JP4154059B2 - シート処理装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート処理装置に係り、詳細には、例えば、複写機、印刷機、レーザービームプリンタ等の画像形成装置から画像形成後に排出される複写用紙等のシートを順次装置内に取り込み、該シートの整合や綴じ等の処理を行い、積載部に排出し積載するシート処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷機、複写機、プリンター等の画像形成装置においては、画像形成装置本体で画像形成さトたシートを、シート処理装置内の排出ローラ対(シート排出手段)により処理トレイ(第1の積載手段)に一時的に積載し、ここで整合板によるシート束の整合、綴じ手段によるシート束の綴じ処理等のシート処理をした後、束排出手段により本体外部のスタックトレイ(第2の積載手段)に束排出している。
【0003】
前記整合板でシートを整合する際、整合板のシート搬送方向の長さは、装置本体内に納まる寸法の短いものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来装置においては、第1の積載手段上のシート束を整合する整合板の長さが短いことで、第1の積載手段から第2の積載手段にわたって排出されるシートの整合性の低下や、第1の積載手段から第2の積載手段に対してシート束を束排出する排出性が不正確を来す虞れがあった。
【0005】
本発明は、第1の積載手段上に積載されるシート束を適正に整合し、これを第2の積載手段に適正にガイド可能にした整合手段を備えるシート処理装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明は、ートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手段により排出されたシートを積載する第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載されたシート束を、前記シート排出手段のシート排出方向と直交するシート幅方向において規制して整合する整合手段と、前記第1の積載手段から装置本体外へ束排出されるシート束を積載し、昇降可能な第2の積載手段と、を備え、
前記整合手段は、シート束のシート幅方向の側部に当接する整合板を有し、
前記整合板は、シート排出方向の下流側が前記装置本体から前記第2の積載手段側に延出している延出部を有し、前記延出部に上方への負荷が作用した時に退避可能に構成されたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、前記整合板は、シート束のシート幅方向の側部に当接する整合面側の上部に設けられ、シートの端部を規制する規制部と、シート排出手段方向の上流側の上部に設けられ、前記シート排出手段により排出されたシートを案内するガイド部と、を有することを特徴とする。
【0008】
また本発明は、前記整合板をシート幅方向に移動可能に支持する支持部材と、
前記支持部材に基部を装着されていると共に自由端に前記整合板が取り付けられ、かつ前記延出部に上方への負荷が作用した時には、前記延出部を退避させる退避手段を有する退避部材と、
を有することを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記退避部材は、弾性部を有する弾性部材であることを特徴とする。
【0011】
また本発明は、請求項1ないし4のうちいずれか1項記載のシート処理装置と、シートに画像情報に応じて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成されたシートを前記シート処理装置に排出する本体排出手段と、を備えることを特徴とする。
【0012】
また本発明は、ートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手段により排出されたシートを積載する第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載されたシート束を、前記シート排出手段のシート排出方向と直交するシート幅方向において規制して整合する整合手段と、前記第1の積載手段から束排出されるシート束を積載する第2の積載手段と、を備え、
前記整合手段は、シート束のシート幅方向の側部に当接する整合板を有し、
前記整合板は、シート排出方向の下流側が前記装置本体から前記第2の積載手段側に延出している延出部を有し、
前記延出部は、前記第1の積載手段の積載面から下方に延出することを特徴とする。
【0013】
また本発明は、前記整合板は、シート束のシート幅方向の側部に当接する整合面側の上部に設けられ、シートの端部を規制する規制部と、シート排出手段方向の上流側の上部に設けられ、前記シート排出手段により排出されたシートをガイドするガイド部と、を有することを特徴とする。
【0014】
また本発明は、前記整合板をシート幅方向に移動可能に支持する支持部材と、
前記支持部材に基部を装着されていると共に自由端に前記整合板が取り付けられ、かつ前記延出部に上方への負荷が作用した時には、前記延出部を退避させる退避手段を有する退避部材と、
を有することを特徴とする。
【0015】
また本発明は、前記退避部材は、弾性部を有する弾性部材であることを特徴とする。
【0017】
[作用]
以上構成に基づき、シート排出手段により第1の積載手段に排出されるシートは、整合手段の整合板によりシート幅方向が整合される。この整合板は、装置本体から第2の積載手段に延出している延出部を備えていることで、シート束側部の整合長さが長くなっており、これにより、シート束の整合性は向上し、かつ、シート束を第2の積載手段へ適正に束排出させることができる。
【0018】
また、整合板が退避手段を介して支持されていることで、仮に、第2の積載手段の上昇に異常を生じて、第2の積載手段が突出している整合板に突き当っても、整合手段及びこれを備える整合手段の損傷は未然に防止されている。
