JP2728683B2 - 自動原稿給送装置 - Google Patents

自動原稿給送装置

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JP2728683B2
JP2728683B2 JP63170161A JP17016188A JP2728683B2 JP 2728683 B2 JP2728683 B2 JP 2728683B2 JP 63170161 A JP63170161 A JP 63170161A JP 17016188 A JP17016188 A JP 17016188A JP 2728683 B2 JP2728683 B2 JP 2728683B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複写機本体の上部に搭載され、原稿を自
動的に給送する自動原稿給送装置に関する。
〔従来の技術〕
複写機の自動原稿給送装置において、給紙部内の各ロ
ーラ及び搬送ベルトを駆動する搬送モータと、排紙部内
の各ローラを駆動する排紙モータとを別個に備え、それ
らの各モータによつて、原稿テーブル上に載置された原
稿を1枚ずつ自動的に給送して、複写機のコンタクトガ
ラス上の給紙部側の端部に設定した基準位置に後端を合
わせた露光位置に停止させ、露光終了後その原稿を搬送
ベルトによつて排紙部へ搬送し、その排紙部内の排紙セ
ンサが上記原稿の先端を検知すると次の原稿を給送する
ようにしたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような自動原稿給送装置は、一枚目の原稿を露光
位置へセツトする時間を短縮できる利点があるが、露光
終了後、上記露光位置から搬送される原稿の先端が排紙
センサによつて検知されるまでは次の原稿を給送しない
ようにしている。
それは、排出する原稿が排紙センサに検知されないう
ちに次の原稿の給送を開始すると、排紙する原稿が排紙
部に達しないうちに次の原稿が露光位置に達して搬送ベ
ルトが停止してしまい、排紙できなくなることがあるか
らである。
ところが、原稿の給送方向のサイズが小さくなるに従
つて、基準位置に停止される原稿の先端位置から排紙セ
ンサまでの距離が長くなるため、排紙される原稿と新た
に給送される次の原稿との入替時間が長くなり、コピー
速度が低下するという問題があつた。
また、複写機には継ぎ目を有する感光体ドラム又は感
光体ベルトを使用するものがあるが、そのような複写機
における複写プロセス実行時には、複写画像に悪影響を
与えないように、感光体面上の継ぎ目を避けた有効範囲
に画像を形成するようにしている。
したがつて、上記のような自動原稿給送装置において
原稿入替時間が長くなると、それだけ複写機本体へ原稿
セツト信号、すなわち複写シーケンスを開始しても良い
旨の信号を送る時間が遅れ、場合によつては上記継ぎ目
を避けるタイミングがずれて、感光体がもう一回転する
まで複写シーケンスを開始できなくなることもあり、単
位時間当たりのコピー枚数が大幅に減少する恐れがあ
る。
この発明は、このような問題に鑑みてなされたもので
あり、自動原稿給送装置による原稿入替時間を短縮し、
それによつて複写機本体による複写能率を向上させるこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記の目的を達成するため、請求項1の発
明では第1図の機能ブロツク図に示すように、原稿テー
ブル上にセツトされた原稿を1枚ずつ複写機のコンタク
トガラス上へ給紙する給紙部Aと、該給紙部Aによつて
給紙された原稿を搬送ベルトによつて前記コンタクトガ
ラス上で搬送する搬送部Bと、該搬送部Bによつて搬送
された原稿を外部へ排出する排紙部Cとを備え、前記給
紙部Aによつて給紙された原稿を前記搬送部Bによつて
搬送して前記コンタクトガラス上の給紙部A側の端部に
