JP2001335236A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置

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JP2001335236A
JP2001335236A JP2000154709A JP2000154709A JP2001335236A JP 2001335236 A JP2001335236 A JP 2001335236A JP 2000154709 A JP2000154709 A JP 2000154709A JP 2000154709 A JP2000154709 A JP 2000154709A JP 2001335236 A JP2001335236 A JP 2001335236A
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sensor
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unit
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Wataru Kawada
渡 川田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少数枚若しくは1枚のシートを積載時に積載
トレイの動作回数を減らし、且つ適正な積載トレイ高さ
に保つために積載トレイの停止位置をエリアにしたシー
ト処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供するも
のである。 【解決手段】 シート処理装置本体によって昇降自在に
支持されるとともに該シート処理装置本体から排出され
るシートを下方から支持するシート積載手段と、該シー
ト積載手段を昇降させる昇降手段とを備えたシート処理
装置において、前記シート積載手段200上のシートの有
無を検知する第1センサS205と、前記第1センサS205
よりも下方に配置され、前記シート積載手段200上のシ
ートの有無を検知する第2センサS207と、前記シート
積載手段200が前記第1センサS205と前記第2センサS
207の間の所定位置に移動するように昇降手段を制御す
るとともに、前記第1センサS205がシートを検知する
まで前記昇降手段による前記シート積載手段200の昇降
をさせないよう制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排出されたシート
が順次に積載されていくシート積載手段を有するシート
処理装置、及びこのシート処理装置を備えた画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート処理装置において、積載トレイ上
に積載されるシートの上面が常に一定の高さになるよう
にしたものが知られている。
【0003】このものは、排出されたシートが順次に積
載される排紙トレイと、これを昇降させる昇降手段と、
排紙トレイ上に積載されたシートのうちの最上位のシー
トの上面を検知する上面検知センサと、その検知結果に
基づいて昇降手段を制御する制御手段とを備えている。
そして、上面検知センサとしては、例えば、光透過型の
センサが使用される。このセンサは、排紙トレイの上方
の左右にそれぞれ発光部と受光部とを配置して、光軸が
排紙トレイの上方を左右方向に横切るように構成されて
いる。
【0004】排出されたシートが積載トレイ上に積載さ
れると、シートにより光軸が遮断され、若しくは透過す
る。この検知結果に基づいて、制御手段は、昇降手段を
制御し、積載トレイを下降若しくは上昇させる。このと
きの積載トレイの下降量は、シートによって遮断されて
いた光軸が復帰するまでの量で、上昇量はシートによっ
て光軸が遮断されるまでの量であり、その後、また透過
するまで下降する。積載トレイ上にシートが排出されて
積載されるごとに上述の動作を繰り返すことで、積載ト
レイ上のシートのうちの最上位のシートを常に一定の高
さに維持することが可能となる。
【0005】こうすることで、シートが排出される排出
口から最上位のシートまでの高さ、すなわち排出時のシ
ートの落下高さを一定に維持することができるため、シ
ートの良好な排出及び積載を可能としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例によると、シート束がある程度の厚みをもってい
る場合にはトレイ動作が下降だけで、動作間隔も長いの
で問題ないが、排出されるシート束が少数枚であった
り、若しくはシート1枚である場合には次のような問題
が発生した。
【0007】すなわち、積載トレイがセンサ光軸の下方
に位置しているため、シート排出のたびにセンサ光軸が
遮光されていれば透過するように動作させ、透過してい
れば積載トレイからシート束が抜かれた可能性もあるた
め、一旦、遮光状態にしてから透過するように動作させ
ていた。このため、積載トレイ昇降動作がせわしなく連
続的に動作してしまうという問題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、少数枚若しくは1枚のシートを積載時に積
載トレイの動作回数を減らし、且つ適正な積載トレイ高
さに保つために積載トレイの停止位置をエリアにしたシ
ート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シート処理装置本体に
よって昇降自在に支持されるとともに該シート処理装置
本体から排出されるシートを下方から支持するシート積
載手段と、該シート積載手段を昇降させる昇降手段とを
備えたシート処理装置において、前記シート積載手段上
のシートの有無を検知する第1センサと、前記第1セン
サよりも下方に配置され、前記シート積載手段上のシー
トの有無を検知する第2センサと、前記シート積載手段
が前記第1センサと前記第2センサの間の所定位置に移
動するように昇降手段を制御するとともに、前記第1セ
ンサがシートを検知するまで前記昇降手段による前記シ
ート積載手段の昇降をさせないよう制御することを特徴
とする。
【0010】上記構成にあっては、2個のセンサを上下
に配置し、両センサ間に積載トレイ手段を位置させるこ
とで第1センサによってシート検知するまでのエリア内
ではシート積載しても積載トレイ手段の昇降動作を行わ
ないようにすることで、少数枚若しくは1枚のシートを
積載時に積載トレイの動作回数が減り、且つ適正な位置
で停止するようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0012】{画像形成装置の概略構成}図21に、本発
