JP2016124672A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積載部に積載された媒体の積載量が過大な場合であっても、不測の事態が生じないようにする。
【解決手段】種別センサからの信号により、各第1給紙トレイに積載された用紙の種別情報を取得し、画像の記録を行う用紙を給紙する第1給紙トレイに積載されている用紙が普通紙よりもコシが強い特殊紙である場合、特殊紙搬送処理を実行する。特殊紙搬送処理においては、残量センサからの信号により、第1給紙トレイに積載された用紙の積載量情報を取得する(S11)。取得した積載情報にかかる積載量が、制限量記憶装置に記憶された特殊紙の第1積載制限量以上であるか否かを判断し(S12)、積載量が第1積載制限量以上である場合に(S12:YES)、タッチパネルに、給紙部への積載量に関するユーザへの報知情報を含む第1報知画面を表示する(S14)。
【選択図】図7

Description

本発明は、シート状の媒体を搬送する搬送装置に関する。
特許文献1には、インクジェット方式により画像記録を行う画像記録装置が開示されている。この画像記録装置は、給紙ローラによって給紙カセットから送り出された用紙を、記録ヘッドの上流に配置された搬送ローラ対によって搬送しつつ画像を形成する。給紙カセットは記録ヘッドの下方に配置されており、給紙ローラと搬送ローラ対との間の搬送路はU字形の湾曲状に形成されている。また、給紙ローラは、回動可能なアームの先端側に回転可能に設けられており、給紙カセットに積載された用紙の残量が減少するに連れて下方へ移動する。
特開2010−234757号公報
上述のようにU字形の湾曲状の搬送路を有する画像形成装置においては、給紙カセットにおける用紙の積載量が多く、そのために給紙ローラと搬送ローラ対との間の搬送距離が短いほど、給紙カセットから送り出された用紙と搬送路のガイドとの接触に起因する搬送抵抗が大きくなる。特に、光沢紙のようなコシの強い用紙は、給紙カセットに積載された用紙の積載量が過大であると、先端が搬送ローラ対に到達するまでに用紙に大きな搬送抵抗が加わり、ジャムが発生することがある。ユーザは、どれだけ給紙カセットに用紙を積載するとジャムが発生し得るのかを知ることが困難であり、用紙を積載し過ぎてしまい、ジャムが発生するという不利益を被る。
そこで、本発明の目的は、積載部に積載された媒体の積載量が過大な場合であっても、不測の事態が生じないようにすることができる搬送装置を提供することである。
本発明の搬送装置は、シート状の複数の媒体を積層状態で積載することが可能な積載部と、前記積載部に積載された媒体に当接しつつ回転することによって媒体を給送するための給送ローラと、前記積載部における媒体の残量が減少するに連れて、前記積載部に積載された媒体と前記給送ローラとの当接位置が、前記積載部に積載された媒体の表面と直交する直交方向成分を有する方向に移動可能に前記給送ローラを支持する支持機構と、駆動源を含み、前記給送ローラを駆動する駆動機構と、前記給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラ対と、前記給送ローラよりも下流で前記搬送ローラ対よりも上流に設けられており、先端が前記搬送ローラ対に到達するまでに媒体に加えられる搬送抵抗が、前記積載部における媒体の積載量が多いほど大きくなるように構成された搬送経路と、 第1種別の媒体に関して、前記積載部への満載量よりも少ない積載制限量を記憶する記憶部と、制御部とを備えている。そして、前記制御部は、前記積載部における媒体の積載量情報を取得する積載量情報取得処理と、前記積載部に積載された媒体の種別情報を取得する種別情報取得処理と、前記積載部に積載された媒体の種別が前記第1種別である場合に、取得した積載量が前記積載制限量以上であるか否かを判断する判断処理と、取得した積載量が前記積載制限量以上である場合に、前記積載部への積載量に関するユーザへの報知情報を出力する報知情報出力動作、及び、前記積載部における媒体の積載量が前記積載制限量未満のときにおけるトルクよりも大きいトルクで、前記給送ローラが媒体を給送するように前記駆動機構を制御するトルク切替動作、の少なくとも一方を行う第1過積載対応処理とを実行可能である。
本発明の搬送装置は、別の観点では、シート状の複数の媒体を積層状態で積載することが可能な積載部と、前記積載部に積載された媒体に当接しつつ回転することによって媒体を給送するための給送ローラと、前記積載部における媒体の残量が減少するに連れて、前記積載部に積載された媒体と前記給送ローラとの当接位置が、前記積載部に積載された媒体の表面と直交する直交方向成分を有する方向に移動可能に前記給送ローラを支持する支持機構と、駆動源を含み、前記給送ローラを駆動する駆動機構と、前記給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラ対と、前記給送ローラと前記搬送ローラ対との間に設けられたU字形状を有する搬送経路と、第1種別の媒体に関して、前記積載部への満載量よりも少ない積載制限量を記憶する記憶部と、制御部とを備えている。そして、前記制御部は、前記積載部における媒体の積載量情報を取得する積載量情報取得処理と、前記積載部に積載された媒体の種別情報を取得する種別情報取得処理と、前記積載部に積載された媒体の種別が前記第1種別である場合に、取得した積載量が前記積載制限量以上であるか否かを判断する判断処理と、取得した積載量が前記積載制限量以上である場合に、前記積載部への積載量に関するユーザへの報知情報を出力する報知情報出力動作、及び、前記積載部における媒体の積載量が前記積載制限量未満のときにおけるトルクよりも大きいトルクで、前記給送ローラが媒体を給送するように前記駆動機構を制御するトルク切替動作、の少なくとも一方を行う第1過積載対応処理とを実行可能である。
本発明の搬送装置によると、媒体の種別によっては、積載部に積載された媒体の積載量が過大であると搬送経路において媒体に大きな搬送抵抗が加えられるため、ジャムが発生しやすい。しかし、ユーザへの報知情報を出力することで、ユーザが何も知らされないままに不利益を被るのを防止することができる。また、媒体が高トルク給送されるようにすることで、ジャムが発生するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態にかかる搬送装置が適用された画像形成装置を備えた複合機の内部構造を示す概略側面図である。 図1に示す複合機の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図2に示す制限量記憶装置に記憶されるテーブルの一例である。 図2に示すタッチパネルに表示される第1報知画面の一例である。 図2に示すタッチパネルに表示される第2報知画面の一例である。 図1に示す複合機において画像記録処理が実行される際の給紙処理の手順を示すフローチャートである。 図6に示す特殊紙給紙処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる搬送装置で行われる特殊紙搬送処理の手順を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明の好適な第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態においては、プリント機能、スキャン機能、及びコピー機能を有する、いわゆる複合機に搭載された画像形成装置10に本発明の搬送装置を適用した例について説明する。図1においては、複合機1内の画像形成装置10の内部構成を示している。以下の説明においては、複合機1が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向が定義され、筐体11の開口13が設けられている側を手前側(正面)として前後方向が定義され、複合機1を手前側(正面)から見て左右方向が定義される。
