JP2003011473A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JP2003011473A
JP2003011473A JP2001203967A JP2001203967A JP2003011473A JP 2003011473 A JP2003011473 A JP 2003011473A JP 2001203967 A JP2001203967 A JP 2001203967A JP 2001203967 A JP2001203967 A JP 2001203967A JP 2003011473 A JP2003011473 A JP 2003011473A
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JP2001203967A
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Nobuhiro Suzuki
信広 鈴木
Akira Takeoka
章 竹岡
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面記録の場合に中間転写部に転写すべ
きカラー画像が形成されてから記録紙が到達するまでの
待ち時間を削減させて両面記録の生産性の向上を図ると
共に紙ジャムが生じた場合の記録紙の無駄を低減し且つ
回復処理の負担を軽減すること。 【解決手段】 記録紙単位で両面記録をするスローモー
ド又は搬送路を循環する記録紙の枚数に応じてスローモ
ードより記録時間が速くなるように画像の記録順序を入
れ替えて両面記録をするファーストモードで記録を行う
記録装置において、外部装置17から入力したプリント
データのうち、ファーストモードで次に処理すべきペー
ジのプリントデータの展開時間が、スローモードで次に
処理すべきページのプリントデータの展開時間と次に記
録紙が転写領域に到達するまでの搬送時間とを加えた時
間より長ければスローモードを選択する一方、短ければ
ファーストモードを選択して両面記録を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像を記録
紙の両面に記録可能な記録装置及び記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録装置は、パーソナル
コンピュータ(以下、「PC」という)等で作成された
文書データを記録装置に出力するプリンタドライバと記
録装置とから構成される。この記録装置はコントローラ
部(プリンタコントローラ)とエンジン部(プリンタエ
ンジン)とから構成される。
【0003】プリンタドライバは、PC上のアプリケー
ションソフトで作成された文書データ(文字、グラフィ
ック、イメージ)をPCのオペレーティングシステム
(以下、「OS」という)経由で受け取る。そして、こ
こで指定された記録条件をプリンタコントローラに伝送
する為のヘッダコマンドデータと、プリントデータを記
述する為のPDLコマンドデータに圧縮変換して、指定
されたポートから記録装置本体に出力する。
【0004】プリンタコントローラは、プリンタドライ
バから受け取ったヘッダコマンドデータとPDLコマン
ドデータをラスタライズ用の中間言語にコマンド変換し
メモリに展開する。これと同時にプリンタエンジンを制
御し、コマンド変換されたデータをラスタライズしなが
ら各色毎にビデオデータとしてエンジン部に出力する。
【0005】プリンタエンジンは、各色毎に現像された
複数の画像を1つの画像に重ねる中間転写部と各色毎に
現像部を含むトナーカートリッジとを備える。各色のビ
デオ信号により半導体レーザーを走査し、各色のトナー
カートリッジに内蔵する感光体ドラムにトナー現像す
る。そして、トナー現像された画像を1色毎に中間転写
部に転写する作業を色の数だけ繰り返し、中間転写部に
複数色の画像が重ねられたカラー画像を形成する。さら
に、カラー画像を形成している間に給紙部より記録紙を
搬送させ、所定のローラ位置に待機させる。カラー画像
形成終了と同期してカラー画像を記録紙に転写及び定着
させ、カラー画像が形成された記録紙を外部に排出す
る。
【0006】また、複数ページの文書を記録紙の両面に
記録(以下、「両面記録」という)する場合、記録紙1
枚毎に表面及び裏面にカラー画像を形成するようにして
いた。具体的には記録紙1枚目の裏面にカラー画像を形
成し、記録装置内で反転させる。次に反転した記録紙の
表面にカラー画像を形成して外部排出する。これらの画
像作成工程を2枚目、3枚目、最終枚目と繰り返すよう
にしていた。以下、このようにカラー画像の形成順序を
記録紙1枚毎に表面及び裏面に順次行うモードを「スロ
ーモード」という。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
構成された従来技術の記録装置によると、両面記録の場
合、以下のような問題が生じていた。
【0008】即ち、両面記録の場合、まず、中間転写部
に形成されたカラー画像を中間転写部と転写部との間の
転写位置で、所定のローラ位置に待機させていた用紙を
搬送させ記録紙の片面にカラー画像を転写し定着させ
る。その後、記録紙反転用の搬送路を搬送させることに
より記録紙の転写面が反転した記録紙を再び転写前の所
定のローラ位置に戻す。しかし、その間に中間転写部に
他面のカラー画像が既に形成されている場合がある。こ
の場合、中間転写部には転写すべきカラー画像が形成さ
れているにも関わらず、記録紙が到達するまで転写する
ことはできず、その待ち時間の分だけ時間のロスが発生
し、生産性が悪いという問題がある。
【0009】このような問題を解決するために、スロー
モードのように画像の形成順序を記録紙1枚毎に表面及
び裏面に順次行うのではなく、搬送路を循環する記録紙
の最大枚数及び記録する画像のページ数に基づいて記録
する画像の順序を入れ替えることが行われている。即
ち、スローモードだと、ある画像の表面を記録紙に記録
し、この用紙を搬送路に搬送させて再度転写前の所定の
ローラ位置に戻すまで、他の画像のために用紙を搬送路
に搬送させることができない。そこで、搬送路内に複数
枚の用紙を循環させ、画像の記録順序をページ単位では
なく、例えば、表面の画像を所定枚数記録した後に裏面
を所定枚数記録するというように、画像の順序を入れ替
えることが行われている。以下、このように搬送路内に
複数枚の用紙を循環させ、画像の記録順序をページ単位
ではなく、記録順序を入れ替えるモードを「ファースト
モード」という。これにより、記録紙が転写位置に到達
するまでの待ち時間を短くでき、生産性を向上させるこ
とができる。
【0010】しかし、かかる方式によると、紙ジャムが
生じた場合、紙ジャムを起こした記録紙以降の搬送路内
に存在する全て記録紙が無駄となり、無駄になる記録紙
の数が増加するという問題が生ずる。また、紙ジャムが
生じた場合、画像の記録順序がページ単位ではないた
め、正常に記録された画像があっても、それが片面の画
像であれば、再度記録し直す必要があり、回復処理が非
常に複雑となるという問題も生ずる。
【0011】本発明は、かかる問題点に鑑みて為された
ものであり、両面記録の場合に、中間転写部に転写すべ
きカラー画像が形成されてから記録紙が到達するまでの
待ち時間を削減させて両面記録の生産性の向上を図ると
共に、紙ジャムが生じた場合の記録紙の無駄を低減し且
つ回復処理の負担を軽減できる記録装置及び記録方法を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録紙単位で
両面記録を実行する第1モード又は搬送路を循環する記
録紙の枚数に応じて前記第1モードより記録時間が速く
なるように画像の記録順序を入れ替えて両面記録を実行
する第2モードで記録紙に対して記録する記録装置にお
いて、外部からプリントデータを入力し、この入力した
プリントデータのうち第2モードで次に処理すべきペー
ジのプリントデータのメモリに対する展開時間が、第1
モードで次に処理すべきページプリントデータのメモリ
に対する展開時間と次に記録紙が転写領域に到達するま
での搬送時間とを加えた時間より長ければ第1モードを
選択する一方、短ければ第2モードを選択して両面記録
を実行するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様に係る記録装
置は、記録紙単位で両面記録を実行する第1モード又は
搬送路を循環する記録紙の枚数に応じて前記第1モード
より記録時間が速くなるように画像の記録順序を入れ替
えて両面記録を実行する第2モードで記録する記録手段
と、外部から入力したプリントデータを展開するメモリ
と、前記第2モードで次に処理すべきページのプリント
データの展開時間が、前記第1モードで次に処理すべき
ページのプリントデータの展開時間と次に記録紙が転写
領域に到達するまでの搬送時間とを加えた時間より長け
れば前記第1モードを選択する一方、短ければ前記第2
モードを選択する制御手段と、を具備する構成を採る。
【0014】文書データには様々な種類がある。例え
ば、テキストのみの文書データや複雑な図形を用いたグ
ラフィックデータ等がある。これらの文書データをメモ
リに展開する待ち時間は、その文書データの種類によっ
て異なる。テキストのみの文書データと複雑なグラフィ
ックデータでは、テキストのみの文書データの方が早く
プリントデータがメモリに展開され、複雑なグラフィッ
クデータの方が遅くプリントデータがメモリに展開され
る。よって、記録する文書データがテキストのみの文書
データの場合にスローモードを採用すると、記録するプ
リントデータはすでにメモリ上に展開されているにも関
わらず、記録紙が転写位置に到達するまでの待ち時間が
長くなり、生産性が低くなる。一方、記録する文書デー
タが複雑なグラフィックデータの場合にファーストモー
ドを採用すると、記録するプリントデータはまだメモリ
上に展開されていないにも関わらず、記録紙が転写位置
にすでに到達しており、この場合も生産性が低くなる。
【0015】上記第1の態様に係る記録装置の構成によ
れば、記録条件に基づいて外部から入力したプリントデ
ータをメモリに展開するまで待ち時間が発生すると予想
される場合は、記録紙単位で両面記録を実行し記録速度
の遅い第1モードを選択する。一方、待ち時間が発生し
ないと予想される場合には、搬送路を循環する記録紙の
枚数に応じて前記第1モードより記録速度が速くなるよ
うに画像の記録順序を入れ替えて両面記録を実行する第
2モードを選択する。これにより、外部から入力したプ
リントデータをメモリに展開するのに待ち時間が少ない
場合には第2モードを選択して次の記録紙を早く転写領
域に到達させて生産性の向上を優先させる。一方、外部
から入力したプリントデータをメモリに展開するのに待
ち時間が多い場合には第1モードを選択して無駄な用紙
の低減及び回復処理の負担軽減を優先させる。したがっ
て、両面記録の生産性の向上を図ると共に、紙ジャムが
生じた場合の無駄な用紙の低減及び回復処理の負担軽減
を図ることができる。
【0016】本発明の第2の態様に係る記録装置は、記
録紙単位で両面記録を実行する第1モード又は搬送路を
循環する記録紙の枚数に応じて前記第1モードより記録
時間が速くなるように画像の記録順序を入れ替えて両面
記録を実行する第2モードで記録する記録手段と、外部
から入力したプリントデータを展開するメモリと、前記
第2モードで次に処理すべきページのプリントデータの
展開時間が、前記第1モードで次に処理すべきページの
プリントデータの展開時間と次に記録紙が転写領域に到
達するまでの搬送時間とを加えた時間より長ければ前記
第1モードを選択する一方、短ければ前記第2モードを