設定した基準位置に後端を合わせた露光位置に停止さ
せ、露光終了後その原稿を前記搬送部Bによつて前記排
紙部Cへ搬送するようにした自動原稿給送装置におい
て、 前記給紙部Aによつて給送される原稿の給紙方向のサ
イズを検出する原稿サイズ検出手段Dと、該手段Dによ
つて検出されたサイズが所定サイズ以上のときには前記
露光終了後の原稿の前記搬送部Bによる搬送開始と同時
に前記給紙部Aによる次の原稿の給紙を開始させ、前記
検出されたサイズが前記所定サイズより小さい時には前
記露光終了後の原稿の前記搬送部Bによる搬送開始後、
前記給紙部Aによる次の原稿の給紙をそのサイズに応じ
て設定した時間だけ遅れて開始させる原稿給紙タイミン
グ制御手段Eとを設けたものである。
また、請求項2の発明では、前記給紙部Aによる原稿
の給紙開始位置から複写機のコンタクトガラス上の露光
位置に停止した原稿の先端までの搬送距離をl1とし、前
記露光位置に停止した原稿の先端から前記排紙部Cによ
る排紙可能な位置までの搬送距離をl2としたとき、上記
原稿給紙タイミング制御手段Eが、前記所定サイズをl1
>l2となる最小のサイズに設定して、そのサイズに対す
る上記前記原稿サイズ検出手段Dによつて検出されたサ
イズの大小を判別する手段と、該手段によつて前記検出
されたサイズが所定サイズより小さいと判別された時に
前記給紙部Aによる次の原稿の給紙を遅らせる時間を、
前記検出されたサイズによつて決まるl2−l1分の搬送距
離だけ前記搬送部Bが原稿を搬送するのに要する時間に
応じて設定する手段とを備えたものである。
〔作 用〕
この発明による自動原稿給送装置は、上記のように構
成されているので、原稿サイズが所定サイズ以上の場合
は、露光終了後の原稿の搬送開始と同時に次の原稿の給
紙が開始されるので、原稿の入替時間を短縮することが
できる。そして、この場合の所定サイズを、次の原稿が
露光位置にセツトされる前に先の原稿が排紙部によつて
排紙可能な位置まで搬送されるのに必要なサイズに設定
しておけば、先の原稿が排紙できなくなるようなことは
ない。
また、原稿サイズが所定サイズより小さい場合でも、
先の原稿が排紙センサによつて検出されるまでの次の原
稿の給紙を遅らせる必要はなく、必要最小限の遅延時間
に設定することができる。
さらに、上述のように所定サイズをl1>l2となる最小
のサイズに設定し、検出されたサイズがその所定サイズ
より小さい場合に、次の原稿の給紙を送らせる時間を搬
送部による先の原稿のl2−l1分の搬送時間に応じて設定
するようにすれば原稿サイズが小さい場合にも原稿入替
時間を最少限に短縮することができる。
それによつて、原稿入替時間が短縮された分だけ、複
写機本体では次の複写シーケンスの開始時期を早めるこ
とができるので、複写能率が大幅に向上する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を第2図以降を参照して具体
的に説明する。
第2図は、この発明の一実施例である自動原稿給送装
置の概略構成を示す断面図である。
この自動原稿給送装置(以下「ADF」と称す)1は、
複写機本体2の上面を覆う上部カバー1aの略中央上部に
画像面を上向きにした原稿Pを載置する原稿テーブル3
が取付けられ、その原稿給紙方向の下流側(左方向)に
は、上部カバー1a内に原稿セツトセンサ4が設けられて
おり、その原稿セツトセンサ4が原稿の挿入を検知した
後オペレータが図示しないプリントキー(複写スタート
キー)をオンした時には、呼出しコロ7が下降して原稿
を呼出しローラ6との間で圧接挾持するようになつてい
る。
呼出しローラ6は、その下流側に設けられたプルアウ
トローラ8及び分離ローラ9と共に矢印方向に回転する
ローラであり、図示しない搬送モータによつて駆動さ
れ、原稿を呼出しコロ7との間に挾持した状態でそれを
矢印A方向に搬送し、一端がベルトホルダ10に固定され
