JPH0515471Y2 - - Google Patents

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JPH0515471Y2
JPH0515471Y2 JP1984061168U JP6116884U JPH0515471Y2 JP H0515471 Y2 JPH0515471 Y2 JP H0515471Y2 JP 1984061168 U JP1984061168 U JP 1984061168U JP 6116884 U JP6116884 U JP 6116884U JP H0515471 Y2 JPH0515471 Y2 JP H0515471Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、複写機内において搬送される原稿
のスキユーを矯正する複写機の斜め送り矯正装置
に関する。
従来技術 従来、複写機の斜め送り矯正装置は、第1図に
示すように、原稿201がスキユーされて搬送さ
れると、原稿検知部材202,203による原稿
の検知時間にずれが生じ、そのずれ時間が所定時
間以上であれば、ソレノイド204(203が最
初に原稿を検知する場合はソレノイド205)を
作動させて、矯正部材206をP点を支点にして
時計方向(反時計方向)に角度αだけ傾動させ、
そして第2図に示すように原稿201をガイド部
207の207aに案内させて反転するときにス
キユーを矯正するようにしている。
しかしながら、原稿のスキユー量が所定以上で
あれば、スキユー量の多少にかかわらず、矯正部
材を一定の角度αだけ傾動させるので、矯正が不
十分であつたり、矯正し過ぎたりして、適正な矯
正ができないという欠点があつた。
目 的 この考案は原稿のスキユー量に応じた角度だけ
矯正部材を傾動させて、上記欠点を解消させた複
写機の斜め送り矯正装置を提供することを目的と
する。
構 成 第3図はこの考案の構成を示したもので、第
1、第2原稿検知部材が原稿を検知して第1、第
2検知信号を出力し、第1カウンタ手段が第1検
知信号を入力した時点から第2検知信号を入力す
るまでクロツクパルス発生手段から出力されるク
ロツクパルスの数をカウントして第1カウント信
号を出力し、第2カウンタ手段が第2検知信号を
入力した時点から第1検知信号を入力するまで前
記クロツクパルスの数をカウントして第2カウン
ト信号を出力し、第1、第2駆動信号出力手段が
第1,第2カウント信号を入力してその信号値に
応じた第1、第2駆動信号を出力し、第1、第2
駆動部材が第1、第2駆動信号を入力してその駆
動信号値に応じた量だけ矯正部材を傾動させる。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第4図において、1は複写機本体を示し、この
一側上部に手差しテーブル4及びそれに続く手差
し供給部5が設けられており、この点については
従来のものと異なるところがない。そしてこのよ
うなものにおいては、手差しテーブル4上の原稿
Aが手差し操作により挿入されて手差し挿入検知
部10で検知されると、搬送ローラ部9が開放さ
れて原稿Aの先端が先端揃えゲート7に当接して
整列されてうえ、先端揃え検知部8で検知されて
搬送ローラ部9によりピンチされて待機する。こ
のように待機している原稿Aは図示しない転写紙
供給部により供給される転写紙とタイミングを合
わせて送込みローラ部15によりスリツト露光部
2に送られ、ここで光学系を介して感光体3上に
結像され、作業処理手段で顕像後、転写紙に定着
して複写を行い、その後原稿Aは送出しローラ部
16、排紙搬送部17を通過して原稿受け18に
排出されるが、この工程においては、原稿Aは比
較的スキユーを起こしにくい。
手差しテーブル4の下方にトレイ又はカセツト
19がセツトされ、ここに収納された原稿A′が
自動原稿供給部(以下ADFという)6を介して
前記送込みローラ部15に送出され、それ以後は
前記手差しと全く同様のこととなる。
そこでカセツト19の原稿A′がローラ部15