明に係るシート処理装置、及びこれを備えた画像形成装
置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、自動原稿
給送装置を有する複写機である。
【0013】図21に示す画像形成装置は、画像形成装置
本体300と、自動原稿給送装置500と、シート処理装置1
とによって構成されている。
【0014】画像形成装置本体(以下単に「装置本体」
という)300は、原稿載置台としてのプラテンガラス90
6、光源907、レンズ系908、給紙部909、画像形成部902
を有しており、この装置本体300に対して、原稿Dをプ
ラテンガラス906に給送するRDF(自動原稿給送装
置)500、及び装置本体300から排出される画像形成済み
のシートPを積載するシート処理装置1等が装着されて
いる。
【0015】給紙部909は、記録用の紙等のシートPを
収納して装置本体300に着脱自在に装着されるカセット9
10,911、及びペディスタル912に配置されたデッキ913
を有している。画像形成部902には、円筒状の感光ドラ
ム914と、その周囲に配置された現像器915、転写用帯電
器916、分離用帯電器917、クリーナ918、一次帯電器919
とが備えられている。画像形成部902の下流側には、搬
送装置920、定着装置904、排出ローラ対399等が配設さ
れている。なお、同図中の200はシートPが排出される
スタックトレイ(後述)、また、201は同じくサンプル
トレイ(後述)である。
【0016】つづいて、上述構成の装置本体300の動作
について説明する。
【0017】装置本体300側に設けられている制御装置
(制御手段)930から給紙信号が出力されると、カセッ
ト910,911又はデッキ913からシートPが給送される。
一方、プラテンガラス906に載置されている原稿Dに、
光源907から当てられて反射した光は、レンズ系908を介
して感光ドラム914表面に照射される。感光ドラム914表
面は、あらかじめ一次帯電器919によって均一に帯電さ
れていて、光が照射されることにより静電潜像が形成さ
れ、次いでこの静電潜像は、現像器915によりトナーが
付着されてトナー像として現像される。
【0018】給紙部909から給送されたシートPは、レ
ジストローラ901で斜行が補正され、さらにタイミング
が合わされて画像形成部902へ送られる。画像形成部902
では、感光ドラム914上のトナー像が、送られてきたシ
ートPに転写用帯電器916によって転写され、トナー像
が転写されたシートPは、分離用帯電器917によって転
写用帯電器916と逆極性に帯電されて、感光ドラム914か
ら分離される。
【0019】そして、分離されたシートPは、搬送装置
920により定着装置904に搬送され、ここで加熱、加圧を
受けてトナー像が表面に永久定着される。トナー像が定
着されたシートPは、排出ローラ対399により装置本体3
00から排出される。
【0020】このようにして、給紙部909から給送され
たシートPには、画像が形成された後、シート穿孔装置
50、次に説明するステイプルユニット100(後述)等を
有するシート処理装置1に排出される。
【0021】{シート処理装置の概略構成}次に、図面
に基づいて本発明に係るシート処理装置1について説明
する。
【0022】図1において、1はシート処理装置(以下
「フィニッシャー」という)、300は装置本体である。
なお、装置本体300、及びRDF500の詳細な説明につい
ては、ここでは省略する。399は装置本体300側に配置さ
れたの排出ローラ対、2はシート処理装置本体側に配置
された入り口ローラ、3は搬送ローラ、31は紙検知セン
サ、50は搬送されてきたシートPの後端付近に穴あけを
するパンチユニット(シート穿孔装置)、5は搬送大ロ
ーラで12、13、14の押下コロでシートPを押圧し搬送す
る。
【0023】11は切換えフラッパであって、シートPの
搬送先をノンソートパス21とソートパス22とに切り換え
る。10は切換えフラッパであって、シートPの搬送先
を、ソートパス22とシートPを一時的に蓄えるためのバ
ッファパス23とに切り換える。6は搬送ローラ、130は
シートPを一時的に集積し、整合し、ステイプルを行う
ための処理トレイ、7は処理トレイ130上にシートPを
排出するための排出ローラ、150は揺動ガイド、180bは
揺動ガイド150に支持されていて揺動ガイド150が閉位置
にきたときに、処理トレイ130に配置された束排出下ロ
ーラ180aと相俟って処理トレイ130上のシートPを束搬
送してスタックトレイ200上に束排出するための束排出
上ローラである。
【0024】(ステイプルユニット)次に、ステイプル
ユニット100について、図2(主断面)、図3(a矢視
図)、図4(b矢視図)を参照しながら説明する。
【0025】ステイプルユニット100の主要構成部材の
1つであるステイプラ101は、ホルダー102を介して移動
台103に固定されている。移動台103に固定された軸10
4,105には、それぞれコロ106,107が回動自在に組み付
けられ、これらコロ106,107は固定台108に開設された
穴状のレール穴108a,108b,108cに嵌合されてい
る。
【0026】コロ106,107は、双方とも固定台108のレ
ールの幅よりも大きい直径を有するフランジ106a,107
aを有し、一方、移動台103の下方には、3箇所に支持
コロ112が配設されており、これにより、ステイプラ101
を支持した移動台103は外れることなくレール穴108a,
108b,108cに沿って固定台108上を移動可能になって
いる。移動台103は、これに回動自在に設けられたコロ1
09により、固定台108上を移動する。
【0027】上述のレール穴108a,108b,108cは、
前部(図中3の下部)と奥部(図3中の上部)において
は、途中から分岐されて並行な2本のレール穴となる。
ステイプラ101は、このようなレール形状により、手前
に位置するときには、一方のコロ106がレール穴108b側
に、また、他方のコロ107がレール穴108a側にそれぞれ
嵌合されて傾いた状態となる。そして、ステイプラ101
は、中央部に位置するときには、双方のコロ106,107が
ともにレール穴108aに嵌合されて水平状態となる。
【0028】さらに、ステイプラ101は、奥側に位置す
るときには、手前側に位置するときとは逆に、一方のコ
ロ106がレール穴108a側に、また、他方のコロ107がレ
ール穴108c側に嵌合され、したがって手前側のときと
は逆に傾いた状態となる。
【0029】なお、2個のコロ106,107が平行な2本の
