JP3339479B2 - クロック制御回路および方法 - Google Patents

クロック制御回路および方法

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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/10Distribution of clock signals, e.g. skew

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、論理回路に組み
込まれたフリップフロップ回路に供給されるクロックを
制御するためのクロック制御回路および方法に関し、さ
らに詳しくは、通常のクロックに代えてテスト用のクロ
ックをフリップフロップ回路に供給するためのクロック
制御回路および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの高速化に伴い、遅延故障
を早期に検出するための手段が重要になってきており、
現状では、高速テスタを利用した高速試験を行うことに
より、遅延故障の検出を行っているのが通例である。し
かしながら、高速テスタは非常に高額であり、テストコ
ストの増大を招く一因となっている。そこで、安価なテ
スタによる故障試験を可能とするための技術として、ス
キャンパス・テストの機能を利用したディレイテスト手
法が注目されている。
【0003】ところで、スキャンパス・テストの機能を
利用してディレイテストを行う場合、テスト対象のパス
を有効に設定することが困難であり、縮退故障を対象と
した場合のように、高い故障検出率を実現するテストパ
タンの生成が困難であった。この問題を解決するための
従来技術として、例えば特開平3−61872号公報
(特許番号第2619957号)に開示されたものが知
られている。図13に示すように、この従来技術では、
テスト対象の論理回路に含まれる複数のラッチ1は、複
数のグループに分類されており、各ラッチのグループに
対して、クロックの印加/抑制を制御するためのOSラ
ッチ2が設けられている。
【0004】この従来技術によれば、例えばソースラッ
チ1−1からターゲットラッチ1−2に至る経路の信号
伝達時間をテストする場合、ソースラッチ1−1および
ターゲットラッチ1−2がそれぞれ属するグループに設
けられたOSラッチ(1)およびOSラッチ(3)に
「有効値」を設定し、他のOSラッチに「無効値」を設
定する。これにより、ソースラッチ1−1およびターゲ
ットラッチ1−2が属するグループにおいてのみ、ラッ
チにクロックが供給され、他のグループに属するラッチ
にはクロックの供給が抑止される。
【0005】そして、このようにOSラッチに各値を設
定した後、ソースラッチ1−1にクロックCLK1を印
加すると、テスト用のデータがソースラッチ1−1に取
り込まれて経路上に出力される。ここで、データが経路
上を伝達してターゲットラッチ1−2に到達した後にク
ロックCLK2を印加すると、このデータはターゲット
ラッチ1−2に正しく取り込まれ、それ以前にクロック
CLK2を印加するとデータが正しく取り込まれない。
つまり、ターゲットラッチ1−2に取り込まれるデータ
が変化するときのクロックCLK2の時間位置から、デ
ータがターゲットラッチ1−2に到達した時刻を知るこ
とができ、クロックCLK1とクロックCLK2との間
の時間間隔から信号の伝達時間を割り出すことが可能と
なる。
【0006】また、この技術によれば、ソースラッチ1
−1とターゲットラッチ1−2との間の経路上に、例え
ばOSラッチ(2)が設けられたグループに属するラッ
チ1−3に設定された値により制御されるゲート回路1
−30が存在していても、OSラッチ(2)に有効値が
設定されない限り、ラッチ1−3の値が変化することが
ない。したがって、ディレイテストにおける信号伝達経
路の破壊を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
技術によれば、各ラッチのクロックの時間位置を把握す
る必要上、各ラッチは外部からクロックを入力するもの
でなければならない。このため、テスト可能な経路が、
外部からクロックを入力するラッチ間の経路に限定され
るという不都合がある。従って、例えばLSI内部で生
成されたクロックなどにより制御されるフリップフロッ
プ回路間の経路をテストすることができず、論理回路の
テストを柔軟に行うことが出来ないという問題がある。
【0008】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、論理回路に組み込まれたラッチなどのフリップフ
ロップ回路に対し、テスト用クロックを任意に供給する
ことができ、論理回路のテストの柔軟性を改善すること
が可能なクロック制御回路を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は以下の構成を有する。即ち、この発明に
かかるクロック制御装置は、論理回路(例えば後述する
パス101〜103に相当する構成要素)に組み込まれ
た複数のフリップフロップ回路(例えば後述するフリッ
プフロップ回路21〜23,31〜33に相当する構成
要素)に供給されるクロックを制御するためのクロック
制御回路であって、前記複数のフリップフロップ回路に
対応づけて設けられ、通常のクロック(例えば後述する
通常のクロックCLK1〜CLK3に相当する要素)お
よびテスト用のクロック(例えば後述するテスト用のク
ロックTCLK1〜TCLK3に相当する要素)の一方
を制御信号として他方を通過させるように、これら通常
のクロックとテスト用のクロックとを論理演算して前記
複数のフリップフロップ回路にそれぞれ供給する複数の
クロック供給回路(例えば後述するクロック供給回路1
1〜13に相当する構成要素)を備えたことを特徴とす
る。
【0010】この装置の構成によれば、クロック供給回
路は、例えば論理和回路や論理積回路などの論理ゲート
回路として機能し、テスト用のクロックと通常のクロッ
クとを論理演算して、見かけ上、一方のクロックを制御
信号として他方のクロックを通過させる。例えば、クロ
ック供給回路が論理和回路として機能するものである場
合、クロック供給回路に入力される通常のクロックを制
御信号とし、これを論理値「0」に固定すれば、このク
ロック供給回路の出力信号は、テスト用のクロックと同
値となり、このクロック供給回路はテスト用のクロック
を通過させる。逆に、テスト用のクロックを制御信号と
し、これを論理値「0」に固定すれば、クロック供給回
路は、通常のクロックと同値の信号を出力し、この通常
のクロックを通過させる。クロック供給回路を通過した
通常のクロックまたはテスト用クロックの何れかのクロ
ックが、論理回路に組み込まれたフリップフロップ回路
に供給される。
【0011】したがって、各クロック供給回路は、テス
ト用のクロックおよび通常のクロックの一方を制御信号
として他方を通過させ、これをフリップフロップ回路に
供給する。換言すれば、各クロック供給回路は、通常の
クロックおよびテスト用のクロックの何れかを選択し
て、対応するフリップフロップ回路に供給する。これに
より、論理回路に組み込まれた複数のフリップフロップ
回路に対し、テスト用のクロックを任意に供給すること
が可能となり、論理回路に対して行われるテストの柔軟