【0019】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係るシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
【0020】
図1は本発明に係るシート処理装置の構成を示す断面説明図、図2は本発明に係る画像形成装置の構成を示す縦断正面図である。
【0021】
図1において、1は画像形成装置本体300に接続された本発明に係るシート処理装置(フィニッシャー)であり、画像形成装置本体300の上部には循環式原稿搬送装置(RDF)305が搭載されている。
【0022】
画像形成装置本体300は、図2に示すように、循環式原稿搬送装置305により原稿が自動的に送られて画像読取部306により画像が読み取られる。そして、図示しないコントローラにより読み取った画像情報に応じてレーザ発振器に信号が送られ、レーザ光が発せられる。
【0023】
次に、このレーザ光が回転しているポリゴンミラー309に反射して更に反射ミラー310により再び折り返して表面が一様に帯電された画像形成手段となる電子写真感光体ドラム312上に照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム312上の静電潜像は現像器311により現像された後、紙やOHPシート等で構成されるシートS上にトナー画像として転写される。
【0024】
シートSはシート給送手段を構成するピックアップローラ313によりシートカセット351,352から適宜選択的に繰り出され、分離手段307により分離されて1枚ずつ給送され、レジ前ローラ対316,317によりレジストローラ対314,315まで搬送され、該レジストローラ対314,315により斜行が矯正されて感光体ドラム(画像形成手段)312の回転に同期して該感光体ドラム312とこれに対向する転写装置との間に搬送される。この際に前記転写装置の作用により感光体ドラム312に形成されたトナー画像がシートSに転写される。
【0025】
その後、シートSは定着ローラ対301,302に導かれ、該定着ローラ対301,302により加熱及び加圧処理されてシートSに転写されたトナー画像が永久定着される。定着ローラ対301,302には各々定着上分離爪303、定着下分離爪304が接しており、これによりシー1Sは定着ローラ対301,302から分離される。
【0026】
分離されたシートSは本体排出ローラ対399により画像形成装置本体300の外部へと搬送され、該画像形成装置本体300に接続されたシート処理装置1に導かれる。
【0027】
図1において、シート処理装置1と画像形成装置との接続は、シート処理装置1の上部に構成されたロックアーム2によって画像形成装置に取付けられたホールド部材3に位置決め取付けされている。さらに、シート処理装置下部には画像形成装置に固定されたスライドユニット4が構成されており、シート処理装置1をシート排出方向(図1のY方向)に移動できる。そして、画像形成装置又はシート処理装置内でのシート搬送不良等が発生した時、本体内に滞留しているシートを取り出す際、ロックアーム2をX方向に回動することによってシート処理装置自体がY方向に離間し、画像形成装置との着脱をスムーズに行う。
【0028】
本体排出ローラ対399より排出されたシートSは、シート処理装置1内の上ガイド5及び下ガイド6によって形成されるシートパス7によってさらに下流に送り込まれる。8は、シートパス7に設けられたシート検知センサであり、通過シートの検知及び滞留シートの検知等を行う。9は、排出ローラ対であり、排出ローラ9aと、排出ローラ9aに押圧する排出コロ9bとからなる。
【0029】
30は、シート載置手段となる処理トレイである。この処理トレイ30は、シートSを一時的に集積し、整合、ステイプルを行うための中間トレイとして構成されている。
【0030】
10は、ステイプラであり、処理トレイ30上のシートS束のステイプル綴じ処理を行う。本実施の形態の説明では、このステイプルユニットの説明は省略するが、通常市販されている電動、あるいはモータ駆動の自動ホチキス装置の構成とほぼ同一のものであって、シート束に対し、ステイプル針を打ち込んでシート束を綴じる。
【0031】
60は束排出ベルトであり、処理トレイ30上のシートSを束搬送して、スタックトレイ80上に束排出する。
【0032】
20は処理トレイユニットであり、画像形成装置本体300からのシートSを搬送する搬送部と、処理トレイ30で処理されたシートS束を受け取り収容するスタックトレイ80との間に配設されている。
【0033】
そして、処理トレイユニット20は、処理トレイ30、整合手段40、戻しローラ50、束排出ベルト60を有して構成されている。
【0034】
処理トレイ30は、図1に示すように、シート搬送方向下流側(図1の左側)を上方に、シート搬送方向上流側(図1の右側)を下方にした傾斜トレイであり、下方の端部には後端ストッパ31が設けられている。
【0035】
排出ローラ対9により排出されたシートSは、シートの自重及び後述するシート落とし部材102、戻しローラ50の作用により、シートSの後端が後端ストッパ31に当接するまで処理トレイ30上を滑走する。また、処理トレイ30には、束排出ベルト60が設けられており、モータ70からの駆動を受けてシート排出方向に移動し、処理トレイ30上に積載されたシートS束をスタックトレイ80上に排出する。
【0036】
上述説明は、シート処理装置1に排出されたシートを、処理トレイ30に積載して、スタックトレイ80に排出する概略であるが、排出ローラ対9から排出されるシートを処理トレイ30に積載するための、シート落とし部材部、戻しローラ部、整合手段、スタックトレイ80及びシート後端押さえ部について、以下に順次説明する。
【0037】
〈シート落とし部材、シート後端落とし部材〉
図5〜図12に基づいて、シート落とし部材、シート後端落とし部材について説明する。
【0038】