レール穴、すなわちレール穴108aとレール穴108b、又
はレール穴108aとレール穴108cとに各々嵌合された後
は、その傾斜姿勢を保って移動する。そして、向き変え
開始の作用は、カム(不図示)によりなされる。
【0030】つづいて、ステイプラ101の移動機構につ
いて説明する。
【0031】上述の移動台103の一方のコロ106は、ピニ
オンギヤ106bとベルトプーリ106cが一体に形成されて
おり、このピニオンギヤ106bはプーリ106cにかけられ
たベルトを介して移動台103上方から固定されたモータ
M100に連結されている。一方、固定台108の下面には、
レール穴108aに沿って、上述のピニオンギヤ106bと噛
合するラックギヤ110が固定されており、上述のモータ
M100の正逆回転で、移動台103は、ステイプラ101とと
もに前後方向(図3中の上下方向)に移動される。
【0032】また、移動台103の下面方向に延びる軸111
には、ストッパ倒しコロ112が配設されている。これ
は、後述する処理トレイ130の後端ストッパ131とステイ
プラ101との衝突を回避するために、後端ストッパ131を
回動させる役割を担うものであり、詳細は後述する。
【0033】なお、ステイプルユニット100は、ステイ
プラ101のホームポジションを検知するセンサが設けら
れ、通常、ステイプラ101はホームポジション(本実施
の形態では最前部)にて待機している。
【0034】(処理トレイ)次に、処理トレイ130に積
載されたシートPの後端を支持する後端ストッパ131に
ついて説明する。
【0035】後端ストッパ131は、処理トレイ130の積載
面に対して垂直面を有し、シート後端を支持する支持面
131aと、処理トレイ130に設けられた丸穴に嵌合し揺動
するためのピン131bと、後述するリンクと嵌合するた
めのピン131cを有している。リンクは、上述のステイ
プラ移動台103に組み付けられたコロ112が当接し押圧さ
れるカム面132aを有した主リンク132と、主リンク132
の上端に配設されたピン132bと後端ストッパ131のピン
131cとをつなぐ連結リンク133とによって構成されてい
る。
【0036】なお、主リンク132は、フレーム(不図
示)に固設されたシャフト134を支点として揺動するも
のである。また、主リンク132の下端は主リンク132を図
2中の時計回りに付勢する引っ張りばね135が設けら
れ、また、主リンク132は、突当て板136により位置決め
されているため、通常、後端ストッパ131は処理トレイ1
30に対して垂直の姿勢を保つ。
【0037】そして、移動台103が移動すると、ステイ
プラ101と干渉関係になる後端ストッパ131に連結された
主リンク132のカム面132aを、移動台103に設けられた
倒しコロ112が押し倒すこととなり、後端ストッパ131は
連結リンク133で引っ張られ、ステイプラ101と干渉しな
い位置まで回動される。倒しコロ112は、ステイプラ101
が移動している間、後端ストッパ131がこの回避位置を
保つように複数個(本実施の形態では3個)設けられて
いる。
【0038】そして、ステイプラ101を支持するホルダ
ー102の両側面には、後端ストッパ131と同一形状の支持
面を持つステイプルストッパ113(二点鎖線)とが付設
され、したがって、ステイプラ101が水平状態(中央
部)で後端ストッパ131を押したままでも、ステイプル
ストッパ113でシート後端の支持が可能となる。
【0039】(処理トレイユニット)次に、図5、図6
を参照して、処理トレイユニット129について説明す
る。
【0040】処理トレイユニット129は、装置本体300か
らのシートPを搬送する搬送部と処理トレイ130で処理
された束を受け取り収容するスタックトレイ200との中
間に配設される。
【0041】そして、処理トレイユニット129は、処理
トレイ130、後端ストッパ131、整合手段140、揺動ガイ
ド150、引き込みパドル(以下単に「パドル」という)1
60、出没トレイ170、束排出ローラ対180で構成されてい
る。
【0042】処理トレイ130は、下流側(図の左)を上
方に、また上流側(図の右)を下方にした傾斜トレイで
あり、下方の端部には、前述の後端ストッパ131が嵌合
されている。搬送部の排出ローラ7で排出されたシート
Pは、自重及び後述するパドル160の作用で、その後端
が後端ストッパ131に当接するまで、処理トレイ130上を
滑走する。
【0043】また、処理トレイ130の上方端部には、束
排出下ローラ180aが、また、後述する揺動ガイド150に
は、束排出下ローラ180aと当接する束排出上ローラ180
bがそれぞれ付設され、モータM180からの駆動を受け
て正逆回転可能となっている。
【0044】(整合手段)次に、整合手段140をc矢視
図である図6とともに説明する。
【0045】整合手段140としての整合部材(整合壁)1
41,142は、それぞれ手前側と奥側とに配設されてお
り、それぞれ独立して前後方向に移動可能な構成となっ
ている。手前側の整合部材141、奥側の整合部材142は、
双方とも処理トレイ130上に立直し、シート側端面を押
圧する整合面141a,142aから垂直に折れ曲がり、シー
トPの下面を支持する支持面、処理トレイ130と平行で
前後方向に延び、ラックギヤが刻設されたギヤ部141
b,142bとによって構成されている。2個の整合部材1
41,142は、それぞれ処理トレイ130前後方向に延びる開
設されたガイドに支持され、整合面が処理トレイ130の
上面に、またギヤ部が処理トレイ130の下面に出るよう
に組み付けられている。
【0046】そして、各々のラックギヤ部141b,142b
は、別々のピニオンギヤ143,144が係合しており、これ
らピニオンギヤ143,144はプーリ、ベルトを介してモー
タM141,M142と連結されていて、これらモータM14
1,M142の正逆回転で整合部材141,142は前後方向に動
くこととなる。なお、各々の整合部材141,142は、ホー
ムポジションを検知するセンサ(不図示)が付設され、
このセンサの検知により、通常は、ホームポジションに
て待機している。
【0047】本実施の形態において、手前側の整合部材
141のホームポジションは最前部に、また、奥側の整合
部材142のホームポジションは最奥部に設定されてい
る。
【0048】(揺動ガイド)次に、揺動ガイド150につ
いて説明する。
【0049】揺動ガイド150は、下流側(図5中の左)
において前述の束排出上ローラ180bを支持し、上流側
(図5中の右)には、揺動支点軸151が配設されてい
る。揺動ガイド150は、通常、1枚ずつのシートPが処