性を改善することが可能となる。
【0012】また、この発明は、前記複数のフリップフ
ロップ回路のそれぞれについて選択状態とするか否かを
規定するデータ(例えば後述するレジスタ回路410に
格納されるデータRDATAに相当する要素)に基づ
き、前記テスト用のクロック(例えば後述するテスト用
のクロックTCLK1〜TCLK3に相当する要素)を
前記複数のクロック供給回路に分配するクロック分配回
路(例えば後述するクロック分配回路40に相当する構
成要素)をさらに備えたことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、各クロック供給回路に
は、各フリップフロップ回路を選択状態とするか否かを
規定するデータに基づいてテスト用のクロックが分配さ
れる。そしてテスト用のクロックが分配されたクロック
供給回路からフリップフロップ回路にテスト用のクロッ
クが供給される。すなわち、上記データにより選択状態
とすることが規定されたフリップフロップ回路にのみテ
スト用のクロックが供給され、このフリップフロップ回
路が選択的にテスト用のクロックに同期して動作する。
このとき、上記データにより選択状態としないことが規
定されたフリップフロップ回路は動作せず、例えばその
出力を固定する。したがって、上記データを設定するこ
とにより、論理回路に組み込まれたラッチなどの複数の
フリップフロップ回路に対し、テスト用クロックを任意
に供給することが可能となり、これら複数のフリップフ
ロップ回路のクロックを任意に制御することが可能とな
る。これにより、テスト対象外となるフリップフロップ
回路が動作し、テスト対象のパスの伝播経路が破壊され
るといった問題を防止する事ができる。
【0014】さらに、この発明にかかる前記クロック分
配回路は、前記データを格納するレジスタ回路(例えば
後述するレジスタ回路410に相当する構成要素)と、
前記レジスタ回路に格納されたデータに応じて前記テス
ト用のクロックを前記複数のクロック供給回路にそれぞ
れ選択的に出力するゲート回路(例えば後述するゲート
回路420に相当する構成要素)と、を備えたことを特
徴とする。
【0015】この構成によれば、レジスタ回路には、各
フリップフロップ回路を選択状態とするか否かを規定す
るデータが格納され、ゲート回路は、レジスタ回路に格
納されたデータに応じてテスト用のクロックをクロック
供給回路に出力する。例えば、レジスタ回路に格納され
たデータが、フリップフロップ回路を「選択状態としな
いデータ」であれば、テスト用のクロックを出力せず、
また、レジスタ回路に格納されたデータが、フリップフ
ロップ回路を「選択状態とするデータ」であれば、テス
ト用のクロックを出力する。つまり、ゲート回路は、レ
ジスタ回路に格納されたデータに応じて、テスト用のク
ロックを選択的にクロック供給回路に出力する。
【0016】さらにまた、この発明にかかる前記クロッ
ク分配回路は、予め準備された複数種類の信号(例えば
後述するディレイテスト用のクロックDTCLKおよび
縮退故障用のクロックSTCLKに相当する要素)の中
から何れかを選択し、これを前記テスト用のクロックと
して前記ゲート回路に出力する選択回路(例えば後述す
るクロック選択回路500に相当する構成要素)をさら
に備えたことを特徴とする。
【0017】この構成によれば、選択回路により複数種
類の信号の何れかを選択することにより、テスト用のク
ロックの信号内容が切り替えられる。したがって、クロ
ック供給回路からフリップフロップ回路に供給されるテ
スト用のクロックの信号内容を切り替えることが可能と
なる。
【0018】さらにまた、この発明にかかる前記複数の
信号は、少なくとも、縮退故障テストを行うためのクロ
ック信号(例えば後述する縮退故障用のクロックSTC
LKに相当する要素)と、ディレイテストを行うための
クロック信号(例えば後述するディレイテスト用のクロ
ックDTCLKに相当する要素)とを含むことを特徴と
する。
【0019】この構成によれば、クロック供給回路から
各フリップフロップ回路に供給されるテスト用のクロッ
クとして、少なくとも縮退故障テストを行うためのクロ
ック信号と、ディレイテストを行うためのクロック信号
とが、選択的に供給される。したがって、論理回路のテ
ストとして、縮退故障テストとディレイテストを実施す
ることが可能となる。
【0020】なお、前記ゲート回路は、前記データが、
フリップフロップ回路を選択状態とするものでない場
合、フリップフロップ回路のクロックとして、このフリ
ップフロップ回路の出力を保持する論理値を出力するも
のとしてもよい。これにより、選択状態にないフリップ
フロップ回路の出力が変化することなく、選択状態にあ
るフリップフロップ回路のみを動作させることが可能と
なる。
【0021】次に、この発明にかかるクロック制御方法
は、論理回路(例えば後述するパス101〜103に相
当する構成要素)に組み込まれた複数のフリップフロッ
プ回路(例えば後述するフリップフロップ回路21〜2
3,31〜33に相当する構成要素)に供給されるクロ
ックを制御するためのクロック制御方法であって、前記
複数のフリップフロップ回路の通常のクロック(例えば
後述する通常のクロックCLK1〜CLK3に相当する
要素)およびテスト用のクロック(例えば後述するテス
ト用のクロックTCLK1〜TCLK3に相当する要
素)の一方を制御信号として他方を通過させるように、
これら通常のクロックとテスト用のクロックとを論理演
算して前記複数のフリップフロップ回路に供給するステ
ップ(例えば後述するステップS10およびステップS
11に相当する要素)を含むことを特徴とする。
【0022】また、この発明にかかるクロック制御方法
は、論理回路(例えば後述するフリップフロップ回路2
1〜23,31〜33に相当する構成要素)に組み込ま
れた複数のフリップフロップ回路(例えば後述するフリ
ップフロップ回路21〜23,31〜33に相当する構
成要素)に供給されるクロックを制御するためのクロッ
ク制御方法であって、(a)前記複数のフリップフロッ
プ回路のそれぞれについて選択状態とするか否かを規定
するデータ(例えば後述するデータRDATAに相当す
る要素)を反映させてテスト用のクロック(例えば後述
するテスト用のクロックTCLK1〜TCLK3に相当
する要素)を出力する第1のステップ(例えば後述する
ステップS10に相当する要素)と、(b)前記複数の
フリップフロップ回路の通常のクロック(例えば後述す
る通常のクロックCLK1〜CLK3に相当する要素)
および前記テスト用のクロックの一方を制御信号として
他方を通過させるように、これら通常のクロックとテス
ト用のクロックとを論理演算して前記複数のフリップフ
ロップ回路に供給する第2のステップ(例えば後述する
ステップS11に相当する要素)と、を含むことを特徴
とする。
【0023】さらに、この発明にかかる前記第1のステ
ップにおいて、前記データに応じて前記テスト用のクロ
ックが前記複数のクロック供給回路にそれぞれ選択的に
出力されるように、前記データと前記テスト用のクロッ
クとを論理演算することを特徴とする(例えば後述する
クロック分配回路40の機能に相当する要素)。
【0024】さらにまた、この発明にかかる前記第1の
ステップにおいて、予め準備された複数種類の信号(例
えば後述するディレイテスト用のクロックDTCLKお
