JP2005321482A - 画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置 - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置及び後処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 後処理の種類が変更された場合であっても、その変更の前後にわたって処理に要する時間をより短縮する。
【解決手段】 画像形成装置が、後処理装置による後処理の変更準備が完了するのを待たずに第2の画像形成ジョブを開始し、後処理装置は、後処理の変更準備が完了すると直ちに第2の画像形成ジョブの後処理を開始する点である。即ち、画像形成装置は、第1の画像形成ジョブの終了とともに記録紙の搬送を停止した後、後処理の変更準備が完了する前の適切なタイミングで記録紙の給紙・搬送を再開し、後処理の変更準備が完了したのとほぼ同じタイミングで後処理装置へ記録紙を供給する。このようにすれば、第1の画像形成ジョブが開始されてから、第2の画像形成ジョブの後処理が終了するまでに必要な時間は、従来よりも短い時間で済む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成システムにおいて記録材を効率よく搬送するための技術に関する。
プリンタや複写機等の画像形成装置によって記録紙に画像が形成された後に行われる処理は、一般に「後処理」と総称される。その具体的な処理の内容は、記録紙をステイプルで留めたり、複数の排紙トレイのうち指定した排紙トレイに排出したり、排紙トレイにおける排出位置をオフセットさせたり、といったものであり、ユーザは画像形成ジョブ単位でこれらの後処理の種類を指定することができる(例えば特許文献1参照)。
従来の後処理装置においては、後処理の種類を変更するように指示されると、いったんサイクルダウンしてスタンバイ状態に遷移した後に、後処理の種類を変更するための準備を整える。この準備とは、例えばステイプル留めする位置にステイプラ装置を移動させたり、記録紙の搬送路を前後左右に切り替えたりといった処理である。後処理装置はこのような準備が完了した後に再度サイクルアップして、画像形成装置から記録紙が供給されてくるのを待つ。また、このようなサイクルダウン→サイクルアップという処理を行わないまでも、指示された後処理を行うための準備を整えるまでの一定期間はノットレディ状態となり、記録紙を受け入れないようにするような後処理装置もある。いずれにしても、このように後処理装置が後処理の種類を変更している間は、搬送異常(ジャム)が発生しないように、画像形成装置は記録紙の搬送を停止させる必要がある。
このため、画像形成装置は、前の画像形成ジョブの最後の記録紙に画像を形成し終えると記録紙の給紙を停止し、それから、(i)その最後の記録紙が画像形成位置から後処理
装置に到達するまでに要する時間、(ii)後処理装置が最後の記録紙に後処理を行うのに
要する時間、(iii)後処理装置が後処理の種類を変更するための準備に要する時間、とい
う(i)〜(iii)の時間が経過するまで待機し、その後に記録紙の給紙を再開するように
している。これでは処理に非常に長い時間がかかってしまうという問題がある。特に最近では、画像形成装置本体とは別体の後処理装置を複数連結して様々な後処理を可能にした製品も販売されているが、このように後処理装置の数や後処理の種類が多様化すればするほど、後処理の種類変更時に画像処理装置が待機しなければならない時間が長くなってしまう。
特開平11−10988号公報
本発明はこのような背景に鑑みてなされたものであり、その目的は、後処理の種類が変更された場合であっても、その変更の前後にわたって処理に要する時間をより短縮することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段から供給されてくる記録材に対して、複数種類の後処理を行う後処理手段と、前記後処理手段がある種類の後処理を終了してから別の種類の後処理を開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、前記後処理手段がある種類の後処理を終了してから前記算出手段によって算出された総所要時間が経過した直後に、前記画像形成手段から前記後処理手段に前記記録材を供給する搬送手段とを備えた画像形成システムを提供する。この画像形成システムによれば、算出された総所要時間が経過した直後に画像形成手段から後処理手段に記録材が供給されるので、後処理手段は後処理の変更の準備が完了すると直ちに次に後処理を行うことが可能となる。
また、本発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段から供給されてくる記録材に対して、画像形成ジョブ単位で指定された種類の後処理を行う後処理手段と、前記後処理手段が前の画像形成ジョブにおいて指定された種類の後処理を終了してから、次の画像形成ジョブにおいて指定された別の種類の後処理を開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、前記前の画像形成ジョブの最終記録材を供給した後、前記算出手段によって算出された総所要時間が経過する前に次の画像形成ジョブの記録材の供給を再開し、当該総所要時間が経過したのとほぼ同じタイミングで前記画像形成手段から前記後処理手段へ前記記録材を供給する搬送手段とを備えた画像形成システムを提供する。この画像形成システムによれば、算出された総所要時間が経過したのとほぼ同じタイミングで画像形成手段から後処理手段に記録材が供給されるので、後処理手段は後処理の変更の準備が完了すると直ちに次に後処理を行うことが可能となる。
