JPH05330319A - タイヤのブロック及び空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤのブロック及び空気入りタイヤ

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JPH05330319A
JPH05330319A JP4144614A JP14461492A JPH05330319A JP H05330319 A JPH05330319 A JP H05330319A JP 4144614 A JP4144614 A JP 4144614A JP 14461492 A JP14461492 A JP 14461492A JP H05330319 A JPH05330319 A JP H05330319A
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JP
Japan
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sipes
auxiliary
block
sipe
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JP4144614A
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Yasubumi Ichiki
泰文 一木
Namihito Aoki
波人 青木
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Original Assignee
Bridgestone Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1204Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe
    • B60C2011/1231Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe being shallow, i.e. sipe depth of less than 3 mm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1236Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
    • B60C2011/1254Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern with closed sipe, i.e. not extending to a groove
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1259Depth of the sipe
    • B60C2011/1268Depth of the sipe being different from sipe to sipe

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新品時から長期に渡り十分な氷雪上性能を発
揮することのできるサイプを形成したタイヤのブロック
及び空気入りタイヤを提供すること。 【構成】 空気入りタイヤ10のセンターブロック18
Aに設けられた横方向主サイプ20Aの両側に横方向補
助サイプ22Aを設ける。この横方向補助サイプ22A
は、横方向主サイプ20Aの深さh1の10%〜30%
の深さh2とする。トレッド12の上層32には発泡ゴ
ムを使用する。タイヤ新品時においては、モールドに接
した上層32の表面は滑らかであり、発泡ゴムの独立気
泡によるエッジ効果が十分発揮できず、接地面積が摩耗
中期〜後期に比較して少ないが、横方向補助サイプ22
Aのエッジ効果が新品時〜摩耗初期における接地面積の
不足分及び独立気泡のエッジ効果の未発揮分を補うこと
ができ、タイヤ新品時から摩耗末期に至るまで、一定し
た良好な駆動性能及び制動性能を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブロック剛性を損なう
ことなく、新品時から優れた氷雪走行性能を発揮するタ
イヤのブロック及び空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、凍結路面を走行するのに適したタ
イヤとして、スパイクタイヤに替わりスタッドレスタイ
ヤが用いられている。スタッドレスタイヤの性能を向上
させるには、ブロックのエッジや横溝によって雪をつか
ませること、氷上では、サイプによりブロックのエッジ
成分を多くして氷を引っ掛けるとが重要である。これに
したがって、タイヤのブロックに実質的にタイヤ軸方向
に1本又は数本のほぼ深さが同等のサイプを形成してエ
ッジ成分を増加させて、周方向にたいするエッジ効果を
働かせ、このようなタイヤにより、制動性、駆動性に対
してある程度の効果が認められた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のサイプを備えた従来のタイヤでは、特に氷上での制動
性に関して、新品時すなわち摩耗率が0%の時において
は所望する効果を十分に発揮できていないことが発明者
らの検討によって明らかになった。いいかえれば、ある
程度摩耗したのちに初めて所望する100%の氷上性能
が得られるのであって、例えそのときの氷上性能が優れ
たものであってもその恩恵を受ける期間は短いものであ
り、新品時から100%の氷上性能が得られるまでの間
に性能の無駄があった。
【0004】これは、新品時では、トレッド表面が滑ら
かであり、ある程度走行した後でないと表面の粗さが出
てこないこと、また、トレッドの断面形状において、溝
は開口部に向かって幅が広くなるように角度がつけられ
ていること、ショルダー部がテーパー状になっているこ
とにより新品時の方が摩耗時に比べて接地面積が小さい
ためであると考えられる。
【0005】さらに、トレッド踏面部に発泡ゴムを用い
