JPH0532403B2 - - Google Patents

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JPH0532403B2
JPH0532403B2 JP58137572A JP13757283A JPH0532403B2 JP H0532403 B2 JPH0532403 B2 JP H0532403B2 JP 58137572 A JP58137572 A JP 58137572A JP 13757283 A JP13757283 A JP 13757283A JP H0532403 B2 JPH0532403 B2 JP H0532403B2
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JP
Japan
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carbon atoms
ether
general formula
polymerization
hydrocarbon residue
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JP58137572A
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English (en)
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JPS6031504A (ja
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Yoshio Tajima
Ryoji Iwasaki
Kyoshi Kawabe
Wataru Uchida
Masashi Sugita
Kazuo Matsura
Mitsuharu Myoshi
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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Priority to DE19843427867 priority patent/DE3427867A1/de
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Priority to US06/764,528 priority patent/US4619981A/en
Publication of JPH0532403B2 publication Critical patent/JPH0532403B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S526/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S526/906Comminution of transition metal containing catalyst

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な触媒を用いて高活性にα−オ
レフインを立体規則性よく重合または共重合する
方法に関する。 α−オレフインの高立体規則性重合触媒とし
て、従来よりチタンハロゲン化物と有機アルミニ
ウム化合物からなる触媒が知られている。しか
し、この触媒系を用いた重合では高立体規則性の
重合体は得られるものの触媒活性が低いため生成
重合体中の触媒残査を除去する必要がある。 近年、触媒の活性を改善するための多くの提案
がなされてきている。これらの提案によれば
MgCl2などの無機固体担体に四塩化チタンを担持
させた触媒成分を用いた場合に高活性触媒となる
ことが示されている。 しかしながら、ポリオレフインの製造上、触媒
活性はできるだけ大きいことが好ましく、なお一
層高活性な触媒が望まれていた。また、重合体中
のアタクチツク部分の生成量ができるだけ少ない
ことも重要である。 これらの方法では、生成したオレフイン重合体
はスラリー状態で得られるのが普通であるが、反