画像形成装置10は、図1に示すように、記録部6と、第1給紙トレイ91、第2給紙トレイ92、及び排出トレイ5を含む搬送装置7と、制御部8とを有する。記録部6、搬送装置7、及び制御部8は、複合機1の筐体11内に収容されている。筐体11の正面には、操作ボタン3やタッチパネル4(図2参照)が設けられている。筐体11内において、上方から下方に向けて記録部6、第1給紙トレイ91、第2給紙トレイ92の順で配置されている。なお、図1においては図示を省略しているが、記録部6よりも上方には、複合機1の読取装置2(図2参照)が配置されている。搬送装置7は、用紙9を画像形成装置10の内部において搬送する。以降の説明において、搬送装置7によって用紙9が搬送される方向を「搬送方向」と称する。また、用紙9の搬送方向に関して下流側の端を「先端」と称する。
記録部6は、キャリッジ61と、記録ヘッド63と、キャリッジ駆動機構65(図2参照)とを有している。キャリッジ61は、2つのガイドレール67a、67bによって支持されている。2つのガイドレール67a、67bは、前後方向に互いに離隔して配置され、各々が左右方向に延設されている。キャリッジ61は、2つのガイドレール67a、67bを跨ぐようにして配置されている。また、キャリッジ駆動機構65は、駆動モータ31(図2参照)を有し、制御部8の制御により、キャリッジ61を2つのガイドレール67a、67bに沿って主走査方向である左右方向に往復移動させる。記録ヘッド63は、キャリッジ61に搭載されている。記録ヘッド63は、インクカートリッジ(不図示)から供給されたインクを、下面のノズル面69に設けられたノズル(不図示)から吐出する。
第1給紙トレイ91及び第2給紙トレイ92は、いずれも複数の用紙9を積層状態で積載して収容することが可能なものである。第1給紙トレイ91及び第2給紙トレイ92は、いずれも筐体11の正面に形成された開口13から前後方向に挿抜可能となっている。なお、第1給紙トレイ91の前方側の上方には排出トレイ5が配置されており、排出トレイ5は第1給紙トレイ91と共に移動するようになっている。
以下の説明において、第1給紙トレイ91及び第2給紙トレイ92を区別しない場合には、「給紙トレイ90」と称する。また、第1給紙トレイ91及び第2給紙トレイ92はほぼ同一の構成を有する。したがって、同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。
給紙トレイ90は、水平な面を有するベース板94と、ベース板94の左右方向両端及び前端において上方に立設された側壁95と、ベース板94の後端から後方斜め上方に延びる傾斜板96とにより箱状に形成されている。ベース板94の上面は用紙9が積載される積載面94aとなっている。また、積載面94aと対向する位置には、給紙トレイ90における用紙9の満載量を規定する規制部材97が配置されている。規制部材97は、その下面の積載面94aからの高さがHとなる位置に配置されている。給紙トレイ90は、規制部材97の下面により規制されるために、積載量(積載面94aからの積載高さ)Hを超えて用紙9を積載することができなくなっている。すなわち、給紙トレイ90の満載量はHであり、例えば、高さHを25mm、普通紙の厚さを0.1mmとすると、普通紙を250枚積載すると満載となる。
各給紙トレイ90の積載面94aと対向する位置には、給紙トレイ90に積載された用紙9の積載量(積載面94aからの積載高さ)を検知する残量センサ21がそれぞれ設けられている。残量センサ21としては、例えば、特開平6−336352号公報に開示されているような、発光素子と受光素子とを備えた光反射型のセンサを採用し、積載された用紙9に対して光を照射し、その反射光量によって用紙9までの距離を測定し、その距離から用紙9の残量を検出するものであってよい。
また、各給紙トレイ90には、積載面94aに積載された用紙9の種類を検知するための種別センサ98が備えられている。種別センサ98としては、例えば、用紙9に電流を流すことで用紙9の抵抗を測定するものであってよい。すなわち、積載された用紙9の抵抗値を取得し、その抵抗値に基づいて用紙9の種類を検知する。また、種別センサ98は、積載面94aに積載された複数枚の用紙9の重さを測定するものであり、種別センサ98で検知された用紙9の重さと、残量センサ21で検知された用紙9の積載量とから、用紙9の種類を検知してもよい。この種別センサ98により、積載された用紙9の種類(例えば、普通紙、封筒、光沢紙のいずれであるか)を検知することが可能となる。なお、後述するように、本実施形態において積載面94aに積載された用紙9の種類を検知する必要があるのは第1給紙トレイ91だけであるので、第1給紙トレイ91だけに種別センサ98が設けられていてもよい。
さらに、給紙トレイ90には、給紙トレイ90の開閉状態を検知するための開閉センサ99が備えられている。開閉センサ99としては、例えば、発光素子と受光素子とを備えた透過型のセンサを採用することができる。この場合、給紙トレイ90が装着されている状態では給紙トレイ90によって発光素子から照射された光線が遮断され、給紙トレイ90が筐体11から引き抜かれることで受光素子が発光素子から照射された光線を受光するようにし、受光素子が光線を受光したか否かで、給紙トレイ90の開閉状態を検知する。
搬送装置7は、2つの給紙トレイ90及び排出トレイ5に加えて、第1給紙ローラ50a、第2給紙ローラ50b、搬送ローラ対71、排出ローラ対73、プラテン75、及びガイド部材16、17を含む。第1給紙ローラ50aは、第1給紙トレイ91の上方に配置されており、第1給紙トレイ91内の用紙9を後方に向かって送り出す。第2給紙ローラ50bは、第2給紙トレイ92の上方に配置されており、第2給紙トレイ92内の用紙9を後方に向かって送り出す。以下の説明において、第1給紙ローラ50a、第2給紙ローラ50bを区別しない場合には「給紙ローラ50」と称する。
2つの給紙ローラ50をそれぞれ支持する機構は、互いにほぼ同一の構成を有する。したがって、同一の構成部分には同一の符号を付して説明する。すなわち、給紙ローラ50は、アーム51の一端部に回動可能に支持されている。アーム51の給紙ローラ50を支持している一端側とは反対の他端部は、筐体11に固定され左右方向に延びる支軸52に支持されており、支軸52を中心として左右方向と直交する面内で揺動可能となっている。アーム51は、トーションばね55により給紙ローラ50が給紙トレイ90に積載された用紙9を押圧する方向に付勢されており、給紙ローラ50は、給紙トレイ90に積載された用紙9のうちで最も上に位置する用紙9と接触するようになっている。
