JP2003276933A - シート処理装置 - Google Patents

シート処理装置

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JP2003276933A
JP2003276933A JP2002085122A JP2002085122A JP2003276933A JP 2003276933 A JP2003276933 A JP 2003276933A JP 2002085122 A JP2002085122 A JP 2002085122A JP 2002085122 A JP2002085122 A JP 2002085122A JP 2003276933 A JP2003276933 A JP 2003276933A
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sheet
processing apparatus
stacking
tray
sheets
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JP2002085122A
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English (en)
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Takayuki Okada
貴之 岡田
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Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/20Belts
    • B65H2404/26Particular arrangement of belt, or belts
    • B65H2404/265Arrangement of belt forming a deformable ring, e.g. driven in the nip of a roller pair

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  • Pile Receivers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光量切り換え後のAPC制御を安定して行う
ことができる画像形成装置の光制御システムを提供する
こと。 【構成】 半導体レーザと、積分手段と、レーザ光の発
光量を制御するレーザ駆動手段と、前記レーザ光を偏向
走査して感光体上に走査線を形成する回転多面体と、前
記回転多面体を回転させる回転多面体駆動手段と、前記
走査線上の始端に設けられ、前記レーザ光を検出して水
平同期信号を出力する水平同期信号検出手段と、前記水
平同期信号の検出周期に基づいて前記回転多面体の回転
速度を制御し、且つ、前記パルス幅変調された信号を出
力する回転多面体駆動制御手段と、を有する画像形成装
置の光制御システムにおいて、前記回転多面体駆動制御
手段は、前記パルス幅変調された信号の変調状態を変化
させるときには信号と、前記積分手段の積分時定数に応
じて前記回転多面体の駆動状態を制御する手段であるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やLBP等
のシート処理装置に関し、詳細には、画像形成装置によ
ってシート面に画像形成して排出されるシートの整合処
理や綴じ処理等、特に、シート整合の処理操作に際し、
整合手段によるシートの集束を兼ねて、該画像形成装置
の高速処理を効果的に行い得るように改良したシート処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、シート処理装置を備える画像形
成装置として、画像形成されたシートを整合して集束
し、必要に応じて該シート束の一部を針綴じする第1の
処理手段(以下、「処理トレイ」と称する)と、整合さ
れたシート束或は針綴じされたシート束を束ごとに受け
取って収容する第2の処理手段(以下、「スタックトレ
イ」と称する)とを組み合わせた装置については、既に
数多くのものが提案され、実用に供されている。
【0003】従来のこの種のシート処理装置における整
合部の概要構成を図25(a),(b)に示す。
【0004】この図において、従来例のシート処理装置
は、ソートパス700からのシートPを搬出する下部搬
出ローラ701aと搬出コロ701bとの搬出ローラ対
701、搬出されるシートPを受け入れる処理トレイユ
ニット800及び処理後に束排出されるシート束を積載
するスタックトレイ900を有して構成する。
【0005】搬出ローラ対701の下部搬出ローラ70
1aには、搬出コロ701bとの間の軸方向数箇所にロ
ーレットベルト702が巻き掛けられており、且つ、各
ローレットベルト702間の適所に各シートガイド70
3が配されている。
【0006】処理トレイユニット800は、シートPの
排出方向に対して下流側(図の左上方側)を上方に、上
流側(図の右下方側)を下方に位置させることで傾斜し
た処理トレイ801及び上流側端部の後端ストッパ部8
02と、シート幅方向左右一対の整合部材803と、処
理トレイ801での下流側に配された1組の下部及び上
部の各束排出ローラ804a,804bから成る束排出
ローラ対804と、先端部下面に上部束排出ローラ80
4bを有し、下部束排出ローラ804aに対して該上部
束排出ローラ804bを離接可能に支持する揺動ガイド
805と、中間部上方に配される引き込みパドル806
を有している。
【0007】この場合、束排出ローラ対804の下部及
び上部の各束排出ローラ804a,804bは、揺動ガ
イド805の揺動制御により、下部束排出ローラ804
aに対して上部束排出ローラ804bを離間させた開き
状態で、搬出ローラ対701からのシートPを処理トレ
イ801上に受け入れ、該受け入れ終了に合わせて下部
束排出ローラ804aに上部束排出ローラ804bを当
接させた閉じ状態にすると共に、下部束排出ローラ80
4aを時計方向に回転駆動させることにより、受け入れ
たシートPを処理トレイ801上で上流の後端ストッパ
部802側、つまり、上流側に引き戻すように付勢して
から再び離間する。
【0008】又、上流側へ付勢されたシートPは、引き
込みパドル806の回転駆動によって引き戻し作用が継
続されると共に、ローレットベルト702の回転による