また、本発明は、一定の搬送ピッチで区切られた搬送スケジュールに従って記録材を搬送する搬送手段と、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段から供給されてくる記録材に対して、複数種類の後処理を行う後処理手段と、前記後処理手段がある種類の後処理を終了してから別の種類の後処理を開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された総所要時間に相当する搬送ピッチ数をスキップした搬送スケジュールに従って、前記記録材を前記搬送手段によって搬送させる搬送制御手段とを備えた画像形成システムを提供する。この画像形成システムによれば、算出された総所要時間に相当する搬送ピッチ数をスキップした搬送スケジュールに従って記録材が搬送されるので、その総所要時間が経過した直後に画像形成手段から後処理手段に記録材が供給されることになり、後処理手段は後処理の変更の準備が完了すると直ちに次に後処理を行うことが可能となる。
また、本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置から供給されてくる記録材に対し、複数種類の後処理を行う後処理装置とを備え、前記後処理装置は、前記複数種類のうちのいずれか2種類の後処理の組み合わせについて、当該2種類のうち一方の種類の後処理を終了してから他方の種類の後処理を開始するまでの準備に要する所要単位時間を前記画像形成装置に通知する通知手段を有し、前記画像形成装置は、前記後処理装置の通知手段によって通知される所要単位時間に基づいて、指定された種類の後処理を前記後処理装置が終了してから、別に指定された異なる種類の後処理を前記後処理装置が開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された総所要時間が経過した直後に前記画像形成装置から前記後処理装置に前記記録材を供給する搬送手段と有する画像形成システムを提供する。
前記搬送手段は、前記算出手段によって算出された総所要時間に相当する記録材の搬送ピッチ数を算出し、算出した搬送ピッチ数をスキップした搬送スケジュールに従って前記記録材を搬送するようにしてもよい。
また、本発明の好ましい態様においては、前記後処理装置の通知手段は、前記後処理装置が各種類の後処理を行うのに要する処理時間を前記画像形成装置に通知し、前記画像形成装置の搬送手段は、前記処理時間通知手段によって通知された処理時間に相当する記録材の搬送ピッチ数を算出し、算出した搬送ピッチ数をスキップした搬送スケジュールに従って前記記録材を搬送する。このようにすれば、後処理に要する処理時間に応じた適切な搬送スケジュールで記録紙を搬送するので、全体の処理に要する時間を短縮できる。
また、本発明は、記録材に画像を形成し、この記録材を後処理装置へと供給する画像形成手段と、2種類の後処理の組み合わせのうち一方の種類の後処理を終了してから他方の種類の後処理を開始するまでの準備に要する所要単位時間が前記後処理装置から通知されると、これを記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された所要単位時間に基づいて、指定された種類の後処理を前記後処理装置が終了してから、別に指定された異なる種類の後処理を前記後処理装置が開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された総所要時間が経過した直後に前記記録材を前記後処理装置に供給する搬送手段と備えた画像形成装置を提供する。
また、本発明は、画像形成装置から供給されてくる記録材に対し、複数種類の後処理を施す後処理手段と、前記複数種類のうちのいずれか2種類の後処理の組み合わせについて、一方の種類の後処理を終了してから他方の種類の後処理を開始するまでに要する処理時間を前記画像形成装置に通知する通知手段とを備え、指定された種類の後処理を終了してから、後処理の種類を変更するための変更処理を行い、その変更処理が終了すると変更後の種類の後処理を開始する後処理装置を提供する。
本発明の一実施形態の詳細な説明に入る前に、まず、本実施形態の原理について図1の模式図を参照しながら説明する。
従来は、図1の上段に示すように、画像形成装置が第1の画像形成ジョブを実行し、その画像形成ジョブの後処理を行ってから、後処理装置が後処理の種類を変更するための準備処理を行う。なお、第1の画像形成ジョブの終了時期よりその後処理の開始時期が早い理由は、第1の画像形成ジョブが複数枚の記録紙を用いた画像形成ジョブであり、画像が形成された記録紙から順番に後処理に移行するからである。そして、後処理装置が後処理の変更準備を終えたことが確認されると、その後に、画像形成装置は第2の画像形成ジョブを開始し、その後処理を後処理装置が行う。従って、第1の画像形成ジョブが開始されてから、第2の画像形成ジョブの後処理が終了するまでに必要な時間は、図中「T1」によって示される時間である。
