JP2563772Y2 - バックホーの油圧操作構造 - Google Patents
バックホーの油圧操作構造Info
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- JP2563772Y2 JP2563772Y2 JP2834492U JP2834492U JP2563772Y2 JP 2563772 Y2 JP2563772 Y2 JP 2563772Y2 JP 2834492 U JP2834492 U JP 2834492U JP 2834492 U JP2834492 U JP 2834492U JP 2563772 Y2 JP2563772 Y2 JP 2563772Y2
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- hydraulic
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、前後方向並びに左右方
向夫々に揺動操作時な操作レバーの各方向での操作によ
り、夫々、一対の油圧制御バルブを各別にリンク機構を
介して操作自在に連係し、前記各操作方向に対する操作
対象となる油圧制御バルブを切り換え変更可能な操作対
象切換機構を設けてあるバックホーの油圧操作構造に関
する。
向夫々に揺動操作時な操作レバーの各方向での操作によ
り、夫々、一対の油圧制御バルブを各別にリンク機構を
介して操作自在に連係し、前記各操作方向に対する操作
対象となる油圧制御バルブを切り換え変更可能な操作対
象切換機構を設けてあるバックホーの油圧操作構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記バックホーの油圧操作構造におい
て、従来では、上記バックホーのバルブ操作構造におい
て、従来では、例えば実開昭62−172755号公報
に開示されるように、前記各油圧制御バルブの操作用リ
ンクロッドが枢支連結されるリンクロッド連結部分を、
操作レバー軸を中心として略90度相対回動自在に構成
したものがあった。
て、従来では、上記バックホーのバルブ操作構造におい
て、従来では、例えば実開昭62−172755号公報
に開示されるように、前記各油圧制御バルブの操作用リ
ンクロッドが枢支連結されるリンクロッド連結部分を、
操作レバー軸を中心として略90度相対回動自在に構成
したものがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構造は、十字揺動
操作自在な操作レバーの各操作方向に対応する油圧制御
バルブを異ならせて、操縦者の習熟度に応じて得意の操
作パターンに変更設定できるようにしたものである。と
ころが、上記従来構造によると、前記リンクロッド連結
部分を操作レバー軸に対して略90度回動させて各リン
クロッドを捻るだけの簡単な作業で上記操作パターンの
切り換え操作に対応できる利点があるものの、連係用リ
ンクロッドの長さが前記連結部分の回動操作に対応でき
るだけの充分な長さを有する場合には都合が良いけれど
も、最近におけるこの種バックホーでは、機体を小型化
して狭い箇所での作業を行えるようにするという要望が
強く、このような小型機種においては、操作用リンク機
構の配置スペースが狭くなる制約があるため、前記連係
用リンクロッドが短いものにならざるを得ず、このよう
にロッドが短い場合には、上記した従来構造では、捻り
操作の際に互いのリンクロッドが干渉しあって90度の
回動動作が達成できない欠点があった。そこで、上記不
具合を解消する方法として、操作レバー側の回動操作部
材のうち前後方向操作に対応するものを中央に位置し
て、左右方向の操作に対応する左右一対の回動操作部材
を中央のものの左右両側に並列配備するとともに、係合
ピンを突設し、ボールジョイントを介して連係される前
記連係用リンクロッドの枢支連結箇所をいずれかの係合
突起に差し替えてボルトにより締め付け固定して、操作
パターンを変更するよう構成することが考えられるが、
ボルトの締め付け作業の際に工具が必要であるととも
に、ボルトの締め付け緩み作業が煩わしい欠点があり、
未だ改善の余地があった。本考案は上記不具合点を解消
することを目的としている。