たタイヤの場合は、加硫時にモールドに圧接するトレッ
ド表面部が殆ど発泡していないため、この場合は顕著で
ある。
【0006】これに対して、新品時に十分な氷上性能を
発揮させるためには、ブロックに多くのサイプを形成す
ることが効果的であるが、ブロック全体の剛性が低下し
てクラックや欠けが発生したり、また、過剰のサイプに
よっては、かえって接地面積の低下による氷上性能が低
下することもあり、さらには操縦性の低下を招く。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ブロックの剛
性低下によるクラックや欠けの発生、また操縦性の低下
を招くことなく、新品時から長期に渡り十分な氷雪上性
能を発揮することのできるサイプを形成したタイヤのブ
ロック及び空気入りタイヤを提供することが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
トレッド踏面部で複数の交差する溝により区画され、中
央に少なくとも1本の主サイプを設けたタイヤのブロッ
クであって、前記主サイプとブロック端縁の間に前記主
サイプの深さh1の10%〜45%の深さh2を有する
補助サイプを前記主サイプに対してほぼ平行に設けたこ
とを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のタ
イヤのブロックにおいて、前記補助サイプ間、補助サイ
プとブロック端縁との間または補助サイプと主サイプと
の間の平均距離aが、補助サイプの深さh2に対して
0.5≦a/h2≦4であることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載のタ
イヤのブロックにおいて、前記主サイプに投影した前記
補助サイプの合計の長さIが1本の主サイプの長さLの
50%以上であることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、トレッド踏面部で
複数の周方向主溝及び複数の横溝により区画されたブロ
ックを備え、少なくともトレッド中央部のブロックの中
央部に(両端がブロック端縁に開口する)少なくとも1
本の実質的にトレッド幅方向に延在する横方向主サイプ
を設けた空気入りタイヤにおいて、前記主サイプとブロ
ック端縁との間に前記主サイプの深さh1の10%〜4
5%の深さh2を有する補助サイプを前記主サイプに対
してほぼ平行に設けたことを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の空
気入りタイヤにおいて、トレッドの踏面部がトレッド全
体の少なくとも10%の体積を有する発泡ゴムよりな
り、前記発泡ゴムは、発泡率が5〜50%の範囲で、平
均気泡径が5〜150μmの独立気泡を有し、硬度が4
5°〜75°であることを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明は、トレッド踏面部で複数
の交差する溝により区画されたブロック内の中央に(両
端にブロック端縁に開口する)少なくとも1本の主サイ
プが設けられているので、例えば、この主サイプの長手
方向をタイヤ幅方向と平行となるようにブロックを配置
することにより、氷上やウエット路面での制動性、駆動
性を高めるとができ、また、この主サイプの長手方向を
タイヤ周方向と平行となるようにブロックを配置するこ
とにより、耐横滑り性、コーナリング性を向上させるこ
とができる。
【0014】この主サイプとブロック端縁との間に主サ
イプの深さh1の10%〜45%の深さh2を有する補
助サイプを主サイプに対してほぼ平行に設けることによ
り、氷上やウエット路面での制動性、駆動性または耐横
滑り性、コーナリング性が100%発揮されるまでの
間、この補助サイプのエッジ効果により、氷上やウエッ
ト路面での制動性、駆動性または耐横滑り性、コーナリ
ング性を有効に補うことができる。また、補助サイプの
深さh2を上記範囲としたのでブロックの剛性は低下す
ることはなく、クラックや欠けの発生、氷上性能やウエ
ット性能の低下を招くことがない。なお、補助サイプの
深さh2は、好ましくは主サイプの深さh1の25%〜
40%である。
【0015】補助サイプの深さh2が主サイプの深さh
1に対して10%未満であると、主サイプによるエッジ
効果が十分作用する前に補助サイプが消滅してしまい氷
上性能やウエット性能が維持できない。一方、45%を
超えると、ブロックの剛性が著しく低下し、初期に設定
した氷上性能やウエット性能及び操縦性が損なわれる
他、クラックの発生さらにはゴム欠けに発展する恐れが
ある。
【0016】主サイプ及び補助サイプは、タイヤに適用
する際には、タイヤの幅方向、周方向いずれの方向にも
適用でき、傾斜させてもよい。前述したように、実質的
にタイヤ幅方向に平行に設けた場合は、タイヤ周方向の
制動性、駆動性をに優れ、タイヤ周方向に平行に設けた
場合は、幅方向の制動性、すなわち耐横滑り性に優れ
る。
【0017】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のブロックにおいて補助サイプは、補助サイプ間、補
助サイプとブロック端縁との間または補助サイプと主サ
イプとの間の平均距離aが、補助サイプの深さh2に対
して0.5≦a/h2≦4を満たすように配置されてい
るため、ブロックの剛性が最適に保たれる。ここでa/
h2は1.35〜2.5とすることがさらに好ましい。
なお、a/h2が0.5未満であるとブロックの剛性が
低下し過ぎ、クラックの発生さらにはゴム欠けに発展す
る恐れがあり、a/h2が4を超えると、補助サイプを
設けても、その効果は小さい。
【0018】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載のブロックにおいて、補助サイプの主サイプに投影し
た合計の長さIが1本の主サイプの長さLの50%以上
としたので、補助サイプは新品時において十分なエッジ
効果補助作用を発揮することができる。より好ましく
は、補助サイプが両方のブロック端縁と主サイプ間に設
