JPH0621979Y2 - バックホーにおけるペダル式作動装置のストッパー構造 - Google Patents

バックホーにおけるペダル式作動装置のストッパー構造

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JPH0621979Y2
JPH0621979Y2 JP1990092278U JP9227890U JPH0621979Y2 JP H0621979 Y2 JPH0621979 Y2 JP H0621979Y2 JP 1990092278 U JP1990092278 U JP 1990092278U JP 9227890 U JP9227890 U JP 9227890U JP H0621979 Y2 JPH0621979 Y2 JP H0621979Y2
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pedal type
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pedal
backhoe
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茂 瀬戸
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セイレイ工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、バックホーにおけるペダル式作動装置のスト
ッパー構造に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、バックホーの主ブームを左右方向にスイングさせ
るスイングシリンダは、操作盤に設ける手元操作レバー
により操作されるものが存在する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところが、上記バックホーにおいては、主ブームの上下
作動操作、及び左右スイング操作、並びにバケットの上
下作動操作を同時に操作する必要があり、左右両手だけ
では不足し、バックホー作業が能率的にできないもので
あった。
このため、主ブームを左右方向にスイングさせるスイン
グシリンダの操作を、ステップ上に設けるシーソ状ペダ
ルにより操作を行うことが考えられるが、このシーソ状
ペダルを備えたバックホーによって側溝を掘削する場合
は、主ブームを一定角度にスイングさせた状態で固定さ
せながら機体側を左右方向に旋回させて作業を行うため
に、運転者は機体の旋回により振り回されて不安定な姿
勢となり、過ってシーソ状ペダルを誤操作して危険であ
った。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案では、キャビンのフロアー上に設け、枢軸を中心
に左右揺動自在に構成したペダル式作動装置の直前方位
置に支持ブラケットを立設すると共に、同支持ブラケッ
トの上端に蓋体の取付基部を、前記枢軸に対して直交す
る方向に回動自在に枢支し、しかも、同蓋体は、その先
端より略直角に鉛直部を伸延させて側面視略L字状に形
成し、蓋体を、起立状態とした不使用位置と倒伏状態と
した使用位置との間で起伏自在に構成すると共に、使用
位置では、蓋体の鉛直部の下端が、前記ペダル式作動装
置の左右側ペダルを跨いだ状態でフロアーに当接して、
同ペダル式作動装置を閉蓋状態にすることを特徴とする
バックホーにおけるペダル式作動装置のストッパー構造
を提供せんとするものである。
(ホ)作用 掘削作業時にスイングシリンダにより主ブームを左右方
向に回動させる場合には、蓋体を上方に上げて垂設した
状態にしてペダル式作動装置の左右側ペダルを選択的に
踏みつける。
そして、同主ブームを左向きにスイングさせる場合は左
側ペダルを踏みつけ、逆に右向きにスイングさせる場合
は右側ペダルを踏みつける。
また、掘削作業時に側溝を掘削する場合や、掘削作業を
終了して機体を移送する場合には主ブームのスイングを
止める必要があり、この場合は、蓋体を水平状態に倒し
て鉛直部をフロアー上に当接させて、同蓋体をペダル式
作動装置の上部に閉蓋状に位置させる。
そして、左右側ペダルが踏めない状態とするものであ
る。
(ヘ)効果 本考案によれば、以下の効果を奏する。
ペダル操作を行わず、蓋体を倒してストッパーとして使
用する場合、蓋体を倒伏状態とした使用位置では、ペダ
ル式作動装置は閉蓋状態となり、そのときに、蓋体の鉛
直部の下端がフロアーに当接するので、蓋体は取付基部
と鉛直部とでしっかりと支えられて安定した状態で固定
されることになり、ペダル式作動装置を確実にロックす
ることができる。
その場合、蓋体はフットレストとしての機能を果たすこ
