JPH0564250U - バックホーのバルブ操作構造 - Google Patents

バックホーのバルブ操作構造

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JPH0564250U
JPH0564250U JP309892U JP309892U JPH0564250U JP H0564250 U JPH0564250 U JP H0564250U JP 309892 U JP309892 U JP 309892U JP 309892 U JP309892 U JP 309892U JP H0564250 U JPH0564250 U JP H0564250U
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hydraulic control
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backhoe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作レバーと油圧制御バルブとの連係用リン
ク機構を誤差少なく取付けるとともに、組付け性を向上
させるようにする。 【構成】 運転座席の前方に操縦ポストを立設するとと
もに、複数の操作レバーを上方突出状態で配設し、前記
操縦ポストの内部下方に複数の油圧制御バルブを並列配
備するとともに、このバルブ群の上部に、前記操作レバ
ーと前記バルブ群とを操作可能に連係する操作リンク機
構Aを配備してあるバックホーのバルブ操作構造であっ
て、前記油圧制御バルブ群を操縦部ポストフレーム16
に取付け、前記操作リンク機構Aを予め取付板23に装
着したアセンブル状態で前記操縦部ポストフレーム16
に取付けて、前記油圧制御バルブ群と連係接続してあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、運転座席の前方に操縦ポストを立設するとともに、操作レバーを上 方突出状態で配設し、前記操縦ポストの内部下方に複数の油圧制御バルブを並列 配備するとともに、このバルブ群の上部に、前記操作レバーと前記バルブ群とを 操作可能に連係する操作リンク機構を配備してあるバックホーのバルブ操作構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記バックホーのバルブ操作構造において、従来では、前記油圧制御バルブ群 及び前記操作リンク機構における各固定支持部を、夫々、各別に操縦部ポストフ レームに取付け固定するよう構成されていた。つまり、複数の操作レバーの揺動 枢支用ボス部等を各別に操縦部ポストフレームに溶接固定して、この操作レバー と油圧制御バルブ群とを操作リンク等で連結させる構成となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来構造では、操作レバーの取付け箇所とバルブの取付け箇所 とは、操縦部ポストフレームに対して位置固定であるから、この取付け位置に寸 法誤差が存在すると、操作レバーとバルブとの間を後付けにより操作リンク機構 を介して連動連結させる際に、例えば、左右の操作レバーのリンク取付け長さが 異なり、組付け後において左右の操作レバーの中立位置が互いにずれてしまう等 の不具合が発生するおそれがあり、又、各部材を各別に操縦部ポストフレームに 取付けるので、組付け作業が行い難い欠点もあった。 本考案は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴構成は、冒頭に記載したバックホーのバルブ操作構造において、 前記油圧制御バルブ群を操縦部ポストフレームに取付け、前記操作リンク機構を 予め取付板に装着したアセンブル状態で前記操縦部ポストフレームに取付けて、 前記油圧制御バルブ群と連係接続してある点にある。
【0005】
【作用】
ブロック状で形状の大きな油圧制御バルブ群を、直接、操縦部ポストフレーム に取付けるので、強固に支持することができ、複数のリンクや操作レバーの支点 ボス部材等からなる複雑な構成の操作リンク機構は、予め、操縦部ポストフレー ムとは異なる別部品である取付板にアセンブル状態で組付けた状態で、この取付 板を例えばボルト等により操縦部ポストフレームに連結するととともに、この操 作リンク機構と油圧制御バルブ群とを連動操作可能に連係接続するのである。
【0006】
【考案の効果】
従って、操作レバーと操縦部ポストフレームとの取付け位置関係は、操縦部ポ ストフレームと取付板との間の連結により決定されるから、既に操縦部ポストフ レームに固定されているバルブ群との間におけるリンク連係長さに寸法誤差が生 じた場合であっても、取付板の連結時にその誤差を修正しながら連結することが 可能となり、左右操作レバーの中立位置姿勢が変化してしまう等の弊害を解消で きることとなった。しかも、複数の部材が相互に連係接続される操作リンク機構 を、大型部材である操縦部ポストフレームに直接、取付ける場合に比較して、板 材にアセンブル状態に組付けるので、組立て作業が行い易い利点もある。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を図面に基いて説明する。 図4にバックホーを示している。このバックホーは、夫々、走行油圧モータM 1,M2により駆動される左右クローラ走行装置1,1を備えた走行機台2上に 、旋回油圧モータM3の駆動により縦軸芯周りで全旋回自在に旋回台3を搭載す るとともに、旋回台3にスイングシリンダC1の駆動によりスイングブラケット 4を介して格納揺動自在にバックホー装置5を連結し、旋回台3上に原動部6、 操縦部7等を設け、走行機台2の全部にドーザ装置8をドーザシリンダC2によ り昇降自在に設けて構成してある。前記バックホー装置5は、ブーム9、アーム 10、バケット11を夫々枢支連結するとともに、ブームシリンダC3、アーム シリンダC4、バケットシリンダC5により駆動揺動して掘削作業を行えるよう 構成してある。 前記各油圧モータ及び各油圧シリンダに対する油圧制御バルブは、操縦部7の 運転座席7aの前方に立設した操縦部ポスト12の内部下方に並列配備してあり 、左右走行油圧モータはM1,M2、操縦部ポスト12から上方突出させた左右 の走行レバー13R,13Lにより駆動操作するよう構成し、バックホー装置用 油圧シリンダC1,C3,C4,C5及び旋回モータM3は左右操作レバー14 R,14Lの操作により駆動操作するよう構成してある。ドーザシリンダC2は 操縦部ポスト12の横側に設けたドーザレバー15により駆動操作するようにし てある。
【0008】 前記操縦部ポスト12は、平面視コの字形のポストフレーム16の外方側を外 装カバー17により覆ってあり、この外装カバー17は前後カバー17a,17 bと上部カバー17cとの3分割構成としている。前カバー17aと後カバー1 7bとは左右両側部において分割する構成とし、それらの端部合わせ部は突き合 わせ状態にしてほぼ面一になるようにしてある。つまり、図1に示すように、前 カバー17aの端部合わせ部の内面側に連結用ブラケット18を溶接固定し、後 カバー17bを突き合わせて、この後カバー17bとブラケット18とを共締め によりポストフレーム16にビス止め固定してある。又、前後カバー17a,1 7bの上部端は、内方側に折返して補強を図るとともに、この折返し部に上部カ バー17cをビス止めしてある。
【0009】 次にバルブ操作構造について説明する。図2、図3に示すように、各油圧制御 バルブ群を操縦部ポスト12の下方側に並列配備し、その上方に各油圧制御バル ブと操作レバー類とを連動連係させる操作リンク機構Aを配設してある。左右操 作レバー14R,14Lは夫々、前後左右に十字揺動操作自在に構成してあり、 左右走行レバー13R,13Lとドーザレバー15は前後揺動操作自在に構成し てある。右側操作レバー14Rの各方向の操作でブーム用油圧制御バルブV9及 びバケット用油圧制御バルブV8を操作し、ドーザレバー15の操作でドーザシ リンダ用油圧制御バルブV5を操作し、左右走行レバー13R,13Lの操作で 左右走行モータ用油圧制御バルブV4,V7を操作するよう構成するとともに、 左側操作レバー14Lは各方向の操作でアーム用油圧制御バルブV3と旋回モー タ用油圧制御バルブV2を操作する第1操作状態、アーム用油圧制御バルブV3 とスイングシリンダ用油圧制御バルブV1を操作する第2操作状態とに切り換え できるよう構成してあり、その切り換え操作は左側足踏みペダルPd1で行うよ う構成してある。又、前記第1操作状態において、左側操作レバー14Lの左右 方向の操作で旋回モータ用油圧制御バルブV2を操作し、前後方向の操作でアー ム用油圧制御バルブV3を操作する状態と、その逆の操作状態とに操作パターン 切り換え可能に構成してある。つまり、夫々のバルブの操作用中継リンク19, 20の操作レバー側を、左右操作方向に対する左右一対の揺動部材21,21の いずれか一方と中央に位置する前後操作方向に対する揺動部材22とに繋ぎ替え 自在に構成して、操作パターンを切り換え可能に構成してある。尚、サービス用 油圧制御バルブV6は右側足踏みペダルPd2で行うよう構成してある。
【0010】 そして、前記油圧制御バルブ群は、ポストフレーム16に直接、ボルト固定し てあり、操作リンク機構Aは取付板23に予めアセンブル状態で組付けた状態で 、この取付板23をポストフレーム16にボルト固定するよう構成してある。詳 述すると、図1に示すように、左右操作レバー14R,14Lの枢支用ボス部材 24、横方向に長く延設されるドーザ駆動軸25を回動自在に支持する一対の支 持ボス部材26、前記旋回スイング切り換え用の中継枢支ボス部材27,27、 左右ペダル操作用枢支ボス部材等を前記取付板23に溶接固定し、これらの各操 作用リンク機構を装着した後、取付板23を複数のボルトによりポストフレーム 16に取付け固定し、夫々、対応する油圧制御バルブのスプールと操作リンクを 連結接続するのである。尚、上記した旋回スイング切り換え用の前後向き軸芯を 有する操作用ボス部材30は、ポストフレーム16を貫通する状態で溶接固定し てある。又、旋回モータ用油圧制御バルブV2とスイングシリンダ用油圧制御バ ルブV1以外の油圧制御バルブの操作用中継回動部材は、前記ドーザ駆動軸25 に相対回動自在に外嵌する構成としている。 このようにして、操作リンク機構を小型の部材に一体的に組付ける構成である から、大型のフレームに枢支用ボス部材を各別に溶接する場合に較べて、油圧制 御バルブ群との間の連係長さの誤差に起因して組付け状態で左右操作レバーの中 立位置が相互に位置ずれする等の不具合を未然に防止できる。又、組付け作業が 行い易いものとなる。
【0011】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】操縦部ポストの分解斜視図
【図2】リンク機構の後面図
【図3】リンク機構の簡略化した斜視図
【図4】バックホーの全体側面図
【符号の説明】
7a 運転座席 12 操縦部ポスト 16 操縦部ポストフレーム 23 取付板 A 操作リンク機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転座席(7a)の前方に操縦ポスト
    (12)を立設するとともに、複数の操作レバーを上方
    突出状態で配設し、前記操縦ポスト(12)の内部下方
    に複数の油圧制御バルブを並列配備するとともに、この
    バルブ群の上部に、前記操作レバーと前記バルブ群とを
    操作可能に連係する操作リンク機構(A)を配備してあ
    るバックホーのバルブ操作構造であって、前記油圧制御
    バルブ群を操縦部ポストフレーム(16)に取付け、前
    記操作リンク機構(A)を予め取付板(23)に装着し
    たアセンブル状態で前記操縦部ポストフレーム(16)
    に取付けて、前記油圧制御バルブ群と連係接続してある
    バックホーのバルブ操作構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029394A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 飲料供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010029394A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 飲料供給装置

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