JP2005122006A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿送り装置を含めた複写機システムでの省スペース化、操作性の向上。
【解決手段】原稿送り装置1をリーダー部100の下方かつ、プリンタ部300の上方に配置し、画像読み取り済みの原稿を反転パス40からプリンタ部300のシート材を反転させるシート搬送路に導く。
【選択図】図1
【解決手段】原稿送り装置1をリーダー部100の下方かつ、プリンタ部300の上方に配置し、画像読み取り済みの原稿を反転パス40からプリンタ部300のシート材を反転させるシート搬送路に導く。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ等の自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
近年、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置はますます省スペース化される傾向にある(例えば、特許文献1参照)。
省スペース化を図るために、図12に示す画像形成装置(従来例(1))においては、原稿読取装置の上側に自動原稿搬送装置が配設されており、画像形成済みのシートを積載するための排出トレイを画像形成装置本体内部に配設している。一般的には排出トレイは画像形成装置本体外部に配設されている。
また、同じく、省スペース化を図るために、図13に示す画像形成装置(従来例(2))においては、原稿読み取り装置の上側に自動原稿搬送装置が配設されており、画像形成済みのシートを後処理するためのシート後処理装置を画像形成装置本体内部に配設している。一般的にはシート後処理装置は画像形成装置本体外部に並設されている。
ここで、従来例(1)、(2)の画像形成装置について簡単に説明する。また、従来例(2)の画像形成装置については、従来例(1)の画像形成装置と構成が同一の部分については説明を省略する。
従来例(1)の画像形成装置において、画像形成装置本体400の下部に積み重ねられた複数の給紙カセット401A、401B、401C、401Dのうちいずれかよって給紙されたシートは、画像形成部402を通り、ここでトナー画像が転写される。続いて定着部403を通り、ここでトナー画像が定着される。続いて排出部404へ送られ、画像形成装置本体400内部に配設される排出トレイ406上へ排出される。なお、排出トレイ406は、画像形成装置本体400上に配設された自動原稿搬送装置407によって搬送された原稿の画像情報を読み取る原稿読み取り装置408と、画像情報に応じたレーザー光を射出するレーザスキャナ409との間に形成される空間部405に配設されている。
従来例(2)の画像形成装置は、画像形成装置本体400内部の空間部405に、複数枚のシートを針打ち(後処理)するシート後処理装置410を配設している。シート後処理装置410は、上流側に配設された後処理部410Aと下流側に配設された積載部410Bとからなり、排出部404よって排出されたシートは後処理部410Aで後処理され、シート束の状態で積載部410Bに積載されるようになっている。
このように、従来例(1)、(2)に示される画像形成装置においては、画像形成済みのシートを積載するための排出トレイや、画像形成済みのシートを後処理するためのシート後処理装置を画像形成装置本体内部に配設することで幅方向に対する省スペース化が図られてきた。
特開2000−355458号公報(第1図)
しかしながら、従来例(1)、(2)に示される画像形成装置の構成では、排出トレイが画像形成装置本体外部に配設されている一般的な画像形成装置やシート後処理装置が画像形成装置に並設されている一般的な画像形成装置の高さ方向に対して排出トレイやシート後処理装置の分だけ高くなってしまう。特に、従来例(1)、(2)の画像形成装置においては、原稿読み取り装置の上側に配設されている自動原稿搬送装置は画像形成装置全体において最も高い位置に配設されているため、前述した一般的な画像形成装置の自動原稿搬送装置の高さよりさらに高い位置に配設されることとなり、自動原稿搬送装置の操作が困難なものとなっている。
このため本発明は、上記のような問題を解消するために、画像形成装置へ配設される自動原稿搬送装置の省スペース化を図り、また、操作性の優れた自動原稿搬送装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
原稿の画像を読み取る画像読み取り手段を有する画像読み取り部と、該画像読み取り手段により画像を読み取られた原稿の画像情報に基づきシート材に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成部と、原稿を該画像読み取り手段の所定の読み取り位置に搬送する原稿搬送手段を有する原稿搬送部と、を備える画像形成装置において、該画像読み取り手段により画像を読み取られた原稿を該画像形成部のシート材搬送路に導くことを特徴とする画像形成装置に係る。
そして、本発明は上記目的を達成するために、該画像形成部の該シート材搬送路が該画像形成手段により画像を形成されたシート材を反転させるシート材搬送路であることを特徴とする。また、該原稿搬送部を該画像形成部の上方でかつ該画像読み取り部の下方に配置することを特徴とする。また、該画像読み取り部の該画像読み取り手段が略180°回転することを特徴とする。また、該画像読み取り手段の読み取り位置が該画像読み取り部の下面であることを特徴とする。また、該画像形成手段により画像を形成されたシート材に後処理を施すシート後処理手段を有するシート後処理部を備えることを特徴とする。さらに、該シート後処理部を該画像形成部の内部の空間に配置することを特徴とする。
以上、説明したように、本発明の自動原稿搬送装置を備える画像形成装置によれば、以下の効果が望める。
原稿セットトレイが画像読み取り部の下方に配設されているため、画像形成装置全体の中程の高さで原稿の出し入れが行え、あらゆるユーザーにおいても十分に手が届き、容易な操作が可能となる。
また、ブック原稿などのコピーを行う際にも、画像読み取り部の上方に自動原稿搬送装置を配設しない構成を取っているため、従来のように、自動原稿搬送装置を開閉することなく、容易な操作が可能となる。
