JP2008050144A - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート材が繰り出されるまでの時間短縮化による利便性と、繰出ローラの長寿命化による経済性とを両立させる。
【解決手段】制御部は、トリガ検知手段がトリガ信号を検知したとき、積載トレイの支持部材を当接位置に移動させて繰出ローラに原稿を当接させるとともに、この移動後から所定時間(T1)経過しても原稿の繰出指令がなかった場合には、繰出ローラに対して原稿を当接位置から離間させるように支持手段の昇降制御を行うことを特徴とする。
【選択図】 図10
【解決手段】制御部は、トリガ検知手段がトリガ信号を検知したとき、積載トレイの支持部材を当接位置に移動させて繰出ローラに原稿を当接させるとともに、この移動後から所定時間(T1)経過しても原稿の繰出指令がなかった場合には、繰出ローラに対して原稿を当接位置から離間させるように支持手段の昇降制御を行うことを特徴とする。
【選択図】 図10
Description
本発明は、画像形成装置に配備される、原稿や被記録用紙等を含むシート材を搬送するためのシート材搬送装置に係り、特に、シート材の繰り出し開始までの時間短縮化による利便性と、繰出ローラの長寿命化による経済性とを両立させたシート材搬送装置及び画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、原稿や被記録用紙等を含むシート材を搬送するための、例えば自動原稿給紙装置などのシート材搬送装置が配備されている。
こうしたシート材搬送装置では、一度に取り扱うことのできるシート材の枚数を稼ぐために、シート材を載置するための積載部を深くするとともに、そこに載置されたシート材を上位のものから一枚ずつ繰出ローラを用いて順次繰り出すように構成されたものが知られている。かかるシート材搬送装置においては、積載トレイに載置されるシート材の枚数が例えば1枚の場合と100枚の場合とでは、繰出ローラと、シート材の上面との間の相対的な位置関係が大きく変動し、一般に固定位置にあるシート材給送経路との間に大きな段差が生じてしまう結果として、円滑なシート材の繰り出しが出来なくなってしまう。
そうした課題を解決するために、特許文献1には、原稿を載置するための給紙トレイと、給紙トレイ上の原稿載置を検知するための原稿検知センサと、記給紙トレイ上に載置された原稿の上面に接して原稿を繰り出すための繰出ローラと、下限位置から原稿の上面を繰出ローラに当接させる上限位置の間を昇降可能に構成された支持手段とを具備し、支持手段は、原稿が給紙トレイ上に載置される前には下限位置に移動され、給紙トレイ上に原稿が載置された後に原稿の給紙開始を指示する給紙指示があった時には待機位置から上限位置に移動するように制御する技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、トレイ上に載置された原稿の厚さに関係なく繰り出しが開始されるまでの時間を一定にしつつ、円滑なシート材の繰り出しを実現することができる。
しかしながら、上述した従来技術にあっては、給紙指示を受信するまで支持手段を待機位置に待機させていることから、同待機位置では繰出ローラが原稿に当接してはいないので繰出ローラの長寿命化には有利な反面、繰出指令を受信後直ちに原稿の繰り出しを開始することは出来ず、その利便性に難点があった。
解決しようとする問題点は、シート材の繰り出し開始までの時間短縮化による利便性と、繰出ローラの長寿命化による経済性とを両立させることが出来なかった点である。
本発明は、シート材の繰り出し開始までの時間短縮化による利便性と、繰出ローラの長寿命化による経済性とを両立させることを目的として、シート材を載置するための積載部と、前記積載部上のシート材に接してシート材を繰り出すための繰出ローラと、前記積載部のシート材搬送方向前方に位置してシート材の先端部を支持する支持手段とを備え、前記繰出ローラ及び支持手段間の相対間隔が、前記積載部上にシート材を載置するための初期状態からシート材を繰り出すために前記繰出ローラにシート材に当接させる当接状態まで移動可能に構成されたシート材搬送装置であって、前記相対的な間隔を、前記当接状態に移行させるためのトリガ信号を検知するトリガ検知手段と、前記トリガ検知手段がトリガ信号を検知したとき前記相対的な間隔を前記当接状態に移行させ、この移行後から所定時間(T1)経過してもシート材の繰出指令がなかった場合には、前記繰出ローラの当接状態での負荷を軽減又は解除させるように前記繰出ローラと前記支持手段との間の相対的な間隔を接離制御する接離制御手段とを備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るシート材搬送装置によれば、接離制御手段は、トリガ検知手段がトリガ信号を検知したとき、繰出ローラと支持手段との間の相対的な間隔を当接状態に移行させるとともに、この移行後から所定時間(T1)経過してもシート材の繰出指令がなかった場合には、前記繰出ローラの当接状態での負荷を軽減又は解除させるように前記繰出ローラと支持手段との間の相対的な間隔の接離制御を行うようにしたので、シート材の繰り出し開始までの時間短縮化による利便性と、繰出ローラの長寿命化による経済性とを両立させることができる。
