JP3270521B2 - ブロック及び空気入りタイヤ - Google Patents

ブロック及び空気入りタイヤ

Info

Publication number
JP3270521B2
JP3270521B2 JP14459192A JP14459192A JP3270521B2 JP 3270521 B2 JP3270521 B2 JP 3270521B2 JP 14459192 A JP14459192 A JP 14459192A JP 14459192 A JP14459192 A JP 14459192A JP 3270521 B2 JP3270521 B2 JP 3270521B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circumferential
sipe
tire
block
tread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14459192A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05330318A (ja
Inventor
波人 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15365641&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3270521(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP14459192A priority Critical patent/JP3270521B2/ja
Priority to US07/967,281 priority patent/US5385189A/en
Priority to FI924924A priority patent/FI102258B/fi
Priority to DE1992613161 priority patent/DE69213161T2/de
Priority to DE1992625554 priority patent/DE69225554T2/de
Priority to ES92309935T priority patent/ES2092060T3/es
Priority to EP19920309934 priority patent/EP0540339B1/en
Priority to ES92309934T priority patent/ES2116323T3/es
Priority to EP19920309935 priority patent/EP0540340B1/en
Priority to CA002081720A priority patent/CA2081720A1/en
Priority to NO924196A priority patent/NO179860C/no
Publication of JPH05330318A publication Critical patent/JPH05330318A/ja
Publication of JP3270521B2 publication Critical patent/JP3270521B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1272Width of the sipe
    • B60C11/1281Width of the sipe different within the same sipe, i.e. enlarged width portion at sipe bottom or along its length
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1236Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern
    • B60C11/125Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special arrangements in the tread pattern arranged at the groove bottom

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、氷雪路面での耐横滑り
性を向上させ、さらに、制動性及び駆動性をも高めうる
タイヤのブロック及び空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、氷雪路面を走行するに適したタイ
ヤとして、スパイクタイヤに替わりスタッドレスタイヤ
が用いられている。これは、氷雪路面での制動性、駆動
性を重視して、タイヤのブロックに実質的にタイヤ軸方
向に延びるサイプを形成し、周方向に対するエッジ効果
を働かせたものであり、直進方向での制動性、駆動性に
対して、ある程度の効果が認められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に舗
装道路は降雨時に雨水が路面に溜まらないように、道路
の中央部を高く、側部を低くした傾斜路となっている。
このような路面が雪積氷結し氷雪路面となった場合、特
に道路の側部に近寄ってブレーキングする場合、傾斜を
下る方向に横滑りする現象がみられ、荷重の大きいトラ
ック、バス等においては顕著であった。
【0004】このような横滑りに対しては、ブロックに
周方向に延びるサイプを形成することが有効であること
が知られているが、十分な効果が得られていない。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、制動時の横滑
りを防止するとともに、さらに制動性、駆動性、を高め