図5、図6において、排出ローラ対9の下流側近傍には、排出シートSをガイドして処理トレイ30上に落とし込むシート落とし部材102、排出シートSの後端部を落とし込むシート後端落とし部材105がそれぞれ設けられている。シート落とし部材102は、下端にシートSの上面を押える押え部102aを有し、上端に設けられた長穴102bを支軸101に遊合させることで、回動可能になっている。
【0039】
固定部材106に基部を固着されているストッパは、シート落とし部材102の上流側に当接して、自重にて回動可能になっているシート落とし部材102の初期位置を規制している。シート落とし部材102の上方には、固定部材106に基部を固定されているストッパ107が配設されていて、その自由端の下面には、弾性部材109が設けられている。
【0040】
排出シートSが、矢印方向に勢いよく排出されてシート落とし部材102を押し動かすことで、シート落とし部材102は、ストッパ107に衝突するが、ストッパ107には、上記のように弾性部材109が設けられているので、シート落とし部材102の回動力を吸収して、上記衝突による跳ね返りは防止されている。これにより、シート落とし部材102は、自重により排出シートSの上面を押えて、後述するようにシートSを処理トレイ30上に落とすことができる。そして、弾性部材109がなかった場合に生じるシート落とし部材102の跳ね返り、及びこれによるシートSの叩きによるシートSの座屈の発生は、防止されている。
【0041】
図7〜図11によって、シート落とし部材102及びシート後端落とし部材105の動作を説明する。シート後端落とし部材105は、図7において後述するように複数枚設けられていて、排出シートSの後端を押えて処理トレイ30上に後端部を落とし込む作用をする。
【0042】
図7に示すように、排出ローラ対9により排出されるシートSにより、シート落とし部材102は、矢印方向に回動しながらシートSを処理トレイ30側に落とし込み、シートSの後端が排出ローラ対9から離脱すると、図8に示すように、自重により矢印方向に回動する。このシート落とし部材102の回動時に、シートSを後端ストッパー31(図7)側に移動させる。シートSは、後述するように、さらに戻しローラ50により後端ストッパー31に移動されて整合される(図9)。図10に示すように処理トレイ30上に所定枚数のシートSが積載されると、束排出ベルト60及びこれと一体のフック部60aが回転して、シート束S0 は、図11に示すようにスタックトレイ80上に束排出される。
【0043】
次に、図12により、シート後端落とし部材105を説明する。
【0044】
同図において、シート落とし部材102は、シート排出部の中央CLに配設されており、その両側には、複数のシート後端落とし部材105a,105b,105c,105dがそれぞれ対称位置に設けられている。各シート後端落とし部材105a〜105dは、支軸103により支板104にそれぞれ回動自在に設けられている。
【0045】
各シート後端落とし部材105a〜105dは、排出されるシートSのサイズに応じて、シートSの後端を押えるように配置されている。
【0046】
すなわち、排出シートSが「はがき」の場合にはシート後端落とし部材105aによりシート後端を押え、A5R,B5Rの場合は105a,105bにより、A4Rの場合は105a〜105cにより、またB5,LTR,A4の場合は105a〜105dで示すシート後端落とし部材により排出シートSの後端を押える。
【0047】
上記のように、シート後端落とし部材105を、排出シートSのサイズに応じてシート後端を押圧するように複数枚に分割して構成することで、小サイズのシートを大きなシート後端落とし部材で押える現象、及びこれによるシートの座屈を防止できる。
【0048】
〈戻しローラ〉
次に、戻しローラ50について図3、図4を用いて説明する。戻しローラ50は図4に示すように半円に満たない形状をしており、戻しローラ軸51に対して揺動可能に固定されており、ばね52により戻しローラ軸51を中心とした円弧形状になるように付勢されている。
【0049】
図3において、戻しローラ50は、シート幅方向に所定の間隔で戻しローラ軸51に取り付けられていて、円弧形状の外周面には、シリコンゴム等の摩擦部材53が装着されているものがあり、戻しローラ50の取付け位置によって、摩擦部材53が装着されている戻しローラ50aと、摩擦部材53が装着されていない戻しローラ50bとで構成されている。
【0050】
戻しローラ軸51は、軸受け54、55により前後側板に対して回転自在、かつ処理トレイ30に積載されたシートSの厚み方向に移動自在に支持されており、軸受け54、55には押圧ばね56、57が装着されている。
【0051】
戻しローラ軸51は、プーリ58、タイミングベルト59を介してモータ70に連結されており、モータ70からの駆動を受けると戻しローラ50は戻しローラ軸51と一体的に該戻しローラ軸51を中心にして図4の反時計回り方向に回動する。
【0052】
図4(a)に示すように、戻しローラ50のホームポジションは、排出ローラ対9により処理トレイ30上に排出されるシートSに当接することのない位置に設定されている。
【0053】
シートSが排出ローラ対9から排出されると、図4(b)に示すように、戻しローラ50は、モータ70の駆動を受けて戻しローラ軸51を中心にして図4の反時計回り方向に一回転し、シートSを後端ストッパ31に当接するまで引き込む。
【0054】
万一、排出されたシートSが下ガイドにもたれ掛かったときは、戻しローラ50の端部がシートS後端に引掛かり、シートS後端を掻き落としながら、戻しローラ軸50を中心にして図4の反時計回り方向に一回転し、処理トレイ30上にシートSを確実に着地させ、後端ストッパ31に当接するまで引き込む。その後、戻しローラ50はホームポジションで停止し、次のシートSの排出に備える。
【0055】
〈整合手段〉
次に、整合手段40について、図3、図13〜図16を用いて説明する。
【0056】