他端がスプリング11に係着され、さらに抑えコロ12によ
つて下方に押し付けられて張装される分離ベルト13に原
稿の先端を当接させる。
そして、分離ベルト13に当接された原稿が複数枚の場
合は、分離ローラ9と分離ベルト13とによつて最下位の
原稿のみが他の原稿から分離されて、上記カバー1aと一
体に取付けられたガイドリブ14によつて導かれてプルア
ウトローラ8及びこれに圧接するプルアウト従動ローラ
15の当接部へ送られて挾持され、その状態で反転されて
ガイド板16上を通過してコンタクトガラス17へ向けて搬
送される。
そして、その原稿先端部がコンタクトガラス17の手前
側に配設されたレジストセンサ18に検知されると、呼出
しローラ6及び分離ローラ9が停止し、さらに呼出しコ
ロ7が離間位置(実線)まで上昇する。
このようにして給紙部側から搬送されてきた原稿は、
複写機本体2のコンタクトガラス17の上部に達すると、
搬送部のベルト駆動ローラ19及びベルト従動ローラ20や
その他多数のローラによつて張装されて駆動される搬送
ベルト21によつて引き続き搬送され、その後端がコンタ
クトガラス17上の右隅に備えられた原稿スケール22の右
端の原稿基準位置Xに合うように停止される。
なお、原稿の後端を原稿基準位置Xに合わせるため
に、厚紙使用の原稿による原稿突当モードの場合は、原
稿をその後端が原稿基準位置Xを若干越えるまで搬送し
た後、搬送ベルト21の回動方向を矢印B方向から矢印C
方向へ切り換えて、原稿の後端を原稿基準位置X、すな
わち原稿スケール22の右端(突当面)に突き当てて停止
させる。
また、薄紙使用の原稿による原稿非突当モードの場合
は、原稿の後端が原稿基準位置Xに達するタイミングで
搬送ベルト21の回動を止めて停止させる。
そして、停止した原稿に対して複写機本体2による露
光処理が終了すると、その原稿を再び矢示B方向へ搬送
して排紙部へ導く。
排紙部に達した原稿は、排紙ガイド23及び反転ガイド
24に導かれ、矢印方向に回転するプルアウトローラ25と
これに当接する従動ローラ26により挾持されて、偏向爪
27側へ搬送される。
なお、原稿が排紙センサ28を通過した後は、減速して
搬送される。
偏向爪27は支軸29を中心として回動し、通常の排紙
時、すなわち片面画像の原稿を複写する片面モードの場
合は第2図に示した実線位置にあり、原稿はその偏向爪
27によつて案内されて排紙ローラ30及びこれに当接する
排紙コロ31により矢印D方向へ排出される。
一方、両画面像の原稿を複写する両面モードの場合
は、偏向爪27が仮想線で示す位置に回動し、原稿を排紙
せずに反転して再びコンタクトガラス17上へ送出する
が、この発明には直接係わらないので詳細な説明は省略
する。
第3図は、この自動原稿給送装置のコントローラとそ
の入出力部の関係を示すブロツク図である。
このコントローラ40は、原稿セツトセンサ4,レジスト
センサ18,排紙センサ28,サイズ幅センサ41及びタイミン
グパルスセンサ42と、リフトアツプスイッチ43及び厚/
薄切換スイツチ44からの信号をそれぞれ図示しないI/O
インタフエースを介して入力し、搬送モータ45及び排紙
モータ46と、呼出しソレノイド47,給紙ソレノイド48及
び反転ソレノイド49と、表示部50とをそれぞれ図示しな
いI/Oインタフエースを介して制御する。
また、このコントローラ40は複写機本体2内の制御部
との間で信号を送受する機能も備えている。そして、こ
のコントローラ40は、CPC,ROM及びRAM等からなるマイク
ロコンピユータと、上記搬送モータ45を定速駆動するた
めの例えばサーボコントローラと、各ソレノイド47〜49
を駆動するためのドライバ等からなる。
さらに、上記マイクロコンピユータは、この発明に係
わるタイマ,原稿サイズカウンタ及び搬送カウンタ等の
機能も果す。
なお、搬送モータ45は、第2図に示した給紙部の呼出
