JPH05322991A - フリップフロップ回路 - Google Patents

フリップフロップ回路

Info

Publication number
JPH05322991A
JPH05322991A JP4125963A JP12596392A JPH05322991A JP H05322991 A JPH05322991 A JP H05322991A JP 4125963 A JP4125963 A JP 4125963A JP 12596392 A JP12596392 A JP 12596392A JP H05322991 A JPH05322991 A JP H05322991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input terminal
clock signal
data
circuit
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4125963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2748069B2 (ja
Inventor
Wataru Uchida
亘 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4125963A priority Critical patent/JP2748069B2/ja
Priority to US07/968,884 priority patent/US5394404A/en
Priority to DE4238079A priority patent/DE4238079C1/de
Publication of JPH05322991A publication Critical patent/JPH05322991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2748069B2 publication Critical patent/JP2748069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318533Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning using scanning techniques, e.g. LSSD, Boundary Scan, JTAG
    • G01R31/318541Scan latches or cell details
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/3185Reconfiguring for testing, e.g. LSSD, partitioning
    • G01R31/318522Test of Sequential circuits
    • G01R31/318525Test of flip-flops or latches

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 組合せ回路を確実に診断することができ、セ
ット/リセット機能を有するフリップフロップ回路を得
ることである。 【構成】 フリップフロップ回路は、診断用クロック入
力端子C、セット/リセット系制御信号入力端子X、第
1相シフト動作用クロック入力端子Aおよび第2相シフ
ト動作用クロック入力端子Bをさらに備える。これらの
入力端子の電位を固定することによって、フリップフロ
ップ回路が、通常動作状態、診断動作状態またはシフト
動作状態に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフリップフロップ回路
に関し、特に組合せ回路を診断(テスト)する機能を有
するフリップフロップ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】論理回路の高集積化が進むにつれて、そ
の診断(テスト)はますます困難になっている。そこ
で、論理回路の診断を容易化するために、通常動作時に
はフリップフロップとして機能し、診断時にはシフトレ
ジスタとして機能するフリップフロップ回路が開発され
ている。
【0003】図7は、シフト機能を有するフリップフロ
ップ回路を含む半導体集積回路装置の全体の構成の一例
を示すブロック図である。
【0004】半導体チップCH上に、複数のフリップフ
ロップ回路10a,10b,10cおよび複数の組合せ
回路20a,20b,20cが形成される。また、半導
体チップCHには、外部から与えられる信号を受ける複
数の入力端子I11〜I15、および信号をチップ外部
に出力する出力端子O11〜O14が設けられる。ここ
で、組合せ回路とは、いかなる時点においても出力値が
その時点の入力値によって一義的に定まる論理回路をい
う。
【0005】フリップフロップ回路10a,10b,1
0cの各々は、通常動作時に主データを受ける主データ
入力端子D、診断時に診断用データを受ける診断用デー
タ入力端子I、通常動作時に主クロック信号を受ける主
クロック入力端子T、診断時にシフト動作用クロック信
号を受けるシフト動作用クロック入力端子Aおよび主デ
ータおよび診断用データを出力するデータ出力端子Qを
有する。また、組合せ回路20a,20b,20cの各
々は、データを受けるデータ入力端子i1,i2および
データを出力するデータ出力端子o1,o2を有する。
【0006】図8に、フリップフロップ回路10a,1
0b,10cの1つの詳細な構成を示す。図8のフリッ
プフロップ回路は、たとえば、S.Funatsu,
N.Wakatsuki and T.Arima,
“Test generation systems
in Japan”,Proc.12th Desig
nAutomation Conf.,pp.114−
122(1975)に記載されている。
【0007】図8のフリップフロップ回路は、第1のラ
ッチ回路L1、第2のラッチ回路L2、ANDゲートG
1,G2、ORゲートG3,G4およびインバータG5
を含む。
【0008】ANDゲートG1の一方の入力端子は主デ
ータ入力端子Dに接続され、他方の入力端子は主クロッ
ク入力端子Tに接続される。ANDゲートG2の一方の
入力端子は診断用データ入力端子Iに接続され、他方の
入力端子はシフト動作用クロック入力端子Aに接続され
る。ANDゲートG1の出力信号およびANDゲートG
2の出力信号はそれぞれORゲートG3の一方の入力端
子および他方の入力端子に与えられる。ORゲートG4
の一方の入力端子は主クロック入力端子Tに接続され、
他方の入力端子はシフト動作用クロック入力端子Aに接
続される。
【0009】ORゲートG3の出力信号は第1のラッチ
回路L1のデータ入力端子D1に与えられ,ORゲート
G4の出力信号は第1のラッチ回路L1のクロック入力
端子T1に与えられる。第1のラッチ回路L1のデータ
出力端子Q1は第2のラッチ回路L2のデータ入力端子
D2に接続される。また、ORゲートG4の出力信号は
インバータG5を介して第2のラッチ回路L2のクロッ
ク入力端子T2に与えられる。第2のラッチ回路L2の
データ出力端子Q2はデータ出力端子Qに接続される。