理トレイ130に排出される際には、開口状態(束排出ロ
ーラ対180が離反)にあり、シートPの処理トレイ130上
への排出、落下、そして整合動作の支障になることはな
く、そして処理トレイ130からスタックトレイ200へ束排
出する際には、閉口状態(束排出ローラ対180が当接)
に移動する。
【0050】回転カム152は、揺動ガイド150の側面に対
応した位置に配設されていて、これが回動してガイド側
面を押し上げると、揺動ガイド150は軸151を中心に揺動
しながら開口し、この状態から180°回転カム152が回動
し、揺動ガイド側面から離反すると閉口する。回転カム
152の回転駆動は、図示しない駆動系を介して連結され
たモータM150により行われる。
【0051】また、揺動ガイド150は、開口状態がホー
ムポジションとされ、これを検知するセンサ(不図示)
が設けられている。
【0052】(引き込みパドル)次に、引き込みパドル
160について説明する。
【0053】引き込みパドル160は、パドル軸161に対し
て固定されており、パドル軸161は前後側板によって回
動自在に支持されている。パドル軸161は、モータM160
に連結されており、モータM160からの駆動を受ける
と、図5中の反時計回りに回転する。引き込みパドル16
0の長さは、処理トレイ130までの距離より少し長く設定
されており、引き込みパドル160のホームポジション
は、排出ローラ7で処理トレイ130へ排出されるシート
Pに当接することのない位置(図の実線)に設定されて
いる。この状態でシートPの排出が完了し、シートPが
処理トレイ130に着地すると、引き込みパドル160はモー
タM160の駆動を受けて反時計回りに回転し、シートP
が後端ストッパ131に当接するまで引き込む。その後、
所定時間待って引き込みパドル160はホームポジション
で停止し、次のシートPの排出に備える。
【0054】(出没トレイ)次に、出没トレイ170につ
いて、図5及びそのd矢視図である図7を参照して説明
する。
【0055】出没トレイ170は、束排出下ローラ180aの
下に位置し、処理トレイ130の傾斜にほぼ従いながら、
シート搬送方向(矢印x方向)に進退する。出没トレイ
170は、突出状態では先端がスタックトレイ200側へ重な
り出ており(図5中の二点鎖線)、退避状態では先端が
束排出ローラ対180より右側に退避する(図5中の実
線)。突出状態での先端位置は、この先端を処理トレイ
130上排出されたシートPの重心が越えないように設定
されている。
【0056】出没トレイ170は、フレーム171に固定され
た22本のレール172に支持されており、シート排出方向
に移動可能となっている。また、回転リンク173は軸174
を中心に回転し、出没トレイ170の下面に設けられた溝
に係合されているため、回転リンク173の1回転で出没
トレイ170は上述のように、進退するものである。
【0057】なお、回転リンク173の駆動は、駆動機構
(不図示)を介してモータM170によって行われる。そ
して、出没トレイ170のホームポジションは、退避位置
(図5中の実線)に設定され、その位置は、センサ(不
図示)にて検出される。
【0058】(スタックトレイ)次に、スタックトレイ
(シート積載手段)200とサンプルトレイ(シート積載
手段)201について図8、図9を用いて説明する。な
お、双方のトレイをまとめていうときは「トレイ200、2
01」というものとする。
【0059】これら2個のトレイ200、201は、状況によ
り使い分けられ、下方にあるスタックトレイ200は、コ
ピー出力、プリンタ出力等を受け取るときに選択され、
上方にあるサンプルトレイ201は、サンプル出力、割り
込み出力、スタックトレイオーバーフロー時の出力、フ
ァンクション仕分け出力、ジョブ混載時出力、等を受け
取るときに選択されることになる。
【0060】これら2個のトレイ200、201は、双方とも
独立して昇降手段により上下方向に自走可能なように構
成されている。すなわち、それぞれモータ202を有し、
フィニッシャー1のフレーム250に対して上下方向に取
り付けられたコロ受けを兼ねるラック210に取り付くよ
うになっている。また、規制部材215により、トレイの
手前・奥方向のガタを規制しているトレイ200、201の構
成は、トレイベースプレート211にステッピングモータ2
02が取り付けられ、モータ軸上に圧入されているプーリ
は、タイミングベルト212によってプーリ203に駆動を伝
える。
【0061】プーリ203に平行ピンで継がる軸213は、同
じく平行ピンで軸213に継がるラチェット205に駆動を伝
え、ラチェット205はアイドラギヤ204にばね206で付勢
させている。アイドラギヤ204はギヤ207につながり駆動
を伝え、ギヤ207はギヤ209につながり駆動を伝える。ギ
ヤ207は、トレイ200、201を手前奥両方で駆動すべく、
軸208を介してもう1個取り付けられており、これら2
個のギヤ207はギヤ209を介してラック210に連結されて
いる。トレイ200、201は片側に2個あるコロ214がラッ
クを兼ねるコロ受け210に納まることで固定されてい
る。また、各トレイ200、201は、上述のモータ202、ア
イドラギヤ204、これらを支持するベースプレート211、
ベースプレート211上に取り付けられたシート支持板
(不図示)等が一体となってトレイユニットを構成して
いる。
【0062】また、トレイ降下時に異物を挟んでトレイ
駆動系が破損しないように、トレイ200、201が持ち上が
る方向にのみ上述のラチェット205はばね206を押しのけ
て空転するようになっている。この空転が行われたと
き、直ちにモータ202の駆動を停止させるためのセンサ
S201が、アイドラギヤ204に組み込まれたスリットを検
知している。このセンサS201は、通常時には、脱調検
知としても使用されている。また、閉口部を有する処理
トレイ130のその開口部を上下に横断可能なように、揺
動ガイド150が閉位置のときトレイ200、201の積載壁の
一部になっており、揺動ガイド150の閉位置をセンサが
検知(図示せず)しているときのみ移動可能にしてい
る。
【0063】次に、センサS202は、エリア検知用セン
サであり、トレイ200、201の上昇し過ぎを止める上限セ
ンサS203a(図9参照)からスタックトレイ用紙面検
知センサ(上面検知センサ)S205までのエリアのフラ
グを検知する。サンプルトレイ1000枚位置検知用のセン
サS203aは、ノンソート用紙面検知センサ(上面検知
センサ)S204からシート1000枚相当の位置に配置さ
れ、サンプルトレイ201の積載量を高さで制限させるた
めのものである。
