JP2000095358A - 自動原稿搬送装置及びその制御方法 - Google Patents
自動原稿搬送装置及びその制御方法Info
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- JP2000095358A JP2000095358A JP10268764A JP26876498A JP2000095358A JP 2000095358 A JP2000095358 A JP 2000095358A JP 10268764 A JP10268764 A JP 10268764A JP 26876498 A JP26876498 A JP 26876498A JP 2000095358 A JP2000095358 A JP 2000095358A
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 底板異常の原因が底板の昇降機構の故障か、
給紙適正位置センサ等の故障であるかを判断あるいは表
示することができ、底板異常時の装置の破損を防ぐと共
に無駄な作業を省いて適切な処理を短時間に行うことが
可能な自動原稿搬送装置及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 底板上昇異常を検知した場合は、底板7
を一旦下降停止位置まで下降させた後、上下カム80を
回転させて呼出コロブラケット81を昇降駆動し、給紙
適正位置センサ27のON/OFF変化をチェックして
底板異常の原因を判断する。
給紙適正位置センサ等の故障であるかを判断あるいは表
示することができ、底板異常時の装置の破損を防ぐと共
に無駄な作業を省いて適切な処理を短時間に行うことが
可能な自動原稿搬送装置及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 底板上昇異常を検知した場合は、底板7
を一旦下降停止位置まで下降させた後、上下カム80を
回転させて呼出コロブラケット81を昇降駆動し、給紙
適正位置センサ27のON/OFF変化をチェックして
底板異常の原因を判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像読
取装置に装着された自動原稿搬送装置及びその制御方法
に関する。
取装置に装着された自動原稿搬送装置及びその制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すように、複写機等の画
像読取装置の本体2に装着された自動原稿搬送装置1に
おいては、使用者が原稿テーブル6(=収容手段)上の
正規位置に原稿5をセットしてから、図示していない底
板昇降モータ(例えば、ステッピングモータにて構成)
を駆動して底板7(=原稿持ち上げ部材)を上昇させ、
原稿5の上面が呼出コロ8に当接した後、本体2からの
給紙開始信号で図示していない給紙モータ(例えば、ス
テッピングモータにて構成)を駆動して呼出コロ8を給
紙方向に回転させ、原稿テーブル6上の原稿5を順次送
出させる。この後、原稿テーブル6上の最終原稿の後端
が第1搬送ローラ11や第2搬送ローラ12等の送出手
段を通過した時点で、前記底板昇降モータを駆動し、底
板7を下降させるようになっている。
像読取装置の本体2に装着された自動原稿搬送装置1に
おいては、使用者が原稿テーブル6(=収容手段)上の
正規位置に原稿5をセットしてから、図示していない底
板昇降モータ(例えば、ステッピングモータにて構成)
を駆動して底板7(=原稿持ち上げ部材)を上昇させ、
原稿5の上面が呼出コロ8に当接した後、本体2からの
給紙開始信号で図示していない給紙モータ(例えば、ス
テッピングモータにて構成)を駆動して呼出コロ8を給
紙方向に回転させ、原稿テーブル6上の原稿5を順次送
出させる。この後、原稿テーブル6上の最終原稿の後端
が第1搬送ローラ11や第2搬送ローラ12等の送出手
段を通過した時点で、前記底板昇降モータを駆動し、底
板7を下降させるようになっている。
【0003】なお、底板7の上昇停止位置(給紙適正位
置)は、原稿テーブル6上に載置された原稿5が1枚の
場合、呼出コロ8に連動するように設けられたフィラ
(図示せず)が、給紙適正位置センサ27(=当接検知
手段)で検知されることにより決定される。また、底板
7の下降停止位置は、前記フィラが最下降位置センサ2
5によって検知されることにより決定される。さらに、
底板7の移動量は、前記底板昇降モータの駆動パルス数
を利用することによって任意に変化させることができ
る。例えば、底板7の上昇停止位置から下降停止位置ま
での距離(最大移動量)をLとし、余裕度をαとする
と、底板7の上昇時に距離(L+α)だけ上昇させて
も、給紙適正位置センサ27が前記フィラを検知しない
場合は、底板7の上昇異常と判断して底板7を停止させ
る。あるいは、底板7の下降時に距離(L+α)だけ下
降させても、最下降位置センサ25が前記フィラを検知
しない場合は、底板7の下降異常と判断して底板7を停
止させる。
置)は、原稿テーブル6上に載置された原稿5が1枚の
場合、呼出コロ8に連動するように設けられたフィラ
(図示せず)が、給紙適正位置センサ27(=当接検知
手段)で検知されることにより決定される。また、底板
7の下降停止位置は、前記フィラが最下降位置センサ2
5によって検知されることにより決定される。さらに、
底板7の移動量は、前記底板昇降モータの駆動パルス数
を利用することによって任意に変化させることができ
る。例えば、底板7の上昇停止位置から下降停止位置ま
での距離(最大移動量)をLとし、余裕度をαとする
と、底板7の上昇時に距離(L+α)だけ上昇させて
も、給紙適正位置センサ27が前記フィラを検知しない
場合は、底板7の上昇異常と判断して底板7を停止させ
る。あるいは、底板7の下降時に距離(L+α)だけ下
降させても、最下降位置センサ25が前記フィラを検知
しない場合は、底板7の下降異常と判断して底板7を停
止させる。
【0004】但し、底板異常表示を行うのは、3回連続
して底板異常と判断した場合であり、1回目及び2回目
の場合は原稿ジャム表示を行う。また、底板異常表示
は、電源のON/OFFでのみクリアされるが、原稿ジ
ャム表示は、自動原稿搬送装置1のリフトアップ/ダウ
ン、給紙カバー23と排紙カバー24の開閉、等でクリ
アされるようになっている。これは、底板異常を検出し
た場合でも、底板7を数回駆動させることによって正常
に戻る場合もあることによる。例えば、底板上昇時の異
常原因としては底板昇降モータを含む底板7の昇降機構
の故障あるいは給紙適正位置センサ27の故障が考えら
れるが、従来は何れの場合も底板異常として表示してい
る。この種の装置として関連するものには、例えば特開
平9−166831号公報がある。
して底板異常と判断した場合であり、1回目及び2回目
の場合は原稿ジャム表示を行う。また、底板異常表示
は、電源のON/OFFでのみクリアされるが、原稿ジ
ャム表示は、自動原稿搬送装置1のリフトアップ/ダウ
ン、給紙カバー23と排紙カバー24の開閉、等でクリ
アされるようになっている。これは、底板異常を検出し
た場合でも、底板7を数回駆動させることによって正常
に戻る場合もあることによる。例えば、底板上昇時の異
常原因としては底板昇降モータを含む底板7の昇降機構
の故障あるいは給紙適正位置センサ27の故障が考えら
れるが、従来は何れの場合も底板異常として表示してい
る。この種の装置として関連するものには、例えば特開
平9−166831号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
底板異常表示を行うのは、3回連続して底板異常と判断
した場合であるため、例えば底板7が上昇停止位置にあ
るにも拘らず底板7の過剰な上昇動作を繰り返すこと
で、底板7の昇降機構を含む装置を破損するおそれがあ
る。また、底板上昇時における底板異常の原因が底板7
の昇降機構の故障か、給紙適正位置センサ27等の故障
であるかを判断して表示することについて配慮がなされ
ていなかったので、使用者は復旧作業時にそれぞれの原
因を確かめる必要がある。
底板異常表示を行うのは、3回連続して底板異常と判断