【0010】第1のラッチ回路L1はハイイネーブルの
Dタイプラッチ回路である。すなわち、クロック入力端
子T1の電位がハイになると、データ入力端子D1に与
えられるデータがデータ出力端子Q1から出力される。
クロック入力端子T1の電位がローになると、そのデー
タが保持される。第2のラッチ回路L2も、同様にハイ
イネーブルのDタイプラッチ回路である。
【0011】次に、図9の論理状態図を参照しながら図
8のフリップフロップ回路の動作を説明する。
【0012】通常動作時には、シフト動作用クロック入
力端子Aの電位がロー(L)に固定される。シフトクロ
ック入力端子Tに与えられる主クロック信号CLKは、
ORゲートG4を介して第1のラッチ回路L1のクロッ
ク入力端子T1に与えられ、主クロック信号CLKの反
転信号が、インバータG5を介して第2のラッチ回路L
2のクロック入力端子T2に与えられる。
【0013】それにより、第1のラッチ回路L1から出
力されるデータが第2のラッチ回路L2に与えられ、主
データ入力端子Dに与えられる主データMDがANDゲ
ートG1およびORゲートG3を介して第1のラッチ回
路L1のデータ入力端子D1に与えられる。このよう
に、第1および第2のラッチ回路L1,L2がフリップ
フロップとして機能する。
【0014】シフト動作時には、主クロック入力端子T
の電位がロー(L)に固定され、シフト動作用クロック
入力端子Aにシフト動作用クロック信号SCLK1が与
えられる。シフト動作用クロック信号SCLK1は、O
RゲートG4を介して第1のラッチ回路L1のクロック
入力端子T1に与えられ、シフト動作用クロック信号S
CLK1の反転信号が、インバータG5を介して第2の
ラッチ回路L2のクロック入力端子T2に与えられる。
【0015】それにより、第1のラッチ回路L1から出
力されるデータが第2のラッチ回路L2に与えられ、診
断用データ入力端子Iに与えられる診断用データ(テス
トデータ)TDがANDゲートG2およびORゲートG
3を介して第1のラッチ回路L1のデータ入力端子D1
に与えられる。このように、第1および第2のラッチ回
路L1,L2はシフトレジスタとして機能する。
【0016】次に、図7に示される半導体集積回路装置
に含まれる組合せ回路の診断手順を説明する。ここで
は、一例として組合せ回路20bの診断を行なう場合の
動作を説明する。
【0017】まず、入力端子I14の電位をローに設定
すると、フリップフロップ回路10a,10b,10c
の主クロック入力端子Tの電位がローに設定される。ま
た、入力端子I15にシフト動作用クロック信号SCL
K1を与えると、フリップフロップ回路10a,10
b,10cのシフト動作用クロック入力端子Aにシフト
動作用クロック信号SCLK1が与えられる。それによ
り、フリップフロップ回路10a,10b,10cがシ
フト動作を行なう。
【0018】このシフト動作によって、入力端子I13
の診断用データTDをフリップフロップ回路10aを介
してフリップフロップ回路10b内の第2のラッチ回路
L2に設定する。それにより、その診断用データTDは
フリップフロップ回路10bのデータ出力端子Qから出
力され、組合せ回路20bのデータ入力端子i2に与え
られる。
【0019】次に、入力端子I15の電位をローに設定
すると、フリップフロップ回路10a,10b,10c
のシフト動作用クロック入力端子Aの電位がローに設定
される。また、入力端子I14に主クロック信号CLK
を与えると、フリップフロップ回路10a,10b,1
0cの主クロック入力端子Tに主クロック信号CLKが
与えられる。それにより、フリップフロップ回路10
a,10b,10cは通常動作を行なう。
【0020】その通常動作によって、組合せ回路20b
のデータ出力端子o2から出力されるデータが、フリッ
プフロップ回路10c内の第1のラッチ回路L1に取込
まれる。
【0021】最後に、シフト動作によって、フリップフ
ロップ回路10c内の第1のラッチ回路L1に保持され
るデータをフリップフロップ回路10c内の第2のラッ
チ回路L2にシフトし、出力端子O13から出力する。
【0022】このようにして、組合せ回路20bに診断
用データを設定し、組合せ回路20bから出力されるデ
ータを観測する。組合せ回路20a,20cも、同様に
して診断することができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図8の
フリップフロップ回路を含む半導体集積回路装置におい
ては、シフト動作時には、入力端子I14を介して各フ
リップフロップ回路の主クロック入力端子Tの電位をロ
ーに設定する必要がある。しかし、各フリップフロップ
回路の主クロック入力端子Tに組合せ回路から出力され
るデータがクロック信号として与えられる構成の場合、
チップ外部から各フリップフロップ回路内の第1および
第2のラッチ回路L1,L2の動作を制御することがで
きない。したがって、このような構成の場合、組合せ回
路を診断することができない。
【0024】また、各フリップフロップ回路に組合せ回
路からのセット/リセット信号を供給されるセット/リ
セット信号入力端子を設けると、シフト動作時に、各フ
リップフロップ回路が、シフト動作と関わりなく、セッ
トまたはリセットされる可能性がある。そのため、フリ
ップフロップ回路にはセット/リセット信号入力端子が
設けられていない。
【0025】さらに、シフト動作時に第1のラッチ回路
L1のクロック入力端子T1に与えられるシフト動作用
クロック信号SCLK1の立上がりのタイミングが、第
2のラッチ回路L2のクロック入力端子T2に与えられ
る反転信号/SCLK1の立下がりのタイミングよりも
早くなると、第1および第2のラッチ回路L1,L2が
同時に能動化される期間が生じる。
【0026】これによって、第2のラッチ回路L2が変
化前のデータを保持する前に、第1のラッチ回路L1の
データ入力端子D1に与えられる変化後のデータが第1
および第2のラッチ回路L1,L2を通って第2のラッ
チ回路L2のデータ出力端子Q2に転送される。これを
同相転送と呼ぶ。図8のフリップフロップ回路では、シ
フト動作用クロック信号が1相のクロック信号であるた
め、同相転送を回避してシフト動作を確実に行なわせる
ためのクロックスキュー管理が困難であるという問題が
ある。
【0027】この発明の目的は、主クロック入力端子に
主クロック信号としてデータが入力される構成の場合で
も組合せ回路の診断を容易に行なうことができ、セット
/リセット機能を有し、かつクロックスキュー管理が容
易なフリップフロップ回路を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るフリッ
プフロップ回路は、主データを受ける第1のデータ端
子、診断用データを受ける第2のデータ端子、第1のラ
ッチ手段、第2のラッチ手段、主クロック信号を受ける
第1のクロック端子、診断用クロック信号を受ける第2
のクロック端子、セット/リセット信号を受けるセット
/リセット端子、制御信号を受ける制御端子、第1のシ
フト動作用クロック信号を受ける第3のクロック端子、
第2のシフト動作用クロック信号を受ける第4のクロッ
ク端子、および論理手段を備える。
【0029】第1のラッチ手段は、第1のクロック信号