【0064】また、S203cは、サンプルトレイ201が処
理トレイ130からシートPを受け取るときの積載量を高
さで制限するためのもので、やはり紙面検知センサS20
4から1000枚相当の位置に配置してある。S203dは、ス
タックトレイ200が処理トレイ130からシートPを受け取
るときの積載量を高さで制限するためのもので、紙面検
知センサS205から2000枚相当の位置に配置してある。
S203eは、スタックトレイ200の下がり過ぎを防止する
下限センサである。上述のセンサのうち、紙面検知セン
サS204、S205のみ手前奥の透過センサである。また、
各トレイ200、201には、シート有無検知用センサS206
が配置されている。
【0065】また、紙面を検知する方法として、各紙面
検知センサS204、S205の下方からトレイ200、201を上
昇させ、これらの積載されたしとPが紙面検知センサS
204、S205の光軸を遮断した状態がイニシャルであり、
シート積載後に紙面検知センサS204、S205の光軸が現
れるまで降下させ、その後再び光軸を遮断するまで上昇
させる動作を繰り返す。
【0066】(ノンソートモードの動作)次に、ユーザ
がノンソートモードを指定したときのシートPの流れに
ついて説明する。
【0067】ユーザが、装置本体300の操作部(不図
示)で、ノンソートモードを指定したいとき、図10に示
すように、入り口ローラ2、搬送ローラ3、搬送大ロー
ラ5は回転し、装置本体300から搬送されてくるシート
Pを搬送する。フラッパ11は、ソレノイド(不図示)の
働きにより図に示す位置に移動し、シートPをノンソー
トパス21に搬送する。センサ33でシートPの後端を検知
したら、排出ローラ9は、積載に適した速度で回転し、
サンプルトレイ201にシートPを排出する。
【0068】(ステイプルモードの動作)次に、ユーザ
がステイプルソートモードを指定したときのシートPの
動作を説明する。
【0069】図11に示すように、入り口ローラ2、搬送
ローラ3、搬送大ローラ5は回転し、装置本体300から
搬送されてくるシートPを搬送する。フラッパ10、11
は、図の位置で停止している。シートPは、ソートパス
22を通り、排出ローラ7により処理トレイ130上に排出
される。このとき、出没トレイ170は、突出位置にある
ため、排出後の処理トレイ130上のシートPの先端垂れ
下がりや戻り不良を防止するとともに、処理トレイ130
上のシートの整合性を高めている。
【0070】排出されたシートPは、自重で後端ストッ
パ131へ移動し始め、加えてホームポジションに停止し
ていた引き込みパドル160は、モータM160の駆動を受け
て反時計回りに回転し、処理トレイ130上のシートPの
移動を促進する。シートPの後端が、後端ストッパ131
に確実に当接し停止すると、引き込みパドル160の回転
も停止され、整合部材141、142が排出されたシートPを
整合する。シートPの整合動作については後述する。
【0071】1部目のシートPがすべて処理トレイ130
上に排出され、整合されたら、図12に示すように揺動ガ
イド150が降りてきて、束排出上ローラ180bがシート束
の上に乗り、ステイプラ101は、シート束をステイプル
する。
【0072】一方、その間に、装置本体300から排出さ
れてきたシートP1は、図12に示すように、フラッパ10
の切換えにより搬送大ローラ5に巻き付けられ、センサ
32から所定距離進んだところで停止する。次のシートP
2 が紙検知センサ31から所定距離進んだら、図13に示
すように、搬送大ローラ5は回転し、1枚目のシートP
1より2枚目のシートP2の方が所定距離先行するよう
に重ね合わせ、図14に示すように搬送大ローラ5に巻き
付け、所定距離で停止する。一方、処理トレイ130上の
シート束は、図14に示すように、スタックトレイ200上
に束排出される。
【0073】ただし、このとき、出没トレイ170は、シ
ート束をスタックトレイ200に落下させるために、シー
ト束が束排出ローラ対180を抜ける前に、ホームポジシ
ョンへ移動する。図14に示すように、3枚目のシートP
3が所定位置に到達したら、搬送大ローラ5が回転し、
シートP3を所定距離ずらして重ね合わせ、図15に示す
ように、フラッパ10が切り換わって3枚のシートPをソ
ートパス22に搬送する。
【0074】図16に示すように、揺動ガイド150は降り
たまま、束排出下ローラ180a、束排出上ローラ180bで
3枚のシートPを受け取り、図17に示すようにシートP
の後端が排出ローラ7を抜けたら、束排出下ローラ180
a、束排出上ローラ180bは逆転し、シートPの後端が
後端ストッパ131に当接する前に、図18(a)に示すよ
うに、揺動ガイド150は上昇し、束排出上ローラ180b
は、シート面から離れる。4枚目以降のシートPは、1
部目の動作と同様ソートパス22を通って、処理トレイ13
0上に排出される。3部目以降は、2部目と同じ動作を
し、設定部数分スタックトレイ200に積載し終了する。
【0075】上述の複数枚のシートP(シートP1、P
2、P3)の重ね搬送において、各シートPは搬送方向
にオフセットされている。すなわち、シートP2はシー
トP1に対し下流側にb(図18(b)参照)だけオフセ
ットされ、さらに、シートP3はシートP2に対して下
流側にbだけオフセットされている。
【0076】シートPのオフセット量と揺動ガイド150
の上昇タイミングとは、束排出上ローラ180bの戻し速
度によるシートPの静定時間に関り、すなわち、装置本
体300の処理能力によって決まり、本実施の形態におい
ては、シートの搬送速度750mm/s、オフセット量(b=2
0mm)位、束排出ローラ戻し速度500mm/sにおいて、束排
出上ローラ180bの離間タイミングは、シートP1の後
端が、後端ストッパ131から40mm以内に位置(aの値)
したタイミングに設定している。
【0077】(ソートモードの動作)次に、ソートモー
ドの説明を行う。
【0078】ユーザーは、原稿DをRDF500にセット
し、操作部(不図示)上でソートモードを指定し、スタ
ートキー(不図示)をONする。入り口ローラ2、搬送
ローラ3は、ステイプルソートモードと同様に、図19の
ように回転し、シートPを処理トレイ130上に積載す
る。整合手段140は、処理トレイ130上のシートPを整合
しながら、処理トレイ130上に少数枚を積載した後、図2
0に示すように、揺動ガイド150が降りてきて、少数枚の
シート束を束搬送する。
【0079】次に、送られてきたシートPは、フラッパ
10の上を通り、搬送大ローラ5にステイプルソートモー
ドで述べた動作と同様に巻き付けられ、束排出終了後の
処理トレイ130に排出される。束排出する少数枚束の枚