るために、適切にサイプを配置したブロック及び空気入
りタイヤを提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
タイヤのトレッド踏面部で複数の周方向主溝および複数
の横溝によって区画され実質的にタイヤ周方向に延在す
る周方向サイプを備えたブロックであって、前記周方向
サイプの平均深さをh、前記周方向サイプと前記周方向
主溝との間の領域のタイヤ軸方向平均長さをIとした場
、0.8≦I/h≦3.0を満たす前記領域が少なく
とも一箇所あることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のブ
ロックにおいて、前記周方向サイプと前記周方向主溝と
の間の前記領域の全てが0.8≦I/h≦3.0を満た
すことを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載又は
請求項2記載のブロックにおいて、実質的にタイヤ軸方
向に延在する横方向サイプを、前記周方向サイプと交差
しないように設けたことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載のブ
ロックにおいて、前記周方向サイプを、前記横方向サイ
プのタイヤ周方向両側に設けたことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、トレッド踏面部に
複数の周方向主溝及び複数の横溝により区画された複数
のブロックを備え、前記複数のブロックをタイヤ周方向
に配列してなるブロック列を複数列有する空気入りタイ
ヤにおいて、少なくとも1列のブロック列の全てのブロ
ックは、実質的にタイヤ周方向に延在する周方向サイプ
を備え、前記周方向サイプの平均深さをh、前記周方向
サイプと前記周方向主溝との間の領域のタイヤ軸方向平
均長さをIとした場合、0.8≦I/h≦3.0を満た
す前記領域が少なくとも一箇所あることを特徴としてい
る。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載の空
気入りタイヤにおいて、トレッド踏面に区画された全ブ
ロックの内の70%以上のブロックは、実質的にタイヤ
周方向に延在する周方向サイプを備え、前記周方向サイ
プの平均深さをh、前記周方向サイプと前記周方向主溝
との間の領域のタイヤ軸方向平均長さをIとした場合
0.8≦I/h≦3.0を満たす前記領域が少なくとも
一箇所あることを特徴としている。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項5または請
求項6記載の空気入りタイヤにおいて、トレッドの踏面
部側がトレッドの全体積の少なくとも10%の体積を有
する発泡ゴムよりなり、前記発泡ゴムは、発泡率が5〜
50%の範囲で、平均気泡径が5〜150μmの独立気
泡を有し、硬度が45°〜70°であることを特徴とし
ている。
【0013】
【作用】ブロックに設けられて横滑り性に対するサイプ
の効果について検討したところ、ブロックのタイヤ幅方
向に分割されるブロック部分の横剛性が、タイヤ軸方向
のエッジ効果を発揮するためには重要であり、その横剛
性はI/hで表されると共に、このエッジ効果を有効に
発揮させるためにはI/hに関して最適値があることが
発明者の実験により明らかとなった。
【0014】請求項1記載の発明においては、タイヤの
トレッド踏面部で複数の周方向主溝および複数の横溝に
よって区画され実質的にタイヤ周方向に延在する周方向
サイプを備えたブロックにおいて、0.8≦I/h≦
3.0(h:周方向サイプの平均深さ。I:周方向サイ
プと周方向主溝との間の領域のタイヤ軸方向平均長さ)
を満たす領域が少なくとも一箇所あるので、十分なブロ
ック全体の剛性を保持しつつ氷雪傾斜路において横滑り
を有効に防止することができる。ここで、1.0≦I/
h≦2.2とすることがさらに好ましい。
【0015】なお、I/hが0.8未満では、周方向サ
イプと周方向主溝との間の領域の横剛性が低下し、過剰
に倒れ込んでエッジ効果を発揮できず、また、3.0を
超えると横剛性が大きすぎて倒れ込みが少なく、エッジ
が水膜に噛み込まず効果が無く、いずれの場合も横滑り
を防止することが出来ない。
【0016】また、周方向サイプの深さh(平均)は周
方向主溝の深さHの15〜75%の範囲内にあることが
好ましく、20〜60%の範囲内がより好ましく、これ
によって、ブロックの剛性を維持しつつ効果的に横滑り
を防止することができる。周方向サイプの深さh(平
均)が周方向主溝の深さHの15%未満であると、横滑
りに対して十分な防止効果が発揮できず、また、75%
を越えると、ブロックの剛性が低下して操縦性が悪化
し、また、サイプの動きが大きくなりサイプ底のクラッ
クの発生さらには欠けが発生する。
【0017】ここで、周方向サイプと周方向主溝との間
の領域とは、周方向サイプと周方向主溝の両者に軸方向
にはさまれる部分であり、そのタイヤ軸方向長さIと
は、周方向サイプと周方向主溝との軸方向距離の平均値
で表されるものである。
【0018】なお、このブロックは従来の周知の方法に
よってトレッド上に配置することができ、配列のパター
ンは問われるものではない。
【0019】また、請求項2記載の発明においては、請
求項1記載のブロックにおいて、周方向サイプと周方向
主溝との間の前記領域の全てが0.8≦I/h≦3.0
を満たすことにより、ブロック全体の剛性を保持しつつ
一層耐横滑り性を向上させることができる。
【0020】また、請求項3記載の発明においては、請
求項1記載又は請求項2記載のブロックにおいて、実質
的にタイヤ軸方向に延在する横方向サイプを、周方向サ
イプと交差しないように設けたことによって、制動性及
び駆動性も合わせて向上し、横方向サイプのエッジ効果