操作自在な操作レバーの各操作方向に対応する油圧制御
バルブを異ならせて、操縦者の習熟度に応じて得意の操
作パターンに変更設定できるようにしたものである。と
ころが、上記従来構造によると、前記リンクロッド連結
部分を操作レバー軸に対して略90度回動させて各リン
クロッドを捻るだけの簡単な作業で上記操作パターンの
切り換え操作に対応できる利点があるものの、連係用リ
ンクロッドの長さが前記連結部分の回動操作に対応でき
るだけの充分な長さを有する場合には都合が良いけれど
も、最近におけるこの種バックホーでは、機体を小型化
して狭い箇所での作業を行えるようにするという要望が
強く、このような小型機種においては、操作用リンク機
構の配置スペースが狭くなる制約があるため、前記連係
用リンクロッドが短いものにならざるを得ず、このよう
にロッドが短い場合には、上記した従来構造では、捻り
操作の際に互いのリンクロッドが干渉しあって90度の
回動動作が達成できない欠点があった。そこで、上記不
具合を解消する方法として、操作レバー側の回動操作部
材のうち前後方向操作に対応するものを中央に位置し
て、左右方向の操作に対応する左右一対の回動操作部材
を中央のものの左右両側に並列配備するとともに、係合
ピンを突設し、ボールジョイントを介して連係される前
記連係用リンクロッドの枢支連結箇所をいずれかの係合
突起に差し替えてボルトにより締め付け固定して、操作
パターンを変更するよう構成することが考えられるが、
ボルトの締め付け作業の際に工具が必要であるととも
に、ボルトの締め付け緩み作業が煩わしい欠点があり、
未だ改善の余地があった。本考案は上記不具合点を解消
することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴構成は、冒
頭に記載したバックホーの油圧操作構造において、前記
リンク機構における前記各油圧制御バルブに対する操作
用中継リンクを、前記各油圧制御バルブ側の操作連係用
揺動アームにボールジョイントを介して連結するととも
に、前記操作レバーの所定操作方向における操作揺動ア
ーム及び他の操作方向における操作揺動アーム夫々に、
係合ピンを並列状態で突設し、前記中継リンクの夫々
を、操作レバー側端部を前記各係合ピンに択一的に抜き
差し自在に設けるとともに、前記各中継リンクに、前記
係合ピンに対する差し込み係合状態において、差し込み
方向下手側から係合ピンに接当して抜け止めする作用位
置と抜け止め解除位置とに亘りスライド自在かつ作用位
置に移動付勢した係止具を外嵌させ、この係止具と中継
リンクとの相対回動を阻止する回り止め機構を設けて前
記操作対象切換機構を構成してある点にある。
頭に記載したバックホーの油圧操作構造において、前記
リンク機構における前記各油圧制御バルブに対する操作
用中継リンクを、前記各油圧制御バルブ側の操作連係用
揺動アームにボールジョイントを介して連結するととも
に、前記操作レバーの所定操作方向における操作揺動ア
ーム及び他の操作方向における操作揺動アーム夫々に、
係合ピンを並列状態で突設し、前記中継リンクの夫々
を、操作レバー側端部を前記各係合ピンに択一的に抜き
差し自在に設けるとともに、前記各中継リンクに、前記
係合ピンに対する差し込み係合状態において、差し込み
方向下手側から係合ピンに接当して抜け止めする作用位
置と抜け止め解除位置とに亘りスライド自在かつ作用位
置に移動付勢した係止具を外嵌させ、この係止具と中継
リンクとの相対回動を阻止する回り止め機構を設けて前
記操作対象切換機構を構成してある点にある。
【0005】
【作用】操作パターンを切り換えるときは、作用位置に
移動付勢される係止具を抜け止め解除位置にスライドさ
せると、操作中継リンクの操作レバー側端部を係合ピン
から容易に抜き外すことができ、夫々、異なるレバー操
作方向に対応する係合ピンに差し替え係合させる。そし
て、係止具を作用位置に戻すとこの係止具が操作中継リ
ンクの操作レバー側端部を係合ピンに差し込んだ状態
で、差し込み方向下手側から係合ピンに接当して確実に
抜け止めを図ることができるのである。従って、操作中
継リンクの操作レバー側端部を係合ピンに抜き差しする
作業と、係止具をスライド操作させるだけの作業で操作
パターンの切り換えを行うことが可能で、工具等を用い