した場合であるため、例えば底板7が上昇停止位置にあ
るにも拘らず底板7の過剰な上昇動作を繰り返すこと
で、底板7の昇降機構を含む装置を破損するおそれがあ
る。また、底板上昇時における底板異常の原因が底板7
の昇降機構の故障か、給紙適正位置センサ27等の故障
であるかを判断して表示することについて配慮がなされ
ていなかったので、使用者は復旧作業時にそれぞれの原
因を確かめる必要がある。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、底板異常の原因が底板の昇降機構の故障か、給紙適
正位置センサ等の故障であるかを判断あるいは表示する
ことができ、底板異常時の装置の破損を防ぐと共に無駄
な作業を省いて適切な処理を短時間に行うことが可能な
自動原稿搬送装置及びその制御方法を提供することにあ
る。
し、底板異常の原因が底板の昇降機構の故障か、給紙適
正位置センサ等の故障であるかを判断あるいは表示する
ことができ、底板異常時の装置の破損を防ぐと共に無駄
な作業を省いて適切な処理を短時間に行うことが可能な
自動原稿搬送装置及びその制御方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の自動原稿搬送装置は、複数の
原稿を積み重ねた状態で収容する収容手段と、該収容手
段に収容された原稿の給紙方向側を持ち上げ、所定の上
昇停止位置と下降停止位置との間を上下動する原稿持ち
上げ手段と、該原稿持ち上げ手段を昇降駆動する原稿持
ち上げ駆動手段と、該原稿持ち上げ駆動手段の上昇駆動
時、収容手段に収容された原稿上面に当接しながら原稿
持ち上げ手段と共に所定の上昇停止位置まで上昇する当
接部材と、該当接部材を昇降駆動する当接駆動手段と、
当接部材が所定の上昇停止位置にあることを検知する当
接検知手段と、予め設定された移動量だけ原稿持ち上げ
駆動手段を上昇駆動し、当接検知手段が当接部材を検知
しない場合は、原稿持ち上げ駆動手段を下降駆動した
後、当接駆動手段を昇降駆動させるように制御する制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明の自動原稿搬送装置は、複数の
原稿を積み重ねた状態で収容する収容手段と、該収容手
段に収容された原稿の給紙方向側を持ち上げ、所定の上
昇停止位置と下降停止位置との間を上下動する原稿持ち
上げ手段と、該原稿持ち上げ手段を昇降駆動する原稿持
ち上げ駆動手段と、該原稿持ち上げ駆動手段の上昇駆動
時、収容手段に収容された原稿上面に当接しながら原稿
持ち上げ手段と共に所定の上昇停止位置まで上昇する当
接部材と、該当接部材を昇降駆動する当接駆動手段と、
当接部材が所定の上昇停止位置にあることを検知する当
接検知手段と、予め設定された移動量だけ原稿持ち上げ
駆動手段を上昇駆動し、当接検知手段が当接部材を検知
しない場合は、原稿持ち上げ駆動手段を下降駆動した
後、当接駆動手段を昇降駆動させるように制御する制御
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】また、請求項1において、前記制御手段
は、当接駆動手段の昇降駆動時、当接検知手段の検知情
報の変化から原稿持ち上げ駆動手段を含む原稿持ち上げ
手段の昇降機構の異常有無を判断することを特徴とす
る。また、請求項1において、前記制御手段は、当接駆
動手段の昇降駆動時、当接検知手段の検知情報の変化か
ら該当接検知手段又は当接部材の異常有無を判断するこ
とを特徴とする。
は、当接駆動手段の昇降駆動時、当接検知手段の検知情
報の変化から原稿持ち上げ駆動手段を含む原稿持ち上げ
手段の昇降機構の異常有無を判断することを特徴とす
る。また、請求項1において、前記制御手段は、当接駆
動手段の昇降駆動時、当接検知手段の検知情報の変化か
ら該当接検知手段又は当接部材の異常有無を判断するこ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項2又は3において、前記制御
手段による異常有無の判断結果を表示する表示手段を備
えたことを特徴とする。前記目的を達成するため、請求
項5記載の発明は、複数の原稿を積み重ねた状態で収容
する収容手段と、該収容手段に収容された原稿の給紙方
向側を持ち上げ、所定の上昇停止位置と下降停止位置と
の間を上下動する原稿持ち上げ手段と、該原稿持ち上げ
手段を昇降駆動する原稿持ち上げ駆動手段と、該原稿持
ち上げ駆動手段の上昇駆動時、収容手段に収容された原
稿上面に当接しながら原稿持ち上げ手段と共に所定の上
昇停止位置まで上昇する当接部材と、該当接部材を昇降
駆動する当接駆動手段と、当接部材が所定の上昇停止位
置にあることを検知する当接検知手段と、を備えた自動
原稿搬送装置の制御方法であって、予め設定された移動
量だけ原稿持ち上げ駆動手段を上昇駆動する上昇駆動ス
テップと、原稿持ち上げ手段の上昇に伴い、該原稿持ち
上げ手段に当接・上昇する当接部材を当接検知手段が検
知する当接部材検知ステップと、原稿持ち上げ手段に当
接・上昇する当接部材を当接検知手段が検知しない場合
は、原稿持ち上げ駆動手段を下降駆動する下降駆動ステ
ップと、当接駆動手段を昇降駆動させる昇降駆動ステッ
プと、を有することを特徴とする。
手段による異常有無の判断結果を表示する表示手段を備
えたことを特徴とする。前記目的を達成するため、請求
項5記載の発明は、複数の原稿を積み重ねた状態で収容
する収容手段と、該収容手段に収容された原稿の給紙方
向側を持ち上げ、所定の上昇停止位置と下降停止位置と
の間を上下動する原稿持ち上げ手段と、該原稿持ち上げ
手段を昇降駆動する原稿持ち上げ駆動手段と、該原稿持
ち上げ駆動手段の上昇駆動時、収容手段に収容された原
稿上面に当接しながら原稿持ち上げ手段と共に所定の上
昇停止位置まで上昇する当接部材と、該当接部材を昇降
駆動する当接駆動手段と、当接部材が所定の上昇停止位
置にあることを検知する当接検知手段と、を備えた自動
原稿搬送装置の制御方法であって、予め設定された移動
量だけ原稿持ち上げ駆動手段を上昇駆動する上昇駆動ス
テップと、原稿持ち上げ手段の上昇に伴い、該原稿持ち
上げ手段に当接・上昇する当接部材を当接検知手段が検
知する当接部材検知ステップと、原稿持ち上げ手段に当
接・上昇する当接部材を当接検知手段が検知しない場合
は、原稿持ち上げ駆動手段を下降駆動する下降駆動ステ
ップと、当接駆動手段を昇降駆動させる昇降駆動ステッ
プと、を有することを特徴とする。
【0010】また、請求項5において、前記原稿持ち上
げ手段の上昇時における異常の有無及び原因を表示する
表示手段を備え、当接駆動手段の昇降駆動時、当接検知
手段の検知情報の変化から原稿持ち上げ駆動手段を含む
原稿持ち上げ手段の昇降機構の異常有無を判断する判断
ステップと、該判断ステップの判断結果を基に原稿持ち
上げ手段の異常の有無及び原因を表示する表示ステップ
と、を有することを特徴とする。
げ手段の上昇時における異常の有無及び原因を表示する
表示手段を備え、当接駆動手段の昇降駆動時、当接検知
手段の検知情報の変化から原稿持ち上げ駆動手段を含む
原稿持ち上げ手段の昇降機構の異常有無を判断する判断
ステップと、該判断ステップの判断結果を基に原稿持ち
上げ手段の異常の有無及び原因を表示する表示ステップ
と、を有することを特徴とする。
【0011】また、請求項6において、前記判断ステッ
プでは、当接駆動手段の昇降駆動時、当接検知手段の検
知情報の変化から、原稿持ち上げ駆動手段を含む原稿持
ち上げ手段の昇降機構と当接検知手段又は当接部材の何
れが異常かを判断することを特徴とする。
プでは、当接駆動手段の昇降駆動時、当接検知手段の検
知情報の変化から、原稿持ち上げ駆動手段を含む原稿持
ち上げ手段の昇降機構と当接検知手段又は当接部材の何
れが異常かを判断することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面により説明する。図1、図3、図4は、本発明の第1
の実施の形態を示す画像読取装置(複写機)の本体に装
着された自動原稿搬送装置の構成を示し、図3はその底
板の動作を示し、図4は呼出コロ8の待機/給紙時の動
作を示す。なお、図5は複写機の制御部の構成を示す。
自動原稿搬送装置(以下、ADFと記す)1は、複写機
の本体2に装着されている。そのADF1には、分離ベ
ルト9、分離コロ10からなる給紙/分離機構を含む給
紙部50、搬送ベルト13等からなる搬送部60、及び
排紙ローラ16等からなる排紙部70を備える。
面により説明する。図1、図3、図4は、本発明の第1
の実施の形態を示す画像読取装置(複写機)の本体に装
着された自動原稿搬送装置の構成を示し、図3はその底
板の動作を示し、図4は呼出コロ8の待機/給紙時の動
作を示す。なお、図5は複写機の制御部の構成を示す。
自動原稿搬送装置(以下、ADFと記す)1は、複写機
の本体2に装着されている。そのADF1には、分離ベ
ルト9、分離コロ10からなる給紙/分離機構を含む給
紙部50、搬送ベルト13等からなる搬送部60、及び
排紙ローラ16等からなる排紙部70を備える。
【0013】前記給紙部50には、シート状の原稿5を
積み重ねた状態で収容する原稿テーブル6(=収容手
段)、原稿テーブル6に原稿5がセットされたことを検
知する原稿セットセンサ21、原稿テーブル6にセット
された最上位の原稿に当接し、その原稿を給紙するため
の呼出コロ8、原稿テーブル6にセットされた原稿5の
給紙方向側を持ち上げ、呼出コロ8に最上位の原稿が当
接する給紙位置(底板7の上昇停止位置)と下降停止位
置との間を上下動する底板7(=原稿持ち上げ手段)、
底板7が下降停止位置に到達したことを検知するための
最下降位置センサ25(=下降停止位置検知手段)、等
を有する。なお、底板7は、CPU29(図6に示す)
が、各センサ21,25,27からの検知情報を得て、
モータドライバ(Trアレイ)を介し底板昇降モータ3
3(=底板持ち上げ駆動手段)を駆動制御することによ
って、図3に示すように上昇停止位置と下降停止位置と
の間を移動し、ホームポジションとして下降停止位置に
停止するようになっている。また、呼出コロ8は、CP
U29が、各センサ21,25,27からの検知情報を
得て、モータドライバ(Trアレイ)を介し呼出コロ昇
降モータ(=当接駆動手段、本実施形態ではステッピン
グモータにて構成)38を駆動制御することによって上
下動するようになっている。
積み重ねた状態で収容する原稿テーブル6(=収容手
段)、原稿テーブル6に原稿5がセットされたことを検
知する原稿セットセンサ21、原稿テーブル6にセット
された最上位の原稿に当接し、その原稿を給紙するため
の呼出コロ8、原稿テーブル6にセットされた原稿5の
給紙方向側を持ち上げ、呼出コロ8に最上位の原稿が当
接する給紙位置(底板7の上昇停止位置)と下降停止位
置との間を上下動する底板7(=原稿持ち上げ手段)、
底板7が下降停止位置に到達したことを検知するための
最下降位置センサ25(=下降停止位置検知手段)、等
を有する。なお、底板7は、CPU29(図6に示す)
が、各センサ21,25,27からの検知情報を得て、
モータドライバ(Trアレイ)を介し底板昇降モータ3
3(=底板持ち上げ駆動手段)を駆動制御することによ
って、図3に示すように上昇停止位置と下降停止位置と
の間を移動し、ホームポジションとして下降停止位置に
停止するようになっている。また、呼出コロ8は、CP
U29が、各センサ21,25,27からの検知情報を
得て、モータドライバ(Trアレイ)を介し呼出コロ昇
降モータ(=当接駆動手段、本実施形態ではステッピン
グモータにて構成)38を駆動制御することによって上
下動するようになっている。
【0014】この呼出コロ昇降モータ38の駆動で原稿
セット時に呼出コロ8が下降し、底板昇降モータ(本実
施形態ではステッピングモータにて構成)33の駆動で
底板7が上昇し、その底板7上(すなわち、原稿テーブ
ル6上)の原稿上面が呼出コロ8に当接して加圧され
る。このとき、底板7の上昇に伴い、原稿上面に当接し
た呼出コロ8が持ち上げられ、その呼出コロ8に連動す
るように配設された給紙適正位置フィラ82(図4に示
す)を給紙適正位置センサ27が検知してOFFなる
と、底板7の上昇停止位置が決定され、ここで底板昇降
モータ33が駆動停止するようになっている。なお、給
紙動作終了後の下降時には底板7に設けられた底板フィ
ラ84(図4に示す)を最下降位置センサ25が検知し
てOFFとなることによって底板昇降モータ33が駆動
停止する。
セット時に呼出コロ8が下降し、底板昇降モータ(本実
施形態ではステッピングモータにて構成)33の駆動で
底板7が上昇し、その底板7上(すなわち、原稿テーブ
ル6上)の原稿上面が呼出コロ8に当接して加圧され
る。このとき、底板7の上昇に伴い、原稿上面に当接し
た呼出コロ8が持ち上げられ、その呼出コロ8に連動す
るように配設された給紙適正位置フィラ82(図4に示
す)を給紙適正位置センサ27が検知してOFFなる
と、底板7の上昇停止位置が決定され、ここで底板昇降
モータ33が駆動停止するようになっている。なお、給
紙動作終了後の下降時には底板7に設けられた底板フィ
ラ84(図4に示す)を最下降位置センサ25が検知し
てOFFとなることによって底板昇降モータ33が駆動
停止する。
【0015】すなわち、図4に示すように、呼出コロブ
ラケット81は呼出コロ8を支持し、図示していないギ
ヤ及びタイミングベルトを介して給紙駆動軸90から駆
動力を伝達するようになっている。この給紙駆動軸90
にはレバー83が軸支され、このレバー83を構成する
2本のアームのうち一方は上下カム80に当接し、他方
は呼出コロブラケット81の一部に当接しており、呼出
コロ昇降モータ38の駆動による上下カム80の回転に
よって呼出ブラケット81が上下に揺動し、これに伴っ
て呼出コロ8が昇降するようになっている。また、給紙
適正位置フィラ82は呼出コロ8と共に呼出コロブラケ
ット81と連動するようになっている。図4(a)に示
すように、原稿テーブル6に原稿5が載置されていない
待機時には、上下カム80はホームポジションにあり、
給紙適正位置フィラ82は給紙適正位置センサ27(=
当接検知手段)に検知されている。また、底板7は底板
フィラ84が最下降位置センサ25に検知された状態で
待機している。図4(b)に示すように、原稿5が原稿
テーブル7に載置されると、原稿テーブル6と連動する
原稿セットフィラ(図示せず)が原稿セットセンサ21
より外れることによって原稿有りを検知し、呼出コロ昇
降モータ38の駆動による上下カム80の回転で呼出コ
ロ8が下降する。このとき、呼出コロブラケット81と
連動する給紙適正位置フィラ82は給紙適正位置センサ
27から外れて検知されない状態となる。この後、底板
昇降モータ33を駆動して底板7を上昇させる。本実施
形態では、当接部材は呼出コロ8、呼出コロブラケット
81、給紙適正位置フィラ82から構成される。
ラケット81は呼出コロ8を支持し、図示していないギ
ヤ及びタイミングベルトを介して給紙駆動軸90から駆
動力を伝達するようになっている。この給紙駆動軸90
にはレバー83が軸支され、このレバー83を構成する
2本のアームのうち一方は上下カム80に当接し、他方
は呼出コロブラケット81の一部に当接しており、呼出
コロ昇降モータ38の駆動による上下カム80の回転に
よって呼出ブラケット81が上下に揺動し、これに伴っ
て呼出コロ8が昇降するようになっている。また、給紙
適正位置フィラ82は呼出コロ8と共に呼出コロブラケ
ット81と連動するようになっている。図4(a)に示
すように、原稿テーブル6に原稿5が載置されていない
待機時には、上下カム80はホームポジションにあり、
給紙適正位置フィラ82は給紙適正位置センサ27(=
当接検知手段)に検知されている。また、底板7は底板
フィラ84が最下降位置センサ25に検知された状態で
待機している。図4(b)に示すように、原稿5が原稿
テーブル7に載置されると、原稿テーブル6と連動する
原稿セットフィラ(図示せず)が原稿セットセンサ21
より外れることによって原稿有りを検知し、呼出コロ昇
降モータ38の駆動による上下カム80の回転で呼出コ
ロ8が下降する。このとき、呼出コロブラケット81と
連動する給紙適正位置フィラ82は給紙適正位置センサ
27から外れて検知されない状態となる。この後、底板
昇降モータ33を駆動して底板7を上昇させる。本実施
形態では、当接部材は呼出コロ8、呼出コロブラケット
81、給紙適正位置フィラ82から構成される。
【0016】また、搬送部60の搬送ベルト13は、ゴ
ムあるいは布製の無端ベルトであって、CPU29の制
御により、搬送モータ(本実施形態ではステッピングモ
ータにて構成)31にて駆動される。さらに、搬送ベル
ト13は、原稿スケール20及びコンタクトガラス19
に接しており、搬送ベルト13とコンタクトガラス19
の間に原稿が入り、その原稿は、コンタクトガラス19
と原稿、及び搬送ベルト13と原稿の摩擦係数の差によ
ってコンタクトガラス19上を搬送される。なお、原稿
スケール20の端部は、コンタクトガラス19上面より
僅かに高くなっていて、原稿端を原稿スケール20の端
部に突き当ててセットすることにより、レジストの合っ
た画像を読み取るように構成されている。
ムあるいは布製の無端ベルトであって、CPU29の制
御により、搬送モータ(本実施形態ではステッピングモ
ータにて構成)31にて駆動される。さらに、搬送ベル
ト13は、原稿スケール20及びコンタクトガラス19
に接しており、搬送ベルト13とコンタクトガラス19
の間に原稿が入り、その原稿は、コンタクトガラス19
と原稿、及び搬送ベルト13と原稿の摩擦係数の差によ
ってコンタクトガラス19上を搬送される。なお、原稿
スケール20の端部は、コンタクトガラス19上面より
僅かに高くなっていて、原稿端を原稿スケール20の端
部に突き当ててセットすることにより、レジストの合っ
た画像を読み取るように構成されている。
【0017】また、排紙部70において、排紙センサ
(本実施形態では光学式反射形センサにて構成)18
は、搬送ベルト13により搬送されてきた原稿を検知す
るものである。一方、反転センサ(本実施形態では光学
式反射形センサにて構成)34の検知情報は、排紙時あ
るいは反転時における搬送方向変更用の切換え爪の変更
タイミング制御のトリガとして使用される。また、排紙
ローラ16は、CPU29の制御により、排紙モータ
(本実施形態ではステッピングモータにて構成)32に
て駆動される。なお、本実施形態では、各モータ30〜
33,38は各々独立に駆動可能に構成されている。
(本実施形態では光学式反射形センサにて構成)18
は、搬送ベルト13により搬送されてきた原稿を検知す
るものである。一方、反転センサ(本実施形態では光学
式反射形センサにて構成)34の検知情報は、排紙時あ
るいは反転時における搬送方向変更用の切換え爪の変更
タイミング制御のトリガとして使用される。また、排紙
ローラ16は、CPU29の制御により、排紙モータ
(本実施形態ではステッピングモータにて構成)32に
て駆動される。なお、本実施形態では、各モータ30〜
33,38は各々独立に駆動可能に構成されている。
【0018】さらに、ADF1には、ヒンジ等からなる
本体2側のリフトアップ手段(図示せず)にて、ADF
1がリフトアップされたことを検知するためのリフトア
ップセンサ(光学式反射形センサ)37を有する。一
方、本体2には、図1に示すミラー3及び光源4を含む
画像読取部、図示していない画像形成部、等を備える。
この画像読取部は、ミラー3、光源4、結像レンズ、シ
ェーディング板、光電変換素子(CCDラインセン
サ)、スキャナモータ、等から構成されており、圧板モ
ードあるいは自動給紙モードでコンタクトガラス19上
に載置された原稿5に、光源4からの光を照射し、副走
査方向に順次移動しながら1ライン単位で原稿5からの
反射光をミラー及び結像レンズを介してCCDラインセ
ンサの受光面に結像し、原稿5の画像面を順次画像信号
(画像データ)に変換するようになっている。また、前
記画像形成部は、図示していない走査光学系、ミラー等
の書き込み光学系、感光体、現像装置、転写装置、分離
装置、定着装置、等からなり、画像読取部にて得られた
画像信号に変倍処理等の画像処理を施した後、周知の電
子写真プロセスによって画像形成するようになってい
る。すなわち、前記書き込み系にて書き込み動作が行わ
れ、前記感光体上に静電潜像を形成し、その静電潜像に
トナーを付着させて現像し顕像化する。この画像形成動
作とタイミングを合わせて、原稿サイズに対応する給紙
カセット(図示せず)のコピー用紙を供給し、前記感光
体上のトナー像がそのコピー用紙に転写される。転写後
のコピー用紙は前記感光体から分離され、前記定着装置
にてトナー像が定着された後、排紙される。
本体2側のリフトアップ手段(図示せず)にて、ADF
1がリフトアップされたことを検知するためのリフトア
ップセンサ(光学式反射形センサ)37を有する。一
方、本体2には、図1に示すミラー3及び光源4を含む
画像読取部、図示していない画像形成部、等を備える。
この画像読取部は、ミラー3、光源4、結像レンズ、シ
ェーディング板、光電変換素子(CCDラインセン
サ)、スキャナモータ、等から構成されており、圧板モ
ードあるいは自動給紙モードでコンタクトガラス19上
に載置された原稿5に、光源4からの光を照射し、副走
査方向に順次移動しながら1ライン単位で原稿5からの
反射光をミラー及び結像レンズを介してCCDラインセ
ンサの受光面に結像し、原稿5の画像面を順次画像信号
(画像データ)に変換するようになっている。また、前
記画像形成部は、図示していない走査光学系、ミラー等
の書き込み光学系、感光体、現像装置、転写装置、分離
装置、定着装置、等からなり、画像読取部にて得られた
画像信号に変倍処理等の画像処理を施した後、周知の電
子写真プロセスによって画像形成するようになってい
る。すなわち、前記書き込み系にて書き込み動作が行わ
れ、前記感光体上に静電潜像を形成し、その静電潜像に
トナーを付着させて現像し顕像化する。この画像形成動
作とタイミングを合わせて、原稿サイズに対応する給紙
カセット(図示せず)のコピー用紙を供給し、前記感光
体上のトナー像がそのコピー用紙に転写される。転写後
のコピー用紙は前記感光体から分離され、前記定着装置
にてトナー像が定着された後、排紙される。
【0019】次に、本実施形態の複写機の制御部(=制
御手段)の構成について説明する。図5に示すように、
複写機の本体2に装着されたADF1には、ADF1の
動作を制御するCPU29及びRAM28を有し、その
CPU29は、原稿セットセンサ21、最下降位置セン
サ25、給紙適正位置センサ27を含む各センサからの
信号、各モータ30〜33,38からの信号、及び本体
2とのシリアル通信手段を介して送信された給紙開始信
号等の制御信号、あるいは給紙カバー23や排紙カバー
24が開いていることを示すカバーオープン信号、等を
入力する。また、CPU29は、各センサ等からの検知
情報を本体2側のCPU41に送信すると共に、CPU
41から送信される制御信号に基づいて、各モータ30
〜33,38の駆動を制御する。例えば、原稿セットセ
ンサ21が、原稿テーブル6に原稿5がセットされたこ
とを検知すると、その検知情報は、CPU29によって
前記シリアル通信手段を介し原稿セット信号としてCP
U41へ送信される。あるいは、リフトアップセンサ3
7が、ADF1が前記ヒンジを支点にリフトアップされ
た状態にあることを検知すると、その検知情報は、CP
U29によって前記シリアル通信手段を介しリフトアッ
プ信号としてCPU41へ送信される。また、CPU2
9は、本体2の操作部43に設けられたスタートボタン
(図示せず)の押下により、本体2側から送信された給
紙開始信号を受信入力するようになっている。この給紙
開始信号は、呼出コロ8を駆動回転して原稿テーブル6
上の原稿5を給紙する動作を開始させるものである。
御手段)の構成について説明する。図5に示すように、
複写機の本体2に装着されたADF1には、ADF1の
動作を制御するCPU29及びRAM28を有し、その
CPU29は、原稿セットセンサ21、最下降位置セン
サ25、給紙適正位置センサ27を含む各センサからの
信号、各モータ30〜33,38からの信号、及び本体
2とのシリアル通信手段を介して送信された給紙開始信
号等の制御信号、あるいは給紙カバー23や排紙カバー
24が開いていることを示すカバーオープン信号、等を
入力する。また、CPU29は、各センサ等からの検知
情報を本体2側のCPU41に送信すると共に、CPU
41から送信される制御信号に基づいて、各モータ30
〜33,38の駆動を制御する。例えば、原稿セットセ
ンサ21が、原稿テーブル6に原稿5がセットされたこ
とを検知すると、その検知情報は、CPU29によって
前記シリアル通信手段を介し原稿セット信号としてCP
U41へ送信される。あるいは、リフトアップセンサ3
7が、ADF1が前記ヒンジを支点にリフトアップされ
た状態にあることを検知すると、その検知情報は、CP
U29によって前記シリアル通信手段を介しリフトアッ
プ信号としてCPU41へ送信される。また、CPU2
9は、本体2の操作部43に設けられたスタートボタン
(図示せず)の押下により、本体2側から送信された給
紙開始信号を受信入力するようになっている。この給紙
開始信号は、呼出コロ8を駆動回転して原稿テーブル6
上の原稿5を給紙する動作を開始させるものである。
【0020】なお、RAM28には、原稿セットセンサ
21、第1給紙センサ14、及び第2給紙センサ15の
原稿検知情報を基にして算出された搬送方向の原稿サイ
ズ、あるいは幅方向の原稿サイズ等の必要データが記憶
される。また、RAM28には、予め設定された底板7
の既定移動量(載置原稿が1枚の場合の上昇停止位置か
ら下降停止位置までの距離)Lに余裕度αを加えた値
(L+α)が、底板異常検出時の底板7の移動量として
記憶される。
21、第1給紙センサ14、及び第2給紙センサ15の
原稿検知情報を基にして算出された搬送方向の原稿サイ
ズ、あるいは幅方向の原稿サイズ等の必要データが記憶
される。また、RAM28には、予め設定された底板7
の既定移動量(載置原稿が1枚の場合の上昇停止位置か
ら下降停止位置までの距離)Lに余裕度αを加えた値
(L+α)が、底板異常検出時の底板7の移動量として
記憶される。
【0021】一方、複写機の本体2には、装置全体を制
御するCPU41及びRAM42を有し、そのCPU4
1は、本体1側の各種センサ44からの信号、入出力部
(図示していない駆動モータ、クラッチ類等の各種負
荷)45からの信号、及び操作部43での設定情報信
号、前記シリアル通信手段を介してADF1のCPU2
9や各センサから送信された信号、あるいは原稿ジャム
やサービスマンコール等の情報信号、等を入力する。ま
た、CPU41は、こうして入力された信号に基づい
て、入出力部45の駆動制御や操作部43のLCD表示
器(図示せず)における表示制御等を行う。また、CP
U41は、ADF1に対し、呼出コロ8を駆動回転させ
て給紙動作を開始させるための給紙開始信号を含む各種
制御信号を送信し、CPU29に指示してADF1の給
紙動作を制御するようになっている。なお、操作部43
には、図示していないスタートボタンやテンキー等の各
種ボタンキー、及び前記LCD表示器等を有し、各動作
モード(例えば、原稿テーブル6上に載置された原稿5
を読取位置まで自動搬送する自動搬送モード、あるいは
ADF1を圧板として使用する圧板モード等)の設定、
あるいは動作開始/停止指示が使用者の操作で可能なよ
うになっている。また、前記LCD表示器には、ADF
1からの原稿ジャム通知や底板7の上昇/下降異常通知
によって、その旨を表示するようになっている。
御するCPU41及びRAM42を有し、そのCPU4
1は、本体1側の各種センサ44からの信号、入出力部
(図示していない駆動モータ、クラッチ類等の各種負
荷)45からの信号、及び操作部43での設定情報信
号、前記シリアル通信手段を介してADF1のCPU2
9や各センサから送信された信号、あるいは原稿ジャム
やサービスマンコール等の情報信号、等を入力する。ま
た、CPU41は、こうして入力された信号に基づい
て、入出力部45の駆動制御や操作部43のLCD表示
器(図示せず)における表示制御等を行う。また、CP
U41は、ADF1に対し、呼出コロ8を駆動回転させ
て給紙動作を開始させるための給紙開始信号を含む各種
制御信号を送信し、CPU29に指示してADF1の給
紙動作を制御するようになっている。なお、操作部43
には、図示していないスタートボタンやテンキー等の各
種ボタンキー、及び前記LCD表示器等を有し、各動作
モード(例えば、原稿テーブル6上に載置された原稿5
を読取位置まで自動搬送する自動搬送モード、あるいは
ADF1を圧板として使用する圧板モード等)の設定、
あるいは動作開始/停止指示が使用者の操作で可能なよ
うになっている。また、前記LCD表示器には、ADF
1からの原稿ジャム通知や底板7の上昇/下降異常通知
によって、その旨を表示するようになっている。
【0022】次に、本実施形態の自動給紙モードにおけ
るADF1の動作について述べる。原稿テーブル6に積
載され、給紙方向側が原稿突き当て部材22に当接する
ようにセットされた原稿5は、底板昇降モータ33の駆
動で底板7が下降停止位置から上昇停止位置へと上昇す
るのに伴って上方へ移動し、これに先立ってホームポジ
ションから下降した呼出コロ8により加圧される。この
後、前記スタートボタンが押下され、呼出コロ8が回転
することによって、原稿5の最上位から、分離ベルト9
及び分離コロ10で構成された分離機構へ給紙する。そ
の分離機構で1枚ずつ分離された原稿は、第1搬送ロー
ラ11、第2搬送ローラ12、及び搬送ベルト13でコ
ンタクトガラス19へ搬送され、前記露光部の露光でC
CD等の光学素子により画像データが読み取られる。こ
の際、原稿先端が原稿スケール20に位置するように停
止させる。
るADF1の動作について述べる。原稿テーブル6に積
載され、給紙方向側が原稿突き当て部材22に当接する
ようにセットされた原稿5は、底板昇降モータ33の駆
動で底板7が下降停止位置から上昇停止位置へと上昇す
るのに伴って上方へ移動し、これに先立ってホームポジ
ションから下降した呼出コロ8により加圧される。この
後、前記スタートボタンが押下され、呼出コロ8が回転
することによって、原稿5の最上位から、分離ベルト9
及び分離コロ10で構成された分離機構へ給紙する。そ
の分離機構で1枚ずつ分離された原稿は、第1搬送ロー
ラ11、第2搬送ローラ12、及び搬送ベルト13でコ
ンタクトガラス19へ搬送され、前記露光部の露光でC
CD等の光学素子により画像データが読み取られる。こ
の際、原稿先端が原稿スケール20に位置するように停
止させる。
【0023】また、本実施形態においては、第1給紙セ
ンサ14及び第2給紙センサ15により検知された原稿
長さの情報は、原稿が画像の読み取りのためにコンタク
トガラス19上に搬送、停止した時点でRAM28に記
憶される。前記原稿長さの算出方法としては、前述のよ
うに給紙モータ30と搬送モータ31はステッピングモ
ータにて構成されているので、例えば、給紙モータ30
の1ステップ当りの原稿送り量に、給紙時に第1給紙セ
ンサ14が原稿有りを検知している間の駆動ステップ数
を乗じることにより原稿毎に求める。求めた原稿長さに
ついては、例えばコンタクトガラス19上の原稿が1枚
であれば、その原稿の長さはRAM28の内の第1記憶
メモリに記憶され、また、コンタクトガラス19上の原
稿が複数枚あれば、さらに2枚目の原稿の長さは第2記
憶メモリに、3枚目の原稿の長さは第3記憶メモリに、
というように各原稿の長さが順次記憶される。このよう
に構成するのは、前述のように給紙モータ30と搬送モ
ータ31は各々独立に駆動可能なので、コンタクトガラ
ス19上の原稿を排紙してから次原稿の給紙を行うか、
コンタクトガラス19上に複数の原稿を並べるのか、ま
た並べた原稿の間隔をどの程度にするのかを任意に変更
できることに対応するためである。こうして、最上位の
原稿5より順次給紙され、最終原稿の給紙が終了する
と、原稿先端部を持ち上げていた底板7が、下降停止位
置まで下降し、最下降位置センサ25が底板7の底板フ
ィラ84を検知すると、その位置で底板7が停止する。
ンサ14及び第2給紙センサ15により検知された原稿
長さの情報は、原稿が画像の読み取りのためにコンタク
トガラス19上に搬送、停止した時点でRAM28に記
憶される。前記原稿長さの算出方法としては、前述のよ
うに給紙モータ30と搬送モータ31はステッピングモ