整合手段40は、手前側と奥側との整合部材41、42を有し、これらが各々独立してシート搬送方向と直交する方向(幅方向)に移動可能な構成となっている。整合部材41、42には、処理トレイ30上に起立した状態で、シートSの両側端に当接して規制する整合板41a、42aと、処理トレイ30の幅方向に延びているラックギア41b、42bが設けてある。
【0057】
整合部材41、42は、整合板41a、42aが処理トレイ30の上部に延出し、ラックギア41b、42bが処理トレイ30の下部に配置されるように組み付けられている。図15、図16において、手前側の整合板41のラックギア41bには、2段ギアからなるピニオンギア43が噛合していて、これと反対側のラックギア41bの面には、ラックギア41bと協働してラックギアを保持するガイドコロ111が当接している。上記ラックギア41bの大ギアは、図16に示すように、前整合モータ45の駆動ギアが噛合している。
【0058】
また、ラックギア41bの自由端側は、支持部材115に回転自在に設けられた1対のガイドコロ113により移動可能に挟持されている。上記ガイドコロ113は、矢印方向(シート搬送方向)に若干移動可能になっていて、整合板41を組み立てる際にガイドコロ113の位置を調整するあとで、整合板41aの取り付け状態が調整される。
【0059】
同様に、奥側の整合板42のラックギア42bもピニオンギア44と、ガイドコロ112により移動可能に挟持され、ラックギア42bの自由端側も同様のガイドコロ113により移動可能に挟持されている。そして、ガイドコロ113を矢印方向に位置調整することによって、奥側の整合板42aの取り付け状態が調整される。
【0060】
これにより、整合モータ45、46の正逆転で、ピニオンギア43、44が回転し、該ピニオンギア43、44に各々噛合するラックギア41b、42bが移動して、整合部材41、42がシートSの幅方向に移動する。
【0061】
尚、各々の整合部材41、42にはホームポジションを検知するセンサ47、48が設けられていて、ラックギア41b、42bにそれぞれ設けられたフラグ47a,48aを検知しており、通常、整合部材41、42は、ホームポジションにおいて待機している。本実施形態では、整合部材41、42のホームポジションは、手前側の整合部材が最手前側、奥側の整合部材が最奥側に設定されている。
【0062】
次に、整合板41、42の形状及び支持構成について説明する。本実施の形態においては、手前側の整合板41について説明し、同様に構成されている整合板42の説明は省略する。
【0063】
図13において、整合板41の外側には、弾性部材(退避部材)120が固着されていて、その基部は支持部材121の上部に固着されている。この支持部材121の下部121aは、手前側の整合板41のラックギア41bに固着されている。上記弾性部材120中央部には、弾性部材120の基部を中心として、整合板41が傾動できるような弾性部(退避手段)120aが形成されている。
【0064】
上記のように、整合板41を退避手段としての弾性部120aを有する弾性部材120により支持させることで、スタックトレイ80の上昇時において、昇降用のモータが何らかの理由により脱調して、整合板41a(42a)に衝突しても、整合板41aの延出部41Aが外壁100のガイド面99よりも内側に退避することで、整合板41aの破損は、未然に防止されている。
【0065】
なお、整合部材41を、装置本体1a内に退避させる退避手段として、上記実施の形態では、退避部材としての弾性部材120に設けた弾性部120aを用いたが、弾性部材120の基部を支持部材121に回動自在に枢支し、引っ張りばねにより下方に付勢させておいて、スタックトレイ80により整合板41aが押し上げられた時に、整合部材41aが退避する構成でも、前記実施の形態と同様に整合部材41a(41b)の損傷を未然に防止することができる。
【0066】
また、整合板41aと一体のラックギア41b、及び整合板42aと一体のラックギア42bは、処理トレイ30上のシート束を束排出させる束排出ベルト60の内側(張り側と緩み側の間)を、貫通して配設されている。整合板41a、42aを、束排出ベルト60の外側に配置せずに、上記のように束排出ベルト60の内側に配置させることで、整合板41a,42aと、束排出ベルト60の高さ方向の大きさを短縮することができて、装置の小型化を実現することができる。
【0067】
整合板41aの下流側は、図13に示すように、装置本体1aの外壁面をなすガイド面99から、寸法L1 だけ延出している。これにより、整合板41a、42aによるシート束S0 の整合時に、シート搬送方向に沿う整合長さが大きくなると共に、シート束の中央部近傍の整合も可能になって、シートの整合性が向上する。
【0068】
さらに、整合板41aの下端部は、処理トレイ30の積載面から寸法L2 だけ下方に延出している。これにより、処理トレイ30からスタックトレイ80側に延出しているシートSの整合を行うことができて、シートの整合性を向上させることができる。
【0069】
整合板41aの内面上部には、図14に示すように、内側(処理トレイ30の中心側)を向く規制部41cが形成されている。これにより、シートSが幅方向においてカールしている場合でも、図14の鎖線で示すようにシート端部が規制部4cにより規制されて、シートSの積載乱れが防止される。また、シートSが、シート搬送方向に沿ってカールしている場合でも、シートの側端部が規制部41cにより規制されることで、シート積載性を向上させることができる。整合板41aの上流側の上部には、上方を向くように突出しているガイド部41dが設けられている。このガイド部41dは、その内面が低摩擦部材からなっていて、排出ローラ対9により排出されるシートSを、整合板41a、42a内に搬入させる動作を円滑に行わせることができる。この、ガイド部41dは、その上部を外側に向くように傾斜させて、シートSのガイドをさらに円滑に行わせてもよい。
【0070】
次に、束排出ベルト60について、図3、図4を用いて説明する。束排出ベルト60には、図4に示すようにフック部60aを備えており、束排出ベルト60はプーリ61、62に架けられ、ギア63、ワンウェイギア64、タイミングベルト59を介してモータ70に連結されており、ワンウェイギア64は、モータ70が時計周り方向に回転したときのみ、ギア13に駆動伝達する。
