JPH06168848A - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
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- JPH06168848A JPH06168848A JP43A JP34151892A JPH06168848A JP H06168848 A JPH06168848 A JP H06168848A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 34151892 A JP34151892 A JP 34151892A JP H06168848 A JPH06168848 A JP H06168848A
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Abstract
在させて構成した電解コンデンサにかかり、特には中高
圧用の電解コンデンサにおいて、耐電圧(絶縁破壊電
圧)及びショート不良率を維持向上させるとともに電解
液の含浸性及びインピーダンス特性をも同時に向上させ
た電解コンデンサを提供することを目的とする。 【構成】 陽極箔と陰極箔との間に電解紙を介在してな
る電解コンデンサにおいて、前記電解紙は長網抄紙機に
て紙層形成された高密度層と、円網抄紙機にて紙層形成
された低密度層とを抄紙機上で重ねて抄き合わせてなる
電解コンデンサを提供する。そして、前記高密度層は厚
さが10〜50μm,密度が0.88〜1.00g/c
m3であり、前記低密度層は厚さが10〜60μm,密
度が0.20〜0.40g/cm3である構成及び前記
電解紙は全体厚さ20〜110μm,全体密度0.50
〜0.80g/cm3である構成を提供する。
Description
電解紙を介在させて構成した電解コンデンサにかかり、
特には中高圧用の電解コンデンサにおいて、耐電圧(絶
縁破壊電圧)及びショート不良率を維持向上させるとと
もに電解液の含浸性及びインピーダンス特性をも同時に
向上させるものである。
コンデンサは、陽極アルミ箔と陰極アルミ箔との間にセ
パレータとして電解紙を介在させて巻付け形成してコン
デンサ素子を作成し、このコンデンサ素子を液状の電解
液中に浸漬して電解質を含浸させ、封口して製作してい
る。電解液としては通常エチレングリコール(EG),
ジメチルホルムアミド(DMF)又はγ−ブチロラクト
ン(GBL)等を溶媒とし、これらの溶媒に硼酸やアジ
ピン酸,アゼライン酸又はこれらのアンモニウム塩を溶
解したものを用いてコンデンサ素子の両端から浸透させ
て製作している。
紙中に電解液を含浸させているため、コンデンサとして
のインピーダンス特性、特に等価直列抵抗(以下ESR
と略する)が高くなり易く、又使用中にも経時劣化する
おそれがある。そのためインピーダンス特性を良くする
ために電解液の抵抗を下げたり、電解紙を薄くするか密
度を低くすることが考えられる。しかしながら、電解液
の抵抗値を下げると、アルミ箔に対して腐蝕性を与える
原因となり、一方、電解紙を薄くしたり密度を低くする
と、コンデンサ素子に巻き取る際にショート不良率が増
大し、仮にショートしなかった場合でも製品化されて市
場に出された後のショート不良率が高くなる難点があ
る。
めに電解紙については構成する繊維の形状や配向性が検
討され、電解紙の原料を通常の木材クラフトパルプから
マニラ麻パルプ、エスパルトパルプに変更する手段が用
いられている。そして、かかる原料によれば低密度紙を
簡単に抄紙することができるため、インピーダンス特性
が良く、しかも低密度紙であっても十分な引張強度を有
しており、広く使用されて、相応の効果を挙げている。
り、中高圧用の電解コンデンサのインピーダンス特性を
向上するには不向きであった。従来、中高圧用の電解コ
ンデンサにおいては耐電圧を確保するために充分な高い
密度と厚さを有する電解紙が電気特性を犠牲にしても使
用されているのである。
る電解紙は、使用電圧が高くなるほど陽極箔同士の接触
による短絡事故、箔バリや端子取付部でのショートの危
険性が増大するため、高叩解原料により長網抄紙機で抄
紙されたピンホールの存在しない密度0.70〜0.8
8g/cm3の高密度の電解紙(以下長網一重紙と略す
る)や長網一重紙の2枚使用のものが使用されている。
特に近年、中高圧用の電解コンデンサの高信頼性化に伴
い耐電圧の高い電解紙の要望が顕著となっている。
液の含浸性について述べれば次の通りである。先ず、耐
電圧を向上させるためには電解紙の厚さを厚くするか、
叩解度を進めた原料で密度を高くするのが通例である。
電解紙の厚さを厚くすると電解液の保液性やショート不
良の危険性を防止する上では有効であるが、ESRの悪
化を招き、更にコンデンサ素子の大径化により小型化に
対して不都合となる。一方、叩解の程度を示すJIS
P 8121によるCSF(Canadian Sta
ndardFreeness)の数値を小さくした原料
で高密度に抄紙した電解紙は、耐電圧の向上に対しては
有効であるが、繊維間の接触点が増加して繊維間空隙が
減少することによりESRの悪化や電解液の含浸性を悪
化させる結果となる。即ち、耐電圧を確保するために、
電解紙の厚さを厚くし密度を高めると、一方においてE
SRの悪化と共に電解液の含浸性をも悪化させるという
相反する結果となるのである。
として一般的に使用されている前記した0.70〜0.