選択する制御手段と、を具備し、前記制御手段は前記第
2モードが選択している際に前記メモリのオーバーフロ
ーを予測すると、前記第1モードに切り替えて前記メモ
リ容量を確保する構成を採る。
【0017】この構成によれば、記録速度の速い第2モ
ードを選択している際にメモリのオーバーフローが予測
されると、前記第1モードに切り替える。これにより、
記録紙1枚毎の表裏に両面記録を実行する第1モードで
メモリに空き容量をつくることができるので、前記メモ
リ容量を確保しつつ、そのために記録順序が乱れるのを
防止できる。
【0018】本発明の第3の態様に係る記録装置は、記
録紙単位で両面記録を実行する第1モード又は搬送路を
循環する記録紙の枚数に応じて前記第1モードより記録
時間が速くなるように画像の記録順序を入れ替えて両面
記録を実行する第2モードで記録する記録手段と、外部
から入力したプリントデータを展開するメモリと、前記
第2モードで次に処理すべきページのプリントデータの
展開時間が、前記第1モードで次に処理すべきページの
プリントデータの展開時間と次に記録紙が転写領域に到
達するまでの搬送時間とを加えた時間より長ければ前記
第1モードを選択する一方、短ければ前記第2モードを
選択する制御手段と、を具備し、前記制御手段は前記第
2モードが選択されている際に前記メモリのオーバーフ
ローを予測すると、前記第1モードに切り替えて前記メ
モリ容量を確保し、前記メモリの空容量を所定量確保で
きると、前記第2モードに戻す構成を採る。
【0019】この構成によれば、記録速度の速い第2モ
ードを選択している際にメモリのオーバーフローが予測
されると、前記第1モードに切り替えることで、記録紙
1枚毎の表裏に両面記録を実行する第1モードでメモリ
に空き容量をつくることができる一方、前記メモリの空
容量を所定量確保できると、前記第2モードに戻す。こ
れにより、メモリに空領域ができると再度、記録速度の
速い第2モードに設定し直すので、前記メモリ容量を確
保しつつ、そのために最後まで記録速度が遅くなるのを
防止できる。
【0020】本発明の第4の態様に係る記録装置は、記
録紙単位で両面記録を実行する第1モード又は搬送路を
循環する記録紙の枚数に応じて前記第1モードより記録
時間が速くなるように画像の記録順序を入れ替えて両面
記録を実行する第2モードで記録する記録手段と、記録
可能枚数が所定枚数以下かを検知する検知手段と、前記
第2モードを選択している際に記録可能枚数が所定枚数
以下になったならば一面のみ記録された記録紙が搬送路
に残らないように前記第1モードに切り替える制御手段
と、を具備する構成を採る。
【0021】第2モードで両面記録している途中で例え
ばトナーが無くなった場合、第2モードは記録紙単位で
両面記録を行うものではないので、一面のみが記録され
た記録紙が搬送路上に残った状態で、トナー補給の作業
を行わなければならない。その際、ユーザが紙ジャム除
去用のカバーを誤って開けて記録紙を取り出してしまう
などの誤動作をした場合、記録する画像の順序が乱れ、
適正な両面記録ができなくなるという問題が生ずる。
【0022】上記第4の態様に係る記録装置の構成によ
れば、第2モードで両面記録している途中で記録可能枚
数が制限される場合、記録可能な枚数に基づいて最後の
記録の区切りがよくなるように第1モードに切り替えて
記録紙単位の両面記録にする。これにより、トナー補給
等のメンテナンス作業の際に搬送路上に記録紙が残るの
を防止できる。このため、ユーザが紙ジャム除去用のカ
バーを誤って開けて記録紙を取り出してしまうなどの誤
動作を防ぐことができるので、記録すべき画像の順序が
乱れるのを防止し、適正な順序の両面記録を可能とする
ことができる。
【0023】本発明の第5の態様に係る記録方法は、記
録紙単位で両面記録を実行する第1モード又は搬送路を
循環する記録紙の枚数に応じて前記第1モードより記録
時間が速くなるように画像の記録順序を入れ替えて両面
記録を実行する第2モードで記録紙に対して記録する記
録方法であって、外部からプリントデータを入力する工
程と、入力したプリントデータのうち前記第2モードで
次に処理すべきページのプリントデータのメモリに対す
る展開時間が、前記第1モードで次に処理すべきページ
プリントデータのメモリに対する展開時間と次に記録紙
が転写領域に到達するまでの搬送時間とを加えた時間よ
り長ければ前記第1モードを選択する一方、短ければ前
記第2モードを選択する工程と、選択したモードで記録
紙に対して両面記録を実行する工程と、を具備するもの
である。
【0024】以下、本発明の実施の形態にかかる記録装
置について図面を参照して具体的に説明する。
【0025】図1は、本実施の形態に係る自動両面記録
機能を備えたカラー記録装置の機能ブロック図である。
本実施の形態のカラー記録装置は、装置全体の動作を管
理するホストコントローラ11、記録系の動作及び両面
ユニットの動作を管理するエンジンコントローラ12の
2つのコントローラを備えている。
【0026】ホストコントローラ11には、後述する各
種処理をホストコントローラ11に実行させるためのプ
ログラムが格納されたROM13、ホストコントローラ
11が処理を実行する際にワークエリアとして使用する
RAM14、印刷すべき画像をビットマップ展開する際
に使用する画像メモリ15及びホストコントローラ11
に対してオペレータの指示を入力するための操作部とオ
ペレータに対して情報を提示する表示部とからなる表示
/操作部16が接続されている。
【0027】また、ホストコントローラ11には汎用イ
ンターフェースを介してPC等の外部装置17が接続可
能になっている。外部装置17は、プリンタドライバ1
7Aを備え、ページ記述言語からなるデータをホストコ
ントローラ11に渡す。ホストコントローラ11は、外
部装置17からこのデータを受け取ると、ページ記述言
語を解析してページ単位で画情報のビットマップデータ
を画像メモリ15に展開してエンジンコントローラ12
にプリント要求を送出する。
【0028】エンジンコントローラ12は、各種データ
を送受信可能にするためのインターフェースを介してホ
ストコントローラ11に接続されている。エンジンコン
トローラ12には、後述する処理をエンジンコントロー
ラ12に実行させるためのプログラムが格納されたRO
M18、エンジンコントローラ12が処理を実行する際
にワークエリアとして使用するRAM19及び記録枚数
を計数しているカウンタのカウンタデータやプロセスカ
ートリッジの寿命等のデータを格納するEEPROM2
0が接続されている。
【0029】また、エンジンコントローラ12には記録
動作に係わる種々のユニットを制御するための複数の制
御ブロックが接続されている。これら複数の制御ブロッ
クには、感光体に静電画像を形成するLSU制御ブロッ
ク21、電子写真プロセスを制御する電子写真プロセス
制御ブロック22、感光体から中間転写体に画像を転写
する際の動作を制御するベルト転写制御ブロック23、
定着温度を制御する定着温度制御ブロック24、冷却フ
ァンを制御する冷却ファン制御ブロック25、用紙サイ
ズ及び用紙の有無を検出する用紙サイズ/有無検出制御
ブロック26、給紙カセットから記録紙を給紙する際の
動作を制御する給紙駆動制御ブロック27及び記録用紙
の搬送を制御する用紙搬送駆動制御ブロック28が含ま
れている。
【0030】さらに、エンジンコントローラ12には、
記録動作を管理する上で必要となる各種状態を検知する
複数のセンサが検知信号を入力するようになっている。
これら複数のセンサには、画像を記録すべき記録用紙が
OHP用紙であることを検知するOHP検出センサ2
9、記録紙が中間転写ユニット手前の待機位置に来たこ
とを検知するレジストローラセンサ30、記録紙が本体
から排紙されたことを検知する本体排紙センサ31及び
本体に設けられた紙ジャム解除又はメンテナンスのため
の開閉ドアの開閉状態を検知するドア開閉検出センサ3
2を含んでいる。
【0031】さらに、エンジンコントローラ12には両
面ユニット内の搬送路を移送される記録紙の搬送制御を
行う両面用紙搬送駆動制御ブロック33、両面ユニット
内の搬送路の各所を開放する開閉ドアの開閉を検知する
両面ドア開閉検出ブロック34が接続される。さらに、
エンジンコントローラ12に対して両面ユニットの各所
に対向して設けられた複数のセンサからセンサ信号が入
力するようになっている。複数のセンサには、記録紙が
両面ユニットから装置外部に排紙されたことを検知する
両面排紙センサ35、両面ユニットの上部ユニットを記
録紙が通過したことを検知する両面上部通過センサ3
6、両面ユニットの背面ユニットを記録紙が通過したこ
とを検知する両面背面通過センサ37、両面ユニットの
反転部に記録紙が来たことを検知する両面反転センサ3
8、反転した記録紙が本体の搬送路へ送り出す手前の位
置まで来たことを検知する両面下部送り出しセンサ39
を含んでいる。
【0032】図2は、本実施の形態のカラー記録装置に
おける機構部分の構成図である。このカラー記録装置
は、装置本体を構成する本体ユニット41と、本体ユニ
ット41の上面側に取り付けられる上面ユニット42、
背面側に取り付けられる背面ユニット43及び底面側に
取り付けられる反転ユニット44から成る自動両面ユニ
ット:Auto Document Unit(以下、「ADU」という)
45と、反転ユニット44の下面に増設された2段の給
紙カセットを有する給紙ユニット46とから構成され
る。
【0033】本体ユニット41は、給紙、転写、記録、
定着の処理が実行される部分である。給紙カセット51
が本体ユニット41の底部に本体ユニット41の手前側
(図2における右方側)へ引き出し可能に設置されてい
る。記録紙束52から最上面の記録紙がピックアップロ
ーラ53によって給紙カセット51から取り出される。
給紙カセット51から取り出された記録紙は、給紙ロー
ラ54によってレジストローラ55へ渡される。レジス
トローラ55による記録紙の搬送先に転写ユニット56
が設置されている。
【0034】転写ユニット56は、4色の画像が重ねら
れる転写フィルム57及びレジストローラ55に対向す
る転写ローラ58を有する。プロセスユニット59が転
写ユニット56に隣接して設置されている。プロセスユ
ニット59は、4色のプロセスカートリッジを備える。
カートリッジ毎に設けられた感光体60に、そのカート
リッジに対応する色の像が形成される。4色のプロセス
カートリッジによって作られる4色の画像が転写フィル
ム57の同一場所に重ねられる。転写ユニット56は、
転写フィルム57に形成された画像を転写ローラ58に
よって記録紙へ転写する。このとき、転写フィルム57
と記録紙の先端との位置調整はレジストローラ55によ
って制御される。画像が転写された記録紙は、転写ユニ
ット56から図示しない定着ユニットへ渡される。
【0035】定着ユニットは、定着ローラと、定着ロー
ラに対向配置された加圧ローラとを備えている。定着ロ
ーラが記録紙の記録面に熱を加え、加圧ローラが記録紙
を定着ローラとの間で押圧することにより記録紙に画像
が定着する。定着ユニットの出口に一対の排紙ローラ6
1が設けられている。
【0036】上述のように、本体ユニット41の底面、
背面及び上面に設置された上面ユニット42、背面ユニ
ット43及び反転ユニット44によってADU(自動両
面ユニット)45が形成される。ADU45は、表面に
画像が形成された記録紙を、その裏面に画像が形成され
るように記録紙を反転させて本体ユニット41の搬送路
入口まで搬送する。
【0037】上面ユニット42には、紙パス62が形成
されている。紙パス62は、その上側に設けられた開閉
カバーを開放することで露出する。この開閉カバーの上
面は、記録紙をADU45に収納しない場合、すなわ
