JPH0610860B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0610860B2
JPH0610860B2 JP61248856A JP24885686A JPH0610860B2 JP H0610860 B2 JPH0610860 B2 JP H0610860B2 JP 61248856 A JP61248856 A JP 61248856A JP 24885686 A JP24885686 A JP 24885686A JP H0610860 B2 JPH0610860 B2 JP H0610860B2
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明博 松藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、非磁性支持体と磁性層からなる磁気記録媒体
に関するものである。
[発明の背景] 磁気記録媒体は、録音用テープ、ビデオテープあるいは
フロッピーデスクなどとして広く用いられている。磁気
記録媒体は、基本的には、強磁性粉末が結合剤(バイン
ダ)中に分散された磁性層が非磁性支持体上に積層され
てなるものである。
磁気記録媒体は、電磁変換特性、走行耐久性および走行
性能などの諸特性において高いレベルにあることが必要
とされる。殊に、最近の8ミリビデオテープレコーダー
などの普及に伴ない、ビデオテープは、原画再生能力が
優れているなど電磁変換特性が優れているものであるこ
とが要求されている。
近年、磁気記録媒体の電磁変換特性を向上させる為に強
磁性粉末として、優れた磁気特性(例えば、抗磁力)を
示す強磁性金属微粉末が利用されている。強磁性金属微
粉末は鉄、コバルトおよびニッケルなどの強磁性の金属
あるいはこれらの合金粉末からなり、これを用いること
により良好な電磁変換特性を有する磁気記録媒体を得る
ことができる。
磁性粉については一般に、より微粉末とした磁性粉を用
いることにより磁気記録媒体の電磁変換特性の向上が図
れるものと考えられている。
しかしながら、強磁性金属微粉末については、その硬度
がγ−酸化鉄系強磁性粉末およびコバルトなどの異種金
属を含有している異種金属・γ−酸化鉄系強磁性粉末よ
りも低いので、強磁性金属微粉末を用い、従来の方法に
従って製造された磁気記録媒体の磁性層は、γ−酸化鉄
系強磁性粉末或は異種金属・γ−酸化鉄系強磁性粉末を
用いて製造した磁性層よりも、その強度が低くなる傾向
がある。従って、強磁性金属微粉末を用いた磁気記録媒
体の磁性層は、走行中に磁気ヘッドなどと接触すること
によって損傷を受け易くなる。このように損傷した磁性
層では、その電磁変換特性が低下するので、強磁性金属
微粉末を用いた目的が達成されない結果となる。
そこで、通常は、強磁性金属微粉末を用いた場合には、
磁性層に硬度の高い無機粉末(いわゆる研磨材)を多量
に添加して磁性層に硬度の高い部分を形成し、磁性層と
磁気ヘッドなどの走行系部材との接触による磁性層の損
傷を防止するとの方法が採られている。すなわち、研磨
材の含有率が高くなれば、磁性層の硬度の高い部分が増
加するので、磁性層が損傷を受けにくくなることを利用
している。
しかしながら、実際には、強磁性金属微粉末を用いた磁
性層が良好な強度を示す程度に多量の研磨材を配合する
と、その結果として強磁性金属微粉末の含有率を低下さ
せる必要がでてくる。従って、このように、強磁性金属
微粉末を用いたにも拘らず、得られる磁気記録媒体が充
分な電磁変換特性を示しにくいとの問題がある。
上述のように電磁変換特性向上の主体は、強磁性金属微
粉末であり、研磨材は電磁変換特性の向上には直接的に
は寄与していない。従って、8ミリビデオテープのよう
に特に高い電磁変換特性を示すことが要求される磁気記
録媒体においては、多量の研磨材の添加によって強磁性
金属微粉末の配合比率が低下することに伴なう電磁変換
特性の低下が特に問題になる。
他方、強磁性金属微粉末を用いた磁気記録媒体の電磁変
換特性は、磁性層における強磁性金属微粉末の分散状態
により相当変動することが知られている。すなわち、強
磁性金属微粉末は、他の強磁性粉末よりも分散性が悪い
ので、通常の方法によっては磁性層中の強磁性粉末の分