シート材の繰り出し開始までの時間短縮化による利便性と、繰出ローラの長寿命化による経済性とを両立させるという目的を、繰出ローラと支持手段との間の相対的な間隔を当接状態に移行させるとともに、この移行後から所定時間(T1)経過してもシート材の繰出指令がなかった場合には、前記繰出ローラの当接状態での負荷を軽減又は解除させるように繰出ローラと支持手段との間の相対的な間隔の接離制御を行う接離制御手段により実現した。
以下、本発明に係るシート材搬送装置及び画像形成装置の実施例1を、図面を参照しつつ詳細に説明する。はじめに、本発明に係るシート材搬送装置を、自動原稿給紙装置(以下、適宜「ADF」という:Automated Document Feeder)に適用した例をあげて説明する。
[自動原稿給紙装置(ADF)]
図1は、画像形成装置の上部に搭載された自動原稿給紙装置の全体構成を示し、図2は、自動原稿給紙装置における原稿給紙機構の例を示す。
図1は、画像形成装置の上部に搭載された自動原稿給紙装置の全体構成を示し、図2は、自動原稿給紙装置における原稿給紙機構の例を示す。
図1において、画像形成装置本体1の上部には、自動原稿給紙装置(ADF)3が設けられており、ADF3は本体1のコンタクトガラス5a上面を通過するように原稿(シート材に相当)を搬送する。
装置本体1は、第1のコンタクトガラス5aを介してランプ等の光源7からの光を搬送される原稿に照射し、その反射光をミラー群9で反射させてレンズ11を介してCCDなどの読取手段13により光電変換して原稿画像を読み取る。従って、第1のコンタクトガラス5a上面が装置本体1の読取部を構成している。なお、装置本体1は原稿を載置可能な面積の第2のコンタクトガラス5bも備えており、ADF3を開放状態に移動させてコンタクトガラス5b上に載置されたブック物等の厚い原稿を光源7やミラー9などからなる光源ユニットを副走査方向に移動させることによって第2のコンタクトガラス5bを介して原稿の画像を読み取ることもできるように構成されている。
次に、図1及び図2に基づきADF3の構成について説明する。ADF3には、複数枚の原稿を載置可能な積載部としての給紙トレイ15と、複数枚の原稿を載置して繰り出し位置に昇降するための支持部材17と、読み取られた原稿を収納するための第1の排紙トレイ18及び第2の排紙トレイ19とが備えられている。第1の排紙トレイ18は主に大サイズの原稿を収納し、第2の排紙トレイ19は小サイズの原稿を収納する。符号20は、第2のコンタクトガラス5bを押圧するために、スポンジ等の多孔質部材と白色マイラー等のフィルム部材を積層して構成された押圧カバーである。
ADF3には、給紙トレイ15上の原稿を1枚ずつ第1のコンタクトガラス5aに向けて給送する給紙経路21と、給紙経路21に連なって形成されて原稿を第1のコンタクトガラス5aの上面に沿って案内する搬送経路23と、搬送経路23から第1の排紙トレイ18の排紙口に連なる第1の排紙経路25と、第1の排紙トレイ18の排紙口から給紙経路21と搬送経路23との接続部に連結されて原稿を再び搬送経路23に戻す循環経路27と、第1の排紙経路25と分岐して形成されて搬送経路23からの原稿を案内する中間経路29と、この中間経路29から第2の排紙トレイ19の排紙口に連なる第2の排紙経路31と、この第2の排紙経路31と分岐して形成されて中間経路29からの原稿をスイッチバックさせるスイッチバック経路33と、スイッチバックされた原稿を表裏反転して第2の排紙トレイ19の排紙口に導く反転経路35と、からなる原稿経路群が設けられている。
給紙トレイ15は、原稿給紙方向の先端側を支点として、回動自在に取り付けられている。給紙トレイ15に載置された原稿は、サイドガイド37でその側部方向の動きが規制され、その先端方向の動きがストッパ39で規制されている。
給紙経路21には、原稿を繰り出すための繰出ローラ41(繰出ローラに相当)と、給紙トレイ15の原稿搬送方向前方に位置して原稿の先端部を支持し、給紙トレイ15上に原稿を載置するための初期位置から原稿の上面を繰出ローラ41に当接させる当接位置の間を昇降可能に構成された支持部材17(支持手段に相当)と、支持部材17を昇降させるための昇降レバー43と、繰出ローラ41で繰り出された原稿を給送するための給紙ローラ45と、最上位原稿の1枚のみを通過して2枚目以降の原稿の給送を阻止するための分離ローラ47と、この分離ローラ47で1枚に分離され給送される原稿を、その先端を突き当てて整合した後に下流側に送るためのレジストローラ対49が配設されている。
繰出ローラ41及び給紙ローラ45は、給紙モータM1にワンウェイクラッチOW1を介して駆動連結されており、またレジストローラ対49はワンウェイクラッチOW2を介して給紙モータM1に駆動連結されている。これにより、給紙モータM1の正転で繰出ローラ41と給紙ローラ45を駆動し、逆転でレジストローラ対49が駆動されるように構成されている。
搬送経路23には、大径の搬送ローラ51と、その搬送ローラ51の周面に沿って配設された複数の従動ローラ53,55,57とが設けられており、搬送ローラ51は搬送モータM2によって駆動されるように構成されている。
