JP2019052046A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】満杯検知装置を有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、排出された用紙が積載される排紙トレイ21と、前記排紙トレイ21に第1の高さまで用紙が積載された第1満杯状態と、前記第1の高さよりも高い第2の高さまで用紙が積載された第2満杯状態とを検知する満杯検知装置50と、を備え、前記満杯検知装置50は、前記第1満杯状態における用紙に接触して第1の位置に移動する第1アクチュエータ51と、前記第2満杯状態における用紙に接触して第2の位置に移動する第2アクチュエータ61と、前記第1アクチュエータ51及び前記第2アクチュエータ61がそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置へ移動したことを検知する1つのセンサー81と、前記センサー81の検知結果に基づいて前記第1満杯状態又は前記第2満杯状態を判定する制御部と、を備えている。
【選択図】図6
【解決手段】画像形成装置は、排出された用紙が積載される排紙トレイ21と、前記排紙トレイ21に第1の高さまで用紙が積載された第1満杯状態と、前記第1の高さよりも高い第2の高さまで用紙が積載された第2満杯状態とを検知する満杯検知装置50と、を備え、前記満杯検知装置50は、前記第1満杯状態における用紙に接触して第1の位置に移動する第1アクチュエータ51と、前記第2満杯状態における用紙に接触して第2の位置に移動する第2アクチュエータ61と、前記第1アクチュエータ51及び前記第2アクチュエータ61がそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置へ移動したことを検知する1つのセンサー81と、前記センサー81の検知結果に基づいて前記第1満杯状態又は前記第2満杯状態を判定する制御部と、を備えている。
【選択図】図6
Description
本発明は、満杯検知装置を備える画像形成装置に関する。
画像形成装置は、外部から入力された画像データに基づいて画像を形成するプリンターと、外部から入力された画像データに加え、付設された原稿読取装置で読み取られた画像データに基づいて画像を形成するMFPとに、共通に使用される場合がある。一般的な画像形成装置は、画像形成された用紙が排出されて積載される排紙トレイが上面に形成されている。MFPとして使用される場合には、画像形成装置の上面に原稿読取装置が装着されるので、排出されて積載された用紙束を取り出す際に原稿読取装置が邪魔になることがある。このため、MFPとして使用される場合に排紙トレイに積載可能な用紙の量は、プリンターとして使用される場合に比べて少ない。一例として、プリンターの最大積載枚数は500枚であり、MFPの最大積載枚数は250枚である。
排紙トレイに積載された用紙の量を検知するために、特許文献1に記載されているように、シート材(用紙)の高さに応じて移動する満杯検知手段が設けられる場合がある。
ところで、前述のように、画像形成装置が、最大積載枚数が異なる仕様に共通に使用される場合、仕様毎に排出部を設ける必要があった。すなわち、プリンター仕様の排出部には、500枚の積載高さまで用紙が積載されたこと(満杯状態)を検知する検知機構を設け、MFP仕様の排出部には、250枚の積載高さまで用紙が積載されたこと(満杯状態)を検知する検知機構を設けていた。このように、仕様毎に検知機構を変更する必要があった。
本発明は上記事情を考慮し、プリンター仕様とMFP仕様とで共通に使用される満杯検知装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、 本発明の画像形成装置は、排出された用紙が積載される排紙トレイと、前記排紙トレイに第1の高さまで用紙が積載された第1満杯状態と、前記第1の高さよりも高い第2の高さまで用紙が積載された第2満杯状態とを検知する満杯検知装置と、を備え、前記満杯検知装置は、前記第1満杯状態における用紙に接触して第1の位置に移動する第1アクチュエータと、前記第2満杯状態における用紙に接触して第2の位置に移動する第2アクチュエータと、前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータがそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置へ移動したことを検知する1つのセンサーと、前記センサーの検知結果に基づいて前記第1満杯状態又は前記第2満杯状態を判定する制御部と、を備えている。
本発明の画像形成装置において、前記排紙トレイの上方に設けられる用紙の排出口と前記排出口の下方に設けられる開口部と、を有する後壁を備え、前記第1アクチュエータは、前記開口部を通って前記後壁から突出する突出位置から、前記後壁から退避した前記第1の位置へ向かって回動するように設けられ、前記第2アクチュエータは、前記排出口に回動可能に支持されて、前記第2の位置に向かって上方に回動するように設けられていることを特徴としてもよい。