散状態を改善することが困難な場合が多い。従って、電
磁変換特性の向上を目的として優れた磁気特性を有する
強磁性金属微粉末を用いても、分散状態が悪いと優れた
磁気特性が電磁変換特性の向上に反映されない。
磁性層における強磁性金属微粉末の分散状態を改善する
方法として、従来は、磁性層調製用の磁性塗料の製造の
際に長時間混練方散を行なう方法などが利用されていた
が、こうした長時間の混練分散により強磁性金属微粉末
の磁気特性が低下するとの問題があるので、最近は、磁
性層の結合剤が強磁性金属微粉末と良好な親和性を有す
るように、結合剤を形成する樹脂成分に極性基を導入す
る方法も提案されている。
例えば、特開昭59−5424号公報には、抗磁力10
000e以上、BET法による比表面積45m2/g以上の
針状強磁性金属微粉末を用いた磁性層の結合剤としてス
ルホン酸金属塩基などの特定の極性基を有する樹脂を5
0重量%以上使用する磁気記録媒体の発明が開示されて
いる。このように結合剤の形成樹脂成分として極性基を
有する樹脂を用いることにより強磁性金属微粉末が良好
に分散した磁性層を有する磁気記録媒体を得ることがで
き、電磁変換特性が向上する。
しかしながら、このような極性基を有する樹脂成分は、
本質的に硬度の低い強磁性金属微粉末を含む磁性層の走
行耐久性を実用レベルまで向上させるとの作用は有して
おらず、従って、この公報に記載されている磁気記録媒
体の走行耐久性は、従来の磁気記録媒体と同様に専ら研
磨材を添加することにより磁性層表面に形成された硬度
の高い点の作用によるものであるということができる。
さらに、実施例で用いられている研磨材(Cr
の配合量からしても、この公報に記載されている磁気記
録媒体の走行耐久性が、専ら研磨材よって維持されてい
ることが明らかである。
一方、少量のアルミニウムを強磁性金属微粉末の製造時
に、加熱還元の際の粒子の焼結防止を目的として添加す
ることが知られている(例、特公昭59−19163号
公報参照)が、得られる強磁性金属微粉末が磁性層の中
でどのように機能するかについては何ら知られていな
い。
[発明の目的] 本発明、走行耐久性と電磁変換特性とが共に優れた磁気
記録媒体を提供することを目的とする。
さらに詳しくは、本発明は、良好な走行耐久性を示すと
共に、優れた磁気特性を有する強磁性金属微粉末の特性
が充分に発揮された磁気記録媒体を提供することを目的
とする。
[発明の要旨] 本発明は、非磁性支持体と、該支持体上に設けられた磁
性層とからなり、該磁性層が、ポリウレタン系樹脂およ
び塩化ビニル系共重合体を含み、且つ、該ポリウレタン
系樹脂および塩化ビニル系共重合体の少なくとも一方
が、−COOM、−SOM、−OSOM及び−PO
(OM′)[Mは水素原子もしくはアルカリ金属原子
を表わし、M′は水素原子、アルカリ金属もしくは低級
炭化水素基を表わす]よりなる群から選ばれる少なくと
も一種の極性基を有するものである樹脂成分から形成さ
れた結合剤中に、鉄、コバルト、ニッケルあるいはこれ
らの合金を主体とする強磁性金属微粉末および研磨材が
分散されたものである磁気記録媒体において、該強磁性
金属微粉末が、金属換算重量で1〜6重量%のアルミニ
ウム成分を含むことを特徴とする磁気記録媒体にある。
[発明の効果] 本発明者の研究により、強磁性金属微粉末が特定の範囲
の量でアルミニウム成分を含む場合に、磁気特性を低下
させることなく、従来の同種の強磁性金属微粉末よりも
硬度の高い強磁性金属微粉末となることが判明した。
この強磁性金属微粉末を、通常の研磨材とともに、極性
基の付いた樹脂を含む結合剤に分散させて得た磁性層
は、高い走行耐久性と電磁変換特性とが共に向上した優
れた磁性層となる。
[発明の詳細な記述] 本発明の磁気記録媒体は、基本的には、非磁性支持体
と、結合剤中に分散された強磁性金属微粉末および研磨
材を含む磁性層がこの支持体上に設けられた構成を有す
る。
非磁性支持体を形成する素材は、通常磁気記録媒体の非
磁性支持体の素材として使用されているものを用いるこ
とができる。
素材の例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
プロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレ
ート、ポリアミド、ポリアミドイミドおよびポリイミド
などの他に、アルミ箔、ステンレス箔などの金属箔も挙
げることができる。
非磁性支持体の厚さは、通常3〜50μm(好ましくは
5〜30μm)の範囲内にある。非磁性支持体は、磁性
層が設けられていない側にバックコート層(バッキング
層)が設けられたものであっても良い。
本発明の磁気記録媒体には、上述したような非磁性支持
体上に強磁性金属微粉末及び研磨材が結合剤中に分散さ
れた磁性層が設けられている。
本発明で用いる強磁性金属微粉末は、鉄、コバルトある
いはニッケルなどの強磁性金属、あるいはこれらの合金
を主体とする強磁性金属微粉末であって、その粒子の、
好ましくは表面近傍に、アルミニウム成分(好ましくは
酸化物の状態で)を含むものである。
このようなアルミニウム成分を含む強磁性金属微粉末の
例としては、強磁性金属微粉末中の金属分が75重量%
以上であり、そして金属分の80重量%以上が少なくと
も一種類の強磁性金属あるいは合金(例、Fe、Co、
Ni、Fe−Co、Fe−Ni、Co−Ni、Co−N
i−Fe)であり、もしくはその金属分の20重量%以
下の範囲内で他の成分(例、Si、S、Sc、Ti、
V、Cr、Mn、Cu、Zn、Y、Mo、Rh、Pd、
Ag、W、Sn、Sb、B、Te、Ba、Ta、Re、
P、Au、Hg、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P
b、Zn)を含むことのある合金であって、アルミニウ
ム成分を含むものを挙げることができる。なお、上記強
磁性金属分が少量の水、水酸化物または酸化物を含むも
のなどであってもよい。
強磁性金属微粉末に含まれるアルミニウム成分の含有率
は、アルミニウム金属換算重量で1〜6重量%(好まし
くは1〜5重量%)の範囲内にある。
上記の含有率が6重量%より多い場合には、磁性体中の
強磁性金属成分の含有率が低くなり、得られる強磁性金
属微粉末の磁気特性が充分に向上しない。また、含有率
が1重量%より少ないと、磁気記録媒体の磁性層の走行
耐久性が充分に向上しない。
上記範囲内であれば、アルミニウム成分を含んでいて
も、強磁性金属微粉末の磁気特性が特に低下することは
ない。
本発明で用いるアルミニウム成分を含む強磁性金属微粉
末は、その比表面積が42m2/g以上(特に好ましくは
45m2/g以上)であることが好ましい。また、抗磁力
が8000e以上(特に好ましくは10000e以上)であ
ることが好ましい。そして、本発明で用いる強磁性金属
微粉末は、針状、粒状、サイコロ状、米粒状および板状
のものなどが使用できるが、特に針状のものを使用する
ことが好ましい。即ち、上記のように微粉末化された抗
磁力の高い針状強磁性金属微粉末を用いた場合であって
も、本発明の磁気記録媒体においては、後述の極性基を
有する樹脂成分を用いることにより磁性層において良好
な分散性を示すのでその優れた磁気特性が損なわれるこ
とが少ない。
こうしたアルミニウム成分を含む強磁性金属微粉末は、
次のようにして製造することができる。
例えば、α−FeOOH或いはα−Feなどの粒
子を通常の方法により調製し、別に硫酸アルミニウムの
ような水溶性アルミニウム塩の水溶液を調製して上記の
粒子を調製した水溶液中に分散させた後、この水溶液の
pH値を酸性域に調整して水酸化アルミニウムをα−F
eOOHあるいはα−Feなどの粒子の表面に付
着もしくは析出させる。次いで、水酸化アルミニウムが
表面に付着もしくは析出したα−FeOOHあるいはα
−Feなどの粒子を濾取し、乾燥した後、水素あ
るいは一酸化炭素のような還元性ガスを用いて加熱還元
することにより製造することができる。強磁性金属微粉
末中のアルミニウムの含有率は、上記の水溶性アルミニ
ウム塩の水溶液に濃度を変化させることにより容易に調
整することができる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層には、研磨材が含まれて
いる。研磨材としては、通常は、平均粒子径が、0.1
〜1.0μm(好ましくは0.1〜0.5μm)の範囲
内にあるものを用いる。
磁性層における研磨材の含有率は一般に、強磁性金属微
粉末100重量部に対して、1〜10重量部(好ましく
は2〜8重量部、特に好ましくは3〜6重量部)の範囲