第1の排紙経路25には、搬送ローラ51の周面に沿って配設された従動ローラ59と、送られてきた原稿を第1の排紙トレイ18に排紙するための第1の排紙ローラ対61が配設されている。この第1の排紙ローラ対61は正逆転可能な第1の排紙モータM3に連結されており、両面モードの際に原稿の後端側をニップした状態で逆回転して原稿をスイッチバックして循環経路27を介して搬送経路23に送るように制御される。また、排紙ローラ対61は、循環経路27、搬送経路23を介して循環される原稿の先後端がすれ違う際に支障なく搬送できるように、圧接ソレノイドSOL1の働きによって、一方のローラ61bから他方のローラ61aが離間するように構成されている。
中間経路29には下流側に原稿を送るための中間ローラ対63が、第2の排紙経路31には第2の排紙トレイ19に原稿を排紙するための第2の排紙ローラ対65が、また、スイッチバック経路33には原稿をスイッチバックさせ反転経路35を介して第2の排紙ローラ対65に送るスイッチバックローラ対67が、それぞれ配設されている。
給紙トレイ15における原稿給紙方向下流側には、給紙トレイ15上に原稿が載置されたことを検知するためのエンプティセンサS1が設けられている。また、給紙経路21にはレングスセンサS2及びレジストセンサS3が、第1のコンタクトガラス5aの手前にはリードセンサS4が、第1の排紙トレイ18の排紙口には第1の排出センサS5が、中間経路29には中間センサ(不図示)が、第2の排紙トレイ19の排紙口の近傍には第2の排紙センサ(不図示)が、スイッチバック経路33にはスイッチバックセンサ(不図示)が、それぞれ設けられており、これらのセンサは、給紙されてきた原稿の端部を検知する役割を担っている。
上述の各センサ群は、原稿の搬送や支持部材17の昇降位置を制御するための、後述する制御部(昇降制御手段)に接続されており、各センサ群からの出力信号に基づいて、上述した各モータM1,M2,M3,M4及び各ソレノイドSOL1,SOL2,SOL3が制御されて、原稿の送り動作が実行されるように構成されている。
[ADFの原稿搬送動作]
次に、上記のように構成されたADF3の原稿搬送動作について、原稿の片面を読み取るための片面モードでの態様を例示して説明する。エンプティセンサS1によって給紙トレイ15上に原稿が載置されたことが検知され、かつ、装置本体1からの繰出指令を制御部が受けると、給紙モータM1を正回転駆動させることで原稿が給送される。このとき、繰出ローラ41と給紙ローラ45は、原稿送り方向に回転するが、レジストローラ対49はワンウェイクラッチOW2の作用によって回転しない。そして、レジストセンサS3が給送されてきた原稿の先端を検知すると、その検知した時点から原稿を所定量搬送した後に給紙モータM1は一旦停止される。このとき、原稿の先端はレジストローラ対49のニップ部に突き当てられてたわみが形成され、これにより、原稿の先端が整合されスキューが除去される。そして、この一旦停止後、給紙モータM1は逆転駆動され、原稿は給紙経路21から搬送経路23に給紙される。
次に、上記のように構成されたADF3の原稿搬送動作について、原稿の片面を読み取るための片面モードでの態様を例示して説明する。エンプティセンサS1によって給紙トレイ15上に原稿が載置されたことが検知され、かつ、装置本体1からの繰出指令を制御部が受けると、給紙モータM1を正回転駆動させることで原稿が給送される。このとき、繰出ローラ41と給紙ローラ45は、原稿送り方向に回転するが、レジストローラ対49はワンウェイクラッチOW2の作用によって回転しない。そして、レジストセンサS3が給送されてきた原稿の先端を検知すると、その検知した時点から原稿を所定量搬送した後に給紙モータM1は一旦停止される。このとき、原稿の先端はレジストローラ対49のニップ部に突き当てられてたわみが形成され、これにより、原稿の先端が整合されスキューが除去される。そして、この一旦停止後、給紙モータM1は逆転駆動され、原稿は給紙経路21から搬送経路23に給紙される。
搬送モータM2は給紙モータM1の逆回転駆動と同時に駆動され、これにより、給紙経路21を搬送される原稿は搬送ローラ51に沿って搬送されることになる。そして、搬送経路23を搬送される原稿の先端がリードセンサS4で検知されると、その後に所定量搬送して給紙モータM1及び搬送モータM2は停止される。このとき、原稿は第1のコンタクトガラス5aの手前の位置に停止することになる。そして、装置本体1からの読取指令を受けると搬送モータM2が再駆動して、原稿を第1のコンタクトガラス5a上を通過させる。この際に、原稿の内容が読取手段13によって読み取られる。
第1のコンタクトガラス5aに原稿を搬送する過程において、搬送される原稿の先端がリードセンサS4で検知されてから所定量搬送した後に給紙モータM1及び搬送モータM2を停止させた時点、つまり原稿の先端が第1のコンタクトガラス5aの手前の位置に到達した時にレングスセンサS2の出力信号によって、以降の原稿の送り動作を選択して排紙する。
[支持部材17の昇降制御動作]
次に、本発明の主題となる、シート材の繰り出し開始までの時間短縮化による利便性と、繰出ローラの長寿命化による経済性とを両立させるための、支持部材17の昇降制御動作について説明する。