とができるので、運転者は蓋体の上面に足を載せた状態
で運転が可能となり、特に、長時間にわたる作業等では
疲労を軽減させることができる。
また、機体が急旋回した場合でも、運転者は足を蓋体の
上面に載せて踏ん張ることができるので、安定した姿勢
を保つことができ、安全性を向上させることができる。
(ト)実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、(A)はバ
ックホーを示しており、同バックホー(A)は機体フレー
ム(1)の前部左側にキャビン(2)、前部右側にオイルタン
ク(3)を配し、後部に原動機部(4)を設けており、同機体
フレーム(1)前端にはブラケット(5)を左右回動自在に枢
支して、同ブラケット(5)に主ブーム(6)基端を、同主ブ
ーム(6)先端には副ブーム(7)基端を、そして、同副ブー
ム(7)先端にはバケット(8)を各々連結して掘削作業を可
能とし、また、機体フレーム(1)下方にはクローラ式の
走行部(9)を配設して走行も可能に構成している。
主ブーム(6)基端を支持しているブラケット(5)にはスイ
ングシリンダ(10)を連結しており、同シリンダ(10)をキ
ャビン(2)内に装設したペダル式作動装置(11)により伸
縮作動せしめることににより、同主ブーム(6)をブラケ
ット(5)を介して左右回動せしめるべく構成している。
ペダル式作動装置(11)は、キャビン(2)のフロアー(12)
前部右側に装設しているものであり、同装置(11)は、一
体に連設してなる左右側ペダル(13)(14)の裏面中央部の
前後より枢支ブラケット(15)(16)を垂設し、同枢支ブラ
ケット(15)(16)をフロアー(12)より突設した前後支持ブ
ラケット(17)(18)間に枢軸(19)を軸架して、同枢軸(19)
に揺動自在に軸支せしめており、また、同左右側ペダル
(13)(14)の裏面中央部からは作動杆(20)を、中途部を同
枢軸(19)に軸支せしめた状態で垂設し、同作動杆(20)下
端を連動機構(21)を介して、油圧バルブ部(22)に連動連
結し、同バルブ部(22)を介してスイングシリンダ(10)を
伸縮作動せしめるべく構成している。
そして、左右側ペダル(13)(14)は、各々縦長矩形板状に
形成して断面形状がV字状となるべく相互の内側端を一
体に連設し、両側端には後述する蓋体(23)を支持する支
持体(13-1)(14-1)を、各々同ペダル(13)(14)に直交状態
に立設しており、同ペダル(13)(14)を押圧することによ
り、作動杆(20)下端を左右側へ回動せしめるべく構成し
ている。
本考案の要旨である蓋体(23)は、上記した左右側ペダル
(13)(14)上方を閉蓋すべく設けられているものであり、
同蓋体(23)は蓋保持部(24)と蓋部(25)より成り、閉蓋状
態では同蓋保持部(24)は縦長矩形板の後半部を鉛直下方
に折曲して側面L字状に形成し、水平部(24-1)と鉛直部
(24-2)を設けて、同鉛直部(24-2)下端がフロアー(12)上
に当接した状態で、同水平部(24-1)が左右側ペダル(13)
(14)の中央稜部上方を前後方向に水平状態となるべく形
成し、同水平部(24-1)に設ける取付基部(24-3)を、同ペ
ダル(13)(14)前方近接位置に立設した支持ブラケット(2
7)(27)間に軸架した枢支ピン(28)に後傾回動自在に軸支
せしめて構成している。また、上記鉛直部(24-2)は取付
基部(24-3)の反対側に位置するように構成している。
そして、水平部(24-1)の上側面には、矩形板状に形成し
た蓋部(25)を直交状態に連設しており、同蓋部(25)は、
水平部(24-1)両側端位置より両側を上方傾斜状態に折曲
形成して、閉蓋状態にて外側端部下面が左右側ペダル(1
3)(14)両側端に立設した支持体(13-1)(14-1)上側面に当
接して、同ペダル(13)(14)を上方より閉蓋し、同ペダル
(13)(14)の揺動を抑止すべく構成している。
本考案の実施例は上記のように構成されているものであ
り、バックホー(A)に設けた主ブーム(6)を左右回動せし
める際には、ペダル式作動装置(11)を操作することによ
り連動機構(21)、油圧バルブ(22)を介して、スイングシ
リンダ(10)を伸縮作動せしめ、同主ブーム(6)を所要方
向へ回動せしめればよいものであり、また、同装置(11)
の操作を必要としない場合には、同装置(11)を蓋体(23)
により閉蓋せしめておけばよいものであり、この際、同
蓋体(23)は蓋保持部(24)と蓋部(25)よりなり、左右側ペ
ダル(13)(14)前方近接位置に支持ブラケット(27)を介し
て、基端を枢支して立設しており、同蓋保持部(24)の鉛
直部(24-2)下端を弾性シート(26)に当接せしめるべく手
前側へ回動せしめれば、蓋部(25)は左右側ペダル(13)(1
4)に設けた支持体(13-1)(14-1)に当接して、同ペダル(1
3)(14)を上方より位置し、オペレーターの足が誤って同
蓋体(23)と干渉しても、同蓋体(23)は、鉛直部(24-2)と
支持ブラケット(27)に支持されて、同ペダル(13)(14)の
回動作動は確実に抑止されるものである。
そして、掘削作業時にスイングシリンダ(10)により主ブ
ーム(6)を左右方向に回動させる場合は、蓋体(23)を上
方に上げて垂設した状態にしてペダル式作動装置(11)の
左右側ペダル(13)(14)を選択的に踏みつける。
そして、同主ブーム(6)を左向きに回動させる場合は左
側ペダル(13)を踏みつけ、逆に右向きに回動させる場合
は右側ペダル(14)を踏みつける。
また、掘削作業時に側溝を掘削する場合や、掘削作業を
終了して機体を移送する場合には主ブーム(6)のスイン
グを止める必要があり、この場合は、蓋体(23)を水平状
態に倒して鉛直部(24-2)の下端が、ペダル式作動装置(1
1)の左右側ペダル(13)(14)を跨いだ状態でフロアー(12)
に当接させて、同蓋体(23)をペダル式作動装置(11)の上
部に閉蓋状に位置させる。
そして、左右側ペダル(13)(14)が踏めない状態とするも
のである。
キャビン(2)のフロアー(12)上に設け、枢軸(19)を中心
に左右揺動自在に構成したペダル式作動装置(11)の直前
方位置に支持ブラケット(27)を立設すると共に、同支持
ブラケット(27)の上端に蓋体(23)の取付基部(24-3)を、
前記枢軸(19)に対して直交する方向に回動自在に枢支
し、しかも、同蓋体(23)は、その先端より略直角に鉛直
部(24-2)を伸延させて側面視略L字状に形成し、蓋体(2
3)を、起立状態とした不使用位置と倒伏状態とした使用
位置との間で起伏自在に構成すると共に、使用位置で
は、蓋体(23)の鉛直部(24-2)の下端が、前記ペダル式作
動装置(11)の左右側ペダル(13),(14)を跨いだ状態でフ
ロアー(12)に当接して、同ペダル式作動装置(11)を閉蓋
状態にするようにしたペダル操作を行なわないときは、
蓋体(23)を倒してペダル式作動装置(11)の上部に閉蓋状
に位置させると共に、鉛直部(24-2)をステップ上面に当
接して同蓋体(23)を安定した状態に固定するものである
から、ペダル式作動装置(11)が確実にロックされるもの
である。
そして、作業が長時間に亘って行なわれる場合に、作業
者は蓋体上面に足を載せた状態でフットレストとして利
用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるペダル式作動装置のストッパー構
造を有するバックホーの側面図、第2図は同要部の拡大
側面図、第3図は同要部の拡大底面図、第4図は同要部
の拡大正面図。 (6):主ブーム (10):スイングシリンダ (11):ペダル式作動装置 (12):フロアー (23):蓋体 (24-2):鉛直部 (27):支持ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビン(2)のフロアー(12)上に設け、枢
    軸(19)を中心に左右揺動自在に構成したペダル式作動装
    置(11)の直前方位置に支持ブラケット(27)を立設すると
    共に、同支持ブラケット(27)の上端に蓋体(23)の取付基
    部(24-3)を、前記枢軸(19)に対して直交する方向に回動
    自在に枢支し、 しかも、同蓋体(23)は、その先端より略直角に鉛直部(2
    4-2)を伸延させて側面視略L字状に形成し、 蓋体(23)を、起立状態とした不使用位置と倒伏状態とし
    た使用位置との間で起伏自在に構成すると共に、使用位
    置では、蓋体(23)の鉛直部(24-2)の下端が、前記ペダル
    式作動装置(11)の左右側ペダル(13),(14)を跨いだ状態
    でフロアー(12)に当接して、同ペダル式作動装置(11)を
    閉蓋状態にすることを特徴とするバックホーにおけるペ
    ダル式作動装置のストッパー構造。
JP1990092278U 1990-08-31 1990-08-31 バックホーにおけるペダル式作動装置のストッパー構造 Expired - Lifetime JPH0621979Y2 (ja)

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JPS5815229U (ja) * 1981-07-23 1983-01-31 株式会社クボタ 作業車のペダルのロック装置

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