内にある。研磨材としてはα−アルミナ、酸化クロム、
α−酸化鉄など公知のものを利用することができる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層は、上記の強磁性金属微
粉末100重量部に対して通常10〜40重量部(好ま
しくは15〜30重量部)の範囲内で結合剤を含む。そ
して、結合剤は、ポリウレタン系樹脂および塩化ビニル
系共重合体を含むものであり、且つ該ポリウレタン系樹
脂および塩化ビニル系共重合体の少なくとも一方が、−
COOM、−SOM、−OSOM及び−PO(O
M′)[Mは水素原子もしくはアルカリ金属原子を表
わし、M′は水素原子、アルカリ金属もしくは低級炭化
水素基を表わす]よりなる群から選ばれる少なくとも一
種の極性基を有するものである樹脂成分から形成された
ものである。
極性基を有する樹脂は強磁性金属微粉末100重量部に
対して2〜30重量部の範囲内で含む。
すなわち、上記のように優れた磁気特性を有する強磁性
金属微粉末を使用しても、それを磁性層に良好に分散さ
せることができなければ、電磁変換特性の著しい向上は
望めない。
アルミニウムを含む強磁性金属微粉末を用い、そして結
合剤を形成する樹脂成分として極性基を有する樹脂を用
いることにより、上記の強磁性金属微粉末に対する樹脂
成分の親和性を向上させ、磁性層に上記の強磁性金属微
粉末を良好に分散させることにより、さらに電磁変換特
性を向上させることができる。
従って、本発明の磁気記録媒体の磁性層を構成する結合
剤の樹脂成分のうち、少なくとも一種の樹脂成分が極性
基を有する繰り返し単位を含むものであることが必要で
ある。
塩化ビニル系共重合体が含む極性基を有する繰返し単位
の例としては−COOM、−SOM、−OSOM及
び−PO(OM′)[M及びM′の意味は前記]の極
性基の一種もしくは二種以上の極性基を有する繰り返し
単位を挙げることができる。塩化ビニル系共重合体がこ
れらの繰り返し単位を単独で含んでいても、二種以上を
含んでいてもよい。これらのなかでも−SONaを有
する繰り返し単位および/または−COOHを有する繰
り返し単位を含む塩化ビニル系共重合体の使用が好適で
ある。
極性基を有する繰り返し単位の共重合体中における含有
率は、通常0.001〜5.0モル%(好ましくは、
0.01〜5.0モル%、特に好ましくは0.05〜
3.0モル%)の範囲内にある。極性基を有する繰り返
し単位の含有率が0.001モル%より低いと前記の強
磁性金属微粉末の分散状態が低下することがあり、また
5.0モル%より高いと共重合体が吸湿性を有するよう
になり磁気テープの耐候性が低下しやすい。
上記の塩化ビニル系共重合体は、更にエポキシ基を有す
る繰り返し単位を含むことが好ましい。塩化ビニル系共
重合体中におけるエポキシ基は、主に塩化ビニル系共重
合体を安定化させ、経時的に進行する共重合体の脱塩酸
反応を抑制するように作用する。
エポキシ基を有する繰り返し単位を含む場合、共重合体
中におけるエポキシ基を有する繰り返し単位の含有率
は、1〜30モル%の範囲内にあることが好ましく、塩
化ビニル系共重合体を構成する塩化ビニル繰り返し単位
1モルに対するエポキシ基を有する繰り返し単位の比率
は、0.01〜0.5モル(特に好ましくは0.01〜
0.3モル)の範囲内にあることが好ましい。
このような塩化ビニル系共重合体の数平均分子量は、通
常10,000〜200,000(好ましくは10,000〜100,000、特に
好ましくは15,000〜60,000)の範囲内にある。
このような極性基を有する塩化ビニル系共重合体は、塩
化ビニル単量体と、極性基および反応性二重結合を有す
る単量体(例、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、ビニルスルホン酸およびそのア
ルカリ金属塩、(メタ)アクリル酸−2−スルホン酸エ
チルおよびそのアルカリ金属塩、(無水)マレイン酸お
よび(メタ)アクリル酸並びに(メタ)アクリル酸−2
−リン酸エステル)を公知技術に従って共重合させるこ
とにより製造することができる。
なお、エポキシ基を導入する場合には、反応性二重結合
とエポキシ基とを有する単量体として通常はグリシジル
(メタ)アクリレートを用いる。