また、画像形成装置の画像形成部のシート反転手段に自動原稿搬送装置により搬送された原稿を導くパス構成を取っているため、画像形成装置全体の高さを低くすることが可能となる。
また、原稿をシートと同様に、シート後処理装置や画像形成装置のシート排出トレイに排出する構成を取っているため、画像形成装置全体の高さを低くすることが可能となる。
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施の形態では、本発明を電子写真方式の画像形成装置(以下、複写機)に適用した例について説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態としての複写機1000の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施例である複写機1000の正面断面図である。複写機1000は、図1に示すように、下方に配置されたシートに画像を形成する画像形成部301を有するプリンタ部300と、上方に配置された原稿の画像を読み取る画像読み取り部としてのリーダー部100と、プリンタ部300とリーダー部100との間に配置されたプリンタ部300によって画像形成がなされたシートに後処理を施すシート後処理装置200とを備え、シート状の原稿を読み取り位置に給送する原稿送り装置1がリーダー部100の下方でシート後処理装置200との間に配された構成となっている。
(プリンタ部の説明)
プリンタ部300は図1に示すように、画像形成部301と、画像形成部301にシートを給送するシート給送部302とを有し、この複写機1000では、シート給送手段として、筐体の最下段側から4つのカセット給送部303A,303B,303C,303Dが設けられている。
プリンタ部300は図1に示すように、画像形成部301と、画像形成部301にシートを給送するシート給送部302とを有し、この複写機1000では、シート給送手段として、筐体の最下段側から4つのカセット給送部303A,303B,303C,303Dが設けられている。
プリンタ部300の各カセット給送部303A〜303Dは、それぞれ、プリンタ部300に対して着脱可能とされたシート積載カセット304、シート積載カセット304内に積載された最上位のシートをピックアップするピックアップローラ305、ピックアップローラ305によってピックアップされたシートを1枚に分離する分離ローラ対306、分離ローラ対306によって1枚に分離されたシートを画像形成部301に搬送する搬送ローラ対307,308を有している。
プリンタ部300では、画像形成動作時には、CPU350(マイクロプロセッサ)の制御により、これら各カセット給送部303A〜303Dのいずれかのカセット給送部によりシートが画像形成部301に給送されるようになっている。
プリンタ部300の画像形成部301は、リーダー部100で読み取った原稿についての画像を電子写真方式によりシートに形成する。画像形成部301は、図1に示すように、リーダー部100で読み取られた原稿の画像情報に対応するレーザー光を射出するレーザスキャナ309と、画像形成動作に同期するように、いずれかのカセット給送部により給送されたシートを搬送するレジストローラ対310と、レーザスキャナ309から射出されたレーザー光に基づいて静電潜像を形成する感光体ドラム311と、感光体ドラム311表面を帯電させる転写帯電器312と、感光体ドラム311の静電潜像を現像する現像器313と、定着器314等を備えている。
画像形成部301では、原稿の画像情報に対応するレーザー光がレーザスキャナ309から射出され、感光体ドラム311の表面を走査することにより、一様に帯電した感光体ドラム311の表面に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像が現像器313で現像されることによって、感光体ドラム311にトナー画像が形成される。
さらに、感光体ドラム311のトナー画像は、感光体ドラム311の回転に同期して回転するレジストローラ対310によって送られたシートに対して、転写帯電器312が転写処理を行うことにより、当該シートの第1面に転写される。トナー画像が転写されたシートは、定着器314へと搬送され、定着器314で加熱及び加圧されることにより、シート表面のトナー画像が定着される。シートに形成される画像が片面の場合は、画像形成部301の定着器314でトナー画像の定着を終えたシートは、不図示のソレノイドにより第2フラッパー324が切り換わり(時計回り)、搬送ローラ対318を介して不図示のソレノイドにより第1フラッパー323が切り換わる(反時計回り)ことで第1排出ローラ対315によりシート後処理装置200へと導かれ、所定の後処理が行なわれる。また、シートに形成される画像が両面の場合は、画像形成部301の定着器314でトナー画像の定着を終えたシートは、不図示のソレノイドにより第2フラッパー324が切り換わり(時計回り)、搬送ローラ対318を介して不図示のソレノイドにより第1フラッパー323が切り換わる(時計回り)ことで反転ローラ対319により反転され、搬送ローラ対320を介して不図示のソレノイドにより第3フラッパー325が切り換わる(反時計回り)ことで搬送ローラ対321,322により、再度、レジストローラ対310に導かれ、レジストローラ対310によって送られたシートに対して、転写帯電器312が転写処理を行うことにより、当該シートの第2面に転写される。トナー画像が転写されたシートは、定着器314へと搬送され、定着器314で加熱及び加圧されることにより、シート表面のトナー画像が定着される。そして、シートに形成される画像が片面の場合と同様に、画像形成部301の定着器314でトナー画像の定着を終えたシートは、不図示のソレノイドにより第2フラッパー324が切り換わり(時計回り)、搬送ローラ対318を介して不図示のソレノイドにより第1フラッパー323が切り換わる(反時計回り)ことで第1排出ローラ対315によりシート後処理装置200へと導かれ、所定の後処理が行なわれる。
次に、プリンタ部300のパス構成について説明する。