88g/cm3の高密度の長網一重紙や長網一重紙の2
枚使用の電解紙はESRの悪化と共に電解液の含浸性が
極めて悪く、電解コンデンサ製作での生産性向上の阻害
要因にもなっている。
工により凹状溝を幅方向に形成し含浸性を向上させた電
解紙(特公昭62−62451)や、高叩解原料で抄紙
した電解紙に抄紙後の二次加工によるエンボス加工によ
り凹凸パターンを施して厚さを実質的に厚くすると共に
密度を下げて、ESRと含浸性の双方を向上させた電解
紙(特公平2−52847)を提供し、相応の効果を発
揮して好評を得ている。特に大型サイズや高信頼性の電
解コンデンサへ採用されるに致っている。
を必要とするため、種々の問題点が判明してきた。即
ち、エンボスロールの加圧により強制的に紙面に凹凸を
施すため、繊維劣化を免れず紙力強度が低下する。特に
原紙厚さが薄く強度の弱い電解紙の場合は、エンボス加
工により更に強度低下を招くため、比較的紙幅の狭いコ
ンデンサにおいては、コンデンサ素子の巻取工程中に紙
切れが発生する場合があり、返って生産性を低下させる
等の問題が発生している。そのため、二次加工前の原紙
の厚さが25μm以下の電解紙の場合は実質上量産でき
ていないのが現状である。更に、二次加工を必要とする
ため、製造工程が複雑化し、製造コストが高くなり電解
紙自体が高価格となる。
圧用の電解コンデンサにおいて、二次加工を施すことな
く抄紙のみにて、耐電圧を維持向上させるとともに含浸
性及びESRを同時に向上させて電気特性と共に生産性
の高い電解コンデンサを提供することを目的とする。
するために、陽極箔と陰極箔との間に電解紙を介在して
なる電解コンデンサにおいて、前記電解紙は長網抄紙機
にて紙層形成された高密度層と、円網抄紙機にて紙層形
成された低密度層とを抄紙機上で重ねて抄き合わせてな
る電解コンデンサを提供する。そして、前記高密度層は
天然繊維パルプを原料とし、又前記低密度層は硬質な天
然繊維パルプ又は再生セルロース繊維の1種又は2種以
上を原料とし、更に前記低密度層は硬質な繊維が少なく
とも40%以上配合されている構成を提供する。更に前
記高密度層は厚さが10〜50μm,密度が0.88〜
1.00g/cm3であり、前記低密度層は厚さが10
〜60μm,密度が0.20〜0.40g/cm3であ
る構成及び前記電解紙は全体厚さ20〜110μm,全
体密度0.50〜0.80g/cm3である構成を提供
する。
層の二層構造とした電解紙を使用したため、高密度層の
存在により電解紙全体として耐電圧を高く維持すること
ができると共に、低密度層の存在により電解紙全体とし
てインピーダンス特性を向上させることができ、更に素
子巻取工程を簡素化することできる。特に低密度層の原
料として抄紙時の圧力によって変形し難く断面が円形状
である硬質な天然繊維パルプ又は再生セルロース繊維の
1種又は2種以上を使用したため、繊維が層状に積層さ
れ密度が高くなる原料との混合であっても、硬質な繊維
が不均一に積層され、繊維間隙が生じて低密度抄紙が可
能となる。特に高密度層を厚さ10〜50μm,密度
0.88〜1.00g/cm3とし、低密度層を厚さ1
0〜60μm,密度0.20〜0.40g/cm3の範
囲とすることにより、電解液を含浸して繊維が膨潤して
も液浸透に必要な繊維間隙を充分に保持することができ
て含浸性、保液性が向上されESRも良好となる。よっ
て、これらの電解紙を使用して製作した中高圧用の電解
コンデンサは、電解紙の含浸性、保液性が良好であるた
めエージングの際、酸化皮膜の欠陥部修復が円滑に行わ
れ、ESRの低減化によりコンデンサの発熱が抑制され
て、ガス発生を減少させることができると共に、電解紙
自体が充分な耐電圧を保有しているため、エージングシ
