字部7で記録紙に印字を行い(ステップS8)、図3に
示した記録紙排出口54から排出ローラ10により排出
されるが、このとき、記録紙の左右方向でコロの摩擦係
数が異なるので、記録紙は図3の記録紙61のように斜
行して排出される。
5は高摩擦係数コロ34b、35bのみから構成されて
いるため、第3固定コロ24と第4固定コロ25との接
面は変わらない。従って、記録紙の副走査方向の中心を
基準とすると、左右において摩擦係数の異なるコロから
なる排出ローラ10が構成されたことになる。次に、受
信した印刷情報が記憶部3から印字部7へ送出され、印
字部7で記録紙に印字を行い(ステップS8)、図3に
示した記録紙排出口54から排出ローラ10により排出
されるが、このとき、記録紙の左右方向でコロの摩擦係
数が異なるので、記録紙は図3の記録紙61のように斜
行して排出される。
【0030】一方、ステップ3で仕分けが不要なために
ソレノイド40をOFF状態に保った場合や、前回のド
キュメントを排出したときにソレノイド40がON状態
であった場合にOFF状態に切り替えた場合は、図2に
示したように、固定コロと組み合わさる移動コロは全て
高摩擦係数のコロとで構成され、そのため、全体にわた
って同じ高摩擦係数の排出ローラが構成される。従っ
て、受信した印刷情報の印字を行い(ステップ8)、記
録紙排出口54から排出ローラ10により排出される記
録紙は、図3の記録紙62のように斜行せず直進して排
出される。その結果、2つのドキュメント61、62は
仕分けされて記録紙スタッカ53に載置される。その後
は、同じようにして交互に斜行と直行とを繰り返すこと
により、ドキュメントを仕分けできる。
ソレノイド40をOFF状態に保った場合や、前回のド
キュメントを排出したときにソレノイド40がON状態
であった場合にOFF状態に切り替えた場合は、図2に
示したように、固定コロと組み合わさる移動コロは全て
高摩擦係数のコロとで構成され、そのため、全体にわた
って同じ高摩擦係数の排出ローラが構成される。従っ
て、受信した印刷情報の印字を行い(ステップ8)、記
録紙排出口54から排出ローラ10により排出される記
録紙は、図3の記録紙62のように斜行せず直進して排
出される。その結果、2つのドキュメント61、62は
仕分けされて記録紙スタッカ53に載置される。その後
は、同じようにして交互に斜行と直行とを繰り返すこと
により、ドキュメントを仕分けできる。
【0031】本実施形態の印字出力装置によれば、制御
部5からの指示によりソレノイド40のON/OFFを
切り替えることで、記録紙の副走査方向の中心を境とし
てその左右方向において排出ローラの摩擦係数を同じく
したり、異ならしめることができるため、記録紙の排出
方向を切り替え、記録紙をドキュメント毎に自動的に仕
分けすることができる。この場合、組み合わせるコロの
数に制限はないため、記録紙が排出ローラ10の副走査
方向の中心に排出されるようにすれば、記録紙のサイズ
によらず、確実に記録紙を仕分けすることができる。
部5からの指示によりソレノイド40のON/OFFを
切り替えることで、記録紙の副走査方向の中心を境とし
てその左右方向において排出ローラの摩擦係数を同じく
したり、異ならしめることができるため、記録紙の排出
方向を切り替え、記録紙をドキュメント毎に自動的に仕
分けすることができる。この場合、組み合わせるコロの
数に制限はないため、記録紙が排出ローラ10の副走査
方向の中心に排出されるようにすれば、記録紙のサイズ
によらず、確実に記録紙を仕分けすることができる。
【0032】本発明の印字出力装置は、上述したファク
シミリ装置に限らず、例えばタイプライタ、コンピュー
タの端末用プリンタなど印字と仕分けを行う必要がある
装置全てに適用可能である。
シミリ装置に限らず、例えばタイプライタ、コンピュー
タの端末用プリンタなど印字と仕分けを行う必要がある
装置全てに適用可能である。
【0033】上記説明では、駆動手段はソレノイドを示
しているが、移動ロッドを軸方向に移動させる手段であ
ればその他の駆動手段でも良いことは勿論である。ま
た、上記説明では、送り機構は4つ示したが、数に制限
はないことも勿論である。
しているが、移動ロッドを軸方向に移動させる手段であ
ればその他の駆動手段でも良いことは勿論である。ま
た、上記説明では、送り機構は4つ示したが、数に制限
はないことも勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の印字出力
装置によれば、印刷後の仕分けが必要な記録紙を確実に
自動的に仕分けすることができる。
装置によれば、印刷後の仕分けが必要な記録紙を確実に
自動的に仕分けすることができる。
【図1】本発明の印字出力装置の構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】移動部を含む排出ローラの構成を示す概略図で
ある。
ある。
【図3】本発明の印字出力装置を適用したファクシミリ
装置の概略斜視図である。
装置の概略斜視図である。
【図4】本発明の印字出力装置の動作を説明するフロー
チャートである。
チャートである。
2 受信部 3 記憶部 4 オペレータ管理部 5 制御部 6 移動部 7 印字部 10 排出ローラ 20 固定側ローラ 21 駆動ロッド 22〜25 第1〜第4固定コロ 30 移動側ローラ 31 移動ロッド 32〜35 第1〜第4移動コロ 32a,33a 高摩擦係数コロ 32b,33b 低摩擦係数コロ 40 ソレノイド 50 ファクシミリ装置 53 記録紙スタッカ 54 記録紙排出口 61 記録紙 62 記録紙