シート端部の送り込み作用も加えられて、該シートPが
各シートガイド703を経て後端ストッパ部802に突
き当てられ、シート搬送方向に対する整合操作が終了す
る。
【0009】続いてシートPの幅方向の整合が行われ
る。シートPの幅方向の整合は幅寄せガイド803によ
ってなされ、シートPが処理トレイ801に落下して後
端ストッパ802に突き当たる所定の時間で動作を開始
し、シートPの幅寸法よりも所定の寸法だけ本体奥側か
ら手前側へ動作することによりシートPは手前方向に移
動され、手前側に配置した幅寄せ基準壁に突き当てられ
整合される。
【0010】このようにして搬送方向並びに幅方向の整
合操作が終了する。
【0011】引き続き、処理トレイ801上で整合され
たシート束は、該整合位置で綴じ処理等をなした後、更
に下部束排出ローラ804aに上部束排出ローラ804
bを当接させ、且つ、今度は該下部束排出ローラ804
aを反時計方向へ回転駆動させることにより、処理を終
えたシート束をスタックトレイ900上に束排出させ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては処理トレイ上に排出されたシートの整合
手段803による幅整合動作の開始は、処理トレイ上に
排出されたシートがパドルやローレットベルト等のシー
ト引き込み手段により処理トレイ上後端に配設された後
端ストッパ方向に引き戻し、シート後端が後端ストッパ
に突き当たるのを待たなければならない。
【0013】そして、シート引き戻し手段による搬送方
向のシート引き戻し動作が完了した後に、整合手段によ
る幅整合動作を開始し、該幅整合動作完了後に再びホー
ムポジションに戻るという動作を行うものである。
【0014】しかし、画像形成装置から送られてくるシ
ートの間隔が長く、整合・処理動作に対し余裕があると
きは問題とならないが、画像形成装置の複写スピードが
速い高速機等においては、画像形成装置から送られてく
るシートの間隔が短いため、シート間での整合・処理動
作が間に合わず、この場合、画像形成装置の動作を停止
し、シート処理装置がシート受け入れ可能状態となるま
で待機させなければならない。その結果、生産性が落
ち、画像形成装置のシステムとしての機能の低下に繋が
るという問題があった。
【0015】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、シート整合操作時に掛かるシ
ート整合時間を短縮することによって、高速で出力され
る画像形成装置においてもシステムとしての生産性を落
とすことのないシート処理装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シートを受け入れて積載する積載面を形
成し、少なくともシート受け入れ方向の上流側若しくは
下流側の何れか一端にシート搬送方向突当て部材を配し
た積載トレイ手段と、搬送されてくるシートを前記積載
トレイ手段の積載面上に排出するシート排出手段と、前
記積載トレイ手段の積載面に受け入れたシートを、前記
シート搬送方向突当て部材方向にシート端部を引き込む
ように搬送するシート引き込み手段と、を有するシート
処理装置において、前記シート引き込み手段によるシー
ト引き込み方向をシート搬送方向に対して可変となるよ
うに構成したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】先ず、本発明に係シート処理装置を備える
画像形成装置について説明する。
【0019】図24は本実施の形態に係るシート処理装
置を備える画像形成装置(複写装置)システムの一例に
よる概略構成を模式的に示す全体断面図である。
【0020】この図に示す装置構成において、本画像形
成装置(複写装置)300には、自動給送される複写元
原稿Dの読み取りのためのプラテンガラス等の原稿載置
台401、光源402及びレンズ系403から成る原稿
読取り部400と、画像形成用シートPの給紙部500
と、画像形成部600と、画像形成されて排出ローラ対
302から排出される画像形成済のシートPを処理して
積載するシート処理装置1等が備えられている。
【0021】給紙部500には、シートPを収載して装
置本体に着脱自在に装着されるカセット501,502
及びペディスタル503に配置されるデッキ504が設
けられる。画像形成部600には、円筒状の感光体ドラ
ム601と、その周りの一次帯電器602、露光部60
3、現像器604、転写用帯電器605、分離用帯電器
606、クリーナ607等が設けられると共に、画像形
成部600の下流側に搬送装置301を介して定着器6
08が配されている。
【0022】続いて、上記構成の画像形成装置300の
動作に付いて述べる。
【0023】装置本体内の制御装置310から給紙信号
が出力されると、給紙部500のカセット501,50
2又はデッキ504からシートPの給紙が開始される。
【0024】一方、原稿載置台401上に載置されてい
る原稿Dの画像が光源402からの光で読み取られ、レ
ンズ系403を経て感光体ドラム601面に照射され
る。感光体ドラム601は、予め一次帯電器602によ
って帯電されており、読取り光の照射でドラム面に静電
潜像が形成され、且つ、該静電潜像は、現像器604の
トナーによって現像されることで、対応するトナー像が
形成される。
【0025】給紙部500から給紙されるシートPは、
レジストローラ505によって斜行が補正され、且つ、
タイミングが合わされて画像形成部600に給送され
る。次いで、画像形成部600では、感光体ドラム60
1面のトナー像が転写用帯電器605によってシートP
上に転写された後に、該トナー像が転写されたシートP
は、分離用帯電器606で逆極性に帯電されて、感光体
ドラム601から分離される。
【0026】その後、シートPは、搬送装置301によ
って定着器608に搬送され、該定着器608で転写画
像が永久定着される。そして、このように画像形成され
たシートPは、排出ローラ対302によってシート処理
装置1側に排出される。
【0027】続いて、本発明に係るシート処理装置につ
いて説明する。
【0028】<シート処理装置の全体の概要説明>先
ず、本シート処理装置の主要な各部構成について述べ
る。
【0029】図1は本実施の形態に係るシート処理装置
の概略構成を模式的に示す全体断面図である。この図に
示すシート処理装置(以下、「フィニッシャ」と称す
る)1の構成において、2は前記画像形成装置300の
排出ローラ対302から排出されてくるシートPを受け
入れる入口ローラ対、3は受け入れたシートPを搬送す
