JPH0566608A - 磁性トナー、画像形成方法、表面改質シリカ微粉末及びその製造方法 - Google Patents

磁性トナー、画像形成方法、表面改質シリカ微粉末及びその製造方法

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JPH0566608A
JPH0566608A JP4047058A JP4705892A JPH0566608A JP H0566608 A JPH0566608 A JP H0566608A JP 4047058 A JP4047058 A JP 4047058A JP 4705892 A JP4705892 A JP 4705892A JP H0566608 A JPH0566608 A JP H0566608A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速複写機用現像剤で使用しても、安定した
帯電量をトナーに与え、耐久にともなう弊害を引き起こ
さない表面改質シリカ微粉末を含有する磁性トナー及び
画像形成方法を提供することにある。更に、高速複写機
用現像剤で使用しても、安定した帯電量をトナーに与
え、耐久にともなう弊害を引き起こさない表面改質シリ
カ微粉末及びその製造方法を提供することにある。 【構成】 疎水化処理剤によって処理されたシリカ微粉
末であって、該シリカ微粉末は、180m2 /g以上の
比表面積、60乃至95%の疎水率及び35乃至49g
/lの嵩密度を有する表面改質シリカ微粉末及び磁性樹
脂粒子を含有する磁性トナーである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電記録、
静電印刷の如き画像形成方法における静電荷潜像を顕像
化するための静電荷像現像用現像剤中に含まれる、少な
くとも磁性樹脂粒子及び表面改質シリカ微粉末を有する
磁性トナー及び該磁性トナーを使用する画像形成方法に
関するものであり、特に静電荷像担持体としてアモルフ
ァスシリコンドラムを使用する高速画像形成に好適な磁
性トナーに関するものである。
【0002】更に、本発明は、電子写真、静電記録、静
電印刷の如き画像形成方法における静電荷潜像を顕像化
するための静電荷現像用現像剤の添加剤として好ましく
使用される表面改質シリカ微粉末及びその製造方法に関
するものである。特に、本発明は、静電荷像担持体とし
てアモルファスシリコンドラムを使用する高速画像形成
システムに使用される現像剤の添加剤として好適な表面
改質シリカ微粉末及びその製造方法に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、電子写真法における画像形成方法
として、静電荷像担持体として感光体ドラムを使用し、
コロナ帯電手段の如き帯電手段によって感光体ドラム表
面を一様に帯電させた後、画像露光して感光体ドラム表
面に静電荷潜像を形成し、磁性トナーを有する現像剤を
使用してジャンピング現像法または磁気ブラシ法の如き
現像方法により該静電荷潜像を現像することによって感
光体ドラム表面にトナー画像を形成し、更に記録部材上
にトナー画像を転写し、定着する方法が一般的な方法と
して知られている。
【0004】感光体表面の静電荷潜像を顕像化するため
の現像剤としては、鉄粉若しくはフェライト粉の如き磁
性キャリア及び、樹脂及び着色剤を有するトナーを混合
した二成分系現像剤と、キャリアを用いない一成分系現
像剤とが知られている。
【0005】二成分系現像剤を使用する現像方法におい
ては、トナーとキャリアとの混合比(二成分現像剤にお
けるトナー濃度)によってトナー画像の品質が大きく左
右され、現像剤中のトナー濃度を常時一定になるように
制御しなければならないという煩雑さがある。
【0006】一方、樹脂及び磁性粉を主成分とする磁性
トナーを使用する一成分系現像方法においては、前記二
成分系現像方式と比較すると、トナー濃度を一定に維持
する装置が必要なく、使用が容易であり、現像装置の小
型化が可能という利点がある。
【0007】磁性トナーを有する一成分系現像剤を使用
する方法においては、磁性トナーの帯電量の増加に伴
い、磁性トナーの凝集現象が徐々に顕在化するようにな
ると、現像剤担持体であるスリーブ上に薄層でコートさ
れなければならない現像剤がスリーブ上に著しく厚くコ
ートされ、背景カブリを生じ易くなる傾向がある。特
に、毎分50枚を越えるような高速複写機ではこのよう
な問題が発生し易い。
【0008】このような問題を解決するために、特開昭
55−120041号公報において、絶縁性磁性トナー
にトリメチルシロキシル基を有するpH7以上の二酸化
ケイ素微粒子(疎水性シリカ微粉末)を含有させる方法
が提案されている。このような疎水性シリカ微粉末を添
加することにより、絶縁性磁性トナーの帯電量の増加が
制御される傾向にはあるが、高速複写機では低湿下で帯
電量が増加し、画像濃度の低下や背景カブリ等の問題を
生じる場合があった。
【0009】疎水化処理を施されたシリカ微粉末は、疎
水化処理時に凝集物を生じ易く、その際、数百μmの凝
集物が形成されることもある。このような凝集物はトナ
ーの帯電性を阻害してトナーの帯電量の低下を招く。更
に、このような大きな粒径の凝集物は比表面積(m2
g)が非常に小さく、トナーとの相互作用が著しく弱い
ので、トナー粒子から離れ易く、凝集物が単独で現像器
から飛散しやすい。
【0010】飛散したシリカ凝集物は、比重が小さいの
で複写機内の気流に従って、複写機内を飛翔し、コロナ
帯電用の放電ワイヤーに到達し、帯電器のワイヤーに汚
れを生ずる。ワイヤーの汚れの生じた部分はコロナ放電
が弱く、コロナ帯電器の帯電分布が不均一となり、画像
に濃度ムラを生じやすい。シリカによるワイヤー汚れ
は、一成分系現像剤に特有な問題ではなく、二成分系現
像剤においても同じように発生する問題である。特開昭
60−107036号公報にはシリカ微粉末による放電
ワイヤー汚れを改善する方法として、シリカ微粉末の嵩
密度を30g/l以下にして、現像剤中への添加量を減
らし、大量に添加した場合に生ずる弊害を軽減緩和する
方法が記載されている。しかしながら、この方法は弊害
を軽減するには有効であるが、シリカ微粉末の添加によ
り生ずる放電ワイヤーの汚れは、本質的にはまだ残って
おり、数万枚の繰り返し複写により、放電ワイヤーに汚
れが発生する。
【0011】特に、感光体としての耐久性に優れたアモ
ルファスシリコンは高速複写機用の感光体ドラムとして
秀でているが、所定の暗部表面電位を維持するために
は、他の感光体と比較して、500μAを越える大容量
のコロナ放電電流が必要であり、シリカ微粉末による放
電ワイヤー汚れが発生し易い傾向にある。
【0012】以上述べてきたように、高速複写機用現像
剤に用いることが可能な耐久性に優れたシリカ微粉末が
待望されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解決した磁性トナーを提供することを目的と
する。
【0014】本発明は、高速複写機用現像剤として使用
しても、安定した帯電量を有し、放電ワイヤー汚れ等の
多数枚耐久にともなう弊害を引き起こさない表面改質シ
リカ微粉末を含有する磁性トナー及び該磁性トナーを使
用する画像形成方法を提供することを目的とする。
【0015】更に、本発明は、上記の従来の問題点を解
決した表面改質シリカ微粉末及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0016】更に、本発明は、高速複写機用現像剤の添
加剤として使用しても、安定した帯電量をトナーに与
え、放電ワイヤー汚れ等の耐久にともなう弊害を引き起
こさない表面改質シリカ微粉末及びその製造方法を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、少な
くとも結着樹脂、帯電制御剤及び磁性粉を含有する磁性
樹脂粒子、及び表面改質シリカ微粉末を有する磁性トナ
ーにおいて、該表面改質シリカ微粉末は、疎水化処理剤
によって処理されたシリカ微粉末であって、該シリカ微
粉末は、180m2 /g以上の比表面積、60乃至95
%の疎水率及び35乃至49g/lの嵩密度を有するこ
とを特徴とする磁性トナーに関する。
【0018】更に、本発明は、アモルファスシリコンド
ラムをコロナ帯電器によって帯電し;露光によってアモ
ルファスシリコンドラムに静電潜像を形成し;現像スリ
ーブ上の磁性トナーを使用して静電潜像を現像して磁性
トナー像を形成し;アモルファスシリコンドラム上の磁
性トナー像を転写材へ転写し;転写材上の磁性トナー像
を定着する画像形成方法において、疎水化処理剤で処理
された表面改質シリカ微粉末であり、180m2 /g以
上の比表面積を有し、60乃至95%の疎水率を有し且
つ35乃至49g/lの嵩密度を有する表面改質シリカ
微粉末と、少なくとも結着樹脂、帯電制御剤及び磁性粉
を含有する磁性樹脂粒子とを有する磁性トナーで静電潜
像を現像することを特徴とする画像形成方法に関する。
【0019】更に、本発明は、疎水化処理剤によって処
理されたシリカ微粉末であって、該シリカ微粉末は、1
80m2 /g以上の比表面積、60乃至95%の疎水率
及び35乃至49g/lの嵩密度を有することを特徴と
する表面改質シリカ微粉末に関する。
【0020】更に、本発明は、300m2 /g以上の比
表面積、0.5乃至5重量%の水分含有量及び40g/
l以下の嵩密度を有するシリカ微粉末原体100重量部
にヘキサメチルジシラザンを15乃至25重量部混合
し、ヘキサメチルジシラザンの沸点以上で該シリカ微粉
末原体を処理し、180m2 /g以上の比表面積、60
乃至95%の疎水率及び35乃至49g/lの嵩密度を
有する表面改質シリカ微粉末を製造することを特徴とす
る表面改質シリカ微粉末の製造方法に関する。
【0021】以下、本発明を具体的に説明する。
【0022】本発明者らは、鋭意研究を行なった結果、
磁性トナーに磁性樹脂粒子と共に含まれる、表面改質シ
リカ微粉末に特定の比表面積と嵩密度を有したシリカ微
粉末原体を特定量の疎水化処理剤、特にヘキサメチルジ
シラザンで処理すると、放電ワイヤーの汚れの原因とな
るような、解砕工程や外添工程によっても解れないよう
な強固に固まった凝集物を含有することのない特定の物
性を有する表面改質シリカ微粉末を有する磁性トナーが
得られることを見い出した。
【0023】本発明においては、表面改質シリカ微粉末
の製造時に使用する、シリカ微粉末の原体の比表面積を
300m2 /g以上にすることが必要であり、これによ
って処理時のシリカ微粉末の凝集物の発生を防止するこ
との出来る、比表面積180m2 /g以上の表面改質シ
リカ微粉末を得ることが出来る。該シリカ微粉末原体の
比表面積は、好ましくは350乃至500m2 /gにす
ることであり、これによって現像剤の流動性及び耐久性
を更に向上させることが出来る比表面積200乃至32
0m2 /gを有する表面改質シリカ微粉末を得ることが
出来る。該シリカ微粉末原体の比表面積が30m2 /g
より小さい場合、処理時に凝集物を生じ易くなり得られ
る表面改質シリカ微粉末の比表面積を300m2 /g以
上にすることが難しい。
【0024】本発明に係る微粉末の比表面積は、以下の
方法によって算出された値である。
【0025】比表面積 BET法に従って、試料表面に窒素ガスを吸着させ、マ
ノメーターの差圧から吸着量を求め、比表面積を算出す
る。
【0026】更に、本発明においては、表面改質シリカ
微粉末の製造時に使用するシリカ微粉末の原体の嵩密度
を40g/l以下にすることが好ましく、これによって
シリカ微粉末の原体中に凝集物が生じずらくなり、処理
時にも凝集物の形成を押えることが出来、得られる表面
改質シリカ微粉末の嵩密度を35乃至49g/lに良好
にすることが出来る。該シリカ微粉末原体の嵩密度が4
0g/lを超える場合、シリカ微粉末の原体内に凝集物
が生じやすい。このような凝集物を含むシリカ微粉末原
体を処理すると、原体中の凝集物が処理時に解されない
ので、そのまま残り、放電ワイヤー汚れの原因となりや
すい。取り扱い上、嵩密度20g/l以上のシリカ微粉
末原体を使用するのが好ましい。
【0027】本発明に係る微粉末の嵩密度は以下の方法
によって得られた値である。
【0028】嵩密度 100mlのメスシリンダーに、紙の上の試料をゆっく
り加えて100mlになるようにする。この場合、紙を
叩いたりしない。試料を加える前と後のメスシリンダー
の重量差を求め次式によって嵩密度を算出する。 嵩密度(g/l)=試料の重量(g)×10
【0029】ヘキサメチルジシラザンをシリカ微粉末原
体100重量部に対して15乃至25重量部用いてシリ
カ微粉末を処理することによって、凝集物の少ない、本
発明で必要とする特性を有する表面改質シリカ微粉末が
得られる。ヘキサメチルジシラザンを15重量部より少
なくすると、シリカ微粉末の表面改質が不充分となり、
高湿環境下でトナーの帯電量が低下し、濃度低下を生じ
やすくなる。他方、ヘキサメチルジシラザンの添加量を
25重量部より多くすると、ヘキサメチルジシラザンが
シリカ微粉末に対して過剰となり凝集物を生じ、放電ワ
イヤー汚れを生じ易くなる。更に、ヘキサメチルジシラ
ザンが25重量部より多い場合、表面改質シリカ微粉末
の比表面積が180m2 /gより少なくなり、高速複写
機用トナーとして必要とされる流動性を耐久中に維持出
来ずらくなり、背景カブリが発生しやすく、ライン画像
の再現性が低下しやすく、特にトナーのトビチリが発生
しやすくなる。
【0030】シリカ微粉末原体中に含まれている水分に
より、ヘキサメチルジシラザンとシリカ微粉末の表面の
シラノール基との反応が促進されるので、該水分の量に
よって表面改質シリカ微粉末の疎水率をコントロールす
ることが可能となることを本発明者らは見い出した。
【0031】シリカ微粉末原体の水分含有量を1乃至5
重量%にすることによって、ヘキサメチルジシラザンで
処理した表面改質シリカ微粉末の疎水率を60乃至95
%の範囲に良好に調整することが出来る。より好ましく
は、該水分含有量を0.7乃至3重量%にすることであ
り、これによって表面改質シリカ微粉末の疎水化率を7
0乃至90%の範囲にすることが出来、より現像性及び
耐久性に優れた現像剤が得られる。
【0032】該シリカ微粉末原体の水分含有量が0.5
重量%より少ない場合、ヘキサメチルジシラザンとシリ
カ微粉末表面のシラノール基との反応が不充分であり、
処理した表面改質シリカ微粉末の疎水率が60%より小
さくなりやすい。一方、該シリカ微粉末原体の水分含有
量が5重量%より多い場合、ヘキサメチルジシラザンに
よるシリカ微粉末表面の改質が進み過ぎ、処理した表面
改質シリカ微粉末の疎水率が95%より大きくなる傾向
が高い。
【0033】本発明に係る表面改質シリカ微粉末の疎水
率は、以下の方法によって得られた値である。
【0034】疎水率試験 試料1gを分液ロートに計り取り、これに純水100m
lを加えて栓をし、ターブラミキサーで10分間振とう
する。振とう後、分液ロートをスタンドに掛け10分間
静置する。静置後、下層の混合液20〜30mlをロー
トから抜き取った後に、下層の混合液を10mm石英セ
ルに分取し、純水をブランクとして比色計にかけ、その
透過率を疎水率とする。
【0035】上記シリカ微粉末原体から調製された本発
明の表面改質シリカ微粉末の物性を以下の通りである。
【0036】本発明に係る表面改質シリカ微粉末は、1
80m2 /g以上の比表面積を有することから、該表面
積改質シリカ微粉末を磁性トナーと混合した場合、高速
複写機用現像剤の流動性を多数枚耐久中にも良好な状態
に維持することが出来、背景カブリの少ないライン画像
の再現性の優れた現像剤を得ることが出来る。表面改質
シリカ微粉末の比表面積は、200乃至320m2 /g
であることが流動性の維持の面でより好ましい。
【0037】本発明の表面改質シリカ微粉末は、35乃
至49g/lの嵩密度を有することから、放電ワイヤー
汚れに優れた性能を示す。該表面改質シリカ微粉末の嵩
密度が35g/lより小さい場合、現像特性及び耐久特
性を満たすために必要とする量を磁性トナー中に添加し
た場合、磁性トナーの流動性が必要以上に向上し、磁性
トナーの飛散が多く、放電ワイヤー汚れを生ずるように
なり、更に、飛散トナーより転写部材の搬送部を汚染
し、画像汚れも発生し易くなる。該表面改質シリカ微粉
末の嵩密度が49g/lを超えると、得られた表面改質
シリカ微粉末中の凝集物が多数存在し、放電ワイヤー汚
れを発生するようになり、更に表面改質シリカ微粉末中
の凝集物により、磁性トナーの帯電特性が疎外され、画
像濃度低下を引き起こしやすい。
【0038】特に、表面改質シリカ微粉末の嵩密度が3
8乃至45g/lの範囲にあると、特に優れた性能の磁
性トナーが得られる。
【0039】本発明の表面改質シリカ微粉末は、60乃
至95%の疎水率を有することから、優れた耐久特性を
有する現像剤を得ることが出来る。好ましくは、70乃
至90%の疎水率を有することが良く、これによって現
像特性及び耐久特性に優れた現像剤を得ることが出来
る。
【0040】表面改質シリカ微粉末の疎水率が60%よ
り少ない場合には、磁性トナー中に添加した場合に、高
湿環境下で帯電性が低下し易く、画像濃度低下を生じる
ようになる。該疎水率が95%を超える場合には、表面
改質シリカ微粉末の帯電量が多数枚耐久時、特に低湿環
境下での多数枚耐久時に増加し、背景カブリやライン画
像のトビチリを生じやすく、更に帯電量が増大すると、
画像濃度低下を招くようになる。
【0041】次に、本発明の表面改質シリカ微粉末の製
造方法について説明する。300m2 /g以上の比表面
積を有し、0.5乃至5重量%の水分含有量を有し、且
つ40g/l以下の嵩密度を有するシリカ微粉末原体を
高速で撹拌しながらヘキサメチルジシラザンを所定量
(シリカ微粉末原体100重量部に対して15乃至25
重量部)滴下或いは噴霧して充分に混合する。このと
き、ヘキサメチルジシラザンをアルコールの如き溶媒で
希釈して処理することも出来る。混合分散した処理剤を
含むシリカ微粉末原体はパウダーリキッドを形成してお
り、このパウダーリキッドを窒素雰囲気中でヘキサメチ
ルジシラザンの沸点以上の温度(好ましくは、150乃
至250℃)に加熱し、0.5乃至5時間、撹拌しなが
ら還流する。その後、必要に応じて余剰の処理剤等を除
去することも可能である。処理終了後、常温まで冷却す
ることによって本発明の表面改質シリカ微粉末を得るこ
とが出来る。
【0042】本発明に係る表面改質シリカ微粉末の処理
方法としては、ヘキサメチルジシラザンによるシリカ微
粉末原体の処理をバッチ内で撹拌しながら行なうバッチ
式処理方法が好ましく、バッチ式処理方法によって得ら
れた表面改質シリカ微粉末は、均一に処理が施され、品
質的にも安定したものが再現性良く得られる。
【0043】一方、気流中に分散したシリカ微粉末原体
にヘキサメチルジシラザンを作用させて処理する連続式
処理方法もあるが、該連続式処理方法ではシリカ微粉末
原体を均一に、更に過不足なく処理することが難しく、
従って得られる表面改質シリカ微粉末は均一性に欠け、
再現性も良くなく、処理が十分に行なわれにくいために
経時変化もあり、あまり好ましくない。
【0044】嵩密度が40g/l以下のシリカ微粉末の
原体の調製方法としては、例えば市販の70g/l前後
の嵩密度を有するシリカ微粉末の原体を解砕処理の如き
方法によって行なうことが出来るが、他の方法によるも
のでの良いことは言うまでもない。嵩密度が40g/l
以下のシリカ微粉末であれば、いかなる方法で調製され
たものでも良い。
【0045】水分含有率が0.5乃至5重量%のシリカ
微粉末の原体の調製方法としては、例えば市販の0.5
乃至5重量%前後の水分含有率を有するシリカ微粉末の
原体を加湿または乾燥等の方法によって行なうことが出
来るが、他の方法によるものでも良いことは言うまでも
ない。水分含有率が0.5乃至5重量%のシリカ微粉末
であれば、いかなる方法によるものでも良い。
【0046】前記の本発明に係る表面改質シリカ微粉末
を結着樹脂、荷電制御剤及び磁性粉を含有する磁性樹脂
粒子に添加して磁性トナーを調製した場合には、表面改
質シリカ微粉末に凝集物が生じていないか或いは生じて
いる量が少なく、かつ適当な疎水率を有していることか
ら、表面改質シリカ微粉末と磁性樹脂粒子との相互作用
が強くなり、表面改質シリカ微粉末の磁性樹脂粒子から
の遊離が押えられ、放電ワイヤー汚れ抑制が著しく向上
し、更に耐久時及び各種環境下での画像濃度等の画像再
現性も向上する。
【0047】表面改質シリカ微粉末は、磁性トナーを基
準にして0.05〜5重量%(好ましくは、0.1〜4
重量%)添加するのが良い。
【0048】次に、本発明に係る磁性樹脂粒子について
説明する。
【0049】磁性樹脂粒子に含まれる結着樹脂として
は、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビ
ニルトルエンの如きスチレン及びその置換体の単重合
体;スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン
−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重
合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン
−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エ
チル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、
スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メ
タアクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタアクリル
酸エチル共重合体、−スチレン−メタアクリル酸ブチル
共重合体、スチレン−α−クロルメタアクリル酸メチル
共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチ
レン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニ
ルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケ
トン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレ
ン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル
−インデン共重合体の如きスチレン系共重合体;ポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、ポリビニルブチラール、ロジン、変性ロジン、テル
ペン樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、脂肪族また
は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラ
フィン、パラフィンワックスが挙げられる。これらは単
独或いは混合して用いられる。
【0050】本発明においては、これらの樹脂の中で
も、スチレン−アクリル系共重合体が好ましく用いら
れ、該スチレン−アクリル系共重合体の中でも、カルボ
キシル基を含有するビニル系モノマーを含む共重合体が
特に好ましい。
【0051】カルボキシル基を有するビニル系モノマー
としては、例えば、マレイン酸、シトラコン酸、イタコ
ン酸、アルケニルコハク酸、フマル酸、メサコン酸の如
き不飽和二塩基酸;マレイン酸無水物、シトラコン酸無
水物、イタコン酸無水物、アルケニルコハク酸無水物の
如き不飽和二塩基酸無水物;マレイン酸メチルハーフエ
ステル、マレイン酸エチルハーフエステル、マレイン酸
ブチルハーフエステル、シトラコン酸メチルハーフエス
テル、シトラコン酸エチルハーフエステル、シトラコン
酸ブチルハーフエステル、イタコン酸メチルハーフエス
テル、アルケニルコハク酸メチルハーフエステル、フマ
ル酸メチルハーフエステル、メサコン酸メチルハーフエ
ステルの如き不飽和二塩基酸のハーフエステル;ジメチ
ルマレイン酸、ジメチルフマル酸の如き不飽和二塩基酸
エステルが挙げられる。更に、アクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、ケイヒ酸の如きα、β−不飽和酸;ク
ロトン酸無水物、ケイヒ酸無水物の如きα、β−不飽和
酸無水物;該α、β−不飽和酸と低級脂肪酸との無水
物;アルケニルマロン酸、アルケニルグルタル酸、アル
ケニルアジピン酸、これらの酸無水物及びこれらのモノ
エステルが挙げられる。
【0052】これらの中でもマレイン酸構造、フマル酸
構造、またはコハク酸構造をもつモノマーが特に好まし
い。
【0053】本発明の磁性樹脂粒子に含まれる荷電制御
剤としては、例えば有機金属錯体、キレート化合物が有
効で前述した様なモノアゾ金属錯体、アセチルアセトン
金属錯体、芳香族ヒドロキシカルボン酸、芳香族ジカル
ボン酸系の金属錯体がある。ほかには、芳香族ハイドロ
キシカルボン酸、芳香族モノ及びポリカルボン酸及びそ
の金属塩、無水物、エステル類、ビスフェノールの如き
フェノール誘導体類がある。
【0054】これらの中でも、次に示す一般式〔I〕で
表わされるアゾ系金属錯体及び〔I〕で表わされる塩基
性有機金属錯体のような荷電制御剤が好ましい。
【0055】
【外1】 (式中Mは配位中心金属を表わし、配位数6のMとして
は、Sc,Ti,V,Cr,Co,Ni,MnまたはF
eがあげられる。Arはアリール基であり、フェニル基
またはナフチル基があげられ、置換基を有していてもよ
い。この場合の置換基としては、ニトロ基、ハロゲン
基、カルボキシル基、アニリド基、及び炭素数1〜18
のアルキル基、アルコキシ基がある。X、X′、Y及び
Y′は、−S−、−O−、−CO−、−NH−または−
NR−(Rは炭素数1〜4のアルキル基)を示す。
【0056】
【外2】 は水素、ナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは有
機アンモニウムを示す。)
【0057】
【外3】 〔式中、Mは配位中心金属を表わし、配位数6のMとし
てはSc,Ti,V,Cr,Co,Ni,MnまたはF
eが挙げられる。Aは、
【0058】
【外4】 (アルキル基の如き置換基を有していても良い)、
【0059】
【外5】 (Xは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、アルキル
の如き置換基を示す)及び
【0060】
【外6】 (Rは、水素原子、C1 〜C18のアルキルまたはアルケ
ニル基)を表わす。
【0061】
【外7】 は水素、ナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは有
機アンモニウムを示す。Zは、−O−或いは
【0062】
【外8】 を示す。〕一般式〔I〕で表わすアゾ系金属錯体の具体
的化合物例を以下に示す。
【0063】
【外9】
【0064】
【外10】
【0065】
【外11】
【0066】
【外12】
【0067】
【外13】
【0068】
【外14】
【0069】次に一般式〔II〕で表わす塩基性有機酸
金属錯体の具体的化合物例を以下に示す。
【0070】
【外15】
【0071】
【外16】
【0072】
【外17】
【0073】これらの荷電制御剤は、単独で或いは二種
以上組み合わせて用いることが可能である。
【0074】荷電制御剤の磁性樹脂粒子への添加量は、
磁性樹脂粒子の結着樹脂の種類及び磁性粉の種類或いは
これらの含有割合によっても異なるが、結着樹脂に対し
て0.1乃至10重量%の範囲が好ましい。
【0075】更に、本発明の磁性樹脂粒子に含まれる磁
性粉としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライト
の如き酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルのような金属或
いはこれらの金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、
マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、
ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレ
ン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属の
合金及びその混合物等の強磁性体が挙げられる。
【0076】これらの強磁性体は平均粒子が0.05乃
至2μm、好ましくは0.1乃至0.5μmのものが好
ましい。
【0077】磁性樹脂粒子中に含有させる量としては結
着樹脂を含む樹脂成分100重量部に対して約20乃至
200重量部、特に好ましくは結着樹脂を含む樹脂成分
100重量部に対し40乃至150重量部が良い。
【0078】10KOe印加での磁気特性が抗磁力20
乃至150エルステット(Oe)、飽和磁化50乃至2
00emu/g、及び残留磁化2乃至20emu/gの
ものが好ましい。
【0079】熱ロール定着時に離型性を良くする目的で
低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、マイ
クロクリスタリンワックス、カルナバワックス、サゾー
ルワックス及びパラフィンワックスの如きワックス状物
質を、結着樹脂100重量部に対し0.5乃至10重量
部を磁性樹脂粒子に加えることも好ましい。
【0080】本発明の磁性トナーには、必要に応じて他
の添加剤を加えることができる。
【0081】他の添加剤としては、例えばテフロン、ス
テアリン酸亜鉛、ポリ弗化ビニリデンの如き滑剤(中で
もポリ弗化ビニリデンが好ましい);酸化セリウム、炭
化ケイ素、チタン酸ストロンチウムの如き研磨剤(中で
もチタン酸ストロンチウムが好ましい);酸化チタン、
酸化アルミニウムの如き流動性付与剤(中でも特に疎水
性のものが好ましい);ケーキング防止剤;カーボンブ
ラック、酸化亜鉛、酸化アンチモン、酸化スズの如き導
電性付与剤が挙げられる。更に、トナー粒子と逆極性の
白色微粒子または黒色微粒子を現像性向上剤として少量
用いることもできる。
【0082】図1及び図2を参照しながら、本発明の磁
性トナーを好ましく適用し得る画像形成方法を説明す
る。コロナ帯電器の如き一次帯電器2でアモルファスシ
リコンドラムの如き感光体1表面を例えば正極性に帯電
し、露光5により潜像を形成し、磁性ブレード11と磁
石14を内包している現像スリーブ4とを具備する現像
器9中の磁性トナーを有する一成分系磁性現像剤10で
該潜像を現像する。現像部において感光ドラム1の導電
性基体16と現像スリーブ4との間で、バイアス印加手
段12により交互バイアス、パルスバイアス及び/また
は直流バイアスの如きバイアスが印加されている。転写
紙Pが搬送されて、転写部にくると転写帯電器3により
転写紙Pの背面(感光ドラム側と反対面)から正極性の
帯電をすることにより、感光ドラム1表面上の負荷電性
トナー像が転写紙Pの如き転写材上への静電転写され
る。感光ドラム1から分離された転写紙Pは、加熱加圧
ローラ定着器7により転写紙P上のトナー画像は定着さ
れる。アモルファスシリコンドラムの場合は、一次帯電
器2に流れる電流値は、600〜2000μA(より好
ましくは、700〜1500μA)が良い。
【0083】転写工程後の感光ドラムに残留する一成分
系現像剤は、クリーニングブレードを有するクリーニン
グ器8で除去される。クリーニング後の感光ドラム1
は、イレース露光6により除電され、再度、一次帯電器
2による帯電工程から始まる工程が繰り返される。
【0084】静電像保持体1(感光ドラム)は感光層1
5及び導電性基体16を有し、矢印方向に動く。現像剤
担持体である非磁性円筒の現像スリーブ4は、現像部に
おいて静電像保持体表面と同方向に進むように回転す
る。現像スリーブ4の内部には、磁界発生手段である多
極永久磁石(マグネットロール)14が回転しないよう
に配されている。撹拌棒13を有する現像器9内の一成
分系絶縁性磁性現像剤10は非磁性円筒面上に塗布さ
れ、かつ現像スリーブ4の表面と磁性トナー粒子との摩
擦によって、磁性トナー粒子はマイナスのトリボ電荷が
与えられる。更に鉄製の磁性ドクターブレード11を円
筒表面に近接して(間隔50μm〜500μm)、多極
永久磁石の一つの磁極位置に対向して配置することによ
り、現像剤層の厚さを薄く(30μm〜300μm)且
つ均一に規制して、現像部における静電像保持体1と現
像スリーブ4の間隙よりも薄い現像剤層を非接触となる
ように形成する。現像スリーブ4の回転速度を調節する
ことにより、現像スリーブ4の表面速度が静電像保持面
の速度と実質的に等速、もしくはそれに近い速度となる
ようにする。磁性ドクターブレード11として鉄のかわ
りに永久磁石を用いて対向磁極を形成してもよい。現像
部において現像スリーブ4と静電像保持面との間で交流
バイアスまたはパルスバイアスをバイアス手段12によ
り印加しても良い。この交流バイアスはfが200〜
4,000Hz、Vppが500〜3,000Vであれ
ば良い。
【0085】現像部分における現像スリーブからの磁性
トナー粒子の静電像保持面への転移に際し、静電像保持
面の静電的力及び交流バイアスまたはパルスバイアスの
作用によって磁性トナー粒子は静電像側に転移する。
【0086】ドクターブレード11のかわりに、シリコ
ーンゴムの如き弾性材料で形成された弾性ブレードを用
いて押圧によって現像剤層の層厚を規制し、現像スリー
ブ上に現像剤を塗布しても良い。
【0087】特定な表面改質シリカ微粉末を有する本発
明の磁性トナーを使用する場合には、感光体1がアモル
ファスシリコンドラムであって、一次帯電器2に大容量
のコロナ放電電流を流しても、一次帯電器2の放電ワイ
ヤーの汚れを良好に防止または抑制することができる。
【0088】以下、実施例に基づいて、本発明を具体的
に説明するが、本発明を何ら限定するものではない。
【0089】表面改質シリカ微粉末1の調製例 ヒュームドシリカ(比表面積:380m2 /g、水分含
有量:2.35wt%、嵩密度:26.8g/l)10
0重量部を高速ミキサーを有する容器に入れ、窒素雰囲
気中で8500r.p.m.で撹拌しながら、ヘキサメ
チルジシラザン20重量部を噴霧し、更に5分間撹拌を
続けた後、得られたパウダーリキッドを窒素気流下で2
00℃で3時間還流撹拌を行なった。その後、常温まで
冷却し、表面改質シリカ微粉末1を得た。得られた表面
改質シリカ微粉末1は、比表面積が240m2 /gであ
り、疎水率が79%であり、嵩密度が43.5g/lで
あった。
【0090】表面改質シリカ微粉末2乃至7の調製例 ヒュームドシリカとヘキサメチルジシラザンの添加量を
表1に示す如く変更する以外は、表面改質シリカ微粉末
1の製造例と同様にして行ない表面改質シリカ微粉末2
乃至7を得た。その結果を表1に示す。
【0091】比較用表面改質シリカ微粉末1乃至4の調
製例 ヒュームドシリカ及びヘキサメチルジシラザンの添加量
を表1に示す如く変更する以外は表面改質シリカ微粉末
1の製造例と同様にして行ない比較用表面改質シリカ微
粉末1乃至4を得た。その結果を表1に示す。
【0092】比較用表面改質シリカ微粉末5乃至8の調
製例 バッチ式で処理した表面改質シリカ微粉末である市販の
タラノクス−500(タルコ社製)、連続式で処理した
市販の表面改質シリカ微粉末R−812(日本アエロジ
ル社製)、市販のR−972(日本アエロジル社製)及
びバッチ式で処理した市販の表面改質シリカ微粉末RX
−200(デグサ社製)をそれぞれ比較用表面改質シリ
カ微粉末5乃至8とした。この比較用表面改質シリカ微
粉末5乃至8の各種物性値を表1に示す。
【0093】
【表1】
【0094】実施例1 ・スチレン 66.0重量部 ・ブチルアクリレート 14.0重量部 ・モノブチルマレート 10.0重量部 ・ジ−tert−ブチルパーオキサイド 0.8重量部
【0095】上記混合物を還流(温度:146〜156
℃)しているクメン200重量部中に4時間かけて滴下
し、クメン還流下で溶液重合を完了させ、減圧下で20
0℃まで昇温させながらクメンを除去した。
【0096】ここで得られたスチレン−アクリル系共重
合体30重量部を、下記の混合物中に溶解し混合溶液と
した。 ・スチレン 49.0重量部 ・ブチルアクリレート 18.0重量部 ・モノブチルマレート 3.0重量部 ・ジビニルベンゼン 0.3重量部 ・ベンゾイルパーオキサイド 0.8重量部 ・tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート 0.6重量部
【0097】上記混合溶液に、ポリビニルアルコール部
分ケン化物0.15重量部を溶解した水170重量部を
加え、激しく撹拌しながら懸濁分散液とした。更に、水
100重量部を加え、窒素雰囲気に置換した反応器に上
記懸濁分散液を添加し、約80℃で8時間重合した。重
合終了後、濾別し、充分に水洗して後、脱水乾燥し、ス
チレン−アクリル系共重合体組成物を得た。
【0098】上記スチレン−アクリル系共重合体組成物
100重量部、マグネタイト(平均粒径:0.2μ、F
eO含有量:26.5重量%)60重量部、化合物例
〔II〕−1で示される荷電制御剤2重量部及び低分子
量エチレン−プロピレン共重合体3重量部をミキサーで
予備混合した後、130℃に温度設定した2軸タイプの
エクストルーダーで溶融混練した。混練物を放冷後、粗
粉砕し、ジェット気流型微粉砕機を用いて微粉砕し、更
に、風力分級機を用いて分級し、重量平均粒径が11.
5μの黒色磁性樹脂粒子1を得た。
【0099】上記磁性樹脂粒子1に対して、表面改質シ
リカ微粉末1を0.4重量%添加して磁性トナー1(本
発明)を得た。
【0100】この磁性トナー1をアモルファスシリコン
感光体ドラムを有し、一次帯電器に約1000μAの電
流を流してアモルファスシリコンドラムを帯電している
市販の電子写真複写機NP−9800(キヤノン社製)
を用いて評価した。アモルファスシリコンドラムにはプ
ラス電荷を有する静電潜像が形成され、磁性トナーはマ
イナスの摩擦電荷を有しており、ノーマル現像で静電潜
像を現像した。
【0101】コロナ帯電器の放電ワイヤー汚れは、20
万枚耐久後のハーフトーン画像の濃度ムラの程度で評価
した。
【0102】耐久時の画像濃度安定性を評価するために
連続複写を百万枚行なった。耐久初期から百万枚後も画
像濃度は、ほぼ1.40を維持し、画像再現性にも何ら
問題もなかった。各種の環境下での安定性を評価する目
的で、温度30℃・湿度85%RHの高湿環境下でも評
価したが画像濃度は1.25で安定していた。更に、温
度23℃・湿度5%RHの低湿環境下でも評価を行なっ
たが、画像濃度は1.35で安定していた。
【0103】実施例2乃至7及び比較例1乃至8 表面改質シリカ微粉末、該表面改質シリカ微粉末の添加
量、荷電制御剤及び該荷電制御剤の添加量をそれぞれ表
2に示す通り変更する以外は、実施例1と同様にして磁
性トナー2乃至7及び比較用磁性トナー1乃至8を調製
し、同様にして評価した。結果を表2に示す。
【0104】
【表2】
【0105】実施例8 ヒュームドシリカ(比表面積:380m2 /g、水分含
有量:2.35wt%、嵩密度:26.8g/l)10
0重量部を高速ミキサーを有する容器に入れ、窒素雰囲
気中で9000r.p.m.で撹拌しながら、ヘキサメ
チルジシラザン20重量部を噴霧し、更に5分間撹拌を
続けた後、得られたパウダーリキッドを窒素気流下で2
00℃で3時間還流撹拌を行なった。その後、常温まで
冷却し、表面改質シリカ微粉末を得た。得られた表面改
質シリカ微粉末は、比表面積:240m2 /g、疎水
率:79%、嵩密度:43.5g/lを有していた。
【0106】実施例9乃至14 ヒュームドシリカとヘキサメチルジシラザンの添加量を
変更する以外は実施例8と同様にして行なった。
【0107】その結果を表3に示す。
【0108】比較例9乃至12 ヒュームドシリカ及びヘキサメチルジシラザンの添加量
を夫々変えて実験した結果を表3に示す。
【0109】比較例13乃至16 市販のバッチ式で処理した表面改質シリカ微粉末である
タラノクス−500(タルコ社製)、連続式で処理した
表面改質シリカ微粉末R−812(日本アエロジル社
製)、R−972(日本アエロジル社製)及びバッチ式
で処理した表面改質シリカ微粉末RX−200(デグサ
社製)の各種物性値を表3に示す。
【0110】
【表3】
【0111】実施例15乃至21 モノマーとして、ポリオキシプロピレン化ビスフェノー
ルA340重量部とポリオキシエチレン化ビスフェノー
ルA170重量部と、テレフタル酸430重量部とを窒
素気流下で昇温し、0.04重量部のジブチル錫オキサ
イドを加えて温度200℃に保って反応させた後、無水
1,2,4−ベンゼントリカルボン酸60重量部を加え
て更に反応させ、ポリエステル樹脂を得た。
【0112】上記ポリエステル樹脂100重量部、マグ
ネタイト60重量部、及び低分子量ポリプロピレン3重
量部を二軸タイプのエクストルーダーで、混練し、冷却
後、粉砕・分級して5乃至20μの粒子を集めて磁性ト
ナー粒子とした。
【0113】この磁性トナー粒子と実施例8乃至14の
表面改質シリカ微粉末とを混合して、静電荷像現像用磁
性トナーを調製し、アモルファスシリコン感光体ドラム
を有する市販の高速複写機(NP−9800キヤノン社
製)を用いて評価した。その結果を表4に示す。
【0114】比較例17乃至24 比較例9乃至16で得られた表面改質シリカ微粉末を用
いる以外は、実施例8乃至15と同様にして静電荷像現
像用磁性トナーを調製し、実施例15乃至21と同様に
評価した。その結果を表4に示す。
【0115】
【表4】
【0116】
【発明の効果】本発明の磁性トナーを高速複写機、特に
アモルファス・シリコンを感光体ドラムに使用した高速
複写機に用いても、表面改質シリカ微粉末に凝集物がな
く、適度な疎水率を有しており、磁性樹脂粒子との相互
作用が強く、表面改質シリカ微粉末の磁性粒子からの遊
離が押えられ、放電ワイヤー汚れが著しく向上する。更
に、表面改質シリカ微粉末の疎水率が60乃至95%の
範囲にあるので、耐久時や低湿環境下での磁性トナーの
帯電量の増加が押えられ、画像濃度の安定した画像再現
性の優れた磁性トナーが得られる。
【0117】更に、本発明の製造方法によって得られた
表面改質シリカ微粉末は、180m2 /g以上の比表面
積、60乃至95%の疎水率及び35乃至55g/lの
嵩密度を有するので、通常用いられる成分を含有する二
成分系現像剤及び一成分系現像剤中にトナーと共に添加
して高速複写機、特にアモルファス・シリコンを使用し
た高速複写機に使用しても、放電ワイヤー汚れを引き起
こさなく、耐久時及び種々の環境下での画像濃度安定性
や画像再現性に優れた静電荷像現像用現像剤が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁性トナーを好ましく適用可能な画像
形成装置の概略的説明図である。
【図2】図1に示す装置の現像部の拡大図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 一次帯電器(コロナ帯電器) 4 現像スリーブ 5 露光 6 前露光 7 熱ローラ定着装置 8 クリーニングブレード 10 磁性トナー 11 磁性ブレード 12 バイアス印加手段 13 撹拌手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 381 (72)発明者 田谷 真明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 海野 真 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、帯電制御剤及び磁
    性粉を含有する磁性樹脂粒子、及び表面改質シリカ微粉
    末を有する磁性トナーにおいて、 該表面改質シリカ微粉末は、疎水化処理剤によって処理
    されたシリカ微粉末であって、該シリカ微粉末は、18
    0m2 /g以上の比表面積、60乃至95%の疎水率及
    び35乃至49g/1の嵩密度を有することを特徴とす
    る磁性トナー。
  2. 【請求項2】 疎水化処理剤は、ヘキサメチルジシラザ
    ンであることを特徴とする請求項1記載の磁性トナー。
  3. 【請求項3】 アモルファスシリコンドラムをコロナ帯
    電器によって帯電し;露光によってアモルファスシリコ
    ンドラムに静電潜像を形成し;現像スリーブ上の磁性ト
    ナーを使用して静電潜像を現像して磁性トナー像を形成
    し;アモルファスシリコンドラム上の磁性トナー像を転
    写材へ転写し;転写材上の磁性トナー像を定着する画像
    形成方法において、 疎水化処理剤で処理された表面改質シリカ微粉末であ
    り、180m2 /g以上の比表面積を有し、60乃至9
    5%の疎水率を有し且つ35乃至49g/lの嵩密度を
    有する表面改質シリカ微粉末と、 少なくとも結着樹脂、帯電制御剤及び磁性粉を含有する
    磁性樹脂粒子と、 を有する磁性トナーで静電潜像を現像することを特徴と
    する画像形成方法。
  4. 【請求項4】 疎水化処理剤がヘキサメチルジシラザン
    である請求項3の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 疎水化処理剤によって処理されたシリカ
    微粉末であって、該シリカ微粉末は、180m2 /g以
    上の比表面積、60乃至95%の疎水率及び35乃至4
    9g/lの嵩密度を有することを特徴とする表面改質シ
    リカ微粉末。
  6. 【請求項6】 疎水化処理剤はヘキサメチルジシラザン
    であることを特徴とする請求項5に記載の表面改質シリ
    カ微粉末。
  7. 【請求項7】 300m2 /g以上の比表面積、0.5
    乃至5重量%の水分含有量及び40g/l以下の嵩密度
    を有するシリカ微粉末原体100重量部にヘキサメチル
    ジシラザンを15乃至25重量部混合し、ヘキサメチル
    ジシラザンの沸点以上で該シリカ微粉末原体を処理し、
    180m2 /g以上の比表面積、60乃至95%の疎水
    率及び35乃至49g/l嵩密度を有する表面改質シリ
    カ微粉末を製造することを特徴とする表面改質シリカ微
    粉末の製造方法。
JP4047058A 1991-03-08 1992-03-04 磁性トナー、画像形成方法、表面改質シリカ微粉末及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2633130B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

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