ち、記録紙に両面記録を行わずに排出する場合又は記録
紙に両面記録を行った後に排出する場合に排紙トレイ6
3として使用される。以下、記録紙が排紙トレイ63に
排出されることを通常排紙という。なお、上面ユニット
42の入口は、本体ユニット41の排紙口に近接してい
る。
【0038】本体ユニット41の排紙口から排出された
記録紙を、上面ユニット42の入口に設けられた、図示
しない切替爪が、排紙トレイ63側又は紙パス62側
(ADU側)に振り分ける。排紙トレイ63側に振り分
けられた記録紙は排出ローラ64によって排紙トレイ6
3(開閉カバー上面)へ排出される。また、紙パス62
側に振り分けられた記録紙は搬送ローラ67によって背
面ユニット43側へ搬送される。
【0039】背面ユニット43には、上面ユニット42
の紙パス62につながる紙パス68が形成されている。
紙パス68を挟んで一対の搬送ローラ69、70が上下
に設けられている。背面ユニット43の紙パス68を通
過した記録紙は反転ユニット44へ導かれる。
【0040】反転ユニット44には、反転前の記録紙が
引込まれる引込みパス71が、背面ユニット43の紙パ
ス68に連結して形成されている。引込みパス71に正
逆転ローラ72が設けられている。正逆転ローラ72
は、背面ユニット43から入った記録紙を引込みパス7
1に引き込む一方、一旦引込みパス71に引き込まれた
記録紙を再び逆方向に送り出す。すなわち、引込みパス
71へ先端から引き込まれた記録紙はその後端から引き
出される。さらに、後端から引き出された記録紙を18
0度折り返して表裏を反転させる反転パス73が形成さ
れている。
【0041】引込みパス71と反転パス73との分岐点
には図示しないガイドが設けられている。このガイド
は、背面ユニット43から入った記録紙が引込みパス7
1へ引き込まれるように案内する一方、引込みパス71
から引き出された記録紙を反転パス73へ案内する。反
転ユニット44内に形成された紙パス(引込みパス71
及び反転パス73)の出口は、本体ユニット41の搬送
路入口に連結されている。
【0042】本実施の形態のカラー記録装置は、記録紙
単位で両面記録を行うスローモードと、記録紙に対する
画像の記録順序を入れ替えることで両面記録の記録時間
を短縮するファーストモードとを実行する。本実施の形
態では、ファーストモードを実行する場合に搬送路上で
2枚の記録紙を待機させる場合について説明する。しか
し、これに限定されず、3枚以上の記録紙を搬送路上で
待機させるようにしてもよい。本実施の形態のカラー記
録装置は、ADU45の搬送路上の所定の2箇所で記録
紙を待機させる。本実施の形態では、図示するように、
記録紙の待機する位置を、上面ユニット42の紙パス6
2上に上部待機部として、また、反転ユニット44の反
転パス73上に下部待機部として設定している。以下、
記録紙がADU45側に収納され、これらの2つの待機
部に待機させることをADU収納という。
【0043】次に、以上のように構成されたカラー記録
装置の動作についてフローチャートを参照して具体的に
説明するが、その前に本カラー記録装置のホストコント
ローラ11に接続された外部装置17が備えるプリンタ
ドライバ17Aの処理について図3を用いて説明する。
図3は、本カラー記録装置のホストコントローラ11に
接続された外部装置17が備えるプリンタドライバ17
Aの処理のフローチャートである。
【0044】プリンタドライバ17Aは、最初に外部装
置17であるPC上のアプリケーションソフトで作成さ
れた文書データ(文字、グラフィック、イメージ)を受
け取る。そして、この文書データで指定された記録条件
をホストコントローラ11に伝送する為のヘッダコマン
ドデータに圧縮変換する処理を開始し(ST301)、
全ての変換処理が終了するまで処理を繰り返す(ST3
02)。ここで、記録条件には、例えば、用紙サイズ、
ページ数、解像度/画質及び両面印刷の指示などが含ま
れる。
【0045】全ての変換処理が終了すると、プリンタド
ライバ17Aは、変換したヘッダコマンドデータをホス
トコントローラ11に送信する処理を開始し(ST30
3)、この送信処理が終了するまで処理を継続する(S
T304)。
【0046】この送信処理が終了すると、プリンタドラ
イバ17Aは、今度はプリントデータを記述する為のP
DLコマンドデータに圧縮変換する処理を開始し(ST
305)、全ての変換処理が終了するまで処理を繰り返
す(ST306)。
【0047】全ての変換処理が終了すると、プリンタド
ライバ17Aは、変換したPDLコマンドデータをホス
トコントローラ11に送信する処理を開始し(ST30
7)、この送信処理が終了するまで処理を継続する(S
T308)。そして、この送信処理を終了すると、プリ
ンタドライバ17Aは処理を終了する。
【0048】次に本カラー記録装置におけるホストコン
トローラ11のプリント処理について図4及び図5を用
いて説明する。図4及び図5は、本実施の形態に係るカ
ラー記録装置におけるホストコントローラ11のプリン
ト処理のフローチャートである。
【0049】プリント処理において、ホストコントロー
ラ11は、プリンタドライバ17Aからのヘッダコマン
ドデータの受信を待機する(ST401)。ヘッダコマ
ンドデータを受信すると、ホストコントローラ11は、
このヘッダコマンドデータを受信バッファに格納する処
理を開始し(ST402)、この格納処理が終了するま
で処理を継続する(ST403)。
【0050】この格納処理が終了すると、ホストコント
ローラ11は、今度はPDLコマンドデータの受信を待
機する(ST404)。PDLコマンドデータを受信す
ると、ホストコントローラ11は、このPDLコマンド
データを受信バッファに格納する処理を開始し(ST4
05)、この格納処理が終了するまで処理を継続する
(ST406)。
【0051】この格納処理が終了すると、ホストコント
ローラ11は、先に受信バッファに格納したヘッダコマ
ンドデータの解析を行う(ST407)。そして、解析
の結果得られるこのプリントジョブの総ページ数及び両
面記録の有無を、記録条件を示すパラメータ(以下、
「記録条件パラメータ」という)の該当するパラメータ
(PE,Fadu)にセットする(ST408)。記録
条件パラメータは、RAM13の所定領域に格納されて
いる。
【0052】ここで、RAM13の所定領域に格納され
ている記録条件パラメータについて説明する。本カラー
記録装置における記録条件は、以下に示す記録条件パラ
メータにより決定する。
【0053】PE:現在のプリントジョブの総ページ数 Fadu:両面設定の有無 Pok:本カラー記録装置における記録可能枚数 Pn:プリント処理を行うページを示すページ位置ポイ
ンタ Pnf:ファーストモードプリント処理の対象ページを
示すファーストモード判定ページポインタ Pns:スローモードプリント処理の対象ページを示す
スローモード判定ページポインタ Ft:ファーストモードプリント処理の実行に予測され
る時間を示すファーストモード処理予測時間 St:スローモードプリント処理の実行に予測される時
間を示すスローモード処理予測時間 Fm:ファーストモードプリント処理の実行に予測され
るメモリ使用量を示すファーストモード処理予測メモリ
使用量 Sm:スローモードプリント処理の実行に予測されるメ
モリ使用量を示すスローモード処理予測メモリ使用量 Mbuf:ファーストモードプリント処理の実行に最低
限必要となると予測されるメモリ使用量を示す予測メモ
リ使用量 PDLp:PDLコマンドデータを示すコマンドポイン
タ PDLx:PDL処理予測テーブルのパラメータ種別を
示すPDL処理予測テーブルパラメータ種別ポインタ PDLy:PDL処理予測テーブルのコマンド種別を示
すPDL処理予測テーブルコマンド種別ポインタ Judg:ファーストモード又はスローモードのいずれ
かを選択うべきかの判定結果を示す判定結果 Feed:給紙先を示す給紙先指示 Exit:排紙先を示す排紙先指示。
【0054】記録条件パラメータをセットすると、ホス
トコントローラ11は、図5に示すように、エンジンコ
ントローラ12に記録可能枚数の問い合わせを送信し
(ST501)、その後、エンジンコントローラ12か
ら記録可能枚数情報の受信を待機する(ST502)。
【0055】エンジンコントローラ12側では、この記
録可能枚数を常に把握している。そいて、プリント処理
を開始すると、図18に示すように、記録可能枚数の問
い合わせの受信を待機しており(ST1801)、この
問い合わせを受信すると、ホストコントローラ11に記
録可能枚数情報を返信する(ST1802)。
【0056】記録可能枚数情報を受信すると、ホストコ
ントローラ11は、この記録可能枚数情報を保存する
(ST503)。具体的には、受信した記録可能枚数情
報を記録条件パラメータ内の記録可能枚数(Pok)に
セットする。
【0057】次に、ホストコントローラ12は、このプ
リントジョブが両面記録であるか判定する(ST50
4)。具体的には、記録条件パラメータ内のFaduが
オン状態であるか判定することにより、このプリントジ
ョブが両面記録であるか判定する。
【0058】ここで両面記録であると判定された場合、
すなわち、Faduがオン状態であった場合、ホストコ
ントローラ11は、処理をST505に移行し、両面記
録モード処理を実行する。一方、両面記録ではないと判
定された場合、すなわち、Faduがオン状態ではない
と判定された場合、ホストコントローラ11は、処理を
ST506に移行し、片面記録モード処理を実行する。
【0059】そして、両面記録モード処理又は片面記録
モード処理を実行し終わると、ホストコントローラ11
は、受信バッファに格納したヘッダコマンドデータをク
リアする(ST507)。そして、処理をST401に
戻し、再度、ヘッダコマンドデータの受信を待機する。
【0060】本実施の形態に係るカラー記録装置は、両
面記録を行う場合の生産性の向上を図ると共に、紙ジャ
ムが生じた場合の記録紙の無駄を低減し且つ回復処理の
負担を軽減することを特徴とする。片面記録を行う場合
については、従来の記録装置と同様の処理を行うため、
片面記録モード処理については説明を省略し、両面記録
モード処理についてのみ以下に説明する。
【0061】図6及び図7は、本実施の形態に係るカラ
ー記録装置における両面記録モード処理のフローチャー
トである。
【0062】両面記録モード処理を開始すると、まず、
ホストコントローラ11は、ST503で保存した記録
可能枚数(Pok)が2ページ以上であるか判定する
(ST601)。ここで、記録可能枚数(Pok)が2
ページ以上あるかを判定するのは、両面記録を行うため
には、トナー残量などから最低でも2ページ分の記録を
行える状態であることが必要だからである。そして、記
録可能枚数(Pok)が2ページを下回る場合には後述
する消耗品補給/交換処理に移行し(ST602)、ト
ナー補給など必要な消耗品補給/交換処理を実行した
後、再度ST601の判定を行う。
【0063】記録可能枚数(Pok)が2ページ以上で
ある場合には、現在の記録可能枚数から1ページ減算す
る(ST603)。すなわち、記録可能枚数(Pok)
にPok−1をセットする。さらに、ページ位置ポイン
タ(Pn)をセットする。ここでは、ページ位置ポイン
タ(Pn)に第2ページをセットする(ST604)。
【0064】ページ位置ポインタ(Pn)に第2ページ
をセットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST6
05)。ここでは、ページ位置ポインタ(Pn)に第2
ページがセットされているので、記録紙の第一面にプリ
ント処理が行われると判断する。このため、給紙先指示