ータにて構成されているので、例えば、給紙モータ30
の1ステップ当りの原稿送り量に、給紙時に第1給紙セ
ンサ14が原稿有りを検知している間の駆動ステップ数
を乗じることにより原稿毎に求める。求めた原稿長さに
ついては、例えばコンタクトガラス19上の原稿が1枚
であれば、その原稿の長さはRAM28の内の第1記憶
メモリに記憶され、また、コンタクトガラス19上の原
稿が複数枚あれば、さらに2枚目の原稿の長さは第2記
憶メモリに、3枚目の原稿の長さは第3記憶メモリに、
というように各原稿の長さが順次記憶される。このよう
に構成するのは、前述のように給紙モータ30と搬送モ
ータ31は各々独立に駆動可能なので、コンタクトガラ
ス19上の原稿を排紙してから次原稿の給紙を行うか、
コンタクトガラス19上に複数の原稿を並べるのか、ま
た並べた原稿の間隔をどの程度にするのかを任意に変更
できることに対応するためである。こうして、最上位の
原稿5より順次給紙され、最終原稿の給紙が終了する
と、原稿先端部を持ち上げていた底板7が、下降停止位
置まで下降し、最下降位置センサ25が底板7の底板フ
ィラ84を検知すると、その位置で底板7が停止する。
【0024】一方、画像の読み取りが終了し、排紙部7
0に到達した原稿は排紙センサ18にて検知され、排紙
ローラ16の駆動により排紙トレイ17に排出される。
原稿の排出が1枚完了する度に、前記第2記憶メモリの
内容を第1記憶メモリに、第3記憶メモリの内容を第2
記憶メモリに、というように原稿長さをシフトして記憶
する。なお、搬送モータ31はステッピングモータにて
構成されているので、原稿が前記排紙部70に搬送され
ている間に、例えば、搬送モータ31のパルスをカウン
トし、それに搬送モータ31の1ステップ当りの原稿送
り量を乗じることにより、搬送ベルト13での原稿搬送
距離を知ることができる。さらに、排紙部70の排紙セ
ンサ18により、排紙JAM及び排紙減速タイミング検
知が行われる。例えば、排紙JAM検知については、原
稿の先端が排紙センサ18を通過した後の排紙モータ3
2のパルスをカウントし、それに排紙モータ32の1ス
テップ当りの原稿送り量を乗じることにより、センサ通
過後の排紙ローラ16での原稿搬送距離を知り、前記原
稿長さと比較することによって行われる。従って、原稿
長さ及び原稿の搬送距離を搬送速度の変化に影響される
ことなく正確に知り、原稿サイズに応じてJAM検知の
際の搬送距離による判断基準を変更できる。
0に到達した原稿は排紙センサ18にて検知され、排紙
ローラ16の駆動により排紙トレイ17に排出される。
原稿の排出が1枚完了する度に、前記第2記憶メモリの
内容を第1記憶メモリに、第3記憶メモリの内容を第2
記憶メモリに、というように原稿長さをシフトして記憶
する。なお、搬送モータ31はステッピングモータにて
構成されているので、原稿が前記排紙部70に搬送され
ている間に、例えば、搬送モータ31のパルスをカウン
トし、それに搬送モータ31の1ステップ当りの原稿送
り量を乗じることにより、搬送ベルト13での原稿搬送
距離を知ることができる。さらに、排紙部70の排紙セ
ンサ18により、排紙JAM及び排紙減速タイミング検
知が行われる。例えば、排紙JAM検知については、原
稿の先端が排紙センサ18を通過した後の排紙モータ3
2のパルスをカウントし、それに排紙モータ32の1ス
テップ当りの原稿送り量を乗じることにより、センサ通
過後の排紙ローラ16での原稿搬送距離を知り、前記原
稿長さと比較することによって行われる。従って、原稿
長さ及び原稿の搬送距離を搬送速度の変化に影響される
ことなく正確に知り、原稿サイズに応じてJAM検知の
際の搬送距離による判断基準を変更できる。
【0025】次に、図6を参照しながら、本実施形態に
おける底板上昇制御及び底板異常時の表示制御について
詳細に説明する。本実施形態においては、ステッピング
モータからなる底板昇降モータ33の駆動パルス数を変
更することにより、底板7の上下移動量を任意に変化さ
せる。なお、底板7の移動量(距離)は、底板昇降モー
タ33のパルスをカウントし、それに1ステップ当りの
移動量を乗じることによって求められる。なお、前述の
ように底板7の既定移動量をLとし、余裕度をαとし
て、(L+α)を底板7の移動量とする。この既定移動
量Lは、載置原稿が1枚の場合、底板7の底板フィラ8
4が最下降位置センサ25に検知される下降停止位置か
ら給紙適正位置フィラ82が給紙適正位置センサ27に
検知される上昇停止位置までの距離である。
おける底板上昇制御及び底板異常時の表示制御について
詳細に説明する。本実施形態においては、ステッピング
モータからなる底板昇降モータ33の駆動パルス数を変
更することにより、底板7の上下移動量を任意に変化さ
せる。なお、底板7の移動量(距離)は、底板昇降モー
タ33のパルスをカウントし、それに1ステップ当りの
移動量を乗じることによって求められる。なお、前述の
ように底板7の既定移動量をLとし、余裕度をαとし
て、(L+α)を底板7の移動量とする。この既定移動
量Lは、載置原稿が1枚の場合、底板7の底板フィラ8
4が最下降位置センサ25に検知される下降停止位置か
ら給紙適正位置フィラ82が給紙適正位置センサ27に
検知される上昇停止位置までの距離である。
【0026】まず、制御部は原稿セット時、原稿突き当
て部材22にその先端が当接するように原稿テーブル6
に複数の原稿5が載置され、原稿セットセンサ21によ
って原稿セットが検知されると、呼出コロ昇降モータ3
8を駆動する。このとき、図4(a)、(b)に示した
ように上下カム80が回転して呼出コロ8及び呼出コロ
ブラケット81が下降するので、これと連動する給紙適
正位置フィラ82が給紙適正位置センサ27から外れ、
給紙適正位置センサ27はONとなる。
て部材22にその先端が当接するように原稿テーブル6
に複数の原稿5が載置され、原稿セットセンサ21によ
って原稿セットが検知されると、呼出コロ昇降モータ3
8を駆動する。このとき、図4(a)、(b)に示した
ように上下カム80が回転して呼出コロ8及び呼出コロ
ブラケット81が下降するので、これと連動する給紙適
正位置フィラ82が給紙適正位置センサ27から外れ、
給紙適正位置センサ27はONとなる。
【0027】次に、制御部は底板7が移動量(L+α)
だけ上昇するように底板昇降モータ33をその駆動パル
ス数によって駆動制御する。このとき、呼出コロ8は前
述のように下降しているので、底板7は、原稿テーブル
6に載置された原稿5の上面が呼出コロ8に当接した状
態で上昇する。この後、制御部は底板昇降モータ33の
駆動パルス数に基づき、底板7が移動量(L+α)だけ
上昇したかを判断する。そして、底板昇降モータ33を
移動量(L+α)に相当するパルス数だけ上昇駆動して
も、給紙適正位置フィラ82が給紙適正位置センサ27
によって検知されなかった場合は、原稿JAMあるいは
底板異常が発生したものと判断し(ステップ601)、
底板昇降モータ33を停止し、さらに底板昇降モータ3
3を下降駆動して底板7をホームポジションまで下降さ
せて、操作部43の表示器に原稿JAMが発生した旨を
表示する(ステップ602)。
だけ上昇するように底板昇降モータ33をその駆動パル
ス数によって駆動制御する。このとき、呼出コロ8は前
述のように下降しているので、底板7は、原稿テーブル
6に載置された原稿5の上面が呼出コロ8に当接した状
態で上昇する。この後、制御部は底板昇降モータ33の
駆動パルス数に基づき、底板7が移動量(L+α)だけ
上昇したかを判断する。そして、底板昇降モータ33を
移動量(L+α)に相当するパルス数だけ上昇駆動して
も、給紙適正位置フィラ82が給紙適正位置センサ27
によって検知されなかった場合は、原稿JAMあるいは
底板異常が発生したものと判断し(ステップ601)、
底板昇降モータ33を停止し、さらに底板昇降モータ3
3を下降駆動して底板7をホームポジションまで下降さ
せて、操作部43の表示器に原稿JAMが発生した旨を
表示する(ステップ602)。
【0028】この原稿JAM表示によって、前述のよう
な動作(例えば、給紙カバー23の開閉等)が行われる
と(ステップ603)、制御部は呼出コロ昇降モータ3
8を駆動して上下カム80をホームポジションに戻して
から1回転させ、呼出コロブラケット81を昇降移動さ
せる(ステップ604)。その結果、呼出コロ8の昇降
に応じて給紙適正位置センサ27がON/OFFに切り
替わると、制御部はその信号の変化に基づき、給紙適正
位置フィラ82及び給紙適正位置センサ27が正常であ
ると判断すると共に、底板異常の原因は底板昇降モータ
33を含む底板昇降機構にあると判断して(ステップ6
05のYES)、操作部43に底板昇降機構の異常表示
を行わせる(ステップ606)。
な動作(例えば、給紙カバー23の開閉等)が行われる
と(ステップ603)、制御部は呼出コロ昇降モータ3
8を駆動して上下カム80をホームポジションに戻して
から1回転させ、呼出コロブラケット81を昇降移動さ
せる(ステップ604)。その結果、呼出コロ8の昇降
に応じて給紙適正位置センサ27がON/OFFに切り
替わると、制御部はその信号の変化に基づき、給紙適正
位置フィラ82及び給紙適正位置センサ27が正常であ
ると判断すると共に、底板異常の原因は底板昇降モータ
33を含む底板昇降機構にあると判断して(ステップ6
05のYES)、操作部43に底板昇降機構の異常表示
を行わせる(ステップ606)。
【0029】一方、呼出コロ8の昇降に応じて給紙適正
位置センサ27がON/OFFに切り替わらない場合
は、制御部はその信号が変化しないことによって、給紙
適正位置フィラ82又は給紙適正位置センサ27が異常
であると判断して(ステップ605のNO)、操作部4
3に給紙適正位置フィラ82又は給紙適正位置センサ2
7の異常表示を行わせる(ステップ607)。
位置センサ27がON/OFFに切り替わらない場合
は、制御部はその信号が変化しないことによって、給紙
適正位置フィラ82又は給紙適正位置センサ27が異常
であると判断して(ステップ605のNO)、操作部4
3に給紙適正位置フィラ82又は給紙適正位置センサ2
7の異常表示を行わせる(ステップ607)。
【0030】本実施形態によれば、底板上昇時に給紙適
正位置センサ27が呼出コロ8と連動する給紙適正位置
フィラ82を検知する際の信号(検知情報)によって異
常の有無を判断し、異常が発生した場合は原稿JAM表
示を行い、この原稿JAMの処理終了後に呼出コロ昇降
モータ38を昇降駆動し、呼出コロ8の昇降動作(すな
わち、給紙適正位置フィラ82の昇降動作)に伴って給
紙適正位置センサ27がON/OFFする際の信号の変
化に基づいて、底板異常の原因が底板昇降モータ33を
含む底板昇降機構にあるのか給紙適正位置フィラ82又
は給紙適正位置センサ27にあるのかを判断し、その旨
を操作部43に表示することができる。従って、使用者
は1回の原稿JAM処理のみで底板異常の原因を認識
し、底板異常時の装置の破損を防ぐと共に無駄な作業を
省いて適切な処理を短時間に行うことが可能である。
正位置センサ27が呼出コロ8と連動する給紙適正位置
フィラ82を検知する際の信号(検知情報)によって異
常の有無を判断し、異常が発生した場合は原稿JAM表
示を行い、この原稿JAMの処理終了後に呼出コロ昇降
モータ38を昇降駆動し、呼出コロ8の昇降動作(すな
わち、給紙適正位置フィラ82の昇降動作)に伴って給
紙適正位置センサ27がON/OFFする際の信号の変
化に基づいて、底板異常の原因が底板昇降モータ33を
含む底板昇降機構にあるのか給紙適正位置フィラ82又
は給紙適正位置センサ27にあるのかを判断し、その旨
を操作部43に表示することができる。従って、使用者
は1回の原稿JAM処理のみで底板異常の原因を認識
し、底板異常時の装置の破損を防ぐと共に無駄な作業を
省いて適切な処理を短時間に行うことが可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、予め設定された移動量
だけ原稿持ち上げ駆動手段(=底板昇降モータ)を上昇
駆動し、当接検知手段(=給紙適正位置センサ)が当接
部材(給紙適正位置フィラを含む)を検知しない場合
は、原稿持ち上げ駆動手段を下降駆動した後、当接駆動
手段(=呼出コロ昇降モータ)を昇降駆動させるように
したので、その昇降駆動時の給紙適正位置センサの検知
情報から底板異常の原因が底板昇降モータを含む底板の
昇降機構の故障か、給紙適正位置センサの故障であるか
を判断できる。この判断結果を利用することによって、
底板異常時の過剰移動による装置の破損を防ぐと共に無
駄な作業を省いて適切な処理を短時間に行うことが可能
である。
だけ原稿持ち上げ駆動手段(=底板昇降モータ)を上昇
駆動し、当接検知手段(=給紙適正位置センサ)が当接
部材(給紙適正位置フィラを含む)を検知しない場合
は、原稿持ち上げ駆動手段を下降駆動した後、当接駆動
手段(=呼出コロ昇降モータ)を昇降駆動させるように
したので、その昇降駆動時の給紙適正位置センサの検知
情報から底板異常の原因が底板昇降モータを含む底板の
昇降機構の故障か、給紙適正位置センサの故障であるか
を判断できる。この判断結果を利用することによって、
底板異常時の過剰移動による装置の破損を防ぐと共に無
駄な作業を省いて適切な処理を短時間に行うことが可能
である。
【0032】また、本発明によれば、前記当接駆動手段
の昇降駆動時、当接検知手段の検知情報の変化から原稿
持ち上げ駆動手段を含む原稿持ち上げ手段の昇降機構の
異常有無を判断し、あるいは、当接検知手段又は当接部
材の異常有無を判断するようにしたので、底板異常の原
因が底板の昇降機構の故障か、給紙適正位置センサの故
障であるかを判断することができる。この判断結果を利
用することによって、底板異常時の過剰移動による装置
の破損を防ぐと共に無駄な作業を省いて適切な処理を短
時間に行うことが可能である。
の昇降駆動時、当接検知手段の検知情報の変化から原稿
持ち上げ駆動手段を含む原稿持ち上げ手段の昇降機構の
異常有無を判断し、あるいは、当接検知手段又は当接部
材の異常有無を判断するようにしたので、底板異常の原
因が底板の昇降機構の故障か、給紙適正位置センサの故
障であるかを判断することができる。この判断結果を利
用することによって、底板異常時の過剰移動による装置
の破損を防ぐと共に無駄な作業を省いて適切な処理を短
時間に行うことが可能である。
【0033】さらに、本発明によれば、前述の判断の結
果を表示手段(=操作部)に表示するようにしたので、
底板異常の原因が底板の昇降機構の故障か、給紙適正位
置センサの故障であるかを判断・表示することができ、
底板異常時の過剰移動による装置の破損を防ぐと共に無
駄な作業を省いて適切な処理を短時間に行うことが可能
である。
果を表示手段(=操作部)に表示するようにしたので、
底板異常の原因が底板の昇降機構の故障か、給紙適正位
置センサの故障であるかを判断・表示することができ、
底板異常時の過剰移動による装置の破損を防ぐと共に無
駄な作業を省いて適切な処理を短時間に行うことが可能
である。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る自動原稿搬送
装置の全体構成図である。
装置の全体構成図である。
【図2】従来の自動原稿搬送装置の全体構成図である。
【図3】図1の底板付近を示す図である。
【図4】図1の呼出コロ付近の詳細を示す図である。
【図5】図1の自動原稿搬送装置の制御部の構成図であ
る。
る。
【図6】図1の自動原稿搬送装置の底板上昇制御時の異
常表示を示すフローチャートである。
常表示を示すフローチャートである。
1 自動原稿搬送装置 2 画像読取装置 5 原稿 6 給紙テーブル 7 底板 8 呼出コロ 21 原稿セットセンサ 25 最下降位置センサ 27 給紙適正位置センサ 28,42 RAM 29,41 CPU 33 底板昇降モータ 38 呼出コロ昇降モータ 43 操作部 80 上下カム 81 呼出コロブラケット 82 給紙適正位置フィラ 83 レバー 84 底板フィラ 90 給紙駆動軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 仁 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA21 ED12 ED30 EE04 FA16 FA22 GB07 2H076 AA06 BA20 BA42 BA46 BA47 BA71 BA76 3F343 FA03 FB02 FC27 FC30 GA02 GB01 GC01 GD01 HA17 HC28 HD07 HD17 LC02 MA02 MA13 MA18 MA23 MA26 MA31 MB02 MB12 MB19 MC07 MC19 MC26 MC28