これに対し、本実施形態では、図1の下段に示すように、画像形成装置が第1の画像形成ジョブを実行してから後処理装置が後処理の種類を変更するまでの処理は従来と同じである。異なるところは、画像形成装置が、後処理装置による後処理の変更準備が完了するのを待たずに第2の画像形成ジョブを開始し、後処理装置は、後処理の変更準備が完了すると直ちに第2の画像形成ジョブの後処理を開始する点である。即ち、画像形成装置は、第1の画像形成ジョブの終了とともに記録紙の給紙を停止した後、後処理の変更準備が完了する前の適切なタイミングで記録紙の給紙を再開し、これによって、後処理の変更準備が完了したときとほぼ同じタイミングで後処理装置へ記録紙を供給する。このようにすれば、第1の画像形成ジョブが開始されてから、第2の画像形成ジョブの後処理が終了するまでに必要な時間は、図中「T2」によって示される時間となり、上記「T1」よりも格段に短い時間で済む。
次に、上述した原理を実現するための詳細について説明する。
(1)構成
図2は、実施形態における画像形成システム100の一構成例を示す図である。図2に示すように、この画像形成システム100においては、パーソナルコンピュータ等の複数のクライアント端末1a、1bがネットワーク2を介して画像形成装置(Image Output Terminal:以下、単にIOTと称す)3と接続されている。さらに、このIOT3には、給紙装置(High Capasity Feeder:以下、単にHCFと称す)4と、後処理装置(High Capasity Stacker:以下、単にHCSと称す)5と、後処理装置(High Capasity Staple Stacker:以下、単にHCSSと称す)6が縦列接続されている。なお、図2には図示していないが、スキャナ等の画像入力装置(Image Input Terminal:以下、単にIITと称す。)をIOT3に接続するように構成しても良い。
IOT3は、例えば電子写真方式のプリンタや複写機であり、クライアント端末1a、1bからネットワーク2を介して受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成したり、IITによって読み取られた画像データに基づいて記録紙に画像を形成する。HCF4は、大量枚数の記録紙を蓄積しており、これを1枚ずつIOT3に供給する。このHCF4は、IOT3から見て記録紙の搬送方向上流側に接続されている。HCS5は、IOT3の下流側に接続されており、IOT3によって画像が形成された記録紙を大量に蓄積する。HCSS6は、同じくIOT3の下流側に接続されており、IOT3によって画像が形成された記録紙に対してステイプル処理等を行ってから蓄積する。
次に、図3は、図2の点線aで囲んだ装置群(IOT3、HCF4、HCS5、HCSS6)の外観構成を示す図である。図3に示すように、IOT3は、ユーザが各種の操作や設定を行うためのタッチパネルとして構成されたユーザインタフェース部30を備えている。同様に、HCF4、HCS5、HCSS6も、タッチパネルとして構成されたユーザインタフェース部40,50,60を備えている。HCS5は、筐体上部に設けられた排紙トレイ501(以下、トップトレイ501という)と、筐体内部に収容された大容量の排紙トレイ502(以下、スタックトレイ502という)のほか、これらの排紙トレイに記録紙をオフセット排出するための機構(図示略)や、記録紙を筐体の外部(ここではHCSS6)にそのまま排出するためのバイパス搬出路(図示略)を備えている。HCSS6は、筐体上部に設けられた排紙トレイ601(以下、トップトレイ601という)と、筐体側面に設けられた排紙トレイ602(以下、スタックトレイ602という)のほか、これらの排紙トレイに記録紙をオフセット排出するための機構(図示略)や、記録紙をステイプルで留めるためのステイプラ装置(図示略)を備えている。このステイプラ装置は、記録紙の搬送方向先頭の1辺を留めるフロントステイプル機能と、記録紙の搬送方向最後尾の1辺を留めるリアステイプル機能と、記録紙の搬送方向に沿った辺を2カ所で留めるデュアルステイプル機能とを有している。
ここで、図4は、図3に示した装置群の内部構成を表す図である。図4中の一点鎖線は記録紙の搬送路を示している。これを見てわかるように、複数の装置群(IOT3、HCF4、HCS5、HCSS6)が縦列接続されたシステムにおいては、記録紙の搬送路が非常に長くなってしまう。このため、従来のように、後処理装置において後処理の種類を変更するための準備が整ってから画像形成装置(IOT)が記録紙の給紙を再開していたのでは、画像形成装置(IOT)の待機時間が非常に長くなる。従って、このような装置群に対して本発明を適用した場合には、特に顕著な効果を期待することができる。
なお、図3では、IOT3の上流側にHCF4を接続し、下流側にHCS5とHCSS6を接続した場合を示したが、このほかにも図5に示すような多様な接続形態がある。図5(a)は、IOT3に給紙装置や後処理装置等の付加装置が一つも接続されていない状態を示している。図5(b)は、IOT3の下流側にHCS5が接続された状態を示している。図5(c)は、IOT3の下流側にHCSS6が接続された状態を示している。図5(d)は、IOT3の上流側にHCF4が接続され、下流側にHCSS6が接続された状態を示している。図5(e)は、IOT3の上流側にHCF4が接続され、下流側にHCSS6が接続された状態を示している。図5(f)は、IOT3の上流側にHCF4が接続され、下流側にHCS5およびHCSS6が接続された状態を示している。このように、IOT3の下流側に接続される後処理装置には様々な形態があるので、記録紙に施される後処理の種類が変わった場合には、どのような機能を有する後処理装置が接続されているかに応じて後処理の種類変更時にIOT3が待機すべき時間が異なる。従って、各後処理装置(HCS5,HCSS6)は、自装置が後処理の種類を変更するのに要する時間をIOT3に通知し、IOT3は通知された時間を考慮して、画像形成ジョブと画像形成ジョブとの間で後処理の種類を変更するのに要する総所要時間を算出するようになっている。