ることなく容易に行える。しかも、前記係止具は中継リ
ンクに対して回り止めを図るので、作用位置にあると
き、掘削作業等に起因して機体が振動した場合であって
も、抜け止め作用姿勢が確実に維持できることとなる。
しかも、前記各操作連係リンクはバルブ側連結点で揺動
させるだけであるから、その長さが短い場合であって
も、上記切り換え作動は円滑に行えるのである。
移動付勢される係止具を抜け止め解除位置にスライドさ
せると、操作中継リンクの操作レバー側端部を係合ピン
から容易に抜き外すことができ、夫々、異なるレバー操
作方向に対応する係合ピンに差し替え係合させる。そし
て、係止具を作用位置に戻すとこの係止具が操作中継リ
ンクの操作レバー側端部を係合ピンに差し込んだ状態
で、差し込み方向下手側から係合ピンに接当して確実に
抜け止めを図ることができるのである。従って、操作中
継リンクの操作レバー側端部を係合ピンに抜き差しする
作業と、係止具をスライド操作させるだけの作業で操作
パターンの切り換えを行うことが可能で、工具等を用い
ることなく容易に行える。しかも、前記係止具は中継リ
ンクに対して回り止めを図るので、作用位置にあると
き、掘削作業等に起因して機体が振動した場合であって
も、抜け止め作用姿勢が確実に維持できることとなる。
しかも、前記各操作連係リンクはバルブ側連結点で揺動
させるだけであるから、その長さが短い場合であって
も、上記切り換え作動は円滑に行えるのである。
【0006】
【考案の効果】従って、連係用リンクの長さを短いもの
にでき、操作連係機構の小型化が可能なものでありなが
ら、中継リンクの繋ぎ換え作業が工具無しで簡単に行う
ことができ、しかも、作業時に差し込み連係箇所が機体
振動に起因して抜け外れることが無く確実に位置固定で
きて円滑な操作状態を維持できるバルブ操作構造を提供
できるに到った。
にでき、操作連係機構の小型化が可能なものでありなが
ら、中継リンクの繋ぎ換え作業が工具無しで簡単に行う
ことができ、しかも、作業時に差し込み連係箇所が機体
振動に起因して抜け外れることが無く確実に位置固定で
きて円滑な操作状態を維持できるバルブ操作構造を提供
できるに到った。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図5
にバックホーを示している。このバックホーは、油圧モ
ータM1,M2により駆動される左右クローラ走行装置
1,1を備えた走行機台2上に、縦軸芯周りで旋回モー
タM3の駆動により全旋回自在に旋回台3を搭載し、こ
の旋回台3にバックホー装置4及びドーザシリンダC1
により昇降自在なドーザ装置5を連結して構成してあ
る。バックホー装置4は、ブーム6、アーム7及びバケ
ット8を夫々相対揺動自在に枢支連結し、夫々、ブーム
シリンダC2、アームシリンダC3、バケットシリンダ
C4の伸縮駆動により駆動揺動して掘削作業を行えるよ
う構成してある。
にバックホーを示している。このバックホーは、油圧モ
ータM1,M2により駆動される左右クローラ走行装置
1,1を備えた走行機台2上に、縦軸芯周りで旋回モー
タM3の駆動により全旋回自在に旋回台3を搭載し、こ
の旋回台3にバックホー装置4及びドーザシリンダC1
により昇降自在なドーザ装置5を連結して構成してあ
る。バックホー装置4は、ブーム6、アーム7及びバケ
ット8を夫々相対揺動自在に枢支連結し、夫々、ブーム
シリンダC2、アームシリンダC3、バケットシリンダ
C4の伸縮駆動により駆動揺動して掘削作業を行えるよ
う構成してある。
【0008】次に油圧操作構造について説明する。運転
座席9の前方に立設した操縦ボックス10内に、上記各
油圧モータM1〜M3、及び各油圧シリンダC1〜C4
等の夫々の油圧制御バルブを並列配備し、そのバルブ群
の上方に操作連係機構を配設してある。そして、左右の
走行操作レバー11,11により夫々左右走行用油圧モ
ータM1,M2用油圧制御バルブを操作するよう構成
し、前後方向並びに左右方向夫々に十字揺動操作自在な
左右一対の操作レバー12R,12Lによりバックホー
装置4及び旋回用油圧モータM3を操作するよう構成し
てある。つまり、右側操作レバー12Rによりブーム6
及びバケット8を操作するよう構成し、左側操作レバー
12Lにより旋回モータM3及びアーム7を操作するよ
