JP5528152B2 - 操縦装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1操作方向と、該第1操作方向に交差する第2操作方向との2方向に揺動操作可能な操作ペダル等の操作部材を備えた操縦装置に関するものである。
従来、一例として、2方向に揺動操作可能な操作部材としての操作ペダルを備えた操縦装置が特許文献1にて開示されており、この特許文献1記載の操縦装置はバックホーに装備されている。
バックホーは、走行装置上に上下方向の旋回軸回りに旋回自在に旋回台を搭載しており、この旋回台の前部には上下方向の軸心回りに左右揺動自在なスイングブラケットが設けられ、このスイングブラケットは油圧シリンダで左右に揺動操作されるよう構成されている。
また、前記スイングブラケットにはブームの基端側が枢支され、このブームの先端側にはアームが枢支され、このアームの先端側には、バケットが揺動自在に装着されていると共に該バケットの代わりに油圧ブレーカー等の油圧アタッチメントが装着可能とされている。
このバックホーに装備された2方向に操作可能な操作ペダルは、前後と左右との2方向に揺動操作可能とされ、前後の揺動操作で前記油圧アタッチメントが操作可能とされ、左右の揺動操作で前記スイングブラケットが左右に揺動操作可能とされている。
前記操作ペダルは支持部材に取り付けられ、この支持部材は、サポート部材に前後に揺動自在に支持された揺動ブラケットに、左右揺動自在に支持されている。
操作ペダルは、中央踏み部から左右両側に延出された左右の踏み部を有する前部ペダルと、この前部ペダル側から後方側に延出状とされた後部ペダルとを備え、後部ペダルは前部ペダルの中央踏み部上に折り畳み自在とされている。
この操作ペダルにあっては、前後と左右を同時に操作することを防止するため、後部ペダルを前部ペダルから後方側に延出状とされた展開状態では、後部ペダルに設けた係合部が揺動ブラケットに設けた被係合部に係合することにより、操作ペダルの左右の揺動操作が規制された状態で前後に揺動操作可能とされ、後部ペダルを前部ペダル上に折り畳むと、操作ペダルを左右に揺動操作することができるようになっている。
特開平9−13426号公報
例えば、前記バックホーにおいて、スイングブラケットの揺動操作と、油圧アタッチメントの操作とを頻繁に使い分ける作業をする場合、後部ペダルの折り畳み・展開動作を繰り返し行わなければならないという煩わしさがある。
そこで、本発明は、前記課題を解決することを目的とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、 サポート部材に第1操作方向に揺動自在に支持された揺動ブラケットを備え、この揺動ブラケットに第2操作方向に揺動自在に支持された支持部材を備え、この支持部材に操作部材を設けることにより該操作部材が前記第1操作方向と前記第2操作方向との2方向に揺動操作可能とされた操縦装置において、
前記操作部材が第1操作方向に揺動する際には該操作部材の第2操作方向の揺動を規制し且つ前記操作部材が第2操作方向に揺動する際には該操作部材の第1操作方向の揺動を規制する規制手段を、前記サポート部材と前記支持部材との間に設けたことを特徴とする。
また、前記揺動ブラケットを揺動自在に支持する揺動支軸の上側で、前記支持部材が前記揺動ブラケットに枢軸を介して揺動自在に支持され、前記操作部材は、前記支持部材の上部の前記枢軸より上方側に設けられ、前記規制手段は、前記枢軸の下方側に配置されているのがよい。
また、前記規制手段は、前記支持部材に設けられていて該支持部材と一体揺動する係合部と、
前記サポート部材に設けられていて、操作部材を第1操作方向又は第2操作方向の一方の操作方向に揺動操作した際に前記係合部の第1操作方向又は第2操作方向の他方の操作方向の動きを規制することにより操作部材の該他方の操作方向の揺動を規制する規制部と、
この規制部に形成されていて、操作部材を前記他方の操作方向に揺動操作した際に該他方の操作方向の揺動を許容し且つ操作部材の前記一方の操作方向の揺動を規制すべく前記係合部が挿入する揺動規制ガイド部とから構成されているのがよい。
また、前記規制部は、前記係合部を挟むように前記他方の操作方向で対向状として一対設けられ、各規制部に揺動規制ガイド部が形成されているのがよい。
また、前記係合部は、操作部材を揺動操作した際に、規制部又は揺動規制ガイド部に接触することにより回動する少なくとも1つの回動部材によって構成されているのがよい。
また、前記一対の規制部は第2操作方向で対向状とされ、この規制部間に第2操作方向の軸心を有する揺動支軸を設け、
前記揺動ブラケットは、前記揺動支軸に軸心回り回動自在に外嵌された第1ボス部と、この第1ボス部から上方側に延出するアーム部と、このアーム部の上端側に固定されていて前記第1ボス部の軸心と直交する軸心に平行な軸心を有する第2ボス部とを備えてなり、
前記支持部材は、前記揺動ブラケットの第2ボス部に軸心回り回動自在に支持された枢軸の一端側に該枢軸から上下に延出状とされ、
この支持部材の上端側に操作部材を設け且つ該支持部材の下端側を規制部間に挿入すると共に該支持部材の下端側に前記係合部を設けてもよい。
また、前記揺動規制ガイド部を、揺動支軸の直下から、第1操作方向で且つ枢軸の前記一端側に位置ズレさせて形成してもよい。
また、前記一対の規制部は、第1操作方向で対向状とされ且つ第2操作方向の一端側がサポート部材に設けられた支持壁に固着され、
前記支持壁に、第2操作方向の軸心を有し且つ規制部の上方側に位置する揺動支軸を設け、
前記揺動ブラケットは、前記揺動支軸に軸心回りに回動自在に支持され且つ該揺動支軸から上方側に延出する第1プレートと、この第1プレートの上部に設けられた第2プレートと、前記揺動支軸の上方側に配置されて前記第2プレートに固着され且つ第1操作方向の軸心を有する筒部材とを備えてなり、
前記支持部材は、前記揺動ブラケットの筒部材に軸心回り回動自在に支持された枢軸に固定され、
この支持部材に、枢軸の上方側に配置した操作部材を設けると共に下部が規制部間に挿入された支持棒を設け、この支持棒の下部に前記係合部を設けてもよい。
また、前記係合部は操作部材が中立位置に位置している状態で枢軸の直下から第2操作方向に位置ズレしており、