第1給紙ローラ50aは、給紙モータ33aを有する給紙ローラ駆動機構56a(図2参照)により駆動され、第2給紙ローラ50bは、給紙モータ33bを有する給紙ローラ駆動機構56b(図2参照)により駆動される。給紙モータ33a、33bの駆動力は、給紙ローラ駆動機構56a、56bの複数のギア(不図示)を介して各給紙ローラ50に伝達されており、ギアを切り替えることにより各給紙ローラ50を回転させるトルクを切り替えることができる。また、各給紙ローラ50を回転させるトルクは、給紙モータ33a、33bの回転速度を変更することによっても切り替え可能である。以下の説明において、第1給紙モータ33a、第2給紙モータ33bを区別しない場合には、「給紙モータ33」と称し、給紙ローラ駆動機構56a、56bを区別しない場合には、「給紙ローラ駆動機構56」と称する。
また、2つの給紙ローラ50は、いずれもトーションばね55の付勢力によりそれぞれ用紙9を押圧しているので、給紙トレイ90における用紙9の残量が減少するにつれて、用紙9と給紙ローラ50との当接位置は、給紙トレイ90に積載された用紙9の表面と直交する直交方向成分(下方向成分)を有する方向に移動する。
搬送ローラ対71及び排出ローラ対73は前後方向に記録部6を挟んで配置されており、搬送ローラ対71は記録部6よりも後方に、排出ローラ対73は記録部6よりも前方に配置されている。前後方向における搬送ローラ対71の位置は、第1給紙トレイ91及び第2給紙トレイ92の後端よりも前方である。プラテン75は、記録部6の下方において記録部6のノズル面69と対向するように配置されている。
搬送ローラ対71は、搬送モータ35(図2参照)からの駆動力が付与されて回転する駆動ローラ71aと、駆動ローラ71aの回転に伴って連れ回る従動ローラ71bにより構成されている。排出ローラ対73は、搬送モータ35からの駆動力が付与されて回転する駆動ローラ73aと、駆動ローラ73aの回転に伴って連れ回る従動ローラ73bにより構成されている。
ガイド部材16、17は、筐体11の後方端部付近に配置されている。ガイド部材16、17は前後方向に所定間隔を隔てて互いに対向している。後で詳述するように、ガイド部材16、17の間は、第1給紙トレイ91及び第2給紙トレイ92から給紙された用紙9の搬送路となっている。ガイド部材16は、湾曲した板状部材であり、第1給紙トレイ91の後方側の端部近傍から搬送ローラ対71の近傍まで延びている。ガイド部材17は、第2給紙トレイ92の後方側の端部近傍から上方に向かって延びており、且つその上端部近傍が湾曲した板状部材である。ガイド部材17の第2給紙トレイ92側とは反対側の端は、搬送ローラ対71の近傍に位置している。
第1給紙ローラ50aによって第1給紙トレイ91から後方に送り出された用紙9は、第1給紙トレイ91の後端部に設けられた傾斜板96により斜め上方に向かい、ガイド部材16、17の間を通って、搬送ローラ対71に挟持される位置に到達する。すなわち、第1給紙ローラ50aと搬送ローラ対71との間の搬送経路51(図1において二点鎖線で示す)は、後方側を湾曲外側とし且つ前方側を湾曲内側として湾曲した略U字状を有している。
第2給紙ローラ50bによって第2給紙トレイ92から後方に送り出された用紙9は、第2給紙トレイ92の後端部に設けられた傾斜板96により斜め上方に向かい、ガイド部材16、17の間を通って、搬送ローラ対71に挟持される位置に到達する。すなわち、第2給紙ローラ50bと搬送ローラ対71との間の搬送経路52(図1において二点鎖線で示す)は、搬送経路51と同様に略U字状を有する。
上述のように、給紙トレイ90における用紙9の残量が減少するにつれて、用紙9と給紙ローラ50との当接位置が下方向成分を有する方向に移動する。すなわち、上下方向に関する給紙ローラ50と搬送ローラ対71との間の搬送距離は、用紙9の残量が減少するにつれて長くなる。したがって、給紙ローラ50よりも下流で搬送ローラ対71よりも上流に設けられたU字状の搬送経路51、52においては、先端が搬送ローラ対71に到達する前における用紙9の曲率は、第1給紙トレイ91、第2給紙トレイ92における用紙9の残量が多いほど大きくなる。用紙9は、その曲率が大きいほどコシにより外側に広がろうとする力が大きく作用する。これにより、曲率が大きくなるほど、すなわち、用紙9の残量が多いほど、ガイド部材16、17と用紙9との間の摩擦が大きくなる。よって、U字状の搬送経路51、52においては、用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達する前における搬送抵抗は、用紙9の残量が多いほど大きくなる。
用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達する前における搬送抵抗は、用紙9を給紙するトレイが、第1給紙トレイ91と第2給紙トレイ92のいずれのトレイであるか、及び給紙される用紙9の種類が何であるか、によっても異なる。すなわち、第1給紙ローラ50aは第2給紙ローラ50bよりも上方に位置しており、搬送ローラ対71との間の上下方向に関する距離は第1給紙ローラ50aの方が短い。よって、先端が搬送ローラ対71に到達する前における用紙9の曲率は、第2給紙トレイ92からの搬送経路52に比べて、第1給紙トレイ91からの搬送経路51の方が大きくなる。したがって、用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達する前における搬送抵抗は、第1給紙トレイ91と第2給紙トレイ92との積載量に関係なく、搬送経路52よりも搬送経路51の方が大きくなる。また、用紙9がコシの強い紙(弾力性が強い紙)であるほど、曲げられた状態から元に戻ろうとする力が強い。したがって、用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達する前における搬送抵抗は、コシが強い用紙9ほど大きい。
給紙トレイ90から給紙されて搬送ローラ対71に挟持された用紙9は、搬送ローラ対71によって前方に搬送される。搬送ローラ対71によって前方に搬送された用紙9は、プラテン75によって支持された状態で、主走査方向に移動する記録ヘッド63のノズル(不図示)からインクが吐出されて画像が記録される。記録済みの用紙9は、排出ローラ対73によって前方に搬送されて、排出トレイ5に排出される。
制御部8は、複合機1全体の制御を司るものであり、操作ボタン3及びタッチパネル4が接続されている。操作ボタン3及びタッチパネル4は、ユーザ操作に応じた出力信号を制御部8に出力する。また、タッチパネル4は、制御部8からの出力信号に基づいて、ユーザへの報知情報を表示する。また、複合機1には、画像形成装置10のキャリッジ駆動機構65、記録ヘッド63、給紙ローラ駆動機構56、搬送モータ35、残量センサ21、種別センサ98、及び開閉センサ99等が接続されている。なお、制御部8には、読取装置2にかかる機器も接続されているが、ここでは説明を省略する。さらに、制御部8には、外部装置であるPC100が接続されている。
制御部8は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83、制限量記憶装置84a、用紙種別記憶装置84b、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)85などを含み、これらが協働して、キャリッジ駆動機構65、記録ヘッド63、給紙ローラ駆動機構56、及び搬送モータ35などの動作を制御する。
