JP5162195B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙に対して1枚ずつ両面印刷するモードと、複数枚の用紙を並行して両面印刷するモードとを備えた画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置では従来、印刷用紙を1枚ずつ順番に両面印刷する通常両面印刷モードと、印刷用紙を複数枚並行して両面印刷する高速両面印刷モードの2種類のモードが多く用いられている。いずれのモードを選択して印刷を行うかは、そのときの印刷データ量等の状況に応じて決定されている。例えば、高速両面印刷モードを選択する条件として、「1つのページの印刷要求を発行した時点で、最終ページ以外が2ページ以上になる」というものが挙げられる。このような条件を満たしたときに高速両面印刷モードに切り換えると、装置内の搬送路や構成上のスペースを有効に用いて両面印刷が行われることにより、それだけ短時間内で印刷を完了することができる。
以下の特許文献1に記載された画像記録装置では、ページを構成する描画オブジェクトの内容とレンダラハードウェアの処理効率等に基づいて、予め印刷の前にレンダリング処理予測時間や紙間時間を取得している。そして、4ページタイプや2ページタイプの両面シーケンスにおいて、それぞれのページのレンダリング時間が紙間時間に収まるかどうかを判断し、この判断した結果に応じた両面シーケンスで両面印刷を行っている。
また上記の先行技術では特に、4ページタイプの両面シーケンスにおいて各ページの印刷の順序は、P2→P4→P1→P3となっている。また、2ページタイプの両面シーケンスでは、各ページの印刷の順序は、P2→P1→P4→P3となっている。このように先行技術では、そのときの状況に応じて、より高速に印刷出力が可能なスケジューリング処理を行い、それによって得られた印刷順序に従って印刷を行っている。
特開2002−337417号公報(図1)
しかしながら、上記の先行技術のように「1つのページの印刷要求を発行した時点で、最終ページ以外が2ページ以上になる」という条件を設定した場合、少なくとも最終ページ以外について2ページ以上の印刷要求が発行されるまでの間は条件を満たしているかどうかを判断することができない。このため先行技術は、2ページ目以降でなければ高速両面印刷モードへの切り換えができず、最初の1枚目から高速両面印刷モードで印刷を開始することができないという問題がある。
また先行技術では、一旦は通常両面印刷モードから高速両面印刷モードへ切り換えて両面印刷を行っても、その印刷終了後に通常両面印刷モードに切り換えられて元の状態に戻ってしまう。したがって、この後に新規の両面印刷の印刷要求が発行されても、また通常両面印刷モードからやり直しとなり、最初から高速両面印刷モードで印刷を開始することができないという問題がある。
そこで本発明は、高速両面印刷モードを有効に用いて、より効率的に両面印刷を行うことが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
以上のような課題を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、両面にそれぞれ印字面を有した用紙に対して1枚ずつ両面印刷が行われる通常両面印刷モードか、もしくは用紙に対して所定枚数ずつ並行して両面印刷が行われる高速両面印刷モードのいずれかを用いて両面印刷を行う印刷実行手段と、用紙に対して1枚毎に両面印刷を行うための印刷データを受信する受信手段と、受信手段により受信された印刷データに基づいて、用紙の各印字面についての印刷要求を印刷実行手段に対して発行する発行手段と、発行手段により印刷データに含まれる先印字面の印刷要求が発行されたタイミングからの経過時間を計測する計測手段と、計測手段により所定の設定時間が計測されるまでの間に受信手段により次の用紙についての印刷データが受信された場合、高速両面印刷モードにて印刷実行手段に両面印刷を実行させる一方、設定時間が計測されるまでの間に次の用紙についての印刷データが受信されなかった場合、通常両面印刷モードにて印刷実行手段に両面印刷を実行させる制御手段とを備える。
上記のように本発明によれば、先印字面の印刷要求を発行してから設定時間内に次の用紙の印刷データを受信すると、そこから高速両面印刷モードに切り換えることができる。したがって、用紙2枚分以上の印刷要求の発行を待たずに、1枚目の両面印刷を行っている間に高速両面印刷モードに切り換え、その後の後印字面の印刷から即座に高速両面印刷モードで両面印刷を行うことが可能となる。
