JPH0561249U - バックホーのバルブ操作構造 - Google Patents
バックホーのバルブ操作構造Info
- Publication number
- JPH0561249U JPH0561249U JP159192U JP159192U JPH0561249U JP H0561249 U JPH0561249 U JP H0561249U JP 159192 U JP159192 U JP 159192U JP 159192 U JP159192 U JP 159192U JP H0561249 U JPH0561249 U JP H0561249U
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- JP
- Japan
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- lever
- operating
- hydraulic control
- operated
- control valve
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- Pending
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作リンク連係機構の繋ぎ換える機構を、小
型化が可能で、かつ、構造簡易であって、円滑な作動を
行えるものとして提供する。 【構成】 一対の油圧制御バルブV1,V2に対する操
作連係リンク24,27をバルブ側連結部で左右揺動自
在に設け、レバー側連結具31,32と前記左右連係部
材20,21との連係箇所を、前記揺動操作に伴って係
合並びに離脱自在なピンと係合凹部とで構成し、前記レ
バー側連結具31,32と前記中央連係部材19との連
係箇所を、ボールジョイント40と軸部材43,44と
で構成し、これらの操作連係リンク24、27の揺動操
作によって、十字揺動操作レバー12Lの前後操作で第
1油圧制御バルブV1を操作し、かつ、左右操作で第2
油圧制御バルブV2を操作する第1状態と、操作レバー
12Lの前後操作で第2油圧制御バルブV2を操作し、
かつ、左右操作で第1油圧制御バルブV1を操作する第
2状態とに切り換え自在な操作パターン切換機構Aを構
成してある。
型化が可能で、かつ、構造簡易であって、円滑な作動を
行えるものとして提供する。 【構成】 一対の油圧制御バルブV1,V2に対する操
作連係リンク24,27をバルブ側連結部で左右揺動自
在に設け、レバー側連結具31,32と前記左右連係部
材20,21との連係箇所を、前記揺動操作に伴って係
合並びに離脱自在なピンと係合凹部とで構成し、前記レ
バー側連結具31,32と前記中央連係部材19との連
係箇所を、ボールジョイント40と軸部材43,44と
で構成し、これらの操作連係リンク24、27の揺動操
作によって、十字揺動操作レバー12Lの前後操作で第
1油圧制御バルブV1を操作し、かつ、左右操作で第2
油圧制御バルブV2を操作する第1状態と、操作レバー
12Lの前後操作で第2油圧制御バルブV2を操作し、
かつ、左右操作で第1油圧制御バルブV1を操作する第
2状態とに切り換え自在な操作パターン切換機構Aを構
成してある。
Description
【0001】
本考案は、前後方向並びに左右方向夫々に十字揺動操作自在な操作レバーを設 け、この操作レバーの前後方向の操作で第1油圧制御バルブを操作し、かつ、左 右方向の操作で第2油圧制御バルブを操作する第1操作状態と、前記操作レバー の前後方向の操作で第2油圧制御バルブを操作し、かつ、左右方向の操作で第1 油圧制御バルブを操作する第2操作状態とに切り換え自在な操作パターン切換機 構を設けてあるバックホーのバルブ操作構造に関する。
【0002】
上記バックホーのバルブ操作構造において、従来では、例えば実開昭62−1 72755号公報に開示されるように、前記各油圧制御バルブの操作用リンクロ ッドが枢支連結されるリンクロッド連結部分を、操作レバー軸を中心として略9 0度相対回動自在に構成したものがあった。
【0003】