本発明の画像形成装置において、前記第1アクチュエータは、回転可能に支持される第1回転軸と、前記第1回転軸から径方向に延びて前記排紙トレイに積載される用紙に接触可能な第1接触片と、前記第1回転軸から径方向に延びて前記センサーの検知領域と重なるように設けられる被検知片と、を有し、前記第2アクチュエータは、回転可能に支持される第2回転軸と、前記第2回転軸から方向に延びて前記排紙トレイに積載される用紙に接触可能な第2接触片と、前記第2回転軸から径方向に延びて前記被検知片に当接するリンク片と、を有し、前記第1接触片が前記第1満杯状態における用紙に接触して前記第1アクチュエータが前記第1の位置に回転することで、前記被検知片が前記センサーの検知領域に重なるように移動して、前記制御部が前記第1満杯状態を判定し、前記第1満杯状態が判定された後、前記排紙トレイへの用紙の排出が継続されて、前記第2接触片が前記第2満杯状態における用紙に接触して前記第2アクチュエータが前記第2の位置に回転することで、前記リンク片が前記被検知片を押圧して前記センサーの検知領域から前記被検知片が離間し、前記制御部が前記第2満杯状態を判定することを特徴としてもよい。
本発明の画像形成装置において、前記センサーは、前記検知領域に形成される光路の遮断又は開放を検知する光センサーであり、前記第2アクチュエータは、前記排出口から排出中の用紙が当接することで押し上げられる作動片を有し、前記被検知片は、前記径方向に沿ったスリットと、前記第1アクチュエータの前記第1の位置への回転方向において前記スリットよりも上流側の副遮光部及び下流側の主遮光部と、を有し、前記第1満杯状態においては、前記主遮光部が前記光路を遮断し、前記第1満杯状態後に用紙が排出された場合は、排出中の用紙が前記作動片に当接して押し上げられ、前記第2アクチュエータが上方へ回転して前記被検知片を回転させ、前記スリットが前記検知領域を通過して前記光路を開放した後で前記副遮光部が前記検知領域を通過して前記光路を遮断するように設けられ、前記制御部は、前記第1満杯状態が判定された後の前記光路の開放時間に基づいて、前記第1満杯状態が判定された後に前記積載トレイから用紙が取り出されたかどうかを判定することを特徴としてもよい。
本発明の画像形成装置において、前記制御部は、前記第1満杯状態が判定された後の前記光路の開放時間が所定の時間よりも長い場合は、前記第1満杯状態が判定された後に前記積載トレイから用紙が取り出されたと判定し、 前記第1満杯状態が判定された後の前記光路の開放時間が前記所定の時間以下の場合は、前記第1満杯状態が判定された後に用紙の排出が継続されていると判定することを特徴としてもよい。
本発明の画像形成装置において、前記第1アクチュエータの回転方向における前記主遮光部の幅は、前記副遮光部の幅よりも広いことを特徴としてもよい。
本発明によれば、プリンター仕様とMFP仕様とのそれぞれの用紙の満杯を検知するセンサーや、センサーを設けた後壁を共通化できるので、コストダウンが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について説明する。
まず、図1〜図3を参照して、画像形成装置の構成について説明する。図1はプリンター仕様時の画像形成装置の斜視図、図2はMFP仕様時の画像形成装置の斜視図、図3は画像形成装置の内部構成を模式的に示す正面図である。以下の説明では、図1及び図2に示す前後左右方向と、画像形成装置の前後左右方向とする。各図に付される矢印Fr、Rr、L、Rは、それぞれ画像形成装置の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
画像形成装置1は、図1に示されるように、単独ではプリンターとして、図2に示されるように、原稿読取装置3が装着された状態ではMFPとして、共通に使用される。
図3に示されるように、画像形成装置の装置本体2には、用紙Sが収容される給紙カセット11と、給紙カセット11から用紙Sを給紙する給紙装置13と、用紙Sにトナー像を形成する画像形成部15と、トナー像を用紙Sに定着する定着装置17と、トナー像が定着された用紙Sを排出する排出装置19と、排出された用紙Sが積載される排紙トレイ21と、が備えられている。
給紙カセット11は、装置本体2の下部に、前後方向にスライド可能に支持されている。給紙装置13は、給紙カセット11の前端部上方に配置されている。画像形成部15は、給紙カセット11の上方に設けられている。定着装置17は、画像形成部15の後部上方に配置されている。排出装置19は、定着装置17の上方に配置され、排紙トレイ21は、排出装置19の前方の、装置本体2の上面に形成されている(排紙トレイ21については後述する)。
装置本体2には、給紙装置13から上方に延び、画像形成部15と定着装置17とを通って後方に延び、排出装置19に向かって上方に延びる用紙Sの搬送経路23が形成されている。さらに、装置本体2には、画像形成動作を制御する制御部25が設けられている。
画像形成動作について説明する。給紙装置13によって給紙カセット11から給紙された用紙Sは、搬送経路23に沿って画像形成部15に搬送され、画像形成部15で用紙Sにトナー像が形成される。トナー像が形成された用紙Sは、搬送経路23に沿って定着装置17に搬送され、定着装置17でトナー像が用紙Sに定着される。トナー像が定着された用紙Sは、搬送経路23に沿って排出装置19に搬送され、排出装置19によって排紙トレイ21に排出される。
画像形成装置1をプリンターとして使用する際は、図1に示されるように、装置本体2の上面31の右前隅に、操作パネル71が装着される。操作パネル71には、表示部や押しボタン等が備えられている。パソコンなどの外部機器から制御部25に画像データが送信されると、制御部25は前述の画像形成動作を実行する。