また、上述の画像形成装置において、計測手段は、用紙の1枚目の印刷データに含まれる先印字面の印刷要求が発行されたタイミングから経過時間の計測を開始することができる。
この場合、最初の1枚目の用紙について両面印刷を行っている間に高速両面印刷モードに切り換えることができ、その時点から高速両面印刷モードを有効に活用することができる。
また本発明に係る他の画像形成装置は、両面にそれぞれ印字面を有した用紙に対して1枚ずつ両面印刷が行われる通常両面印刷モードか、もしくは用紙に対して所定枚数ずつ並行して両面印刷が行われる高速両面印刷モードのいずれかを用いて両面印刷を実行する印刷実行手段と、用紙に対して1枚毎に両面印刷を行うための印刷データを所定の印刷ジョブ単位で受信する受信手段と、印刷ジョブ単位の印刷データに基づいて、用紙の各印字面についての印刷要求を印刷実行手段に対して発行する発行手段と、印刷実行手段が高速両面印刷モードを用いて両面印刷を実行中に、発行手段により印刷ジョブ内の最終から数えて所定枚数より1枚前の用紙の後印字面についての印刷要求が発行されたタイミングからの経過時間を計測する計測手段と、計測手段により所定の設定時間が計測されるまでの間に受信手段により次の新規な印刷ジョブについての印刷データが受信された場合、高速両面印刷モードにて印刷実行手段に両面印刷を継続させる一方、設定時間が計測されるまでの間に次の新規な印刷ジョブについての印刷データが受信されなかった場合、通常両面印刷モードに切り換えて印刷実行手段に両面印刷を実行させる制御手段とを備える。
例えば、高速両面印刷モードで並行して両面印刷を行うときの用紙の枚数をN枚(=所定枚数)とすると、印刷ジョブの最終から「N−1」枚目の印刷データに含まれる後印字面の印刷要求を発行したタイミングから経過時間を計測する。そして、設定時間内に次の新規な印刷ジョブの印刷データを受信すると、高速両面印刷モードを継続することにより、現在の印刷ジョブで印刷対象となっている用紙と並行して、新規の印刷ジョブでもそのまま高速で両面印刷することができる。したがって、印刷ジョブの間で線速が低下することなく、長期間にわたり画像形成装置の生産効率を高く維持することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、高速両面印刷モードを有効に用いて、より効率的に両面印刷を行うことが可能となるという効果が得られる。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態の画像形成装置1を概略的に示した垂直断面正面図である。なお、図中の実線矢印は用紙の搬送経路及びその搬送方向を示している。画像形成装置1は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)等に接続して使用することができる。この場合、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器から画像形成装置1に対して印刷データを送信し、画像形成装置1をネットワークプリンタとして利用することができる。また画像形成装置1の機能(例えばスキャナ機能)をネットワーク上で提供することもできる。先ず、画像形成装置1の構成について説明する。
画像形成装置1の本体2には、その下部にカセット式給紙部3が配置されている。また図1中でみて本体2の右側面上部には、右側方に張り出すようにして手差し給紙部5が配置されている。本体2の内部には、右側面の内部に沿って用紙搬送部6が形成されている。本体2の上面には原稿送り部8が設置されており、さらに原稿送り部8の下方に位置して光学部9が配置されている。
上記のカセット式給紙部3には、3段の給紙カセット4が備えられている。給紙カセット4はいわゆるフロントローディング式であり、個々の給紙カセット4は、いずれも本体2に対して前面側(図1でみて手前側)にスライドして引き出すことが可能である。また、各給紙カセット4内には印刷前のカットペーパー等の用紙Pが積載して収容されている。カセット式給紙部3からは、給紙カセット4内に積載された用紙Pが1枚ずつ分離して送り出される。
上・中・下段の給紙カセット4には、それぞれの位置で異なる用紙サイズや用紙タイプを設定することができる。例えば、最上段の給紙カセット4を多目的用途とし、ここにはOHPシートや厚紙、薄紙等を収容することができる。また、中段の給紙カセット4には使用頻度が比較的高いA4普通紙を収容し、最下段の給紙カセット4にはA4より大型サイズの用紙を収容することができる。各段の給紙カセット4に収容される用紙サイズや用紙タイプ等は、予め画像形成装置1に設定しておくことができる。
