JP2000219386A - 自動シート搬送装置 - Google Patents

自動シート搬送装置

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JP2000219386A
JP2000219386A JP11024372A JP2437299A JP2000219386A JP 2000219386 A JP2000219386 A JP 2000219386A JP 11024372 A JP11024372 A JP 11024372A JP 2437299 A JP2437299 A JP 2437299A JP 2000219386 A JP2000219386 A JP 2000219386A
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JP
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tray
discharge tray
paper
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paper discharge
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JP11024372A
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English (en)
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Takashi Fujii
隆 藤井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置外部に装着可能な排紙トレイのセット状
態が不良の場合はユーザに警告すること、あるいは装置
外部に装着可能な排紙トレイのセット状態に応じてユー
ザに警告すると共に操作性よくシートを排紙することが
可能な自動シート搬送装置を提供する。 【解決手段】 装置外部に装着可能な排紙トレイ(片面
排紙トレイ)17のセット状態を検知する。例えば、排
紙トレイ17の一部がスライド可能な構成である場合に
は所定の長さに伸長しているかを検知する。その結果、
セット不良の場合は片面排紙トレイ17あるいは予め選
択・設定された他の排紙トレイ(両面排紙トレイ)60
に対する排紙動作を許可すると共にユーザに対してセッ
ト不良を警告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等の画像形
成装置における自動シート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機本体に装着された上送り方
式の片面/両面原稿読み取り可能な自動原稿給紙装置に
おいては、給紙テーブルに画像面を上向きにして原稿が
積載されると、原稿検知手段により原稿セットが検知さ
れ、給紙準備動作で給紙テーブルの原稿持ち上げ部材
(底板)が上昇する。一方、呼び出しコロは給紙テーブ
ル上方のホームポジションから下降し、上昇してきた給
紙テーブル上の原稿上面に当接し、さらに給紙適正位置
まで押し上げられる。この給紙適正位置で呼び出しコロ
は給紙方向に回転駆動し、原稿束の最上位の原稿から順
にピックアップする。
【0003】また、前記自動原稿搬送装置には片面原稿
用の片面排紙トレイ(第1の排紙トレイ)及び両面原稿
用の両面排紙トレイ(第2の排紙トレイ)を備える。そ
して、読み取り後の片面原稿を排紙する際は原稿の頁順
を揃えるために画像面を下向きにして第1の排紙トレイ
に排紙し、両面原稿を排紙する際は表裏面の順に読み取
り後の両面原稿を反転させて第2の排紙トレイに排紙す
るように構成されている。この第1の排紙トレイは装置
本体に着脱自在であって装着時には装置外部に突出する
ので、不使用時の省スペースのためにトレイの一部が折
り畳み可能あるいはスライド可能な構成を有するものが
多い。なお、この種の装置として関連するものには例え
ば特開平7−17632号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、例
えば第1の排紙トレイに他装置等が接触するような使用
環境において第1の排紙トレイの一部(補助トレイ)が
完全にスライドしなかったり、あるいは補助トレイが折
れ曲がって適正な角度を保てない場合がある。この場合
は、第1の排紙トレイに排紙された原稿が正常にスタッ
クされなかったり、落下したり、あるいは原稿が完全に
装置外に排紙されず原稿ジャムの原因となったりする。
【0005】本発明の目的はこのような問題点を改善
し、装置外部に装着可能な排紙トレイのセット状態が不
良の場合はユーザに警告することが可能な自動シート搬
送装置を提供することにある。また、本発明の他の目的
はこのような問題点を改善し、装置外部に装着可能な排
紙トレイのセット状態に応じてユーザに警告すると共に
操作性よくシートを排紙することが可能な自動シート搬
送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
排紙トレイへシートを搬送して排紙する搬送・排紙手段
と、排紙トレイの装着状態を検知するトレイ状態検知手
段と、排紙トレイの装着不良を警告する警告手段と、ト
レイ状態検知手段によって排紙トレイの装着不良が検知
された場合は、警告手段が排紙トレイの装着不良を警告
するように制御する制御手段と、を備えたことに特徴が
ある。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記制御手段はトレイ状態検知手段によって排紙ト
レイの装着不良が検知された場合は、警告手段が該排紙
トレイの装着不良を警告するように制御すると共に、該
排紙トレイにシートを排紙させることに特徴がある。
【0008】請求項3記載の発明は、第1の排紙トレイ
又は第2の排紙トレイへシートを搬送して排紙する搬送
・排紙手段と、第1の排紙トレイの装着状態を検知する
トレイ状態検知手段と、第1の排紙トレイの装着不良を
警告する警告手段と、トレイ状態検知手段によって第1
の排紙トレイの装着不良が検知された場合は、警告手段
が第1の排紙トレイの装着不良を警告するように制御す
ると共に、第2の排紙トレイにシートを排紙させる制御
手段と、を備えたことに特徴がある。
【0009】請求項4記載の発明は、第1の排紙トレイ
又は第2の排紙トレイへシートを搬送して排紙する搬送
・排紙手段と、第1の排紙トレイの装着状態を検知する
トレイ状態検知手段と、第1の排紙トレイの装着不良を
警告する警告手段と、トレイ状態検知手段によって第1
の排紙トレイの装着不良が検知された場合は、警告手段
が第1の排紙トレイの装着不良を警告するように制御す
ると共に、予め設定されたトレイ選択情報に基づき、第
1の排紙トレイ又は第2の排紙トレイにシートを排紙さ
せることに特徴がある。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
何れかにおいて、前記トレイ状態検知手段は検知対象の
排紙トレイの一部がスライド可能な構成である場合には
該一部が所定の長さ伸長しているかを検知し、検知対象
の排紙トレイの一部が折り畳み可能な構成の場合には該
一部が排紙トレイ本体と所定の角度をなしているかを検
知することに特徴がある。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
何れかにおいて、前記排紙トレイは画像読み取り後の原
稿を排紙するための排紙トレイ又は画像形成後の転写紙
を排紙するための排紙トレイであることに特徴がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面により説明する。 [第1の実施の形態]図1〜図3は、本発明の第1の実
施の形態を示す複写機の本体に装着された自動原稿給紙
装置の構成を示し、図4はその複写機の制御部の構成を
示す。自動原稿給紙装置(以下、ADFと記す)1は、
画像形成装置(複写機)の本体2に装着されている。そ
のADF1には、給紙ベルト9、分離コロ10からなる
給紙/分離機構を含む給紙部70、搬送ベルト13等か
らなる搬送部80、及び排紙ローラ16、片面排紙ロー
ラ55等からなる排紙部90を備える。また、ADF1
には、本体2の操作部43のスタートボタン(図示せ
ず)の押下により、本体2側から送信されたコピースタ
ート信号(図4に示す給紙開始信号=制御信号)を受信
入力する入力手段(図4に示すCPU29等)を有す
る。この給紙開始信号は、底板7を所定位置(原稿上面
に当接する位置)まで上昇させ、呼び出しコロ8を駆動
回転して給紙テーブル6上の原稿5を給紙する動作を開
始させるものである。また、CPU29の制御により、
呼び出しコロ8、給紙ベルト9、分離コロ10、プルア
ウトローラ11、及び搬送ローラ12は、給紙モータ
(本実施形態ではステッピングモータにて構成)30に
て駆動される。
【0013】前記給紙部70には、シート状の原稿5を
積み重ねた状態で収容する給紙テーブル6、給紙テーブ
ル6に原稿がセットされたことを検知する原稿セットセ
ンサ21、給紙テーブル6に収容された最上位の原稿に
当接し、その原稿を給紙するための呼び出しコロ8、給
紙テーブル6に収容された原稿5の給紙方向側を持ち上
げ、呼び出しコロ8に最上位の原稿が当接する位置まで
上昇する底板7等を有する。
【0014】その底板7は、CPU29が原稿セットセ
ンサ21、給紙位置センサ50等からの検知情報を得
て、モータドライバ(Trアレイ)を介し底板上下用モ
ータ(本実施形態ではステッピングモータにて構成、図
4に示す)33を駆動制御することによって、上昇下降
するものである。すなわち、底板上下用モータ33の駆
動によって底板7は回転支点7aを中心にa,b方向に
上下動可能に構成されている。
【0015】また、呼び出しコロ8は図示しない呼び出
しコロブラケットに保持され、この呼び出しコロブラケ
ットには、図示しない給紙駆動軸を中心として回転自在
なレバー(2本のアームから構成される)の一方のアー
ム端が当接している。さらに、前記レバーの他方のアー
ム端は呼び出しコロ上下用モータ35の駆動軸に設けら
れた図示しないカムに当接している。そして、呼び出し
コロ上下用モータ35の駆動によって前記カムが回転す
ることにより、呼び出しコロ8がc,d方向に上下動す
るように構成されている。
【0016】このような構成により、呼び出しコロ8は
原稿未セット時には前記レバーによりc方向に持ち上げ
られている。原稿セットセンサ21が原稿セットを検知
すると、呼び出しコロ上下用モータ35の駆動による前
記カムの回転で前記レバーの付勢が解除され、呼び出し
コロ8は自重によってd方向に下降する。そして、底板
7が底板上下用モータ33の駆動によってa方向に上昇
すると、前述のように下降した呼び出しコロ8は、底板
7上の原稿上面に当接してc方向に押し上げられ、第1
給紙センサ14がこの呼び出しコロ8を検知することに
よって給紙適正位置(底板7の上昇位置)を決定するよ
うに構成されている。
【0017】また、給紙ベルト9は給紙モータ30によ
り給紙方向に駆動され、分離コロ10は給紙モータ30
により給紙と逆方向に回転駆動され、最上位の原稿に対
してその下の原稿を分離して最上位の原稿のみを給紙す
る分離動作を行うように構成されている。この分離コロ
10は、図示しないトルクリミッタを介して分離コロ軸
に支持されており、そのトルクリミッタのトルクよりも
大きい外力が分離コロ10に与えられると給紙と逆方向
に回転し、そのトルクよりも小さい外力が与えられても
給紙と逆方向に回転しないように構成されている。
【0018】なお、給紙ベルト9が掛け渡されているフ
ィードコロのフィード軸にはワンウェイクラッチ付フィ
ードギヤが設けられ、そのフィード軸がフィードコロ及
びワンウェイクラッチ付フィードギヤを軸支するように
構成されている。このワンウェイクラッチ付フィードギ
ヤには呼び出しコロ8のコロ軸がギヤを介して連結され
ているので、給紙モータ30が給紙方向に駆動する場合
は給紙ベルト9が給紙方向に回転すると共に、呼び出し
コロ8も給紙方向に従動する。一方、給紙モータ30が
給紙方向と逆方向に駆動する場合はワンウェイクラッチ
の作動によって、給紙ベルト9への駆動力伝達は行われ
ず、呼び出しコロ8への駆動力伝達も行われないので、
呼び出しコロ8は従動しない。
【0019】また、プルアウトローラ11は給紙モータ
30により駆動され、原稿分離後に給紙ベルト9により
搬送されてきた原稿を搬送ローラ12まで搬送する。
【0020】また、プルアウトセンサ51は光学式反射
形センサであって、プルアウトローラ11により搬送さ
れた原稿を検知すると共に、原稿先後端を検知すること
によりモータパルスから原稿の搬送方向の長さを検知す
るためにも用いられる。このプルアウトセンサ51が原
稿先端を検知したところで原稿の分離動作は終了し、搬
送ローラ12を経由して原稿をコンタクトガラス19上
へ搬送する。この時、給紙モータ30は分離動作時の正
転から逆転に駆動方向が変更される。これにより、前述
のように呼び出しコロ8と給紙ベルト9への駆動は伝達
されなくなり、分離動作時と同様にプルアウトローラ1
1と搬送ローラ12は原稿を搬送する方向に回転駆動さ
れ、分離コロ10は原稿の搬送と反対方向に回転駆動さ
れる。
【0021】なお、プルアウトローラ11と搬送ローラ
12によって原稿が搬送されるときに、呼び出しコロ8
が原稿束の最上面を加圧するので、下の原稿が連れ回ら
れて分離部に搬送されることを防止できる。
【0022】また、原稿幅センサ62は奥行き方向に3
個並べで設置された光学式反射形センサであって、原稿
の幅を検知するために用いられる。
【0023】また、レジストセンサ15は搬送ローラ1
2により搬送された原稿を検知する光学式反射形センサ
であって、コンタクトガラス19上に原稿を停止させる
ためのタイミングセンサとして用いられると共に、ジャ
ム検知用及び原稿長さ検知用を兼ねている。
【0024】また、前記搬送部80の搬送ベルト駆動ロ
ーラ52にはゴムや布製の無端ベルト(搬送ベルト)1
3が掛け渡されており、搬送モータ(本実施形態ではス
テッピングモータにて構成)31で搬送ベルト駆動ロー
ラ52を駆動することによって搬送ベルト13が回転駆
動されるように構成されている。
【0025】この搬送ベルト13は、原稿スケール20
及びコンタクトガラス19に接しており、搬送ベルト1
3とコンタクトガラス19の間に原稿が入り、その原稿
は、コンタクトガラス19と原稿、及び搬送ベルト13
と原稿の摩擦係数の差によってコンタクトガラス19上
を搬送される。なお、原稿スケール20の端部は、コン
タクトガラス19上面より僅かに高くなっていて、原稿
端を原稿スケール20の端部に突き当ててセットするこ
とにより、スキューを補正してレジストの合った画像を
読み取るように構成されている。
【0026】また、前記排紙部90において、排紙セン
サ(本実施形態では光学式反射形センサにて構成)18
は、搬送ベルト13により搬送されてきた原稿を検知す
るものである。一方、反転センサ(本実施形態では光学
式反射形センサにて構成)26の検知情報は、排紙時あ
るいは反転時における搬送方向変更用の切換え爪の変更
タイミング制御のトリガとして使用される。
【0027】また、排紙ローラ16、片面排紙ローラ5
5、両面排紙ローラ59はCPU29の制御で、排紙モ
ータ(本実施形態ではステッピングモータにて構成)3
2によって駆動される。例えば、片面原稿を排紙する場
合は排紙切換爪56が反転ソレノイドにより、e方向に
原稿が搬送される方向に切り換えられる。こうすること
により、原稿は排紙ローラ16、片面排紙ローラ55に
より搬送され片面排紙トレイ(第1の排紙トレイ)17
に排出される。
【0028】また、両面原稿を反転させてコンタクトガ
ラス19上へ搬送する場合には、排紙切換爪56をf方
向に原稿が搬送されるように切り換え、排紙反転切換爪
58は図示しない反転ソレノイドによりh方向に原稿が
搬送されるように切り換わる。その状態で、原稿は排紙
ローラ16により搬送され、原稿面が反転されてコンタ
クトガラス19上へ送られる。ここで反転された原稿を
片面排紙トレイ17へ排出すると原稿束の頁順が逆にな
って不便なので、反転原稿の排出は両面排紙トレイ(第
2の排紙トレイ)60上へ行われる。この時、排紙切換
爪56はf方向へ、排紙反転切換爪58はg方向へ、原
稿を搬送可能に切り換わり、その原稿は両面排紙ローラ
59によって両面排紙トレイ60上に排紙される。
【0029】また、反転センサ26は光学式反射形セン
サであって、原稿反転時及び両面排紙時の排紙切換爪5
6の変更タイミング制御のトリガとして、また両面排紙
時の排紙反転切換爪58の変更タイミング制御のトリガ
として使用される。
【0030】また、片面排紙トレイ17は図2に示すよ
うに本体トレイ17a及び補助トレイ17bからなり、
装置本体2に着脱自在に設けられている。この本体トレ
イ17aの装置本体1側取り付け面にはトレイセンサ
(本実施形態では光学式反射形センサにて構成)64が
設けられており、本体トレイ17aのアクチュエータ6
5をトレイセンサ64が検知すると、制御部のCPU4
1へ信号を送出するように(あるいはADF1装着時、
ADF1側の制御系とトレイセンサ64を接続すること
によって直接CPU29へ送出するように)構成されて
いる。この補助トレイ17bは、図3に示すようにトレ
イ装着時に本体2から突出した状態で上側に折り曲げ自
在であって、補助トレイ17bと本体トレイ17aの連
結部においては、補助トレイ17b側にフィラ66が設
けられ、本体トレイ17a側にトレイセット状態センサ
(=トレイ状態検知手段、本実施形態では光学式反射形
センサにて構成)63が設けられている。そして、補助
トレイ17bが所定角度以上折り曲げられずに排紙原稿
を正常に積載可能な場合はフィラ66がトレイセット状
態センサ63を遮光することによって正常なセット状態
であることを検知し、そのセット状態が不良な場合(補
助トレイ17bが所定角度以上折り曲げられた場合)に
はフィラ66によってトレイセット状態センサ63が遮
光されないことによってセット不良が検知されるように
構成されている。なお、トレイセット状態センサ63の
検知信号は制御部のCPU41へ送出される(あるいは
ADF1装着時、ADF1側の制御系とトレイセット状
態センサ63を接続することによって直接CPU29へ
送出される)。
【0031】さらに、ADF1には、ヒンジ等からなる
本体2側のリフトアップ手段(図示せず)にて、ADF
1がリフトアップされたことを検知するためのリフトア
ップセンサ(光学式反射形センサ)27を有する。な
お、本実施形態では、各モータ30〜33,35は各々
独立に駆動可能に構成されている。また、本実施形態で
は搬送部80及び排紙部90が搬送・排紙手段を構成す
る。
【0032】一方、本体2には、画像読取部(スキャ
ナ)61、図示しない画像形成部、等を備える。このス
キャナ61はスキャナユニット内に位置し、ミラー、光
源、結像レンズ、シェーディング板、光電変換素子(C
CDラインセンサ)、スキャナモータ、等から構成され
ている。そして、スキャナ61は圧板モードあるいは自
動給紙モードでコンタクトガラス19上に載置された原
稿5に、コンタクトガラス19下方の光源から光を照射
し、スキャナモータにより駆動されて副走査方向に順次
移動しながら1ライン単位で原稿5からの反射光をミラ
ー及び結像レンズを介してCCDラインセンサの受光面
に結像し、原稿5の画像面を順次画像信号(画像デー
タ)に変換する。
【0033】また、前記画像形成部は、図示していない
走査光学系、ミラー等の書き込み光学系、感光体、現像
装置、転写装置、分離装置、定着装置、等からなり、画
像読取部にて得られた画像信号に変倍処理等の画像処理
を施した後、周知の電子写真プロセスによって画像形成
するようになっている。すなわち、前記書き込み系にて
書き込み動作が行われ、感光体上に静電潜像を形成し、
その静電潜像にトナーを付着させて現像し顕像化する。
この画像形成動作とタイミングを合わせて、原稿サイズ
に対応する給紙カセットのコピー用紙を供給し、感光体
上のトナー像がそのコピー用紙に転写される。転写後の
コピー用紙は感光体から分離され、定着装置にてトナー
像が定着された後、装置本体2に装着あるいは設置され
た複数の排紙トレイ(図示せず)の何れかに排紙され
る。
【0034】次に、本実施形態の複写機の制御部(=制
御手段)の構成について説明する。図4に示すように、
複写機の本体2に装着されたADF1には、ADF1の
動作を制御するCPU29を有し、そのCPU29は、
各センサ15,21,26,27,50,51,54,
62等からの検知信号、各モータ30〜33,35から
の状態信号、及び本体2との通信手段(シリアル通信
線)を介して送信された制御信号(給紙開始信号等)、
あるいはカバー24,25が開いていることを示すカバ
ーオープン信号、等を入力する。
【0035】また、CPU29は、各センサ15,21
等からの信号が示す情報を本体2側のCPU41に送信
すると共に、CPU41から送信される制御信号に基づ
いて、各モータ30〜33,35の駆動を制御する。例
えば、原稿セットセンサ21が、給紙テーブル6及び底
板7に原稿5がセットされたことを検知すると、その検
知情報は、CPU29によって前記通信手段を介し原稿
セット信号としてCPU41へ送信される。あるいは、
リフトアップセンサ27が、ADF1が前記ヒンジを支
点にリフトアップされた状態にあることを検知すると、
その検知情報は、CPU29によって前記通信手段を介
しリフトアップ信号としてCPU41へ送信される。
【0036】なお、RAM28には、本体2の操作部4
3から入力・設定された動作モードを記憶し、その動作
モードが変更される度に記憶内容を更新する。また、R
AM28には、プルアウトセンサ51及びレジストセン
サ15の原稿検知情報を基にして算出された搬送方向の
原稿サイズ、あるいは幅方向の原稿サイズ等が記憶され
る。
【0037】一方、複写機の本体2には、装置全体を制
御するCPU41を有し、そのCPU41は、本体2側
のトレイセンサ64、トレイセット状態センサ63を含
む各種センサ44からの検知情報信号、入出力部(図示
していない駆動モータ、クラッチ類等の各種負荷)45
からの状態信号、及び操作部(=警告手段)43からの
各種信号、前記通信手段を介してADF1から送信され
た信号、あるいは原稿ジャムやサービスマンコール等の
情報信号、等を受信する。
【0038】また、CPU41は、こうして受信・入力
された信号が示す情報に基づいて、入出力部45の駆動
制御や操作部43における表示制御等を行うと共に、A
DF1に対し、複写動作モードを示す信号、あるいは呼
び出しコロ8を駆動回転させて給紙動作を開始させるた
めの給紙開始信号を含む各種制御信号を送信し、CPU
29に指示してADF1の給紙動作を制御する。
【0039】なお、操作部43には、図示していないス
タートボタンやテンキー等の各種ボタンキー、及びLC
D表示器等を有し、片面/両面複写モードを含む各動作
モードの設定や動作開始/停止指示がユーザの操作で可
能なように構成されている。さらに、CPU41では原
稿セット検知後に前記スタートボタンが押下された場合
は、その押下情報をRAM42の所定領域に記憶し、そ
の押下情報によってADF1へ給紙開始信号を送信す
る。こうすることにより、ADF1で、自動的に呼び出
しコロ8を駆動回転させて給紙動作を開始する。
【0040】次に、本実施形態の自動給紙モードにおけ
るADF1の動作について述べる。給紙テーブル6に積
載され、給紙方向の先端部が原稿突き当て部材22に当
接するようにセットされた原稿5は、底板上下用モータ
33が駆動されて底板7が上昇するのに伴って上方へ移
動し、呼び出しコロ上下用モータ35の駆動によって下
降した呼び出しコロ8に当接して加圧される。この後、
前記スタートボタンが押下され、呼び出しコロ8が給紙
方向に回転することによって、原稿5の最上位から、給
紙ベルト9及び分離コロ10で構成された分離機構へ給
紙する。その分離機構で1枚ずつ分離された原稿は、プ
ルアウトローラ11、搬送ローラ12、及び搬送ベルト
13でコンタクトガラス19へ搬送され、前記光源等に
よる露光でCCD等の光学素子により画像データが読み
取られる。この際、原稿先端が原稿スケール20に突き
当たる位置で停止させる。
【0041】また、本実施形態においては、プルアウト
センサ51及びレジストセンサ15により検知された原
稿長さの情報は、原稿が画像の読み取りのためにコンタ
クトガラス19上に搬送、停止した時点でRAM28に
記憶される。前記原稿長さの算出方法としては、前述の
ように給紙モータ30及び搬送モータ31はステッピン
グモータにて構成されているので、例えば、給紙モータ
30の1ステップ当りの原稿送り量に、給紙時にプルア
ウトセンサ51が原稿有りを検知している間の駆動ステ
ップ数を乗じることにより原稿毎に求める。求めた原稿
長さについては、例えばコンタクトガラス19上の原稿
が1枚であれば、その原稿の長さはRAM28の内の第
1記憶メモリに記憶され、また、コンタクトガラス19
上の原稿が複数枚あれば、さらに2枚目の原稿の長さは
第2記憶メモリに、3枚目の原稿の長さは第3記憶メモ
リに、というように各原稿の長さが順次記憶される。
【0042】このように構成するのは、前述のように給
紙モータ30と搬送モータ31は各々独立に駆動可能な
ので、コンタクトガラス19上の原稿を排紙してから次
原稿の給紙を行うか、コンタクトガラス19上に複数の
原稿を並べるのか、また並べた原稿の間隔をどの程度に
するのかを任意に変更できることに対応するためであ
る。こうして、最上位の原稿より順次給紙され、最終原
稿の給紙が終了すると、原稿先端部を持ち上げていた底
板7が下降する。
【0043】一方、画像の読み取りが終了し、前記排紙
部90の入口に到達した原稿は、片面モードの場合、排
紙センサ54にて検知され、排紙ローラ16の駆動によ
り片面排紙トレイ17に排出される。この場合、排紙切
換爪56はe方向に原稿が搬送されるように切り換わ
り、原稿は排紙ローラ16、片面排紙ローラ55によっ
て搬送され片面排紙トレイ17に排紙される。こうして
原稿の排出が1枚完了する度に、前記第2記憶メモリの
内容を第1記憶メモリに、第3記憶メモリの内容を第2
記憶メモリに、というように原稿長さをシフトして記憶
する。なお、搬送モータ31はステッピングモータにて
構成されているので、原稿が排紙部90に搬送されてい
る間に、例えば、搬送モータ31のパルスをカウント
し、それに搬送モータ31の1ステップ当りの原稿送り
量を乗じることにより、搬送ベルト13での原稿搬送距
離を知ることができる。
【0044】さらに、排紙部90の排紙センサ54によ
って排紙JAM及び排紙減速タイミング検知が行われ
る。例えば、排紙JAM検知については、原稿の先端が
排紙センサ54を通過した後の排紙モータ32のパルス
をカウントし、それに排紙モータ32の1ステップ当り
の原稿送り量を乗じることにより、センサ通過後の排紙
ローラ16での原稿搬送距離を知り、前記原稿長さと比
較することによって行われる。従って、原稿長さ及び原
稿の搬送距離を搬送速度の変化等に影響されることなく
正確に知り、原稿サイズに応じてJAM検知の際の搬送
距離による判断基準を変更できる。
【0045】なお、両面モードの場合には、前述のよう
に片面読み取り後の両面原稿を反転させて排紙ローラ1
6によりコンタクトガラス19上の読取位置へ搬送す
る。こうして原稿が反転されて再びコンタクトガラス1
9上の読取位置へ送られ、スキャナ61により原稿裏面
が読み取られる。ここで両面読み取り後の反転原稿を片
面排紙トレイ17へ排出すると原稿束の頁順が逆になっ
て不便なので、前述のように反転原稿の排紙は両面排紙
ローラ59によって両面排紙トレイ60上へ行われる。
【0046】次に、図5を参照しながら本実施形態にお
ける片面排紙トレイ17のセット状態に応じた片面モー
ド時の排紙動作について説明する。ステップ101で
は、本体2のCPU41がトレイセンサ64の検知情報
を基にして片面排紙トレイ(第1の排紙トレイ)17が
本体2に装着されたかを判断する。その結果、トレイセ
ンサ64がONで片面排紙トレイ17が装着されている
場合はステップ103に進み、装着されていない場合に
はステップ102に進む。
【0047】ステップ102では、片面排紙トレイ17
が本体2に未装着である旨を操作部43のLCD表示器
に表示し、ユーザに対してトレイ本体17aの装着を促
す。なお、トレイセンサ64の検知情報は本体2のCP
U41からADF1のCPU29に送られ、CPU29
は片面排紙トレイ17に対する原稿の排紙動作を禁止す
る。
【0048】ステップ103では、トレイセット状態セ
ンサ63の検知情報を基にして片面排紙トレイ17の補
助トレイ17bが装着不良(本体トレイ17aに対して
所定の角度以上折り曲げられ状態)であるかを判断す
る。その結果、装着不良でない場合はステップ104に
進み、装着不良の場合にはステップ106に進む。
【0049】ステップ104では、前述のようにADF
1で片面原稿の画像面を読み取り、読み取り後の原稿を
排紙部90へ搬送する。また、本体2の画像形成部でそ
の原稿の画像データを基にコピー動作を行い、転写紙は
本体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ(図示せ
ず)へと搬送される。
【0050】ステップ105では、読み取り後の原稿を
片面排紙トレイ17へ排紙する。また、その転写紙は本
体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ(図示せず)
へ排紙される。
【0051】ステップ106では、補助トレイ17bが
所定の角度以上折り曲げられて装着不良なので、操作部
43のLCD表示器にその旨を表示し、ユーザに対して
補助トレイ17bの展開を促す。なお、トレイセット状
態センサ63の検知情報は本体2のCPU41からAD
F1のCPU29に送られ、CPU29は片面排紙トレ
イ17に対する原稿の排紙動作を禁止する。
【0052】本実施形態によれば、装置外部に着脱自在
な片面排紙トレイ17が未装着である場合及びその補助
トレイ17bのセット状態が不良の場合には、ユーザに
警告すると共に、片面排紙トレイ17に対する原稿の排
紙動作を禁止するので、片面排紙トレイ17上に原稿を
確実に排紙することができる。
【0053】[第2の実施の形態]図6は、本発明の第
2の実施の形態を示す複写機の本体に装着された自動原
稿給紙装置の排紙動作を示すフローチャートである。こ
の自動原稿給紙装置の構成は第1の実施形態と概ね同様
であるため、図1乃至図4を用いると共に同一構成には
同一番号を付与して説明を省略する。本実施形態では、
操作性の向上を図るために片面排紙トレイ17における
補助トレイ17bのセット状態が不良であっても片面排
紙トレイ17に対する原稿の排紙を許可し、かつ装着不
良をユーザに警告する。
【0054】次に、図6を参照しながら本実施形態にお
ける片面排紙トレイ17のセット状態に応じた片面モー
ド時の排紙動作について説明する。ステップ201で
は、本体2のCPU41がトレイセンサ64の検知情報
を基にして片面排紙トレイ(第1の排紙トレイ)17が
本体2に装着されたかを判断する。その結果、トレイセ
ンサ64がONで片面排紙トレイ17が装着されている
場合はステップ203に進み、装着されていない場合に
はステップ202に進む。
【0055】ステップ202では、片面排紙トレイ17
が本体2に未装着である旨を操作部43のLCD表示器
等に表示し、ユーザに対してトレイ本体17aの装着を
促す。なお、トレイセンサ64の検知情報は本体2のC
PU41からADF1のCPU29に送られ、CPU2
9は片面排紙トレイ17に対する原稿の排紙動作を禁止
する。
【0056】ステップ203では、トレイセット状態セ
ンサ63の検知情報を基にして片面排紙トレイ17の補
助トレイ17bが装着不良(本体トレイ17aに対して
所定の角度以上折り曲げられ状態)であるかを判断す
る。その結果、装着不良でない場合はステップ205に
進み、装着不良の場合にはステップ204に進む。
【0057】ステップ204では、補助トレイ17bが
所定の角度以上折り曲げられて装着不良なので、操作部
43のLCD表示器にその旨を表示し、ユーザに対して
補助トレイ17bの展開を促す。なお、トレイセット状
態センサ63の検知情報は本体2のCPU41からAD
F1のCPU29に送られ、CPU29は片面排紙トレ
イ17に対する原稿の排紙動作を許可するので、この後
ステップ205へ進む。
【0058】ステップ205では、前述のようにADF
1で片面原稿の画像面を読み取り、読み取り後の原稿を
排紙部90へ搬送する。また、本体2の画像形成部でそ
の原稿の画像データを基にコピー動作を行い、転写紙は
本体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ(図示せ
ず)へと搬送される。
【0059】ステップ206では、読み取り後の原稿を
片面排紙トレイ17へ排紙する。また、その転写紙は本
体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ(図示せず)
へ排紙される。
【0060】本実施形態によれば、装置外部に着脱自在
な片面排紙トレイ17の補助トレイ17bのセット状態
が不良の場合には、ユーザに警告すると共に、その片面
排紙トレイ17に対する原稿の排紙動作を許可するの
で、ユーザの使い勝手を損なうことなく、セット状態の
不良を警告することができる。
【0061】[第3の実施の形態]図7は、本発明の第
3の実施の形態を示す複写機の本体に装着された自動原
稿給紙装置の排紙動作を示すフローチャートである。こ
の自動原稿給紙装置の構成は第1の実施形態と概ね同様
であるため、図1乃至図4を用いると共に同一構成には
同一番号を付与して説明を省略する。本実施形態では、
片面排紙トレイ17における補助トレイ17bのセット
状態が不良である場合、片面排紙トレイ17あるいは両
面排紙トレイ60に対する原稿の排紙を許可し、かつ装
着不良をユーザに警告する。この場合、片面排紙トレイ
17あるいは両面排紙トレイ60の何れに排紙するか
は、予めユーザが操作部43から入力されたトレイ選択
情報に従って本体2のCPU41で設定され、その設定
内容はCPU29に転送されてRAM28に記憶され、
選択トレイの変更に応じて更新される。なお、ユーザが
操作部43からトレイ選択を行う場合は操作部43のL
CD表示器に選択対象の排紙トレイ(例えば、片面排紙
トレイ17、両面排紙トレイ60の名称)を表示し、そ
の何れかを選択・入力するようにしてもよい。
【0062】次に、図7を参照しながら本実施形態にお
ける片面排紙トレイ17のセット状態に応じた片面モー
ド時の排紙動作について説明する。ステップ301で
は、本体2のCPU41がトレイセンサ64の検知情報
を基にして片面排紙トレイ(第1の排紙トレイ)17が
本体2に装着されたかを判断する。その結果、トレイセ
ンサ64がONで片面排紙トレイ17が装着されている
場合はステップ305に進み、装着されていない場合に
はステップ302に進む。
【0063】ステップ302では、片面排紙トレイ17
が本体2に未装着である旨を操作部43のLCD表示器
等に表示し、ユーザに対してトレイ本体17aの装着を
促す。なお、トレイセンサ64の検知情報は本体2のC
PU41からADF1のCPU29に送られ、CPU2
9は片面排紙トレイ17に対する原稿の排紙動作を禁止
すると共に、両面排紙トレイ(第2の排紙トレイ)60
に対する排紙動作を許可する。
【0064】ステップ303では、前述のようにADF
1で片面原稿の画像面を読み取り、読み取り後の原稿を
排紙部90へ搬送する。また、本体2の画像形成部でそ
の原稿の画像データを基にコピー動作を行い、転写紙は
本体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ(図示せ
ず)へと搬送される。
【0065】ステップ304では、読み取り後の原稿を
前述のように反転させて両面排紙トレイ60へ排紙す
る。また、その転写紙は本体2側に装着された転写紙用
の排紙トレイ(図示せず)へ排紙される。
【0066】ステップ305では、トレイセット状態セ
ンサ63の検知情報を基にして片面排紙トレイ17の補
助トレイ17bが装着不良(本体トレイ17aに対して
所定の角度以上折り曲げられ状態)であるかを判断す
る。その結果、装着不良でない場合はステップ306に
進み、装着不良の場合にはステップ308に進む。
【0067】ステップ306では、前述のようにADF
1で片面原稿の画像面を読み取り、読み取り後の原稿を
排紙部90へ搬送する。また、本体2の画像形成部でそ
の原稿の画像データを基にコピー動作を行い、転写紙は
本体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ(図示せ
ず)へと搬送される。
【0068】ステップ307では、読み取り後の原稿を
片面排紙トレイ17へ排紙する。また、その転写紙は本
体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ(図示せず)
へ排紙される。
【0069】ステップ308では、補助トレイ17bが
所定の角度以上折り曲げられて装着不良なので、操作部
43のLCD表示器にその旨を表示し、ユーザに対して
補助トレイ17bの展開を促す。なお、トレイセット状
態センサ63の検知情報は本体2のCPU41からAD
F1のCPU29に送られる。
【0070】ステップ309では、前述のようにADF
1で片面原稿の画像面を読み取り、読み取り後の原稿を
排紙部90へ搬送する。また、本体2の画像形成部でそ
の原稿の画像データを基にコピー動作を行い、転写紙は
本体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ(図示せ
ず)へと搬送される。
【0071】ステップ310では、ADF1のCPU2
9がRAM28の設定内容(トレイ選択情報)をリード
して、片面排紙トレイ17、両面排紙トレイ60の何れ
に排紙させるかを判断し、予め選択された排紙トレイ
(17,60の何れか)に対する原稿の排紙動作を許可
する。
【0072】ステップ311では、予め両面排紙トレイ
60が選択・設定されているので、読み取り後の原稿を
両面排紙トレイ60へ排紙する。また、その画像データ
の転写紙は本体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ
(図示せず)へ排紙される。
【0073】ステップ312では、予め片面排紙トレイ
17が選択・設定されているので、読み取り後の原稿を
片面排紙トレイ17へ排紙する。また、その画像データ
の転写紙は本体2側に装着された転写紙用の排紙トレイ
(図示せず)へ排紙される。
【0074】本実施形態によれば、装置外部に着脱自在
な片面排紙トレイ17の補助トレイ17bのセット状態
が不良の場合には、ユーザに警告すると共に、予めユー
ザによって入力・設定されたトレイ選択情報に従い、片
面排紙トレイ17又は両面排紙トレイ60に対する原稿
の排紙動作を許可するので、ユーザの使い勝手を損なう
ことなく、セット状態の不良を警告することができる。
また、片面排紙トレイ17未装着時にはトレイ未装着を
表示すると共に、両面排紙トレイ60に対する原稿の排
紙動作を許可するので、この場合もユーザの使い勝手を
損なうことなく、片面排紙トレイ17未装着を警告する
ことができる。
【0075】なお、前述の各実施形態では本体2に着脱
自在な本体トレイ17aと折り曲げ可能な補助トレイ1
7bからなる片面排紙トレイ17について説明したが、
これに限らず例えば図8に示すように本体トレイ170
a及びスライド可能なスライド補助トレイ170bを備
えた着脱自在の片面排紙トレイ170を用いてもよい。
この本体トレイ170aには図示しないレール溝を設
け、スライド補助トレイ170bがこのレール溝に沿っ
て本体トレイ170aに対し矢印方向に伸縮自在である
ように構成されている。また、スライド補助トレイ17
0bは省スペースのために通常(片面排紙トレイ170
が本体2に装着された状態)、本体トレイ170aに収
納されており、長尺原稿を読み取る場合にユーザが引き
出して使用するようになっている。また、本体トレイ1
70a側には光学式反射形センサからなるトレイセット
状態センサ630を設け、このトレイセット状態センサ
630をスライド補助トレイ170bのフィラ660が
遮光することにより、スライド補助トレイ170bがス
ライドして片面排紙トレイ170が十分に伸長したこと
(正常なセット状態)を検知するように構成されてい
る。なお、このトレイセット状態センサ630が遮光さ
れないことによってスライド補助トレイが十分に伸長せ
ずセット状態が不良であることを検知する。このトレイ
セット状態センサ630及びトレイセンサ(図8には示
さず)の検知信号は制御部のCPU41へ送出され(あ
るいはADF1装着時、ADF1側の制御系にトレイセ
ット状態センサ及びトレイセンサ64を接続することに
よって直接CPU29へ送出され)、前述の排紙動作が
行われる。
【0076】また、前述の各実施形態では読み取り後の
原稿を排紙するための着脱自在な片面排紙トレイ17に
ついて説明したが、これに限らず例えば装置本体2にお
いて画像形成後の転写紙を排紙するための着脱自在な転
写紙用排紙トレイの装着状態を検知し、装着不良の場合
はユーザに警告するようにしてもよい。この場合は、そ
の転写紙用排紙トレイの装着状態(装着/未装着、装着
不良/装着正常)を検知するトレイセンサ及びトレイセ
ット状態センサを設け、本体2のCPU41がその転写
紙用排紙トレイに対する排紙動作の禁止/許可及び警告
動作を制御するように構成する。
【0077】また、前述の各実施形態では片面排紙トレ
イ17の未装着表示及び補助トレイ17bの装着不良を
含むセット状態の可否を操作部43のLCD表示器等に
表示して警告しているが、これに限らず音声やブザーあ
るいは点滅ランプによって表示してもよい。この場合
は、音声出力手段、ブザー、点滅ランプ等を装置本体2
あるいはADF1に設け、CPU29,41の制御でユ
ーザに対する警告を行う。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、装置外部に装着可能な
排紙トレイ(片面排紙トレイ)のセット状態が不良の場
合は直ちにユーザに警告するようにしたので、ユーザは
排紙トレイのセット不良を確実に認識できる。
【0079】また、本発明によれば前記装着可能な排紙
トレイのセット状態が不良の場合は、ユーザに警告する
と共にその排紙トレイあるいは予め選択・設定された他
の排紙トレイに対する排紙動作を許可するようにしたの
で、装置外部に装着可能な排紙トレイのセット状態に応
じてユーザに対する警告を行うと共に操作性よくシート
を排紙することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す複写機本体に
装着された自動原稿給紙装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す複写機本体に
装着された折畳み式の片面排紙トレイの構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す複写機本体に
装着された片面排紙トレイの折り畳み部分の構成図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す複写機の制御
部の構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す複写機におけ
る片面原稿の排紙動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す複写機におけ
る片面原稿の排紙動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示す複写機におけ
る片面原稿の排紙動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す複写機本体に
装着されたスライド式の片面排紙トレイの構成図であ
る。
【符号の説明】
1 自動原稿給紙装置(ADF) 2 画像形成装置 5 原稿 6 給紙テーブル 7 底板 8 呼び出しコロ 17,170 片面排紙トレイ 17a,170a 本体トレイ 17b 補助トレイ 21 原稿セットセンサ 28,42 RAM 29,41 CPU 43 操作部 60 両面排紙トレイ 63,630 トレイセット状態センサ 64 トレイセンサ 65 アクチュエータ 66,660 フィラ 80 搬送部 90 排紙部 170b スライド補助トレイ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排紙トレイへシートを搬送して排紙する搬
    送・排紙手段と、 排紙トレイの装着状態を検知するトレイ状態検知手段
    と、 排紙トレイの装着不良を警告する警告手段と、 トレイ状態検知手段によって排紙トレイの装着不良が検
    知された場合は、警告手段が排紙トレイの装着不良を警
    告するように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動シート搬送装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、トレイ状態検知手段によ
    って排紙トレイの装着不良が検知された場合は、警告手
    段が該排紙トレイの装着不良を警告するように制御する
    と共に、該排紙トレイにシートを排紙させることを特徴
    とする請求項1記載の自動シート搬送装置。
  3. 【請求項3】第1の排紙トレイ又は第2の排紙トレイへ
    シートを搬送して排紙する搬送・排紙手段と、 第1の排紙トレイの装着状態を検知するトレイ状態検知
    手段と、 第1の排紙トレイの装着不良を警告する警告手段と、 トレイ状態検知手段によって第1の排紙トレイの装着不
    良が検知された場合は、警告手段が第1の排紙トレイの
    装着不良を警告するように制御すると共に、第2の排紙
    トレイにシートを排紙させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする自動シート搬送装置。
  4. 【請求項4】第1の排紙トレイ又は第2の排紙トレイへ
    シートを搬送して排紙する搬送・排紙手段と、 第1の排紙トレイの装着状態を検知するトレイ状態検知
    手段と、 第1の排紙トレイの装着不良を警告する警告手段と、 トレイ状態検知手段によって第1の排紙トレイの装着不
    良が検知された場合は、警告手段が第1の排紙トレイの
    装着不良を警告するように制御すると共に、予め設定さ
    れたトレイ選択情報に基づき、第1の排紙トレイ又は第
    2の排紙トレイにシートを排紙させることを特徴とする
    自動シート搬送装置。
  5. 【請求項5】前記トレイ状態検知手段は、検知対象の排
    紙トレイの一部がスライド可能な構成である場合には該
    一部が所定の長さ伸長しているかを検知し、検知対象の
    排紙トレイの一部が折り畳み可能な構成の場合には該一
    部が排紙トレイ本体と所定の角度をなしているかを検知
    することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    自動シート搬送装置。
  6. 【請求項6】前記排紙トレイは、画像読み取り後の原稿
    を排紙するための排紙トレイ又は画像形成後の転写紙を
    排紙するための排紙トレイであることを特徴とする請求
    項1乃至5の何れかに記載の自動シート搬送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8038143B2 (en) * 2005-03-14 2011-10-18 Ricoh Company, Ltd. Sheet delivery device and image forming device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8038143B2 (en) * 2005-03-14 2011-10-18 Ricoh Company, Ltd. Sheet delivery device and image forming device

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