しローラ6,プルアウトローラ8及び分離ローラ9と搬送
部のベルト駆動ローラ19を駆動するモータ、搬送モータ
46は排紙部のプルアウトローラ25及び排紙ローラ30を駆
動するモータである。
また、呼出しソレノイド47は第2図の呼出しコロ7を
実線図示位置から仮想線図示位置へ移動させるためのソ
レノイド、給紙ソレノイド48は、搬送モータ45の回転を
呼出しローラ6及び分離ローラ9へ伝達するクラツチを
接続するためのソレノイド、反転ソレノイド48は偏向爪
27を実線図示位置から仮想線図示位置へ回動させるため
のソレノイドである。
また、各センサとしては発光ダイオード(LED)とそ
の透過光又は反射光を受光するフオトトランジスタとか
らなるフオトセンサが用いられるが、これに代えて、マ
イクロスイツチ等の他のセンサを用いても良い。
原稿セツトセンサ4は、第2図に示した原稿テーブル
3上に原稿が存在して所定位置まで挿入されているか否
かを判断するためのものであり、挿入されていればそれ
を検知してコントローラ40にセツト信号を送出する。
レジストセンサ18は、給紙部によつて給送される原稿
の先端を検知してから後端が通過するまでの間、原稿検
知信号をコントローラ40に送出する。
排紙センサ28は、露光終了後搬送部から送られてくる
原稿が排紙部のプルアウトローラ25を通過したことを検
知するためのものである。
サイズ幅センサ41は、給紙方向の長さが同じで幅の異
なる原稿(例えば横向きA4に対して縦向きA5)を判別で
きるようにするため、原稿セツトセンサ4と並べて幅方
向の位置を異ならせて配設されており、ある幅以上の原
稿がセツトされた時にのみそれを検出して、その検知信
号をコントローラ40に送出する。
タイミングパルスセンサ42は、上記搬送モータ45又は
プルアウトローラ8等の駆動軸に直結された例えばイン
クリメンタル形のロータリエンコーダであり、上記駆動
軸の回転量に応じた出力パルスをコントローラ40に送出
する。
リフトアツプスイツチ43は、第2図に示したADF1の複
写機本体2との対向面に配設され、ADF1がコンタクトガ
ラス17から離れるように上方に回動された時にそれを検
出するスイツチであり、ADF1の開閉状態に応じた信号を
コントローラ40に送出する。
なお、ADF1を上方に回動させてコンタクトガラス17上
に原稿を手でセツトして複写することもできる。
厚/薄切換スイツチ44は、ADF1の外部に設けられ、使
用する原稿の厚さに応じてオペレータが前述した原稿突
当モードと原稿非突当モードのいずれかを選択するため
のスイツチであり、そのモード選択信号をコントローラ
40に送出する。
そして、このコントローラ40は、各スイツチからの入
力信号を受取つた後、さらに各センサからの検知信号及
び複写機本体2からのデータあるいはコマンドによつ
て、上記各モータ45,46と各ソレノイド47〜49及び表示
部50を制御するが、その動作の詳細は後述する。
ここで、第4図よつてこの実施例による原稿給紙タイ
ミング制御の基本的な説明をする。
原稿テーブル3上にセツトされた原稿Pの呼出しロー
ラ6による給紙開始位置aから複写機本体のコンタクト
ガラス17上の露光位置に停止した原稿P′の先端位置b
までの搬送距離をl1とし、その原稿P′の先端位置bか
らの排紙部内のプルアウトローラ25と従動ローラ26に原
稿P′の先端が挾持されて排紙可能になる位置cまでの
搬送距離をl2としたとき、l1>l2であれば、原稿P′の
排紙方向(矢印方向)への搬送開始と同時に次の原稿P
の給送を開始して、その原稿が露光位置まで搬送された
時に第2図に示した搬送ベルト21が停止しても、その時
先の原稿P′の先端は排紙可能な位置cに達しているの
で排紙されなくなることはない。
そこで、この実施例では、l1>l2となる最小の原稿サ
イズがA4(ヨコ)であるので、これを所定サイズとして
設定し、実際に原稿を給送した時にその給紙方向のサイ