【0071】
戻しローラ50が最終シートSを後端ストッパー31に当接するまで引き込むと、モータ70の駆動を受け、束排出ベルト60は処理トレイ30の傾斜に略沿いながら図4(d)の矢印A方向(シート搬送方向)に移動し、処理トレイ30上で整合、又はステイプルされたシートS束を、スタックトレイ80上に排出する。
【0072】
本構成では、シート束をスタックトレイ80上の排出する際、整合板41a、42aでシートの両端を規制しながら排出しているので、シート後端が排出されるまでシートの幅方向のあばれを規制でき、スタックトレイ80上のシートの整列性を向上させることができる。
【0073】
次に、処理トレイ30に排出されたシートの整合と、処理トレイ30からのシート束の排出時との、上記整合板41a、42aの状態について説明する。
【0074】
整合板41a、42aは、後述の「シートの流れ」で説明するように、一方の整合板が他方の停止している整合板に排出シートを押圧させてシートSを整合を行うが、整合後のシート束を排出させる時に、シート束が整合板41a、42aの整合面に摺擦して束排出に大きな排出力を要し、束排出を行う束排出ベルト60のモータ70が脱調する虞れがある。
【0075】
本実施の形態では、整合板41a、42a間隔は、シートの整合時にはシート束の側面部に当接する位置にあるが、シート束の排出時には、パルスモータからなるモータ70の回転を制御して、整合板41a、42aの間隔を若干(例えば、1mm)広くなるように移動されている。整合板41a、42aの間隔を、上記のように拡開する制御は、図25に示す制御装置(制御手段)150により行われる。
【0076】
これにより、整合後のシート束を束排出ベルト60により円滑にスタックトレイ80上の排出することができ、束出し時のモータ70の負荷低減、整合板41a、42aの耐久性の向上、及びシート束の束出し不良の防止を実現することができる。
【0077】
〈スタックトレイ、シート後端押さえ部材〉
次に、スタックトレイ80の構成について、図17、図18を用いて説明する。スタックトレイ80には、サブトレイ79が内臓されており、サブトレイ79引き出すことによって、たとえば、A3、B4といったラージサイズのシートを積載することも可能になる。
【0078】
また、スタックトレイ80は、両側をトレイ支板81、82で支持されており、トレイ支板81,82には、各々タイミングベルト83,84固定されている。
【0079】
タイミングベルト83はプーリ85、86に、タイミングベルト84はプーリ87、88に架けられ、プーリ86,88駆動ギア89が固定された駆動軸90に固定され、ギア列91を介して駆動モータ92に連結されている。
【0080】
トレイ支板81,82には、各々コロ93,94がコロガイド95,96の対して回転自在に取り付けられており、駆動モータ92からの駆動を受けるとコロガイド95,96に沿って上下方向(図17のZ方向)に移動する。
【0081】
97はシート面高さ検知センサ(第1のシート面高さ検知手段)であり、積載されたシート束の高さを検知し、処理トレイ30に対するスタックトレイ80積載面の高さを所定量に調整を行う。
【0082】
98はシート後端押さえ部材であり、スタックトレイ80の昇降動作に連動してガイド面99から出没し、スタックトレイ80上に積載されたシートS束の後端部を押さえ、シートS束排出後のシート排出方向のズレを防止する。上記シート面高さ検知センサ97は、シート後端押さえ部材98の近傍に配置されており、シート面高さ検知センサ97を上記のように配置することにより、シートSのカールに影響されることなく、スタックトレイ80に積載されているシートの高さを正確に検知することができる。
【0083】
図19、図20は、スタックトレイ80上のシート面高さ検知を示す側面図、図21は斜視図である。
【0084】
図21〜図24において、駆動モータ92により正逆回転される支軸137には、ギア139が固着されており、このギア139の回転駆動は、タイミングベルトを介して駆動ギア141のピニオンに伝達され、さらに中間ギア142を介してセクタギア143に伝達されている。セクタギア143と一体の支軸130には、前記シート後端押さえ部材98が取り付けられており、駆動モータ92の正逆転により、シート後端押さえ部材98はシート押さえ位置と、装置本体1a内の退避位置とに移動する。
【0085】
支軸130には、前記シート面高さ検知センサ97の他に、ステイプラ10側のシート面高さを検知するシート面高さ検知センサ(第2のシート面高さ検知手段)133が回動自在に設けられていて、スタックトレイ80側に突出する向きに付勢されており、上記シート面高さ検知センサ97、133は、一体に構成されていて、スタックトレイ80上のシートSに押圧されたときに、装置本体1a内に移動してシート面高さ検知センサ97のフラグ97aとフォトインタラプタ132とにによりシート面高さを検知する。
【0086】
なお、綴じ処理されたシート束は、画像面からみて左上綴じにするために、ステイプラ10の図3における関係上、スタックトレイ80に排出されるシートは、画像面の上部を奥側にし、画像面を下にして排出される。
【0087】
駆動モータ92の正逆転時に、シート後端押さえ部材98が、スタックトレイ80上の押さえ位置と、装置本体1a内の退避位置とに移動下のち回動を停止する動作は、図23、図24内に示す回転量規制機構により規制されて行われる。
【0088】
駆動モータ92が正転して、駆動ギア141が時計方向に、中間ギア142が反時計方向に回転すると、セクタギア143は図23において時計方向に一定量回転したのち、中間ギア142から外れて回転を停止する。これにより、シート後端押さえ部材98は、シート押さえ位置に突出した位置で停止する(図20、図23)。
【0089】
