JP4132733B2 - 自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面原稿を読取搬送することが可能な自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動原稿搬送装置が装着可能な複写機、ファクシミリ装置などにおいては、読取りを行うためのコンタクトガラスの面積をA3サイズの原稿まで対応できるようにしたものが一般的である。ここで、使用頻度の高いA4サイズやB4サイズの両面原稿を給紙した場合、コンタクトガラス上には1枚の原稿しかセットできないので、両面原稿の第2面読取り終了後、一旦読み終えた原稿の排紙が完了してから次の両面原稿の給紙を開始していた。
【0003】
この種の自動原稿搬送装置は、先の両面原稿の裏面の露光終了後、先の両面原稿を反転する際に、次の両面原稿の供給を開始してスイッチバックを行い、次の両面原稿のコピー準備を先の両面原稿の反転と並行して行い、複数枚の両面原稿を搬送するのに要する時間を短縮していた(特開平6-118737号公報)。
【0004】
また、この種の自動原稿搬送装置は、原稿の反転を他の原稿の読取り動作中に並行処理することにより、実質的な反転時間を解消していた(特開平7-109060号公報)。
【0005】
また、この種の自動原稿搬送装置は、一つの駆動源の正逆回転で原稿搬送に供する動作要素の作動/停止を実行し、原稿の給送から排出までを連続して効率的に実行していた(特開平10-319650号公報)。
【0006】
さらに、最大A2サイズまでの読取りに対応した自動原稿搬送装置が開発されている。このような自動原稿搬送装置を装着し、最大A2サイズまでの読取りに対応した複写機においては、コンタクトガラスの面積がA2サイズに対応しているため、例えば、一般的に頻度の高いA4サイズを想定した場合、横方向で給紙すると、コンタクトガラス上に2枚以上の原稿を載置することが可能となる。
【0007】
しかしながら、前述の構成(コンタクトガラスの面積がA3サイズまで対応可能なもの)と同様の制御を行ったのでは、両面読取り時に、一旦読み終えた両面原稿の排紙動作が完了してから次の両面原稿を給紙することになるので、両面読取りが終了してから次の給紙動作までの時間が長く、両面原稿の連続読取りに要する時間が増加する一因となる。
【0008】
そこで、この種の自動原稿搬送装置は、コンタクトガラス(あるいはプラテンガラス)の一端側上流に分離給紙部を設け、コンタクトガラスの他端側下流に反転/排紙部を設け、この反転/排紙部付近でコンタクトガラスの他端側上に読取位置を設定して、両面原稿がコンタクトガラス面積の半分以下のサイズである場合に両面原稿を反転させることにより、第2nページと第(2n+1)ページを露光位置に並べてセットしていた(特開平6-130761号公報)。また、前記自動原稿搬送装置には、レジスト位置付近に配置され、原稿長さを検出するためのタイミングセンサと、電磁クラッチまたはワンウェイクラッチを介して二つのモータから駆動伝達されるレジストローラとを備えていた。この構成により、2イン1モードで両面原稿D1、D2を読取り搬送する場合、原稿D1の表面→原稿D1の裏面→原稿D1の表面および原稿D2の表面→原稿D1の裏面および原稿D2の裏面→原稿D2の表面(原稿D1の排出あり)の順で、コンタクトガラスと画像面が対面する。ここで、両面読取り後の原稿D1を排出動作前にページ順揃えのために反転してコンタクトガラス上に一旦戻す際、原稿D1の排出動作前に分離給紙されていた原稿D2も読取位置からコンタクトガラスの一端側に戻ることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、A2サイズまで対応した自動原稿搬送装置において、原稿サイズに応じてコンタクトガラスに2枚載置することが可能な場合であっても、両面読取り時に、一旦読み終えた両面原稿の排紙動作が完了してから次の両面原稿を給紙するのでは、両面原稿の連続読取りに要する時間が増加するという問題がある。また、特開平6-130761号公報に開示された技術では、排紙部側に読取位置があるため、原稿D1の排出動作前(第2面読取り前)に分離給紙されていた原稿D2も読取位置からコンタクトガラスの一端側に向かって戻る必要があり(前記特開平6-130761号公報の図8に記載)、さらに両面読取り時間を短縮する余地がある。
【0010】
本発明の目的は、このような問題点を改善し、両面読取りにかかる時間を短縮することが可能な自動原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
