JP2555896Y2 - バックホーのバルブ操作構造 - Google Patents

バックホーのバルブ操作構造

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JP2555896Y2 JP1070892U JP1070892U JP2555896Y2 JP 2555896 Y2 JP2555896 Y2 JP 2555896Y2 JP 1070892 U JP1070892 U JP 1070892U JP 1070892 U JP1070892 U JP 1070892U JP 2555896 Y2 JP2555896 Y2 JP 2555896Y2
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憲造 佐田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作レバーとスイング
シリンダ用第1油圧制御バルブとを連動操作可能に連係
する第1操作状態と、前記操作レバーと旋回モータ用第
2油圧制御バルブとを連動操作可能に連係する第2操作
状態とに切り換え操作自在な操作対象切換機構を設けて
あるバックホーのバルブ操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記バックホーのバルブ操作構造におい
て、従来では、例えば特開平3−174613号公報に
開示されるように、操作レバーに連係される連係ロッド
をスイングシリンダ用第1油圧制御バルブに連動連係さ
せる状態と、旋回モータ用第2油圧制御バルブに連係さ
せる状態とに切り換えるために、連係ロッドの左右から
接当係合する一対の接当ピンを一体的に揺動自在並びに
トッグルバネにより上記2状態に位置保持自在に設け、
この接当ピンを足踏みペダルにリンク機構を介して連係
される揺動アームにより切り換え揺動させるよう構成し
たものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構造は、スイング
シリンダの作動状態と旋回モータの作動状態とを足踏み
操作で切り換えるようにすることで、例えば側溝掘り作
業を行う場合、溝堀作業しながら掘削土砂をすぐ脇に堆
積させる作業におけるバックホー装置の揺動作動をスイ
ングシリンダで行い、堆積された土砂を運搬車等に積載
させる作業におけるバックホー装置の揺動作動は旋回モ
ータを用いて行うような作業形態を採る際に、上記2状
態への切り換えを手動切換レバーにて行うと、バックホ
ー装置の操縦操作レバーとこの切換レバーとを持ち替え
る必要があり、作業が煩わしいものとなるので、このよ
うな切り換え作業を足踏み操作で対応するようにして作
業の能率向上を図ったものである。ところが、上記従来
構造においては、前記切り換え用連係ロッドの位置保持
用トッグルバネが連係ロッドの近傍に配備される構成で
あるから、ペダルと接当ピンとを連係させるリンク機構
に対して強い操作力が作用することになるので、これら
の連係用リンク機構の強度を大に設定する必要があり、
部品コストが大になる欠点があった。又、前記トッグル
バネによる付勢力に抗して位置決めするストッパーとし
ての作用は、前記接当ピンと連係ロッドとの接当により
行うものであるから、レバー操作に際して接当ピンと連
係ロッドの摺接抵抗に起因してレバー操作力が大になる
弊害もあった。本考案は上記不具合点を解消することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴構成は、冒
頭に記載したバックホーのバルブ操作構造において、前
記操作対象切換機構を天秤揺動操作自在な足踏みペダル
の操作により切り換え操作するよう構成し、このペダル
を前記第1操作状態と第2操作状態の夫々に切り換え保
持するトッグルバネ機構と、各操作状態に接当位置決め
するストッパー部材とを、前記足踏みペダルの揺動枢支
軸に備えてある点にある。
【0005】
【作用】足踏み操作によりスイングシリンダ作動状態
と、旋回モータ作動状態とを切り換え可能であるから、
頻繁にこのような切り換え操作を行う作業形態では、バ
ックホー装置の操縦操作は手動により専念することがで
き、作業性に優れたものでありながら、上記切り換え操
作において、トッグルバネ式の位置保持が行われるか
ら、操作感覚の比較的鈍い足操作であっても確実な切り
換えが行え、しかも、このトッグルバネの付勢力はペダ
ルにのみ加わり、連係リンク機構においては、バルブ連
係用操作部材の移動操作のための操作力だけを伝える構
成であるから、連係用リンク機構の強度を必要最少限に
抑制できるものとなる。更に、バルブ連係用操作部材の
切り換え部分においては、切り換え後に押圧力が作用す
ることが無く、レバー操作に余計な操作荷重を掛けるこ
とがない。
【0006】
【考案の効果】従って、合理的な改良により、スイング
シリンダと旋回モータとの使い分け作業形態における操
縦操作性を向上することができる利点を有しながら、切
り換え用リンク連係機構の構造簡素化を図ることがで
き、したも、レバー操作の操作力を低減することが可能
となり、操縦操作性が更に改善できるものとなった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図6
にバックホーを示している。このバックホーは、夫々、
走行油圧モータM1,M2により駆動される左右クロー
ラ走行装置1,1を備えた走行機台2上に、旋回油圧モ
ータM3の駆動により縦軸芯周りで全旋回自在に旋回台
3を搭載するとともに、旋回台3にスイングシリンダC
1の駆動によりスイングブラケット4を介して格納揺動
自在にバックホー装置5を連結し、旋回台3上に原動部
6、操縦部7等を設け、走行機台2の全部にドーザ装置
8をドーザシリンダC2により昇降自在に設けて構成し
てある。前記バックホー装置5は、ブーム9、アーム1
0、バケット11を夫々枢支連結するとともに、ブーム
シリンダC3、アームシリンダC4、バケットシリンダ
C5により駆動揺動して掘削作業を行えるよう構成して
ある。前記各油圧モータ及び各油圧シリンダに対する油
圧制御バルブは、操縦部7の運転座席7aの前方に立設
した操縦部ポスト12の内部下方に並列配備してあり、
左右走行油圧モータはM1,M2、操縦部ポスト12か
ら上方突出させた左右の走行レバー13R,13Lによ
り駆動操作するよう構成し、バックホー装置用油圧シリ
ンダC1,C3,C4,C5及び旋回モータM3は左右
操作レバー14R,14Lの操作により駆動操作するよ
う構成してある。ドーザシリンダC2は操縦部ポスト1
2の横側に設けたドーザレバー15により駆動操作する
ようにしてある。次にバルブ操作構造について説明す
る。図1に示すように、各油圧制御バルブ群を操縦部ポ
スト12の下方側に並列配備し、その上方に各油圧制御
バルブと操作レバー類とを連動連係させる操作リンク機
構を配設してある。左右操作レバー14R,14Lは夫
々、前後左右に十字揺動操作自在に構成してあり、左右
走行レバー13R,13Lとドーザレバー15は前後揺
動操作自在に構成してある。右側操作レバー14Rの各
方向の操作でブーム用油圧制御バルブV9及びバケット
用油圧制御バルブV8を操作し、ドーザレバー15の操
作でドーザシリンダ用油圧制御バルブV5を操作し、左
右走行レバー13R,13Lの操作で左右走行モータ用
油圧制御バルブV4,V7を操作するよう構成するとと
もに、左側操作レバー14Lは各方向の操作でアーム用
油圧制御バルブV3と旋回モータ用油圧制御バルブV2
を操作する第1操作状態、アーム用油圧制御バルブV3
とスイングシリンダ用油圧制御バルブV1を操作する第
2操作状態とに切り換え操作自在な操作対象切換機構A
を備えてあり、その切り換え操作は左側足踏みペダルP
d1で行うよう構成してある。又、前記第1操作状態に
おいて、左側操作レバー14Lの左右方向の操作で旋回
モータ用油圧制御バルブV2を操作し、前後方向の操作
でアーム用油圧制御バルブV3を操作する状態と、その
逆の操作状態とに切換自在な操作パターン切り換え機構
Bを設けてある。尚、サービス用油圧制御バルブV6は
右側足踏みペダルPd2で行うよう構成してある。
【0008】前記操作パターン切り換え機構Bは、図3
〜図5に示すように、左側操作レバー14Lの基端部に
各操作方向に対応する状態で枢支連結される一対の操作
連係リンク16,16を、その枢支点周りで下方側が揺
動自在となるよう構成し、各操作連係リンク16,16
の下方のボールジョイント17,17に軸部材18,1
8を挿通させ、この軸部材18,18の一端に矩形状の
スライド係合部材19,19を取付けるとともに、スイ
ングシリンダ用油圧制御バルブV1、旋回モータ用油圧
制御バルブV2のいずれかのスプールに連係され、ドー
ザ操作軸20に相対回動自在に外嵌される中継回動部材
21,22にガイドレール部21a,22aを形成し、
このガイドレール部21a,22aに前記スライド係合
部材19,19を係合させて連動操作自在に構成してあ
る。そして、一方の中継回動部材21を他方の中継回動
部材22の左右両側に位置する状態で一体的に左右一対
配設し、前記操作連係リンク16,16を揺動操作させ
ると、スライド係合部材19,19がガイドレール部2
1a,22aに沿ってスライドして、連係状態を前記第
1操作状態と第2操作状態とに切り換えられるよう構成
してある。
【0009】次に、前記操作対象切換機構Aについて詳
述する。前記中継回動部材21に連係される連係ロッド
40を左右揺動自在に設けるとともに、スイングシリン
ダ用油圧制御バルブV1、旋回モータ用油圧制御バルブ
V2の夫々のスプールに連動連係される各回動操作部材
23,24を中継軸に回動自在に外嵌し、各回動操作部
材23,24に互いに向き合う状態で突設した一対の係
合ピン26,27に、前記連係ロッド40の他端側ボー
ルジョイント28を選択的に差し込み係合自在となるよ
う構成してある。この連係ロッド40の揺動操作は、左
側足踏みペダルPd1の操作に伴ってリンク連係機構を
介して前後軸芯周りで揺動するフォーク部材29により
行うよう構成してある。前記ペダルPd1は、操縦部ポ
ストフレームFに回動自在に支持された横向き枢支軸3
0にその軸芯周りで天秤揺動自在に取付けてあり、前記
枢支軸30に固定した揺動アーム31と前記フォーク部
材29の回動操作アーム32とを上下方向に延設した押
引きロッド33で連動連結してある。又、前記枢支軸3
0には、ペダルPd1を前記第1操作状態と第2操作状
態の夫々に切り換え保持するトッグルバネ機構Cと、各
操作状態に接当位置決めするストッパー部材34とを備
えてある。つまり、図2に示すように、枢支軸30に固
設したアーム35の接当部35aが、夫々の切り換え状
態において接当してそれ以上の回動を阻止する上下一対
のストッパー部材34,34をポストフレームFに固定
してある。ストッパー部材34,34は調節ネジ36,
36により接当位置を変更調節できるよう構成してあ
る。又、枢支軸30の他端部に形成したアーム37の先
端に他端が固定部に係止されたトッグルバネ38を係止
して、切り換え操作に伴ってこのバネ38の作用による
デッドポイントを乗り越え操作して位置保持するようト
ッグルバネ機構Cを構成してある。このようにして、位
置保持のための保持力による操作反力は、前記枢支軸3
0にのみ掛かり、操作リンク機構には掛からず、リンク
機構の強度が連係ロッド40の揺動操作力に必要なもの
だけで済む。しかも、切り換え後においては、フォーク
部材29と連係ロッド40の間には大きな摺接抵抗が生
じることが無く、レバー操作がその分軽くなるのであ
る。
【0010】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を容易にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作リンク機構の斜視図
【図2】操作対象切換機構の斜視図
【図3】操作パターン切換機構の後面図
【図4】操作パターン切換機構の後面図
【図5】操作パターン切換機構の切欠側面図
【図6】バックホーの全体側面図
【符号の説明】
14L 操作レバー 30 揺動枢支軸 34,34 ストッパー部材 A 操作対象切換機構 C トッグルバネ機構 Pd1 足踏みペダル V1 第1油圧制御バルブ V2 第2油圧制御バルブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバー(14L)とスイングシリン
    ダ用第1油圧制御バルブ(V1)とを連動操作可能に連
    係する第1操作状態と、前記操作レバー(14L)と旋
    回モータ用第2油圧制御バルブ(V2)とを連動操作可
    能に連係する第2操作状態とに切り換え操作自在な操作
    対象切換機構(A)を設けてあるバックホーのバルブ操
    作構造であって、前記操作対象切換機構(A)を天秤揺
    動操作自在な足踏みペダル(Pd1)の操作により切り
    換え操作するよう構成し、このペダル(Pd1)を前記
    第1操作状態と第2操作状態の夫々に切り換え保持する
    トッグルバネ機構(C)と、各操作状態に接当位置決め
    するストッパー部材(34),(34)とを、前記足踏
    みペダル(Pd1)の揺動枢支軸(30)に備えてある
    バックホーのバルブ操作構造。
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