(Feed)に給紙カセット51をセットし、排紙先指
示(Exit)にADU45をセットする。
【0065】そして、ホストコントローラ11は、現在
のページ位置ポインタ(Pn)にセットされているペー
ジ(ここでは第2ページ)のプリント処理(以下、「P
nページプリント処理」という)を実行する(ST60
6)。このPnページプリント処理の詳細については後
述する。
【0066】Pnページプリント処理を実行した後、ホ
ストコントローラ11は、Pnページプリント処理にお
いて入手されるPnページの実メモリ使用量を予測メモ
リ使用量(Mbuf)に保存する(ST607)。Pn
ページの実メモリ使用量を予測メモリ使用量(Mbu
f)に保存しているのは、後述するモード予測処理にお
いて、このプリントジョブにおけるメモリ使用量を予測
する場合に用いるためである。ここでは、第2ページの
実メモリ使用量を予測メモリ使用量(Mbuf)に保存
する。
【0067】そして、ホストコントローラ11は、モー
ド判定ページポインタをセットする(ST608)。具
体的には、ファーストモード判定ページポインタ(Pn
f)にPn+2(ここでは、第2ページに2ページ加え
て第4ページ)をセットし、スローモード判定ページポ
インタ(Pns)にPn−1(ここでは、第2ページか
ら1ページ引いて第1ページ)をセットする。
【0068】モード判定ページポインタをセットする
と、ホストコントローラ11は、図7に示すように、現
在のページが最終ページか否か判定する(ST70
1)。具体的には、記録条件パラメータの総ページ数
(PE)とページ位置ポインタ(Pn)及びファースト
モード判定ページポインタ(Pnf)とを比較すること
で現在のページが最終ページか否か判定する。
【0069】まず、現在のページが最終ページである場
合について説明する。総ページ数(PE)とページ位置
ポインタ(Pn)が同一である場合に現在のページが最
終ページであると判定される。
【0070】総ページ数(PE)とページ位置ポインタ
(Pn)が同一である場合、すなわち、ここでは総ペー
ジ数(PE)が2ページであり、現在のページが最終ペ
ージであると判定された場合、ホストコントローラ11
は、ページ位置ポインタ(Pn)にPn−1をセットす
る(ST702)。ここではページ位置ポインタ(P
n)に第1ページをセットする。
【0071】ページ位置ポインタ(Pn)に第1ページ
をセットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST7
03)。ここではページ位置ポインタ(Pn)に第1ペ
ージがセットされているので、記録紙の第二面にプリン
ト処理が行われ、このプリント処理で両面記録が終了す
ると判断する。このため、給紙先指示(Feed)にA
DU45をセットし、排紙先指示(Exit)に通常排
紙(排紙トレイ63)をセットする。
【0072】そして、ホストコントローラ11は、Pn
ページプリント処理を実行する(ST704)。ここで
は、第1ページのプリント処理が実行される。これによ
り、最終ページまでプリント処理が終了したこととなる
ので、ホストコントローラ11は、バッファ内に保持さ
れている残ページのPDLコマンドデータをラスタライ
ズ変換した後のデータを削除する(ST705)。その
後、両面記録モード処理を終了し、処理をST507に
戻す。
【0073】次に、現在のページが最終ページではない
が、最終ページが片面記録で終了する場合について説明
する。ファーストモード判定ページポインタ(Pnf)
が総ページ数(PE)よりも大きい場合に現在のページ
が最終ページではないが、最終ページが片面記録で終了
すると判定される。
【0074】ここでは、ファーストモード判定ページポ
インタ(Pnf)に第4ページがセットされている。し
たがって、総ページ数(PE)が3ページである場合に
のみ現在のページが最終ページではないが、最終ページ
が片面記録で終了すると判定される。
【0075】ファーストモード判定ページポインタ(P
nf)が総ページ数(PE)よりも大きい場合、ホスト
コントローラ11は、ページ位置ポインタ(Pn)にP
n−1をセットする(ST706)。ここでは、ページ
位置ポインタ(Pn)に第1ページをセットする。
【0076】ページ位置ポインタ(Pn)にPn−1を
セットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST70
7)。ここでは、ページ位置ポインタ(Pn)に第1ペ
ージがセットされているので、記録紙の第二面にプリン
ト処理が行われ、このプリント処理でこの記録紙に対す
る両面記録が終了すると判断する。このため、給紙先指
示(Feed)にADU45をセットし、排紙先指示
(Exit)に通常排紙(排紙トレイ63)をセットす
る。
【0077】そして、ホストコントローラ11は、Pn
ページプリント処理を実行する(ST708)。ここで
は、第1ページのプリント処理が実行される。第1ペー
ジのプリント処理を実行した後、ホストコントローラ1
1は、今度はページ位置ポインタ(Pn)にPn+2を
セットする(ST709)。ここではページ位置ポイン
タ(Pn)に第3ページをセットする。
【0078】ページ位置ポインタ(Pn)に第3ページ
をセットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST7
10)。ここでは、ページ位置ポインタ(Pn)に最終
ページである第3ページがセットされているので、記録
紙の第一面にプリント処理が行われると判断すると同時
にこのプリント処理で両面記録が終了すると判断する。
このため、給紙先指示(Feed)に給紙カセット51
をセットし、排紙先指示(Exit)に通常排紙(排紙
トレイ63)をセットする。
【0079】そして、ホストコントローラ11は、Pn
ページプリント処理を実行する(ST711)。ここで
は、第3ページのプリント処理が実行される。これによ
り、最終ページまでプリント処理が終了したこととなる
ので、ホストコントローラ11は、バッファ内に保持さ
れている残ページのPDLコマンドデータをラスタライ
ズ変換した後のデータを削除する(ST705)。その
後、両面記録モード処理を終了し、処理をST507に
戻す。
【0080】次に、現在のページが最終ページである場
合又は現在のページが最終ページではないが、最終ペー
ジが片面記録で終了する場合のいずれでもない場合、す
なわち、残ページがある場合について説明する。総ペー
ジ数(PE)とページ位置ポインタ(Pn)が同一であ
る場合又はファーストモード判定ページポインタ(Pn
f)が総ページ数(PE)よりも大きい場合のいずれで
もない場合に残ページがあると判定される。例えば、総
ページ数(PE)に10ページがセットされている場合
にこの処理に移行する。
【0081】この処理に移行すると、ホストコントロー
ラ11は、まず記録可能枚数(Pok)が3ページ以上
か判定する(ST712)。ここで、記録可能枚数(P
ok)が3ページ以上である場合には、スローモード及
びファーストモードのいずれを選択すべきかを予測する
モード予測処理に移行する(ST713)。
【0082】ここで、このモード予測処理について図
8、図9及び図10を用いて説明する。図8、図9及び
図10は、本実施の形態に係るカラー記録装置における
モード予測処理のフローチャートである。
【0083】モード予測処理に移行すると、ホストコン
トローラ11は、まず記録条件パラメータにセットされ
た予測時間及び予測メモリ使用量をクリアする(ST8
01)。具体的には、ファーストモード処理予測時間
(Ft)、スローモード処理予測時間(St)、ファー
ストモード処理予測メモリ使用量(Fm)及びスローモ
ード処理予測メモリ使用量(Sm)に0をセットするこ
とでクリアする。
【0084】そして、予測時間及び予測メモリ使用量を
クリアした後、ファーストモード判定ページポインタ
(Pnf)にセットされたページの先頭のPDLコマン
ドデータをコマンドポインタ(PDLp)にセットする
(ST802)。ここでは現在、ファーストモード判定
ページポインタ(Pnf)に第4ページがセットされて
いるため、第4ページの先頭のPDLコマンドがコマン
ドポインタ(PDLp)にセットされる。
【0085】つまり、第4ページをプリントするための
複数のPDLコマンドデータのうち、先頭のPDLコマ
ンドデータがコマンドポインタ(PDLp)にセットさ
れる。ここでは、第4ページの先頭のPDLコマンドに
「円を描く」があり、この「円を描く」というPDLコ
マンドがコマンドポインタ(PDLp)にセットされた
ものとする。
【0086】次に、ホストコントローラ11は、コマン
ドポインタ(PDLp)にセットしたPDLコマンドデ
ータに対応するコマンドとパラメータを取得する(ST
803)。ここではコマンドとして「円を描く」が取得
され、パラメータとして「直径:5cm」、「位置:左
上」及び「色:赤」が取得されたものとする。
【0087】コマンド及びパラメータを取得すると、ホ
ストコントローラ11は、取得したコマンド及びパラメ
ータに対応するコマンド種別及びパラメータ種別を判定
し、PDL処理予測テーブル種別ポインタをセットす
る。このとき、ホストコントローラ11は、以下に説明
するPDL処理予測テーブルに設定されているデータに
基づいて取得したコマンド及びパラメータに対応するP
DLコマンド種別及びPDLパラメータ種別を判定す
る。
【0088】図11は、PDL処理予測テーブルの構成
の一例を示す図である。PDL処理予測テーブルは、複
数のPDLコマンドが種別毎に縦に配列されると共に、
複数のPDLパラメータが種別毎に横に配列されてい
る。そして、各PDLパラメータを処理する場合に予測
される処理時間及びメモリ使用量が各PDLコマンドに
対応づけられている。
【0089】まず、ホストコントローラ11は、取得し
たコマンドに対応するPDLコマンド種別を判定し、P
DL処理予測テーブルコマンド種別ポインタ(PDL
y)にセットする(ST804)。上述の例を用いて説
明すると、取得したコマンド(「円を描く」)に対応す
るコマンド種別データ(図11に示すコマンド種別1)
をPDL処理予測テーブルコマンド種別ポインタ(PD
Ly)にセットする。
【0090】次に、ホストコントローラ11は、取得し
たパラメータに対応するPDLパラメータ種別を判定
し、PDL処理予測テーブルパラメータ種別ポインタ
(PDLx)にセットする(ST805)。上述の例を
用いて説明すると、取得したパラメータ(「直線:5c
m」、「位置:左上」、「色:赤」)に対応するパラメ
ータ種別データ(図11に示すパラメータ種別2、パラ
メータ種別4、パラメータ種別6、)をPDL処理予測
テーブルパラメータ種別ポインタ(PDLx)をセット
する。
【0091】ここまで処理すると、ホストコントローラ
11は、セットしたPDL処理予測テーブルパラメータ
種別ポインタ(PDLx)及びPDL処理予測テーブル
コマンド種別ポインタ(PDLy)に基づいてPDL処
理予測テーブルから対応するデータを取得し、このデー
タに基づいてファーストモード処理予測時間(Ft)及
びファーストモード処理予測メモリ使用量(Fm)を求
め、それぞれにセットする(ST806)。
【0092】具体的には、ファーストモード処理予測時
間(Ft)に、現在セットされているファーストモード
処理予測時間(Ft)にST806で取得した予測時間
の和(PDL(xt))を加えた値をセットする。同様
に、ファーストモード処理予測メモリ使用量(Fm)
に、現在セットされているファーストモード処理予測メ
モリ使用量(Fm)にST806で取得した予測メモリ
使用量の和(PDL(xm))を加えた値をセットす