参考として本発明は、コンタクトガラスの一端側上流で、原稿載置台に載置された複数枚の両面原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス上の前記一端側の読取位置へ給送する分離給紙部と、前記コンタクトガラスの他端下流で、両面読取り後の両面原稿を前記コンタクトガラスから排出する排紙部と、分離給紙された両面原稿を前記コンタクトガラス上で搬送する搬送部とを備えた自動原稿搬送装置であって、前記搬送部により、両面読取り後の第1の両面原稿を前記読取位置から前記排紙部へ向けて搬送するとともに、前記分離給紙部により、第2の両面原稿を前記読取位置へ所定の間隔で分離給紙し、この後、前記排紙部によって第1の両面原稿を前記コンタクトガラスから排出するように制御する制御手段を設けた構成を有している。
【0012】
近年、資源の有効活用の観点から両面印刷された原稿が増加し、これに伴い、コピーやファックスで両面読取りを行う機会が増している。大量の両面原稿を読取るためには、ADFを用いると便利であるが、その反面で両面原稿の場合は、同一のページ数を読取るのに反転動作や原稿入れ替え動作に多くの時間を費やしていた。そこで、先の両面原稿の両面読取り終了後、先の両面原稿を排紙せずに、次原稿の給紙動作を行うことにより、1枚目の両面原稿の給紙から最終ページを排紙するまでの時間を短縮でき、作業効率が向上することとなる。
【0013】
参考として本発明は、前記分離給紙部による分離給紙時に両面原稿の副走査方向の長さを検出する原稿長さ検出手段と、前記排紙部側で読取り後の両面原稿を表裏反転する反転手段と、前記分離給紙部により第1の両面原稿を前記読取位置へ給送しながら、前記原稿長さ検出手段により第1の両面原稿の副走査方向長さを検出し、第1の両面原稿が前記コンタクトガラス上に2枚以上収まるサイズであると判断した場合に、両面読取り後の第1の両面原稿を前記読取位置から前記排紙部へ向けて搬送するとともに、前記分離給紙部により、第2の両面原稿を前記読取位置へ所定の間隔で分離給紙した後、両面読取り時に前記反転手段により表裏反転されている第1の両面原稿を、前記排紙部によって前記コンタクトガラスから排出するように制御する制御手段と、を設けた構成を有している。
【0014】
両面原稿のサイズに応じ、先の両面原稿の両面読取り終了後、この先の両面原稿を排出せずに、次原稿の給紙動作を行うことにより、1枚目の両面原稿の給紙から最終ページを排紙するまでの時間を短縮でき、作業効率が向上することとなる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記分離給紙部により第2の両面原稿を前記読取位置へ給送したとき、両面読取り後の第1の両面原稿が前記コンタクトガラス上に収まらないと判断した場合に、前記排紙部のみを駆動して第1の両面原稿を前記コンタクトガラスから排出させることに特徴がある。
【0016】
自動原稿搬送装置には、原稿テーブルなどにセットされた原稿を1枚ずつ分離して順次給紙する機能を有し、さらに、異なるサイズの原稿が混在していても、正しく原稿を読取位置まで給紙する混載モードに対応した制御機能を備えている。ここで、両面原稿の第2面の読取り終了後、排紙せずに次の両面原稿を分離給紙した場合に、自動原稿搬送装置の構造上、給紙ローラによる次原稿の給紙動作に伴い、先の両面読取り後の両面原稿は排紙口方向に搬送される。前記自動原稿搬送装置が、給紙経路上で原稿が通過した距離により、原稿の副走査長を算出する方式を採用している場合、混載モードでは、給紙動作中は原稿サイズがわからない。このため、次原稿が読取り開始位置に停止したタイミングで、先の両面原稿が排紙口で停止した場合に、原稿ジャムが発生して停止したのか否か判断できないことになる。そこで、先の両面読取り後の両面原稿が排紙口で停止しないように、次原稿を給紙した距離が先の両面原稿の排出距離に対して不足している場合、排紙ローラのみ回転させることで、両面原稿の副走査長に合わせて正しく排紙完了することができる。
【0017】
請求項1に記載の発明は、コンタクトガラスの一端側上流で、原稿載置台に載置された複数枚の両面原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス上の前記一端側の読取位置へ給送する分離給紙部と、前記コンタクトガラスの他端下流で、両面読取り後の両面原稿を前記コンタクトガラスから排出する排紙部と、分離給紙された両面原稿を前記コンタクトガラス上で搬送する搬送部と、前記分離給紙部による分離給紙時に両面原稿の副走査方向の長さを検出する原稿長さ検出手段と、前記排紙部側で読取り後の両面原稿を表裏反転する反転手段と、両面読取り後の第1の両面原稿を前記コンタクトガラス上から前記排紙部へ搬送する経路と前記反転手段により第1面読取り後の第2の両面原稿を表裏反転して再び前記コンタクトガラス上の読取位置へ搬送する経路とを切り替えるための反転爪と、を備え、前記分離給紙部により第1の両面原稿を前記読取位置へ給送しながら、前記原稿長さ検出手段により第1の両面原稿の副走査方向長さを検出し、第1の両面原稿が前記コンタクトガラス上に2枚以上収まるサイズであると判断した場合に、両面読取り後の第1の両面原稿を前記読取位置から前記排紙部へ向けて搬送するとともに、前記分離給紙部により第2の両面原稿を前記読取位置へ所定の間隔で分離給紙した後、前記反転爪の駆動により前記コンタクトガラス上での第1の両面原稿と第2の両面原稿との間隔に応じて第1の両面原稿の排出動作と第2の両面原稿の反転動作とを切り替えることに特徴がある。