に送出されるまでについて述べることとすると、
原稿A′はその上方に位置する吸引搬送部6の作
動により分離ローラ部20に供給され、ここで一
番上の原稿A′のみが分離されたうえ、搬送ロー
ラ部21で搬送されてスキユー検知部22でスキ
ユー量が検知されたうえ停止する。ここで前記手
差しにおけると同様に転写紙とタイミングを合わ
せて再搬送され、スキユー矯正部23をとおつて
送込みローラ部15に送出されることとなるので
ある。
以下にスキユー検知部22及びスキユー矯正部
23について説明する。
スキユー検知部22は、第5図に示すように原
稿の搬送方向に対して垂直方向に配列された2対
のスキユーセンサ31,32および33,34を
もち、外側のセンサ31,32で大きなサイズの
原稿Aの、また内側のセンサ33,34で小さな
サイズの原稿A′のスキユーを検知するようにな
つている。
次にスキユー矯正部23について説明すると、
第6ないし8図において、本体1に設けられた1
対の側板71間に張設された梁状の支持部材52
のほぼ中央に支持棒51を設立し、この支持棒5
1に軸受54を介して保持部材53のほぼ中央が
回動自在に支持され、この保持部材53の原稿搬
送路側にブラケツト58によつて、円弧状の内外
側ガイド板56,57が所定の間隔をもつて搬送
路59を形成するように取付けられており、保持
部材53は支持棒51に対してカラー55により
スラスト方向の位置決めをされている。
支持部材52の両端部近くであつて、保持部材
53の背面から離れたところに、前後各1対のブ
ラケツト62,62′から構成された2組の支持
部材が支持棒51の両側対称位置に取付けられ、
ブラケツト62,62′に設けた透孔中に押圧部
材63が摺動可能に嵌入され、この押圧部材63
のブラケツト62の内側に位置するところに取付
けたフランジ64とブラケツト62′の内面間に
圧縮スプリング65が介装されて、押圧部材63
の頭部を常に保持部材53の背面に押接し、外力
が加わらない限り、保持部材53を支持棒51に
関して左右均等な位置に保持する。
支持部材52の支持棒51を中心としてその両
側のほぼ対称位置にブラケツト72を介して2対
のソレノイド67,68および69,70が設置
され、これらのソレノイドの作動杆は保持部材5
3に取付けられたアーム66に連結されて、各ソ
レノイド67,68,69,70の作動杆67′,
68′,69′,70′の突出に伴つて、保持部材
53を支持棒51を中心として回動されるように
なつている。ここで外側に対称的に配置された一
対のソレノイド67,68は一対のセンサ31,
32に対応されるものであつて、大きなサイズの
原稿Aのスキユー矯正用のものであり、内側に対
称的に配置された他の対のソレノイド69,70
は、センサ33,34に対応されるものであつ
て、小さなサイズの原稿A′のスキユー矯正用の
ものである。
次に第9ないし11図に基づいて、ガイド板5
6および57の構成をさらに詳しく説明すると、
ガイド板56と57の間に形成される湾曲した搬
送路59は、複写機本体1内に固定されたガイド
板80,81間の搬送路82およびガイド板8
3,84間の搬送路85と連結されており、搬送
ローラ対によつて搬送路82内を搬送されてきた
シート原稿Aは、常に搬送路59を通つて搬送路
85へ送給されるようになつている。
そして搬送路59は、押圧部材63によつて平
衡状態(待機位置)にあるとき、搬送路82およ
び85のやや下方に位置される(第9図)ように
なつており、搬送路82から送給されてきたシー
ト原稿Aは、下方に湾曲しながら搬送路59内を
通過する。次にソレノイド67,68,69,7
0のいずれか作動により保持部材53が支持棒5
1を中心として回動されると、支持棒51に対し
て搬送路59の一方の側が待機位置から上昇(第
10図)され、他方の側が下降(第11図)され
る。このとき上昇された側の搬送路59の部分
は、第9図から分るように、搬送路85とをほぼ
直線で連結するようになつており、その結果この
位置を通過するシート原稿Aの部分は最短距離で