一方、画像形成装置1をMFPとして使用する際は、図2に示されるように、装置本体2の上面31に原稿読取装置3が装着される。原稿読取装置3は、原稿を搬送して画像データを読み取る本体部と、タッチパネルや押しボタンを有する操作部と、を備えている。原稿読取装置3は、装置本体2の上面31のほぼ後ろ半分に載置される。原稿読取装置3で読み取られたり外部機器から送信されたりした画像データが制御部25に送信されると、制御部25は前述の画像形成動作を実行する。
次に、図1と図4を参照して、排紙トレイ21について説明する。図4は後壁を示す斜視図である。
装置本体2は、平坦な上面31を有しており、上面31の中央には、矩形状の開口33が形成されている。排紙トレイ21は、この開口33内に、後側から前側に向かって上方に傾斜するように形成されている。排紙トレイ21の後側及び左右両側は、略垂直な後壁35及び左右側壁37で囲まれている。後壁35の上端部には、用紙の排出口39が、用紙Sの幅方向に沿って形成されている。排出口39には、排出装置19を構成する排出ローラー19aが配置されている。排出装置19によって排出口39から排出された用紙Sは排紙トレイ21に落下し、排紙トレイ21に沿って後方にスライドして、後端が後壁35に当接することで、用紙Sが排出方向に整合されるようになっている。後壁35には、さらに、アクチュエータ通過開口41が開口部として形成されている。アクチュエータ通過開口41は、排出口39の下方の用紙幅方向の中央付近に、上下方向に沿った矩形状に形成されている。
後壁35には、排紙トレイ21に第1の高さH1(図3参照)まで用紙Sが積載された第1満杯状態と、第1の高さH1よりも高い第2の高さH2(図3参照)まで用紙Sが積載された第2満杯状態とを検知する満杯検知装置50が備えられている。一例として、第1の高さH1は、排紙トレイ21に、MFP仕様時の満杯状態である250枚の用紙が積載された際の高さであり、第2の高さH2は、プリンター仕様時の満杯状態である500枚の用紙が積載された際の高さである。前述のように、MFP仕様時には、装置本体2の上面31に原稿読取装置3が装着されるため、積載された用紙Sの取り出し易さを考慮して、MFP仕様時の満杯状態での積載枚数はプリンター仕様時の満杯状態の積載枚数よりも少なくなっている。
次に、第1の実施形態に係る満杯検知装置50について、図5A及び図5B、図6〜図8を参照して説明する。図5Aは第1アクチュエータを示す斜視図、図5Bは第2アクチュエータを示す斜視図である。図6〜図8は、各アクチュエータの動作を説明する側面図であり、図6は通常姿勢、図7は第1満杯状態、図8は第2満杯状態を示す。
満杯検知装置50は、第1アクチュエータ51と、第2アクチュエータ61と、センサーとしての光センサー81と、を備えている。
図5Aに示されるように、第1アクチュエータ51は、第1回転軸51aと、第1回転軸51aの中央付近から径方向に延びる第1接触片51bと、第1回転軸51aの一端(右端)から径方向に延びる被検知片としての遮光片51cと、を有している。図6にも示されるように、第1接触片51bは、第1回転軸51aの軸方向から見て五角形の平板状を成している。第1接触片51bの一方の側辺には、第1回転軸51aの周方向に沿って最も突出する屈曲点51dが形成されている。遮光片51cは、第1回転軸51aの軸方向から見て略矩形状の平板状を成している。第1接触片51bと遮光片51cとの第1回転軸51aを中心とした角度は、180度よりも小さい角度である。
第1アクチュエータ51は、後壁35の内側に配置されている。第1回転軸51aは、アクチュエータ通過開口41の上方に幅方向と平行となるように配置されて、両端が回転可能に支持されている。図6に示す通常姿勢において、第1接触片51bは、第1回転軸51aから前方に向かって斜め下方に延びて、アクチュエータ通過開口41から排紙トレイ21の上方に突き出ている(突出位置)。第1接触片51bの屈曲点51dは、最も排紙トレイ21の側に突き出ている。遮光片51cは、第1回転軸51aから前方に向かって斜め上方に延びている。第1アクチュエータ51は、回転モーメントによるバランス、あるいは、ねじりコイルバネ(図示省略)によって、上記の通常姿勢をとっている。
図5Bに示されるように、第2アクチュエータ61は、第2回転軸61aと、第2回転軸61aから径方向に延びる3つの第2接触片61bと、第2回転軸61aの一端(右端)から径方向に延びるリンク片61cと、を有している。第2接触片61bは、第2回転軸61aと直交する方向から見て平板状を成しており、第2回転軸61aと平行な2本の線に沿って屈曲している。3つの第2接触片61bは、第2回転軸61aの中央付近に所定の間隔を開けて設けられている。リンク片61cは、第2回転軸61aの軸方向から見て略L字状を成しており、第2回転軸61aから径方向に延びる本体部と、本体部の先端から屈曲する先端部と、を有している。先端部の外側の面には、第2回転軸61aの軸方向外方向に突出する突部61dが形成されている。リンク片61cと第2接触片61bとの間の第2回転軸61aを中心とした角度は、90度よりも小さい角度である。