に応答して主データまたは診断用データを保持して出力
し、セット/リセット機能を有する。第2のラッチ手段
は、第2のクロック信号に応答して第1のラッチ手段の
出力信号を保持して出力し、セット/リセット機能を有
する。
【0030】論理手段は、通常動作時に、主クロック信
号に応答して、主データおよび第1のクロック信号を第
1のラッチ手段に与えかつ第2のクロック信号を第2の
ラッチ手段に与える。論理手段は、診断動作時に、制御
信号が第1の状態のときに、診断用クロック信号に応答
して主データおよび第1のクロック信号を第1のラッチ
手段に与え、制御信号が第2の状態のときに、診断用ク
ロック信号に応答してセット/リセット信号を第1のラ
ッチ手段に与える。論理手段は、シフト動作時に、第1
のシフト動作用クロック信号に応答して第1のクロック
信号および診断用データを第1のラッチ手段に与え、第
2のシフト動作用クロック信号に応答して第2のクロッ
ク信号を第2のラッチ手段に与える。
【0031】第2の発明に係るフリップフロップ回路
は、主データを受ける第1のデータ端子、診断用データ
を受ける第2のデータ端子、第1のラッチ手段、第2の
ラッチ手段、主クロック信号を受ける第1のクロック端
子、診断用クロック信号を受ける第2のクロック端子、
第1のシフト動作用クロック信号を受ける第3のクロッ
ク端子、第2のシフト動作用クロック信号を受ける第4
のクロック端子、および論理手段を備える。
【0032】第1のラッチ手段は、第1のクロック信号
に応答して主データまたは診断用データを保持して出力
し、セット/リセット機能を有する。第2のラッチ手段
は、第2のクロック信号に応答して第1のラッチ手段の
出力信号を保持して出力し、セット/リセット機能を有
する。
【0033】論理手段は、通常動作時に、主クロック信
号に応答して、主データおよび第1のクロック信号を第
1のラッチ手段に与えかつ第2のクロック信号を第2の
ラッチ手段に与える。論理手段は、診断動作時に、診断
用クロック信号に応答して、主データおよび第1のクロ
ック信号、またはセット/リセット信号を第1のラッチ
手段に与える。論理手段は、シフト動作時に、第1のシ
フト動作用クロック信号に応答して第1のクロック信号
および診断用データを第1のラッチ手段に与え、第2の
シフト動作用クロック信号に応答して第2のクロック信
号を第2のラッチ手段に与える。
【0034】
【作用】第1の発明に係るフリップフロップ回路におい
ては、通常動作時に、第1のラッチ手段および第2のラ
ッチ手段がマスタスレーブフリップフロップを構成す
る。主クロック信号に応答して、第1のラッチ手段の出
力信号が第2のラッチ手段に与えられかつ保持され、主
データが第1のラッチ手段に与えられかつ保持される。
【0035】診断動作時には、制御信号が第1の状態の
ときには、診断用クロック信号に応答して主データが第
1のラッチ手段に与えられかつ保持される。このとき、
第2のラッチ手段には第2のクロック信号が与えられな
いので、第2のラッチ手段内のデータは保持される。制
御信号が第2の状態のときには、診断用クロック信号に
応答してセット/リセット信号が第1のラッチ手段に与
えられる。それにより、第1および第2のラッチ手段が
セットまたはリセットされる。
【0036】シフト動作時には、第2のシフト動作用ク
ロック信号に応答して第1のラッチ手段の出力信号が第
2のラッチ手段に与えられかつ保持される。第1のシフ
ト動作用クロック信号に応答して診断用データが第1の
ラッチ手段に与えられかつ保持される。このとき、第1
および第2のラッチ手段にはセット/リセット信号は与
えられないので、第1および第2のラッチ手段がセット
またはリセットされることはない。
【0037】このように、診断動作時には、診断用クロ
ック信号に応答して第1のラッチ手段が制御されるの
で、フリップフロップ回路の第1のクロック端子に他の
回路から主クロック信号としてデータが与えられる構成
の場合にも、診断動作を行なうことが可能となる。
【0038】また、シフト動作時には、第1および第2
のラッチ手段にセット/リセット信号が与えられないの
で、シフト動作時に第1および第2のラッチ手段がセッ
トまたはリセットされることはない。
【0039】さらに、シフト動作時には、第1のシフト
動作用クロック信号に応答して第1のラッチ手段が制御
され、第2のシフト動作用クロック信号に応答して第2
のラッチ手段が制御されるので、確実なシフト動作を行
なうことが可能となる。
【0040】第2の発明に係るフリップフロップ回路に
おいては、制御信号を受ける制御端子が設けられていな
い。診断動作時には、診断用クロック信号に応答して、
主データおよび第1のクロック信号、またはセット/リ
セット信号が第1のラッチ手段に与えられる。このと
き、第2のラッチ手段には、第2のクロック信号および
セット/リセット信号は与えられない。そのため、第2
のラッチ手段内のデータは保持される。
【0041】第2の発明に係るフリップフロップ回路に
おける通常動作およびシフト動作は、第1の発明に係る
フリップフロップ回路における通常動作およびシフト動
作と同様である。
【0042】
【実施例】
(1) 第1の実施例 図1は、この発明の第1の実施例によるフリップフロッ
プ回路を含む半導体集積回路装置の全体の構成の一例を
示すブロック図である。
【0043】半導体チップCH上に、複数のフリップフ
ロップ回路1a,1b,1c、複数の主組合せ回路2
a,2b,2c、セット系組合せ回路3およびリセット
系組合せ回路4が形成される。また、半導体チップCH
には、入力端子I1〜I8および出力端子O1〜O4が
設けられる。
【0044】フリップフロップ回路1a,1b,1cの
各々は、主データ入力端子D、診断用クロック入力端子
C、診断用データ入力端子I、および主クロック入力端
子Tを有する。また、フリップフロップ回路1a,1
b,1cの各々は、セット/リセット系制御信号入力端
子X、第1相シフト動作用クロック入力端子A、リセッ
ト信号入力端子R、第2相シフト動作用クロック入力端
子B、データ出力端子Qおよびセット信号入力端子Sを
有する。
【0045】主組合せ回路2a,2b,2cの各々は、
データ入力端子i1,i2およびデータ出力端子o1,
o2,o3を有する。
【0046】入力端子I2,I3,I4は、フリップフ
ロップ回路1aの主データ入力端子D、診断用データ入
力端子Iおよび主クロック入力端子Tにそれぞれ接続さ
れる。フリップフロップ回路1aのデータ出力端子Qは
主組合せ回路2aのデータ入力端子i2およびフリップ
フロップ回路1bの診断用データ入力端子Iに接続され
る。主組合せ回路2aのデータ出力端子o2,o3は、
フリップフロップ回路1bの主データ入力端子Dおよび
主クロック入力端子Tにそれぞれ接続される。
【0047】フリップフロップ回路1bのデータ出力端
子Qは、主組合せ回路2bのデータ入力端子i2および
フリップフロップ回路1cの診断用データ入力端子Iに
接続される。主組合せ回路2bのデータ出力端子o2,
o3は、フリップフロップ回路1cの主データ入力端子
Dおよび主クロック入力端子Tにそれぞれ接続される。
【0048】フリップフロップ回路1cのデータ出力端
子Qは、主組合せ回路2cのデータ入力端子i2および
出力端子O3に接続される。主組合せ回路2cのデータ