搬送路59内を通過することとなる。また下降さ
れた側の搬送路59の部分は、第9図から分るよ
うに、下方にさらに湾曲されることとなり、その
結果この位置を通過するシート原稿Aの部分は、
待機位置(第9図)のときよりもさらに長い距離
を通つて、搬送路59内を通過することとなる。
従つて何れかのソレノイド67,68,69,7
0が作動され、保持部材53が回動された状態で
搬送路59内を通過するシート原稿Aは、その両
側で搬送距離が異なることとなるのである。
次に上記矯正装置におけるスキユーの矯正動作
について説明を行うと、前述のように大きいサイ
ズの原稿Aのスキユーはセンサ31,32で検知
されるものであり、第5図の鎖線または第6図の
実線で示すように、原稿Aがスキユーして搬送さ
れてくると、センサ32がセンサ31よりも先に
原稿Aの先端を検知して、このセンサ32に対応
するソレノイド68が作動される。そうすると保
持部材53が回動してソレノイド68側が持ち上
げられ、第6図における右側の搬送路59が第1
0図の状態に、左側の搬送路59が第11図の状
態にセツトされる。その結果原稿Aが搬送路59
を通過する際、スキユーして先行するセンサ32
側の端部が、反対側の後行するセンサ31側の端
部よりも短い距離を通過することとなり、この原
稿Aの両端部の搬送距離の差によつて、原稿Aが
搬送路85に送給された際、スキユーが矯正され
ることとなる。原稿Aが前記と反対側にスキユー
した場合には、センサ31およびソレノイド67
の作動により、同様にスキユーが矯正されるもの
であり、また小さいサイズの原稿A′についても
同様にセンサ33とソレノイド69、センサ34
とソレノイド70によつてスキユーの矯正が行わ
れるものである。
ここで原稿のスキユー矯正を行うについては、
一対のセンサおよび一対のソレノイドで大きなサ
イズおよび小さなサイズの双方のスキユー矯正を
行うことも可能である。しかし搬送路59におけ
る両側の搬送距離差は中央から両側に離れるに従
つて増大することから、同程度のスキユーが生じ
た大小サイズの原稿を矯正する場合に、保持部材
53の傾斜角度を大サイズの原稿Aのスキユー矯
正用に調整しておくと、この大サイズの側端部よ
りもその側端部が内側を通る小サイズの原稿
A′のスキユー矯正を行う為には、搬送路59に
おける搬送距離差が不足することになり、また逆
の場合には、大サイズの原稿Aの矯正を行う場合
には、搬送距離差が大き過ぎて、却つて反対向き
にスキユーしてしまうこととなる。従つて各サイ
ズ毎に専用のソレノイドを配置することによつ
て、原稿のサイズに応じた保持部材53の傾斜角
度を得ることができ、適正なスキユー矯正が可能
となるものである。
なお、複数対のソレノイドを細く配置し、原稿
のサイズに拘らず、スキユー量の大小に応じてそ
のスキユー量に対応する位置のソレノイドを作動
させるように制御することも可能であり、またス
キユー矯正中に、外側から内側へ、または内側か
ら外側へソレノイドを切り換えるような制御を行
うことによつて、より厳密なスキユー矯正を行う
ことも可能である。
第12図は、スキユー矯正部23を制御する制
御回路例を示したもので、各スキユーセンサ31
〜34は発光ダイオード31a〜34aとホトト
ランジスタ31b〜34bから構成され、発光ダ
イオード31a〜34aから発光される光が原稿
によつて反射されると、ホトトランジスタ31b
〜34bはON状態となり、コンパレータ161
〜164からHレベルの信号が出力され、増巾器
171〜174を介してマイクロコンピユータ1
80の入力ポートIに入力するようになつてい
る。
前記マイクロコンピユータ180は、図示しな
いクロツクパルス発生器と第1、第2カウンタと
を内蔵しており、スキユーセンサ31,33が最
初に原稿を検知すると、第1カウンタが作動して
前記クロツクパルス発生器から出力されるクロツ
クパルスの数をカウントし、スキユーセンサ3
2,34が原稿を検知するとそのカウントを停止
する。反対にスキユーセンサ32,34が原稿を
最初に検知すると第2カウンタが作動して前記ク