なお、図2では、CPU81及びASIC85を1つずつ図示しているが、制御部8は、CPU81を1つだけ含み、この1つのCPU81が必要な処理を一括して行うものであってもよいし、CPU81を複数含み、これら複数のCPU81が必要な処理を分担して行うものであってもよい。また、制御部8は、ASIC85を1つだけ含み、この1つのASIC85が必要な処理を一括して行うものであってもよいし、ASIC85を複数含み、これら複数のASIC85が必要な処理を分担して行うものであってもよい。
制限量記憶装置84aには、第1給紙トレイ91について、積載されている用紙9が封筒である場合及び光沢紙である場合の積載制限量が記憶されている。上述のように、第1給紙トレイ91には、満載量Hまでは規制部材97に規制されることなく用紙9を積載することが可能となっている。しかしながら、第1給紙トレイ91からの搬送経路51においては、用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達する前における搬送抵抗が、用紙9の残量が多いほど大きくなる。また、用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達する前における搬送抵抗は、用紙9のコシが強いほど大きくなる。したがって、用紙9が普通紙に比べてコシが強い封筒や光沢紙などの特殊紙である場合には、満載量Hまで用紙9を積載すると、過大な搬送抵抗が作用してジャムが生じるおそれがある。そこで、制限量記憶装置84aには、第1給紙トレイ91について、満載量Hよりも少ない積載制限量が記憶されている。なお、第2給紙トレイ92が第1給紙トレイ91の下方に配置されているため、用紙種別が同じであるという条件において、第2給紙トレイ92から給紙される用紙9に対する搬送抵抗は、用紙枚数に関わらず、第1給紙トレイ92から給紙された用紙9に対する搬送抵抗よりも小さくなる。つまり、用紙種別が同じであれば、満載量Hまで積載された第2給紙トレイ92から給紙される用紙9に対する搬送抵抗は、残量が1枚のときの第1給紙トレイ91から給紙される用紙9に対する搬送抵抗よりも小さくなる。したがって、本実施形態において、第2給紙トレイ92については、封筒及び光沢紙に対する積載制限量を記憶しておく必要はない。ただし、封筒及び光沢紙よりもさらにコシの強い媒体に対しては、第2給紙トレイ92について積載制限量を記憶してもよい。
本実施形態においては、制限量記憶装置84aには、封筒及び光沢紙のそれぞれについて、第1積載制限量及び第2積載制限量の2つの積載制限量が記憶されている。第1積載制限量未満は、給紙ローラ50aを回転させるトルクを通常の大きさとしても搬送抵抗に起因するジャムの発生をほぼ抑えることが可能な積載量の範囲である。第1積載制限量以上第2積載制限量未満の範囲は、給紙ローラ50aを回転させるトルクを通常よりも大きくすることで搬送抵抗に起因するジャムの発生をほぼ抑えることが可能な積載量の範囲である。第2積載量以上の範囲は、給紙ローラ50aを回転させるトルクの制御を行っても搬送抵抗に起因するジャムの発生を抑えることが困難な積載量の範囲である。
具体的には、制限量記憶装置84aには、例えば図3に示すようなテーブルが記憶されている。搬送抵抗は用紙9のコシが強いほど大きいので、図3に示されているように、第1積載制限量、第2積載制限量共に、給紙される用紙9が封筒に比べてコシが強い光沢紙である場合の制限量は、封筒である場合の制限量よりも小さくなっている。
また、制限量記憶装置84aには、図3のテーブルに示すように、積載されている用紙9が封筒である場合及び光沢紙である場合の推奨積載枚数が記憶されている。推奨積載枚数とは、積載量が第1積載制限量未満となる最大の積載枚数であり、搬送抵抗に起因するジャムがほぼ発生しない積載枚数である。
制御部8は、複合機1の電源投入時、及び給紙トレイ90に給紙が行われた際(給紙トレイ90が引き出された際)に、給紙トレイ90に積載された用紙9の抵抗や重さ等の物理特性を検知する種別センサ98から受信した信号に基づいて、給紙トレイ90に積載されている用紙9の種別情報を取得し(種別情報取得処理)、用紙種別記憶装置84bに記憶する。
また、制御部8は、画像を形成する際に用紙9を送り出すトレイが第1給紙トレイ91である場合、用紙種別記憶装置84bに記憶されている種別情報に基づいて、積載されている用紙9がコシの強い特殊紙(本実施形態では封筒又は光沢紙)であるか否かの判断を行う。そして、用紙9が特殊紙である場合には、残量センサ21から受信した信号に基づいて、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量情報を取得する(積載量情報取得処理)。さらに、制限量記憶装置84aに記憶されている、第1給紙トレイ91に積載されている用紙9の種類に応じた第1積載制限量及び第2積載制限量を、積載量情報取得処理で取得した積載量と比較する(判断処理)。
取得した積載量が、第1積載制限量以上第2積載制限量未満である場合には、タッチパネル4に図4に示すような第1報知画面86を表示する(第1過積載対応処理)。第1報知画面86は、過積載である旨の警告メッセージ86aを含む。また、第1報知画面86は、図3に示すような表から取得した用紙9の種類に応じた推奨積載枚数に基づく推奨積載枚数表示86bを含む。さらに、第1報知画面86は、給紙実行を指示する給紙実行ボタン86cと、給紙をキャンセルするキャンセルボタン86dとを含む。そして、制御部8は、ユーザによって給紙実行ボタン86cが操作されることに基づく給紙許可信号をタッチパネル4から受信すると、給紙ローラ50aを駆動する給紙ローラ駆動機構56を制御し、通常(用紙9の積載量が第1積載制限量未満である場合)のトルクT1よりも大きなトルクT2で給紙を行う(第2過積載対応処理)。
取得した積載量が、第2積載制限量以上である場合には、タッチパネル4に図5に示すような第2報知画面87を表示する(第1過積載対応処理)。第2報知画面87は、第1報知画面86と同様に、警告メッセージ87a、推奨積載枚数表示87b、及びキャンセルボタン87dを含む。ただし、第2報知画面87には、第1報知画面86に含まれている給紙実行ボタン86cに対応するものは含まれていない。すなわち、第2積載制限量以上である場合には、給紙を実行することはできない。
続いて、図6、7を参照しつつ、複合機1において画像記録処理が実行される際の給紙処理の一例について説明する。
図6に示すように、まず、ユーザからの記録指令の有無を判断する(ステップS1)。記録指令は、PC100や複合機1に設けられた操作ボタン3やタッチパネル4から入力されたものであってもよいし、外部機器から通信ネットワークを通じて取得したものであってもよい。記録指令には、記録枚数及び記録する画像データ等が含まれる。また、記録指令には、画像を記録する用紙9の種類(普通紙であるか光沢紙であるか等)についての情報が含まれていてもよい。