該係合部は、操作部材を中立位置から第2操作方向の一方に揺動操作することにより第2操作方向の他方に揺動して上がり、操作部材を中立位置から第2操作方向の他方に揺動操作することにより第2操作方向の一方に揺動して下がるよう構成され、
規制部の高さを、係合部が中立位置から前記他方に揺動する側が高く、係合部が中立位置から前記一方に揺動する側が低くなるように形成し、
揺動支軸を、規制部の高さの低い側の上方で且つ該規制部の上端近傍に配置するのがよい。
本発明の操縦装置によれば、従来のような操作ペダルの折り畳み動作を必要とせず、操作部材の2方向同時操作を規制することができ、至便である。
第1の実施形態に係る操縦装置の側面図である。 バックホーの側面図である。 バックホーの前部の操作装置の平面図である。 バックホーの前部の操作装置の正面図である。 第1の実施形態に係る操縦装置の正面図である。 第1の実施形態に係る操縦装置の平面図である。 第1の実施形態に係る操縦装置の側面断面図である。 第1の実施形態に係る操縦装置の正面断面図である。 第2の実施形態に係る操縦装置の側面断面図である。 第2の実施形態に係る操縦装置の正面断面図である。 第3の実施形態に係る操縦装置の側面図である。 第3の実施形態に係る操縦装置の背面図である。 第3の実施形態に係る操縦装置の平面図である。 第3の実施形態に係る操縦装置の側面一部断面図である。 第3の実施形態に係る操縦装置の背面一部断面図である。 第3の実施形態に係る操作ペダルの揺動動作を示す背面図である。 第3の実施形態に係る操作ペダルの揺動動作を示す側面図である。 第3の実施形態に係る係合部及び規制部(規制壁)の側面断面図である。 第3の実施形態に係る係合部及び規制部(規制壁)の平面断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図8は第1の実施形態を示している。
図2において、1はバックホー(作業機)であり、このバックホー1は、下部の走行装置2と上部の旋回体3とから主構成されている。
走行装置2は、トラックフレーム4の前部に設けたアイドラ5と、トラックフレーム4の後部に設けたスプロケット6とにわたって無端帯状のクローラベルト7を巻き掛けてなるクローラ走行機構をトラックフレーム4の左右両側に設けてなるクローラ式走行装置によって構成されている。
旋回体3は、走行装置2のトラックフレーム4上に上下方向の旋回軸心回りに旋回自在に搭載された旋回台8と、この旋回台8の前部に設けられた作業装置9(掘削作業装置)と、旋回台8に設けられた運転席10等を備えてなる。
前記旋回台8の前部にはスイングブラケット11が上下方向の軸心回りに左右揺動自在に設けられ、このスイングブラケット11は複動型の油圧シリンダからなるスイングシリンダを伸縮させることによって左右に揺動操作される。このスイングシリンダを制御するスイング制御弁は旋回台8内に設けられている。
このスイング制御弁は、例えば、中立位置から軸心方向一方と他方とに切換自在なスプールを備えた直動スプール形切換弁から構成され、スプールを中立位置から軸心方向一方又は他方に切換えることにより、圧油の流れを切り換えてスイングシリンダを制御する。
作業装置9は、基端側がスイングブラケット11に左右軸廻りに回動自在に枢支連結されたブーム12と、このブーム12の先端側に基端側が左右軸廻りに回動自在に枢支連結されたアーム13と、このアーム13の先端側にスクイ・ダンプ動作(揺動動作)自在に装着されたバケット14とを有する。
また、アーム13の先端側には、バケット14の代わりに油圧ブレーカー、油圧クラッシャー、油圧オーガ等の油圧アタッチメントを装着したときに、該油圧アタッチメントに装備された油圧アクチュエータに油圧ホースを介して接続される油圧取出部16が設けられている。
前記旋回台8内には前記油圧アタッチメントに装備された油圧アクチュエータを制御するアタッチメント制御弁が設けられ、このアタッチメント制御弁は、油圧ホース、油圧配管等からなる油圧管路を介して前記油圧取出部16に接続されている。
また、このアタッチメント制御弁は、例えば、中立位置から軸心方向一方と他方とに切換自在なスプールを備えた直動スプール形切換弁から構成され、スプールを中立位置から軸心方向一方又は他方に切換えることにより、圧油の流れを切り換えて前記油圧アクチュエータを制御する。
運転席10は旋回台8の後部に設けられ、この運転席10の前方側には、走行装置2の左右のクローラ走行機構を操作する左右一対の走行レバー17が設けられている。
図3、図4に示すように、旋回台8の前部には、左右の走行レバー17を前後揺動自在に支持する支持台18が設けられている。
この支持台18は、旋回台8内の底部側に固定のベースプレート19から立ち上がる左右一対の縦板20と、これら左右の縦板20を連結する連結部材21等とを有する。
この走行レバー17の側方(右側方)のステップ63(運転席10の前方側の、旋回台8の上面を構成する踏板)の上側には、スイング制御弁とアタッチメント制御弁とを操作する(スイングブラケット11と油圧アタッチメントとを操作する)操作ペダル22(操作部材)が配置されている(図1参照)。
この操作ペダル22は、図1〜図8に示すように、第1操作方向Aと、該第1操作方向Aとは異なる(該第1操作方向Aに直交する)第2操作方向Bとの2方向に揺動操作可能とされている。
本実施形態では、第1操作方向Aが前方に行くに従って右方に移行する傾斜方向(前後方向に対して右斜め前方に傾斜した方向)とされ、第2操作方向Bが右方に行くに従って後方に移行する傾斜方向(後斜め右方に傾斜した方向)とされている。
前記操作ペダル22は支持部材23(以下、これをペダル支持部材23という)の上端側に設けられている。このペダル支持部材23は揺動ブラケット25に第2操作方向Bに揺動自在に(左右に揺動自在に)支持されている。前記揺動ブラケット25はサポート部材24に第1操作方向Aに揺動自在に(前後に揺動自在に)支持されている。
これにより、操作ペダル22が第1操作方向A及び第2操作方向Bに(前後左右に)揺動操作可能とされている。
前記サポート部材24は、板面が上下を向くように配置された左右方向に長い帯板状の支持プレート26と、この支持プレート26に固着された板材からなる左右一対の規制部27(以下、これを規制壁27という)とを有する。