う構成してある。
座席9の前方に立設した操縦ボックス10内に、上記各
油圧モータM1〜M3、及び各油圧シリンダC1〜C4
等の夫々の油圧制御バルブを並列配備し、そのバルブ群
の上方に操作連係機構を配設してある。そして、左右の
走行操作レバー11,11により夫々左右走行用油圧モ
ータM1,M2用油圧制御バルブを操作するよう構成
し、前後方向並びに左右方向夫々に十字揺動操作自在な
左右一対の操作レバー12R,12Lによりバックホー
装置4及び旋回用油圧モータM3を操作するよう構成し
てある。つまり、右側操作レバー12Rによりブーム6
及びバケット8を操作するよう構成し、左側操作レバー
12Lにより旋回モータM3及びアーム7を操作するよ
う構成してある。
【0009】そして、左側の操作レバー12Lの左右方
向の揺動操作で旋回モータ用油圧制御バルブV1を操作
し、前後方向の揺動操作でアーム用油圧制御バルブV2
を操作する状態と、左右方向の揺動操作でアーム用油圧
制御バルブV2を操作し、前後方向の揺動操作で旋回モ
ータ用油圧制御バルブV1を操作する状態とに切り換え
自在な操作対象切換機構Aを設けてある。詳述すると、
図1〜図4に示すように、縦フレーム13に固定したボ
ス部材14に前後軸芯周りで回動自在に支軸15を内嵌
し、この支軸15に連設した平面視U字型部材16〔操
作揺動部材の一例〕に横軸17を架設して、この横軸1
7に左側操作レバー12Lの回動ボス部18〔操作揺動
部材の一例〕を相対回動自在に外嵌装着してある。又、
回動ボス部18の後部側に後方に向けて中央係合ピン1
9を突設し、U字型部材16の左右後部端に前記中央係
合ピン19と左右方向に並列状態で後方に向けて左右係
合ピン20,21を突設してある。旋回モータ用油圧制
御バルブV1のスプールに連動連結した操作連係リンク
24と、アーム用油圧制御バルブV2のスプールに連動
連結した操作連係リンク27との、夫々の上部端に、前
記各係合ピン19,20,21に対して、操作レバー側
端部のボールジョイント28,29を択一的に抜き差し
係合自在に設けてある。そして、旋回バルブ側の操作連
係リンク24におけるボールジョイント28をU字型部
材16の左側係合ピン20に係合連係させ、アームバル
ブ側の操作連係リンク27におけるボールジョイント2
9を回動ボス部側の中央係合ピン19に係合連係させる
第1操作状態と、アームバルブ側の操作連係リンク27
におけるボールジョイント29をU字型部材16の右側
係合ピン21に係合連係させ、旋回バルブ側の操作連係
リンク24におけるボールジョイント28を回動ボス部
側の中央係合ピン19に係合連係させる第2操作状態と
に切り換えることで、第1状態においては、操作レバー
12Lの左右方向の操作で旋回作動を行い、前後方向の
操作でアーム作動を行うことができ、第2状態において
は、操作レバー12Lの左右方向操作でアーム作動を行
い、前後方向操作で旋回作動を行うことができるよう構
成してある。そして、前記各操作連係リンク24,27
の上部側には、前記各係合ピン19,20,21に対す
る差し込み係合状態において、差し込み方向下手側から
係合ピンに接当して抜け止めする作用位置と抜け止め解
除位置とに亘りスライド自在かつ作用位置に移動付勢し
た係止具30,31を外嵌させ、この係止具30,31
と中継リンク24,27との相対回動を阻止する回り止
め機構32,33を設けてある。係止具30,31は、
操作連係リンク24,27に対してスライド自在に外嵌
したボス部34からL字形に屈曲した板材からなる係止
部35を延設し、コイルスプリング36により上方付勢
するとともに、途中に螺合したナット37によりそれ以
上の上方移動を阻止するよう構成し、その位置固定状態
で前記係止部35が係合ピンの反対側に係止して抜け止
めするよう構成してある。又、前記ボス部34とナット
37との接当箇所に硬質ゴム等の摩擦係数の高い摺接部
材38を介装して係止具30,31の回り止めを図って
いる。操作連係リンク24,27の繋ぎ換えを行うとき
は、係止具30,31を下方にスライドさせて受け止め
状態を解除し、操作連係リンク24,27を差し換えた
後、係止具30,31を元に戻すことで抜け止め状態に
設定される。
向の揺動操作で旋回モータ用油圧制御バルブV1を操作
