JPH1130882A - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

Info

Publication number
JPH1130882A
JPH1130882A JP20225997A JP20225997A JPH1130882A JP H1130882 A JPH1130882 A JP H1130882A JP 20225997 A JP20225997 A JP 20225997A JP 20225997 A JP20225997 A JP 20225997A JP H1130882 A JPH1130882 A JP H1130882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
document
path
cam member
document feeder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20225997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Baba
健次 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisca Corp filed Critical Nisca Corp
Priority to JP20225997A priority Critical patent/JPH1130882A/ja
Priority to US08/988,443 priority patent/US6047959A/en
Publication of JPH1130882A publication Critical patent/JPH1130882A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の搬送速度を速くしてもスイッチバック
搬送を確実に行えること。併せてその動作上、騒音を抑
え、またその構成上、コストダウンを図る。 【課題】 この自動原稿送り装置14において、正逆転
ローラ58と第1排紙補助ローラ63とによりスイッチ
バックローラ対71をなし、第1排紙補助ローラ63
を、正逆転ローラ58の回転方向に応じて、正逆転ロー
ラ58に対して離間する離間手段72と、離間手段72
を正逆転ローラ58が回転してから所定時間後に作動さ
せる遅延手段73とを備えている。ここで、離間手段7
2を、正逆転ローラ58の駆動モータに作動連結されて
回転可能なカム部材と、このカム部材に当接されて揺動
可能な揺動アームとで構成し、遅延手段73を、カム部
材のカム面と、カム部材と正逆転ローラ58の駆動モー
タとの間に作動連結されたトルクリミッタとで構成して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置のプ
ラテン上に配置され、原稿を給紙部から読取部を経て排
紙部まで搬送する自動原稿送り装置に関し、特に原稿の
スイッチバック機構を備えた自動原稿送り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の自動原稿送り装置(自動原稿供
給装置)が特開平8−133551号公報に開示されて
いる。この自動原稿送り装置(自動原稿供給装置)につ
いて図10を用いてその概要を説明する。
【0003】図10において、110は画像読取装置で
あり、111はその枠体、112は枠体111の上面に
設けられた平坦な固定プラテンである。120は自動原
稿供給装置であり、次のような各機能部を有している。
なお、この自動原稿供給装置120では各機能部が枠体
121に設けられ、この枠体121が画像読取装置10
の固定プラテン112上に開閉自在に取り付けられてい
る。
【0004】自動原稿装置120には、原稿を載置する
ための原稿トレイ122が備えられ、この原稿トレイ1
22の前方に給紙部130が設けられている。給紙部1
30は原稿トレイ122に積層収容された原稿を繰り出
す繰出しローラ133、繰り出された原稿を送る給送ロ
ー134、第2紙以下を阻止する分離パッドなどを備え
ている。なお、繰出しローラ133、給送ローラ13
4、並びに次に説明する第1のレジスト手段143はそ
れぞれ一方向クラッチOW1、OW2、OW3(図示せ
ず)を介してDCモータm1(図示せず)に駆動連結さ
れている。ここでは、DCモータm1が正転時には一方
向クラッチOW1、OW2が連結されて、繰出しローラ
133、給送ローラ134が原稿の給送方向に回転され
るとともに、第1のレジスト手段143は停止される。
反対にDCモータm1の逆転時には一方向クラッチOW
3が連結されて、OW1、OW2が非連結になる。
【0005】給紙部130から先には原稿を送る主経路
140が延在されている。この主経路140の中程に、
給紙、給送された原稿の先端を突き当てて姿勢を整える
とともに、回転プラテン150に向けて原稿を発送する
タイミングをとる一対のローラ141、142からなる
第1のレジスト手段143が設けられている。なお、第
1のレジスト手段143の上流側直前に、原稿の湾曲を
許容して姿勢を矯正するための第1のレジスト空間14
4が設けられている。
【0006】この主経路140の第1のレジスト手段1
43の先に、大径の回転プラテン150が配設され、さ
らにこの回転プラテン150を囲むようにして原稿を案
内するガイド152A、152B、152Cが配置され
て、これらガイド152A、152B、152Cととも
に搬送パス153が形成されている。
【0007】ここで、ガイド152Aには相互に転接す
る一対のローラ154、155からなる第2のレジスト
手段156が配設されている。なお、第2のレジスト手
段156の直前には第2のレジストセンサ158が配設
され、その上流側に原稿の先端を第2のレジスト手段1
56の一対のローラ対154、155により挟持させて
から、後部を湾曲させて、姿勢を矯正するための第2の
レジスト空間157が設けられている。
【0008】また、ガイド152Bには、その略中間位
置にスリットが穿設されて、読取位置が設定されてい
る。なお、その上流側に原稿の先端を検知して本体装置
110に知らせるリードセンサ161が設けられてい
る。
【0009】また、ガイド152Cには、原稿の先端お