前記支持プレート26は、その左端側が前記支持台18の右側の縦板20の上壁20a上に重ねられて該上壁20aにボルト固定されていて、該上壁20aから右方に突出状とされている。
左右の規制壁27は第2操作方向Bで間隔をあけて対向配置されており、右側(左右方向外方側)の規制壁27の前上部が支持プレート26の右端に固着され、左側(左右方向内方側)の規制壁27の前部上端が支持プレート26の下面に固着されている。
左右の規制壁27の後部側は支持プレート26から後方に延出状とされている。この左右の規制壁27の後部には、第2操作方向Bの軸心Xを有する揺動支軸28が設けられている。この揺動支軸28は、頭付きピンによって構成され、左右の規制壁27を貫通し、先端側に取り付けた抜け止めピンによって抜け止めされている。
揺動ブラケット25は、前記揺動支軸28に軸心X回りに回動自在に外嵌された筒状の第1ボス部29と、この第1ボス部29から上方側に延出するアーム部30と、このアーム部30の上端側に固定されていて第1操作方向Aの軸心Y(第1ボス部29の軸心Xと直交する軸心に平行な軸心Y)を有する筒状の第2ボス部31と、第1ボス部29から下方側に延出するレバー部32とを有する。
前記アーム部30及びレバー部32は、平板状の板材によって構成され、板面が第2操作方向Bを向くように縦向きに配置され、第1ボス部29の軸心方向中央部に固着されている。
アーム部30は支持プレート26の後方側を該支持プレート26の下面側から上面側へと横切るように配置されていて、第2ボス部31は支持プレート26より上方側に位置している。
レバー部32の下部には、第1連動リンク33の前端側の球継手33a(ボールジョイント)が側方から連結され、この第1連動リンク33の後端側の球継手33bはベルクランク34の一端側に下方から連結されている。前記ベルクランク34の中途部はベースプレート19に固定の支持部材に上下軸回り回動自在に支持され、該ベルクランク34の他端側はロッド又はリンク機構等の連動手段を介して前記アタッチメント制御弁に連動連結されている。
前記ペダル支持部材23は、上下方向に長い平板状の板材によって構成され、板面が第1操作方向Aを向くように配置されていると共に、第2ボス部31の後方に配置されている。このペダル支持部材23の上下方向中途部には第1操作方向Aの軸心Yを有する枢軸35が設けられている。
前記枢軸35はペダル支持部材23を板厚方向で貫通し、軸心Y方向一端側(本実施形態では後端側)がペダル支持部材23に固着されている。したがって、ペダル支持部材23は枢軸35から上下に延出状とされている。
また、この枢軸35は揺動ブラケット25の第2ボス部31に軸心Y回りに回動自在に後方側から挿通されて支持されている。これによって、揺動支軸28の上側でペダル支持部材23の上下方向の中途部が揺動ブラケット25に第2操作方向Bに揺動自在に支持されている。
ペダル支持部材23の上下方向中途部で且つ枢軸35より下側には取付プレート36が設けられている。この取付プレート36は、板材によって構成され、板面が上下を向くように横向き配置されてペダル支持部材23の後面に固着されている。
この取付プレート36の下方には補強板15が配置され、該補強板15は、取付プレート36下面及びペダル支持部材23の後面に固着されている。
前記取付プレート36には第2連動リンク37の右端側の球継手37aが下方から連結されている。
この第2連動リンク37の左端側の球継手37bの後方側には、後端側がベースプレート19に固定の支持部材に上下方向の軸心回りに回動自在に支持された第1中継レバー38が配置され、この第1中継レバー38の前端に前記第2連動リンク37の左端側の球継手37bが前方から連結されている。
また、前記第1中継レバー38の後方側には、該第1中継レバー38と一体揺動する第2中継レバー39が設けられ、この第2中継レバー39に連動ロッド40等を介してスイング制御弁が連動連結されている。
前記ペダル支持部材23の上端側に操作ペダル22が設けられている。したがって、操作ペダル22は、揺動ブラケット25の第1ボス部29の軸心X回りに前後に(第1操作方向Aに)揺動操作可能とされていると共に、揺動ブラケット25の第2ボス部31の軸心Y回りに左右に(第2操作方向Bに)揺動操作可能とされている。
前記操作ペダル22は、中央踏み部41aから左右両側に延出された左右の踏み部41bを有する前部ペダル41と、この前部ペダル41側から後方側に延出状とされた後部ペダル42とを備えている。
前部ペダル41の中央踏み部41aの前部は左右踏み部41bより前側に延出状とされ、該中央踏み部41aの後端はペダル支持部材23の上端に固着された支持筒43に固着されている。
前記支持筒43は第2操作方向Bの軸心を有し、該支持筒43の左右両側には回動筒44が同心状に配置され、これら支持筒43と回動筒44とにわたって回動支軸45が挿通されている。
また、前記回動筒44に、後部ペダル42の前端左右両側が固着されていて該後部ペダル42が支持筒43の軸心回りに回動自在とされており、該後部ペダル42を回動させることにより該後部ペダル42が、前部ペダル41上に重ね合わされた折り畳み状態(図7参照)と、前部ペダル41側から後方に延出状とされた展開状態とに変更自在とされている。
左右の回動筒44には、後部ペダル42が展開状態のときに、前部ペダル41の下面に接当することで後部ペダル42の下方への回動を規制するストッパ片46が設けられている。
後部ペダル42を前部ペダル41上に折り畳むことにより、アタッチメント制御弁の不使用時に、操作ペダル22を前後方向に関してコンパクトにすることができる。
ペダル支持部材23の下部は、前記揺動ブラケット25の第1ボス部29の後側で左右規制壁27間に挿入されている。このペダル支持部材23の下端側には係合部47が一体形成されている。
したがって、係合部47は左右規制壁27間に位置し、左右規制壁27は係合部47を挟むように対向配置されている。
ペダル支持部材23の下部は、下方(係合部47)に行くに従って板幅が漸次狭幅となるように形成されていて、前記係合部47は左右両側に突出する突出部48を有する。