応容器の使用効率の向上という点で、生成したオ
レフイン重合体のかさ密度が大きいほうが有利で
ある。 本発明者らは、これらの点について鋭意研究し
た結果、ここに新規な解媒を見いだしたものであ
る。すなわち、本発明は新規な触媒を用いて、き
わめて高活性に高立体規則性のかさ密度大なるポ
リオレフインを製造する方法に関するものであ
り、本発明の触媒を用いることにより、重合時の
モノマー分圧は低くかつ短時間の重合で生成重合
体中の触媒残渣量はきわめて少量となり、したが
つてポリオレフイン製造プロセスにおいて触媒除
去工程が省略でき、かつ生成重合体中のアタクチ
ツク部分ノ生成量もきわめて少なく、生成重合体
のかさ密度も大きいなどの効果が得られる。 以下に本発明を詳述する。 本発明は 〔〕(1) ハロゲン化マグネシウム、 (2)一般式 (ここでR1、R2、R3は炭素数1〜24の炭化水素
残基、アルコキシ基、または水素を示し、R4
炭素数1〜24の炭化水素残基を示す。)で表わさ
れる化合物、および (3) 一般式 (ここでR5は水素、ハロゲン原子または炭素数
1〜24の炭化水素残基を示し、R6は炭素数1〜
24の炭化水素残基を示す。r、pおよびqは整数
であり、1≦r≦3、0≦p<6、0≦q<6、
1≦r+p+q<6である。)で表わされる化合
物、および (4) 一般式R7−O−R8(ここでR7、R8は炭素数
1〜24の炭化水素残基を示す。)で表わされる化
合物、 を接触させて得られる固体物質に (5) 4価のチタン化合物を担持せしめた固体触媒
成分、 〔〕 有機アルミニウム化合物、および 〔〕 (6) 一般式 (ここでR1、R2、R3は炭素数1〜24の炭化水素
残基、アルコキシ基、水素またはハロゲン原子を
示し、R4は炭素数1〜24の炭化水素残基を示す。
nは1≦n≦30である。)で表わされる化合物を
組み合わせてなる触媒を用いてα−オレフインの
重合あるいは共重合をおこない、著しく高活性に
高立体規則性のポリオレフインを製造する方法に
関する。 本発明において、 (1) ハロゲン化マグネシウム、 (2) 一般式 で表わされる化合物、 (3) 一般式 で表わされる化合物および (4) 一般式R7−O−R8で表わされる化合物を接
触させて本発明の固体物質を得る方法としては
特に制限はなく、不活性溶媒の存在下あるいは
不存在下に温度20℃〜400℃、好ましくは50℃
〜300℃の加熱下に、通常、5分〜20時間接触
させることにより反応させる方法、共粉砕処理
により反応させる方法、あるいはこれらの方法
を適宜組み合わせることにより反応させてもよ
い。 また、成分(1)〜(4)の反応順序についても特に制
限はない。 不活性溶媒は特に制限されるものではなく、通
常チグラー型触媒を不活性化しない炭化水素化合
物および/またはそれらの誘導体を使用すること
ができる。これらの具体例としては、プロパン、
ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキ
サン等の各種脂肪族飽和炭化水素、芳香族炭化水
素、脂環族炭化水素、およびエタノール、酢酸エ
チル、安息香酸エチル等のアルコール類、エステ
ル類などを挙げることができる。 共粉砕処理は、通常ボールミル、振動ミル、ロ
ツドミル、衝撃ミルなどの装置を用い、通常0℃
〜200℃、好ましくは20℃〜100℃の温度で、0.5
〜30時間行うのが望ましい。 本発明においては、成分(1)〜(4)を共粉砕処理す
ることにより固体物質を得る方法が特に好ましく
採用される。 本発明において、成分(1)ハロゲン化マグネシウ
ムと成分(2)一般式 で表わされる化合物との使用割合は、モル比で成
分(1):成分(2)が1:0.001〜10、好ましくは1:
0.01〜1である。成分(3)一般式 で表わされる化合物の使用割合は、モル比で成分
(1):成分(3)が1:0.001〜10、好ましくは1:
0.01〜1である。 成分(4)一般式R7−O−R8表わされる化合物の
使用割合は、モル比で成分(1):成分(4)が1:
0.001〜10、好ましくは1:0.005〜0.5である。 これら各成分の使用割合は上記範囲内が望まし
く、上記範囲外では活性、立体規則性、かさ密度
