JP2007076896A - シート後処理装置 - Google Patents

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康伸 寺尾
Hiroyuki Taki
裕之 瀧
Tomomi Iijima
知実 飯島
Mikio Yamamoto
幹夫 山本
Takahiro Kawaguchi
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Abstract

【課題】 搬送経路を短縮して小型化を図ることができるシート後処理装置を提供する。
【解決手段】 シート後処理装置は、処理トレイ25と、一対のトレイ部材46を有する待機トレイ40と、トレイ駆動機構41と、ローラ機構と、アシストアーム43と、アーム駆動機構45と、を具備する。一対のトレイ部材46は、シートを載置する第1の位置とトレイ部材上のシートをトレイ部材同士の間から処理トレイ25上に落下させる第2の位置とにわたって幅方向に移動する。アシストアーム43は、幅方向においてシートの一端から他端に向かって延びるように配置され、シートが待機トレイ40上に供給される際に回動上昇し、シートが待機トレイ40上に供給された状態において回動降下することにより、トレイ部材46が第1の位置から第2の位置に向かって移動する際にシートの後端部を処理トレイ25方向に押さえる。
【選択図】図3

Description

本発明は、MFPの後段に設けられるフィニッシャー等のシート後処理装置に関する。
MFP(Multi Function Peripheral)でプリントしたシートを複数束ねてステイプル処理するフィニッシャー等のシート後処理装置が知られている。このシート後処理装置は、第1のシート搬送パスと、第2のシート搬送パスと、シートにステイプル処理する処理トレイと、を備えている。第2のシート搬送パスは、第1のシート搬送パスよりもその経路が長く構成されている。
このシート後処理装置では、通常、第1のシート搬送パスを経由して処理トレイにシートを供給するようにしている。先にステイプル処理を行っているシートが処理トレイにある場合には、他のシートを第1のシート搬送パスに導いて他のシートの到着を遅らせることにより、MFPとステイプラとの処理速度の違いを吸収する(例えば、特許文献1参照)。
特公平6−99070号公報
この従来のシート後処理装置では、搬送パスの経路を長くしているため、装置が大きくなってしまう問題があった。また、複数の搬送パスを有しているため、装置構造が複雑になってしまう問題があった。
本発明の目的は、搬送経路を短縮して小型にしたシート後処理装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の一つの形態に係るシート後処理装置は、シートを幅方向および縦方向に整合してシート束を形成する処理トレイと、前記処理トレイの上方に前記幅方向に分かれて配置された一対のトレイ部材を有し、該トレイ部材が前記幅方向に移動可能であり、かつ、該トレイ部材上に前記シートを載置する第1の位置と該トレイ部材上の前記シートを該トレイ部材同士の間から前記処理トレイ上に落下させる第2の位置とにわたって移動する待機トレイと、前記トレイ部材を互いに同期して前記第1の位置と第2の位置とに移動させるトレイ駆動機構と、前記待機トレイの後端付近に配置され、前記シートをMFP本体側から前記待機トレイ上に供給するローラ機構と、前記ローラ機構の近傍で前記幅方向において前記シートの一端から他端に向かって延びるように配置され、前記シートが前記ローラ機構から前記待機トレイ上に供給される際に該シートに回動上昇して前記シートを待機トレイに導き、前記シートが前記待機トレイ上に供給された状態において回動降下することにより、前記トレイ部材が前記第1の位置から第2の位置に向かって移動する際に前記シートの後端部を前記処理トレイ方向に押さえるアシストアームと、前記アシストアームの前記回動上昇および前記回動降下を駆動するアーム駆動機構と、を具備する。
この構成によれば、待機トレイに載置されたシートの後端部をアシストアームで押さえることができるため、シートの後端部が待機トレイから浮き上がって、シートの後端位置がばらついてしまうのを防止することができる。また、トレイ部材が第1の位置から第2の位置に移動するまでの間、シートは、その幅方向中央部が低くなるように反った状態でトレイ部材に支持されるが、シートの一端から他端に向かって延びるように配置されるアシストアームがシートの両端部を処理トレイ方向に押し出すように作用する。これにより、両端部が浮き上がったシートがトレイ部材上に残ってしまうのを防いで、シートを確実に処理トレイに落下させることができる。また、シートの中央部が高くなるようにカールしているシートに関しては、シートの一端から他端に向かって延びるアシストアームがシートの中央部を処理トレイ方向に押し出すように作用する。これにより、中央部が浮き上がったシートがトレイ部材上に残ってしまうのを防いで、シートを確実に処理トレイに落下させることができる。
本発明の一つの形態では、前記ローラ機構の上流に前記シートの後端を検出するセンサを具備し、前記アーム駆動機構は、前記センサが前記シートの後端を検出して所定時間経過した後、前記アシストアームを回動降下させるものである。さらに、前記シート束の形成を行わないシートを前記待機トレイから装置外部に排出するローラ部材を具備し、前記アーム駆動機構は、前記ローラ部材の回転を駆動するものである。また、シート後処理装置は、一対のトレイ部材が第1の位置から第2の位置に向かって移動したときにシートの後端部を下方に向けて叩くパドル部材を備えていてもよい。
本発明によれば、待機トレイによってシートを受けるようにしているため、シートの後処理中に他のシートを待機トレイ上に保持できる。このように待機トレイを設ければ、搬送経路を長くする必要がなく装置の小型化を図ることができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に、多機能周辺装置(Multi Function Peripheral)(以下、単にMFPと称する)10の概略図を示してある。このMFP10は、本発明の実施の形態に係るシート後処理装置11と、シート後処理装置11が接続されたデジタル複写機100などからなる。デジタル複写機100は、この発明でいうMFP本体の一例である。
デジタル複写機100は、装置の外殻112を有し、外殻112の上面に透明なガラス板からなる原稿載置台112aを有する。原稿載置台112aの上には、自動原稿送り装置114(以下、単にADF114と称する)が開閉可能に設けられている。ADF114は、原稿載置台112a上の所定位置に原稿Dを自動的に送るよう動作する。
例えば、ADF114の給紙トレイ114aに原稿Dをセットして、ステープル処理の有無、ステープル処理の仕方、複写枚数、用紙サイズなどを設定した後、複写開始スイッチを押すと、給紙トレイ114aの原稿Dが原稿載置台112a上の原稿読取位置に1枚ずつ自動的に給送され、原稿読み取り後、適当なタイミングで自動的に排紙される。
外殻112の内部には、スキャナ部116、プリンタ部118、コピー用紙P(以下、単に用紙Pと称する)のカセット121、122、123等が配設されている。また、外殻112の図中右壁には、同じサイズの多量の用紙を収容した大容量フィーダ124、および手差しトレイ125が取り付けられている。さらに、外殻112の図中左壁には、後述するシート後処理装置11が接続されている。
スキャナ部116は、ADF114によって原稿載置台112a上の原稿読取位置に給送された原稿Dを照明してスキャニングし、その反射光を読み取って光電変換し、原稿Dの画像情報を取得する。
プリンタ部118は、スキャナ部116で読み取った画像情報に基づいてレーザ装置118aを付勢し、感光体ドラム118bの周面上に画像情報に基づく静電潜像を形成する。そして、プリンタ部118は、現像装置118cを介して感光体ドラム118bの静電潜像にトナーを供給して顕像化し、このトナー像を転写チャージャ118dによって用紙Pに転写する。このとき、用紙Pは、カセット121、122、123、大容量フィーダ124、手差しトレイ125のいずれかから給紙される。
さらに、プリンタ部118は、トナー像を転写した用紙Pを定着装置118eに供給し、トナー像を加熱溶融して用紙Pに定着し、排出部120を介してシート後処理装置11へ排出する。この排出部120を介して排出される用紙Pが本発明のシートに該当する。
以下にシート後処理装置について説明する。
シート後処理装置11は、MFP本体の一例であるデジタル複写機100に隣接して設けられている。このシート後処理装置11は、デジタル複写機100によって印刷処理がなされた用紙Pを部数単位で集積して取り揃え、ステイプル処理等の後処理を加えることにより、用紙束P´を形成するものである。ステイプル処理とは、集積した複数枚の用紙Pの一端を取り揃えて綴じ合わせる処理をいう。
図2に示すように、シート後処理装置11は、筐体12と、筐体に装着された上段トレイ13aおよび下段トレイ13bとを備えている。上段トレイ13aおよび下段トレイ13bには、後で説明する後処理された用紙Pや用紙束P´を保持することができる。筐体12には、MFP本体で印刷された用紙Pを受け入れる供給口16と、後処理がなされた用紙Pが排出される排出口17とが設けられている。
筐体12の内部に、用紙Pを後処理する後処理手段21と、後処理手段21に用紙Pを供給する搬送手段22と、後処理手段21と搬送手段22との間に設けられるアクティブドロップ手段23等が収容されている。これら各手段21、22、23は、マイクロプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータ機能を有する制御手段24(図6に示す)によって制御される。
図2および図7等に示すように、後処理手段21は、処理トレイ25と、整合機構26と、ステイプラ28と、搬送ローラ30a、30bなどを含んでいる。処理トレイ25は、その後端部すなわちステイプラ28に近い側が低くなるように傾いている。言い換えると、この処理トレイ25は、前端側が斜め上を向くように傾いた姿勢で配置されている。
整合機構26は、処理トレイ25上の複数枚の用紙Pを、幅方向と幅方向に直交する縦方向に整合することにより用紙束P´を形成する機能を有している。この整合機構26によって、所定枚数の用紙Pからなる用紙束P´が形成される。ステイプラ28は、処理トレイ25上に保持された用紙束P´にステイプル処理を行うものである。
搬送ローラ30a、30bにはベルト(図示せず)が巻掛けられていて、図示しないモータにより、搬送ローラ30a、30bを同一方向に同期して回転させることができるようになっている。処理トレイ25の幅方向中央部には、後処理された用紙束P´を上段トレイ13aに向けて搬送させるための排出機構38が設けられている。
図2と図7等に示すように、搬送手段22は、用紙Pの搬送路34と、搬送路34の上流の供給口16の近傍に配置された入口ローラ対35と、搬送路34の下流側に配置された出口ローラ対36を備えている。出口ローラ対36は、本発明にいうローラ機構の一例である。
入口ローラ対35は、上ローラ35aおよび下ローラ35bを含んでいる。出口ローラ対36は、下側の駆動ローラ36aと、上側のピンチローラ36bとを含んでいる。この搬送路34には、用紙Pの末端を検出するセンサ37が設けられている。センサ37は、マイクロスイッチ等の接触動作型のもので構成されている。
図2から図4に示すように、アクティブドロップ手段23は、処理トレイ25の上方に設けられる待機トレイ40と、トレイ駆動機構41と、パドル機構42と、アシストアーム43と、アーム駆動機構45と、待機トレイ40の上方に位置するローラ部材44などを備えている。
ローラ部材44は、用紙Pを後処理することなく排出口17に排出する際に利用される。また、ローラ部材44は、図示しない回転機構によって回転駆動することができ、かつ、昇降機構により上下方向に移動させることもできる。すなわちこのローラ部材44は、出口ローラ対36から待機トレイ40上に用紙Pが供給される際(図8)や、用紙Pを待機トレイ40から処理トレイ25上に落下させる際(図14)に、前記昇降機構により上昇する。また、後処理する必要のない用紙Pを待機トレイ40から排出口17に直接排出する際に、前記回転機構によって回転することにより、用紙Pを待機トレイ40から排出口17に向けて搬送するようになっている。
待機トレイ40は、幅方向(用紙Pの幅方向)に2分割されたトレイ部材46で構成されている。各トレイ部材46は、処理トレイ25の上方に離間対向して配置されている。各トレイ部材46は、処理トレイ25の幅方向に、互いに反対方向に同期して移動する。
図4に示すように、トレイ駆動機構41は、トレイ部材46の後端に設けられたラック50と、ラック50を駆動するピニオンギヤ51と、ピニオンギヤ51を回転させるモータ52などを備えている。このトレイ駆動機構41により、待機トレイ40上に用紙Pを載置する第1の位置(閉位置)と、待機トレイ40上の用紙Pを処理トレイ25上に落下させる第2の位置(開位置)とにわたって、一対のトレイ部材46を互いに用紙Pの幅方向に同期して移動させることができる。
図4と図7に示すように、パドル機構42は、第1の軸53を中心に回転する用紙受け座57と、ゴム製の短パドル58と、ゴム製の長パドル59とを備えている。用紙受け座57と短パドル58と長パドル59は、いずれも第1の軸53に取付けられている。図4に示すように、用紙受け座57上に用紙Pの後端部が乗る。
短パドル58は、待機トレイ40のトレイ部材46が第1の位置(閉位置)から第2の位置(開位置)に移動したときに、図14に示すように第1の軸53を中心に回転し、用紙Pの後端部を下方に向けて叩くパドル部材として機能する。長パドル59は、図15に示すように処理トレイ25上の用紙Pをステイプラ28に向けて擦る機能を有している。
図3と図4に示すように、アシストアーム43は、第2の軸65に固定されている。この場合、第2の軸65は、左右一対の軸受部材64によって、回転自在に支持されている。アシストアーム43は、出口ローラ対36の近傍で幅方向において用紙Pの一端から他端に向かって延びるように配置されている。言い換えると、アシストアーム43は、用紙Pの全幅にわたって一体に設けられている。このアシストアーム43は、待機トレイ40上に縦方向に長くなる向きで置かれた用紙Pや、待機トレイ40上に幅方向に長くなる向きで置かれた用紙Pの両方に対応することが可能である。
図5に示すように、各アシストアーム43は、アーム駆動機構45から駆動力の伝達を受ける受け部62を有している。図7から図9に示すように、アシストアーム43の先端は、処理トレイ25に向かって斜め前方に垂れ下がっている。
一方、アーム駆動機構45は、例えば、図3においてアシストアーム43よりも左側の位置に設けられている(図3では、アーム駆動機構45を省略している)。アーム駆動機構45は、ステッピングモータ66と、ステッピングモータ66の駆動力を伝達するベルト部材67と、ベルト部材67の駆動力をアシストアーム43に伝達するカム68と、アシストアーム43をカム68の方向に付勢する戻しばね69と、を備えている。カム68は、角部が丸くなった三角形状をなしている。
図5に実線で示すように、ステッピングモータ66が駆動して、カム68の角部68aにアシストアーム43の受け部62が突き当たると、第2の軸65を中心にアシストアーム43が回動上昇する。回動上昇した状態で、アシストアーム43は、用紙Pを待機トレイ40に導くことができる。
ステッピングモータ66が数ステップ分回転して、これによってカム68が回転すると、図5に2点鎖線で示すように、戻しばね69の付勢力を受けた受け部62がカム68の辺部68bに突き当たる。これにより、アシストアーム43が第2の軸65を中心に回動降下する。回動降下したアシストアーム43は、待機トレイ40上の用紙Pが弛んだりカールしたりすることを抑制する機能を果たす。さらにこのアシストアーム43は、トレイ部材46が前記第1の位置(閉位置)から第2の位置(開位置)に向かって移動する際に、用紙Pの後端部を処理トレイ25方向に押さえる機能を有している。
なお、本実施形態では、アシストアーム43は、上記のように第2の軸65に固定されており、単一のアーム駆動機構45によって回動上昇および回動降下がなされる。また、アシストアーム43は、ステッピングモータ66で駆動されているが、DCモータやソレノイドなどのその他のアクチュエータで駆動するようにしてもよい。
図6に示す制御手段24は、例えば、CPU81と、ROM82と、RAM83と、IOC(input output controller:入出力制御装置)84と、これらを接続する内部バス85と、を具備している。IOC84は、例えば、入口ローラ対35、出口ローラ対36、トレイ駆動機構41、ローラ部材44、ステイプラ28、アーム駆動機構45、パドル機構42、およびセンサ37などに、図示しない複数のドライバを介して接続されている。この制御手段24には、センサ37等によって検出した用紙Pの後端の位置情報や、MFP本体であるデジタル複写機100から用紙Pの大きさ、枚数等の情報も入力される。
制御手段24は、アーム駆動機構45を制御することにより、アシストアーム43の回動上昇および回動降下の角度、タイミングなどを任意に設定することができる。このため、用紙の種類(厚み、大きさ)に応じて、最適な条件でアシストアーム43を回動上昇および回動降下させることが可能である。
以下にシート後処理装置11の動作について、図7から図15を参照して説明する。
図7は、1枚目の用紙Pが待機トレイ40に乗っていて、さらに2枚目の用紙Pが待機トレイ40に供給される状態を示している。この2枚目の用紙Pは、搬送路34の途中のセンサ37を作動させながら、搬送路34上を出口ローラ対36に向かって移動する。アシストアーム43は、回動上昇しており、用紙Pを待機トレイ40に導いている。このとき、待機トレイ40のトレイ部材46は、第1の位置(閉位置)にあり、待機トレイ40上に用紙Pを載せておくことができるようになっている。
図4に示すように、左右一対のトレイ部材46は、用紙Pの幅方向両端部を支持する。またパドル機構42の用紙受け座57は、用紙Pの後端部の幅方向中央部付近を支持している。一方、図7に示すように、処理トレイ25上では、先行して処理トレイ25上に供給されていた所定枚数の用紙Pが、整合機構によって幅方向と縦方向に整合され、用紙束P´が形成される。
図8に示すように、待機トレイ40上では、2枚目の用紙Pがアシストアーム43によって導かれながら、出口ローラ対36から待機トレイ40上に供給される。この用紙Pの後端がセンサ37を通過したところで、センサ37によって、用紙Pの後端が通過したことを示す信号が制御手段24に送られる。一方、処理トレイ25上では、整合機構26によって整合された用紙束P´に、必要に応じてステイプル処理が行われる。
図9に示すように、待機トレイ40上に2枚の用紙Pが積層される際に、待機トレイ40上の用紙Pに対し、アーム駆動機構45によってアシストアーム43が回動降下する。このアシストアーム43の回動降下は、制御手段24が用紙Pの後端の信号を受信して所定時間経過した後、アーム駆動機構45を作動させることにより行われる。アシストアーム43により、用紙Pの種類、厚さ、および印字パターンにかかわらず、用紙Pの後端部がカールしたり、弛むことが抑制される。これら2枚の用紙Pが待機トレイ40上に積層される間に、先行する用紙束P´は、排出機構38によって上段トレイ13aに向かって搬送される。
そののち、トレイ駆動機構41が作動することにより、待機トレイ40のトレイ部材46が前記第1の位置(閉位置)から第2の位置(開位置)に移動する。図10に示すように、トレイ部材46が第2の位置(開位置)にいたる途中で、通常の用紙Pは、トレイ部材46同士の間に落ち込んで幅方向中央部Paが低く両端部Pbが高くなるように反った形状になる。このとき、回動降下したアシストアーム43が用紙Pを処理トレイ25方向に押さえている。図11に示すように、トレイ部材46が完全に第2の位置(開位置)に到った際には、用紙Pの自重とアシストアーム43の回動降下によって用紙Pが処理トレイ25方向に押し出される。
用紙Pの種類(厚さ、材質)等や、印字パターンによっては、用紙Pが出口ローラ対36から排出された際に、中央部Paが高くなるように用紙Pがカールしたり用紙Pに癖がついていたりすることがある。そのような場合でも、図12に示すように、トレイ部材46が第1の位置(閉位置)から第2の位置(開位置)に移動する際には、回動降下したアシストアーム43が用紙Pの中央部Paを処理トレイ25方向に押さえる。
図13に示すように、トレイ部材46が完全に第2の位置(開位置)に到った際には、用紙Pの自重とアシストアーム43の回動降下によって用紙Pが処理トレイ25方向に押し出される。
トレイ部材46が前記第1の位置(閉位置)から第2の位置(開位置)に移動する際には、パドル機構42が回転する。すなわち、図14に示すように、用紙受け座57が第2の軸65を中心に回転し、用紙Pの後端を支持しなくなるとともに、短パドル58と長パドル59も同じ方向に回転する。
これによって、一対のトレイ部材46の間から2枚の用紙Pが自重およびアシストアーム43の作用によって落下するとともに、短パドル58によって用紙Pの上面が叩かれて、用紙Pの落下が補助される。こうして、2枚の用紙Pが処理トレイ25上に強制的に落とされる。これらの用紙Pが待機トレイ40から落下する際に、待機トレイ40から浮き上がった用紙Pが待機トレイ40から落下しない事態がアシストアーム43によって抑制されるため、用紙Pは処理トレイ25に向けて安定して落下することができる。
図15に示すように、処理トレイ25上に落下した用紙Pは、ステイプラ28の方向に送られる。処理トレイ25は後端部(ステイプラ28に近い側)が低くなるように傾斜しているため、処理トレイ25上に落下した用紙Pは、その後端部がステイプラ28に向かって滑り落ちる動作をなす。また、処理トレイ25上の下側の用紙Pは、搬送ローラ30a、30bの回転によってステイプラ28の方向に搬送される。処理トレイ25上の上側の用紙Pは、パドル機構42の長パドル59の掻き動作によって、ステイプラ28の方向に移動することが促進される。
前記のようにして処理トレイ25上に2枚の用紙Pが乗ったのち、待機トレイ40が前記第2の位置(開位置)に維持されたまま、後続する用紙Pが出口ローラ対36から処理トレイ25に順次供給される。すなわち、出口ローラ対36から出てくる用紙Pは、待機トレイ40に乗ることなく処理トレイ25に導かれる。これらの用紙Pは、先行して処理トレイ25上に乗っている用紙Pの上に順次積層されてゆく。また、整合機構26によって用紙Pが幅方向と縦方向に整合され、用紙束P´(図7に示す)が形成される。
図7に示されるように、処理トレイ25上に所定枚数の用紙Pからなる用紙束P´が形成されたのち、必要に応じて、ステイプラ28によってステイプル処理がなされる。この用紙束P´は、図9に示すように、排出機構38によって排出口17を経て上段トレイ13aへ排出される。
以上説明したように、処理トレイ25上で用紙束P´の後処理(例えばステイプル処理)を行っている間は、後続する2枚の用紙Pを待機トレイ40上に留めておくことができる。すなわち、処理トレイ25への用紙Pの到着を遅らせることができるため、用紙束P´の後処理に要する時間を確保でき、後処理を問題なく行うことができる。
なお、ステイプル処理を行わない場合のように、処理トレイ25への用紙Pの到着を遅らせる必要がない場合には、1枚目の用紙Pが出口ローラ対36から出てくる際に、待機トレイ40を第2の位置(開位置)にしておき、出口ローラ対36から出てくる用紙Pを直ちに処理トレイ25に落とすこともできる。
以上が本発明のシート後処理装置11の第1の実施形態である。第1の実施形態によれば、待機トレイ40を設けることにより、用紙Pの搬送路を短く構成することが可能となり、装置を小型に構成することができる。しかもアシストアーム43によって、待機トレイ40上の用紙の安定性を確保することができる。
すなわち、用紙Pの種類(大きさ、厚さ)あるいは印字パターンの影響によって待機トレイ40上の用紙Pが弛んだり、カールなどの変形が発生することをアシストアーム43によって抑制でき、待機トレイ40上での用紙Pの載置状態が良くなる。また、用紙Pを処理トレイ25に落下させる際に、アシストアーム43により、用紙Pが待機トレイ40上に残ってしまうことが防がれるため、用紙Pを確実に落下させることができる。
また、このアシストアーム43は、出口ローラ対36から待機トレイ40上に供給される用紙Pを待機トレイ40に向けて案内するガイド機能も発揮するため、専用のガイド機構を設ける必要がなく、部品点数を削減できるなどの利点もある。
次に図16を参照して、シート後処理装置11の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態のシート後処理装置11は、アーム駆動機構91およびローラ部材92以外の構成については、第1の実施形態のシート後処理装置11と同一であるため、共通の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態のシート後処理装置11のアーム駆動機構91は、ローラ部材92の駆動源を兼ねて構成されている。すなわち、アーム駆動機構91は、ステッピングモータ93と、カム94と、ステッピングモータ93の駆動力をローラ部材92に伝達する第1のベルト部材95と、ローラ部材92に伝達された駆動力をカム94に伝達する第2のベルト部材96と、を備えている。
ローラ部材92の内部にワンウェイクラッチ92aが内蔵されている。ステッピングモータ93を正転させると、第1のベルト部材95の回転によって、ローラ部材92が用紙Pを送る方向に回転する。この場合、ワンウェイクラッチ92aが作用して、第2のベルト部材96は停止状態を維持する。このため、正転時にはローラ部材92のみ回転させることができる。
ステッピングモータ93を逆転させると、ローラ部材44が逆転するとともに、第2のベルト部材96が回転して、ステッピングモータ93の駆動力がアシストアーム43に伝達される。これにより、アシストアーム43を回動させることができる。なお、ローラ部材44が逆転する際には、ローラ部材44は昇降機構により上昇した状態にある。
第2の実施形態のシート後処理装置11によれば、ステッピングモータ93の正転および逆転を利用して、ローラ部材44とアシストアーム43とをそれぞれ駆動できる。これにより、個別に駆動源を設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。
本発明の第1の実施形態に係るシート後処理装置とMFP本体を示す断面図。 図1に示されたシート後処理装置の斜視図。 図2に示されたシート後処理装置のアクティブドロップ手段付近の斜視図。 図2に示されたシート後処理装置のアクティブドロップ手段を模式的に示す平面図。 図3に示されたアクティブドロップ手段のアシストアームとアーム駆動機構を示す側面図。 図2に示されたシート後処理装置の制御手段を示すブロック図。 図2に示されたシート後処理装置において2枚目の用紙が待機トレイに供給される途中の状態を示す断面図。 図2に示されたシート後処理装置において2枚目の用紙の後端がセンサを通過した状態の断面図。 図2に示されたシート後処理装置において2枚目の用紙が待機トレイに供給され終った状態の断面図。 図3に示されたアクティブドロップ手段の待機トレイが開く途中の状態を示す断面図。 図10に示された待機トレイが全開した状態を示す断面図。 図3に示されたアクティブドロップ手段の待機トレイが開く途中の状態を示す断面図。 図12に示された待機トレイが全開した状態を示す断面図。 図2に示されたシート後処理装置において待機トレイから処理トレイに用紙が落とされる状態を示す断面図。 図2に示されたシート後処理装置において用紙が処理トレイ上に供給された状態の断面図。 本発明の第2の実施形態に係るシート後処理装置のアシストアームとアーム駆動機構を示す側面図。
符号の説明
P…用紙、P´…用紙束、11…シート後処理装置、27…処理トレイ、28…ステイプラ、36…出口ローラ対(ローラ機構)、37…センサ、40…待機トレイ、41…トレイ駆動機構、44…ローラ部材、45…アーム駆動機構、46…トレイ部材

Claims (3)

  1. シートを幅方向および縦方向に整合してシート束を形成する処理トレイと、
    前記処理トレイの上方に前記幅方向に分かれて配置された一対のトレイ部材を有し、該トレイ部材が前記幅方向に移動可能であり、かつ、該トレイ部材上に前記シートを載置する第1の位置と該トレイ部材上の前記シートを該トレイ部材同士の間から前記処理トレイ上に落下させる第2の位置とにわたって移動する待機トレイと、
    前記トレイ部材を互いに同期して前記第1の位置と第2の位置とに移動させるトレイ駆動機構と、
    前記待機トレイの後端付近に配置され、前記シートをMFP本体側から前記待機トレイ上に供給するローラ機構と、
    前記ローラ機構の近傍で前記幅方向において前記シートの一端から他端に向かって延びるように配置され、前記シートが前記ローラ機構から前記待機トレイ上に供給される際に回動上昇して前記シートを待機トレイに導き、前記シートが前記待機トレイ上に供給された状態において回動降下することにより、前記トレイ部材が前記第1の位置から第2の位置に向かって移動する際に前記シートの後端部を前記処理トレイ方向に押さえるアシストアームと、
    前記アシストアームの前記回動上昇および回動降下を駆動するアーム駆動機構と、
    を具備したことを特徴とするシート後処理装置。
  2. 前記シートの後端を検出するセンサを前記ローラ機構の上流に具備し、
    前記アーム駆動機構は、前記センサが前記シートの後端を検出して所定時間経過した後、前記アシストアームを回動降下させることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  3. 前記シート束の形成を行わないシートを前記待機トレイから装置外部に排出するローラ部材を具備し、
    前記アーム駆動機構は、前記ローラ部材の回転を駆動することを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
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CN111747150A (zh) * 2019-03-27 2020-10-09 东芝泰格有限公司 片材处理装置

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