ただし、このような極性基を有する塩化ビニル系共重合
体は、上記の製造法の他に、予め水酸基を有する塩化ビ
ニル系共重合体を調製し、この水酸基と極性基および塩
素原子を含有する化合物(例、モノクロル酢酸など、ま
たエポキシ基の導入にはエピクロルヒドリン)との脱塩
酸反応により極性基を導入する方法を利用して製造する
こともでき、本発明においては、この方法により製造さ
れたものであっても使用することができる。
また、塩化ビニル系共重合体を製造する際に、塩化ビニ
ル系共重合体の特性を損なわない範囲内において、他の
単量体(例、ビニルエーテル、α−モノオレフィン、ア
クリル酸エステル、不飽和ニトリル、芳香族ビニル、ビ
ニルエステル)を共存させることもできる。
ポリウレタン系樹脂が極性基を有する繰り返し単位を含
む場合、極性基を有する繰り返し単位の例としては、−
SOM、−OSOM、−COOMおよび−PO(O
M′)[MおよびM′の意味は前記]のうちの一種も
しくは二種以上の極性基を有する繰り返し単位を挙げる
ことができる。これらの繰り返し単位が単独で含有され
ていても、二以上が組み合わされて含有されていてもよ
い。これらのなかでも−SONaを有する繰り返し単
位および/または−COOHを有する繰り返し単位を有
するポリウレタン系樹脂の使用が好ましい。
ポリウレタン系樹脂中における極性基を有する繰り返し
単位の含有率は、通常0.001〜5.0モル%(好ま
しくは0.01〜5.0モル%、特に好ましくは0.0
1〜2.0モル%)の範囲内にある。極性基を有する繰
り返し単位の含有率が0.001モル%より低いと前記
の強磁性金属微粉末の分散性が不充分になることがあ
り、5.0モル%より高いとポリウレタン系樹脂が吸湿
性を有するようになり耐候性が低下することがある。
このようなポリウレタン系樹脂は、たとえば次のように
して製造することができる。
一般にポリウレタン樹脂は、ポリイソシアネート化合物
とポリオール成分との反応により製造される。そして、
ポリオール成分として、一般にはポリオールと多塩基酸
との反応により得られるポリエステルポリオールが使用
されている。
本発明におけるポリウレタン系樹脂は、この公知のポリ
ウレタン樹脂の製造方法を利用して、多塩基酸の一部も
しくはポリオールの一部として極性基を有する多塩基酸
もしくは極性基を有するポリオールを使用してポリエス
テルポリオールに極性基を導入し、このポリエステルポ
リオールとポリイソシアネート化合物とを反応させるこ
とにより得ることができる。
極性基を有する多塩基酸および極性基を有するポリオー
ルの例としては、5−スルホイソフタル酸、2−スルホ
イソフタル酸、4−スルホフタル酸、3−スルホフタル
酸、5−スルホイソフタル酸ジアルキル、2−スルホイ
ソフタル酸ジアルキル、4−スルホフタル酸アルキル、
3−スルホフタル酸アルキル、およびこれらのナトリウ
ム塩あるいはカリウム塩並びにジメチロールプロピオン
酸およびこのナトリウムあるいはカリウム塩を挙げるこ
とができる。
この反応自体は既に公知であり、本発明においても公知
の方法に従って行なうことができる。
なお、ポリエステルポリオールの調製の際に用いる極性
基を有しないポリオール成分および極性基を有しない多
塩基酸としては通常のものを用いることができる。
こうして得られる特定の極性基を有するポリエステルポ
リオールの数平均分子量は、通常500〜8000の範
囲内に調整される。
上記のポリエステルポリオールと反応するポリイソシア
ネート化合物は通常のものを用いることができる。
なお、ポリウレタン系樹脂は、数平均分子量が10,000〜
200,000(好ましくは15,000〜60,000)の範囲内にある
ことが好ましい。
また、上記の製造法の他に、予め水酸基を有するポリウ
レタン樹脂を調製し、この水酸基と極性基および塩素原
子を含有する化合物(例、モノクロル酢酸)との脱塩酸
反応により極性基を導入する方法を利用することもでき
る。
本発明において、塩化ビニル系共重合体とポリウレタン
系樹脂とは重量比で、通常35:65〜80:20(好
ましくは40:60〜70:30)の範囲内にて使用さ
れる。上述した塩化ビニル系共重合体とポリウレタン系
樹脂とを併用した場合、他の樹脂成分を使用した場合よ
りも上記の表面にアルミニウムを含む強磁性金属微粉末
