JP6705281B2 - 画像形成システムおよびプログラム - Google Patents

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本発明は、画像形成システムおよびプログラムに関する。
印刷ジョブに基づいて用紙に画像を形成し、画像を形成した用紙に対して、折り処理、パンチ処理、スタック処理などの各種の後処理を行う画像形成システムがある。
このような画像形成システムでは、画像品質や、後処理の仕上がり精度を保つために、各部の動作の調整値を設定する技術がある。
また、電子写真方式で画像を形成する場合には、定着装置により用紙を加熱し、その表面に形成されたトナーを定着する。この定着時の加熱により用紙の水分が表裏で不均一に蒸発するために用紙が湾曲するというカール現象が生じる。
引用文献1では、画像形成後の用紙のカールを矯正するデカール手段と、このデカール手段の設定を行う操作表示部とを有する画像形成システムが開示されている。この画像形成システムでは、ユーザーがデカール方向を容易に設定できるように、操作画面にデカール手段により修正されるデカール方向を選択するボタンと、排紙トレイ上でのデカール方向を示すデカール画像とを同一の選択画面上に表示している。
特開2010−70280号公報
このような、デカール手段等の後処理部等の処理部の調整値の設定変更を、複数の用紙に連続的に画像形成する連続出力動作中に、装置を停止せずに行いたい場合がある(以下「リアルタイム調整」という)。例えば、排紙トレイ上のカールが品質不良とならない程度ではあるが、軽微なレベルで発生しているときに設定変更を行ってデカール手段の矯正強度を調整する場合である。
また、ユーザーは、調整値の設定変更が適正であったかを直ぐに確認したい。しかしながら、連続出力動作中に処理部の設定変更を行った場合、排紙トレイに連続して用紙が排出されるため、ユーザーはどの用紙から設定変更が反映されたかを把握することが難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、連続出力動作中に処理部の設定変更を行った場合に、設定変更が反映された用紙を容易に確認できる画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)印刷ジョブに基づいて用紙に画像形成する画像形成システムであって、
用紙を排出する排出部と、
給紙部から給紙された用紙を、用紙搬送路に沿って前記排出部まで搬送する用紙搬送部と、
前記用紙搬送路を搬送された用紙に、調整値に応じた処理を行う処理部と、
ユーザーから前記調整値の設定変更の指示を受け付ける指示受付部と、
前記指示受付部が受け付けた前記設定変更の指示に応じて、前記処理部の調整値を変更し、該処理部に前記設定変更を反映した前記処理を実行させる制御部と、を備え、

前記制御部は、印刷ジョブに基づいて、前記用紙搬送路に複数の用紙を連続して搬送し、搬送した用紙に対して前記処理を実行する連続出力動作中に、前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けた場合、前記設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知し
前記タイミングとして、前記設定変更が反映された用紙が前記排出部に排出されるまでの搬送時間、または該用紙が前記排出部に排出されるまでの枚数をユーザーに通知する、画像形成システム。
)前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けた場合に、
前記用紙搬送部は、連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して前記用紙搬送路に用紙を搬送し、
前記処理部は、連続して搬送する用紙間に前記調整値の変更を行う、上記(1)に記載の画像形成システム。
)前記設定変更に要する所要時間が、連続して搬送する用紙間の時間よりも長い場合、
前記処理部は、前記設定変更を複数段階に分けて実行し、
前記制御部は、前記設定変更の一部が反映された用紙、および前記設定変更の全部が反映された最初の用紙の少なくとも一方の用紙を、前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、上記()に記載の画像形成システム。
4)印刷ジョブに基づいて用紙に画像形成する画像形成システムであって、
用紙を排出する排出部と、
給紙部から給紙された用紙を、用紙搬送路に沿って前記排出部まで搬送する用紙搬送部と、
前記用紙搬送路を搬送された用紙に、調整値に応じた処理を行う処理部と、
ユーザーから前記調整値の設定変更の指示を受け付ける指示受付部と、
前記指示受付部が受け付けた前記設定変更の指示に応じて、前記処理部の調整値を変更し、該処理部に前記設定変更を反映した前記処理を実行させる制御部と、を備え、
前記制御部は、印刷ジョブに基づいて、前記用紙搬送路に複数の用紙を連続して搬送し、搬送した用紙に対して前記処理を実行する連続出力動作中に、前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けた場合、前記設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知し、
前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けた場合に、
前記用紙搬送部は、連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して前記用紙搬送路に用紙を搬送し、前記処理部は、連続して搬送する用紙間に前記調整値の変更を行い、
前記設定変更に要する所要時間が、連続して搬送する用紙間の時間よりも長い場合、
前記処理部は、前記設定変更を複数段階に分けて実行し、かつ、前記制御部は、前記設定変更の一部が反映された用紙、および前記設定変更の全部が反映された最初の用紙の少なくとも一方の用紙を、前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、画像形成システム。
)前記処理部は、印刷ジョブの特定の印刷条件に関連付けて、印刷条件毎に異なる調整値を設定可能であり、
前記制御部は、特定の印刷条件に対する前記設定変更の指示を受け付けた場合、前記特定の印刷条件で出力する用紙に対して前記設定変更を反映した前記処理を実行させるとともに、該設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、上記(1)〜上記()のいずれか1つに記載の画像形成システム。
(6)前記制御部は、前記特定の印刷条件が設定されている用紙が、印刷待ちの印刷ジョブに含まれていない場合、または所定期間以降に前記排出部に排出される場合、
実行中の印刷ジョブに対して前記設定変更が反映された前記特定の印刷条件のサンプル用紙を割り込ませ、該サンプル用紙を排出するタイミングをユーザーに通知する、上記()に記載の画像形成システム。
(7)前記制御部は、前記特定の印刷条件が設定されている用紙が、所定期間以降に前記排出部に排出される場合、
実行中の印刷ジョブに対する、前記特定の印刷条件に一致する印刷ジョブの割り込み出力を行い、該割り込み出力した前記設定変更が反映された用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、上記(5)に記載の画像形成システム。
(8)表示部を備え、
ユーザーへの前記通知を、前記表示部の表示により行う、上記(1)〜上記()のいずれか1つに記載の画像形成システム。
)音声出力部を備え、
ユーザーへの前記通知を、前記音声出力部からの音声により行う、上記(1)〜上記()のいずれか1つに記載の画像形成システム。