Claims (7)
- 【請求項1】複数の原稿を積み重ねた状態で収容する収
容手段と、 該収容手段に収容された原稿の給紙方向側を持ち上げ、
所定の上昇停止位置と下降停止位置との間を上下動する
原稿持ち上げ手段と、 該原稿持ち上げ手段を昇降駆動する原稿持ち上げ駆動手
段と、 該原稿持ち上げ駆動手段の上昇駆動時、収容手段に収容
された原稿上面に当接しながら原稿持ち上げ手段と共に
所定の上昇停止位置まで上昇する当接部材と、 該当接部材を昇降駆動する当接駆動手段と、 当接部材が所定の上昇停止位置にあることを検知する当
接検知手段と、 予め設定された移動量だけ原稿持ち上げ駆動手段を上昇
駆動し、当接検知手段が当接部材を検知しない場合は、
原稿持ち上げ駆動手段を下降駆動した後、当接駆動手段
を昇降駆動させるように制御する制御手段と、を備えた
ことを特徴とする自動原稿搬送装置。 - 【請求項2】前記制御手段は、当接駆動手段の昇降駆動
時、当接検知手段の検知情報の変化から原稿持ち上げ駆
動手段を含む原稿持ち上げ手段の昇降機構の異常有無を
判断することを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送
装置。 - 【請求項3】前記制御手段は、当接駆動手段の昇降駆動
時、当接検知手段の検知情報の変化から該当接検知手段
又は当接部材の異常有無を判断することを特徴とする請
求項1記載の自動原稿搬送装置。 - 【請求項4】前記制御手段による異常有無の判断結果を
表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項2又
は3記載の自動原稿搬送装置。 - 【請求項5】複数の原稿を積み重ねた状態で収容する収
容手段と、該収容手段に収容された原稿の給紙方向側を
持ち上げ、所定の上昇停止位置と下降停止位置との間を
上下動する原稿持ち上げ手段と、該原稿持ち上げ手段を
昇降駆動する原稿持ち上げ駆動手段と、該原稿持ち上げ
駆動手段の上昇駆動時、収容手段に収容された原稿上面
に当接しながら原稿持ち上げ手段と共に所定の上昇停止
位置まで上昇する当接部材と、該当接部材を昇降駆動す
る当接駆動手段と、当接部材が所定の上昇停止位置にあ
ることを検知する当接検知手段と、を備えた自動原稿搬
送装置の制御方法であって、 予め設定された移動量だけ原稿持ち上げ駆動手段を上昇
駆動する上昇駆動ステップと、 原稿持ち上げ手段の上昇に伴い、該原稿持ち上げ手段に
当接・上昇する当接部材を当接検知手段が検知する当接
部材検知ステップと、 原稿持ち上げ手段に当接・上昇する当接部材を当接検知
手段が検知しない場合は、原稿持ち上げ駆動手段を下降
駆動する下降駆動ステップと、 当接駆動手段を昇降駆動させる昇降駆動ステップと、を
有することを特徴とする自動原稿搬送装置の制御方法。 - 【請求項6】前記原稿持ち上げ手段の上昇時における異
常の有無及び原因を表示する表示手段を備え、 当接駆動手段の昇降駆動時、当接検知手段の検知情報の
変化から原稿持ち上げ駆動手段を含む原稿持ち上げ手段
の昇降機構の異常有無を判断する判断ステップと、 該判断ステップの判断結果を基に原稿持ち上げ手段の異
常の有無及び原因を表示する表示ステップと、を有する
ことを特徴とする請求項5記載の自動原稿搬送装置の制
御方法。 - 【請求項7】前記判断ステップでは、当接駆動手段の昇
降駆動時、当接検知手段の検知情報の変化から、原稿持
ち上げ駆動手段を含む原稿持ち上げ手段の昇降機構と当
接検知手段又は当接部材の何れが異常かを判断すること
を特徴とする請求項6記載の自動原稿搬送装置の制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10268764A JP2000095358A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 自動原稿搬送装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10268764A JP2000095358A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 自動原稿搬送装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000095358A true JP2000095358A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17462996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10268764A Pending JP2000095358A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | 自動原稿搬送装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000095358A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007119098A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Kyocera Mita Corp | 自動給紙装置及び画像読取装置 |
JP2008050144A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Kyocera Mita Corp | シート材搬送装置及び画像形成装置 |
US7845631B2 (en) | 2006-01-30 | 2010-12-07 | Kyocera Mita Corporation | Transporting device and image forming apparatus |
JP2019099360A (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-24 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート給送装置、及び画像形成装置 |
-
1998
- 1998-09-22 JP JP10268764A patent/JP2000095358A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007119098A (ja) * | 2005-10-25 | 2007-05-17 | Kyocera Mita Corp | 自動給紙装置及び画像読取装置 |
US7845631B2 (en) | 2006-01-30 | 2010-12-07 | Kyocera Mita Corporation | Transporting device and image forming apparatus |
JP2008050144A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Kyocera Mita Corp | シート材搬送装置及び画像形成装置 |
JP2019099360A (ja) * | 2017-12-07 | 2019-06-24 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート給送装置、及び画像形成装置 |
JP7147159B2 (ja) | 2017-12-07 | 2022-10-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート給送装置、及び画像形成装置 |
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