る第1搬送ローラ対であって、31はシートPの通過を
検知する入口側でのシート検知センサである。
【0030】又、50は搬送されてくるシートの後端部
付近に穴あけをするパンチユニットである。5は搬送途
上に配置される比較的大径のローラ(以下、「バッファ
ローラ」と称する)であり、外部周囲に配した各押し付
けコロ12,13,14でロール面にシートPを押し付
けて搬送する。
【0031】11は第1切替えフラッパであって、ノン
ソートパス21とソートパス22とを選択的に切り替え
る。10は第2切替えフラッパであって、ソートパス2
2とシートPを一時的に蓄えるためのバッファパス23
との切り替えを行う。33はノンソートパス21内のシ
ートPを検知するセンサ、32はバッファパス23内の
シートPを検知するセンサである。
【0032】6はソートパス22の第2搬送ローラ対で
あり、129はシートPを一時的に集積し、該集積され
るシートPを整合すると共に、ステイプルユニット(綴
じ手段)100のステイプラ101によってステイプル
処理を行うために設けられる処理トレイ130を含む処
理トレイユニットである。処理トレイ(第1の積載手
段)130の排出端側には、束排出ローラ対(束移送手
段)を構成する一方の排出ローラ、ここでは、固定側と
しての下部排出ローラ180aが配されている。
【0033】7はソートパス22に配されてシートPを
処理トレイ(第1の積載トレイ)130上に排出させる
ための第1排出ローラ対であり、又、9はノンソートパ
ス21に配されてシートPをサンプルトレイ201上に
排出させるための第2排出ローラ対である。
【0034】180bは揺動ガイド150に支持されて
いて、該揺動ガイド150が閉じ位置にきたときに、下
部排出ローラ180aに加圧的に当接されて処理トレイ
130上のシートPをスタックトレイ(第2の積載トレ
イ)200上に束排出するための上部排出ローラであ
る。40はスタックトレイ200上に積載されるシート
束の後端(束排出方向に対して後端)縁を支持する束積
載ガイドで、ここでは、シート処理装置1の外装を兼ね
ている。
【0035】<ステイプルユニットの詳細説明>次に、
前記ステイプルユニット(綴じ手段)100につき、特
に、図2(主断面該当の側面図)、図3(図2の矢視a
方向平面図)及び図4(図2の矢視b方向背面図)を参
照して詳細に説明する。
【0036】ステイプラ(綴じ手段)101は、ホルダ
102を介して移動台103上に固定されている。
【0037】移動台103は、処理トレイ130上に積
載されるシートの後端縁に対して平行に固定された1組
のスタッド軸104,105を有し、各スタッド軸10
4,105には、それぞれに転動コロ106,107が
回動自在に組み付けられており、該各転動コロ106,
107は、固定台108に対して同様に平行状態で穿設
形成された一連の穴状ガイドレール108a,108
b,108c内に移動可能に係合してある。
【0038】各転動コロ106,107は、共に一連の
穴状ガイドレール108a,108b,108cの穴幅
よりも大径のフランジ106a,107aを有し、一
方、ステイプラ101を保持する移動台103の下面側
には、3箇所に支持コロ109が設けられており、該移
動台103は、一連の穴状ガイドレール108a,10
8b,108cに沿って固定台108上を移動する。
【0039】ここで、前記一連の穴状ガイドレール10
8a,108b,108cは、図3から明らかなよう
に、主ガイドレール穴部分108aと、該部分の左側端
部側から分岐して平行する左端ガイドレール穴部分10
8b及び右端部側から分岐して平行する右側ガイドレー
ル穴部分108cとから成る形状に形成されている。
【0040】従って、各部のレール形状のために、ステ
イプラ101が左方端部側に位置するときには、転動コ
ロ106がレール穴部分108bの左端部内に、転動コ
ロ107がレール穴部分108aの左端部内にそれぞれ
移動されて、右方側に所定角度だけ傾斜された状態の右
傾姿勢に維持され、又、中間部に位置するときには、各
転動コロ106,107が共にレール穴部分108a内
にあって非傾斜状態の平行姿勢に維持され、更に、右方
端部側に位置するときには、転動コロ107がレール穴
部分108cの右端部内に、転動コロ106がレール穴
部分108aの右端部内にそれぞれ移動されて、左方側
に所定角度だけ傾斜された状態の左傾姿勢に維持される
ことになり、これらの姿勢変更の作用は不図示の作動カ
ムによって行われる。
【0041】尚、ステイプルユニット100には、ステ
イプラ101のホームポジションを検知する不図示の位
置センサが設けられており、通常の場合、ステイプラ1
01は、左方端側のホームポジションで待機している。
【0042】<ステイプラ移動機構の詳細説明>次に、
前記ステイプラ101の移動機構について詳細に説明す
る。
【0043】前記移動台103の一方の転動コロ106
には、フランジ106aの下方でピニオンギア106b
が一体に形成され、且つ、上方にベルトプーリ106c
が一体化して設けられている。ピニオンギア106b
は、台面上の駆動モータM100の出力プーリとベルト
プーリ106cとの間に張架した駆動ベルトを介して連
繋されると共に、前記レール穴に沿わせて固定台108
に固定したラックギア110に噛合させてあり、移動台
103は、駆動モータM100の正逆回転に対応してス
テイプラ101と共々にシート幅方向へ移動可能にされ
る。
【0044】又、移動台103の下面から下方へ延びる
スタッド軸111には、ストッパ倒しコロ112が設け
られており、該ストッパ倒しコロ112は、その詳細に
ついては後述するが、前記処理トレイ130の後端スト
ッパ131とステイプラ101との衝接を避けるため
に、該後端ストッパ131を回動させる役割を担ってい
る。
【0045】<後端ストッパ部の詳細説明>次に、前記
処理トレイ130上でのシートPの後端縁を突き当てて
支持する後端ストッパ部131について詳細に説明す
る。
【0046】後端ストッパ部131は、処理トレイ13
0の積載面に対して垂直に立ち上げて形成され、シート
Pの後端縁を突き当て支持する突当て支持面131aを
有しており、該突当て支持面131aは、処理トレイ1
30の下面側で枢支ピン131bを中心に矢印で示す下
方側へ揺回動可能にされている。
【0047】又、前記ストッパ倒しコロ112が当接し
て押圧作動されるカム面132aを備えた主リンク13
2は、突当て板136に突き当てて位置されると共に、
不図示のフレーム等に固定した軸134を中心に引張ば