10)前記処理部は、画像形成された用紙に後処理を行う後処理部である、上記(1)〜上記()のいずれか1つに記載の画像形成システム。
11)前記処理部は、搬送された用紙に画像形成処理する画像形成処理部である、上記(1)〜上記(10)のいずれか1つに記載の画像形成システム。
12)印刷ジョブに基づいて用紙に画像形成する画像形成システムであって、用紙を排出する排出部と、給紙部から給紙された用紙を、用紙搬送路に沿って前記排出部まで搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送路を搬送された用紙に、調整値に応じた処理を行う処理部と、ユーザーから前記調整値の設定変更の指示を受け付ける指示受付部と、を備える画像形成システムに印刷制御を実行させるためのプログラムであって、
印刷ジョブに基づいて、前記用紙搬送路に複数の用紙を連続して搬送し、搬送した用紙に対して前記処理を実行する連続出力動作を行うステップ(a)と、
前記ステップ(a)を実行中に、前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けるステップ(b)と、
前記ステップ(b)の前記設定変更の指示に応じて、前記処理部の調整値を変更するステップ(c)と、
搬送した用紙に対して前記設定変更を反映した前記処理を実行するステップ(d)と、
前記設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知するステップ(e)と、を含み、
前記ステップ(e)では、前記タイミングとして、前記設定変更が反映された用紙が前記排出部に排出されるまでの搬送時間、または該用紙が前記排出部に排出されるまでの枚数を、ユーザーに通知する、
印刷制御を前記画像形成システムに実行させるためのプログラム。
13)前記ステップ(a)では、前記ステップ(b)で前記設定変更の指示を受け付けた後も連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して前記用紙搬送路に用紙を搬送し、
前記ステップ(c)では、前記処理部は、連続して搬送する用紙間に前記調整値の変更を行う、上記(12)に記載のプログラム。
14)印刷ジョブに基づいて用紙に画像形成する画像形成システムであって、用紙を排出する排出部と、給紙部から給紙された用紙を、用紙搬送路に沿って前記排出部まで搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送路を搬送された用紙に、調整値に応じた処理を行う処理部と、ユーザーから前記調整値の設定変更の指示を受け付ける指示受付部と、を備える画像形成システムに印刷制御を実行させるためのプログラムであって、
印刷ジョブに基づいて、前記用紙搬送路に複数の用紙を連続して搬送し、搬送した用紙に対して前記処理を実行する連続出力動作を行うステップ(a)と、
前記ステップ(a)を実行中に、前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けるステップ(b)と、
前記ステップ(b)の前記設定変更の指示に応じて、前記処理部の調整値を変更するステップ(c)と、
搬送した用紙に対して前記設定変更を反映した前記処理を実行するステップ(d)と、
前記設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知するステップ(e)と、を含み、
前記ステップ(a)では、前記ステップ(b)で前記設定変更の指示を受け付けた後も連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して前記用紙搬送路に用紙を搬送し、
前記ステップ(c)では、前記処理部は、連続して搬送する用紙間に前記調整値の変更を行い、
前記ステップ(c)で前記設定変更に要する所要時間が、連続して搬送する用紙間の時間よりも長い場合、前記設定変更を複数段階に分けて実行し、および
前記ステップ(e)では、前記設定変更の一部が反映された用紙、および前記設定変更の全部が反映された最初の用紙の少なくとも一方の用紙を、前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、印刷制御を前記画像形成システムに実行させるためのプログラム。
本発明では、連続出力動作中に、指示受付部が処理部の設定変更の指示を受け付けた場合、設定変更を反映した用紙を排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する。このようにすることで、ユーザーは、リアルタイム調整の設定変更が反映された用紙がいつ排出部に排出されるかを容易に知ることが可能となり、リアルタイム調整を効率的に行うことができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。 画像形成システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る印刷制御を示すフローチャートである。 リアルタイム調整用の操作画面の例である。 用紙搬送路における用紙の搬送位置を示す図である。 通知対象の調整紙の排出タイミングを説明するための模式図である。 操作画面に表示した通知例を示す図である。 第2の実施形態における設定変更を複数段階に分けて実行する場合の調整値の変更推移を説明するための模式図である。 第2の実施形態に係る印刷制御を示すフローチャートである。 ステップS210のサブルーチンを示す図である。 操作画面に表示した通知例を示す図である。 第3の実施形態に係るリアルタイム調整用の操作画面の例である。 第3の実施形態に係る印刷制御を示すフローチャートである。 第4の実施形態における通知対象の調整紙の排出タイミングを説明するための模式図である。 第4の実施形態に係る印刷制御を示すフローチャートである。 割り込み出力を説明するための模式図である。 中折り処理における中折り位置の調整を説明するための図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す図である。図2は、画像形成システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、画像形成システム10は、画像形成装置100、第1の後処理装置200、および第2の後処理装置300を備える。画像形成装置100で画像形成された用紙Sは、印刷ジョブの印刷条件に応じて第1、第2の後処理装置200、300で各種の後処理が施され、排紙トレイ351上に排出される。また端末装置50は、スマートフォンやタブレット端末等の携帯、可搬型の装置であり、認証されたユーザーは、端末装置50に表示した操作画面161を通じて、無線通信によるリモートモードでの遠隔操作が可能である。以下、各構成について説明する。
(画像形成装置100)
図2に示すように、画像形成装置100は、制御部110、記憶部120、用紙搬送部130、画像形成部140、給紙部150、操作表示部160および通信部170を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス等の信号線を介して相互に接続されている。
制御部110は、CPUであり、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を行う。
記憶部120は、予め各種プログラムや各種データを格納しておくROM、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM、各種プログラムや各種データを格納するハードディスク等からなる。