ズをレジストセンサ18のオン時間によつて検出し、それ
がA4(ヨコ)以上であれば露光終了後の原稿P′の搬送
部による搬送開始と同時に給紙部による次の原稿Pの給
紙を開始させる。
また、検出した原稿サイズがA4(ヨコ)より小さい場
合には、そのサイズによつて決まるl2−l1分の搬送距離
だけ搬送部が原稿P′を搬送するのに要する時間に応じ
た設定時間だけ遅らせて、次の原稿Pの給紙を開始させ
る。
第5図及び第6図はこの実施例におけるコントローラ
40によるシーケンス動作の制御処理を示すフロー図、第
7図(イ),(ロ)はそれによるADF1側と複写機本体2
側の動作を示すタイミングチヤート、第8図はコンタク
トガラス上にセツトされる原稿の各種サイズの説明図で
ある。
以下、ごれらの図を参照してこの実施例の作用を説明
する。
第5図のルーチンは、電源が投入されることによつて
スタートし、まずコントローラ40内のCPCの初期設定を
行ない、次に第2図に示した原稿テーブル3上に原稿を
載置しても良い旨の原稿セツト表示をし、さらに前述し
た各センサ類のチエツクを行なう。
次に、原稿セツトセンサ4がオン状態か否か、すなわ
ち原稿テーブル3上に原稿が載置して所定位置まで挿入
されているか否かを判断する。
そして、原稿セツトセンサ4がオン状態ならば、次に
複写機本体2からフイード信号が入力されたか否かを判
断する。
そして、フイード信号が入力されると、第3図に示し
た呼出しソレノイド47及び給紙ソレノイド48をオン状態
にして、第2図に示した呼出しコロ7を下降させ、プル
アウトローラ8と呼出しローラ6及び分離ローラ9とを
連結し、次いで搬送モータ45を始動させることにより各
ローラが回転して、1枚目の原稿を給送する。
その後、レジストセンサ18が給送された原稿の先端を
検知してオンになると、それを判断して呼出しソレノイ
ド47及び給紙ソレノイド48をオフ状態にする。それによ
つて、呼出しコロ7が上昇し、呼出しローラ6及び分離
ローラ9がプルアウトローラ8から切離されて停止す
る。しかし、原稿はプルアウトローラ8の回転によつて
引き続き給送される。
さらに、原稿サイズカウンタをリセツト後スタートし
てタイミングパルスセンサ42からのパルスのカウントを
開始させる。
その後、原稿の後端が通過してレジストセンサ18がオ
フになると、それを判断して原稿サイズカウンタのカウ
ントを停止させると共に、搬送カウンタをリセツトして
スタートさせ、タイミングパルスセンサ42からのパルス
のカウントを開始させ、さらに複写機本体2へ原稿セツ
ト信号を送出する。
なお、原稿サイズカウンタのカウント値をメモリに記
憶させるようにすれば、このカウンタを搬送カウンタに
兼用することができる。
次に原稿が薄紙か否か、すなわち第3図に示した厚/
薄切換スイツチ44によるモード選択信号を判断する。
そして、薄紙であれば、次に搬送カウンタのカウント
値が設定値「A」に達したか否かを判断し、上記カウン
ト値が設定値「A」に達すると、搬送モータ45をオフに
して搬送ベルト21による原稿の搬送を停止させる。
ここで、設定値「A」は、原稿の後端がレジストセン
サ18を通過してから原稿基準位置Xまで原稿を搬送する
のに要する時間に相当するタイミングパルスのカウント
値とする。
一方、原稿が薄紙でなく厚紙の場合には、搬送カウン
タのカウント値が設定値「B」に達したか否かを判断す
る。ここで設定値「B」は「A」より若干大きな値(B
>A)に設定しておく。
したがつて、搬送カウンタのカウント値が設定値
「B」に達した時には、原稿の後端が原稿基準位置Xを
わずかに越えた位置まで搬送されている。そこで、この
時点で搬送モータ45を逆回転させて、原稿を戻す方向に
搬送すると共に、搬送カウンタをリセツトしてスタート
させる。
その後、搬送カウンタのカウント値が設定値「C」
(C=B−A又はそれより僅かに大きい値)に達した時
に原稿の後端が原稿スケール22の右端に突当つて基準位