前記左右の各規制壁27の後部には、操作ペダル22を第2操作方向Bに揺動操作したときに、該第2操作方向Bの揺動を許容し且つ操作ペダル22の第1操作方向Aの揺動を規制すべく前記係合部47が挿入する揺動規制ガイド部49が設けられている。
左右の揺動規制ガイド部49は左右方向で対向状とされている。
この揺動規制ガイド部49は、規制壁27に厚さ方向で貫通形成された縦長の孔(これを係合孔49という)によって構成され、この係合孔49は、側面視で、揺動支軸28の直下から後方に(第1操作方向Aで且つ枢軸35の前記一端側に)位置ズレさせて形成されている。
また、この係合孔49は、操作ペダル22が中立位置に位置しているときに、係合部47が臨む位置に形成されている。そして、中立位置から操作ペダル22を第2操作方向Bに揺動操作したときに係合部47の突出部48が係合孔49に挿脱可能とされている。
なお、操作ペダル22は、アタッチメント制御弁及びスイング制御弁の中立復帰バネによって中立位置に保持されると共に第1操作方向A又は第2操作方向Bに操作した位置から中立位置に戻される。
前記構成の操縦装置にあっては、中立位置から操作ペダル22を前後に踏み込むと(前部ペダル41の中央踏み部41aを踏み込む又は後部ペダル42を踏み込むと)、揺動ブラケット25及びペダル支持部材23が第1ボス部29の軸心X回りに回動して第1連動リンク33が押し引きされ、該第1連動リンク33が押し引きされるとベルクランク34が回動してアタッチメント制御弁が操作される。
このとき、第2連動リンク37が連結されている取付プレート36が第1ボス部29の軸心X回りにペダル支持部材23と一体揺動するが、取付プレート36が第1ボス部29の軸心X回りに揺動しても第2連動リンク37は他端側の球継手37b回りに揺動するだけであるので、スイング制御弁が操作されることはない。
また、ペダル支持部材23が第1ボス部29の軸心X回りに揺動すると係合部47(突出部48)が係合孔49から位置ズレするので、ペダル支持部材23が第2ボス部31の軸心Y回りに左右に揺動しようとしても、係合部47(突出部48)が規制壁27の対向面に接当することによりペダル支持部材23の左右の揺動が規制される(操作ペダル22の第2操作方向Bへの揺動操作が規制される)。
また、中立位置から操作ペダル22を左右に踏み込むと(前部ペダル41の左右踏み部41bを踏み込むと)、揺動ブラケット25に対してペダル支持部材23が第2ボス部31の軸心Y回りに左右に揺動して第2連動リンク37が押し引きされ、該第2連動リンク37が押し引きされると第1中継レバー38と第2中継レバー39とが回動してスイング制御弁が操作される。
このとき、揺動ブラケット25は第1ボス部29の軸心X回りに揺動しないので、アタッチメント制御弁が操作されることはない。
また、操作ペダル22の中立位置からペダル支持部材23が第2ボス部31の軸心Y回りに左右揺動すると、係合部47の突出部48が係合孔49に挿入することにより、該ペダル支持部材23の第2ボス部31の軸心Y回りの左右揺動が許容されると共に、係合部47の突出部48が係合孔49に挿入すると、ペダル支持部材23が第1ボス部29の軸心X回りに前後に揺動しようとしても、係合孔49の内面の前後に係合部47の突出部48が係合(接当)することによりペダル支持部材23の前後の揺動が規制される(操作ペダル22の第1操作方向Aへの揺動操作が規制される)。
係合孔49の前後面が係合部47の前後揺動を規制することで操作ペダル22の前後揺動を規制する規制面となっている。
本実施形態では、操作ペダル22が第1操作方向Aに揺動する際には該操作ペダル22の第2操作方向Bの揺動を規制し且つ前記操作ペダル22が第2操作方向Bに揺動する際には該操作ペダル22の第1操作方向Aの揺動を規制する規制手段が前記左右の規制壁27と、係合部47と、係合孔49とで構成されており、該規制手段は、サポート部材24と支持部材23との間に設けられている(枢軸35の下方側に配置されている)。
従って、このペダル支持部材23とサポート部材24との間に設けられた規制手段によれば、従来のような操作ペダル22の折り畳み動作を必要とせず、操作ペダル22の2方向同時操作を規制することができ、至便である。
また、操作ペダル22の揺動規制の解除操作を伴わずに、操作ペダル22を中立位置から左右又は前後に揺動させることができるので、スイングブラケット11の揺動操作と、油圧アタッチメントの操作とを頻繁に使い分ける作業をする場合における作業性がよい。
また、簡単な構造であるので、安価に提供することができる。
本実施形態の操縦装置にあっては、操作ペダル22の不使用時に、該操作ペダル22の操作を不能にするペダルカバー51を備えている。
このペダルカバー51は、板材によってL字形に形成され、第2ボス部31の前方に設けられた支持板52に支持されている。
支持板52は支持プレート26上に立設され、この支持板52の上端に第2操作方向Bの軸心を有する固定筒53が固着され、この固定筒53の左右両側に可動筒54が同心状に配置され、これら固定筒53と可動筒54に支軸55が挿通されている。
前記ペダルカバー51の一端側(基端側)の左右両側が可動筒54に固着され、これによって、該ペダルカバー51は固定筒53の軸心回りに前後揺動自在とされ、該ペダルカバー51を前後に揺動させることにより、該ペダルカバー51が、図1に示すように操作ペダル22の前方側に位置する退避位置と、図7に示すように操作ペダル22上に重ねられるカバー位置とに位置変更自在とされている。
このペダルカバー51には、カバー位置において、折り畳まれた後部ペダル42及び前部ペダル41の中央踏み部41aの前部との干渉を防止する切欠部56が基端側から先端側に向けて形成されている。
また、ペダルカバー51の基端側には、カバー位置にて、前部ペダル41の下側に位置していて前部ペダル41の踏み込み方向の移動を規制する規制プレート57が設けられている。
支持板52の前面上部には、ペダルカバー51の退避位置から前方側への揺動を規制する当り部材58が設けられている。
図9及び図10は第2の実施形態の操縦装置を示している。
この形態の操縦装置が前記第1の実施形態の操縦装置と異なる点を説明する。