ョート不良を格段に減少させることができる。従って従
来困難とされてきた中高圧用の電解コンデンサのESR
とエージングショート不良率の双方を同時に向上できる
と共に、コンデンサ製作の生産性をも向上させることが
できる。
明する。本発明にかかる電解紙は長網抄紙機にて紙層形
成された高密度層と、円網抄紙機にて紙層形成された低
密度層とを抄紙機上で重ねて抄き合わせてなるもの(以
下長網円網二重紙と略する)である。
網円網二重紙は、高叩解された原料で可能な限りの高密
度層を形成させるか、従来と同密度域であれば厚さの厚
い高密度層を形成することにより充分な耐電圧を保持す
ることができる。同時に低密度層を逆に可能なかぎり密
度を下げて十分な繊維間隙を保有した紙層として形成す
ることにより電解液の保液性や含浸速度を向上させるこ
とができるのである。
は特に限定はなく、高叩解が可能で高密度の紙層形成が
可能な原料であれば何れであっても良く、適宜の天然繊
維パルプを選択するのが適当であり、針葉樹クラフトパ
ルプ、マニラ麻パルプ等が通常使用される。一方、低密
度層に使用する原料としては、紙層形成の際の抄紙機上
の圧力にて変形せず断面が円形状であって高密度化傾向
のない硬質な天然繊維パルプ又は再生セルロース繊維を
単独若しくはこれらの混合原料更に通常のクラフトパル
プを混合したものを使用する。なお、硬質な繊維は少な
くとも40%以上配合されていることが好ましい。硬質
な天然繊維としてはマニラ麻パルプ,サイザル麻パル
プ,エスパルトパルプ,竹パルプ,コットンリンターパ
ルプや、パルプ製造上公知で高αセルロースパルプを得
る目的で施される冷アルカリ処理(以下マーセル化と略
す)した針葉樹クラフトパルプ,広葉樹クラフトパルプ
等を使用し、再生セルロース繊維としてはポリノジック
レーヨン,有機溶剤紡糸レーヨン等を使用する。
紙する場合には硬質で繊維径の細く、断面形状が真円の
エスパルトパルプや広葉樹パルプ及びマーセル化広葉樹
パルプの配合を多くし、厚く抄紙する場合には硬質で保
液性が良く断面形状が円状で繊維径が比較的大きいサイ
ザル麻パルプ,コットンリンターパルプ,マーセル化針
葉樹パルプを多く配合した原料とする。
て、低密度層を円網抄紙機にて抄紙するものであり、前
記した原料を適度なCSFの数値に叩解し、所定の厚さ
の低密度層を円網抄紙機にて抄紙し、長網側から抄き出
される高密度層と貼り合わせ長網円網二重紙の電解紙と
する。なお、電解コンデンサの電気的特性,ショート不
良等に悪影響を及ぼさないように、塵やごみ、鉄微粒子
が除去されていることが必要であり、原料の精選ととも
に除塵機により処理を施しておく必要がある。このよう
にして得られた電解紙を陽極アルミ箔と陰極アルミ箔と
の間に介在させて巻きつけ形成した後、液状の電解液を
含浸させ、封口して電解コンデンサを製作する。
の二層構造を有する長網円網二重紙を使用するものであ
るが、高密度層の密度が0.88g/cm3未満の場合
には、高密度層の密度が耐電圧の向上のためには不足す
るため、長網円網二重紙全体としての耐電圧を向上させ
るために、低密度層に針葉樹クラフトパルプの如く断面
が扁平状で抄紙した場合に繊維が積層され高密度化傾向
となる原料の使用や、マニラ麻パルプ等のように比較的
硬質で円形状の繊維であっても過度に叩解した原料を使
用して低密度層自体の密度を高め、全体密度を高めて抄
紙することが必要である。ところが、電解液の含浸工程
においては、電解液はコンデンサ素子の両端からのみ浸
透するので、低密度層の密度を高くすればするほど、電
解液含浸による繊維の膨潤によって、繊維間隙が益々減
少し、コンデンサ素子の両端部分で膨潤繊維によるパッ
キング作用が生じ、素子中央部まで含浸するのに非常に