置Xになるので、その時点で搬送モータ45を停止させ、
搬送ベルト21による原稿の搬送を停止させる。
次いで、複写機本体2によつて露光動作が行なわれ、
露光終了後、複写機本体2からフイード信号を受信する
と第6図のに移行し、以後のルーチンを実行する。
に移行すると、まず搬送モータ45及び排紙モータ46
をオンにして排紙動作をスタートする。すなわち搬送モ
ータ45により搬送ベルト21が駆動されてコンタクトガラ
ス17上の原稿が排紙部側へ搬送される。これと同時にタ
イマをスタートさせる。
その後、原稿サイズ(原稿の給紙方向のサイズ)がA4
(ヨコ)以上か否かを判断する。すなわち、第4図を参
照して説明したl1>l2となる最小のサイズがこの実施例
ではA4(ヨコ)であり、前述した原稿サイズカウンタの
カウント値が、第8図に示すような各サイズのうちA4
(ヨコ),B5R(タテ),A4R(タテ),B4及びA3の各サイ
ズの給送方向の長さに相当する値以上ならばYESとなつ
て第5図のへ戻り、直ちに次の原稿の給紙動作を開始
する。
また、原稿サイズがA4より小さければ、次に原稿サイ
ズがB5(ヨコ)か否かを原稿サイズカウンタのカウント
値によつて判断する。
そして、原稿サイズがB5ならば、次に前述のタイマに
よる計測時間が設定時間taを越えたか否かを判断する。
この設定時間taは、原稿がB5(ヨコ)サイズの時の第4
図に示したl1とl2から算出されるl2−l1分の搬送距離だ
け原稿を搬送するのに要する時間より若干長い時間に設
定する。そして、タイマにより計測時間がtaを越える
と、第5図のへ戻り、次の原稿の給紙動作を開始す
る。
また、原稿サイズがB5でもなければ、すなわちB6なら
ば同様にタイマによる計測時間が設定時間tbを越えた時
に第5図のへ戻り、次の原稿の給紙動作を開始する。
この場合の設定時間tbは、原稿がB6(ヨコ)サイズの
時の第4図のl1とl2から算出されるl2−l1分の搬送距離
だけ原稿を搬送するのに要する時間より若干長い時間に
設定する。
上述のルーチンを第2図に示した原稿テーブル3上に
原稿がなくなるまで繰り返す。
第7図のタイミングチヤートは、B5の原稿2枚を横向
きにセツトしてコピーする場合の例であり、(イ)はAD
F1側、(ロ)は複写機本体2側の動作を示している。
(イ)の時間taが、露光を終了した原稿の搬送開始か
ら次の原稿の給紙開始までの遅れ時間を示す。また搬送
モータ駆動信号は、非突当モードの場合を実線で、突当
モードの場合を破線で示している。
また、排紙モータ46は排紙センサ28が原稿後端の通過
によりオンからオフになつた時に減速して、排紙速度を
落とすようにしている。
一方、複写機本体側では、第7図(ロ)に示すよう
に、ADF1から原稿セツト信号が送られてくると、まず転
写紙の給紙を実行する。
次に、所定速度で回転する感光体ドラムが有する継ぎ
目を、継ぎ目センサの検知によつて避けた後、コンタク
トガラス17上の露光位置にセツトされた原稿に対して光
学スキヤナを移動させながら露光を実行する。
このように、給送される原稿の給紙方向のサイズが、
所定サイズ以上の時には、露光を終了した原稿の搬送開
始と同時に次の原稿を給紙させ、上記給紙方向のサイズ
が、所定サイズより小さい時には上記露光を終了した原
稿の搬送開始後、そのサイズに応じて設定した時間だけ
遅れて次の原稿の給紙を開始させるようにしたので、原
稿入替時間を大幅に短縮することができる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、原稿入
替時間を大幅に短縮できるので、その分だけ複写機本体
において複写シーケンスの開始タイミングを早めること
ができ、複写効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による自動原稿給送装置の基本構成を