よび後端を検知する排紙センサ162が設けられ、この
排紙センサ162により原稿の後端を検知した時点から
原稿の搬送パルス数をカウントし、後述のスイッチバッ
ク分岐点に原稿の後端が達し得るパルス数だけ搬送し、
スイッチバック搬送時の原稿停止のタイミング基準とし
ている。
【0010】また、このガイド152Cは排紙経路でも
あり、その終末端にスイッチバックローラ対を兼用する
排紙ローラ対172をなすローラ173、174が配設
されている。
【0011】なお、このローラ対172の先に、処理済
の原稿を受ける排紙トレイ180が設けられている。こ
のローラ対172から第2のレジスト空間157に向け
て、スイッチバックパス171が設けられ、原稿を再度
搬送パス153へ供給できるようになっている。このガ
イド152Cとスイッチバックパス171との境界に
は、原稿の後端をガイド152C方向へ戻さないよう
に、一方向弁として機能する切り替え片175が配設さ
れている。このようなスイッチバックパス171、スイ
ッチバックローラ対172、切り替え片175によりス
イッチバック機構170を構成している。なお、ここで
スイッチバックローラ対173を構成するローラ173
はソレノイド176の励磁により上方へ移動され、図1
0中、実線で示す状態から破線で示す位置に離間するよ
うになっている。したがってスイッチバック搬送中の原
稿の先端が排紙センサ162に検知され、原稿先端がス
イッチバックローラ対172に至る間に、スイッチバッ
クローラ対172が互いに離間して、この位置で擦れ違
う原稿の先端部と後端部とが強く擦れることなく、円滑
に送られていく。
【0012】このような構成から、給紙部130から給
紙された原稿が搬送パス153を経由してその先端が排
紙センサ162に検知されたとき、スイッチバックロー
ラ対/排紙ローラ対172はその正方向に回転を開始す
る。原稿がそのまま排紙される場合には、原稿後端が排
紙センサ162に検知された後、所定量回転したT4で
停止する。一方、スイッチバックされる場合には、原稿
後端が排紙センサ162に検知された後、所定時間T5
後に一旦停止し、しかる後逆方向に回転を開始する。そ
して原稿先端が第2のレジストセンサ158に検知され
た後、所定量回転したT6をもって停止する。
【0013】これ以後パルスモータm2(図示せず)か
らは切り放されて自由回転状態になり、原稿は第2のレ
ジスト手段156および回転プラテ150等によって送
られていく。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動原稿送り装置のスイッチバック機構では、読取
部の下流側のセンサの検出信号に基づいてスイッチバッ
クローラ対を離間し、さらにスイッチバックローラ対の
離間動作をソレノイドにより行っているため、処理時間
を短縮するために原稿搬送速度を速くした場合に、セン
サの応答時間およびソレノイドの作動(吸引)時間によ
り、原稿の先端がスイッチバックローラ対に達するまで
にスイッチバックローラ対の離間と圧接の動作が十分に
対応できないという問題があった。なお、この問題を解
決するために、センサをスイッチバックローラ対から離
して配置することにより、センサの応答時間およびソレ
ノイドの作動(吸引)時間に対応することも考えられる
が、この場合はセンサからスイッチバックローラ対まで
の距離が長くなり、原稿の滑りなどの誤差が大きくなっ
て、やはり正確な位置で原稿をスイッチバックできな
い。したがって、原稿の先端が所定の位置(スイッチバ
ックローラ対)に到達するまでにスイッチバックローラ
対の離間と圧接の動作が対応できないという問題があっ
た。
【0015】また、従来のスイッチバック機構において
は、スイッチバックローラ対の一方のローラをソレノイ
ドを用いて機械的に離間するようにしているため、ソレ
ノイドにより騒音が発生し、さらにソレノイドが高価で
あり、全体としてコスト高になっているという問題があ
った。
【0016】本発明はこのような従来の問題を解決する
ものであり、自動原稿送り装置において、原稿の搬送速
度を速くしてもスイッチバック搬送を確実に行え、併せ
てその動作上の騒音を抑えるとともに低コスト化を図る
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動原稿送り装置においては、スイッチバ
ックローラ対の従動ローラを駆動ローラの回転方向に応
じて駆動ローラから離間する位置に移動させる離間手段
と、離間手段を駆動ローラが回転してから所定量回転し
た後に作動させる遅延手段とを備えたものである。
【0018】上記構成から、自動原稿送り装置におい
て、原稿搬送速度を速くしてもスイッチバック搬送を確
実に行うことができる。
【0019】本発明の自動原稿送り装置はまた、離間手
段が、駆動ローラに連結され、スイッチバックローラ対
の回転により移動するカム部材と、カム部材のカム面に
当接して従動ローラを移動する揺動アーム部材とを備
え、カム部材のカム面を揺動アーム部材の当接により従
動ローラが離間する第1のカム面と圧接する第2のカム
面で形成している。
【0020】本発明の自動原稿送り装置はまた、遅延手
段をカム部材のカム面で構成し、離間手段の作動を駆動
ローラが回転してから揺動アーム部材が当接する第1の
カム面の移動量遅延させるようにしている。
【0021】上記各構成から、自動原稿送り装置におい
て、スイッチバック搬送を確実に行え、併せてその動作
上の騒音を抑えるとともに、低コスト化を図ることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の一実施
の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態
における原稿搬送装置の全体構成を示し、図2、図3、
図4および図5はそれぞれ、その要部を示している。ま
ず、全体の構成から説明を進めていく。
【0023】図1において、11は複写機本体、12は
複写機本体11に設けられたプラテンガラス、13はプ
ラテンガラス12の裏面側に位置する読取装置(ここで
はその詳細な構造の説明を省略する。)、14はプラテ
ンガラス12を覆うように複写機本体11に回動可能に
装着された自動原稿送り装置である。なお、ここでは、
従来例と異なり、一つのプラテンガラス12によって自