時間がかかると共に、電気特性が悪化する。そこで、本
発明の好ましい実施例としては高密度層の密度を0.8
8g/cm3以上に高めることが適当である。一方含浸
性の向上及びESRの向上のためには低密度層の密度が
0.40g/cm3以上ではその効果が少ないため大幅
に低密度とすることが適当であり、具体的には高密度層
の密度が0.88〜1.00g/cm3、低密度層の密
度が0.20〜0.40g/cm3の範囲が効果が大き
い。また、高密度層の厚さが10μmより薄くなると紙
層形成は可能ではあっても、長網上での吸引脱水による
ピンホールの存在しない良好な紙質を得るためには、生
産性を度外視した抄紙速度の低下等、抄紙上の問題点が
多くなる。逆に50μmよりも厚くなれば脱水困難や坪
量増による繊維分散不良により地合不均一等の問題が発
生してくる。そこで、高密度層の厚さが10〜50μ
m,低密度層の厚さが10〜60μmの範囲が適当であ
る。そして、長網円網二重紙全体として厚さ20〜11
0μm,全体密度0.50〜0.80g/cm3の範囲
が適当である。現在の抄紙技術ではかかる密度0.88
g/cm3以上や従来密度域でも厚さの厚い高密度層の
紙層形成が可能であり、大幅に密度を低めた低密度層と
の抄き合わせ長網円網二重紙の製造が可能である。
るための各種実施例及び使用した電解紙の評価結果と得
られた電解コンデンサのESR,エージングショート不
良率等を測定した結果を各種比較例と対比して示す。な
お各試料の各測定値は次ぎの測定方法によって行なっ
た。
(電解コンデンサ紙)に規定された方法で測定した。
gにて2時間真空含浸させ、更に85℃で2時間熱処理
をして測定用試料とする。次いで99.99%のアルミ
箔をプレス成型し20mmφのアルミキャップを製作
し、上部のアルミキャップ上に100gの分銅をのせ、
下部のアルミ平版の間に上記電解紙試料を介在させて、
30mAの定電流により化成しショート発生電圧を測定
した。
Hgにて2時間真空含浸させ、更に85℃で2時間熱処
理をした後、38mmφの電極間に挟み20℃,100
0HZの周波数でLCRメータによって測定した。
介在させ、アルミ箔端子を取付ながら巻取りして電解コ
ンデンサ素子を作成した後、所定の電解液を含浸させて
ケースに封入し、エージングを行い、電解紙厚さ40μ
m,50μm紙は200WV,1000μFの電解コン
デンサを,電解紙厚さ90μmは400WV,680μ
Fの電解コンデンサを製作した。
子巻を製作し、85℃で4時間乾燥後、デシケータ内で
室温まで冷却する。次いで他のデシケータ内のビーカー
に入れ15mmHgまで減圧した後、負圧により所定の
電解液をビーカー内に吸引し、LCRメーターで静電容
量を測定して、箔から計算した理論容量の98%以上に
なった時間を含浸時間とした。
0%まで徐々に昇圧していき、エージングを行なう。こ
の時のエージングショート,防爆弁の作動は無論、液漏
れ,封口部の膨れ等の外観異常を含めたコンデンサの個
数を100個で除してショート不良率とした。
数でLCRメータによって測定した。
周波数でLCRメータで測定した。
を負荷して、5分後電流値を測定した。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ18.3μ
m,密度0.905g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、エスパルトパルプ60%とマーセル化広葉
樹クラフトパルプ40%の混合原料をCSF700ml
に叩解し、円網部分で厚さ17.2μm,密度0.37
2g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚さ35.
5μm,全体密度0.647g/cm3の長網円網二重
紙を製作した。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ25.0μ
m,密度0.975g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、エスパルトパルプ40%とマーセル化広葉
樹クラフトパルプ60%の混合原料をCSF680ml
に叩解し、円網部分で厚さ15.2μm,密度0.36
7g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚さ40.
2μm,全体密度0.745g/cm3の長網円網二重
紙を製作した。ついで、この二重紙を電解紙として定格
200WV,容量1000μFのアルミ電解コンデンサ
を製作した。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ25.1μ
m,密度0.955g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、コットンリンターパルプ50%と針葉樹ク
ラフトパルプ50%の混合原料をCSF700mlに叩
解し、円網部分で厚さ25.0μm,密度0.322g
/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚さ50.1μ
m,全体密度0.639g/cm3の長網円網二重紙を
製作した。ついで、この二重紙を電解紙として定格20
0WV,容量1000μFのアルミ電解コンデンサを製
作した。
たものを長網の抄紙原料とし、厚さ29.5μm,密度
0.895g/cm3の高密度紙を長網部分で抄紙しつ
つ、コットンリンターパルプ70%と有機溶剤紡糸レー
ヨン30%の混合原料をCSF720mlに叩解し、円
網部分で厚さ30.5μm,密度0.238g/cm3
の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚さ60.0μm,全体
密度0.561g/cm3の長網円網二重紙を製作し
た。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ39.9μ
m,密度0.883g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、コットンリンターパルプ70%とマーセル
化針葉樹クラフトパルプ30%の混合原料をCSF70
0mlに叩解し、円網部分で厚さ50.2μm,密度
0.337g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚
さ90.1μm,全体密度0.579g/cm3の長網
円網二重紙を製作した。ついで、この二重紙を電解紙と
して定格400WV,容量680μFのアルミ電解コン
デンサを製作した。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ20.1μ
m,密度0.745g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、円網部分では針葉樹クラフトパルプをCS
F350mlに叩解した原料で厚さ14.8μm,密度
0.524g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚
さ34.9μm,全体密度0.651g/cm3の長網
円網二重紙を製作した。これは実施例1に対応させた電
解紙である。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ20.1μ
m,密度0.841g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、円網部分では針葉樹クラフトパルプをCS
F250mlに叩解した原料で厚さ10.1μm,密度
0.625g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚
さ30.2μm,全体密度0.768g/cm3の長網
円網二重紙を製作した後、エンボス加工にて厚さ35.
5μm,密度0.654g/cm3のエンボス加工紙を
製作した。これは実施例1に対応したエンボス加工の電
解紙である。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ20.1μ
m,密度0.861g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、円網部分では針葉樹クラフトパルプをCS
F300mlに叩解した原料で厚さ20.0μm,密度
0.645g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚
さ40.1μm,全体密度0.753g/cm3の長網
円網二重紙を製作した。ついで、この二重紙を電解紙と
して定格200WV,1000μFのアルミ電解コンデ
ンサを製作した。これは実施例2に対応した電解紙及び
電解コンデンサである。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ21.2μ
m,密度0.772g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、円網部分では針葉樹クラフトパルプをCS
F500mlに叩解した原料で厚さ29.6μm,密度
0.528g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚
さ50.8μm,全体密度0.630g/cm3の長網
円網二重紙を製作した。ついで、この二重紙を電解紙と
して定格200WV,1000μFのアルミ電解コンデ
ンサを製作した。これは実施例3に対応した電解紙及び
電解コンデンサである。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ20.1μ
m,密度0.864g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、円網部分では針葉樹クラフトパルプをCS
F300mlに叩解した原料で厚さ20.5μm,密度
0.658g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚
さ40.6μm,全体密度0.760g/cm3の長網
円網二重紙を製作した後、エンボス加工にて厚さ49.