よび縮退故障用のクロックSTCLKに相当する要素)
の中から何れかを選択し、これを前記テスト用のクロッ
クとすることを特徴とする(例えば後述するクロック選
択回路500の機能に相当する要素)。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態を説明する。 <実施の形態1>図1に、この発明の実施の形態1にか
かるクロック制御回路が適用された半導体回路の構成例
を示す。この半導体回路は、いわゆるスキャンパス( Sc
an path)方式を利用したディレイテストが可能なように
構成されたものであって、信号の伝達経路であるパス1
01〜103を形成する論理回路(符号なし)に組み込
まれたスキャン用の複数のフリップフロップ回路21〜
23,31〜33を有し、これらフリップフロップ回路
が、各パスの始端と終端とに配置されている。
【0026】また、パス101上には、論理和回路Aが
配置され、その論理和回路の一方の入力端子には、フリ
ップフロップ回路21の出力からの信号線が接続され、
他方の入力端子には、バス102の始端である、フリッ
プフロップ回路22の出力信号線が接続され、バス10
2上に生じた信号変化が、バス101に対しても影響を
及ぼす構成となっている。
【0027】スキャンパスによるテスト時には、これら
スキャン用のフリップフロップ回路に、テストに必要な
入力データの設定や、テスト対象の論理回路から出力さ
れたデータの取り込みが行われる。このフリップフロッ
プ回路21〜23,31〜33は、そのクロックが論理
値「0」のときにデータを取り込み、論理値「1」のと
きにデータを保持するものとなっている。なお、この実
施の形態では、ディレイテスト対象として、パス101
〜103を想定するが、これに限定されることなく、テ
ストの内容に応じて、適宜、パスを設定すればよい。
【0028】また、この半導体回路は、複数のフリップ
フロップ回路21〜23,31〜33に供給されるクロ
ックCLK01〜CLK03を制御するための本願発明
に係るクロック制御回路(符号なし)を備える。このク
ロック制御回路は、フリップフロップ回路21〜23,
31〜32に対応づけて設けられた図1に示す複数のク
ロック供給回路11〜13と、これらクロック供給回路
11〜13にテスト用のクロックを分配するための図2
に示すクロック分配回路40とを備えて構成される。
【0029】ここで、クロック供給回路11〜13は、
通常のクロックCLK1〜CLK3およびテスト用のク
ロックTCLK1〜TCLK3の一方を制御信号として
他方を通過させるように、これら通常のクロックとテス
ト用のクロックとを論理演算して複数のフリップフロッ
プ回路21〜23,31〜32にそれぞれ供給するよう
に構成され、具体的には論理和回路からなる。
【0030】また、クロック分配回路40は、前記複数
のフリップフロップ回路21〜23,31〜33のそれ
ぞれについて、これらのフリップフロップ回路を選択状
態とするか否かを個別的に規定するデータRDATAに
基づき、予め準備されたテスト用のクロックDCLKを
前記テスト用のクロックTCLK1〜TCLK3として
複数のクロック供給回路11〜13に分配するように構
成される。
【0031】具体的には、クロック分配回路40は、前
記データRDATAを格納するフリップフロップ411
〜413からなるレジスタ回路410と、このレジスタ
回路410に格納されたデータRDATAに応じてテス
ト用のクロックDCLKをクロック供給回路11〜13
に出力するゲート回路420とから構成され、このゲー
ト回路420は、データRDATAとテスト用のクロッ
クDCLKとを論理和演算する論理和回路421〜42
3から構成される。
【0032】ここで、フリップフロップ411〜413
は、フリップフロップ411を初段とするシフトレジス
タを構成し、このフリップフロップ411のデータ端子
に前記データRDATAが入力され、レジスタ用のクロ
ックRCLKに同期して順次下位側にシフトされるよう
に構成される。また、フリップフロップ411〜413
の各セット端子には、テスト用モード信号TESTが共
通に入力される。
【0033】また、ゲート回路420は、テスト用のク
ロックTCLK1〜TCLK3がデータRDATAに応
じてテスト用のクロックDCLKと同値または所定の論
理値をとるように、データRDATAとテスト用のクロ
ックDCLKとを論理演算してテスト用のクロックTC
LK1〜TCLK3を生成し、これをクロック供給回路
11〜13に出力するように構成される。具体的には、
ゲート回路420を構成する論理和回路421〜423
は、一方の入力信号(正論理)としてテスト用のクロッ
クDCLKを共通に入力し、他方の入力信号(負論理)
としてフリップフロップ411〜413の出力信号をそ
れぞれ入力し、テスト用のクロックTCLK1〜TCL
K3をそれぞれ出力する。
【0034】上述のテスト用モード信号TEST、テス
ト用のクロックDCLK、データRDATAは、テスト
時にのみ使用される特定の外部端子(以下、テスト用端
子と称す)に設定される。なお、通常のクロックCLK
1〜CLK3は、通常の外部端子を介して入力される信
号、または半導体回路の内部で生成される信号の何れで
あってもよいが、この実施の形態1では、通常のクロッ
クCLK1〜CLK3は、半導体回路の内部で生成され
るものであって、外部から直接的に制御することが不能
なものとする。
【0035】以下、この実施の形態1に係るクロック制
御回路の各動作モードでの動作を説明する。 (A)通常モード 図3に、半導体回路が通常動作する場合の通常モードに
おける各テスト用端子の設定値を示す。この図に示すよ
うに、半導体回路を通常モードに設定する場合、テスト
用モード信号TESTとして論理値「0」を設定し、テ
スト用のクロックDCLKとして論理値「0」を設定す
る。ここで、テスト用モード信号TESTとして論理値
「0」を設定すると、フリップフロップ411〜413
の全てに論理値「1」がセットされる。したがって、テ
スト用端子に対するデータRDATAの設定は任意であ
る。
【0036】このように各テスト端子の信号を設定した
場合、図2に示すクロック分配回路40から出力される
テスト用のクロックTCLK1〜TCLK3は、すべて
論理値「0」に固定され、これを入力する図1に示すク
ロック供給回路11〜13は、通常のクロックCLK1
〜CLK3をクロックCLK01〜CLK03として各
フリップフロップ回路に出力する。つまりこの場合、ク
ロック供給回路11〜13は、クロックCLK01〜C
LK03を制御信号として、通常のクロックCLK1〜
CLK3を各フリップフロップ回路に出力する。したが
って、フリップフロップ回路21〜23,31〜33に
は通常のクロックが供給され、通常の動作が可能とされ
る。
【0037】(B)ディレイテストモード ディレイテストを行うためのクロックの制御方法とし
て、テスト用のクロックTCLK1〜TCLK3(DC
LK)による制御方法と、通常のクロックCLK1〜C
LK3による制御方法とがある。以下に、図1に示すパ
ス101をテスト対象として、これらのクロック制御方
法を用いたディレイテストの手順について順に説明す
る。
【0038】先ず、図6に示すフローに沿って、テスト
用のクロックによるクロック制御の下にディレイテスト
を行う手順を説明する。ステップS1:テスト用端子に