ロツクパルスの数をカウントし、スキユーセンサ
31,33が原稿を検知するとそのカウントを停
止する。そして原稿が大サイズで、スキユーセン
サ31が原稿を最初に検知した場合、第1カウン
タのカウント数を、予め設定した第1、第2設定
数と比較して、そのカウント数が第1、第2設定
数の間にある場合、出力ポートP−1から駆動信
号を出力し、第2設定数以上の場合、出力ポート
P−2から駆動信号を出力する。反対にスキユー
センサ32が原稿を最初に検知した場合、第2カ
ウンタのカウント数を予じめ設定した第1、第2
設定数と比較して、そのカウント数が第1、第2
設定数の間にある場合、出力ポートP−4から駆
動信号を出力し、第2設定数以上の場合、出力ポ
ートP−3から駆動信号を出力する。
原稿が小サイズで、スキユーセンサ33が原稿
を最初に検知した場合、第1カウンタのカウント
数を、予め設定した第3、第4設定数と比較し
て、そのカウント数が第3、第4設定数の間にあ
る場合、出力ポートP−1から駆動信号を出力
し、第4設定数以上の場合、出力ポートP−2か
ら駆動信号を出力する。反対にスキユーセンサ3
4が原稿を最初に検知した場合、第2カウンタの
カウント数を、予め設定した第3、第4設定数と
比較して、そのカウント数が第3、第4設定数の
間にある場合、出力ポートP−4から駆動信号を
出力し、第4設定数以上の場合、出力ポートP−
3から駆動信号を出力する。
そしてマイクロコンピユータ180の出力ポー
トP−1,2,3,4から出力される駆動信号は
ソレノイド67,69,70,68を作動させ
る。
次に上記から構成される実施例の作用について
説明する。
原稿Aが第5図に示すようにスキユーされて搬
送されると、スキユーセンサ32が最初に原稿A
を検知し、コンパレータ162からHレベルの信
号が出力されて、マイクロコンピユータ180の
入力ポートI−4に入力する。そしてマイクロコ
ンピユータ180は内蔵しているクロツクパルス
発生器(図示せず)から出力されているクロツク
パルスの数を、内蔵している第2カウンタがカウ
ントする(第14図のt1)。原稿Aがさらに搬送
されてスキユーセンサ31が原稿Aを検知する
と、そのカウントが停止し(第14図のt2)、そ
して第2カウンタのカウント数と、予め設定した
第1、第2設定数と比較し、そのカウント数が第
1、第2設定数の間であれば出力ポートP−4か
ら駆動信号を出力し、ソレノイド68を作動させ
てスキユー矯正部23を第13図に示すように、
支持棒51を支点にして時計方向に角度αだけ傾
動させ、そのカウント数が第2設定数以上であれ
ば出力ポートP−3から駆動信号を出力し、ソレ
ノイド70を作動させてスキユー矯正部23を時
計方向に角度βだけ傾動させる。
原稿Aが図示と反対方向にスキユーして搬送さ
れた場合、スキユーセンサ31が最初に原稿を検
知し(第14図のt3)、コンパレータ161から
Hレベルの信号が出力されて、マイクロコンピユ
ータ180の入力ポートI−1に入力する。そし
てマイクロコンピユータ180は内蔵している第
1カウンタが上記と同様にして、クロツクパルス
の数を、スキユーセンサ32が原稿Aを検知(第
14図のt4)するまでカウントし、そのカウント
数と予め設定した第1、第2設定数と比較し、そ
のカウント数が第1、第2設定数の間であれば出
力ポートP−1から駆動信号を出力し、第2設定
数以上であれば出力ポートP−2から駆動信号を
出力し、ソレノイド67,69を作動させてスキ
ユー矯正部23を反時計方向に角度α,β傾動さ
せる。
小サイズの原稿A′が第5図に示すようにスキ
ユーされて搬送された場合、スキユーセンサ34
が原稿を検知し、コンパレータ174からHレベ
ルの信号が出力されて、マイクロコンピユータ1
80の入力ポートI−3に入力する。そしてマイ
クロコンピユータ180は内蔵している第2カウ
ンタが前記と同様にして、スキユーセンサ33が
原稿A′を検知するまでクロツクパルスの数をカ
ウントし(第14図のt5〜t6)、そのカウント数
と予め設定した第3、第4設定数と比較して、そ