プリンタ部300は図1に示すように、分離ローラ対306から搬送ローラ対307,308、レジストローラ対310、搬送ローラ対318を介して反転ローラ対319までのシート搬送路(イ)と、反転ローラ対319から搬送ローラ対320,321,322を介してシート搬送路(イ)に合流するまでのシート反転路(ロ)と、シート搬送路(イ)の分岐(第1フラッパー323切り換え位置)から第1排出ローラ対315までの第1シート排出路(ハ)と、シート搬送路(イ)の分岐(第2フラッパー324切り換え位置)から第2排出ローラ対316までの第2シート排出路(ニ)と、シート反転路(ロ)の分岐(第3フラッパー325切り換え位置)からシート搬送路(イ)の合流までの原稿反転路(ホ)とから構成される。
(リーダー部の説明)
次に、図2、図3を参照して、本発明の実施の形態としてのリーダー部100の構成について説明する。
次に、図2、図3を参照して、本発明の実施の形態としてのリーダー部100の構成について説明する。
図2はリーダー部100と原稿送り装置1の断面図、図3はリーダー部100の上視図である。101は筐体、102は筐体上部に固定されて上面に原稿が積載される原稿積載用のプラテンガラス、103は積載された原稿をプラテンガラス102上に押し付けるためのスポンジ107を備えた圧板、104は内部にイメージセンサ105を備えており、後述する駆動手段により所定距離を往復走行可能な読み取り装置、106はプラテンガラス102上に積載された原稿のサイズを示すサイズ指標である。
ブック原稿読みの際は図6で示すように、読み取り装置104がサイズ指標106下方のホームポジション(図中の実線位置)から図示しない原稿サイズ検知手段により検知された原稿サイズ分に見合った距離だけ矢印方向(図中の破線位置)に移動して、プラテンガラス102に載置した原稿P(ブック原稿)の画像を読み取る。
また、原稿流し読みを行う場合、図2で示す所定の読み取り位置(図中の破線位置)に読み取り装置104が移動し、後述する回転手段によりイメージセンサ105を反転させ筐体101に空いたスリット19から原稿送り装置1内を通る原稿の画像の読み取りを行う。
次に図3を参照して本発明における実施例のブック原稿読み動作について説明する。
109は往復走行する読み取り装置104をガイドするために筐体101に設けられたガイドレール、110は読み取り装置104を往復走行させるための駆動源であるモータである。モータ110は駆動ギアプーリ111に系合され、駆動ギアプーリ111はタイミングベルト112によって従動プーリ113とリング状に結合されている。更にタイミングベルト112はイメージセンサ105を保持するハウジング115と系合し読み取り装置104を走行させる。これにより読み取り装置104はモータ110の正逆転で図3に示す矢印方向に往復走行することでプラテンガラス102に載置した原稿P(ブック原稿)の画像を読み取り装置104で読み取ることが可能となる。
次に図2、図3を参照して本発明における実施例の原稿流し読み動作について説明する。
114は原稿送り装置1でシート状の原稿を流し読みする際の読み取り装置104の読み取り位置検知を行う位置検知センサであり、上述した駆動手段により移動された読み取り装置104を検知して所定の読み取り位置で停止させ、イメージセンサ105を後述する回転手段により180°回転させる。このとき筐体101に空いたスリット19から原稿送り装置1で搬送された原稿の読み取り動作を行うことで流し読みを行っている。
次に図4、図5を参照して本発明における実施例のイメージセンサ105の回転構成について説明する。図4は画像読み取り部の斜視図であり、図5は回転動作を表した断面図である。116はイメージセンサ105を回転させるためのロータリーソレノイドであり、イメージセンサ105は回転軸117とギア118を有し、回転軸117は軸受119を介してハウジング115に回転可能に設けられ、ギア118はロータリーソレノイド116のギア部と系合している。このときロータリーソレノイド116が回転することでイメージセンサ105が180°回転して筐体101のスリット19側に向きを変え、イメージセンサ105の読み取り領域外に設けられたラッチ120が、ハウジング115に設けられた弾性部材でできたラッチバネ121に系合することで回転位置を保つ構成になっている。このように回転位置を保持することで、ブック原稿読み時と原稿流し読み時とで、イメージセンサ105が180°回転しても安定して画像を読み取ることが可能である。
(原稿送り装置の説明)
(搬送部の構成の説明)
原稿送り装置1は、図2に示すようにリーダー部100の下方に位置している。原稿セットトレイ3は画像を読み込むべき複数の原稿を積載するものであって、一対の幅方向規制板2が原稿の幅方向にスライド可能に配置されている。この幅方向規制板2により、給送時の原稿の搬送安定性を確保している。原稿セットトレイ3の後方にはスライド進退自在の補助トレイ4が装備され、セットされる原稿がラージサイズ(A3、B4、LDR等)の場合はユーザーが補助トレイ4を伸ばしてセットする。
(搬送部の構成の説明)
原稿送り装置1は、図2に示すようにリーダー部100の下方に位置している。原稿セットトレイ3は画像を読み込むべき複数の原稿を積載するものであって、一対の幅方向規制板2が原稿の幅方向にスライド可能に配置されている。この幅方向規制板2により、給送時の原稿の搬送安定性を確保している。原稿セットトレイ3の後方にはスライド進退自在の補助トレイ4が装備され、セットされる原稿がラージサイズ(A3、B4、LDR等)の場合はユーザーが補助トレイ4を伸ばしてセットする。
このように、原稿セットトレイ3がリーダー部100の下方に位置していることで、複写機1000全体の中程の高さで原稿の出し入れができ、あらゆるユーザーにおいても十分に手が届き、容易な操作が可能となっている。また、ブック原稿などのコピーを行う際には、読み取り装置104の上方のプラテンガラス102にブック原稿を置いて読み取りを行うので、従来のような原稿送り装置1を開閉して操作することなく、ブック原稿でも容易な操作が可能となっている。