次に、本発明の主題となる、シート材の繰り出し開始までの時間短縮化による利便性と、繰出ローラの長寿命化による経済性とを両立させるための、支持部材17の昇降制御動作について説明する。
図3は、ADF3における支持部材17が初期位置から当接位置に昇降することを示すものである。図3において、給紙トレイ15に原稿が載置され所定の給紙位置に原稿が整合されるとエンプティセンサS1が用紙有信号を出力し、支持部材17は昇降レバー43によってその下面部を押し上げられることで回動支点70を介して回動し上昇する。給紙トレイ15上に原稿が無くなるとエンプティセンサS1は用紙無信号を出力し、支持部材17は昇降レバー43の下降によって回動支点70を介して回動し下降してゆく。支持部材17は、原稿が載置されていない時には初期位置(下限位置)に停止している。初期位置では、支持部材17の上面は給紙トレイのトレイ面と略同一面を形成している。
支持部材17の位置を検知するためのセンサは、支持部材17が初期位置にあることを検知するための初期位置センサ71と、支持部材17に載置された原稿の上位面の上限位置を検知するための当接位置センサ73と、繰出ローラ41を支持するブラケットに設けられ、当接位置センサ73と嵌り合いセンサ発光部の光を遮光するための当接位置センサレバー75と、初期位置センサ71と嵌り合いセンサ発光部の光を遮光するための初期位置センサレバー77と、で構成されている。
図3におけるAは、支持部材17が初期位置に位置している状態を示す。この時、初期位置センサ71は支持部材17が初期位置に位置していることを検知して装置本体1に初期位置検知信号を出す。原稿が支持部材17に載置されると、エンプティセンサS1からの出力信号をトリガとして支持部材17は上昇を開始する。図3におけるBは、支持部材17に載置された原稿の上位面が当接位置まで上昇した状態を示す。支持部材17に載置された原稿の上位面が当接位置に到達すると当接位置センサ73はオンとなり、装置本体1に給紙準備が完了した旨の給紙準備完了信号を送る。そして、支持部材17が当接位置に移動後から所定時間(T1)経過しても原稿の繰出指令がなかった場合には、当接位置から所定距離下方の待機位置で待機しつつ装置本体1からの繰出指令を待つように構成されている。
図4は、ADF3における支持部材17が初期位置に位置して給紙トレイ15上に原稿が載置されるのを待つ状態を示すものである。
給紙トレイ15に原稿が載置されていない状態では支持部材17は初期位置に位置される。このとき、初期位置センサ71は、初期位置センサレバー77と離れセンサ発光部の光は遮光されず初期位置に支持部材17が停止していることを検知する。一方、当接位置センサ73は、当接位置センサレバー75がセンサ発光部の光を遮光して支持部材17が当接位置にないことを検知する。昇降レバー43も初期位置にあり繰出ローラ41も起動していない。
図5は、ADF3における支持部材17が待機位置で待機している状態を示すものである。
複数枚の原稿が給紙トレイ15に載置されるとエンプティセンサS1が原稿を検知し、この検知信号をトリガとして昇降レバー43を上昇させるための昇降モータM4が駆動を開始する。昇降モータM4の回転軸に連結された昇降レバー43が支持部材17の下面を押上げ支持部材17は回動して上昇する。支持部材17は、当接位置センサ73がオンになるまで移動し、この移動後から所定時間(T1)経過しても繰出指令がなかった場合、所定距離Cだけ下方の待機位置まで下降し待機する。そして、支持部材17は待機位置で本体1からの繰出指令を待つ。さらに、支持部材17は、待機位置に待機してから所定時間(T2)経過しても繰出指令がない時には、待機位置からさらに下降して初期位置に位置するように構成されている。
図6は、ADF3において、支持部材17は当接位置センサ73がオンになるまで上昇し、給紙トレイ15に載置された原稿束の上位面が繰出ローラ41に当接する当接位置に位置した状態を示すものである。
初期位置又は待機位置で繰出指令を待っていた支持部材17は、繰出指令を受信すると上昇し、支持部材17に載置された複数枚原稿の上面を繰出ローラ41に当接させる当接位置に移動する。原稿上面に当接された繰出ローラ41は、繰出ローラ41が原稿を繰り出すための所定の位置に到達するまで回動しつつ押し上げられる。このとき、繰出ローラ41に連結された当接位置センサレバー75は押し上げられ、凹状の当接位置センサ73から離れ、センサ発光部からの光をセンサの受光部にて受ける。これにより原稿の最上面が当接位置に到達したことを検知する。これを受けて装置本体1は、繰り出し準備が完了した旨の繰出準備完了信号を受信する。装置本体1はこの検知信号を受信すると繰出ローラ41の起動を開始させる。
ところで、支持部材17に載置された原稿の最上面における繰出ローラ41への当接位置は、載置される原稿束の厚さに応じて変わってゆく。そのことを説明するために、図7には、ADF3における支持部材17が一枚原稿の場合に、この一枚原稿の上位面が繰出ローラ41に当接する当接位置に位置した状態を示してある。図7に示すように、一枚原稿を給紙する場合、支持部材17は図6に示した複数枚の原稿を載置した状態よりも、さらに上昇した位置まで移動している。