用紙搬送部130は、用紙搬送路131、132、これらの用紙搬送路131、132に沿って配置された複数の搬送ローラー対、およびこれらの搬送ローラー対を駆動する駆動モータ(図示せず)を備える。給紙部150から1枚ずつ給紙された用紙は、用紙搬送路131に沿って画像形成部140に搬送される。両面に画像を形成する場合には、画像形成部140で画像形成された用紙は、用紙搬送路132に沿って搬送され、表裏を反転された後、再び用紙搬送路131を経由して画像形成部140に搬送され画像形成される。
画像形成部140は、現像装置、定着装置等を備え、帯電、露光、現像、転写、および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、印刷ジョブの印刷データに基づく画像を用紙S上に形成する画像形成処理を行う。この画像形成部140は、画像形成処理部、すなわち処理部として機能する。また画像形成部140は、インクまたはトナーの画像濃度、および用紙への画像形成位置等を調整値の設定に応じて変更する。画像濃度の調整としては例えば、設定に応じて露光のレーザー光量を変更できる。また画像形成位置の変更としては、例えば、露光開始位置(先端タイミング、左右位置)を変更できる。
給紙部150は、複数の給紙トレイ151、152を備える。給紙トレイに収納された用紙Sを、1枚ずつ給紙し、下流側の用紙搬送路131に給紙する。
操作表示部160はタッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。また操作表示部160は「指示受付部」として機能し、後述するように表示した操作画面161を介してユーザーからの処理部(後処理部または画像形成部処理部)の調整値の設定変更の指示を受け付ける。また操作表示部160から、各給紙トレイ151、152に収納されている用紙Sの種類(厚紙、特殊紙等)の設定を受け付ける。受け付けた用紙種類の設定は、各給紙トレイと関連付けて記憶部120に記憶される。
通信部170は、他の機器と有線および無線通信するためのインターフェースである。通信部170は、有線のケーブルを介して第1、第2の後処理装置200、300との間で、各種設定値や動作タイミング制御に必要な各種情報の送受信を行う。また、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信が可能であり、携帯型の端末装置50との間で無線通信を行う。
またリモートパネルモード時には、画像形成装置100の制御部110は、操作画面161の画像データを端末装置50に送信する。この送信する操作画面161の内容は、画像形成装置100の操作表示部160に表示する操作画面と原則として共通する。ユーザーは端末装置50に表示した操作画面161を通じて操作指示をすることで、画像形成システム10の各種機能の調整値の設定変更や操作をすることができる。リモートパネルモード時には、通信部170(および制御部110)がユーザーからの調整値の設定変更の指示を受け付ける「指示受付部」として機能する。
この調整値の設定変更は、用紙搬送路131等に複数の用紙Sを連続して搬送し、搬送した用紙に対して処理を実行する連続出力動作中においても画像形成システムの動作を停止することなく実行できる。以下、連続出力動作中に、画像形成システムの動作を停止することなく実行する処理部への調整値の設定変更を特に「リアルタイム調整」という。ここで、用紙に対する処理には、用紙上にトナー、インク等により画像を形成する画像形成処理、およびこの画像形成処理した用紙に対して行う後処理が含まれる。そしてこの処理を行う処理部には、画像形成処理部、および後処理部が含まれる。なお「画像形成システムの動作を停止することなく」とは、用紙搬送部130(後述する後処理装置の用紙搬送部230、330も含む)の駆動モーターを完全に停止することなく、画像形成処理および後処理を継続することである。これには、主に2つの状態が含まれる。1つ目の状態は、連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して給紙部150による用紙の給紙を実行し、画像形成処理および後処理を継続することである。2つ目の状態は、画像形成処理および後処理を即時に復帰できる状態で中断することである。このときは用紙の給紙を一旦停止する。この2つ目の状態では、中断中も画像形成部140の現像、定着の各工程の装置は回転し続ける。また、2つ目の状態では好ましくは、用紙の給紙を一旦停止し、装置内にある搬送中の用紙を全て排出した後、直ぐに用紙の給紙を再開する。
(第1の後処理装置200)
第1の後処理装置200は、制御部210、記憶部220、用紙搬送部230、カール矯正部240、および通信部270を備えており、これらはバス等の信号線を介して相互に接続されている。第1の後処理装置200では、後処理としてカール矯正部240によりカール矯正を行う。なお、制御部210、記憶部220、用紙搬送部230、および通信部270は、画像形成装置100の制御部110、記憶部120、用紙搬送部130、および通信部170と同様の機能を有するので、説明の重複を避けるためその説明の全部または一部を省略する。
制御部210は、プログラムに従って上記各構成要素の制御や各種の演算処理等を行う。制御部210は、画像形成装置100の制御部110からの指示に基づいて、用紙搬送部230、カール矯正部240を制御して用紙の搬送、後処理の各制御を行う。
用紙搬送部230は、用紙搬送路231〜234、これらの用紙搬送路231〜234に沿って配置された複数の搬送ローラー対、およびこれらの搬送ローラー対を駆動する駆動モータ(図示せず)を備える。画像形成装置100の用紙搬送路131に沿って搬送された用紙Sは、用紙搬送路231〜233に沿って搬送され、下流側の第2の後処理装置300に搬送される。このとき、用紙搬送路232に配置されたカール矯正部240によりカール矯正が行われる。また、カール矯正を行わない場合には、用紙Sはバイパスの用紙搬送路234を経由して後処理装置300に搬送される。
カール矯正部240は、3つのローラーと、3つの内の2つに巻回れた搬送ベルト241で構成される。2つのローラーで回転支持される搬送ベルト241の表面外側から、3つ目のローラー242が当接することで湾曲した搬送経路が形成される。ローラー242は上下方向に可動する。ローラー242が上方に移動することで、ローラー242は搬送ベルト241により食い込む。これにより搬送経路はより湾曲し、カール矯正強度は高くなる。反対にローラー242を下方に移動することで、カール矯正強度は低くなる。制御部210は、カール矯正の調整値の設定に応じてローラー242の位置を変更する。このカール矯正部240は、後処理部、すなわち処理部として機能する。
(第2の後処理装置300)
第2の後処理装置300は、制御部310、記憶部320、用紙搬送部330、中折り部340、排出部350、音声出力部360および通信部370を備えており、これらはバス等の信号線を介して相互に接続されている。なお、制御部310、記憶部320、用紙搬送部330、および通信部370は、画像形成装置100の制御部110、記憶部120、用紙搬送部130、および通信部170と同様の機能を有するので、説明の重複を避けるためその説明の全部または一部を省略する。
制御部310は、プログラムに従って上記各構成要素の制御や各種の演算処理等を行う。制御部310は、画像形成装置100の制御部110からの指示に基づいて、用紙搬送部330、中折り部340および排出部350を制御して用紙の搬送、折り処理、排出の各制御を行う。