また、原稿セットトレイ3の上方には給送ローラ6が設けられており、分離搬送ローラ9の回転駆動に従動して原稿Pを給送する。給送ローラ6は複数セットされる原稿の上方から順次給送する。給送ローラ6は通常はホームポジションである上方(図中の実線位置)に退避しており、原稿をセットする作業を妨害しないようにしている。符号7は原稿Pをセットする際の突き当てとなるシャッターである。シャッター7は通常はホームポジションである上方(図中の実線位置)に保持され、給紙動作が開始するとシャッター7は図中の破線位置に沈んで、原稿Pの進入口を開放する。給紙動作が開始されると給送ローラ6は図中の破線位置に下降して、原稿Pの上面に当接する。なお、給送ローラ6は図示しないアームに軸支されており、このアームを揺動させることにより上下移動される。原稿セットトレイ3端部には原稿Pを1枚ずつ分離する分離部である分離搬送ローラ9及び分離ベルト11が配置されており、所定の分離圧力を発生している。分離ベルト11は分離搬送ローラ9より摩擦係数が若干小さいゴム材料などで形成され、分離ベルトプーリ10と従動プーリ12によって巻き返される。分離搬送ローラ9は原稿を給紙する方向(図中の時計回り)に駆動し、分離ベルト11は原稿を戻す方向(図中の反時計回り)に駆動することで、原稿Pを1枚ずつにさばき、給送する。
分離給送された原稿Pはレジスト手段であるレジストローラ15及びレジスト従動ローラ14に送られる。静止したレジストローラ15及びレジスト従動ローラ14のニップ部に分離給紙された原稿Pの先端を突き当て、ループを生じさせることにより、原稿の先端を揃える。これにより、読み取り時の斜行を矯正することができる。そしてレジストローラ15を駆動して原稿Pを下流に搬送する。
次に、読み取り装置104の原稿流し読み時の所定の読み取り位置に向けて、リードローラ17および従動ローラ18によって原稿Pを導き、原稿の読み取りを開始する。読み取りが終了するとリード排出ローラ22と従動ローラ21によって読み取り部から排出する。原稿Pの読み取り中は、リードローラ17とリード排出ローラ22は安定した回転で駆動し、移動する原稿Pの画像を、固定した読み取り装置104にて画像を読み込む。
原稿Pの読み取りが終了し、反転ローラ24および、従動ローラ25によって原稿Pは反転パス40に進み、プリンタ部300の反転ローラ対319を介して、不図示のソレノイドにより第4フラッパー326が切り換わる(反時計回り)ことでシート反転路(ロ)へと導かれ、さらに不図示のソレノイドにより第3フラッパー325が切り換わる(時計回り)ことで原稿反転路(ホ)に分岐し、後述するように、不図示のソレノイドにより第2フラッパー324が切り換わり(時計回り)、搬送ローラ対318を介して不図示のソレノイドにより第1フラッパー323が切り換わる(反時計回り)ことで第1排出ローラ対315によりシート後処理装置200へと導かれるか、または、不図示のソレノイドにより第2フラッパー324が切り換わる(反時計回り)ことで第2排出ローラ対316により排出トレイ317へ排出される。
このように、プリンタ部300のシート反転手段である反転ローラ対319とシート反転路(ロ)に、原稿送り装置1によって搬送され、画像読み取り部によって画像を読み取られた原稿Pを導くパス構成にすることで、複写機1000全体の高さを低くすることが出来る。また、原稿Pをシートと同様に、シート後処理装置200へと導くかプリンタ部300の排出トレイ317へ排出することで、複写機1000全体の高さを低くすることが出来る。
(画像読み取り部の説明)
図8は原稿流し読み時の画像読み取り部の詳細を示した図である。リードローラ17と従動ローラ18にて搬送される原稿Pを、下面に向いたイメージセンサ105がスリット19を通して読み取る。スリット19は主走査方向に伸びた細長い穴である。穴の幅は、読み取りのための光が原稿に十分に届く距離(数mm)である。
図8は原稿流し読み時の画像読み取り部の詳細を示した図である。リードローラ17と従動ローラ18にて搬送される原稿Pを、下面に向いたイメージセンサ105がスリット19を通して読み取る。スリット19は主走査方向に伸びた細長い穴である。穴の幅は、読み取りのための光が原稿に十分に届く距離(数mm)である。
読み取り装置104の対向側には薄く透けやすい原稿でも良好に画像読み込みができるように白色プレート20が配置される。
(センサ配置の説明)
原稿セットトレイ3には、原稿Pがセットされたことを検知する透過型の光センサである原稿セット検知センサ8、幅方向規制板2の位置を検知して原稿Pの幅方向の長さを検知する原稿幅検知センサ51が設けられている。符号5は補助トレイ4の進退状態を検知する補助トレイセンサである。また分離搬送ローラ9とレジストローラ15の間には原稿を検知する透過型の光センサであるレジストセンサ13が設けられ、分離搬送された原稿の先端を検知し、レジストローラ15への突き当て量(ループ量)を制御するタイミングなどを検知している。またレジストローラ15の直後に原稿を検知する反射型光センサであるリードセンサ16が設けられ、原稿流し読み時の読み取り位置での読み取り開始タイミングの基準信号としている。また反転ローラ24の直前には原稿を検知する透過型光センサである反転センサ23が設けられ、原稿の反転タイミングなどを検知している。
原稿セットトレイ3には、原稿Pがセットされたことを検知する透過型の光センサである原稿セット検知センサ8、幅方向規制板2の位置を検知して原稿Pの幅方向の長さを検知する原稿幅検知センサ51が設けられている。符号5は補助トレイ4の進退状態を検知する補助トレイセンサである。また分離搬送ローラ9とレジストローラ15の間には原稿を検知する透過型の光センサであるレジストセンサ13が設けられ、分離搬送された原稿の先端を検知し、レジストローラ15への突き当て量(ループ量)を制御するタイミングなどを検知している。またレジストローラ15の直後に原稿を検知する反射型光センサであるリードセンサ16が設けられ、原稿流し読み時の読み取り位置での読み取り開始タイミングの基準信号としている。また反転ローラ24の直前には原稿を検知する透過型光センサである反転センサ23が設けられ、原稿の反転タイミングなどを検知している。
(駆動系の説明)
図7は各ローラなどを駆動するためのモータ及びソレノイド類を示す駆動系を示している。ピックシャッターソレノイド52は給送ローラ6の揺動の駆動を行う。ピックシャッターソレノイド52は給送ローラ6をホームポジションである上方(図中の実線位置)に持上げ保持し、原稿セット時に邪魔にならない位置に保持するキープソレノイドである。給紙動作時にはピックシャッターソレノイド52のキープ力をOFFして下降し、原稿トレイ3上のシート原稿の最上紙に給送ローラ6が圧接する。また同時にピックシャッターソレノイド52はシャッター7を駆動する。給送ローラ6の下降と連動して、シャッター7を下降させる。分離モータ54はステッピングモータであり、分離搬送ローラ9、給送ローラ6、分離ベルト11を駆動する。リードモータ58はレジストローラ15、リードローラ17、リード排出ローラ22、を駆動するステッピングモータであり、搬送される原稿の画像を読み取る速度で各ローラを駆動する。反転モータ60は反転ローラ24を駆動するステッピングモータである。
