JP2002255396A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2002255396A
JP2002255396A JP2001050561A JP2001050561A JP2002255396A JP 2002255396 A JP2002255396 A JP 2002255396A JP 2001050561 A JP2001050561 A JP 2001050561A JP 2001050561 A JP2001050561 A JP 2001050561A JP 2002255396 A JP2002255396 A JP 2002255396A
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uppermost
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JP2001050561A
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English (en)
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Satoshi Kono
智 河野
Toshihiko Seike
俊彦 清家
Takashi Hori
孝志 堀
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最も上側の用紙を上限まで持ち上げたことを検
出する検出機構が故障した場合であっても、給紙トレイ
の底板の過剰な上昇を判定して防止する。 【解決手段】給紙カセット25内の最も上側の記録用紙
Pが第2高さに達すると、上限検出センサ27の検出出
力がオンとなり、給紙カセット25の底板38の先端側
の上昇が停止される。上限検出センサ27に異常が発生
しても、用紙検出センサ28の検出出力がオンとなって
からの中途経過時間が第1時間に達すると、最も上側の
記録用紙Pが第2高さまで持ち上げられたとみなされ
て、給紙カセット25の底板38の上昇が停止される。
また、上限検出センサ27及び用紙検出センサ28のい
ずれにも異常が発生したときには、中途経過時間が第1
時間に達するか、上昇経過時間が第2時間に達すると、
給紙カセット25の底板38の上昇が停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、及びファクシミリ装置等の画像形成装置に適用さ
れ、記録用紙を収納し供給するための給紙装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、この種の画像形成装置にお
いては、多数の記録用紙を給紙カセットに積層して収容
しておき、この給紙カセットから記録用紙を1枚ずつ引
き出し、感光体ドラム等の表面に形成されたトナー像を
記録用紙に転写して定着した後、この記録用紙を排出す
る。
【0003】給紙カセット内の各記録用紙を1枚ずつ速
やかに引き出すために、給紙カセットの底板を持ち上げ
て、給紙カセット内の最も上側の用紙をコロに圧接し、
このコロを回転駆動することにより、最も上側の用紙の
みを引き出している。また、給紙カセット内の最も上側
の用紙が上限まで持ち上がったか否かを常に検出してお
り、最も上側の用紙が上限まで持ち上がったときには、
給紙カセットの底板を持ち上げるための駆動機構を停止
させている。尚、給紙カセット内の記録用紙を供給し尽
くした場合は、記録用紙の代わりに、給紙カセットの底
板を上限の位置で検出し、底板を持ち上げるための駆動
機構を停止させることになる。
【0004】ところが、給紙カセットの底板を上限まで
持ち上げたことを検出するための検出機構が何等かの原
因で故障した場合は、これを検出することができず、給
紙トレイの底板が過剰に上昇し、底板や周辺部品等の破
損を招いた。
【0005】このため、従来は、例えば給紙カセットが
画像形成装置にセットされ、給紙カセットの底板の持ち
上げが開始された時点から一定時間(例えば10秒)を