けられ、その補助サイプの主サイプに投影した合計の長
さIが1本の主サイプの長さLの100%以上である。
50%以下であると十分なエッジ効果の補助作用が望め
ない。
【0019】請求項4記載の発明によれば、空気入りタ
イヤには、トレッド踏面部で複数の交差する溝により区
画されたブロックを備え、少なくともトレッド中央部の
ブロックの中央に少なくとも1本の実質的にトレッド幅
方向に延在する横方向主サイプが設けられているので、
氷雪上での制動性、駆動性が高められている。主サイプ
とブロック端縁との間には、主サイプの深さh1の10
%〜45%の深さh2を有する補助サイプが主サイプに
対してほぼ平行に設けられているため、氷上やウエット
路面での制動性、駆動性が100%発揮されるまでの
間、この補助サイプのエッジ効果により、氷上やウエッ
ト路面での制動性、駆動性が有効に補われる。また、補
助サイプの深さh2を上記範囲としたのでブロックの剛
性を低下させることはなく、クラックや欠けの発生、氷
上性能やウエット性能の低下を招くこともない。なお、
補助サイプの深さh2は、好ましくは主サイプの深さh
1の25%〜40%である。
【0020】また、トレッド側部には、同様にトレッド
幅方向に延在する主サイプ及び補助サイプを有するブロ
ックを配置することもできるが、このトレッド側部に
は、主サイプ及び補助サイプを実質的に周方向に延在さ
せたブロックを配置することもでき、この場合は、周方
向の氷雪上での制動性、駆動性のみならず、コーナリン
グ性能および耐横滑り性に関しても、新品時から長期に
渡って、高い性能を維持することができる。
【0021】なお、補助サイプの深さh2が主サイプの
深さh1に対して10%未満であると、主サイプによる
エッジ効果が十分作用する前に補助サイプが消滅してし
まい氷上性能やウエット性能が維持できない。一方、4
5%を超えると、ブロックの剛性が著しく低下し、初期
に設定した氷上性能やウエット性能及び操縦性が損なわ
れる他、クラックの発生さらにはゴム欠けに発展する恐
れがある。
【0022】また、補助サイプ間、補助サイプとブロッ
ク端縁との間または補助サイプと主サイプとの間の平均
距離aを、補助サイプの深さh2に対して、0.5≦a
/h2≦4とすることが好ましく、1.35≦a/h2
≦2.5とするのがさらに好ましく、これによって、ブ
ロックの剛性を最適に保つことができる。a/h2が
0.5未満であるとブロックの剛性が低下し過ぎ、クラ
ックの発生さらにはゴム欠けに発展する恐れがあり、a
/h2が4を超えると、補助サイプを設けても、その効
果は小さい。
【0023】さらに、補助サイプの主サイプに投影した
合計の長さIが1本の主サイプの長さLの50%以上と
することが好ましく、これによって補助サイプは初期に
おいて十分なエッジ効果補助作用を発揮することができ
る。より好ましくは、補助サイプが両方の主サイプとブ
ロック端縁間に設けられ、その補助サイプの主サイプに
投影した合計の長さIが1本の主サイプの長さLの10
0%以上である。50%以下であると十分なエッジ効果
の補助作用が望めない。
【0024】また、主サイプ及び補助サイプは通常の直
線状に限らずジグザグ、波形等でもよい。
【0025】また、トレッドに発泡ゴムを用いた空気入
りタイヤの場合、新品時においてはトレッド踏面部の発
泡が少ないため気泡によるエッジ効果が不足するが、発
泡の少ないトレッド踏面部に本発明の補助サイプを用い
ることによって、エッジ効果の不足を補助サイプのエッ
ジ効果によって補うことができ、特に効果的に、新品時
から長期に渡って高い氷上性能を発揮することができ
る。
【0026】請求項5記載の発明によれば、トレッドの
踏面部側がトレッドの全体積の少なくとも10%の体積
を有する発泡ゴムよりなり、発泡ゴムは、発泡率が5〜
50%の範囲で、平均気泡径が5〜150μmの独立気
泡を有し、硬度が45°〜75°としたことにより、ト
レッドの踏面部の表面に現れた独立気泡のエッジ効果に
よって、一層効果的に氷上性能を向上させることがで
き、発泡条件を上記範囲とすることによって、摩耗によ
り補助サイプが消滅した後にも、高い氷上性能を維持す
ることができる。
【0027】ここで、トレッドの踏面部側の発泡ゴムの
占める割合がトレッドの全体積の10%未満では氷上性
能の向上の効果が少ない。また、発泡ゴムの硬度Hdは
45°〜70°が望ましく、好ましくは50°〜70°
であり、さらに好ましくは、54°〜70°である。発
泡ゴムの硬度Hdは高い程高い接地圧の下でも気泡がつ
ぶれず、氷上性能は向上する。ここに、硬度Hdは、J
IS K6301に準拠し、室温にて測定したものであ
る。発泡ゴムの硬度Hdが45°未満では耐摩耗性が悪
化し、トレッドのへたりが発生するため好ましくなく、
70°を越えるとトレッドが固くなり過ぎ、作業性が悪
化し、また、発熱が多くなるため好ましくない。
【0028】また、発泡ゴムの発泡率Vsは、5〜50
%の範囲が望ましく、好ましくは5〜30%である。こ
こで、発泡ゴムの発泡率Vsは、Vs=(ρ0 /ρ1
1)×100(%)で表され、ρ1 は発泡ゴムの密度
(g/cm3 )、ρ0 は発泡ゴムの固相部の密度(g/
cm3 )である。発泡ゴムの発泡率Vsが5%未満で
は、低温時の柔軟性が得られず、50%を超えると、耐
摩耗性が低下して乾燥路面での耐摩耗性が実用的に不十
分となるため好ましくない。
【0029】さらに、発泡ゴムの独立気泡の平均気泡径
は5〜150μmが望ましく、好ましくは10〜100
μmである。発泡ゴムの独立気泡の平均気泡径が5μm
未満では氷雪性能の改良効果が少なく、150μmを超
えると耐摩耗性能が大幅に低下し、いわゆる耐ヘタリ性
が低下し、走行中にブロックの変形、サイプの目づまり
などを起こし、雪上性能が低下し、また、耐カット性が
低下しブロック欠けが多くなり、さらに、製造時に安定
した形状を得ることが困難になるため好ましくない。
【0030】なお、発泡ゴムは、特定のカーボンブラッ
クを特定の重量部用いた通常のゴム配合物に発泡剤を加
えて通常のタイヤ製造方にしたがって加熱加圧する際形