図7は各ローラなどを駆動するためのモータ及びソレノイド類を示す駆動系を示している。ピックシャッターソレノイド52は給送ローラ6の揺動の駆動を行う。ピックシャッターソレノイド52は給送ローラ6をホームポジションである上方(図中の実線位置)に持上げ保持し、原稿セット時に邪魔にならない位置に保持するキープソレノイドである。給紙動作時にはピックシャッターソレノイド52のキープ力をOFFして下降し、原稿トレイ3上のシート原稿の最上紙に給送ローラ6が圧接する。また同時にピックシャッターソレノイド52はシャッター7を駆動する。給送ローラ6の下降と連動して、シャッター7を下降させる。分離モータ54はステッピングモータであり、分離搬送ローラ9、給送ローラ6、分離ベルト11を駆動する。リードモータ58はレジストローラ15、リードローラ17、リード排出ローラ22、を駆動するステッピングモータであり、搬送される原稿の画像を読み取る速度で各ローラを駆動する。反転モータ60は反転ローラ24を駆動するステッピングモータである。
(制御回路の構成の説明)
図9は、原稿送り装置1の制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路はCPU61(マイクロプロセッサ)を中心に構成されており、CPU61の入出力ポートには、各種負荷のドライブ回路およびセンサ信号が接続される。また制御回路は図示しない電池によりバックアップされるRAMと、制御シーケンスソフトの格納されたROMを備えている。またCPU61には、プリンタ部300のCPU350とのデータ通信を制御するための通信用IC62が接続されている。
図9は、原稿送り装置1の制御回路の構成を示すブロック図である。制御回路はCPU61(マイクロプロセッサ)を中心に構成されており、CPU61の入出力ポートには、各種負荷のドライブ回路およびセンサ信号が接続される。また制御回路は図示しない電池によりバックアップされるRAMと、制御シーケンスソフトの格納されたROMを備えている。またCPU61には、プリンタ部300のCPU350とのデータ通信を制御するための通信用IC62が接続されている。
分離モータ54とリードモータ58と反転モータ60は、各ステッピングモータドライバによって駆動される。各ドライバには、CPU61から相励磁信号と、モータ電流制御信号が入力されている。ピックシャッターソレノイド52はドライバによって駆動され、CPU61の入出力ポートに接続された信号によって、その動作を制御されるものである。レジストセンサ13、原稿セット検知センサ8、リードセンサ16、反転センサ23、原稿幅検知センサ51、補助トレイセンサ5等の各種センサは、CPU61の入力ポートに接続されて、原稿送り装置1内における原稿の挙動、および可動負荷の挙動をモニターするために用いられる。
(シート後処理装置の説明)
次に、図10、図11を参照してシート後処理装置200の構成を説明する。
次に、図10、図11を参照してシート後処理装置200の構成を説明する。
図10はシート後処理装置200の断面図。図11はシート後処理装置200の斜視図である。シート後処理装置200は、図1及び図10、図11に示すように、原稿送り装置1によって搬送されてリーダー部100で画像面を読み取られた原稿とプリンタ部300によって画像形成がなされたシートのおのおのを導く搬送ガイド201と、搬送ガイド201を通過した画像読み取り済みの原稿または画像形成済みのシートを積載して各原稿またはシート(以下、シートと略す)端部を整合するためのシート積載台としての整合トレイ213及びシート整合部としてのJOG板215,216を備えた整合手段と、搬送ガイド201を通過したシートについて、整合トレイ213に搬送する搬送ローラ202及び戻しローラ204と、整合トレイ213上に積載された整合済みのシート束に針打ちの後処理(ステイプル処理)を施してシートを綴じるシート綴じ部としてのステイプラユニット203と、ステイプラユニット203により後処理がなされたシート束が排出、積載されるスタックトレイ214と、整合トレイ213上の後処理済みのシート束をスタックトレイ214へ搬送するシート束搬送ベルト217,218とを備えた構成となっている。
搬送ガイド201を通過したシートは、搬送ガイド201のシート搬送方向の下流側上方に配置された搬送ローラ202と、搬送ガイド201のシート搬送方向の下流側下方に配された戻しローラ204とによって、戻しローラ204の下方に位置する整合トレイ213に搬送される。
ここで、搬送ローラ202は、不図示の駆動モータによって図10の時計回り方向に駆動され、搬送ガイド201を通過したシートを下方の整合トレイ213に搬送する。一方、戻しローラ204は、所定の摩擦係数を有し、不図示の駆動モータにより図10の反時計回り方向に回転駆動されることで、整合トレイ213上に積載されたシートをシート後端基準位置まで戻す。
ステイプラユニット203は、図10における搬送ガイド201側(図の右側)でかつシート後処理装置200の奥側に、シートを綴じるための不図示の針打ち部が配されており、整合トレイ213上に載置されたシートの画像面の左コーナー部に針打ちできるようになっている。
シート後処理装置200の整合手段は、JOG板215,216と、それぞれ不図示の基準板、ラック、ホームポジションセンサ、整合モータから構成される。整合手段では、JOG板215,216が整合モータ(不図示)によってシートの搬送方向と直交する方向に移動することにより、整合トレイ213上に積載された各シートを基準板(不図示)に突き当てて整合させる。