手差し給紙部5には、カセット式給紙部3に入っていないサイズの用紙Pや、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものが載置される。なお手差し給紙部5は、本体2の右側面にたたみ込んで収納できる形態であってもよい。
用紙搬送部6は、カセット式給紙部3との関係でみると、その給紙方向である右方に位置し、手差し給紙部5との関係でみると、その左方に位置する。カセット式給紙部3から送り出された用紙Pは、用紙搬送部6により本体2の側面に沿って垂直上方に搬送され、また手差し給紙部5から送り出された用紙Pは水平に搬送されてそれぞれ転写部11に至る。
原稿送り部8は、ユーザが原稿を複写して印刷する際に使用される。ユーザが原稿の複写を行う場合には、原稿送り部8に文字や図形、模様等の画像が描かれた原稿を積載する。原稿が複数枚ある場合、原稿送り部8では1枚ずつ原稿が分離して搬送され、光学部9によってその画像が読み取られる。
本体2内には、用紙搬送部6からの用紙搬送方向下流位置に画像形成部としてのプリントエンジン10及び転写部11が備えられている。このうちプリントエンジン10では、原稿の読み取り画像を処理した印刷データや、外部機器から受信した印刷データに基づいて原稿画像の静電潜像が形成され、さらにこの静電潜像からトナー像が形成される。
用紙搬送部6よりも用紙搬送方向下流側で、転写部11のすぐ上流側にはレジストローラ7が備えられている。レジストローラ7は、用紙Pの斜め送りを矯正するとともに、プリントエンジン10で形成されるトナー像との同期をとりながら転写部11に向けて用紙Pを送り出す。転写部11では、レジストローラ7によって同期をとりつつ送られてきた用紙Pの表裏面のうち、いずれかの表面が先印字面としてトナー像が転写される。
用紙搬送方向でみて転写部11の下流側には、定着部12が備えられている。転写部11にて未定着トナー像を担持した用紙Pは定着部12へと送られ、ここで加熱・加圧されてトナー像が定着される。
また、用紙搬送方向でみて定着部12の下流側であって、本体2の左側面の近傍に排出・分岐部13が備えられている。両面印刷を行わない場合(片面印刷の場合)、定着部12から排出された用紙Pは排出・分岐部13からそのまま用紙受けトレイ14に排出される。
プリントエンジン10から排出・分岐部13にかけての部分の下方であって、カセット式給紙部3の上方には、両面印刷用ユニット20が備えられている。両面印刷を行う場合、定着部12から排出された用紙Pは排出・分岐部13を通って両面印刷用ユニット20へと送られる。両面印刷用ユニット20へ送られた用紙Pは、続いて両面印刷用ユニット20に備えられた用紙反転装置30により搬送方向が切り替えられ、ここから再度、用紙搬送部6及びレジストローラ7を介して転写部11へと送られる。
用紙反転装置30は、スイッチバック機構60及びシフト機構70を備えている。スイッチバック機構60は、用紙Pの搬送方向を反転させるためのものである。またシフト機構70は、用紙の幅方向への位置ずれを補正するためのものである。シフト機構70よりも用紙搬送方向でみて上流位置には、用紙Pの幅方向への位置ずれを検知するためのセンサ31が設けられている。
用紙反転装置30への進入方向でみて、スイッチバック機構60のさらに下流側には中間トレイ21が設置されている。この中間トレイ21には、一方の面に印刷がされた用紙Pが一時的に収容される。スイッチバック機構60は、用紙Pを中間トレイ21に一旦収容した後、これをスイッチバックさせてその搬送方向を切り替えるものである。
スイッチバックされた用紙Pは、シフト機構70により位置補正がなされた後、これよりも搬送方向下流位置で下方へ潜り込むようにして反転される。そして用紙Pは、転写部11及びプリントエンジン(画像形成部)10の下方で複数の搬送ローラ53により右方へ送られた後、僅かに斜めに上昇しつつ用紙搬送部6に合流する。これにより用紙Pは、先に印刷がされた先印字面を下向きにした状態でプリントエンジン10に送られ、先印字面の裏面を後印字面として再度の印刷が行われる。これにより用紙Pの両面に印刷が行われる。両面印刷がされた用紙Pは排出・分岐部13を通って用紙受けトレイ14に排出される。あるいは、用紙Pは再度、用紙反転装置30により反転された後、本体2の左側部分に沿って上方へ搬送され、用紙受けトレイ14に排出される。
画像形成装置1には、両面印刷を行う場合に「通常両面印刷モード」と「高速両面印刷モード」の2種類のモードが用意されている。このうち通常両面印刷モードでは、用紙Pに対して1枚ずつ用紙反転装置30により搬送方向が切り換えられ、ここから再度、用紙搬送部6及びレジストローラ7を介して転写部11へと送られることにより両面印刷が行われる。