記録指令が有ったと判断されるまで、ステップS1の処理は繰り返し行われる。記録指令が有ったと判断された場合には(S1:YES)、第1給紙トレイ91及び第2給紙トレイ92のいずれのトレイから給紙を行うかを決定する(S2)。具体的には、画像を記録する用紙9の種類についての情報が記録指令に含まれている場合は、用紙種別記憶装置84bに記憶されている各給紙トレイ90に積載されている用紙9の種別情報に基づいて、記録指令に含まれる情報と合致する種類の用紙9が積層されたトレイ90を、給紙を行うトレイに決定する。一方、画像を記録する用紙9の種類についての情報が記録指令に含まれていない場合、所定のいずれかの給紙トレイ(本実施形態では第1給紙トレイ91)を給紙を行うトレイに決定する。以下においては、S2において、給紙を行うトレイが第1給紙トレイ91に決定されたものとして説明する。なお、図示及び説明を省略するが、S2において、給紙を行うトレイが第2給紙トレイ92に決定された場合には、S5に進んで処理を進める。
続いて、ステップS2で給紙を行うトレイとして決定した第1給紙トレイ91に積載されている用紙9がコシの強い特殊紙であるか、すなわち封筒や光沢紙であるか否かを判断する(S3)。特殊紙であると判断した場合には(S3:YES)、後述する特殊紙給紙処理を実行する(S4)。特殊紙でない場合、すなわち普通紙である場合には(S3:NO)、給紙ローラ駆動機構56を制御して給紙ローラ50aを駆動し、トルクT1で給紙を行う(S5)。最後に、記録指令に含まれる記録枚数分の用紙9の給紙を行ったか否かを判断する(S6)。記録枚数分の給紙を行っていないと判断した場合には(S6:NO)、ステップS5に戻ってトルクT1での給紙を繰り返す。一方、記録枚数分の給紙を行ったと判断した場合には(S6:YES)、処理を終了する。
ここで、図7を参照しつつ、上述のステップS4で実行される特殊紙給紙処理について説明する。
まず、残量センサ21から受信した信号に基づいて、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量情報を取得する(S11:積載量情報取得処理)。そして、ステップS11で取得した積載情報にかかる積載量と、制限量記憶装置84aに記憶されている第1給紙トレイ91に積載されている用紙9の種類に応じた第1積載制限量とを比較し、取得した積載量が第1積載制限量以上であるか否かを判断する(S12)。積載量が第1積載制限量以上でない場合は(S12:NO)、図6のフローのステップS5に進み、トルクT1で給紙を行う。
一方、取得した積載量が第1積載制限量以上である場合は(S12:YES)、ステップS11で取得した積載情報にかかる積載量と、制限量記憶装置84aに記憶されている第1給紙トレイ91に積載されている用紙9の種類に応じた第2積載制限量とを比較し、取得した積載量が第2積載制限量未満であるか否かを判断する(S13)。積載量が第2積載制限量未満である場合(S13:YES)は、タッチパネル4に図4に示すような第1報知画面86を表示する(S14)。
続いて、第1報知画面86に表示される給紙実行ボタン86cが操作されたか否かを判断する(S15)。給紙実行ボタン86cが操作されたと判断した場合には(S15:YES)、給紙ローラ駆動機構56を制御して給紙ローラ50aを駆動し、トルクT2で給紙を行う(S16)。なお、トルクT2は、図6のフローのステップS5でのトルクT1よりも大きい。さらに、残量センサ21から受信した信号に基づいて積載量情報を再度取得し(S17)、積載量が第1積載制限量以上であるか否かの判断を再度行う(S18)。積載量が第1積載制限量以上でない場合(S18:NO)は、図6のフローのステップS5に進み、トルクT1で給紙を行う。一方、積載量が第1積載制限量以上である場合は(S18:YES)、ステップS16に戻ってトルクT2で給紙を行う。
また、ステップS15において、給紙実行ボタン86cが操作されていないと判断した場合には(S15:NO)、第1報知画面86に表示されるキャンセルボタン86dが操作されたか否かを判断する(S19)。キャンセルボタン86dが操作されたと判断した場合には(S19:YES)、給紙処理を終了する。キャンセルボタン86dが操作されていないと判断した場合には(S19:NO)、開閉センサ99からの出力信号に基づいて、第1給紙トレイ91の開閉操作が行われたか否かを判断する(S20)。第1給紙トレイ91の開閉操作が行われたと判断した場合には(S20:YES)、上述のステップS11に戻って、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量情報を取得する。第1給紙トレイ91の開閉が行われていないと判断した場合には(S20:NO)、上述のステップS15に戻って、給紙実行ボタン86cが操作されたか否かを判断する。
一方、ステップS13において、取得した積載量が第2積載制限量未満であると判断しなかった場合には(S13:NO)、タッチパネル4に図5に示すような第2報知画面87を表示する(S21)。続いて、第2報知画面87に表示されるキャンセルボタン87dが操作されたか否かを判断する(S22)。キャンセルボタン87dが操作されたと判断した場合には(S22:YES)、給紙処理を終了する。キャンセルボタン87dが操作されていないと判断した場合には(S22:NO)、開閉センサ99からの出力信号に基づいて、第1給紙トレイ91の開閉操作が行われたか否かを判断する(S23)。第1給紙トレイ91の開閉操作が行われたと判断した場合には(S23:YES)、上述のステップS11に戻って、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量情報を取得する。第1給紙トレイ91の開閉が行われていないと判断した場合には(S23:NO)、上述のステップS22に戻って、キャンセルボタン87dが操作されたか否かを判断する。
以上のように、本実施形態の搬送装置7では、第1給紙トレイ91に積載された用紙9を給紙する給紙ローラ50aよりも下流で、給紙ローラ50aによって給紙された用紙9を搬送する搬送ローラ対71よりも上流に設けられた搬送経路51は、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量が多いほど、用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達するまでに用紙9に加えられる搬送抵抗が大きくなるように構成されている。また、制限量記憶装置84aに、普通紙よりもコシが強い特殊紙に関して、第1給紙トレイ91の満載量よりも少ない第1積載制限量が記憶されている。制御部8は、種別センサ98からの信号に基づいて、第1給紙トレイ91に積載されている用紙9の種別情報を取得する。そして、画像の記録を行う用紙9を給紙する第1給紙トレイ91に積載されている用紙9が特殊紙である場合、特殊紙搬送処理を実行する。特殊紙搬送処理においては、残量センサ21からの信号に基づいて、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量情報を取得し、取得した積載量情報にかかる積載量が制限量記憶装置84aに記憶された第1積載制限量以上であるか否かを判断し、積載量が第1積載制限量以上である場合に、タッチパネル4に給紙部90への積載量に関するユーザへの報知情報を含む第1報知画面86又は第2報知画面87を表示する。
