JPH05270676A - 給紙制御装置 - Google Patents

給紙制御装置

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JPH05270676A
JPH05270676A JP6751292A JP6751292A JPH05270676A JP H05270676 A JPH05270676 A JP H05270676A JP 6751292 A JP6751292 A JP 6751292A JP 6751292 A JP6751292 A JP 6751292A JP H05270676 A JPH05270676 A JP H05270676A
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recording
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裕次 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録紙の重送を防止し、給紙性能を向上させ
る。 【構成】 給送用ベルト157が張り渡された一対のロ
ーラ160,161の間に配置された真空吸引箱162
内に負圧を発生させることにより、積み重ねられた最上
部の記録紙45の端部が給送用ベルト157に吸着さ
れ、給送用ベルト157が走行を開始する。記録紙45
が搬送ローラ50に挟まれ、真空吸引箱162が定める
吸引領域をはずれた時点で、再び負圧を発生させて記録
紙の吸引を開始する。負圧を発生させるタイミングを記
録紙45の寸法や厚みに応じて変化させることにより、
記録紙45の重送が防止され、給紙性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機などにおいて記
録シート体を給紙する場合に好適に実施される給紙制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】単票の原稿を複数枚積み重ね、積み重ね
られた方向の上方側または下方側から原稿を1枚ずつ分
離して搬送し、原稿読み取り後に積み重ねた位置に下方
側または上方側から戻す循環式自動原稿供給装置(RD
H)を備えた複写機では、上記原稿の供給装置や予め積
み重ねられた記録紙を1枚ずつ分離して供給する給紙装
置などのシートの給送装置が用いられている。また、各
種印字装置や印画装置などにおいても同様に予め積み重
ねられた記録紙を1枚ずつ分離して給送する装置が用い
られている。
【0003】このような給送装置では、積み重ねられた
状態のシートを1枚ずつ分離する必要があるため、空気
流による分離方式や、分離爪を用いる分離方式、また、
シートの搬送方向に対して逆回転するローラを用いてシ
ートを分離する方式などが知られている。
【0004】このうち空気流を用いてシートを分離する
本発明の前提となる技術は以下のようである。図1は本
発明の前提となる給紙装置38の側面図である。給紙装
置38には支持トレイ20に積み重ねられた記録紙45
が備えられ、当該記録紙45の上方には一対のローラ1
60,161が配置され、この一対のローラ160,1
61に張架され、多数の透孔が形成された給送用ベルト
157が記録紙45に上方から臨む。各ローラ160,
161の間には、前記記録紙45に給送用ベルト157
を介して臨む真空吸引箱162が配置され、当該吸引箱
162内にはダンパ166が設けられ、連結している真
空吸引箱162と吸引ファン47とをプランジャ48の
伸縮動作によって連通または遮断し、支持トレイ20上
の記録紙45を給送用ベルト157に真空吸着して、給
送用ベルト157の走行駆動により前記搬送方向A3に
沿って搬送する。
【0005】前記真空吸着を行う場合、支持トレイ20
上の記録紙45は複数枚が給送用ベルト157に同時に
吸着されて搬送される可能性があるため、支持トレイ2
0より搬送方向A3下流側上方にダクト部49とノズル
51a,51bとから成るノズル部材46を設け、当該
ノズル部材46は真空吸着箱162の搬送方向A3下流
側端部付近に相当する給送用ベルト157に空気流を吹
付けるノズル51aと、搬送方向A3と平行であって記
録紙45の搬送方向A3下流側端部に空気流を吹付ける
ノズル51bとを含んで構成されている。前記ノズル5
1bからの空気流で、積み重ねられた記録紙45の最上
部側付近の記録紙45を浮遊させる。また、ノズル51