出力端子o1,o2,o3は出力端子O1,O2,O4
にそれぞれ接続される。
【0049】入力端子I5は、診断用クロック信号線を
介してフリップフロップ回路1a,1b,1cの診断用
クロック入力端子Cに接続される。入力端子I6は、セ
ット/リセット系制御信号線を介してフリップフロップ
回路1a,1b,1cのセット/リセット系制御信号入
力端子Xに接続される。入力端子I7は、第1相シフト
動作用クロック信号線を介してフリップフロップ回路1
a,1b,1cの第1相シフト動作用クロック入力端子
Aに接続される。入力端子I8は、第2相シフト動作用
クロック信号線を介してフリップフロップ回路1a,1
b,1cの第2相シフト動作用クロック入力端子Bに接
続される。
【0050】セット系組合せ回路3の出力信号は、フリ
ップフロップ回路1a,1b,1cのセット信号入力端
子Sにそれぞれ与えられる。リセット系組合せ回路4の
出力信号は、フリップフロップ回路1a,1b,1cの
リセット信号入力端子Rにそれぞれ与えられる。
【0051】図2に、図1の半導体集積回路装置に用い
られるフリップフロップ回路のピン配置を示す。ピン3
1,32,33,34は、主データ入力端子D、診断用
クロック入力端子C、診断用データ入力端子Iおよび主
クロック入力端子Tにそれぞれ接続される。ピン35,
36,37,38は、セット/リセット系制御信号入力
端子X、第1相シフト動作用クロック入力端子A、リセ
ット信号入力端子R、および第2相シフト動作用クロッ
ク入力端子Bにそれぞれ接続される。ピン39はデータ
出力端子Qに接続され、ピン40はセット信号入力端子
Sに接続される。
【0052】図3は、第1の実施例によるフリップフロ
ップ回路の詳細な構成を示す回路図である。図3のフリ
ップフロップ回路は、第1のラッチ回路L1、第2のラ
ッチ回路L2、ANDゲートG11,G12,G13、
ORゲートG14,G15,G16,G17,G18,
G19,G20およびインバータG21,G22,G2
3,G24を含む。
【0053】主データ入力端子DはANDゲートG11
の一方の入力端子に接続され、診断用データ入力端子I
はANDゲートG12の一方の入力端子に接続される。
主クロック入力端子TはインバータG21を介してAN
DゲートG13の一方の入力端子に接続され、診断用ク
ロック入力端子CはANDゲートG13の他方の入力端
子に接続される。ANDゲートG13の出力端子はAN
DゲートG11の他方の入力端子、ORゲートG16の
一方の入力端子およびORゲートG19の一方の入力端
子に接続される。
【0054】セット/リセット系制御信号入力端子Xは
インバータG22を介してORゲートG14の一方の入
力端子およびORゲートG17の一方の入力端子に接続
される。第1相シフト動作用クロック入力端子Aは、A
NDゲートG12の他方の入力端子およびORゲートG
16の他方の入力端子に接続される。第2相シフト動作
用クロック入力端子Bは、インバータG23を介してO
RゲートG18の一方の入力端子、ORゲートG19の
他方の入力端子およびORゲートG20の一方の入力端
子に接続される。
【0055】ORゲートG11の出力端子およびORゲ
ートG12の出力端子はORゲートG15の一方の入力
端子および他方の入力端子にそれぞれ接続される。OR
ゲートG15の出力端子は第1のラッチ回路L1のデー
タ入力端子D1に接続される。ORゲートG16の出力
端子は第1のラッチ回路L1のクロック入力端子T1に
接続される。
【0056】セット信号入力端子SはORゲートG14
の他方の入力端子に接続され、リセット信号入力端子R
はORゲートG17の他方の入力端子に接続される。O
RゲートG14の出力端子は第1のラッチ回路L1のセ
ット端子S1およびORゲートG18の他方の入力端子
に接続される。ORゲートG17の出力端子は第1のラ
ッチ回路L1のリセット端子R1およびORゲートG2
0の他方の入力端子に接続される。
【0057】第1のラッチ回路L1のデータ出力端子Q
1は第2のラッチ回路L2のデータ入力端子D2に接続
される。ORゲートG19の出力端子はインバータG2
4を介して第2のラッチ回路L2のクロック入力端子T
2に接続される。ORゲートG18の出力端子は第2の
ラッチ回路L2のセット端子S2に接続され、ORゲー
トG20の出力端子は第2のラッチ回路L2のリセット
端子R2に接続される。第2のラッチ回路L2のデータ
出力端子Q2はデータ出力端子Qに接続される。
【0058】第1および第2のラッチ回路L1,L2
は、図8に示される第1および第2のラッチ回路L1,
L2と同様に、ハイイネーブルのDタイプラッチ回路で
ある。
【0059】次に、図4の論理状態図を参照しながら図
3のフリップフロップ回路の動作を説明する。このフリ
ップフロップ回路は、通常動作、診断動作およびシフト
動作を行なうことができる。各動作の決定は、第1相シ
フト動作用クロック入力端子A、第2相シフト動作用ク
ロック入力端子B、診断用クロック入力端子Cおよびセ
ット/リセット系制御信号入力端子Xの信号値によって
行なわれる。
【0060】(a) 通常動作 第1相シフト動作用クロック入力端子Aの電位をロー
(L)に設定し、第2相シフト動作用クロック入力端子
B、診断用クロック入力端子Cおよびセット/リセット
系制御信号入力端子Xの電位をハイ(H)に設定する。
【0061】主クロック入力端子Tに与えられる主クロ
ック信号CLKの反転信号/CLKがインバータG2
1、ANDゲートG13およびORゲートG16を介し
て第1のラッチ回路L1のクロック入力端子T1に与え
られ、主クロック信号CLKと同相の信号がORゲート
G19およびインバータG24を介して第2のラッチ回
路L2のクロック入力端子T2に与えられる。
【0062】それにより、第1のラッチ回路L1の出力
信号が第2のラッチ回路L2に与えられかつ保持され、
主データ入力端子Dに与えられる主データMDがAND
ゲートG11およびORゲートG15を介して第1のラ
ッチ回路L1のデータ入力端子D1に与えられかつ保持
される。このように、第1および第2のラッチ回路L
1,L2がマスタスレーブフリップフロップとして機能
する。
【0063】また、セット信号入力端子Sにローレベル
のセット信号STが与えられると、そのセット信号ST
はORゲートG14を介して第1のラッチ回路L1のセ
ット端子S1に与えられ、さらに、ORゲートG18を
介して第2のラッチ回路L2のセット端子S2に与えら
れる。それにより、第1および第2のラッチ回路L1,
L2がセットされる。
【0064】リセット信号入力端子Rにローレベルのリ
セット信号RSTが与えられると、そのリセット信号R
STはORゲートG17を介して第1のラッチ回路L1
のリセット端子R1に与えられ、さらに、ORゲートG
20を介して第2のラッチ回路L2のリセット端子R2
に与えられる。それにより、第1および第2のラッチ回
路L1,L2はリセットされる。
【0065】(b) 診断動作 主組合せ回路の診断時には、第1相シフト動作用クロッ
ク入力端子A、第2相シフト動作用クロック入力端子B
およびセット/リセット系制御信号入力端子Xの電位を
ローに設定し、診断用クロック入力端子Cに診断用クロ
ック信号TCLKを与える。
【0066】主クロック入力端子Tの電位がローなら
ば、診断用クロック信号TCLKがANDゲートG13
およびORゲートG16を介して第1のラッチ回路L1
のクロック入力端子T1に与えられる。それにより、主
データ入力端子Dに与えられる主データMDがANDゲ
ートG11およびORゲートG15を介して第1のラッ
チ回路L1のデータ入力端子D1に与えられかつ保持さ
れる。
【0067】このとき、第2のラッチ回路L2のクロッ
ク入力端子T2の電位はローに固定されるので、第2の
ラッチ回路L2内のデータは保持される。また、第1の
ラッチ回路L1のセット端子S1およびリセット端子R
1の電位および第2のラッチ回路L2のセット端子S2
およびリセット端子R2の電位はハイに固定されるの
で、第1および第2のラッチ回路L1,L2はリセット
およびセットされない。
【0068】主クロック入力端子Tの電位がハイなら
ば、第1のラッチ回路L1のクロック入力端子T1の電
位はローになる。したがって、主データ入力端子Dに与
えられる主データMDは第1のラッチ回路L1に取込ま
れず、第1のラッチ回路L1内のデータは保持される。
【0069】セット/リセット系組合せ回路の診断時に
は、第1相シフト動作用クロック入力端子A、第2相シ
フト動作用クロック入力端子Bおよび診断用クロック入
力端子Cの電位をローに設定し、セット/リセット系制
御信号入力端子Xにハイレベルのセット/リセット系制
御信号S/Rを与える。
【0070】セット信号入力端子Sにローレベルのセッ
ト信号STが与えられると、このセット信号STはOR
ゲートG14を介して第1のラッチ回路L1のセット端
子S1に与えられる。それにより、第1のラッチ回路L
1がセットされる。
【0071】リセット信号入力端子Rにローレベルのリ
セット信号RSTが与えられると、そのリセット信号R
STはORゲートG17を介して第1のラッチ回路L1
のリセット端子R1に与えられる。それにより、第1の
ラッチ回路L1がリセットされる。
【0072】このとき、第2のラッチ回路L2のクロッ
ク入力端子T2の電位はローに固定されるので、第2の
ラッチ回路L2内のデータは保持される。また、第2の
ラッチ回路L2のセット端子S2およびリセット端子R
2の電位はハイに固定されるので、第2のラッチ回路L
2はセットおよびリセットされない。
【0073】(c) シフト動作 診断用クロック入力端子Cおよびセット/リセット系制
御信号入力端子Xの電位をローに設定し、第1相シフト
動作用クロック入力端子Aに第1相シフト動作用クロッ
ク信号SCLK1を与え、第2相シフト動作用クロック
入力端子Bに第2相シフト動作用クロック信号SCLK
2を与える。
【0074】第1相シフト動作用クロック信号SCLK
1はORゲートG16を介して第1のラッチ回路L1の
クロック入力端子T1に与えられ、第2相シフト動作用
クロック信号SCLK2はインバータG23、ORゲー
トG19およびインバータG24を介して第2のラッチ
回路L2のクロック入力端子T2に与えられる。
【0075】第2相シフト動作用クロック信号SCLK
2に応答して、第1のラッチ回路L1から出力されるデ
ータが第2のラッチ回路L2に与えられかつ保持され、
第1相シフト動作用クロック信号SCLK1に応答し
て、診断用データ入力端子Iに与えられる診断用データ
TDがANDゲートG12およびORゲートG15を介
して第1のラッチ回路L1に与えられかつ保持される。
【0076】このように第1のラッチ回路L1および第
2のラッチ回路L2が主データ入力端子Dとデータ出力
端子Qとの間でシフトレジスタを構成する。
【0077】このとき、第1のラッチ回路L1のセット
端子S1およびリセット端子R1の電位および第2のラ
ッチ回路L2のセット端子S2およびリセット端子R2
の電位はハイに固定されるので、第1および第2のラッ
チ回路L1,L2はセットおよびリセットされない。
【0078】次に、図1に示される半導体集積回路装置
の診断手順を説明する。なお、主組合せ回路2a,2
b,2c、セット系組合せ回路3およびリセット系組合
せ回路4の診断においては、それらが正常な場合に各タ
イミングにおける各回路の入力状態および出力状態が計
算により求められていることが前提となる。
【0079】ここでは、一例として主組合せ回路2bの
診断を行なう場合の動作を説明する。
【0080】(a) まず、入力端子I5,I6の電位
をローに設定し、入力端子I7に第1相シフト動作用ク
ロック信号SCLK1を与え、入力端子I8に第2相シ
フト動作用クロック信号SCLK2を与えると、フリッ
プフロップ回路1a,1b,1cはシフト動作を行な
う。
【0081】このシフト動作によって、入力端子I3に
与えられる診断用データTDをフリップフロップ回路1
aを介してフリップフロップ回路1b内の第2のラッチ
回路L2に設定する。その診断用データTDは、フリッ
プフロップ回路1bのデータ出力端子Qから出力され、
主組合せ回路2bのデータ入力端子i2に与えられる。
【0082】シフト動作中はフリップフロップ回路1b
のセット/リセット系制御信号入力端子Xの電位がロー
に固定されるので、フリップフロップ回路1b内の第1
および第2のラッチ回路L1,L2にセット信号および
リセット信号は与えられない。
【0083】(b) 次に、入力端子I6,I7,I8
の電位をローに設定し、入力端子I5に診断用クロック
信号TCLKを与えると、フリップフロップ回路1a,
1b,1cは診断動作を行なう。
【0084】フリップフロップ回路1cの主クロック入
力端子Tの電位がローならば、主組合せ回路2bのデー
タ出力端子o2から出力されるデータがフリップフロッ
プ回路1c内の第1のラッチ回路L1に取込まれる。
【0085】このとき、フリップフロップ回路1a,1
b,1cの第2相シフト動作用クロック入力端子Bの電
位はローに固定されているので、フリップフロップ回路
1a,1b,1c内の第2のラッチ回路L2内のデータ
は保持される。
【0086】フリップフロップ回路1cの主クロック入
力端子Tの電位がハイならば、主組合せ回路2bデータ
出力端子o2から出力されるデータはフリップフロップ
回路1c内の第1のラッチ回路L1には取込まれない。
【0087】(c) 最後に、入力端子I5,I6の電
位をローに設定し、入力端子I7,I8に第1相シフト
動作用クロック信号SCLK2および第2相シフト動作
用クロック信号SCLK2をそれぞれ与えると、フリッ
プフロップ回路1a,1b,1cがシフト動作を行な
う。
【0088】このシフト動作によって、フリップフロッ
プ回路1c内の第1のラッチ回路L1にラッチされるデ
ータを、フリップフロップ回路1c内の第2のラッチ回
路L2を介して出力端子O3に出力する。
【0089】このようにして、主組合せ回路2bに診断
用データを設定し、主組合せ回路2bから出力されるデ
ータを観測することができる。他の主組合せ回路2a,
2cの診断も同様に行なうことができる。
【0090】次に、セット系組合せ回路3の診断を行な
う場合の動作を説明する。 (a) まず、シフト動作により、入力端子I3を介し
てフリップフロップ回路1a,1b,1cの各々の第1
のラッチ回路L1に診断用データTDとして“0”を設
定する。
【0091】(b) 次に、入力端子I5,I7,I8
の電位をローに設定し、入力端子I6にセット/リセッ