のカウント数が第3、第4設定数の間であれば出
力ポートP−4から駆動信号を出力し、第4設定
数以上であれば出力ポートP−3から駆動信号を
出力し、前記と同様にしてスキユー矯正部23を
時計方向に角度α,β(第13図参照)傾動させ
る。
原稿A′が図示と反対方向にスキユーして搬送
された場合、スキユーセンサ33が最初に原稿
A′を検知し、上記と同様にして第1カウンタが、
スキユーセンサ34が原稿A′を検知するまでク
ロツクパルスをカウントし(第16図のt7〜t8)、
そのカウント数と予め設定した第3、第4設定数
と比較し、そのカウント数が第3、第4設定数の
間であれば、出力ポートP−1から駆動信号を出
力し、第4設定数以上であれば、出力ポートP−
2から駆動信号を出力し、前記と同様にしてスキ
ユー矯正部23を反時計方向に角度α,β傾動さ
せる。第15a,b,c,d図にマイクロコンピ
ユータ180のフロー図を示した。
第16および17図は、上記シート原稿斜め送
り矯正装置を循環式原稿搬送ユニツト内に設置し
た例を示すものである。このような一枚の原稿よ
り多数のコピーを作製する複写機に装備される循
環式原稿搬送ユニツトにおいては、同じ原稿が同
じ原稿搬送路内を何回も循環されるため、最初真
直ぐであつた原稿も徐々にスキユーが増大してゆ
く。このため斜め送り矯正装置が原稿の循環搬送
路内に設置されることが必要となつてくるのであ
る。
まず循環式原稿搬送ユニツト131について説
明を行うと、挿入口132から立上り搬送部13
3に送り込まれた原稿は、立上り搬送部133に
直交するように設置された障壁134に突き当て
られ、またこの原稿の挿入はセンサ135で検知
されるとともに、ソレノイド136の作動によつ
て互いに接離自在となつている一対の摩擦ローラ
137,138によつて挾持されて、スキユーの
ない状態で保持される。
次にソレノイド136からの遅延出力によりソ
レノイド139の作動によつて障壁134が搬送
路内から離脱されるとともに、ローラ138が回
転を始め、原稿の搬送が開始される。このとき、
原稿サイズ、送り方向等の各種情報は原稿がセン
サ135を通過する時間によつて得ることがで
き、これらの情報に基づいて原稿の搬送に同期し
て、複写の倍率等により選定された複写機が図示
しない給紙台から給紙される。
原稿は搬送ローラ140によつてスリツト露光
部141に搬送され露光読み取りが行われた後、
湾曲ガイド板142および爪143,144,1
45,146,147で形成される搬送ループ内
を循環されて繰り返し露光が行われ、所定枚数だ
けリピート複写が行われた後、原稿は搬送ループ
が解除されて排紙台148に排紙される。ここで
各爪143,144,145,146,147は
本体フレームにそれぞれ原稿サイズに対応する位
置に回動可能に取り付けられているものであり、
例えばA5T目は爪143が、A4T目は爪144
が、A3T目は爪145が、A2T目は爪146が、
A1T目は爪147がそれぞれ回動されて、ガイ
ド板142との間で搬送ループを形成するように
なつているものである。
そして、前記斜め送り矯正装置23が搬送ルー
プ内に配置され、スリツト露光部141前に設置
された複数個のスキユーセンサ149で原稿のス
キユー検知を行うものである。この斜め送り矯正
装置23の配置は、第16または17図のような
ものの他、各爪143〜147間にそれぞれ配置
することができ、このように配置することによつ
て、例えば各原稿サイズまたは送り方向に対応す
る搬送ループにおけるスキユー矯正量よりもスキ
ユー発生量の方が多いような場合には、より大き
な搬送ループに切り換える事によつて、その分だ
けスキユー矯正作用を多く受けられるようにする
ことが可能であり、その結果、原稿の一回のルー
プで十分なスキユー矯正が可能となるものであ
る。
効 果 この発明は前記のようであつて、矯正部材とし
て搬送路面に対して湾曲した内外側ガイド板を使
用し、それを搬送路上に設け、それを第1〜4駆
動部材で傾動させることにより、原稿の斜め送り
を矯正するものであつて、その矯正部の構造が簡