本実施形態の構成では、用紙9の種別によっては、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量が過大であると搬送経路51、52において用紙9に大きな搬送抵抗が加えられるため、ジャムが発生しやすい。しかし、ユーザへの報知情報を出力することで、ユーザが何も知らされないままに不利益を被るのを防止することができる。
また、本実施形態の搬送装置7は、搬送経路51においては、先端が搬送ローラ対71に到達する前における用紙9の曲率は、第1給紙トレイ91における用紙9の残量が多いほど大きくなる。制限量記憶装置84aには、用紙8が封筒である場合と、封筒よりもコシの強い光沢紙である場合との第1積載制限量が記憶されており、光沢紙の第1積載制限量は封筒の第1積載制限量よりも少ない。制御部8は、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の種別が封筒又は光沢紙である場合に、特殊紙搬送処理を実行する。この構成では、用紙9のコシが強いほど、給紙時に媒体に加わる搬送抵抗が大きくなる。よって、コシが強い用紙ほど第1積載制限量を小さくすることで、給紙時に大きな搬送抵抗が加わってジャムが生じるのを抑制できる。
加えて、本実施形態の搬送装置7では、タッチパネル4に第1報知画面86を表示した後、給紙ローラ駆動機構56を制御して給紙ローラ50aを駆動して給紙を行う。したがって、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量が過大であることをユーザに報知し、且つ、用紙9を給紙できる。
さらに、本実施形態の搬送装置7では、第1報知画面86が給紙実行ボタン86cを含んでおり、制御部8は、ユーザによって給紙実行ボタン86cが操作されてタッチパネル4から給紙許可信号を受信すると、給紙を開始する。したがって、ユーザの意に反して給紙されることを防止できる。
また、本実施形態の搬送装置7では、タッチパネル4に第1報知画面86を表示した後に給紙を行う場合、第1給紙トレイ91における用紙9の積載量が第1積載制限量未満であるときのトルクT1よりも大きいトルクT2で、給紙ローラ50aが用紙9を給紙するように、給紙ローラ駆動機構56を制御する。したがって、第1報知画面86表示後の給紙において、ジャムが発生するのを抑制できる。
さらに、本実施形態の搬送装置7では、制限量記憶部84aに、第1積載制限量に加えて、第1積載制限量よりも多い第2積載制限量が記憶されている。制御部8は、取得した積載量が第1積載制限量以上第2積載制限量未満である場合には、タッチパネル4に第1報知画面86を表示した後にトルクT2で給紙を行い、積載量が第2積載制限量以上である場合には、タッチパネル4に第2報知画面87を表示し、給紙は行わない。第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量が第1積載制限量以上の過積載状態であっても、その程度が軽度の場合には用紙9の給紙を行ってもジャムの発生の確率は低い。よって、上述の構成では、過積載の程度が軽度の場合にはユーザへの報知と用紙9の給紙とを両方実行し、重度の場合にはユーザへの報知のみとして用紙9の給紙を行わないことで、過積載の程度に応じた適切な対応をとることができる。
また、本実施形態の搬送装置7は、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の抵抗や重さ等の物理特性を検知する種別センサ98を備えている。制御部8は、種別センサ98から受信した信号に基づいて、第1給紙トレイ91に積載されている用紙9の種別情報を取得する。したがって、確実に用紙9の種別を取得できる。
さらに、本実施形態の搬送装置7では、第1報知画面86及び第2報知画面87は、第1積載制限量未満となる最大の積載枚数を報知する推奨積載枚数表示86b、87bを含む。したがって、ユーザは、積載制限量に関する情報を知ることができるので、第1給紙トレイ91に積載された用紙9を減らす等の適切な対応を取ることができる。
加えて、本実施形態の搬送装置7では、搬送経路51、52は、給紙トレイ90における用紙9の積載量が多いほど、先端が搬送ローラ対71に到達するまでに用紙9に加えられる搬送抵抗が大きくなるU字形状を有している。したがって、U字状の搬送経路51、52を採用しているので装置の小型化を達成できる。
また、本実施形態の搬送装置7では、給紙ローラ50は、支軸52を中心として揺動可能なアーム51に回転可能に支持されている。したがって、給紙ローラ50の支持機構を簡易な構成とすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、特殊紙給紙処理の内容のみが第1実施形態と異なっている。よって、図8を参照しつつ、本実施形態の特殊紙搬送処理について説明する。
まず、S21〜S23までは、第1実施形態における特殊紙搬送処理のS11〜S13と同様であるので、ここでは説明を省略する。ステップS23において、取得した積載量が第2積載制限量未満であると判断した場合は(S23:YES)、給紙ローラ駆動機構56を制御して給紙ローラ50aを駆動し、積載量が第1積載制限量未満である場合のトルクT1よりも大きなトルクT2で給紙を行う(S24:トルク切替動作)。その後、ステップS21に戻って、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量情報を再度取得する。
一方、ステップS23において、取得した積載量が第2積載制限量未満であると判断しなかった場合は(S23:NO)、給紙ローラ駆動機構56を制御して給紙ローラ50aを駆動し、積載量が第1積載制限量以上第2積載制限量未満である場合のトルクT2よりも大きなトルクT3で給紙を行う(S25:トルク切替動作)。その後、ステップS21に戻って、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量情報を再度取得する
本実施形態においては、第1実施形態と同様に、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量が多いほど、用紙9を給紙した場合に用紙9に加わる搬送抵抗が大きくなる。よって、上述のように、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の積載量が第1積載制限量以上の過積載状態である場合に、その程度が重度の場合に程度が軽度の場合に比べて大きなトルクで用紙9を給紙することで、確実にジャムの発生を抑制できる。
以上、本発明の好適な一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。
上述の実施形態では、取得した積載量が第1積載制限量以上である場合に、タッチパネル4に第1報知画面86又は第2報知画面87を表示する第1過積載対応処理を行う場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、例えば、第1過積載対応処理において、報知画面をタッチパネル4に表示することなく、積載量が第1積載制限量未満であるときのトルクT1よりも大きなトルクT2で給紙してもよい。この場合、用紙9が高トルク給紙されるようにすることで、ジャムが発生するのを抑制することができる。また、第1過積載対応処理において、第1給紙トレイ91への積載量に関するユーザへの報知情報を含む報知画面をタッチパネル4に表示し、且つ、積載量が第1積載制限量未満であるときのトルクT1よりも大きなトルクT2で給紙してもよい。この場合、報知画面を表示するタイミングは、給紙開始の前、後、同時のいずれであってもよい。