上記構造は、十字揺動操作自在な操作レバーの各操作方向に対応する油圧制御 バルブを異ならせて、操縦者の習熟度に応じて得意の操作パターンに変更設定で きるようにしたものである。 ところが、上記従来構造によると、前記リンクロッド連結部分を操作レバー軸 に対して略90度回動させて各リンクロッドを捻るだけの簡単な作業で上記操作 パターンの切り換え操作に対応できる利点があるものの、連係用リンクロッドの 長さが前記連結部分の回動操作に対応できるだけの充分な長さを有する場合には 都合が良いけれども、最近におけるこの種バックホーでは、機体を小型化して狭 い箇所での作業を行えるようにするという要望が強く、このような小型機種にお いては、操作用リンク機構の配置スペースが狭くなる制約があるため、前記連係 用リンクロッドが短いものにならざるを得ず、このようにロッドが短い場合には 、上記した従来構造では、捻り操作の際に互いのリンクロッドが干渉しあって9 0度の回動動作が達成できない欠点があった。 そこで、上記不具合を解消する方法として、操作レバー側の回動操作部材のう ち前後方向操作に対応するものを中央に位置して、左右方向の操作に対応する左 右一対の回動操作部材を中央のものの左右両側に並列配備するとともに、係合ピ ンを突設し、ボールジョイントを介して連係される前記連係用リンクロッドの枢 支連結箇所をいずれかの係合突起に差し替えてボルトにより締め付け固定して、 操作パターンを変更するよう構成することが考えられるが、このようにすると、 操作パターンの変更操作毎に、操縦部ボックスの外装ケースを取り外しやボルト の締め付け作業等の煩わしい作業が必要で操作性に欠ける弊害がある。又、高価 なボールジョイントを多数用いる必要があり、コストが高くなる弊害もあった。 本考案は、操作を円滑に行えるものでありながら、上記不具合点を解消するこ とのできる操作構造を得ることを目的としている。
【0004】
本考案の特徴構成は、冒頭に記載したバックホーのバルブ操作構造において、 前記操作レバーの揺動基端側に、上記前後方向での操作に伴って揺動操作される 1個の中央連係部材と、上記左右方向での操作に伴って揺動操作される2個の左 右連係部材とを左右に並列配備し、 前記各油圧制御バルブに対する操作連係リンクをバルブ側連結部において左右 揺動自在に設けるとともに、レバー側連結具と前記左右連係部材との連係箇所を 、前記揺動操作に伴って係合並びに離脱自在なピンと係合凹部とで構成し、前記 レバー側連結具と前記中央連係部材との連係箇所を、ボールジョイントと軸部材 とで構成し、一方のレバー側連結具が中央連係部材に係合して連動連係し、かつ 、他方のレバー側連結具が左右連係部材のいずれか一方に係合して連動連係する 第1操作状態と、前記一方のレバー側連結具が左右連係部材の他方側に係合して 連動連係し、かつ、前記他方のレバー側連結具が中央連係部材に係合して連動連 係する第2操作状態とに亘り、各レバー側連結具を一体的にスライド操作可能な 操作具を設けて前記操作パターン切換機構を構成してある点にある。
【0005】
前記操作具を操作して前記各レバー側連結具を一体的にスライドさせると、一 方のレバー側連結具が中央連係部材に係合して、操作レバーの前後方向操作で駆 動され、かつ、他方のレバー側連結具が左右連係部材に係合して、操作レバーの 左右方向操作で駆動される第1操作状態と、前記一方のレバー側連結具が左右連 係部材に係合して、操作レバーの左右方向操作で駆動され、かつ、他方のレバー 側連結具が中央連係部材に係合して、操作レバーの前後方向操作で駆動される第 2操作状態とに切り換わるのである。従って、リンク連係部分の繋ぎ換えが差し 換え等でなく、揺動移動だけで行えるから、差し替えの作業が不要となるととも に、操作具の人為操作箇所は、リンク連係構造に制約を受けることがないので、 操作の行い易い箇所に配備でき、外装部材を外す等の煩わしさがないものにでき る。しかも、前記各操作連係リンクはバルブ側連結点で揺動させるだけであるか ら、その長さが短い場合であっても、上記切り換え作動は円滑に行えるのである 。しかも、レバー側連結具と左右連係部材との連動係合は、連係リンクの揺動に 伴って係合離脱自在なピンと係合凹部との係合構造であるから、高価なボールジ ョイントを介して連結する必要がなく、ピンと板材等の簡単な部材による連係構 造で済むのである。左右連係部材は、前後軸芯周りでの回動操作であるから、ピ ンは傾斜することなく、平行姿勢のままで回動作動するから、このような係合連 係によってもこじれがなく、円滑な作動が行える。又、操作レバーの前後方向の 操作に伴って横軸芯周りで回動する中央連係部材とレバー側連結具との連係は、 ボールジョイントと軸部材との連結により行うので、こじれのない円滑な作動が 確実に行える。
【0006】
従って、一対の操作リンク連係機構を繋ぎ換える機構を、煩わしさなく簡単な 操作で切り換え操作できるものに構成することが可能なものでありながら、連係 用リンクの長さを短いものにでき、操作連係機構の小型化が可能で、かつ、円滑 な操作パターン切り換え作動を可能とするバルブ操作構造を提供できるに到った 。しかも、回動運動する連係部材の回動方向に着目して、円滑な作動が行えるも のでありながら、押し引き操作されるリンクとの連係構造を可及的に簡単な部材 で構成することができ、コストの低減が可能となった。