などにすぐれた効果は望めない。 かくして得られる固体担体に、チタン化合物を
担持させることにより固体触媒成分〔〕を得
る。 担体にチタン化合物を担持させる方法としては
公知の方法を用いることができる。たとえば、固
体担体を溶媒の存在下または不存在下に、過剰の
チタン化合物と加熱下に接触させることにより行
なうことができ、好ましくは、1,2−ジクロロ
エタン等の溶媒の存在下に両者を、50℃〜300℃、
好ましくは80℃〜150℃に加熱することにより行
なうのが便利である。反応時間はとくに限定はさ
れないが通常は5分以上であり、必要ではないが
長時間接触させることは差支えない。たとえば5
分ないし10時間、好ましくは1〜4時間の処理時
間をあげることができる。もちろん、この処理は
酸素、および水分を絶つた不活性ガス雰囲気下で
行なわれるべきである。反応終了後未反応のチタ
ン化合物を取り除く手段はとくに限定されるもの
ではなく、チグラー触媒に不活性な溶媒で数回洗
浄し洗液を減圧条件下で蒸発させ固体粉末を得る
ことができる。他の方法としては、固体担体と必
要量のチタン化合物とを共粉砕する方法をあげる
ことができる。 共粉砕は、通常0℃〜200℃好ましくは20℃〜
100℃の温度で0.5〜30時間共粉砕することにより
本発明の触媒成分を製造することができる。もち
ろん共粉砕操作は不活性ガス雰囲気中で行なうべ
きであり、また湿気はできる限り避けるべきであ
る。 本発明に使用されるハロゲン化マグネシウムと
しては実質的に無水のものが用いられ、フツ化マ
グネシウム、塩化マグネシウム、臭化マグネシウ
ム、ヨウ化マグネシウムおよびこれらの混合物が
あげられるがとくに塩化マグネシウムが好まし
い。 本発明に使用される一般式 (ここでR1、R2、R3は炭素数1〜24、好ましく
は1〜18の炭化水素残基、アルコキシ基または水
素を示し、R4は炭素数1〜24、好ましくは1〜
18の炭化水素残基を示す。)で表わされる化合物
としてはモノメチルトリメトキシシラン、モノエ
チルトリメトキシシラン、モノフエニルトリメト
キシシラン、モノメチルトリエトキシシラン、モ
ノメチルトリn−ブトキシシラン、モノメチルト
リsec−ブトキシシラン、モノメチルトリイソプ
ロポキシシラン、モノメチルトリペントキシシラ
ン、モノメチルトリオクトキシシラン、モノメチ
ルトリステアロキシシラン、モノメチルトリフエ
ノキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメ
チルジエトキシシラン、ジメチルジイソプロポキ
シシラン、ジメチルジフエノキシシラン、トリメ
チルモノメトキシシラン、トリメチルモノエトキ
シシラン、トリメチルモノイソプロポキシシラ
ン、トリメチルモノフエノキシシラン、モノエチ
ルトリエトキシシラン、モノエチルトリイソプロ
ポキシシラン、モノエチルトリフエノキシシラ
ン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエト
キシシラン、ジエチルジフエノキシシラン、トリ
エチルモノメトキシシラン、トリエチルモノエト
キシシラン、トリエチルモノフエノキシシラン、
モノイソプロピルトリメトキシシラン、モノn−
ブチルトリメトキシシラン、モノn−ブチルトリ
エトキシシラン、モノsec−ブチルトリエトキシ
シラン、モノフエニルトリエトキシシラン、ジフ
エニルジエトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、テトライソプロポキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、アリ
ルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリフエノキシシラン、ビニルエトキ
シジフエノキシシラン、アリルトリフエノキシシ
ラン、アリルエトキシジフエノキシシラン等をあ
げることができる。またこれらの混合物として用
いることもできる。 これらの化合物のうち、成分(2)としては少なく
とも一つの置換基はオレフイン系炭化水素基を有
するものが好ましく、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリフエ
ノキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリ
ルトリエトキシシラン、アリルトリフエノキシシ
ランが特に好ましい。 また成分(6)としては少なくとも一つの置換基は
芳香族炭化水素基を有するものが好ましく、モノ
フエニルトリメトキシシラン、モノフエニルトリ
エトキシシランが特に好ましい。 本発明に使用される一般式 (ここでR5は水素、ハロゲン原子または炭素数
1〜24、好ましくは1〜18の炭化水素残基を示
し、R6は炭素数1〜24、好ましくは1〜18の炭
化水素残基を示す。r、pおよびqは整数であ
り、1≦r≦3、0≦p<6、0≦q<6、1≦
r+p+q<6である。)で表わされる化合物と
しては、フエノール、1−ナフトール、2−ナフ
トール、2−フエナンスロール、3−フエナンス
ロール、アントラノール、メチルフエノール、エ
チルフエノール、イソプロピルフエノール、ジメ
チルフエノール、ジエチルフエノール、ジブチル
フエノール、トリメチルフエノール、トリエチル
フエノール、2−クロルフエノール、3−ブロモ
フエノール、4−クロロフエノール、2,6−ジ
クロロフエノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ール、2−シクロヘキシルフエノール、2−アリ
ルフエノール、3−オキシスチレンイソプロペニ
ルフエノール、カテコール、ヒドロキノン、2,
6−ジヒドロキシトルエン、ビニルカテコール、
ピロガロール、メトキシフエノール、2−イソプ
ロポキシフエノールなどをあげることができる。
これらの化合物のうちフエノール、1−ナフトー
ルが特に好ましい。 本発明に使用される一般式R7−O−R8(ここで
R7、R8は炭素数1〜24、好ましくは1〜18の炭
化水素残基を示す。)で表わされる化合物として
はメチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエ
ーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテ
ル、イソブチルエーテル、n−アミルエーテル、
イソアミルエーテル、メチルエチルエーテル、メ
チルプロピルエーテル、メチルイソプロピルエー
テル、メチルブチルエーテル、メチルイソブチル
エーテル、メチルn−アミルエーテル、メチルイ
ソアミルエーテル、エチルプロピルエーテル、エ
チルイソプロピルエーテル、エチルブチルエーテ
ル、エチルイソブチルエーテル、エチルn−アミ
ルエーテル、エチルイソアミルエーテル、ビニル
エーテル、アリルエーテル、メチルビニルエーテ
ル、メチルアリルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、エチルアリルエーテル、アニソール、フエネ
トール、フエニルエーテル、ベンジルエーテル、
フエニルベンジルエーテル、1−ナフチルエーテ
ル、2−ナフチルエーテルなどをあげることがで
きる。 これらの化合物のうち少なくとも1つの置換基
は芳香族炭化水素基を有するものが好ましく、ア
ニソール、フエネトール、フエニルエーテル、ベ
ンジルエーテル、フエニルベンジルエーテル、1
−ナフチルエーテル、2−ナフチルエーテルが特
に好ましい。 本発明に使用されるチタン化合物としては、4
価のチタン化合物が用いられる。4価のチタン化
合物としては、具体的には一般式Ti(OR)oX4-o
(ここでRは炭素数1〜20のアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基を示し、Xはハロゲン原
子を示す。nは0≦n≦4である。)で示される
ものが好ましく、四塩化チタン、四臭化チタン、
四ヨウ化チタン、モノメトキシトリクロロチタ
ン、ジメトキシジクロロチタン、トリメトキシモ
ノクロロチタン、テトラメトキシチタン、モノエ
トキシトリクロロチタン、ジエトキシジクロロチ
タン、トリエトキシモノクロロチタン、テトラエ
トキシチタン、モノイソプロポキシトリクロロチ
タン、ジイソプロポキシジクロロチタン、トリイ
ソプロポキシモノクロロチタン、テトライソプロ
