JP2004018126A - 用紙後処理装置と画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】プリントアウトの後処理完了までの時間を短縮する画像形成装置、用紙後処理装置、及び両者による画像形成システムを提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置から排出される画像記録体を、後処理手段により綴じ処理、パンチ処理、紙端断裁処理等の後処理を行い、そして画像形成装置と情報授受を行う通信手段を備えた用紙後処理装置において、
画像形成装置により後処理装置の起動処理要求が入力されると、後処理装置の起動処理の開始から終了までの必要時間を画像形成装置に出力することを特徴とする用紙後処理装置。
【選択図】 図2
【解決手段】画像形成装置から排出される画像記録体を、後処理手段により綴じ処理、パンチ処理、紙端断裁処理等の後処理を行い、そして画像形成装置と情報授受を行う通信手段を備えた用紙後処理装置において、
画像形成装置により後処理装置の起動処理要求が入力されると、後処理装置の起動処理の開始から終了までの必要時間を画像形成装置に出力することを特徴とする用紙後処理装置。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置と、用紙後処理装置と、両者を備えた画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、これらの複合機等の画像形成装置により画像が記録された記録用紙(画像記録体)を、用紙後処理装置により、例えば端綴じ処理、中綴じ処理、中折り処理、パンチ処理、紙端断裁処理(トリマー)等を行い、週刊誌のように製本化することが可能な、用紙後処理装置と画像形成装置とを備えた画像形成システムが提供されている。
【0003】
そして、このような従来の画像形成システムにおいては、画像形成装置がオペレータの画像形成開始指示操作により原稿画像の読み込みを開始し、画像処理を完了した段階で用紙後処理装置に対し後処理装置の起動処理要求を出力し、この要求により初めて用紙後処理装置が後処理装置の起動処理を開始していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、画像形成装置が露光・現像・転写・定着を完了してもまだ用紙後処理装置の起動処理が完了できず、結果的に露光前で画像形成装置を待たせることとなり、例えばファーストプリント分の綴じ処理(ステープル)完了までのシステム全体の時間が余分に掛かってしまうと言った欠点があった。
【0005】
本発明は上記の欠点に鑑み、プリントアウトの後処理完了までの時間を短縮する画像形成装置、用紙後処理装置、及び両者による画像形成システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
手段の説明に先立ち文言の説明を行う。
【0007】
後処理装置の起動処理とは、画像形成システムの操作部からオペレータが設定(指定)した、例えば記録紙のサイズ、必要な後処理機能(例えばステープル処理等)等の情報に基づき用紙後処理装置で行なうところの、例えば画像記録体の搬送路のガイド幅を指定された記録紙サイズに合致する位置に設定したり、切り替えゲートを指定された後処理機能に応じた搬送路で画像記録体が搬送されるように設定する等、指定された後処理に必要な各種負荷の準備動作を指す。
【0008】
又、初期イニシャル処理とは、後処理装置の起動処理に先立ち各種負荷を予め決められた原点に復帰させる準備動作を指す。
【0009】
画像形成装置の画像形成処理不可中とは、画像形成装置がウオームアップ(定着手段の加熱ローラの所定温度までの加熱)等、画像形成のための準備中で、まだ画像形成が不可能な期間内であることを指す。
【0010】
本発明の目的は、以下に示す発明によって達成される。
画像形成装置から排出される画像記録体を、後処理手段により綴じ処理、パンチ処理、紙端断裁処理等の後処理を行い、そして画像形成装置と情報授受を行う通信手段を備えた用紙後処理装置において、
画像形成装置により後処理装置の起動処理要求が入力されると、後処理装置の起動処理の開始から終了までの必要時間を画像形成装置に出力することを特徴とする用紙後処理装置。
【0011】
また、画像形成手段と、用紙搬送手段と、用紙収納手段と、用紙後処理装置との情報授受を行う通信手段とを有し、画像形成開始指示操作、及びモード選択操作が行われると、後処理装置の起動処理要求を出力する画像形成装置と、請求項1に記載する用紙後処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
【0012】
また、画像形成手段と、用紙搬送手段と、用紙収納手段と、用紙後処理装置との情報授受を行う通信手段とを有し、画像形成処理不可中に後処理装置の起動処理要求を用紙後処理装置に出力する画像形成装置と、請求項1に記載する用紙後処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の用紙後処理装置(以下後処理装置と称す)、及び後処理装置を備えた画像形成装置を図面に基づいて説明する。
【0014】
[画像形成システム]
図1は画像形成装置、後処理装置から成る画像形成システムの全体構成図である。
【0015】
[画像形成装置]
画像形成装置Aは、画像読み取り手段Bと、像担持体1、帯電手段2、像露光手段(画像入力部)3、現像手段4、転写手段5A、除電手段5B、分離爪5C、及びクリーニング手段5Dを有する画像形成手段Cと、記録紙及び画像記録体を搬送する搬送路、搬送ローラ、搬送方向を切り替える切り替えゲートを有する搬送手段Dと、記録紙を収納する用紙収納手段Eと、を備えている。
【0016】
原稿台上に載置された原稿の画像は、画像読み取り手段Bの光学系により読み取られる。CCDイメージセンサにより光電変換された信号は、画像処理部6において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、像露光手段3に信号を送る。
【0017】
帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行う。像露光手段3においては、半導体レーザからの出力光が原稿から読み取られた画像データに基づき、像担持体1に露光走査を行って潜像を形成する。該潜像は現像手段4により反転現像されて像担持体1上にトナー像を形成する。
【0018】
一方、用紙収納手段7Aから給紙された記録紙はレジストローラ7Fで一旦停止され、像担持体1上のトナー像と同期して転写位置へと送られる。転写位置において転写手段5Aにより前記トナー像が記録紙上に転写される。その後に、画像が形成された画像記録体(以下用紙と記す)Sは除電手段5Bにより裏面の電荷が消去され、分離爪5Cにより像担持体1から分離され、中間搬送部7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙部7Cから排出される。