の分散状態が向上する傾向がある。
さらに結合剤は、上記の塩化ビニル系共重合体とポリウ
レタン系樹脂にポリイソシアネート化合物を添加した硬
化体であることが好ましい。
この場合、ポリイソシアネート化合物としては通常のも
のを用いることができ、その具体的な例としては、ジフ
エニルメタン−4,4′−ジイソシアネート、トリレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの
ジイソシアネート3モルとトリメチロールプロパン1モ
ルの反応生成物、ヘキサメチレンジイソシアネート3モ
ルのビユーレットアダクト化合物、トリレジンイソシア
ネート5モルのイソシアヌレートアダクト化合物、トリ
レンジイソシアネート3モルとヘキサメチレンジイソシ
アネート2モルのイソシアヌレートアダクト化合物およ
びジフェニルメタンジイソシアネートのポリマーを挙げ
ることができる。
ポリイソシアネート化合物の使用量は、通常上記ポリウ
レタン系樹脂と同等もしくはそれ以下とする。
このようにポリウレタン系樹脂、塩化ビニル系共重合体
およびポリイソシアネート化合物を用いることにより、
ポリイソシアネート化合物がポリウレタン系樹脂と塩化
ビニル系共重合体との間に三次元的な架橋を形成し強靭
な結合剤とすることができる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層は、さらに潤滑剤および
帯電防止剤などを含んでいてもよい。
次に本発明の磁気記録媒体を製造する方法について説明
する。
本発明の磁気記録媒体は、強磁性金属微粉末、研磨材、
結合剤、さらに所望により用いられる上記の添加剤など
を、通常使用されているメチルエチルケトンおよびシク
ロヘキサノンなどの有機溶剤に分散して磁性塗料を調製
し、この磁性塗料を磁性基の乾燥厚が通常0.2〜10
μmとなるように非磁性支持体上に塗布した後、磁場配
向処理、乾燥、表面平滑化処理および硬化処理などを行
ない、次いで裁断する通常の方法を利用して製造するこ
とができる。
磁性層は非磁性支持体上に直接塗布して付設されるのが
一般的であるが、接着層あるいは下塗り層を介して付設
することも可能である。
磁性塗料の調製方法、塗布方法、磁場配向処理方法、乾
燥方法、表面平滑化処理方法および硬化処理方法などは
既に公知であり、本発明の磁気記録媒体もこれらの方法
に従って製造することができる。
次に本発明の実施例および比較例を示す。なお、以下に
記載する実施例および比較例において、「部」とは「重
量部」を表す。
[実施例1] 磁性塗料組成 強磁性金属微粉末 *1 100部 塩化ビニル系共重合体 *2 12部 ポリウレタン系樹脂 *3 8部 α−アルミナ 5部 オレイン酸 1部 ステアリン酸ブチル 1部 メチルエチルケトン 125部 トルエン 125部 上記の組成物成分をボールミルを用いて48時間混練分
散した後、これにポリイソシアネート化合物(バイエル
社製、デスモジユールL)8部を加え、さらに1時間混
練分散した後、1μmの平均孔径を有するフィルタを用
いて濾過し、磁性塗料を調製した。この磁性塗料を乾燥
後の磁性層の厚さが4.0μmになるように、厚さ10
μmのポリエチレンテレフタレート支持体の表面にリバ
ースロールを用いて塗布した。
磁性塗料が塗布された非磁性支持体を、磁性塗料が未乾
燥の状態で3000ガウスの磁石で磁場配向処理を行な
い、さらに乾燥後、スーパーカレンダー処理を行ない、
8mm幅にスリットして、8ミリビデオ用テープを製造
した。
なお、上記の強磁性金属微粉末(*1)、塩化ビニル系共重
合体(*2)及びポリウレタン系樹脂(*3)は以下に記載する
方法により調製したものである。
強磁性金属微粉末(*1) 常法に従ってFeとNiとの重量比が97:3の範囲内
にあるニッケル含有γ−オキシ水酸化鉄を調製した。
別に、濃度1.95モル/の硫酸アルミニウム水溶液
6を調製し、この水溶液に上記のニッケル含有γ−オ
キシ水酸化鉄100gを投入して分散させ、次いで、5
/分の速度で二酸化炭素を導入して処理したのち、濾
取して水洗・乾燥を行なった。
得られた粉末を1gを石英ボードにのせ、管状電器炉を
用いて水素ガス中(流速1/分)にて加熱温度400
℃の温度で加熱還元を行なって強磁性金属微粉末を得