用紙搬送部330は、用紙搬送路331〜333、これらの用紙搬送路331〜333に沿って配置された複数の搬送ローラー対、およびこれらの搬送ローラー対を駆動する駆動モータ(図示せず)を備える。上流側の各装置の用紙搬送路131、231〜233に沿って搬送された用紙Sは、用紙搬送路331、333に沿って搬送され、排出部350の排紙トレイ351上に排出される。中折り部340で中折り処理する場合には、用紙搬送路331から下流側に分岐される。
中折り部340は、用紙スタック部341、折ブレード342、ステイプル部343を備える。用紙スタック部341に載置された複数の用紙は、ステイプル部343により用紙Sの搬送方向の中央部に中綴じされた後、可動する折ブレード342により中央部が先頭となるように押し出される。押し出された用紙束は、下流側の用紙搬送路333から排出部350に向けて搬送される。中折り部340の用紙スタック部341に載置された複数の用紙Sは、用紙スタック部341に先端(鉛直下方側)が突き当たって停止する。この用紙スタック部341に載置された用紙束の表面に向けて、垂直方向から突き出される折ブレード342の軌跡との交点が中折り位置になる。用紙スタック部341は用紙サイズに応じて、前述の交点が用紙中央位置になるように上下動する。また、用紙スタック部341の上下方向の停止位置を微調整することで、中折り位置の調整が可能である。また、中折り部340は、後処理部、すなわち処理部としても機能する。
排出部350は、上下(図1の矢印方向)に可動する排紙トレイ351を備える。排出部350は画像形成された用紙を排出して排紙トレイ351上に載置する。
音声出力部360は、スピーカーを備え記憶部120に記憶されている音声データを再生する。音声出力部360はユーザーへの通知に用いられる。
以下、各実施形態に係る印刷制御について説明する。以下においては、カール矯正部240に対してリアルタイム調整を行う例について説明する。
(第1の実施形態に係る印刷制御)
次に図3〜図7を参照し、第1の実施形態に係る印刷制御を説明する。図3は、画像形成システム10が実行する第1の実施形態に係る印刷制御を示すフローチャートである。図4は、リアルタイム調整用の操作画面161の例である。図5は、リアルタイム調整を受け付けた時点での用紙搬送路における用紙の搬送位置を示す図である。図6は、通知対象の調整紙の排出タイミングを説明するための模式図である。図7は、操作画面161に表示した通知例を示す図である。
以下に示す実施形態においては、リアルタイム調整の対象を、カール矯正部240のカール矯正強度の調整値として説明する。また同図の印刷制御は、制御部110が主体となって、他の制御部210、310と協働することで実行するものとして説明する。
図3に示すように、制御部110は、最初に画像形成システム10にネットワークで接続する端末(パーソナルコンピューター)、操作表示部160、または端末装置50を通じてユーザーから印刷ジョブの実行指示を受け付けることで、印刷ジョブに応じた連続出力動作を開始する(S101)。
次に、連続出力動作を実行中に、実行中の後処理としてカール矯正強度の調整値の設定変更の指示、つまりリアルタイム調整を受け付けたか否かを判断する(S102)。
このリアルタイム調整の受け付けは図4に示す操作画面161を通じて行う。この操作画面161は、操作表示部160または端末装置50に表示される。図4に示す操作画面161の領域a1には、カール矯正に関する各種のアイコンを表示している。領域a11内には、カール矯正の調整値「+3」が表示されており、この調整値は、ボタンb1により増減できる。また、ボタンb2により対象となる用紙のトレイを選択することができる。図4に示す例ではトレイ1(給紙トレイ151)が選択されている状態を示している。ユーザーは、ボタンb3(「矯正量反映」)を押すことで、調整値を確定できる。
制御部110は、ユーザーによってボタンb3が押されたことにより、リアルタイム調整を受け付け(S102:YES)、この受け付けた調整値に応じて、カール矯正部240のカール矯正強度を変更する(S110)。制御部110は、リアルタイム調整を受けた後も、それまでの用紙間の間隔を変更せず連続して、給紙部150、用紙搬送部130による給紙、搬送を実行させる。調整値の変更は、連続して搬送される用紙の間(紙間)に行う。例えば用紙の搬送速度が500mm/secで紙間が100mmであればその紙間の時間0.2secに、変更量に応じたカール矯正部240のローラー242の位置変更を行う。
次に後処理装置200は、画像形成装置100から搬送された用紙Sを受け取り(S111)、設定変更を反映した後処理を実行する(S112)。具体的には、カール矯正部240により設定変更後のカール矯正強度(「+3」)でカール矯正を行う。
図3において、破線S12で囲む処理は、通知に関する処理である。以下、図5、6を参照しながら説明する。
ステップS121では、未排出の先行用紙があるか否かを判断する。図5は、ユーザーによってボタンb3が押され、リアルタイム調整を受け付けた時点での用紙の搬送位置を示す図である。図5に示す例では、給紙トレイ151から排紙トレイ351に至る用紙搬送路には、順に搬送された用紙S1〜S7まで7枚の用紙が位置している。図6は、図5における用紙Sの状態を模式的に示したものであり、同図の右側は用紙搬送路の上流側を示し、符号150、240、350はそれぞれ給紙部150、カール矯正部240、排出部350の用紙搬送路上の位置を示している。同図に示すように用紙S1〜S3は、リアルタイム調整を受け付けた時点で既に、カール矯正部240を通過しており、変更前の「+0」のカール矯正強度で処理されている。用紙S4以降は、リアルタイム調整が反映された変更後の「+3」のカール矯正強度で処理される予定である。また用紙S8以降は給紙トレイ151に収納されており、用紙搬送路には搬送される前の状態である。なお、以下においては理解を容易にするため、リアルタイム調整を受け付けた時点でカール矯正部240の直上流にあった用紙S4がカール矯正部240に搬入されるときまでに、紙間で行う調整値の変更が間に合うものとして説明する。実際には、この直上流の用紙で調整値の変更が間に合うか否かを判断し、間に合わなければ、その次の紙間(図5の例では用紙S4、S5の間)で調整値の変更を行うようにしてもよい。
図3の説明に戻る。図5、6に示す例では、カール矯正部240の下流側の用紙搬送路には、未排出の先行用紙として用紙S1〜S3がある(S121:YES)、よって先行用紙数m+1枚目を「調整紙(設定変更が反映された用紙)」に決定する(S122)。図5に示す例では、先行用紙数m=3であるから、調整紙を4枚目(用紙S4)に決定する。図6において符号「T1」の丸は、通知の対象となる調整紙を示している。
一方で、未排出の先行用紙がなければ(S121:NO)、調整紙を1枚目に決定する(S123)。例えば連続出力動作が開始された直後であり、リアルタイム調整を受け付けた時点で、カール矯正部240の下流側に用紙がない場合である。
そして、ステップS122またはS123で決定した調整値の排出タイミングをユーザーに通知して、終了する(S124、エンド)。
図7は、操作画面161に表示した通知例を示す図である。操作画面161の領域a2には、調整紙(用紙S4)が排出されるタイミングとして、ユーザーがリアルタイム調整の変更指示(ボタンb3の押し下げ)を行ってから、その設定変更が反映された調整紙が排出されるまでの枚数(「4枚後」)を表示する。この枚数は、未排出の先行用紙数mから算出できる。また、この表示は、枚数に代えて排出されるまでの時間を表示するようにしてもよい。また図7に示した例では、領域a2に表示している情報は、ユーザーがリアルタイム調整の変更指示を行った時点での情報であり、時間の経過とともに、適宜更新してもよい。例えば、時間の経過とともに枚数または時間をカウントダウンする。さらに、設定変更が反映された最初の用紙(図6の用紙S4)を通知の対象となる調整紙としたが、これに限られず2枚目以降(用紙S5以降)を通知の対象としてもよい。例えば、カウントダウンがゼロになった後は、操作画面161で「調整紙を排出中」の表示を行う。