上述した実施形態では、第1積載制限量以上の場合において、第1積載制限量以上第2積載制限量未満であれば、第1報知画面86を表示して、給紙実行ボタン86cの操作による給紙の実行と、キャンセルボタン86dの操作による給紙のキャンセルを選択可能とし、第2積載制限量以上であれば、第2報知画面87を表示して、キャンセルボタン87dの操作による給紙のキャンセルのみを選択可能としたが、これに限られることはなく、第1積載制限量以上の場合は、全て、第2報知画面87を表示して、キャンセルボタン87dの操作による給紙のキャンセルのみを選択可能としてもよい。これにより、給紙ローラの駆動トルクの切替を行わなくても、ジャムの発生確実に抑制することができる。
また、上述の実施形態では、給紙トレイ90から用紙9を給紙する搬送経路51、52はいずれも出口側が入口側よりも上方に位置するようなU字状を有しており、搬送経路51、52においては、先端が搬送ローラ対71に到達する前における用紙9の曲率が、給紙トレイ90における用紙9の残量が多いほど大きくなる場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、搬送経路51、52は、用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達するまでに用紙9に加えられる搬送抵抗が、用紙9の残量が多いほど大きければよく、先端が搬送ローラ対71に到達する前における用紙9の曲率は、用紙9の残量に応じて変化しなくてもよいし、U字形状を有していなくてもよい。例えば搬送経路がほぼストレートであっても、用紙9の残量が多いほど搬送抵抗が大きくなることがあり得る。
また、上述の実施形態では、制限量記憶装置84aに、1つの第1給紙トレイ91について、用紙8が封筒であるとき及び光沢紙あるときの第1積載制限量及び第2積載制限量が記憶されている場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、制限量記憶装置84aには、給紙トレイなど2以上の積載部について、積載制限量がそれぞれ記憶されていてもよい。なお、その場合、用紙種別が同じであるのであれば、2以上の積載部について、用紙9の先端が搬送ローラ対71に到達する前における搬送抵抗の範囲に重複があることが必要である。また、積載部によって積載される用紙のコシ(種別)が異なるのであれば、このような搬送抵抗の範囲の重複は必ずしも必要ではない。
また、上述の実施形態では、タッチパネル4に第1報知画面86を表示する第1過積載対応処理を行った後、ユーザによって第1報知画面86に含まれる給紙実行ボタン86cが操作されてタッチパネル4から給紙許可信号を受信したときに、積載量が第1積載制限量未満のときのトルクT1よりも大きなトルクT2で給紙する第2過積載対応処理を行う場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、例えば、第2過積載対応処理の実行は、給紙許可信号の受信を条件とせず、第1過積載対応処理の後に自動的に実行されてもよい。さらに、第2過積載対応処理においては、積載量が第1積載制限量未満のときのトルクT1と同じトルクで給紙されてもよい。
加えて、上述の実施形態では、第1給紙トレイ91に積載された用紙9の抵抗や重さ等の物理特性を検知する種別センサ98を備えており、制御部8は、種別センサ98から受信した信号に基づいて第1給紙トレイ91に積載されている用紙9の種別情報を取得する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、ユーザが操作ボタン3が又はタッチパネル4を用いて、画像の記録を行う用紙9の種類(例えば、普通紙、封筒、光沢紙のいずれであるか)を入力できるように構成されていれば、制御部8は、操作ボタン3又はタッチパネル4から受信した信号に基づいて、第1給紙トレイ91に積載されている用紙9の種別情報を取得してもよい。この場合、用紙9の種別を検知するための機構が不要であり、容易に用紙9の種別を取得できる。
さらに、上述の実施形態では、第1報知画面86及び第2報知画面87は、第1積載制限量未満となる最大の積載枚数を報知する推奨積載枚数表示86b、87bを含む場合について説明したが、第1報知画面86及び第2報知画面87には、推奨積載枚数表示86b、87bは含まれていなくてもよい。
さらに、上述の実施形態では、給紙ローラ50は、支軸52を中心として揺動可能なアーム51に回転可能にそれぞれ支持されている場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、例えば、給紙ローラ50は、上下方向に移動可能な支持部材に支持されていてもよい。
8 制御部
35 搬送モータ(駆動源)
50 給紙ローラ(給送ローラ)
51、52 搬送経路
51 アーム(支持機構)
56 給紙ローラ駆動機構
71 搬送ローラ対
84a 制限量記憶装置(記憶部)
90 給紙トレイ(積載部)
98 種別センサ(検知部)

Claims (15)

  1. シート状の複数の媒体を積層状態で積載することが可能な積載部と、
    前記積載部に積載された媒体に当接しつつ回転することによって媒体を給送するための給送ローラと、
    前記積載部における媒体の残量が減少するに連れて、前記積載部に積載された媒体と前記給送ローラとの当接位置が、前記積載部に積載された媒体の表面と直交する直交方向成分を有する方向に移動可能に前記給送ローラを支持する支持機構と、
    駆動源を含み、前記給送ローラを駆動する駆動機構と、
    前記給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラ対と、
    前記給送ローラよりも下流で前記搬送ローラ対よりも上流に設けられており、先端が前記搬送ローラ対に到達するまでに媒体に加えられる搬送抵抗が、前記積載部における媒体の積載量が多いほど大きくなるように構成された搬送経路と、
    第1種別の媒体に関して、前記積載部への満載量よりも少ない積載制限量を記憶する記憶部と、
    制御部とを備えており、
    前記制御部は、
    前記積載部における媒体の積載量情報を取得する積載量情報取得処理と、
    前記積載部に積載された媒体の種別情報を取得する種別情報取得処理と、
    前記積載部に積載された媒体の種別が前記第1種別である場合に、取得した積載量が前記積載制限量以上であるか否かを判断する判断処理と、
    取得した積載量が前記積載制限量以上である場合に、前記積載部への積載量に関するユーザへの報知情報を出力する報知情報出力動作、及び、前記積載部における媒体の積載量が前記積載制限量未満のときにおけるトルクよりも大きいトルクで、前記給送ローラが媒体を給送するように前記駆動機構を制御するトルク切替動作、の少なくとも一方を行う第1過積載対応処理とを実行可能であることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記搬送経路において、前記積載部における媒体の積載量が多いほど、先端が前記搬送ローラ対に到達する前における媒体の曲率が大きくなることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記記憶部は、前記第1種別の媒体に関して前記積載制限量を記憶し、且つ、前記第1種別の媒体よりもコシが強い第2種別の媒体に関して、第1種別の媒体に関する前記積載制限量よりも小さな前記積載制限量を記憶しており、