により優れた氷雪走行性が得られる。なお、横方向サイ
プと周方向サイプとが交差すると、ブロック部分の剛性
が低下して、また、交差部においてエッジがめくれ上が
り、欠けが発生しやすい。
【0021】また、請求項4記載の発明においては、請
求項3記載のブロックにおいて、周方向サイプを、ブロ
ックの中央部に設けた横方向サイプのタイヤ周方向両側
に設けたことにより、より一層氷雪走行性が向上すると
共に、ブロックは適切な剛性のバランスが図られ応力の
集中が避けられる。
【0022】また、請求項5記載の発明の空気入りタイ
ヤにおいては、少なくとも1列のブロック列の全てのブ
ロックに周方向サイプが設けられているため、周方向サ
イプの設けられたブロックには、周方向サイプの長手方
向とは交差方向であるタイヤ幅方向に対してエッジ効果
が作用し、横滑りが有効に防止される。
【0023】また、請求項6記載の発明においては、請
求項5記載の空気入りタイヤにおいて、トレッド踏面に
区画された全ブロックの内の70%以上のブロックは、
周方向サイプが設けられており、周方向サイプの設けら
れたブロックには0.8≦I/h≦3.0を満たす領域
が少なくとも一箇所有るので周方向サイプが設けられ
たブロックでは、ブロック全体の剛性が十分に保持され
つつ、周方向サイプの長手方向とは交差方向であるタイ
ヤ幅方向に対してエッジ効果が作用し、横滑りが有効に
防止される。
【0024】また、請求項7記載の発明においては、ト
レッドの踏面部側がトレッドの全体積の少なくとも10
%の体積を有する発泡ゴムよりなり、発泡ゴムは、発泡
率が5〜50%の範囲で、平均気泡径が5〜150μm
の独立気泡を有し、硬度が45°〜70°としたことに
より、トレッドの踏面部の表面に現れた独立気泡のエッ
ジ効果によって、一層効果的に横滑り性を向上させるこ
とができる。
【0025】ここで、トレッドの踏面部側の発泡ゴムの
占める割合がトレッドの全体積の10%未満では氷上性
能の向上の効果が少ない。
【0026】発泡ゴムの硬度Hdは45°〜70°が望
ましく、好ましくは50°〜70°であり、さらに好ま
しくは、54°〜70°である。発泡ゴムの硬度Hdは
高い程高い接地圧の下でも気泡がつぶれず、氷上性能は
向上する。ここに、硬度Hdは、JIS K6301に
準拠し、室温にて測定したものである。発泡ゴムの硬度
Hdが45°未満では耐摩耗性が悪化し、トレッドのへ
たりが発生するため好ましくなく、70°を越えるとト
レッドが固くなり過ぎ、作業性が悪化し、また、発熱が
多くなるため好ましくない。
【0027】発泡ゴムの発泡率Vsは、5〜50%の範
囲が望ましく、好ましくは5〜30%である。ここで、
発泡ゴムの発泡率Vsは、Vs=(ρ0 /ρ1−1)×
100(%)で表され、ρ1 は発泡ゴムの密度(g/c
m3 )、ρ0 は発泡ゴムの固相部の密度(g/cm3)
である。発泡ゴムの発泡率Vsが5%未満では、低温時
の柔軟性が得られず、50%を超えると、耐摩耗性が低
下して氷雪路面、湿潤路面以外の乾燥路面での耐摩耗性
が実用的に不十分となるため好ましくない。
【0028】一方、発泡ゴムの独立気泡の平均気泡径は
5〜150μmが望ましく、好ましくは10〜100μ
mである。発泡ゴムの独立気泡の平均気泡径が5μm未
満では氷雪性能の改良効果が少なく、150μmを超え
ると耐摩耗性能が大幅に低下し、いわゆる耐ヘタリ性が
低下し、走行中にブロックの変形、サイプの目づまりな
どを起こし、雪上性能が低下し、また、耐カット性が低
下しブロック欠けが多くなり、さらに、製造時に安定し
た形状を得ることが困難になるため好ましくない。
【0029】なお、発泡ゴムは、特定のカーボンブラッ
クを特定の重量部用いた通常のゴム配合物に発泡剤を加
えて通常のタイヤ製造方にしたがって加熱加圧する際形
成される。発泡剤としては、例えば、ジニトロソペンタ
メチレンテトラアミンに尿素を併用した系、また、ベン
ゼンスルフォニルヒドラジド誘導体、中でもオキシビス
ベンゼンスルホニルヒドラジドなどが製造加工性を考慮
すると好ましい。
【0030】また、トレッドが含有するゴム成分は、例
えば天然ゴム、ポリイソプロピレンゴム、ポリブタジエ
ンゴム、ブチルゴム、低スチレン含有のスチレン・ブタ
ジエン共重合ゴムの単独、または、これからの重合物の
2種以上の混合物である。これらの重合物を用いること
によりトレッドは低温において充分にゴム弾性を有する
ことができる。
【0031】
【実施例】〔第1実施例〕 本発明の第1実施例を図1乃至図4にしたがって説明す
る。
【0032】本実施例に係る空気入りタイヤ10は、コ
ード角がタイヤ周方向に対して略90°をなす一般的な
ラジアルタイヤであり、内部構造についての図示及び説
明は省略する。
【0033】図1に示すように、この空気入りタイヤ1
0のトレッド12は、周方向主溝14、副溝15及び横
溝16によって区画されるブロック18を複数個備え、
ブロックパターンを形成している。
【0034】周方向主溝14はタイヤ周方向(図1矢印
A方向及び矢印A方向とは反対方向)に沿って延び、ト
レッドセンターCL上及びその両側に所定の間隔をおい
て3本設けられている。なお、トレッドセンターCLの
両側に隣接する2本および最外側周方向主溝14の外側
に隣接する2本の計4本の周方向副溝15は、幅狭とさ
れている。なお、本実施例では周方向主溝の深さHは2
0mmmmであり、周方向副溝15の深さHは11mmであ
る。
【0035】一方、横溝16は、タイヤ幅方向(図1矢
印B方向)にほぼ沿って延びており、タイヤ幅方向に隣
接する横溝16とはタイヤ周方向に互い違いにずらされ
て配設されている。
【0036】これらのブロック18のタイヤ周方向の寸
法T(平均値)は、好ましくは15mm≦T≦40mm、さ
らに好ましくは20mm≦T≦35mmの範囲である。本実
施例のブロック18は、タイヤ周方向寸法T(平均
値)が28mmに設定されている。また、本実施例のブロ