前記係合孔49は、側面視で、揺動支軸28の直下に形成され、係合部47が操作ペダル22が中立位置にあるときに第1ボス部29及び第2ボス部31の直下に位置している。
ペダル支持部材23は、第2ボス部31に回動自在に支持されたメイン部材59と、このメイン部材59の下部に固着されたサブ部材60とから構成されている。
メイン部材59の下端側は、前側に向けて折曲され、サブ部材60は、メイン部材59の下部後面に固着された縦板部60aと、この縦板部60aの下端から前側に延出されていてメイン部材59の下端に固着された横板部60bとからL字形に形成されている。
係合部47は、ペダル支持部材23とは別体で形成されていて、サブ部材60の横板部60bの前端に固着されている。
揺動ブラケット25のレバー部32は、第1ボス部29の前側に位置し、アーム部30と一体形成されている。
その他の構成は、前記第1の実施形態の操縦装置と同様に構成される。
この第2の実施形態の操縦装置にあっては、係合孔49が第1ボス部29の軸心Xの直下にあるので、操作ペダル22を第2操作方向Bに揺動操作した場合において、係合孔49内での係合部47の第1操作方向Aのガタ(係合部47と係合孔49内の前後面との間の隙間)が小さくてすむが、ペダル支持部材23のメイン部材59の下端側を曲げ加工していると共に、サブ部材60、揺動ブラケット25のアーム部30及びレバー部32の形状が複雑である。
これに対し、第1の実施形態の操縦装置にあっては、係合孔49が揺動支軸28の直下から、第2操作方向Bで且つ枢軸35の一端側に位置ズレしているので、ペダル支持部材23、揺動ブラケット25のアーム部30及びレバー部32の形状が単純であるので、安価に製作することができる。
図11〜図19は、第3の実施形態の操縦装置を示している。
以下、前記第1、2の実施形態の操縦装置と同様の機能を有する部材・構造体には同様の名称及び符号を付して、第3の実施形態の操縦装置を説明する。
揺動ブラケット25等を支持するサポート部材24は、ベース板61とこのベース板61に立設された縦板62とから主構成され、運転席10の前方側の、旋回台8の上面(踏板)を構成するステップ63の下方側に配置されている。
ベース板61は板面が上下を向くように配置されていて旋回台8の底部にボルト等によって取付固定される。
縦板62は、板面が左右を向くように配置されていて下端がベース板61の左側に固着された支持壁64と、この支持壁64の前端から右方に一体的に延出された前壁65と、支持壁64の後端下部から右方に一体的に延出された後下部壁66とを有する。
支持壁64の上端はステップ63の下面近傍に位置しており、前壁65は支持壁64の上端から下端にわたって設けられている。
支持壁64の後部の、後下部壁66の上方側には、支持壁64後端から後方に延出されると共に後端側で左側に折曲されて形成された第1アウタ取付部67が一体形成されている。
また、支持壁64の、第1アウタ取付部67と後下部壁66との間には、第2アウタ取付部68が固着されている。この第2アウタ取付部68は、前部の板面が前後方向に沿い且つ後部の板面が右方に行くに従って後方に移行する傾斜方向に沿うように板材を折曲して形成され、前端側が支持壁64の左側面に固着されている。
支持壁64の上部の、第1アウタ取付部67より上方側は、該支持壁64の下部よりも前後幅が幅狭となるように形成されている。
支持壁64の上部の後部側には一対の規制壁27が設けられている。これら規制壁27は、支持壁64の右側に配置されていると共に第1操作方向A(前後方向)で間隔をあけて対向配置されている。
この第3の実施形態では、一対の規制壁27は、該規制壁27間に配置された係合部47の左右揺動を許容しながら対向面27aで係合部47の前後揺動を規制するよう構成されている(すなわち、該規制壁27は、操作ペダル22の第2操作方向Bの揺動操作(左右揺動)を許容すると共に、操作ペダル22の第1操作方向Aの揺動操作(前後揺動)を規制する)。
前後の各規制壁27は、その左端が支持壁64の右側面に固着されており、該前後の規制壁27の右端側は、平面視で右方に凸となる円弧状の連結壁69によって連結されている。
本実施形態では、これら前後の規制壁27と連結壁69とは、一枚の板材を折曲することにより一体形成されている。
また、各規制壁27の上面は、左端から右方に行くに従って上方に移行する傾斜状とされ、各規制壁27の下面は、左右方向に沿う略水平状とされている。したがって、各規制壁27は左端から右方に行くに従って上下幅が漸次幅広となるように形成されている。
前後の各規制壁27の左右方向中途部に揺動規制ガイド部49が設けられている。したがって、この揺動規制ガイド部49の左側の規制壁27上面の高さよりも、揺動規制ガイド部49の右側の規制壁27上面の高さが高くなっている。
この第3の実施形態では、揺動規制ガイド部49は、操作ペダル22を中立位置から第1操作方向Aに揺動操作したときに、係合部47が挿入することにより、該係合部47の前後揺動を許容しながら係合部47の左右揺動を規制する(すなわち、該揺動規制ガイド部49は、操作ペダル22の第1操作方向Aの揺動操作を許容すると共に、操作ペダル22の第2操作方向Bの揺動操作を規制する)。
また、第3の実施形態では、左右の揺動規制ガイド部49は、前後方向で対向状とされており、且つ規制壁27の厚さ方向において貫通状で且つ上方に開放状の縦長の溝(これを係合溝49という)によって構成されている。
この係合溝49の左右方向で対向する面49aは上下方向に沿う平坦面とされ、底面49bは左右方向に沿う平坦面とされている。
係合溝49の左右方向で対向する面49aが、係合部47の左右揺動を規制する(操作ペダル22の左右揺動を規制する)規制面49aとされている。
図14、15に示すように、前側の規制壁27の左側上方に揺動支軸28が設けられている。
この揺動支軸28は左右方向の軸芯を有する筒状に形成され、その左側部分がサポート部材24の支持壁64を貫通すると共に該支持壁64に固着されている。
また、この揺動支軸28は、係合溝49より左方に配置され、且つ、その右側部分の後部側が前側の規制壁27と平面視においてオーバーラップするように設けられている。
また、この揺動支軸28は規制壁27に近接配置されていて、該揺動支軸28の下端は、係合溝49の右側の規制壁27上面より下側に位置している。
