JPH06100199A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JPH06100199A
JPH06100199A JP27947192A JP27947192A JPH06100199A JP H06100199 A JPH06100199 A JP H06100199A JP 27947192 A JP27947192 A JP 27947192A JP 27947192 A JP27947192 A JP 27947192A JP H06100199 A JPH06100199 A JP H06100199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
registration
sheet
document
original
inclination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27947192A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nagata
浩一 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP27947192A priority Critical patent/JPH06100199A/ja
Publication of JPH06100199A publication Critical patent/JPH06100199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿の傾き量が非常に大きい場合に原稿が損
傷を受けるのを未然に防止するとともに、原稿の傾き量
によらずに常に正確に原稿の傾きを補正する。 【構成】 原稿10の搬送経路上に位置するレジストロ
ーラ304、305の手前に2個のレジストセンサ31
0、311を配設する。これらのレジストセンサ31
0、311は原稿10を検出することによってオン状態
になるものである。一方のレジストセンサがオン状態に
なってから所定時間内に他方のレジストセンサがオン状
態にならない場合には、原稿10の搬送を中止する。よ
って、原稿10が大きく傾いていることに起因して原稿
10がレジストローラ304、305において損傷を受
けるのを未然に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は給紙装置、詳しくはマイ
クロフィルムカメラ、電子写真式複写機、プリンタ等に
使用される給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムカメラ等に使用され
る、従来の給紙装置を図7に示す。図中、1002はピ
ックアップローラであり、トレイ上に載置された原稿1
001を上捌きローラ1003および下捌きローラ10
04の当接部(ニップ部)に送出するものである。上捌
きローラ1003、下捌きローラ1004は互いに摺接
しながら、それぞれが同一方向に回転するものであり、
ピックアップローラ1002から複数枚の原稿が送出さ
れた場合に、原稿を1枚毎に捌く機能を備えたものであ
る。捌きローラ1003、1004によって一枚毎に捌
かれた原稿1001は、レジストローラ1005、10
06へ搬送される構成となっている。
【0003】レジストローラ1005、1006は互い
に当接しながら回転するローラであり、搬送された原稿
1001がセンサ1007を通過してから所定時間経過
した後に回転し始めるものである。すなわち、図9の
(A)に示されるように、原稿1001が搬送方向に対
して傾いて搬送されてきた場合には、原稿1001の角
部1001Aが先ずレジストローラ1005、1006
に当接する。このとき、レジストローラ1005、10
06の回転は停止しているため、角部1001Aはレジ
ストローラ1005、1006に当接し、この角部10
01Aを中心に、原稿1001が回転する、この結果、
原稿1001の傾き(スキュー)が補正されるものであ
る。この後、レジストローラ1005、1006は回転
し始め、原稿1001が送出される。また、レジストロ
ーラ1005、1006は一定時間、原稿1001の搬
送を停止することにより、原稿1001の搬送タイミン
グを調整する機能をも有するものである。
【0004】このような給紙装置にあっては、上述した
ように原稿1001の一部がセンサ1007を通過して
から所定時間が経過した後に回転し始めていた。このた
め、原稿1001が、図9の(A)のように傾いている
場合と、図9の(B)のように傾いている場合とでは、
原稿1001がレジストローラ1005、1006のニ
ップ部に当接している時間が変化し、原稿1001の傾
きを十分に補正できない場合が生じていた。例えば、原
稿が、図9の(A)に示されるように傾いている場合に
は、原稿1001の角部1001Aがレジストローラ1
005、1006に当接する前にレジストローラ100
5、1006が回転し始め、原稿1001の傾きを十分
に補正することはできなかった。