ック18は、好ましくはブロック18のタイヤ軸方向の
寸法Wは10〜80mm、さらに好ましくは15〜50mm
とされ、本実施例は25mmに設定されている。
【0037】タイヤセンターCL側の6列のブロック1
8には、タイヤ周方向略中央部にタイヤ幅方向にほぼ沿
って延びる横方向サイプ20が平行に一対設けられてい
る。これらの横方向サイプ20の長手方向両端は、それ
ぞれ周方向主溝14に連結されており、これら横方向サ
イプ20によってブロック18は、3個の領域に区画さ
れている。なお、本実施例では、横方向サイプ20のサ
イプ深さh3(図示省略)は、12mmとされている。
【0038】これら一対の横方向サイプ20に挟まれた
領域は、幅狭領域22とされ、この幅狭領域22両側の
領域はタイヤ周方向の幅寸法が幅狭領域22よりも長い
幅広領域24とされている。
【0039】ここで、幅狭領域22のタイヤ周方向平均
長さTSと幅広領域24のタイヤ周方向平均長さTLと
の関係を0.1≦TS/TL≦0.8とすることが好ま
しい。また、幅狭領域22の長手寸法は幅広領域24の
長手寸法の50〜90%とすることが好ましい。これに
よって、幅広領域24にサイドフォースを負担させ、幅
狭領域22の負担を低減させてサイドフォース入力によ
り横方向サイプ20の底部20Aの幅方向端部近傍に発
生しやすいクラックを防止することができる。
【0040】この幅広領域24には、タイヤ周方向に沿
って延びる周方向サイプ28が設けられている。周方向
サイプ28は、一端が横溝16に連結されており、他端
が横方向サイプ20に至る手前で終端している。
【0041】本実施例では、タイヤ回転方向側(図1矢
印A方向側)の幅広領域24に形成された周方向サイプ
28の周方向主溝14からの寸法I1は13mm(全ブロ
ック平均)であり、タイヤ回転方向側とは反対側(図1
矢印A方向側とは反対方向側)の幅広領域24に形成さ
れた周方向サイプ28の周方向主溝14からの寸法I2
は15mm(全ブロック平均)である。
【0042】図2に示すように、これら周方向サイプ2
8の深さh1 、h2は周方向主溝14の深さHの15〜
75%(実寸では3〜15mm程度)とすることが好まし
く、20〜60%(実寸では4〜12mm)とすることが
より好ましい。本実施例では、タイヤ回転方向側の幅広
領域24に形成された周方向サイプ28のサイプ深さh
1 は6.5mmであり、反対側の幅広領域24に形成され
た周方向サイプ28のサイプ深さh2 は7.5mmであ
る。
【0043】
【0044】図3に示すように、トレッド12は、2種
類のゴムでトレッド12の厚さ方向へ2層に形成されて
おり、CAP側、すなわち路面に接地する踏面側の上層3
2には、独立気泡を有する発泡ゴムが使用され、BASE
側、すなわち下層34には低発熱性の発泡されていない
通常のゴムが使用されている。
【0045】本実施例では、上層32の発泡ゴムのトレ
ッド12の全体積に占める割合は、26%とされてお
り、上層32と下層34との境界面36は、周方向主溝
14の深さHの略1/2の位置にされている。本実施例
では、上層32の発泡ゴムは、発泡率Vsが18%、平
均発泡径が25μm、硬度が64°とされており、下層
34のゴムは、硬度が62°とされている。
【0046】次に本実施例の作用を説明する。図4に示
すように、駆動時又は制動時には、路面に接したこの空
気入りタイヤ10のブロック18には、タイヤ外周接線
方向の摩擦力Fが作用する。このとき、ブロック18は
変形するが、幅狭領域22のタイヤ周方向平均長さTS
が幅広領域24のタイヤ周方向平均長さTLより小さく
設定されているため、幅狭領域22は幅広領域24より
も剛性が低く、幅狭領域22の変形は幅広領域24に比
較して大となる。
【0047】このため、摩擦力Fを受けたブロック18
では、2本の横方向サイプ20のうち一方は閉鎖され、
他方が開口されることとなる。この開口された横方向サ
イプ20のエッジ効果及びブロック18の踏面に現れる
独立気泡のエッジ効果によって良好な駆動性能及び制動
性能が得られる。
【0048】一方、氷雪状態の傾斜路における制動時に
は、ブロック18に形成された周方向サイプ28による
エッジ効果及び独立気泡のエッジ効果によって耐横滑り
性が向上され、荷重の大きいトラック、バス等が特に傾
斜路の側部に近寄ってブレーキングした場合において、
横滑りが効果的に防止される。さらに、氷雪路において
も、周方向サイプ28によるエッジ効果及び独立気泡の
エッジ効果によって耐横滑り性が向上されることは勿論
である。
【0049】なお、ブロック18のタイヤ周方向寸法
Tが40mmを超えた場合には、ブロック18のタイヤ周
方向長さの増加に伴って、その接地圧が低下することか
らエッジ効果を期待し難く、駆動性能及び制動性能が低
下するため好ましくなく、15mm未満の場合には、ブロ
ック18の剛性が小さくなり過ぎる結果、やはりブロッ
ク18のエッジ効果を期待し難く、駆動性能及び制動性
能が低下するため好ましくない。
【0050】また、周方向サイプ28の深さh(平均)
が周方向主溝の深さH(平均)の15%未満であると横
滑りに対して十分な防止効果が発揮できず、75%を越
えるとブロック18の剛性が低下して操縦性が悪化し、
また、周方向サイプ28の動きが大きくなってサイプ底
のクラックの発生さらには欠けが発生する。
【0051】また、上層32の発泡ゴムの体積がトレッ
ド12の全体積の10%未満では氷上性能の向上の効果
が少ない。
【0052】また、発泡ゴムの硬度Hdが45°未満で
は耐摩耗性が悪化し、トレッド12のへたりが発生する
ため好ましくなく、70°を越えるとトレッド12が固
くなり過ぎ、作業性が悪化し、また、走行時に発熱が多
くなるため好ましくない。
【0053】また、発泡ゴムの発泡率Vsが5%未満で
は、低温時の柔軟性が得られず、50%を越えると、耐