動原稿送り時と手動原稿載置時との切り換えが行われる
ようになっている。なお、図1および図2に示す読取装
置13の位置は自動原稿送り時の位置であり、読取装置
13はこの位置に固定されて自動搬送される原稿を読み
取るようになっている。また、手動原稿載置時、すなわ
ち原稿をプラテンガラス12上に載置した場合には、こ
のプラテンガラス12の下方を図中右方に向けて、後述
するパッド16の端部まで変位し、また原稿の大きさや
倍率に応じてさらに図示右方へ変位して原稿を読み取る
ようになっている。
【0024】自動原稿送り装置14は、プラテンガラス
12に対向する白色シート15を表面に有するパッド1
6を添着された樹脂製のカバー本体17と、カバー本体
17の一端側に組み付けられた原稿搬送部18とを備え
る。
【0025】カバー本体17は、パッド16を添着され
ると共にその一部が原稿の載置部17aとして傾斜され
たベース部17bと、ベース部17bの上方に配置され
た排紙プレート17cと、原稿搬送部18を覆う原稿搬
送部カバー17dと、原稿搬送部カバー17dの内壁面
に突出されたリブ17eとを有している。なお、原稿搬
送部カバー17dは開閉可能になっている。また、カバ
ー本体17には、載置部17a上に載置された原稿の両
幅を押えるスライド式サイドガイド部材19と、載置部
17a上に載置された原稿の幅をスライド式サイドガイ
ド部材19の移動位置を検出して検知する図示されない
原稿幅検知センサーと、載置部17a上に載置された原
稿の長さを検知する複数の原稿長さ検知センサー20、
21、22、23とを備え、これらセンサーにより、載
置部17a上に載置された原稿のサイズを検知する。
【0026】なお、原稿搬送部18寄りの原稿長さ検知
センサー20は載置部17a上に載置された原稿の最終
原稿を併せて検知する。また、載置部17aに載置され
る原稿は、その表面側が下向きとなるように載置され、
且つ載置された原稿が複数であった場合には最下部に位
置するものから順次取り出される。
【0027】原稿搬送部18は、図2に拡大して示すよ
うに、複数のガイドプレート24a〜24d、複数のガ
イド部材25、26、27、マイラ28を備える。
【0028】ここで、ガイドプレート24aは原稿の載
置部17aの前端延長上に配置されて、このガイドプレ
ート24aの一端と、その上方に位置する排紙プレート
17cの先端とにより、載置部17a上に載置された原
稿の給紙先端部が臨む給紙口29が形成されている。ま
た、ガイドプレート24aの他端側で固定位置の読取装
置13と対向する位置に、図3に示すように、リードモ
ータM3に駆動連結されたフィードローラ32が配置さ
れて、フィードローラ32の下端と読取装置13とによ
って読取部34が形成されている。このようにしてガイ
ドプレート24aに沿って給紙口29からフィードロー
ラ32に至る給紙路33が形成されている。
【0029】ガイド部材25は給紙路33の略中間部の
上方に、ガイド部材26はフィードローラ32の略上方
に、ガイド部材27はガイド部材25の略上方にそれぞ
れ配置されて、ガイド部材27とリブ17eとにより第
1の排紙口31が形成され、その下方でガイド部材27
と排紙プレート17cの後端とにより第2の排紙口30
が形成される。なお、第1、第2の排紙口31、30は
給紙口29よりも上方で且つ読取部34側に退避した位
置に設定されている。このような構成により、排紙プレ
ート17cは、給紙口29と第1、第2の排紙口31、
30との上下方向中間部で、且つ給紙口29に対して退
避した第1、第2の排紙口31、30の退避距離間に跨
がって延在されている。このようにして排紙プレート1
7cが第1、第2の排紙口31、30から排紙された原
稿の排紙後端部を支持する手段として機能し、この排紙
後端部を支持することにより給紙側の原稿と排紙側の原
稿とを区分けし、排紙原稿が給紙口29から給紙されな
いようになっている。したがって、従来のように排紙側
の原稿が給紙台122によって隠されるということがな
くなり、複写紙を取り出した際に、給紙台122によっ
て隠された排紙原稿の存在を忘れてしまうなどの不具合
が解消されるばかりでなく、給紙台122を廃止するこ
とができ、自動原稿送り装置14の軽量化、偏平化、材
料コストの削減、外観上の見栄えの向上等有益な効果を
奏している。なお、排紙プレート17cは、上述した板
状に限定されるものではなく、排紙原稿が給紙原稿側に
入り込まない機能を備えていれば十分であり、排紙原稿
の給紙後端部を支持する構造であれば、例えば、吸着や
挟着等の他、マイラや線材による支持等によってもその
効果を発揮することができる。また、プレート状に水平
である必要もない。
【0030】また、リブ17eと、フィードローラ32
と、ガイド部材26、27とにより第1の排紙路36が
形成され、さらに第1の排紙路36から各ガイド部材2
6、27、25により分岐された第2の排紙路35が形
成され、またさらにガイド部材26、25並びにフィー
ドローラ32により第2の排紙路35の中途部から分岐
された循環路37が形成され、これら第1の排紙路3
6、第2の排紙路35、循環路37の分岐部分にスイッ
チバック路38が形成されている。
【0031】このようにして、給紙路33により給紙口
29と読取部34が連通され、第1の排紙路36により
読取部34と第1の排紙口31が連通され、第2の排紙
路35により第1の排紙路36の中途部と第2の排紙口
30が連通され、循環路37により第2の排紙路35の
中途部と給紙路33が連通され、スイッチバック路38
により第1の排紙路36と第2の排紙路35並びに循環
路37が連通されている。また、スイッチバック路38
の始端側にマイラ28が配置され、第1の排紙路36に
向けて原稿が搬送される毎にマイラ28が原稿のコシに
よって押し倒され、原稿がマイラ28を通過するとその
弾性により図示のごとく自然復帰して、原稿再送時に図
示下方のスイッチバック路38へ案内する。
【0032】原稿搬送部18の給紙路33の経路上に、
給紙口29の近傍に設けられて原稿の最上面と弾接する
回動式のウェイト片39、原稿の給紙先端部と当接して
位置決めする原稿ストッパ40、略半月形状の給紙ロー
ラ41、給紙ローラ41によって供給された原稿の最下
部に位置するものを分離して取り出す分離ローラ42並