し、前後方向の揺動操作でアーム用油圧制御バルブV2
を操作する状態と、左右方向の揺動操作でアーム用油圧
制御バルブV2を操作し、前後方向の揺動操作で旋回モ
ータ用油圧制御バルブV1を操作する状態とに切り換え
自在な操作対象切換機構Aを設けてある。詳述すると、
図1〜図4に示すように、縦フレーム13に固定したボ
ス部材14に前後軸芯周りで回動自在に支軸15を内嵌
し、この支軸15に連設した平面視U字型部材16〔操
作揺動部材の一例〕に横軸17を架設して、この横軸1
7に左側操作レバー12Lの回動ボス部18〔操作揺動
部材の一例〕を相対回動自在に外嵌装着してある。又、
回動ボス部18の後部側に後方に向けて中央係合ピン1
9を突設し、U字型部材16の左右後部端に前記中央係
合ピン19と左右方向に並列状態で後方に向けて左右係
合ピン20,21を突設してある。旋回モータ用油圧制
御バルブV1のスプールに連動連結した操作連係リンク
24と、アーム用油圧制御バルブV2のスプールに連動
連結した操作連係リンク27との、夫々の上部端に、前
記各係合ピン19,20,21に対して、操作レバー側
端部のボールジョイント28,29を択一的に抜き差し
係合自在に設けてある。そして、旋回バルブ側の操作連
係リンク24におけるボールジョイント28をU字型部
材16の左側係合ピン20に係合連係させ、アームバル
ブ側の操作連係リンク27におけるボールジョイント2
9を回動ボス部側の中央係合ピン19に係合連係させる
第1操作状態と、アームバルブ側の操作連係リンク27
におけるボールジョイント29をU字型部材16の右側
係合ピン21に係合連係させ、旋回バルブ側の操作連係
リンク24におけるボールジョイント28を回動ボス部
側の中央係合ピン19に係合連係させる第2操作状態と
に切り換えることで、第1状態においては、操作レバー
12Lの左右方向の操作で旋回作動を行い、前後方向の
操作でアーム作動を行うことができ、第2状態において
は、操作レバー12Lの左右方向操作でアーム作動を行
い、前後方向操作で旋回作動を行うことができるよう構
成してある。そして、前記各操作連係リンク24,27
の上部側には、前記各係合ピン19,20,21に対す
る差し込み係合状態において、差し込み方向下手側から
係合ピンに接当して抜け止めする作用位置と抜け止め解
除位置とに亘りスライド自在かつ作用位置に移動付勢し
た係止具30,31を外嵌させ、この係止具30,31
と中継リンク24,27との相対回動を阻止する回り止
め機構32,33を設けてある。係止具30,31は、
操作連係リンク24,27に対してスライド自在に外嵌
したボス部34からL字形に屈曲した板材からなる係止
部35を延設し、コイルスプリング36により上方付勢
するとともに、途中に螺合したナット37によりそれ以
上の上方移動を阻止するよう構成し、その位置固定状態
で前記係止部35が係合ピンの反対側に係止して抜け止
めするよう構成してある。又、前記ボス部34とナット
37との接当箇所に硬質ゴム等の摩擦係数の高い摺接部
材38を介装して係止具30,31の回り止めを図って
いる。操作連係リンク24,27の繋ぎ換えを行うとき
は、係止具30,31を下方にスライドさせて受け止め
状態を解除し、操作連係リンク24,27を差し換えた
後、係止具30,31を元に戻すことで抜け止め状態に
設定される。
【0010】〔別実施例〕 前記回り止め機構32,33としては、ナット37との
摩擦による回り止めを行うものに代えて、図6、図7に
示すように、前記係止部材35の途中部にナット37の
面部分に接当して係止具30,31の回り止めを図る接
当部39を形成する構成としてもよい。
摩擦による回り止めを行うものに代えて、図6、図7に
示すように、前記係止部材35の途中部にナット37の
面部分に接当して係止具30,31の回り止めを図る接
当部39を形成する構成としてもよい。
【0011】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を容易にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を容易にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】操作対象切換機構の側面図