このように、第1の実施形態においては、連続出力動作中に、指示受付部が後処理部の設定変更の指示を受け付けた場合、設定変更を反映した後処理を実行した用紙を排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する。このようにすることで、ユーザーは、リアルタイム調整の設定変更が反映された用紙がいつ排出部に排出されるかを容易に知ることが可能となる。ユーザーは設定変更が適切か否かを直ぐに判断でき、更なる微調整を行う場合には、繰り返して設定変更を行えるのでリアルタイム調整を効率的に行うことができる。
(第2の実施形態に係る印刷制御)
次に図8〜11を参照し、第2の実施形態に係る印刷制御を説明する。第1の実施形態では、1つの紙間(図6の例では用紙S3、S4の間)にリアルタイム調整の調整値の変更が間に合う例を説明した。しかしながらリアルタイム調整の調整値の変更幅が大きい場合、または対象となる後処理の種類によっては、調整値の変更に要する所要時間が、1つの紙間の時間に収まらない場合がある。以下に説明する第2の実施形態では、このような状況を考慮する。
図8は、第2の実施形態における設定変更を複数段階に分けて実行する場合の調整値の変更推移を説明するための模式図である。図8は、図6に対応する図であり、同図では図6と異なりユーザーはリアルタイム調整として、カール矯正部240の調整値をそれまでの「+0」から「+10」へ設定変更している。ここで、1つの紙間の時間(例えば0.2sec)で変更できるローラー242の位置変更量は調整値「+3」相当であるとする。
図8において、用紙S1〜S3は図6と同様に、リアルタイム調整を受け付けた時点で既に、カール矯正部240を通過しており、変更前の「+0」のカール矯正強度で処理されている。用紙S4〜S6は、リアルタイム調整の一部の設定変更が反映されたカール矯正強度で処理され、用紙S7以降は、設定変更の全部が反映されたカール矯正強度で処理される予定である。なお図6と同様に用紙S8以降は給紙トレイ151に収納されており、用紙搬送路には搬送される前の状態である。
図9Aは、第2の実施形態に係る印刷制御を示すフローチャートであり、図6のステップS112に続いて処理される。
最初に、制御部110は未排出の先行用紙があるか否かを判断する(S201)。図8に示す例では、カール矯正部240の下流側の用紙搬送路には、未排出の先行用紙として用紙S1〜S3がある(S201:YES)、よって先行用紙数m+1枚目を調整開始紙に決定する(S202)。「調整開始紙」とは、設定変更の一部が最初に反映された用紙のことであり、図8に示す例では、4枚目(用紙S4)が調整開始紙である。また図8において符号「T2」の丸は、通知の対象となる調整開始紙を示す。一方で、未排出の先行用紙がなければ(S201:NO)、調整開始紙を1枚目に決定する(S203)。
次に、調整完了紙の判定処理を行う(S210)。図9Bは、ステップS210のサブルーチンを示す図である。
図9Bでは、最初に図3のステップS102で受け付けた調整値の変更に要する所要時間が、連続出力動作中の1つの紙間の時間に収まらず、まだ調整を反映していない残調整値があるか否かを判断する(S301)。具体的には、この所要時間が用紙の紙間の時間を超えているか否かを判断する(S301)。
残調整があれば(S301:YES)、残調整量から調整が完了するまでの残調整枚数nを算出する(S302)。具体的には、残調整量を調整幅で割って小数点以下を切り上げる。図8に示す例では、残調整量「7」および1つの紙間での調整幅「3」であるから、調整完了までの残調整枚数nは3である。
次に、求めた残調整枚数nを調整開始紙に加えることで、調整完了紙を決定する。図8に示す例では、調整開始紙は4枚目であることから、これにnの3を加算した7枚目(用紙S7)が調整完了紙に決定する(S303、リターン)。図8において符号「T3」の丸は、通知の対象となる調整完了紙を示す。
以降は、図9Aの処理に戻り、調整開始紙(用紙S4)および調整完了紙(用紙S7)の両方の用紙を排出部350に排出するタイミングをユーザーに通知する。図10は、操作画面161に表示した通知例を示す図である。操作画面161の領域a3には、調整紙が排出されるタイミングとして、ユーザーがリアルタイム調整の変更指示(ボタンb3の押し下げ)を行ってから、その設定変更の一部が反映された調整開始紙(用紙S4)、および設定変更の全部が反映された調整完了紙(用紙S7)が排出されるまでの枚数を表示する。なお、図10に示す例では、調整開始紙、調整完了紙の両方を示しているが、どちらか一方であってもよい。また、設定変更の一部が反映された用紙には、その反映され調整値を操作画面161に表示するようにしてもよい。さらに設定変更の一部が反映された用紙として、調整開始紙(用紙S4)に加えて、またはこれに代えて、調整途中の用紙(用紙S5、S6)も反映された調整値とともに通知するようにしてもよい。またこの通知は、第1の実施形態と同様に、時間の経過とともにカウントダウンする等、適宜更新するようにしてもよい。
このように、第2の実施形態においては、連続出力動作中に、指示受付部が後処理部の設定変更の指示を受け付け、この設定変更に要する所要時間が、連続して搬送する用紙間の時間よりも長い場合に、設定変更の一部が反映された用紙、および設定変更の全部が反映された最初の用紙を、排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する。これにより、第1の実施形態の効果とともに、ユーザーは設定変更の一部が反映された用紙が排出されるタイミングを容易に知ることができるので、設定変更が過剰であったような場合に容易に適切な調整値まで戻すことができる。
(第3の実施形態に係る印刷制御)
第1、第2の実施形態では、連続動作中にユーザーによるリアルタイム調整を受け付けた場合にも、連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して給紙部150による用紙の給紙を実行していた。以下に説明する第3の実施形態においては、用紙の給紙を一旦停止させる。また第3の実施形態においてはユーザーへの通知を、操作表示部160等への操作画面161の表示による通知に代えて、またはこの表示とともに用紙間の間隔の拡大、または用紙の搬送速度の減速により行う。以下、説明する。
図11は、第3の実施形態に係るリアルタイム調整用の操作画面161の例である。図11に示す操作画面161では、ユーザーは、プルダウンボタンb4を操作することにより通知方法を選択することができる。入力が終わった後、ボタンb3(「矯正量反映」)を押すことで、「通知方法」および「調整値」を確定できる。
ここで、選択できる通知方法は、「通常」、「紙間拡大」、「搬送速度減速」である。「通常」は、第1、第2の実施形態で示したとおりであり、排出タイミングを操作画面161内に表示する(図7等参照)。以下においては先に「紙間拡大」が選択された場合の処理について説明し、その後、「搬送速度減速」について「紙間拡大」との違いについて説明する。
図12は、第3の実施形態に係る印刷制御を示すフローチャートである。最初に、端末装置50等を通じてユーザーから印刷ジョブの実行指示を受け付けることで、画像形成システム10は、印刷ジョブに応じた連続出力動作を開始する(S401)。
次に、連続出力動作を実行中に、実行中の後処理に対するリアルタイム調整を受け付けたか否かを判断する(S402)。すなわちカール矯正処理に対するカール矯正強度の調整値の設定変更の指示を受け付けたか否かを判断する。第3の実施形態では、前述したようにユーザーは図11に示す操作画面161を通じてカール調整値とともに通知方法を選択できる。