摩耗性が低下して氷雪路面、湿潤路面以外の乾燥路面で
の耐摩耗性が実用的に不十分となるため好ましくない。
【0054】また、発泡ゴムの独立気泡の平均気泡径が
5μm未満では氷雪性能の向上効果が少なく、150μ
mを超えると耐摩耗性能が大幅に低下し、いわゆる耐ヘ
タリ性が低下し、走行中のブロック18の過大な変形、
横方向サイプ20、周方向サイプ28が目づまりなどを
起こし、駆動性能、制動性能及び氷雪性能が低下し、ま
た、耐カット性が低下しブロック18の欠けが多くな
り、さらに、製造時に安定した形状を得ることが困難に
なるため好ましくない。
【0055】〔第2実施例〕 図5に示すように、第2実施例の空気入りタイヤ10
は、第1実施例の空気入りタイヤ10の変形例であり、
第1実施例の空気入りタイヤ10とは異なってタイヤ幅
方向最外側のブロック18には横方向サイプ20が設け
られていない。その他の構成及び寸法は、第1実施例の
空気入りタイヤ10と同一である。
【0056】本実施例の空気入りタイヤ10も第1実施
例の空気入りタイヤ10と同様に、横方向サイプ20の
エッジ効果及び独立気泡のエッジ効果によって良好な駆
動性能及び制動性能が得られ、周方向サイプ28による
エッジ効果及び独立気泡のエッジ効果によって従来の空
気入りタイヤよりも耐横滑り性が向上される。
【0057】〔第3実施例〕 図6に示すように、第3実施例の空気入りタイヤ10の
ブロック18は、第1実施例の空気入りタイヤ10のブ
ロック18とは、外形の形状が若干異なるが、タイヤ周
方向の寸法T(平均値)及びタイヤ軸方向の寸法W(平
均値)は、第1実施例の空気入りタイヤ10のブロック
18とは、ほぼ同一寸法に設定されている。
【0058】本実施例のブロック18には、横方向サイ
プ20が一個設けられており、この横方向サイプ20に
よってブロック18は、2個の領域に区画されている。
タイヤ幅方向外側のブロック18には、周方向サイプ2
8がタイヤ周方向両側にそれぞれ設けられているが、内
側のブロック18には周方向サイプ28は設けられてい
ない。
【0059】本実施例の空気入りタイヤ10も、横方向
サイプ20のエッジ効果及び独立気泡のエッジ効果によ
って良好な駆動性能及び制動性能が得られ、周方向サイ
プ28によるエッジ効果及び独立気泡のエッジ効果によ
って従来の空気入りタイヤよりも耐横滑り性が向上され
る。
【0060】〔第4〜7実施例〕 第4〜7実施例の空気入りタイヤ10は、第1実施例の
空気入りタイヤ10と同様の構成であるが、周方向サイ
プ28のサイプ深さのみが異なっている。
【0061】本実施例の空気入りタイヤ10も第1実施
例の空気入りタイヤ10と同様に、横方向サイプ20の
エッジ効果及び独立気泡のエッジ効果によって良好な駆
動性能及び制動性能が得られ、周方向サイプ28による
エッジ効果及び独立気泡のエッジ効果によって従来の空
気入りタイヤよりも耐横滑り性が向上される。
【0062】〔試験例〕 以下の表1には、第1実施例〜第7実施例の空気入りタ
イヤ10、比較例の空気入りタイヤを2種類及び従来例
の空気入りタイヤを1種類用意し、それぞれに規定内圧
を充填し、これら試験タイヤを積載荷重10トンのトラ
ックに装着し、氷上で制動距離を測定した結果及び氷雪
状態の傾斜路における横滑量を測定した結果が従来例の
空気入りタイヤを100とした指数にて示されている。
なお、数値は大きくなるほど良好なことを示す。
【0063】なお、この比較例1の空気入りタイヤ10
は、第1実施例の空気入りタイヤ10と同様の構成であ
るが、周方向サイプ28のサイプ深さのみが異なってい
る。比較例1の空気入りタイヤでは、タイヤ回転方向側
の幅広領域24に形成された周方向サイプ28のサイプ
深さh1は21.6mmであり、反対側の幅広領域24に
形成された周方向サイプ28のサイプ深さh2は25mm
である。その他の構成及び寸法は第1実施例の空気入り
タイヤ10と同一である。
【0064】また、比較例2の空気入りタイヤ10は、
第1実施例の空気入りタイヤ10と同様の構成である
が、比較例1の空気入りタイヤ10と同様に周方向サイ
プ28のサイプ深さのみが異なっている。比較例2の空
気入りタイヤでは、タイヤ回転方向側の幅広領域24に
形成された周方向サイプ28のサイプ深さh1は3.2
5mmであり、反対側の幅広領域24に形成された周方向
サイプ28のサイプ深さh2は3.75mmである。その
他の構成及び寸法は第1実施例の空気入りタイヤ10と
同一である。
【0065】また、従来例の空気入りタイヤは、図6に
示す第3実施例の空気入りタイヤ10において、ブロッ
ク18の周方向サイプ28を全て除いた空気入りタイヤ
である。
【0066】
【表1】
【0067】上記表1の試験結果からも本実施例の空気
入りタイヤ10は、良好な制動性を有すると共に従来例
の空気入りタイヤよりも耐横滑り性能が高いことが明ら
かとなった。
【0068】なお、ブロック18には、必ずしも横方向
サイプ20を設ける必要はなく、図7に示すように、横
方向サイプ20を省いて周方向サイプ28の両端を横溝
16に連結する構成としてもよく、図8に示すように、
一端のみを横溝16に連結する構成としてもよく、図9
に示すように、周方向サイプ28を平行に2本設ける構
成としてもよい。
【0069】また、周方向サイプ28は前記各実施例に
示すように直線状でなくてもよく、図10に示すよう
に、ジグザグ状であってもよく、図示は省略するが波形
であってもよい。
【0070】また、図11に示すように幅狭領域22
は、中央部のタイヤ周方向長さTS1よりも、長手方向
端部のタイヤ周方向長さTS2を大きくし、中央部の中
途より末広がりに伸ばしてもよく、図12に示すよう
に、中央部から長手方向端部に至るに従い徐々に末広が
りにその周方向長さを大きくしてもよい。
【0071】走行中にこのブロック18にサイドフォー
スが入力すると、ブロック18には横方向に剪断力が生