ね135に抗して揺回動が可能にされると共に、上端部
のピン132bに対しては、一端部を後端ストッパ部1
31にピン131cで枢支した連結リンク133の他端
部での長孔に摺動可能に連繋させてある。
【0048】従って、この場合、移動台103の移動に
伴い、ステイプラ101と干渉関係に置かれる後端スト
ッパ部131については、該移動台103のストッパ倒
しコロ112が主リンク132のカム面132aを押圧
することで、図に二点鎖線で示す不干渉位置へ揺回動さ
れ、これによってステイプラ101との衝接が回避され
る。そして、後述するステイプル処理の終了後、移動台
103がホームポジション位置に復帰することで、後端
ストッパ部131も又元の状態に復帰する。ここで、ス
トッパ倒しコロ112については、ステイプラ101の
作動中、後端ストッパ部131を回避位置に保持させて
おくために、移動台103の移動方向に複数個(ここで
は3個)が配設されている。
【0049】又、ステイプラ101を保持するホルダ1
02の両側面には、後端ストッパ131の突当て支持面
131aと同様な形状の支持面を持つステイプルストッ
パ(図2に二点鎖線で表示)113が付設されており、
後端ストッパ131が回避位置にあってもシート後端縁
の支持が可能にされている。
【0050】<処理トレイユニットの概要説明>次に、
前記処理トレイ130を含む処理トレイユニット129
につき図5及び図6に基づいて詳細に説明する。
【0051】処理トレイユニット129は、処理トレイ
130、後端ストッパ部131、整合手段140、揺動
ガイド150、引込みパドル160、束排出ローラ対1
80と、ローレットベルト191を含むローレットベル
トユニット190とによって構成されている。
【0052】この場合、前記処理トレイ130について
は、シート束の排出方向に対して下流側(図の左上方
側)を上方に、上流側(図の右下方側)を下方に位置さ
せることで傾斜した状態に設定しており、上流側である
下方端部には、シート幅方向の所定間隔ごとに配置され
る各シートガイド130cとローレットベルト191及
び上述の後端ストッパ131が配置され、且つ、中間部
には、シートの左右両側に対応する外部位置を占めて後
述する引込みパドル160を含んだ整合手段140が配
置される。又、下流側でもある上部、詳しくは実質的に
処理トレイユニット構成の上方領域部分には、後述する
引込みパドル160と束排出ローラ対180とを含んだ
揺動ガイド150が配置される。
【0053】ここで、ローレットベルト191は、外周
全面に滑り止めローレットを形成して所要径に賦形成形
したもので、回転方向に変形可能な柔軟性を有してお
り、ローラ対192間に巻き掛けられて、駆動モータM
190により回転可能にされている。
【0054】そして、前記第1排出ローラ対7から排出
されるシートPは、自身の自重及び後述する引込みパド
ル160の作用と、それにローレットベルト191の下
面側での送り作用とで、該シートPの後端縁が各シート
ガイド130cによって下方側へガイドされながら、後
端ストッパ部131の突当て支持面131aに突き当て
られるまで処理トレイ130上を滑走する。
【0055】更に、処理トレイ130の上方端部には、
先にも述べたように、束排出ローラ180を構成する一
方の下部排出ローラ180aが配置され、且つ、前記揺
動ガイド150の下面前端部には、該下部排出ローラ1
80aが離接自在に当接される他方の上部排出ローラ1
80bが配置されており、これらの各排出ローラ対18
0a,180bは、駆動モータM180で正逆回転可能
にされている。
【0056】<揺動ガイドの詳細説明>次に、前記揺動
ガイド150について詳細に説明する。
【0057】揺動ガイド150は、先に述べたように下
流側(図の左側)に対応する下面前端部にあって、前記
束排出ローラ対180の下部排出ローラ180aに当接
する上部排出ローラ180bを枢着すると共に、上流側
(図の右側)に対応する下面後端部の支持軸151で枢
支して揺動自在に支持されており、駆動モータM150
による回転カム152の制御駆動で揺動可能にされると
共に、ここでは、下部排出ローラ180aに上部排出ロ
ーラ180bを当接させた閉口状態がホームポジション
とされ、これを検知する不図示の位置センサが設けられ
る。
【0058】そして、通常の場合、個々の各シートPが
処理トレイ130上に排出される際には、開口状態(下
部排出ローラ180aに対して上部排出ローラ180b
が離間、揺動ガイド150の上方への揺動)に移行され
て、該シートPの排出と整合との各動作、並びに次に述
べる引込みパドル動作を支障なく行い得るようにし、
又、処理トレイ130上での処理を終了したシート束を
前記スタックトレイ200上へ排出する際には、閉口状
態(下部排出ローラ180aに対して上部排出ローラ1
80bを当接、揺動ガイド150の下方への揺動)に移
行する。
【0059】<引込みパドルの詳細説明>次に、前記引
込みパドル160について詳細に説明する。
【0060】引込みパドル160は、図7aに示されて
いるように、前記処理トレイ130の上方でシートPの
幅方向に対応する駆動軸161上の複数箇所に配置して
固定され、駆動モータM160によって適切なタイミン
グで図5における反時計方向に回転駆動されるようにな
っており、各パドルの長さが処理トレイ130面までの
間隔よりも若干長めに設定されると共に、その配置位置
としては、整合トレイ上のどの位置においても、常にシ
ートPの重心部Pgを挟んで両側から作用し得るように
するために、少なくとも2箇所以上に位置設定して配置
されている。
【0061】そして、この状態で処理トレイ130上へ
のシートPの排出がなされると、各引込みパドル160
が反時計方向に回転駆動されることで、該処理トレイ1
30上に排出されるシートP、延ては該シートPの後端
縁が後端ストッパ131の突当て支持面131aに突き
当てられるまで引き込むように作用するもので、この場
合には、前記配置位置の選択設定のために、整合途上の
シートPに対しては、何れの整合位置でも、常に該シー
トPの重心部Pgを含む両側での引き込み作用がなされ
ることになり、結果的に、シートPが整合移動中に傾い
たりせず、常に良好な整合操作を行い得る。その整合終
了後、所定時間を待って不図示の位置センサで検知され
る所定の回転各位置にタイミング良く停止する。
【0062】<ローレットベルトユニットの詳細説明>
次に、本発明の主要部を構成するローレットベルトユニ
ット190を図6〜図8に基づいて詳細に説明する。