駆動モータ92が逆転して、駆動ギア141が反時計方向に、中間ギア142が時計方向に回動すると、セクタギア143は図23において反時計方向に一定量回転したのち、中間ギア142から外れて回転を停止する。これにより、シート後端押さえ部材98は、退避位置に引っ込んだ位置で停止する。このように、シート後端押さえ部材98は、シート押さえ位置と退避位置とに一定量回転後は、上記回転量規制機構により回転が規制されて停止し、駆動ギア141、中間ギア142は空転するのみである。
【0090】
図19において、束排出ベルト60によりスタックトレイ80に束排出されるシート束は、その後端がシート後端押さえ部材98上に係合されて支持される。シート後端押さえ部材98の下部の係合部の長さLは、束排出されるシート束S0 の飛び量よりも長く設定されていて、シート束S0 は、束排出時に後端をシート後端押さえ部材98により確実に保持されている。
【0091】
スタックトレイ80へのシート束の束排出後に、スタックトレイ80が下降すると、図24に示す回転量規制機構の作用により、シート後端押さえ部材98は図19のシート押さえ位置から退避位置98Aに退避移動し、シート束S0 の後端を釈放する。
【0092】
シート束積載後、スタックトレイ80が一定量下降して再び上昇することで、シート束の後端部をガイド面99に摺擦させることで、シート束のカール除去が行われて後端部が整合される。
【0093】
スタックトレイ80が上昇すると、図23の回転量規制機構により、シート後端押さえ部材98は押さえ位置に回動し、上昇したシート束の上面に当接してこれを押さえる。この押さえ動作により、カールしたシートであっても適正なシート面高さを保持する。
【0094】
図19に示すシート面高さ検知センサ97が、スタックトレイ80の下降にともないシート束から外れると、フォトインタラプタ132はOFFとなるが、スタックトレイ80の上昇によりシート束の上面により再び押されることで、図20に示すようにシート面高さ検知センサ97は、フォトインタラプタ1322をONにしてシート面高さを検知する。このシート面高さの検知後、スタックトレイ80は一定量(例えば、約12mm)上昇下のち停止する。このとき、シート後端押さえ部材98は、適正な圧力によりシート束上面を押さえる。
【0095】
上記スタックトレイ80の昇降動作の制御は、図25に示すCPU151を含む制御装置150により行われている。
【0096】
このように、シート後端押さえ部材98の近傍に、シート面高さ検知センサ97を配置することで、シート面高さの適正な検知と、シート後端押さえ部材98の適正な圧力の押さえを実現することができる。また、束排出ベルト60により束排出されるシート束の後端をシート後端押さえ部材98により保持することによって、既積載のシート束を押し出すことなくシート束を束排出させることができる。
【0097】
次に、スタックトレイ80に排出されるシート束が、処理トレイ30上においてステイプラ10によりステイプルされたものである場合、ステイプラ10の綴じ針部の重なりにより、シート束の角隅部は、図22に示すように盛り上がって、シート面高さが局部的に高くなる。
【0098】
スタックトレイ80には、シート束の綴じ針に対応する部分に凹部80aを設けて、シート束の綴じ針部の盛り上がりをある程度は低減している。
【0099】
シート束の綴じ部側のシート面高さの検知は、シート面高さ検知センサ133により検知しており、このシート面高さ検知センサ133は、シート後端押さえ部材98の位置する中央部から、ステイプラ10側に偏位して配置されている。
【0100】
これにより、シート束に綴じ部の盛り上がりがあっても、最高の位置のシート面高さを適正に検知することができて、シート束の綴じ部がスタックトレイ80から上方に突出する状態、及びこれによる不具合を未然に防止することができる。また、シート面高さ検知センサ133をシート面高さ検知センサ97のフォトインタラプタ132と共通にして用いることで、部品の低減及び制御の簡素化が図られる。
【0101】
〈シートの流れ〉
次に、図1及び図26〜図29を用いてシート処理装置1におけるシートSの流れについて説明する。先ず、ユーザが画像形成装置本体300本体の図示しない操作部で、ノンソートモードを指定した時の動作について説明する。
【0102】
ユーザは、循環式原稿搬送装置305に原稿をセットし、図示しないスタートキーをONして画像形成装置本体300においてシートSに画像が形成され、シート処理装置1の排出ローラ対9が回転し、画像形成装置本体300の本体排出ローラ対399から出力されたシートSはシート処理装置1に導かれて搬送される。
【0103】
先ず、図26に示すように、処理トレイ30上に1枚もシートSが無い場合、つまり、そのジョブの最初のシートSが排出される際には、ホームポジションで待機していた手前及び奥側の整合部材41、42は、予め各々排出されるシートSの幅に対して若干逃げた位置に移動する。
【0104】
排出されたシートSは、自重により後端ストッパ31へ移動し始め、加えてホームポジションで停止していた戻しローラ50は、モータ70の駆動を受けて図1の反時計回り方向に回転し、前記シートSの後端ストッパ31方向への移動を助長する。
【0105】
シートSの後端が、後端ストッパ31に確実に当接して停止すると、図27に示すように、奥側の整合部材42は、位置PS21で停止し続け基準としての役割を果たす。そして、手前側の整合板41が位置PS12移動して、シートSを第1整合位置において整合する。
【0106】
次に、ユーザがソートモードを指定した時の動作について説明する。
【0107】
ユーザが原稿を循環式原稿搬送装置305にセットし、図示しない操作部上でソートモードを指定して、図示しないスタートキーをONし、画像形成装置本体300においてシートSに画像が形成され、シート処理装置1の排出ローラ対9が回転し、画像形成装置本体300の本体排出ローラ対399から出力されたシートSは、シート処理装置1に導かれて搬送され、排出ローラ対9により処理トレイ30上に排出される。
【0108】
先ず、図26に示すように、処理トレイ30上に1枚もシートSが無い場合、つまり、そのジョブの最初のシートSが排出される際には、ホームポジションで待機していた手前及び奥側の整合部材41、42は、予め各々排出されるシートSの幅に対して若干逃げた位置に移動する。