ト系制御信号S/Rを与えると、フリップフロップ回路
1a,1b,1cは診断動作を行なう。
【0092】その診断動作によって、セット系組合せ回
路3から出力されるローレベルのセット信号STが、フ
リップフロップ回路1a,1b,1cのセット端子Sに
与えられる。セット系組合せ回路3が正常であるなら
ば、フリップフロップ回路1a,1b,1c内の第1の
ラッチ回路L1内の診断用データ“0”が“1”にセッ
トされる。
【0093】このとき、フリップフロップ回路1a,1
b,1cの第2相シフト動作用クロック入力端子Bの電
位はローに固定されているので、フリップフロップ回路
1a,1b,1c内の第2のラッチ回路L2内のデータ
は保持される。
【0094】(c) 最後に、シフト動作により、フリ
ップフロップ回路1a,1b,1cの第1のラッチ回路
L1に保持されるデータを順次出力端子O3から出力
し、それを観測する。
【0095】次に、リセット系組合せ回路4の診断を行
なう場合の動作を説明する。 (a) まず、シフト動作により、入力端子I3を介し
てフリップフロップ回路1a,1b,1c内の第1のラ
ッチ回路L1に診断用データTDとして“1”を設定す
る。
【0096】(b) 次に、診断動作により、リセット
系組合せ回路4から出力されるローレベルのリセット信
号RSTをフリップフロップ回路1a,1b,1cのリ
セット端子Rに与える。
【0097】リセット系組合せ回路4が正常であるなら
ば、フリップフロップ回路1a,1b,1cの第1のラ
ッチ回路L1内の診断用データ“1”が“0”にリセッ
トされる。このとき、フリップフロップ回路1a,1
b,1cの第2のラッチ回路L2内のデータは保持され
る。
【0098】(c) 最後に、シフト動作により、フリ
ップフロップ回路1a,1b,1cの第1のラッチ回路
L1に保持されるデータを出力端子O3から順次出力
し、それを観測する。
【0099】図3のフリップフロップ回路によると、診
断動作時に第2のラッチ回路L2内のデータは保持され
るので、同相転送は起こらない。また、シフト動作用の
クロック信号が2相のクロック信号からなるので、クロ
ックスキューを考慮しないで確実にシフト動作を行なわ
せることができる。
【0100】(2) 第2の実施例 図5は、この発明の第2の実施例によるフリップフロッ
プ回路の構成を示す回路図である。
【0101】図5のフリップフロップ回路が図3のフリ
ップフロップ回路と異なるのは、セット/リセット系制
御信号S/Rを受けるセット/リセット系制御信号入力
端子XおよびインバータG22が設けられておらず、診
断用クロック入力端子Cが遅延素子DL1およびインバ
ータG25を介してセット/リセット系制御信号線に接
続されている点である。セット/リセット系制御信号線
はORゲートG14の一方の入力端子およびORゲート
G17の一方の入力端子に接続されている。
【0102】遅延素子TL1は、たとえば、直列に接続
された複数個のインバータにより構成される。他の部分
の構成は、図3に示される構成と同様である。
【0103】次に、図6の論理状態図を参照しながら図
5のフリップフロップ回路の動作を説明する。図5のフ
リップフロップ回路の通常動作およびシフト動作は、図
3のフリップフロップ回路の通常動作およびシフト動作
とそれぞれ同様である。したがって、ここでは、診断動
作のみを説明する。
【0104】第1相シフト動作用クロック入力端子Aお
よび第2相シフト動作用クロック入力端子Bの電位をロ
ーに設定し、診断用クロック入力端子Cにハイレベルの
診断用クロック信号TCLKを与える。
【0105】それにより、第2のラッチ回路L2のクロ
ック入力端子T2の電位はローに固定され、第2のラッ
チ回路L2のセット端子S2およびリセット端子R2の
電位はハイに固定される。したがって、第2のラッチ回
路L2内のデータは保持される。主クロック入力端子T
の電位がローならば、診断用クロック信号TCLKがA
NDゲートG13およびORゲートG16を介して第1
のラッチ回路L1のクロック入力端子T1に与えられ
る。それにより、主データ入力端子Dの主データMDが
ANDゲートG11およびORゲートG15を介して第
1のラッチ回路L1のデータ入力端子D1に与えられか
つ保持される。
【0106】診断用クロック信号TCLKの入力から一
定時間経過後、セット信号入力端子Sの電位がローなら
ば、診断用クロック信号TCLKの反転信号がORゲー
トG14を介してローレベルのセット信号STとして第
1のラッチ回路L1のセット端子S1に与えられる。そ
れにより、第1のラッチ回路L1がセットされる。
【0107】診断用クロック信号TCLKの入力から一
定時間経過後、リセット信号入力端子Rの電位がローな
らば、診断用クロック信号TCLKの反転信号がORゲ
ートG17を介してローレベルのリセット信号RSTと
して第1のラッチ回路L1のリセット端子R1に与えら
れる。それにより、第1のラッチ回路L1がリセットさ
れる。
【0108】主クロック入力端子Tの電位がハイなら
ば、第1のラッチ回路L1のクロック入力端子T1の電
位はローに設定される。そのため、主データ入力端子D
の主データMDは第1のラッチ回路L1のデータ入力端
子D1には与えられない。
【0109】診断用クロック信号TCLKの入力から一
定時間経過後、セット信号入力端子Sの電位がローなら
ば、診断用クロック信号TCLKの反転信号がORゲー
トG14を介してローレベルのセット信号STとして第
1のラッチ回路L1のセット端子S1に与えられる。そ
れにより、第1のラッチ回路L1がセットされる。
【0110】診断用クロック信号TCLKの入力から一
定時間経過後、リセット信号入力端子Rの電位がローな
らば、診断用クロック信号TCLKの反転信号がORゲ
ートG17を介してローレベルのリセット信号RSTと
して第1のラッチ回路L1のリセット端子R1に与えら
れる。それにより、第1のラッチ回路L1がリセットさ
れる。
【0111】図5のフリップフロップ回路では、遅延素
子DL1を用いることによって、端子数を減らしつつ、
診断用クロック信号TCLKにより確実に第1のラッチ
回路L1のセットおよびリセット動作を制御することが
可能になる。
【0112】図5のフリップフロップ回路を図1の半導
体集積回路装置のフリップフロップ回路1a,1b,1
cとして用いた場合も、そのフリップフロップ回路のシ
フト動作および診断動作により、主組合せ回路2a,2
b,2c、セット系組合せ回路3およびリセット系組合
せ回路4の診断を行なうことができる。
【0113】なお、図3および図5のフリップフロップ
回路における第1および第2のラッチ回路L1,L2は
ポジティブエッジトリガタイプのフリップフロップを構
成している。しかし、第1および第2のラッチ回路L
1,L2がネガティブエッジトリガタイプのフリップフ
ロップを構成してもよい。
【0114】また、図3および図5のフリップフロップ
回路は、図1に示される半導体集積回路装置に限らず、
その他の種々の構成の半導体集積回路装置に適用可能で
ある。
【0115】さらに、図3および図5のフリップフロッ
プ回路においてセット信号入力端子Sおよびリセット信
号入力端子Rを削除してもよい。
【0116】
【発明の効果】第1および第2の発明によれば、第1の
クロック端子に他の回路から出力されるデータが主クロ