aは給送用ベルト157付近に浮遊している記録紙45
を1枚毎に分離して、最上部の1枚のみを給送用ベルト
に吸着させ搬送するようにしている。
【0006】次に、記録紙45が搬送される場合の各部
の動作における時間的な関係について説明する。図15
のタイムチャートに示すように従来技術では、プランジ
ャ48を動作させて記録紙45の吸引を開始し、記録紙
45の寸法や厚みに関係なく、一定時間t後にモータに
よりローラ160,161が回転駆動して給送用ベルト
157が走行し、記録紙45の搬送が行われる。また、
プランジャ48の動作は一定時間T毎に行われ、記録紙
45の寸法や厚みに対応して時間Tが変化することはな
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図15に示すように、
吸引が開始されてから給送用ベルト157が駆動して走
行を始めるまでの時間tや、1枚目の記録紙45が吸引
されてから次の記録紙45の吸引が開始されるまでの時
間、つまりサイクルタイムTが常に一定であるため、サ
イクルタイムTの中の吸引を行っている時間と停止して
いる時間との比率や、給送用ベルト157が走行してい
る時間と停止している時間との比率は、記録紙45の寸
法や厚みが変わっても変化せず一定である。
【0008】したがって、記録紙45の寸法が大きなも
のや厚みのあるものでは、吸引時間t内に記録紙45が
給送用ベルト157に吸着しないまま給送用ベルト15
7が走行して記録紙45の脱落などが起こり、給紙性能
が低下する。また、記録紙45の寸法が小さなもので
は、記録紙45の後端部が吸引領域を通過した後も吸引
時間が経過していないために吸引が行われ、2枚目の記
録紙45までも吸引してしまい記録紙45の重送が起こ
るという課題を有している。
【0009】本発明の目的は、記録紙の寸法や厚みに拘
わらず確実に搬送を行うことができ、かつ重送も回避で
きる給紙制御装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、給送用ベルト
に記録シート体を吸着して給紙する給紙制御装置におい
て、一対のローラ間に張り渡され、多数の透孔が形成さ
れている無端状の給送用ベルトと、前記ローラ間に配置
され、給送用ベルトに臨む一方側が開口して吸着領域を
定める真空吸引箱と、前記給送用ベルトに関して、記録
シート体の搬送方向下流側に間隔をあけて配置され、記
録シート体を挟んで搬送する搬送ローラと、記録シート
体が給送用ベルト側に移動して吸着されるまでの予め定
める時間を計時する計時手段と、積み重ねられた記録シ
ート体を、前記真空吸引箱に負圧を発生させて給送用ベ
ルトに吸着させ、前記計時手段によって計時される予め
定める時間を経過した後、当該給送用ベルトを走行駆動
するとともに、前記走行開始後、真空吸引箱の負圧を停
止し、各記録シート体の寸法およびシート厚に対応し、
いずれの記録シート体においても当該記録シート体の搬
送方向後端が前記吸着領域をはずれた時点で、真空吸引
箱に負圧を発生させる制御手段とを含むことを特徴とす
る給紙制御装置である。
【0011】また本発明は、給送用ベルトに記録シート
体を吸着して給紙する給紙制御装置において、一対のロ
ーラ間に張り渡され、多数の透孔が形成されている無端
状の給送用ベルトと、記録シート体の給送用ベルトへの
吸着を検出する記録シート体の検出手段と、前記ローラ
間に配置され、給送用ベルトに臨む一方側が開口して吸
着領域を定める真空吸引箱と、前記給送用ベルトに関し
て、記録シート体の搬送方向下流側に間隔をあけて配置
され、記録シート体を挟んで搬送する搬送ローラと、前
記真空吸引箱に負圧を発生させ、積み重ねられた記録シ
ート体が、給送用ベルトに吸着したことが前記検出手段
により検出されると、当該給送用ベルトを走行駆動する
とともに、前記走行開始後、真空吸引箱の負圧を停止
し、各記録シート体の寸法およびシート厚に対応し、い
ずれの記録シート体においても当該記録シート体の搬送
方向後端が前記吸着領域をはずれた時点で、真空吸引箱
に負圧を発生させる制御手段とを含むことを特徴とする
給紙制御装置である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、積み重ねられて載置された記
録シート体の上方に、一対のローラ間に張り渡され、多
数の透孔が形成されている無端状の給送用ベルトが設け
られ、前記ローラ間には給送用ベルトに臨む一方側が開
口して、吸着領域を定める真空吸引箱が配置されてい
る。また、前記給送用ベルトに関して記録シート体の搬
送方向下流側には間隔をあけて配置された、記録シート
体を挟んで搬送する搬送ローラが設けられている。
【0013】積み重ねられた記録シート体を前記真空吸
引箱に負圧を発生させて給送用ベルトに吸着させ、計時
手段によって計時される記録シート体が給送用ベルト側
に移動して吸着されるまでの予め定める時間を経過した
後、当該給送用ベルトを走行駆動するとともに、前記走
行開始後、真空吸引箱の負圧を停止し、各記録シート体
の寸法およびシート厚に対応し、いずれの記録シート体
の搬送方向後端が前記吸着領域をはずれた時点で、真空
吸引箱に負圧を発生させて次の記録シート体の吸着を行
う。
【0014】したがって、前記記録シート体の寸法およ
びシート厚が変化しても、各々の記録シート体が給送用
ベルト側に移動して吸着されるまでの予め定める時間が
設定され、当該時間に応じた制御がなされ、記録シート
体の重送が防止され給紙性能も向上する。
【0015】また本発明に従えば、積み重ねられて載置
された記録シート体の上方に一対のローラ間に張り渡さ
れ、多数の透孔が形成されている無端状の給送用ベルト
が設けられ、前記ローラ間には給送用ベルトに臨む一方
側が開口して吸着領域を定める真空吸引箱が配置されて
いる。また、給送用ベルトにおける記録シート体の搬送
方向上流側には記録シート体の給送用ベルトへの吸着を
検出する記録シート体の検出手段が配置されている。前
記給送用ベルトに関して記録シート体の搬送方向下流側
には間隔をあけて配置された、記録シート体を挟んで搬
送する搬送ローラが設けられている。
【0016】前記真空吸引箱に負圧を発生させ、積み重
ねられた記録シート体が給送用ベルトに吸着したことが
前記検出手段により検出されると、当該給送用ベルトを
走行駆動するとともに、前記走行開始後、真空吸引箱の
負圧を停止し、各記録シート体の寸法およびシート厚に
対応し、いずれの記録シート体においても当該記録シー
ト体の搬送方向後端が前記吸着領域をはずれた時点で、
真空吸引箱に負圧を発生させて次の記録シート体の吸着
を行う。
【0017】したがって、前記記録シート体の寸法およ
びシート厚が変化しても、各々の記録シート体に応じて
次の記録シート体を吸着するタイミングが制御され、記
録シート体の重送が防止され給紙性能も向上する。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例の給紙装置38の断
面を示す側面図であり、図2は給紙装置38が用いられ
る複写機22の断面図である。複写機22は循環式自動
原稿供給装置(RDH装置と略す)23と本体24を備
える。RDH装置23は、いわゆる下取り上戻し方式の
原稿供給装置25を備え、取り出された原稿は搬送路2
6を搬送されつつ、光源27による露光領域28で露光
されて、原稿供給装置25に戻される。原稿供給装置2
5は、原稿の載置板29と給送装置30と空気注入装置
31とを備える。
【0019】本体24は、内部に前記光源27を備え、
光源27によるRDH装置23の露光領域28と、本体
24の露光領域32とが設定されている。各露光領域2
8,32からの原稿反射光は光学系33を経て感光ドラ
ム34上で結像する。感光ドラム34の周囲には、帯電
装置35、現像装置36および転写装置37などが配置
され、各種寸法の記録紙45はたとえば3種の給紙装置
38,39,40から転写装置37と感光ドラム34と
の間の転写領域41に供給されて、前記原稿反射光によ
る原稿像が記録される。転写後の記録紙45は定着装置
42で定着され、締結装置43で所定枚数毎に綴じら
れ、排紙トレイ44に収納される。中間トレイ21に
は、複写された記録紙が矢符A1方向に沿って搬入さ
れ、矢符A2方向に沿って給送される。
【0020】図3は、本発明の一実施例の給紙装置38
の平面図である。該給紙装置38は記録紙45が積み重
ねられて収納されている支持トレイ20と、支持トレイ
20内に積み重ねられて収納されている記録紙45を、
1枚ずつ分離して給送する給送装置100と、搬送方向
A3下流側であって、給送用ベルト157の下方に設け
られたノズル部材46と搬送ローラ50と給送装置10
0とを備えている。前記給送装置100は支持トレイ2
0に関して予め定められた位置に、たとえば4つの給送
用ベルト157a〜157dを備える。これらの給送用
ベルト157a〜157dは、2本の回転軸にそれぞれ
固定されたローラ160,161の間にそれぞれ張架さ
れる。各ローラ160,161間には真空吸引箱162
が収納され、各給送用ベルト157a〜157dにそれ
ぞれ臨む吸引口163a〜163dが形成される。この
真空吸引箱162内にはダンパ166が収納され、真空
吸引箱162が接続された吸引ファン47と真空吸引箱
162とをプランジャ48の伸縮動作により連通または
遮断する。なお、以上の給紙装置38についての説明は
給紙装置39,40においても適用される。
【0021】図4は、複写機22の電気的構成を示すブ
ロック図である。前記複写機22は、たとえばマイクロ
プロセッサを含んで構成される中央処理装置(CPUと
略す)132を備えており、CPU132はROM(リ
ードオンリメモリ)133に予め記憶されている制御用
プログラムに従って制御を行う。後述するような、記録
紙45の寸法や厚みに応じたサイクルタイムTや吸引時
間tや搬送時間Xもここに記憶され、必要に応じてマイ
クロコンピュータ132内のタイマ141〜143に設
定される。RAM(ランダムアクセスメモリ)134
は、バッファ用メモリや複写制御などに必要となるフラ
グその他の演算用領域として使用される。例として複写
開始ボタンや複写倍率あるいは複写部材などの設定キー
などのキースイッチや複写用紙検出センサ等による検知
信号等の信号入力装置135は、インターフェイス回路
136を介して前記マイクロコンピュータ132へ信号
を転送している。すなわち、複写機本体22において
は、記録紙の搬送位置の検知信号、感光体の位置検知の
信号など、あるいはキー操作による入力信号などがイン
ターフェイス回路136を介してマイクロコンピュータ
132に送られる。
【0022】また、複写倍率の表示やその他の表示回路
および複写機本体22のモータ138やプランジャ13
9などの各負荷を制御するドライバアレイ140が設け
られ、該ドライバーアレイ140のインターフェイス回
路137は、マイクロコンピュータ132からの制御信
号をドライバアレイ140に転送している。これらの各
要素がマイクロコンピュータ132によって互いに関連
して駆動制御され、複写機本体22が駆動される。
【0023】次に、記録紙45を搬送するにあたっての
動作順序であるが、まずノズル部材46から空気流を、
積み重ねられた記録紙45の搬送方向下流側端部に吹き
つけて、記録紙45を上方に舞い上がられせてさばく一
方で、吸引ファン47は常時回転駆動され真空吸引箱1
62内を負圧にする。真空吸引箱162内にはダンパ1
66が設けられ、吸引ファン47と真空吸引箱162と
を連通または遮断する。積み重ねられた記録紙45の先
端への空気流吹きつけ時には、ダンパ166はプランジ
ャ48によって駆動され、吸引ファン47と真空吸引箱
162とを連通しベルト157に記録紙45が吸着され
る。この時点で空気流の吹きつけは停止され、その後、
ローラ160,161が回転駆動されベルト157が走
行して、記録紙45を搬送方向A3側へ搬送する。前記
搬送された記録紙45は、一対の搬送ローラ50によっ
て挟まれて感光ドラム34側へ搬送される。例として記
録紙45が搬送ローラ50に挟まれると、プランジャ4
8の動作によりダンパ166が動作し、吸引ファン47
と真空吸引箱162とが遮断される。
【0024】図5は本発明の実施例のフローチャートで
あり、図6はそのタイムチャートである。まず複写開始
ボタンが押され複写が開始されると、ステップa1では
プランジャ48を操作し、ダンパ166を動作させて吸
引ファン47と真空吸引箱162とを連通させて、記録
紙45の吸引を開始するとともに、最上部記録紙45が
吸引されるのに十分な時間tをタイマ141に設定す
る。ステップa2では時間tが経過したかどうかの判断
がされ、時間tを経過していた場合、ステップa3にお
いてローラ160,161が回転駆動され、ベルト15
7が走行して記録紙45の搬送が開始される。なお、搬
送された記録紙45の先端が搬送ローラ50に挟まれた
時点で、記録紙45の吸引とベルト157の走行が停止
される。
【0025】次に各記録紙45のサイズに対応し、記録
紙45が搬送方向下流部である位置P2を通過するのに
要する予め定める時間Yをタイマ142に設定し、記録
紙45の1枚あたりの複写処理時間であるサイクルタイ
ムTをタイマ143に設定する。ステップa4では時間
Yが経過したかどうかの判断がなされ、時間Yを経過し
ていた場合、ステップa5においてダンパ166を動作
させて次の記録紙45の吸引を開始する。ステップa6
ではサイクルタイムTを経過したかどうかの判断がなさ
れ、サイクルタイムTを経過していた場合、処理はステ
ップa3に戻り、ベルト157が走行して記録紙45が
搬送される。
【0026】以上のように、前紙が搬送され前記位置P
2に前紙の後端部が通過するために要する予め定められ
た時間Y経過後、ダンパ166を動作させ吸引ファン4
7と真空吸引箱162とを連通させ、次紙の吸引を開始
し、またベルト157は一定時間T毎に作動するように
調節することにより、前紙が記録紙の吸引が行われてい
る位置P1から位置P2の範囲を完全に通過した後で次
紙の吸引が行われ、記録紙45が重送されることを回避
することができる。
【0027】図7は、それぞれ本発明の他の実施例の側
面図である。ここに挙げる事柄以外の基本的な構成など
については、前述の実施例と共通である。まず図7は、
記録紙45の搬送方向下流部の位置P2に、たとえば透
過形センサS1などを用いる方法で、これは発光素子か
ら光を放ち、距離を隔てた受光素子が発光素子から放つ
光を受光できなくなることで対象物の存在を検出する構
成のセンサであり、この方法によって記録紙が吸引領域
をはずれたかどうかを検出することができる。
【0028】図8は本実施例のフローチャートであり、
図9はそのタイムチャートである。前記センサS1は、
記録紙45が位置P2を通過すると検出信号を得て真空
吸引箱162の内部が負圧になって、次紙の給送用ロー
ラ160,161への吸引が開始される。また給送用ベ
ルト157が駆動を始めるとセンサS1は作動を停止す
る。
【0029】次に図10は本発明の他の実施例の側面図
である。ここに挙げる事柄以外の基本的な構成などにつ
いては、前述の実施例と同じである。吸引搬送ユニット
168に、たとえば反射型の光センサS2などを用いる
方法で、これは発光素子から放つ光が対象物に反射して
受光素子に入ることで対象物の存在を検出するしくみ
で、この方法によって記録紙45が給送用ベルト157
に吸着したかどうかを検出することができる。
【0030】図11は本実施例のフローチャートであ
り、図12はそのタイムチャートである。前記センサS
2は記録紙45が給送用ベルト157に吸着すると検出
信号を得たことになり、吸着していない間は検出信号が
得られていないことになる。センサS2が検出信号を得
た時点で、給送用ベルト157が駆動し走行が開始され
る。
【0031】次に第3の他の実施例を挙げる。ここに挙
げる事柄以外の基本的な構成などについては第1の実施
例と同一であり、センサS2を用いて記録紙45の給送
用ベルト157への吸着を検知するという点は、前述の
ものと同一であるが、図13のフローチャートおよび図
14のタイムチャートに示すように、ステップd1では
真空吸引箱162内に負圧を発生させ、記録紙45の吸
着を開始する。センサS2が記録紙45の吸着を検知す
ると、給送用ベルト157が駆動し記録紙45の搬送を
開始し、吸引は停止する。このとき吸引を開始してから
センサS2の働くまでの時間xを計測し、サイクルタイ
ムTをタイマ141に設定する。次にステップd2では
センサによって記録紙45が給送用ベルト157に吸着
したかどうかを検出し、吸着していた場合、ステップd
3では給送用ベルト157が走行し記録紙45の搬送が
開始される。センサS2は、吸引が停止されてから、給
送用ベルト157が走行を開始するまでの間に検知信号
の検出を停止する。
【0032】次にステップd4では先程計測された吸引
開始から吸着完了までに要した時間xと、予め定めてお
いた規定値Xとを比較し、xの方が大きい場合、ステッ
プd5に処理が移り、吸着に予定以上の時間を要してお
り、サイクルタイムTが一定であればその中の吸着時間
xが占める比が大きくなり、他の給送用ベルト157の
走行時間などに影響を及ぼすため、サイクルタイムTを
xがXより大きかったその差だけ延ばして設定する。次
にステップd6では、サイクルタイムTが経過したかど
うかの判断がなされ、時間Tを経過していた場合処理は
初めに戻る。このとき、前紙の吸着に時間にかかりTが
(x−X)だけ延びると、次紙の吸引時間もそれだけ遅
れて行われ、サイクルタイムTが新しく設定される。
【0033】このように、給紙過程の各動作に要する時
間と記録紙の寸法や厚みに応じて変化させることによ
り、1つの動作が完全に終了してから次の動作へ移行す
ることができ、したがってどんな種類の記録紙であって
も確実に搬送が行え、重送も回避できるため、給紙性能
が向上する。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各記録紙
の寸法の違いによる記録紙が吸引領域をはずれるまでに
要する搬送時間の差や、記録紙の厚みの違いによる記録
紙を給送用ベルトに吸着させるまでに要する時間の差に
応じて、吸引の開始や停止と、給送用ベルトの走行の開
始や停止とをタイマ制御し、確実に最初の記録紙が吸引
領域をはずれてから次紙の吸引を開始するため、記録紙
の重送が回避され、給紙性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の給紙装置38の側面図であ
る。
【図2】複写機22の断面図である。
【図3】給紙装置38の平面図である。
【図4】複写機22の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の一実施例のフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例のタイムチャートである。
【図7】本発明の他の実施例の給送装置21の断面図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例のフローチャートである。
【図9】本発明の他の実施例のタイムチャートである。
【図10】本発明の他の実施例の給送装置21の断面図
である。
【図11】本発明の他の実施例のフローチャートであ
る。
【図12】本発明の他の実施例のタイムチャートであ
る。
【図13】本発明の他の実施例のフローチャートであ
る。
【図14】本発明の他の実施例のタイムチャートであ
る。
【図15】従来技術のタイムチャートである。
【符号の説明】
45 記録シート体 50 搬送ローラ 157 給送用ベルト 160,161 ローラ 162 真空吸引箱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給送用ベルトに記録シート体を吸着して
    給紙する給紙制御装置において、 一対のローラ間に張り渡され、多数の透孔が形成されて
    いる無端状の給送用ベルトと、 前記ローラ間に配置され、給送用ベルトに臨む一方側が
    開口して吸着領域を定める真空吸引箱と、 前記給送用ベルトに関して、記録シート体の搬送方向下
    流側に間隔をあけて配置され、記録シート体を挟んで搬
    送する搬送ローラと、 記録シート体が給送用ベルト側に移動して吸着されるま
    での予め定める時間を計時する計時手段と、 積み重ねられた記録シート体を、前記真空吸引箱に負圧
    を発生させて給送用ベルトに吸着させ、前記計時手段に
    よって計時される予め定める時間を経過した後、当該給
    送用ベルトを走行駆動するとともに、前記走行開始後、
    真空吸引箱の負圧を停止し、各記録シート体の寸法およ
    びシート厚に対応し、いずれの記録シート体においても
    当該記録シート体の搬送方向後端が前記吸着領域をはず
    れた時点で、真空吸引箱に負圧を発生させる制御手段と
    を含むことを特徴とする給紙制御装置。
  2. 【請求項2】 給送用ベルトに記録シート体を吸着して
    給紙する給紙制御装置において、 一対のローラ間に張り渡され、多数の透孔が形成されて
    いる無端状の給送用ベルトと、 記録シート体の給送用ベルトへの吸着を検出する記録シ
    ート体の検出手段と、 前記ローラ間に配置され、給送用ベルトに臨む一方側が
    開口して吸着領域を定める真空吸引箱と、 前記給送用ベルトに関して、記録シート体の搬送方向下
    流側に間隔をあけて配置され、記録シート体を挟んで搬
    送する搬送ローラと、 前記真空吸引箱に負圧を発生させ、積み重ねられた記録
    シート体が、給送用ベルトに吸着したことが前記検出手
    段により検出されると、当該給送用ベルトを走行駆動す
    るとともに、前記走行開始後、真空吸引箱の負圧を停止
    し、各記録シート体の寸法およびシート厚に対応し、い
    ずれの記録シート体においても当該記録シート体の搬送
    方向後端が前記吸着領域をはずれた時点で、真空吸引箱
    に負圧を発生させる制御手段とを含むことを特徴とする
    給紙制御装置。
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