た。
得られた強磁性金属微粉末を分析したところ、Fe含有
率は97重量%、Ni含有率は3重量%であり、アルミ
ニウム成分は、金属微粉末に金属アルミニウムとして3
重量%含有されていた。
この強磁性金属微粉末の抗磁力は14800e、比表面積
は54m2/gであった。
塩化ビニル共重合体(*2) 電磁誘導撹拌機及び圧力計が備えられている容量500
mlのステンレス製オートクレーブに、ポリビニルアルコ
ール0.6gを溶解した窒素置換されている蒸留水(3
00ml)、アゾビスイソブチルニトリル(0.15
g)、グリシジルメタクリレート(16.6g)および
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸N
a(8.0g)を加え蓋をした後、オートクレーブ内が
−20℃になるまでドライアイス・メタノール浴中で冷
却した。
次いで、オートクレーブ内に窒素ガスを導入して内部の
気体を窒素ガスで置換し、冷却した液状の塩化ビニル1
00gをすばやく加え、撹拌しながら約15分間で60
℃まで昇温し重合反応を行なった。
オートクレーブ内の反応性成分が消費され圧力が低下す
るまで反応を行なった。
圧力低下後、常温まで冷却し、オートクレーブ内に残存
する塩化ビニルを窒素を導入して除去し、生成物を取出
して充分水洗し白色粉末状の重合物を濾取し、40℃で
12時間真空乾燥した。
生成物は、元素分析の結果、塩化ビニル、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸Na及びグリシ
ジルメタクリレートが、87.5:2.5:10のモル
比で共重合した塩化ビニル系共重合体であり、数平均分
子量は30000であった。
ポリウレタン系樹脂(*3) 温度計、撹拌機および部分還流式冷却装置を備えた反応
容器にジメチルテレフタレート582g、5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸ジメチル157g、エチレングリ
コール434g、ネオペンチルグリコール728g、酢
酸亜鉛0.66g、酢酸ナトリウム0.08gを加え1
40〜220℃で2時間反応させ、次にセバチン酸12
12gを加え2時間反応させた後、反応系を30分間か
けて20mmHgまで減圧し、さらに5〜20mmH
g、250℃で50分間重合反応を行ってポリエステル
ポリオールを製造した。
得られたポリエステルポリオールは、テレフタル酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル、セバシン
酸、エチレングリコール、ネオペンチルグリコールが、
15.3:2.9:30.7:22.5:28.6のモ
ル比で結合しているポリエステルポリオールであった。
温度計、撹拌機、還流式冷却器を備えた反応容器中に上
記ポリエステルポリオール1000g、トルエン128
0g、メチルイソブチルケトン850g、ジフエニルメ
タンジイソシアネート71g、ジブチル錫ジラウレート
1.2gを加え、70〜90℃で8時間反応させた。得
られたポリウレタン系樹脂中には5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸ジメチルが0.25モル%が重合してお
り、数平均分子量は20000であった。
[実施例2] 実施例1において、塩化ビニル系共重合体を製造する際
にグリシジルメタクリレートを使用なかった以外は同様
にして塩化ビニル系共重合体を製造し、このものを塩化
ビニル系共重合体として用いた以外は同様にして8ミリ
ビデオ用テープを製造した。
[実施例] 実施例1において、α−アルミナを同量の酸化クロムに
変えた以外は同様にして8ミリビデオ用テープを製造し
た。
[比較例1] 実施例1において使用した強磁性金属微粉末の代わりに
アルミニウムを含有しないFe含有率97重量%、Ni含有
率3重量%の強磁性金属微粉末粉末(比表面積:54m2
/g、抗磁力15100e)を使用した以外は、実施例1
と同様にして8ミリビデオ用テープを製造した。
[ビデオテープの評価] 評価項目 磁性層耐摩耗性 1/4インチの鋼球に30gの荷重をかけて、磁性層上
を20mmの距離を100回往復させ、磁性層との接触
により摩耗した鋼球の体積(摩耗量)と磁性層の状態を