成される。発泡剤としては、例えば、ジニトロソペンタ
メチレンテトラアミンに尿素を併用した系、また、ベン
ゼンスルフォニルヒドラジド誘導体、中でもオキシビス
ベンゼンスルホニルヒドラジドなどが製造加工性を考慮
すると好ましい。
【0031】また、トレッドが含有するゴム成分は、例
えば天然ゴム、ポリイソプロピレンゴム、ポリブタジエ
ンゴム、ブチルゴム、低スチレン含有のスチレン・ブタ
ジエン共重合ゴムの単独、または、これからの重合物の
2種以上の混合物である。これらの重合物を用いること
によりトレッドは低温において充分にゴム弾性を有する
ことができる。
【0032】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図3にしたが
って説明する。
【0033】本実施例に係る空気入りタイヤ10は、コ
ード角がタイヤ周方向に対して略90°をなす一般的な
ラジアルタイヤであり、内部構造についての図示及び説
明は省略する。
【0034】図1に示すように、この空気入りタイヤ1
0のトレッド12は、周方向主溝14及び横溝16によ
って区画されるブロック18を複数個備え、ブロックパ
ターンを形成している。
【0035】周方向主溝14はタイヤ周方向(図1矢印
A方向)に沿って略ジグザグ状に延び、所定の間隔をお
いて6本設けられている。なお、本実施例では周方向主
溝14の深さH1は20mm、横溝16の深さH2は15
mmである(図2及び図3参照)。
【0036】なお、好ましい実施態様として、周方向主
溝深さH1と横溝深さH2との関係を0.5≦H2/H
1≦1とすることにより、ブロックの剛性を最適に維持
することができる。
【0037】タイヤ幅方向(図1矢印B方向)中央に配
設される第1のセンターブロック18Aはタイヤ幅方向
に長く、タイヤ周方向中央部にはタイヤ幅方向に沿って
直線状に延びる横方向主サイプ20Aが設けられてい
る。この横方向主サイプ20Aの長手方向両端は、それ
ぞれ周方向副溝15に連結されている。この横方向主サ
イプ20Aの長手方向両端は、それぞれ周方向副溝15
に連結されている。なお、本実施例では、横方向主サイ
プ20の溝深さh1は11mmとされている(図2参
照)。
【0038】さらに、この第1のセンターブロック18
Aには、横方向主サイプ20Aのタイヤ周方向両側に、
それぞれ横方向補助サイプ22Aが設けられている。こ
の、横方向補助サイプ22Aは横方向主サイプ20Aと
第1のセンターブロック18Aのタイヤ周方向側のブロ
ック端縁との中央に配置されており、横方向主サイプ2
0Aと平行とされている。なお、本実施例では、横方向
補助サイプ22Aの溝深さh2は3mmとされている。
【0039】第1のセンターブロック18Aのタイヤ幅
方向両側に配設される第2のセンターブロック18Bの
タイヤ周方向中央部には、タイヤ幅方向に沿って直線状
に延びる直線部分と、タイヤ幅方向に対して傾斜された
傾斜部分とを有する横方向主サイプ20Bが設けられて
いる。この横方向主サイプ20Bの長手方向両端は、そ
れぞれ周方向主溝14及び周方向副溝15に連結されて
いる。なお、本実施例では、横方向主サイプ20Bの溝
深さh1は11mmとされている。
【0040】さらに、この第2のセンターブロック18
Bには、横方向主サイプ20Bのタイヤ周方向両側に、
それぞれ補助サイプ22Bが設けられている。この、補
助サイプ22Bは横方向主サイプ20Bと第2のセンタ
ーブロック18Bのタイヤ周方向側のブロック端縁との
中央に配置されており、横方向主サイプ20Bと平行と
されている。なお、本実施例では、補助サイプ22Bの
溝深さh2は3mmとされている。
【0041】この第2のセンターブロック18Bのタイ
ヤ幅方向両側に配設される第1のサイドブロック18C
のタイヤ周方向中央部には、横方向主サイプ20Cが設
けられている。この横方向主サイプ20Cは、両端側が
タイヤ幅方向に対して傾斜されており、中央がタイヤ幅
方向に沿って直線状とされている。この横方向主サイプ
20Cの長手方向両端も、それぞれ周方向主溝14及び
周方向副溝15に連結されている。なお、本実施例で
は、横方向主サイプ20Cの溝深さh1は11mmとされ
ている。
【0042】さらに、この第1のサイドブロック18C
には、横方向主サイプ20Cのタイヤ周方向両側に、そ
れぞれ補助サイプ22Cが設けられている。この、補助
サイプ22Cは横方向主サイプ20Cと第1のサイドブ
ロック18Cのタイヤ周方向側のブロック端縁との中央
に配置されており、横方向主サイプ20Cと平行とされ
ている。なお、本実施例では、補助サイプ22Cの溝深
さh2は3mmとされている。
【0043】また、第1のサイドブロック18Cのタイ
ヤ幅方向両側に配設される第2のサイドブロック18D
には、横方向主サイプ20Dが2本一組となって設けら
れている。これらの横方向主サイプ20Dは、中間部の
一部及びタイヤ幅方向中央側に傾斜部が設けられてい
る。なお、この横方向主サイプ20Dの長手方向一端は
ショルダー端に開口され、他端は周方向副溝15に連結
されている。なお、本実施例では、横方向主サイプ20
Dの溝深さh2は11mmとされている。
【0044】本実施例では、横方向補助サイプ22Aか
らブロック端縁までの間の平均距離aと横方向補助サイ
プ22Aの深さh2との関係a/h2、補助サイプ22
Bからブロック端縁までの間の平均距離aと補助サイプ
22Bの深さh2との関係a/h2及び補助サイプ22
Cからブロック端縁までの間の平均距離aと補助サイプ
22Cの深さh2との関係a/h2が全て2.0とされ
ている(図1、2参照)。
【0045】また、第1のセンターブロック18Aにお
ける横方向主サイプ20Aに投影した横方向補助サイプ
22Aの合計の長さ(I=I1+I2)、第2のセンタ
ーブロック18Bにおける横方向主サイプ20Bに投影
した補助サイプ22Bの合計の長さ(I=I1+I
2)、第1のサイドブロック18Cにおける横方向主サ
イプ20Cに投影した補助サイプ22Cの合計の長さ
(I=I1+I2)が、それぞれ横方向主サイプ20
A、横方向主サイプ20B、横方向主サイプ20Cの長
さLの略200%とされている(図1参照)。