【0007】
以下、実施例を図面に基いて説明する。 図6にバックホーを示している。このバックホーは、油圧モータM1,M2に より駆動される左右クローラ走行装置1,1を備えた走行機台2上に、縦軸芯周 りで旋回モータM3の駆動により全旋回自在に旋回台3を搭載し、この旋回台3 にバックホー装置4及びドーザシリンダC1により昇降自在なドーザ装置5を連 結して構成してある。バックホー装置4は、ブーム6、アーム7及びバケット8 を夫々相対揺動自在に枢支連結し、夫々、ブームシリンダC2、アームシリンダ C3、バケットシリンダC4の伸縮駆動により駆動揺動して掘削作業を行えるよ う構成してある。
【0008】 次に油圧操作構造について説明する。運転座席9の前方に立設した操縦ボック ス10内に、上記各油圧モータM1〜M3、及び各油圧シリンダC1〜C4等の 夫々の油圧制御バルブを並列配備し、そのバルブ群の上方に操作連係機構を配設 してある。そして、左右の走行操作レバー11,11により夫々左右走行用油圧 モータM1,M2用油圧制御バルブを操作するよう構成し、前後方向並びに左右 方向夫々に十字揺動操作自在な左右一対の操作レバー12R,12Lによりバッ クホー装置4及び旋回用油圧モータM3を操作するよう構成してある。つまり、 右側操作レバー12Rによりブーム6及びバケット8を操作するよう構成し、左 側操作レバー12Lにより旋回モータM3及びアーム7を操作するよう構成して ある。
【0009】 そして、左側の操作レバー12Lの左右方向の揺動操作で旋回モータ用油圧制 御バルブV1〔第1油圧制御バルブの一例〕を操作し、前後方向の揺動操作でア ーム用油圧制御バルブV2〔第2油圧制御バルブの一例〕を操作する状態と、左 右方向の揺動操作でアーム用油圧制御バルブV2を操作し、前後方向の揺動操作 で旋回モータ用油圧制御バルブV1を操作する状態とに切り換え自在な操作パタ ーン切換機構Aを設けてある。詳述すると、図1〜図5に示すように、縦フレー ム13に固定したボス部材14に前後軸芯周りで回動自在に支軸15を内嵌し、 この支軸15に連設したU字型部材16に横軸17を架設して、この横軸17に 左側操作レバー12Lの回動ボス部18を相対回動自在に外嵌装着してある。又 、回動ボス部18の後部側に後方に向けて中央係合部材19〔中央連係部材の一 例〕を突設し、その先端にボールジョイント40を設けてある。U字型部材16 の左右後部端に前記中央係合部材19と左右方向に並列状態で後方に向けて左右 係合ピン20,21〔左右連係部材の一例〕を突設してある。 旋回モータ用油圧制御バルブV1のスプールに連結した連係部材22とボール ジョイント23を介して連動連結した操作連係リンク24と、アーム用油圧制御 バルブV2のスプールに連結した連係部材25とボールジョイント26を介して 連動連結した操作連係リンク27との、夫々の上部端に、前記各係合部材19及 び左右係合ピン20,21に対して、操作連係リンク24,27のバルブ側連結 点周りでの揺動操作により、側方から係合離脱自在なレバー側連結具31,32 を備えてある。前記各レバー側連結具31,32は、夫々、各係合ピン20,2 1に対して中央側から横方向に沿って係合する係合凹部41,42を形成すると ともに、中央係合部材19におけるボールジョイント40に差し込み嵌合する軸 部材43,44を中央に向けて対向する状態で突設してある。 そして、旋回バルブ側の操作連係リンク24における係合凹部41をU字型部 材16の左側係合ピン20に係合連係させ、アームバルブ側の操作連係リンク2 7における軸部材44を回動ボス部側の中央係合部材19のボールジョイント4 0に係合連係させる第1操作状態と、アームバルブ側の操作連係リンク27にお ける係合凹部42をU字型部材16の右側係合ピン21に係合連係させ、旋回バ ルブ側の操作連係リンク24における軸部材43を回動ボス部側の中央係合部材 19のボールジョイント40に嵌合連係させる第2操作状態とに切り換えること で、第1状態においては、操作レバー12Lの左右方向の操作で旋回作動を行い 、前後方向の操作でアーム作動を行うことができ、第2状態においては、操作レ バー12Lの左右方向操作でアーム作動を行い、前後方向操作で旋回作動を行う ことができるよう構成してある。 各操作連係リンク24,27を第1操作状態と第2操作状態とに切り換えるべ く左右に一体的に揺動させる操作具33を設けてある。この操作具33は、縦フ レーム13に固定した支持部材35により左右方向にスライド操作自在に支持し たロッド36に、各操作連係リンク24,27の途中部を抱き込み保持して一体 的に連動揺動させる連係部材37を固定連結してなり、前記ロッド36は縦フレ ーム13の横外方側に延設して操作ノブ38により、人為的にスライド操作可能 に構成し、かつ、デテント機構39により上記2状態に位置固定されるように構 成してある。