びに分離パッド43、分離ローラ42と分離パッド43
によって取り出された原稿をレジスト調整するレジスト
ローラ44、レジストローラ44に搬送力を与えるレジ
スト補助ローラ45、原稿給紙時に原稿に残余したゴミ
等を掻き落とすスクレーパ46およびスクレーパ46の
下方に配置されたストック47、フィードローラ32の
周面と当接して給紙路33、さらに循環路37からの原
稿を読取部34へ導くとともに、循環路37からの原稿
と複写原稿とのレジスト調整を行う第2レジストローラ
48、読取装置13の固定位置の上方に位置するように
ガイドプレート24dに設けられたリード白色マイラ4
9、さらに複数のセンサー50、51、52、手置き時
の原稿セット位置の基準とすると共に自動送り時の読み
取り後の原稿を第1の排紙路36へとガイドするよう複
写機本体11に設けられた突き当てスケール53が備え
られている。
【0033】ここで特に、給紙ローラ41、分離ローラ
42、レジストローラ44、レジスト補助ローラ45の
間では、図3に示すように、ワンウェイクラッチを介し
て給紙モータM1に作動連結されている。なお、分離ロ
ーラ42とレジストローラ44との間及びレジストロー
ラ44と第2レジストローラ48との間に位置する給紙
路33の中途部に、給紙口29から送り出された原稿の
中途部の撓みを許容する空間部P1、P2を設けてあ
る。
【0034】また、ガイドプレート24bは載置部17
a上に載置された原稿が複数の場合にこれらの原稿を補
助的に捌く規制板の役割を果たすように傾斜設定されて
いる。
【0035】また、ストック47はスクレーパ46によ
って掻き落とされたゴミを受ける手段であり、その先端
がフィードローラ32の下方近傍にまで延長されるとと
もにそこに凸部47aが一体に形成されている。凸部4
7aにより読取部34の寸前まで延在されて原稿を案内
するようにしたことで、原稿の給紙後端部の跳ね上がり
による原稿のバタツキ距離を小さくしてある。また、ス
トック47によりリード白色マイラ49に原稿を擦らせ
画質を維持している。さらに、ストック47により自動
原稿送り時に突き当てスケール53の先端に原稿の給紙
先端部が当接しないように給紙先端部を規制している。
なお、凸部47aと読み取りラインとの距離は原稿の余
白エリア内に設定されている。
【0036】また、給紙路33においてセンサー50は
エンプティセンサーであり、センサー51、52はそれ
ぞれ、レジストセンサー、リードセンサーである。
【0037】原稿搬送部18にはさらに、第1の排紙路
36の経路上において、図2に示すように、突き当てス
ケール53の上方に配置された第1のコロ56と、その
上方でフィードローラ32の周面に当接してフィードロ
ーラ32に回転駆動される第2のコロ55と、これらの
コロ56、55の間に張設された搬送ベルト54を備
え、さらに第2のコロ55の上方でフィードローラ32
の周面に当接されたコロ57、第1、第2の排紙口3
1、30間に配置されたモータ駆動の正逆転ローラ5
8、第1の排紙口31に配置され、正逆転ローラ58と
共同して、第1の排紙口31から原稿を排紙若しくは一
時的に排紙方向に送り出した後に原稿を再送させる第1
排紙補助ローラ63を備える。
【0038】また、第2の排紙路35の経路上におい
て、第2の排紙口30に配置され、正逆転ローラ58と
共同して、第2の排紙口30から原稿を排紙する第2排
紙補助ローラ62を備える。
【0039】また、第1、第2の排紙路36、35の分
岐部に配置されて第2の排紙口30若しくは循環路37
へ原稿を搬送するモータ駆動の中間駆動ローラ59およ
び中間駆動補助ローラ60、またさらに第2の排紙路3
5と循環路37との分岐部に配置されて、第2の排紙路
35と循環路37へ原稿の搬送切り換えを行うフラッパ
61を備える。
【0040】なお、正逆転ローラ58、中間補助ローラ
59の間では、図3に示すように、排紙モータM2によ
り作動連結されている。また、第1の排紙路36上には
排紙センサー65が配置されて、正逆転ローラ58の逆
転トリガ信号を出力するために第1の排紙口31から原
稿を一時的に排紙方向に搬送する際の排紙後端部を検知
し、また原稿搬送部18を停止するために第1の排紙口
31から最終原稿が排紙されたことを検知する。また、
第2の排紙路35には排出センサー66が配置されて、
原稿搬送部18を停止するために第2の排紙口30から
最終原稿が排出されたことを検知する。
【0041】さて、この自動原稿送り装置14におい
て、正逆転ローラ58と第1排紙補助ローラ63がスイ
ッチバックローラ対71をなし、ここにスイッチバック
機構70が構成されて、従動ローラである第1排紙補助
ローラ63を、駆動ローラである正逆転ローラ58の回
転方向に応じて、正逆転ローラ58に対して離間する離
間手段72と、離間手段72を正逆転ローラ58が回転
してから所定量回転した後に作動させる遅延手段73と
が備えられている。
【0042】ここで、離間手段72は、図3に示すよう
に、正逆転ローラ58の駆動軸58Sの内側近傍に図示
されない支持手段を介して配置され、排紙モータM2に
作動連結されて、スイッチバックローラ対71とともに
回転可能なカム部材721と、正逆転ローラ58の駆動
軸58Sに対して平行に配列された回転軸722に固定
され、カム部材721に当接されたレバー部材723
と、この回転軸722に固定され、レバー部材723の
傾動により揺動可能な揺動アーム724とを備え、第1
排紙補助ローラ63が揺動アーム724の揺動端に枢支
されている。また、遅延手段73は、カム部材721の
カム面と、カム部材721とで構成され、この遅延手段
73により揺動アーム724を所定のタイミングで揺動
し、第1排紙補助ローラ63を正逆転ローラ58に対し
て離間する。
【0043】この実施の形態では、離間手段72および
遅延手段73の構成上、図4に示すように、正逆転ロー
ラ58の駆動軸58Sの一端に固定プーリ58Pが取り
付けられ、この固定プーリ58Pと排紙モータM2の出
力軸との間にタイミングベルト58Bが巻き掛けられて
連結されている。この駆動軸58Sにはまた、固定プー
リ58Pに一体的に設けられたプーリギヤ701が配置
され、カム部材721に対向配置されたカムギヤ702
に歯合されている。
【0044】一方、カム部材721は正逆転ローラ58
