JP2011121188A - 画像形成システム及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な電力の消費を抑制しつつ、製本処理を含む予約ジョブの開始を迅速に行うこと。
【解決手段】後処理の実行を伴う後処理ジョブの予約を受け付けた場合、後処理ジョブの前のジョブが終了次第、連続して後処理ジョブを実行出来るよう、後処理装置Bにおけるウォームアップ動作の開始タイミングを決定し、実行中のジョブ又は予約されたジョブの進行状況に変化が発生した場合は、後処理装置Bにおけるウォームアップ動作の開始タイミングを調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システム及び画像形成装置に関する。
近年、複写機やプリンタ等の画像形成装置と、画像形成装置により画像が形成された用紙に対してオンラインで綴じ処理や折り処理等の後処理を実行する後処理装置と、を接続した画像形成システムがオフィスに登場している。この画像形成システムによれば、綴じ処理が実行された冊子や折り処理が実行された冊子が自動的に出力されるため、オフラインでユーザーが綴じ処理等を行わなくてすみ、ユーザーの負担を軽減することが出来る。
画像形成システムに含まれる後処理装置の一種として、ホットメルト接着剤を利用して製本処理を実行するものがある。ホットメルト接着剤を利用した製本処理の概要を説明すると、画像形成装置から搬送された複数枚の用紙を後処理装置内で一時的に積載して用紙束とし、用紙束の背部に溶融したホットメルト接着剤を塗布した後、用紙束の背部に表紙を接着するというものである。
このような製本処理を実行する場合、加熱源によりホットメルト接着剤を加熱してホットメルト接着剤を溶融させるというウォームアップ動作が必要である。従って、加熱源が冷えてホットメルト接着剤が溶融していない状態であると、ウォームアップ動作が完了するまで製本処理を含むジョブが実行出来ず、一定時間、ジョブの開始を待たなければならない。
そこで、製本処理を含むジョブの開始を早めるために、例えば特許文献1に記載された技術が提案されている。特許文献1に記載された技術は、製本処理を含むジョブが予約されたとき、予約されたジョブにおいて後処理を開始する時刻を推定し、推定された時刻に基づいて加熱手段(ホットメルト接着剤を加熱するもの)にウォームアップの指示をするという技術である。特許文献1に記載された技術によれば、製本処理という後処理を開始する時刻に基づいて早めにウォームアップ動作を開始するため、予約されたジョブを開始する際にウォームアップ動作が完了して、ホットメルト接着剤が溶融している。その結果、ウォームアップ動作が完了するまで製本処理を含むジョブの実行を待つ必要はなく、生産性の観点で好ましい。
特開2006−199475号公報
ところで、画像形成システムにおいて、実行しているジョブに異常が発生してジョブが停止したり、予約ジョブの割り込みや削除など予約されたジョブの数に増減が発生したりする等、ジョブの進行状況に変化がある場合がある。その結果、あとで予約された製本処理を含むジョブの開始時刻が遅れることがある。
しかし、製本処理を含むジョブの開始時刻が遅れることを考慮せず、特許文献1に記載された技術において、製本処理を含むジョブが予約された時点で推定したジョブの開始時刻のままでウォームアップ動作を開始するようにすると、場合によっては製本処理を含むジョブが開始されるかなり前の時点でウォームアップ動作が完了してしまう場合がある。
ジョブが開始されるかなり前の時点でウォームアップ動作が完了してしまうと、ウォームアップ動作が完了した時点からジョブの開始時刻まで、加熱源を利用してホットメルト接着剤を溶融させつづける必要が生じ、その分だけ加熱源の電力を消費してしまう。また、加熱源によりホットメルト接着剤を高温で維持しつづけると、熱によりホットメルト接着剤が劣化してしまう可能性もある。
そこで、本発明の目的は、無駄な電力の消費を抑制しつつ、製本処理を含む予約ジョブの開始を迅速に行う画像形成システム及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成システムは、
用紙に画像を形成する画像形成装置と、
当該画像形成装置から受け取った用紙に対して後処理を実行するものであり、後処理を実行するためのウォームアップ動作が必要である後処理装置と、
を有する画像形成システムであって、
画像形成システムで実行されるジョブの予約を受け付ける予約受付部と、
後処理の実行を伴う後処理ジョブの予約を前記予約受付部が受け付けた場合、後処理ジョブの前のジョブが終了次第、後処理ジョブを実行出来るよう、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを決定するタイミング決定部と、
当該タイミング決定部により決定された開始タイミングに基づき、前記後処理装置におけるウォームアップ動作を開始するよう、前記後処理装置を制御する制御部と、を有し、
前記タイミング決定部は、実行中のジョブ又は予約されたジョブの進行状況に変化が発生した場合に、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを調整し、
前記制御部は、調整された開始タイミングに基づき、前記後処理装置におけるウォームアップ動作を開始するよう、前記後処理装置を制御することを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、
後処理を実行するためのウォームアップ動作が必要である後処理装置を接続可能とする画像形成装置であって、
ジョブの予約を受け付ける予約受付部と、
後処理の実行を伴う後処理ジョブの予約を前記予約受付部が受け付けた場合、後処理ジョブの前のジョブが終了次第、後処理ジョブを実行出来るよう、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを決定するタイミング決定部と、
当該タイミング決定部により決定された開始タイミングに基づき、前記後処理装置におけるウォームアップ動作を開始するよう、前記後処理装置に制御信号を発する本体制御部と、を有し、
前記タイミング決定部は、実行中のジョブ又は予約されたジョブの進行状況に変化が発生した場合に、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを調整し、
前記本体制御部は、調整された開始タイミングに基づき、前記後処理装置におけるウォームアップ動作を開始するよう、前記後処理装置に制御信号を発することを特徴とするものである。
本発明に係る画像形成システム及び画像形成装置によれば、無駄な電力の消費を抑制しつつ、製本処理を含む予約ジョブの開始を迅速に行うことが出来る。
本発明に係る画像形成システムの全体構成図である。 冊子を作成する過程を示す説明図である。 画像形成システムにおける制御系のブロック図である。 ウォームアップ動作を開始するタイミングを調整する動作を示すフローチャート図である。 ウォームアップ動作の開始タイミングを調整する方法を示す説明図である。 ウォームアップ動作の開始タイミングを調整する方法を示す説明図である。 ウォームアップ動作の開始タイミングを調整する方法を示す説明図である。
[画像形成システムの概要]
図1は、本発明に係る画像形成システムXの全体構成図である。
図1に示すように、画像形成システムXは、画像形成装置Aと、後処理装置Bと、冊子収容装置Cから構成される。
画像形成装置Aは、回転する感光体1の周囲に、帯電部2、像露光部3、現像部4、転写除電部5、クリーニング部6を配置した画像形成部を有する。画像形成部は、帯電部2によって感光体1の表面に帯電を行った後、像露光部3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成する。そして当該潜像を現像部4により現像して感光体1の表面にトナー像を形成する。
用紙収納部7Aから給紙された用紙Sは感光体1における転写位置へ搬送される。転写位置において転写除電部5によりトナー像が用紙S上に転写された後、用紙Sの表面の電荷が消去されて感光体1から分離され、搬送部7Bにより搬送される。その後、用紙S上のトナー像は定着部8により用紙Sに加熱定着され、用紙Sは排紙ローラ7Cにより画像形成装置Aから排出される。
用紙Sの両面に画像を形成する場合は、定着部8により加熱定着された用紙Sを搬送路切換部7Dにより排紙通路から分岐し、反転搬送部7Eにおいてスイッチバックして表裏反転させる。そして用紙Sを再び画像形成部へ搬送して、用紙Sの裏面に画像を形成する。排紙ローラ7Cから排出された用紙Sは、後処理装置Bに送り込まれる。
画像形成装置Aの上部には操作表示部107が配置されており、画像形成システムXで実行されるジョブの内容が操作表示部107を通じてユーザーによって入力される。
後処理装置Bは、搬送部10、排紙部20、反転部30、用紙束収容部40、塗布部50、表紙供給部60、断裁部70、冊子形成部80等を有し、用紙束Saに表紙Kを接着して冊子Bkを形成するという製本処理(後処理)を行うことが出来る。
後処理装置Bにおける動作の概要を説明すると、画像形成装置Aから搬送された用紙Sを用いて冊子Bkを形成しない場合は、用紙Sは排紙部20に排出される。一方、画像形成装置Aから搬送された用紙Sを用いて冊子Bkを形成する場合は、用紙Sは搬送部10により反転部30に搬送され、反転部30において一時的に積載される。そして反転部30において所定枚数の用紙Sが積載されると、複数枚の用紙Sが用紙束として反転部30から用紙束収容部40へ渡される。
反転部30から用紙束収容部40へ渡された用紙束Saは、図1に示すように用紙束収容部40による回動により起立した状態となり、用紙束Saの背部に溶融したホットメルト接着剤Nが塗布ローラ51により塗布される。その後、断裁部70により所定のサイズに断裁された表紙Kが冊子形成部80において用紙束Saの背部に接着され、冊子Bkが形成される。
図2を用いて冊子Bkが形成される過程を説明すると、図2(a)で示すように、まず、用紙束Saの背部にホットメルト接着剤Nが塗布される。その後、図2(a)、図2(b)に示すように、用紙束Saの背部に表紙Kが接着される。最終的には、図2(c)で示すように、所定の部材により表紙Kに折り目が付けられて表紙Kにより用紙束Saが覆われ、冊子Bkが形成される。
後処理装置Bにおいて冊子Bkが形成されると、図1で示すように、冊子Bkは後処理装置Bから冊子収容装置Cへ搬送されて、冊子収容装置Cにおいて複数の冊子Bkが積載される。このように、画像形成システムXを通じて、冊子Bkを形成する製本処理が実行される。
[画像形成システムのブロック図]
図3は、画像形成システムにおける制御系のブロック図であり、本発明に関係する代表的な構成を示している。
画像形成装置A、後処理装置B、冊子収容装置Cは、通信部101、201、301を介して電気的に接続されており、制御信号の授受が相互に行われる。本体制御部102、制御部202、302が協働して画像形成システムXの動作を制御するが、個別には本体制御部102が画像形成装置Aの各部の動作を制御し、制御部202、302の各々が後処理装置B、冊子収容装置Cの各々の動作を制御する(本実施形態において本体制御部102、202、302が全体として、本発明における制御部に該当する)。
本体制御部102、制御部202、302は、主にCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、ROMに格納されている各種制御プログラムを読み出してRAMに展開し、各部の動作を制御する。画像形成システムXにおいて予約されたジョブを実行する場合、本体制御部102が制御信号を制御部202、302に送信し、その制御信号をもとに制御部202が所定のプログラムに基づいて後処理装置Bの動作を制御し、制御部302が所定のプログラムに基づいて冊子収容装置Cの動作を制御する。
記憶部103は、画像読取部104で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データを記憶したりする機能を有する。また、本実施形態において記憶部103が本発明における予約受付部に該当し、画像形成システムXで実行するジョブの予約を受け付け、受け付けたジョブを記憶する。
タイミング決定部108は、画像形成システムXにおいて実行中のジョブや複数の予約ジョブの後に製本処理を含むジョブ(本発明における後処理ジョブに該当する。以下、製本ジョブという。)の予約を記憶部103が受け付けた場合に、製本ジョブの前のジョブが終了次第、製本ジョブを実行するよう、ウォームアップ動作(後処理装置Bにおけるヒータ52に電力を供給してホットメルト接着剤Nを温めるという動作)を開始するタイミングを決定するものである。ウォームアップ動作の開始タイミングの決定及び調整に関する説明は後述する。
タイマー109は、タイミング決定部108に決定された開始タイミングを計測するためのものである。
後処理装置Bにおけるヒータ52は、塗布部50に収容されたホットメルト接着剤N(図1参照)を加熱するものであり、ホットメルト接着剤Nが基準温度(製本処理が可能な温度)になるまで加熱動作を継続する。ホットメルト接着剤Nの温度が基準温度になると、制御部202によりヒータ52のON・OFF制御がなされ、ホットメルト接着剤Nを基準温度に維持される。
[ウォームアップ動作の開始タイミング調整]
次に、製本ジョブが予約された場合、ヒータ52のウォームアップ動作を事前に開始する動作について説明する。
画像形成システムXにおいて製本ジョブを実行する場合、ヒータ52によりホットメルト接着剤Nを溶融させる必要がある。従って、ヒータ52が冷えてホットメルト接着剤が溶融していない状態であると、ヒータ52のウォームアップ動作が完了するまで製本ジョブが実行出来ず、一定時間、製本ジョブの開始を待たなければならない。
そこで、画像形成システムXにおいて、実行中のジョブや複数の予約ジョブの後に製本ジョブが予約された場合、製本ジョブを実行する前にウォームアップ動作を開始させてホットメルト接着剤を溶融させておき、製本ジョブの前のジョブが終了次第、連続して製本ジョブを実行するようにしている。
しかし、画像形成システムXにおいて、実行しているジョブに異常が発生してジョブが停止したり、予約ジョブの割り込みや削除など予約されたジョブの数に増減が発生したりする等、ジョブの進行状況に変化があり、製本ジョブの実行が当初予定したタイミングからずれる可能性がある。そこで、本発明では、ジョブの進行状況の変化を考慮して、ウォームアップ動作を開始するタイミングを調整するようにしている。以下、この点について図4〜図7を用いて詳しく説明する。
図4は、ウォームアップ動作を開始するタイミングを調整する動作を示すフローチャート図である。なお、図4における動作は、実行待ちの予約ジョブが複数あり、順番としてその予約ジョブの後に実行されるジョブが設定された場合の動作である。
まず、画像形成装置Aにおける操作表示部107を通じてジョブが設定されると(ステップS1)、設定されたジョブの予約が受け付けられ(ステップS2)、実行待ちの予約ジョブの後にステップS2に受け付けられたジョブが実行されるようになる。受け付けられた予約ジョブは、前述したように記憶部103に記憶される。
ステップS2において予約されたジョブが製本処理を含むものでない、つまり製本ジョブではないと判断されると(ステップS3;No)、ヒータ52のウォームアップ動作は必要ではないため、先行のジョブが完了次第(ステップS10;Yes)、ステップS2において予約されたジョブが実行される(ステップS11)。
一方、ステップS2において予約されたジョブが製本処理を含むものである、つまり製本ジョブであると判断されると(ステップS3;Yes)、製本ジョブの前のジョブが終了次第、製本ジョブを実行出来るよう、事前にホットメルト接着剤Nを溶融させるべく、ウォームアップ動作の開始タイミングを決定する(ステップS4)。具体的に開始タイミングは、製本ジョブの前のジョブが問題なく実行された場合の終了タイミングからウォームアップ動作に必要な時間を引いたものであり、開始タイミングの決定は、画像形成装置Aにおけるタイミング決定部108により実行される。
ステップS4において開始タイミングが決定されると、タイマー109により計測を開始する(ステップS5)。そして、画像形成システムXにおいて実行しているジョブに異常が発生してジョブが停止したり、予約ジョブの割り込みや削除など予約されたジョブの数に増減が発生したりする等、ジョブの進行状況に変化があり、製本ジョブの実行が当初予定したタイミングからずれて、ウォーミングアップ動作の開始タイミングを調整する必要があるか否か監視する(ステップS6)。ステップS6における監視動作は、所定のプログラムに基づいて、本体制御部102、制御部202、302が画像形成システム内の各種センサの信号や記憶部103に記憶された予約ジョブの状況に基づいて行われる。
ステップS6においてウォームアップ動作の開始タイミングを調整する必要がないと判断した場合は(ステップS6;No)、タイマー109の計測によりステップS4で決定した開始タイミングになったときに(ステップS8;Yes)、ウォームアップ動作を実行し(ステップS9)、先行のジョブが完了次第(ステップS10;Yes)、続けてステップS2において予約された製本ジョブを実行する(ステップS11)。
一方、ステップS6においてウォームアップ動作の開始タイミングを調整する必要があると判断した場合は(ステップS6;Yes)、ステップS4で決定した開始タイミングを調整する動作を実行する(ステップS7)。ステップS7における動作は、画像形成装置Aにおけるタイミング決定部108により実行される。開始タイミングが調整された後は、調整された開始タイミングでウォームアップ動作を実行するように制御される。
ステップS7において行う開始タイミングの調整方法は各種考えられ、その調整方法の具体例を図5〜図7を用いて説明する。図5〜図7において横軸は時間を示す。
まず、図5を用いて調整方法の具体例を説明する。図5において、X1はタイマー109の計測を開始した時点であり、X2は図4のステップS4で決定したウォームアップ動作の開始タイミングである。つまり、図5に示す具体例では、X1から計測してT1の時間が経過したX2の時点でウォームアップ動作を開始するようにステップS4において開始タイミングが決定されたものである。ここで、画像形成システムXで実行しているジョブに異常が発生して、Y1の時点でジョブが停止し、Y2の時点でジョブが再開された場合を検討する。
この場合、Y1の時点でジョブが停止したのであるから、ジョブが再開された時点のY2からT2の時間(ジョブが停止した時点のY1と本来の開始タイミングであるX2との間の時間)が経過した時点のX3において、ウォームアップ動作を開始するように開始タイミングを調整すればよいことになる。従って、ジョブが停止した時点のY1で一旦タイマー109の計測を停止し、T2の時間をタイミング決定部108により算出して、開始タイミングをX3に調整する。そして、ジョブが再開された時点のY2から再度タイマー109の計測を開始し、タイミング決定部108により調整された開始タイミングであるX3の時点でヒータ52のウォームアップ動作を開始するようにする。
次に、図6を用いて調整方法の具体例を説明する。図5と同様に、X1はタイマー109の計測を開始した時点であり、X2は図4のステップS4で決定したウォームアップ動作の開始タイミングである。また、図5と同様に、画像形成システムXで実行しているジョブに異常が発生して、Y1の時点でジョブが停止し、Y2の時点でジョブが再開された場合を検討する。
図6の場合は、ジョブが停止した時点のY1でタイマー109の計測を停止せず、ジョブが停止した時点のY1とジョブが再開した時点のY2との間の時間T3(ジョブ動作の停止時間)を別のタイマーで計測する。そして、T3の計測後に、タイミング決定部108によりウォームアップ動作の開始タイミングをX2にT3の時間を合算したX3に調整する。そして、タイマー109の計測によりタイミング決定部108により調整された開始タイミングであるX3の時点でヒータ52のウォームアップ動作を開始するようにする。
次に、図7を用いて調整方法の具体例を説明する。図5と同様に、X1はタイマー109の計測を開始した時点であり、X2は図4のステップS4で決定したウォームアップ動作の開始タイミングである。また、図5と同様に、画像形成システムXで実行しているジョブに異常が発生して、Y1の時点でジョブが停止し、Y2の時点でジョブが再開された場合を検討する。
図7は、図5、図6と異なり、図4のステップS4で決定したウォームアップ動作の開始タイミングX2の後で、停止したジョブの再開があった場合を検討するものであるが、この場合、ジョブが停止した時点のY1とジョブが再開した時点のY2との間の時間T4と、本来の開始タイミングX2とジョブが再開した時点のY2との間の時間T5を別のタイマーで計測する。図7の場合では、ジョブが再開された時点のY2から以下に示す時間T6が経過した時点であるX3に開始タイミングを調整すればよいことになる。
T6=T4+(T4−T5)
具体的に説明すると、ジョブが停止した時間がT4であるから、開始タイミングの調整にT4を考慮し、ジョブ停止した時点のY1と本来の開始タイミングであるX2との間の時間(T4−T5)をT4に合算すればよいといえる。従って、タイマー109による計測を一旦X2の時点で停止し、その後、ジョブが再開された時点のY2から再度タイマー109の計測を開始し、タイミング決定部108により調整された開始タイミングであるX3の時点でヒータ52のウォームアップ動作を開始するようにする。
なお、図5〜図7では、画像形成システムXで実行しているジョブに異常が発生して、Y1の時点でジョブが停止し、Y2の時点でジョブが再開された場合の調整方法を説明したが、例えば製本ジョブの前の予約ジョブについて削除や割り込み等、ジョブの停止中にジョブの増減があった場合は、ジョブの再開時にジョブの増減を考慮してタイミング決定部108により開始タイミングを調整してもよい。また、画像形成システムXでジョブの実行中に、単に製本ジョブの前の予約ジョブについて削除や割り込み等、ジョブの増減があった場合は、ジョブの増減が発生した時点でジョブの増減を考慮してタイミング決定部108により開始タイミングを調整してもよい。
以上、図4においてウォームアップ動作を開始するタイミングを調整する動作を説明し、図5〜図7において、具体的な開始タイミングの調整方法を説明した。当該説明のように、実行中のジョブに異常が発生してジョブ動作が停止したり、予約されたジョブの数に増減は発生したりする等、ジョブの進行状況に変化が発生した場合に、ウォームアップ動作の開始タイミングを調整するようにすれば、最適なタイミングでウォームアップ動作を完了させることが出来る。その結果、ジョブが開始されるかなり前の時点でウォームアップ動作が完了して、ウォームアップ動作が完了した時点からジョブの開始時刻まで、ヒータ52によりホットメルト接着剤Nを溶融させつづけるようなことはなく、無駄な電力の消費を抑制し、熱によりホットメルト接着剤Nが劣化することも抑制出来る。また、事前にウォームアップ動作が完了するため、製本処理を含む予約ジョブの開始を迅速に行うことが出来る。
図1〜図7に示す実施形態により本発明を説明したが、本発明は当該実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本実施形態では、ウォームアップ動作が必要なものとしてヒータ52によりホットメルト接着剤Nを温める動作を説明したが、例えば、後処理装置Bに2次的な定着部を有するような形態であれば、当該定着部を温める動作もウォームアップ動作に該当する。
また、図5〜図7において開始タイミングの調整方法について説明したが、本発明は当該調整方法に限定されることはない。
X 画像形成システム
A 画像形成装置
B 後処理装置
C 冊子収容装置
N ホットメルト接着剤
50 塗布部
51 塗布ローラ
52 ヒータ
101、201、301 通信部
102 本体制御部
103 記憶部
107 操作表示部
108 タイミング決定部
109 タイマー
202、302 制御部

Claims (5)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    当該画像形成装置から受け取った用紙に対して後処理を実行するものであり、後処理を実行するためのウォームアップ動作が必要である後処理装置と、
    を有する画像形成システムであって、
    画像形成システムで実行されるジョブの予約を受け付ける予約受付部と、
    後処理の実行を伴う後処理ジョブの予約を前記予約受付部が受け付けた場合、後処理ジョブの前のジョブが終了次第、後処理ジョブを実行出来るよう、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを決定するタイミング決定部と、
    当該タイミング決定部により決定された開始タイミングに基づき、前記後処理装置におけるウォームアップ動作を開始するよう、前記後処理装置を制御する制御部と、を有し、
    前記タイミング決定部は、実行中のジョブ又は予約されたジョブの進行状況に変化が発生した場合に、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを調整し、
    前記制御部は、調整された開始タイミングに基づき、前記後処理装置におけるウォームアップ動作を開始するよう、前記後処理装置を制御することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記タイミング決定部は、実行中のジョブに異常が発生してジョブ動作が停止した場合に、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを調整する請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記タイミング決定部は、実行中のジョブに異常が発生してジョブ動作が停止した場合に、ジョブ動作の停止時間に基づいて前記ウォームアップ動作の開始タイミングを調整する請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記タイミング決定部は、予約されたジョブの数に増減が発生した場合に、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを調整する請求項1から3の何れか1項に記載の画像形成システム。
  5. 後処理を実行するためのウォームアップ動作が必要である後処理装置を接続可能とする画像形成装置であって、
    ジョブの予約を受け付ける予約受付部と、
    後処理の実行を伴う後処理ジョブの予約を前記予約受付部が受け付けた場合、後処理ジョブの前のジョブが終了次第、後処理ジョブを実行出来るよう、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを決定するタイミング決定部と、
    当該タイミング決定部により決定された開始タイミングに基づき、前記後処理装置におけるウォームアップ動作を開始するよう、前記後処理装置に制御信号を発する本体制御部と、を有し、
    前記タイミング決定部は、実行中のジョブ又は予約されたジョブの進行状況に変化が発生した場合に、前記ウォームアップ動作の開始タイミングを調整し、
    前記本体制御部は、調整された開始タイミングに基づき、前記後処理装置におけるウォームアップ動作を開始するよう、前記後処理装置に制御信号を発することを特徴とする画像形成装置。
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