ック信号として与えられる構成の場合でも組合せ回路の
診断を行なうことができ、シフト動作を確実に行なわせ
るためのクロックスキュー管理が容易であり、かつセッ
ト/リセット機能を有するフリップフロップ回路が得ら
れる。
【0117】特に、第2の発明によれば、端子数が少な
く、かつセット/リセット動作を確実に行なうことがで
きるフリップフロップ回路が得られる。
【0118】したがって、第1および第2の発明に係る
フリップフロップ回路を用いれば、全体の診断を容易に
行なうことができる論理回路を設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例によるフリップフロップ回路を含
む半導体集積回路装置の一例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施例によるフリップフロップ回路のピ
ン配置を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例によるフリップフロップ回路の構
成を示す回路図である。
【図4】図3のフリップフロップ回路の動作を説明する
ための論理状態図である。
【図5】第2の実施例によるフリップフロップ回路の構
成を示す回路図である。
【図6】図5のフリップフロップ回路の動作を説明する
ための論理状態図である。
【図7】従来のフリップフロップ回路を含む半導体集積
回路装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図8】従来のフリップフロップ回路の構成の一例を示
す回路図である。
【図9】図8のフリップフロップ回路の動作を説明する
ための論理状態図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c フリップフロップ回路 2a,2b,2c 主組合せ回路 3 セット系組合せ回路 4 リセット系組合せ回路 L1 第1のラッチ回路 L2 第2のラッチ回路 G11〜G13 ANDゲート G14〜G20 ORゲート G21〜G25 インバータ DL1 遅延素子 D 主データ入力端子 I 診断用データ入力端子 T 主クロック入力端子 C 診断用クロック入力端子 X セット/リセット系制御信号入力端子 A 第1相シフト動作用クロック入力端子 B 第2相シフト動作用クロック入力端子 S セット信号入力端子 R リセット信号入力端子 Q データ出力端子 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 3/289 8124−5J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主データを受ける第1のデータ端子と、 診断用データを受ける第2のデータ端子と、 第1のクロック信号に応答して主データまたは診断用デ
    ータを保持して出力し、セット/リセット機能を有する
    第1のラッチ手段と、 第2のクロック信号に応答して前記第1のラッチ手段の
    出力信号を保持して出力し、セット/リセット機能を有
    する第2のラッチ手段と、 主クロック信号を受ける第1のクロック端子と、 診断用クロック信号を受ける第2のクロック端子と、 セット/リセット信号を受けるセット/リセット端子
    と、 制御信号を受ける制御端子と、 第1のシフト動作用クロック信号を受ける第3のクロッ
    ク端子と、 第2のシフト動作用クロック信号を受ける第4のクロッ
    ク端子と、 通常動作時、前記主クロック信号に応答して、前記主デ
    ータおよび前記第1のクロック信号を前記第1のラッチ
    手段に与えかつ前記第2のクロック信号を前記第2のラ
    ッチ手段に与え、診断動作時に、前記制御信号が第1の
    状態のときに、前記診断用クロック信号に応答して前記
    主データおよび前記第1のクロック信号を前記第1のラ
    ッチ手段に与え、前記制御信号が第2の状態ときに、前
    記診断用クロック信号に応答して前記セット/リセット
    信号を前記第1のラッチ手段に与え、シフト動作時に、
    前記第1のシフト動作用クロック信号に応答して前記第
    1のクロック信号および前記診断用データを前記第1の
    ラッチ手段に与え、前記第2のシフト動作用クロック信
    号に応答して前記第2のクロック信号を前記第2のラッ
    チ手段に与える論理手段とを備えた、フリップフロップ
    回路。
  2. 【請求項2】 主データを受ける第1のデータ端子と、 診断用データを受ける第2のデータ端子と、 第1のクロック信号に応答して主データまたは診断用デ
    ータを保持して出力し、セット/リセット機能を有する
    第1のラッチ手段と、 第2のクロック信号に応答して前記第1のラッチ手段の
    出力信号を保持して出力し、セット/リセット機能を有
    する第2のラッチ手段と、 主クロック信号を受ける第1のクロック端子と、 診断用クロック信号を受ける第2のクロック端子と、 セット/リセット信号を受けるセット/リセット端子
    と、 第1のシフト動作用クロック信号を受ける第3のクロッ
    ク端子と、 第2のシフト動作用クロック信号を受ける第4のクロッ
    ク端子と、 通常動作時に、前記主クロック信号に応答して前記主デ
    ータおよび前記第1のクロック信号を前記第1のラッチ
    手段に与えかつ前記第2のクロック信号を前記第2のラ
    ッチ手段に与え、診断動作時に、前記診断用クロック信
    号に応答して前記主データおよび前記第1のクロック信
    号、または前記セット/リセット信号を前記第1のラッ
    チ手段に与え、シフト動作時に、前記第1のシフト動作
    用クロック信号に応答して前記第1のクロック信号およ
    び前記診断用データを前記第1のラッチ手段に与え、前
    記第2のシフト動作用クロック信号に応答して前記第2
    のクロック信号を前記第2のラッチ手段に与える論理手
    段とを備えた、フリップフロップ回路。
JP4125963A 1992-05-19 1992-05-19 フリップフロップ回路 Expired - Lifetime JP2748069B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4125963A JP2748069B2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 フリップフロップ回路
US07/968,884 US5394404A (en) 1992-05-19 1992-10-30 Flip-flop circuit having diagnostic function
DE4238079A DE4238079C1 (en) 1992-05-19 1992-11-11 Flip=flop circuit incorporating fault diagnosis function - uses control logic to allow operation as shift register in fault diagnosis test mode