の駆動軸58Sの一端側、内側近傍に支持されている。
このカム部材721とカムギヤ702との双方の対向面
にはそれぞれ円筒部721T、702Tが突設され、そ
れぞれの円筒部721T、702T間に円筒状のアーバ
732が配置されて、カムギヤ702側の円筒部702
Tとアーバ732との間、さらにカム部材721側の円
筒部721Tとアーバ732との間にそれぞれ、右巻き
と左巻きのばね731R、731Lが巻き付けられてト
ルクリミッタ731が構成されている。なお、図5、図
6に示すように、カム部材721の周囲に、機枠に固定
されたストッパー721Sが配置され、カム部材721
が所定の回転角度まで回動すると、カム部材721の周
面がストッパー721Sに衝接してその回転が規制され
るようになっている。このようにして、正逆転ローラ5
8が排紙方向に回転されると、その動力がトルクリミッ
タ731を介してカム部材721に伝達され、カム部材
721を回転する。カム部材721はストッパー721
Sに突き当たり、その回転を規制されると、そこに負荷
が発生し、トルクリミッタ731の一方のばね731R
がアーバ732に対して緩み方向に転じ、アーバ732
とカムギヤ702とが非連結となって、トルクリミッタ
731による動力伝達が中断される。また反対に、正逆
転ローラ58がスイッチバック方向に回転されると、そ
の動力がトルクリミッタ731を介してカム部材721
に伝達され、カム部材721を回転する。カム部材72
1はストッパー721Sに突き当たり、その回転を規制
されると、そこに負荷が発生し、トルクリミッタ731
の一方のばね731Lがアーバ732に対して緩み方向
に転じ、アーバ732とカム部材721とが非連結とな
って、トルクリミッタ731による動力伝達が中断され
る。
【0045】図5に示すように、カム部材721は円形
の部材からなり、その周面の一部に円弧状の突起721
Pが設けられている。トルクリミッタ731との相対関
係から、またさらに、レバー部材723および揺動アー
ム724との相対関係から、突起721Pの周面上にレ
バー部材723をして揺動アーム724を略水平位置か
ら、一定時間、上方に向けて揺動し、第1排紙補助ロー
ラ63を正逆転ローラ58から離間する第1のカム面7
21Aが形成され、カム部材721の本体周面上にレバ
ー部材723をして揺動アーム724を略水平に保持し
て第1排紙補助ローラ63を正逆転ローラ58に対して
圧接する第2のカム面721Bが形成されている。
【0046】一方、レバー部材723および揺動アーム
724の回転軸722は、図5に示すように、正逆転ロ
ーラ58の駆動軸58Sに対して平行に、かつカム部材
721の回転中心に対して上方に配置されて、この回転
軸722にレバー部材723が下方向に向け、垂直に対
してやや正逆転ローラ58側に傾倒して取り付けられる
とともに、揺動アーム724が略水平に向けて取り付け
られている。このようにして、レバー部材723はその
先端がカム部材721の周面に当接されて配置され、カ
ム部材721の回転によりレバー部材723がカム部材
721の第2のカム面721Bから第1のカム面721
Aに乗り上げて、上方に向けて傾動され、第1のカム面
721Aの円周方向の長さ分だけその状態が保持され
て、その間だけ揺動アーム724が上方に変位され、第
1排紙補助ローラ63が正逆転ローラ58に対して離間
する。
【0047】このように排紙モータM2の回転駆動によ
り、正逆転ローラ58が回転されると同時にカムギヤ7
02が回転され、この動力がトルクリミッタ731を介
してカム部材721に伝達されるとともに、レバー部材
723のカム部材721に対する当接位置が第2のカム
面721Bから第1のカム面721Aに変位して、レバ
ー部材723が傾動されるまでの時間が遅延されて、揺
動アーム724が作動され、第1排紙補助ローラ63が
正逆転ローラ58に対して離間される。ここで、カム面
に設定された遅延時間は、正逆転ローラ58がスイッチ
バック方向に逆転されてから、原稿が中間駆動ローラ5
9、中間駆動補助ローラ60にニップされるまでの正逆
転ローラの回転量であり、原稿が中間駆動ローラ59、
中間駆動補助ローラ60にニップされた後、第1排紙補
助ローラ63が正逆転ローラ58に対して離間される。
このような遅延方式から、原稿の搬送速度が高速化され
ても確実に離間が可能となる。
【0048】次に、上記自動原稿送り装置14の動作に
ついて、図6、図7を用い、また図8、図9を参照しな
がら、説明する。まず、図6を用いて、複数(ここでは
2枚)の原稿の片面を複写する場合について説明する。
図6において、カバー本体17の載置部17aに原稿が
載置されると、エンプティセンサ50がオンされる。
【0049】この状態から原稿搬送部18の動作が開始
され、給紙モータM1が正回転されて、原稿が給紙ロー
ラ41とガイドプレート24bとにより捌かれる。(図
8(A)参照)。
【0050】続いて、1枚目の原稿が分離ローラ42に
よって分離され、レジストローラ44とレジスト補助ロ
ーラ45との間に向けて搬送される。ここで、原稿がレ
ジストセンサ51により検知された後、T1時間後に給
紙モータM1が停止される。
【0051】この間に原稿の先端がレジストローラ44
に突き当たり整合され、待機状態となる。(図8(B)
参照)。その後、給紙モータM1が逆回転されて両ロー
ラ44、45により原稿が搬送されていく。給紙モータ
M1が逆転されると同時に、リードモータM3が駆動さ
れ、原稿が読取装置13に向けて搬送される。原稿の先
端がリードセンサ52で検出された後、給紙モータM
1、リードモータM3が停止され、原稿先端が読取装置
13の手前で一旦停止される。(図8(C)参照)。
【0052】一旦停止された原稿は、読取装置13から
の読取信号に基づいて再駆動されるリードモータM3に
より、読取装置13上に搬送され、リードモータM3の
駆動からT2時間後に、その片面が読取装置13によっ
て読み取られていくことになり、併せて排紙センサ65
がオンされ、排紙モータM2が回転駆動される。間もな
くして、原稿の後端がリードセンサ52に検出され、こ
の検出からT3時間後に読み取りを完了したことが認識
され、リードモータM3の回転速度が切り換えられて、
原稿が最高速で搬送される。また、リードセンサ52に
より1枚目の原稿の後端が検出されると、給紙モータM