これに対して高速両面印刷モードは、用紙Pに対して所定枚数(例えば3枚)ずつ並行して両面印刷するモードである。具体的には、転写部11での用紙Pへのトナー像の転写や、中間トレイ21での別の用紙Pの収容、そして搬送ローラ53による更に別の用紙Pの搬送等の動作が同時に並行して行われることにより、所定枚数の用紙Pの両面印刷が並行して行われ、通常両面印刷モードよりも高速で印刷作業が進行する(線速向上)。これらモードの選択及び切り換えは、画像形成装置1の制御機能を用いて行われる。制御において、例えば「3枚同時両面印刷処理」と称する手法を適用した場合、3枚の用紙Pの両面印刷が並行して行われることになる。
図2は、画像形成装置1の制御構成を概略的に示したブロック図である。以下、制御上の構成について説明する。
画像形成装置1は、その動作を制御するため制御部100を備えている。制御部100は、例えば中央演算処理装置(CPU)を備えた電子回路から構成されており、この電子回路が回路基板上に形成された状態で画像形成装置1に内蔵されている。
上述した原稿送り部8による原稿送り動作や、これに伴う光学部9での画像読取動作、カセット式給紙部3からの給紙動作等は、制御部100により制御されている。また、上記のプリントエンジン10による画像形成や転写部11、定着部12、排出・分岐部13及び両面印刷用ユニット20における各動作は、いずれも制御部100により制御されている。
実際には、例えば両面印刷を行う場合に読み取り画像や外部機器から受信した印刷データに基づいて、制御部100がプリントエンジン10に対して印刷要求を発行し、この印刷要求に応じて上記のプリントエンジン10が実際に画像形成動作(潜像の形成、トナーによる現像、トナー像の転写等)を行う。
また、制御部100には、この制御部100の制御を受けて動作する各構成要素として、上述の各部以外にもタイマ101、操作・表示部102、モード切換部103、記憶部104、インターフェース部105がそれぞれ接続されている。
操作・表示部102は、図1には示されていないが、例えば本体2の上面で、ユーザからみて原稿送り部8の手前側の位置に設けられている。操作・表示部102は操作キーの他にタッチ式パネルを有しており、その操作キーに対する操作の他、表示画面を通じてユーザのタッチ操作を受け付けることができる。また記憶部104は、例えば記憶装置(ROM,RAM)や大容量記憶装置(ハードディスク)等を有しており、光学部9にて読み取られた画像は、所定のデータ形式で記憶部104に一時的に記憶される。
画像形成装置1では、例えば印刷ジョブごとに操作・表示部102の操作を通じて設定されたデータが制御部100を介して記憶部104に格納される。この設定には、用紙のサイズ、タイプ及び送り方向、両面又は片面の印刷形式、原稿濃度、枠消去、綴じ代、4in1の集約処理等があり、それぞれの設定に応じて制御部100により画像処理が行われる。画像形成装置1が画像処理に要する時間は、この設定の内容に依存する。記憶部104には、例えばマルチスレッド処理を行う複合機用アプリケーションプログラムが格納されている。
例えば、原稿の複写を伴う画像処理では、原稿送り部8に原稿を載置した状態で、操作・表示部102のスタートボタン(図示されていない)をユーザが押下すると、この操作に応じて以下の処理が行われる。先ず、原稿送り部8に内蔵された用紙センサ(図示されていない)が原稿用紙を検知している場合、原稿送り部8により原稿が一枚ずつ搬送され、その途中で光学部9により原稿画像が走査される。このとき読み取られた画像データは、制御部100を介して記憶部104に1つのジョブ単位で格納される。
これとは別に、画像形成装置1にはネットワーク経由でパーソナルコンピュータ等の外部機器から印刷ジョブの単位で印刷データが送信される。このため画像形成装置1はインターフェース部105を備えており、このインターフェース部105は、外部機器からネットワークを介して送信された印刷データを受信する。
またタイマ101は、その起動後から予め設定された設定時間の計測を行う。具体的には、タイマ101は、制御部100からプリントエンジン10に対して用紙Pの先印字面の印刷要求が発行されたタイミングで起動し、そこからの経過時間を計測する。