【0018】
次の両面原稿(第2の両面原稿)を分離給紙して第1面の読取りが終了し、両面読取り後の先の両面原稿(第1の両面原稿)がコンタクトガラス上に残留している場合に、第2面を読取るよう、第2の両面原稿を反転する前に、第1の両面原稿を排紙する必要がある。ここで、コンタクトガラス上に両面原稿が2枚存在する状態では、第2の両面原稿の反転動作によって、既に第2面の読取り終了した第1の両面原稿も一緒に反転してしまう。そこで、排紙側経路と反転側経路を切り替えるための反転爪を、第1の両面原稿が排紙側経路に抜けたタイミングで切り替えることにより、第1の両面原稿は排紙口に案内し、第1面読取り終了した第2の両面原稿は、第2面読取りのための反転側経路に案内する。こうすることにより、排紙動作から反転動作までの時間を短縮でき、より生産効率の高い両面原稿読取りができることとなる。
【0019】
参考として本発明は、前記原稿長さ検出手段は、給紙経路上に設けた原稿検知手段による検知タイミングと、前記分離給紙部を駆動する給紙モータのステップ数にもとづいて、両面原稿の副走査方向の長さを検出する構成を有している。
【0020】
給紙モータのステップ数をカウントして両面原稿の移動距離を算出する制御と、給紙経路上に設けたセンサによる原稿検知タイミングにより、原稿の副走査方向の長さを算出する制御とを有するので、分離給紙動作中に両面原稿のサイズを確実に検出できることとなる。
【0021】
請求項3に記載の発明は、画像読取装置において、請求項1または請求項2に記載の自動原稿搬送装置を設けたことに特徴がある。
【0022】
前述のように、両面読取りにかかる時間を短縮することが可能な自動原稿搬送装置を設けることで、画像読取装置における作業時間を短縮できることとなる。
【0023】
請求項4に記載の発明は、画像形成装置において、請求項1または請求項2に記載の自動原稿搬送装置を設けたことに特徴がある。
【0024】
前述のように、両面読取りにかかる時間を短縮することが可能な自動原稿搬送装置を設けることで、画像形成装置における作業時間を短縮できることとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、最大A2サイズまでの読取りに対応可能な複写機などに装着された自動原稿搬送装置、これを装着した画像読取装置および画像形成装置の広範囲な応用を含むものである。
【0026】
図1に示すように、本発明の一実施形態にかかる画像読取装置は、自動原稿搬送装置(以下、ADFという)110を装着し、コンタクトガラス9上に両面原稿Sを複数枚並べて読取らせる場合、搬送部90により、両面読取り後の第1の両面原稿を読取位置から排紙部120へ向けて搬送するとともに、分離給紙部70により、第2の両面原稿を前記読取位置へ所定の間隔で分離給紙し、この後、前記排紙部120によって第1の両面原稿をコンタクトガラス9から排出するものである(図5(オ)〜図6(ク)に示す)。
【0027】
図1において、本実施形態における画像読取装置の本体60には、自動原稿搬送部(ADF)110がヒンジなどによって結合され、このADF110は、本体60のコンタクトガラス9上に開閉可能に搭載されている。また、本体60でコンタクトガラス9の下方には原稿を読取るための読取部を備える。さらに、コンタクトガラス9は、A2サイズの原稿まで対応可能な面積を有している。なお、後述のように、複数の原稿がコンタクトガラス9上に載置された状態での両面モードを許可するのは、A4横(副走査方向長さ210mm)までとする。これは、所定の原稿間隔を保持するためである。
【0028】
前記読取部は、圧板モード、自動搬送モード、手差しモードなどのいずれについても、露光ランプ132、第1ミラー131がコンタクトガラス9の下方で図中、左右方向に移動して原稿を読取るように構成されている。例えば、自動搬送モードかつ両面モードで、コンタクトガラス9上に2枚の両面原稿がある場合(第1の両面原稿S1が裏面読取り後、第2の両面原稿S2が表面読取り前)、既に第2の両面原稿S2のサイズが検出されているので、前記読取部は第2の両面原稿S2の副走査方向長さにわたって左右方向に移動しながら原稿を読取ることになる。公知のように、露光ランプ132が照射した光の原稿面からの反射光は、第1ミラー131やレンズ133を介してCCDなどの読取り素子121に入光されて結像する。
【0029】
また、ADF110には、原稿テーブル1に画像面上向きに積載された原稿束の最上位から原稿Sを取り出し、1枚ずつ分離して給送する分離給紙部70と、分離給紙された原稿を読取位置へ搬送し、読取り後の原稿を排紙部120へ搬送する搬送部90と、読取り後の原稿を排出する排紙部120とを備えている。
【0030】
分離給紙部70は、パッド80、ピックアップローラ4、原稿セットセンサSN1、給紙ベルト21、分離ローラ6、カラー91、プルアウトセンサSN2、レジストセンサSN3、搬送駆動ローラ7a、搬送従動ローラ7bなどから構成されている。