【0005】そこで、かかる問題を解決すべく、実公昭
59−9218号公報に示される給紙装置が案出され
た。この給紙装置は2個のレジストセンサを有してお
り、これらのレジストセンサがともにオン状態(原稿が
センサを通過した状態)になってから所定時間経過後に
レジストローラを回転するものである。この給紙装置の
概略動作を図8のフローチャートを参照しながら説明す
る。なお、このフローチャートにおいて、2個のレジス
トセンサをそれぞれ、レジストセンサA、Bとおく。
【0006】搬送されてきた原稿1001が、図10に
示されるように傾いている場合には、2個のレジストセ
ンサのうちのいずれか(例えば、レジストセンサA)が
最初にオン状態となる。ところが、他方のレジストセン
サBが未だオフ状態の場合には、ステップS801の判
断結果がNOとなるため、タイマのカウント動作を開始
することなく、ステップS801の判断を続行する。こ
の後、さらに原稿1001がレジストローラ1005、
1006に近づくと、他方のレジストセンサBもまたオ
ン状態となる。両レジストセンサA、Bがともにオン状
態となったことを条件に(ステップS801でYE
S)、タイマのカウント動作を開始させる(ステップS
802)。この後、原稿1001の先端は停止したレジ
ストローラ1005、1006に当接し、原稿1001
の傾きが補正される。そして、タイマが所定値に達する
と(ステップS803)、レジストローラ1005、1
006は回転し始め、原稿1001が送出されるもので
ある。
【0007】このように、原稿1001がレジストセン
サA、Bの両方を通過してから所定時間経過後にレジス
トローラ1005、1006を回転させることにより、
原稿1001の角部1001Aおよび1001Bが十分
な時間、レジストローラ1005、1006に当接す
る。よって、原稿1001の傾きを十分に補正できるも
のである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来の給紙装置において、原稿1001の傾き量が非
常に大きい場合には、原稿1001の角部1001Aが
レジストローラ1004、1005のニップ部に当接し
た後、原稿1001が、この角部1001Aを中心に回
転し難くなる。このため、原稿1001が搬送されると
ともに、原稿1001は、傾きが補正されることなく角
部1001Aを中心に大きくたわみ、この結果、原稿1
001が損傷を受けるという重大な問題が生じていた。
かかる問題は、大切な原稿を取り扱うマイクロフィルム
カメラにおいては、極めて重大である。
【0009】また、従来の給紙装置にあっては、停止し
たレジストローラに原稿が当接している時間は、原稿の
傾き量によらずに常に一定であった。このため、原稿の
傾き量によっては、傾きを正確に補正することができな
いという問題が生じていた。
【0010】
【発明の目的】そこで、本発明は、原稿の傾き量が非常
に大きい場合に原稿が損傷を受けるのを未然に防止する
とともに、原稿の傾き量によらずに常に正確に原稿の傾
きを補正することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
給紙装置は、シートの搬送経路上に配設された一対のレ
ジストローラと、レジストローラに対してシートの搬送
経路の上流に、シート搬送方向対して略直角方向に並設
された少なくとも2個のシート検出手段と、すべてのシ
ート検出手段がシートを検出してから所定時間経過後に
レジストローラを回転させる制御手段と、を備えた給紙
装置において、上記制御手段はいずれか一つのシート検
出手段が最先にシートを検出してから所定時間が経過す
るまでに他のシート検出手段がシートを検出しなかった
場合には、レジストローラを回転し、および/または、
レジストローラに向けて原稿を搬送すること中止するこ
とを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2に係る給紙装置は、シー
トの搬送経路上に配設された一対のレジストローラと、
レジストローラに対してシートの搬送経路の上流に、シ
ート搬送方向対して略直角方向に並設された少なくとも
2個のシート検出手段と、各シート検出手段がシートを
検出した時刻に基づきレジストローラを回転し始める時
刻を算出し、この時刻にレジストローラを回転させる制
御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に係る給紙装置において、搬
送方向に対するシートの傾き量が僅少である場合には、
2個のシート検出手段は略同時にシートを検出する。と
ころが、シートの傾き量が大きい場合には、一方のシー
ト検出手段がシートを検出した後、他のシート検出手段
がシートを検出するまでの時間は長くなる。すなわち、
いずれかのシート検出手段がシートを検出してから所定
時間が経過するまでに、シートが他のシート検出手段を
通過しない場合には、シートの傾き量が非常に大きいこ
とが推定できる。このような場合には、制御手段はレジ
ストローラを回転し始め、レジストローラからシートを