初期値を設定する(初期設定)。具体的には、図4に示
すように、テスト用モード信号TESTとして論理値
「1」を設定し、テスト用のクロックDCLKとして予
め準備されたクロック(CLK)を外部から設定し、通
常のクロックCLK1として論理値「0」を設定する。
なお、通常のクロックについては、テスト対象のパス1
01に対応するもののみを論理値「0」にすれば足り
る。ただし、テスト対象外のパスに対応する通常のクロ
ックをも論理値「0」としてもよい。
【0039】また、データRDATAとして、テスト対
象のパス101に接続されたフリップフロップ回路2
1,31を選択状態とし、且つテスト対象外のパス10
2,103のフリップフロップ回路22,23,32,
33を非選択状態とするような値を、レジスタ回路41
0の各フリップフロップに設定する。この実施の形態1
では、フリップフロップ411に論理値「1」を設定
し、他のフリップフロップ412,413に論理値
「0」を設定する。このように各テスト用端子に初期値
を設定すると、通常のクロックCLK1として論理値
「0」を入力するクロック供給回路11がクロックCL
K01としてテスト用のクロックTCLK1を出力し、
このテスト用のクロックTCLK1によるクロック制御
が可能となる。
【0040】ここで、図7に示すフローに沿って、テス
ト用のクロックによるクロック制御方法について説明す
る。ステップS10:クロック分配回路40は、各パス
に接続されたフリップフロップ回路21〜23,31〜
33のそれぞれについて選択状態を規定するデータRD
ATAを反映させて、テスト用のクロックTCLK1〜
TCLK3をクロック供給回路11〜13に出力する。
【0041】具体的には、図2に示すクロック分配回路
40において、フリップフロップ411にデータRDA
TAとして格納された論理値「1」が論理和回路421
に与えられ、予め準備されたテスト用のクロックDCL
Kと論理和演算され、テスト用のクロックTCLK1が
論理和回路421から出力される。換言すれば、テスト
用のクロックDCLKがクロック分配回路40の論理和
回路421を通過し、テスト用のクロックTCLK1と
してクロック供給回路11に分配される。
【0042】一方、フリップフロップ412,413に
データRDATAとして格納された論理値「0」は、論
理和回路422,423に与えられてテスト用のクロッ
クDCLKと論理和演算される。この結果、論理和回路
422,423からそれぞれ出力されるテスト用のクロ
ックTCLK2,TCLK3が論理値「1」に固定され
る。つまり、上述のフリップフロップ回路22,32,
32,33がデータを保持するように、テスト用のクロ
ックTCLK2,TCLK3の値を固定する。
【0043】ステップS11:次に、通常のクロックC
LK1〜CLK3およびテスト用のクロックTCLK1
〜TCLK3の一方を制御信号として他方を通過させる
ように、これら通常のクロックとテスト用のクロックと
を論理演算して複数のフリップフロップ回路に供給す
る。具体的には、クロック供給回路11〜13は、クロ
ック分配回路421〜423から出力されたテスト用の
クロックTCLK1〜TCLK3と、通常のクロックC
LK1〜CLK3とをそれぞれ論理和演算して、その演
算結果をクロックCLK01〜CLK03として出力す
る。
【0044】このとき、上述のようにテスト用のクロッ
クTCLK2,TCLK3の論理値は「1」に固定され
ているので、クロックCLK02,CLK03は論理値
「1」に固定される。したがって、これらクロックCL
K02,CLK03を入力するフリップフロップ回路2
2,23,32,33が非選択状態とされ、これらフリ
ップフロップ回路がその出力データを保持した状態に固
定される。これにより、テスト対象外のパス(102,
103)における不要な動作が抑制され、仮にパス10
2の動作が、テスト対象のパス101に対して影響を与
え得るような回路構成になっている場合であっても、テ
スト対象のパス101の信号伝播経路を破壊することが
なくなる。
【0045】また、上述のように通常のクロックCLK
1は、論理値「0」に設定されているので、クロック供
給回路11から出力されるクロックCLK01がテスト
用のクロックTCLK1と同値となる。つまり、クロッ
ク供給回路11は、通常のクロックCLK1を制御信号
としてテスト用のクロックTCLK1を通過させ、この
テスト用のクロックTCLK1をクロックCLK01と
してフリップフロップ回路21,31に供給する。した
がって、テスト対象のパス101に接続されるフリップ
フロップ回路21,31にテスト用のクロックTCLK
1が供給されるようにクロック制御が行われ、これらフ
リップフロップ回路21,31が選択状態とされる。
【0046】以上により、テスト用のクロックDCLK
を操作することにより、テスト用のクロックTCLK1
が操作され、従ってテスト対象のパス101に接続され
る各フリップフロップ回路のクロックを任意に制御する
ことが可能となる。つまり、テスト用のクロックTCL
K1によるクロック制御が可能とされる。なお、この実
施の形態では、テスト用のクロックTCLK1によりク
ロック制御を行うものとするが、レジスタ回路410に
格納するデータRDATAを設定し直すことにより、テ
スト用のクロックTCLK1〜TCLK3を選択的に供
給することができる。この場合、複数のテスト用のクロ
ックの組み合わせを供給するように設定することもでき
る。
【0047】ここで、図6のフローに説明を戻す。 ステップS2:上述のステップS1(ステップS10,
S11)においてテスト用端子の初期設定が行われてテ
スト用のクロックTCLK1のみによるクロック制御が
可能な状態になると、次に、各パスに接続されたフリッ
プフロップ回路に初期データを設定し、パスの初期化を
行う。
【0048】具体的には、パスに対して、論理値「0」
から論理値「1」への信号変化を与えてテストを行う場
合には、テスト対象となっているパス101の始端に接
続するフリップフロップ回路21に、初期データとして
論理値「0」を設定する。上記とは逆の変化、すなわち
論理値「1」から論理値「0」の信号変化を与えてテス
トを行う場合には、フリップフロップ回路21に、初期
データとして論理値「1」を設定する。この実施の形態
では、前者の信号変化を与えて、パス101をテストす
るものとする。
【0049】さらに、テスト対象となっているパス10
1の始端に、信号変化が与えられた場合に、その終端に
まで信号変化が伝播されるように、パス101に対して
影響を及ぼす他の全てのパス上の信号を固定する。具体
的には、パス101上に存在する論理和回路Aの入力端
子にパス102を介して接続されるフリップフロップ回
路22に、初期データとして論理値「0」を設定し、論
理和回路Aに与えられるパス102上の信号を論理値
「0」に設定する。
【0050】この初期データは、半導体回路に供給され
るスキャン用のクロックSCLKに同期してスキャン用
の入力データSINをフリップフロップ回路21〜23
およびフリップフロップ回路31〜33に順次シフトす
ることにより行われる。この実施の形態1では、テスト
対象のパス101の始端に接続されるフリップフロップ
回路21と、テスト対象のパス101の信号伝播に影響
を及ぼすフリップフロップ回路22とに、初期データと
して論理値「0」を設定し、このパス101のみを初期