4μm,密度0.625g/cm3のエンボス加工紙を
製作した。ついで、この二重紙を電解紙として定格20
0WV,1000μFのアルミ電解コンデンサを製作し
た。これは実施例3に対応した電解紙及び電解コンデン
サである。
たものを長網の抄紙原料とし、厚さ20.2μm,密度
0.745g/cm3の高密度紙を長網部分で抄紙しつ
つ、マニラ麻パルプを叩解機でCSF550mlに叩解
し、円網部分で厚さ40.0μm,密度0.465g/
cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚さ60.2μ
m,全体密度0.559g/cm3の長網円網二重紙を
製作した。これは実施例4に対応した電解紙である。
叩解したものを長網の抄紙原料とし、厚さ20.4μ
m,密度0.767g/cm3の高密度紙を長網部分で
抄紙しつつ、円網部分では針葉樹クラフトパルプをCS
F600mlに叩解した原料で厚さ70.1μm,密度
0.528g/cm3の紙を抄紙して抄き合せ、全体厚
さ90.5μm,全体密度0.582g/cm3の長網
円網二重紙を製作した。ついで、この二重紙を電解紙と
して定格400WV,容量680μFのアルミ電解コン
デンサを製作した。これは実施例5に対応した電解紙及
び電解コンデンサである。
紙の評価結果を表1に、比較例1〜7の電解紙の評価結
果を表2に示す。また実施例2,3,5と比較例3,
4,5,7に係わる電解コンデンサの含浸速度,エージ
ング時のショート不良率,容量,漏れ電流,ESRの測
定結果を表3に示す。
密度層と硬質繊維を使用した低密度層の二層構造とした
長網円網二重紙からなる電解紙を使用した本発明は、耐
電圧,ESR,電解液含浸速度,エージング時のショー
ト不良率共に優れた特性を有しており、しかも紙として
充分な引張強度をも有している。特に表1の実施例1は
密度を高密度層で0.88g/cm3以上のより高密度
に、低密度層で0.40g/cm3以下のより低密度と
した好ましい数値範囲内としたものであり、具体的には
厚さ18.3μm,密度0.905g/cm3の高密度
層と、硬質で繊維径の細いエスパルトパルプとマーセル
化広葉樹クラフトパルプを混合し、厚さ17.2μm,
密度0.372g/cm3の低密度層を抄き合せた長網
円網二重紙であり、密度を高密度層で0.88g/cm
3以下の0.745g/cm3とし、低密度層で0.40
g/cm3以上の0.524g/cm3とした比較例1よ
りも引張強度は同等ではあるものの、耐電圧及びESR
において改善の効果が大きい。また、比較例2は抄紙後
のエンボス加工により、実施例1と略同一の全体厚さ、
密度としたものであるが、抄紙のみにより製作した実施
例1の方が引張強度,ESR共に格段に改善されてい
る。
μm,密度0.975g/cm3とし、低密度側を厚さ
15.2μm,密度0.367g/cm3としたもので
あるが、全体厚さ,密度を略同一とした比較例3に比し
てよりESRの改善効果が大きく、コンデンサ素子の電
解液含浸速度も約1/3に短縮されている。
55g/cm3の高密度層と硬質,高吸液性で比較的繊
維径の大きいコットンリンターパルプと通常の針葉樹ク
ラフトパルプを混合して低密度層を抄紙し抄き合せたも
のであり、略同一全体厚さ,密度の比較例4及び比較例
5のエンボス加工紙に比してより引張強度,耐電圧,E
SR共に改善され、エージングショート不良率は0%と
なっている。また、含浸速度は比較例4に比較して1/
2以下となり、含浸速度改善目的に製作している比較例
5のエンボス加工紙とほぼ同等まで改善されている。
密度0.895g/cm3とし、低密度側はコットンリ
ンターパルプと有機溶剤紡糸レーヨンを混合して、厚さ
30.5μm,密度0.238g/cm3の超低密度紙
を抄き合せ全体厚さ60.0μm,密度0.561g/
cm3としたものである。比較例6は高密度層,低密度
層共にマニラ麻パルプを使用した長網円網二重紙である
が、実施例4の方が耐電圧、ESR共により大幅に改善
されている。
μm,密度0.883g/cm3で高密度層を形成し、
低密度側はコットンリンターパルプとマーセル化針葉樹
クラフトパルプを混合して抄紙し高密度層と抄き合せ、
全体厚さ90.1μm,密度0.579g/cm3とし
て、比較例7と略同一厚さ,密度としたものであるが、
耐電圧,ESR共の改善のみならず、電解液の含浸速度
は1/2に,エージングショート不良率は3%から0%
により改善されている。
密度層と低密度層の二層構造とした電解紙を使用したた
め、高密度層の存在により電解紙全体として耐電圧を高
く維持することができると共に、低密度層の存在により
電解紙全体としてインピーダンス特性を向上させること
ができ、更に素子巻取工程を簡素化することできる。特
に低密度層の原料として抄紙時の圧力によって変形し難
く断面が円形状である硬質な天然繊維パルプ又は再生セ
ルロース繊維の1種又は2種以上を使用したため、繊維
が層状に積層され密度が高くなる原料との混合であって
も、硬質な繊維が不均一に積層され、繊維間隙が生じて
低密度抄紙が可能となる。特に高密度層を厚さ10〜5
0μm,密度0.88〜1.00g/cm3とし、低密
度層を厚さ10〜60μm,密度0.20〜0.40g
/cm3の範囲とすることにより、電解液を含浸して繊
維が膨潤しても液浸透に必要な繊維間隙を充分に保持す
ることができて含浸性、保液性が向上されESRも良好
となる。よって、これらの電解紙を使用して製作した中
高圧用の電解コンデンサは、電解紙の含浸性、保液性が
良好であるためエージングの際、酸化皮膜の欠陥部修復
が円滑に行われ、ESRの低減化によりコンデンサの発
熱が抑制されて、ガス発生を現象させることができると
共に、電解紙自体が充分な耐電圧を保有しているため、
エージングショート不良を格段に減少させることができ
る。従って従来困難とされてきた中高圧用の電解コンデ
ンサのESRとエージングショート不良率の双方を同時
に向上できると共に、コンデンサ製作の生産性をも向上
させることができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 陽極箔と陰極箔との間に電解紙を介在し
てなる電解コンデンサにおいて、 前記電解紙は長網抄紙機にて紙層形成された高密度層
と、円網抄紙機にて紙層形成された低密度層とを抄紙機
上で重ねて抄き合わせてなることを特徴とする電解コン
デンサ。 - 【請求項2】 前記高密度層は天然繊維パルプを原料と
する請求項1記載の電解コンデンサ。 - 【請求項3】 前記低密度層は硬質な天然繊維パルプ又
は再生セルロース繊維の1種又は2種以上を原料とする
請求項1,2記載の電解コンデンサ。 - 【請求項4】 前記低密度層は硬質な繊維が少なくとも
40%以上配合されている請求項3記載の電解コンデン
サ。 - 【請求項5】 前記高密度層は厚さが10〜50μm,
密度が0.88〜1.00g/cm3である請求項1,
2,3,4記載の電解コンデンサ。 - 【請求項6】 前記低密度層は厚さが10〜60μm,
密度が0.20〜0.40g/cm3である請求項1,
2,3,4,5記載の電解コンデンサ。 - 【請求項7】 前記電解紙は全体厚さ20〜110μ
m,全体密度0.50〜0.80g/cm3である請求
項1,2,3,4,5,6記載の電解コンデンサ。
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