経過すると、最も上側の用紙を上限まで持ち上げたこと
が検出されなくても、底板を過剰に上昇させているとみ
なして、底板の持ち上げを停止させて、異常発生のエラ
ーメッセージを表示していた。
【0006】また、特開平9−183523号公報に記
載の装置では、給紙カセットの底板の持ち上げが開始さ
れた時点から一定時間を経過しても、最も上側の用紙を
上限まで持ち上げたことが検出されない場合は、底板の
持ち上げを停止させて、底板を逆に一定高さだけ下降さ
せている。これにより、底板や周辺部品等の破損を防止
したり、メンテナンスの容易化を図っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、給
紙カセットの大容量化、つまり給紙カセット内での記録
用紙の積層枚数の増大化が図られている。多数の記録用
紙が給紙カセットにセットされた場合は、給紙カセット
に収納される記録用紙の積層高さが高く、給紙カセット
の底板の持ち上げが開始されてから、最も上側の用紙が
上限の位置に達するまでに、僅かの時間が費やされる。
しかしながら、給紙カセットが大容量化されても、少数
の記録用紙のみが給紙カセットにセットされ、給紙カセ
ットに収納される記録用紙の積層高さが低いことがあ
る。この場合は、給紙カセットの底板の持ち上げが開始
されてから、最も上側の用紙が上限の位置に達するまで
に、長い時間が費やされる。
【0008】この様に上限の位置に達するまでの時間が
短くなったり長くなるため、上記従来の装置の様に、給
紙カセットの底板を上限まで持ち上げたことを検出する
ための検出機構が故障した場合に、給紙カセットの底板
の持ち上げが開始された時点からの一定時間を基準にし
て、底板を過剰に上昇させているか否かを判定すること
ができなくなった。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、最も上側の用紙を上限まで持
ち上げたことを検出する検出機構が故障した場合であっ
ても、給紙トレイの底板の過剰な上昇を判定して防止す
ることが可能な給紙装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数の用紙を積層して収納する給紙カセ
ットと、給紙カセットの底を上昇駆動する底上昇駆動手
段と、底上昇駆動手段による給紙カセットの底の上昇駆
動に際し、給紙カセット内の最も上側の用紙が予め設定
された高さに達したことを検出する用紙検出手段と、給
紙カセット内の最も上側の用紙が予め設定された上限の
高さに達したことを検出する上限検出手段と、底上昇駆
動手段を制御する制御手段とを備え、制御手段は、上限
検出手段により給紙カセット内の最も上側の用紙が検出
された場合は、底上昇駆動手段による上昇駆動を停止
し、用紙検出手段により給紙カセット内の最も上側の用
紙が検出されてから、予め設定された第1時間が経過し
ても、上限検出手段により給紙カセット内の最も上側の
用紙が検出されなかった場合は、底上昇駆動手段による
上昇駆動を停止している。
【0011】この様な構成の本発明によれば、上限検出
手段により給紙カセット内の最も上側の用紙が検出され
ると、給紙カセットの底を上昇させることを停止してい
る。また、上限検出手段による検出がなされなくても、
用紙検出手段により給紙カセット内の最も上側の用紙が
検出されてから、第1時間が経過すると、給紙カセット
の底を上昇させることを停止している。ここで、上限検
出手段による検出位置と用紙検出手段による検出位置間
の距離が一定であるため、給紙カセット内の記録用紙の
積層高さにかかわらず、用紙検出手段による検出時点か
ら上側検出手段による検出時点までの時間が一定とな
る。このため、上限検出手段が故障した場合は、用紙検
出手段による検出から一定の第1時間が経過すると、底
を過剰に上昇させているとみなして、給紙カセットの底
の上昇を停止させている。
【0012】また、本発明においては、底上昇駆動手段
により給紙カセットの底の上昇駆動が開始されてから、
予め設定された第2時間が経過しても、用紙検出手段に
より給紙カセット内の最も上側の用紙が検出されなかっ
た場合は、底上昇駆動手段による上昇駆動を停止してい
る。
【0013】ここでは、給紙カセットの底の上昇を開始
してから、第2時間が経過すると、底の上昇を停止して
いる。これにより、上限検出手段だけでなく、用紙検出
手段が故障しても、給紙カセットの底をいつまでも上昇
させずに済む。
【0014】更に、本発明においては、複数の用紙を積
層して収納する給紙カセットと、給紙カセットの底を上
昇駆動する底上昇駆動手段と、底上昇駆動手段による給
紙カセットの底の上昇駆動に際し、給紙カセット内の最
も上側の用紙が予め設定された上限の高さに達したこと
を検出する上限検出手段と、給紙カセット内の最も上側
の用紙が予め設定された異常高さに達したことを検出す
る異常高さ検出手段と、上限検出手段及び異常高さ検出
手段の少なくとも一方により給紙カセット内の最も上側
の用紙が検出された場合は、底上昇駆動手段による上昇
駆動を停止する制御手段とを備えている。
【0015】ここでは、上限検出手段及び異常高さ検出
手段の少なくとも一方により給紙カセット内の最も上側
の用紙が検出された場合に、給紙カセットの底を上昇さ
せることを停止している。これにより、上限検出手段及
び異常高さ検出手段のいずれかが故障したときでも、給
紙トレイの底の過剰な上昇を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の給紙装置の第1実施形態
が適用された画像形成装置を示す側面図である。図1に
おいて、原稿台1は、透明なガラス等からなり、この上
に原稿Sが載置される。原稿台1の下方には、スキャナ
ー部2が配置されている。スキャナー部2は、原稿台1
上の原稿Sに光を照射する光源3と、原稿Sからの反射
光を点線で示す様な経路で導く各反射鏡4、5、6と、
この反射光を集光して、原稿Sを光電変換素子(以下C
CDと称す)8上に結像させるレンズ7と、原稿Sを読
み取るCCD8とを備えている。光源3は、例えばハロ
ゲンヘッドランプ、熱陰極蛍光ランプ、UV蛍光ランプ
等である。
【0018】CCD8は、原稿Sを読み取ると、原稿S
を示す画像データをレーザスキャンニングユニット(以
下LSUと称す)16に出力する。LSU16は、画像
データに応じてレーザ光を変調し、このレーザ光を感光
体ドラム22の表面に照射する。感光体ドラム22は、
一方向に回転しており、その表面を主帯電器18により
均一に帯電されてから、レーザ光を照射されて、その表
面に静電潜像を形成する。現像装置23は、感光体ドラ
ム22表面の静電潜像をトナーにより現像し、トナー像
を形成する。転写チャージャー19は、搬送されて来た
記録用紙Pに、感光体ドラム22表面のトナー像を転写
する。クリーニング装置17は、感光体ドラム22表面
の残留トナーを除去する。
【0019】一方、給紙カセット25には、多数の記録
用紙Pが収納されている。最も上側の記録用紙Pは、給
紙カセットP先端の呼び込みローラ21によって引き出
され、給紙ローラと摩擦板(または給紙ローラと逆転ロ
ーラ)からなるサバキ部26を介して、感光体ドラム2
2側へと搬送される。記録用紙Pの先端は、レジスト前
検知スイッチ12によって検知され、各PSローラ20
の直前で一旦停止される。そして、記録用紙Pは、感光
体ドラム22からのトナー像の転写タイミングに合わせ
て、各PSローラ20により感光体ドラム22と転写チ
ャージャー19間へと搬送される。
【0020】記録用紙Pは、トナー像を転写されると、
ヒータ15を内蔵する定着ローラ13と定着ローラ14
間を通過して、加熱及び加圧される。これにより、記録
用紙P上のトナー像が定着される。更に、記録用紙P
は、定着紙検知スイッチ11、及び排紙検知スイッチ1
0の部位を通過し、各排紙ローラ9間を通過して、排紙
トレイ24内に排出される。
【0021】この様な画像形成装置においては、原稿の
読み取りサイズを記録用紙Pのサイズよりも大きくする
ことがある。例えば、最大の読み取りサイズをB4と
し、最大の記録用紙PのサイズをA4とする。これは、
大きな原稿を縮小して小さな記録用紙に複写するためで
ある。この場合、原稿を読み取るスキャナー部2のサイ
ズが最も大きくなる。
【0022】さて、本実施形態の給紙装置の給紙カセッ
ト25では、図2に示す様に呼び込みローラ21と給紙
ローラ30が1組となって枠フレーム31内で軸支され
ている。ピックアップアーム32は、枠フレーム31を
貫通して給紙ローラ30の軸に直結されている。また、
ピックアップアーム32は、モータ(図示せず)により
回転駆動され、その回転を給紙ローラ30へと伝達す
る。給紙ローラ30の回転は、枠フレーム31に組み込
まれた各歯車(図示せず)を通じて、呼び込みローラ2
1へと伝達される。
【0023】ソレノイド33は、ピックアップアーム3
2に固定され、枠フレーム31の突起部31aに連結さ
れており、枠フレーム31を矢印A方向に回転させる。
これにより、記録用紙Pの引き出しのために、呼び込み
ローラ21が記録用紙Pに圧接されたり、記録用紙Pの
引き出しを行わないときに、呼び込みローラ21が記録
用紙Pから離間される。
【0024】ここで、呼び込みローラ21を記録用紙P
に圧接して回転させると、呼び込みローラ21により給
紙カセット25内の最も上側の記録用紙Pが引き出さ
れ、給紙ローラ31に導かれる。給紙ローラ31には、
摩擦板(図示せず)を圧接しており、記録用紙Pが給紙
ローラ31と摩擦板間を通って、更に各PSローラ20
へと搬送される。重なった複数の記録用紙Pが呼び込み
ローラ21によって引き出されても、これらの記録用紙
Pは、給紙ローラ31と摩擦板により一枚ずつに分離さ
れて搬送される。
【0025】図2及び図3に示す様に、給紙カセット2
5の底板38の先端側(記録用紙Pが引き出される側)
が持ち上げられ、呼び込みローラ21が最も上側の記録
用紙Pに圧接可能な状態にされる。最も上側の記録用紙
Pを適宜な高さまで持ち上げるために、上限検出センサ
27及び用紙検出センサ28を装置本体側に設けてい
る。
【0026】用紙検出センサ28は、予め設定された第
1高さを検出するものであって、回転アーム36及び透
過型光検知部37を備えている。回転アーム36は、そ
の一端に突起部36aを有し、その他端に枝部36bを
有している。給紙カセット25の底板38が上昇して、
最も上側の記録用紙Pが回転アーム36の突起部36a
に接触し、突起部36aが押し上げられると、回転アー
ム36が回転し、枝部36bが透過型検知部37の発光
素子と受光素子間から外れる。従って、透過型検知部3
7の検出出力に基づいて、給紙カセット25内の最も上
側の記録用紙Pが第1高さまで上昇したことを検出する
ことができる。
【0027】上限検出センサ27は、第1高さよりも上
方の予め設定された第2高さを検出するものであって、
揺動アーム34及び透過型光検知部35を備えている。
給紙カセット25の底板38が上昇して、最も上側の記
録用紙Pが揺動アーム34の一端に接触し、この一端が
押し上げられると、揺動アーム34が揺動し、揺動アー
ム34の他端が透過型検知部35の発光素子と受光素子
間から外れる。従って、透過型検知部35の検出出力に
基づいて、給紙カセット25内の最も上側の記録用紙P
が第2高さまで上昇したことを検出することができる。
【0028】ここで、上限検出センサ27によって検出
される第2高さは、給紙カセット25内の上側の記録用
紙Pが周辺の部材に干渉して、故障や部品の破損を招か
ない程度の上限の高さに設定される。また、用紙検出セ
ンサ42によって検出される第1高さは、給紙カセット
25内に許容される最大枚数の記録用紙Pを積層したと
きに、最も上側の記録用紙Pよりも僅かに高く設定され
る。
【0029】図4は、給紙カセット25の底板38を持
ち上げるための構造を示している。底板38は、後端側
の軸心38aで回転自在に軸支されており、先端側を昇
降させることができる。持ち上げアーム39は、底板3
8の下側に配置され、回転軸44に直結されている。回
転軸44の一端に歯車42が固定され、モータ40の駆
動軸に歯車41が固定され、各歯車41、42が噛み合
っている。モータ40の駆動軸が回転すると、回転軸4
4が回転し、持ち上げアーム32が弧を描いて回転し、
底板38が突き上げられる。
【0030】図5は、本実施形態の給紙装置の構成を示
すブロック図である。
【0031】本実施形態の給紙装置においては、給紙カ
セット25が画像形成装置本体に装着されると、カセッ
トセンサ45は、給紙カセット25を検出して、その検
出出力を制御部46に加える。これに応答して制御部4
6は、モータ40を起動し、給紙カセット25の底板3
8の先端側を上昇させ、同時に底板38の上昇経過時間
の計時を開始する。
【0032】給紙カセット25の底板38の先端側の上
昇に伴い、給紙カセット25内の最も上側の記録用紙P
が第1高さに達すると、用紙検出センサ28は、最も上
側の記録用紙Pが第1高さまで上昇したことを検出し、
その検出出力を制御部46に加える。これに応答して制
御部46は、第1高さに達してからの中途経過時間の計
時を開始する。
【0033】引き続いて、最も上側の記録用紙Pが第2
高さに達すると、上限検出センサ27は、最も上側の記
録用紙Pが第2高さまで上昇したことを検出し、その検
出出力を制御部46に加える。
【0034】制御部46は、上限検出センサ27の検出
出力に応答して、モータ40を停止させ、給紙カセット
25の底板38の先端側の上昇を停止させる。これによ
り、給紙カセット25内の最も上側の記録用紙Pが周辺
の部材に干渉せずに済み、故障や部品の破損を招くこと
がない。
【0035】図6は、カセットセンサ45の検出出力、
上限検出センサ27の検出出力、用紙検出センサ28の
検出出力、及びモータ40の駆動信号を示すタイミング
チャートである。尚、各センサの出力及び駆動信号は、
正論理で表わされており、検出時及び駆動時にオンとな
り、非検出時及び非駆動時にオフとなっている。
【0036】図6のタイミングチャートから明らかな様
に、モータ40の駆動信号がオンとなって、給紙カセッ
ト25の底板38の上昇が開始され、最も上側の記録用
紙Pが第1高さに達すると、用紙検出センサ28の検出
出力がオンとなる。引き続いて、最も上側の記録用紙P
が第2高さに達すると、上限検出センサ27の検出出力
がオンとなり、これと同時にモータ40の駆動信号がオ
フとなって、給紙カセット25の底板38の上昇が停止
される。
【0037】ここで、上限検出センサ27に異常が発生
した場合は、上限検出センサ27の検出出力に応答し
て、給紙カセット25の底板38の上昇を停止させるこ
とができない。このため、制御部46は、最も上側の記
録用紙Pが第1高さに達して、用紙検出センサ28の検
出出力がオンとなってからの中途経過時間と予め設定さ
れた第1時間を比較し、中途経過時間が第1時間に達す
ると、モータ40を停止させ、給紙カセット25の底板
38の上昇を停止させている。
【0038】すなわち、最も上側の記録用紙Pが用紙検
出センサ28によって検出されてから上限検出センサ2
7によって検出されるまでに要する時間、つまり最も上
側の記録用紙Pが第1高さから第2高さまで持ち上げら
れるのに要する時間より僅かに長い第1時間を予め設定
している。そして、第1高さに達してからの中途経過時
間が第1時間に達すると、最も上側の記録用紙Pが第2
高さまで持ち上げられたとみなして、給紙カセット25
の底板38の上昇を停止している。
【0039】これにより、上限検出センサ27に異常が
発生しても、給紙カセット25内の最も上側の記録用紙
Pが周辺の部材に干渉せずに済む。
【0040】図7のタイミングチャートからも明らかな
様に、最も上側の記録用紙Pが第1高さに達して、用紙
検出センサ28の検出出力がオンになると、中途経過時
間のが開始され、中途経過時間が第1時間t1 に達する
と、上限検出センサ27の検出出力がオンにならなくて
も、モータ40の駆動信号がオフとなって、給紙カセッ
ト25の底板38の上昇が停止される。
【0041】また、上限検出センサ27だけでなく、用
紙検出センサ28にも異常が発生し、用紙検出センサ2
8の検出出力がオンに維持され続けた場合は、図8のタ
イミングチャートに示す様に、モータ40の駆動信号が
オンとなって、給紙カセット25の底板38の上昇が開
始された時点で、用紙検出センサ28の検出出力が既に
オンとなり、中途経過時間の計時が開始される。そし
て、この中途経過時間が第1時間t1 に達すると、上限
検出センサ27の検出出力がオンにならなくても、給紙
カセット25の底板38の上昇が停止される。
【0042】更に、上限検出センサ27及び用紙検出セ
ンサ28のいずれにも異常が発生し、各センサ27、2
8の検出出力がいずれもオフのままに維持され続けた場
合は、先に述べたいずれの方法によっても、最も上側の
記録用紙Pが第2高さまで持ち上げられたことが分から
ない。
【0043】そこで、制御部46は、給紙カセット25
の底板38の上昇を開始してからの上昇経過時間と予め
設定された第2時間を比較し、上昇経過時間が第2時間
に達すると、モータ40を停止させ、給紙カセット25
の底板38の上昇を停止させている。
【0044】第2時間は、給紙カセット25の底板38
の上昇を開始してから、底板38が第2高さ近傍に達す
るまでに要する時間に相当する。このため、底板38が
第2高さより上方に上昇することはなく、給紙カセット
25内の最も上側の記録用紙Pが周辺の部材に強く干渉
せずに済む。
【0045】図9のタイミングチャートからも明らかな
様に、モータ40の駆動信号がオンとなって、給紙カセ
ット25の底板38の上昇が開始されると、上昇経過時
間の計時が開始され、この上昇経過時間が第2時間t2
に達すると、上限検出センサ27及び用紙検出センサ2
8の検出出力がオンにならなくても、モータ40の駆動
信号がオフとなって、給紙カセット25の底板38の上
昇が停止される。
【0046】この様に本実施形態では、上限検出センサ
27に異常が発生しても、用紙検出センサ28の検出出
力がオンとなってからの中途経過時間が第1時間に達す
ると、最も上側の記録用紙Pが第2高さまで持ち上げら
れたとみなして、給紙カセット25の底板38の上昇を
停止している。また、上限検出センサ27及び用紙検出
センサ28のいずれにも異常が発生したときには、中途
経過時間が第1時間に達するか、上昇経過時間が第2時
間に達すると、給紙カセット25の底板38の上昇を停
止している。これにより、故障や部品の破損が防止され
る。
【0047】図10及び図11は、本発明の給紙装置の
第2実施形態を示している。尚、図10及び図11にお
いて、図2及び図3と同様の作用を果たす部位には同じ
符号を付して説明を簡略化する。
【0048】本実施形態の給紙カセット25では、図2
及び図3に示す用紙検出センサ28の代わりに、異常検
出スイッチ43を設けている。異常検出スイッチ43
は、リミットスイッチであって、第2高さよりも上方の
第3高さを検出する。給紙カセット25内の最も上側の
記録用紙Pが上昇して第3高さに達すると、最も上側の
記録用紙Pによって異常検出スイッチ43の可動子43
aが押し上げられ、異常検出スイッチ43がオンとな
る。
【0049】ここで、異常検出スイッチ43により検出
される第3高さは、給紙カセット25の底板38の過剰
な上昇により、最も上側の記録用紙Pが最も低い周辺部
材に干渉する高さに設定される。
【0050】図12は、本実施形態の給紙装置の構成を
示すブロック図である。尚、図12において、図5と同
様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
【0051】本実施形態の給紙装置においては、給紙カ
セット25が画像形成装置本体に装着されると、制御部
46は、カセットセンサ45の検出出力に応答して、モ
ータ40を起動し、給紙カセット25の底板38の先端
側を上昇させる。
【0052】給紙カセット25の底板38の先端側の上
昇に伴い、給紙カセット25内の最も上側の記録用紙P
が第2高さに達すると、上限検出センサ27は、最も上
側の記録用紙Pが第2高さまで上昇したことを検出し、
その検出出力を制御部46に加える。
【0053】制御部46は、上限検出センサ27の検出
出力に応答して、モータ40を停止させ、給紙カセット
25の底板38の先端側の上昇を停止させる。これによ
り、給紙カセット25内の最も上側の記録用紙Pが周辺
の部材に干渉せずに済み、故障や部品の破損を招くこと
がない。
【0054】図13は、カセットセンサ45の検出出
力、上限検出センサ27の検出出力、異常検出スイッチ
43の検出出力、及びモータ40の駆動信号を示すタイ
ミングチャートである。尚、各センサの出力及び駆動信
号は、正論理で表わされており、検出時及び駆動時にオ
ンとなり、非検出時及び非駆動時にオフとなっている。
【0055】図13のタイミングチャートから明らかな
様に、モータ40の駆動信号がオンとなって、給紙カセ
ット25の底板38の上昇が開始され、最も上側の記録
用紙Pが第2高さに達すると、上限検出センサ27の検
出出力がオンとなり、これと同時にモータ40の駆動信
号がオフとなって、給紙カセット25の底板38の上昇
が停止される。
【0056】また、上限検出センサ27に異常が発生し
た場合は、上限検出センサ27の検出出力に応答して、
給紙カセット25の底板38の上昇を停止させることが
できない。このため、制御部46は、最も上側の記録用
紙Pが第3高さに達して、異常検出スイッチ43の検出
出力がオンになると、モータ40を停止させ、給紙カセ
ット25の底板38の上昇を停止させている。
【0057】図14のタイミングチャートからも明らか
な様に、上限検出センサ27の検出出力がオンにならな
くても、異常検出スイッチ43の検出出力がオンになる
と、モータ40の駆動信号がオフとなって、給紙カセッ
ト25の底板38の上昇が停止される。
【0058】この様に本実施形態では、上限検出センサ
27に異常が発生しても、異常検出スイッチ43の検出
出力に応答して、給紙カセット25の底板38の上昇を
停止し、これにより故障や部品の破損を防止している。
【0059】尚、本発明は、上記各実施形態に限定され
るものではなく、多様に変形することができる。例え
ば、上限検出センサ、用紙検出センサ、異常検出スイッ
チとして、周知の多様なセンサを適用することができ
る。また、第1乃至第3高さや、第1及び第2時間を適
宜に調節することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、上限
検出手段により給紙カセット内の最も上側の用紙が検出
されると、給紙カセットの底を上昇させることを停止し
ている。また、上限検出手段が故障した場合は、用紙検
出手段による検出から一定の第1時間が経過すると、底
を過剰に上昇させているとみなして、給紙カセットの底
の上昇を停止させている。これにより、給紙カセットの
底あるいは記録用紙が周辺の部材に干渉せずに済み、故
障や部品の破損を招くことがない。
【0061】また、本発明によれば、給紙カセットの底
の上昇を開始してから、第2時間が経過すると、底の上
昇を停止している。これにより、上限検出手段だけでな
く、用紙検出手段が故障しても、給紙カセットの底をい
つまでも上昇させずに済む。
【0062】更に、本発明によれば、上限検出手段及び
異常高さ検出手段の少なくとも一方により給紙カセット
内の最も上側の用紙が検出された場合に、給紙カセット
の底を上昇させることを停止している。これにより、上
限検出手段及び異常高さ検出手段のいずれかが故障した
ときでも、給紙トレイの底の過剰な上昇を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置の第1実施形態が適用された
画像形成装置を示す側面図である。
【図2】第1実施形態の給紙装置の給紙カセットを部分
的に示す斜視図である。
【図3】第1実施形態の給紙装置の給紙カセットを部分
的に示す側面図である。
【図4】給紙装置の給紙カセットの底板を持ち上げるた
めの構造を示している。
【図5】第1実施形態の給紙装置の構成を示すブロック
図である。
【図6】第1実施形態の給紙装置における各信号を示す
タイミングチャートである。
【図7】第1実施形態の給紙装置における上限検出セン
サに異常が発生したときの各信号を示すタイミングチャ
ートである。
【図8】第1実施形態の給紙装置における上限検出セン
サに異常が発生し、用紙検出センサの検出出力が常にオ
ンとなるという異常が発生したときの各信号を示すタイ
ミングチャートである。
【図9】第1実施形態の給紙装置における上限検出セン
サ及び用紙検出センサに異常が発生したときの各信号を
示すタイミングチャートである。
【図10】第2実施形態の給紙装置の給紙カセットを部
分的に示す斜視図である。
【図11】第2実施形態の給紙装置の給紙カセットを部
分的に示す側面図である。
【図12】第2実施形態の給紙装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】第2実施形態の給紙装置における各信号を示
すタイミングチャートである。
【図14】第2実施形態の給紙装置における上限検出セ
ンサに異常が発生したときの各信号を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
21 呼び込みローラ 25 給紙カセット 26 サバキ部 27 上限検出センサ 28 用紙検出センサ 30 給紙ローラ 31 枠フレーム 32 ピックアップアーム 33 ソレノイド 43 異常検出スイッチ 45 カセットセンサ 46 制御部
フロントページの続き (72)発明者 堀 孝志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA08 BB05 BD01 CB12 DA01 DC13 EA04 3F343 FA02 FB02 FB03 FC29 GA02 GB01 GC01 GD01 HD07 HD09 HD18 KB03 KB20 LA02 MA03 MA10 MA13 MA32 MA45 MB03 MB10 MB13 MC07 MC27

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の用紙を積層して収納する給紙カセ
    ットと、 給紙カセットの底を上昇駆動する底上昇駆動手段と、 底上昇駆動手段による給紙カセットの底の上昇駆動に際
    し、給紙カセット内の最も上側の用紙が予め設定された
    高さに達したことを検出する用紙検出手段と、 給紙カセット内の最も上側の用紙が予め設定された上限
    の高さに達したことを検出する上限検出手段と、 底上昇駆動手段を制御する制御手段とを備え、 制御手段は、 上限検出手段により給紙カセット内の最も上側の用紙が
    検出された場合は、底上昇駆動手段による上昇駆動を停
    止し、 用紙検出手段により給紙カセット内の最も上側の用紙が
    検出されてから、予め設定された第1時間が経過して
    も、上限検出手段により給紙カセット内の最も上側の用
    紙が検出されなかった場合は、底上昇駆動手段による上
    昇駆動を停止することを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、 底上昇駆動手段により給紙カセットの底の上昇駆動が開
    始されてから、予め設定された第2時間が経過しても、
    用紙検出手段により給紙カセット内の最も上側の用紙が
    検出されなかった場合は、底上昇駆動手段による上昇駆
    動を停止することを特徴とする請求項1に記載の給紙装
    置。
  3. 【請求項3】 複数の用紙を積層して収納する給紙カセ
    ットと、 給紙カセットの底を上昇駆動する底上昇駆動手段と、 底上昇駆動手段による給紙カセットの底の上昇駆動に際
    し、給紙カセット内の最も上側の用紙が予め設定された
    上限の高さに達したことを検出する上限検出手段と給紙
    カセット内の最も上側の用紙が予め設定された異常高さ
    に達したことを検出する異常高さ検出手段と、 上限検出手段及び異常高さ検出手段の少なくとも一方に
    より給紙カセット内の最も上側の用紙が検出された場合
    は、底上昇駆動手段による上昇駆動を停止する制御手段
    とを備えることを特徴とする給紙装置。
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CN105366390A (zh) * 2014-08-18 2016-03-02 理想科学工业株式会社 纸张进给装置

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