る。
【0093】再度、上述の例を用いると、ファーストモ
ード処理予測時間(Ft)に、現在セットされているフ
ァーストモード処理予測時間(Ft:0)に(PDL
(xt)=15S:5S+8S+2S)を加えた値(1
5S)をセットする。同様に、ファーストモード処理予
測メモリ使用量(Fm)に、現在セットされているファ
ーストモード処理予測メモリ使用量(Fm:0)に(P
DL(xm)=195B:50B+80B+15B)を
加えた値(195B)をセットする。
【0094】そして、ホストコントローラ11は、現在
のコマンドポインタ(PDLp)が最終のPDLコマン
ドか判定する(ST807)。現在のコマンドポインタ
(PDLp)が最終のPDLコマンドでない場合にはコ
マンドポインタ(PDLp)の値を「1」増加させ(S
T808)、すなわち、2番目のPDLコマンドに移
し、処理をST803に戻す。そして、同様の処理を最
終のPDLコマンドまで繰り返す。
【0095】このように処理を繰り返すことで、最終的
にはファーストモード判定ページポインタ(Pnf)に
セットされたページのプリント処理に要するトータルの
予測時間及び予測メモリ使用量がそれぞれファーストモ
ード処理予測時間(Ft)及びファーストモード処理予
測メモリ使用量(Fm)にセットされる。
【0096】一方、現在のコマンドポインタ(PDL
p)が最終のPDLコマンドである場合には、図9に示
すように、スローモード判定ページポインタ(Pns)
にセットされたページの先頭のPDLコマンドデータを
コマンドポインタ(PDLp)にセットする(ST90
1)。ここでは現在、スローモード判定ページポインタ
(Pns)に第1ページがセットされているため、第1
ページの先頭のPDLコマンドがコマンドポインタ(P
DLp)にセットされる。ここでは、第1ページの先頭
のPDLコマンドに「線を描く」があり、この「線を描
く」というPDLコマンドがコマンドポインタ(PDL
p)にセットされたものとする。
【0097】次に、ホストコントローラ11は、ST8
03〜ST807と同様の要領で、コマンドポインタ
(PDLp)にセットしたPDLコマンドデータに対応
するコマンドとパラメータを取得する(ST902)。
そして、取得したコマンドに対応するPDLコマンド種
別を判定し、PDL処理予測テーブルコマンド種別ポイ
ンタ(PDLy)をセットする(ST903)。次に、
取得したパラメータに対応するPDLパラメータ種別を
判定し、PDL処理予測テーブルパラメータ種別ポイン
タ(PDLx)をセットする(ST904)。さらに、
セットしたPDL処理予測テーブルパラメータ種別ポイ
ンタ(PDLx)及びPDL処理予測テーブルコマンド
種別ポインタ(PDLy)に基づいてPDL処理予測テ
ーブルから対応するデータを取得し、このデータに基づ
いてスローモード処理予測時間(St)及びスローモー
ド処理予測メモリ使用量(Sm)を求め、それぞれにセ
ットする(ST905)。ここではコマンドとして「線
を描く」が、パラメータとして「位置:左上」及び
「線:1mm」が取得されたものとすると、スローモー
ド処理予測時間(St)に6Sがセットされ、スローモ
ード処理予測メモリ使用量(Sm)に35Sがセットさ
れる(図11参照)。
【0098】さらに、現在のコマンドポインタ(PDL
p)が最終のPDLコマンドか判定し(ST906)、
現在のコマンドポインタ(PDLp)が最終のPDLコ
マンドでない場合にはコマンドポインタ(PDLp)の
値を「1」増加させ(ST907)、すなわち、2番目
のPDLコマンドに移し、処理をST902に戻す。そ
して、同様の処理を最終のPDLコマンドまで繰り返
す。
【0099】このように処理を繰り返すことで、最終的
にはスローモード判定ページポインタ(Pns)にセッ
トされたページのプリント処理に要するトータルの予測
時間及び予測メモリ使用量がそれぞれスローモード処理
予測時間(St)及びスローモード処理予測メモリ使用
量(Sm)にセットされる。
【0100】ここで、ファーストモード処理予測時間
(Ft)、ファーストモード処理予測メモリ使用量(F
m)、スローモード処理予測時間(St)及びスローモ
ード処理予測メモリ使用量(Sm)について説明する。
【0101】ファーストモード処理予測時間(Ft)及
びスローモード処理予測時間(St)は、それぞれファ
ーストモード判定ページポインタ(Pnf)又はスロー
モード判定ページポインタ(Pns)にセットされたペ
ージの文書データをメモリに展開するまでの予測時間に
相当する。また、ファーストモード処理予測メモリ使用
量(Fm)及びスローモード処理予測メモリ使用量(S
m)は、それぞれファーストモード判定ページポインタ
(Pnf)又はスローモード判定ページポインタ(Pn
s)にセットされたページの文書データを保持するのに
必要な予測メモリ使用量に相当する。本カラー記録装置
は、これらの特性を利用してファーストモードを選択す
べきかスローモードを選択すべきかを判断する。
【0102】ST906において、現在のコマンドポイ
ンタ(PDLp)が最終のPDLコマンドである場合に
は、図10に示すように、ホストコントローラ11は、
予測メモリ使用量(Mbuf)を算出する(ST100
1)。具体的には、現在の予測メモリ使用量(Mbu
f)にファーストモード処理予測メモリ使用量(Fm)
及びスローモード処理予測メモリ使用量(Sm)を加え
た値をセットすることで予測メモリ使用量(Mbuf)
を算出する。
【0103】ここで、予測メモリ使用量(Mbuf)
を、現在の予測メモリ使用量(Mbuf)にファースト
モード処理予測メモリ使用量(Fm)及びスローモード
処理予測メモリ使用量(Sm)を加えた値とするのは、
以下の理由による。
【0104】すなわち、ファーストモードでは、現在の
予測メモリ使用量(Mbuf:第2ページ)にファース
トモード処理予測メモリ使用量(Fm:第4ページ)及
びスローモード処理予測メモリ使用量(Sm:第1ペー
ジ)の3ページ分のラスタライズデータを保持し、プリ
ント処理した記録紙を一枚排紙した後、第1ページ及び
第2ページのラスタライズデータを消去するため、3ペ
ージ分のラスタライズデータを保持できる場合にのみフ
ァーストモードに移行させることを担保したためであ
る。
【0105】次に、ホストコントローラ11は、算出し
た予測メモリ使用量(Mbuf)が規定量以上かを判定
する(ST1002)。ここで、予測メモリ使用量(M
buf)が規定量を下回った場合にはホストコントロー
ラ11は、モードの判定結果(Judg)にスローモー
ドをセットする(ST1003)。そして、モード予測
処理を終了し、処理をST714に移行する。
【0106】つまり、ホストコントローラ11は、予測
メモリ使用量(Mbuf)が規定量を下回った場合に
は、ファーストモードで処理できないことを考慮して強
制的にスローモードをセットする。言い換えると、ホス
トコントローラ11は、画像メモリ15のオーバーフロ
ーが予測される場合に強制的にスローモードをセットす
る。
【0107】このように本カラー記録装置によれば、画
像メモリ15のオーバーフローが予測されると、スロー
モードをセットする。これにより、記録紙1枚毎の表裏
に両面記録を実行するスローモードで画像メモリ15に
空き容量をつくることができるので、画像メモリ15の
メモリ容量を確保しつつ、そのために記録順序が乱れる
のを防止することができる。
【0108】特に、この効果は両面記録モード処理を進
めていくうちに顕著に現れる。今、仮にファーストモー
ドで両面記録を実行しているとする。また、画像メモリ
15のオーバーフローを発生しそうな状態であるものと
する。このとき、本カラー記録装置によれば、ST10
02で自動的にスローモードに切り替える。これによ
り、画像メモリ15に空き容量をつくることができるの
で、画像メモリ15のメモリ容量を確保しつつ、そのた
めに記録順序が乱れるのを防止することができる。
【0109】また、その後、処理を進めていくうちに画
像メモリ15の空き容量が所定量確保できたとすると、
本カラー記録装置は、ST1002で自動的にファース
トモードに切り替える。すなわち、画像メモリ15に空
き領域ができると再度、記録速度の速いファーストモー
ドに設定し直すので、画像メモリ15のメモリ容量を確
保しつつ、そのために最後まで記録速度が遅くなるのを
防止することができる。
【0110】一方、予測メモリ使用量(Mbuf)が規
定量以上である場合には、ホストコントローラ11は、
今度は算出した予測時間のうち、ファーストモード処理
予測時間(Ft)がスローモード処理予測時間(St)
に規定時間を加えた時間以下かを判定する(ST100
4)。ここで規定時間とは、記録紙の一面にプリント処
理を施した後に再度、記録位置まで搬送する時間に相当
する時間である。
【0111】ここで、ファーストモード処理予測時間
(Ft)がスローモード処理予測時間(St)に規定時
間を加えた時間を上回る場合には、モードの判定結果
(Judg)にスローモードをセットする(ST100
5)。一方、ファーストモード処理予測時間(Ft)が
スローモード処理予測時間(St)に規定時間を加えた
時間以下である場合には、モードの判定結果(Jud
g)にファーストモードをセットする(ST100
6)。そして、いずれのモードをセットした場合でも、
モード予測処理を終了し、処理をST714に移行す
る。
【0112】つまり、ホストコントローラ11は、ファ
ーストモードで該当ページの文書データをメモリ展開す
る時間に相当するファーストモード処理予測時間(F
t)が、スローモードで該当ページの文書データをメモ
リ展開する時間に相当するスローモード処理予測時間
(St)に記録紙の搬送時間に相当する規定時間を加え
た時間を上回る場合には、ファーストモードを採用した
際の紙ジャム発生時の記録紙の無駄の低減及び回復処理
の負担の軽減を考慮してスローモードを選択する。
【0113】一方、ファーストモード処理予測時間(F
t)がスローモード処理予測時間(St)に規定時間を
加えた時間以下である場合には、スローモードを採用す
ることによる生産性の悪化を考慮してファーストモード
を選択する。これにより、両面記録の生産性の向上を図
ると共に紙ジャムが生じた場合の無駄な用紙の低減及び
回復処理の負担軽減を図ることができる。
【0114】すなわち、文書データには様々な種類があ
る。例えば、テキストのみの文書データや複雑な図形を
用いたグラフィックデータ等がある。これらの文書デー
タを画像メモリ15に展開する待ち時間は、その文書デ
ータの種類によって異なる。テキストのみの文書データ
と複雑なグラフィックデータでは、テキストのみの文書
データの方が早くプリントデータがメモリに展開され、
複雑なグラフィックデータの方が遅くプリントデータが
画像メモリ15に展開される。よって、記録する文書デ
ータがテキストのみの文書データの場合にスローモード
を採用すると、記録するプリントデータはすでに画像メ
モリ15上に展開されているにも関わらず、記録紙が転
写位置に到達するまでの待ち時間が長くなり、生産性が
低くなる。一方、記録する文書データが複雑なグラフィ
ックデータの場合にファーストモードを採用すると、記
録するプリントデータはまだ画像メモリ15上に展開さ
れていないにも関わらず、記録紙が転写位置にすでに到
達しており、この場合も生産性が低くなる。
【0115】本実施の形態に係るカラー記録装置によれ
ば、記録条件パラメータに基づいて外部装置17から入
力したプリントデータを画像メモリ15に展開するまで
待ち時間が発生すると予想される場合は、記録紙単位で
両面記録を実行し、記録速度の遅いスローモードを選択
する。一方、待ち時間が発生しないと予想される場合に