第2アクチュエータ61は、後壁35の内側において、第1アクチュエータ51よりも上方に配置されている。第2回転軸61aは、排出口39の上方に幅方向と平行となるように配置されて、両端が回転可能に支持されている。図6に示される通常姿勢において、各第2接触片61bは、第2回転軸61aから排出方向(前方)に向かって下方に傾斜して、排出口39から排紙トレイ21の上方に突出している。リンク片61cは、第2回転軸61aからほぼ垂直に垂下して、突部61dが、第1アクチュエータ51の遮光片51cに、排紙トレイ21とは反対側から当接している。第2アクチュエータ61は、回転モーメントによるバランス、あるいは、ねじりコイルバネ(図示省略)によって上記通常姿勢をとっている。
光センサー81は、所定の間隔を開けて対向する投光部と受光部とを有している(図6〜図8には一方のみ図示)。投光部から受光部に向かう光路が被検知物によって遮断又は開放されることで、光センサー81のオフ/オンが切り替わり、制御部に信号を出力する。光センサー81は、後壁35の内側において排出口39の下方に配置されている。詳細には、光センサー81は、第1アクチュエータ51の遮光片51cの先端部の回動軌跡と重なるように配置されている。図6に示されるように、両アクチュエータ51、61の通常姿勢においては、第1アクチュエータ51の遮光片51cの先端部は、光センサー81の検知領域(光路を形成する領域)には達していない。すなわち、光センサー81はオフを示す信号を制御部25に出力している。
上記説明した満杯検知装置50を備える画像形成装置1における満杯検知動作について、図6〜図8を参照して説明する。
図6に示される通常姿勢において、画像形成された用紙Sが排出口39から排出されて排紙トレイ21に積載されていくと、やがて、積載された用紙Sの後端が、第1アクチュエータ51の第1接触片51bに当接するようになる。詳細には、第1接触片51bの屈曲点51dよりも下方の辺に、用紙Sの後端が当接する。このように第1接触片51bに用紙の後端が当接すると、第1アクチュエータ51は、図6の反時計回り方向に一時的に回転し、遮光片51cが光センサー81の検知領域に重なって光路を遮断する場合がある。ここで、制御部25は、光路の遮断時間が一定時間(例えば、1枚の用紙の排出時間)以下であれば、光路が遮断された、すなわち、第1の高さH1まで用紙が積載されたことを判定しないようになっている。
用紙Sがさらに排出されて、排紙トレイ21に積載された用紙Sの後端が第1接触片51bの屈曲点51dに当接すると、第1アクチュエータ51は、図7に示されるように、遮光片51cが光センサー81の検知領域に重なって光路を完全に遮断する第1の位置に回転する(移動する)。これにより、光センサー81はオフからオンに切り替わり、信号を制御部25に出力する。この場合、光路の遮断時間は一定時間よりも長くなるので、制御部25は、第1の高さH1まで用紙Sが積載されたこと、すなわち、第1満杯状態を判定する。なお、第1アクチュエータ51の遮光片51cは、第2アクチュエータ61のリンク片61cの突部61dに当接した状態を維持している。
MFP仕様の場合に、このように排紙トレイ21に用紙Sが第1の高さH1まで積載されると、制御部25は、操作パネル71の表示部に、第1満杯状態であることを示すメッセージを表示して、排出された用紙Sを排紙トレイ21から取り出すようにユーザーに促すこともできる。あるいは、画像形成動作をいったん中断しても良い。
さらに用紙Sが排出されていくと、やがて、最上位の用紙Sが第2アクチュエータ61の各第2接触片61bを上方に押圧するようになる。各第2接触片61bが上方に押圧されると、第2アクチュエータ61は、図7の時計回り方向に回転する。すると、第2アクチュエータ61のリンク片61cの突部61dが、第1アクチュエータ51の遮光片51cを押し、第1アクチュエータ51は図7の反時計回り方向に回転し始める。
さらに用紙Sが排出されて、各第2接触片61bが略水平となる第2の位置まで第2アクチュエータ61が回転する(移動する)と、図8に示されるように、第1アクチュエータ51の遮光片51cの先端部が光センサー81の検知領域から離間して光センサー81の光路が復活する。これにより、光センサー81はオンからオフに切り替わり、制御部25に信号が出力される。制御部25は、第2の高さH2まで用紙Sが積載されたこと、すなわち、第2満杯状態を判定する。そして、操作パネル71の表示部に、第2満杯状態であることを示すメッセージを表示する。あるいは、画像形成動作を停止する。
なお、第1アクチュエータ51及び第2アクチュエータ61は、排紙トレイ21から用紙Sが取り出された後、図6に示される通常姿勢に自動的に回動する。
上記説明したように、本発明によれば、第1満杯状態と第2満杯状態との検知に、光センサー81を共通に使用しているので、部品点数を削減できる。詳細には、第1アクチュエータ51と第2アクチュエータ61とを、遮光片51cとリンク片61cとによって連動させたことで、1つの光センサー81で第1及び第2アクチュエータ51、61の回動を別々に検知することができる。
また、満杯状態を第1満杯状態とするか第2満杯状態とするかをユーザーが選択することができる。例えば、プリンター仕様において、第1アクチュエータ51が第1の位置に回転したことを光センサー81が検知することで第1満杯状態(積載枚数が250枚)を満杯状態と判定しても良い。あるいは、MFP仕様において、排紙トレイ21から用紙束を取り出し難くても、第2アクチュエータ61が第2の位置に回転したことを光センサー81が検知することで第2満杯状態(積載枚数が500枚)を満杯状態と判定しても良い。この場合、満杯状態を第1満杯状態とするか第2満杯状態とするかを、操作パネル71でユーザーが選択できるようにすることもできる。