リアルタイム調整を受け付けた場合(S402:YES)、通知方法が「紙間拡大」、「搬送速度減速」のいずれかでもなく「通常」であれば前述の図3のステップS110以降の処理を行う。一方で「紙間拡大」、「搬送速度減速」のいずれかに設定されていれば(S403:YES)、現時点で用紙搬送路にある全ての用紙を排出部350に排出する(S404)。例えば図6、8に示す例では,用紙搬送路にある用紙S1〜S7を、全て設定変更前の調整値(「+0」)のカール矯正強度で処理し、排出する。
次に、ステップS402で受け付けた調整値に応じて、カール矯正部240のカール矯正強度を変更する(S405)。その後、給紙部150により給紙を再開し(S406)、設定変更を反映した後処理を実行する。なおステップS404からS406の期間では、画像形成部140の現像装置、定着装置の動作(回転)を継続させる。
その後、設定変更を反映した後処理を実行する(S407)。具体的には、カール矯正部240により設定変更後のカール矯正強度(「+3」)でカール矯正を行う。そして再開後の1枚目(例えば用紙S8)、つまり調整紙を排出して終了する(S408、エンド)。この調整紙は、設定変更前の用紙(例えば用紙S1〜S7)が排出されてから、少なくとも給紙トレイ151から排紙トレイ351に至る用紙搬送路の全長分の紙間を空けてから排紙トレイ351に排出される。このように十分な紙間を空けることで、ユーザーは再開後の1枚目の用紙が、設定変更が反映された用紙であると容易に認識ができる。
通知方法として「搬送速度減速」が設定されている場合にも図12に示した制御と同様の制御を行う。ただし、設定が「搬送速度減速」の場合には、図12のステップS404の給紙を再開する際には、搬送速度をそれまでの速度(通常速度)よりも低速に切り替えて、給紙、用紙搬送を再開する。再開後は継続してその低速の搬送速度での画像形成処理、後処理を実行し、所定期間経過した後、再び、元の搬送速度(通常速度)に復帰する。この復帰はユーザーの指示により行うようにしてもよい。例えば、図11の操作画面161でユーザーにより「搬送速度減速」が選択されたリアルタイム調整の指示が行われた場合に、その操作画面161に「搬送速度復帰」のボタンを表示させ、このボタンの押し下げをトリガとして搬送速度の復帰を行う。
このようにすることで第3の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2の実施形態においては、設定変更の一部が反映された用紙(図8の用紙S4〜S6)を出力していた。しかしながら、第3の実施形態においては、用紙搬送路の用紙を全て排出してから調整値の変更をするので、この設定変更の一部が反映された用紙の枚数を減らす、または無くすことができる。
(第4の実施形態に係る印刷制御)
第4の実施形態は、後処理部が特定の印刷条件に関連付けて、印刷条件毎に異なる調整値を設定可能な場合に実施する。例えばカール矯正部240のカール矯正強度の調整値が、印刷条件として用紙の種類毎に異なる調整値を設定する場合である。この用紙の種類の設定は、各給紙トレイと関連付けて記憶部120に記憶されている。例えば給紙トレイ151には紙種A(例えば厚紙)、給紙トレイ152には紙種B(例えば普通紙)が収納されており、紙種Aよりも紙種Bの方が、カールが生じ易いためにカール矯正強度の調整値を大きくする場合である。この調整値と印刷条件の関連付けは、前述のように図4に示したボタンb2により行える。例えば図4の操作画面161で、トレイ1(給紙トレイ151)に対してはカール矯正強度の調整値「+0」を、トレイ2(給紙トレイ152)に対しては調整値「+3」を設定できる。この場合、制御部110は、トレイ1に設定されている紙種Aに関連付けて調整値「+0」の設定変更を受け付けたと解釈し、これを記憶部120に記憶する。
第4の実施形態は、特定の印刷条件に対して、リアルタイム調整が行われた場合に、その特定の印刷条件で出力する用紙を、ユーザーに通知する。なお、第4の実施形態においては、1つの印刷条件に関する連続出力動作を、リアルタイム調整の前後で継続して行う場合には、第1、第2の実施形態と同様の制御となる。
以下においては、連続出力動作として、図13に示すような複数の印刷条件(用紙種類)の出力を混在して行う場合について説明する。図13は、第4の実施形態における通知対象の調整紙の排出タイミングを説明するための模式図であり、図6等に対応する図である。用紙S1から用紙S7は、印刷条件が紙種Aで、カール矯正強度を調整値「+0」で処理する(処理した)用紙である。既に排出部に排出済みの用紙は印刷条件が紙種Bで出力した用紙であり、これはカール矯正強度を変更前の調整値「+0」で処理した用紙である。またリアルタイム調整として紙種Bに対してリアルタイム調整により調整値「+3」への変更を受け付けた状態であり。
図14は、第4の実施形態に係る印刷制御を示すフローチャートである。最初に、端末装置50等を通じてユーザーから印刷ジョブの実行指示を受け付けることで、画像形成システム10は、印刷ジョブに応じた連続出力動作を開始する(S501)。
次に、連続出力動作を実行中に、実行中の後処理に対する特定の印刷条件に関連付けたリアルタイム調整を受け付けたか否かを判断する(S502)。すなわち、特定の用紙種類に関連付けたカール矯正処理に対するカール矯正強度の調整値の設定変更の指示を受け付けたか否かを判断する。
例えば、図13に示す例では、リアルタイム調整として紙種Bに対して調整値「+3」への設定変更を受け付ける(S502:YES)。そして、その受け付けた特定の印刷条件(以下、単に「特定の印刷条件」という)の印刷ジョブを実行中か否かを判断し、「是」であれば(S503;YES)、図3のステップS110以降の処理を行う。一方で、図13に示したように特定の印刷条件の印刷ジョブを実行中でなければ、直ぐに特定の印刷条件で出力する用紙を排出する予定があるかを判断する(S504)。例えば(1)特定の印刷条件で出力する用紙が、後続の印刷待ちの印刷ジョブに含まれていない場合、または(2)所定期間内(枚数または時間)よりも後に排出部に排出される場合は、この判断は「否」となる。この所定期間は、ユーザーが予め設定できるようにしてもよい。
図13に示すように、特定の印刷条件で出力する用紙の排出予定がある場合(S504:YES)、制御部110は、特定の印刷条件で最初に出力する用紙を調整紙に決定する(S505)。図13に示す場合には,用紙S8を調整紙に決定する。同図において符号「T4」の丸は、決定した調整紙を示す。
一方で、特定の印刷条件で出力する用紙の排出予定がない場合(S504:NO)、図13の破線S51で囲む、割り込み出力を行う。図15は、割り込み出力を説明するための模式図である。
例えば、特定の印刷条件で出力する用紙を排出する予定がない場合には、特定の印刷条件で出力するサンプル用紙を割り込ませる(S511)。この割り込み出力は例えば、次に給紙トレイ151から給紙する予定の用紙S8に代えて、サンプル用紙として給紙トレイ152から紙種Bの用紙を給紙し、画像形成処理、および設定変更を反映した後処理を行う。
そして、この割り込み出力、つまりサンプル用紙を調整紙に決定する(S512)。図15において符号「T5」の丸は、決定した調整紙を示す。
そして、ステップS505またはS512で決定した調整値の排出タイミングをユーザーに通知して、終了する(S506、エンド)。
(第4の実施形態の変形例)