は、スローモードより記録速度が速くなるように画像の
記録順序を入れ替えて両面記録を実行するファーストモ
ードを選択する。これにより、外部装置17から入力し
たプリントデータを画像メモリ15に展開するのに待ち
時間が少ない場合にはファーストモードを選択して次の
記録紙を早く転写領域に到達させて生産性の向上を優先
させる。一方、外部装置17から入力したプリントデー
タを画像メモリ15に展開するのに待ち時間が多い場合
にはスローモードを選択して無駄な用紙の低減及び回復
処理の負担軽減を優先させる。これにより、両面記録の
生産性の向上を図ると共に、紙ジャムが生じた場合の無
駄な用紙の低減及び回復処理の負担軽減を図ることがで
きる。
【0116】このようにしてモード予測処理を終了する
と、図7に示すように、ホストコントローラ11は、選
択されたモードの判定を行う(ST714)。選択され
たモードがスローモードである場合には、スローモード
プリント処理を実行し(ST715)、ファーストモー
ドである場合には、ファーストモードプリント処理を実
行する(ST716)。そして、いずれかのモードプリ
ント処理を実行した後、ホストコントローラ11は、判
定結果(Judg)にセットされた処理をST608に
戻し、再度モード判定ページポインタをセットし直して
同様の処理を行う。
【0117】ここでスローモードプリント処理及びファ
ーストモードプリント処理について説明する。図12
は、本実施の形態に係るカラー記録装置におけるスロー
モードプリント処理のフローチャートであり、図13
は、本実施の形態に係るカラー記録装置におけるファー
ストモードプリント処理のフローチャートである。
【0118】スローモードプリント処理について説明す
る。スローモードプリント処理を開始すると、ホストコ
ントローラ11は、まずページ位置ポインタ(Pn)を
セットする(ST1201)。ここでは、ページ位置ポ
インタ(Pn)にスローモード判定ページポインタ(P
ns)にセットされたページ、すなわち第1ページをセ
ットする。
【0119】ページ位置ポインタ(Pn)にスローモー
ド判定ページポインタ(Pns)にセットされたページ
をセットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST1
202)。ここでは、ページ位置ポインタ(Pn)に第
1ページがセットされているので、記録紙の第二面にプ
リント処理が行われ、このプリント処理でこの記録紙に
対する両面記録が終了すると判断する。このため、給紙
先指示(Feed)にADU45をセットし、排紙先指
示(Exit)に通常排紙(排紙トレイ63)をセット
する。
【0120】そして、ホストコントローラ11は、Pn
ページプリント処理を実行する(ST1203)。ここ
では、第1ページのプリント処理が実行される。これに
より、Pnページ(第1ページ)及びPn+1ページ
(第2ページ)の両面記録が終了したので、ホストコン
トローラ11は、バッファ内に保持されていたPnペー
ジ(第1ページ)及びPn+1ページ(第2ページ)の
PDLコマンドデータをラスタライズ変換した後のデー
タを削除する(ST1204)。
【0121】バッファ内のデータを削除した後、ホスト
コントローラ11は、今度はページ位置ポインタ(P
n)にPn+3をセットする(ST1205)。ここで
はページ位置ポインタ(Pn)に第4ページをセットす
る。
【0122】ページ位置ポインタ(Pn)に第4ページ
をセットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST1
206)。ここでは、ページ位置ポインタ(Pn)に第
4ページがセットされているので、記録紙の第一面にプ
リント処理が行われると判断する。このため、給紙先指
示(Feed)に給紙カセット51をセットし、排紙先
指示(Exit)にADU45をセットする。
【0123】そして、ホストコントローラ11は、Pn
ページプリント処理を実行する(ST1207)。ここ
では、第4ページのプリント処理が実行される。Pnペ
ージプリント処理を実行した後、ホストコントローラ1
1は、Pnページプリント処理において入手されるPn
ページの実メモリ使用量を予測メモリ使用量(Mbu
f)に保存する(ST1208)。ここでは、第4ペー
ジの実メモリ使用量を予測メモリ使用量(Mbuf)に
保存する。
【0124】Pnページの実メモリ使用量を予測メモリ
使用量(Mbuf)に保存した後、ホストコントローラ
11は、スローモードプリント処理を終了し、上述のよ
うに処理をST608に戻す。
【0125】次にファーストモードプリント処理につい
て説明する。ファーストモードプリント処理を開始する
と、ホストコントローラ11は、まずページ位置ポイン
タ(Pn)をセットする(ST1301)。ここでは、
ページ位置ポインタ(Pn)にファーストモード判定ペ
ージポインタ(Pnf)にセットされたページ、すなわ
ち第4ページをセットする。
【0126】ページ位置ポインタ(Pn)に第4ページ
をセットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST1
302)。ここでは、ページ位置ポインタ(Pn)に第
4ページがセットされているので、記録紙の第一面にプ
リント処理が行われると判断する。このため、給紙先指
示(Feed)に給紙カセット51をセットし、排紙先
指示(Exit)にADU45をセットする。
【0127】そして、ホストコントローラ11は、Pn
ページプリント処理を実行する(ST1303)。ここ
では、第4ページのプリント処理が実行される。Pnペ
ージプリント処理を実行した後、ホストコントローラ1
1は、Pnページプリント処理において入手されるPn
ページの実メモリ使用量を予測メモリ使用量(Mbu
f)に保存する(ST1304)。ここでは、第4ペー
ジの実メモリ使用量を予測メモリ使用量(Mbuf)に
保存する。
【0128】実メモリ使用量を予測メモリ使用量(Mb
uf)に保存した後、ホストコントローラ11は、今度
はページ位置ポインタ(Pn)にPn−3をセットする
(ST1305)。ここではページ位置ポインタ(P
n)に第1ページをセットする。
【0129】ページ位置ポインタ(Pn)に第1ページ
をセットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST1
306)。ここでは、ページ位置ポインタ(Pn)に第
1ページがセットされているので、記録紙の第二面にプ
リント処理が行われ、このプリント処理でこの記録紙に
対する両面記録が終了すると判断する。このため、給紙
先指示(Feed)にADU45をセットし、排紙先指
示(Exit)に通常排紙(排紙トレイ63)をセット
する。
【0130】そして、ホストコントローラ11は、Pn
ページプリント処理を実行する(ST1307)。ここ
では、第1ページのプリント処理が実行される。これに
より、Pnページ(第1ページ)及びPn+1ページ
(第2ページ)の両面記録が終了したので、ホストコン
トローラ11は、バッファ内に保持されていたPnペー
ジ(第1ページ)及びPn+1ページ(第2ページ)の
PDLコマンドデータをラスタライズ変換した後のデー
タを削除する(ST1308)。
【0131】バッファ内のデータを削除した後、ホスト
コントローラ11は、今度はページ位置ポインタ(P
n)にPn+3をセットする(ST1309)。ここで
はページ位置ポインタ(Pn)に第4ページをセットす
る。
【0132】ページ位置ポインタ(Pn)に第4ページ
をセットした後、ホストコントローラ11は、ファース
トモードプリント処理を終了し、上述のように処理をS
T608に戻す。
【0133】スローモードプリント処理及びファースト
モードプリント処理のいずれからST608に戻った場
合でも、ここではページ位置ポインタ(Pn)に第4ペ
ージがセットされている。したがって、ホストコントロ
ーラ11は、ファーストモード判定ページポインタ(P
nf)にPn+2(ここでは、第4ページに2ページを
加えて第6ページ)をセットし、スローモード判定ペー
ジポインタ(Pns)にPn−1(ここでは、第4ペー
ジから1ページ引いて第3ページ)をセットする。
【0134】図14に本実施の形態に係るカラー記録装
置におけるファーストモード及びスローモードのプリン
ト順序及びモードの切替えを判定するページを説明する
ための図を示す。なお、図14においては、10ページ
の文書データをプリントする場合について示している。
【0135】同図に示すように、ファーストモードで
は、上述のように第2ページ、第4ページ、第1ページ
がプリント処理された後、第6ページのプリント処理が
行われる。続いて、第3ページ、第8ページ、第5ペー
ジ、第10ページ、第7ページ、第9ページの順序でプ
リント処理が行われる。
【0136】一方、スローモードでは、上述のように第
2ページ、第1ページ、第4ページがプリント処理され
た後、第3ページのプリント処理が行われる。続いて、
第6ページ、第5ページ、第8ページ、第7ページ、第
10ページ、第9ページの順序でプリント処理が行われ
る。
【0137】ホストコントローラ11は、このような順
序でプリント処理される文書データにおいて、まず最初
にファーストモードにおける第4ページの文書データと
スローモードにおける第1ページの文書データとを比較
して、いずれのモードを選択すべきか判定する。次にフ
ァーストモードにおける第6ページとスローモードにお
ける第3ページとでモード判定を行う。さらに、ファー
ストモードにおける第8ページとスローモードにおける
第5ページ、ファーストモードにおける第10ページと
スローモードにおける第7ページとで同様にモード判定
を行う。これにより、スローモードとファーストモード
を切り替えることができるようにしている。
【0138】図7のST712において、記録可能枚数
(Pok)が3ページを下回る場合、すなわち、記録可
能枚数(Pok)が2ページ以下の場合には、ホストコ
ントローラ11は、ページ位置ポインタ(Pn)にPn
−1をセットする(ST717)。ここではページ位置
ポインタ(Pn)に第1ページをセットする。
【0139】ページ位置ポインタ(Pn)に第1ページ
をセットした後、給紙/排紙情報をセットする(ST7
18)。ここではページ位置ポインタ(Pn)に第1ペ
ージがセットされているので、記録紙の第二面にプリン
ト処理が行われ、このプリント処理で両面記録が終了す
ると判断する。このため、給紙先指示(Feed)にA
DU45をセットし、排紙先指示(Exit)に通常排
紙(排紙トレイ63)をセットする。
【0140】そして、ホストコントローラ11は、Pn
ページプリント処理を実行する(ST719)。ここで
は、第1ページのプリント処理が実行される。第1ペー
ジのプリント処理を実行した後、ホストコントローラ1
1は、今度はページ位置ポインタ(Pn)にPn+3を
セットする(ST720)。ここではページ位置ポイン
タ(Pn)に第4ページをセットする。
【0141】ページ位置ポインタ(Pn)にPn+3を
セットした後、ホストコントローラ11は、以下に説明
する消耗品補給/交換処理を実行する(ST721)。
そして、この消耗品補給/交換処理を実行した後、処理
をST605に戻し、再度給紙/排紙情報をセットし直
す。
【0142】このように本カラー記録装置は、記録可能
枚数が2ページ以下となった場合、ページ位置ポインタ
(Pn)にPn−1をセットし、記録紙の両面に記録が
行われるようにした後、消耗品補給/交換処理を実行す
る。言い換えると、本カラー記録装置は、記録可能枚数
が2ページ以下となった場合、スローモードに切り替え
て記録紙の両面に記録が行われるようにした後、消耗品
補給/交換処理を実行する。これにより、消耗品の補給
作業等の際に搬送路上に記録紙が残るのを防止すること
ができる。
【0143】特に、この効果は両面記録モード処理を進
めていくうちに顕著に現れる。今、仮にファーストモー
ドで両面記録を実行しているとする。また、トナー不足
の要因により記録可能枚数が2ページ以下であるものと
する。
【0144】この場合、ファーストモードは、記録紙単
位で両面記録を実行するものではないので、一面のみが
記録された記録紙が搬送路上に残った状態で、トナー補
給の作業を行わなければならない。その際、ユーザが紙
ジャム除去用のカバーを誤って開けて記録紙を取り出し
てしまうなどの誤動作をした場合、画像の記録順序が乱
れ、適正な両面記録ができなくなるという問題が生ず
る。
【0145】本カラー記録装置によれば、ファーストモ
ードで両面記録を実行している途中で記録可能枚数が制
限される場合、ST717で最後の記録の区切りがよく
なるようにスローモードに切り替えて記録紙単位の両面
記録にする。これにより、トナー補給等の作業の際に搬
送路上に記録紙が残るのを防止できる。このため、ユー
ザが紙ジャム除去用のカバーを誤って開けて記録紙を取
り出してしまうなどの誤動作を防ぐことができるので、
記録すべき画像の順序が乱れるのを防止し、適正な順序
の両面記録を可能とすることができる。
【0146】以下、ST602及びST721で実行さ
れる消耗品補給/交換処理について図15を用いて説明
する。図15は、本実施の形態に係るカラー記録装置に
おける消耗品補給/交換処理のフローチャートである。
【0147】消耗品補給/交換処理を開始すると、ホス
トコントローラ11は、表示/操作部16の表示画面に
補給/交換メッセージをセットする(ST1501)。
そして、消耗品交換情報の受信を待機する(ST150
2)。
【0148】消耗品交換情報を受信した場合には、表示
していた補給/交換メッセージをクリアする(ST15
03)。そして、エンジンコントローラ12に記録可能
枚数の問い合わせを送信し(ST1504)、記録可能
枚数情報の受信を待機する(ST1505)。
【0149】エンジンコントローラ12側では、図18
に示すように、プリント処理を開始すると記録可能枚数
の問い合わせの受信を待機しており(ST1801)、
この問い合わせを受信すると、ホストコントローラ11
に記録可能枚数情報を返信する(ST1802)。
【0150】記録可能枚数情報を受信すると、ホストコ
ントローラ11は、この記録可能枚数情報を保存する
(ST1506)。具体的には、受信した記録可能枚数
情報を記録条件パラメータの記録可能枚数(Pok)に
セットする。この記録可能枚数情報をセットした後、ホ
ストコントローラ11は、消耗品補給/交換処理を終了
し、ST605(ST601)に処理を戻す。
【0151】次に、図6のST606や図7のST70
4等で実行されるPnページプリント処理について図1
6及び図17を用いて説明する。図16及び図17は、
本実施の形態に係るカラー記録装置におけるPnページ
プリント処理のフローチャートである。
【0152】Pnページプリント処理を開始すると、ホ
ストコントローラ11は、PnページのPDLコマンド
データをラスタライズデータに変換し、これを画像メモ
リ15に展開する処理を開始する(ST1601)。そ
の後、この展開処理が終了するのを待機する(ST16
02)。
【0153】この展開処理が終了したならば、ホストコ
ントローラ11は、エンジンコントローラ12に対して
給紙/排紙情報を送信する(ST1603)。具体的に
は、ホストコントローラ11は、記録条件パラメータの
Feed及びExitにセットされた情報をエンジンコ
ントローラ12に対して送信する。続いて、ホストコン
トローラ11は、エンジンコントローラ12に対してプ
リント要求を送信する(ST1604)。
【0154】エンジンコントローラ12に対してプリン
ト要求を送信した後、ホストコントローラ11は、エン
ジンコントローラ12からビデオデータ転送開始情報の
受信を待機する(ST1605)。ホストコントローラ
11は、ビデオデータ転送開始情報を受信するまで、エ
ンジンコントローラ12からのプリンタエンジンエラー
情報の受信を監視する(ST1606)。そして、プリ
ンタエンジンエラー情報を受信した場合には、ホストコ
ントローラ11は、エラー処理を実行し(ST160
7)、プリント処理自体を終了する。
【0155】エンジンコントローラ12からビデオデー
タ転送開始情報を受信した場合には、ホストコントロー
ラ11は、図17に示すように、ラスタライズ処理を開
始すると共に、ビデオデータの転送処理を開始する(S
T1701)。そして、この転送処理の終了を待機する
(ST1702)。
【0156】ホストコントローラ11は、この転送処理
が終了するまで、エンジンコントローラ12からのプリ
ンタエンジンエラー情報の受信を監視する(ST170
3)。プリンタエンジンエラー情報を受信した場合に
は、ホストコントローラ11は、エラー処理を実行し
(ST1704)、プリント処理自体を終了する。
【0157】一方、この転送処理が終了した場合には、
ホストコントローラ11は、エンジンコントローラ12
からADU収納完了情報又は通常排紙完了情報の受信を
待機する(ST1705)。ホストコントローラ11
は、ADU収納又は排紙完了のいずれかを受信するま
で、エンジンコントローラ12からのプリンタエンジン
エラー情報の受信を監視する(ST1706)。プリン
タエンジンエラー情報を受信した場合には、ホストコン
トローラ11は、エラー処理を実行し(ST170
7)、プリント処理自体を終了する。
【0158】一方、ADU収納完了情報又は通常排紙完
了情報を受信した場合、ホストコントローラ11は、P
nページプリント処理を終了し、各フローチャートにお
ける次のステップに移行する。
【0159】次にエンジンコントローラ12のプリント
処理について図18〜図21を用いて説明する。図18
〜図21は、本実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るエンジンコントローラ12のプリント処理のフローチ
ャートである。
【0160】プリント処理を開始すると、エンジンコン
トローラ12は、ホストコントローラ11からの記録可
能枚数の問い合わせの受信を待機している(ST180
1)。そして、記録可能枚数の問い合わせを受信する
と、ホストコントローラ11に記録可能枚数情報を返信
する(ST1802)。
【0161】記録可能枚数情報を返信すると、エンジン
コントローラ12は、ホストコントローラ11からの給
紙/排紙情報の受信を待機する(ST1803)。給紙
/排紙情報を受信したならば、この給紙/排紙情報をR
AM19の所定領域に保存する(ST1804)。すな
わち、エンジンコントローラ12は、記録条件パラメー
タのFeed及びExitにセットされた情報を保存す
る。
【0162】そして、エンジンコントローラ12は、今
度はホストコントローラ11からプリント要求の受信を
待機する(ST1805)。プリント要求を受信したな
らば、本カラー記録装置でプリント動作を可能な状態と
する、プリンタエンジン起動処理を実行する(ST18
06)。具体的には、エンジンコントローラ12は、定
着温度制御ブロック24、冷却ファン制御ブロック2
5、LSU制御ブロック21、電子写真プロセス制御ブ
ロック22及びベルト転写制御ブロック23でそれぞれ
定着器の温度制御処理、冷却ファン制御処理、LSU制
御処理、電子写真プロセス制御処理及びベルト転写制御
処理を開始する。
【0163】プリンタエンジン起動処理を開始した後、
図19に示すように、このプリンタエンジン起動処理の
完了を待機する(ST1901)。プリンタエンジン起
動処理が完了するまで、エンジンコントローラ12は、
プリンタエンジン起動処理におけるエラーの発生を監視
する(ST1902)。
【0164】プリンタエンジン起動処理にエラーが発生
した場合には、エンジンコントローラ12は、エラー処
理を実行し(ST1903)、ホストコントローラ11
に対してプリンタエンジンエラー情報を送信する(ST
1904)。このプリンタエンジンエラー情報を送信し
た後、エンジンコントローラ12は、プリント処理を終
了する。
【0165】プリンタエンジン起動処理が完了した場合
には、エンジンコントローラ12は、ホストコントロー
ラ11に対してビデオデータ転送開始情報を送信する
(ST1905)。そして、これに対応してホストコン
トローラ11から送信される画像データを受信し、この
画像データに応じて静電画像の作成を開始する(ST1
906)。
【0166】静電画像の作成を開始すると、エンジンコ
ントローラ12は、記録紙の給紙開始のタイミングを待
機する(ST1907)。給紙開始のタイミングになる
まで、エンジンコントローラ12は、制御エラーの発生
を監視する(ST1908)。
【0167】制御エラーが発生した場合には、エンジン
コントローラ12は、エラー処理を実行し(ST190
9)、ホストコントローラ11に対してプリンタエンジ
ンエラー情報を送信する(ST1910)。このプリン
タエンジンエラー情報を送信した後、エンジンコントロ
ーラ12は、プリント処理を終了する。
【0168】給紙開始のタイミングとなった場合には、
エンジンコントローラ12は、給紙箇所を判定する(S
T1911)。具体的には、ST1804で保存した給
紙/排紙情報を確認することで給紙箇所を判定する。給
紙箇所として、給紙カセット51及びADU45が判定
される。
【0169】給紙箇所の判定結果に応じて、該当する給
紙箇所から給紙処理を行う。すなわち、給紙カセット5
1と判定された場合には、給紙カセット51から給紙処
理を行い(ST1912)、ADU45と判定された場
合には、ADU45から給紙処理を行う(ST191
3)。
【0170】いずれかの給紙箇所から給紙処理を行う
と、エンジンコントローラ12は、図20に示すよう
に、レジストローラセンサ31が記録紙を検出したかを
判定する(ST2001)。すなわち、記録紙が画像を
転写する所定位置に到達したかを判定する。
【0171】エンジンコントローラ12は、レジストロ
ーラセンサ31が記録紙を検出するまで規定時間の経過
を監視する(ST2002)。規定時間が経過している
場合には、エンジンコントローラ12は、エラー処理を
実行し(ST2003)、ホストコントローラ11に対
してプリンタエンジンエラー情報を送信する(ST20
04)。このプリンタエンジンエラー情報を送信した
後、エンジンコントローラ12は、プリント処理を終了
する。
【0172】レジストローラセンサ31が記録紙を検出
した場合には、エンジンコントローラ12は、転写・定
着制御を開始する(ST2005)。すなわち、エンジ
ンコントローラ12は、転写ユニット56で転写フィル
ム57に形成された画像を記録紙に転写する制御及び定
着ユニットで転写された画像を記録紙に定着する制御を
開始する。
【0173】その後、エンジンコントローラ12は、本
体排紙センサ31が記録紙を検出したかを判定する(S
T2006)。すなわち、記録紙が排紙される前の所定
位置に到達したかを判定する。
【0174】エンジンコントローラ12は、本体排紙セ
ンサ31が記録紙を検出するまで規定時間の経過を監視
する(ST2007)。規定時間が経過している場合に
は、エンジンコントローラ12は、エラー処理を実行し
(ST2008)、ホストコントローラ11に対してプ
リンタエンジンエラー情報を送信する(ST200
9)。このプリンタエンジンエラー情報を送信した後、
エンジンコントローラ12は、プリント処理を終了す
る。
【0175】一方、本体排紙センサ31が記録紙を検出
した場合には、エンジンコントローラ12は、図21に
示すように、排紙箇所を判定する(ST2101)。具
体的には、ST1804で保存した給紙/排紙情報を確
認することで排紙箇所を判定する。排紙箇所として、通
常排紙(排紙トレイ63)及びADU45が判定され
る。
【0176】ADU45が排紙箇所として判定された場
合、エンジンコントローラ12は、ADU収納制御を開
始し(ST2102)、その後、ADU収納が完了する
のを待機する(ST2103)。
【0177】エンジンコントローラ12は、ADU収納
が完了するまで規定時間の経過を監視する(ST210
4)。規定時間が経過している場合には、エンジンコン
トローラ12は、エラー処理を実行し(ST210
5)、ホストコントローラ11に対してプリンタエンジ
ンエラー情報を送信する(ST2106)。このプリン
タエンジンエラー情報を送信した後、エンジンコントロ
ーラ12は、プリント処理を終了する。
【0178】ADU収納が完了した場合には、エンジン
コントローラ12は、ホストコントローラ11に対して
ADU収納完了情報を送信する(ST2107)。
【0179】一方、ST2101において、通常排紙が
排紙箇所として判定された場合、エンジンコントローラ
12は、通常排紙が完了するのを待機する(ST210
8)。
【0180】エンジンコントローラ12は、通常排紙が
完了するまで規定時間の経過を監視する(ST210
9)。規定時間が経過している場合には、エンジンコン
トローラ12は、エラー処理を実行し(ST211
0)、ホストコントローラ11に対してプリンタエンジ
ンエラー情報を送信する(ST2111)。このプリン
タエンジンエラー情報を送信した後、エンジンコントロ
ーラ12は、プリント処理を終了する。
【0181】通常排紙が完了した場合には、エンジンコ
ントローラ12は、ホストコントローラ11に対して通
常排紙完了情報を送信する(ST2112)。
【0182】ST2107又はST2112において、
ADU収納完了情報又は通常排紙完了情報を送信した
後、エンジンコントローラ12は、ホストコントローラ
11から次ページのプリント要求があるかを判定する
(ST2113)。次ページのプリント要求があるなら
ば、エンジンコントローラ12は、処理をST1905
に戻し、処理を継続する。
【0183】次ページのプリント要求がないならば、全
てのプリント処理の制御を停止し(ST2114)、プ
リント処理を終了する。
【0184】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、両
面記録の場合に、中間転写部に転写すべきカラー画像が
形成されてから記録紙が到達するまでの待ち時間を削減
させて両面記録の生産性の向上を図ると共に、紙ジャム
が生じた場合の記録紙の無駄を低減し且つ回復処理の負
担を軽減できる記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るカラー記録装置の
機能ブロック図
【図2】上記実施の形態に係るカラー記録装置における
機構部分の構成図
【図3】上記実施の形態に係るカラー記録装置のホスト
コントローラに接続された外部装置が備えるプリンタド
ライバの処理のフロー図
【図4】上記実施の形態に係るカラー記録装置のホスト
コントローラのプリント処理のフロー図
【図5】上記実施の形態に係るカラー記録装置のホスト
コントローラのプリント処理のフロー図
【図6】上記実施の形態に係るカラー記録装置における
両面記録モード処理のフロー図
【図7】上記実施の形態に係るカラー記録装置における
両面記録モード処理のフロー図
【図8】上記実施の形態に係るカラー記録装置における
モード予測処理のフロー図
【図9】上記実施の形態に係るカラー記録装置における
モード予測処理のフロー図
【図10】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るモード予測処理のフロー図
【図11】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るPDL処理予測テーブルの構成の一例を示す図
【図12】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るスローモードプリント処理のフロー図
【図13】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るファーストモードプリント処理のフロー図
【図14】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るファーストモード及びスローモードのプリント順序並
びにモードの切替えを判定するページを説明するための
【図15】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
る消耗品補給/交換処理のフロー図
【図16】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るPnページプリント処理のフロー図
【図17】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るPnページプリント処理のフロー図
【図18】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るエンジンコントローラのプリント処理のフロー図
【図19】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るエンジンコントローラのプリント処理のフロー図
【図20】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るエンジンコントローラのプリント処理のフロー図
【図21】上記実施の形態に係るカラー記録装置におけ
るエンジンコントローラのプリント処理のフロー図
【符号の説明】
11 ホストコントローラ 12 エンジンコントローラ 13,18 ROM 14,19 RAM 15 画像メモリ 16 表示/操作部 17 外部端末(PC) 17A プリンタドライバ 20 EEPROM 21 LSU制御ブロック 22 電子写真プロセス制御ブロック 23 ベルト転写制御ブロック 24 定着温度制御ブロック 25 冷却ファン制御ブロック 30 レジストローラセンサ 31 本体排紙センサ 41 本体ユニット 42 上面ユニット 43 背面ユニット 44 反転ユニット 45 自動両面ユニット(ADU)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP04 AR03 HH03 HJ02 HK11 HK22 HK23 HN02 HN15 2C087 AB05 AC08 BC05 BC06 CB12 DA02 2H027 DA38 DB01 DC04 EE08 FA13 FD08 ZA07 2H028 BB04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙単位で両面記録を実行する第1モ
    ード又は搬送路を循環する記録紙の枚数に応じて前記第
    1モードより記録時間が速くなるように画像の記録順序
    を入れ替えて両面記録を実行する第2モードで記録する
    記録手段と、外部から入力したプリントデータを展開す
    るメモリと、前記第2モードで次に処理すべきページの
    プリントデータの展開時間が、前記第1モードで次に処
    理すべきページのプリントデータの展開時間と次に記録
    紙が転写領域に到達するまでの搬送時間とを加えた時間
    より長ければ前記第1モードを選択する一方、短ければ
    前記第2モードを選択する制御手段と、を具備すること
    を特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 記録紙単位で両面記録を実行する第1モ
    ード又は搬送路を循環する記録紙の枚数に応じて前記第
    1モードより記録時間が速くなるように画像の記録順序
    を入れ替えて両面記録を実行する第2モードで記録する
    記録手段と、外部から入力したプリントデータを展開す
    るメモリと、前記第2モードで次に処理すべきページの
    プリントデータの展開時間が、前記第1モードで次に処
    理すべきページのプリントデータの展開時間と次に記録
    紙が転写領域に到達するまでの搬送時間とを加えた時間
    より長ければ前記第1モードを選択する一方、短ければ
    前記第2モードを選択する制御手段と、を具備し、前記
    制御手段は前記第2モードが選択している際に前記メモ
    リのオーバーフローを予測すると、前記第1モードに切
    り替えて前記メモリ容量を確保することを特徴とする記
    録装置。
  3. 【請求項3】 記録紙単位で両面記録を実行する第1モ
    ード又は搬送路を循環する記録紙の枚数に応じて前記第
    1モードより記録時間が速くなるように画像の記録順序
    を入れ替えて両面記録を実行する第2モードで記録する
    記録手段と、外部から入力したプリントデータを展開す
    るメモリと、前記第2モードで次に処理すべきページの
    プリントデータの展開時間が、前記第1モードで次に処
    理すべきページのプリントデータの展開時間と次に記録
    紙が転写領域に到達するまでの搬送時間とを加えた時間
    より長ければ前記第1モードを選択する一方、短ければ
    前記第2モードを選択する制御手段と、を具備し、前記
    制御手段は前記第2モードが選択されている際に前記メ
    モリのオーバーフローを予測すると、前記第1モードに
    切り替えて前記メモリ容量を確保し、前記メモリの空容
    量を所定量確保できると、前記第2モードに戻すことを
    特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 記録紙単位で両面記録を実行する第1モ
    ード又は搬送路を循環する記録紙の枚数に応じて前記第
    1モードより記録時間が速くなるように画像の記録順序
    を入れ替えて両面記録を実行する第2モードで記録する
    記録手段と、記録可能枚数が所定枚数以下かを検知する
    検知手段と、前記第2モードを選択している際に記録可
    能枚数が所定枚数以下になったならば一面のみ記録され
    た記録紙が搬送路に残らないように前記第1モードに切
    り替える制御手段と、を具備することを特徴とする記録
    装置。
  5. 【請求項5】 記録紙単位で両面記録を実行する第1モ
    ード又は搬送路を循環する記録紙の枚数に応じて前記第
    1モードより記録時間が速くなるように画像の記録順序
    を入れ替えて両面記録を実行する第2モードで記録紙に
    対して記録する記録方法であって、外部からプリントデ
    ータを入力する工程と、入力したプリントデータのうち
    前記第2モードで次に処理すべきページのプリントデー
    タのメモリに対する展開時間が、前記第1モードで次に
    処理すべきページプリントデータのメモリに対する展開
    時間と次に記録紙が転写領域に到達するまでの搬送時間
    とを加えた時間より長ければ前記第1モードを選択する
    一方、短ければ前記第2モードを選択する工程と、選択
    したモードで記録紙に対して両面記録を実行する工程
    と、を具備することを特徴とする記録方法。
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