JP2895986B2 - シート処理方法 - Google Patents

シート処理方法

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JP2895986B2
JP2895986B2 JP3152087A JP15208791A JP2895986B2 JP 2895986 B2 JP2895986 B2 JP 2895986B2 JP 3152087 A JP3152087 A JP 3152087A JP 15208791 A JP15208791 A JP 15208791A JP 2895986 B2 JP2895986 B2 JP 2895986B2
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博 安田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート処理方法に係
り、特に画像形成装置により記録シートに画像を記録し
てその記録シートを後処理するシート処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やレーザプリンタあるいは
ファクシミリ装置等の画像形成装置の技術分野において
は、画像形成済みの記録用紙の仕分けや丁合い(ソー
ト、スタック)を行う後処理方法が知られているが、近
年、後処理方法として、スタックしたシート束を綴じて
簡易製本するものがある。
【0003】この種の後処理方法としては、数多くの方
式が印刷業界を中心に提案されており、大まかに以下の
ように分類することができる。 <のり付け方式>この方式は古くから提案されており、
一般的には、印刷された印刷物ののり付けに供される背
綴じ部を裁断してのり付けする方式である。さらに、印
刷物のバラケを防止するために、背綴じ部に布を張り合
わせる工夫が施されている。このようなのり付け方式を
用いた複写機等の製本装置として、例えば特開平2−2
53992号公報に記載のものが知られている。
【0004】<中央止め方式>この方式は今日最も一般
的に用いられ、例えば週刊誌等の一般雑誌に多く利用さ
れており、ページ揃え後にシート束の中心部に止め部を
設け、止め部を中心にシート束を半分に折り込むオーソ
ドックスな方式である。 <紙折り後にステープルする方式>この方式は印刷物束
を例えば半分に折った後に、印刷束をステープラにより
綴じる方式である。このような方式を利用した従来の製
本装置として、例えば特開昭62−196677号公報
に記載ものが知られている。この装置は、一つのシート
ステープルトレイと、シートステープルトレイに設けら
れたステープラ(ホッチキス等の綴じ手段)とを備え、
例えばA3サイズのシートを側端縁が重ならないようA
4サイズにした後に、シート束をステープルトレイ内で
ステープルした後、シートの一端縁を支持するエンドフ
ェンスを解除し、ステープルトレイ上からシート束をそ
の自重により下方向に設けられたシート収容トレイに排
出するようにしている。
【0005】<表紙や裏表紙等をシート束に合紙した後
にステープルする方式>この方式は近年の後処理装置に
一般的に用いられるようになってきており、シート束の
上下に表紙や裏表紙を重ねた後に、表紙や裏表紙ごとシ
ート束をステープラにより綴じる方式である。 <単にシート束をステープルする方式>この方式はシー
ト束を直接ステープラにより綴じる最も単純な方式であ
る。このような方式を用いた製本装置としては、例えば
特開平2−33065号公報に記載のものが知られてい
る。この装置は、一つのシートステープルトレイと、こ
のシートステープルトレイに設けられたステープラとを
備え、ステープルトレイ内でシート束をステープルした
後、シート束の一端縁を支持するエンドフェンスをシー
ト搬送方向、すなわち、装置横方向に移動させ、シート
束をステープルトレイからシート収容トレイに排出する
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、のり付
け方式を用いたシート処理方法にあっては、裁断工程、
のり付け工程および布の張り合わせ工程等の多くの工程
が必要になり、機械化および自動化するには装置が巨大
化し、装置の動作も複雑なものとなり、装置が大型化す
るとともにコストが増大するという問題があった。
【0007】また、中央止め方式の場合にあっては、こ
の方式自体はシンプルであるが、ページを予めセットし
て印刷してから止め工程を実行する必要があり、ページ
揃えが複雑になり、また中心部の止め部がとれ易くなる
等の不具合が生じていた。したがって、これらは画像形
成装置による記録済みシートを簡易製本するシート処理
にはあまり適さなかった。
【0008】一方、ステープラ等の綴じ手段を用いる製
本方式は、上述の方式に比べると、画像形成装置による
記録済みシートを簡易製本するシート処理に適してい
る。しかしながら、紙折り後にステープルする方式を用
いた場合、印刷物を半分に折る工程自体が複雑である。
また、ステープラの針先端の折曲げ部分が剥き出しにな
って外観が悪くなったり、針が指等に引掛かったりして
いた。
【0009】また、表紙や裏表紙等を用紙束に合紙した
後にステープルする方式、並びに、単に用紙束をステー
プルする方式のシート処理方式の場合にあっては、ステ
ープラの針先端の折曲げ部が露出して外観が悪くなった
り、針が指等に引掛かったりするといった不具合が生じ
るばかりでなく、ステープル後に排出トレイに落下させ
る際等に、ステープルのための綴じ代部分が紙折れし易
く、例えば製本されたものを原稿として再利用するとき
に、原稿送り装置の搬送不良から複写画像が欠けたりし
ていた。
【0010】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たものであり、特に綴じ合わせ部分を表紙用シートで覆
うことにより、製本されたシート束の紙折れを防止して
製本の質を向上させるとともに、安全性の高いシート処
理方法を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、請
求項1記載の発明は、画像形成装置から排紙される記録
シートを製本装置内に重ねてスタックする記録シートス
タック工程と、所定枚数の記録シートをスタックして記
録シート束にした後、記録シートの短手方向長さに対し
略2倍以上の長手方向長さを有する表紙用シートを、該
長手方向中央部が記録シートの短手方向一端と重なるよ
うにスタックする表紙用シートスタック工程と、前記製
本装置によって前記記録シートの短手方向一端近傍で表
紙用シートから記録シートに向かって針を打ち込み、記
録シート束および表紙用シートを綴じ合わせる綴じ工程
と、を含むことを特徴とするものであり、請求項2記載
の発明は、画像形成装置により、所定枚数分の画像情報
のうち最終頁側の画像情報から記録シートに画像を記録
する記録工程と、画像形成装置から排紙される記録シー
トを製本装置内に重ねてスタックする記録シートスタッ
ク工程と、所定枚数の記録シートをスタックして記録シ
ート束にした後、記録シートの短手方向長さに対し略2
倍以上の長手方向長さを有する表紙用シートを、該長手
方向中央部が記録シートの短手方向一端と重なるように
スタックする表紙シートスタック工程と、前記製本装置
によって前記記録シートの短手方向一端近傍で表紙用シ
ートから記録シートに向かって針を打ち込み、記録シー
ト束および表紙用シートを綴じ合わせる綴じ工程と、を
含むことを特徴とする。
【0012】また、請求項3記載の発明は、表紙用シー
トを製本装置内にスタックする表紙用シートスタック工
程と、画像形成装置から排紙される方向で表紙用シート
の長手方向長さに対し半分以下の短手方向長さを有する
記録シートを、表紙用シートの長手方向中央部と該記録
シートの短手方向一端が重なるように表紙用シートの上
に所定枚数スタックする記録シートスタック工程と、前
記製本装置によって前記記録シートの短手方向一端近傍
で表紙用シートから記録シートに向かって針を打ち込
み、記録シート束および表紙用シートを綴じ合わせる綴
じ工程と、を含むことを特徴とするものであり、請求項
4記載の発明は、表紙用シートを製本装置内にスタック
する表紙用シートスタック工程と、画像形成装置によ
り、所定枚数分の画像情報のうち第1頁側の画像情報か
ら記録シートに画像を記録する記録工程と、画像形成装
置から排紙される方向で表紙用シートの長手方向長さに
対し半分以下の短手方向長さを有する記録シートを、表
紙用シートの長手方向中央部と該記録シートの短手方向
一端が重なるように表紙用シートの上に所定枚数スタッ
クする記録シートスタック工程と、前記製本装置によっ
て前記記録シートの短手方向一端近傍で表紙用シートか
ら記録シートに向かって針を打ち込み、記録シート束お
よび表紙用シートを綴じ合わせる綴じ工程と、を含むこ
とを特徴とする。
【0013】さらに、請求項5記載の発明は、前記記録
工程において、前記記録シート搬送方向とは直交する画
像形成装置の前後方向に原稿を給送することを特徴とす
るものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、記録シートをスタッ
クして束にした後、該記録シートの短手方向長さに対し
略2倍以上の長手方向長さを有する表紙用シートを、そ
の長手方向中央部が記録シートの短手方向一端と重なる
ようにスタックし、製本装置により前記記録シートの短
手方向一端近傍で表紙用シートから記録シートに向かっ
て針を打ち込み、これらを綴じ合わせる。
【0015】したがって、綴じ合わせたシート束の表紙
用シートを長手方向中央部で略半分に折り曲げると、前
記綴じ合わせた部分が表紙用シートによって覆われ、綴
じ針の先端部が露出して外観が悪くなったり、該針が指
等に引掛かったりするといった不具合が防止される。さ
らに、前記綴じ合わせ部分が表紙により覆われるため、
紙折れし難くなり、製本されたものを原稿として再利用
するときも原稿送り装置の搬送不良等を防止することが
できる。
【0016】また、請求項2記載の発明では、上記作用
に加え、画像情報のうち最終頁側の画像情報から記録シ
ートに画像記録するから、通常の画像記録動作を行いつ
つ、画像形成装置から排紙される記録シートの上に表紙
用シートを排紙するだけで、そのまま製本処理すること
ができ、シート処理を簡単にすることができる。一方、
請求項3記載の発明では、表紙用シートを製本装置内に
スタックした後、画像形成装置からの排紙方向で表紙用
シートの長手方向長さに対し半分以下の短手方向長さを
有する記録シートを、表紙用シートの長手方向中央部と