次に、図6は、図5(f)に示したIOT3、HCF4、HCS5、HCSS6の機能構成を示す図である。図6に示すように、IOT3、HCF4、HCS5、HCSS6は、前述したユーザインタフェース部30,40,50,60の他、他の装置との通信を行う通信部31,41,51,61と、マイクロプロセッサや各種メモリによって構成された制御部32,42,52,62とを備えている。制御部42,52,62はそれぞれHCF4,HCS5,HCSS6の各部を制御するが、制御部32はIOT3の各部の他にも、HCF4、HCS5、HCSS6の動作をも統括的に制御するようになっている。また、IOT3は、記録紙を搬送しつつ、その記録紙に画像を形成するための画像形成部33を備えている。HCF4は蓄積している記録紙を順次送り出すための給紙部43を備えている。HCS5はIOT3から供給されてくる記録紙に排紙トレイ501,502に排出したり、バイパス排出して他の装置に供給したりする後処理部53を備えている。HCSS6は、画像が形成された記録紙に対してステイプル処理などを行ってから排紙トレイ601,602に排出する後処理部63を備えている。
HCS5,HCSS6の制御部52,62は、複数種類のうちのいずれか2種類の後処理の組み合わせについて、その2種類のうち一方の種類の後処理を終了してから他方の種類の後処理を開始するまでの準備に要する所要単位時間を記憶している。この所要単位時間の一例としては、例えば、オフセット排出無しからオフセット排出ありへ変更する際に要する時間であるとか、トップトレイ排出からバイパス排出へ変更する際に要する時間であるとか、ステイプル処理有りからステイプル処理無しへ変更する際に要する時間などがある。
制御部52,62は、電源が投入されると、自らが記憶している所要単位時間を通信部51,61によってIOT3に通知する。一方、IOT3の制御部32は、このようにして通知されてくる所要単位時間をメモリに記憶しておく。画像形成ジョブと画像形成ジョブとの間においては、ユーザによって複数の後処理の種類が変更されることがあるが、このような場合に、制御部32は、指定された種類の後処理に変更するのに要する総所要時間を算出する。この総所要時間は、変更される後処理の内容と、メモリに記憶された所要単位時間の内容とに基づいて算出される。そして、制御部32は、その総所要時間が経過した直後に記録紙がIOT3から後処理装置(HCS5,HCSS6)に供給されるようなタイミングで記録紙の給紙・搬送を行う。制御部32のメモリには、このような総所要時間の算出処理や搬送制御処理を制御部32が行うための手順が記述されたコンピュータプログラムが記憶されている。
(2)動作
次に本実施形態の動作について説明する。
図7は、図6に示した各装置のうち、IOT3、HCS5及びHCSS6の間で電源オン時に行われる処理手順を示すシーケンス図である。図7において、IOT3においてユーザによりシステム電源オンが指示されると、IOT3はまず、下流側に接続されるHCS5に対してハードウェアのシグナル線を用いて電源オンを指示するためのPower enable信号を送出する。これに対し、HCS5がIOT3に対して接続要求を行うためのConnection Requestコマンドを送出する。次いで、IOT3は、HCS5に対して接続されたことを通知するためのConnectedコマンドを送出する。このコマンドを受けとったHCS5は、さらに下流側に接続されるHCSS6に対してハードウェアのシグナル線を用いて電源オンを指示するためのPower enable信号を送出する。この信号を受け取ったHCSS6は、IOT3に対して接続要求を行うためのConnection Requestコマンドを送出する。これに応じて、IOT3は、HCS5に対して接続されたことを通知するためのConnectedコマンドを送出する。このコマンドを受けとったHCSS6は、自装置が下流側の最後尾である旨を通知するためのEnd Of Chainコマンドを送出する。
次いでIOT3は、HCS5及びHCSS6に対して、装置の機種情報を要求するInformation Requestコマンドを送出する。このコマンドを受けたHCS5、HCSS6は、自装置の機種情報を通知するためのDevice InformationをIOT3に送出する。IOT3は、これらのDevice Informationを受け取ると、、HCS5,HCSS6に対して初期化を指示するintializeコマンドを送出する。このintializeコマンドを受信したHCS5、HCSS6は、自装置の状態を通知するためのState Information(ここでは、初期化を開始したことを意味するコマンド)をIOT3にそれぞれ送出する。次いで、HCS5、HCSS6は、前述した所要単位時間を通知するためのService Timing Informationをそれぞれ送出する。
ここで、図8は、HCS5からIOT3に送出されるService Timing Informationのフォーマット図である。図8に示すService Timing Informationのうち「Paper Width Change 」は記録紙幅を変更する際の所要単位時間であり、「Paper Length Change 」は記録紙の長さを変更する際の所要単位時間であり、「NoOffset To Offset 」はオフセット排出無しからオフセット排出ありへ変更する際の所要単位時間であり、「Offset To NoOffset 」はオフセット排出無しからオフセット排出ありへ変更する際の所要単位時間であり、「TopTray To Bypass 」はトップトレイ排出からバイパス排出へ変更する際の所要単位時間であり、「TopTray To Stack 」はトップトレイ排出からスタックトレイ排出へ変更する際の所要単位時間であり、「Bypass To TopTray 」はバイパス排出からトップトレイ排出へ変更する際の所要単位時間であり、「Bypass To Stack 」はバイパス排出からスタックトレイ排出へ変更する際の所要単位時間であり、「Stack To TopTray 」はスタックトレイ排出からトップトレイ排出へ変更する際の所要単位時間であり、「Stack To Bypass 」はスタックトレイ排出からバイパス排出へ変更する際の所要単位時間である。なお、図8中の「OffsetTime」は、HCS5が後処理である「オフセット排出」そのものの処理に要するに時間を意味している。
また、図9は、HCSS6からIOTに送出されるService Timing Informationのフォーマット図であり、図8と相違するところは、ステイプル機能に関する所要単位時間が含まれている点と、バイパス搬出路の機能に関する所要単位時間が含まれていない点である。なお、図9中の「OffsetTime」、「FrontStapleTime」、「RearStapleTime」及び「DualStapleTime」はそれぞれ、HCSS6が後処理である「オフセット排出」、「フロントステイプル」、「リアステイプル」、「デュアルステイプル」の処理に要するに時間を意味している。IOT3は、Service Timing Informationを受け取ると、このコマンドに含まれる図8ないし図9のような所要単位時間を制御部32のメモリに記憶する。この後、HCS5、HCSS6は、初期化処理が終了すると、終了した旨のState InformationをIOT3に送出する。
次に、HCS5、HCSS6は、どのような後処理を実行可能かという情報を通知するためのService AvailabilityをIOT3に送出する。例えば、HCS5から送出されるService Availabilityの内容としては、トップトレイ排出機能有り、スタックトレイ排出機能有り、バイパス排出機能有り、オフセット排出機能有り、などの情報である。また、HCSS6から送出されるService Availabilityの内容としては、フロントステイプル機能有り、リアステイプル機能有り、デュアルステイプル機能有り、トップトレイ排出機能有り、スタックトレイ排出機能有り、オフセット排出機能有り、などの情報である。
IOT3は、これら受信した情報をもとに、図10〜図11に示すような機能選択画面をユーザインタフェース部30に表示することができる。図10(a)は、IOT3の下流側にHCS5とHCSS6が接続されている場合の機能選択画面の一例を示し、図10(b)は、IOT3の下流側にHCSS6のみが接続されている場合の機能選択画面の一例を示している。また、図11(a)は、図10に示した機能選択画面に表示されているStapler/Stackerボタンアイコンが選択押下された場合にユーザインタフェース部30に表示される機能選択画面の一表示例を示す図である。そして、図11(b)は、図11(a)に示した機能選択画面に表示されるSingle Stapleのボタンアイコンが押下された場合にユーザインタフェース部30に表示される機能選択画面の一表示例を示す図である。ユーザはこのような機能選択画面を参照しながら、各画像形成ジョブについての後処理の種類を指定することができる。指定された後処理の種類は制御部32のメモリに記憶される。
次に、図12は、図6に示した各装置のうち、IOT3、HCS5、HCSS6の間で画像形成ジョブ1と画像形成ジョブ2が連続して実行される際に行われる処理手順を示すシーケンス図である。画像形成ジョブ1においては、総プリント枚数が2枚であり、後処理の種類として、「記録紙の排出先がHCSSのトップトレイ」、「ステイプルが無し」、「オフセット排出が無し」が指定されているものとする。
図12においては、まず、IOT3によって画像形成ジョブ1(Job1)が開始される。上述したように画像形成ジョブ1における記録紙の排出先はHCSS6であるから、IOT3は、トップトレイ排出機能を指定するService Request(HCSS Top)コマンドをHCSS6に送出するとともに、HCS5に対してバイパス排出機能を指定するService Request(HCS Bypass)コマンドを送出する。次いで、IOT3は、HCSS6に対してサイクルアップを指示するCycle Up(HCSS)コマンドを送出するとともに、HCS5に対してもCycle Up(HCS)を送出する。これに応じて、HCSS6はIOT3に対してサイクルアップ中であることを示す情報であるState Information(Cycle Up)を送出し、同様に、HCS5もState Information(Cycle Up)を送出する。
サイクルアップが完了すると、HCSS6からIOT3に対して現在の状態を示す情報であるState Information(Print)が送出される。同様に、HCS5からIOT3に対して現在の状態を示す情報であるState Information(Print)が送出されてくる。これに応じて、IOT3は、画像形成ジョブ1における1枚目の画像形成処理を実行し、この記録紙をバイパス排出するよう指示するSheetExit(HCSBypass)コマンドをHCS5に送出する。このSheet Exit(HCSBypass)コマンドを受信したHCS5は、HCSS6に対して記録紙をトップトレイに排出することを指示するSheet Exit(HCSSTOP)コマンドを送出する。これらのコマンド指示によって、IOT3が記録紙に画像を形成した後に、HCS5はその記録紙をバイパス排出してHCSS6に出力し、HCSS6はその記録紙をトップトレイ601に排出することになる。
以降、上述した内容と同様のシーケンスに従って、IOT3が2枚目の記録紙に画像を形成した後に、HCS5はその記録紙をバイパス排出してHCSS6に出力し、HCSS6は、その記録紙をトップトレイ601に排出する。そして、HCSS6は、記録紙を排出した旨を表すSheet Delivered(HCSS Stack)コマンドをIOT3に送出する。
ここで、IOT3がSheetExit(HCSBypass)コマンドを送出した直後に、ユーザが画像形成ジョブ2(Job2)を指示したとする。この画像形成ジョブ2においては、総プリント枚数が2枚であり、後処理の種類として、「記録紙の排出先がHCSSのスタックトレイ」、「フロントステイプルが有り」、「オフセット排出が有り」が指定されるものとする。IOT3は、このような種類の後処理を要求するService Request(HCSS Stack)コマンドをHCSS6に送出する。ただし、HCS5が行うべき後処理はバイパス搬出であり、画像形成ジョブ1の場合と変更がないので、IOT3はHCS5に対してはService Requestコマンドを送出しない。この後、HCSS6は、画像形成ジョブ1の2枚目の記録紙をトップトレイに排出すると、その排出した旨を表すSheet Delivered(HCSS Stack)コマンドをIOT3に送出してくる。
次に、IOT3の制御部32は、メモリに既に記憶されているHCS5,HCSS6に関する所要単位時間に基づいて、後処理の変更に要する総所要時間を算出する。具体的には、制御部32は、ユーザによって指定された各々の後処理の変更に要する所要単位時間のうち、最大の所要単位時間を特定し、これを総所要時間とする。ここでは、画像形成ジョブ1から画像形成ジョブ2に移行する際に、「記録紙の排出先がHCSSのトップトレイ」から「記録紙の排出先がHCSSのスタックトレイ」へと変更し、「ステイプルが無し」から「ステイプルが有り」へと変更し、「オフセット排出が無し」から「オフセット排出が有り」へと変更するから、まず制御部32は、それぞれの変更に要する所要単位時間をメモリから読み出し、これらを比較する。ここでは仮に、「記録紙の排出先がHCSSのトップトレイ」から「記録紙の排出先がHCSSのスタックトレイ」へと変更する際の所要単位時間を「1.5秒」とし、「ステイプルが無し」から「ステイプルが有り」へとする際の所要単位時間を「3.0秒」とし、「オフセット排出が無し」から「オフセット排出が有り」へと変更する際の所要単位時間を「1.0秒」と仮定する。これら「1.5秒」、「3.0秒」、「1.0秒」のうち最大は「3.0秒」であるから、制御部32は総所要時間が「3.0秒」と判断する。
次いで、IOT3の制御部32は、総所要時間の分だけ記録紙の搬送スケジュールをスキップさせる。この搬送スケジュールの変更について図13を参照しながら具体的に説明する。図13の上段は、通常の搬送スケジュールを示したものである。このように通常の搬送スケジュールは一定の搬送ピッチ(例えば1秒間隔)で区切られており、IOT3の制御部32は各記録紙P1〜P7をこの搬送ピッチに従って1枚ずつ搬送する。ここで、画像形成ジョブ1から画像形成ジョブ2に移行する際に後処理の種類を変更するのに要する総所要時間が「3.0秒」の場合には、図13の下段に示すように、制御部32は、画像形成ジョブ1に用いた最後の記録紙P2の搬送を完了してから、総所要時間3秒分の搬送ピッチ数(=3ピッチ)をスキップさせ、その後に、画像形成ジョブ2に用いる最初の記録紙P3の給紙・搬送を開始する。このようにすれば、総所要時間が経過したタイミングとほぼ同じタイミングでIOT3からHCS5へ記録紙を供給することができる。
このようにして記録紙の搬送が行われ、以降、図12において画像形成ジョブ1の場合と同じ手順で、IOT3における画像形成処理とHCS5及びHCSS6における後処理とが行われる。
以上説明した実施形態によれば、IOT3が後処理装置(HCS5,HCSS6)による後処理の変更準備が完了するのを待たずに画像形成ジョブ2を開始し、後処理装置(HCS5,HCSS6)は、後処理の変更準備が完了すると直ちに画像形成ジョブ2に関する後処理を開始することができる。このようにすれば、画像形成ジョブ1が開始されてから、画像形成ジョブ2に関する後処理が終了するまでに必要な時間は従来よりも短い時間で済む。
また、IOTに接続された後処理装置(HCS5,HCSS6)は、自装置において後処理を変更するのに要する所要単位時間を記憶しており、これらを電源オン時にIOT3に通知する。そして、IOT3は通知された所要単位時間とユーザによって指定された後処理の内容とに基づいて後処理の変更に要する総所要時間を算出して、この時間に相当する搬送ピッチ数をスキップした搬送スケジュールに従って記録紙を搬送する。このように、総所要時間を決定するのに必要な所要単位時間を後処理装置(HCS5,HCSS6)からIOTに対してその都度通知しているので、IOT3と任意の後処理装置(HCS5,HCSS6)を接続した場合であっても、適切な搬送スケジュールを決定することができる。
(3)変形例
上述した実施形態は次のような変形が可能である。
実施形態においては、搬送ピッチが1秒であり、総所要時間がその搬送ピッチ数の整数倍(3倍)の3秒である場合について説明したが、総所要時間が常に搬送ピッチの整数倍とは限らない。例えば、搬送ピッチが0.8秒であり、総所要時間が3秒である場合とか、搬送ピッチが1秒であり、総所要時間が2.5秒といった場合である。このような場合には、搬送ピッチ数の整数倍であって総所要時間を超えるような最小値分だけ搬送スケジュールをスキップすればよい。例えば、搬送ピッチが0.8秒であり、総所要時間が3秒である場合には、総所要時間3(秒)<搬送ピッチ0.8(秒)×4=3.2(秒)に相当する搬送ピッチ数「4」のぶんだけ搬送スケジュールをスキップする。また、搬送ピッチが1秒であり、総所要時間が2.5秒といった場合であるには、総所要時間2.5(秒)<搬送ピッチ1(秒)×3=3秒に相当する搬送ピッチ数「3」のぶんだけ搬送スケジュールをスキップする。
また、実施形態では、画像形成装置に複数の後処理装置を接続する例で説明したが、これに限らず、後処理機能を備えた単体の画像形成装置に本発明を適用することも可能である。この場合には、画像形成装置自身が所要単位時間を記憶しておき、ユーザから指定された後処理の内容に応じてその後処理の変更に要する総所要時間を算出すればよい。
実施形態では、ユーザによって指定された各々の後処理の変更に要する所要単位時間のうち最大の所要単位時間を総所要時間としていた。このような総所要時間の決定の仕方は、後処理装置において複数の後処理を変更するための準備をそれぞれ並行して実施できることが前提となる。例えば後処理装置が(a)「記録紙の排出先がHCSSのトップトレイ」から「記録紙の排出先がHCSSのスタックトレイ」へと変更する処理と、(b)「ステイプルが無し」から「ステイプルが有り」へと変更する処理を同時に並行処理できる場合には、(a)と(b)に要する所要単位時間のうち大きい方の所要単位時間を総所要時間とすれば足りるからである。しかし、後処理装置において複数の後処理を変更するための準備をそれぞれ並行して実施できないような場合には、上記とは異なる方法で総所要時間を決定することが必要である。具体的な決定方法は、後処理の変更準備に係る処理内容がどのようなものであるかに応じて変わり得るが、例えば、各々の後処理の変更に要する所要単位時間を加算するなどの方法が考えられる。
図8,9に示したように、後処理装置(HCS5,HCSS6)は、後処理自体に要する処理時間をIOT4に通知するようになっている。後処理自体にある程度の時間を要するような場合には、上述した後処理の種類変更に要する総所要時間の場合と同じように、IOT4は、その時間が経過するまで給紙を待機する必要がある。従って、IOT4は、後処理装置(HCS5,HCSS6)から通知される上記処理時間に相当する搬送ピッチ数をスキップさせた搬送スケジュールに従って記録紙を搬送すればよい。このようにすれば、処理時間が経過したタイミングとほぼ同じタイミングでIOT3からHCS5へ記録紙を供給することができる。
また、実施形態においては、画像が形成される記録材の一例として記録紙を挙げて説明したが、これ以外にも、例えばOHPフィルム等のプラスティックや布などの種々の記録材を用いることができる。なお、実施形態で述べた制御部32によって実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、CD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disk)、RAMなどの記録媒体に記録した状態で提供し得る。
本発明の実施形態の原理を説明する模式図である。 本発明の実施形態に係る画像形成システムの構成を示す図である。 同画像形成システムにおける点線で囲んだ部分の各装置(IOT、HCF、HCS、HCSS)の外観構成を示す概略図である。 IOT、HCF、HCS、HCSSの内部構成を示す図である。 別の画像形成システムの外観構成を示す図である。 IOT、HCF、HCS、HCSSの機能構成を示すブロック図である。 IOT、HCF、HCS、HCSS間の電源ON時の処理手順を示すシーケンス図である。 HCSからIOTに送出されるService Timing Informationのフォーマット図である。 HCSSからIOTに送出されるService Timing Informationのフォーマット図である。 IOTに表示される機能選択画面の一表示例を示す図。 IOTに表示される機能選択画面の一表示例を示す図。 IOT、HCF、HCS、HCSSによって画像形成ジョブを実行する場合の処理手順を示すシーケンス図である。 搬送スケジュールを説明する図である。
符号の説明
100…画像形成システム、1a,1b…クライアント端末、2…ネットワーク、3…画像形成装置(IOT)、4…給紙装置(HCF)、5…後処理装置(HCS)、6…後処理装置(HCCS)、30,40,50,60…ユーザインタフェース部、32,42,52,62…制御部。