【0063】図6はローレットベルトユニット190の
斜視図である。ローレットベルト191は駆動ローラ1
92aと押さえコロ192bとによって挟持され、プー
リ197,198とタイミングベルト197a,198
aを介して駆動モータM190によって駆動される。
又、ローレットベルト191と駆動ローラ192a、押
さえコロ192b、駆動モータM190は支持プレート
196によって1つのローレットベルトユニット190
を構成している。
【0064】次に、図7aに基づいて、前記ローレット
ベルトユニット190の回動機構について説明する。
【0065】図7は図5のc矢視上視図であり、194
はラックギアで支持プレート196と一体となってい
る。195はピニオンギアで、前記ラックギア194と
係合しており、タイミングベルトを介してステッピング
モータM191に連繋している。前記支持プレート19
6は軸193aと軸193bと軸193cにより支持さ
れ、前記ローレットベルトユニット190はステッピン
グモータM191を駆動源とし、軸193aを中心に回
転可能とされている。ここで、ローレットベルトユニッ
ト190を駆動するステッピングモータ(ローレットベ
ルト位置決めモータ)M191は図8に示す制御装置に
よって制御される。即ち、シート処理装置1のCPU部
から出力されたパルス数に基づいて、ローレットベルト
位置決めモータM191の正逆転動作が制御される。
【0066】<スタックトレイ及びサンプルトレイの詳
細説明>次に、前記スタックトレイ200及びサンプル
トレイ201について図10及び図11を用いて詳細に
説明する。
【0067】スタックトレイ200及びサンプルトレイ
201は、状況に応じてそれぞれに使い分けられるもの
で、下方に配されるスタックトレイ200が、コピー出
力、プリンタ出力等におけるシート束を受け取るときに
選択され、上方に配されるサンプルトレイ201が、サ
ンプル出力、割り込み出力、スタックトレイのオーバー
フロー時の出力、ファンクション出力、ジョブ混載時の
出力等でのシートを受け取るときに選択される。
【0068】そして、これらのスタックトレイ200及
びサンプルトレイ201は、それぞれにトレイベースプ
レート202,203に保持されると共に、該各ベース
プレート202,203に取付け枠板204,205を
介して固定したステッピングモータM200,M201
を用いることで、個々に独立して上下の昇降方向へ自走
可能にされており、この場合、双方共にほぼ同一の状態
に構成されることから、ここでは、主にスタックトレイ
200側についてのみ述べる。
【0069】即ち、前記シート処理装置1の両端部に
は、一対のフレーム250が上下方向に対してそれぞれ
に上下方向のガイドレール部を兼ねるラックギア部材2
51が取り付けられており、前記トレイベースプレート
202の一方(シート幅方向を基準にして左側に対応)
から延長された後端部と、これに対向(同様に右端側に
対応)する取付け枠板204から延長された後端部とに
それぞれ回転自在に設けられている。一対のガイドコロ
206,207を用い、該ガイドコロ206,207を
対応する各ガイドレール部内に嵌挿させることで、前記
スタックトレイ200を上下に昇降可能に保持させ、且
つ、一方のフレーム250の折り返された端縁に規制部
材208を係合させることで、シート幅方向のガタつき
を拘束して規制するようにしている。
【0070】一方、ステッピングモータM200の回転
出力はタイミングベルト211を介して駆動軸213の
プーリ212に伝達される。そして、駆動軸213に
は、ばね216で付勢されて軸方向に摺動のみ可能にし
たラチェットホイール215が設けられており、該ラチ
ェットホイール215は、軸上の駆動ギア214に一方
向係合させてある。
【0071】又、駆動ギア214に対しては、従動軸2
17上の両端部に配したアイドラギア218,218
は、それぞれに昇降ギア219,219を介して前記ラ
ックギア部材251,251に噛合させる。つまり、前
記スタックトレイ200は、これらのギアトレインから
成る駆動系を介して上下方向に昇降自在にされる。
【0072】又、前記駆動軸213上の駆動ギア214
に一方向付勢係合されるラチェットホイール215は、
前記スタックトレイ200の下降時にあって、例えば異
物等を挟んで駆動系が破損したりすることがないように
設けられるもので、ここでは、ばね216に所要程度の
付勢力を付与しておき、該スタックトレイ200の上昇
時においてのみ、予め設定されている条件対応にばね2
16の付勢力に抗し空回りすることで防護するようにな
っており、この空回り状況、つまり異常が発生した場合
には、直ちにステッピングモータM200の駆動を停止
させるべく、アイドラギア218のフランジ部に形成し
たクロックスリット等をセンサS201によって検出さ
せるようになっている。尚、センサS201に関して
は、通常動作時における脱調検知のためにも用いられ
る。
【0073】続いて、前記スタックトレイ200及びサ
ンプルトレイ201の昇降位置制御のための各センサ配
置について述べる。
【0074】センサS202は、サンプルトレイ201
の積載エリア検知のためのセンサであり、該サンプルト
レイ201の上限位置検知センサS203aから処理ト
レイシート面検知センサS205までのエリアに属する
範囲に位置していることを検知する。
【0075】センサS203bは、第2の排出ローラ対
9からサンプルトレイ201上に排出されるシートPが
所定枚数に達したことを検知のためのセンサであり、こ
こでは、ノンソートシート面検知センサS204からシ
ート積載枚数1000枚相当の位置に配置される。
【0076】センサS203cは、処理トレイ130か
らサンプルトレイ201上に排出されるシートが所定枚
数に達したことを検知のためのセンサであり、同様にシ
ート面検知センサS205からシート積載枚数2000
枚相当の位置に配置される。
【0077】センサS203dは、スタックトレイ20
0が処理トレイ130からシートPを受け取るときの積
載量の高さを制限するためのセンサであり、シート面検
知センサS205からシート積載枚数2000枚相当の
位置に配置される。
【0078】センサS203eは、スタックトレイ20
0の下降限位置を設定するセンサである。
【0079】又、スタックトレイ200及びサンプルト
レイ201には、それぞれにシート有無検知センサ20
6a,206bが配置されている。
【0080】そして、これらの各センサの内で、シート
面検知センサS204,S205のみが、シートPの一