化する。この初期化と同時に、テスト対象のパス101
の始端に接続されたフリップフロップ回路21のデータ
入力端子に、このフリップフロップ回路21に設定され
た初期データとは逆の論理値「1」のデータDを設定す
る。
【0051】ステップS3:続いて、フリップフロップ
回路21にクロックCLK01としてテスト用のクロッ
クTCLK1を供給し、テスト対象のパス101の始点
に信号変化を与える。具体的には、テスト用のクロック
TCLK1のパルスによりフリップフロップ回路21に
論理値「1」のデータDを取り込ませる。この結果、フ
リップフロップ回路21から論理値「1」のデータ信号
が出力され、それまで論理値「0」に初期化されていた
パス101の始点での信号が、論理値「0」から論理値
「1」に変化し、このデータ信号がパス101を伝達す
る。このとき、テスト対象外となるパス102に接続す
るフリップフロップ回路22は、その出力データを保持
した状態に固定されているため、パス102上の信号の
影響を受ける論理和回路Aが、パス101上の信号伝播
を破壊することはない。
【0052】このとき、フリップフロップ回路21と同
じクロックを入力するフリップフロップ回路31は、パ
ス101の終端に現れているデータ信号を取り込むが、
この時点では、フリップフロップ回路21からパス10
1の始端に出力された論理値「1」のデータ信号はその
終端に到達していない。このため、フリップフロップ回
路31は、初期データと同じ論理値「0」を取り込み、
その値は事実上変化しない。
【0053】ステップS4:続いて、フリップフロップ
回路21に論理値「1」のデータDを取り込ませてから
或る時間の経過後、再びテスト用のクロックTCLK1
のパルスによりフリップフロップ回路31にパス101
の終端のデータ信号を取り込ませる。このとき、パス1
01の始端に接続されたフリップフロップ回路21が再
びデータDを取り込むが、これにより仮にこの始端のデ
ータDが変化しても、このデータの変化がパス101の
終点に及ぶことはなく、フリップフロップ回路31に取
り込まれるデータに影響を与えることはない。ここで、
テスト用のクロックTCLK1の最初のパルスが発生さ
れてから、「或る時間」が経過した後に次のパルスが発
生されるが、この「或る時間」としては、テスト対象の
パス101について要求される信号伝達時間を保障する
テスト上の規格値が設定される。
【0054】ステップS5:続いて、フリップフロップ
回路31に取り込まれた論理値を判定する。具体的に
は、スキャン用のクロックSCLKに同期させて、フリ
ップフロップ回路31に取り込まれた値をスキャン用の
出力端子SOTに順次シフトアウトさせ、この出力端子
SOTに出力される論理値を判定する。ここで、フリッ
プフロップ回路31に2度目のテスト用のクロックTC
LK1のパルスが供給された時に、フリップフロップ回
路21から出力されたデータDがパス101の終端に到
達していなければ、その終端の初期データの論理値
「0」がフリップフロップ回路31に取り込まれ、この
フリップフロップ回路31の値が変化しない。したがっ
て、この場合、フリップフロップ回路31の値は論理値
「0」と判定される。また、データDがパス101の終
端に到達していれば、データDの論理値「1」がフリッ
プフロップ回路31に取り込まれ、このフリップフロッ
プ回路31の値が論理値「1」に変化する。したがっ
て、この場合、フリップフロップ回路31の値が論理値
「1」と判定される。
【0055】以上のように、フリップフロップ回路2
1,31に最初のテスト用のクロックTCLK1のパス
ルを供給してから「或る時間」の経過後にテスト用のク
ロックTCLK1のパルスを再び供給し、終端のフリッ
プフロップ回路31の値を判定することにより、パス1
01の遅延故障(或る決められた時間内に信号の伝達が
収まらないような故障)が検出され、ディレイテストが
行われる。また、例えば「或る時間」を徐々に増加させ
て、同様にフリップフロップ回路31の値を判定すれ
ば、その判定値が論理値「0」から論理値「1」に変化
する時間位置から、パス101の遅延時間を知ることも
できる。
【0056】次に、通常のクロックCLK1によるクロ
ック制御の下にディレイテストを行う手順について、上
述の図6を援用して説明する。ただし、この通常のクロ
ックCLK1は、外部端子から直接的に制御可能なもの
とする。なお、図6を援用するにあたって、ステップの
符号S1〜S5を符号S21〜S25と読み替えるもの
とする。
【0057】ステップS21:テスト用端子に初期値を
設定する。具体的には、図5に示すように、テスト用モ
ード信号TESTとして論理値「1」を設定し、テスト
用のクロックDCLKとして論理値「0」を設定する。
また、通常のクロックCLK1〜CLK3として、テス
ト内容に応じて生成されたクロック(CLK)を設定す
る。
【0058】さらに、データRDATAとして、テスト
対象となるパスのフリップフロップ回路を選択状態と
し、且つテスト対象外のパスのフリップフロップ回路を
非選択状態とするように、レジスタ回路410の各フリ
ップフロップの値を設定する。この実施の形態1では、
上述したテスト用のクロックによりクロック制御を行う
場合と同様に、フリップフロップ411に論理値「1」
を設定し、他のフリップフロップ412,413には論
理値「0」を設定し、図1に示すパス101をディレイ
テストの対象とする。
【0059】このように各テスト用端子の信号を設定す
ると、図2に示すクロック分配回路40において、論理
和回路421から出力されるテスト用のクロックTCL
K1が論理値「0」に固定され、かつ論理和回路42
2,423から出力されるテスト用のクロックTCLK
2,TCLK3が論理値「1」に固定される。したがっ
て、図1に示すクロック供給回路11からクロックCL
K01として通常のクロックCLK1が出力され、クロ
ック供給回路12,13からそれぞれ出力されるクロッ
クCLK02,CLK03が論理値「1」に固定され
る。
【0060】これにより、フリップフロップ回路21,
31に供給されるクロックCLK01として、通常のク
ロックCLK1が供給され、この通常のクロックCLK
1によるクロック制御が可能となる。この場合、クロッ
クCLK01を入力するフリップフロップ回路21,3
1が選択状態とされ、クロックCLK02,CLK03
をそれぞれ入力するフリップフロップ回路22,23,
32,33が非選択状態とされる。
【0061】ステップS22:上述のステップS21に
おいてテスト用端子の初期設定が行われ、通常のクロッ
クCLK1によるクロック制御が可能な状態になると、
次に、上述したテスト用のクロックによりクロック制御
を行う場合と同様に、各パスに接続されたフリップフロ
ップ回路に初期データを設定し、パスを初期化する。す
なわち、テスト対象のパス101の始端に接続されたフ
リップフロップ回路21と、このテスト対象のパス10
1の信号伝播に影響を及ぼすパス102の始端に接続さ
れたフリップフロップ回路22とに、初期データとして
論理値「0」をそれぞれ設定する。
【0062】ステップS23:続いて、フリップフロッ
プ回路21にクロックCLK01として通常のクロック
CLK1を供給し、テスト対象のパス101の始点に信
号変化を与える。具体的には、通常のクロックCLK1
のパルスによりフリップフロップ回路21に論理値