ポキシチタン、モノブトキシトリクロロチタン、
ジブトキシジクロロチタン、モノペントキシトリ
クロロチタン、モノフエノキシトリクロロチタ
ン、ジフエノキシジクロロチタン、トリフエノキ
シモノクロロチタン、テトラフエノキシチタン等
をあげることができる。 本発明において、チタン化合物の使用量は特に
制限されないが、通常固体生成物中に含まれるチ
タン化合物の量が0.5〜20重量%、好ましくは1
〜10重量%となるよう調節するのが好ましい。 本発明に用いる有機金属化合物としては、チグ
ラー触媒の一成分として知られている有機アルミ
ニウム化合物が好ましい。具体的な例としては一
般式R3Al、R2AlX、RAlX2、R2AlOR、RAl
(OR)XおよびR3Al2X3の有機アルミニウム化合
物(ただしRは炭素数1〜20のアルキル基または
アリール基、Xはハロゲン原子を示し、Rは同一
でもまた異なつていてもよい)、または一般式
R2Zo(ただしRは炭素数1〜20のアルキル基であ
り二者同一でもまた異なつていてもよい)の有機
亜鉛化合物で表わされるもので、トリエチルアル
ミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ
イソブチルアルミニウム、トリsec−ブチルアル
ミニウム、トリtert−ブチルアルミニウム、トリ
ヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミニウ
ム、ジエチルアルミニウムクロリド、ジイソプロ
ピルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウ
ムエトキシド、エチルアルミニウムセスキクロリ
ドおよびこれらの混合物等があげられる。 本発明においては有機金属化合物と成分(6)一般
で表わされる化合物との使用割合は有機金属化合
物1モルに対して成分(6)一般式 で表わされる化合物を通常0.001〜5モル、好ま
しくは0.01〜2モル使用する。 成分(6)一般式 で表わされる化合物の使用量は触媒成分〔〕中
のチタン化合物に対してSi:Ti比が0.1〜100:1
の範囲が好ましく、0.3〜20:1の範囲がさらに
好ましい。 また、本発明においては有機金属化合物と成分
(6)一般式 で表わされる化合物とを反応物として使用するこ
ともできる。その場合の反応割合は有機金属化合
物1モルに対して成分(6)一般式 で表わされる化合物を通常0.001〜2モル、好ま
しくは0.001〜1モル使用する。 有機金属化合物と成分(6)一般式 で表わされる化合物とを反応させて得られる生成
物の使用量は、触媒成分〔〕中のチタン化合物
に対してSi:Ti比が0.1〜100:1、好ましくは
0.3〜20:1の範囲である。 有機金属化合物と成分(6)一般式 で表わされる化合物との反応物を得る方法として
は特に制限はなく、不活性溶媒の存在下、あるい
は不在下で−50℃〜400℃、好ましくは50℃〜250
℃の温度で5分〜20時間接触させることにより反
応させる方法もある。 本発明において有機金属化合物の使用量につい
ては特に制限されないが、通常チタン化合物に対
して0.1〜1000モル倍使用することができる。 本発明の触媒を使用してのオレフインの重合反
応は通常のチグラー触媒によるオレフイン重合反
応と同様にして行われる。すなわち反応はすべて
実質的に酸素、水などを絶つた状態で、気相、ま
たは不活性溶媒の存在下、またはモノマー自体を
溶媒として行われる。オレフインの重合条件は温
度は20℃ないし200℃、好ましくは40℃ないし180
℃であり、圧力は常圧ないし70Kg/cm2・G、好ま
しくは2Kg/cm2・Gないし60Kg/cm2・Gである。
分子量の調節は重合温度、触媒のモル比などの重
合条件を変えることによつてもある程度調節でき
るが、重合系中に水素を添加することにより効果
的に行われる。もちろん、本発明の触媒を用い
て、水素濃度、重合温度など重合条件の異なつた
2段階ないしそれ以上の多段階の重合反応も何ら
支障なく実施できる。 本発明の方法はチグラー触媒で重合できるすべ
てのオレフインの重合に適用可能であり、たとえ
ばエチレン、プロピレン、ブテン−1、4−メチ
ルペンテン−1などのα−オレフイン類の単独重
合およびエチレンとプロピレン、エチレンとブテ
ン−1、プロピレンとブテン−1のランダムおよ
びブロツク共重合などに好適に使用される。ま
た、ポリオレフインの改質を目的とする場合のジ
エンとの共重合、例えばエチレンとブタジエン、
エチレンと1,4−ヘキサジエンなどの共重合も
好ましく行われる。 本発明においては、特に炭素数3〜8のα−オ
レフイン類を立体規則性よく重合または共重合さ
せるのに有効に用いることができる。 以下に実施例をのべるが、これらは本発明を実
施するための説明用のものであつて本発明はこれ
らに制限されるものではない。 実施例 1 (a) 固触媒成分〔〕の製造 無水塩化マグネシウム10g(105ミリモル)、ビ
ニルトリエトキシシラン4.56g(24ミリモル)お
よびフエノール1.51g(16ミリモル)を1/2イン
チ直径を有するステンレススチール製ボールが25
個入つた内容積400mlのステンレススチール製ポ
ツトに入れ、素雰囲気下室温で6時間ボールミリ
ングを行つた後、フエニルエーテル0.68g(4ミ
リモル)を加えて窒素雰囲気下室温でさらに16時
間ボールミリングを行つた。得られた固体粉末5
gおよび四塩化チタン20mlを200ml丸底フラスコ
に入れ窒素雰囲気下、100℃で2時間撹拌した。
ついで過剰の四塩化チタンを除去したのちヘキサ
ンで洗浄した未反応の四塩化チタンを除去後減圧
乾燥して固体触媒成分〔〕を得た。得られた固
体触媒成分〔〕1gには21mgのチタンが含まれ
ていた。 (b) 重合 3の誘導撹拌機付きステンレススチール製オ
ートクレーブを窒素置換し、ヘキサン1500mlを入
れ、トリエチルアルミニウム2.5ミリモル、フエ
ニルトリエトキシシラン1.4ミリモルおよび上記
の固体触媒成分〔〕20mgを加え、更に水素を気
相分圧で0.05Kg/cm2となるよう装入した後、撹拌
しながら70℃に昇温した。ヘキサンの蒸気圧で系
は1.0Kg/cm2・Gになるがついでプロピレンを全
圧が7Kg/cm2・Gになるまで張り込んで重合を開
始した。全圧が7Kg/cm2・Gになるようにプロピ
レンを連続的に導入し1時間重合を行なつた。 重合終了後、余剰のプロピレンを排出し、冷
却、内容物を取り出し乾燥して白色のポリプロピ
レン125gを得た。このものは非晶質も含め生成
物全量である。触媒活性は1040gポリプロピレ
ン/g固体・hr・C3H6圧、50.0Kgポリプロピレ
ン/gTi・hr・C3H6圧であつた。溶媒可溶性重
合体も含めた沸とうn−ヘプタンによる全抽出残
率(全)は98.0wt%であり、メルトフローイン
デツクス(MFI)は7.8であつた。かさ密度は
0.42g/cm3であつた。 比較例1、比較例2および比較例3と比べて触
媒活性、全ともに高く、かさ密度も大きかつ
た。 比較例 1 実施例1において、ビニルトリエトキシシラン
を使用しないことを除いては実施例1と同様の方
法で固体触媒成分を合成し、実施例1と同様の方
法で重合を行なつたところ、ポリプロピレンが75
g得られた。触媒活性は625gポリプロピレン/
g固体・hr・C3H6圧であつた。全は84.0wt%
でありMFIは8.3であつた。またかさ密度は0.32
g/cm3であつた。 比較例 2 実施例1において、フエノールを使用しないこ
とを除いては実施例1と同様の方法で固体触媒成
分を合成し、実施例1と同様の方法で重合を行な
つたところポリプロピレンが24g得られた。触媒
活性は200gポリプロピレン/g固体・hr・C3H6
圧であつた。全は90.2wt%でありMFIは7.0で
あつた。またかさ密度は0.33g/cm3であつた。 比較例 3 実施例1においてフエニルエーテルを使用しな
いことを除いては実施例1と同様の方法で固体触
媒成分を合成し、実施例1と同様の方法で重合を
行つたところ、ポリプロピレンが98g得られた。
触媒活性は817gポリプロピレン/g固体・hr・
C3H6圧であつた。全は97.2wt%であり、MFI
は8.0であつた。またかさ密度は0.30g/cm3であ
つた。 実施例 2〜10 表1に示した各種化合物を用いて実施例1と同
様の方法で固体触媒成分を合成し、実施例1と同