単であり、さらに原稿の傾きを検知する検知部材
及び矯正部材を傾動させる駆動部材は、大小両サ
イズ用としてそれぞれ異つた間隔をもつて配置さ
れた1対のものを2組設けていることから、各サ
イズ別にそれに合わせて矯正部材の傾斜角度を設
定することができて、その矯正は迅速かつ高精度
に行われるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,第2図は従来の矯正装置の説明図、第3
図は考案の構成図、第4図は実施例の概略図、第
5図はスキユーの説明図、第6図は保持部材の底
面図、第7,8図は第6図の−線および−
線に沿つた断面図、第9,10,11図はガイ
ド板による矯正の説明図第12図はスキユー矯正
部の制御回路図、第13図はスキユー矯正部の傾
動を示す説明図、第14図は制御回路のタイムチ
ヤート、第15a,b,c,d図はマイクロコン
ピユータのフロー図、第16,17図は循環式原
稿搬送ユニツト内に矯正装置を設けた概略図であ
る。 31,32,33,34……スキユーセンサ、
67,68,69,70……ソレノイド、56…
…内側ガイド板、57……外側ガイド板、180
……マイクロコンピユータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原稿の搬送路面上に傾動自在に設置され、搬送
    路面に対して湾曲した内外側ガイド板を有し、そ
    の傾動によつて原稿の斜め送りを矯正する矯正部
    材と、この矯正部材を一方向に傾動させる第1,
    2駆動部材及び他方向に傾動させる第3,4駆動
    部材と、前記矯正部材の原稿搬入側の搬送路に原
    稿の進行方向と直交方向に所定間隔を隔てて設置
    され、その搬送路を通過する原稿を検知して第
    1,2,3,4検知信号を出力する第1,2,
    3,4検知部材とを具え、前記第1、第4検知部
    材はそれらの間の間隔を大きくして大サイズ用と
    するとともに、第2、3検知部材は間隔が小さい
    小サイズ用とし、これに対応して前記第1,4駆
    動部材をそれらの間の間隔が大きい大サイズ用と
    するとともに、第2,3駆動部材を間隔が小さい
    小サイズ用とし、所定間隔毎にクロツクパルスを
    発生するクロツクパルス発生手段と、前記第1,
    2,3,4検知信号とクロツクパルスとが入力可
    能になつている第1、第2カウンタ手段を具え、
    前記第1カウンタ手段は第1,2検知信号が入力
    した時点から第3,4検知信号が入力するまでの
    クロツクパルスの数をカウントして第1カウント
    信号を出力し、第2カウンタ手段は第3,4検知
    信号が入力した時点から第1,2検知信号が入力
    するまでのクロツクパルスの数をカウントして第
    2カウント信号を出力し、さらに前記第1、第2
    カウンタ手段から出力される第1、第2カウント
    信号を入力してそのカウント信号値に応じた第
    1,2,3,4駆動信号を出力する第1,2,
    3,4駆動信号出力手段とを具え、前記第1,
    2,3,4駆動部材が第1,2,3,4駆動信号
    を入力してその駆動信号値に応じた量だけ矯正部
    材を傾動させるようになつていることを特徴とす
    る複写機の斜め送り矯正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56145055A (en) * 1980-04-09 1981-11-11 Hitachi Ltd Conveyor for paper sheet
JPS5793848A (en) * 1980-12-02 1982-06-11 Fuji Xerox Co Ltd Correcting apparatus for paper skew feed of copier

Patent Citations (2)

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