「1」のデータDを取り込ませる。この結果、フリップ
フロップ回路21から論理値「1」のデータ信号が出力
され、それまで論理値「0」に初期化されていたパス1
01の始点での信号が、論理値「0」から論理値「1」
に変化し、このデータ信号がパス101を伝達する。
【0063】ステップS24:続いて、フリップフロッ
プ回路21にデータDを取り込ませてから或る時間の経
過後、再び通常のクロックCLK1のパルスによりフリ
ップフロップ回路31にパス101の終端のデータ信号
を取り込ませる。 ステップS25:続いて、フリップフロップ回路31に
取り込んだ論理値を判定する。ここで、フリップフロッ
プ回路31に2度目の通常のクロックCLK1のパルス
が供給された時に、フリップフロップ回路21から出力
されたデータDがパス101の終端に到達していなけれ
ば、フリップフロップ回路31の値が論理値「0」と判
定される。また、データDがパス101の終端に到達し
ていれば、フリップフロップ回路31の値が論理値
「1」と判定される。
【0064】以上のように、フリップフロップ回路2
1,31に最初の通常のクロックCLK1のパルスを供
給してから或る時間の経過後に通常のクロックCLK1
のパルスを再び供給し、終端のフリップフロップ回路3
1に取り込まれた値を判定することにより、上述したテ
スト用のクロックによりクロック制御を行う場合と同様
に、パス101のディレイを知ることができる。以上説
明したように、この実施の形態1にかかるクロック制御
回路により、論理回路に組み込まれたフリップフロップ
回路のクロック制御が任意に行われる。
【0065】<実施の形態2>次に、この発明の実施の
形態2を説明する。この実施の形態2にかかるクロック
制御回路は、上述の図1および図2に示す実施の形態1
にかかるクロック制御回路の構成において、クロック分
配回路40に代え、図8に示すクロック分配回路50を
備えて構成される。なお、以下の説明において、この実
施の形態2と共通する構成要素が記載された図1を適宜
援用する。
【0066】クロック分配回路50は、前述の図2に示
すクロック分配回路40の構成要素であるところのゲー
ト回路420およびレジスタ回路410に加えて、クロ
ック選択回路500を備える。このクロック選択回路5
00は、予め準備された複数種類の信号の中から何れか
を選択し、これをテスト用のクロックDCLKとしてゲ
ート回路420に出力するものである。
【0067】この実施の形態2では、クロック選択回路
500は、上述の複数種類の信号として、ディレイテス
トを行うためのクロック(ディレイテスト用のクロッ
ク)DTCLKと、縮退故障テストを行うためのクロッ
ク(縮退故障用のクロック)STCLKとを入力し、こ
れらクロックの何れかをクロックタイプ選択信号CSE
Lに基づいて選択し、テスト用のクロックDCLKとし
てゲート回路420に出力する。また、クロック選択回
路500に供給されるクロックタイプ選択信号CSE
L、およびクロックDTCLK,STCLKは、他の信
号と同様にテスト用端子に設定される。
【0068】以下、この実施の形態2に係るクロック制
御回路の各動作モードでの動作を説明する。 (A)通常モード 図9に、半導体回路が通常動作する場合の通常モードに
おける各テスト端子の設定値を示す。この図に示すよう
に、半導体回路を通常モードに設定する場合、テスト用
モード信号TESTとして論理値「0」を設定し、ディ
レイテスト用のクロックDTCLKとして論理値「0」
を設定し、縮退故障用のクロックSTCLKとして論理
値「0」を設定し、クロックタイプ選択信号CSELと
して論理値「0」を設定する。ここで、テスト用モード
信号TESTとして論理値「0」を設定すると、フリッ
プフロップ411〜413の全てに論理値「1」がセッ
トされる。したがって、テスト用端子に対するデータR
DATAの設定は任意である。
【0069】このように各テスト端子の信号を設定した
場合、図8に示すクロック分配回路50から出力される
テスト用のクロックTCLK1〜TCLK3は、すべて
論理値「0」に固定され、これを入力する図1に示すク
ロック供給回路11〜13は、通常のクロックCLK1
〜CLK3をクロックCLK01〜CLK03として各
フリップフロップ回路に出力する。したがって、フリッ
プフロップ回路21〜23,31〜33には通常のクロ
ックが供給され、通常の動作が行われる。
【0070】(B)縮退故障モード 縮退故障は、製造不良により、回路の或るノードが論理
値「0」または論理値「1」に固定される故障であり、
全回路がテスト対象とされる(ディレイテストのように
テスト対象のパスを特定する必要がない)。以下、縮退
故障用のクロックSTCLKによるクロック制御の下に
縮退故障のテストを行う手順について、特徴的な部分の
みを説明する。
【0071】図10に示すように、テスト用端子に初期
値を設定する。具体的には、テスト用モード信号TES
Tとして論理値「0」を設定し、縮退故障用のクロック
STCLKとして予め準備されたクロック(CLK)を
設定し、クロックタイプ選択信号CSELとして論理値
「0」を設定する。ここで、テスト用モード信号TES
Tとして論理値「0」を設定すると、フリップフロップ
411〜413の全てに論理値「1」がセットされる。
したがって、テスト用端子に対するデータRDATAの
設定は任意である。このように各テスト用端子に初期値
を設定すると、縮退故障用のクロックSTCLKがクロ
ック01〜CLK03としてフリップフロップ回路21
〜23,31〜33の全てに共通に供給され、縮退故障
のテストが可能となる。
【0072】(C)ディレイテストモード ディレイテストを行うためのクロックの制御方法とし
て、上述の実施の形態1と同様に、ディレイテスト用ク
ロックDTCLKによる制御方法と、通常クロックCL
K1〜CLK3による制御方法とがある。これら制御方
法については、上述の実施の形態1にかかるテスト用の
クロックDCLKとして、クロック選択回路500によ
り選択されたディレイテスト用のクロックDTCLKを
用いる点を除いて、上述の実施の形態1と同様である。
【0073】図11および図12に、この実施の形態2
における各テスト用端子の各信号の設定値を参考までに
示す。図11に示すように、ディレイテスト用のクロッ
クDTCLKによるクロック制御の下でディレイテスト
を行う場合、テスト用モード信号TESTとして論理値
「1」を設定し、ディレイテスト用のクロックDTCL
Kとして予め準備されたクロック(CLK)を設定し、
縮退故障用のクロックSTCLKを任意とし、クロック
タイプ選択信号CSELとして論理値「1」を設定し、
通常のクロックCLK1〜CLK3として論理値「0」
を設定する。また、データRDATAとして、テスト対
象のパスに接続されたフリップフロップ回路を選択状態
とし、テスト対象外のパスに接続されたフリップフロッ
プ回路を非選択状態とするように、レジスタ回路410
の各フリップフロップの値を設定する。
【0074】図12に示すように、通常のクロックによ
るクロック制御の下でディレイテストを行う場合、テス
ト用モード信号TESTとして論理値「1」を設定し、
ディレイテスト用のクロックDTCLKとして論理値
「0」を設定し、縮退故障用のクロックSTCLKを任
意とし、クロックタイプ選択信号CSELとして論理値
「1」を設定し、通常のクロックCLK1〜CLK3と