方の側縁から他方の側縁への光透過によってその有無を
検知する光透過型に設定されており、ここでは、そのシ
ート面検知手法として、各シート面検知センサS20
4,S205の下方から、これを覆う位置まで各トレイ
200,201を上昇させた状態がイニシャルであり、
シート積載後にセンサ光軸が現れるまで下降させ、その
後、再びセンサ光軸を覆うまで上昇させることを繰り返
す。
【0081】次に、本シート処理装置におけるシートP
の流れについて説明する。
【0082】<ノンソートモード時のシートPの流れ>
ユーザが画像形成装置の排紙モードの設定をノンソート
に指定した時は、図12に示されているように、シート
処理装置1の第1切替えフラッパ11がノンソートパス
21側にシートを受け入れるべく切り替えられており、
この状態で、入口ローラ対2、第1搬送ローラ対3及び
バッファローラ5がそれぞれに回転駆動され、画像形成
装置300から排出されてくるシートPを装置内に取り
込んでノンソートパス21に向けて搬送する。そして、
ノンソートパスセンサ33によってシートPの後端が検
知されると、第2排出ローラ対9は、積載に適した速度
で回転駆動され、サンプルトレイ201上にシートPを
排出して積載させる。
【0083】<ステイプルモード時のシートPの流れ>
ユーザが画像形成装置の排紙モードの設定をステイプル
ソートに指定した時は、図13に示されているように、
シート処理装置1の第1切替えフラッパ11及び第2切
替えフラッパ10がソートパス22側にシートPを受け
入れるべく切り替えられている。
【0084】一方、ローレットベルトユニットは、画像
形成装置300からシート処理装置1に伝えられるシー
トサイズ信号に応じて、ステッピングモータM191に
よりローレットベルトユニット190が軸193aを中
心にシート搬送方向に対して或る所定の角度θ1だけ回
動し、用紙待ち受け状態となる(図7b)。この状態
で、入口ローラ対2、第1搬送ローラ対3及びバッファ
ローラ5がそれぞれに回転駆動され、画像形成装置30
0から排出されてくるシートPを装置内に取り込んでソ
ートパス22に向けて搬送する。
【0085】そして、シートPの後端が最終段のコロ1
4を抜けたところで、第1排出ローラ対7を構成する排
出ローラ7aとコロ7bによって処理トレイ130上に
排出される。この場合、揺動ガイド150が上方に開く
ことで束排出ローラ対180の下部排出ローラ180a
に対して上部排出ローラ108bが離間されており、且
つ、出没トレイ170が突出位置に突き出されているの
で、このように第1排出ローラ対7によってシートPを
処理トレイ130上に排出させても、シートPの先端部
の垂れ下がり、次に述べる戻り不良等を生じたりせず、
該処理トレイ130上でのシートPの整列性が良好に高
められる。
【0086】処理トレイ130上に排出されたシートP
は自重によって後端ストッパ131側へ戻り始め、且
つ、これに加えて、ホームポジションで停止していたパ
ドル160の反時計方向への回転に伴って該戻り作用が
助長される。
【0087】処理トレイ130上に排出されたシートP
が処理トレイ130上を滑走し、シートPの後端がロー
レットベルト191に接触する位置に来ると、シートP
はローレットベルト191による戻し力を得る。前述の
制御手段により位置制御されたローレットベルト191
により処理トレイ130上に排出されたシートPは、シ
ート搬送方向と或る所定の角度θをもってシート搬送上
流側にシート引き込み力を受けるが、この際、シート引
き込み力はシート搬送方向の整合基準である後端ストッ
パ131とシート幅方向の整合基準である第1整合基準
壁141aとの略交点方向を向いているので、処理トレ
イ上に排出されたシートPはシート搬送方向の戻し力分
力とシート幅方向の戻し力分力の両方の力を受けること
になる。
【0088】従って、本実施の形態においては、該ロー
レットベルト191による戻し力は、後端ストッパ13
1方向へのシート搬送方向の戻し力分力に加えて、装置
手前側の第1整合基準壁141a方向の幅方向戻し力分
力が作用するため、シートPは後端・手前方向に戻され
ることになる。シートPの後端が後端ストッパ突当て支
持面131a並びに第1整合基準壁141aに突き当て
られ静止すると、ステイプル動作によるシート束の綴
じ、揺動ガイド150を閉じた状態での束排出ローラ対
180による排出動作によって、該シート束がスタック
トレイ200上に積載される。
【0089】ここで、シートサイズとローレットベルト
ユニット190の回動量θとの関係は図9に示す制御テ
ーブルによって成り、A4縦送りやLTR縦送り、B5
サイズ等の幅方向整合移動距離の大きいサイズでの回動
量θ1を、A4横送りやLTR横送りの時の回動量θ2
よりも大きくしている。これは、幅方向整合移動距離が
大きいシートでは、搬送方向と直角方向である幅方向戻
し力分力を大きくするためであり、これにより従来必要
とされていた幅整合板なるものによる幅整合動作が不要
となり、同動作にかかる時間が不要となるものである。
図7bにA4横送りの状態の上視図を、図7cにA4縦
送りの状態の上視図を示す。
【0090】一方、その間に、画像形成装置300から
排出されてくるシートPは、図14に示すように、第2
切替えフラッパ10の切り替え作動でバッファローラ5
に巻き付けられ、バッファパスセンサ32から所定距離
だけ進んだところで、該バッファローラ5の停止で待機
しており、次のシートPの先端が入口センサ31から所
定距離だけ進んだ地点で、図15に示すように、バッフ
ァローラ5の回転に伴い、1枚目のシートP1,P2,
P3をソートパス22に搬送させる。
【0091】この時点で、前記シート束の束排出動作は
終了しており、ここでは、図18に示すように、揺動ガ
イド150が閉じられたまま、排出方向に正転している
束排出ローラ対180a,180bが前記搬送されてく
る3枚のシートP1,P2,P3を一旦受け取る。そし
て、図19に示すように、3枚のシートPの終端が後端
ストッパ131面に突き当てられる以前、例えば図20
(b)に示すように、相互にずれ間隔b,bを有する3
枚のシートPの終端と後端ストッパ131面との間に間
隔aを残して接近した時点で、図20(b)に示すよう
に、揺動ガイド150を開いて束排出ローラ対180
a,180b間を離間させる。そして、4枚目以降のシ
ートPは、1部目の動作と同様にソートパス22を通っ
て処理トレイ130上に排出される。3部目以降は、2
部目と同じ動作を繰り返し、設定部数分相当にスタック