【0019】
記録紙の両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転し、同様にして裏面に画像を形成し定着を行った後、排紙部7Cにより装置外に排出される。排紙部7Cから排出された用紙Sは、後処理装置FSの受入部11に送り込まれる。
【0020】
一方、像担持体1の用紙分離後の表面は、分離爪5Cの下流においてクリーニング手段5Dにより表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
【0021】
画像形成装置Aの上部前面側には、オペレータが画像形成開始指示操作、及び画像形成に関するモード、用紙後処理に関するモードを選択して設定する操作部9が配置されている。
【0022】
画像形成装置Aの上部には、原稿移動型読み取り方式の自動原稿送り装置を備えた画像読み取り手段Bが設置されている。
【0023】
図1の後処理装置の図番については後述する後処理装置の説明と同一のため省略する。
【0024】
[後処理装置]
用紙の後処理機能としては、ステイプル機能、折り機能、パンチ機能、製本機能等があるが、ここではステイプル機能を例に取り、以下に後処理装置の構成、動作、制御、及び画像形成装置との連携等について説明する。
【0025】
図2は、後処理装置の構成と用紙の搬送経路を示す断面図である。
図3は、平綴じ処理、端綴じ処理、中綴じ処理と、各綴じ手段を示す平面図である。
【0026】
後処理装置FSには、図示の上段に第1給紙装置20Aと第2給紙装置20Bと固定排紙台30が配置され、中段に穿孔手段40とシフト手段50と排紙手段60がほぼ水平をなす同一平面状に直列配置され、下段に綴じ手段(ステイプル手段)70と折り手段80が傾斜面をなす同一平面状に直列配置されている。
【0027】
また、後処理装置FSの図示左側面には、シフト処理済みの用紙及び端綴じ処理済みの用紙束を積載する昇降排紙台91と、三つ折り又は二つ折りに折り畳み処理された処理済み用紙束を積載する固定排紙台92とが配置されている。
【0028】
後処理装置FSは画像形成装置Aから搬出された用紙Sの受入部11が画像形成装置Aの排紙部7Cと合致するよう位置と高さが調節され設置されている。
【0029】
受入部11には、画像形成装置Aから画像形成処理された用紙Sが搬入される。
【0030】
・綴じ処理
図2において、画像形成装置Aの操作部(図示なし)において綴じ処理が設定されると、画像形成装置A内で画像形成処理されて、後処理装置FSの受入部11に送り込まれた画像形成済みの用紙Sは、穿孔手段40を通過し、切り換えゲートG2の下方の第3搬送路▲3▼に送り込まれ、搬送ローラ12に挟持されて下方に搬送される。
【0031】
第3搬送路▲3▼において、A4判、B5判より大きいサイズの最初の用紙Sが搬送されるとき、ソレノイドSDが駆動され、用紙Sは、切り換えゲートG3の図示左側の通紙路13Aを通過して、搬送ローラ14に挟持されて、下方に搬送される。用紙Sは、更に下流のレジストローラ15により挟持されて送り出され、傾斜配置された中間スタッカ71の上方空間に排出され、中間スタッカ71または中間スタッカ71上に積載された用紙Sの上面に接し、斜め上方に搬送される。
【0032】
用紙Sの進行方向後端部がレジストローラ15の挟持位置から排出されたのちには、用紙Sの自重により下降に転じ、中間スタッカ71の傾斜面上を搬送され、綴じ手段70近傍の端綴じ用可動ストッパ部材(以下、端綴じストッパと称す)72の用紙突き当て面に用紙Sの後端部が当接して停止する。
【0033】
第3搬送路▲3▼において、A4,B5判等の小サイズの用紙Sを、効率よく連続的に搬送してコピー生産性を向上させるため、可動の切り替えゲートG3と、切り替えゲートG3の図示左側の通紙路13Aに平行する通紙路13Bとを設ける。
【0034】
切り替えゲートG3に接続するソレノイドSDを駆動させると、通紙路13Aを閉止し、通紙路13Bを開放する。
【0035】
搬送ローラ12から送り出された1枚目の小サイズの用紙Sの先端部は、通紙路13Bを通過して、回転停止状態のレジストローラ15の周面に当接して停止する。
【0036】
次に、ソレノイドSDの通電がオフになり、切り換えゲートG3の先端部が時計方向に揺動し、通紙路13Bを閉止し、通紙路13Aを開放する。搬送ローラ12から送り出された2枚目の用紙Sの先端部は、通紙路13Aを通過して、回転停止状態のレジストローラ15の周面に当接して停止する。従って、レジストローラ15の挟持位置付近には、1枚目の用紙Sと2枚目の用紙Sの各先端部が重なって停止し、待機状態となる。
【0037】
所定のタイミングをとって、レジストローラ15が駆動回転し、2枚の用紙Sを挟持して同時に搬送し、中間スタッカ71上に排出する。3枚目以降は、レジストローラ15が用紙Sを1枚ずつ排出する。
【0038】
73は中間スタッカ71の両側面に移動可能に設けた一対の幅整合部材である。幅整合部材73は用紙搬送方向と直交する方向に移動可能であり、用紙Sが中間スタッカ71上に搬送される用紙受け入れ時には、用紙幅より広く開放され、中間スタッカ71上を搬送され、端綴じストッパ72に当接して停止するときには、用紙Sの幅方向の側縁を軽打して用紙Sの幅揃え(幅整合)を行う。この停止位置において、中間スタッカ71上に所定枚数の用紙Sが積載、整合されると、綴じ手段70により綴じ合わせ処理が行われ、用紙Sが綴じ合わされる。
【0039】
前記中間スタッカ71の用紙積載面の一部には切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ74Aと従動プーリ74Bに巻回された複数の排出ベルト74Cが図示の方向に駆動される。排出ベルト74Cの一部には、排出爪74Dが排出ベルト74Cと一体に形成されていて、ベルトが駆動されるとその先端部は長円軌跡を描く。綴じ処理された用紙Sは、排出ベルト74Cの排出爪74Dにより用紙Sの後端部が保持されて、排出ベルト74C上に載せられ、中間スタッカ71の載置面上を滑走して斜め上方に押し上げられ、排紙手段60の排出ローラ61の挟持位置に進行する。回転する排出ローラ61に挟持された用紙Sは、昇降排紙台91上に排出、積載される。
【0040】
・端綴じ処理
図3(a)は、用紙束の側縁辺の近傍で中央振り分け2箇所に綴じ針を打針して平綴じ処理する綴じ手段の平面図、図3(b)は、用紙束のコーナ部近傍の1箇所に綴じ針を打針して端綴じ処理する綴じ手段の平面図である。
【0041】
図2において、綴じ手段70は、打針機構70Aと受針機構70Bとの2分割構造に構成され、その中間に、用紙Sが通過可能な通紙路75を形成している。
【0042】