排出する。この結果、レジストローラにおいてシートが
大きくたわむこと等によるシートの損傷を未然に防止す
ることができる。シートをレジストローラに向けて搬送
することを中止することによっても、同様にシートがレ
ジストローラにおいて損傷を受けることを回避できる。
【0014】本発明の請求項2に係る給紙装置にあって
は、制御手段は、各シート検出手段がシートを検出した
時刻に基づきシートの傾き量を算出し、さらに、このシ
ートの傾き量に対応してレジストローラを回転し始める
時刻を算出する。すなわち、制御手段はシートの傾き量
に応じて、停止したレジストローラのニップ部にシート
が当接する時間(レジスト時間)を適宜変更する。この
結果、シートの傾き量によらずに、常にシートの傾きを
正確に補正する(傾き量を零にする)ことが可能とな
る。
【0015】
【実施例】本発明の第1実施例に係る給紙装置を図面を
参照しながら説明する。
【0016】図1は、本第1実施例に係る給紙装置を内
蔵したマイクロフィルムカメラの外観図である。図中、
11は原稿台であり、この内部に給紙装置を備えたもの
である。原稿台11の側部には原稿が載置される給紙ト
レイ12が配設されている。給紙トレイ12上の原稿は
給紙装置によって原稿台11上部の撮影位置13に搬送
される構成となっている。この撮影位置13の上方には
カメラヘッド14がポスト15によって支持されてい
る。ポスト15から延設した照明16は撮影位置13の
原稿に光を照らすためのものである。撮影後の原稿は排
紙トレイ17に排出される構成となっている。
【0017】図2は、給紙トレイ12から排紙トレイ1
7に至る原稿の搬送経路を表している。この図におい
て、給紙トレイ12の近傍に配設されたピックアップロ
ーラ301は、給紙トレイ12上に載置された原稿10
を上捌きローラ302および下捌きローラ303のニッ
プ部に送出するものである。上捌きローラ302、下捌
きローラ303はともに同一方向(図中の矢印方向)に
回転し、両ローラ302、303がニップ部において互
いに摺接しあっている。複数枚の原稿10がピックアッ
プローラ301によって拾われた場合には、上捌きロー
ラ302と下捌きローラ303とのニップ部において、
原稿10が一枚毎に捌かれる構成となっている。
【0018】一枚毎に捌かれた原稿10は、互いに当接
しながら回転するレジストローラ304、305のニッ
プ部へ搬送される構成となっている。上捌きローラ30
2、下捌きローラ303からレジストローラ304、3
05に至る搬送経路上には、2個のレジストセンサ31
0、311が搬送経路に対して垂直方向に並んで配設さ
れている。レジストセンサ310、311は原稿10を
検出するためのものであり、マイクロスイッチ等より構
成され、レジストセンサ310、311の下方に原稿1
0が位置する場合にオン状態になるものである。なお、
レジストセンサ310、311はマイクロスイッチの
他、フォトセンサ、赤外線センサ等を用いて構成するこ
とができる。以上説明した給紙トレイ12、ピックアッ
プローラ301、上捌きローラ302、下捌きローラ3
03、レジストセンサ310、311、レジストローラ
304、305は給紙装置を構成するものである。
【0019】レジストローラ304、305は原稿10
がレジストセンサ310、311を通過してから所定時
間が経過した後に回転し始めるものである。搬送されて
きた原稿10の角部は停止したレジストローラ304、
305のニップ部に当接し、上記角部を中心に原稿10
が回転することにより、原稿10の傾きが補正される構
成となっている。この後、レジストローラ304、30
5は回転し始め、原稿10は搬送ベルト32上に載置さ
れるものである。搬送ベルト32上に載置された原稿1
0が撮影位置13に達すると、搬送ベルト32は走行を
停止する。撮影位置13に停止した原稿10は透明な撮
影ガラス33を介してカメラヘッド14によって撮影さ
れ、この後、搬送ベルト32は再び走行を開始する。こ
の結果、原稿10は排紙ローラ34を介して排紙トレイ
17に排出されるものである。上記カメラヘッド14は
ロール状のフィルム141、レンズ142等により構成
されたものである。
【0020】図3は、レジストセンサ310、311、
レジストローラ304、305等の斜視図である。レジ
ストローラ304は、軸304Aと、軸304Aの周面
上に配設された複数のローラ304Bと、を備えて構成
されている。レジストローラ305もまた同様に、軸3
05A、ローラ305Bを有する構成となっている。レ
ジストセンサ310、311は、回動自在な突出部31
0A、311Aを備え、原稿10の当接により突出部3
10A、311Aは回動し、マイクロスイッチがオン状
態となるものである。レジストセンサ311は原稿の一
辺の略中央に当接するように配設され、このレジストセ
ンサ311から所定距離離れた位置にレジストセンサ3
10が配設されている。すなわち、レジストセンサ31
0、311は原稿搬送経路に対して略垂直に並設されて
いる。
【0021】図4は本実施例に係る給紙装置の制御手段
を表すブロック図である。CPU40はROM41に書