【0010】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】操作パターン切換機構の背面図
【図2】操作パターン切換機構の背面図
【図3】操作レバー支持部の平面図
【図4】操作用連係部材の平面図
【図5】操作レバー支持部の切欠側面図
【図6】バックホーの全体側面図
12L 操作レバー 19 中央連係部材 20,21 左右連係部材 24,27 操作連係リンク 31,32 レバー側連結具 33 操作具 40 ボールジョイント 43,44 軸部材 A 操作パターン切換機構 V1 第1油圧制御バルブ V2 第2油圧制御バルブ
Claims (1)
- 【請求項1】 前後方向並びに左右方向夫々に十字揺動
操作自在な操作レバー(12L)を設け、この操作レバ
ー(12L)の前後方向の操作で第1油圧制御バルブ
(V1)を操作し、かつ、左右方向の操作で第2油圧制
御バルブ(V2)を操作する第1操作状態と、前記操作
レバー(12L)の前後方向の操作で第2油圧制御バル
ブ(V2)を操作し、かつ、左右方向の操作で第1油圧
制御バルブ(V1)を操作する第2操作状態とに切り換
え自在な操作パターン切換機構(A)を設けてあるバッ
クホーのバルブ操作構造であって、 前記操作レバー(12L)の揺動基端側に、上記前後方
向での操作に伴って揺動操作される1個の中央連係部材
(19)と、上記左右方向での操作に伴って揺動操作さ
れる2個の左右連係部材(20),(21)とを左右に
並列配備し、 前記各油圧制御バルブ(V1),(V2)に対する操作
連係リンク(24),(27)をバルブ側連結部におい
て左右揺動自在に設けるとともに、レバー側連結具(3
1),(32)と前記左右連係部材(20),(21)
との連係箇所を、前記揺動操作に伴って係合並びに離脱
自在なピンと係合凹部とで構成し、前記レバー側連結具
(31),(32)と前記中央連係部材(19)との連
係箇所を、ボールジョイント(40)と軸部材(4
3),(44)とで構成し、 一方のレバー側連結具(31)が中央連係部材(19)
に係合して連動連係し、かつ、他方のレバー側連結具
(32)が左右連係部材(20),(21)のいずれか
一方に係合して連動連係する第1操作状態と、前記一方
のレバー側連結具(31)が左右連係部材(20),
(21)の他方側に係合して連動連係し、かつ、前記他
方のレバー側連結具(32)が中央連係部材(19)に
係合して連動連係する第2操作状態とに亘り、各レバー
側連結具(31),(32)を一体的にスライド操作可
能な操作具(33)を設けて前記操作パターン切換機構
(A)を構成してあるバックホーのバルブ操作構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP159192U JPH0561249U (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | バックホーのバルブ操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP159192U JPH0561249U (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | バックホーのバルブ操作構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561249U true JPH0561249U (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11505756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP159192U Pending JPH0561249U (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | バックホーのバルブ操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561249U (ja) |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP159192U patent/JPH0561249U/ja active Pending
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