1の正転駆動により、カバー本体17の載置部17a上
の2枚目の原稿が給紙されて同様に搬送されていく。
【0053】この搬送過程においてフィードローラ32
の回転により、1枚目の原稿が読取装置13上を通過し
ていくと、その先端が搬送ベルト54に衝接され、その
搬送ベルト54の回転方向に引き上げられる。
【0054】続いて、1枚目の原稿は、搬送ベルト5
4、コロ57によって第1の排紙路36へ導かれる。
(図8(D)、(E)参照)。次いで、原稿の後端が排
紙センサ65で検出された後、T4時間後に排紙モータ
M2が停止され、間もなくしてその逆回転により正逆転
ローラ58が逆回転される。これにより原稿は正逆転ロ
ーラ58、第1排紙補助ローラ63とにより排紙方向先
端部を第1の排紙口31から露出された後、スイッチバ
ックされる。すなわち、原稿は第1の排紙路36へ再送
される。(図8(F)参照)。
【0055】ここで、この正逆転ローラ58の逆転によ
り、正逆転ローラ58とともに同軸上のプーリギヤ70
1を介してカムギヤ702が逆回転され、トルクリミッ
タ731を介して、カム部材721が回転される。カム
部材721の回転により、正逆転ローラ58の逆転から
一定時間遅延して、カム部材721の周面に当接された
レバー部材723が第2のカム面721Bから第1のカ
ム面721Aに乗り上げられる間、レバー部材723が
上方に向けて傾動され、揺動アーム724が上方に向け
て揺動される。第1排紙補助ローラ63が、一定の時間
だけ、正逆転ローラ58に対して離間する。このとき原
稿は第1の排紙路36からマイラ28によりスイッチバ
ック路38へ案内されて、中間駆動ローラ59、中間駆
動補助ローラ60間にニップされる。(図8(G)参
照)。そして第2の排紙路35を搬送され、第2の排紙
口30を通じて排紙される。(図8(H)参照)。
【0056】排紙を完了し、排紙モータM2が停止され
た後、T5時間後に排紙モータM2が正転されるととも
に、第1排紙補助ローラ63が正逆転ローラ58に対し
て圧接される。一方、後続の2枚目の原稿が同様の経路
を経てその片面が読み取られ、同様にしてスイッチバッ
クされ、第2の排紙口30を通じて排紙される。
【0057】次に、図7、図9を用いて、複数(ここで
は2枚)の原稿の両面を複写する場合について説明す
る。図7において、カバー本体17の載置部17aに原
稿が載置されると、エンプティセンサ50がオンされ
る。この状態から原稿搬送部18の動作が開始され、給
紙モータM1が正回転されて、原稿が給紙ローラ41と
ガイドプレート24bとにより捌かれる。(図9(A)
参照)。
【0058】続いて、分離ローラ42によって分離さ
れ、レジストローラ44とレジスト補助ローラ45との
間に向けて搬送される。ここで、原稿がレジストセンサ
51により検知された後、t1時間後に給紙モータM1
が停止される。この間に原稿の先端がレジストローラ4
4に突き当たり整合され、待機状態となる。(図9
(B)参照)。その後、給紙モータM1が逆回転されて
両ローラ44、45により原稿が搬送されていく。給紙
モータM1が逆転されると同時に、リードモータM3が
駆動され、原稿が読取装置13に向けて搬送される。原
稿の先端がリードセンサ52で検出された後、給紙モー
タM1、リードモータM3が停止され、原稿先端が読取
装置13の手前で一旦停止される。(図9(C)参
照)。一旦停止された原稿は、読取装置13からの読取
信号に基づいて再駆動されるリードモータM3により、
読取装置13上に搬送され、リードモータM3の駆動か
らt2時間後に、その片側一方の面が読取装置13によ
って読み取られていく。併せて排紙センサ65がオンさ
れ、排紙モータM2が回転駆動される。間もなく、原稿
の後端がリードセンサ52に検出され、この検出からt
3時間後に読み取りを完了したことが認識され、リード
モータM3の回転速度が切り換えられて原稿が最高速で
搬送される。
【0059】この搬送過程において、フィードローラ3
2の回転により、1枚目の原稿が読取装置13上を通過
していくと、その先端が搬送ベルト54に衝接され、そ
の搬送ベルト54の回転方向に引き上げられる。続い
て、1枚目の原稿は、搬送ベルト54、コロ57によっ
て第1の排紙路36へ導かれる。(図9(D)参照)。
【0060】次いで、原稿の後端が排紙センサ65で検
出された後、t4時間後に排紙モータM2が停止され、
間もなくしてその逆回転により正逆転ローラ58が逆回
転される。これにより原稿は正逆転ローラ58、第1排
紙補助ローラ63とにより排紙方向先端部を第1の排紙
口31から露出されて、スイッチバックされる。すなわ
ち、原稿は第1の排紙路36へ再送される。(図9
(E)参照)。
【0061】ここで、この正逆転ローラ58の逆転によ
り、正逆転ローラ58とともに同軸上のプーリギヤ70
1を介してカムギヤ702が逆回転され、トルクリミッ
タ731を介して、カム部材721が回転される。カム
部材721の回転により、正逆転ローラ58の逆転から
一定時間遅延して、カム部材721の周面に当接された
レバー部材723が第2のカム面721Bから第1のカ
ム面721Aに乗り上げられる間、レバー部材723が
上方に向けて傾動され、揺動アーム724が上方に向け
て揺動される。第1排紙補助ローラ63が、一定の時間
だけ、正逆転ローラ58に対して離間する。このとき原
稿は第1の排紙路36からマイラ28によりスイッチバ
ック路38へ案内されて、中間駆動ローラ59、中間駆
動補助ローラ60間にニップされる。(図9(F)参
照)。これらローラ59、60に搬送されて、スイッチ
バック路38を経て循環路37へ案内される。
【0062】原稿の先端が再びリードセンサ52で検出
され、間もなくして排紙モータM2が停止されて、原稿
先端が読取装置13の手前で一旦停止される。そして原
稿は、読取装置13からの読取信号に基づいて再駆動さ
れるリードモータM3により、読取装置13上に搬送さ
れ、リードモータM3の駆動からt2時間後に、その片
側他方の面が読取装置13によって読み取られていく。
併せて排紙センサ65がオンされる。間もなく、原稿の
後端がリードセンサ52に検出され、その読み取りを完
了したことが認識されると、排紙モータM2が正回転さ
れるとともに、第1排紙補助ローラ63が正逆転ローラ
58に対して圧接される。排紙モータM2が正回転して
t3時間後、リードモータM3の回転速度が切り換えら
れて、原稿が最高速で搬送される。
【0063】この搬送過程においてフィードローラ32
の回転により、1枚目の原稿が読取装置13上を通過し
ていくと、その先端が搬送ベルト54に衝接され、その
搬送ベルト54の回転方向に引き上げられる。(図9
(G)参照)。続いて、1枚目の原稿は、搬送ベルト5
4、コロ57によって第1の排紙路36へ導かれる。
(図9(H)参照)。
【0064】次いで、原稿の後端が排紙センサ65で検
出されると、給紙モータM1が回転駆動されて2枚目の
原稿が給紙され、1枚目の原稿と同様の経路を経てその
両面が読み取られる。一方、1枚目の原稿は第1の排紙
路36を経て、正転回転している正逆転ローラ58と、
第1排紙補助ローラ63とにより、第1の排紙口31を
通じて排紙される。(図9(I)参照)。なお、後続の
2枚目の原稿もまた、その両面を読み取られた後、同様
にして第1の排紙口31を通じて排紙される。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における自動原稿送り装
置の全体構成を示す縦断面図
【図2】同自動原稿送り装置の原稿搬送部を示す拡大縦
断面図
【図3】同自動原稿送り装置に用いている駆動モータ並
びにスイッチバックローラ対の離間手段およびその動作
上に併用する遅延手段を示す側面図
【図4】同自動原稿送り装置に用いているスイッチバッ
クローラ対の離間手段に併用する遅延手段を示す平面図
【図5】同自動原稿送り装置に用いているスイッチバッ
クローラ対の圧接状態を示す拡大側面図
【図6】同自動原稿送り装置二用いているスイッチバッ
クローラ対の離間状態を示す拡大図面
【図7】同自動原稿送り装置において原稿の片面を複写
する場合の原稿の搬送タイミングチャート
【図8】同自動原稿送り装置において原稿の両面を複写
する場合の原稿の搬送タイミングチャート
【図9】同自動原稿送り装置により原稿の片面を複写す
る場合の原稿の流れを時系列で示す模式図
【図10】同自動原稿送り装置により原稿の両面を複写
する場合の原稿の流れを時系列で示す模式図
【図11】従来の自動原稿送り装置を示す縦断図面
【符号の説明】
11 複写機本体 12 プラテンガラス 13 読取装置 14 原稿搬送装置 15 白色シート 16 パッド 17 カバー本体 17a 原稿の載置部 17b ベース部 17c 排紙プレート 17d 原稿搬送部カバー 17e リブ 18 原稿搬送部 19 スライド式サイドガイド部材 20 原稿長さ検知センサー 21 原稿長さ検知センサー 22 原稿長さ検知センサー 23 原稿長さ検知センサー 24a ガイドプレート 24b ガイドプレート 24c ガイドプレート 24d ガイドプレート 25 ガイド部材 26 ガイド部材 27 ガイド部材 28 マイラ 29 給紙口 30 第2の排紙口 31 第1の排紙口 32 フィードローラ 33 給紙路 34 読取部 35 第2の排紙路 36 第1の排紙路 37 循環路 38 スイッチバック路 39 ウェイト片 40 原稿ストッパ 41 給紙ローラ 42 分離ローラ 43 分離パッド 44 レジストローラ 45 レジスト補助ローラ 46 スクレーバ 47 ストック 47a 凸部(原稿押圧手段) 48 第2レジストローラ 49 リード白色マイラ 50 センサー 51 センサー 52 センサー 53 突き当てスケール 54 搬送ベルト 55 第2のコロ(第2の回転体) 56 第1のコロ(第1の回転体) 57 コロ 58 正逆転ローラ 58S 駆動軸 58P 固定プーリ 58B タイミングベルト 59 中間駆動ローラ 60 中間駆動補助ローラ 61 フラッパ 62 第2排紙補助ローラ 63 第1排紙補助ローラ 64 回動アーム 65 センサー 66 センサー P1 空間部 P2 空間部 M1 給紙モータ M2 排紙モータ M3 リードモータ 70 スイッチバック機構 701 プーリギヤ 702 カムギヤ 702T 円筒部 71 スイッチバックローラ対 72 離間手段 721 カム部材 721T 円筒部 721P 突起 721A 第1のカム面 721B 第2のカム面 721S ストッパー 722 回転軸 723 レバー部材 724 揺動アーム 73 遅延手段 731 トルクリミッタ 731R、731L ばね 732 アーバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイから読取部を経て排出トレイ
    に原稿を導く搬送経路と、前記搬送経路に沿って搬送さ
    れた原稿をスイッチバックして読取部の上流側の搬送経
    路に導く循環搬送経路と、原稿をスイッチバックして循
    環搬送経路に搬送する正逆転可能な駆動ローラとこの駆
    動ローラに圧接する従動ローラとで構成したスイッチバ
    ックローラ対とを備えた自動原稿送り装置において、 前記循環搬送経路に原稿を送る方向への前記駆動ローラ
    の回転に応じて前記従動ローラを前記駆動ローラから離
    間する位置に移動させる離間手段と、 前記離間手段を駆動ローラが回転してから所定量回転し
    た後に作動させる遅延手段とを備えたことを特徴とする
    自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 給紙トレイから読取部を経由する搬送経
    路に沿って搬送された原稿をスイッチバックした後、原
    稿の表裏を反転して排紙トレイに排紙する反転排紙経路
    と、原稿をスイッチバックして反転排出経路に送る正逆
    転可能な駆動ローラとこの駆動ローラに圧接する従動ロ
    ーラとで構成したスイッチバックローラ対とを備えた自
    動原稿送り装置において、 前記反転排出搬送経路に原稿を送る方向への前記駆動ロ
    ーラの回転に応じて前記従動ローラを前記駆動ローラか
    ら離間する位置に移動させる離間手段と、 前記離間手段を駆動ローラが回転してから所定量回転し
    た後に作動させる遅延手段とを備えたことを特徴とする
    自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 前記離間手段は、前記駆動ローラに連結
    され、前記スイッチバックローラ対の回転により移動す