き込まれたプログラムに従い動作するプロセッサであ
る。また、RAM42はCPU40がプログラムを実行
する際にワークエリアとして使用されるメモリである。
レジストセンサ310、311の出力信号はCPU40
の入力ポートに入力され、CPU40はこの信号に基づ
く制御信号を、出力ポートを介してモータ駆動回路43
に出力するものである。モータ駆動回路43はこの制御
信号に基づき、レジストローラ駆動用モータ44をオン
/オフ制御するものである。このレジストローラ駆動用
モータ44の駆動軸はレジストローラ305の軸305
Bに連結されている。
【0022】続いて、本実施例に係る給紙装置の動作を
図5のフローチャートを参照しながら説明する。
【0023】先ず、給紙装置の動作が開始すると、ピッ
クアップローラ301は給紙トレイ12上の原稿10を
上捌きローラ302と下捌きローラ303とのニップ部
に搬送する。上捌きローラ302および下捌きローラ3
03は原稿10を一枚毎に捌き、この原稿10をレジス
トローラ304、305に向けて搬送する。同時に、C
PU40はレジストセンサ310がオン状態になったか
否か、すなわち、原稿10の端部がレジストセンサ31
0に達したか否かを判断する(ステップS501)。原
稿10がレジストセンサ310に達していない場合(ス
テップS501)には、他方のレジストセンサ311が
オン状態になったか否かを判断する(ステップS50
2)。判断の結果がNOである場合にはステップS50
1に戻り、レジストセンサ310、311のいずれかが
オン状態になるまで、ステップS501〜S502の処
理を繰り返し実行する。
【0024】原稿10が搬送方向に対して傾いた状態で
搬送されてきた場合には、レジストセンサ310、31
1のいずれか一方が先ず最初にオン状態となる。例え
ば、レジストセンサ310がオン状態になった場合には
(ステップS501でYES)、同時にCPU40はタ
イマ1の値を所定時間毎にインクリメントし始める(ス
テップS503)。この後、CPU40はタイマ1がタ
イムアップするまでの間(タイマ1が所定値に達するま
での時間)、他方のレジストセンサ311もまたオン状
態になったか否かを判断し続ける(ステップS504〜
S505)。
【0025】原稿10の傾き量が僅少である場合には、
両レジストセンサ310、311は略同時にオン状態と
なるが、原稿10の傾き量が大きい程、一方のレジスト
センサ(例えば310)がオン状態になってから他方の
レジストセンサ311がオン状態になるまでの時間が長
くなる。よって、タイマ1がタイムアップするまでの時
間に原稿10が他方のレジストセンサ311を通過しな
い場合には、原稿10の傾き量が非常に大きいことが推
定できる。このような場合には、上記「発明が解決しよ
うとする課題」において述べたように、レジストローラ
304、305において原稿10の傾きが補正されるこ
となく、原稿10は、その角部を中心に大きくたわみ、
損傷を受けるおそれが生じる。
【0026】そこで、このような場合(ステップS50
4でYES)には、上捌きローラ302、下捌きローラ
303等の回転を止めることにより、原稿10の搬送を
停止する(ステップS510)。この後、原稿10が詰
まった場所(レジストローラ)をマイクロフィルムカメ
ラの表示部に表示する。このようにして、原稿10の傾
き量が非常に大きい場合には、原稿10の搬送を停止す
ることにより、原稿10の損傷を未然に防止することが
可能となる。
【0027】一方、原稿10の傾きが比較的に少ない場
合には、タイマ1がタイムアップする前に原稿10がレ
ジストセンサ311を通過し、レジストセンサ311も
またオン状態となる。よって、ステップS505の判断
結果がYESとなり、ステップS506のサブルーチン
が実行される。
【0028】ステップS506においては、レジストセ
ンサ310、311のいずれかがオン状態になってから
他方がオン状態になるまでの時間、すなわち、現時点に
おけるタイマ1の値に基づき、レジストローラ304、
305を停止させる時間(タイマ2)が設定される。こ
のサブルーチンを図6を参照しながら説明する。
【0029】上述したように、原稿10の傾き量に対応
して、レジストセンサ310、311のいずれかがオン
状態になってから他方がオン状態になるまでの時間(タ
イマ1の値)は定まるものである。よって、原稿10の
傾き量は、タイマ1の値、両レジストセンサ310およ
び311間の距離、原稿10の搬送速度に基づき、幾何
学的に算出することが可能である(ステップS60
1)。
【0030】このようにして算出された傾き量に従い、
原稿10をレジストローラ304、305のニップ部に
当接させる時間(レジスト時間)TRを決定する。レジ
スト時間TRは。以下の手順により求めることが可能で
ある。先ず、原稿の傾き量に応じて最適なレジスト時間
TRを実験により予め測定しておき、このレジスト時間
TRをROM41上にテーブルとして書き込んでおく。
例えば、傾き量が0〜5mmの場合にはレジスト時間T
R=0msec、傾き量が5〜10mmの場合にはレジ