    前記制御部は、前記判断処理において、前記積載部に積載された媒体の種別が前記第1種別又は前記第2種別である場合に、取得した積載量が各種別に対応した前記積載制限量以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記制御部は、
    取得した媒体の種別が、前記第1種別の媒体よりもコシの弱い第3種別である場合に、前記判断処理及び前記第1過積載対応処理を実行しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記第1過積載対応処理において前記報知情報出力動作を行った後に、前記給送ローラが媒体を給送するように前記駆動機構を制御する第2過積載対応処理をさらに実行可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記制御部は、給送許可信号を受け付けることを条件として、前記第2過積載対応処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記制御部は、前記第2過積載対応処理において、前記積載部における媒体の積載量が前記積載制限量未満のときよりも大きいトルクで、前記給送ローラが媒体を給送するように前記駆動機構を制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の搬送装置。
  8. 前記記憶部は、第1種別の媒体に関して、前記積載制限量として、第1積載制限量と、前記第1積載制限量よりも多い第2積載制限量とを記憶しており、
    前記制御部は、
    前記判断処理において、前記積載部に積載された媒体の種別が前記第1種別である場合に、取得した積載量と前記第1積載制限量及び前記第2積載制限量とをそれぞれ比較し、
    取得した積載量が前記第1積載制限量以上前記第2積載制限量未満である場合には、前記第1過積載対応処理において前記報知情報出力動作を行ってから、前記第2過積載対応処理を実行し、
    取得した積載量が前記第2積載制限量以上である場合には、前記第1過積載対応処理において前記報知情報出力動作を行い、且つ、前記第2過積載対応処理を実行しないことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 前記記憶部は、第1種別の媒体に関して、前記積載制限量として、第1積載制限量と、前記第1積載制限量よりも多い第2積載制限量とを記憶しており、
    前記制御部は、
    前記判断処理において、前記積載部に積載された媒体の種別が前記第1種別である場合に、取得した積載量と前記第1積載制限量及び前記第2積載制限量とをそれぞれ比較し、
    取得した積載量が前記第1積載制限量以上前記第2積載制限量未満である場合には、前記第1過積載対応処理において、前記積載部における媒体の積載量が前記第1積載制限量未満のときにおけるトルクよりも大きい第1トルクで、前記給送ローラが媒体を給送するように前記駆動機構を制御する前記トルク切替動作を行い、
    取得した積載量が前記第2積載制限量以上である場合には、前記第1過積載対応処理において、前記第1トルクよりも大きい第2トルクで、前記給送ローラが媒体を給送するように前記駆動機構を制御する前記トルク切替動作を行うことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  10. ユーザ操作に応じた信号を出力する操作部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記種別情報取得処理において、前記操作部から受信した信号に基づいて、前記積載部に積載された媒体の種別情報を取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  11. 前記積載部に積載された媒体の物理的特性を検知するための検知部をさらに備えており、
    前記制御部は、前記種別情報取得処理において、前記検知部から受信した信号に基づいて、前記積載部に積載された媒体の種別情報を取得することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の搬送装置。
  12. 前記制御部は、前記第1過積載対応処理において前記報知情報出力動作を行う際に、前記積載制限量に関する情報を含んだ情報を出力することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の搬送装置。
  13. 前記搬送経路は、前記積載部における媒体の積載量が多いほど、先端が前記搬送ローラ対に到達するまでに媒体に加えられる搬送抵抗が大きくなるU字形状を有していることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の搬送装置。
  14. 前記支持機構は、支点を中心として揺動可能なアームであって、前記給送ローラを回動可能に支持するアームを含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の搬送装置。
  15. シート状の複数の媒体を積層状態で積載することが可能な積載部と、
    前記積載部に積載された媒体に当接しつつ回転することによって媒体を給送するための給送ローラと、
    前記積載部における媒体の残量が減少するに連れて、前記積載部に積載された媒体と前記給送ローラとの当接位置が、前記積載部に積載された媒体の表面と直交する直交方向成分を有する方向に移動可能に前記給送ローラを支持する支持機構と、
    駆動源を含み、前記給送ローラを駆動する駆動機構と、
    前記給送ローラによって給送された媒体を搬送する搬送ローラ対と、
    前記給送ローラと前記搬送ローラ対との間に設けられたU字形状を有する搬送経路と、
    第1種別の媒体に関して、前記積載部への満載量よりも少ない積載制限量を記憶する記憶部と、
    制御部とを備えており、
    前記制御部は、
    前記積載部における媒体の積載量情報を取得する積載量情報取得処理と、
    前記積載部に積載された媒体の種別情報を取得する種別情報取得処理と、
    前記積載部に積載された媒体の種別が前記第1種別である場合に、取得した積載量が前記積載制限量以上であるか否かを判断する判断処理と、
    取得した積載量が前記積載制限量以上である場合に、前記積載部への積載量に関するユーザへの報知情報を出力する報知情報出力動作、及び、前記積載部における媒体の積載量が前記積載制限量未満のときにおけるトルクよりも大きいトルクで、前記給送ローラが媒体を給送するように前記駆動機構を制御するトルク切替動作、の少なくとも一方を行う第1過積載対応処理とを実行可能であることを特徴とする搬送装置。
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