示す機能ブロツク図、 第2図はこの発明の一実施例である自動原稿給送装置の
概略構成を示す断面図、 第3図は同じくそのコントローラとその入出力部の関係
を示すブロツク図、 第4図はこの実施例による原稿給紙タイミング制御の説
明図、 第5図及び第6図はこの実施例におけるコントローラに
よるシーケンス動作の制御処理を示すフロー図、 第7図はこの実施例による自動原稿給送装置及び複写機
本体における各部の動作タイミングを示すタイミングチ
ヤート、 第8図は複写機本体のコンタクトガラス上に停止される
原稿の各種サイズの説明図である。 A……給紙部、B……搬送部、C……排紙部 D……原稿サイズ検出手段 E……原稿給紙タイミング制御手段 1……自動原稿給送装置(ADF) 2……複写機本体、3……原稿テーブル 4……原稿セツトセンサ、6……呼出しローラ 7……呼出しコロ 8……プルアウトローラ(給紙用) 9……分離ローラ、13……分離ベルト 17……コンタクトガラス、18……レジストセンサ 21……搬送ベルト、22……原稿スケール 25……プルアウトローラ(排紙用) 26……従動ローラ、40……コントローラ 42……タイミングパルスセンサ 45……搬送モータ、46……排紙モータ 47……呼出しソレノイド、48……給紙ソレノイド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿テーブル上にセツトされた原稿を1枚
    ずつ複写機のコンタクトガラス上へ給紙する給紙部と、
    該給紙部によつて給紙された原稿を搬送ベルトによつて
    前記コンタクトガラス上で搬送する搬送部と、該搬送部
    によつて搬送された原稿を外部へ排出する排紙部とを備
    え、前記給紙部によつて給紙された原稿を前記搬送部に
    よつて搬送して前記コンタクトガラス上の給紙部側の端
    部に設定した基準位置に後端を合わせた露光位置に停止
    させ、露光終了後その原稿を前記搬送部によつて前記排
    紙部へ搬送するようにした自動原稿給送装置において、 前記給紙部によつて給送される原稿の給紙方向のサイズ
    を検出する原稿サイズ検出手段と、該手段によつて検出
    されたサイズが所定サイズ以上のときには前記露光終了
    後の原稿の前記搬送部による搬送開始と同時に前記給紙
    部による次の原稿の給紙を開始させ、前記検出されたサ
    イズが前記所定サイズより小さい時には前記露光終了後
    の原稿の前記搬送部による搬送開始後、前記給紙部によ
    る次の原稿の給紙をそのサイズに応じて設定した時間だ
    け遅れて開始させる原稿給紙タイミング制御手段とを設
    けたことを特徴とする自動原稿給送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動原稿給送装置におい
    て、前記給紙部による原稿の給紙開始位置から複写機の
    コンタクトガラス上の露光位置に停止した原稿の先端ま
    での搬送距離をl1とし、前記露光位置に停止した原稿の
    先端から前記排紙部による排紙可能な位置までの搬送距
    離をl2としたとき、 原稿給紙タイミング制御手段が、前記所定サイズをl1
    l2となる最小のサイズに設定して、そのサイズに対して
    前記原稿サイズ検出手段によつて検出されたサイズの大
    小を判別する手段と、該手段によつて前記検出されたサ
    イズが前記所定サイズより小さいと判別された時に前記
    給紙部による次の原稿の給紙を遅らせる時間を、前記検
    出されたサイズによつて決まるl2−l1分の搬送距離だけ
    前記搬送部が原稿を搬送するのに要する時間に応じて設
    定する手段とを備えていることを特徴とする自動原稿給
    送装置。
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