また、第1アクチュエータ51は、第1満杯状態で排紙トレイ21の上方から装置本体2内に退避して、用紙Sの積載に干渉しないので、第1満杯状態検知後も、排出された用紙Sの後端を後壁35に当接させて整合させていくことができる。さらに、第2アクチュエータ61も、第2満杯状態では略水平に回動するので、画像形成装置1の上方に装着される原稿読取装置3に干渉しない。
本実施形態では、センサーとして光センサー81を使用したが、遮光片51cの先端部によって押圧及び押圧解除される接触式のセンサーを使用することもできる。
次に、第2の実施形態に係る満杯検知装置50について、図9を参照して説明する。図9は第1アクチュエータの遮光片と光センサーとを示す側面図である。
第2の実施形態では、第1アクチュエータ51の遮光片51cが、第1回転軸51aの径方向に沿ったスリット51eと、第1アクチュエータ51の第1の位置への回転方向(図9の反時計回り方向、矢印参照)においてスリット51eよりも上流側の副遮光部51f及び下流側の主遮光部51gと、を有している。スリット51eは、遮光片51cの先端縁から径方向に沿って形成されている。第1アクチュエータ51の回転方向における主遮光部51gの幅W1は、副遮光部51fの幅W2よりも広い。
第2アクチュエータ61は、第2接触片61bが排出口39から排出中の用紙Sが当接することで押し上げられるように設けられている。これにより、第2アクチュエータ61は、用紙Sの排出中には上方に回転し、用紙Sの排出後には下方に回転する。
まず、用紙Sの排出動作時の両アクチュエータ51及び61の挙動と、光センサー81のオンオフ切り替えについて、図10A〜図14を参照して説明する。図10A〜図13は用紙排出時の第1アクチュエータと第2アクチュエータとを示す側面図、図14は光センサーのオンとオフの切り替えを示すタイミングチャートである。
図10Aに示されるように、排紙トレイ21に用紙Sが積載されておらず、排出口39から用紙Sが排出されていない状態では、両アクチュエータ51、61は通常姿勢に回転して、光センサー81の検知領域81aは開放されている。
用紙Sが排出口39から排出されると、前述のように、作動片61bが排出中の用紙Sが当接することで押し上げられ、第2アクチュエータ61は、用紙Sの排出中には上方に回転し、用紙Sの排出後には下方に回転する。この第2アクチュエータ61の回転によって遮光片51cが回転して、一時的に光センサー81の検知領域81aを通過することにより、光センサー81のオン/オフが切り替わる。このオン/オフ切り替えは、図14には図示省略されている。
用紙Sが排出口39から排出されて排紙トレイ21に積載されていくと、積載された用紙Sの後端が、第1アクチュエータ51の第1接触片51bの屈曲点51dよりも下方の辺に当接し始める。すると、図10Bに示されるように、積載された用紙Sで第1接触片51bが押されて、第1アクチュエータ51が反時計回り方向に回転し始める。
用紙Sの排出が継続されて、図11Aに示されるように、積載された用紙Sの高さが第1高さH1に達すると、用紙のSの後端が第1アクチュエータ51の第1接触片51bの屈曲点51dに当接して、第1アクチュエータ51は第1の位置に回転する(第1満杯状態)。これにより、遮光片51cの主遮光部51gが光センサー81の検知領域81aを通過し、光センサー81はオフからオンに切り替わる(図14の時刻t1)。
その後、次に排出される用紙Sが、第2アクチュエータ61の第2接触片61bに当接すると、図11Bに示されるように、第2接触片61bが用紙Sで押し上げられて、第2アクチュエータ61は上方向(図11Bの時計回り方向)に回転する。これにより、遮光片51cが図11Bの反時計回り方向に回転して、遮光片51cのスリット51eが光センサー81の検知領域81aを通過し、光センサー81はオンからオフに切り替わる(図14の時刻t2)。
遮光片51cが図11Bの反時計回り方向にさらに回転すると、図12Aに示されるように、スリット51eが検知領域81aから離間して、副遮光部51fが検知領域81aを通過し、光センサー81はオフからオンに切り替わる(図14の時刻t3)。
遮光片51cが図12Aの反時計回り方向にさらに回転すると、図12Bに示されるように、副遮光部51f、すなわち、遮光片51cが検知領域81aを通過して、光センサー81はオンからオフに切り替わる(図15の時刻t4)。
一方、排出口39から用紙Sが排出されて用紙Sの後端が第2接触片61bから離間すると、第2アクチュエータ61は下方向(図12Bの反時計回り方向)に回転する。これにより、遮光片51cが図12Bの時計回り方向に回転して、図12Aに示されるように、遮光片51cの副遮光部51fが検知領域81aを通過して、光センサー81がオフからオンに切り替わる(図15の時刻t5)。
遮光片51cが図12Aの時計回り方向にさらに回転すると、副遮光部51fは検知領域81aから離間して、スリット51eが検知領域81aを通過して、図11Bに示されるように、光センサー81がオンからオフに切り替わる(図14の時刻t6)。
第1アクチュエータ51が図11Aに示される第1の位置まで回転すると、スリット51eは検知領域81aから離間して、主遮光部51gが検知領域81aを通過し、光センサー81はオフからオンに切り替わる(図14の時刻t7)。