トレイ200上に積載して処理を終了する。
【0092】先に述べたように、前記複数枚の重ね搬送
において、各シートPは、搬送方向にオフセットされて
いる。つまり、シートP1に対してシートP2が下流側
にオフセットされ、シートP2に対してシートP3が下
流側にオフセットされる。
【0093】ここで、シートPの相互間のオフセット量
と揺動ガイド150のローラ対間(上昇)開始タイミン
グは、束排出ローラ対180a,180b間の戻し速度
によるシートPの制定時間に関わっている。即ち、画像
形成装置300の処理能力によって決まるもので、本実
施の形態では、シートPの搬送速度750mm/se
c、オフセット量b=20mm程度、束排出ローラ戻し
速度50mm/secにおいて、束排出ローラの離間開
始位置は、シートP1の終端が後端ストッパ131面に
突き当てられる40mm程度(間隔aの値)手前に達し
た時点にタイミングを設定している。
【0094】<ソートモードの説明>ユーザが画像形成
装置300の原稿読取り部400に原稿をセットした
後、不図示の操作部上でソートモードを指定し、且つ、
不図示のスタートキーをオンする。これによって、入口
ローラ対2及び第1搬送ローラ対3は、図21に示すよ
うに、ステイプルソートモードの場合と同様にシートP
を搬送して処理トレイ130上に積載する。ここでも、
ステイプルソートモードの場合と同様に、ローレットベ
ルトユニットは図9に示す制御テーブルにのっとってシ
ートサイズに応じて、シート搬送方向となす角度θを取
るものである。
【0095】処理トレイ130上に排出されたシートP
は、シート引き戻し手段であるパドル160とローレッ
トベルト191による整合動作を受けて処理トレイ13
0上で整合され、該処理トレイ130上で少数枚を積載
した後、図22に示すように、揺動ガイド150が閉じ
方向に降りてきて、該少数枚のシート束を束搬送する。
【0096】次に、搬送されてくるシートPは、ここで
も、ステイプルソートモードの場合と同様にバッファロ
ーラ5に巻き付けられ、束排出終了後の処理トレイ13
0上に排出される。ここで、該束排出される少数枚束の
枚数としては、実験結果によって20枚以下であること
が望ましい。この枚数については、原稿枚数≧束排出す
る枚数≦20枚を満足する枚数になるように設定する。
【0097】よって、プログラムを組む時に束排出する
枚数を5枚に設定したならば、原稿枚数が4枚の時は4
枚ずつ束排出する。又、原稿枚数が5枚以上の場合、例
えば14枚であったならば、5枚+5枚+4枚に分け
て、それぞれに整合し且つ束排出する。
【0098】1部目の束排出がすべて終了したならば、
前記ステイプルソートモード時と同様に2部目の束作成
にかかる。このときも1部目と同様に、少数枚ずつに分
けてそれぞれに整合し且つ束排出する。例えば、原稿枚
数が14枚であったならば、5枚+5枚+4枚に分けて
出力する。そして、最初の5枚束を処理トレイ130上
で整合した後、手前側に配置した第1整合基準壁141
aは、不図示のソレノイドにより処理トレイ130の積
載面より下方に退避する。
【0099】そして、幅寄せ板142が1部目の整合量
を越えて手前側に移動し、処理トレイ130上で整合さ
れた5枚束を手前側に寄せ、第1整合基準壁よりも所定
のオフセット量だけ手前側に配置した第2整合基準壁1
41bに5枚束を突き当てて、2部目の整合位置を1部
目の整合位置に対して所定量オフセットさせる(図7
d)。
【0100】その後、揺動ガイド150が閉じ方向に降
りてきて、該少数枚のシート束をスタックトレイ200
上に束排出する。次の少数枚束(5枚束)の作成時に
は、第1整合基準壁141aのソレノイドが解除され、
再び第1整合基準壁141aが処理トレイ130の積載
面より上方に出現し、上記処理トレイ130上での整合
動作を繰り返す。この動作を繰り返し、2部目の出力が
終了する。結果としてスタックトレイ200上では1部
目とはオフセットした位置で積載される。3部目の整合
は1部目の整合と同じ動作を繰り返す。このようにし
て、図23に示すように、シート束の相互をずらせなが
ら全ての設定部数を終了させる。
【0101】尚、本実施の形態においては、シート引き
戻し手段としてローレットベルトについて、同部材をシ
ート搬送方向に対し所定の角度θをなす例に付いて述べ
てきたが、本発明はこれに限らず、例えばパドル部材を
シート搬送方向に対し所定の角度θをなすように配置し
ても、本実施の形態と同等の効果が得られるものであ
る。
【0102】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、整合手段の一部を構成してシート整合時に該シ
ートに引き込み作用を与えるローレットベルトの配置構
成について、シート搬送方向と或る所定の角度θをなす
ように配置し、且つ、シートサイズによって前記角度θ
を可変とし、シート幅が狭いシートサイズ程、θを大き
く取ることで、幅寄せ板による幅整合動作を省き、従
来、斯かる動作に必要であった幅整合動作時間を省略す
ることで、シート整合時間を短縮することが可能とな
る。この結果、シート間隔が短い高速機においても画像
形成装置本体をシート処理装置のために待機させること
なく、画像形成装置のシステムとしての生産性を損なう
ことなく良好な整合操作を有したシート処理装置の提供
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を適用したシート処理装置
の概略構成を模式的に示す断面説明図である。
【図2】ステイプルユニットの側面図である。
【図3】図2のa矢視方向から見たステイプルユニット
の上視平面図である。
【図4】図2のb矢視方向から見たステイプルユニット
の背面図である。
【図5】揺動ガイドと処理トレイの縦断面側面図であ
る。
【図6】ローレットベルトユニットの斜視図である。
【図7】図5のc矢視方向から見たローレットベルトユ
ニットの上視平面図である。
【図8】ローレットベルト位置決めモータの制御部の構
成を示すブロック図である。
【図9】ローレットベルトユニット回動量θとシートサ
イズの相関制御テーブルである。
【図10】スタックトレイ移動機構の上視平面図であ
る。
【図11】スタックトレイ周りのセンサ配置図である。
【図12】ノンソートモード時のシート処理装置部分の
動作図である。
【図13】ステイプルソートモード時のシート処理装置
部分の動作図である。
【図14】ステイプルソートモード時のシート処理装置
部分の動作図である。
【図15】ステイプルソートモード時のシート処理装置