Claims (8)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段から供給されてくる記録材に対して、複数種類の後処理を行う後処理手段と、
    前記後処理手段がある種類の後処理を終了してから別の種類の後処理を開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、
    前記後処理手段がある種類の後処理を終了してから前記算出手段によって算出された総所要時間が経過した直後に、前記画像形成手段から前記後処理手段に前記記録材を供給する搬送手段と
    を備えた画像形成システム。
  2. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段から供給されてくる記録材に対して、画像形成ジョブ単位で指定された種類の後処理を行う後処理手段と、
    前記後処理手段が前の画像形成ジョブにおいて指定された種類の後処理を終了してから、次の画像形成ジョブにおいて指定された別の種類の後処理を開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、
    前記前の画像形成ジョブの最終記録材を供給した後、前記算出手段によって算出された総所要時間が経過する前に次の画像形成ジョブの記録材の供給を再開し、当該総所要時間が経過したのとほぼ同じタイミングで前記画像形成手段から前記後処理手段へ前記記録材を供給する搬送手段と
    を備えた画像形成システム。
  3. 一定の搬送ピッチで区切られた搬送スケジュールに従って記録材を搬送する搬送手段と、
    記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段から供給されてくる記録材に対して、複数種類の後処理を行う後処理手段と、
    前記後処理手段がある種類の後処理を終了してから別の種類の後処理を開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された総所要時間に相当する搬送ピッチ数をスキップした搬送スケジュールに従って、前記記録材を前記搬送手段によって搬送させる搬送制御手段と
    を備えた画像形成システム。
  4. 記録材に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から供給されてくる記録材に対し、複数種類の後処理を行う後処理装置とを備え、
    前記後処理装置は、前記複数種類のうちのいずれか2種類の後処理の組み合わせについて、当該2種類のうち一方の種類の後処理を終了してから他方の種類の後処理を開始するまでの準備に要する所要単位時間を前記画像形成装置に通知する通知手段を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記後処理装置の通知手段によって通知される所要単位時間に基づいて、指定された種類の後処理を前記後処理装置が終了してから、別に指定された異なる種類の後処理を前記後処理装置が開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された総所要時間が経過した直後に前記画像形成装置から前記後処理装置に前記記録材を供給する搬送手段を有する画像形成システム。
  5. 前記搬送手段は、
    前記算出手段によって算出された総所要時間に相当する記録材の搬送ピッチ数を算出し、算出した搬送ピッチ数をスキップした搬送スケジュールに従って前記記録材を搬送する請求項4記載の画像形成システム。
  6. 前記後処理装置の通知手段は、前記後処理装置が各種類の後処理を行うのに要する処理時間を前記画像形成装置に通知し、
    前記画像形成装置の搬送手段は、前記処理時間通知手段によって通知された処理時間に相当する記録材の搬送ピッチ数を算出し、算出した搬送ピッチ数をスキップした搬送スケジュールに従って前記記録材を搬送する請求項5記載の画像形成システム。
  7. 記録材に画像を形成し、この記録材を後処理装置へと供給する画像形成手段と、
    2種類の後処理の組み合わせのうち一方の種類の後処理を終了してから他方の種類の後処理を開始するまでの準備に要する所要単位時間が前記後処理装置から通知されると、これを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶された所要単位時間に基づいて、指定された種類の後処理を前記後処理装置が終了してから、別に指定された異なる種類の後処理を前記後処理装置が開始するまでの準備に要する総所要時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された総所要時間が経過した直後に前記記録材を前記後処理装置に供給する搬送手段と
    を備えた画像形成装置。
  8. 画像形成装置から供給されてくる記録材に対し、複数種類の後処理を施す後処理手段と、
    前記複数種類のうちのいずれか2種類の後処理の組み合わせについて、一方の種類の後処理を終了してから他方の種類の後処理を開始するまでに要する処理時間を前記画像形成装置に通知する通知手段とを備え、
    指定された種類の後処理を終了してから、後処理の種類を変更するための変更処理を行い、その変更処理が終了すると変更後の種類の後処理を開始する後処理装置。
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