用紙Sの1回の排出動作(Dnt)毎に、上記の第2アクチュエータ61の回転に伴う光センサー81のオンとオフの切り替えが繰り返される。
そして、排紙トレイ21に第2高さH2まで用紙Sが積載されると、図13に示されるように、第2アクチュエータ61は第2の位置に回転し、第2アクチュエータ61の第2接触片61bは、積載された用紙Sで押し上げられて略水平姿勢となる。つまり、遮光片51cが回転して検知領域81aを通過した後(図14の時刻t4、tn4)、光センサー81はオフに維持される。つまり、第2アクチュエータ61が第2の位置に回転した後、用紙Sが排出されると、前述のように第2アクチュエータ61が回動して第1アクチュエータ51の遮光片51cも回動する。しかし、遮光片51cは、図13の位置から反時計回り方向に回動し、光センサー81の検知領域81aを通過しないので、光センサー81はオフに維持される。
次に、第2の実施形態に係る満杯検知装置50の検知動作(第1満杯状態、第1満杯状態検知後に用紙が排紙トレイ21から取り出されたこと、第2満杯状態、の検知動作)について、図14と図15のフローチャート等を参照して説明する。つまり、第1満杯状態になった後、排紙トレイ21から用紙Sを取り出すと、両アクチュエータ51及び61は通常姿勢(図10A参照)に戻るため、光センサー81がオンからオフに切り替わり、第2満杯状態と区別できなくなってしまう。用紙Sを取り出した場合は、用紙Sの排出を継続することが可能であるが、第2満杯状態の場合は、用紙Sの排出を継続することが不可能である。このため、第1満杯状態になった後で光センサー81がオンからオフに切り替わった場合に、用紙Sが取り出されたか、あるいは、第2満杯状態かを区別する必要がある。
用紙Sの排出が開始されると、まず、ステップS1において、制御部25は、光センサー81がオンに切り替わった時刻(図14の時刻t1)からオフに切り替わった時刻(図14の時刻t2)までの時間T1(以降、オン時間とする)が、所定の時間X1以上かどうかを判定する。
前述のように、排紙トレイ21に積載された用紙Sの高さが高さH1に達した場合(図11A参照)、第1アクチュエータ51が第1の位置に回転して遮光片51cの主遮光部51gが光センサー81の検知領域81aを通過し、光センサー81がオフからオンに切り替わる。また、用紙Sの1回の排出動作に伴って第2アクチュエータ61が回転した場合も、光センサー81はオフからオンに切り替わった後、オンからオフに切り替わる。用紙Sの排出動作時のオン時間は、第1アクチュエータ51の第1の位置への回転時のオン時間よりも短いので、オン時間が所定の時間X1以上である場合は、第1アクチュエータ51が第1の位置に回転していると判定される。
具体的には、1枚目の用紙Sが排出された場合、オン時間T1は所定時間X1よりも短い(ステップS1のN)ので、オン時間T1が所定時間X1以上となるまで、用紙Sが排出される毎にステップS1の処理をループする。そして、例えば、250枚目の用紙Sが排出されると、排紙トレイ21に積載された用紙Sが高さH1に達して第1アクチュエータ51が第1の位置(図11A参照)に回転し、遮光片51c(主遮光部51g)が光センサー81の検知領域81cを通過する。この場合、オン時間T1は所定時間X1以上である(ステップS1のY)ので、ステップS2に進む。
そこで、ステップS1で、オン時間T1が所定時間X1よりも長いと判定されると、ステップS2に進み、制御部25は、第1満杯状態であると判定する。その後、ステップS3に進んで、用紙Sの排出の継続が可能かどうかを判定する。MFP仕様の場合は、用紙Sの排出が不可能と判定されて、処理が終了する。この際、操作パネル71の表示部に第1満杯状態であることを示すメッセージを表示してもよい。一方、プリンター仕様の場合は、用紙Sの排出を継続が可能と判定されて、ステップS4に進む。
ステップS4で、制御部25は、光センサー81がオフに切り替わった時刻(図14の時刻t2)からオンに切り替わった時刻(図14の時刻t3)までの時間T2(以降、オフ時間とする)が、所定時間X2よりも短いかどうかを判定する。
第1満杯状態検知後に用紙Sの排出が継続されると、図11Aから図12Bに示されるように、排出される用紙Sによって第2アクチュエータ61及び第1アクチュエータ51が回転して、光センサー81はオンとオフとに切り替わる。つまり、第1アクチュエータ51が回転して、光センサー81の検知領域81aをスリット51eが通過した後、副遮光部51fが通過するので、光センサー81はオフからオンに切り替わる。
一方で、第1満杯状態が判定された後に用紙Sを取り出すと、第1アクチュエータ51と第2アクチュエータ61とは通常姿勢(図10A参照)に回転する。これにより、光センサー81の検知領域81aはいったん開放されるので、光センサー81はオンからオフに切り替わる。そして、次の用紙排出動作が実行されるまでは、オフ状態に維持される。
そこで、制御部25は、第1満杯状態判定後に、光センサー81のオフ時間T2が所定時間X2以下よりも短い場合は、第1満杯状態判定後に用紙の排出動作が継続されていると判定し、ステップS5に進む。つまり、第1満杯状態判定後に用紙Sの排出が継続された場合のオフ時間は、スリット51eの通過時間である。スリット51eの幅は比較的狭いので、スリット51eが検知領域81aを通過する時間は短い。一方、用紙S取り出し後のオフ時間は、第1アクチュエータ51が通常姿勢(図10A参照)に回転した後の時間であり、スリット51eの通過時間よりも長い。
ステップS5では、制御部25は、光センサー81のオフ時間T3が所定時間X3以上かどうかを判定する。言い換えると、光センサー81がオフに切り替わった時刻(図14の時刻tn4)から所定時間X3経過後の時刻(図14の時刻tnx)に光センサー81がオンかどうかを判定する。前述のように、排紙トレイ21に積載された用紙Sが第2高さH2に達して第2アクチュエータ61が第2の位置に回転すると(図13参照)、第1アクチュエータ51の遮光片51cが検知領域81aを通過した後(図15の時刻t4)、光センサー81はオフに維持される。
したがって、ステップS5で、制御部25が、光センサー81のオフ時間T3が所定時間X3以上であると判定すると、ステップS6に進み、制御部25が第2満杯状態と判定する。その後、用紙Sの排出を停止したり、操作パネル71の表示部に第2満杯状態であることを示すメッセージを表示したりする等の指示を実行する。
一方、ステップS4で、光センサー81のオフ時間T2が所定時間X2よりも長いと判定された場合は、ステップS7に進み、制御部25は、排紙トレイ21に積載された用紙Sが取り出されたと判定する。
上記説明したように、第2の実施形態に係る満杯検知装置によれば、第1満杯状態後の用紙Sの排出動作を光センサー81で検知することで、第1満杯状態後に排紙トレイ21から用紙を取り出した場合と、第1満杯状態後に用紙Sの排出が継続されている場合と、を区別して検知することができる。つまり、双方の場合とも、光センサー81のオンからオフへの切り替わりによって判定されるが、第2の実施形態では、光センサー81によって用紙Sの排出動作も検知できるようにしたので、第1満杯状態後に用紙Sの排出動作を光センサー81が検知するか否かによって区別することができる。
具体的には、第1満杯状態を判定した後、光センサー81のオフ時間が所定時間よりも長い場合には、排紙トレイ21に積載された用紙Sが取り出されたと判定でき、短い場合には、第1満杯状態後に用紙Sの排出が継続されていると判定できる。
また、第1アクチュエータ51の回転方向における主遮光部51gの幅は、副遮光部51fの幅よりも広く形成されている。したがって、遮光片51cの寸法を大きくせずに、第1満杯状態時に光センサー81の検知領域81aを確実に遮断することができ、第1満杯状態をより正確に判定することができる。
さらに、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係る画像形成装置における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。すなわち、上記した本発明の実施の形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施の形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 画像形成装置
3 原稿読取装置
21 排紙トレイ
25 制御部
35 後壁
39 排出口
41 アクチュエータ通過開口(開口部)
50 満杯検知装置
51 第1アクチュエータ
51a 第1回転軸
51b 第1接触片
51c 遮光片(被検知片)
51e スリット
51f 副遮光部
51g 主遮光部
61 第2アクチュエータ
61a 第2回転軸
61b 第2接触片
61c リンク片
81 光センサー
81a 検知領域
3 原稿読取装置
21 排紙トレイ
25 制御部
35 後壁
39 排出口
41 アクチュエータ通過開口(開口部)
50 満杯検知装置
51 第1アクチュエータ
51a 第1回転軸
51b 第1接触片
51c 遮光片(被検知片)
51e スリット
51f 副遮光部
51g 主遮光部
61 第2アクチュエータ
61a 第2回転軸
61b 第2接触片
61c リンク片
81 光センサー
81a 検知領域
Claims (6)
- 排出された用紙が積載される排紙トレイと、
前記排紙トレイに第1の高さまで用紙が積載された第1満杯状態と、前記第1の高さよりも高い第2の高さまで用紙が積載された第2満杯状態とを検知する満杯検知装置と、を備え、
前記満杯検知装置は、
前記第1満杯状態における用紙に接触して第1の位置に移動する第1アクチュエータと、
前記第2満杯状態における用紙に接触して第2の位置に移動する第2アクチュエータと、
前記第1アクチュエータ及び前記第2アクチュエータがそれぞれ前記第1の位置及び前記第2の位置へ移動したことを検知する1つのセンサーと、
前記センサーの検知結果に基づいて前記第1満杯状態又は前記第2満杯状態を判定する制御部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記排紙トレイの上方に設けられる用紙の排出口と前記排出口の下方に設けられる開口部と、を有する後壁を備え、
前記第1アクチュエータは、
前記開口部を通って前記後壁から突出する突出位置から、前記後壁から退避した前記第1の位置へ向かって回動するように設けられ、
前記第2アクチュエータは、