部分の動作図である。
【図16】ステイプルソートモード時のシート処理装置
部分の動作図である。
【図17】ステイプルソートモード時のシート処理装置
部分の動作図である。
【図18】ステイプルソートモード時のシート処理装置
部分の動作図である。
【図19】ステイプルソートモード時のシート処理装置
部分の動作図である。
【図20】ステイプルソートモード時のシート処理装置
部分の動作図である。
【図21】ソートモード時のシート処理装置部分の動作
図である。
【図22】ソートモード時のシート処理装置部分の動作
図である。
【図23】ソートモード時のシート処理装置部分の動作
図である。
【図24】本発明の実施の形態を適用したシート処理装
置を備える画像形成装置の概略構成を模式的に示す断面
説明図である。
【図25】従来のシート処理装置におけるシート整合部
の概略構成を模式的に示す断面説明図及び平面図であ
る。
【符号の説明】
P シート Pg シートの重心 1 シート処理装置 2 入口ローラ対 3 第1搬送ローラ対 5 大径ローラ(バッファローラ) 6 第2搬送ローラ対 7 第1排出ローラ対 9 第2排出ローラ対 10 第2切替えフラッパ 11 第1切替えフラッパ 12〜14 押付けコロ 21 ノンソートパス 22 ソートパス 23 バッファパス 32 バッファパス内のシート検知センサ 33 ノンソートパス内のシート検知センサ 40 束積載ガイド 50 パンチユニット 100 ステイプルユニット(綴じ手段)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを受け入れて積載する積載面を形
    成し、少なくともシート受け入れ方向の上流側若しくは
    下流側の何れか一端にシート搬送方向突当て部材を配し
    た積載トレイ手段と、搬送されてくるシートを前記積載
    トレイ手段の積載面上に排出するシート排出手段と、前
    記積載トレイ手段の積載面に受け入れたシートを、前記
    シート搬送方向突当て部材方向にシート端部を引き込む
    ように搬送するシート引き込み手段と、を有するシート
    処理装置において、 前記シート引き込み手段によるシート引き込み方向をシ
    ート搬送方向に対して可変となるように構成したことを
    特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 搬送されるシートのサイズによって前記
    シート引き込み手段によるシート引き込み方向とシート
    搬送方向がなす角θを変える駆動手段と、該記駆動手段
    を制御する制御手段を備え、前記シートのサイズによっ
    てシート引き込み方向とシート搬送方向がなす角θを変
    更するように制御することを特徴とする請求項1記載の
    シート処理装置。
  3. 【請求項3】 前記シート引き込み手段によるシート引
    き込み方向とシート搬送方向がなす角度θを、搬送され
    るシートの幅が狭いほど大きくなるよう制御することを
    特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  4. 【請求項4】 前記積載トレイ手段上に、前記積載トレ
    イ手段の積載面に受け入れたシートをシート搬送方向に
    直行する方向に突き当てるシート幅方向突当て部材を具
    備し、前記シート引き込み手段によるシート引き込み方
    向とシート搬送方向がなす角θを変える駆動手段と、前
    記駆動手段を制御する制御手段を備え。前記シート引き
    込み手段によるシート引き込み方向が前記シート搬送方
    向突当て部材と前記シート幅方向突当て部材の略交点方
    向を向くように、前記シート引き込み手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  5. 【請求項5】 シート引き込み手段を可撓性のパドルに
    よることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のシ
    ート処理装置。
  6. 【請求項6】 シート引き込み手段を可撓性のローレッ
    トベルトによることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    に記載のシート処理装置。
  7. 【請求項7】 前記積載トレイ手段上で整合されたシー
    ト束を排出する束排出手段と、該束排出手段により排出
    されたシート束を積載する第2の積載手段を具備したこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のシート処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記積載トレイ手段のシート積載面がシ
    ート上流側が下方に位置し、下流側が上方に位置した逆
    傾斜形状を成し、且つ、シート搬送方向突当て部材を前
    記積載トレイ手段のシート搬送方向上流側に配置したこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のシート処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記積載トレイ手段のシート積載面がシ
    ート上流側が上方に位置し、下流側が下方に位置した順
    傾斜形状を成し、且つ、シート搬送方向突当て部材を前
    記積載トレイ手段のシート搬送方向下流側に配置したこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のシート処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記積載トレイ手段上で整合されたシ
    ート束を綴じ処理する綴じ手段を具備したことを特徴と
    する請求項1〜9の何れかに記載のシート処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9718635B2 (en) 2015-11-18 2017-08-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Post-processing device and image forming apparatus

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