なお、サンプル用紙の割り込みを実行するか否かの設定は、事前にユーザーが設定できるようにしてもよく、リアルタイム調整を行う際に同時に設定するようにしてもよい。また、割り込み出力としては、サンプル用紙に代えて、特定の印刷条件で出力する用紙が含まれる印刷ジョブを行うようにしてもよい。例えば、所定期間内(枚数または時間)よりも後に排出部に排出される予定の印刷待ちの印刷ジョブに、特定の印刷条件で出力する用紙が含まれている場合である。この場合、ユーザーの事前またはリアルタイム調整時の指示に応じて、特定の印刷条件で出力する用紙が含まれている印刷ジョブを、他の印刷ジョブよりも先に実行するように印刷ジョブの順序を入れ替える。このような場合も、最初に特定の印刷条件で出力する用紙を調整紙に決定し、これの排出タイミングをユーザーに通知する。
また、特定の印刷条件として、紙種について説明したがこれに限られない。後処理装置の調整値または画像形成装置の調整値と関連付ける特定の印刷条件としては、片面モード、両面モードの表面(第1面)、裏面(第2面)であってもよく、モノクロ、フルカラー、用紙サイズでもよい。
このように、第4の実施形態においては、第1、第2の実施形態の効果に加えて、特定の印刷条件で出力する用紙を直ぐに出力する予定がないような場合であっても、割り込み出力を行うことで、確実にリアルタイム調整の効果を確認できる。
(変形例1)
上述の第1〜第4の実施形態の説明では、カール矯正部240のカール矯正処理に対してリアルタイム調整を適用した例を説明したがこれに限られない。図16は、中折り処理における中折り位置の調整を説明するための図である。図16に示すように、中折位置h1をリアルタイム調整により調整するようにしてもよい。用紙Sは、真の中心cに対して、誤差分だけずれた折り位置h1で中折りされている。この中折り位置h1は、真の中心cを中央とする許容幅wの中に収まってはいるが、より品質を向上させるためリアルタイム調整により真の中心cに近づける方が好ましい。ユーザーは、リアルタイム調整により調整値の設定変更することで、調整値に応じて用紙スタック部341の上下方向の停止位置を変更し、中折り位置h1を調整できる。このように、リアルタイム調整の対象として、カール矯正強度に代えて中折り位置の調整を行う。
(変形例2)
さらに、リアルタイム調整を画像形成部140の画像形成処理に適用してもよい。例えば、受け付けたユーザーの設定変更に応じて、画像濃度や画像形成位置の調整を行う。
(変形例3)
第1〜第4の実施形態においては、操作表示部160への表示により、ユーザーにリアルタイム調整の設定変更を反映した用紙を排出部に排出するタイミングを通知していた。これに代えて、またはこれともに音声により通知してもよい。例えば、記憶部120に記憶されている音声データを音声出力部360で再生することにより、設定変更を反映した用紙を排出部に排出するタイミングをユーザーへ通知する。
(他の変形例)
また上述した本実施形態において、画像形成システム10は、画像形成装置100、第1、第2の後処理装置200、300含むものとして説明したがこれに限定されない。画像形成システム10は、上記の装置以外の他の装置を含めてもよく、あるいは、上記の装置のうちの一部が含まれていなくてもよい。例えば、第1の後処理装置200にカール矯正部240を配置した例を説明したが、画像形成装置100の内部、例えば定着装置の下流側にカール矯正部を配置するようにしてもよい。また、その場合、画像形成システム10は、後処理装置を含まなくてもよい。
さらに、画像形成システム10を動作させるプログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリーやストレージ等に転送され記憶される。また、このプログラムは、例えば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成システム10の一機能としてその各装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
10 画像形成システム
100 画像形成装置
110 制御部
120 記憶部
130 用紙搬送部
131、132 用紙搬送路
140 画像形成部(処理部)
150 給紙部
151、152 給紙トレイ
160 操作表示部
161 操作画面
170 通信部
200 後処理装置
210 制御部
220 記憶部
230 用紙搬送部
231、232、233、234 用紙搬送路
240 カール矯正部(処理部)
241 搬送ベルト
242 ローラー
270 通信部
300 後処理装置
310 制御部
320 記憶部
330 用紙搬送部
331、332、333 用紙搬送路
340 中折り部(処理部)
341 用紙スタック部
342 折ブレード
343 ステイプル部
350 排出部
351 排紙トレイ
360 音声出力部
370 通信部
S、S1〜S7 用紙

Claims (14)

  1. 印刷ジョブに基づいて用紙に画像形成する画像形成システムであって、
    用紙を排出する排出部と、
    給紙部から給紙された用紙を、用紙搬送路に沿って前記排出部まで搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙搬送路を搬送された用紙に、調整値に応じた処理を行う処理部と、
    ユーザーから前記調整値の設定変更の指示を受け付ける指示受付部と、
    前記指示受付部が受け付けた前記設定変更の指示に応じて、前記処理部の調整値を変更し、該処理部に前記設定変更を反映した前記処理を実行させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、印刷ジョブに基づいて、前記用紙搬送路に複数の用紙を連続して搬送し、搬送した用紙に対して前記処理を実行する連続出力動作中に、前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けた場合、前記設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知し
    前記タイミングとして、前記設定変更が反映された用紙が前記排出部に排出されるまでの搬送時間、または該用紙が前記排出部に排出されるまでの枚数をユーザーに通知する、画像形成システム。
  2. 前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けた場合に、
    前記用紙搬送部は、連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して前記用紙搬送路に用紙を搬送し、
    前記処理部は、連続して搬送する用紙間に前記調整値の変更を行う、請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記設定変更に要する所要時間が、連続して搬送する用紙間の時間よりも長い場合、
    前記処理部は、前記設定変更を複数段階に分けて実行し、
    前記制御部は、前記設定変更の一部が反映された用紙、および前記設定変更の全部が反映された最初の用紙の少なくとも一方の用紙を、前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、請求項に記載の画像形成システム。
  4. 印刷ジョブに基づいて用紙に画像形成する画像形成システムであって、
    用紙を排出する排出部と、
    給紙部から給紙された用紙を、用紙搬送路に沿って前記排出部まで搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙搬送路を搬送された用紙に、調整値に応じた処理を行う処理部と、
    ユーザーから前記調整値の設定変更の指示を受け付ける指示受付部と、