該記録シートの短手方向一端が重なるように表紙用シー
トの上に所定枚数スタックし、製本装置によってこれら
を表紙用シート側から綴じ合わせる。
【0017】したがって、綴じ合わせたシート束の表紙
用シートを長手方向中央部で略半分に折り曲げると、前
記綴じ合わせた部分が表紙用シートによって覆われ、綴
じ針の先端部が露出して外観が悪くなったり、該針が指
等に引掛かったりするといった不具合が防止される。さ
らに、前記綴じ合わせ部分が表紙により覆われるため、
紙折れし難くなり、製本されたものを原稿として再利用
するときも原稿送り装置の搬送不良等を防止することが
できる。
【0018】また、請求項4記載の発明では、請求項3
記載の発明の作用に加え、画像情報のうち第1頁側の画
像情報から記録シートに画像記録するから、表紙用シー
トを最初に排紙しておくだけで、通常の画像記録動作を
行いつつ簡単に製本処理することができる。さらに、請
求項5記載の発明では、前記記録工程において、記録シ
ートの排紙方向とは直交する画像形成装置の前後方向に
原稿が給送されるから、原稿の種類によっては、原稿給
送を容易化してシート処理を容易化することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図33は請求項1、2記載の発明に係るシート処理
方法を実施するシート処理システムの第1実施例を示す
図であり、本発明を複写機とその用紙後処理装置に適用
した例を示している。
【0020】図1、図2において、複写機本体1の図1
の上部には循環式原稿送り装置2が設けられ、複写機本
体1の図1の右側には後処理装置3が設けられている。
なお、図1は複写機を操作側正面からみた場合の概略断
面を示している。複写機本体1の手前側上面部には図2
に示す操作表示部500が設けられており、操作表示部500
には複写動作や製本動作等に関連する操作指令等が入力
され、また複写動作や製本動作等に関連する情報が表示
される。
【0021】複写機本体1は、電子写真記録方式により
画像を形成する公知の装置であり、その記録モード時に
は循環式原稿送り装置2によりコンタクトガラス1a上
にセットされた原稿が走査照明され、帯電器4により一
様に帯電された感光体5がその原稿反射光により露光さ
れて静電潜像が形成され、現像部6によりこれがトナー
現像される。そして、転写・分離部7で給紙カセット11
〜14のうち何れかから給紙された記録用紙にそのトナー
像が転写され、定着部8で加熱定着される。このように
複写機本体1は帯電器4、感光体5、現像部6、転写・
分離部7および定着部8を含む画像記録部10を備えてお
り、この画像記録部10においては、記録用紙が感光体5
と転写・分離部7の間から定着部8に至る第1の搬送経
路9を通して搬送され、後処理装置3側へ排出される。
【0022】後処理装置3は、図14〜図20に詳細を
示すようにジョギング部100、ステープル部300、排出部
200および製本制御部800を備えており、この製本制御部
800には操作表示部500から製本動作に関連するコマンド
が入力される。そして、この製本制御部800が、入力コ
マンドに基づいてジョギング部100、ステープル部300、
排出部200等を制御するようになっている(詳細は後述
する)。
【0023】11〜14はそれぞれ複写機本体1内に設けら
れた給紙カセットであり、複写機本体1内の給紙カセッ
ト11〜14のうち何れか、例えば給紙カセット12は、表紙
用シートを収納した表紙シート給送手段である。この給
紙カセット12内に収納された表紙用シートは、例えばA
3サイズの通常の記録用紙、或は、通常の記録用紙とは
サイズ(長手方向長さ)の異なるシートである。
【0024】複写機本体1から排出される画像形成済み
の用紙(記録シート)は、後処理装置3の搬送ローラ90
1により下流側に搬送される。搬送ローラ901の下流には
切換爪902が設けられており、切換爪902の切換えによ
り、用紙は第1、第2シート搬送路903、904の何れかに
搬送される。第1シート搬送路903に搬送された用紙は
プルーフトレイ905上に排出される。また、第2シート
搬送路904に搬送された用紙は搬入手段910によりフィニ
ッシュトレイ400上に搬送される。この搬入手段910は、
搬送ローラ901、切換爪902、第2シート搬送路904およ
び該搬送路904に配された搬送ローラ対906、907を有
し、記録済みの用紙をフィニッシュトレイ400の用紙載
置面上に搬入し複数枚の用紙を重ねて載置する。
【0025】以下、複写機本体1の操作表示部500、循
環式原稿送り装置2を含めて、後処理装置3の各部の詳
細な構成を順に説明する。 <操作表示部500>図2、図3において、501はモードク
リア/予熱キーであり、モードクリア/予熱キー501は
モードクリアと予熱キーを兼用している。すなわち、モ
ードクリア/予熱キー501は、瞬間的に押されると、モ
ードクリアキーとして機能し、そのまま押し続けられる
と、予熱キーとして機能する。モードクリアキーは後述
する各モードを標準モードに戻すときに押されるキーで
あり、予熱キー501は装置内の機械を予熱状態にすると
きおよび予熱状態を解除するときに押されるキーであ
る。502はズーム変倍、綴じ代の数値を入力するときに
押されるエンターキーであり、503は割込みコピーする
ときに押される割込みキーであり、504は複写動作を開
始するときに押されるプリントキーである。このプリン
トキー504はレディ/ウエイト表示を兼ねており、レデ
ィ時はグリーンのLEDが、ウエイト時はレッドのLE
Dが点灯するようになっている。
【0026】505 はテンキーであり、テンキー505 は、
複写枚数を設定する場合、ズーム変倍、綴じ代の数値を
入力する場合等に用いられる。506 はクリアストップキ
ーであり、クリアストップキー506 は、待機中にはクリ
アキー、複写動作中にはストップキーの機能を有する。
なお、クリアキーは設定した複写枚数を解除するときに
押されるキーである。ストップキーは、複写動作を中断
するときに押されるキーであり、押された時点における
複写動作が終了したところで機械が停止するようになっ
ている。550は液晶表示部であり、液晶表示部550の詳細
は図3に示される。551は機械に関する情報を表示する
メッセージディスプレイであり、メッセージディスプレ
イ551は、例えば「コピーできます。」、「用紙を補給
して下さい。」等のメッセージを表示する。507は自動
濃度キーであり、自動濃度キー507は原稿の地肌濃度に
応じて複写濃度を自動的に調整するときに選択するキー
であり、選択されると、自動濃度表示部554が点灯す
る。508、509は複写濃度を手動で調整するときに押す濃
度調整キーであり、濃度調整キー508、509が押される度
に濃度表示部のLED555の点灯が右方向あるいは左方
向に移動する。510は用紙選択キーであり、用紙選択キ
ー510が押される毎に用紙選択表示枠559が次々に移動
し、自動用紙選択、手差し給紙、あるいは、給紙カセッ
ト11〜14のうちどのカセットが選択されたかが表示され
るようになっている。「自動用紙選択」は、原稿と同じ
大きさの用紙が収納された給紙カセットを自動的に選択
する場合に選択され、「手差し」は給紙カセットによら
ずに手差しで給紙する場合に選択される。558は各給紙
カセットの用紙サイズおよび紙無状態を表示する表示部
である。
【0027】511は等倍キー、512は拡大キー、513は縮
小キーであり、これらは、それぞれ等倍コピー、定形サ
イズの拡大、縮小を指定するときに押すキーである。51
4はズームアップキー、515はズームダウンキーであり、
これらは、64%〜142%の間で任意の倍率を指定す
るときに押すキーである。516は指定した用紙のサイズ
に合わせて原稿の画像を自動的に縮小、拡大する場合に
使用する用紙指定変倍キーであり、変倍時の倍率は、倍
率表示部562に数字で表示される。517は両面キーであ
り、両面キー517は、片面原稿を両面にする場合、両面
原稿を両面にする場合、両面原稿を片面にする場合を選
択するときに押され、選択されたモードが分るように、
キー上部のLEDが点灯するようになっている。518は
綴じ代を設定する場合に押される綴じ代キーであり、本
実施例では21mm以下であれば左右どちら側にも綴じ
代を設定することができる。また、両面コピーの場合、
綴じ代は、裏面にも、表面とは独立に設定できる。設定
された値は、メッセージエリアに表示される。
【0028】519はステープル選択キーであり、ステー
プル選択キー519は1箇所止めモード、2箇所止めモー
ド、ステープル無しモードを選択するときに押されるキ
ーである。520は表紙機能選択キーであり、表紙機能選
択キー520は、表カバーモード、裏カバーモード、表裏
両カバーモード、カバー無しモードを選択するときに押
されるキーである。これらのカバーモードは画像形成済
みの用紙束の表側にまたは裏側にまたは表裏両側に用紙
束と同サイズの用紙を1枚追加するか、あるいは、用紙
を一切追加しないかを表すモードである。ステープル選
択キー519、表紙機能選択キー520による製本は公知であ
るため、これらのキーにより選択されるモードの詳細な
説明は省略し、以下、後述の簡易製本モードを中心に説
明する。
【0029】521は簡易製本キーであり、簡易製本キー5
21により後述の簡易製本モード(以下、S.S.B.モー
ドという)、S.S.B.解除モードが選択可能である。
通常、原稿が循環式原稿送り装置2の原稿載置台にセッ
トされると、変倍率を考慮し適正な用紙が選択されるよ
うになっているが、S.S.Bモードが選択されたときに
選択される用紙は、複写機本体1の前後方向(以下に記
述される前後方向は全てこの方向を指す)に長手方向が
一致するように給紙カセットにセットされた用紙であ
り、同じサイズであっても短手方向のものは選択されな
いようになっている。表紙用の用紙は、短手方向が上記
で選択した用紙の長手方向長さとほぼ同じ長さで、長手
方向が上記で選択した用紙の短手方向長さの2倍以上の
サイズの用紙が望ましい。原稿が例えばA4サイズの場
合、表紙としては給紙カセット12内のA3サイズを選択
すればよいが、実使用上、A3等の定型サイズより5m
m程度長手方向の長いものを表紙専用の給紙カセットに
収納しておくとよい。
【0030】またS.S.B.モードでは、表紙コピーの
有無を、表紙有りS.S.B.モード又は表紙無しS.S.
B.モードとして選択可能である。表紙有りS.S.B.モ
ードは、原稿に既に表紙が有る場合に選択され、原稿束
の最終原稿を表紙と判断し、給紙カセットから表紙とし
て給紙される用紙にその表紙原稿の画像をコピーした後
に後処理装置3に搬送するモードである。表紙無しS.
S.B.モードは、原稿に表紙が無い場合に選択され、最
終原稿コピー後に、給紙カセットから表紙となる用紙を
そのまま後処理装置3に搬送するモードである。これら
表紙有りS.S.B.モードおよび表紙無しS.S.B.モー
ドの選択は製本キー521のキー操作により可能である。
なお、S.S.B.モードにより製本された用紙は図4に
示され、同図において、Sは用紙束、Cは表紙である。
【0031】通常のS.S.B.モードは、原稿束に表紙
があるものとして表紙有りS.S.B.モードに設定され
る。更に、S.S.B.モードでは、自動的に表カバーモ
ードおよびステープルの2箇所止めモードが選択され、
ステープルモードおよびカバーモードは自動的に解除さ
れるようになっており、操作者の負担を軽減している。
これらステープル選択キー519、表紙機能選択キー520お
よび簡易製本キー521においては、選択されたモードが
分るようにキー上部のLEDが点灯するようになってお
り、各キー519、520又は521を押下する度に1つずつ順
番にモードが切換えられるようになっている。これらの
キー操作による処理手順を図5〜図8に示している。
【0032】<循環式原稿送り装置2>図9は循環式原
稿送り装置2の制御回路のブロック図である。同図にお
いて、CPU701は、ROM701a、RAM701b、AD
コンバータ701c、シリアル通信ポート701dが一体にな
ったワンチップマイコンからなり、出力ポート702、入
力ポート703が外付けされている。出力ポート702には、
原稿搬送モータ704、ベルト駆動モータ705、原稿搬出モ
ータ706を等速に駆動するためのモータドライバ707が接
続され、各モータを必要に応じて駆動する。さらに、C
PU701は出力ポート702を通して原稿給紙クラッチ70
8、仕切爪ソレノイド709等の負荷も駆動する。入力ポー
ト703には、搬送センサ、原稿サイズセンサ等の信号が
接続され、必要な情報が得られるように構成されてい
る。以下、循環式原稿送り装置2の原稿送り動作を一部
の詳細の構成を含めて順に説明する。
【0033】(1)原稿のセット 図10において、原稿載置台上の原稿は、原稿搬送方向
に直交する方向に移動可能なサイドガイド601、並び
に、原稿搬送方向後側で搬送方向に移動可能なエンドプ
レート604により規制される。また原稿載置台上の原稿
の有無は、原稿載置台上に設けられた反射型センサで検
知される。
【0034】(2)原稿サイズ検知 図10において、サイドガイド601には原稿サイズ検知
センサ602が取り付けられており、原稿サイズ検知セン
サ602は原稿搬送方向に直交する方向の原稿サイズに対
応した検知信号を出力し、その信号端子は5V、GN
D、信号線に接続され、その出力電圧をCPU700内の
ADコンバータ700cを介し読み取ることで、原稿幅が
検知される。さらに、原稿載置台側板に取り付けられた
複数の原稿長さセンサ603のうちの何れのセンサがエン
ドプレート604のクリック爪605を検知したかにより、原
稿の搬送方向の長さが検出され、これら原稿幅および原
稿長さ検知との組合せで多種の原稿サイズに対応してい
る。
【0035】(3)原稿エンド検知 図11、図12は原稿エンド検知の機構を示しており、
この原稿エンド機構の動作を説明する。原稿仕切爪606
は、原稿給紙に先立ち、仕切爪ソレノイド709がON/
OFFすることで、図12の実線位置(ソレノイドON
時)および仮想線位置(ソレノイドOFF時)間を移動
する。また、原稿仕切爪606はソレノイドOFF時に、
図12の仮想線位置から図12の点線位置に回動可能で
あり、図12の点線位置に位置するとき、原稿仕切爪セ
ンサ610に係合する。原稿仕切爪606が原稿仕切センサ61
0に係合した状態で原稿束が原稿仕切爪606上に載せられ
ると、原稿仕切爪606は、仕切爪ソレノイド709のONに
おより仕切アーム608が仕切爪レール611に沿って移動す
るため、原稿仕切爪606が原稿の下側から抜け出す。こ
の動作に伴い持上げピン612も図示しないピンレールに
ガイドされて移動し、原稿仕切爪606の先端は持上げら
れ、さらに、仕切爪の上側には、マグネット609があ
り、持上げ板613が吸い寄せられるため、原稿仕切爪606
は最上部に移動する。その後、仕切爪ソレノイド607が
OFFすると、スプリングの付勢力により原稿の上側に
移動する。複写動作により原稿仕切爪606の下側の原稿
が全て給紙されると、原稿仕切爪606は原稿仕切爪セン
サ610内に納まり、原稿最終紙が検知される。 (4)原
稿搬送制御 本実施例の循環式原稿送り装置2は原稿束の最終紙から
給紙するようになっており、このような給紙の場合、最
後に表紙が来るため以下のような動作となる。
【0036】(イ) 1部目のタイミング 図13(a)は1部目のタイミングチャートであり、原
稿給紙、用紙給紙、原稿露光、原稿排紙のタイミングを
示している。まず原稿給紙後、所定のタイミングで原稿
仕切爪センサ610の信号をチェックし、その原稿が最終
紙か否かを判断する。最終紙でなければ、用紙を用紙用
の給紙カセットから給紙し、その後、画像と用紙が一致
するタイミングで原稿露光を開始する。上記の原稿は、
露光以前に図1のコンタクトガラス1a上にセットされ
ている。露光が完了すると原稿は直ちに原稿ベルトによ
り排紙される。次の原稿は、上記排紙動作に先立ち、給
紙を開始する。以下、最終原稿まで同様の動作が繰り返
されるが、最終原稿であることが検知されると、用紙
は、これまでの給紙カセットからではなく、表紙用に選
択された給紙カセットから給紙される。このときの露光
タイミングは、表紙用の用紙の搬送方向下流側に画像が
形成されるように制御される。したがって、通常画像と
比較して、図1のレジストローラ22は早く回転を開始す
る。
【0037】(ロ)2部目以降のタイミング 上記により1部目のコピーが完了すると、最終原稿まで
の原稿枚数が認識されているので、2部目以降は、図1
3(b)に示すように、給紙毎の最終紙検知をしない
で、原稿の入れ替え動作で決定されるタイミングによ
り、複写作業が進むことになる。
【0038】(5)ペーパエンド時の処理 S.S.B.モードにおいて表紙Cを付加する場合、前述
したように用紙用と表紙用の2つの給紙カセットを使用
することになる。この時のペーパエンド時の処理は次の
ようになる。 (イ) 用紙コピー時に用紙がペーパエンド……機械停止 (ロ) 用紙コピー時に表紙がペーパエンド……用紙コピ
ー継続、表紙コピー時機械停止 (ハ) 表紙コピー時に用紙がペーパエンド……表紙コピ
ー実行、用紙コピー時機械停止 (ニ) 表紙コピー時に表紙がペーパエンド……機械停止 <ジョギング部100>図14〜図17において、101はブ
ラシローラであり、ブラシローラ101は、図1に示され
る搬送ローラ901等によりフィニッシュトレイ400上に排
出された用紙をエンドフェンス102に付き当てて用紙搬
送方向先端を揃えるものである。また、用紙の前後方向
は後側のサイドフェンス103および前側のサイドフェン
ス104による後述のジョギング動作によって揃えられる
ようになっている。
【0039】エンドフェンス102は、図14、図15に
示すように、エンドフェンス移動用ベルト105に固定さ
れ、エンドフェンス移動用モータ106の作動により用紙
搬送方向に移動するようになっており、用紙サイズある
いはオペレータの好み(例えば、原稿の余白、複写機で
作る綴じ代値)に応じて任意の位置にステープルができ
るようになっている。また、図1、図15に示すよう
に、エンドフェンス102は、フィニッシュトレイ400を挟
んでステープラ301のステープラ本体部302に対向するよ
う配置されており、そのフィニッシュトレイ400の載置
面の方向では、エンドフェンス102とステープラ本体部3
02の間にサイドフェンス103、104が配置されている。こ
のエンドフェンス102の基準位置はエンドフェンス102の
凸部102aがエンドフェンスホームポジションセンサ107
により検知される位置である。このエンドフェンスホー
ムポジションセンサ107は、複写可能最大用紙の端部が
ステープルできるような位置に設定されている。
【0040】サイドフェンス103、104は、各々移動用ベ
ルト108、109に用紙の上側で固定されている。これらの
移動用ベルト108、109は、プーリ116〜119により支持さ
れており、サイドフェンス移動用モータ111、110により
独立して駆動される。すなわち、サイドフェンス103、1
04は互いに独立して図16の矢印方向に往復駆動され、
用紙の両サイド(装置前後側)が揃えられるようになっ
ている。また、移動用ベルト108、109の所定位置にはセ
ンシングパターン112、113が設けられてり、これらのパ
ターン112、113がセンサ114、115によって検知され、サ
イドフェンス103、104の基準位置が決定される。なお、
用紙を揃えるジョギング動作は用紙が1枚排紙される度
に行なわれる。
【0041】ジョギング動作の終了後、ステープラ301
によるステープルが完了すると、サイドフェンス103、1
04は、図17に示すように、同方向に移動して用紙を装
置手前側に排出する。なお、用紙排出時、装置手前側の
サイドフェンス104はプーリ116の円周に沿って移動する
ため、用紙束S排出の妨げにならない。また、装置後側
のサイドフェンス103は、少なくとも用紙束Sがフイニ
ッシュトレイ400から自重落下するまで移動する必要が
あるが、その移動距離は用紙サイズに応じて変えてもよ
い。さらに、サイドフェンス104は用紙束Sが通過する
ことができる高さで停止してよいため、サイドフェンス
104の避スペースを特別に必要はない。用紙排出の完了
後は、サイドフェンス103、104は同方向に移動し、元の
位置に復帰し、次のサイクルに移る。
【0042】一方、ステープル完了後、エンドフェンス
102を用紙サイズに関係なく定位置に合せ、その後にサ
イドフェンス103、104により用紙を排出させることも可
能である。このように動作させることで、用紙束Sの下
端部をエンドフェンス102で一定高さにガイドしながら
排出させることができる。 <ステープル部300>図18において、301はステープラ
であり、ステープラ301 は、フィニッシュトレイ400を
挟み分離して設けられたステープラ本体部302(針打ち
部)および針受け部306a、306bから構成される。な
お、図18においては、針受け部は2つだけ図示されて
いるが、各種の用紙サイズに対応することができるよう
に多数の針受け部を設けることができる。ステープラ本
体部302は、打ち込み部302a、針収納部302b、板状突
起302c、板ばね302dおよびアーム302eから構成され
ており、打ち込み部302aおよび針収納部302bは軸303
に回動自在に支持されている。針収納部302bに収納さ
れた針304は打ち込み部302aに設けられた板状突起302
cにより図18の下方向に1つずつ押出されるようにな
っており、押出された針304は、ジョギング動作により
フィニッシュトレイ400上で揃えられた用紙束Sを貫通
し、針304の先端は針受け台306a、306bの表面形状に
沿った形で折り曲げられ、これにより用紙束Sのステー
プルが完了する。
【0043】針受け台306a、306bはそれぞれ偏心カム
307a、307bの下方に別体で(分割されて)フィニッシ
ュトレイ400の用紙載置面と同一面またはその下方に
(針受け台306a、306bが突出しない状態で)配置され
ている。ステープラ本体部302の図18における上方所
定位置には、2つの偏心カム307a、307bが設けられて
おり、針304はステープル用偏心カム307a、307bの回
転によって押出されるようになっている。これら偏心カ
ム307a、307bは、貫通軸308に固定されており、貫通
軸308と共に回転する。なお、偏心カム307a、307bの
数は1つ又は3つ以上でもよい。通常、偏心カム307
a、307bは図示しないセンサ等の位置検出により板ば
ね302dに当接しない位置で停止する(図18に示す状
態)。そして、ステープル時には、貫通軸308が図示し
ないモータによりギヤ等を介して1回転だけ駆動され、
この回転により偏心カム307aは板ばね302dを加圧し、
板ばね302dの反力により打ち込み部302aは軸308を中
心に下方向に押圧される。
【0044】アーム302eは打ち込み部302aの先端に固
定されており、ステープル切換えアーム312と係合して
いる。ステープル切換えアーム312は軸313に固定され、
軸313と共に回転するようになっており、ステープル時
には、このステープル切換えアーム312がソレノイド314
の作動により図18の時計方向に回転する。この結果、
ステープラ本体部302が自重落下してその先端(具体的
には針収納部302b)が下方の用紙束Sの最上紙に接触
し停止する。このとき、ステープラ本体部302の針収納
部302bは用紙束Sを上方から押圧することになり、ス
テープル時の用紙束Sのずれを防止する用紙ガイドの役
割を果たす。一方、ステープル時以外では、ステープル
切換えアーム312はスプリング315の復帰力により反時計
方向に回動して、ストッパ316にその復帰力が規制され
る位置で停止する。このため、ステープル時以外におい
て、ステープラ本体部302はステープル切換えアーム312
により最上方の停止位置に持上げられ、順次搬送され、
積載される用紙束Sから離隔した状態に保持される。
【0045】なお、ステープラ本体部302はベルト325に
固定されており、ベルト325の駆動により図18の矢印
方向に移動可能である。したがって、ステープラ本体部
302は針受け台306a、306b直上の2つの位置で偏心カ
ム307a、307bの回動によりステープル可能である。 <排出部200>図19において、3aは簡易後処理装置
3の枠体であり、この枠体3aの前面側には開口部201
が形成されている。開口部201は前述のフィニッシュト
レイ400の延在方向に沿って形成されており、この開口
部201の下方には排紙トレイ202が枠体3aに支持されて
設けられている。フィニッシュトレイ400上のステープ
ル済みの用紙束Sは、サイドフェンス103、104の移動に
より開口部201を通して装置外の排紙トレイ202上に排出
されるようになっている。すなわち、サイドフェンス10
3、104はフィニッシュトレイ400上の用紙束Sを搬出す
る搬出手段であり、この手段と前記搬入手段910とによ
り後処理装置全体としての搬送手段が構成されている。
【0046】<後処理装置の制御部800>次に、図20
に基づいて、製本制御部800の構成とその制御動作につ
いて説明する。 (1)構成 図20において、CPU801は、ROM801a、RAM80
1b、シリアル通信ポート801cが一体になったワンチッ
プマイコンからなり、出力ポート802、ステープル制御
入出力ポート803、入力ポート804が外付けされている。
本制御回路は、複写装置本体1の制御部からのコマンド
をシリアル通信ポート801cで受け、必要な動作を行な
うとともに、その動作情報(例えばフラグ情報)をシリ
アル通信ポート801cから複写機本体1側へ送ることが
できる。出力ポート802には、ジョガーモータ850(サイ
ドフェンス移動用モータ110、111に相当)、エンドフェ
ンス移動用モータ806、ステープル前後移動用モータ80
7、搬送ローラ駆動用モータ808、リフトベルト用モータ
809を等速に駆動するためのモータドライバ810が接続さ
れ、各モータが必要に応じて駆動される。さらに、切換
爪用ソレノイド811等の負荷も出力ポート802を介して駆
動される。ステープル制御入出力ポート803は、ステー
プル上下移動用モータ812、ステープル動作用モータ813
等が接続され、ステープル制御入出力ポート803にはス
テープル部の動作に必要な信号が独立して設けられてい
る。入力ポート804には、ホームポジションセンサ、搬
送センサ等が接続され、必要なセンサ情報が得られるよ
うに構成されている。
【0047】ここで、複写機本体1からのコマンドの一
覧を示す。モード コマンド:ステープルモード、ノン
ステープルモード サイズ コマンド:用紙サイズ情報 ポジション コマンド:ステープル位置情報(前後方
向、左右方向) モータオン コマンド:搬送モータON モータオフ コマンド:搬送モータOFF ペーパセンド コマンド:用紙搬送 カバーセンド コマンド:表紙搬送 ステープル コマンド:ステープル実行 製本制御部800は、上記コマンドを受信すると、まず、
図21に示すように、それが何れのコマンドであるかを
チェックし、各コマンドに対応した処理を実行する(図
22〜図29)。
【0048】(2)動作制御 後処理装置3の動作としては、 プルーフトレイ905に用紙を排出する動作 フィニッシュトレイ400に用紙を排紙する動作 用紙揃え動作 綴じ動作 排紙トレイ202に用紙を排出する動作 の各動作があるため、制御部800による動作制御につい
ても(イ)〜(ホ)の項目順に説明する (イ)用紙を排出するトレイの選択 用紙を排出するトレイの選択は、複写機本体1から複写
動作開始時に送られるモードコマンドにより行なう。こ
のモードコマンドに応じて、ノーステープルモード、通
常のステープルモード、S.S.B.モードの3つのモー
ドの1つを選択し、それぞれのモードに応じた動作をす
る。送られたモードコマンドがノーステープルモードコ
マンドであれば、切換爪902をプルーフトレイ905側に切
換え、ステープルモードおよびS.S.Bモードであれ
ば、フィニッシュトレイ400側に切換える。
【0049】(ロ)ステープル位置の決定 ステープルモードの場合、フィニッシュトレイ400に用
紙を排出し、排出された用紙を一時スタックし、それら
の用紙を揃え、1部が完了した時点でステープル動作を
し、その後ステープル済みの用紙束Sを排出する。ステ
ープル位置は、図30に示すD1をエンドフェンス102の
移動により、D2をステープラ本体部302の移動により変
更可能であり、その情報は、ポジションコマンドで与え
られる。サイドフェンス103、104とエンドフェンス102
の位置制御は、次のようになる。
【0050】最初に送られるモードコマンドがステープ
ルコマンドであれば、モードコマンドの後に送られるサ
イズコマンドを参照し、サイドフェンス103、104をサイ
ドフェンス移動用モータ110、111の駆動により用紙サイ
ズ長手方向に対応した位置に移動させるとともに、エン
ドフェンス102をその用紙の短手方向に対応した位置に
エンドフェンス移動用モータ806の駆動により移動させ
る。ステープラ本体部302の位置は、エンドフェンス102
に対向する位置に固定されているため、エンドフェンス
102の位置で、用紙のステープル位置が決定される。こ
のステープル位置の用紙長手方向端面からの距離は、ポ
ジションコマンドにより与えられる。
【0051】(ハ)フィニシュトレイ400に用紙を排出 記録済み用紙が複写機本体1から後処理装置3に送られ
るときは、用紙搬送に先立ち、通常の用紙の場合はペー
パーセンドコマンドが送られ、カバー用紙の場合は、カ
バーセンドコマンドが送られる。カバーセンドコマンド
は、S.S.Bモードの場合、本体から送られる用紙のサ
イズがそれまでの用紙サイズの2倍以上の長さであるこ
との信号でもある。用紙がフィニッシュトレイ400内に
搬入されると、2つのサイドフェンス103、104をサイド
フェンス移動用モータ110、111の駆動により互いに同期
させながら反対方向に移動させて用紙の前後方向を揃え
る。サイドフェンス103、104は、後述するように、用紙
の排出手段を兼ねているため、それぞれ独立に駆動手段
を有している。このジョギング動作の様子は、前述した
ように図15に示される。
【0052】(ニ)綴じ動作 ステープル動作のフローは図31に示される。複写機本
体1からステープルコマンドが送られると、ステープル
フラグがセットされ、それまでに送られたペーパセンド
コマンドとカバーセンドコマンドの数だけフィニッシュ
トレイ400内に用紙が搬送されるのを待つ。用紙の枚数
がコマンドの数に一致すると、ステープル動作用モータ
813をONし、偏心カム307a、307bを1回転させるこ
とで用紙束Sがステープルされる(図30参照)。ステ
ープル動作が完了すると、ステープルフラグをリセット
し、フィニッシュトレイ400内に搬送された用紙の数を
カウントする枚数メモリをクリヤし、排出フラグをセッ
トすることで次の排出動作に移行する。
【0053】(ホ)用紙排出 用紙は、前述したようにサイドフェンス103、104の移動
により排出される。図32はジョギング時の動作と用紙
排出時のサイドフェンス103、104の前後方向の速度波形
(後向きの速度を+としている)を示しており、排出
(往)部分に、用紙排出時の速度波形を示す。サイドフ
ェンス103、104のジョギング動作後にステープルを完了
した用紙束Sは、まず、エンドフェンス102の移動によ
り排紙位置をサイズによらずに一定にし、すなわち用紙
束S後端を所定の排出位置に合せた後、サイドフェンス
103、104により等速で装置手前側に送られる。このと
き、同時に移動を開始した2つのサイドフェンスのう
ち、手前側のサイドフェンス104は、移動路から退避す
ると停止するが、後側のサイドフェンス103はさらに移
動し、用紙束S落下の直前で一旦速度を落とす。この減
速動作は、用紙束Sの落下時の衝撃を軽減するためのも
のである。図33は用紙サイズによる停止位置の違いを
示した図であり、サイズ毎に停止位置を変え、排出時間
の短縮を図っている。用紙束Sの排出完了時は、負荷が
減少した分、手前側への移動速度より速い速度で戻り、
次のジョギング動作に備える。
【0054】なお、本実施例においては、最大ステープ
ル枚数が設定されている。後処理装置3の最大ステープ
ル枚数は使用する用紙の厚さにより変化するが、指定紙
を使用した場合は、その枚数は決められている。本実施
例では最大ステープル枚数は30枚に設定されている。
一方、本複写装置においては表紙無しS.S.B.モード
が選択可能であり、このモードの場合、原稿枚数に表紙
が付与されるため最大原稿枚数はその分減少することに
なる。一般的に表紙用の用紙は通常の用紙より厚いの
で、その厚さに応じて規定するのが望ましいが、本実施
例では、表紙を1枚分としている。
【0055】次に、上記構成のシステムを用いて簡易製
本する本発明のシート処理方法の第1実施例について説
明し、併せて作用を説明する。まず、図13に示したよう
に、複写機本体1により、所定枚数の原稿画像情報のう
ち最終頁側の画像情報から記録用紙に画像を記録し(記
録工程)、画像記録した記録用紙を複写機本体1の向か
って右側に配置された後処理装置3内に順次排紙させる
(排紙工程)。このとき、後処理装置3内では、複写機
本体1から画像記録動作毎に排紙される記録用紙を、搬
入手段910によってフィニッシュトレイ400上に順次重ね
てスタックする(記録シートスタック工程)。
【0056】所定枚数の記録用紙がフィニッシュトレイ
400上にスタックされると、製本する1部(表紙を除
く)に対応する記録用紙束Sとなる。次いで、記録用紙
の短手方向長さに対し略2倍以上の長手方向長さを有す
る表紙用シートCを、この長手方向中央部が記録用紙束
Sの短手方向一端と重なるようにスタックする(表紙用
シートスタック工程)。なお、このとき表紙用シートに
画像記録するのであれば、図13(a)に示すように、表
紙画像の記録タイミングを通常の記録タイミングより遅
くし、その記録画像をシート束Sの画像面上に位置させ
る。
【0057】次いで、後処理装置3のステープラ301に
よって、記録用紙束Sの短手方向一端近傍で表紙用シー
トCから記録用紙束Sに向かって針を打ち込み、記録用
紙束Sおよび表紙用シートCをステープル針304によっ
て綴じ合わせる(綴じ工程)。このように、本実施例の
シート処理方法では、記録用紙をフィニッシュトレイ40
0上にスタックして束にした後、この記録用紙束Sの短
手方向長さに対し略2倍以上の長手方向長さを有する表
紙用シートCを、その長手方向中央部が記録用紙の短手
方向一端と重なるようにスタックし、後処理装置3によ
って記録用紙の短手方向一端近傍で表紙用シートCから
記録用紙束Sに向かってステープル針304を打ち込み、
これらをステープルする。そして、ステープルしたシー
ト束の表紙用シートCを図4に示すように、長手方向中
央部で略半分に折り曲げると、ステープル針304により
綴じ合わせた部分が表紙用シートCによって覆われ、製
本後に針304の先端部が外部に露出して外観が悪くなっ
たり、針304が指等に引掛かったりするといった不具合
が防止される。さらに、シート束Sの綴じ合せ部分(側
端縁部分)が表紙用シートCによって覆われるため、紙
折れし難くなり、製本されたものを複写原稿として再利
用するような場合に、引っ掛かりによる原稿送り装置の
搬送不良を防止することができる。
【0058】さらに、本実施例では、原稿送り装置2に
より複写機本体1に所定枚数の画像情報のうち最終頁側
の画像情報から原稿を給送し、その順番に画像を記録す
るとともに、その記録済みシートを複写機本体1の向か
って右側に排紙させるから、複写機本体1で通常の画像
記録動作を行いつつ、複写機本体1から排紙された記録
用紙の束Sの上に表紙用シートCを排紙するだけで、そ
のままステープル部300による製本処理することがで
き、一連のシート処理動作を簡単にすることができる。
【0059】また、本実施例に用いたシート処理システ
ムにおいては、ステープラ301のステープラ本体部302
(針打ち部)と針受け部306a、306bとが、フィニッシ
ュトレイ400の用紙載置面を含む搬入手段910およびサイ
ドフェンス103、104の用紙搬送軌道面を間に挟んで互い
に対向するように設けられるので、ステープラ本体部30
2および針受け部306a、306bからなるステープラ301を
フィニシュトレイ400の水平投影面内に配置することが
でき、ステープラがフィニッシュトレイの側端側に配設
されていた従来に比べ、設置面積を縮小し小型化を図る
ことができる。
【0060】また、ステープラ本体部302の待機位置で
は、ステープラ301のステープラ本体部302が載置手段上
の用紙をガイドする針収納部302bの下面部(ガイド
板)よりフィニッシュトレイ400側に位置するから、安
定した綴じ動作を行うことができる。さらに、ステープ
ラ301のステープラ本体部302が待機位置又は綴じ位置に
あるとき、前記搬送手段(搬入手段910およびサイドフ
ェンス103、104)によるフィニッシュトレイ400上への
用紙の搬入・搬出動作が禁止されるから、誤動作を未然
に防止することができる。
【0061】図34は請求項1、2記載の発明に係るシ
ート処理方法を実施するシート処理システムの第2実施
例を示す図であり、左排紙式の複写機とそのシート後処
理装置からなるものを示している。なお、本実施例にお
いて、上述例と同様又はそれに相当する部材には同一の
符号を付して説明し、重複する説明は省略する。
【0062】図1において、複写機本体1は向かって左
側から排紙するようになっており、その排紙側に後処理
装置3が配置されている。また、循環式原稿送り装置2
は原稿束を最終頁側からコンタクトガラス1a上にに給
紙するようになっている。後処理装置3は、左右の向き
は逆であるが、上述例と同様に、製本制御部800、ジョ
ギング部100、ステープル部300および排出部200を備え
ている。そして、操作表示部500から製本動作に関連す
るコマンドが入力されと、製本制御部800はこれらのコ
マンドに基づいてジョギング部100、ステープル部300、
排出部200等を制御する。
【0063】次に、本システムによるシート処理方法の
一実施例を説明するとともに、その作用についてについ
て説明する。まず、図13に示したように、複写機本体1
により、所定枚数の原稿画像情報のうち最終頁側の画像
情報から記録用紙に画像を記録し(記録工程)、画像記
録した記録用紙を複写機本体1の向かって左側に配置さ
れた後処理装置3内に順次排紙させる(排紙工程)。こ
のとき、後処理装置3内では、複写機本体1から画像記
録動作毎に排紙される記録用紙を、搬入手段910によっ
てフィニッシュトレイ400上に順次重ねてスタックする
(記録シートスタック工程)。
【0064】所定枚数の記録用紙がフィニッシュトレイ
400上にスタックされると、製本する1部(表紙を除
く)に対応する記録用紙束Sとなる。次いで、記録用紙
の短手方向長さに対し略2倍以上の長手方向長さを有す
る表紙用シートCを、この長手方向中央部が記録用紙束
Sの短手方向一端と重なるようにスタックする(表紙用
シートスタック工程)。なお、このとき表紙用シートに
画像記録(表紙コピー)するのであれば、図13(a)に
示すように、表紙画像の記録タイミングを通常の記録タ
イミングより遅くし、その記録画像をシート束Sの画像
面上に位置させる。表紙コピーをしないのであれば、こ
のような処理をすることなくスタック動作を実行する。
【0065】次いで、後処理装置3のステープラ301に
よって、記録用紙束Sの短手方向一端(図中左端)近傍
で表紙用シートCから記録用紙束Sに向かってステープ
ル針304を打ち込み、記録用紙束Sおよび表紙用シート
Cをステープル針304によってステープルする(綴じ工
程)。このように、本実施例のシート処理方法において
も、記録用紙をフィニッシュトレイ400上にスタックし
て束にした後、この記録用紙束Sの短手方向長さに対し
略2倍以上の長手方向長さを有する表紙用シートCを、
その長手方向中央部が記録用紙の短手方向一端と重なる
ようにスタックし、後処理装置3によって記録用紙の短
手方向一端近傍で表紙用シートCから記録用紙束Sに向
かってステープル針304を打ち込み、これらを綴じ合わ
せる。そして、綴じ合わせたシート束の表紙用シートC
を図4に示すように、長手方向中央部で略半分に折り曲
げると、ステープル針304により綴じ合わせた部分が表
紙用シートCによって覆われ、製本後に針304の先端部
が外部に露出して外観が悪くなったり、針304が指等に
引掛かったりするといった不具合が防止される。さら
に、シート束Sの綴じ合せ部分(側端縁部分)が表紙用
シートCによって覆われるため、紙折れし難くなり、製
本されたものを複写原稿として再利用するような場合
に、引っ掛かりによる原稿送り装置の搬送不良を防止す
ることができる。
【0066】さらに、本実施例でも、原稿送り装置2に
より複写機本体1に所定枚数の画像情報のうち最終頁側
の画像情報から原稿を給送し、その順番に画像を記録す
るから、複写機本体1で通常の画像記録動作を行いつ
つ、複写機本体1から排紙された記録用紙の束Sの上に
表紙用シートCを排紙するだけで、そのままステープル
部300による製本処理することができ、一連のシート処
理動作を簡単にすることができる。
【0067】図35〜図39は、請求項3、4記載の発
明に係るシート処理方法を実施するシート処理システム
の第1実施例を示す図であり、右排紙式の複写機とその
シート後処理装置からなるシステムを示している。な
お、本実施例において、上述例と同様又はそれに相当す
る部材には同一の符号を付して説明し、重複する説明は
省略する。
【0068】図35〜39において、複写機本体1から
排出される画像形成済みの記録用紙は、後処理装置3の
搬送ローラ901により下流側に搬送される。搬送ローラ9
01の下流には切換爪902が設けられており、切換爪902の
切換えにより、シートは第1、第2シート搬送路903、9
04の何れかに搬送される。搬送路903に搬送されたシー
トはプルーフトレイ905上に排出される。また、搬送路9
04に搬送されたシートは搬入手段910によりフィニッシ
ュトレイ130上に搬送される。この搬入手段910は、搬送
ローラ901、切換爪902、第2シート搬送路904及び該搬
送路904に配された搬送ローラ対906、907を有し、記録
済みのシートをフィニッシュトレイ130のシート載置面
上に搬入し複数枚のシートを重ねて載置する。
【0069】また、循環式原稿送り装置2は画像面を下
向きにした原稿束の最初の原稿(第1頁側の原稿)から
給紙するようになっており、このような給紙の場合、表
紙原稿が有れば最初に表紙コピーをするため、以下のよ
うな動作となる。図39はそのタイミングチャートであ
り、原稿給紙、用紙給紙、原稿露光、原稿排紙のタイミ
ングを示している。
【0070】まず、表紙原稿を給紙する一方、それに先
立って給紙カセット12から所定のタイミングで表紙用シ
ートを給紙し、その後、画像を表紙用シートの後半側
(搬送方向後方側)に形成するよう遅れたタイミングで
原稿露光を開始する。なお、表紙用原稿は、露光以前に
図1のコンタクトガラス1a上にセットされている。こ
の原稿の露光が完了すると、表紙原稿は直ちに原稿ベル
トにより排紙される。次の原稿(第1頁に対応する原
稿)は、表紙原稿の排紙に先立ってその給紙を開始さ
れ、その後、画像と記録用紙が一致するタイミングでそ
の原稿の露光が開始される。記録用紙の給紙に際しては
当然ながら給紙カセット24ではなく給紙カセット21〜23
の何れかを用いる。露光が完了すると、原稿は直ちに原
稿ベルトにより排紙され、記録用紙には画像が記録され
る。そして、この記録用紙は表紙用シートの前記後半部
分の上に重ねて載置される。以下、最終原稿まで同様の
動作が繰り返されるが、原稿仕切爪センサ610の信号か
ら最終原稿であることが検知されると、1部目のコピー
が終了し、2部目のコピー開始に先立って給紙カセット
の変更が行われる。2部目以降も同様な手順で行われ、
原稿の入れ替え動作で決定されるタイミングにより、複
写作業が進むことになる。
【0071】なお、表紙画像の記録方法としは、上述の
ように露光を遅くするだけでなく、表紙原稿をコンタク
トガラス1a上で前記後半部分に対応する位置まで搬送
しておき、全面分の露光動作を行うとともに前半部分を
イレーサで消去するという方式でも良い。また、表紙コ
ピー時において原稿の前半部分に対応する領域での原稿
搬送速度や露光の速度を速くするのが好ましい。
【0072】後処理装置3は、図35〜図38に示すよ
うに、ステープラ350を有しており、ステープラ350 は
フィニッシュトレイ130を挟み分離して設けられた針打
ち部351および針受け台360から構成されている。なお、
針受け台360は複数設けることもできる。針打ち部351
は、図示しない内部の打ち込み部と、先端突起351a
と、針収納部352と、板ばね354とを有しており、針打ち
部351は軸353に回動自在に支持され、自重により突起35
1aをストッパ355に衝合させて停止する。また、針打ち
部351の図2における下方には、前後2つの偏心カム357
(1つのみ図示している)が設けられており、これらの
偏心カム357は貫通軸358に固定されており、貫通軸358
と共に回転する。なお、偏心カム357の数は1つ又は3
つ以上でもよい。通常、偏心カム357は図示しないセン
サ等の位置検出により板ばね354に当接しない位置で停
止しており(図36参照)、ステープル時には、貫通軸35
8が図示しないモータによりギヤ等を介して1回転だけ
駆動され、これにより偏心カム357は板ばね354を加圧
し、板ばね354の反力により針打ち部351が軸353を中心
に上方向に押し動かされる。そして、針収納部352に収
納された針(図示していない)が図示しない打出し板に
より上方向に1つずつ押し出され、押出された針は、ジ
ョギング動作によりフィニッシュトレイ130上で揃えら
れた用紙束Sを貫通し、針の先端が針受け台360により
折り曲げられて用紙束Sのステープルが完了する。
【0073】針受け台360は、軸361に回転可能に支持さ
れているとともに、スプリング365によって常時上方向
に付勢されている。また、針受け台360は、突起360a
と、板ばね364とを有しており、前記スプリング365の付
勢力(張力)により板ばね364が偏心カム363に当接して
いる。そして、この偏心カム363が軸362とともに回転す
るとき、スプリング365の張力に抗して針受け台360が下
方に回動し、用紙束Sに近接又は接触する。なお、針受
け台360の突起360aがストッパ366に衝止されている状
態においては、フィニッシュトレイ130と針受け台360の
間に所定の間隔が確保され、フィニッシュトレイ130上
に搬入される用紙の先端が針受け台360に引っ掛からな
いようになっている。また、軸362及び偏心カム363は前
記偏心カム357とほぼ同時に回転し、所定のステープル
動作が実行される。
【0074】本実施例のシステムでは、まず、複写機本
体1からステープルコマンドが送られると、ステープル
フラグがセットされているかチェックされ、結果がYe
sであれば、それまでに送られたペーパセンドコマンド
とカバーセンドコマンドの数だけフィニッシュトレイ13
0内に用紙が搬送されるのを待つ。用紙の枚数がコマン
ドの数に一致すると、ステープル動作用モータ813がO
Nされ、偏心カム357を1回転させることで用紙束Sが
ステープルされる。ステープル動作が完了すると、ステ
ープルフラグをリセットし、フィニッシュトレイ130内
に搬送された用紙の数をカウントする枚数メモリをクリ
ヤし、排出フラグをセットすることで次の排出動作に移
行する。用紙は、前述したようにサイドフェンス103、1
04の移動により排出される。
【0075】次に、本システムによるシート処理方法の
一実施例を説明するとともに、その作用についてについ
て説明する。まず、表紙用シートに画像記録(表紙コピ
ー)するのであれば、図39に示すように、通常の記録
タイミングより遅いタイミングで画像記録し、その記録
画像を表紙用シートの搬送方向後半部分に位置させる。
次いで、或は、表紙コピーをしないときはそのまま、複
写機本体1から向かって右側の後処理装置3へ表紙用シ
ートCを排出させ、搬入手段910によってフィニッシュ
トレイ130上にスタックする(表紙用シートスタック工
程)。
【0076】次いで、複写機本体1によって所定枚数分
の原稿画像情報のうち第1頁の画像情報から記録用紙に
画像を記録する(記録工程)。このときの記録用紙は、
複写機本体1から排紙される方向で表紙用シートCの長
手方向長さに対し半分以下の短手方向長さを有するもの
であり、この記録用紙を、表紙用シートCの長手方向中
央部とこの記録用紙の短手方向一端(図37中右上端)と
が重なるように、表紙用シートCの上に所定枚数スタッ
クする(記録シートスタック工程)。
【0077】所定枚数の記録用紙がフィニッシュトレイ
130上にスタックされると、製本する1部(表紙を除
く)に対応する記録用紙束Sとなる。次いで、後処理装
置3のステープル部350によって前記用紙束Sの短手方
向一端近傍で表紙用シートCから用紙束Sに向かって針
を打ち込み、記録用紙束Sおよび表紙用シートCを綴じ
合わせる(綴じ工程)。
【0078】このように、本実施例のシート処理方法で
は、表紙用シートCを後処理装置3内にスタックした
後、複写機本体1からの排紙方向で表紙用シートCの長
手方向長さに対し半分以下の短手方向長さを有する記録
シートを、表紙用シートCの長手方向中央部とこの記録
シートの短手方向一端が重なるように表紙用シートCの
上に所定枚数スタックし、後処理装置3のステープル部
350によってその表紙用シートCと用紙束Sを表紙用シ
ート側からステープルする。
【0079】したがって、ステープルしたシート束の表
紙用シートを、図4に示すように長手方向中央部で略半
分に折り曲げると、前記ステープルによる綴じ合せ部分
が表紙用シートによって覆われ、綴じ針の先端部が露出
して外観が悪くなったり、該針が指等に引掛かったりす
るといった不具合が防止される。さらに、前記綴じ合わ
せ部分が表紙により覆われるため、紙折れし難くなり、
製本されたものを原稿として再利用するときも原稿送り
装置の搬送不良等を防止することができる。
【0080】また、本実施例では、循環式原稿送り装置
2により所定枚数の原稿のうち第1頁側から複写機本体
1に給送し、その順番で記録シートに画像記録するか
ら、表紙用シートCを最初に排紙しておくだけで、複写
機本体1の通常の画像記録動作を行いつつ簡単な製本処
理をすることができる。図40は、請求項3、4記載の
発明に係るシート処理方法を実施するシート処理システ
ムの第2実施例を示す図であり、左排紙式の複写機とそ
のシート後処理装置からなるものを示している。
【0081】なお、本実施例において、上述例と同様又
はそれに相当する部材には同一の符号を付して説明し、
重複する説明は省略する。図40において、複写機本体
1は向かって左側から排紙するようになっており、その
排紙側に後処理装置3が配置されている。また、循環式
原稿送り装置2は原稿束を最終頁側からコンタクトガラ
ス1a上にに給紙するようになっている。
【0082】後処理装置3は、左右の向きは逆である
が、第1実施例と同様に、製本制御部800、ジョギング
部100、ステープル部300および排出部200を備えてい
る。そして、操作表示部500から製本動作に関連するコ
マンドが入力されと、製本制御部800はこれらのコマン
ドに基づいてジョギング部100、ステープル部300、排出
部200等を制御する。
【0083】次に、本システムによるシート処理方法の
一実施例を説明するとともに、その作用についてについ
て説明する。まず、表紙用シートに画像記録(表紙コピ
ー)するのであれば、図39に示した第1実施例の場合
と同様に、通常の記録タイミングより遅いタイミングで
画像記録し、その記録画像を表紙用シートCの搬送方向
後半部分に位置させる。次いで、或は、表紙コピーをし
ないときはそのまま、複写機本体1から向かって左側の
後処理装置3へ表紙用シートCを排出させ、搬入手段91
0によりフィニッシュトレイ130上にスタックする(表紙
用シートスタック工程)。
【0084】次いで、複写機本体1によって所定枚数分
の原稿画像情報のうち第1頁の画像情報から記録用紙に
画像を記録する(記録工程)。このときの記録用紙は、
複写機本体1から排紙される方向で表紙用シートCの長
手方向長さに対し半分以下の短手方向長さを有するもの
であり、この記録用紙を、表紙用シートCの長手方向中
央部とこの記録用紙の短手方向一端とが重なるように、
表紙用シートCの上に所定枚数スタックする(記録シー
トスタック工程)。所定枚数の記録用紙がフィニッシュ
トレイ130上にスタックされると、製本する1部(表紙
を除く)に対応する記録用紙束Sとなる。
【0085】次いで、後処理装置3のステープル部350
によって前記用紙束Sの短手方向一端近傍で表紙用シー
トCから用紙束Sに向かって針を打ち込み、記録用紙束
Sおよび表紙用シートCを綴じ合わせる(綴じ工程)。
このように、本実施例のシート処理方法でも、表紙用シ
ートCを後処理装置3内にスタックした後、複写機本体
1からの排紙方向で表紙用シートCの長手方向長さに対
し半分以下の短手方向長さを有する記録シートを、表紙
用シートCの長手方向中央部とこの記録シートの短手方
向一端が重なるように表紙用シートCの上に所定枚数ス
タックし、後処理装置3のステープル部350によってそ
の表紙用シートCと用紙束Sを表紙用シート側からステ
ープルする。
【0086】したがって、ステープルしたシート束の表
紙用シートを、図4に示すように長手方向中央部で略半
分に折り曲げると、前記ステープルによる綴じ合せ部分
が表紙用シートによって覆われ、綴じ針の先端部が露出
して外観が悪くなったり、該針が指等に引掛かったりす
るといった不具合が防止される。さらに、前記綴じ合わ
せ部分が表紙により覆われるため、紙折れし難くなり、
製本されたものを原稿として再利用するときも原稿送り
装置の搬送不良等を防止することができる。
【0087】また、本実施例では、循環式原稿送り装置
2により所定枚数の原稿のうち第1頁側から複写機本体
1に給送し、その順番で記録シートに画像記録するか
ら、表紙用シートCを最初に排紙しておくだけで、複写
機本体1の通常の画像記録動作を行いつつ簡単な製本処
理をすることができる。図42は、請求項3、4記載の
発明に係るシート処理方法を実施するシート処理システ
ムの第3実施例を示す図であり、右排紙式のデジタル複
写機とそのシート後処理装置からなるシステムを示して
いる。
【0088】なお、本実施例において、上述例と同様又
はそれに相当する部材には同一の符号を付して説明し、
重複する説明は省略する。図41、図42において、1
は画像記録手段としての複写機本体であり、複写機本体
1の図1の上部には循環式原稿送り装置2が設けられ、
複写機本体1の正面から向かって右側には後処理装置3
が設けられている。
【0089】複写機本体1は、循環式原稿送り装置2に
よりコンタクトガラス1a上にセットされた原稿を画像
読み取り部4の光源5(蛍光灯)によって走査照明さ
れ、その反射光をミラー、レンズ等からなる光学経路6
を介してCCD1101に取り込む。CCD1101は、前記原
稿反射光を電気信号に変換するものであり、CCD1101
により電気信号に変換された画像データは、増幅器1102
で増幅された後、シェーディング補正回路1103に送られ
る。シェーディング補正回路1103は、光源光量の変動や
CCD1101の暗電流による画像信号の歪みを補正するも
のであり、その出力信号はA/D変換回路1104により8
ビットのデジタル信号に変換される。このようにデジタ
ル信号に変換された画像データは、画像メモリー1105に
入力され、必要に応じて画像変換され、書込み制御板11
06に送られる。そして、書込み制御板1106からの信号に
よってレーザ光学走査系11のレーザーダイオード1107が
ビームを出射し、レーザーダイオード1107から出射され
たビームは図示しないコリメータレンズにより平行光束
に変換され更にビーム整形光学系を経てポリゴンミラー
ユニット12に入射される。
【0090】ポリゴンミラーユニット12により偏光され
たビームは、Fθレンズ、面倒れ補正光学系(詳細は図
示せず)及びミラー13を経て感光体15に走査され、帯電
器14により予め一様に帯電された感光体15がその走査光
により露光されて静電潜像が形成され、現像部16により
これがトナー現像される。そして、転写・分離部17にお
いて、複写機本体1内に設けられた給紙カセット21〜24
のうち何れかから給紙された記録用紙にそのトナー像が
転写され、定着部18で加熱定着される。
【0091】前記画像メモリ105、書込み制御板1106、
レーザーダイオード1107、帯電器14、感光体15、現像部
16、転写・分離部17および定着部18は、画像読み取り部
のCCD1101により読み込まれた画像情報に基づいて記
録用紙(記録シート)に画像を記録する画像記録部10を
構成しており、この画像記録部10においては記録用紙が
感光体15と転写・分離部17の間から定着部18至る搬送経
路19を通して後処理装置3側搬送され、排紙される。
【0092】複写機本体1内にセットされた給紙カセッ
ト21〜24のうち何れか、例えば給紙カセット24内に収納
されたシートは、例えばA3サイズの通常の記録用紙、
或は、通常の記録用紙とはサイズ(長手方向長さ)の異
なる表紙用シートである。本実施例の循環式原稿送り装
置2も、画像面を下向きにした原稿束の最初の原稿から
給紙するようになっており、表紙原稿が有れば最初に表
紙コピーをする。
【0093】次に、本システムにおけるシート処理方法
の一実施例とともに、作用についてについて説明する。
まず、表紙用シートに画像記録(表紙コピー)するので
あれば、複写機本体1の画像読み取り部4によって原稿
から読み取った画像情報を画像記録部10によりシートに
記録した後、そのシートを向かって右側の後処理装置3
へ排紙させる。このとき、通常の記録タイミングより遅
いタイミングで画像記録し、その記録画像を表紙用シー
トCの搬送方向後半部分に位置させる。次いで、或は、
表紙コピーをしないときはそのまま、複写機本体1から
向かって右側の後処理装置3へ表紙用シートCを排出さ
せ、搬入手段910によりフィニッシュトレイ130上にスタ
ックする(表紙用シートスタック工程)。
【0094】次いで、複写機本体1によって所定枚数分
の原稿画像情報のうち第1頁の画像情報から記録用紙に
画像を記録する(記録工程)。このときの記録用紙は、
複写機本体1から排紙される方向で表紙用シートCの長
手方向長さに対し半分以下の短手方向長さを有するもの
であり、この記録用紙を、表紙用シートCの長手方向中
央部とこの記録用紙の短手方向一端とが重なるように、
表紙用シートCの上に所定枚数スタックする(記録シー
トスタック工程)。所定枚数の記録用紙がフィニッシュ
トレイ130上にスタックされると、製本する1部(表紙
を除く)に対応する記録用紙束Sとなる。
【0095】次いで、後処理装置3のステープル部350
によって前記用紙束Sの短手方向一端近傍で表紙用シー
トCから用紙束Sに向かって針を打ち込み、記録用紙束
Sおよび表紙用シートCを綴じ合わせる(綴じ工程)。
このように、本実施例のシート処理方法でも、表紙用シ
ートCを後処理装置3内にスタックした後、複写機本体
1からの排紙方向で表紙用シートCの長手方向長さに対
し半分以下の短手方向長さを有する記録シートを、表紙
用シートCの長手方向中央部とこの記録シートの短手方
向一端が重なるように表紙用シートCの上に所定枚数ス
タックし、後処理装置3のステープル部350によってそ
の表紙用シートCと用紙束Sを表紙用シート側からステ
ープルする。
【0096】したがって、ステープルしたシート束の表
紙用シートを、図4に示すように長手方向中央部で略半
分に折り曲げると、前記ステープルによる綴じ合せ部分
が表紙用シートによって覆われ、綴じ針の先端部が露出
して外観が悪くなったり、該針が指等に引掛かったりす
るといった不具合が防止される。さらに、前記綴じ合わ
せ部分が表紙により覆われるため、紙折れし難くなり、
製本されたものを原稿として再利用するときも原稿送り
装置の搬送不良等を防止することができる。
【0097】また、本実施例では、循環式原稿送り装置
2により所定枚数の原稿のうち第1頁側から複写機本体
1に給送し、その順番で記録シートに画像記録するか
ら、表紙用シートCを最初に排紙しておくだけで、複写
機本体1の通常の画像記録動作を行いつつ簡単な製本処
理をすることができる。さらに、本システムにおいて
は、画像メモリー1105から書込み制御板1106へのデータ
転送順序を変えることにより、或は、画像メモリー1105
内のデータを適宜並べ替えることにより、複写する画像
を180度回転させることができる。また、画像読み取
り部4のスキャニングの方向を逆にしてコンタクトガラ
ス1aの中央から端に向かって画像情報を読み取り、こ
の時の読み取りデータを書き込むことによって180度
回転のコピー画像を得ることもできる。なお、上述の各
実施例においては、原稿送り装置2が原稿を複写機本体
1の左右方向に搬送するものとして説明したが、使用す
る原稿の種類やシステム構成によっては、原稿送り装置
として複写機本体1の前後方向に原稿を搬送する公知の
原稿搬送装置を使用することもできる。このようにする
と、記録用紙の排紙方向とは直交する画像形成装置の前
後方向に原稿が給送されるから、原稿の種類によって
は、原稿給送を容易化してシート処理を容易化すること
ができる。
【0098】また、画像形成装置は、複写原稿を直接的
に使用する複写機に限らず、本発明が外部からの画像情
報により記録動作するプリンタ等にも適用可能であるこ
とは言うまでもない。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、記録シー
トをスタックして束にした後、該記録シートの短手方向
長さに対し略2倍以上の長手方向長さを有する表紙用シ
ートを、その長手方向中央部が記録シートの短手方向一
端と重なるようにスタックし、前記記録シートの短手方
向一端近傍で表紙用シートから記録シートに向かって針
を打ち込み、これらを綴じ合わせるようにしているの
で、綴じ合わせたシート束の表紙用シートを長手方向中
央部で略半分に折り曲げるだけで、前記綴じ合わせ部分
を表紙用シートによって覆うことができ、綴じ針の先端
部が露出して外観が悪くなったり該綴じ針が指等に引掛
かったりするのを防止し、さらに、綴じ合わせ部分の紙
折れを防止することができる。この結果、製本の質を向
上させるとともに、安全性の高いシート処理方法を実現
することができる。
【0100】さらに、請求項2記載の発明によれば、画
像情報のうち最終頁側の画像情報から記録シートに画像
記録するから、通常の画像記録動作を行いつつ、画像形
成装置から排紙される記録シートの上に表紙用シートを
排紙するだけで、そのまま製本処理することができ、シ
ート処理を簡単にすることができる。一方、請求項3記
載の発明によれば、表紙用シートを製本装置内にスタッ
クした後、画像形成装置からの排紙方向で表紙用シート
の長手方向長さに対し半分以下の短手方向長さを有する
記録シートを、表紙用シートの長手方向中央部と該記録
シートの短手方向一端が重なるように表紙用シートの上
に所定枚数スタックし、これらを表紙用シート側から綴
じ合わせるので、綴じ合わせたシート束の表紙用シート
を長手方向中央部で略半分に折り曲げるだけで、前記綴
じ合わせ部分を表紙用シートによって覆うことができ、
綴じ針の先端部が露出して外観が悪くなったり、該針が
指等に引掛かったりするのを防止し、さらに、前記綴じ
合わせ部分の紙折れを防止することができる。この結
果、製本の質を向上させるとともに、安全性の高いシー
ト処理方法を実現することができる。
【0101】さらに、請求項4記載の発明によれば、画
像情報のうち第1頁側の画像情報から記録シートに画像
記録するから、表紙用シートを最初に排紙しておくだけ
で、通常の画像記録動作を行いつつ簡単に製本処理する
ことができる。また、請求項5記載の発明によれば、前
記記録工程において、記録シートの排紙方向とは直交す
る画像形成装置の前後方向に原稿が給送されるから、原
稿の種類によっては、原稿給送を容易化してシート処理
を容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、2記載の発明に係るシート処理方法
を実施するシート処理システムの第1実施例の全体構成
を示す断面図である。
【図2】図1における操作表示部の平面図である。
【図3】図2における液晶表示部の要部拡大図である。
【図4】図1における複写機により製本された用紙束の
斜視図である。
【図5】図1における複写機の製本に関連する各キーの
処理フローを示す図である。
【図6】図5における結合子Aに続く処理フローを示す
図である。
【図7】図5における結合子Bに続く処理フローを示す
図である。
【図8】図5における結合子Cに続く処理フローを示す
図である。
【図9】図1における循環式原稿送り装置の制御部の構
成を示すブロック図である。
【図10】図1における循環式原稿送り装置の原稿サイ
ズ検知動作を説明する図である。
【図11】図1における循環式原稿送り装置の最終原稿
検知機構の要部斜視図である。
【図12】図11における最終原稿検知機構の検知動作
を説明する図である。
【図13】図1における複写機の原稿給・排紙、用紙給
紙および原稿露光のタイミングを示しており、(a)は
その1部目のタイミングチャート、(b)はその2部目
のタイミングチャートである。
【図14】図1におけるジョギング部の要部斜視図であ
る。
【図15】図1におけるジョギング部の要部正面図であ
る。
【図16】図1におけるジョギング部のジョギング動作
の説明図である。
【図17】図1におけるジョギング部の用紙束排出動作
の説明図である。
【図18】図1におけるステープル部の要部斜視図であ
る。
【図19】図1における後処理装置の排出トレイ側を示
す外観斜視図である。
【図20】図1における後処理装置の制御部の構成を示
すブロック図である。
【図21】図1における後処理装置の製本コマンドの処
理フローを示す図である。
【図22】図21における結合子C1に続く処理フロー
を示す図である。
【図23】図21における結合子C2に続く処理フロー
を示す図である。
【図24】図21における結合子C3に続く処理フロー
を示す図である。
【図25】図21における結合子C4に続く処理フロー
を示す図である。
【図26】図21における結合子C5に続く処理フロー
を示す図である。
【図27】図21における結合子C6に続く処理フロー
を示す図である。
【図28】図21における結合子C7に続く処理フロー
を示す図である。
【図29】図21における結合子C8に続く処理フロー
を示す図である。
【図30】図1における後処理装置のステープル位置を
説明する図である。
【図31】図1における後処理装置のステープル時の処
理フローを示す図である。
【図32】図14におけるサイドフェンスとエンドフェ
ンスの速度波形を示す図である。
【図33】図14における後側サイドフェンスの排出時
の停止位置の説明図である。
【図34】請求項1、2記載の発明に係るシート処理方
法を実施するシート処理システムの第2実施例の全体構
成を示す断面図である。
【図35】請求項3、4記載の発明に係るシート処理方
法を実施するシート処理システムの第1実施例の全体構
成を示す断面図である。
【図36】図35における後処理装置の正面断面図であ
る。
【図37】図35における後処理装置の要部拡大正面図
である。
【図38】図36におけるフィニッシュトレイ近傍の斜
視図である。
【図39】図35における複写機の原稿給・排紙、用紙
給紙および原稿露光のタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図40】請求項3、4記載の発明に係るシート処理方
法を実施するシート処理システムの第2実施例の全体構
成を示す断面図である。
【図41】請求項3、4記載の発明に係るシート処理方
法を実施するシート処理システムの第3実施例の全体構
成を示す断面図である。
【図42】図41における複写機の画像読取り・書込み
部のブロック線図である。
【符号の説明】
1 複写機本体(画像形成装置) 1a コンタクトガラス 2 循環式原稿送り装置 3 後処理装置(製本装置) 11〜14、21〜24 給紙カセット 100 ジョギング部 103、104 サイドフェンス 130、400 フィニッシュトレイ 200 排出部 300 ステープル部 301 ステープラ(綴じ手段) 302 ステープラ本体部 302a 打ち込み部 302b 針収納部 304 針 306a、306b 針受け部 350 ステープラ(綴じ手段) 351 針打ち部 352 針収納部 360 針受け台 500 操作表示部 800 製本制御部 910 搬入手段 S 用紙束(記録シート束) C 表紙用シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 正己 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 来住 文男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 轡田 正郷 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−151290(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 37/04 B42B 4/00 B42C 1/12 G03G 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置から排紙される記録シートを
    製本装置内に重ねてスタックする記録シートスタック工
    程と、所定枚数の記録シートをスタックして記録シート
    束にした後、記録シートの短手方向長さに対し略2倍以
    上の長手方向長さを有する表紙用シートを、該長手方向
    中央部が記録シートの短手方向一端と重なるようにスタ
    ックする表紙用シートスタック工程と、前記製本装置に
    よって前記記録シートの短手方向一端近傍で表紙用シー
    トから記録シートに向かって針を打ち込み、記録シート
    束および表紙用シートを綴じ合わせる綴じ工程と、を含
    むことを特徴とするシート処理方法。
  2. 【請求項2】画像形成装置により、所定枚数分の画像情
    報のうち最終頁側の画像情報から記録シートに画像を記
    録する記録工程と、画像形成装置から排紙される記録シ
    ートを製本装置内に重ねてスタックする記録シートスタ
    ック工程と、所定枚数の記録シートをスタックして記録
    シート束にした後、記録シートの短手方向長さに対し略
    2倍以上の長手方向長さを有する表紙用シートを、該長
    手方向中央部が記録シートの短手方向一端と重なるよう
    にスタックする表紙シートスタック工程と、前記製本装
    置によって前記記録シートの短手方向一端近傍で表紙用
    シートから記録シートに向かって針を打ち込み、記録シ
    ート束および表紙用シートを綴じ合わせる綴じ工程と、
    を含むことを特徴とするシート処理方法。
  3. 【請求項3】表紙用シートを製本装置内にスタックする
    表紙用シートスタック工程と、画像形成装置から排紙さ
    れる方向で表紙用シートの長手方向長さに対し半分以下
    の短手方向長さを有する記録シートを、表紙用シートの
    長手方向中央部と該記録シートの短手方向一端が重なる
    ように表紙用シートの上に所定枚数スタックする記録シ
    ートスタック工程と、前記製本装置によって前記記録シ
    ートの短手方向一端近傍で表紙用シートから記録シート
    に向かって針を打ち込み、記録シート束および表紙用シ
    ートを綴じ合わせる綴じ工程と、を含むことを特徴とす
    るシート処理方法。
  4. 【請求項4】表紙用シートを製本装置内にスタックする
    表紙用シートスタック工程と、画像形成装置により、所
    定枚数分の画像情報のうち第1頁側の画像情報から記録
    シートに画像を記録する記録工程と、画像形成装置から
    排紙される方向で表紙用シートの長手方向長さに対し半
    分以下の短手方向長さを有する記録シートを、表紙用シ
    ートの長手方向中央部と該記録シートの短手方向一端が
    重なるように表紙用シートの上に所定枚数スタックする
    記録シートスタック工程と、前記製本装置によって前記
    記録シートの短手方向一端近傍で表紙用シートから記録
    シートに向かって針を打ち込み、記録シート束および表
    紙用シートを綴じ合わせる綴じ工程と、を含むことを特
    徴とするシート処理方法。
  5. 【請求項5】前記記録工程において、前記記録シート搬
    送方向とは直交する画像形成装置の前後方向に原稿を給
    送することを特徴とする請求項2又は4記載のシート処
    理方法。
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