様な方法でプロピレンの重合を行つた。結果を表
1に示した。 実施例 11 実施例1において、ビニルトリエトキシシラン
の代りにアリルトリエトキシシランを使用したこ
とを除いては、実施例1と同様の方法で固体触媒
成分を合成し、実施例1と同様の方法で重合を行
つた。結果を表1に示した。 実施例 12 実施例1において、フエノールの代りに1−ナ
フトールを使用したことを除いては、実施例1と
同様の方法で固体触媒成分を合成し、実施例1と
同様の方法で重合を行つた。結果を表1に示し
た。 実施例 13 実施例1の重合においてフエニルトリエトキシ
シラン1.4ミリモルの代りにトリエチルアルミニ
ウムとフエニルトリエトキシシランの反応物(ト
リエチルアルミニウム/フエニルトリエトキシシ
ラン=1/0.33(モル比))0.49gを使用したこと
を除いては、実施例1と同様の方法で重合を行つ
た。結果を表1に示した。
【表】
【表】 実施例 14 実施例1(a)の固体触媒成分の製造において各成
分の添加割合を表2に示したように変えた以外は
実施例1(a)と同様にして固体触媒成分を合成し、
実施例1(b)と同様にしてプロピレンの重合を行つ
た。
【表】
【表】 実施例 14〜16および18〜19 表1に示した各種化合物を用いて実施例1と同
様の方法で固体触媒成分を合成し、実施例1と同
様な方法でプロピレンの重合を行つた。結果を表
3に示した。 実施例 17 (a) 固体触媒成分の製造 無水塩化マグネシウム10g(105ミリモル)、ビ
ニルトリエトキシシラン4.56g(24ミリモル)お
よびフエノール1.51g(16ミリモル)を1/2イン
チ直径を有するステンレンススチール製ボールが
25個入つた内容積400mlのステンレススチール製
ポツトに入れ、窒素雰囲気下室温で6時間ボール
ミリングを行つた後、フエニルエーテル0.68g
(4ミリモル)を加えて窒素雰囲気下室温でさら
に16時間ボールミリングを行つた。得られた固体
粉末5gを別の1/2インチ直径を有するステンレ
ススチール製ボールが25個入つた内容積400mlの
ステンレススチール製ポツト(前記と同様の形
式)に窒素雰囲気下で入れ、さらにジフエノキシ
ジクロロチタン1g(3.3ミリモル)を加え16時
間ミリングし、固体触媒成分を得た。得られた固
体触媒成分1g中には25mgのチタンが含まれてい
た。 (b) 前記固体触媒成分を用いたこと以外は実施例
1と同様な方法でプロピレンの重合を行つた。結
果を表3に示した。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
図−1は本発明で用いる触媒の製造工程を示す
フローチヤート図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 〔〕(1) ハロゲン化マグネシウム、 (2) 一般式 (ここでR1、R2、R3は炭素数1〜24の炭化
    水素残基、アルコキシ基、または水素を示
    し、R4は炭素数1〜24の化水素残基を示
    す。)で表わされる化合物および (3) 一般式 (ここでR5は水素、ハロゲン原子または炭
    素数1〜24の炭化水素残基を示し、R6は炭
    素数1〜24の炭化水素残基を示す。r、pお
    よびqは整数であり、1≦r≦3、0≦p<
    6、0≦q<6、1≦r+p+q<6であ
    る。)で表わされる化合物、および (4) 一般式R7−O−R8(ここで7、R8は炭素数1
    〜24の炭化水素残基を示す。)で表わされる化
    合物を接触させて得られる固体物質に (5) 4価のチタン化合物を担持せしめた固体触
    媒成分、 〔〕 有機アルミニウム化合物、および 〔〕(6) 一般式 (ここでR1、R2、R3は炭素数1〜24の炭化
    水素残基、アルコキシ基、または水素を示
    し、R4は炭素数1〜24の炭化水素残基を示
    す。)で表わされる化合物を組合わせてなる
    触媒を用いてα−オレフインを重合あるいは
    共重合することを特徴とするポリオレフイン
    の製造方法。
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