【0109】
排出されたシートSは、自重により後端ストッパ31へ移動し始め、加えてホームポジションで停止していた戻しローラ50は、モータ70の駆動を受けて図1の反時計回り方向に回転し、前記シートSの後端ストッパ31方向への移動を助長する。
【0110】
シートSの後端が、後端ストッパ31に確実に当接して停止すると、図27に示すように、奥側の整合部材42は停止し、手前側の整合部材41が移動し、シートSを第1整合位置に移動させて整合する。
【0111】
その後、手前側の整合部材41は、次に排出されるシートSに備えて、位置PS11に移動して待機し、シートSの排出が完了すると、再び位置PS12に移動して、シートSを第1整合位置において整合する。この時、奥側の整合部材42は、位置PS21で停止し続け、基準としての役割を果たす。以上の動作が、そのシートS束の最終シートSまで続けられる。
【0112】
整合が完了した1部目のシートS束は、前述のようにして束排出されてスタックトレイ80へ移送される。
【0113】
続いて、2部目のシートS束が処理トレイ30上へ排出されるが、この時、整合部材41、42は前述の1部目と同様に、図26に示す位置PS11,PS21で待機するが、整合位置は図28に示す第2整合位置に移動する。第2整合位置は、前記第1整合位置に対して所定量Lc だけ奥側に位置する。
【0114】
以降、シートS束毎に、整合位置を互い違いに変えながら、スタックトレイ80上にシートS束の積載が行われ、オフセット量Lc の仕分け積載が可能となる。
【0115】
次に、ユーザがステイプルソートモードを指定した時の動作について説明する。
【0116】
ユーザは循環式原稿搬送装置305に原稿をセットし、図示しないスタートキーをONし、画像形成装置本体300においてシートSに画像が形成され、シート処理装置1の排出ローラ対9が回転し、画像形成装置本体300の本体排出ローラ対399から出力されたシートSは、シート処理装置1に導かれて搬送され、排出ローラ対9により処理トレイ30上に排出される。
【0117】
排出されたシートSは、自重により後端ストッパ31へ移動し始め、加えてホームポジションで停止していた戻しローラ50は、モータ70の駆動を受けて図1の反時計回り方向に回転し、前記シートSの後端ストッパ31方向への移動を助長する。
【0118】
シートSの後端が、後端ストッパ31に確実に当接して停止すると、整合部材41は、ホームポジションで停止し、整合板42が後端ストッパ31上に排出されたシートSを、ステイプル位置まで搬送して整合する(図29)。
【0119】
そして、シートS束の1部目のシートSが全て処理トレイ30上に排出されて整合されたら、ステイプラ10が、該シートS束をステイプルする。処理トレイ30上のシートS束は、束排出ベルト60によってスタックトレイ80上に束排出される。
【0120】
上記いずれのモードの束排出時にも、整合板41a、42aの若干の拡開が行われて、シート束の束排出時におけるモータ70の負荷低減、整合板の耐久性向上、束出し不良の防止等が図られている。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1の積載手段に積載されたシート束を整合手段の整合板により整合する際、該整合手段は、装置本体からで延出し、第1の積載手段の積載面から下方に延出している延出部を備えているので、シート束の整合長さを長く構成することができて、装置本体から第2の積載手段にはみ出しているシートの整合時においても、適正にシート束の整合を行うことができ、また、第2の積載手段へのシート束の束排出も適正に行うことができる。
【0122】
また、整合板は、退避手段を介して支持されているので、第2の積載手段による整合板の押し上げが生じたとしても、整合板及びこれを有する整合手段の損傷を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート処理装置の全体構成を示す断面説明図である。
【図2】同じく、シート処理装置が適用可能な画像形成装置の一例を示す縦断正面図。
【図3】同じく、戻しローラと処理トレイに設けられた整合部材の移動機構を示す平面図。
【図4】同じく、戻しローラ及び束排出ベルトの動作を示す側面図。
【図5】同じく、シート落とし部材、シート後端落とし部材部を示す側面図。
【図6】同じく、シート落とし部材の拡大側面図。
【図7】同じく、シート落とし部材、シート後端落とし部材の動作図。
【図8】同じく、シート落とし部材、シート後端落とし部材の動作図。
【図9】同じく、戻しローラの動作図。
【図10】同じく、シート束を積載した処理トレイ、束排出ベルト部の側面図。
【図11】同じく、束排出ベルトの束排出の動作図。
【図12】同じく、図5のB矢視図であって、シート後端落とし部材の正面図。
【図13】同じく、整合手段部、束排出ベルト部の側面図。
【図14】同じく、整合板に形成された規制部を示す縦断正面図。
【図15】同じく、整合部材及びその駆動部の平面図。
【図16】同じく、整合部材及びその駆動部の斜視図。
【図17】同じく、スタックトレイの移動機構を示す縦断側面図。
【図18】同じく、図17のA矢視図であって、スタックトレイの移動機構を示す背面図。
【図19】同じく、スタックトレイの下降開始時のシート面高さ検知センサ、シート後端押さえ部材部の側面図。
【図20】同じく、スタックトレイ上昇開始時のシート面高さ検知センサ、シート後端押え部材部の側面図。
【図21】同じく、シート面高さ検知センサ、シート後端押え部材、及び駆動部の斜視図。
【図22】同じく、スタックトレイ上のシート高さを検知する複数のシート面高さ検知センサの配置位置を示す縦断正面図。
【図23】同じく、スタックトレイ上昇時のシート面高さ検知センサ、シート後端押え部材の駆動部を示す斜視図。
【図24】同じく、スタックトレイ下降時のシート面高さ検知センサ、シート後端押え部材の駆動部を示す斜視図。