【0031】
板状のパッド80は、ピックアップローラ4よりも給紙方向上流に配置されて、図示しない支点に回動可能に支持され、その一端側はスプリング(図示せず)によって付勢されて原稿テーブル1上の原稿Sに当接している。また、パッド80は、その一端側が原稿テーブル1上の原稿Sと当接し、前記一端側よりも他端側(給紙方向上流)が高くなるように傾斜配置されており、原稿テーブル1上の原稿Sに対し、横断面が楔状になるように当接している。また、パッド80は、プラスチックなどの樹脂で形成され、パッド80の裏面(原稿Sと接触する面)にはコルクあるいは発泡ゴムなどが接着されている。このコルクなどが、原稿表面に付着した鉛筆のカーボンを吸着、保持することで、パッド80を介して前記カーボンが原稿表面に再付着することを抑制する。
【0032】
ピックアップローラ4は、図示しないタイミングベルトによって給紙ベルト21のベルト従動ローラと連結されている。また、ピックアップローラ4は、分離動作時に給紙ベルト21の駆動軸(ベルト駆動ローラ26の中心軸)から給紙モータ30の駆動を伝達される。
【0033】
給紙ベルト21は、前記駆動軸に軸支されたベルト駆動ローラ26と前記ベルト従動ローラとに、所定の張力を持って巻き掛けられており、対向的に配設された分離ローラ6に所定のタイミングで圧接される。さらに、前記駆動軸は、図示しない1回転クラッチおよびギヤを介して給紙モータ30のモータ軸に連結/解除されるように構成されている。
【0034】
また、給紙ベルト21の主走査方向の長さ(幅方向長さ)は、分離ローラ6の幅より狭く設定され、給紙ベルト21の両側(外側)に配置されたカラー91が、所定のタイミングで分離ローラ6に圧接するように構成されている。このカラー91は、図示しないカラー支持部材に支持されており、このカラー支持部材にベルト駆動ローラ26の回転駆動が伝達されるように構成されている。
【0035】
ここで、カラー91をプラスチックなどの樹脂で構成し、あるいはカラー外周面をフッ素コーティング処理やテフロンコーティング処理(いわゆる低摩擦処理)し、分離ローラ6の外周面を硬質ゴムなどで形成し、給紙ベルト21をゴムなどの弾性材料で形成することで、カラー91と分離ローラ6との摩擦係数が、給紙ベルト21と分離ローラ6との摩擦係数よりも低くなり、かつ、カラー91と原稿Sとの摩擦係数が、給紙ベルト21と原稿Sとの摩擦係数よりも低くなるようにしている。
【0036】
分離ローラ6は、回転可能な中心軸に固着、軸支されている。また、分離ローラ6は、所定の大きさのトルクを有するトルクリミッタ(図示せず)を介してフリクション駆動され、給紙ベルト21との直接係合時、または1枚の原稿Sを介して係合している状態では、給紙ベルト21の回転に連れて反時計方向(CCW方向)に回転することとなる。さらに、分離ローラ6は、原稿が2枚以上、給紙ベルト21と分離ローラ6の間に進入した場合は、連れ回り力がトルクリミッタのトルクよりも小さくなるように設定されており、この場合は本来の駆動方向である時計方向(CW方向)に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをして重送を防止する。また、分離ローラ6の駆動軸(前記中心軸)は、図示しないギヤを介して給紙モータ30のモータ軸に連結され、分離ローラ6の駆動力も給紙モータ30の駆動によって得られる。
【0037】
プルアウトセンサSN2およびレジストセンサSN3は、原稿長を検出するための原稿長センサとして用いられる。これら給紙経路内に設けられたセンサSN2、SN3のON/OFFにより、原稿の先後端を検知し、前記センサSN2、SN3の検知タイミングと後述のステッピングモータのステップ数によって、原稿の副走査長の算出が可能となる。
【0038】
搬送駆動ローラ7a、搬送従動ローラ7bからなる搬送ローラ対は、給送された原稿Sをニップ部に一次突き当てして整合する動作と、整合後の原稿Sを引き出して搬送する動作を行う。搬送駆動ローラ7aの駆動軸には、図示しない電磁クラッチなどの駆動伝達手段を介して給紙モータ30の駆動が伝達されるように構成されている。
【0039】
前述の給紙ベルト21、ベルト駆動ローラ26、前記カラー支持部材、カラー91などの一連の部材は、給紙ベルトユニットとして一体化され、この給紙ベルトユニットは、ベルト駆動ローラ26の前記中心軸を回転中心として分離ローラ6に対し、接離するように揺動回転可能に構成され、前記給紙ベルトユニットの自重により常時、下方に(分離ローラ6側に)付勢されている。
【0040】
搬送部90は、搬送ベルト8、搬送ベルト8を駆動する搬送ベルト駆動ローラなどから構成されている。この搬送ベルト駆動ローラは、搬送モータ31の駆動で正逆回転する。
【0041】
排紙部120は、反転センサSN4、反転駆動ローラ10、反転従動ローラ11、排紙従動ローラ12、排出駆動ローラ14a、排出従動ローラ14b、反転爪15、排紙駆動ローラ22a、排紙従動ローラ22b、排紙センサSN5、排紙トレイ3などから構成されている。
【0042】
排紙センサSN5は、排紙口付近に設けられており、このセンサSN5のON/OFFにより、原稿の先端が排紙口に到達したか否か、または原稿の後端が排紙口から抜けたか否かを判断することができ、また排紙ジャムの有無を判断できる。
【0043】
また、本体60には、図2に示すように、装置全体を制御する本体制御部41を備え、この本体制御部41は、本体インタフェース(I/F)104を介して自動原稿搬送部110から送信された信号を受信する。また、本体制御部41は、こうして受信・入力された信号が示す情報に基づいて、前記読取部の駆動制御や操作部43における表示制御などを行うと共に、自動原稿搬送部110に対し、モード信号や給紙開始信号を含む各種制御信号を送信し、ADFコントローラ29に指示して自動原稿搬送部110の搬送動作を制御する。
【0044】
また、操作部43には、図示していないスタートボタンやテンキーなどの各種ボタンキー、およびLCD表示器などを有し、モード(圧板/自動搬送/手差しモード、片面/両面モードなど)の設定や動作開始/停止指示がユーザの操作で可能なように構成されている。
【0045】
さらに、自動原稿搬送部110には、自動原稿搬送部110の動作を制御するADFコントローラ29を備え、このADFコントローラ29は、CPU291、ROM292、RAM293などで構成されている。CPU291は、自動原稿搬送部110の中央処理装置であって、ROM292に格納されている自動原稿搬送部110の制御プログラムの算術論理演算を行い、RAM293に対し、データの読出し、および書き込みを指示するものである。また、ADFコントローラ29は、エンジン部(エンジンI/O)4を介して各センサSN2、SN3、SN5からの検知信号、各モータ30〜32、35、反転爪ソレノイド102からの状態信号を入力するとともに、および本体60とのインタフェース104を介して送信された制御信号(給紙開始信号など)などを入力する。また、ADFコントローラ29は、各センサSN1〜SN5などからの検知情報を本体60側の本体制御部41に送信すると共に、本体制御部41から送信される制御信号に基づいて、各モータ30〜32、35、反転爪ソレノイド102などの駆動を制御する。
【0046】
ここで、呼び出しモータ35は、原稿を1枚ずつ分離させるためのステッピングモータであり、呼び出しモータ35の駆動で分離された原稿は、給紙モータ30の駆動で給紙される。また、搬送モータ31は、コンタクトガラス9まで搬送されて読取位置で停止している原稿を読取り終了後に、搬送ベルト8の駆動によって排紙部120まで搬送する機能と、両面読取り時に、原稿の反転動作を行わせるため、再び搬送ベルト8の駆動によって原稿を逆方向に搬送し、読取位置で停止させる機能とを実現するものである。また、排紙モータ32は、原稿を排出する動作、および両面読取り時に原稿を第2面読取りのために反転経路51へ搬送する動作を実現するものであり、この経路51内には、反転爪15を駆動するための反転爪ソレノイド102を備えている。この反転爪ソレノイド102のON/OFFにより、排紙経路53に進入してきた原稿を反転させ、再び読取位置に戻すか、あるいは原稿をそのまま排紙経路53に案内して排出するかを切り替えることができる。
【0047】
このようなモータ30〜32、35は、いずれもステッピングモータから構成されているので、例えばパルス数をカウントし、1パルス当たりの駆動量を乗じることによって駆動量が容易に得られ、その駆動量と各センサ情報に基づき、原稿長さの検出を行うとともに、先行原稿と次原稿の搬送間隔(紙間)制御、レジスト検知後の読取位置到達タイミング制御、読取動作終了タイミング制御などを行うことができる。
【0048】
エンジン部(エンジンI/O)4は、各デバイスSN2、SN3、SN5などの入出力ポートを備え、バスを通じてCPU291からデータを取得し、あるいは設定するためのインタフェース装置である。
【0049】
また、本体制御部41の図示しないRAMには、本体60の操作部43から入力・設定された動作モードなどを更新可能に記憶し、その内容が変更される度に記憶内容が更新される。
【0050】
この構成により、プルアウトセンサSN2、レジストセンサSN3の検知結果をもとに検出された原稿長さの情報は、原稿が画像の読取りのためにコンタクトガラス9上に搬送され、停止した時点で前記RAMに記憶される。例えば、コンタクトガラス9上の原稿が1枚であれば、その原稿の長さは前記RAM内の第1記憶メモリに記憶され、また、コンタクトガラス9上の原稿が複数枚であれば、さらに2枚目の原稿の長さは第2記憶メモリに、3枚目の原稿の長さは第3記憶メモリに、というように各原稿の長さが順次記憶される。このように構成するのは、前述のように給紙モータ30と搬送モータ31は各々独立に駆動可能なので、コンタクトガラス9上の原稿を排紙してから次原稿の給紙を行うか、コンタクトガラス9上に複数の原稿を並べるか、また並べた原稿の間隔をどの程度にするかを任意に変更できることに対応するためである。また、コンタクトガラス9上の原稿が複数枚であれば、原稿の排出が1枚完了する度に、前記第2記憶メモリの内容を第1記憶メモリに、第3記憶メモリの内容を第2記憶メモリに、というように原稿長さをシフトして記憶する。
【0051】
なお、前記排紙部120の排紙センサSN5により、排紙ジャムおよび排紙減速タイミング検知が行われる。例えば、排紙動作が開始されてから一定時間経過しても排紙センサSN5がONにならない場合は排紙未達ジャムであると判断し、排紙動作で、原稿の先端が排紙センサSN5を通過してから一定時間経過しても排紙センサSN5がONのままである場合は排紙滞留ジャムであると判断する。
【0052】
ここで、両面原稿の自動搬送動作について説明する。画像面上向きで両面原稿S1、S2が原稿テーブル1にセットされ、両面モードが設定された状態で、画像読取装置の本体60で操作部43のスタートキー(図示せず)が押下されると、給紙モータ30の駆動伝達によって給紙機構(給紙ベルト21、分離ローラ6など)と搬送駆動ローラ7aが駆動されることにより、両面原稿S1の給紙が開始される。ここで、両面原稿S1が前記原稿長センサ(プルアウトセンサSN2、レジストセンサSN3)の検知タイミングと、これらのセンサSN2、SN3に検知されている間の給紙モータ30のステップ数(駆動パルス)に基づき、両面原稿S1の長さを決定する(図3(ア)に示すステップs101)。すなわち、レジストセンサSN3のONからプルアウトセンサSN2のOFFまでの給紙モータ30のステップ数を計測し、これに基いて原稿長さの一部を確定し、さらに、予め決まっているプルアウトセンサSN2からレジストセンサSN3までの距離を加算したものを原稿の副走査長とする。なお、これに限らず、他のセンサの検出結果を利用してもよい。こうして両面原稿S1の長さが決定され、両面原稿S1の表面読取りが実行されている間に、他プロセスで次の両面原稿S2がフィードされて原稿長の測定が開始される(図3(ア)に示すステップs201、s202)。この過程は、図5(ア)、図5(イ)に示すとおりである。
【0053】
次いで、前記読取部が両面原稿S1の副走査方向長さ程度、左右方向に移動して読取動作を行い、両面原稿S1の表面読取りが終了した後(図3(イ)に示すステップs102)、搬送モータ31、排紙モータ32の駆動伝達で搬送部90および反転駆動ローラ10を起動するとともに、反転爪ソレノイド102の駆動で反転爪15をONにして(ステップs103)、両面原稿S1の裏面を読取位置にセットし(ステップs104)、さらに反転爪15をOFFして(ステップs105)、両面原稿S1の裏面読取りを開始する(ステップs106)。この過程は、図5(ウ)、図5(エ)に示すとおりである。
【0054】
次いで、両面原稿S1の裏面読取り終了後、給紙モータ30、搬送モータ31、排紙モータ32の駆動によって、搬送駆動ローラ7a、搬送ベルト8および反転駆動ローラ10を起動し、両面原稿S2を読取位置に移動させ、両面原稿S1を排紙側にスライドさせる(図3(ウ)に示すステップs107)。一方、両面原稿S1のスライド動作の間に両面原稿S2を読取位置に搬送し(ステップs203)、両面原稿S2の長さが決定される(ステップs204)。
【0055】
こうして両面原稿S2が読取位置に到達すると(図4(エ)に示すステップs108)、給紙モータ30、搬送モータ31、排紙モータ32を駆動停止することによって、搬送駆動ローラ7a、搬送ベルト8、反転駆動ローラ10を停止させる(ステップs109)。この過程は、図5(オ)に示すとおりである。
【0056】
次いで、両面原稿S2の読取りが開始される前に、両面原稿S1がコンタクトガラス9上に収まっているか否かを判断し(図4(オ)に示すステップs110)、両面原稿S1がコンタクトガラス9上に収まっていない場合には、搬送モータ31、排紙モータ32を駆動することによって搬送ベルト8、反転駆動ローラ10を起動し、両面原稿S1を排出させるとともに(ステップs111)、本体制御部41で排紙フラグ=1(図示せず)に設定し、この後、前記読取部が両面原稿S2の副走査方向長さ程度、左右方向に移動しながら両面原稿S2の表面読取りを開始する(ステップs112)。なお、両面原稿S1がコンタクトガラス9上に収まっている場合(ステップs110のno)は、前記排紙フラグ=0のままでステップs112に進む。
【0057】
なお、原稿がコンタクトガラス9上に収まっていない場合は、排紙センサSN5が原稿を検知している状態にある。例えば、1枚目の原稿S1がA4サイズで、2枚目の原稿S2がB4などの大サイズの場合、「(原稿S1の長さ+原稿S2の長さ)>コンタクトガラス9の搬送方向長さ」となり、1枚目の原稿S1はコンタクトガラス9上から押し出され、原稿端は排紙センサSN5まで到達する。この場合、搬送モータ31の駆動停止によって搬送ベルト8を含む搬送部9は駆動せず、反転駆動ローラ10の駆動のみで1枚目の原稿S1を排出するように制御する。これに対し、原稿がコンタクトガラス9上に収まっている場合には、排紙センサSN5が原稿を検知しない状態にある。
【0058】