    るカム部材と、前記カム部材のカム面に当接して前記従
    動ローラを移動する揺動アーム部材とを備え、前記カム
    部材のカム面を前記従動ローラが離間する第1のカム面
    と圧接する第2のカム面で形成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の自動原稿送り装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延手段を前記カム部材のカム面で
    構成し、前記離間手段の作動を前記駆動ローラが回転し
    てから前記揺動アーム部材が当接する第1のカム面の移
    動量遅延させたことを特徴とする請求項3記載の自動原
    稿送り装置。
  5. 【請求項5】 前記カム部材の移動を規制する規制手段
    を備え、前記規制手段は、前記カム部材に当接して移動
    を阻止する阻止部材と、前記駆動ローラとカム部材との
    間に設けられたトルクリミッタとで構成したことを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載の自動原稿送り
    装置。
JP20225997A 1996-12-12 1997-07-11 自動原稿送り装置 Pending JPH1130882A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20225997A JPH1130882A (ja) 1997-07-11 1997-07-11 自動原稿送り装置
US08/988,443 US6047959A (en) 1996-12-12 1997-12-11 Automatic document feeder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20225997A JPH1130882A (ja) 1997-07-11 1997-07-11 自動原稿送り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1130882A true JPH1130882A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16454591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20225997A Pending JPH1130882A (ja) 1996-12-12 1997-07-11 自動原稿送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1130882A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8654364B2 (en) 2011-05-23 2014-02-18 Sharp Kabushiki Kaisha Document feeding device and image forming apparatus in which even small-sized documents can be properly transported
JP5496395B1 (ja) * 2013-06-05 2014-05-21 ▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司 自動ドキュメントフィーダー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8654364B2 (en) 2011-05-23 2014-02-18 Sharp Kabushiki Kaisha Document feeding device and image forming apparatus in which even small-sized documents can be properly transported
JP5496395B1 (ja) * 2013-06-05 2014-05-21 ▲うぇい▼強科技股▲ふん▼有限公司 自動ドキュメントフィーダー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006347684A (ja) 自動原稿搬送装置及び画像読取装置
JPH1130882A (ja) 自動原稿送り装置
JP4381409B2 (ja) 自動原稿送り装置
JPS63196426A (ja) 両面像形成装置の自動原稿搬送装置
JP2992715B2 (ja) 原稿搬送装置
JP3812499B2 (ja) 画像読取装置
JP4050177B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3949297B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP2630435B2 (ja) 給紙装置
JP3825931B2 (ja) 原稿自動搬送装置及び画像形成装置
JP4344509B2 (ja) シート給紙装置
JPH11217126A (ja) 自動原稿搬送装置
JP3561025B2 (ja) 自動原稿送り装置及び自動原稿送り方法
JPH04327438A (ja) 原稿自動送り装置
JPH0517134B2 (ja)
JP2851910B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2632979B2 (ja) 自動シート材給送装置
JP3371262B2 (ja) 自動原稿送り装置
JP3583237B2 (ja) 原稿自動給紙装置の原稿分離機構
JP3260230B2 (ja) 原稿搬送装置
JPH0223146A (ja) 原稿搬送装置
JPH0379552A (ja) 自動原稿搬送装置
JPH11263499A (ja) 原稿読取り装置
JPH06255839A (ja) 自動原稿送り装置を備えた複写機
JPH05262461A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040608

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02