【図25】同じく、シート処理装置の制御に係るブロック図。
【図26】シート処理装置において、ノンソートモード時及びソートモード時の整合板待機位置を示す平面図。
【図27】シート処理装置において、ノンソートモード時及びソートモード時の整合板の第1の整合位置を示す平面図。
【図28】シート処理装置において、ノンソートモード時及びソートモード時の整合板の第2の整合位置を示す平面図。
【図29】シート処理装置において、ステイプルソートモード時の整合板の整合動作を示す平面図。
【符号の説明】
S シート
0 シート束
1 シート処理装置
1a シート処理装置の装置本体
9 排出ローラ対(排出手段)
10 ステイプラ(綴じ手段)
30 処理トレイ
31 後端ストッパー
40 整合手段
41、42 整合板
41A,41B 整合板の延出部
41c 整合板の規制部
41d 整合板のガイド部
43、44 ピニオンギア
45 前整合モータ
46 後整合モータ
47、48 整合部材のホームポジションセンサ
50 戻しローラ
60 束排出ベルト60
70 モータ
80 スタックトレイ
92 駆動モータ
97 シート高さ検知センサ(第1のシート面高さ検知手段)
98 シート後端押さえ98
99 ガイド面
102 シート落とし部材
105 シート後端落とし部材
105a〜105d シート後端落とし部材
109 弾性部材
120 弾性部材(退避部材)
120a 弾性部(退避手段)
121 支持部材
132 シート面高さ検知センサのフォトインタラプタ。
133 シート面高さ検知センサ(第2のシート面高さ検知手段)
141 駆動ギア
142 中間ギア
143 セクタギア
142,143 シート後端押え部材の回転量規制機構

Claims (10)

  1. ートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手段により排出されたシートを積載する第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載されたシート束を、前記シート排出手段のシート排出方向と直交するシート幅方向において規制して整合する整合手段と、前記第1の積載手段から装置本体外へ束排出されるシート束を積載し、昇降可能な第2の積載手段と、を備え、
    前記整合手段は、シート束のシート幅方向の側部に当接する整合板を有し、
    前記整合板は、シート排出方向の下流側が前記装置本体から前記第2の積載手段側に延出している延出部を有し、前記延出部に上方への負荷が作用した時に退避可能に構成されたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記整合板は、シート束のシート幅方向の側部に当接する整合面側の上部に設けられ、シートの端部を規制する規制部と、シート排出手段方向の上流側の上部に設けられ、前記シート排出手段により排出されたシートを案内するガイド部と、を有することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記整合板をシート幅方向に移動可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に基部を装着されていると共に自由端に前記整合板が取り付けられ、かつ前記延出部に上方への負荷が作用した時には、前記延出部を退避させる退避手段を有する退避部材と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
  4. 前記退避部材は、弾性部を有する弾性部材であることを特徴とする請求項3記載のシート処理装置。
  5. 請求項1ないし4のうちいずれか1項記載のシート処理装置と、シートに画像情報に応じて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成されたシートを前記シート処理装置に排出する本体排出手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. ートを排出するシート排出手段と、前記シート排出手段により排出されたシートを積載する第1の積載手段と、前記第1の積載手段に積載されたシート束を、前記シート排出手段のシート排出方向と直交するシート幅方向において規制して整合する整合手段と、前記第1の積載手段から束排出されるシート束を積載する第2の積載手段と、を備え、
    前記整合手段は、シート束のシート幅方向の側部に当接する整合板を有し、
    前記整合板は、シート排出方向の下流側が前記装置本体から前記第2の積載手段側に延出している延出部を有し、
    前記延出部は、前記第1の積載手段の積載面から下方に延出することを特徴とするシート処理装置。
  7. 前記整合板は、シート束のシート幅方向の側部に当接する整合面側の上部に設けられ、シートの端部を規制する規制部と、シート排出手段方向の上流側の上部に設けられ、前記シート排出手段により排出されたシートをガイドするガイド部と、を有することを特徴とする請求項記載のシート処理装置。
  8. 前記整合板をシート幅方向に移動可能に支持する支持部材と、
    前記支持部材に基部を装着されていると共に自由端に前記整合板が取り付けられ、かつ前記延出部に上方への負荷が作用した時には、前記延出部を退避させる退避手段を有する退避部材と、
    を有することを特徴とする請求項又は記載のシート処理装置。
  9. 前記退避部材は、弾性部を有する弾性部材であることを特徴とする請求項記載のシート処理装置。
  10. 請求項ないし9のうちいずれか1項記載のシート処理装置と、シートに画像情報に応じて画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により画像形成されたシートを前記シート処理装置に排出する本体排出手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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