また、モード切換部103は、上記の通常両面印刷モードと高速両面印刷モードとを選択的に切り換える機能を有している。具体的には、モード切換部103は制御部100の制御を受けて、これら2種類のモードのいずれかを選択する。用紙搬送部6による用紙Pの搬送動作や、プリントエンジン10による画像の形成動作、排出・分岐部13による用紙搬送方向の切り換え、両面印刷用ユニット20による用紙反転動作等は、モード切換部103により選択されたモードに基づいて制御される。
以上が画像形成装置1の基本的な構成及び動作であるが、加えて本実施形態では、両面印刷を行う場合に通常両面印刷モードから高速両面印刷モードに切り換える際の処理において以下の特徴を有している。
図3は、第1実施形態において制御部100により実行される印刷モード選択処理の手順例を示すフローチャートである。以下、各手順に沿って説明する。
ステップS301:画像形成装置1に対し、例えば外部機器から1枚毎に両面印刷を指定した印刷データが送信されると、制御部100は、インターフェース部105を介してその印刷データを受信する。
ステップS302:制御部100は、先のステップS301で受信した印刷データを解析し、両面印刷が指定されていることを把握すると、最初の1枚目の印刷を行うための印刷データに基づいて、まず用紙Pの先印字面(2ページ目)の印刷要求をプリントエンジン10に対して発行する。
ステップS303:次に制御部100はタイマ101を起動し、この印刷要求を発行したタイミングから経過時間の計測を開始する。
ステップS304:制御部100は、タイマ101によって設定時間が計測されるまでの間に、外部機器から次の用紙P、即ち2枚目の印刷データを受信したか否かを確認する。
ステップS305:その結果、設定時間が経過する前に2枚目の印刷データを受信した場合(ステップS304のYES)、制御部100は初期設定の通常両面印刷モードから、高速両面印刷モードへの切り換えをモード切換部103に対して指示する。これにより、プリントエンジン10や転写部11、両面印刷用ユニット20等では、最初の1枚目の後印字面(1ページ目)に対する印刷の前から高速両面印刷モードに切り換えてそれぞれの動作が行われる。
図4は、通常両面印刷モードと高速両面印刷モードとを対比して示す作業の流れ図である。図4に示すように、高速両面印刷モードでは、2枚目の先印字面(4ページ目)に対する印刷が優先し、続いて1枚目後印字面、3枚目先印字面(6ページ目)・・・の順番で両面印刷が行われることになる。
ステップS306:これに対し、2枚目の印刷データを設定時間内に受信しなかった場合(ステップS304のNO)、制御部100は、モード切換部103に対して通常両面印刷モードを指示し、初期設定を維持して両面印刷を行う。この場合、図4に示されているように、用紙Pの1枚目について先印字面(2ページ目)の印刷後に後印字面(1ページ目)の印刷を行い、次いで2枚目について先印字面(4ページ目)の印刷後に後印字面(3ページ目)・・・の順番で両面印刷が行われる。なお、両面印刷後の用紙Pはそのまま1ページ目を下向きに伏せた状態(いわゆるフェイスダウン)で排紙される。
以上のように第1実施形態では、高速両面印刷モードで印刷が可能と判断した際には、2枚目以降の印刷要求の発行を待たずに1枚の両面印刷の間に即座に高速両面印刷モードに切り換えることができる。このため、全体を通じて画像形成装置1の線速を向上することができる。
〔第2実施形態〕
続いて、第2実施形態での動作について説明する。第2実施形態では、両面印刷の実行中に新規の印刷ジョブのデータを受信した場合にモードを切り換える際の印刷モード選択処理において以下の特徴を有している。
図5は、第2実施形態で用いる印刷モード選択処理の手順例を示すフローチャートである。図5の処理は、現時点で高速両面印刷モードを選択している場合に実行するものである。なお、以下の処理では、現時点で5枚の両面印刷(合計10ページ)の印刷ジョブを実行中である場合を想定している。また高速両面印刷モードは、並行して両面印刷を行う所定枚数が3枚である場合(3枚同時両面印刷処理)を想定する。
ステップS501:制御部100は、現在の印刷ジョブの最終(最後の枚数)から数えて「N−1」枚目、つまり最終から2枚目の印刷を行うための印刷データに基づき、用紙Pの後印字面(7ページ目)の印刷要求をプリントエンジン10に対して発行する。
ステップS502:制御部100はタイマ101を起動し、この印刷要求を発行したタイミングから経過時間の計測を開始する。
ステップS503:制御部100は、先のステップS502で起動したタイマ101により設定時間が計測されるまでの間に、外部機器から新規の印刷ジョブの印刷データ、即ち最初の1枚目の印刷データを受信したか否かを確認する。
ステップS504:設定時間内に次のジョブの印刷データを受信した場合(ステップS503のYES)、制御部100は、現在選択している高速両面印刷モードを継続する。これにより、次の印刷ジョブについて、その最初の1枚目から高速両面印刷モードで両面印刷が行われることになる。
図6は、異なるジョブを跨いで高速両面印刷モードが継続された場合の流れ図である。プリントエンジン10や転写部11、両面印刷用ユニット20等では、現ジョブの最終から2枚目の後印字面(7ページ目)に対する印刷の後、新規の印刷ジョブでもそのまま高速両面印刷モードを継続する。したがって、現ジョブの4枚目の後印字面(7ページ目)に対する印刷の後、続いて新規印刷ジョブの1枚目の先印字面(2ページ目)、次に現ジョブの5枚目の後印字面(9ページ目)・・・の順番で両面印刷が行われる。
ステップS505:これに対し、設定時間内に新規ジョブの印刷データを受信しなかった場合(ステップS503のNO)、制御部100は、現在の印刷ジョブの終了に伴って高速両面印刷モードを終了し、通常両面印刷モードへの切り換えをモード切換部103に対して指示する。
第2実施形態の場合、連続したジョブ間で高速両面印刷モードを継続することにより、新規な印刷ジョブについても最初から高速で印刷することができる。これにより、画像形成装置1の線速を高く維持し続けることができ、ユーザの生産効率を大きく向上することができる。
〔他の実施の形態〕
第2実施形態では、上記の3枚同時両面印刷処理を用いた装置で通常両面印刷モードと高速両面印刷モードとを切り換える処理について説明したが、これに限られず、4枚同時両面印刷処理や他の処理を用いた高速両面印刷モードにおいても同様の動作を行うこととしても良い。
また、第1,第2実施形態において、画像形成装置1の例としてネットワーク対応の多機能周辺機器(MFP)を挙げているが、画像形成装置はプリンタ専用機等であっても良い。
画像形成装置の構成を概略的に示した垂直断面正面図である。 画像形成装置の制御構成を示したブロック図である。 第1実施形態に係る印刷モード選択処理の手順例を示すフローチャートである。 通常両面印刷モードと高速両面印刷モードとを対比して示す作業の流れ図である。 第2実施形態に係る印刷モード選択処理の手順例を示すフローチャートである。 異なるジョブを跨いで高速両面印刷モードが継続された場合の流れ図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 本体
10 プリントエンジン(印刷実行手段)
11 転写部(印刷実行手段)
12 定着部(印刷実行手段)
13 排出・分岐部(印刷実行手段)
20 両面印刷用ユニット(印刷実行手段)
100 制御部(発行手段、制御手段)
101 タイマ
103 モード切換部
105 インターフェース部(受信手段)

Claims (1)

  1. 両面にそれぞれ印字面を有した用紙に対して1枚ずつ両面印刷が行われる通常両面印刷モードか、もしくは前記用紙に対して所定枚数ずつ並行して両面印刷が行われる高速両面印刷モードのいずれかを用いて両面印刷を実行する印刷実行手段と、
    前記用紙に対して1枚毎に両面印刷を行うための印刷データを所定の印刷ジョブ単位で受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された印刷ジョブ単位の印刷データに基づいて、前記用紙の各印字面についての印刷要求を前記印刷実行手段に対して発行する発行手段と、
    前記印刷実行手段が前記高速両面印刷モードを用いて両面印刷を実行中に、前記発行手段により印刷ジョブ内の最終から数えて前記所定枚数より1枚前の前記用紙の後印字面について印刷要求が発行されたタイミングからの経過時間を計測する計測手段と、
    前記計測手段により所定の設定時間が計測されるまでの間に前記受信手段により次の新規な印刷ジョブについての印刷データが受信された場合、前記高速両面印刷モードにて前記印刷実行手段に前記所定枚数より1枚前の前記用紙の後印字面に対する印刷を実行させた後に、前記新規な印刷ジョブ内の1枚目の前記用紙の先印字面に対する印刷を実行させることにより両面印刷を継続させる一方、前記計測手段により前記設定時間が計測されるまでの間に前記受信手段により次の新規な印刷ジョブについての印刷データが受信されなかった場合、前記通常両面印刷モードに切り換えて前記印刷実行手段に両面印刷を実行させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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