綴じ手段70は用紙搬送方向に直交する方向に2組配置されて図示しない駆動手段により用紙搬送方向に直交する方向に移動され、図3(a)において用紙端aが端綴じストッパ72に位置規制され、用紙Sの全頁から成る用紙束Saの用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打つ。また、図3(b)において綴じ手段70は、揺動回転可能に支持され、用紙サイズに対応して用紙束Saのコーナ部1箇所に綴じ針SPを打つ。
【0043】
・中綴じ処理
図3(c)は、用紙束の搬送方向中央部で用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ針を打針して中綴じ処理する綴じ手段の平面図である。
【0044】
図2、3において、綴じ手段70は、用紙束Saの搬送方向中央部の折り目cで、用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打つ(中綴じ処理)。
【0045】
中綴じモードに設定されると、図2において綴じ手段70の綴じ処理位置(綴じ針の打針位置)近傍の端綴じストッパ72が搬送路から待避し、ほぼ同時にそれより下流の中綴じ中折り兼用可動ストッパ部材(以下、中綴じ中折りストッパと称す)76が通紙路75の延長面方向に移動して、通紙路75を遮断する。
【0046】
中綴じ中折りストッパ76を有する中綴じストッパユニットは、用紙Sのサイズ(搬送方向の長さ)の設定に基づき中綴じ処理する用紙Sの下方の端部に当接する位置に移動して停止する。
【0047】
画像形成装置Aから搬出された用紙Sが、後処理装置FSの受入部11から第3搬送路▲3▼を通過して、中間スタッカ71上に順次積載され、用紙Sの先端部が中綴じ中折りストッパ76に当接して位置決めされる。
【0048】
最終の用紙Sが中間スタッカ71上に位置決め載置された後、用紙Sから成る用紙束に綴じ手段70による中綴じ処理を行う。この中綴じ処理により、用紙束Saの搬送方向の中央部に綴じ針SPが打ち込まれる。綴じ針SPは綴じ針駆動側の打針機構70Aから、綴じ針の受針機構70Bに向けて打ち込まれる。
【0049】
そして、図3(c)において、必要に応じ中綴じされた用紙束Saは図2の折り手段80により用紙束Saの中央cで折り込まれ、固定排紙台92へ排出される。
【0050】
[画像形成装置と後処理装置の制御]
図4は、画像形成装置と後処理装置の制御を示すブロック図である。
【0051】
図4において、Aは画像形成装置、101は画像形成装置のI/O入力部で、画像形成装置Aの図示しない機械負荷の動作確認センサ、用紙の搬送位置検知センサ等各種センサの検知情報、又操作部の操作スイッチ等の動作情報が入力され、1次処理を行い、例えば用紙の搬送位置情報等を主制御手段100に出力する。
【0052】
102は画像形成装置のI/O出力部で、主制御手段100に接続され、主制御手段100の出力に応じ、画像形成装置Aの図示しないモータや各種ソレノイド等の機械負荷、及び表示装置等の駆動を行い、例えば用紙の搬送等を行う。
【0053】
103は画像形成装置の記憶手段で、画像形成装置の制御プログラム、各種画像処理に関するデータ、画像の露光開始から排紙するまでの時間データ、後処理装置FSとの連携に関するプログラム等が予め記憶されている。そして主制御手段100が、必要に応じ記憶手段103の記憶内容を読み出し、上述した画像形成装置の制御、及び後述する画像形成装置と後処理装置の連携に関する制御を行う。
【0054】
104は画像形成装置の通信手段で、主制御手段100により、後処理装置FSとの情報授受を行なう。
【0055】
ここで、更にインターネット等を介し外部からの画像データの入力を行っても良い。
【0056】
そして、201は後処理装置のI/O入力部で、後処理装置FSの図示しない機械負荷の動作確認センサ、用紙の搬送位置検知センサ等各種センサ等の検知情報が入力され、1次処理を行い、例えば用紙の搬送位置情報等を後処理制御手段200に出力する。
【0057】
202は後処理装置のI/O出力部で、後処理制御手段200に接続され、後処理制御手段200の出力に応じ、後処理装置FSの図示しないモータや各種ソレノイド等の機械負荷の駆動を行い、例えば用紙の搬送の制御等を行う。
【0058】
203は後処理装置の記憶手段で、後処理装置の制御プログラム、後処理装置の起動処理の開始から終了までの時間データ、画像形成装置との連携に関するプログラム等が予め記憶されている。そして後処理制御手段200が、必要に応じ記憶手段203の記憶内容を読み出し、上述した後処理装置の制御、及び後述する画像形成装置と後処理装置の連携に関する制御を行う。
【0059】
204は後処理装置の通信手段で、後処理制御手段200により画像形成装置Aとの情報授受を行なう。
【0060】
以上により、情報の授受が相互に行われ、以下に記述する画像形成装置Aと後処理装置FSの連携運転が可能となり、画像形成システムとして一体的な動作が可能となる。
【0061】
図5は画像形成装置と後処理装置の連携を示す梯子図である。
以下、図5を参照して画像形成システムとして、画像形成装置Aと後処理装置FSとを一体的に連携して制御する方法について説明する。
【0062】
(1)画像形成装置の操作パネル等の電源スイッチがONされると、画像形成装置がONとなり、後処理装置に給電する。そして後処理装置はこれを受電し電源ONとなると同時に、後処理制御手段が制御を開始する。
【0063】
(2)画像形成装置が電源ONとなると、主制御手段が制御を開始し、主制御手段は後処理装置へ通信手段を介し初期イニシャル要求を送信する。
【0064】
(3)後処理装置は通信手段により初期イニシャル要求を受信すると、例えば用紙の搬送路のガイドや切り替えゲートを原点位置に復帰させる初期イニシャル処理を実行する。
【0065】
ここで後処理制御手段は、記憶手段に予め記憶された後処理装置の制御プログラムを読み出し、I/O入力部から入力される各種負荷の位置情報等を読み込み、そのプログラムに従いI/O出力部を介しモータ、ソレノイド等の各種負荷を駆動し、初期イニシャル処理を実行する。
【0066】
(4)画像形成装置の主制御手段は制御を開始すると、例えば定着手段の加熱ローラを所定温度になるまで加熱する等の、ウオームアップを実行する。
【0067】
(5)画像形成装置はウオームアップが完了すると、オペレータからのコピー起動操作が可能となりスタンバイ状態となる。
【0068】
オペレータが画像形成装置の操作部からコピー起動操作(画像形成開始指示操作(コピー起動操作)、モード選択操作(用紙サイズ指定、後処理機能指定、等)、コピー濃度指定、等)を行うと、主制御手段はコピー起動操作の各種指定内容等を読み込む。そして、画像読み取り手段を制御して原稿画像を読み込ませ、次いで画像処理部でオペレータから指定された、例えば用紙サイズ指定、コピー濃度指定等に基づき、画像処理部に読み込んだ原稿画像の画像処理を実行させる。
【0069】
(6)コピー起動操作が行われると主制御装置は後処理装置に通信手段を介し後処理装置の起動処理要求(後処理装置の起動処理開始指示、用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の情報)を送信する(以下後処理装置の起動処理要求を起動処理要求と記す)。
【0070】
後処理制御手段は、通信手段により起動処理要求を受信すると、用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の情報に基づき、後処理装置の起動処理の開始から終了までに必要な起動処理時間T1(例えば10秒)を算出し、画像形成装置に起動処理時間T1を通信手段を介し送信する。
【0071】
そして同時に、後処理制御手段は、記憶手段に予め記憶された後処理装置の制御プログラムを読み出し、I/O入力部から入力される各種負荷の位置情報等を読み込み、そのプログラムに従いI/O出力部を介しモータ、ソレノイド等の各種負荷を駆動し後処理装置の起動処理を実行させる。
【0072】
ここで、T1の算出は、用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の組み合わせに対する起動処理時間のテーブルを予め記憶手段に記憶させ、このテーブルからオペレータに指定された所定の組み合わせに対応する起動処理時間T1を読み出すことにより可能となる。
【0073】
(7)画像形成装置は、通信手段で画像形成装置から起動処理時間T1を受信する。そして、主制御手段は像担持体に画像を露光開始してから現像・転写・定着を行い排紙するまでの必要時間であるところの排出時間T2(例えば4秒)を算出する。
【0074】
次いで、主制御手段は起動処理時間T1から排出時間T2を差し引き、画像処理を完了してから露光開始するまでの待ち時間T3(例えば6秒)を算出する(T3=T1−T2)。
【0075】
ここで、T2の算出は、用紙サイズ指定、単色/カラー指定、等の組み合わせに対する排出時間のテーブルを予め記憶手段に記憶させ、このテーブルからオペレータに指定された所定の組み合わせに対応する排出時間T2を読み出すことにより可能となる。
【0076】
(8)主制御手段は、画像処理完了後待ち時間T3(例えば6秒)経過後、画像処理された画像を像担持体に露光開始し、又図1においてレジストローラ7Fまで搬送されていた用紙を、像担持体上の像露光位置に同期するようにレジストローラ7Fを回転開始させ転写位置に給紙を行う。
【0077】
(9)更に主制御手段は通常行なわれる露光、現像、転写、分離、定着処理を行い、定着された用紙を後処理装置に排紙(給紙)する。
【0078】
(10)後処理制御手段は給紙された用紙をオペレータから入力された後処理機能の指定(例えば綴じ処理)、等の情報に基づき[後処理装置]・綴じ処理の項で説明した方法で綴じ処理を行ない、綴じ処理完了後、排紙台に排出する。
【0079】
以上により、画像処理完了後後処理装置の起動処理が完了するまで画像形成装置を長時間待たせることなく、後処理装置の起動処理完了と同時に露光が開始できるため、ファーストプリント時も後処理装置の起動処理完了のための待ち時間がなくなり、ファーストプリントの時間短縮が可能となる。
【0080】
図6は画像形成装置と後処理装置の連携を示す梯子図である。
前述したファーストプリント時間短縮方法と異なる、別のファーストプリント時間短縮方法について以下に図6を参照して説明する。
【0081】
但し、前述の説明と同様な部分が多いため同様な部分の説明は省略する。
この場合は、画像形成装置がウオームアップ中、等、画像形成処理が不可能な時期にオペレータから少なくとも用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の後処理に関する情報が入力された場合を前提とする。
【0082】
(1)〜(4)は同様のため説明は行わない。
(5)主制御手段がウオームアップを実行中(画像形成処理不可中)に、オペレータからの画像形成開始指示操作及びモード選択操作により、少なくとも用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の後処理に関する情報が入力された場合、主制御手段は通信手段を介し後処理装置に起動処理要求を送信し、ウオームアップ処理を継続させる。
【0083】
(6)後処理制御手段は、通信手段により起動処理要求を受信すると、用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の情報に基づき、前述した方法と同様にして後処理装置の起動処理を実行する。
【0084】
(7)画像形成装置はウオームアップが完了すると、オペレータからのコピー起動操作が可能となりスタンバイ状態となる。
【0085】
オペレータが画像形成装置の操作部からのコピー起動操作(起動操作、用紙サイズ指定、コピー濃度指定、等)を行うと、主制御手段はコピー起動操作内容を読み込み、画像読み取り手段を制御して原稿画像を読み込み、次いで画像処理部でオペレータから指定された例えば用紙サイズ指定、コピー濃度指定等に基づき、読み込んだ原稿画像に対し画像処理部で画像処理を行う。
【0086】
(8)更に主制御手段は通常行なわれる露光、現像、転写、分離、定着処理を行い、定着された用紙を後処理装置に排紙(給紙)する。
【0087】
(9)後処理制御手段は給紙された用紙を(5)又は(7)で入力された後処理機能(例えば綴じ処理)、等の情報に基づき[後処理装置]・綴じ処理の項で説明した方法で綴じ処理を行ない、綴じ処理完了後、排紙台に排出する。
【0088】
以上により、画像処理完了後後処理装置の起動処理が完了するまで画像形成装置を長時間待たせることなく、少なくとも画像形成装置の排紙前に後処理装置の後処理装置の起動処理処理が完了できるため、ファーストプリント時も後処理装置の起動処理処理完了のための待ち時間がなくなり、ファーストプリントの時間短縮が可能となる。
【0089】
【発明の効果】
本発明の後処理装置と画像形成装置と、それらが連携した画像形成システムとにより、第1プリントアウト時も、後処理装置の起動処理完了のための画像形成装置の待ち時間がなくなり、第1プリントアウトの時間短縮が可能となる、という効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置、後処理装置から成る画像形成システムの全体構成図である。
【図2】後処理装置の構成と用紙の搬送経路を示す断面図である。
【図3】平綴じ処理、端綴じ処理、中綴じ処理と、各綴じ手段を示す平面図である。
【図4】画像形成装置と後処理装置の制御を示すブロック図である。
【図5】画像形成装置と後処理装置の連携を示す梯子図である。
【図6】画像形成装置と後処理装置の連携を示す梯子図である。
【符号の説明】
9 操作部
11 受入部
70 綴じ手段(ステイプル手段)
100 主制御手段
104,204 通信手段
200 後処理制御手段
A 画像形成装置
FS 用紙後処理装置(後処理装置)
G1,G2,G3 切り替えゲート
S 画像記録体(用紙)
Sa 用紙束
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置と、用紙後処理装置と、両者を備えた画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、これらの複合機等の画像形成装置により画像が記録された記録用紙(画像記録体)を、用紙後処理装置により、例えば端綴じ処理、中綴じ処理、中折り処理、パンチ処理、紙端断裁処理(トリマー)等を行い、週刊誌のように製本化することが可能な、用紙後処理装置と画像形成装置とを備えた画像形成システムが提供されている。
【0003】
そして、このような従来の画像形成システムにおいては、画像形成装置がオペレータの画像形成開始指示操作により原稿画像の読み込みを開始し、画像処理を完了した段階で用紙後処理装置に対し後処理装置の起動処理要求を出力し、この要求により初めて用紙後処理装置が後処理装置の起動処理を開始していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、画像形成装置が露光・現像・転写・定着を完了してもまだ用紙後処理装置の起動処理が完了できず、結果的に露光前で画像形成装置を待たせることとなり、例えばファーストプリント分の綴じ処理(ステープル)完了までのシステム全体の時間が余分に掛かってしまうと言った欠点があった。
【0005】
本発明は上記の欠点に鑑み、プリントアウトの後処理完了までの時間を短縮する画像形成装置、用紙後処理装置、及び両者による画像形成システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
手段の説明に先立ち文言の説明を行う。
【0007】
後処理装置の起動処理とは、画像形成システムの操作部からオペレータが設定(指定)した、例えば記録紙のサイズ、必要な後処理機能(例えばステープル処理等)等の情報に基づき用紙後処理装置で行なうところの、例えば画像記録体の搬送路のガイド幅を指定された記録紙サイズに合致する位置に設定したり、切り替えゲートを指定された後処理機能に応じた搬送路で画像記録体が搬送されるように設定する等、指定された後処理に必要な各種負荷の準備動作を指す。
【0008】
又、初期イニシャル処理とは、後処理装置の起動処理に先立ち各種負荷を予め決められた原点に復帰させる準備動作を指す。
【0009】
画像形成装置の画像形成処理不可中とは、画像形成装置がウオームアップ(定着手段の加熱ローラの所定温度までの加熱)等、画像形成のための準備中で、まだ画像形成が不可能な期間内であることを指す。
【0010】
本発明の目的は、以下に示す発明によって達成される。
画像形成装置から排出される画像記録体を、後処理手段により綴じ処理、パンチ処理、紙端断裁処理等の後処理を行い、そして画像形成装置と情報授受を行う通信手段を備えた用紙後処理装置において、
画像形成装置により後処理装置の起動処理要求が入力されると、後処理装置の起動処理の開始から終了までの必要時間を画像形成装置に出力することを特徴とする用紙後処理装置。
【0011】
また、画像形成手段と、用紙搬送手段と、用紙収納手段と、用紙後処理装置との情報授受を行う通信手段とを有し、画像形成開始指示操作、及びモード選択操作が行われると、後処理装置の起動処理要求を出力する画像形成装置と、請求項1に記載する用紙後処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
【0012】
また、画像形成手段と、用紙搬送手段と、用紙収納手段と、用紙後処理装置との情報授受を行う通信手段とを有し、画像形成処理不可中に後処理装置の起動処理要求を用紙後処理装置に出力する画像形成装置と、請求項1に記載する用紙後処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の用紙後処理装置(以下後処理装置と称す)、及び後処理装置を備えた画像形成装置を図面に基づいて説明する。
【0014】
[画像形成システム]
図1は画像形成装置、後処理装置から成る画像形成システムの全体構成図である。
【0015】
[画像形成装置]
画像形成装置Aは、画像読み取り手段Bと、像担持体1、帯電手段2、像露光手段(画像入力部)3、現像手段4、転写手段5A、除電手段5B、分離爪5C、及びクリーニング手段5Dを有する画像形成手段Cと、記録紙及び画像記録体を搬送する搬送路、搬送ローラ、搬送方向を切り替える切り替えゲートを有する搬送手段Dと、記録紙を収納する用紙収納手段Eと、を備えている。
【0016】
原稿台上に載置された原稿の画像は、画像読み取り手段Bの光学系により読み取られる。CCDイメージセンサにより光電変換された信号は、画像処理部6において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、像露光手段3に信号を送る。
【0017】
帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行う。像露光手段3においては、半導体レーザからの出力光が原稿から読み取られた画像データに基づき、像担持体1に露光走査を行って潜像を形成する。該潜像は現像手段4により反転現像されて像担持体1上にトナー像を形成する。
【0018】
一方、用紙収納手段7Aから給紙された記録紙はレジストローラ7Fで一旦停止され、像担持体1上のトナー像と同期して転写位置へと送られる。転写位置において転写手段5Aにより前記トナー像が記録紙上に転写される。その後に、画像が形成された画像記録体(以下用紙と記す)Sは除電手段5Bにより裏面の電荷が消去され、分離爪5Cにより像担持体1から分離され、中間搬送部7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙部7Cから排出される。
【0019】
記録紙の両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り替え板7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転し、同様にして裏面に画像を形成し定着を行った後、排紙部7Cにより装置外に排出される。排紙部7Cから排出された用紙Sは、後処理装置FSの受入部11に送り込まれる。
【0020】
一方、像担持体1の用紙分離後の表面は、分離爪5Cの下流においてクリーニング手段5Dにより表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
【0021】
画像形成装置Aの上部前面側には、オペレータが画像形成開始指示操作、及び画像形成に関するモード、用紙後処理に関するモードを選択して設定する操作部9が配置されている。
【0022】
画像形成装置Aの上部には、原稿移動型読み取り方式の自動原稿送り装置を備えた画像読み取り手段Bが設置されている。
【0023】
図1の後処理装置の図番については後述する後処理装置の説明と同一のため省略する。
【0024】
[後処理装置]
用紙の後処理機能としては、ステイプル機能、折り機能、パンチ機能、製本機能等があるが、ここではステイプル機能を例に取り、以下に後処理装置の構成、動作、制御、及び画像形成装置との連携等について説明する。
【0025】
図2は、後処理装置の構成と用紙の搬送経路を示す断面図である。
図3は、平綴じ処理、端綴じ処理、中綴じ処理と、各綴じ手段を示す平面図である。
【0026】
後処理装置FSには、図示の上段に第1給紙装置20Aと第2給紙装置20Bと固定排紙台30が配置され、中段に穿孔手段40とシフト手段50と排紙手段60がほぼ水平をなす同一平面状に直列配置され、下段に綴じ手段(ステイプル手段)70と折り手段80が傾斜面をなす同一平面状に直列配置されている。
【0027】
また、後処理装置FSの図示左側面には、シフト処理済みの用紙及び端綴じ処理済みの用紙束を積載する昇降排紙台91と、三つ折り又は二つ折りに折り畳み処理された処理済み用紙束を積載する固定排紙台92とが配置されている。
【0028】
後処理装置FSは画像形成装置Aから搬出された用紙Sの受入部11が画像形成装置Aの排紙部7Cと合致するよう位置と高さが調節され設置されている。
【0029】
受入部11には、画像形成装置Aから画像形成処理された用紙Sが搬入される。
【0030】
・綴じ処理
図2において、画像形成装置Aの操作部(図示なし)において綴じ処理が設定されると、画像形成装置A内で画像形成処理されて、後処理装置FSの受入部11に送り込まれた画像形成済みの用紙Sは、穿孔手段40を通過し、切り換えゲートG2の下方の第3搬送路▲3▼に送り込まれ、搬送ローラ12に挟持されて下方に搬送される。
【0031】
第3搬送路▲3▼において、A4判、B5判より大きいサイズの最初の用紙Sが搬送されるとき、ソレノイドSDが駆動され、用紙Sは、切り換えゲートG3の図示左側の通紙路13Aを通過して、搬送ローラ14に挟持されて、下方に搬送される。用紙Sは、更に下流のレジストローラ15により挟持されて送り出され、傾斜配置された中間スタッカ71の上方空間に排出され、中間スタッカ71または中間スタッカ71上に積載された用紙Sの上面に接し、斜め上方に搬送される。
【0032】
用紙Sの進行方向後端部がレジストローラ15の挟持位置から排出されたのちには、用紙Sの自重により下降に転じ、中間スタッカ71の傾斜面上を搬送され、綴じ手段70近傍の端綴じ用可動ストッパ部材(以下、端綴じストッパと称す)72の用紙突き当て面に用紙Sの後端部が当接して停止する。
【0033】
第3搬送路▲3▼において、A4,B5判等の小サイズの用紙Sを、効率よく連続的に搬送してコピー生産性を向上させるため、可動の切り替えゲートG3と、切り替えゲートG3の図示左側の通紙路13Aに平行する通紙路13Bとを設ける。
【0034】
切り替えゲートG3に接続するソレノイドSDを駆動させると、通紙路13Aを閉止し、通紙路13Bを開放する。
【0035】
搬送ローラ12から送り出された1枚目の小サイズの用紙Sの先端部は、通紙路13Bを通過して、回転停止状態のレジストローラ15の周面に当接して停止する。
【0036】
次に、ソレノイドSDの通電がオフになり、切り換えゲートG3の先端部が時計方向に揺動し、通紙路13Bを閉止し、通紙路13Aを開放する。搬送ローラ12から送り出された2枚目の用紙Sの先端部は、通紙路13Aを通過して、回転停止状態のレジストローラ15の周面に当接して停止する。従って、レジストローラ15の挟持位置付近には、1枚目の用紙Sと2枚目の用紙Sの各先端部が重なって停止し、待機状態となる。
【0037】
所定のタイミングをとって、レジストローラ15が駆動回転し、2枚の用紙Sを挟持して同時に搬送し、中間スタッカ71上に排出する。3枚目以降は、レジストローラ15が用紙Sを1枚ずつ排出する。
【0038】
73は中間スタッカ71の両側面に移動可能に設けた一対の幅整合部材である。幅整合部材73は用紙搬送方向と直交する方向に移動可能であり、用紙Sが中間スタッカ71上に搬送される用紙受け入れ時には、用紙幅より広く開放され、中間スタッカ71上を搬送され、端綴じストッパ72に当接して停止するときには、用紙Sの幅方向の側縁を軽打して用紙Sの幅揃え(幅整合)を行う。この停止位置において、中間スタッカ71上に所定枚数の用紙Sが積載、整合されると、綴じ手段70により綴じ合わせ処理が行われ、用紙Sが綴じ合わされる。
【0039】
前記中間スタッカ71の用紙積載面の一部には切り欠き部が形成されていて、駆動プーリ74Aと従動プーリ74Bに巻回された複数の排出ベルト74Cが図示の方向に駆動される。排出ベルト74Cの一部には、排出爪74Dが排出ベルト74Cと一体に形成されていて、ベルトが駆動されるとその先端部は長円軌跡を描く。綴じ処理された用紙Sは、排出ベルト74Cの排出爪74Dにより用紙Sの後端部が保持されて、排出ベルト74C上に載せられ、中間スタッカ71の載置面上を滑走して斜め上方に押し上げられ、排紙手段60の排出ローラ61の挟持位置に進行する。回転する排出ローラ61に挟持された用紙Sは、昇降排紙台91上に排出、積載される。
【0040】
・端綴じ処理
図3(a)は、用紙束の側縁辺の近傍で中央振り分け2箇所に綴じ針を打針して平綴じ処理する綴じ手段の平面図、図3(b)は、用紙束のコーナ部近傍の1箇所に綴じ針を打針して端綴じ処理する綴じ手段の平面図である。
【0041】
図2において、綴じ手段70は、打針機構70Aと受針機構70Bとの2分割構造に構成され、その中間に、用紙Sが通過可能な通紙路75を形成している。
【0042】
綴じ手段70は用紙搬送方向に直交する方向に2組配置されて図示しない駆動手段により用紙搬送方向に直交する方向に移動され、図3(a)において用紙端aが端綴じストッパ72に位置規制され、用紙Sの全頁から成る用紙束Saの用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打つ。また、図3(b)において綴じ手段70は、揺動回転可能に支持され、用紙サイズに対応して用紙束Saのコーナ部1箇所に綴じ針SPを打つ。
【0043】
・中綴じ処理
図3(c)は、用紙束の搬送方向中央部で用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ針を打針して中綴じ処理する綴じ手段の平面図である。
【0044】
図2、3において、綴じ手段70は、用紙束Saの搬送方向中央部の折り目cで、用紙幅方向の中央振り分け2箇所に綴じ針SPを打つ(中綴じ処理)。
【0045】
中綴じモードに設定されると、図2において綴じ手段70の綴じ処理位置(綴じ針の打針位置)近傍の端綴じストッパ72が搬送路から待避し、ほぼ同時にそれより下流の中綴じ中折り兼用可動ストッパ部材(以下、中綴じ中折りストッパと称す)76が通紙路75の延長面方向に移動して、通紙路75を遮断する。
【0046】
中綴じ中折りストッパ76を有する中綴じストッパユニットは、用紙Sのサイズ(搬送方向の長さ)の設定に基づき中綴じ処理する用紙Sの下方の端部に当接する位置に移動して停止する。
【0047】
画像形成装置Aから搬出された用紙Sが、後処理装置FSの受入部11から第3搬送路▲3▼を通過して、中間スタッカ71上に順次積載され、用紙Sの先端部が中綴じ中折りストッパ76に当接して位置決めされる。
【0048】
最終の用紙Sが中間スタッカ71上に位置決め載置された後、用紙Sから成る用紙束に綴じ手段70による中綴じ処理を行う。この中綴じ処理により、用紙束Saの搬送方向の中央部に綴じ針SPが打ち込まれる。綴じ針SPは綴じ針駆動側の打針機構70Aから、綴じ針の受針機構70Bに向けて打ち込まれる。
【0049】
そして、図3(c)において、必要に応じ中綴じされた用紙束Saは図2の折り手段80により用紙束Saの中央cで折り込まれ、固定排紙台92へ排出される。
【0050】
[画像形成装置と後処理装置の制御]
図4は、画像形成装置と後処理装置の制御を示すブロック図である。
【0051】
図4において、Aは画像形成装置、101は画像形成装置のI/O入力部で、画像形成装置Aの図示しない機械負荷の動作確認センサ、用紙の搬送位置検知センサ等各種センサの検知情報、又操作部の操作スイッチ等の動作情報が入力され、1次処理を行い、例えば用紙の搬送位置情報等を主制御手段100に出力する。
【0052】
102は画像形成装置のI/O出力部で、主制御手段100に接続され、主制御手段100の出力に応じ、画像形成装置Aの図示しないモータや各種ソレノイド等の機械負荷、及び表示装置等の駆動を行い、例えば用紙の搬送等を行う。
【0053】
103は画像形成装置の記憶手段で、画像形成装置の制御プログラム、各種画像処理に関するデータ、画像の露光開始から排紙するまでの時間データ、後処理装置FSとの連携に関するプログラム等が予め記憶されている。そして主制御手段100が、必要に応じ記憶手段103の記憶内容を読み出し、上述した画像形成装置の制御、及び後述する画像形成装置と後処理装置の連携に関する制御を行う。
【0054】
104は画像形成装置の通信手段で、主制御手段100により、後処理装置FSとの情報授受を行なう。
【0055】
ここで、更にインターネット等を介し外部からの画像データの入力を行っても良い。
【0056】
そして、201は後処理装置のI/O入力部で、後処理装置FSの図示しない機械負荷の動作確認センサ、用紙の搬送位置検知センサ等各種センサ等の検知情報が入力され、1次処理を行い、例えば用紙の搬送位置情報等を後処理制御手段200に出力する。
【0057】
202は後処理装置のI/O出力部で、後処理制御手段200に接続され、後処理制御手段200の出力に応じ、後処理装置FSの図示しないモータや各種ソレノイド等の機械負荷の駆動を行い、例えば用紙の搬送の制御等を行う。
【0058】
203は後処理装置の記憶手段で、後処理装置の制御プログラム、後処理装置の起動処理の開始から終了までの時間データ、画像形成装置との連携に関するプログラム等が予め記憶されている。そして後処理制御手段200が、必要に応じ記憶手段203の記憶内容を読み出し、上述した後処理装置の制御、及び後述する画像形成装置と後処理装置の連携に関する制御を行う。
【0059】
204は後処理装置の通信手段で、後処理制御手段200により画像形成装置Aとの情報授受を行なう。
【0060】
以上により、情報の授受が相互に行われ、以下に記述する画像形成装置Aと後処理装置FSの連携運転が可能となり、画像形成システムとして一体的な動作が可能となる。
【0061】
図5は画像形成装置と後処理装置の連携を示す梯子図である。
以下、図5を参照して画像形成システムとして、画像形成装置Aと後処理装置FSとを一体的に連携して制御する方法について説明する。
【0062】
(1)画像形成装置の操作パネル等の電源スイッチがONされると、画像形成装置がONとなり、後処理装置に給電する。そして後処理装置はこれを受電し電源ONとなると同時に、後処理制御手段が制御を開始する。
【0063】
(2)画像形成装置が電源ONとなると、主制御手段が制御を開始し、主制御手段は後処理装置へ通信手段を介し初期イニシャル要求を送信する。
【0064】
(3)後処理装置は通信手段により初期イニシャル要求を受信すると、例えば用紙の搬送路のガイドや切り替えゲートを原点位置に復帰させる初期イニシャル処理を実行する。
【0065】
ここで後処理制御手段は、記憶手段に予め記憶された後処理装置の制御プログラムを読み出し、I/O入力部から入力される各種負荷の位置情報等を読み込み、そのプログラムに従いI/O出力部を介しモータ、ソレノイド等の各種負荷を駆動し、初期イニシャル処理を実行する。
【0066】
(4)画像形成装置の主制御手段は制御を開始すると、例えば定着手段の加熱ローラを所定温度になるまで加熱する等の、ウオームアップを実行する。
【0067】
(5)画像形成装置はウオームアップが完了すると、オペレータからのコピー起動操作が可能となりスタンバイ状態となる。
【0068】
オペレータが画像形成装置の操作部からコピー起動操作(画像形成開始指示操作(コピー起動操作)、モード選択操作(用紙サイズ指定、後処理機能指定、等)、コピー濃度指定、等)を行うと、主制御手段はコピー起動操作の各種指定内容等を読み込む。そして、画像読み取り手段を制御して原稿画像を読み込ませ、次いで画像処理部でオペレータから指定された、例えば用紙サイズ指定、コピー濃度指定等に基づき、画像処理部に読み込んだ原稿画像の画像処理を実行させる。
【0069】
(6)コピー起動操作が行われると主制御装置は後処理装置に通信手段を介し後処理装置の起動処理要求(後処理装置の起動処理開始指示、用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の情報)を送信する(以下後処理装置の起動処理要求を起動処理要求と記す)。
【0070】
後処理制御手段は、通信手段により起動処理要求を受信すると、用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の情報に基づき、後処理装置の起動処理の開始から終了までに必要な起動処理時間T1(例えば10秒)を算出し、画像形成装置に起動処理時間T1を通信手段を介し送信する。
【0071】
そして同時に、後処理制御手段は、記憶手段に予め記憶された後処理装置の制御プログラムを読み出し、I/O入力部から入力される各種負荷の位置情報等を読み込み、そのプログラムに従いI/O出力部を介しモータ、ソレノイド等の各種負荷を駆動し後処理装置の起動処理を実行させる。
【0072】
ここで、T1の算出は、用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の組み合わせに対する起動処理時間のテーブルを予め記憶手段に記憶させ、このテーブルからオペレータに指定された所定の組み合わせに対応する起動処理時間T1を読み出すことにより可能となる。
【0073】
(7)画像形成装置は、通信手段で画像形成装置から起動処理時間T1を受信する。そして、主制御手段は像担持体に画像を露光開始してから現像・転写・定着を行い排紙するまでの必要時間であるところの排出時間T2(例えば4秒)を算出する。
【0074】
次いで、主制御手段は起動処理時間T1から排出時間T2を差し引き、画像処理を完了してから露光開始するまでの待ち時間T3(例えば6秒)を算出する(T3=T1−T2)。
【0075】
ここで、T2の算出は、用紙サイズ指定、単色/カラー指定、等の組み合わせに対する排出時間のテーブルを予め記憶手段に記憶させ、このテーブルからオペレータに指定された所定の組み合わせに対応する排出時間T2を読み出すことにより可能となる。
【0076】
(8)主制御手段は、画像処理完了後待ち時間T3(例えば6秒)経過後、画像処理された画像を像担持体に露光開始し、又図1においてレジストローラ7Fまで搬送されていた用紙を、像担持体上の像露光位置に同期するようにレジストローラ7Fを回転開始させ転写位置に給紙を行う。
【0077】
(9)更に主制御手段は通常行なわれる露光、現像、転写、分離、定着処理を行い、定着された用紙を後処理装置に排紙(給紙)する。
【0078】
(10)後処理制御手段は給紙された用紙をオペレータから入力された後処理機能の指定(例えば綴じ処理)、等の情報に基づき[後処理装置]・綴じ処理の項で説明した方法で綴じ処理を行ない、綴じ処理完了後、排紙台に排出する。
【0079】
以上により、画像処理完了後後処理装置の起動処理が完了するまで画像形成装置を長時間待たせることなく、後処理装置の起動処理完了と同時に露光が開始できるため、ファーストプリント時も後処理装置の起動処理完了のための待ち時間がなくなり、ファーストプリントの時間短縮が可能となる。
【0080】
図6は画像形成装置と後処理装置の連携を示す梯子図である。
前述したファーストプリント時間短縮方法と異なる、別のファーストプリント時間短縮方法について以下に図6を参照して説明する。
【0081】
但し、前述の説明と同様な部分が多いため同様な部分の説明は省略する。
この場合は、画像形成装置がウオームアップ中、等、画像形成処理が不可能な時期にオペレータから少なくとも用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の後処理に関する情報が入力された場合を前提とする。
【0082】
(1)〜(4)は同様のため説明は行わない。
(5)主制御手段がウオームアップを実行中(画像形成処理不可中)に、オペレータからの画像形成開始指示操作及びモード選択操作により、少なくとも用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の後処理に関する情報が入力された場合、主制御手段は通信手段を介し後処理装置に起動処理要求を送信し、ウオームアップ処理を継続させる。
【0083】
(6)後処理制御手段は、通信手段により起動処理要求を受信すると、用紙サイズ指定、後処理機能指定、等の情報に基づき、前述した方法と同様にして後処理装置の起動処理を実行する。
【0084】
(7)画像形成装置はウオームアップが完了すると、オペレータからのコピー起動操作が可能となりスタンバイ状態となる。
【0085】
オペレータが画像形成装置の操作部からのコピー起動操作(起動操作、用紙サイズ指定、コピー濃度指定、等)を行うと、主制御手段はコピー起動操作内容を読み込み、画像読み取り手段を制御して原稿画像を読み込み、次いで画像処理部でオペレータから指定された例えば用紙サイズ指定、コピー濃度指定等に基づき、読み込んだ原稿画像に対し画像処理部で画像処理を行う。
【0086】
(8)更に主制御手段は通常行なわれる露光、現像、転写、分離、定着処理を行い、定着された用紙を後処理装置に排紙(給紙)する。
【0087】
(9)後処理制御手段は給紙された用紙を(5)又は(7)で入力された後処理機能(例えば綴じ処理)、等の情報に基づき[後処理装置]・綴じ処理の項で説明した方法で綴じ処理を行ない、綴じ処理完了後、排紙台に排出する。
【0088】
以上により、画像処理完了後後処理装置の起動処理が完了するまで画像形成装置を長時間待たせることなく、少なくとも画像形成装置の排紙前に後処理装置の後処理装置の起動処理処理が完了できるため、ファーストプリント時も後処理装置の起動処理処理完了のための待ち時間がなくなり、ファーストプリントの時間短縮が可能となる。
【0089】
【発明の効果】
本発明の後処理装置と画像形成装置と、それらが連携した画像形成システムとにより、第1プリントアウト時も、後処理装置の起動処理完了のための画像形成装置の待ち時間がなくなり、第1プリントアウトの時間短縮が可能となる、という効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置、後処理装置から成る画像形成システムの全体構成図である。
【図2】後処理装置の構成と用紙の搬送経路を示す断面図である。
【図3】平綴じ処理、端綴じ処理、中綴じ処理と、各綴じ手段を示す平面図である。
【図4】画像形成装置と後処理装置の制御を示すブロック図である。
【図5】画像形成装置と後処理装置の連携を示す梯子図である。
【図6】画像形成装置と後処理装置の連携を示す梯子図である。
【符号の説明】
9 操作部
11 受入部
70 綴じ手段(ステイプル手段)
100 主制御手段
104,204 通信手段
200 後処理制御手段
A 画像形成装置
FS 用紙後処理装置(後処理装置)
G1,G2,G3 切り替えゲート
S 画像記録体(用紙)
Sa 用紙束
Claims (3)
- 画像形成装置から排出される画像記録体を、後処理手段により綴じ処理、パンチ処理、紙端断裁処理等の後処理を行い、そして画像形成装置と情報授受を行う通信手段を備えた用紙後処理装置において、
画像形成装置により後処理装置の起動処理要求が入力されると、後処理装置の起動処理の開始から終了までの必要時間を画像形成装置に出力することを特徴とする用紙後処理装置。 - 画像形成手段と、用紙搬送手段と、用紙収納手段と、用紙後処理装置との情報授受を行う通信手段とを有し、画像形成開始指示操作、及びモード選択操作が行われると、後処理装置の起動処理要求を出力する画像形成装置と、請求項1に記載する用紙後処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
- 画像形成手段と、用紙搬送手段と、用紙収納手段と、用紙後処理装置との情報授受を行う通信手段とを有し、画像形成処理不可中に後処理装置の起動処理要求を用紙後処理装置に出力する画像形成装置と、請求項1に記載する用紙後処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
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