数は、実験により20枚以下が望ましい。この枚数につい
ては、原稿枚数≧束排出する枚数≦20枚を満足する枚数
になるようにする。よって、プログラムを組むときに束
排出する枚数を5枚と設定したら、原稿枚数が4枚のと
きは4枚ずつ束排出する。原稿枚数が5枚以上の場合、
たとえば14枚だった場合、5枚+5枚+4枚に分けてそ
れぞれ整合し、束排出する。
【0080】1部目の束排出がすべて終了したら、手前
側の整合部材141は奥側の整合部材142とともに移動し、
2部目の整合位置を1部目の整合位置に対してオフセッ
トさせる。
【0081】2部目は、オフセットした位置で整合さ
れ、1部目と同様に少数枚ずつ束排出される。2部目が
終了したら、手前側の整合部材141と奥側の整合部材142
とは1部目を整合した位置に戻り、3部目を整合する。
このようにして、束相互を搬出方向に向かって左右方向
にずらしながらスタックトレイ200上に排出していき、
すべての設定部数の排出を終了させる。
【0082】(トレイの動作)次に、スタックトレイ20
0、サンプルトレイ201の動きについて説明する(図8、
図9)。各トレイ200、201は、通常、動作開始前は各紙
面検知センサ位置で待機している。
【0083】前述の説明で、コピー、又はプリンタ出力
を通常積載するのがスタックトレイ200であり、上述し
たステイプラ101等による処理されたものや、未綴じで
少数枚ずつ排出される束を受け取ることができ、最大で
2000枚相当分の積載が可能であり、それをセンサS203
dで検知している。
【0084】この際、コピーのプリンタの出力がまだ続
くときは、スタックトレイ200はセンサS203dからさら
に1000枚相当分位置を下降させる(S203d′の位
置)。つづいて、サンプルトレイ201をスタックトレイ2
00用の紙面検知センサS205まで下降させて、サンプル
トレイ201で再びシートPの受け取りを始める。このと
き、サンプルトレイ201は最大で1000枚相当分の積載が
可能で、センサS203cでそれを検知している。
【0085】次に、2000枚相当以下のジョブ終了後、ス
タックトレイ200上のシートPを取り除かないで、次の
ジョブを始めるときや、現状のジョブ中に割り込みをす
るとき等は、処理操作はできないが、シートPをノンソ
ートパス21からサンプルトレイ201に積載することが可
能である。
【0086】通常状態により、ノンソートパス21を用い
て、サンプルトレイ201に出力されるモードとしては、
1部のみ処理なしでサンプル用出力をするときや、ファ
ンクション仕分けでサンプルトレイ出力が設定されてい
るときなどである。
【0087】次に、図22、図23、図24、図25、図26を参
照して、本発明の特徴的な部分について詳述する。本発
明においては、スタックトレイ200に積載されたシート
Pの上面検知を精度よく行い、これに基づいてスタック
トレイ200上に積載されたシートPにもたれ等の変形部
が発生した場合に、この変形部を矯正するようにスタッ
クトレイ200を昇降手段により昇降させるものである。
【0088】図22、図23に示すように、第1の紙面検知
センサS205(第1センサ)は、シート処理装置本体1
Aにおける束排出下ローラ180aの近傍で、かつスタッ
クトレイ200の基端部200aの上方に配置されている。紙
面検知センサS205は、スタックトレイ200の左右のそれ
ぞれの上方に取り付けられた発光部205aと受光部205
b,205cとを有し、これらの間には光軸(第1の光
軸)L1,L1′が形成されている。この光軸L1は、
スタックトレイ200上に良好に積載された状態のシート
Pの後端縁と平行になるように、上述の発光部205aと
受光部205bとが配置されている。さらに、光軸L1′
は前述の発光部205aと、受光部205bの上方に配置され
ている受光部205cとで適度な角度をもって設定されて
いる。
【0089】また紙面検知センサS207も、上述の紙面
検知センサS205と同様の光透過型センサであり、発光
部207aと受光部207bとの間に第2の光軸L2を形成し
ている。第2の紙面検知センサS207(第2センサ)の
発光部207aは、第1の紙面検知センサS205aの下方に
隣接するように配置されており、第2の紙面検知センサ
S207の受光部207bも、第1の紙面検知センサS205の
受光部205bの下方に隣接するように配置されている。
なお、第1、第2の紙面検知センサの発光部は光軸の対
向側に配置することで、誤受光しないようにしている。
【0090】(第1センサによる検知動作)次に第1の
紙面検知センサS205にかかわる動作について説明す
る。すなわち、第1の紙面検知センサS205の光軸L
1′は、スタックトレイ200上のシートPの後端縁に平
行に設定されているのと異なり、第1の紙面検知センサ
S205の光軸L1に対して適度な角度をもって設定され
ている。紙面検知センサS205は、これら光軸L1,L
1′が遮光されると検知信号を発し、この検知信号を制
御装置930に入力し、制御装置930は、スタックトレイ20
0のモータ202を駆動して、スタックトレイ200を後述の
ように降下させるようになっている。例えば、図24に示
すように、最上位のシートPの後端が、シート処理装置
本体1aにもたれかかって変形部Paが形成された場
合、シート後端縁に平行な光軸L1は、変形部Paの下
方を通過して透過されることがある。このような場合、
紙面検知センサS205の光軸L1のみであると、変形部
Paが形成されているのもかかわらず、シートPが平面
状に良好に積載された場合と同様に検知してしまう。そ
こで、このような不具合を防止すべく、上述の第1の紙
面検知センサS205の光軸L1′を設けている。
【0091】図24に示すように、先端部200bが上方
に、基端部200aが下方に傾斜した積載面200cに、シー
ト処理装置本体1AからシートPが排出され積載され
る。このとき、シートPは、積載面200c上に排出さ
れ、積載面200aに沿って下降し、その後端をシート処
理装置1の外側壁1aに当接させて停止する。すなわ
ち、積載面200c上に、又は既に積載されたシートP上
に良好に積載されるシートPは、その後端を外側壁1a
に接触させた状態で積載されている。シートPが積載さ
れて、このシートPが紙面検知センサS205の光軸L
1,L1′のどちらかを遮光すると、紙面検知センサS
205は、制御装置930に対して検知信号を発し、これによ
り制御装置930はモータ202を駆動して、スタックトレイ
200を下降させる。このときのスタックトレイ200の停止
位置は、シート上面が紙面検知センサS205、S207の光
軸L1,L2の間で、光軸L1より所定量(α=3mm)