シート束搬送ベルト217,218は、シート端側を保持するために爪部217a,218aを有し、不図示の搬送モータにより駆動される駆動プーリ217b,218bと回転可能に取り付けられた従動プーリ217c,218cとに掛け渡されている。またシート束搬送ベルト217,218の近傍には、爪部217a,218aの位置を検出するホームポジションセンサ(不図示)が取り付けられており、ホームポジションセンサの検出信号に基づいて搬送モータが制御されるようになっている。シート束搬送ベルト217,218は爪部217a,218aがシート後端基準位置に位置するように初期状態が設定される。そして、シート束搬送ベルト217,218は駆動プーリ217b,218bが図10の反時計回り方向に回転駆動されると、これと同方向に回転することにより、整合トレイ213上に積載された各シートをスタックトレイ214に搬送、排出する。
スタックトレイ214は、スタックトレイ214をプリンタ部300の筐体で支持するための不図示の支持部材及び、支持部材をプリンタ部300の筐体に対してスライド可能に支持する不図示のレール部材、不図示の昇降モータを含む駆動手段により、シート後処理装置200の高さ方向に上下動可能に支持されている。
次に複写機1000におけるシート後処理装置200の動作について説明する。原稿送り装置1によって搬送されてリーダー部100で画像面を読み取られた原稿とプリンタ部300によって画像形成がなされたシートのおのおのが第1排出ローラ対315より排出されると搬送ガイド201を通り、搬送ガイド201内に設けられた不図示のシート検知センサを通過し、搬送ローラ202で搬送され、整合トレイ213上へ排出される。シート検知センサをシート後端が抜けた時点から所定時間後に戻しローラ204が1回転(または数回転)することで整合トレイ213上のシートをシート後端基準位置側(図の右側)へ戻し、シート搬送方向の整合を行う。その後、JOG板215,216が動作し、シートの幅方向の整合が行われる。
シート後処理装置200では、順次送られてくるシートを上記動作で1枚1枚整合した後に、所定の枚数でシート束が形成されると、ステイプル処理を行う指示がされた場合、ステイプラユニット203により針打ちが行なわれ、その後、シート束搬送ベルト217,218が駆動され、針打ちされたシート束がスタックトレイ214上に排出される。このとき、シート束搬送ベルト217,218の爪部217a,218aによってシート束の端部が押し出され、爪部217a,218aが従動ローラ217c,218cの位置にくると、シート束の端部がスタックトレイ214上に落下して、排出、積載される。
なお、ステイプル処理を行う指示がされていない場合には、ステイプラユニット203による針打ちが行われることなくシート束搬送ベルト217,218が駆動され、所定の枚数のシート束がそのままスタックトレイ214上に排出、積載される。
(流し読みコピーモードの説明)
次に、原稿送り装置1に原稿束がセットされた際に、原稿流し読みを行い、プリンタ動作と後処理動作に至るまでの流し読みコピーモードにおける一連の動作の流れについて説明する。
次に、原稿送り装置1に原稿束がセットされた際に、原稿流し読みを行い、プリンタ動作と後処理動作に至るまでの流し読みコピーモードにおける一連の動作の流れについて説明する。
まず、不図示の操作部によって、ユーザーがコピー部数、シート後処理のモード(シートにステイプル処理を施すか、施さないかの選択)及び原稿後処理のモード(原稿にステイプル処理を施すか、施さないかの選択)を設定し、原稿送り装置1の原稿セットトレイ3に原稿をセットして不図示のスタートボタンを押す。
ユーザーによってスタートボタンを押されてからは、前述のようにリーダー部100の読み取り装置104が所定の読み取り位置へ移動し、イメージセンサ105を回転(下面読み)する。次に原稿送り装置1が給紙動作を開始し、前述のようにシャッター7が破線位置に沈んで、原稿Pの進入口を開放し、給送ローラ6は破線位置に下降して、原稿Pの上面に当接する。
当接した給送ローラ6が回転し、原稿Pが原稿セットトレイ3端部の分離部に到達すると分離搬送ローラ9及び分離ベルト11により原稿Pを1枚ずつにさばき、給送する。分離搬送された原稿Pはレジスト手段であるレジストローラ15及びレジスト従動ローラ14に送られ、原稿Pの先端を突き当て、ループを生じさせることにより、原稿Pの先端を揃える。そしてレジストローラ15を駆動して原稿Pを下流に搬送する。次に読み取り装置104の原稿流し読み時の所定の読み取り位置に向けて、リードローラ17および従動ローラ18によって原稿Pを導き、原稿Pの読み取りを開始する。
読み取りが終了するとリード排出ローラ22と従動ローラ21によって画像読み取り部から排出し、反転ローラ24および、従動ローラ25によって原稿Pは反転パス40に進み、プリンタ部300の反転ローラ対319を介して、不図示のソレノイドにより第4フラッパー326が切り換わる(反時計回り)ことでシート反転路(ロ)へと導かれ、さらに不図示のソレノイドにより第3フラッパー325が切り換わる(時計回り)ことで原稿反転路(ホ)に分岐する。
ここで、ユーザーが設定した原稿後処理のモード(原稿にステイプル処理を施すか、施さないかの選択)によってコピージョブにおける処理動作が異なる。
まず、ユーザーが原稿にステイプル処理を施すモードを選択した場合について述べる。
原稿反転路(ホ)に分岐、搬送された原稿Pは、不図示のソレノイドにより第2フラッパー324が切り換わり(時計回り)、搬送ローラ対318を介して不図示のソレノイドにより第1フラッパー323が切り換わる(反時計回り)ことで第1シート排出路(ハ)を通過し、第1排出ローラ対315によりシート後処理装置200へと導かれる。次に、原稿Pは搬送ガイド201を通り、搬送ガイド201内に設けられたシート検知センサを通過し、搬送ローラ202で搬送され、整合トレイ213上へ排出される(図10)。
シート検知センサを原稿P後端が抜けた時点から所定時間後に戻しローラ204が1回転(または数回転)することで整合トレイ213上の原稿Pをシート後端基準位置側(図の右側)へ戻し、シート搬送方向の整合を行う。その後、奥側のJOG板215によって原稿を手前側のJOG板216に突き当てて原稿を幅方向手前側に整合する。
次に、原稿セットトレイ3上の原稿セット検知センサ8が原稿を検知しなくなったかを判断する。