【0046】図3に示すように、トレッド12は、2種
類のゴムでトレッド12の厚さ方向へ2層に形成されて
おり、CAP 側、すなわち路面に接地する踏面側の上層3
2には、独立気泡を有する発泡ゴムが使用され、BASE
側、すなわち下層34には低発熱性の発泡されていない
通常のゴムが使用されている。
【0047】本実施例では、上層32の発泡ゴムのトレ
ッド12の全体積に占める割合は、26%とされてお
り、上層32と下層34との境界面36は、周方向主溝
14の深さHの略1/2の位置にされている。本実施例
では、上層32の発泡ゴムは、発泡率Vsが18%、平
均発泡径が25μm、硬度が64°とされており、下層
34のゴムは、硬度が62°とされている。
【0048】次に本実施例の作用を説明する。タイヤ新
品時においては、モールドに接した上層32の踏面部の
表面は滑らかであり、発泡ゴムの独立気泡によるエッジ
効果が十分発揮できず、また、トレッド12の接地面積
が摩耗中期〜後期に比較して少ないが、第1のセンター
ブロック18A、第2のセンターブロック18B、第1
のサイドブロック18Cに設けられた横方向補助サイプ
22A、22B、22Cのエッジ効果が新品時〜摩耗初
期における接地面積の不足分及び独立気泡のエッジ効果
の未発揮分を補うことができ、横方向主サイプ20A、
20B、20C、20Dのエッジ効果と共に氷上やウエ
ット路面において良好な制動性、駆動性を得ることがで
きる。
【0049】使用によりトレッド12の摩耗が進行する
にしたがって横方向補助サイプ22A、22B、22C
は徐々に消滅するが、この際には、トレッド12の接地
面積が徐々に増大すると共にトレッド12の踏面部の表
面の粗さが出て、さらに発泡ゴムの独立気泡も現れるた
め、これらの効果と横方向主サイプ20A、20B、2
0C、20Dのエッジ効果とによって氷上やウエット路
面において良好な制動性、駆動性を摩耗末期に至るまで
得ることができる。
【0050】このように、本実施例の空気入りタイヤ1
0では、タイヤ新品時から摩耗初期において横方向補助
サイプ22A、22B、22Cのエッジ効果が接地面積
の不足分及び独立気泡のエッジ効果の未発揮分を補うた
め、タイヤ新品時から摩耗末期に至るまで、一定した良
好な駆動性能及び制動性能を得ることができる。
【0051】この横方向主サイプ20A、20B、20
Cとブロック端縁との間に横方向主サイプ20A、20
B、20Cの溝深さh1の10%〜45%の深さh2を
有する横方向補助サイプ22A、22B、22Cを横方
向主サイプ20A、20B、20Cに対してほぼ平行に
設けることにより、氷上やウエット路面での制動性、駆
動が100%発揮されるまでの間、この横方向補助サイ
プ22A、22B、22Cのエッジ効果により、氷上や
ウエット路面での制動性、駆動性を有効に補うことがで
きる。また、横方向補助サイプ22A、22B、22C
の深さh2を横方向主サイプ20A、20B、20Cの
深さh1の10%〜45%の範囲内(本実施例では約2
7%)としたので、タイヤ新品時〜摩耗初期に補助サイ
プによる作用を有効に発揮させることができ、剛性不足
によるクラックの発生やゴム欠けを防止することができ
る。
【0052】また、周方向主溝14の溝深さH1と横溝
16の溝深さH2との関係が0.5≦H2/H1≦1の
範囲内(本実施例では、H2/H1=1)とされている
ため、第1のセンターブロック18A、第2のセンター
ブロック18B及び第1のサイドブロック18Cの剛性
が最適に維持される。
【0053】また、横方向補助サイプ22A、22B、
22Cは、横方向補助サイプ22A、22B、22Cと
ブロック端縁との間の平均距離aが、横方向補助サイプ
22A、22B、22Cの深さh2に対して0.5≦a
/h2≦4を満たすように配置されており(本実施例で
は、a/h2=2)、さらに、横方向補助サイプ22
A、22B、22Cの横方向主サイプ20A、横方向主
サイプ20B、横方向主サイプ20Cに投影した合計の
長さIが横方向主サイプ20A、横方向主サイプ20
B、横方向主サイプ20Cの長さLの50%以上とされ
ているので、第1のセンターブロック18A、第2のセ
ンターブロック18B及び第1のサイドブロック18C
の剛性が最適に維持され、サイプ底からのクラックの発
生やゴム欠けが防止され、横方向補助サイプ22A、2
2B、22Cによるエッジ効果が有効に発揮される。
【0054】なお、a/h2が0.5未満であると第1
のセンターブロック18A、第2のセンターブロック1
8B及び第1のサイドブロック18Cの剛性が低下し過
ぎ、サイプ底からのクラックの発生さらにはゴム欠けに
発展する恐れがあり、a/h2が4を超えると、横方向
補助サイプ22A、22B、22Cを設けたことによる
効果が小さい。
【0055】また、上層32の発泡ゴムの体積がトレッ
ド12の全体積の10%未満では氷上性能の向上の効果
が少ない。
【0056】また、発泡ゴムの硬度Hdが45°未満で
は耐摩耗性が悪化し、トレッド12のへたりが発生する
ため好ましくなく、70°を越えるとトレッド12が固
くなり過ぎ、作業性が悪化し、また、走行時に発熱が多
くなるため好ましくない。
【0057】また、発泡ゴムの発泡率Vsが5%未満で
は、低温時の柔軟性が得られず、50%を越えると、耐
摩耗性が低下して乾燥路面での耐摩耗性が実用的に不十
分となるため好ましくない。
【0058】また、発泡ゴムの独立気泡の平均気泡径が
5μm未満では氷雪性能の向上効果が少なく、150μ
mを超えると耐摩耗性能が大幅に低下し、いわゆる耐ヘ
タリ性が低下し、走行中のブロック18の過大な変形、
横方向主サイプ20A、20B、20C、20D及び横
方向補助サイプ22A、22B、22Cが目づまりなど
を起こし、駆動性能、制動性能が低下し、また、耐カッ
ト性が低下しブロック18の欠けが多くなり、さらに、
製造時に安定した形状を得ることが困難になるため好ま
しくない。
【0059】〔第2実施例〕第2実施例の空気入りタイ
ヤ10は第1実施例の空気入りタイヤ10と同様の構成
であるが、横方向補助サイプ22A、22B、22Cの
深さh2が2.4mmとされ、かつ横方向補助サイプ22
Aからブロック端縁までの間の平均距離aと横方向補助
サイプ22Aの深さh2との関係a/h2、補助サイプ
22Bからブロック端縁までの間の平均距離aと補助サ
イプ22Bの深さh2との関係a/h2及び補助サイプ
22Cからブロック端縁までの間の平均距離aと補助サ
イプ22Cの深さh2との関係a/h2が全て2とされ
ている。なお、その他の寸法は第1実施例の空気入りタ
イヤ10と同一である。
【0060】〔第3実施例〕第3実施例の空気入りタイ
ヤ10は第1実施例の空気入りタイヤ10と同様の構成
であるが、横方向補助サイプ22A、22B、22Cの
深さh2が4mmとされ、かつ横方向補助サイプ22Aか
らブロック端縁までの間の平均距離aと横方向補助サイ
プ22Aの深さh2との関係a/h2、補助サイプ22
Bからブロック端縁までの間の平均距離aと補助サイプ
22Bの深さh2との関係a/h2及び補助サイプ22
Cからブロック端縁までの間の平均距離aと補助サイプ
22Cの深さh2との関係a/h2が全て1.5とされ
ている。なお、その他の寸法は第1実施例の空気入りタ
イヤ10と同一である。
【0061】〔第4実施例〕第4実施例の空気入りタイ
ヤ10は第1実施例の空気入りタイヤ10と同様の構成
であるが、横方向補助サイプ22A、22B、22Cの
深さh2が4.5mmとされ、かつ横方向補助サイプ22
Aからブロック端縁までの間の平均距離aと横方向補助
サイプ22Aの深さh2との関係a/h2、補助サイプ
22Bからブロック端縁までの間の平均距離aと補助サ
イプ22Bの深さh2との関係a/h2及び補助サイプ
22Cからブロック端縁までの間の平均距離aと補助サ
イプ22Cの深さh2との関係a/h2が全て1.33
とされている。なお、その他の寸法は第1実施例の空気
入りタイヤ10と同一である。
【0062】実施例2〜4の空気入りタイヤ10も第1
実施例の空気入りタイヤ10と同様に、第1のセンター
ブロック18A、第2のセンターブロック18B、第1
のサイドブロック18Cに設けられた横方向補助サイプ
22A、22B、22Cのエッジ効果が新品時〜摩耗初
期における接地面積の不足分及び独立気泡のエッジ効果
の未発揮分を補うことができ、使用によりトレッド12
の摩耗が進行するにしたがってトレッド12の接地面積
が増大すると共にトレッド12の踏面部の表面の粗さが
出て、さらに独立気泡が現れるため、タイヤ新品時から
摩耗末期に至るまで、一定した良好な駆動性能及び制動
性能を得ることができる。
【0063】また、横方向補助サイプ22A、22B、
22Cは、横方向補助サイプ22A、22B、22Cと
ブロック端縁との間の平均距離aが、横方向補助サイプ
22A、22B、22Cの深さh2に対して0.5≦a
/h2≦4を満たすように配置されているためブロック
18の剛性が最適に維持され、サイプ底からのクラック
の発生やゴム欠けが防止され、第1実施例の空気入りタ
イヤ10と同様に横方向補助サイプ22A、22B、2
2Cによるエッジ効果が有効に発揮される。
【0064】〔試験例〕以下の表1には、第1実施例〜
第4実施例の空気入りタイヤ10、比較例の空気入りタ
イヤを2種、従来例の空気入りタイヤを夫々実車に装着
し、新品時に於ける氷上制動性、雪上制動性及び操縦性
を試験した結果が示されている。ここで、氷上制動性
は、氷上にて実車20km/h走行からブレーキングし、タ
イヤをロックさせた時の制動距離を指数表示したもので
あり、雪上制動性は、雪上にて実車30km/h走行からブ
レーキングし、タイヤをロックさせた時の制動距離を指
数表示したものである。一方、操縦性は、良路で実車を
走行させた際のフィーリング評価であり、評価値は指数
表示である。何れの値も、従来例の空気入りタイヤを1
00としており、数値の大きい程良好なことを示す。
【0065】ここで、表1内の比較例1とは、第1実施
例の空気入りタイヤ10と同様の構成の空気入りタイヤ
において、横方向補助サイプ22A、22B、22Cの
溝深さh2を1mmとし、横方向補助サイプ22Aからブ
ロック端縁までの間の平均距離aと横方向補助サイプ2
2Aの深さh2との関係a/h2、補助サイプ22Bか
らブロック端縁までの間の平均距離aと補助サイプ22
Bの深さh2との関係a/h2及び補助サイプ22Cか
らブロック端縁までの間の平均距離aと補助サイプ22
Cの深さh2との関係a/h2を全て6としたものであ
り、その他の寸法は第1実施例と同一である。
【0066】また、比較例2とは、第1実施例の空気入
りタイヤ10と同様の構成の空気入りタイヤにおいて、
横方向補助サイプ22A、22B、22Cの溝深さh2
を5.5mmとし、横方向補助サイプ22Aからブロック
端縁までの間の平均距離aと横方向補助サイプ22Aの
深さh2との関係a/h2、補助サイプ22Bからブロ
ック端縁までの間の平均距離aと補助サイプ22Bの深
さh2との関係a/h2及び補助サイプ22Cからブロ
ック端縁までの間の平均距離aと補助サイプ22Cの深
さh2との関係a/h2を全て1.1としたものであ
り、その他の寸法は第1実施例と同一である。
【0067】また、従来例とは、第1実施例の空気入り
タイヤ10と同様の構成の空気入りタイヤにおいて、横
方向補助サイプ22A、22B、22Cが取り除かれた
ものであり、その他の寸法は第1実施例と同一である。
【0068】なお、試験タイヤのサイズは全て10.0
0R20であり、トレッド幅は224mmである。
【0069】
【表1】
【0070】上記表1の試験結果からも本実施例の空気
入りタイヤ10は従来の空気入りタイヤに比較して、摩
耗初期において氷上制動性及び雪上制動性が優れている
ことが明らかとなった。
【0071】なお、本実施例では、ブロック18に設け
たサイプは、タイヤ幅方向に対して平行としたが、本発
明はこれに限らず、ブロック18に設けるサイプは、タ
イヤ周方向に対して平行にしてもよく、傾斜させてもよ
い。
【0072】以下、図4にしたがって、他の実施例に係
る空気入りタイヤ10を説明する。図4に示すように、
本実施例の空気入りタイヤ10は第1実施例の空気入り