前記排出口に回動可能に支持されて、前記第2の位置に向かって上方に回動するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1アクチュエータは、回転可能に支持される第1回転軸と、前記第1回転軸から径方向に延びて前記排紙トレイに積載される用紙に接触可能な第1接触片と、前記第1回転軸から径方向に延びて前記センサーの検知領域と重なるように設けられる被検知片と、を有し、
前記第2アクチュエータは、回転可能に支持される第2回転軸と、前記第2回転軸から方向に延びて前記排紙トレイに積載される用紙に接触可能な第2接触片と、前記第2回転軸から径方向に延びて前記被検知片に当接するリンク片と、を有し、
前記第1接触片が前記第1満杯状態における用紙に接触して前記第1アクチュエータが前記第1の位置に回転することで、前記被検知片が前記センサーの検知領域に重なるように移動して、前記制御部が前記第1満杯状態を判定し、
前記第1満杯状態が判定された後、前記排紙トレイへの用紙の排出が継続されて、前記第2接触片が前記第2満杯状態における用紙に接触して前記第2アクチュエータが前記第2の位置に回転することで、前記リンク片が前記被検知片を押圧して前記センサーの検知領域から前記被検知片が離間し、前記制御部が前記第2満杯状態を判定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記センサーは、前記検知領域に形成される光路の遮断又は開放を検知する光センサーであり、
前記第2アクチュエータは、前記排出口から排出中の用紙が当接することで押し上げられる作動片を有し、
前記被検知片は、
前記径方向に沿ったスリットと、前記第1アクチュエータの前記第1の位置への回転方向において前記スリットよりも上流側の副遮光部及び下流側の主遮光部と、を有し、
前記第1満杯状態においては、前記主遮光部が前記光路を遮断し、
前記第1満杯状態後に用紙が排出された場合は、排出中の用紙が前記作動片に当接して押し上げられ、前記第2アクチュエータが上方へ回転して前記被検知片を回転させ、前記スリットが前記検知領域を通過して前記光路を開放した後で前記副遮光部が前記検知領域を通過して前記光路を遮断するように設けられ、
前記制御部は、前記第1満杯状態が判定された後の前記光路の開放時間に基づいて、前記第1満杯状態が判定された後に前記積載トレイから用紙が取り出されたかどうかを判定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記第1満杯状態が判定された後の前記光路の開放時間が所定の時間よりも長い場合は、前記第1満杯状態が判定された後に前記積載トレイから用紙が取り出されたと判定し、 前記第1満杯状態が判定された後の前記光路の開放時間が前記所定の時間以下の場合は、前記第1満杯状態が判定された後に用紙の排出が継続されていると判定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記第1アクチュエータの回転方向における前記主遮光部の幅は、前記副遮光部の幅よりも広いことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017175426 | 2017-09-13 | ||
JP2017175426 | 2017-09-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=66014254
Family Applications (1)
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JP2018098099A Pending JP2019052046A (ja) | 2017-09-13 | 2018-05-22 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20190081540A1 (en) * | 2016-03-18 | 2019-03-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Electric conductor insertion device and insertion method |
JP2020183990A (ja) * | 2019-05-04 | 2020-11-12 | 株式会社リコー | 廃トナー量検知装置、廃トナー回収容器、及び、画像形成装置 |
-
2018
- 2018-05-22 JP JP2018098099A patent/JP2019052046A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20190081540A1 (en) * | 2016-03-18 | 2019-03-14 | Honda Motor Co., Ltd. | Electric conductor insertion device and insertion method |
JP2020183990A (ja) * | 2019-05-04 | 2020-11-12 | 株式会社リコー | 廃トナー量検知装置、廃トナー回収容器、及び、画像形成装置 |
JP7263903B2 (ja) | 2019-05-04 | 2023-04-25 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
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