してテスト内容に応じたクロック(CLK)を設定す
る。また、データRDATAとして、同様に、テスト対
象のパスに接続されたフリップフロップ回路を選択状態
とし、テスト対象外のパスに接続されたフリップフロッ
プ回路を非選択状態とするように、レジスタ回路410
の各フリップフロップの値を設定する。
【0075】ここで、図11および図12において、デ
ィレイテスト用のクロックDTCLKと通常のクロック
CLK1〜CLK3とに着目すると、一方のクロックに
よる制御を行う場合、他方が論理値「0」とされる。こ
のように、クロック制御をディレイテスト用のクロック
または通常のクロックの何れを用いるかについては、ど
ちらのクロックが論理値「0」に設定されるかにより決
定される。したがって、クロックを選択するための信号
を設ける必要がない。
【0076】なお、縮退故障用のクロックおよびディレ
イテスト用のクロックを共に外部から入力するような構
成では、縮退故障用クロックとディレイテスト用のクロ
ックとを共用し、一つのクロックとして集約することも
可能であり、このような場合、クロック選択回路500
を設ける必要はなくなる。しかしながら、例えば縮退故
障用クロックが内部で発生されたものである場合には、
これらのクロックを一つのクロックに集約することはで
きず、クロック選択回路500が有効となる。
【0077】以上、この発明の実施の形態1,2を説明
したが、この発明は、これらの実施の形態に限られるも
のではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、上述の各実
施の形態では、クロック供給回路11〜13として論理
和回路を用いたが、これに限定されることなく、論理積
回路を用いて構成することも可能である。
【0078】また、上述の実施の形態では、クロック供
給回路11〜13として、2入力型の論理和回路を用い
たが、これに限定されることなく、3以上の入力信号数
を有するものを用いて構成してもよい。この構成によれ
ば、テスト用のクロックの種類の数を増やすことがで
き、多彩なテストに対応することが可能となる。
【0079】さらに、上述の実施の形態では、クロック
供給回路11〜13は、通常のクロックまたはテスト用
のクロックの一方を論理値「0」に固定して、他方を選
択的に出力するものとしたが、これに限定されることな
く、例えば、フリップフロップ回路21に最初に供給さ
れるクロックとして通常のクロックを供給し、続いてフ
リップフロップ回路31に供給されるクロックとしてテ
スト用のクロックを供給するように、両方のクロックを
用いてもよい。
【0080】さらにまた、クロック選択回路500は、
クロックタイプ選択信号CSELに基づいてディレイテ
スト用のクロックDTCLKまたは縮退故障用のクロッ
クSTCLKの何れかを選択して出力するものとした
が、これに限定されることなく、例えばクロック供給回
路11と同様に論理回路を用いて構成してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、論理回路に組み込まれた複数のフリップフロップ回
路に供給されるクロックを制御するためのクロック制御
回路であって、前記複数のフリップフロップ回路に対応
づけて設けられ、通常のクロックおよびテスト用のクロ
ックの一方を制御信号として他方を通過させるように、
これら通常のクロックとテスト用のクロックとを論理演
算して前記複数のフリップフロップ回路にそれぞれ供給
する複数のクロック供給回路を備えたので、論理回路に
組み込まれた複数のフリップフロップ回路に対し、テス
ト用のクロックを任意に供給することが可能となり、論
理回路のテストの柔軟性を改善することが可能となる。
【0082】また、前記複数のフリップフロップ回路の
それぞれについて選択状態とするか否かを規定するデー
タに基づき、前記テスト用のクロックを前記複数のクロ
ック供給回路に分配するクロック分配回路をさらに備え
たので、各フリップフロップ回路を選択的に動作状態と
することが可能となる。
【0083】さらに、この発明にかかる前記クロック分
配回路が、前記データを格納するレジスタ回路と、前記
レジスタ回路に格納されたデータに応じて前記テスト用
のクロックを前記複数のクロック供給回路にそれぞれ選
択的に出力するゲート回路と、を備えたので、複数のフ
リップフロップ回路のそれぞれについて、選択状態とす
るか非選択状態とするかを規定するデータをテスト用の
クロックに反映させてテスト用のクロックとして出力す
ることが可能となる。
【0084】さらにまた、この発明にかかる前記クロッ
ク分配回路が、予め準備された複数種類の信号の中から
何れかを選択し、これを前記テスト用のクロックとして
前記ゲート回路に出力する選択回路をさらに備えたの
で、テスト用のクロックの信号内容をテストの種類に応
じて切り替えることが可能となる。
【0085】さらにまた、この発明にかかる前記複数の
信号が、少なくとも、縮退故障テストを行うためのクロ
ック信号と、ディレイテストを行うためのクロック信号
とを含むようにしたので、テスト用のクロックとして、
縮退故障テストを行うためのクロック信号と、ディレイ
テストを行うためのクロック信号とを、選択的に供給す
ることが可能となる。
【0086】次に、この発明にかかるクロック制御方法
は、論理回路に組み込まれた複数のフリップフロップ回
路に供給されるクロックを制御するためのクロック制御
方法であって、前記複数のフリップフロップ回路の通常
のクロックおよびテスト用のクロックの一方を制御信号
として他方を通過させるように、これら通常のクロック
とテスト用のクロックとを論理演算して前記複数のフリ
ップフロップ回路に供給するステップを含むようにした
ので、論理回路に組み込まれた複数のフリップフロップ
回路に対し、テスト用のクロックを任意に供給すること
が可能となり、論理回路のテストの柔軟性を改善するこ
とが可能となる。
【0087】また、この発明にかかるクロック制御方法
は、論理回路に組み込まれた複数のフリップフロップ回
路に供給されるクロックを制御するためのクロック制御
方法であって、(a)前記複数のフリップフロップ回路
のそれぞれについて選択状態とするか否かを規定するデ
ータを反映させてテスト用のクロックを出力する第1の
ステップと、(b)前記複数のフリップフロップ回路の
通常のクロックおよび前記テスト用のクロックの一方を
制御信号として他方を通過させるように、これら通常の
クロックとテスト用のクロックとを論理演算して前記複
数のフリップフロップ回路に供給する第2のステップ
と、を含むようにしたので、各フリップフロップ回路を
選択的に動作状態としながら、論理回路に組み込まれた
複数のフリップフロップ回路に対し、テスト用のクロッ
クを任意に供給することが可能となり、論理回路のテス
トの柔軟性を改善することが可能となる。
【0088】さらに、この発明にかかる前記第1のステ
ップにおいて、前記データに応じて前記テスト用のクロ
ックが前記複数のクロック供給回路にそれぞれ選択的に
出力されるように、前記データと前記テスト用のクロッ
クとを論理演算するようにしたので、複数のフリップフ
ロップ回路のそれぞれについて、選択状態とするか非選
択状態とするかを規定するデータをテスト用のクロック
に反映させてテスト用のクロックとして出力することが
可能となる。
【0089】さらにまた、この発明にかかる前記第1の