じる。この剪断力はブロック18の端部に集中し、ブロ
ック18の中央部に向かうに従って漸減していくので、
その特性を考慮して幅狭領域22の長手方向端部の周方
向長さを中央部の周方向長さよりも大きくすることによ
って長手方向端部側の剛性が高められる。このため、幅
狭領域22の長手方向端部の変形が抑制され、横方向サ
イプ20の底部の応力集中の低減が図られ、サイドフォ
ースに対する横方向サイプ20の底部からの亀裂発生が
防止される。
【0072】また、横方向サイプ20の底部には拡大部
を設けてもよく、図13に示すように、横方向サイプ2
0の底部20Aを他方のサイプから互いに離れる方向に
膨らませ、断面略円形状としてもよい。これによって、
横方向サイプ20が開いた際に底部20Aに応力が集中
せず、底部20Aからの亀裂の発生が防止される。な
お、図示はしないが、周方向サイプ28にも、横方向サ
イプ20と同様に底部に拡大部を設けることによって底
部からの亀裂の発生を防止することができる。
【0073】また、図14に示すように、幅狭領域22
の踏面22Aを幅広領域24の踏面24Aよりも低く設
定してもよい。この場合、幅狭領域22の踏面22Aか
ら横方向サイプ20の底部20Aまでの平均寸法H2と
幅広領域24の踏面24Aから横方向サイプ20の底部
20Aまでの平均寸法H1との関係を0.7≦H2/H
1<1とすることが好ましい。これによって、幅狭領域
22の踏面22Aと両側の幅広領域24の踏面24Aと
はタイヤ回転中心(図示せず)からの距離が異なること
になる。しかも、幅狭領域22は幅広領域24に比較し
て接地面積が少ないため、幅狭領域22はタイヤが回転
した際に路面に対して滑りが生じる。このため、幅狭領
域22は、両側の幅広領域24よりも摩耗の進行が早
く、ブロック18の摩耗が進行した際に両側の幅広領域
24の踏面24Aよりも突出することが防止される。す
なわち、幅狭領域22が両側の幅広領域24よりも突出
して幅広領域24の接地圧が低下することがなく、摩耗
末期に至るまでエッジ効果を維持することができる。な
お、幅狭領域22の踏面22Aから横方向サイプ20の
底部20Aまでの平均寸法H2を幅広領域24のタイヤ
踏面から横方向サイプ20の底部20Aまでの平均寸法
H1との関係を0.7≦H2/H1<1に設定すること
が好ましい。比率H2/H1が0.7未満の場合には、
幅狭領域22の踏面22Aが路面に接地せず、ブロック
18の接地面積が低下して駆動性能及び制動性能が低下
し、比率H2/H1が1になると、摩耗が進行するにし
たがって、幅狭領域22が両側の幅広領域24よりも突
出して幅広領域24の接地圧が低下して、氷雪性能が低
下する。
【0074】また、本発明においては、ブロック18の
形状は前記各実施例に示した形状に限るものではなく、
また、ブロック18の配列も前記各実施例に示した配列
に限るものではない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のブロック
及び空気入りタイヤは上記構成としたので、氷雪路面で
の良好な制動性及び駆動性を得ることが出来ると共に氷
雪路面での耐横滑り性を大幅に向上させることができる
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドを展開した平面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る空気入りタイヤのブ
ロックを示すタイヤ周方向に対して直角方向の断面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドを示すタイヤ軸線に沿った方向の断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係り、駆動時または制動
時の摩擦力がブロックに作用した際の状態を示すブロッ
クの断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドを展開した平面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る空気入りタイヤのト
レッドを展開した平面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係るブロックを示す平面
図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例に係るブロックを示
す平面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例に係るブロックを示
す平面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例に係るブロックを
示す平面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施例に係るブロックを
示す平面図である。
【図12】本発明のさらに他の実施例に係るブロックを
示す平面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施例に係るブロックを
示すタイヤ軸線に対して直角方向の断面図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例に係るブロックを
示すタイヤ軸線に対して直角方向の断面図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 トレッド 14 周方向主溝 16 横溝 18 ブロック 20 横方向サイプ 28 周方向サイプ 32 上層(発泡ゴム)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤのトレッド踏面部で複数の周方向
    主溝および複数の横溝によって区画され実質的にタイヤ