次に、ADF3における支持部材17の位置を初期位置、当接位置及び待機位置に制御するための昇降制御機構の構成例を、その動作とともに説明する。
図8は、本装置の原稿繰出部における支持部材17を初期位置、当接位置及び待機位置に昇降制御するための制御機構の構成例を示すものである。このうち、(a)は同制御機構を上面から見た斜視図であり、(b)は同制御機構を下側から見た図である。
本実施例における支持部材17の制御機構は、原稿を載置して昇降する支持部材17と、支持部材17が回動しつつ昇降するための回動支点83と、支持部材17の原稿搬送方向先端側下面に当接し支持部材17を昇降させる昇降レバー43と、昇降レバー43に連結されて昇降レバー43を回動させる回転軸79と、回転軸79に連結された複数のギヤ81と、ギヤ81を回転駆動する正逆回転可能な昇降モータM4と、原稿を載置した支持部材17が上昇し原稿上面を当接させ、当接された原稿を繰り出すための繰出ローラ41と、繰出ローラ41のブラケットに連結された当接位置センサレバー75と、当接位置センサレバー75が嵌り合う凹型の形状をした当接位置センサ73と、支持部材17に連結した初期位置センサレバー77と、支持部材が初期位置にあることを検知し初期位置センサレバー77が嵌り合う凹型の形状をした初期位置センサ71と、を含んで構成されている。
原稿が給紙トレイ15に載置されエンプティセンサS1が原稿を検知すると、所定時間経過後に昇降モータM4は正回転駆動を開始する。この所定時間内に原稿の取出しや整合を行うことができる。初期位置に位置していた支持部材17は昇降モータM4にギヤ81を介して連結され、さらに、その回転を伝える回転軸に連結された昇降レバー43により押し上げられ上昇する。上昇した支持部材17は、原稿の上面を繰り出しローラに当接させ繰出ローラ41を押し上げる。繰出ローラ41は所定位置に押し上げられ、繰出ローラ41のブラケットに連結されている当接位置センサレバー75は押し上げられて当接位置センサ73から離れる。当接位置センサ73は当接位置検知信号を制御部に送信する。ここで昇降モータは一時停止する。上昇した支持部材17に載置された原稿の最上位面は当接位置に位置する。支持部材17が当接位置に位置したことが検知された後、所定時間(T1)経過しても繰出指令がなかった場合、昇降モータは逆回転を開始する。昇降モータの逆回転により昇降レバー43は下降し支持部材17も下降する。所定距離だけ下降すると昇降モータM4は逆回転を停止する。これで支持部材17に載置された原稿の最上位面は待機位置に位置する。ここで、本体1からの繰出指令を受けると、昇降モータM4は正回転を開始し昇降レバーを上昇させ、支持部材17を押し上げて原稿上面を繰出ローラ41に当接させる当接位置に移動させる。移動が終了すると繰出ローラ41が原稿の繰出しを開始する。
[昇降制御部周辺のブロック図]
図9は、ADF3における支持部材17の昇降制御を実行するための制御部周辺のブロック図を示す。
図9は、ADF3における支持部材17の昇降制御を実行するための制御部周辺のブロック図を示す。
例えばMPU等から構成される制御部85は、給紙トレイ15に原稿が載置されて給紙が可能である状態であることを、装置本体1に給紙準備完了信号として送信する一方、本体1からの繰出指令信号を受信すると、支持部材17の昇降制御を実行する。
こうした昇降制御を実行するために、制御部85には、エンプティセンサS1と、初期位置センサ71と、当接位置センサ73と、装置本体1の通電を検知するための通電検知センサ87と、装置本体1に備えられた操作部(不図示)へのユーザの接触を検知するための操作部タッチ検知センサ89と、ADF3に原稿がセットされるか、又はコンタクトガラス5上に原稿がセットされたことを検知するための原稿セット検知センサ91と、FAXデータやPCデータ等の受信を検知するためのデータ受信検知センサ93と、原稿の先端及び/又は後端、並びに原稿の長さ等を検知するためのセンサ群S2乃至S5と、繰出ローラ41を駆動するための給紙モータM1と、搬送ローラ51等を正逆回転駆動するための搬送モータM2と、原稿を排紙トレイに排紙するために搬送、及び原稿をスイッチバックさせて表裏を反転するための反転排紙モータM3と、原稿の搬送方向を制御するためのソレノイドSOL1,2と、支持部材17の昇降のために昇降レバー43を回動させるための昇降モータM4と、が接続されている。なお、上述のエンプティセンサS1、通電検知センサ87、操作部タッチ検知センサ89、原稿セット検知センサ91、及びデータ受信検知センサ93を含む各種センサは、本発明において、支持部材17を当接位置に移動させる際の引き金となるトリガ信号を検知するためのトリガ検知手段として機能する。本発明では、こうしたトリガ検知手段によって、装置本体1が画像形成動作に入るのを事前に察知して、支持部材17を当接位置に移動させるように構成されている。
[制御部85の動作]
次に、ADF3における制御部85の動作について説明する。図10は、本発明をADF3に適用した場合における制御部85の動作制御フロー例を示す。
次に、ADF3における制御部85の動作について説明する。図10は、本発明をADF3に適用した場合における制御部85の動作制御フロー例を示す。
ステップ1において、制御部85は、支持部材17を当接位置に移動させる際の引き金となるトリガ信号が入力されたか否かの監視を行い、トリガ信号が入力されるまで、ステップ1の監視処理を繰り返し行う。
ステップ2において、制御部85は、トリガ信号が入力されたと判定されると、支持部材17が初期位置にあるか待機位置にあるかにかかわらず、支持部材17を当接位置に移動させる昇降制御処理を実行する。
ステップ3において、制御部85は、ステップ2における当接位置への昇降制御の完了時点を起点として計時を行うためのタイマTを起動させ、タイマTの計時カウント値がT1に到達したか否かの判定を行う。この判定の結果、制御部85は、タイマTの計時カウント値がT1に到達するまで、ステップ3の判定処理を繰り返し行う。なお、タイマTの計時カウント値T1を設定するにあたっては、例えば、トリガ信号の検知時点から繰り出指令を受けるまでの所要時間を、実際の使用状況を参照することで適宜割り出して、こうして割り出した所要時間を、タイマTの計時カウント値T1として設定すればよい。
ステップ4において、制御部85は、ステップ3におけるタイマTの計時カウント値がT1に到達したと判定されると、現在は当接位置にある支持部材17を、待機位置に移動させる昇降制御処理を実行する。
ステップ5において、制御部85は、トリガ信号が入力されたか否かの監視を行う。この監視の結果、トリガ信号が入力されたと判定されると、制御部85は、処理の流れをステップ2へ戻して、以下の処理を行わせる一方、トリガ信号が入力されないと判定されると、処理の流れを次のステップ6へと進ませる。
ステップ6において、制御部85は、ステップ4における待機位置への昇降制御の完了時点を起点として計時を行うためのタイマTを起動させ、タイマTの計時カウント値がT2に到達したか否かの判定を行う。この判定の結果、タイマTの計時カウント値がT2に到達しないと判定されると、制御部85は、処理の流れをステップ5へ戻して、以下の処理を行わせる一方、タイマTの計時カウント値がT2に到達したと判定されると、処理の流れを次のステップ7へと進ませる。なお、タイマTの計時カウント値T2を設定するにあたっては、例えば、支持部材17が待機位置にあるときに、待機位置への移動完了時点から繰り出指令を受けるまでの所要時間を、実際の使用状況を参照することで適宜割り出して、こうして割り出した所要時間を、タイマTの計時カウント値T2として設定することができる。
ステップ7において、制御部85は、ステップ6におけるタイマTの計時カウント値がT2に到達したと判定されると、現在は待機位置にある支持部材17を、初期位置に移動させる昇降制御処理を実行し、この処理の実行後に、処理の流れをステップ1のトリガ検知判定処理へ戻して、以下の処理を行わせる。
以上説明したフローチャートにおいて、制御部85は、装置本体1から繰出指令を受けると割り込み処理を実行し、トリガ検知ありの場合と同様に処理の流れをステップ2へ戻して、以下の処理を行わせる。
本実施例によれば、制御部85は、トリガ検知判定の結果、トリガ検知ありと判定されると、装置本体1が画像形成動作に入るとみなして、支持部材17が初期位置にあるか待機位置にあるかにかかわらず、支持部材17を当接位置に移動させ、この移動完了時点から所定時間(T1)経過しても繰出指令がなかった場合には、当接位置から離間させるように支持部材17の昇降制御を行うようにしたので、原稿の繰り出し開始までの時間短縮化による利便性と、繰出ローラ41の長寿命化による経済性とを両立させることができる。
実施例1では、本発明に係るシート材搬送装置を、自動原稿給紙装置(ADF)3に適用した例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されずない。例えば、本発明に係るシート材搬送装置の技術を、画像形成装置本体1に配設されている給紙カセットに適用してもよい。
図11及び図12に、本発明に係るシート材搬送装置の技術を、画像形成装置本体1に配設されている給紙カセットに適用した実施例2を示す。図11は画像形成装置本体1の全体構成を示す概略図、図12は本発明に係るシート材搬送装置の技術を給紙カセットに適用した場合の要部側面図である。図11に示すように、画像形成装置1における下部には、給紙カセット101が、装置本体1に対して紙面と直交する方向に出し入れ自在に装着されている。給紙カセット101は、それ自体公知のものでよく、例えば、図12に示すように、被記録用紙束103を支持するための底壁パネル105(積載部に相当)を備えており、この底壁パネル105には、積載する被記録用紙の大きさに応じてスライドし得るように後端揃え片107が設けられ、また、底壁パネル105の一方側(図12において右側)は、その中央部分が空洞になっており、この部分にリフト板109(支持手段に相当)が旋回可能に取り付けられている。符号111は、このリフト板109における旋回の支点を示す。また、リフト板109の先端部分の下側には、モータ113の回転軸に支持され、かつ同回転軸を支点として旋回可能な駆動板115が設けられている。以上のように構成された給紙カセット101の動作を説明すると、給紙カセット101の底壁パネル105上に積載される被記録用紙束103は、後端揃え片107によって、その後端がきっちりと揃えられる。この状態でモータ113を駆動させることにより、駆動板115が上方に駆動し、リフト板109の先端部分は、駆動板115により押し上げられて上方に旋回する。従って、積載された被記録用紙束103の先端部分は上方に持ち上げられることとなる。図11及び図12に示すように、給紙カセット101の上方には、繰出ローラ117が備えられており、上記のように被記録用紙束103の先端部分が上方に持ち上げられると、同先端部分が繰出ローラ117と当接するように構成されている。なお、モータ113には、その回転位置を検出することで、リフト板109が被記録用紙束103を載置するための初期位置にあるか、被記録用紙束103の上面を繰出ローラ117に当接させる当接位置にあるかを検出するための位置センサ(不図示)が内蔵されている。
上述した実施例2では、トリガ検知手段として、画像形成装置本体1に設けられるコンタクトガラス5a上に原稿がセットされたことを、トリガ信号として検知するように構成することができる。この場合、コンタクトガラス5a上に原稿がセットされると、これをトリガ信号として検知し、被記録用紙束103の先端部分が上方に持ち上げられて、同先端部分が繰出ローラ117と当接することになる。
[その他]
本発明に係るシート材搬送装置の技術を、画像形成装置本体1に、同装置1から排出される用紙を複数枚収容し、収容された用紙束に対して所定の後処理(例えば、ステイプル処理、穿孔処理、或いは中折処理)を施した後に、排出する機能を有する後処理装置が設けられている場合には、この後処理装置において後処理対象となる用紙を収容するための用紙トレイに設けられる用紙繰出部に、本発明に係るシート材搬送装置の技術を適用してもよい。
[その他]
本発明に係るシート材搬送装置の技術を、画像形成装置本体1に、同装置1から排出される用紙を複数枚収容し、収容された用紙束に対して所定の後処理(例えば、ステイプル処理、穿孔処理、或いは中折処理)を施した後に、排出する機能を有する後処理装置が設けられている場合には、この後処理装置において後処理対象となる用紙を収容するための用紙トレイに設けられる用紙繰出部に、本発明に係るシート材搬送装置の技術を適用してもよい。
実施例1,2では、繰出ローラ41,117に対して、支持部材17、リフト板109を昇降可能に構成した例をあげて説明したが、この例に代えて、支持部材17、リフト板109に対して、繰出ローラ41,117を昇降可能に構成してもよいし、さらには、支持部材17、リフト板109及び繰出ローラ41,117の両者を昇降可能に構成してもよい。
繰出ローラ41,119の当接位置での負荷状態を軽減又は解除させるように前記支持部材17、リフト板109或いは繰出ローラ41,117の昇降制御を行うとは、繰出ローラ41,109が、原稿、被記録用紙に接しているが接触負荷がかからない程度の位置、或いは接触負荷は有るが小さくなる位置に移動させることも含む。
1 画像形成装置本体
3 自動原稿給紙装置(シート材搬送装置)
15 給紙トレイ(積載部)
17 支持部材(支持手段)
41 繰出ローラ
85 制御部(接離制御手段、昇降制御手段)
87 通電検知センサ(トリガ検知手段)
89 操作部タッチ検知センサ(トリガ検知手段)
91 原稿セット検知センサ(トリガ検知手段)
93 データ受信検知センサ(トリガ検知手段)
S1 エンプティセンサ(トリガ検知手段)
105 底壁パネル(積載部)
109 リフト板(支持手段)
117 繰出ローラ
3 自動原稿給紙装置(シート材搬送装置)
15 給紙トレイ(積載部)
17 支持部材(支持手段)
41 繰出ローラ
85 制御部(接離制御手段、昇降制御手段)
87 通電検知センサ(トリガ検知手段)
89 操作部タッチ検知センサ(トリガ検知手段)
91 原稿セット検知センサ(トリガ検知手段)
93 データ受信検知センサ(トリガ検知手段)
S1 エンプティセンサ(トリガ検知手段)
105 底壁パネル(積載部)
109 リフト板(支持手段)
117 繰出ローラ
Claims (13)
- シート材を載置するための積載部と、
前記積載部上のシート材に接してシート材を繰り出すための繰出ローラと、
前記積載部のシート材搬送方向前方に位置してシート材の先端部を支持する支持手段とを備え、
前記繰出ローラ及び支持手段間の相対間隔が、前記積載部上にシート材を載置するための初期状態からシート材を繰り出すために前記繰出ローラにシート材に当接させる当接状態まで移動可能に構成されたシート材搬送装置であって、
前記相対的な間隔を、前記当接状態に移行させるためのトリガ信号を検知するトリガ検知手段と、
前記トリガ検知手段がトリガ信号を検知したとき前記相対的な間隔を前記当接状態に移行させ、この移行後から所定時間(T1)経過してもシート材の繰出指令がなかった場合には、前記繰出ローラの当接状態での負荷を軽減又は解除させるように前記繰出ローラと前記支持手段との間の相対的な間隔を接離制御する接離制御手段と、
を備えて構成されることを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項1記載のシート材搬送装置であって、
前記繰出ローラと前記支持手段との間の相対的な間隔を接離するにあたっては、前記繰出ローラに対して、前記支持手段を移動させる、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項1記載のシート材搬送装置であって、
前記繰出ローラと前記支持手段との間の相対的な間隔を接離するにあたっては、前記支持手段に対して、前記繰出ローラを移動させる、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - シート材を載置するための積載部と、
前記積載部上に載置されたシート材の上面に接してシート材を繰り出すための繰出ローラと、
前記積載部のシート材搬送方向前方に位置してシート材の先端部を支持し前記積載部上にシート材を載置するための初期位置からシート材の上面を前記繰出ローラに当接させる当接位置の間を昇降可能に構成された支持手段と、
前記支持手段を当接位置に移動させるためのトリガ信号を検知するトリガ検知手段と、
前記トリガ検知手段がトリガ信号を検知したとき前記支持手段を当接位置に移動させ、この移動後から所定時間(T1)経過してもシート材の繰出指令がなかった場合には前記繰出ローラの当接位置での負荷状態を軽減又は解除させるように前記支持手段の昇降制御を行う昇降制御手段と、
を備えて構成されることを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項4記載のシート材搬送装置であって、
前記昇降制御手段の昇降制御は、前記当接位置から所定距離離隔した待機位置に前記支持手段を移動させる態様、又は、前記当接位置から前記初期位置に前記支持手段を移動させる態様のいずれかを含む、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項5記載のシート材搬送装置であって、
前記昇降制御手段は、前記当接位置から前記待機位置に前記支持手段を移動させる昇降制御を行った後、第2の所定時間(T2)経過してもシート材の繰出指令がなかった場合には、前記待機位置から前記初期位置に前記支持手段を移動させる、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のシート材搬送装置であって、
前記トリガ検知手段は、画像形成装置本体の通電をトリガ信号として検知する、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のシート材搬送装置であって、
前記トリガ検知手段は、画像形成装置本体に設けられる操作部への接触をトリガ信号として検知する、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のシート材搬送装置であって、
前記トリガ検知手段は、画像形成装置本体に設けられた自動原稿給紙装置に原稿がセットされたことをトリガ信号として検知する、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のシート材搬送装置であって、
前記トリガ検知手段は、画像形成装置本体がデータを受信したことをトリガ信号として検知する、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項1〜6のいずれかに記載のシート材搬送装置は給紙カセットであって、この場合、前記トリガ検知手段は、画像形成装置本体に設けられるコンタクトガラス上に原稿がセットされたことをトリガ信号として検知する、
ことを特徴とするシート材搬送装置。 - 請求項1〜11のいずれかに記載のシート材搬送装置を備えた画像形成装置であって、
当該シート材搬送装置により搬送されるシート材は原稿であり、この原稿の画像を読み取り、読み取った原稿画像を被記録用紙上に形成することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1〜11のいずれかに記載のシート材搬送装置を備えた画像形成装置であって、
当該シート材搬送装置により搬送されるシート材は被記録用紙であり、この被記録用紙に対して所要の処理を施すことを特徴とする画像形成装置。
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JP2006229848A JP2008050144A (ja) | 2006-08-25 | 2006-08-25 | シート材搬送装置及び画像形成装置 |
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JP2006229848A JP2008050144A (ja) | 2006-08-25 | 2006-08-25 | シート材搬送装置及び画像形成装置 |
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- 2006-08-25 JP JP2006229848A patent/JP2008050144A/ja active Pending
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