【図2】操作対象切換機構の平面図
【図3】操作対象切換機構の後面図
【図4】操作対象切換機構の後面図
【図5】バックホーの全体側面図
【図6】回り止め機構の別実施例を示す側面図
【図7】回り止め機構の別実施例を示す切欠平面図
12L 操作レバー 16,18 操作揺動部材 19,20,21 係合ピン 22,25 揺動アーム 23,26 ボールジョイント 24,27 中継リンク 30,31 係止具 32,33 回り止め機構 A 操作対象切換機構 V1,V2 油圧制御バルブ
Claims (1)
- 【請求項1】 前後方向並びに左右方向夫々に揺動操作
自在な操作レバー(12L)の各方向での操作により、
夫々、一対の油圧制御バルブ(V1),(V2)を各別
にリンク機構を介して操作自在に連係し、前記各操作方
向に対する操作対象となる油圧制御バルブ(V1),
(V2)を切り換え変更可能な操作対象切換機構(A)
を設けてあるバックホーの油圧操作構造であって、前記
リンク機構における前記各油圧制御バルブ(V1),
(V2)に対する操作用中継リンク(24),(27)
を、前記各油圧制御バルブ(V1),(V2)側の操作
連係用揺動アーム(22),(25)にボールジョイン
ト(23),(26)を介して連結するとともに、前記
操作レバー(12L)の所定操作方向における操作揺動
部材(18)及び他の操作方向における操作揺動部材
(16)夫々に、係合ピン(19),(20),(2
1)を並列状態で突設し、前記中継リンク(24),
(27)の夫々を、操作レバー側端部を前記各係合ピン
(19),(20),(21)に択一的に抜き差し自在
に設けるとともに、前記各中継リンク(24),(2
7)に、前記係合ピン(19),(20),(21)に
対する差し込み係合状態において、差し込み方向下手側
から係合ピン(19),(20),(21)に接当して
抜け止めする作用位置と抜け止め解除位置とに亘りスラ
イド自在かつ作用位置に移動付勢した係止具(30),
(31)を外嵌させ、この係止具(30),(31)と
中継リンク(24),(27)との相対回動を阻止する
回り止め機構(32),(33)を設け前記操作対象切
換機構(A)を構成してあるバックホーの油圧操作構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2834492U JP2563772Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | バックホーの油圧操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2834492U JP2563772Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | バックホーの油圧操作構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0587051U JPH0587051U (ja) | 1993-11-22 |
JP2563772Y2 true JP2563772Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=12245989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2834492U Expired - Fee Related JP2563772Y2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | バックホーの油圧操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563772Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP2834492U patent/JP2563772Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0587051U (ja) | 1993-11-22 |
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