    前記指示受付部が受け付けた前記設定変更の指示に応じて、前記処理部の調整値を変更し、該処理部に前記設定変更を反映した前記処理を実行させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、印刷ジョブに基づいて、前記用紙搬送路に複数の用紙を連続して搬送し、搬送した用紙に対して前記処理を実行する連続出力動作中に、前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けた場合、前記設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知し、
    前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けた場合に、
    前記用紙搬送部は、連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して前記用紙搬送路に用紙を搬送し、前記処理部は、連続して搬送する用紙間に前記調整値の変更を行い、
    前記設定変更に要する所要時間が、連続して搬送する用紙間の時間よりも長い場合、
    前記処理部は、前記設定変更を複数段階に分けて実行し、かつ、前記制御部は、前記設定変更の一部が反映された用紙、および前記設定変更の全部が反映された最初の用紙の少なくとも一方の用紙を、前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、画像形成システム。
  5. 前記処理部は、印刷ジョブの特定の印刷条件に関連付けて、印刷条件毎に異なる調整値を設定可能であり、
    前記制御部は、特定の印刷条件に対する前記設定変更の指示を受け付けた場合、前記特定の印刷条件で出力する用紙に対して前記設定変更を反映した前記処理を実行させるとともに、該設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、請求項1〜請求項のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  6. 前記制御部は、前記特定の印刷条件が設定されている用紙が、印刷待ちの印刷ジョブに含まれていない場合、または所定期間以降に前記排出部に排出される場合、
    実行中の印刷ジョブに対して、前記設定変更が反映された前記特定の印刷条件のサンプル用紙を割り込ませ、該サンプル用紙を排出するタイミングをユーザーに通知する、請求項に記載の画像形成システム。
  7. 前記制御部は、前記特定の印刷条件が設定されている用紙が、所定期間以降に前記排出部に排出される場合、
    実行中の印刷ジョブに対する、前記特定の印刷条件に一致する印刷ジョブの割り込み出力を行い、該割り込み出力した前記設定変更が反映された用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、請求項5に記載の画像形成システム。
  8. 表示部を備え、
    ユーザーへの前記通知を、前記表示部の表示により行う、請求項1〜請求項のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  9. 音声出力部を備え、
    ユーザーへの前記通知を、前記音声出力部からの音声により行う、請求項1〜請求項のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  10. 前記処理部は、画像形成された用紙に後処理を行う後処理部である、請求項1〜請求項のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  11. 前記処理部は、搬送された用紙に画像形成処理する画像形成処理部である、請求項1〜請求項10のいずれか1つに記載の画像形成システム。
  12. 印刷ジョブに基づいて用紙に画像形成する画像形成システムであって、用紙を排出する排出部と、給紙部から給紙された用紙を、用紙搬送路に沿って前記排出部まで搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送路を搬送された用紙に、調整値に応じた処理を行う処理部と、ユーザーから前記調整値の設定変更の指示を受け付ける指示受付部と、を備える画像形成システムに印刷制御を実行させるためのプログラムであって、
    印刷ジョブに基づいて、前記用紙搬送路に複数の用紙を連続して搬送し、搬送した用紙に対して前記処理を実行する連続出力動作を行うステップ(a)と、
    前記ステップ(a)を実行中に、前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けるステップ(b)と、
    前記ステップ(b)の前記設定変更の指示に応じて、前記処理部の調整値を変更するステップ(c)と、
    搬送した用紙に対して前記設定変更を反映した前記処理を実行するステップ(d)と、
    前記設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知するステップ(e)と、を含み、
    前記ステップ(e)では、前記タイミングとして、前記設定変更が反映された用紙が前記排出部に排出されるまでの搬送時間、または該用紙が前記排出部に排出されるまでの枚数を、ユーザーに通知する、
    印刷制御を前記画像形成システムに実行させるためのプログラム。
  13. 前記ステップ(a)では、前記ステップ(b)で前記設定変更の指示を受け付けた後も連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して前記用紙搬送路に用紙を搬送し、
    前記ステップ(c)では、前記処理部は、連続して搬送する用紙間に前記調整値の変更を行う、請求項12に記載のプログラム。
  14. 印刷ジョブに基づいて用紙に画像形成する画像形成システムであって、用紙を排出する排出部と、給紙部から給紙された用紙を、用紙搬送路に沿って前記排出部まで搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送路を搬送された用紙に、調整値に応じた処理を行う処理部と、ユーザーから前記調整値の設定変更の指示を受け付ける指示受付部と、を備える画像形成システムに印刷制御を実行させるためのプログラムであって、
    印刷ジョブに基づいて、前記用紙搬送路に複数の用紙を連続して搬送し、搬送した用紙に対して前記処理を実行する連続出力動作を行うステップ(a)と、
    前記ステップ(a)を実行中に、前記指示受付部が前記設定変更の指示を受け付けるステップ(b)と、
    前記ステップ(b)の前記設定変更の指示に応じて、前記処理部の調整値を変更するステップ(c)と、
    搬送した用紙に対して前記設定変更を反映した前記処理を実行するステップ(d)と、
    前記設定変更を反映した用紙を前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知するステップ(e)と、を含み、
    前記ステップ(a)では、前記ステップ(b)で前記設定変更の指示を受け付けた後も連続して搬送する用紙間の間隔を変更せずに、継続して前記用紙搬送路に用紙を搬送し、
    前記ステップ(c)では、前記処理部は、連続して搬送する用紙間に前記調整値の変更を行い、
    前記ステップ(c)で前記設定変更に要する所要時間が、連続して搬送する用紙間の時間よりも長い場合、前記設定変更を複数段階に分けて実行し、および
    前記ステップ(e)では、前記設定変更の一部が反映された用紙、および前記設定変更の全部が反映された最初の用紙の少なくとも一方の用紙を、前記排出部に排出するタイミングをユーザーに通知する、印刷制御を前記画像形成システムに実行させるためのプログラム。
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