前記揺動ブラケット25は、支持壁64の左側に板面が左右を向くように配置された縦長の第1プレート71と、この第1プレート71の上下中途部に右方突出状に固着された軸部材72と、前記第1プレート71の上部の前部に右方突出状に設けられた第2プレート73と、この第2プレート73の右側に後方突出状に設けられた筒部材74とから構成されている。
前記第1プレート71の上部は、支持壁64より上方に延出するように配置されていると共に、ステップ63に形成した開口を介して該ステップ63の上方に延出状とされている。
第1プレート71の中途部は、該中途部前端が下方に行くに従って後方に移行する傾斜状とされていて下方に行くに従って漸次幅狭となるように形成されている。
前記第2プレート73はステップ63の上方近傍に位置していて、支持壁64の上方側を横切るように第1プレート71から右方に突出している。
前記軸部材72は、左右方向の軸心Xを有していて、揺動支軸28に軸心X回りに回動自在に挿通されて支持されている。これにより、揺動ブラケット25が揺動支軸28に左右方向の軸心X回りに(第1操作方向Aに)揺動自在に支持されている。
揺動ブラケット25の筒部材74は、揺動支軸28の右端部上方で且つステップ63の上方に位置しており、前後方向の軸心Yを有する。また、該筒部材74の軸心Yは係合溝49の上方位置から左方側に位置ズレしている。
この筒部材74にはペダル支持部材23の上部に前方突出状に固着された枢軸35が後方から挿通されて軸心Y回りに回動自在に支持されている。これにより、ペダル支持部材23が揺動ブラケット25に前後方向の軸心Y回りに(第2操作方向Bに)揺動自在に支持されている。
ペダル支持部材23は、上下に長い板材によって形成され、上部23aは、板面が前後を向くように配置されていると共に、規制壁27間の中央部上方に位置しており、該ペダル支持部材23の上部23aの下端側はステップ63の下方側に挿入状とされている。
このペダル支持部材23の下部23bは、板面が前後を向くように配置されていると共に、ステップ63の下方側で且つ後側の規制壁27の後方に位置している。
また、ペダル支持部材23の上下方向の中途部23cは、上部23a下端から下部23b上端に向けて後斜め下方に移行する傾斜状に形成されている。
また、ペダル支持部材23は、係合溝49の形成位置から左方に位置ズレした位置に配置されている。
ペダル支持部材23の上端(枢軸35より上方側)には左右方向の軸心を有する支持筒43が固着され、この支持筒43に、操作ペダル22が支持されている。この操作ペダル22の構造は、第1の実施形態と略同様であるので、同様の部材に同様の符号を付して説明を省略する。
なお、この第3の実施形態では、前部ペダル41の上面に滑り止め75が貼り付けられている。
前記揺動ブラケット25の第1プレート71の下端側には、プッシュプルケーブル等からなる操作ケーブル(図示省略)のインナケーブルの一端側が枢支連結され、該操作ケーブルのアウタケーブルの一端側は、前記第1アウタ取付部67に取り付けられる。
また、この操作ケーブルのインナケーブルの他端側は、アタッチメント制御弁のスプールに連動連結されており、操作ペダル22を中立位置から第1操作方向A一側又は他側(前後)に踏み込むと、前記操作ケーブルのインナケーブルが押し引きされてアタッチメント制御弁が操作される。
なお、支持壁64には、第1プレート71の下端側にインナケーブルの一端側を組付ける際に使用される取付用の孔76が形成されている。
ペダル支持部材23の下部23bには、連動リンク77の左端側の球継手77aが後方側から連結されている。
一方、支持壁64の右側面の前下部には支持ブラケット78が固着されている。この支持ブラケット78の右側には、上下方向の軸心を有する支軸79が立設されている。この支軸79に中継筒80が軸心廻りに回動自在に外嵌されて支持されている。この中継筒80は、前側の規制壁27の前方側で且つ右側に配置されている。
また、中継筒80の上部には、第1中継レバー81が規制壁27の右方側を横切るように右斜め後方に向けて突設され、この第1中継レバー81の突出端側には、前記連動リンク77の右端側の球継手77bが上方側から連結されている。
また、中継筒80の下部には、第2中継レバー82が左斜め前方側に突設されている。
この第2中継レバー82の突出端側には、プッシュプルケーブル等からなる操作ケーブル83のインナケーブル83aの一端側が枢支連結され、該操作ケーブル83のアウタケーブル83bの一端側は、前記第2アウタ取付部68に取り付けられている。
また、この操作ケーブル83のインナケーブル83aの他端側は、スイング制御弁のスプールに連動連結されており、操作ペダル22を中立位置から第2操作方向B一側又は他側(左右)に踏み込むと、連動リンク77が押し引きされて第1中継レバー81、中継筒80、第2中継レバー82を介して前記操作ケーブル83のインナケーブル83aが押し引きされ、スイング制御弁が操作される。
前記ペダル支持部材23の上部23aの右側には円柱状の支持棒84の軸心方向の上部が固着され、この支持棒84の下部は前後の規制壁27の間に挿入状とされている。
この支持棒84の下部に係合部47が設けられている。したがって、係合部47は、操作ペダル22が中立位置に位置している状態で、枢軸35の軸心Yの直下から右方に位置ズレしている。
また、この係合部47は、本実施形態では、支持棒84に軸心回りに回動自在に支持された上下一対(複数)の円筒状のカラー85(回動部材)によって構成されている。
各カラー85には、筒状のブッシュ86(DUブッシュ等のドライベアリング)が内嵌され、該ブッシュ86を介してカラー85が支持棒84に外嵌されており、これによって、該カラー85が円滑に回動するように構成されている。
支持棒84の係合部47の上下には、カラー85の移動規制をすべくジクサークリップ87が設けられ、上側のカラー85と上側のジクサークリップ87との間には、支持棒84に外嵌されたゴムツキザガネ88が設けられている。