タイヤ10と同様にブロックパターンを有しているが、
ブロックの形状は異なっている。
【0073】タイヤ幅方向中央に配設される第1のセン
ターブロック40Aのタイヤ周方向中央部にはタイヤ幅
方向にほぼ沿って延びる横方向主サイプ42Aが設けら
れている。この横方向主サイプ42Aの長手方向両端
は、それぞれ周方向副溝15に連結されている。この横
方向主サイプ42Aの長手方向両端は、それぞれ周方向
副溝15に連結されている。この横方向主サイプ42A
は中央部分がタイヤ幅方向に沿った直線状とされ、両端
がヘ字状に折曲されている。
【0074】さらに、この第1のセンターブロック40
Aには、横方向主サイプ42Aのタイヤ周方向両側に、
それぞれ横方向補助サイプ44Aが設けられている。こ
の、横方向補助サイプ44Aは横方向主サイプ42Aと
第1のセンターブロック40Aのタイヤ周方向側のブロ
ック端縁との中央に配置されており、横方向主サイプ4
2Aとほぼ平行とされている。
【0075】第1のセンターブロック40Aのタイヤ幅
方向両側に配設される第2のセンターブロック40Bの
タイヤ周方向中央部には、タイヤ幅方向に沿って直線状
に延びる直線部分と、タイヤ幅方向に対して傾斜された
傾斜部分とを有するジグザグ状の横方向主サイプ42B
が設けられている。この横方向主サイプ42Bの長手方
向両端は、それぞれ周方向主溝14、周方向副溝15に
連結されている。
【0076】さらに、この第2のセンターブロック40
Bには、横方向主サイプ42Bの長手方向両側の直線部
分のタイヤ周方向両側に、それぞれ短尺状の横方向補助
サイプ44Bが設けられている。この横方向補助サイプ
44Bは横方向主サイプ42Bと第2のセンターブロッ
ク40Bのタイヤ周方向側のブロック端縁との中央に配
置されており、ほぼタイヤ幅方向に沿って直線状に延び
ている。
【0077】この第2のセンターブロック40Bのタイ
ヤ幅方向両側に配設されるサイドブロック40Cには、
タイヤ周方向中央部にほぼタイヤ幅方向に延びる横方向
副溝46が設けられている。
【0078】この横方向副溝46は、一端が周方向主溝
14に連結されており、他端が第2のサイドブロック4
0Cの中央部分で終端されている。この横方向副溝46
でタイヤ周方向に分割されたブロック部分には、タイヤ
幅方向中央部に周方向主サイプ48が設けられ、この周
方向主サイプ48とタイヤ幅方向内側のブロック端縁と
の中央部に周方向補助サイプ50が設けられている。
【0079】これらの、周方向主サイプ46及び周方向
補助サイプ50は、略ヘ字状とされ全体としてはタイヤ
周方向に延びており、一端が横溝16に他端が横方向副
溝46に連結されている。
【0080】本実施例のトレッド12も第1実施例のト
レッド12と同様に2種類のゴムでトレッド12の厚さ
方向へ2層に形成されており、上層32には、独立気泡
を有する発泡ゴムが使用され、下層34には低発熱性の
発泡されていない通常のゴムが使用されている。なお、
発泡ゴムの割合、発泡率、平均気泡径、硬度は第1実施
例のそれと同一であり、内部構造に関しても第1実施例
と同様である。
【0081】本実施例では、横方向主サイプ42A及び
横方向主サイプ42Bのエッジ効果によって駆動性及び
制動性が高められている他、サイドブロック40Cに設
けられた周方向主サイプ48のエッジ効果により、耐横
滑り性が向上されている。本実施例においても、横方向
補助サイプ44A、44B及び周方向補助サイプ50の
深さh2を横方向主サイプ42A、横方向主サイプ42
B、周方向主サイプ46の深さh1の10%〜45%、
好ましくは25%〜40%の範囲内とし、横方向補助サ
イプ44A、44B及び周方向補助サイプ50とブロッ
クの端縁との間の平均距離aを横方向補助サイプ44
A、44B及び周方向補助サイプ50の深さh2に対し
て0.5≦a/h2≦4、好ましくは1.35≦a/h
≦2.5を満たし、さらに、横方向補助サイプ44A、
44B、周方向補助サイプ50の横方向主サイプ42
A、横方向主サイプ42B、周方向主サイプ46に投影
した合計の長さIが横方向主サイプ42A、横方向主サ
イプ42B、周方向主サイプ46の長さLの50%以上
とすることにより、第1のセンターブロック40A、第
2のセンターブロック40B及びサイドブロック40C
の剛性が最適に維持され、摩耗初期において、横方向補
助サイプ44A、44B及び周方向補助サイプ50によ
るエッジ効果が有効に発揮される。
【0082】これによって、本実施例の空気入りタイヤ
10は横方向補助サイプ44A、44B及び周方向補助
サイプ50のエッジ効果が新品時〜摩耗初期における接
地面積の不足分及び独立気泡のエッジ効果の未発揮分を
補うことができる。さらに、使用によりトレッド12の
摩耗が進行するにしたがってトレッド12の接地面積が
増大すると共にトレッド12の踏面部の表面の粗さが出
て、さらに独立気泡が現れるため、タイヤ新品時から摩
耗末期に至るまで、一定した良好な駆動性能、制動性能
及び耐横滑り性能を得ることができる。
【0083】なお、本発明は、ブロックの外形の形状及
びサイプの形状は周知のどの様な形状でも適用するこが
でき、図5に示すようにブロック18を多角形状とし
て、主サイプ20及び補助サイプ22を波形としてもよ
く、図6に示すように、両端部が周方向主溝または横溝
に連結されていなくてもよく、さらに主サイプ20の両
側に短尺状の補助サイプ22を複数設ける構成としても
よい。また、主サイプ20はブロック一個当たりに1個
以上設けてもよく、図7に示すように、ブロック18を
2分割する第1の主サイプ20Aと、その第1の主サイ
プ20Aに交差する方向に延びる第2の主サイプ20B
を一対設ける構成としてもよい。この場合、第2の主サ
イプ20Bの両側には、それぞれ補助サイプ22が平行
に設けられている。
【0084】また、図8に示すように、ブロック18に
主サイプ20を平行に一対設けてこれら主サイプ20に
よってブロック18を、実質的に3個の領域に区画して
もよい。この場合、これら一対の主サイプ20に挟まれ
た領域は、幅狭とした幅狭領域18Eとし、この幅狭領
域18E両側の領域を幅広とした幅広領域18Fとする
ことが好ましく、幅狭領域18Eの幅TSと幅広領域1
8Fの幅TLとの関係を0.1≦TS/TL≦0.8と
することが好ましい。また、幅狭領域18Eの長手寸法
は幅広領域18Fの長手寸法の50〜90%とすること
が好ましい。これによって、ブロック18に主サイプ2
0の長手方向に沿って入力される横力を幅広領域18F
に負担させ、幅狭領域18Eの負担を低減させて、主サ
イプ20の長手方向端部近傍の底部に発生しやすいクラ
ックを防止することができる。幅広領域18Fには、主
サイプ20と平行に幅広領域18Fの両側端に連結され
る補助サイプ22が設けられている。
【0085】また、図9に示すように幅狭領域18E
は、中央部の幅TS1 よりも、長手方向端部の幅TS2
を大きくしてもよい。
【0086】このブロック18に横力が主サイプ20の
長手方向に沿って入力される場合、ブロック18には横
方向に剪断力が生じる。この剪断力はブロック18の端
部に集中し、ブロック18の中央部に向かうに従って漸
減していくので、その特性を考慮して幅狭領域18Eの
端部の幅TS2 を中央部の幅TS1 よりも大きくするこ
とによって長手方向端部側の剛性が高められる。このた
め、幅狭領域18Eの長手方向端部の変形が抑制され、
主サイプ20の底部の応力集中の低減が図られ、横力に
対する主サイプ20の底部からの亀裂発生が防止され
る。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブロック
は上記構成としたので、ブロックの剛性低下によるクラ
ックや欠けの発生を招くことなく、新品時から長期に渡
り十分な氷雪上性能を発揮させることができ、本発明の
空気入りタイヤは上記構成としたので、ブロックの剛性
低下によるクラックや欠けの発生、また、操縦性の低下
を招くことはなく、新品時から長期に渡り十分な氷雪上
性能を発揮させることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドを示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る空気入りタイヤのセ
ンターブロックを示す図1の2−2線断図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドを示すタイヤ幅方向に沿った断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドを示す平面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例に係る空気入りタイ
ヤのブロックを示す平面図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例に係る空気入りタイ
ヤのブロックを示す平面図である。
【図7】本発明のさらに実施例に係る空気入りタイヤの
ブロックを示す平面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例に係る空気入りタイ
ヤのブロックを示す平面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例に係る空気入りタイ
ヤのブロックを示す平面図である。
【符号の説明】
12 トレッド 14 周方向主溝(溝) 15 周方向副溝(溝) 16 横溝 10 空気入りタイヤ 18A 第1のセンターブロック 18B 第2のセンターブロック 18C 第1のサイドブロック 20A 横方向主サイプ 20B 横方向主サイプ 20C 横方向主サイプ 22A 横方向補助サイプ 22B 横方向補助サイプ 22C 横方向補助サイプ 32 上層(発泡ゴム) 40A 第1のセンターブロック 40B 第2のセンターブロック 40C サイドブロック 42A 横方向主サイプ 42B 横方向主サイプ 44A 横方向補助サイプ 44B 横方向補助サイプ 48 周方向主サイプ 50 周方向補助サイプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド踏面部で複数の交差する溝によ
    り区画され、中央に少なくとも1本の主サイプを設けた
    タイヤのブロックであって、 前記主サイプとブロック端縁の間に前記主サイプの深さ
    h1の10%〜45%の深さh2を有する補助サイプを
    前記主サイプに対してほぼ平行に設けたことを特徴とす
    るタイヤのブロック。
  2. 【請求項2】 前記補助サイプ間、補助サイプとブロッ
    ク端縁との間または補助サイプと主サイプとの間の平均
    距離aが、補助サイプの深さh2に対して0.5≦a/
    h2≦4であることを特徴とする請求項1記載のタイヤ
    のブロック。
  3. 【請求項3】 前記主サイプに投影した前記補助サイプ
    の合計の長さIが1本の主サイプの長さLの50%以上
    であることを特徴とする請求項1記載のタイヤのブロッ
    ク。
  4. 【請求項4】 トレッド踏面部で複数の周方向主溝及び
    複数の横溝により区画されたブロックを備え、少なくと
    もトレッド中央部のブロックの中央部に少なくとも1本
    の実質的にトレッド幅方向に延在する横方向主サイプを
    設けた空気入りタイヤにおいて、 前記主サイプとブロック端縁との間に前記主サイプの深
    さh1の10%〜45%の深さh2を有する補助サイプ
    を前記主サイプに対してほぼ平行に設けたことを特徴と
    する空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 トレッドの踏面部がトレッド全体の少な
    くとも10%の体積を有する発泡ゴムよりなり、前記発
    泡ゴムは、発泡率が5〜50%の範囲で、平均気泡径が
    5〜150μmの独立気泡を有し、硬度が45°〜75
    °であることを特徴とする請求項4記載の空気入りタイ
    ヤ。
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