下方の位置である。したがって、原理的には、スタック
トレイ200上にシートPが平面状に良好に積載され続け
るときには、スタックトレイ200は、各シートPの積載
ごとに、シートPの厚さに相当する下降量だけ下降する
ことになる。以上は、シートPが良好に積載された場合
の動作である。
【0092】仮に、図24に示すように、積載されたシー
トPにもたれ等の変形部Paが発生した場合は、この変
形部Paによって光軸L1′は遮光される一方、光軸L
1は遮光されないおそれがある。光軸L1,L1′の双
方が遮光されると、スタックトレイ200が下降される。
このとき、所定量(例えば、10mm)以上スタックトレイ
200を下降させても、光軸L1,L1′が復帰しない場
合には、光軸L1,L1′が復帰するまでさらに下降を
つづける。光軸L1,L1′が復帰したら、今度は、ス
タックトレイ200を、光軸L1,L1′を遮光するまで
上昇させる。そして、光軸L1が遮光されたら、光軸L
1が復帰し、所定量α動作するまでスタックトレイ200
を下降させる。このような一連の矯正制御により、シー
トPの変形部Paは解消され、また、このシートPの上
面は、正常な位置に配置されることになる。さらに、変
形部Paに上に後続のシートPが次々に排出されること
による、変形部Paの折れ曲がりも防止することができ
る。本発明に係る上述の矯正制御は、特に、シートPを
複数枚、束排出する場合や、ステイプル後のシートを排
出する場合に有効である。
【0093】(第2センサによる検知動作)次に第2の
紙面検知センサS207に係る動作について説明する。通
常、スタックトレイ200は紙面検知センサS205より所定
量(α)下方で、紙面検知センサS207より上方(2m
m)に位置し、紙面検知センサS205は透過、紙面検知セ
ンサS207は遮光された状態になっている。この待機状
態は、束排出ローラ180からシートを排出した直後や、
ユーザによりシートを載せられ、紙面検知センサS205
が遮光された直後に前述した動作によってスタックトレ
イ200を移動させることで得られる。
【0094】しかし、シート積載中にシートPを取り除
かれると、束排出ローラ対180からのスタックトレイ200
上の既積載シートまでの落下量が多くなり、排出シート
の先端が丸まったり、最下シートが座屈したりするた
め、常にスタックトレイ200は所定位置に保つ必要があ
る。そのため、紙面検知センサS207は透過状態になる
と、すぐに検知信号を発し、この検知信号を制御装置93
0に入力し、制御装置930がスタックトレイ200のモータ2
02を駆動してスタックトレイ200を紙面検知センサS207
が遮光してから所定量(2mm)上昇した位置、すなわち
待機位置に停止するようにしている。
【0095】さらに、待機位置でシート積載する場合、
排出シートが多数枚で厚さが前述したα(3mm)よりも
厚くなった場合には、スタックトレイ200は下方に移動
するのみであり、スタックトレイ200の動作時間、間隔
を長くできる。
【0096】しかし、排出シートが少数枚若しくは1枚
のときでも紙面検知センサS205,S207の両方のセンサ
が遮光されるまで積載トレイを動作させずにすむため、
スタックトレイ200はシート排出のたびに連続的に且つ
せわしなく動作することがない。
【0097】なお、前述した実施形態においては第2の
紙面検知センサS207は発光、受光センサを独立で有し
ていたが、スタックトレイ200上のシートPの形状が、
図25に示すように、シートのカールやステイプル針によ
る高さ上昇した形状でも、第1の紙面検知センサS205
が透過、第2の紙面検知センサS207が遮光された待機
状態に保たれていればよいので、図26に示すように、第
2の紙面検知センサS207の発光を第1の紙面検知セン
サS205の発光を用いて、発光部205aの下方に第2の紙
面検知センサS207の受光部207cを配置し、第1の紙面
検知センサS205の受光部205bの下方に反射部材(例え
ばプリズムミラー)290を設けても、たま束形状Pbに
より第2の紙面検知センサS207が遮光されていればよ
いので、発光は第1の紙面検知センサS205の発光部205
aのみで受光を第1の紙面検知センサS205の受光部205
b,205c及び第2の紙面検知センサS207の受光部207
bの3つを発光部と対向側に設けるようにしても、同様
の効果を得ることができる。
【0098】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
2個のセンサを上下に配置し、両センサ間に積載トレイ
手段を位置させることで第1センサによってシート検知
するまでのエリア内ではシート積載しても積載トレイ手
段の昇降動作を行わないようにすることで、少数枚若し
くは1枚のシートを積載時に積載トレイの動作回数が減
り、且つ適正な位置で停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート処理装置の全体構成を示す正面
図。
【図2】同じくステイプラと処理トレイ部の側面図。
【図3】同じく図2のa矢視図でステイプラ移動機構の
平面図。
【図4】同じく図2のb矢視図でステイプラの背面図。
【図5】同じく揺動ガイドと処理トレイの縦断側面図。
【図6】同じく処理トレイ、整合壁移動機構の平面図。
【図7】同じく出没トレイの平面図。
【図8】同じくスタックトレイ移動機構の平面図。
【図9】同じくスタックトレイまわりのセンサ配置図。
【図10】同じくノンソートモード時のシート処理装置
の動作図。
【図11】同じくステイプルソートモード時のシート処
理装置の動作図。
【図12】同じくステイプルソートモード時のシート処
理装置の動作図。
【図13】同じくステイプルソートモード時のシート処
理装置の動作図。
【図14】同じくステイプルソートモード時のシート処
理装置の動作図。
【図15】同じくステイプルソートモード時のシート処
理装置の動作図。
【図16】同じくステイプルソートモード時のシート処
理装置の動作図。
【図17】同じくステイプルソートモード時のシート処
理装置の動作図。
【図18】(a)、(b)は同じくステイプルソートモ
ード時のシート処理装置の動作図。
【図19】同じくソートモード時のシート処理装置の動
作図。
【図20】同じくソートモード時のシート処理装置の動
作図。
【図21】本発明に係るシート処理装置が適用可能な画
像形成装置の正面図。
【図22】紙面検知センサ及びスタックトレイの側面
図。
【図23】紙面検知センサ及びスタックトレイの正面
図。
【図24】紙面検知センサ、及び変形部を有するシート
が積載された状態のスタックトレイの正面図。