    周方向に延在する周方向サイプを備えたブロックであっ
    て、 前記周方向サイプの平均深さをh、前記周方向サイプと
    前記周方向主溝との間の領域のタイヤ軸方向平均長さを
    Iとした場合、0.8≦I/h≦3.0を満たす前記領
    域が少なくとも一箇所あることを特徴とするブロック。
  2. 【請求項2】 前記周方向サイプと前記周方向主溝との
    間の前記領域の全てが0.8≦I/h≦3.0を満たす
    ことを特徴とする請求項1記載のブロック。
  3. 【請求項3】 実質的にタイヤ軸方向に延在する横方向
    サイプを、前記周方向サイプと交差しないように設けた
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のブロッ
    ク。
  4. 【請求項4】 前記周方向サイプを、前記横方向サイプ
    のタイヤ周方向両側に設けたことを特徴とする請求項3
    記載のブロック。
  5. 【請求項5】 トレッド踏面部に複数の周方向主溝及び
    複数の横溝により区画された複数のブロックを備え、前
    記複数のブロックをタイヤ周方向に配列してなるブロッ
    ク列を複数列有する空気入りタイヤにおいて、 少なくとも1列のブロック列の全てのブロックは、実質
    的にタイヤ周方向に延在する周方向サイプを備え、前記
    周方向サイプの平均深さをh、前記周方向サイプと前記
    周方向主溝との間の領域のタイヤ軸方向平均長さをIと
    した場合、0.8≦I/h≦3.0を満たす前記領域が
    少なくとも一箇所あることを特徴とする空気入りタイ
    ヤ。
  6. 【請求項6】 トレッド踏面に区画された全ブロックの
    内の70%以上のブロックは、実質的にタイヤ周方向に
    延在する周方向サイプを備え、前記周方向サイプを備えたブロックには、 前記周方向サ
    イプの平均深さをh、前記周方向サイプと前記周方向主
    溝との間の領域のタイヤ軸方向平均長さをIと した場
    、0.8≦I/h≦3.0を満たす前記領域が少なく
    とも一箇所あることを特徴とする請求項5記載の空気入
    りタイヤ。
  7. 【請求項7】 トレッドの踏面部側がトレッドの全体積
    の少なくとも10%の体積を有する発泡ゴムよりなり、
    前記発泡ゴムは、発泡率が5〜50%の範囲で、平均気
    泡径が5〜150μmの独立気泡を有し、硬度が45°
    〜70°であることを特徴とする請求項5または請求項
    6記載の空気入りタイヤ。
JP14459192A 1991-11-01 1992-06-04 ブロック及び空気入りタイヤ Expired - Lifetime JP3270521B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14459192A JP3270521B2 (ja) 1992-06-04 1992-06-04 ブロック及び空気入りタイヤ
US07/967,281 US5385189A (en) 1991-11-01 1992-10-27 Pneumatic tire with paired sides in the tread
EP19920309934 EP0540339B1 (en) 1991-11-01 1992-10-29 Pneumatic tire
CA002081720A CA2081720A1 (en) 1991-11-01 1992-10-29 Pneumatic tire, mold for manufacturing pneumatic tire, and method of manufacturing pneumatic tire using the mold
DE1992625554 DE69225554T2 (de) 1991-11-01 1992-10-29 Luftreifen
ES92309935T ES2092060T3 (es) 1991-11-01 1992-10-29 Neumatico, molde y procedimiento para la fabricacion del mismo.
FI924924A FI102258B (fi) 1991-11-01 1992-10-29 Pneumaattinen rengas
ES92309934T ES2116323T3 (es) 1991-11-01 1992-10-29 Neumatico.
EP19920309935 EP0540340B1 (en) 1991-11-01 1992-10-29 Pneumatic tire, mold for manufacturing pneumatic tire, and method of manufacturing pneumatic tire using the mold
DE1992613161 DE69213161T2 (de) 1991-11-01 1992-10-29 Luftreifen, Form und Verfahren zur Herstellung
NO924196A NO179860C (no) 1991-11-01 1992-10-30 Pneumatisk dekk

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14459192A JP3270521B2 (ja) 1992-06-04 1992-06-04 ブロック及び空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05330318A JPH05330318A (ja) 1993-12-14
JP3270521B2 true JP3270521B2 (ja) 2002-04-02

Family