スト時間TR=20msec、傾き量が10〜15mm
の場合にはレジスト時間TR=50msec、のように
テーブルを決定する。そして、ステップS601におい
て算出された傾き量に対応したレジスト時間TRをテー
ブルから読み出す(ステップS602)。このようにし
て、原稿10の傾き量に対応したレジスト時間TRが決
定される。
【0031】このようにして決定されたレジスト時間T
Rに時間TRDを加えた時間をタイマ2に代入する(ステ
ップS603)。なお、時間TRDは原稿が殆ど傾いてい
ない場合にレジストローラ304、305を停止させる
時間であり、レジストセンサ310、311の位置、原
稿10の搬送速度等によって決定される時間である。例
えば、レジストセンサ310、311からレジストロー
ラ304、305までの距離が長い程、時間TRDは長く
なる。
【0032】この後、図5のフローチャートに戻り、上
記タイマ2のカウントを開始する(ステップS50
7)。そして、タイマ2がタイムアップするまでの時
間、ステップS508の判断を実行し続ける。なお、こ
のとき、レジストローラ304、305は回転を停止し
たままである。原稿10のレジストセンサ310側の角
部が先ずレジストローラ304、305のニップ部に当
接したとする。レジストセンサ304、305は回転を
停止しているにもかかわらず原稿10は搬送され続ける
ため、原稿10は上記角部を中心に回転し(円弧運動を
行い)、この結果、原稿10の傾き(スキュー)が補正
される。そして、タイマ2がカウントアップすると(ス
テップS508)、レジストローラ304、305は回
転し始め(ステップS509)、原稿10が給紙装置か
ら送出される。このように、2個のレジストセンサ31
0、311がともにオン状態になってから所定時間の
間、レジストローラ304、305が停止しているた
め、原稿10の傾きが比較的に大きい場合にも、傾き補
正を十分に行うことができる。次に、ステップS501
に戻り、続いて搬送されてくる原稿10に対してステッ
プS501〜S509の処理を繰り返し実行する。
【0033】なお、ステップS506においてタイマ2
を原稿10の傾き量に対応して変更するのではなく、タ
イマ2を一定値としてもよい。この場合、レジストロー
ラ304、305が停止している時間は、原稿10の傾
き量によらずに一定となる。
【0034】また、上記ステップS510の処理に代え
て、レジストローラ304、305の回転を開始する処
理を実行してもよい。すなわち、タイマ1がカウントア
ップした場合(ステップS504でYES)、レジスト
ローラ304、305を回転させ、原稿10を送出して
もよい。この場合、原稿10がレジストローラ304、
305のニップ部において損傷を受ける前に送出される
ため、原稿10の損傷を未然に防止することが可能とな
る。さらに、タイマ1がカウントアップした場合(ステ
ップS504でYES)、レジストローラ304、30
5を回転させるとともに、上捌きローラ302、下捌き
ローラ303を停止させてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明におい
ては、2個のレジストセンサ310、311のいずれか
がオン状態になってから所定時間経過後に他方がオン状
態にならない場合には、原稿10をレジストローラ30
4、305に向けて搬送するのを中止し、および/また
は、レジストローラ304、305を回転させることに
より原稿10を排出している。よって、原稿10の傾き
量が非常に大きい場合に、レジストローラ304、30
5のニップ部において大きくたわみ、損傷を受けるとい
う事態を未然に防止することが可能となる。
【0036】また、原稿10の傾き量に応じて、停止し
たレジストローラのニップ部に原稿が当接する時間(レ
ジスト時間)が適宜変更される。この結果、原稿の傾き
量によらずに、原稿の傾きを常に正確に補正する(傾き
量を零にする)ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る給紙装置を内蔵したマ
イクロフィルムカメラの概略構成を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る原稿の搬送経路を表す
図である。
【図3】本発明の一実施例に係るレジストローラ、レジ
ストセンサ等の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例に係る制御手段のブロック図
である。
【図5】本発明の一実施例に係る給紙装置の動作を表す
フローチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係る給紙装置におけるタイ
マの値を設定するサブルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図7】従来の給紙装置の斜視図である。
【図8】従来の給紙装置の動作を表すフローチャートで
ある。
【図9】従来の給紙装置に係るレジストローラ、レジス
トセンサ、原稿の位置を表す図である。
【図10】従来の給紙装置に係るレジストローラ、レジ
ストセンサ、原稿の位置を表す図である。
【符号の説明】
10 原稿(シート) 310、311 レジストセンサ(シート検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの搬送経路上に配設された一対の
    レジストローラと、 レジストローラに対してシートの搬送経路の上流に、シ
    ート搬送方向対して略直角方向に並設された少なくとも
    2個のシート検出手段と、 すべてのシート検出手段がシートを検出してから所定時
    間経過後にレジストローラを回転させる制御手段と、を
    備えた給紙装置において、 上記制御手段はいずれか一つのシート検出手段が最先に
    シートを検出してから所定時間が経過するまでに他のシ
    ート検出手段がシートを検出しなかった場合には、レジ
    ストローラを回転し、および/または、レジストローラ
    に向けて原稿を搬送すること中止することを特徴とする
    給紙装置。
  2. 【請求項2】 シートの搬送経路上に配設された一対の
    レジストローラと、 レジストローラに対してシートの搬送経路の上流に、シ
    ート搬送方向対して略直角方向に並設された少なくとも
    2個のシート検出手段と、 各シート検出手段がシートを検出した時刻に基づきレジ
    ストローラを回転し始める時刻を算出し、この時刻にレ
    ジストローラを回転させる制御手段と、を備えたことを
    特徴とする給紙装置。
JP27947192A 1992-09-22 1992-09-22 給紙装置 Pending JPH06100199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27947192A JPH06100199A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27947192A JPH06100199A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06100199A true JPH06100199A (ja) 1994-04-12

Family

ID=17611525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27947192A Pending JPH06100199A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06100199A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005067803A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Murata Mach Ltd 両面画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005067803A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Murata Mach Ltd 両面画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006270560A (ja) 原稿読取装置
JP2005350155A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JPH06100199A (ja) 給紙装置
JP3441525B2 (ja) シート給紙装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP3135589B2 (ja) 自動原稿給送装置を備えた画像形成装置
JPH07199609A (ja) 画像形成装置
JP2005342943A (ja) 画像形成装置
JP4479352B2 (ja) 画像形成装置
JP2002265094A (ja) 原稿搬送装置および画像形成装置
JP3542390B2 (ja) シート給送装置および画像読み取り装置
JPS6143261B2 (ja)
JPH1053355A (ja) スキュー補正装置
JP3299038B2 (ja) 画像形成装置
JP2728683B2 (ja) 自動原稿給送装置
JP2742274B2 (ja) 画像形成装置における画像形成位置の異常検知装置および補正装置
JPH0515471Y2 (ja)
JPH05270676A (ja) 給紙制御装置
JP4225172B2 (ja) 画像形成装置
JP2612268B2 (ja) 静電複写機
JP2753034B2 (ja) 自動原稿給送装置
JPH0517044A (ja) 原稿搬送装置
JP2572284B2 (ja) シート材重ね合わせ装置
JPH0649566Y2 (ja) 複写機の制御装置
JPH06144647A (ja) 循環搬送シートの片寄り検知方法および装置
JPH09118452A (ja) 紙検出装置