【図25】紙面検知センサ、及び変形部を有するシート
が積載された状態のスタックトレイの側面図。
【図26】2個の紙面検知センサを1つの発光部で動作
させる実施形態のスタックトレイの側面図。
【符号の説明】
D …原稿 M100,M141,M142,M150,M160,M170,M180 …
モータ P …シート S201,S202,S203a,S203c,S203d,S203e,
S204 …センサ S205 …第1の紙面検知センサ S207 …第2の紙面検知センサ 1 …シート処理装置 1a …外側壁 2 …入り口ローラ 3 …搬送ローラ 5 …搬送大ローラ 6 …搬送ローラ 7 …排出ローラ 9 …排出ローラ 10 …フラッパ 11 …フラッパ 12,13,14 …押下コロ 21 …ノンソートパス 22 …ソートパス 23 …バッファパス 31 …紙検知センサ 32,33 …センサ 50 …パンチユニット 100 …ステイプルユニット 101 …ステイプラ 102 …ホルダー 103 …移動台 104,105 …軸 106,107 …コロ 106a,107a …フランジ 106b …ピニオンギヤ 106c …ベルトプーリ 108 …固定台 108a,108b,108c …レール穴 109 …コロ 110 …ラックギヤ 111 …軸 112 …ストッパ倒しコロ 113 …ステイプルストッパ 129 …処理トレイユニット 130 …処理トレイ131 …後端ストッパ 131a …支持面 131b,131c …ピン 132 …主リンク 132a …カム面 132b …ピン 133 …連結リンク 134 …シャフト 135 …引っ張りばね 136 …突当て板 140 …整合手段 141,142 …整合部材 141a,142a …整合面 141b,142b …ギヤ部 143,144 …ピニオンギヤ 150 …揺動ガイド 151 …揺動支点軸 152 …回転カム 160 …パドル 161 …パドル軸 170 …出没トレイ 171 …フレーム 172 …レール 173 …回転リンク 174 …軸 180 …束排出ローラ対 180a …束排出下ローラ 180b …束排出上ローラ 200 …スタックトレイ 200a …基端部 200c …積載面 201 …サンプルトレイ 202 …モータ 203 …プーリ 204 …アイドラギヤ 205 …ラチェット 205a …発光部 205b …受光部 205b,205c …受光部 206 …ばね 207 …ギヤ 207a …発光部 207b,207c …受光部 208 …軸 209 …ギヤ 210 …ラック 211 …トレイベースプレート 212 …タイミングベルト 213 …軸 214 …コロ 215 …規制部材 250 …フレーム 290 …反射部材 300 …画像形成装置本体 399 …排出ローラ対 500 …自動原稿給送装置 901 …レジストローラ 902 …画像形成部 904 …定着装置 906 …プラテンガラス 907 …光源 908 …レンズ系 909 …給紙部 910,911 …カセット 912 …ペディスタル 913 …デッキ 914 …感光ドラム 915 …現像器 916 …転写用帯電器 917 …分離用帯電器 918 …クリーナ 919 …一次帯電器 920 …搬送装置 930 …制御装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート処理装置本体によって昇降自在に
    支持されるとともに該シート処理装置本体から排出され
    るシートを下方から支持するシート積載手段と、該シー
    ト積載手段を昇降させる昇降手段とを備えたシート処理
    装置において、 前記シート積載手段上のシートの有無を検知する第1セ
    ンサと、 前記第1センサよりも下方に配置され、前記シート積載
    手段上のシートの有無を検知する第2センサと、 前記シート積載手段が前記第1センサと前記第2センサ
    の間の所定位置に移動するように昇降手段を制御すると
    ともに、前記第1センサがシートを検知するまで前記昇
    降手段による前記シート積載手段の昇降をさせないよう
    制御することを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1センサ及び第2センサは、発光
    部と受光部を有する透過型センサであることを特徴とす
    る請求項1記載のシート処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1センサの発光部の近傍に反射部
    材を配置し、前記第1センサと第2センサとは共通の発
    光部を用いることを特徴とする請求項2記載のシート処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1センサ及び第2センサのそれぞ
    れ発光部と受光部とを結ぶ光軸は前記シート積載手段の
    シート積載面に対して略平行であることを特徴とする請
    求項2記載のシート処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1センサの発光部から受光部へ向
    かう方向と、前記第2センサの発光部から受光部へ向か
    う方向とが逆の方向となるように、それぞれの発光部と
    受光部を配置したことを特徴とする請求項2記載のシー
    ト処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1センサ及び第2センサが前記シ
    ート積載手段上に積載されたシートまでの距離を測定す
    るセンサであることを特徴とする請求項1記載のシート
    処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第2センサが前記シート積載手段上
    のシートを検知しなくなると、前記シート積載手段を前
    記第1センサと第2センサ間の所定位置に移動するよう
    に前記昇降手段を制御することを特徴とする請求項1乃
    至請求項6のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  8. 【請求項8】 シートに対して画像を形成する画像形成
    部と、 画像形成後のシートを処理するシート処理装置とを備え
    た画像形成装置において、 前記シート処理装置が、請求項1乃至請求項7のいずれ
    か1項に記載のシート処理装置であることを特徴とする
    画像形成装置。
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