そして、原稿セット検知センサ8が原稿を検知している場合は、原稿を更に読み取り、繰り返し原稿の給紙と読み取り動作、原稿の排出と整合動作が行なわれ、原稿セット検知センサ8が原稿を検知しなくなると、原稿送り装置1では給送ローラ6とシャッター7がホームポジションである上方(図中の実線位置)に戻り、リーダー部100ではイメージセンサ105は上面読み用に回転し、読み取り装置104はホームポジションへ戻って読み取り動作を終了する。そして、最終原稿まで含めた全ての原稿が整合トレイ213上に排出され、整合された後、ステイプラユニット203よって針打ちが終了すると、シート束搬送ベルト217,218が駆動され、整合トレイ213上で手前側に整合され、針打ちされた所定の枚数の原稿束がそのままスタックトレイ214上に排出される。
次に、ユーザーが原稿にステイプル処理を施さないモードを選択した場合について述べる。
原稿反転路(ホ)に分岐、搬送された原稿Pは、不図示のソレノイドにより第2フラッパー324が切り換わる(反時計回り)ことで第2シート排出路(ニ)を通過し、第2排出ローラ対316により排出トレイ317へ排出される。
次に、原稿セットトレイ3上の原稿セット検知センサ8が原稿を検知しなくなったかを判断する。
そして、原稿セット検知センサ8が原稿を検知している場合は、原稿を更に読み取り、繰り返し原稿の給紙と読み取り動作、原稿の排出動作が行なわれ、原稿セット検知センサ8が原稿を検知しなくなると、原稿送り装置1では給送ローラ6とシャッター7がホームポジションである上方(図中の実線位置)に戻り、リーダー部100ではイメージセンサ105は上面読み用に回転し、読み取り装置104はホームポジションへ戻って読み取り動作を終了する。そして、最終原稿まで含めた全ての原稿が排出トレイ317上に排出される。
以後の動作は、ユーザーが原稿にステイプル処理を施すモードまたは施さないモードのどちらを選択した場合についても共通である。
原稿束または原稿の排出動作が終了してからプリンタ部300が起動する。その後、プリンタ部300の各カセット給送部303A〜303Dからシートサイズに合わせたいずれかのカセット給送部がCPU350の制御により選択され、選択されたシート積載カセット304内に積載された最上位のシートの上面にピックアップローラ305が当接する。
そして、当接したピックアップローラ305が回転し、分離ローラ対306によって1枚に分離されたシートは搬送ローラ対307,308によって画像形成部301のレジストローラ対310に搬送される。画像形成部301では、リーダー部100の読み取り装置104によって読み取られた原稿Pの画像情報に対応するレーザー光がレーザスキャナ309から射出され、感光体ドラム311の表面を走査することにより、一様に帯電した感光体ドラム311の表面に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像が現像器313で現像されることによって、感光体ドラム311にトナー画像が形成される。そして、感光体ドラム311のトナー画像は、感光体ドラム311の回転に同期して回転するレジストローラ対310によって送られたシートに対して、転写帯電器312が転写処理を行うことにより、シートの第1面に転写され画像が形成される。
トナー画像が転写されたシートは、定着器314へと搬送され、定着器314で加熱及び加圧されることにより、シート表面のトナー画像が定着される。
画像形成部301の定着器314でトナー画像の定着を終えたシートは、シート搬送路(イ)から不図示のソレノイドにより第2フラッパー324が切り換わり(時計回り)、搬送ローラ対318を介して不図示のソレノイドにより第1フラッパー323が切り換わる(反時計回り)ことで第1シート排出路(ハ)に導かれ、第1排出ローラ対315によりシート後処理装置200へと導かれる。次にシートは搬送ガイド201を通り、搬送ガイド201内に設けられたシート検知センサを通過し、搬送ローラ202で搬送され、原稿排出時と同様に、整合トレイ213上へ排出される。
シート検知センサをシートの後端が抜けた時点から所定時間後に戻しローラ204が1回転(または数回転)することで整合トレイ213上のシートをシート後端基準位置側(図の右側)へ戻し、シート搬送方向の整合を行う。その後、手前側のJOG板216によってシートを奥側のJOG板215に突き当ててシートを幅方向奥側に整合する。
次に、リーダー部100の読み取り装置104によって読み取られた最終原稿の画像情報である最終シートの排出と整合動作が終了したかを判断する。
最終シートの排出と整合動作が終了していなければ画像形成をつづけ、最終シートの排出と整合動作が終了していれば、シート束が完成したことになるので、整合トレイ213で整合されたシート束にステイプル処理を行うか行わないかの判断がなされる。
操作部での初期設定段階において、ユーザーがステイプル処理を行うように設定している場合は、前述のようにステイプル処理が施されてから、スタックトレイ214上へと束排出される。
ユーザーがステイプル動作を行うように設定していない場合は、そのまま、スタックトレイ214上へと束排出される。
次に、設定された部数が終了したかどうかの判断がなされる。
設定された部数が終了していなければ画像形成をつづけ、設定された部数が終了していれば流し読みコピーモードにおける一連の動作が終了する。
このように、原稿送り装置1から送られた画像読み取り済みの原稿Pと、プリンタ部300から送られた画像形成済みのシートとは、ユーザーが原稿にステイプル処理を施すモードを選択した場合には、原稿Pはステイプルされた原稿束の状態でシート束とは前後にオフセットされてスタックトレイ214上に積載される。また、ユーザーが原稿にステイプル処理を施さないモードを選択した場合には、それぞれ、原稿Pは排出トレイ317上に、シートはシート束の状態でスタックトレイ214上に積載される。そのため、ユーザーが原稿にステイプル処理を施すモードまたは施さないモードのどちらを選択した場合についても、原稿Pとシートとの判別を容易に行うことが出来る。
1 原稿送り装置
2 幅方向規制板
3 原稿セットトレイ
4 補助トレイ
5 補助トレイセンサ
6 給送ローラ
7 シャッター
8 原稿セット検知センサ
9 分離搬送ローラ
10 分離ベルトプーリ
11 分離ベルト
12 従動プーリ
13 レジストセンサ
14 レジスト従動ローラ
15 レジストローラ
16 リードセンサ
17 リードローラ
18 従動ローラ
19 スリット
20 白色プレート
21 従動ローラ
22 リード排出ローラ
23 反転センサ
24 反転ローラ
25 従動ローラ
40 反転パス
51 原稿幅検知センサ
52 ピックシャッターソレノイド
54 分離モータ
58 リードモータ
60 反転モータ
61 CPU
62 IC
100 リーダー部
101 筐体
102 プラテンガラス
103 圧板
104 読み取り装置
105 イメージセンサ
106 サイズ指標
107 スポンジ
109 ガイドレール
110 モータ
111 駆動ギアプーリ
112 タイミングベルト
113 従動プーリ
114 位置検知センサ
115 ハウジング
116 ロータリーソレノイド
117 回転軸
118 ギア
119 軸受
120 ラッチ
121 ラッチバネ
200 シート後処理装置
201 搬送ガイド
202 搬送ローラ
203 ステイプラユニット
204 戻しローラ
213 整合トレイ
214 スタックトレイ
215,216 JOG板
217,218 シート束搬送ベルト
217a,218a 爪部
217b,218b 駆動プーリ
217c,218c 従動プーリ
300 プリンタ部
301 画像形成部
302 シート給送部
303 カセット給送部
304 シート積載カセット
305 ピックアップローラ
306 分離ローラ対
307,308 搬送ローラ対
309 レーザスキャナ
310 レジストローラ対
311 感光体ドラム
312 転写帯電器
313 現像器
314 定着器
315 第1排出ローラ対
316 第2排出ローラ対
317 排出トレイ
318 搬送ローラ対
319 反転ローラ対
320,321,322 搬送ローラ対
323 第1フラッパー
324 第2フラッパー
325 第3フラッパー
326 第4フラッパー
350 CPU
2 幅方向規制板
3 原稿セットトレイ
4 補助トレイ
5 補助トレイセンサ
6 給送ローラ
7 シャッター
8 原稿セット検知センサ
9 分離搬送ローラ
10 分離ベルトプーリ
11 分離ベルト
12 従動プーリ
13 レジストセンサ
14 レジスト従動ローラ
15 レジストローラ
16 リードセンサ
17 リードローラ
18 従動ローラ
19 スリット
20 白色プレート
21 従動ローラ
22 リード排出ローラ
23 反転センサ
24 反転ローラ
25 従動ローラ
40 反転パス
51 原稿幅検知センサ
52 ピックシャッターソレノイド
54 分離モータ
58 リードモータ
60 反転モータ
61 CPU
62 IC
100 リーダー部
101 筐体
102 プラテンガラス
103 圧板
104 読み取り装置
105 イメージセンサ
106 サイズ指標
107 スポンジ
109 ガイドレール
110 モータ
111 駆動ギアプーリ
112 タイミングベルト
113 従動プーリ
114 位置検知センサ
115 ハウジング
116 ロータリーソレノイド
117 回転軸
118 ギア
119 軸受
120 ラッチ
121 ラッチバネ
200 シート後処理装置
201 搬送ガイド
202 搬送ローラ
203 ステイプラユニット
204 戻しローラ
213 整合トレイ
214 スタックトレイ
215,216 JOG板
217,218 シート束搬送ベルト
217a,218a 爪部
217b,218b 駆動プーリ
217c,218c 従動プーリ
300 プリンタ部
301 画像形成部
302 シート給送部
303 カセット給送部
304 シート積載カセット
305 ピックアップローラ
306 分離ローラ対
307,308 搬送ローラ対
309 レーザスキャナ
310 レジストローラ対
311 感光体ドラム
312 転写帯電器
313 現像器
314 定着器
315 第1排出ローラ対
316 第2排出ローラ対
317 排出トレイ
318 搬送ローラ対
319 反転ローラ対
320,321,322 搬送ローラ対
323 第1フラッパー
324 第2フラッパー
325 第3フラッパー
326 第4フラッパー
350 CPU
Claims (7)
- 原稿の画像を読み取る画像読み取り手段を有する画像読み取り部と、該画像読み取り手段により画像を読み取られた原稿の画像情報に基づきシート材に画像を形成する画像形成手段を有する画像形成部と、原稿を該画像読み取り手段の所定の読み取り位置に搬送する原稿搬送手段を有する原稿搬送部と、を備える画像形成装置において、該画像読み取り手段により画像を読み取られた原稿を該画像形成部のシート材搬送路に導くことを特徴とする画像形成装置。
- 該画像形成部の該シート材搬送路が該画像形成手段により画像を形成されたシート材を反転させるシート材搬送路であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 該原稿搬送部を該画像形成部の上方でかつ該画像読み取り部の下方に配置することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 該画像読み取り部の該画像読み取り手段が略180°回転することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 該画像読み取り手段の読み取り位置が該画像読み取り部の下面であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 該画像形成手段により画像を形成されたシート材に後処理を施すシート後処理手段を有するシート後処理部を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 該シート後処理部を該画像形成部の内部の空間に配置することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008297126A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Xerox Corp | ゲートレスダイバータ−「s」字形の紙通路 |
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-
2003
- 2003-10-20 JP JP2003358868A patent/JP2005122006A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |