JP3014964U - 杭打機のリーダ位置調整装置 - Google Patents

杭打機のリーダ位置調整装置

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JP3014964U
JP3014964U JP1995001912U JP191295U JP3014964U JP 3014964 U JP3014964 U JP 3014964U JP 1995001912 U JP1995001912 U JP 1995001912U JP 191295 U JP191295 U JP 191295U JP 3014964 U JP3014964 U JP 3014964U
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JP1995001912U
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嶋 浩 畝
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Koken Boring Machine Co Ltd
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Koken Boring Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 杭打機(掘削機)の左右方向へのリーダの傾
きを微調整可能なリーダ調整装置を得る。 【構成】 フロントブラケット22上に配設したリーダ
支持フレーム25を杭打機20の本体に対して、左右方
向に回動可能に片持支持する様に枢着し、該リーダ支持
フレーム25にリーダ33を枢着すると共に片持支持し
た枢着点と反対側に回動用シリンダ30を設け、該回動
用シリンダ30の作用点と片持支持した枢着点を水平位
置に配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型の杭打機(掘削機)に用いて好適なリーダ位置調整装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の小型の杭打機では、リーダを1本あるいは平行な2本の起伏シリンダで 支持し、輸送時にリーダをベースマシンの上部に略水平に格納するようにしてい るが、このように構成すると、起伏シリンダの伸縮によっては、作業時にリーダ の左右方向の調整を行なうことができない。
【0003】 このため、輸送時にリーダをベースマシンの上部に略水平に格納できるととも に、作業時における杭の芯合せ用のリーダ調整装置を備えたものが、例えば実公 平5−26111号公報に開示されている。
【0004】 この公報に開示されている杭打機を、図7乃至図9により説明すると、これら の図で杭打機20は、ベースマシン21前部のフロントブラケット22の上面に ブラケット23,24を杭打機20の前後方向(A−A方向)に配設し、該ブラ ケット23,24にリーダ支持フレーム25を杭打機20の左右方向(図7の紙 面と直交する方向)へ回動可能に軸支する。即ち、リーダ支持フレーム25下部 に形成したブラケット26,27を、杭打機20の前後方向に配置されるピン2 8,29で前記ブラケット23,24に枢着する。また、該リーダ支持フレーム 25の左側端部をフロントブラケット22に立設した回動用シリンダ30(図7 及び図8参照)で連結し、該回動用シリンダ30の伸縮によりリーダ支持フレー ム25を杭打機20の左右方向即ち、紙面と直交する方向に回動させる。
【0005】 更に、リーダ支持フレーム25には、その上部前方にリーダ支持ブラケット3 1が、上部後方に起伏用シリンダ支持ブラケット32がそれぞれ形成されており 、リーダ支持ブラケット31にリーダ33の下部のブラケット34を杭打機20 の前後方向に回動可能に連結するとともに、シリンダ支持ブラケット32に起伏 用シリンダ35の下端を杭打機20の前後方向に回動可能に連結し、該起伏用シ リンダ35のピストンロッド36をリーダ33の上部に連結し、起伏用シリンダ 35のピストンロッド36の伸縮でリーダ33を起伏可能に支持している。
【0006】 このように構成された杭打機20は、輸送時には、起伏用シリンダ35のピス トンロッド36を縮小して、鎖線で示す様にリーダ33をベースマシン21の上 部に略水平に格納して輸送し、作業時にはピストンロッド36を伸長してリーダ 33を起立し、リーダ33の前後位置の調整は起伏用シリンダ35にて行い、リ ーダ33の左右位置の調整は回動用シリンダ30を作動してリーダ支持フレーム 25を杭打機20の左右方向に回動して行う。 これにより、リーダの位置調整装置の構造が簡単になるとともに、操作も容易 となる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上述の従来の構成で説明した杭打機の構成によると、回動用シリンダ30のロ ッド枢着点がリーダ支持フレーム25を杭打機に対し左右方向に回動する枢着点 (ピン28,29)より上方に位置しているために、回動用シリンダ30のロッ ドの伸縮量に対してリーダ支持ブラケット31の回動量が大きくなり、リーダ3 3の左右位置の振れ量が大きくなって、リーダ33の傾きを微調整し難い問題が あった。 更に、小型杭打機全体の掘削、或は杭打時の安定性が極めて悪い問題があった 。
【0008】 本考案は叙上の問題点を解消するために成されたもので、その目的とするとこ ろはリーダの左右の傾きを回動用シリンダロッドの小さなストローク変化で微調 整可能で、杭打或は掘削時に安定に作業が出来る杭打機のリーダ位置調整装置を 提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
ベースマシンのフロントブラケットにリーダ支持フレームが杭打機に対し左右 方向に回動自在に設けられ、該リーダ支持フレームにリーダが起伏自在に立設さ れ起伏用シリンダで起伏可能に成され、且つ該リーダ支持フレームの側端に回動 用シリンダが配設して成る杭打機のリーダ位置調整装置に於いて、リーダに傾斜 計を設けると共に、フロントブラケットに対しリーダ支持フレームを左右方向に 回動自在と成す枢着点とリーダ支持クレームの側端に配設した回動用シリンダの 枢着点とを略々水平位置に配し、該フロントブラケット前方左右にアウトリガー を配設して成るものである。
【0010】
【作用】
本発明の杭打機のリーダ位置調整装置は、フロントブラケットに対し、リーダ 支持フレームを杭打機に対し左右方向に回動させる枢着点とリーダ支持フレーム の側端に配設した回動用シリンダの枢着点が水平位置にある様に成されているの で、回動用シリンダの小さな伸縮量に対応して、リーダ支持フレームの回動角を 小さく回動させることが出来るのでリーダの傾き角を微調整出来ると共に、左右 のフロントアリガーを設けたので杭打ち或は掘削時に杭打機を安定化させること が出来る。また、リーダには傾斜計が設けられているので、傾斜角度を測定しつ つ微調整することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の杭打機のリーダ位置調整装置を図1乃至図6によって詳記する 。図1は本例の要部側面図、図2は平面図、図3は正面図、図4及び図5は要部 詳細図、図6はリーダ位置調整用表示盤を示すものであり、図7乃至図9で説明 した従来構成との対応部分には同一符号を付して説明を進める。
【0012】 図1で杭打機20は、車輪及びキャタビラからなる走行駆動部38の前部車輪 部分近傍上のベースマシン21のフロント部分のみが示されている。このベース マシン21のフロントにポストピン39を介してフロントブラケット22が枢着 されている。
【0013】 フロントブラケット22には図2及び図3に示す様に、右側フロントリガーア ーム41Rが右側面に固定されている。
【0014】 該右側フロントリガーアーム41Rの先端には、右側アウトリガーザイダ42 Rが熔接された右側アウトリガー40Rがボルト等を介して螺着されている。
【0015】 更に、フロントブラケット22の前方には、アウトリガーブラケット43が図 2に示す様に熔接されている。このアウトリガーブラケット43には、左側フロ ントリガーアーム41Lが回動自在に枢着されている。該左側フロントリガーア ーム41Lの先端には、左側アウトリガー40Lが熔接され、杭打機20のフロ ント側の安定性を保つ様に成されている。
【0016】 又、左側アウトリガー40Lは、枢軸部44を中心に図2で仮想線で示す様に 反時計方向に回動することで杭打機20のフロントに折り畳み可能と成され、杭 打ち以外の車軸運搬時にはアウトリガー40Lが邪魔になることはない。
【0017】 この枢軸部44の図2のB矢視断面は、図4に示す様に左側フロントリガーア ーム41Lが軸45を中心に回動自在と成されている。軸45は軸受46に嵌挿 されている。尚、47はロックプレート、48はキープレートである。
【0018】 フロントブラケット22の後方には前記したポストピン39の軸受部の他に、 ベースマシン21に熔接されたロックブラケット50にロックピン51を介して 固定された叉状部52が配設されている。
【0019】 フロントブラケット22の上面右端にはブラケット23及び24を杭打機20 の前後方向に配設し、該ブラケット23及び24にリーダ支持フレーム25を回 動自在に枢着する。即ち、スイングベース25aの下方に配設したブラケット2 6及び27でブラケット23及び24を挾着し、両ブラケットにピン28及び2 9を枢着し、これらピン28及び29を中心に図3で杭打機20の左右方向(矢 印D−D方向)に回動自在となされている。
【0020】 スイングベース25aは図1の側面図に示す様にY字状の偏平な板材で構成さ れ、そのY字状の上部前方に支持ブラケット31が形成され、リーダ33の下部 のブラケット34が該支持ブラケット31に杭打機20の前後方向に回動自在に 枢着されている。
【0021】 スイングベース25aのY字状の上部後方に起伏用シリンダ支持ブラケット3 2が形成され、このブラケット32に起伏用シリンダ35の下端が枢着され、杭 打機20の前後方向に回動可能と成されている。
【0022】 スイングベース25aの左端略中央の下部には、図2及び図3に示す様にリー ダ支持フレーム25を構成する上側ブラケット25bが形成され、ピン25cを 介して回動用シリンダ30のピストン部分が枢着されている。このブラケット2 5bのピン25cの枢着軸中心とリーダ支持フレーム25の杭打機20の左右方 向への回動中心点とは、図3に示す様にX−X線上の同一高さ位置の平行位置に 配設される。
【0023】 フロントブラケット22の下端の左側壁側に突出させた下側ブラケット49と 、上述の上側ブラケット25c間に、回転用シリンダ30が配設されている。尚 、55は回転用シリンダ30に取り付けられたキャップであり、図3のA−A断 面矢視図が図5に示される様に、回転用シリンダ30のピストン56の枢着点と リーダ支持フレーム25のD−D方向の回動中心となる枢着点がX−Xで示す様 に水平に位置しているため、回動シリンダ30を駆動して上動させたときのリー ダ支持フレーム25の回動量は小さくすることが出来る。従って、リーダ33を 左右の傾きを微調整することが出来る。
【0024】 即ち、本例の場合は図7乃至図9に示す場合に比べて、回動シリンダ30の小 さな動きに対応して、小刻みな運動が出来るためリーダの芯出し時の左右方向へ の振れを微調整可能な杭打機を提供することが出来る。
【0025】 また、リーダ33には適所に傾斜計が設けられる。図6は杭打機20の運動席 に設けられた傾斜計の表示パネル52を示すもので、上部の計器53は杭打機2 0の前後方向の傾斜角度を下部の計器54は杭打機20の左右方向の傾斜角度を 示すもので、これによりリーダ33の傾斜角度を測定しつつ微調整しての芯出し が可能となる。
【0026】 上述の様に構成した杭打機20は輸送時は起伏用シリンダ35のピストンロッ ドを縮めてリーダ33をベースマシン21の上に水平に格納すると共に左側アウ トリガー40Lをフロントブラケット22の前方に折り畳み、作業時には起伏用 シリンダのピストンを伸張してリーダ33を図1の様に起立させ、且つ左側アウ トリガー40Lを図2及び図3の様に枢軸部44を中心に時計方向に開いて車輌 の安定化を図る様に成し、杭打機20に対しリーダ33の前後方向の傾き調整は 起伏用シリンダ35によって行ない、リーダ33の杭打機20に対して左右方向 の傾き調整は回動用シリンダ30を作動してリーダ支持フレーム25を回動する ことで傾きを微調整可能とすることが出来る。
【0027】
【考案の効果】
本考案の杭打機のリーダ位置調整装置によれば、リーダの傾斜角度を測定しつ つリーダの左右の傾きを極めて小刻みに微調整が可能で、且つ、作業時にフロン トアウトリガーを左右に設けて、杭打機を安定化させることが出来るだけでなく 、移動時には左側アウトリガーを折り畳んで運転可能でフロントアウトリガーが 邪魔にならない、等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の杭打機のリーダ位置調整装置の要部の
側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図2のB断面矢視図である。
【図5】図3のA−A断面矢視図である。
【図6】本考案の杭打機のリーダ位置調整装置に用いる
傾斜計の表示パネルの1例を示す正面図である。
【図7】従来の杭打機の要部の側面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7の正面図である。
【符号の説明】
20 杭打機 21 ベースマシン 22 フロントブラケット 23,24,31,32,34 ブラケット 25 リーダ支持フレーム 30 回転用シリンダ 33 リーダ 35 起伏用シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースマシンのフロントブラケットにリ
    ーダ支持フレームが杭打機に対し左右方向に回動自在に
    設けられ、該リーダ支持フレームにリーダが起伏自在に
    立設され起伏用シリンダで起伏可能に成され、且つ該リ
    ーダ支持フレームの側端に回動用シリンダが配設して成
    る杭打機のリーダ位置調整装置に於いて、 リーダに傾斜計を設けると共に、上記フロントブラケッ
    トに対し、リーダ支持フレームを左右方向に回動自在と
    成す枢着点と上記リーダ支持フレームの側端に配設した
    回動用シリンダの枢着点とを略々水平位置に配し、該フ
    ロントブラケット前方左右にアウトリガーを配設して成
    ることを特徴とする杭打機のリーダ位置調整装置。
JP1995001912U 1995-02-20 1995-02-20 杭打機のリーダ位置調整装置 Expired - Lifetime JP3014964U (ja)

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ID=43150551

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5729678A (en) 1996-03-04 1998-03-17 Ag Communication Systems Corporation Bus monitor system
JP2011252312A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 杭打機

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US5729678A (en) 1996-03-04 1998-03-17 Ag Communication Systems Corporation Bus monitor system
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