JPH03203745A - 磁性トナー - Google Patents

磁性トナー

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JPH03203745A
JPH03203745A JP1343255A JP34325589A JPH03203745A JP H03203745 A JPH03203745 A JP H03203745A JP 1343255 A JP1343255 A JP 1343255A JP 34325589 A JP34325589 A JP 34325589A JP H03203745 A JPH03203745 A JP H03203745A
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JP
Japan
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toner
group
magnetic material
magnetic
styrene
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JP1343255A
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English (en)
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Yoshinobu Baba
善信 馬場
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真、静電記録及び静電印刷等における
静電荷像を現像するための新規な磁性トナーに関する。
[従来の技術] 従来電子写真法としては米国特許第2.Z!17,69
1号明細書、特公昭42−23910号公報(米国特許
第3゜668.363号明細書)及び特公昭43−24
748号公報(米国特許第4,071,361号明細書
)等に記載されているごとく、多数の方法が知られてい
るが、一般には光導電性物質を利用し、種々の手段によ
り感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナ
ーで現像を行なって可視像とし、必要に応じて、紙等の
転写材にトナー画像を転写した後、加熱、圧力等により
定着し、複写物を得るものである。
静電荷像をトナーを用いて可視像化する現像方法も種々
知られている。例えば米国特許第2.874,063号
明細書に記載されている磁気ブラシ法、同第2.618
,552号明細書に記載されているカスケード現像法及
び同第2,221,776号明細書に記載されているパ
ウダークラウド法、ファーブラシ現像法、液体現像法等
、多数の現像法が知られている。これらの現像法におい
て、特にトナー及びキャリアを主体とする現像剤を用い
る磁気ブラシ法、カスケード法、液体現像法等が広く実
用化されている。これらの方法はいずれも比較的安定に
良画像の得られる優れた方法であるが、反面キャリヤー
の劣化、トナーとキャリヤーの混合比の変動という2成
分系現像剤にまつわる共通の欠点を有する。
係る欠点を回避するため、トナーのみよりなる1成分系
現像剤を用いる現像方法が各種提案されているが、中で
も磁性を有するトナー粒子より成る現像剤を用いる方法
に優れたものが多い。これらの1成分系現像方法は、現
像剤にキャリヤーを用いないのでキャリヤーとトナーの
混合比率の調整が不要であり、又、キャリヤーとトナー
を十分均一に混合するための攪拌操作を特に必要としな
いため現像装置全体を簡略且つコンパクトに構成できる
という利点を有する。更にキャリアの経時的劣化に基づ
く、現像画質の低下といった不都合も生じない。
従来、これらトナーには現像される静電潜像の極性に応
じて予め正又は負の電荷が与えられる。
トナーに電荷を付与するためには、トナーの成分である
樹脂の摩擦帯電性のみを利用することも出来るが、この
方法ではトナーの帯電性が小さいので、現像によって得
られる画像はカブリ易く、不鮮明なものとなる。そこで
、所望の摩擦帯電性をトナーに付与するために、帯電性
を強化する染料、顔料等をはじめとする電荷制御剤を添
加することが行われている。
今日、当該技術分野で知られている電荷制御剤としては
、ニグロシン染料、アジン系染料(特公昭42−162
7号公報)、モノアゾ染料の金属錯塩、サリチル酸、ナ
フトエ酸、ダイカルボン酸の金属錯塩、銅フタロシアニ
ン顔料などがある。これら染顔料から派生したものは、
優れた電荷制御特性を示す。
しかし、今後、オフィスにおける情報量の増加に伴う複
写枚数の増大、しかるに複写機の複写速度の高速化に伴
って、複写機の高信頼性が望まれる。そのためトナーは
更に安定化することが要求されている。
このような情況のもとで、トナーを更に安定化させる上
で電荷制御剤の分散性は重大な役割を持つ。ここで、染
顔料系の電荷制御剤は自己凝集力が強いため、現在用い
られている染・顔料系電荷制御剤は更に分散性を向上す
る必要がある。
又、最近、樹脂との相溶性を高める目的で、電荷制御剤
として、アミノ基を含有するビニル系ポリマー、アミノ
基を含有する縮合系ポリマーなとのポリアミンなどが提
案されているが、これらの電荷制御剤は、親水性のもの
が多く、特に、高湿下で摩擦帯電量が低下する。又、高
温条件下で摩擦帯電量が低下しないものは、低湿条件下
で、摩擦帯電量が異常に増加する。このような摩擦帯電
量が湿度により著しく変動する電荷制御剤を含有したト
ナーを用いると、温湿度の変化により画質が変化してし
まい、常に良好な品質の画像を提供することが極めて困
難になる。
又、これらの磁性トナーには、トナー粘着剤中に磁性体
が相当量混入されているが、磁性体は一般にトナー結着
樹脂中への分散性が悪く、製造上バラツキのない均一な
トナーを得ることが困難であり、更に絶縁性磁性トナー
ではトナーの部分的な電気抵抗の低下の原因ともなり結
果として現像画質の低下や環境変動が大きくなるといっ
た不都合を生じる。
これらの問題を改良する目的で特開昭54−12212
9号公報に開示されるようにシラン化合物による磁性体
処理が行なわれているが、今後の複写の高速化・更なる
厳しい環境下での使用において、トナ・−に含有するす
べての物質の分散性を考慮するとまだ不十分である。
従って、今後、複写の高速化に伴って、トナー11F電
量の温・湿度依存性および画質の安定化により厳しい条
件が要求されると共に、電荷制御剤および磁性体の樹脂
との分散性も考慮した上での帯電能の温・湿度依存性も
厳しい条件が要求され、このような理由から樹脂との更
なる相溶性及び分散性が良好な温・湿度依存性が少ない
電荷制御剤及び磁性体の開発が強く要請されている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、かかる問題点を解決した磁性トナーを
提供することにある。
即ち本発明の目的は、樹脂と磁性体及び電荷制御剤の分
散性が良好で、且つトナーとスリーブの如きトナー担持
体との間等の摩擦帯電量が温度、湿度の変化を受けずに
安定で、環境条件の変化に影響され難い安定した画像を
再現し得る磁性トナーの提供にある。
更に、本発明の目的は、正又は負の良好な摩擦帯電性を
有する磁性トナーの提供にある。
又、本発明の目的は、耐久性に優れカブリのない鮮明な
画像を得る磁性トナーの提供にある。
又、本発明の目的は、トナーの劣化がなく、スリーブ汚
染をしない磁性トナーの提供にある。
[課題を解決するための手段及び作用]本発明者は前記
の目的を達成する為、鋭意検討した結果、少なくとも一
般式(I)で表わされる重量平均分子量が2,000〜
1,000,000であるポリシラン系ブロックポリマ
ーと一般式(!I)で表わされるシラン化合物で処理さ
れた磁性体と一般式(I) (式中、R11R2,R3及びR4は、アルキル、アリ
ール、置換アルキル、置換アリール及びアルコキシから
成る群から選ばれ、いずれも同じであっても。
或は異なってもよい。Aはビニル系モノマーを示す。n
、m及びpはポリマー中の総モノマーに対するそれぞれ
のモノマー数の割合を示すモル比であり、n+m+p=
1となりO<n≦1.0≦m<1.0≦p<1である。
) −形成(I+) R3i×3 (式中、Rは末端ビニル基を有する有機官能基であり、
Xは、水酸基又は加水分解して水酸基となる基である。
) を含有する磁性トナーにより本発明は達成される。
即ち、本発明は重合度の異なるポリシラン系ブロックポ
リマーとシラン化合物で処理された磁性体を含有するこ
とで、より結着樹脂との相溶性に優れ、良好な分散性を
有し、正又は負の良好な摩擦帯電性を有した磁性トナー
に関する。
ポリシランは主鎖の〇−結合の軌道準位が高く、共役に
よって0電子が非局在化(フィジカル・レビュー830
5871 PP (I984)) して半導体的な特性
を示す。又、St主娘が長くなる、つまり分子量が大き
くなるとイオン化ポテンシャルが小さくなる。(ジャー
ナル・オプ・アメリカン・ケミカル・ソサエティー、 
92.519 PI’(I970))これにより、ポリ
シランの分子量を調節することにより低分子量ポリシラ
ンは負帯電性トナーの電荷制御剤として、又高分子量ポ
リシランは、正帯電性トナーの電荷制御剤として用いる
ことが可能であると考えられる。又、局在したπ−軌道
を有する側鎖基は、主鎖の〇−軌道と相互作用を及ぼし
、結果的にイオン化ポテンシャルを小せしめるため、側
鎖基としてフェニル基など置換したポリシリコンで高分
子量のものは正の電荷制御剤として有用であると考えら
れる。
又、ポリシラン及びビニル系ポリマーより成るブロック
ポリマーは機械的特性に優れ、靭性があり、接着性が良
く又、ビニル系ポリマーはトナー主成分である樹脂との
相溶性に優れるために、ポリシラン系ブロックポリマー
を用いると現在の電荷制御剤に比べ、より分散性に優れ
るため良好−な電荷制御が可能となり、又、ポリシラン
主鎖が疎水性を有するため高湿下でも帯電性は失われず
、良好な電荷制御ができると考えられる。
正又は負の電荷制御剤として用いる場合の境界はポリシ
ランの分子量及び側鎖基の種類により異なるため一義的
には決められないが負の電荷制御剤としては、ポリシラ
ン系ブロックポリマーの重量平均分子量が20,000
以下のものが好ましく正の電荷制御剤としては、20,
000以上のものが好ましい。
重量平均分子量が、2,000より小なるものは、結着
樹脂との相溶性が不十分であり、又、重量平均分子量が
1,000,000より大なるものは、トナー作製時の
混練過程において混合性が悪く、偏析や凝集が起こり、
帯電性能の低下を生じる。
中でも好ましくは結着樹脂の重量平均分子量よりも低い
重量平均分子量を有するポリシラン系ブロックポリマー
を用いることである。
本発明において使用するビニル糸上ツマ−としては、ス
チレン系、アクリル系、酢酸ビニル系、ブタジェン系モ
ノマーがある。
スチレン系千ツマ−としては例えば、スチレン、α−メ
チルスチレン、ジビニルベンゼンが挙げられる。
アクリル系モノマーとしては例えば、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、
ロープロピルメタクリレート、n−オクチルメタクリレ
ートなどが挙げられる。又、酢酸ビニル糸上ツマ−とし
ては例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビ
ニル、ブタジェン系モノマーとしては例えば、ブタジェ
ン、イソプレン、クロロブレンなどが挙げられる。
本発明のポリシラン系ブロックポリマーの構成を例示す
る。
(以下余白) H3 H3 CH3 CI(3 尚、ブロックポリマーの構成は、ポリシランをA5ビニ
ル系ポリマーをBとするとA−B、 A−B−A。
B−A−B、 A−B−A−Bなどのいずれの構成でも
良い。
ただし、ポリシラン中のシランモノマーが2種以上の場
合、ポリシラン内でシランモノマーがランダム共重合し
ていても良い。
ポリシラン系ブロックポリマー中のポリシランの単量体
の総モル数とビニル系ポリマーの単量体のモル数の比は
3対7から9対1が用いられる。
特に4対6から8対2が好ましい。
上記ポリシラン系ブロックポリマーは公知の方法で製造
できる。又、ポリシラン系ブロックポリマーは単独又は
2種以上の併用で用いられるが、必要に応じて、従来公
知の電荷制御剤を本発明の電荷制御剤と組み合わせて使
用することもできる。
これら電荷制御剤を結着樹脂及び磁性体を必須成分とす
るトナー中に配合することにより、本発明のトナーが得
られる。
本発明に用いる前記−形成(I1)で表わされる特定の
シラン化合物は同一分子中に異なる二種以上の官能基を
有し、その一方は無機物質と化学結合する反応基であり
、他方は有機物質と化学結合する反応基であり、特に末
端ビニル基を有していることが重要である。
本発明の如く上記の一般式(■りで表わされる特定のシ
ラン化合物で処理された磁性体を用いた磁性トナーは未
処理の磁性体或は他のシランカップリング剤で処理され
た磁性体を用いた磁性トナーに比べて、前述の本発明の
目的を充分に達成することができ、極めて好ましいもの
であった。
特にトナーの帯電特性の安定性、耐湿性、転写性などに
秀れており、絶縁磁性トナーとして最適であった。
本発明に用いる前記−形成R5lX3で表わされる末端
ビニル基を有する特定のシラン化合物に於て、Xは水酸
基又は加水分解して水酸基となる基であるが具体的には
例えば、アルコキシ基、アシルオキシ基、クロル原子な
どである。
本発明における一般式(lりで表わされる上述のシラン
化合物の具体例として以下のものが挙げられる。
CH2−CllSi (OCCH3)31 CH2−CI(Si (QC)Is) 5Cth−C)
ISi (OCH2にH3) 5CH2−C)ISfC
ffs C1l□−C!ISi (OCLCLOCHa)3D CI+2−C)+51 (OH) 3 などが市販されており、単独又は2種以上の併用で用い
られるが、いずれも本発明に好ましく使用できる。
本発明に用いられる磁性体としてはマグネタイト、マグ
ネタイト、フェライト等の酸化鉄:鉄、コバルト、ニッ
ケルのような金属或はこれらの金属とアルミニウム、コ
バルト、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモ
ン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、
マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウム
のような金属との合金及びその混合物等が挙げられる。
これらの磁性体は平均粒径が0.1〜2μm程度、特に
0.1〜1.Oumのものが望ましく、これらの磁性体
を前述の特定のシラン化合物の溶液或は更に表面性や色
調を改良する目的で樹脂や染料を加えた溶液で処理し、
この処理された磁性体を用いて他は従来法に従って磁性
トナーを製造すればよい。
又、シラン化合物或はその溶液を磁性体を攪拌しながら
スプレーなどで吹きつけて処理する方法もある。
処理された磁性体のトナー中に含有させる量としては樹
脂成分100重量部に対し約20〜200重量部、特に
好ましくは樹脂成分100重量部に対し40〜150重
量部である。
磁性体の添加量が20重量部未満のトナーでは、トナー
の磁性が弱く、トナーが現像スリーブより離脱して、カ
ブリのある画像が得られる。又、磁性体の添加量が20
0重量部を越える場合には、トナーの磁力が必要以上に
強くなり、トナーが現像スリーブより離脱しにくく、画
像濃度が低下する。
トナーの結着樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−
クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及
びその置換体の単重合体:スチレンp−クロロスチレン
共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−
ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタレン
共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル
酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重
合体、スチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル共重合
体等のスチレン−アクリル共重合体、スチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル
共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、ス
チレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメ
チルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテ
ル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、
スチレン−ブタジェン共重合体、スチレン−イソプレン
共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重
合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレ
イン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポ
リメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、
ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド
、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、シリコーン樹
脂、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペ
ン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹
脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィン
ワックスなどが挙げられ、単独或は混合して使用できる
又特に圧力定着に適したトナーを与えるために好適な結
着樹脂として限定して挙げると下記のものが単独或は混
合して使用できる。
ポリオレフィン(低分子量ポリエチレン、低分子量ポリ
プロピレン、酸化ポリエチレン、ポリ4フツ化エチレン
など)、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン−
ブタジェン共重合体(モノマー比=5〜30 : 95
〜70)、オレフィン共重合体(エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エ
チレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル
酸エステル共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、ア
イオノマー樹脂)、ポリビニルピロリドン、メチルビニ
ルエーテル−無水マレイン酸共重合体、マレイン酸変性
フェノール樹脂、フェノール変性テルペン樹脂。
特に、前述の特定のシラン化合物との組合せの効果が顕
著なトナー用結着樹脂は、スチレン系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリ酢酸ヒ゛ニル、ポリプロピレ
ン、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン樹
脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、マレイン酸変性フェ
ノール樹脂、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共
重合体などであった。
又、本発明のトナーには、必要に応じて上記以外の添加
剤を混合してもよい。添加剤として&f、例えばテフロ
ン、ステアリン酸亜鉛の如き滑剤;酸化セリウム、炭化
ケイ素等の研磨材;例え&fコロイダルシリカ、酸化チ
タン、酸化アルミニウム等の流動性付与剤;ケーキング
防止剤;例えIfカーボンブラック、酸化スズ等の導電
性付与剤;低分子量ポリエチレンなどの定着助剤等h<
ある。
特に、アルキルクロロシラン、アルキルアミノシラン、
アルキルアルコキシシラン或はシリコーンオイル等で処
理された疎水性シリカがトナーに外添されることが好ま
しい。
以上の如く本発明のポリシラン系ブロックポリマーと特
定のシラン化合物で処理された6部性体を磁性トナーに
用いると磁性体、電荷制御剤の結着樹脂への分散性及び
密着性が極めて良好になり、且つトナーの耐湿性、流動
性、耐衝撃性も著しく改善され、更にトナーの帯電特性
の安定化も改善され、トナー特性及び耐久性の良好な磁
性トナーが得られる。
本発明に係る磁性トナーを作製するには前記本発明に係
るポリシラン系ブロックポリマー電荷制御剤及び処理さ
れた磁性体を、上記結着樹脂及び添加剤等をボールミル
その他の混合機により充分混合してから加熱ロール、ニ
ーダ−エクストルーダー等の熱混練機を用いて溶融及び
混練して樹脂類を互いに相溶せしめた中に顔料又は染料
を分散又は溶解せしめ、冷却固化後、粉砕及び分級して
平均粒径5〜20μのトナーを得ることが出来る。或は
結着樹脂溶液中に材料を分散した後、噴n乾燥すること
により得る方法、或は、結着樹脂を構成すべき単量体に
所定材料を混合して乳化懸濁液とした後に重合させてト
ナーを得る重合法トナー製造法、或はコア材とシェル材
からなる所謂マイクロカプセルトナーのコア部及び/又
はシェル部に含有させる方法等の方法が応用できる。
[実施例] 以下、本発明を実施例により、更に具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるもので
はない。
尚、以下の配合における1部」は全て重量部である。
実施例1〜2.比較例1〜2 以下の方法で磁性体を処理した。
処理方法(I) γ−メタクリルオキシプロピルメトキシシラン(商品名
、Z−6030、ダウ・コーニング社製)5部を酢酸で
p)14.0に調整した水1000部に添加して良く攪
拌した。
次いでマグネタイト微粒子(商品名、EPT−1000
、戸田工業g)500部を加え攪拌を30分続け、24
時間放置後マグネタイトを炉取し、メチルアルコールで
洗浄後乾燥して本発明の特定のシラン化合物で処理され
た磁性体を得た。この磁性体を磁性体Aとする。
次に、別の処理方法(2)を示す。
を1時間混合攪拌後ポリエステル樹脂の5%メチルエチ
ルケトン溶ン夜500部及びメチルエチルケトンパーオ
キシド け24時間放置した。この分散液から固形分を濾過lし
て本発明の特定のシラン化合物及びポリエステル樹脂で
処理したbn性粉体の塊状物を得た。
これを粉砕して処理された磁性体を得た。この磁性体を
磁性体Bとする。
次に上記の磁性体A.Bを用いて下記の如くして磁性ト
ナーを作った。
実施例1 上記の各処方量を十分にヘンシェルミキサーにより予備
混合を行ない、3木ロールミルで少なくとも2回以上溶
融混゛練し、冷却後ハンマーミルを用いて約1〜2mm
程度に粉砕して、次いでエアージェット方式による微粉
砕機で40μm以下の粒径に微粉砕した。更に得られた
微粉砕物を分級して、1〜20μmを選択して負帯電性
磁性トナーを得た。
このトナー100部に対し、流動性付与剤としてシリコ
ーンオイル処理した疎水性シリカ0.8部をヘンシェル
ミキサーで混合外添した。
このトナーを市販のキャノン製複写機(商品名NP−8
580 )を100枚/分機に改造した機械に適用し画
像テストを行なったところ、高画像濃度(I,40)で
800,000枚耐久後もカブリのない良好な画像が得
られた。又、耐久後の現像器を調べたがトナー劣化によ
るスリーブ汚染は観察されなかった。
又、低温低湿下において、チャージアップによる画像濃
度低下や、高温高湿下においてカブリのない良好な画像
が得られた。
実施例2 実施例1の磁性体Aを磁性体Bにする以外実施例1と同
様に行なった結果、同様な結果が得られた。
比較例1 実施例1の磁性体Aを未処理のマグネタイトにする以外
実施例1と同様に行なった結果、500.000枚耐久
後の画像濃度が1,20と低下した。
現像器を調べると、スリーブ上にトナー付着が観察され
た。
実施例3 実施例の処理方法(I)と同様にして、シラン化合物処
理剤をビニルトリエトキシシランを用いて磁性体を処理
した磁性体を用いる他は実施例1と同様に行なったとこ
ろ、700,000枚耐久後も画像濃度は1.35と高
く、良好な結果が得られた。
実施例4 上記各処方量を実施例1と同様にトナーを作製し、得ら
れたトナーは正帯電性磁性トナーであった。
70枚/分に改造した市販のキャノン製複写機(商品名
NP−5540)にこの磁性トナーを適用し、実施例1
と同様に行なったところ、600,000枚耐久後も1
37と高い画像濃度でカブリのない鮮明な画像が得られ
た。耐久後もスリーブ汚染は観察されなかった。又、環
境変動することもなく、良好な画像が得られた。
実施例5 上記の各処方量を実施例1と同様にしてトナー作製した
ところ、負1M:電性磁性トナーを得た。このトナー1
00部に対し、流動性付与剤として酸化チタン0.5部
をヘンシェルミキサーで混合外添した。
実施例1と同様に画像テストを行なったところ安定した
画像が得られ、スリーブ汚染もな〈実施例1と同様に良
好な結果が得られた。
比較例2 実施例4において、ポリシラン系ブロックポリマーをニ
グロシン染料4部にする以外は実施例4と同様にトナー
を作製した。得られたトナーは正帯電性トナーであり、
実施例4と同様に行なったところ、高温高温環境下にお
いてカブリのある画像が得られた。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明のトナーは耐湿性が高く、優
れた現像性を有しており、いかなる環境下においても高
品質の画像を長期に渡って提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも一般式( I )で表わされる重量平均分子量
    が2,000〜1,000,000であるポリシラン系
    ブロックポリマーと一般式(II)で表わされるシラン化
    合物で処理された磁性体とを含有することを特徴とする
    磁性トナー。 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は、アルキ
    ル、アリール、置換アルキル、置換アリール及びアルコ
    キシから成る群から選ばれ、いずれも同じであっても或
    は異なってもよい。Aはビニル系モノマーを示す。n、
    m及びpはポリマー中の総モノマーに対するそれぞれの
    モノマー数の割合を示すモル比であり、n+m+p=1
    となり0<n≦1、0≦m<1、0≦p<1である。) 一般式(II) RSiX_3 (式中、Rは末端ビニル基を有する有機官能基であり、
    Xは、水酸基又は加水分解して水酸基となる基である。 )
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002108004A (ja) * 2000-07-28 2002-04-10 Canon Inc 磁性トナー
JP2006307084A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Osaka Gas Co Ltd 金属微粒子と無機微粒子とを含む組成物およびその製造方法

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