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4125963A JP2748069B2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 フリップフロップ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05322991A true JPH05322991A (ja) 1993-12-07
JP2748069B2 JP2748069B2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=14923315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4125963A Expired - Lifetime JP2748069B2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 フリップフロップ回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5394404A (ja)
JP (1) JP2748069B2 (ja)
DE (1) DE4238079C1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323540A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Nec Corp スキャンテスト用回路

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10267994A (ja) * 1997-03-24 1998-10-09 Oki Electric Ind Co Ltd 集積回路
KR20170076098A (ko) * 2015-12-24 2017-07-04 에스케이하이닉스 주식회사 테스트 모드 제어 장치

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0772744B2 (ja) * 1984-09-04 1995-08-02 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置
JPS62143513A (ja) * 1985-12-18 1987-06-26 Hitachi Ltd マスタスレ−ブ・フリツプフロツプ
JPS6329276A (ja) * 1986-07-23 1988-02-06 Hitachi Ltd 論理lsi
US4975595A (en) * 1987-06-12 1990-12-04 National Semiconductor Corporation Scannable register/latch circuit
US4855669A (en) * 1987-10-07 1989-08-08 Xilinx, Inc. System for scan testing of logic circuit networks
JPH01208012A (ja) * 1988-02-15 1989-08-22 Nec Corp フリップフロップ回路
JPH01265608A (ja) * 1988-04-15 1989-10-23 Seiko Epson Corp フリップフロップ回路
JP2561164B2 (ja) * 1990-02-26 1996-12-04 三菱電機株式会社 半導体集積回路
JP2567972B2 (ja) * 1990-06-06 1996-12-25 富士通株式会社 フリップフロップ回路及び半導体集積回路
US5155383A (en) * 1992-02-03 1992-10-13 Motorola, Inc. Circuit and method of resetting a master/slave flipflop

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323540A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Nec Corp スキャンテスト用回路
JP4627118B2 (ja) * 2001-04-26 2011-02-09 ルネサスエレクトロニクス株式会社 スキャンテスト用回路

Also Published As

Publication number Publication date
DE4238079C1 (en) 1993-09-16
US5394404A (en) 1995-02-28
JP2748069B2 (ja) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4914379A (en) Semiconductor integrated circuit and method of testing same
US4298980A (en) LSI Circuitry conforming to level sensitive scan design (LSSD) rules and method of testing same
JP2614345B2 (ja) スキャンフリップフロップ
JP2725258B2 (ja) 集積回路装置
US4783785A (en) Method and apparatus for diagnosis of logical circuits
JP2946658B2 (ja) フリップフロップ回路
JPH06230088A (ja) 順序回路素子のアレイを含む集積回路および論理素子を含む集積回路
EP0590575A1 (en) Test control circuit for scan path
JPH06105285B2 (ja) 半導体集積回路装置
US5440569A (en) Flip-flop circuits for testing LSI gate arrays
JP2748069B2 (ja) フリップフロップ回路
JP3363691B2 (ja) 半導体論理集積回路
JP2937326B2 (ja) 論理回路のテスト容易化回路
US4802133A (en) Logic circuit
JP3339479B2 (ja) クロック制御回路および方法
US5734662A (en) Period generating device
EP0252714A2 (en) Semiconducteur integrated circuit device having a tester circuit
JP4526176B2 (ja) Ic試験装置
JP2830730B2 (ja) ダイナミックメモリ
JP2874248B2 (ja) 診断用スキャンパス付き電子回路
JP3329221B2 (ja) Lsi試験装置
SU1288700A1 (ru) Устройство дл контрол цифровых блоков
JP3222251B2 (ja) 半導体集積回路装置のテスト補助回路
JP2616125B2 (ja) 半導体集積回路
JP3012526B2 (ja) 制御信号保持回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980113