JPH0581224B2 - - Google Patents

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JPH0581224B2
JPH0581224B2 JP59112281A JP11228184A JPH0581224B2 JP H0581224 B2 JPH0581224 B2 JP H0581224B2 JP 59112281 A JP59112281 A JP 59112281A JP 11228184 A JP11228184 A JP 11228184A JP H0581224 B2 JPH0581224 B2 JP H0581224B2
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JP
Japan
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yakiniku
soy sauce
meat
seasoning
sauce
Prior art date
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JP59112281A
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English (en)
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JPS60256359A (ja
Inventor
Takashi Ueki
Yoshiharu Noda
Masaji Nakano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUOKAKEN SHOYU JOZO KYODOKUM
FUKUOKAKEN SHOYU JOZO KYODOKUMIAI
Original Assignee
FUKUOKAKEN SHOYU JOZO KYODOKUM
FUKUOKAKEN SHOYU JOZO KYODOKUMIAI
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は食肉軟化効果を有する焼肉用調味料特
に焼肉用たれ又はステーキ用ドレツシングに関す
るものである。 〔従来の技術〕 従来より焼肉のたれは、醤油、醤油諸味及び味
噌をベースに磨砕した玉葱、人参、りんご、しょ
うが、にんにくに食酢、味醂、砂糖、胡麻又は胡
麻油、各種調味料、香辛料などを混合し、約80℃
で20〜30分加熱して製造されている。その使用法
は、この焼肉にたれを予め肉にふりかけておく
か、肉を焼いて後に付けるか、あるいはその両者
を併用する方法が一般に行われている。 一方、ステーキ用ドレツシングは、醤油、ワイ
ンをベースとし、これにガーリツク、こしょう、
ジンジヤー、オニオンなどの香辛料を混合して調
製されている。その使用法は、このドレツシング
を焼き上つた直後の肉にふりかけて使用されてい
る。 以上の従来の焼肉のたれ、ステーキ用ドレツシ
ングに使用されている醤油、醤油諸味又は味噌は
原料の製造時点で既に加熱殺菌すなわち火入れ工
程を行つたものが多く、仮に生醤油、生味噌を使
つたとしても、焼肉用調味料を調製する時点で加
熱殺菌されるものである。 このように、加熱殺菌を受けた焼肉用たれ、ス
テーキ用ドレツシングは殆どの菌が死滅している
ものの醸造物に由来する酵素も殆どが活性を失つ
ている。 また、リゾープス属糸状菌の酸性プロテアーゼ
を食塩又は味噌と混合して肉片にふりかけ又は塗
布して10℃前後で数日放置すると肉が軟化した味
噌漬又は塩漬肉とする方法は知られている(例え
ば特公昭45−29417号公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前述の従来の焼肉用調味料は使用する醤油、醤
油諸味、味噌は、加熱殺菌処理を行つているた
め、調味料中の酵素が殆ど死滅しており、食肉を
軟化する効果は得られない。 また、食肉を軟化させるために酸性プロテアー
ゼを添加する方法においては、そのために予め酸
性プロテアーゼで長時日処理する必要があるた
め、即効性を要する焼肉に用いる調味料としては
不向きであるなどの問題点があつた。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は前述の問題点を解決する目的で醤油、
醤油諸味、味噌の主として麹に由来する酵素が食
肉を軟化する作用が顕著にあることに着目し、加
熱殺菌処理を施すことなく無菌化した生醤油、醤
油諸味、生味噌を焼肉調味料の各種原料に加えて
加熱することなく製造したところ、極めて柔らか
い焼肉が得られることを見い出した。 〔発明の構成〕 本発明は生醤油、生醤油製造工程における圧搾
前の醤油諸味又は生味噌を焼肉調味料材料に混
合、加熱することなく製造した食肉軟化効果を有
する焼肉調味料である。 本発明に使用する生醤油は加熱殺菌処理を施す
ことなく無菌化した醤油で、蒸した大豆と炒つて
割砕した小麦の混合物に種麹を加えて製麹したも
のに食塩水を加えて仕込みを行い、醗酵熟成を行
つた後に圧搾する一般の醤油の製造工程後火入れ
工程を経ずに、除菌フイルターで濾過した無菌の
ものである。 また、生味噌は蒸した米又は麦に種麹を加えて
製麹した後、蒸した大豆、食塩を加えて仕込みを
行い、十分醗酵熟成した生菌数の少い味噌で焼肉
のたれ調製時に静菌作用を有するアルコール、酢
酸及びビタミンB1ラウリル硫酸塩などを加えた
ものである。 醤油諸味は前述の生醤油製造工程における圧搾
前のもので、これを上記生味噌の場合と同様に静
菌作用を有するものを加えて静菌化したものであ
る。 本発明に用いる焼肉用たれの調味料材料として
は焼肉用たれとしては玉葱、りんご、人参、しよ
うが、にんにくなどの基材、食酢、砂糖、ソルビ
ツト、味醂、はち蜜などの呈味料、唐辛子、こし
よう、胡麻、胡麻油などの香辛料などであり、ス
テーキ用調味料材料としては、ワイン、果実酢、
砂糖、ソルビツト、ガーリツク、ペツパー、ジン
ジヤー、オニオンなどの一般に使用されているこ
れらの調味料材料である。 これらの材料を本発明の調味料に用いる場合
は、適宜加熱して殺菌調製して後用いるものであ
る。 以上の各種の調製した材料に対し、加熱殺菌を
施すことなく無菌化した生醤油、醤油諸味又は生
味噌を従来これらの調味料に使用する醤油、味噌
と同様の量を添加する。 以上の材料の添加割合、添加量は従来の焼肉用
調味料を製造する場合と同量、同様である。 次に本発明の調味料の製造例を実施例として示
す。 〔実施例〕 例 1 玉葱120g、りんご20g、人参20g、しようが
30g、にんにく10g、白糖120g、ソルビツト20
g、味醂40ml、はち蜜15g、粉末調味料30g、唐
辛子1g、こしよう2g、ビーフエキス18g、カ
ラメル5g、胡麻油12g及び赤味噌120gに水を
加え85℃で20分混合加熱する。冷却後加熱殺菌を
施すことのない無菌生醤油350mlを加え焼肉用た
れ1Kgを得る。 例 2 玉葱120g、りんご20g、人参20g、しようが
30g、にんにく10g、白糖120g、ソルビツト20
g、味醂40ml、はち蜜15g、粉末調味料30g、唐
辛子1g、こしよう2g、ビーフエキス18g、カ
ラメル5g、胡麻油12gに水を加え85℃で20分混
合加熱する。 冷却後、加熱殺菌を施すことのない醤油諸味
300g、同生味噌120g及び静菌作用を有する酢酸
4g、エタノール15g、ビタミンB1ラウリル硫
酸塩200mgを加え、焼肉のたれ1Kgを得る。 例 3 加熱殺菌処理を施すことのない生醤油700ml、
赤ワイン200ml、果実酢85ml、液糖75g、ソルビ
ツト30g、ガーリツク5g、ブラツクペパー10
g、ジンジヤー5g、オニオン5g、オールスパ
イス2gに水を加えて混合し、無菌濾過してステ
ーキ用ドレツシング1Kgを得る。 本発明の焼肉用調味料は例えば焼肉用たれの使
用にあたつては、予め肉を一定量のたれに30分以
上、好ましくは1〜3時間浸してから後焼き上げ
ると本発明のたれの効果が十分に奏せられる。ま
た、ステーキ用ドレツシングは同様に予め焼く前
の肉に振りかけておくと効果が大であるが、一般
に用いられる焼き上つた肉に振りかけても十分そ
の効果が奏せられる。 〔発明の効果〕 次に本発明の調味料を用いた場合の効果を試験
例により示す。 試験例 1 各々約50gの牛肉(焼肉用カルビー)に各々の
調製焼肉用たれを肉が浸る程度に振りかけ約3時
間室温に置いた。所定温度に熱した鉄板の上で焦
げない程度にたれ漬けの肉を焼き、焼き上つた肉
の硬さを10名のパネルで官能評価すると共にテキ
スチユロメーター(全研製、GTX−型、V型
プランジヤー)によりその硬さを測定した。 表1にその結果を示す。
【表】 テキスチユロメーターは2m/mのクリアラン
ス、2V,12/minのバイトスピド、15m/mの厚
さで測定。 試験例 2 各々約20gの牛肉(焼肉用カルビー)に実施例
2により調製した焼肉のたれを肉が浸る程度に振
りかけ、各々30分、1時間、2時間、3時間室温
に置いた。静置後直ちに所定温度に熱した鉄板の
上で焦げない程度にたれ漬けの肉を焼き、焼き上
つた肉の硬さを比較評価すると共にテキスチユロ
メーターにより硬さを測定した。なお対照として
実施例1に準じて、熱処理を施さない無菌生醤油
の代わりに火入れ醤油を用いて調製した焼肉用た
れを同様に試験した。その結果を表2に示す。
【表】 試験例 3 各々約50gの牛肉(焼肉用カルビー)に実施例
2により調製した焼肉のたれを肉が浸る程度に振
りかけ約2時間室温に置いて後焼き上げ、焼き上
つた肉の硬さを比較評価すると共にテキスチユロ
メーターにより硬さを測定した。対照として、実
施例2の加熱殺菌を施こすことのない無菌醤油諸
味並びに生味噌の代りに、加熱処理を行つた通常
の醤油諸味並びに味噌を用いて調製した焼肉のた
れを用い同様に牛肉を焼き上げた硬さの比較評価
並びに硬さを測定した。その結果を表3に示す。
【表】 試験例 4 各々約150gのステーキ用牛肉に実施例3によ
り調製したステーキ用ドレツシングを予め焼く前
の肉に振りかけて2時間放置しておいた後に焼き
上げた肉の硬さを比較評価すると共にテキスチユ
ロメーターにより硬さを測定した。対照として実
施例3の加熱殺菌を施すことのない無菌生醤油の
代りに加熱処理を行つた通常の醤油を用いて調製
したステーキ用ドレツシングを用い、同様に牛肉
を焼き上げた硬さの比較評価並びに硬さを測定し
た。 その結果を表4に示す。
【表】 試験例 5 各々約150gのステーキ用牛肉に実施例3によ
り調製したステーキ用ドレツシングを、従来どお
り肉を焼き上げた後振りかけた肉の硬さを比較評
価すると共に、テキスチユロメーターにより硬さ
を測定した。対照として実施例3の加熱殺菌を施
すことのない無菌生醤油の代りに、加熱処理を行
つた通常の醤油を用いて調製したステーキ用ドレ
ツシングを用い、同様に焼き上げた肉に振りか
け、その硬さの評価及び硬さを測定した。 その結果を表5に示す。
【表】 以上の官能試験並びに硬さの測定値から明らか
な通り、本発明の焼肉用調味料は焼き上りの肉の
軟化に極めてすぐれた効果を有し、各種肉類の性
質を改善することを可能にし、近年普及の著しい
一般に肉質が硬い輸入肉に調味料を普通の使用法
で使用するだけで柔かくし、特に歯の不自由な熟
年世代に賞味されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生醤油、生醤油製造工程における圧搾前の醤
    油諸味又は生味噌を調製した焼肉調味材料に混合
    し加熱することなく製造した焼肉用調味料。 2 焼肉用調味料が焼肉用たれ又はステーキ用ド
    レツシングである特許請求の範囲第1項記載の焼
    肉用調味料。
JP59112281A 1984-05-31 1984-05-31 焼肉用調味料 Granted JPS60256359A (ja)

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JP59112281A JPS60256359A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 焼肉用調味料

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JPS60256359A JPS60256359A (ja) 1985-12-18
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JP2013111065A (ja) * 2011-12-01 2013-06-10 ▲たか▼田 伸子 焼肉用下処理浸け込みたれ及び浸け込み肉の製造方法

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