ID=15365641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14459192A Expired - Lifetime JP3270521B2 (ja) 1991-11-01 1992-06-04 ブロック及び空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3270521B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020231391A1 (en) * 2019-05-10 2020-11-19 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Heavy truck tire tread and heavy truck tire with asymmetrical tear drop sipes

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4878987B2 (ja) * 2006-11-09 2012-02-15 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
US7950426B2 (en) * 2007-06-08 2011-05-31 Bridgestone Americas Tire Operations, Llc Tread blocks having reduced edge stiffness
JP4582153B2 (ja) * 2008-01-28 2010-11-17 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
JP5473054B2 (ja) * 2009-09-07 2014-04-16 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP7219173B2 (ja) * 2019-06-14 2023-02-07 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
JP7283330B2 (ja) * 2019-09-25 2023-05-30 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020231391A1 (en) * 2019-05-10 2020-11-19 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Heavy truck tire tread and heavy truck tire with asymmetrical tear drop sipes
US11958319B2 (en) 2019-05-10 2024-04-16 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Heavy truck tire tread and heavy truck tire with asymmetrical tear drop sipes

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05330318A (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05330319A (ja) タイヤのブロック及び空気入りタイヤ
US5176765A (en) Pneumatic tire having outer tread layer of foam rubber
JP6812359B2 (ja) タイヤ
JP6812358B2 (ja) タイヤ
CN108349322B (zh) 轮胎
JP3330983B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH02189203A (ja) 空気入りタイヤ
JP4287876B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP3878751B2 (ja) 氷雪路用空気入りタイヤ
JP5171179B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP3273772B2 (ja) スタッドレスタイヤ
JP3270521B2 (ja) ブロック及び空気入りタイヤ
JPH0741777B2 (ja) スタッドレス空気入りタイヤ
EP0337787B1 (en) Pneumatic tire
WO2017082410A1 (ja) タイヤ
WO2017082411A1 (ja) タイヤ
JP3431871B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2898832B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP3656731B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6600233B2 (ja) タイヤ
EP3814151B1 (en) A tread for improved snow performance
JP2006103522A (ja) 氷雪路用空気入りタイヤ
JPH1016514A (ja) スタッドレス空気入りタイヤ
EP0540339A2 (en) Pneumatic tire
JP6735285B2 (ja) タイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100118

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11