調べた。その結果を第1表に記す。第1表の表示は次の
基準による。記号 鋼 球 摩 耗 量 磁性層の状態 A. 1.5×10−5mm 磁性層に殆ど より多い 傷が見られな い。
磁性層に傷は B. 1.5×10−5〜 見られるが、深 0.6×10−5mm 部にまでは達し の範囲内 ていない。
磁性層は部分 C. 0.6×10−5mm 的に破壊され、 未満 傷が支持体にま で達している。
出力低下 8ミリビデオ用テープを市販のビデオレコーダ(FUJ
IX−8、富士写真フイルム(株)製)を用い、10回
繰り返し走行させ、最初の1回目の再生出力をOdBと
したときの10回目の再生出力を調べた。
C/N比 上記の8mmビデオテープレコーダーを用いて、5MHz
の信号を記録し、この信号を再生したときの5±1MH
zの範囲内に発生するノイズを測定し、このノイズに対
する再生信号の比を測定した。測定は、NV−870H
D型出力レベル測定機(松下電器産業(株)製)を用い
て行なった。表記した値は市販の8ミリビデオ用テープ
のC/N比をOdBとしたときの値である。
評価結果を第1表に示す。
[実施例4] 実施例1に記載の方法に従って、アルミニウム成分含有
率のみが相違し、他の成分は同一の強磁性金属微粉末を
調製し、それらの強磁性金属微粉末を用い実施例1と同
様にして8ミリビデオ用テープを製造した。
得られたテープの磁性層の耐摩耗性を測定した結果を第
1図に示す。
第1図の結果から、アルミニウム成分が強磁性金属微粉
末に1重量%(アルミニウム金属換算)以上含まれてい
る場合に、他の成分が同一であった場合、得られる磁性
層の耐摩耗性が顕著に向上することがわかる。一方、ア
ルミニウム成分が強磁性金属微粉末に6重量%程度(ア
ルミニウム金属換算)以上含まれていても、それ以上の
磁性層の耐摩耗性の向上は殆ど期待できないことがわか
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、アルミニウム成分含有率のみが相違し、他の
成分は同一の強磁性金属微粉末を用いて得られた8ミリ
ビデオ用テープの磁性層の耐摩耗性の測定値の例を示す
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/702 7215−5D H01F 1/047

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性支持体と、該支持体上に設けられた
    磁性層とからなり、該磁性層が、ポリウレタン系樹脂お
    よび塩化ビニル系共重合体を含み、且つ該ポリウレタン
    系樹脂および塩化ビニル系共重合体の少なくとも一方
    が、−COOM、−SOM、−OSOM及び−PO
    (OM′)[Mは水素原子もしくはアルカリ金属原子
    を表わし、M′は水素原子、アルカリ金属もしくは低級
    炭化水素基を表わす]よりなる群から選ばれる少なくと
    も一種の極性基を有するものである樹脂成分から形成さ
    れた結合剤中に、鉄、コバルト、ニッケルあるいはこれ
    らの合金を主体とする強磁性金属微粉末および研磨材が
    分散されたものである磁気記録媒体において、該強磁性
    金属微粉末が、金属換算重量で1〜6重量%のアルミニ
    ウム成分を含むことを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】強磁性金属微粉末が、アルミニウム成分を
    金属換算重量で1〜5重量%含む特許請求の範囲第1項
    記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】強磁性金属微粉末に含まれるアルミニウム
    成分が酸化物の状態にある特許請求の範囲第1項記載の
    磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】磁性層中に、極性基を有する樹脂が強磁性
    金属微粉末100重量部に対して2〜30重量部の範囲
    内の量で含まれている特許請求の範囲第1項記載の磁気
    記録媒体。
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