次いで、両面原稿S2の表面読取りが終了すると、両面原稿S1が排出済みか否かを判断する(図4(カ)に示すステップs113)。ここでは、前記排紙フラグ=1の場合に排紙済みと判断し、前記排紙フラグ=0の場合に未排紙と判断する。
【0059】
次いで、両面原稿S1が排出済みの場合は、搬送モータ31、排紙モータ32を駆動することによって搬送ベルト8と反転駆動ローラ10を起動して、両面原稿S2の反転動作を開始し(図4(キ)に示すステップs115)、反転爪ソレノイド102を駆動して反転爪15をONにし、両面原稿S2を読取位置まで搬送し、読取位置に到達するタイミングで搬送ベルト8と反転駆動ローラ10を停止させる(ステップs115、s117、s118)。また、両面原稿S1が排出済みでない場合(ステップs113のno)には、前述のように搬送ベルト8と反転駆動ローラ10を起動し、両面原稿S1の排出動作と両面原稿S2の反転動作を同時に実行する(ステップs114)。両面原稿S1が排紙センサSN5を抜けて排紙が確認されると(ステップs116)、反転爪ソレノイド102の駆動で反転爪15をONにし(ステップs117)、両面原稿S2を反転搬送路53に搬送し、さらに読取位置に搬送して、搬送ベルト8と反転駆動ローラ10を停止させる(ステップs118)。この後、反転爪ソレノイド102の解除で反転爪15をOFFにする(ステップs119)。この過程は、図6(カ)〜(ク)に示すとおりである。
【0060】
次いで、両面原稿S2の裏面読取り後(図4(ク)に示すステップs120)、搬送モータ31、排紙モータ32の駆動で搬送ベルト8と反転駆動ローラ10が起動し、両面原稿S2の排紙動作が実行され(ステップs121)、両面原稿S2が排紙センサSN5を抜けることで排紙完了が確認されると、動作終了となる。この過程は、図6(ケ)、(コ)に示すとおりである。
【0061】
したがって、両面モードで両面原稿S1、S2を読取り搬送する場合、コンタクトガラス9と対面するのは、原稿S1の表面→原稿S1の裏面→原稿S1の裏面および原稿S2の表面→原稿S2の裏面(原稿S1の排出あり)の順となる。
【0062】
ここで、両面原稿S2が最終原稿である場合の排紙制御については、コンタクトガラス9上の原稿有無をADF110側で検知せず、ADF110から本体60に対して次原稿の有無を通知していることから、以下のように実行される。本体制御部41からADFコントローラ29に対して給排紙コマンドを送信し、ADFコントローラ29で前記給排紙コマンドを受信すると、ADF110では、前述のように最終原稿S2の給紙動作を実行し、給紙完了すると本体60に対して「次原稿無し(原稿テーブル1上に次原稿がないこと)」を送信することになる。本体60では、本体制御部41で前記「次原稿無し」を受信すると、原稿S2が最終原稿であると判断し、原稿S2の読取りを開始する。この後、読取りが終了すると、本体60からADF110に対して排紙コマンドが送信され、ADF110は前記排紙コマンドを受信すると、原稿S2の排出動作を開始することになる。
【0063】
また、図5(イ)に示す読取位置の原稿S1と待機位置の原稿S2との間隔(第1の間隔)が、図5(オ)に示す読取位置の原稿S2と待機位置の原稿S1との間隔(第2の間隔)と異なるのは、第1の間隔を保持しようとすると、原稿S1の排出後に反転爪15を切り替えて反転経路51に原稿S2を進入させるタイミングをとるのが難しいことによる。そこで、本実施形態では、先に搬送ベルト8を駆動し、さらに予め設定した所定のタイミングで給紙モータ30を駆動するように制御している。
【0064】
なお、プルアウトセンサSN2、レジストセンサSN3、ADFコントローラ29などが前記原稿長さ検出手段を構成し、反転爪15、反転駆動ローラ10などが前記反転手段を構成し、ADFコントローラ29などが前記制御手段を構成し、プルアウトセンサSN2、レジストセンサSN3などが前記原稿検知手段を構成する。
【0065】
【発明の効果】
参考として本発明によれば、先の両面原稿の両面読取り終了後、先の両面原稿を排紙せずに、次原稿の給紙動作を行うので、1枚目の両面原稿の給紙から最終ページを排紙するまでの時間を短縮でき、作業効率が向上する。
【0066】
参考として本発明によれば、先に原稿排紙を行わずに次原稿の給紙動作を行っているので、反転動作や原稿入れ替えに多くの時間を費やすことなく、1枚目の両面原稿の給紙から最終ページを排紙するまでの時間を短縮でき、作業効率が向上する。
【0067】
請求項2に記載の発明によれば、両面読取りで給紙する原稿の副走査長によらず、前の原稿を排紙口に残留させることなく確実に排出するので、作業者が混載モードを設定せずにサイズの異なる原稿を混入させた場合でも、原稿ジャムを発生させずに確実に排紙動作を完了できる。
【0068】
請求項1に記載の発明によれば、先の排紙両面原稿が反転爪を抜けたタイミングで反転爪を反転経路側に切り替え、次の両面原稿の第1面から第2面への反転動作を行っているので、排紙動作から反転動作までの時間を短縮でき、より生産効率の高い原稿読取りができる。
【0069】
参考として本発明によれば、給紙モータのステップ数をカウントして両面原稿の移動距離を算出する制御と、給紙経路上に設けたセンサによる原稿検知タイミングにより、原稿の副走査方向の長さを算出する制御とを有するので、分離給紙動作中に両面原稿のサイズを確実に検出できる。
【0070】
請求項3に記載の発明によれば、前述のように両面読取りにかかる時間を短縮することが可能な自動原稿搬送装置を設けることで、画像読取装置の作業時間を短縮できる。
【0071】
請求項4に記載の発明によれば、前述のように両面読取りにかかる時間を短縮することが可能な自動原稿搬送装置を設けることで、画像形成装置の作業時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像読取装置の要部側断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像読取装置の要部ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る両面読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図4】本発明の一実施形態に係る両面読取り動作を示すフローチャートの一部である。
【図5】本発明の一実施形態に係る両面読取り動作を示す図の一部である。
【図6】本発明の一実施形態に係る両面読取り動作を示す図の一部である。
【符号の説明】
1 原稿テーブル
3 排紙トレイ
4 ピックアップローラ
6 分離ローラ
7a 搬送駆動ローラ
7b 搬送従動ローラ
8 搬送ベルト
10 反転駆動ローラ
11 反転従動ローラ
12 排紙従動ローラ
14a 排出駆動ローラ
14b 排出従動ローラ
15 切換爪
21 給紙ベルト
22a 排紙駆動ローラ
22b 排紙従動ローラ
23 排紙カバー
24 給紙カバー
25 給紙カバー開閉支点
26 給紙ベルト駆動ローラ
27 ガイド板
29 コントローラ
30 給紙モータ
31 搬送モータ
35 呼び出しモータ
41 本体制御部
43 操作部
50、51、53 搬送経路
60 画像読取装置(本体)
70 給紙分離部
80 搬送部
90 エンジン部(エンジンI/O)
102 反転爪ソレノイド
104 本体インタフェース(I/O)
120 排紙部
291 CPU
292 ROM
293 RAM
S、S1、S2 原稿
SN1 原稿セットセンサ
SN2 原稿先端センサ
SN3 レジストセンサ
SN4 反転センサ
SN5 排紙センサ

Claims (4)

  1. コンタクトガラスの一端側上流で、原稿載置台に載置された複数枚の両面原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス上の前記一端側の読取位置へ給送する分離給紙部と、前記コンタクトガラスの他端下流で、両面読取り後の両面原稿を前記コンタクトガラスから排出する排紙部と、分離給紙された両面原稿を前記コンタクトガラス上で搬送する搬送部と、前記分離給紙部による分離給紙時に両面原稿の副走査方向の長さを検出する原稿長さ検出手段と、前記排紙部側で読取り後の両面原稿を表裏反転する反転手段と、面読取り後の第1の両面原稿を前記コンタクトガラス上から前記排紙部へ搬送する経路と前記反転手段により第1面読取り後の第2の両面原稿を表裏反転して再び前記コンタクトガラス上の読取位置へ搬送する経路とを切り替えるための反転爪と、を備え、
    前記分離給紙部により第1の両面原稿を前記読取位置へ給送しながら、前記原稿長さ検出手段により第1の両面原稿の副走査方向長さを検出し、第1の両面原稿が前記コンタクトガラス上に2枚以上収まるサイズであると判断した場合に、両面読取り後の第1の両面原稿を前記読取位置から前記排紙部へ向けて搬送するとともに、前記分離給紙部により第2の両面原稿を前記読取位置へ所定の間隔で分離給紙した後、前記反転爪の駆動により前記コンタクトガラス上での第1の両面原稿と第2の両面原稿との間隔に応じて第1の両面原稿の排出動作と第2の両面原稿の反転動作とを切り替えることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 前記分離給紙部により第2の両面原稿を前記読取位置へ給送したとき、両面読取り後の第1の両面原稿が前記コンタクトガラス上に収まらないと判断した場合に、前記排紙部のみを駆動して第1の両面原稿を前記コンタクトガラスから排出させることを特徴とする請求項1に記載の自動原稿搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動原稿搬送装置を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の自動原稿搬送装置を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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