ステップにおいて、予め準備された複数種類の信号の中
から何れかを選択し、これを前記テスト用のクロックと
するようにしたので、テスト用のクロックの信号内容を
テストの種類に応じて切り替えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るクロック制御
回路が適用された半導体回路の構成を示す回路図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るクロック分配
回路の構成を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る半導体回路の
通常モードにおけるテスト用端子の設定値を示す図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る半導体回路の
ディレイテストモード(テスト用クロック使用時)にお
けるテスト用端子の設定値を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る半導体回路の
ディレイテストモード(通常クロック使用時)における
テスト用端子の設定値を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係る半導体回路の
ディレイテストの手順を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1に係るクロック制御
回路の動作の流れを示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2に係るクロック分配
回路50の構成を示す回路図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に係る半導体回路の
通常モードにおけるテスト用端子の設定値を示す図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態2に係る半導体回路
の縮退故障モードにおけるテスト用端子の設定値を示す
図である。
【図11】 この発明の実施の形態2に係る半導体回路
のディレイテストモード(テスト用クロック使用時)に
おけるテスト用端子の設定値を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2に係る半導体回路
のディレイテストモード(通常クロック使用時)におけ
るテスト用端子の設定値を示す図である。
【図13】 従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
11〜13:クロック供給回路 21〜23,31〜33:フリップフロップ回路 40,50:クロック供給回路 101〜103:パス(論理回路) 410:レジスタ回路 411〜413:フリップフロップ 420:ゲート回路 421〜423:論理和回路 500:クロック選択回路 A:論理和回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 G06F 11/22 310 G06F 11/22 360

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路に組み込まれた複数のフリップ
    フロップ回路に供給されるクロックを制御するためのク
    ロック制御回路であって、 前記複数のフリップフロップ回路に対応づけて設けら
    れ、通常のクロックおよびテスト用のクロックの一方を
    制御信号として他方を通過させるように、これら通常の
    クロックとテスト用のクロックとを論理演算して前記複
    数のフリップフロップ回路にそれぞれ供給する複数のク
    ロック供給回路を備えたことを特徴とするクロック制御
    回路。
  2. 【請求項2】 前記複数のフリップフロップ回路のそれ
    ぞれについて選択状態とするか否かを規定するデータに
    基づき、前記テスト用のクロックを前記複数のクロック
    供給回路に分配するクロック分配回路をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載されたクロック制御回
    路。
  3. 【請求項3】 前記クロック分配回路は、 前記データを格納するレジスタ回路と、 前記レジスタ回路に格納されたデータに応じて前記テス
    ト用のクロックを前記複数のクロック供給回路にそれぞ
    れ選択的に出力するゲート回路と、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載されたクロッ
    ク制御回路。
  4. 【請求項4】 前記クロック分配回路は、 予め準備された複数種類の信号の中から何れかを選択
    し、これを前記テスト用のクロックとして前記ゲート回
    路に出力する選択回路をさらに備えたことを特徴とする
    請求項3に記載されたクロック制御回路。
  5. 【請求項5】 前記複数の信号は、少なくとも、縮退故
    障テストを行うためのクロック信号と、ディレイテスト
    を行うためのクロック信号とを含むことを特徴とする請
    求項4に記載されたクロック制御回路。
  6. 【請求項6】 論理回路に組み込まれた複数のフリップ
    フロップ回路に供給されるクロックを制御するためのク
    ロック制御方法であって、 前記複数のフリップフロップ回路の通常のクロックおよ
    びテスト用のクロックの一方を制御信号として他方を通
    過させるように、これら通常のクロックとテスト用のク
    ロックとを論理演算して前記複数のフリップフロップ回
    路に供給するステップを含むことを特徴とするクロック
    制御方法。
  7. 【請求項7】 論理回路に組み込まれた複数のフリップ
    フロップ回路に供給されるクロックを制御するためのク
    ロック制御方法であって、 (a)前記複数のフリップフロップ回路のそれぞれにつ
    いて選択状態とするか否かを規定するデータを反映させ
    てテスト用のクロックを出力する第1のステップと、 (b)前記複数のフリップフロップ回路の通常のクロッ
    クおよび前記テスト用のクロックの一方を制御信号とし
    て他方を通過させるように、これら通常のクロックとテ
    スト用のクロックとを論理演算して前記複数のフリップ
    フロップ回路に供給する第2のステップと、 を含むことを特徴とするクロック制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のステップにおいて、 前記データに応じて前記テスト用のクロックが前記複数
    のクロック供給回路にそれぞれ選択的に出力されるよう
    に、前記データと前記テスト用のクロックとを論理演算
    することを特徴とする請求項7に記載されたクロック制
    御方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のステップにおいて、 予め準備された複数種類の信号の中から何れかを選択
    し、これを前記テスト用のクロックとすることを特徴と
    する請求項8に記載されたクロック制御方法。
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