上下のカラー85は、操作ペダル22が中立位置に位置している状態では(スイング制御弁及びアタッチメント制御弁が中立状態であるときには)、前後の係合溝49の間に位置しており(前後の係合溝49を臨む位置に位置しており)、操作ペダル22を中立位置から左右に揺動させることにより規制壁27の間を左右に移動しながら操作ペダル22の前後の揺動を規制し、操作ペダル22を中立位置から前後に揺動させることにより係合溝49に挿入して操作ペダル22の左右の揺動を規制する。
前述したように、対向する一対の規制壁27の間を係合部47が移動することにより操作ペダル22の一方の揺動を許容しながら他方の揺動を規制し、係合部47が各規制壁27に形成した揺動規制ガイド部49に挿入することにより操作ペダル22の他方の揺動を許容しながら一方の揺動を規制するように構成したものにあっては、操作ペダル22が滑らかに動くには、係合部47と規制壁27の対向面27aとの間、並びに係合部47と揺動規制ガイド部49の規制面49aとの間に隙間S1,S2を設けなければならないが、この隙間S1,S2を大きくすると操作ペダル22の規制がし難くなる。
前記実施形態では、係合部47を回動するカラー85によって形成することにより、カラー85が規制壁27の対向面27a又は係合溝49の規制面49aに接触しても、カラー85が回動するので接触抵抗が小さい。
したがって、係合部47をカラー85等の回動する部材で形成することにより、係合部47と規制壁27との間の隙間S1及び、係合部47と揺動規制ガイド部49の規制面49aとの間の隙間S2を極力小さくすることができ、操作ペダル22の揺動規制機能を十分にもたせながら操作ペダル22の動きをスムーズにすることができる操縦装置を提供することができる。
また、係合部47を回動する部材で形成することにより、操作ペダル22を踏み込んだ際において、係合部47が規制壁27にひっかかるようなことがないので、操作ペダル22の踏み込み不良がなく、また、抵抗感がきわめて小さく、操作性がよい。
また、本実施形態にあっては、操作ペダル22とスイング制御弁とを連動連結する連動機構に対して、操作ペダル22とアタッチメント制御弁とを連動連結する連動機構は、遊び(操作ペダル22の操作が制御弁のスプールの動作に影響しない範囲)が小さい。したがって、操作ペダル22でスイング制御弁を操作する際(操作ペダル22を第2操作方向Bに操作する際)において、操作ペダル22でアタッチメント制御弁が操作されないように該操作の規制をきびしくしなければならない。
そこで、第3の実施形態では、図19に示すように、前後の規制壁27の対向面27aとカラー85との間の隙間S1を、係合溝49の規制面49aとカラー85との間の隙間S2(カラー85が係合溝49に挿入したときの、カラー85と係合溝49の規制面49aとの最小間隙)よりも小さくしている。
前記係合部47を一つのカラー85によって構成してもよいが、該一つのカラー85で構成された係合部47の上下一方が規制壁27に片当たりしている場合等において、部分的な回動抵抗の違いから係合部47が比較的スムーズに回転しないことが考えられるが、前記第3の実施形態では、係合部47を上下一対のカラー85によって構成していて、係合部47の上部と下部とが別個に回動するようにしているので、係合部47の上下一方が片当たりしてもスムーズに回動する。
また、係合部47を、上下方向3つ以上のカラー85(回動部材)で構成してもよい。
また、図16に示すように、操作ペダル22が中立位置に位置している状態で、係合部47が枢軸35の軸心Yの直下から右方に位置ズレしているので、中立位置から操作ペダル22を枢軸35回りに左方に揺動操作すると係合部47が右方に揺動して上がり、中立位置から操作ペダル22を枢軸35回りに右方に揺動操作すると係合部47が左方に揺動して下がる。これに対応して、規制壁27の高さが揺動規制ガイド部49の右側よりも左側が低くなっている。
そして、揺動規制ガイド部49より左側で且つ規制壁27の上方に揺動支軸28を配置し、この揺動支軸28を規制壁27の左側(規制壁27の低くなった側)の上面近傍に配置することにより、操作ペダル22の支持機構をコンパクトに構成することができる。
一方、図17に示すように、揺動支軸28の軸心Xより後方側に係合部47が位置ズレしているので、中立位置から操作ペダル22を揺動支軸28回りに前側に揺動操作すると係合部47が後側に揺動して上がり、中立位置から操作ペダル22を揺動支軸28回りに後側に揺動操作すると係合部47が前側に揺動して上がる。このため、後側の係合溝49の底面49bが前側の係合溝49の底面49bより高くなっている(前側の係合溝49の溝深さは後側の係合溝49の溝深さよりも深くなっている)。
また、一対の規制壁27間の下方が開放状とされているので、規制壁27間に土やゴミ等が溜まって操作ペダル22の動きを悪くする惧れがない。
また、第3の実施形態にあっては、サポート部材24に、揺動ブラケット25やペダル支持部材23や操作ペダル22や中継筒80や連動リンク77等を組み付けた状態で、旋回台8の底部にボルト固定することができる。
なお、本実施形態は種々設計変更可能であり、例えば、第1操作方向Aが左右方向(又は左右方向に対して傾斜した傾斜方向)とされ、第2操作方向Bが前後(又は前後方向に対して傾斜した傾斜方向)とされていてもよい。
また、本実施形態では、第1操作方向Aと第2操作方向Bとの2方向に操作可能な操作部材22として操作ペダルを例示したが、操作部材22としては、操作レバー等であってもよい。
また、前記第1、2の実施形態において、溝によって構成された揺動規制ガイド部49、及び、規制壁27に接触することにより回動する少なくとも一つの回動部材によって構成された係合部47を採用してもよい。
また、第3の実施形態における操作ペダル22の操作方向A,Bは、前記第1、2実施形態と同様に前後・左右方向に対して傾斜した斜め方向とされていてもよい。
また、規制部27(規制壁)及び揺動規制ガイド部49(係合孔、係合溝)の向きは適宜変更して実施してもよい。
22 操作ペダル
23 ペダル支持部材
24 サポート部材
25 揺動ブラケット
27 規制部(規制壁)
28 揺動支軸
29 第1ボス部
30 アーム部
35 枢軸
47 係合部
49 揺動規制ガイド部(係合孔、係合溝)
64 支持壁
71 第1プレート
73 第2プレート
74 筒部材
84 支持棒
85 回動部材(カラー)
A 第1操作方向
B 第2操作方向
X 第1ボス部の軸心
Y 第2ボス部の軸心

Claims (9)

  1. サポート部材(24)に第1操作方向(A)に揺動自在に支持された揺動ブラケット(25)を備え、この揺動ブラケット(25)に第2操作方向(B)に揺動自在に支持された支持部材(23)を備え、この支持部材(23)に操作部材(22)を設けることにより該操作部材(22)が前記第1操作方向(A)と前記第2操作方向(B)との2方向に揺動操作可能とされた操縦装置において、
    前記操作部材(22)が第1操作方向(A)に揺動する際には該操作部材(22)の第2操作方向(B)の揺動を規制し且つ前記操作部材(22)が第2操作方向(B)に揺動する際には該操作部材(22)の第1操作方向(A)の揺動を規制する規制手段を、前記サポート部材(24)と前記支持部材(23)との間に設けたことを特徴とする操縦装置。
  2. 前記揺動ブラケット(25)を揺動自在に支持する揺動支軸(28)の上側で、前記支持部材(23)が前記揺動ブラケット(25)に枢軸(35)を介して揺動自在に支持され、前記操作部材(22)は、前記支持部材(23)の上部の前記枢軸(35)より上方側に設けられ、前記規制手段は、前記枢軸(35)の下方側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の操縦装置。
  3. 前記規制手段は、前記支持部材(23)に設けられていて該支持部材(23)と一体揺動する係合部(47)と、
    前記サポート部材(24)に設けられていて、操作部材(22)を第1操作方向(A)又は第2操作方向(B)の一方の操作方向に揺動操作した際に前記係合部(47)の第1操作方向(A)又は第2操作方向(B)の他方の操作方向の動きを規制することにより操作部材(22)の該他方の操作方向の揺動を規制する規制部(27)と、
    この規制部(27)に形成されていて、操作部材(22)を前記他方の操作方向に揺動操作した際に該他方の操作方向の揺動を許容し且つ操作部材(22)の前記一方の操作方向の揺動を規制すべく前記係合部(47)が挿入する揺動規制ガイド部(49)とから構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の操縦装置。
  4. 前記規制部(27)は、前記係合部(47)を挟むように前記他方の操作方向で対向状
    として一対設けられ、各規制部(27)に揺動規制ガイド部(49)が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の操縦装置。
  5. 前記係合部(47)は、操作部材(22)を揺動操作した際に、規制部(27)又は揺動規制ガイド部(49)に接触することにより回動する少なくとも1つの回動部材(85)によって構成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の操縦装置。
  6. 前記一対の規制部(27)は第2操作方向(B)で対向状とされ、この規制部(27)間に第2操作方向(B)の軸心を有する揺動支軸(28)を設け、
    前記揺動ブラケット(25)は、前記揺動支軸(28)に軸心回り回動自在に外嵌された第1ボス部(29)と、この第1ボス部(29)から上方側に延出するアーム部(30)と、このアーム部(30)の上端側に固定されていて前記第1ボス部(29)の軸心(X)と直交する軸心に平行な軸心(Y)を有する第2ボス部(31)とを備えてなり、
    前記支持部材(23)は、前記揺動ブラケット(25)の第2ボス部(31)に軸心回り回動自在に支持された枢軸(35)の一端側に該枢軸(35)から上下に延出状とされ、
    この支持部材(23)の上端側に操作部材(22)を設け且つ該支持部材(23)の下端側を規制部(27)間に挿入すると共に該支持部材(23)の下端側に前記係合部(47)を設けたことを特徴とする請求項4に記載の操縦装置。
  7. 前記揺動規制ガイド部(49)を、揺動支軸(28)の直下から、第1操作方向(A)で且つ枢軸(35)の前記一端側に位置ズレさせて形成したことを特徴とする請求項6に記載の操縦装置。
  8. 前記一対の規制部(27)は、第1操作方向(A)で対向状とされ且つ第2操作方向(B)の一端側がサポート部材(24)に設けられた支持壁(64)に固着され、
    前記支持壁(64)に、第2操作方向(B)の軸心を有し且つ規制部(27)の上方側に位置する揺動支軸(28)を設け、
    前記揺動ブラケット(25)は、前記揺動支軸(28)に軸心回りに回動自在に支持され且つ該揺動支軸(28)から上方側に延出する第1プレート(71)と、この第1プレート(71)の上部に設けられた第2プレート(73)と、前記揺動支軸(28)の上方側に配置されて前記第2プレート(73)に固着され且つ第1操作方向(A)の軸心(Y)を有する筒部材(74)とを備えてなり、
    前記支持部材(23)は、前記揺動ブラケット(25)の筒部材(74)に軸心回り回動自在に支持された枢軸(35)に固定され、
    この支持部材(23)に、枢軸(35)の上方側に配置した操作部材(22)を設けると共に下部が規制部(27)間に挿入された支持棒(84)を設け、この支持棒(84)の下部に前記係合部(47)を設けたことを特徴とする請求項4に記載の操縦装置。
  9. 前記係合部(47)は操作部材(22)が中立位置に位置している状態で枢軸(35)の直下から第2操作方向(B)に位置ズレしており、
    該係合部(47)は、操作部材(22)を中立位置から第2操作方向(B)の一方に揺動操作することにより第2操作方向(B)の他方に揺動して上がり、操作部材(22)を中立位置から第2操作方向(B)の他方に揺動操作することにより第2操作方向(B)の一方に揺動して下がるよう構成され、
    規制部(27)の高さを、係合部(47)が中立位置から前記他方に揺動する側が高く、係合部(47)が中立位置から前記一方に揺動する側が低くなるように形成し、
    揺動支軸(28)を、規制部(27)の高さの低い側の上方で且つ該規制部(27)の上端近傍に配置したことを特徴とする請求項8に記載の操縦装置。
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