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の情報が入力される受信部と、この
受信部を介して入力された情報を記憶する記憶部と、ド
キュメント毎の仕分が必要であるか否かというオペレー
タからの指示を管理するオペレータ管理部と、ドキュメ
ント毎の仕分け動作を制御する制御部と、前記記憶部の
情報を印字出力する印字部と、印字された記録紙を排出
する記録紙排出部とを備える印字出力装置において、 前記記録紙排出部が、軸方向に移動可能な移動ロッド
と、 この移動ロッドに回転可能に設けられ、記録紙の副走査
方向に配置された互いに離間した複数の移動コロと、こ
れらの移動コロと組み合わされて送り機構を構成して記
録紙を排出させる複数の固定コロとを備え、記録紙の副
走査方向に複数のこれらの送り機構を備える紙送り手段
と、 前記移動ロッドを軸方向に移動させる駆動手段と、 を有し、前記制御部が前記オペレータ管理部の情報に基
づき前記駆動手段を駆動させて前記移動ロッドを移動さ
せ、前記複数の送り機構間の摩擦係数を変えることによ
り、排出される記録紙の排出方向を変えるように構成し
たことを特徴とする印字出力装置。 - 【請求項2】 前記複数の移動コロが、高摩擦係数コロ
と低摩擦係数のコロとを組み合わせた複合コロと、これ
ら高抵抗摩擦係数コロ又は低摩擦係数コロで構成される
単一コロとを有し、 前記駆動手段により前記移動ロッドを移動させるか又は
同じ位置に留めることにより、少なくとも一つの前記送
り機構が、前記高摩擦係数コロと前記固定コロとの組み
合わせであり、少なくとも一つの前記送り機構が、前記
低摩擦係数コロと前記固定コロとの組み合わせとなるよ
うに構成したことを特徴とする請求項1記載の印字出力
装置。 - 【請求項3】 前記複数の移動コロが、高摩擦係数コロ
と低摩擦係数のコロとを組み合わせた複合コロと、これ
ら高抵抗摩擦係数コロ又は低摩擦係数コロで構成される
単一コロとを有し、 前記駆動手段により前記移動ロッドを移動させるか又は
同じ位置に留めることにより、全ての前記送り機構が、
前記高摩擦係数コロと前記固定コロとの組み合わせとな
るように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載
の印字出力装置。 - 【請求項4】 前記複合コロと、単一コロとが、排出さ
れる記録紙の副走査方向の中心から互いに別の領域にあ
るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいず
れかに記載の印字出力装置。 - 【請求項5】 前記制御手段が、前記オペレータ管理部
の仕分けが必要であるとの情報に基づき、前記移動ロッ
ドを移動させるように制御し、前記オペレータ管理部の
仕分けが不要であるとの情報に基づき、前記移動ロッド
をそのままの位置に留めるように制御することを特徴と
する請求項1〜4のいずれかに記載の印字出力装置。 - 【請求項6】 前記駆動手段がソレノイドであることを
特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の印字出力装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9355518A JP3036502B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 印字出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9355518A JP3036502B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 印字出力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180623A JPH11180623A (ja) | 1999-07-06 |
JP3036502B2 true JP3036502B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=18444410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9355518A Expired - Fee Related JP3036502B2 (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 印字出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036502B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5482120B2 (ja) * | 2009-11-10 | 2014-04-23 | 株式会社リコー | シート後処理装置及び画像形成装置 |
JP6004843B2 (ja) * | 2012-08-31 | 2016-10-12 | 理想科学工業株式会社 | シート収納装置及びこれを用いた後処理装置並びに画像形成システム |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP9355518A patent/JP3036502B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11180623A (ja) | 1999-07-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |