JP4539200B2 - 画像形成装置、および画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、および画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP4539200B2
JP4539200B2 JP2004197803A JP2004197803A JP4539200B2 JP 4539200 B2 JP4539200 B2 JP 4539200B2 JP 2004197803 A JP2004197803 A JP 2004197803A JP 2004197803 A JP2004197803 A JP 2004197803A JP 4539200 B2 JP4539200 B2 JP 4539200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
time
sheet
bookbinding
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004197803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006015683A (ja
Inventor
政信 河野
博文 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2004197803A priority Critical patent/JP4539200B2/ja
Publication of JP2006015683A publication Critical patent/JP2006015683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4539200B2 publication Critical patent/JP4539200B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、シート束を綴じるための接着剤を溶融する加熱手段を備えた製本装置が接続された画像形成装置、および画像形成システムに関わる。
画像形成装置と製本装置とを連結し、画像形成装置により画像形成された複数枚のシートを製本理装置のシート積載手段に積載してシート束を作り、これを整えて綴じることにより本を作成する製本システムは、市場で広く使用されているシステムである。
前記シート積載手段に積載されたシートの端部を整える手段としては、シートの側面部をシート搬送中にガイド部材で導くことにより側面位置を整え、先端部を突き当て部材に突き当てて先端位置を整えるように構成したものが一般的である。
積載され整合されたシート束は、シートが容易にずれないように、その先端部が保持され、綴じ手段により綴じられ、製本される。
綴じ手段としては、シート束の端部をステイプラで綴じるものや、溶融したホットメルト接着剤をシート束の先端面に塗布することにより綴じるものが多い。その他、画像形成装置から排出されたシートの端部に糊を塗布して、このシートを整合しながら積載して、最後に糊が塗布されシートの端部を押圧して綴じる手段も提案されている(例えば、特許文献1参照。)。上述した、各綴じ手段は、それぞれ特徴があり、製本の目的により適宜な手段が選択される。
頁数の多い本を製本する場合には、ステイプラによる手段は綴じ針の長さの制限と、頁の見開きの容易性という点から不適であり、また、糊を塗布する手段も、強度の確保と、頁の見開きの容易性という点で難がある。従って、このような問題がないホットメルト接着剤によりシート束の端部を綴じる手段が製本装置に多く採用されるようになってきた。
ホットメルト接着剤により、シート束を綴じる手順は、先ず、整合済みのシートの端部に、製本材である接着剤が塗布されている綴じテープを所定の位置に押し当て、次に、綴じテープの背面から所定の温度に加熱した部材を押し当てて、接着剤を溶融してシートの端部に接着剤を移行させるというものである。綴じテープにより端部が固定されたシート束は、接着剤が固化した後、製本装置の積載トレイに排出される。
加熱した部材を押し当てることにより綴じテープの接着剤を溶融する加熱手段は、綴じテープを短時間で均一に加熱する必要があることから、部材としては、熱伝導性の良いアルミニウムや、蓄熱性の良好なステンレス等を使用している。この部材と綴じテープが接触する面と反対側の面にはヒータが設けられ、部材が加熱される。
前記部材は、押圧に対応するための強度と、均一な温度分布を要求されることから、熱
容量が大きくなる。その結果、ヒータへの通電開始から、前記部材が製本に対応できる所定の温度に到達する間での時間、いわゆるウォームアップ時間が長くなり、画像形成装置の準備が整っても画像形成動作を開始するまでの待ち時間が長くなることもある。
この様な不都合を解消するために、ヒータの容量を上げ、大きな電力を供給することによりウォームアップ時間を短縮するということが考えられるが、通常、装置が接続されている配電盤やコンセントには、供給電力の制限があり、自ずから供給できる電力の限度がある。特に、熱ローラによる定着手段を有する画像形成装置に製本装置が接続された場合、複数のヒータにウォームアップのための電力を同時に供給する必要があることから、各々のヒータに供給される電力が限られ、ウォームアップ時間が一層長くなるという問題がある。
製本装置のウォームアップ時間を限られた条件下で少しでも短くするための策として、製本装置の加熱部材に複数のヒータを設け、これらのヒータへの電力配分を制御することにより加熱部材全体を均一に温度上昇させるという提案(例えば、特許文献2参照。)もあるが、問題を解消するには至っていない。
製本装置のウォームアップ時間が長くなる結果、画像形成装置の画像形成動作の開始が遅れることになる。このことは、特に頁数の多い製本を行う場合には、製本装置がウォーミングアップを完了し、製本動作を開始できる状態になっても、画像形成装置による全頁の画像形成処理が終了するまでの長い時間、製本動作を開始することができないという状況を生み出す。
特開2003−291558号公報(第1−2頁) 特開平9−323488号公報(第1頁)
本発明は、上述したような状況に鑑みてなされたもので、その目的は、製本装置のウォームアップ完了直前までに、画像形成されたシートから成る製本に供されるシート束を出力して、製本装置がウオームアップ完了次第、直ちに製本動作に入れるようにする画像形成装置を提供することにあり、さらには、複数のジョブが予約されていて、製本装置がウォームアップ中の場合には、予約されている複数のジョブの中から製本装置を使用しないジョブを優先させるようにして、ユーザの待ち時間を短縮するようにした画像形成装置を提供することにある。
上記課題は、以下の項目を実現することにより達成される。
(1)画像形成装置により出力されたシートを順次積載して、一冊分のシート束を作るシート積載手段と、
接着剤を加熱して溶融する加熱手段と、
前記加熱手段の温度を検知する温度検知手段と、
前記シート積載手段に積載されたシート束を、溶融された前記接着剤で綴じる綴じ手段とを、
有する製本装置が接続された画像形成装置であって、
一冊分の前記シート束を前記シート積載手段に出力するために要する出力時間を算出する出力時間算出手段と、
前記温度検知手段により検知した温度から、前記加熱手段が製本可能な温度に到達するまでのウォームアップ時間を算出するウォームアップ時間算出手段と、
前記ウォームアップ時間と前記出力時間との差分である時間差が第1の設定値以下である場合は、シートの給送を直ちに開始させ、前記時間差が前記第1の設定値よりも大きい場合は、前記時間差の経過後にシートの給送を開始させる給送開始タイミング決定手段
を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)複数のジョブの予約を受け付けるジョブ予約手段と、
前記ウォームアップ時間と前記出力時間との差分である時間差が第の設定値よりも大きい場合受け付けたジョブの実行順序を変更する実行ジョブ選択手段とを、
有することを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記実行ジョブ選択手段は、予約されている製本処理を施さないジョブの処理時間を算定し、前記時間差と前記処理時間との差分である時間差が第3の設定値よりも大きい場合に、ジョブの実行順序を変更し、前記製本処理を施さないジョブを選択して実行することを特徴とする()に記載の画像形成装置。
(4)(1)〜(3)の何れかに記載の画像形成装置と、当該画像形成装置から出力された複数のシートを積載してシート束として製本処理する製本装置と、を有することを特徴とする画像形成システム。
請求項1に記載の発明によれば、製本装置のウオームアップが完了するまでに、製本に供されるシート束がシート積載手段に準備されるので、製本装置はウォームアップ完了次第、画像形成装置によるシートの出力を待つことなく製本動作を開始することができる。
請求項2に記載の発明によれば、製本装置のウオームアップが完了とほぼ同時に、画像形成装置によるシート束の出力を完了させるようにするので、画像形成装置の動作と、製本装置の動作が連続して行われ、画像形成装置の待機状態を最小にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、製本装置のウォームアップ中に、製本処理を施さないジョブを実行させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載した発明により、製本装置のウォームアップ中に実行するとした製本処理を施さないジョブの終了時間が、当初の製本処理を施す処理が開始される時間よりも後になると算定された場合には、当初のジョブの実行順序どおりにジョブが実行されるので、ジョブの実行順序の変更に伴う製本処理を施すジョブの実行開始の遅れが防止される。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、製本装置が接続された画像形成装置を示す概念図である。
画像形成装置Aは、公知の電子写真技術により画像形成を行うデジタル式の複写機である。画像形成装置Aには、上部に自動原稿送り装置1が設けられており、また、製本装置Bが接続されている。
画像形成装置Aは、自動原稿送り装置1、読み取り手段2、書き込み手段3、画像形成手段4、定着手段5、反転排紙手段6、再給紙手段7、シート搬送手段8、給紙手段9、制御手段C1、操作表示手段E等から構成されている。
自動原稿送り装置1は、原稿載置台10の上に載置された原稿Dを1枚ずつ原稿搬送路11に送り出し、原稿排紙台12に排紙する。搬送中の原稿Dの画像面は、原稿読み取り位置13にて読み取り手段2にて読み取りがなされる。原稿Dの両面の画像を読み取る場合には、第1面の読み取りがなされた原稿Dを反転手段14により反転して、再度、原稿搬送路11に送り出し、第2面の読み取りを行い、原稿排紙台12に排紙する。
読み取り手段2は、光源21、第1ミラーユニット22、第2ミラーユニット23、結像レンズ24、CCD25等からなり、画像読み取り位置13を走行する原稿Dの画像を走査して、その画像をCCD25に結像させて、光学的情報である原稿画像情報を電気的情報に変換する。変換された原稿画像情報は、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理が施され、制御手段C1のメモリM1に保存される。
書き込み手段3は、レーザ光源、シリンドリカルレンズ、Fθレンズ、ミラー、ポリゴン等で構成される走査光学系で、前記メモリMから読み出された画像情報に対応して変化するレーザビームにて、画像形成手段4の感光体41の表面を走査して、前記感光体41の表面に潜像を形成する。
画像形成手段4は、感光体41の表面に形成された潜像を、現像手段42にて現像処理を行いトナー画像として顕像化するものである。前記トナー画像は、転写手段43によりレジストローラ81により送り出されたシートPに転写される。トナー画像の転写を終えた感光体表面は、クリーニング手段44により、残留トナーが除去されて、帯電手段45により電荷が付与されて、次の潜像形成に供される。
定着手段5は、対向して配置された、熱ローラ51と、加圧ローラ52とによりトナー画像を担持したシートPを加熱加圧することにより、トナー画像をシートPに定着する。
画像定着を終えたシートPは、排紙ローラ55により、製本装置Bに送られる。
シートPを反転させて排紙する場合には、排紙ガイド57によりシートPを下方に導き、反転手段の反転ローラ61に前記シートPの後端を挟持させ、反転して排紙ローラ55に送り出す。
シートPの両面に画像形成を行う場合には、排紙ガイド57と複数のローラによりシートPを再給紙手段7に送り、再給紙手段7の反転ローラ71によりシートPを反転して、再度、シート搬送手段8に送り出す。
シート搬送手段8は、複数のローラと、ガイド部材とからなるシートの搬送路で、給紙手段9から送り出されたシートPを搬送して、シートPの先端をレジストローラ81に突き当てた後、トナー画像を受容するために感光体41に向けて送り出す。
給紙手段9は、小容量のトレイを有する第1給紙手段91、大容量のトレイを有する第2給紙手段92、第3給紙手段93から構成される。前記各給紙手段は、各々のトレイに載置されたシートPを1枚ずつシート搬送手段8に送り出す送り出しローラ916、926、936を有している。また、第2給紙手段92、及び第3給紙手段93には、積載されたシートの上面位置を検知する上面検知手段が設けられ、前記検知手段からの上面検知信号を基に、制御手段C1はシートPを積載しているトレイの底面を上下させている。
操作表示手段Eは、画像形成装置Aの本体上面に設けられたタッチパネルで、表示と入力の両方の機能を有し、コピー枚数の設定をはじめ製本作業をするか否かの設定等の制御手段C1への指示操作を行うために用いられる。
画像形成装置Aにより画像形成がなされ製本装置Bに送り出されたシートPは、操作表示手段Eにより製本作業を施さないモードが選択されていた場合には、振り分けガイド101により上方に進むように導かれ排紙台102に排紙される。
製本作業を施すモードが選択されていた場合には、シートPはシート積載手段200に順次送られ、1部の本を構成する頁数のシートPが積載される。また、シート載置手段910、920に表紙、あるいは頁間に挿入するためのシートを載置して、載置したシートが所定の頁位置に入るように搬送手段100によりシート積載手段200に送り出すこともできる。
シート積載手段200は、シート載置台201、先端規制板202、シート圧着部材203、204、ローラ205、シート幅規制板(不図示)等から構成されている。シート載置台201に積載されたシートPは先端部が先端規制板202により、両側がシート幅規制板により規制され、整合されたシート束となる。このシート束に、後述の綴じ手段300による綴じ処理が施されて1部の本が完成する。
最終頁の載置が終了すると、圧着部材203、204が積載されたシートPであるシート束の先端部を上面と下面とから押圧して、積載されたシートPの整合が崩れないように挟持する。圧着部材203、204による挟持が完了すると、先端規制板202が矢印bの方向に移動して、シート束の先端面が、綴じテープTP(図1に不図示、図2に図示)を挟んで綴じ手段300に直面する。
図2は、綴じ手段300の近傍を模式的に示す図である。
綴じ手段300は、ホットメルトタイプの接着剤が塗布された綴じテープTPと、前記綴じテープTPを所定の長さにカットして、テープ元巻き部(不図示)から主加熱手段310に送り出す綴じテープ送り手段(図2には不図示、図3に図示)、綴じテープTPを背面から整合されたシート束の先端面に加熱しながら押圧する主加熱手段310、前記綴じテープTPの両側面をシート束の最上面と最下面とに加熱しながら押圧する側面加熱手段320、330等から構成される。なお、本発明の加熱手段とは、前記主加熱手段310だけではなく、側面加熱手段320,330とを含む総称である。
主加熱手段310は、加熱部材311とヒータ312、温度検知手段TD(図2には不図示、図3に図示)等から構成されており、加熱部材311は温度検知手段TDと制御手段C2とにより所定の温度を維持するように制御されている。なお、側面加熱手段320、330も主加熱手段310とは形状は異なっているが、同様の加熱部材、ヒータ、温度検知手段とから構成されている。
綴じ手段300の主加熱手段310は、加熱手段移動手段(不図示)により矢印aの方向に移動して、綴じテープTPを前記シート束の先端面に押しつける。この動作により、綴じテープTPの接着剤は溶融して、シート束の先端面に移行する。
次に、綴じテープ側面ガイド321、332が矢印d1、d2のように移動して、綴じテープTPの側面をシート束の最上面と、最下面に向けて折り曲げる。綴じテープ側面ガイド321、331の移動が終了すると、側面加熱手段320、330が矢印f1、f2の方向に移動して、折り曲げられた綴じテープTPの量側面を、シート束の最上面と最下面に加熱しながら押圧する。
予め設定された押圧時間が経過すると、主加熱手段310、側面加熱手段320、330は元の位置に復帰して、シート束から離れる。これにより、綴じテープTPの溶融した接着剤は温度が急激に降下することにより硬化して、シート束は先端面にて硬化した接着剤にて綴じられる。
シート積載手段200は、綴じられたシート束の先端部を圧着部材203、204で保持したままの状態で図1の点線位置に移動する。その後、圧着部材203、204の圧着を解除して、載置台201に設けられたローラ205を載置面上にせり上げて、回転させることにより、シート束載置台400に送り出す。
図3は、本実施の形態における画像形成装置Aと製本装置Bから成る画像形成システムの制御関係を示すブロック図である。
画像形成装置の制御手段C1は、CPU、演算ユニット、メモリM1、入出力I/F、通信手段、駆動回路等と、メモリM1に記憶させてあるプログラムからなるコンピュータシステムである。なお、製本装置Bの制御手段C2も制御手段C1に比較して規模は小さいが同様の構成である。前記制御手段C1と前記制御手段C2とは通信手段T1を介して情報の授受を行っている。なお、本図では、本実施の形態の説明に不要なブロックの記載が省略されている。
図4は、製本装置Bのウォームアップ状態の検知と、画像形成装置のシート給送開始のタイミングを決定する制御の流れを示すフローチャートである。
先ず、画像形成装置Aの操作表示手段Eから画像形成作業の指示が入力されると(ステップS1)、製本モードが操作表示手段Eに設定されているか否かが制御手段C1により検知される(ステップS2)。
製本モードが選択されていない場合には(ステップS2:N)、制御手段C1は、制御手段C2に製本装置Bをオフにする非選択情報を送る。非選択情報を受けた制御手段C2は、画像形成されたシートPを製本装置Bの排紙台102に排紙するように振り分けガイド101を所定位置に移動させると共に、綴じ手段300の主加熱手段310、側面加熱手段320、330のヒータをオフ状態、もしくはスタンバイ状態とする。画像形成装置Aは、操作表示手段Eにて設定されたジョブ内容に従って、所定のシートPに画像形成を行い、製本装置Bの排紙台101に排紙する(ステップS3)。
製本モードが選択されていた場合には(ステップS2:Y)、制御手段C1は制御手段C2に、製本装置Bが選択されたとの情報を送り、前記情報を受けた制御手段C2は綴じ手段300の複数の加熱手段に設けられたヒータをオンにする(ステップS4)。
次いで、制御手段C2は温度検知手段TDを介して得た温度情報を、制御手段C1に送る(ステップ5)。前記温度情報から、制御手段C1のメモリM1に予め格納されていたプログラムであるウオームアップ時間算定手段が実行されることによって、製本装置Bに設けられた加熱手段が製本動作に対応できる温度に到達するまでの時間、即ちウォームアップ時間(TW1)が算定される(ステップS6)。なお、算定の方法は、予め設けた温度上昇グラフを参照して行うもので公知の方法である。
同じく、制御手段C1のメモリM1に予め格納されていたプログラムである出力時間算定手段が実行されることにより、該ジョブの一冊分の製本に供されるシート(シート束と称す)を出力するために必要な時間、即ち、シート束出力時間(TS1)が算定される(ステップS7)。なお、算定方法は、ジョブに設定されている、出力枚数、出力サイズ等の情報と、画像形成装置Aの処理能力に関わる情報とから算出されるもので公知の方法である。
前記ウオームアップ時間TW1と、前記シート束出力時間TS1は、制御手段C1のメモリM1に予め格納されていたプログラムである給送開始タイミング決定手段が実行されることにより参照され、画像形成装置Aのシート給送開始のタイミングを決定するために使用される。前記給送開始タイミング決定手段は、先ず、前述の二つの時間の差(D1=TW1−TS1)を求める(ステップS8)。次いで、前記時間の差D1は、予め設定した設定値TT1との比較がなされて(ステップS9)、もし、D1≦TT1であれば(ステップS9:N)、直ちに給送開始の指示情報であるフラグを所定位置にセットして(ステップS10)、もし、D1>TT1であれば(ステップS9:Y)、時間D1が経過してから、給送開始のフラグを所定位置にセットする(ステップS11)。
一例として、上述の設定値TT1を0(ゼロ)に設定すると、前記ウオームアップ時間TWが前記シート束出力時間TS1と同じ、もしくは短い場合には、直ちにシートPの給送が開始され、長い場合には、ウォームアップ完了と、シート束の出力完了とが同時になるように給送開始のタイミングが取られる。
なお、前記給送開始フラグは、制御手段C1のメモリM1に予め格納されていたプログラムであるシート搬送手段8を制御するシート搬送制御手段により、シートPの感光体41への給送開始のタイミングを取るために参照されるフラグである。
図5は、実行するジョブの選択処理の流れを示すフローチャートである。なお、本図の説明では、上述した図4と重複する部分の説明を簡略化している。
先ず、画像形成装置Aの操作表示手段Eから画像形成作業の指示が入力されると(ステップS20)、製本モードが操作表示手段Eに設定されているか否かが制御手段C1により検知される(ステップS21)。
製本モードが選択されていない場合には(ステップS21:N)、制御手段C1は、制御手段C2に製本装置Bをオフにする非選択情報を送る。非選択情報を受けた制御手段C2は、画像形成されたシートPを製本装置Bの排紙台102に排紙するように振り分けガイド101を所定位置に移動させると共に、綴じ手段300の加熱手段のヒータをオフ状態、もしくはスタンバイ状態とする。画像形成装置Aは、操作表示手段Eにて設定されたジョブJ1に従って、所定のシートPに画像形成を行い、製本装置Bの排紙台101に排紙する(ステップS22)。
製本モードが選択されていた場合には(ステップS21:Y)、制御手段C1は制御手段C2に、製本装置Bが選択されたとの情報を送り、前記情報を受けた制御手段C2は綴じ手段300の加熱手段に設けられたヒータをオンにする(ステップS22)。
次いで、制御手段C2は温度検知手段TDを介して得た温度情報を、制御手段C1に送る(ステップ23)。前記温度情報から、ウォームアップ時間算定手段によって、製本装置Bのウォームアップ時間(TW2)が算定される(ステップS24)。
同じく、出力時間算定手段により、該ジョブのシート束を出力するために必要な時間、即ち、シート束出力時間(TS2)が算定される(ステップS25)。
給送開始タイミング決定手段は、先ず、前述の二つの時間の差(D2=TW2−TS2)を求める(ステップS26)。次いで、前記時間の差D2は、予め設定した設定値TT2との比較がなされて(ステップS27)、もし、D2≦TT2であれば(ステップS27:N)、直ちに給送開始のフラグを所定位置にセットして、ジョブJ1の実行に移る(ステップS22)。
もし、D2>TT2であれば(ステップS27:Y)、メモリM1に格納されているプログラムである実行ジョブ選択手段が起動して、ユーザが操作表示手段Eにて設定したジョブを予約順にテーブル形式で登録しているジョブ予約手段から、製本処理を施さないジョブの中で、もっとも早く予約されたジョブ(J2)が抽出される(ステップS28)。
次いで、実行ジョブ選択手段は、ジョブJ2が実行された場合の処理時間(TS3)を算定する(ステップS29)。
前記処理時間(TS3)は、ウォームアップ時間TW2とシート束出力時間TS2との時間の長さの差であるD2、即ち、シート給送を開始するまでの待機時間が、どの程度にシート束出力時間よりも長いかを示す時間D2と比較され、その差D3=D2−TS3が算出される(ステップS30)。算出された時間の長さの差D3は、予め設定した設定値TT3と比較され(ステップS31)、もし、D3≦TT3であれば(ステップS31:N)、当初に実行の指示が出されたジョブJ1を実行する(ステップS22)。また、もし、D3>TT3であれば(ステップS31:Y)、当初に実行の指示が出されたジョブJ1に先行して、ジョブJ2が実行される(ステップS32)。
上述のTT3に0(ゼロ)を設定した場合には、シート給送を開始するまでの待機時間とシート束出力時間との時間の長さの差であるD2よりも、ジョブJ2の処理時間が短いと判断される場合に、ジョブJ1に先行してジョブJ2が実行される、即ち、製本装置Bのウオームアップ中に、製本処理を施さない処理が実行される。一方、ジョブJ2の処理時間長いと判定された場合には、ウォームアップを待ってジョブJ1を実行することになる。即ち、ジョブの順序の変更により、ウォームアップ時間に比較して処理時間が長いジョブが先行処理される弊害が防止される。
上述した様な画像形成装置の制御を行うことにより、製本装置Bのウォームアップ時間による、製本動作の開始の遅れ、及び、予約されたジョブの実行開始の遅れが防止される。
画像形成システムを示す概念図である。 綴じ手段の近傍を示す模式図である。 画像形成システムの制御関係を示すブロック図である。 給送開始タイミング決定の流れを示すフローチャートである。 実行するジョブの選択処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動原稿送り装置
2 読み取り手段
3 書き込み手段
4 画像形成手段
5 定着手段
8 シート搬送手段
100 搬送手段
200 シート積載手段
203、204 圧着部材
300 綴じ手段
310 主加熱手段
320、330 側面加熱手段
311 加熱部材
322 ヒータ
C1 制御手段(画像形成装置)
C2 制御手段(製本装置)
E 操作表示手段
TD 温度検知手段
TP 綴じテープ

Claims (4)

  1. 画像形成装置により出力されたシートを順次積載して、一冊分のシート束を作るシート積載手段と、
    接着剤を加熱して溶融する加熱手段と、
    前記加熱手段の温度を検知する温度検知手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシート束を、溶融された前記接着剤で綴じる綴じ手段とを、
    有する製本装置が接続された画像形成装置であって、
    一冊分の前記シート束を前記シート積載手段に出力するために要する出力時間を算出する出力時間算出手段と、
    前記温度検知手段により検知した温度から、前記加熱手段が製本可能な温度に到達するまでのウォームアップ時間を算出するウォームアップ時間算出手段と、
    前記ウォームアップ時間と前記出力時間との差分である時間差が第1の設定値以下である場合は、シートの給送を直ちに開始させ、前記時間差が前記第1の設定値よりも大きい場合は、前記時間差の経過後にシートの給送を開始させる給送開始タイミング決定手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数のジョブの予約を受け付けるジョブ予約手段と、
    前記ウォームアップ時間と前記出力時間との差分である時間差が第の設定値よりも大きい場合受け付けたジョブの実行順序を変更する実行ジョブ選択手段とを、
    有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記実行ジョブ選択手段は、予約されている製本処理を施さないジョブの処理時間を算定し、前記時間差と前記処理時間との差分である時間差が第3の設定値よりも大きい場合に、ジョブの実行順序を変更し、前記製本処理を施さないジョブを選択して実行することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置と、当該画像形成装置から出力された複数のシートを積載してシート束として製本処理する製本装置と、を有することを特徴とする画像形成システム。
JP2004197803A 2004-07-05 2004-07-05 画像形成装置、および画像形成システム Expired - Fee Related JP4539200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004197803A JP4539200B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 画像形成装置、および画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004197803A JP4539200B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 画像形成装置、および画像形成システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006015683A JP2006015683A (ja) 2006-01-19
JP4539200B2 true JP4539200B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=35790336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004197803A Expired - Fee Related JP4539200B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 画像形成装置、および画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4539200B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5062403B2 (ja) * 2006-07-03 2012-10-31 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置および画像形成システム
JP2011099945A (ja) 2009-11-05 2011-05-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
JP5663903B2 (ja) * 2010-03-08 2015-02-04 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07200211A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Fuji Xerox Co Ltd プリンタ装置
JPH1076766A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Canon Inc テープ加熱装置及び製本装置
JPH10194566A (ja) * 1997-01-13 1998-07-28 Minolta Co Ltd フィニッシャ
JP2000158721A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Sharp Corp 画像出力処理装置
JP2002067446A (ja) * 2000-08-31 2002-03-05 Konica Corp 画像形成装置およびその制御方法
JP2002072761A (ja) * 2000-08-31 2002-03-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成システム
JP2004018126A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Konica Minolta Holdings Inc 用紙後処理装置と画像形成システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07200211A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Fuji Xerox Co Ltd プリンタ装置
JPH1076766A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Canon Inc テープ加熱装置及び製本装置
JPH10194566A (ja) * 1997-01-13 1998-07-28 Minolta Co Ltd フィニッシャ
JP2000158721A (ja) * 1998-11-25 2000-06-13 Sharp Corp 画像出力処理装置
JP2002067446A (ja) * 2000-08-31 2002-03-05 Konica Corp 画像形成装置およびその制御方法
JP2002072761A (ja) * 2000-08-31 2002-03-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および画像形成システム
JP2004018126A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Konica Minolta Holdings Inc 用紙後処理装置と画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006015683A (ja) 2006-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7346309B2 (en) Bookbinding system and image forming system
JP4384097B2 (ja) 製本装置及び製本システム
JP4353146B2 (ja) 画像形成システムおよび画像形成装置
JP2007163559A (ja) 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
KR20070078815A (ko) 제본 장치, 제본 방법 및 인쇄 장치
JP2006056671A (ja) 後処理装置
JP2005338999A (ja) 画像形成システム、及び、画像形成システムの制御方法
JP2007065209A (ja) 画像形成システムおよび節電制御方法
JP4539200B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成システム
JP2006199475A (ja) 画像形成システム
JP5371800B2 (ja) 画像形成システム及びその制御方法
JP4775215B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP2006082543A (ja) 画像形成システム、画像形成装置および画像形成システムの制御方法
JP4576888B2 (ja) 画像形成装置
JP2008302576A (ja) 製本装置及び製本システム
JP4687434B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成方法
JP4830826B2 (ja) 製本装置及び製本システム
JP4617714B2 (ja) 製本システム
JP2011162290A (ja) 画像形成システム
JP4984793B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム
US20100129128A1 (en) Bookbinding apparatus and image forming system
JP2011121188A (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JP5099337B2 (ja) 画像形成装置
JP4259451B2 (ja) 画像形成システム及び後処理装置
JP2008176012A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4539200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees