JPH05296268A - 電磁ブレーキ - Google Patents

電磁ブレーキ

Info

Publication number
JPH05296268A
JPH05296268A JP4096367A JP9636792A JPH05296268A JP H05296268 A JPH05296268 A JP H05296268A JP 4096367 A JP4096367 A JP 4096367A JP 9636792 A JP9636792 A JP 9636792A JP H05296268 A JPH05296268 A JP H05296268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
plunger
coil
valve
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4096367A
Other languages
English (en)
Inventor
Akisada Uma
紹定 馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4096367A priority Critical patent/JPH05296268A/ja
Publication of JPH05296268A publication Critical patent/JPH05296268A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高階床エスカレータの負荷は大きいので、そ
の急停止時の所要制動トルクも大きくなる。このような
駆動装置に急停止を掛けるときは一般に減速度が大きく
なってしまい、これが乗客に衝撃を与えて好ましくな
い。そこで、この減速度を小さくするために大きなフラ
イホィールを設けるが、このため駆動装置が大きくな
る。減速度が小さくて、かつ、高負荷に対する所要のブ
レーキトルクを有する電磁ブレーキを目的とする。 【構成】 電磁ブレーキのソレノイド電磁石のプランジ
ャ先端の吸引部分を気密にすると共に、空気抜き用小穴
を設けたバルブを付けて、電磁石釈放時のプランジャ動
作に、負圧による制動効果を与えてブレーキシュウの掛
り方を和らげ急激な減速度を避ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータの駆動装置
に用いる電磁ブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエスカレータ駆動装置について図
3、図4を参照して説明する。エスカレータの駆動装置
はマシンベッド1上にモータ2と減速機3を取付け、こ
れらモータ2と減速機3との間に電磁ブレーキ5を設け
ている。
【0003】電磁ブレーキは、電磁石部分が外側フレー
ム6と、その内側にソレノイドコイル7、更に、コイル
内に2個のプランジャ8、8を交差させて挿入して構成
する。ブレーキ部分は先端をプランジャ8に、他端をピ
ン9を軸にして回転する2本のブレーキアーム10、1
0と、このブレーキアーム10、10の夫々の中間に設
けたブレーキドラム4の外周に対向して設置したブレー
キシュ12、12およびブレーキアーム10、10を貫
通して、一方をコイルばね13、他方を調整ネジ14で
調整できるようなシャフト15から構成する。このよう
に構成した電磁ブレーキ5は次のように作動する。
【0004】ソレノイドコイル7を励磁すると、プラン
ジャ8、8は互いに吸引する。この時、プランジャ8、
8とブレーキアーム10、10は交差して取付けられて
いるため、プランジャ8、8が吸引すると、ブレーキア
ーム10、10は広げられ、ブレーキアーム10、10
がコイルバネ7に抗して回転し、ブレーキシュー12、
12がブレーキドラム4の外周面から離れブレーキが開
放される。
【0005】電磁石を釈放すると、プランジャ8、8は
引き離され、ブレーキアーム10、10がコイルばね1
3の力で回転し、ブレーキシュー12、12がブレーキ
ドラム4の外周面に押付けられて制動作用をなす。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、鉄道駅が高架或
いは地下深く設置されるようになり、これに従って、エ
スカレーターも高階床による大型化のものが使用される
ようになってきた。それに伴って、非常停止時にエスカ
レーターの踏段が逆転しないよう保持できる大容量のブ
レーキ装置が必要となるともに、大きなブレーキトルク
が作用した時に、減速度が大きすぎて、乗客が転倒しな
いよう慣性モーメントの大きなフライホイール19が必
要となるため、駆動装置自体大型となるという問題が生
じてきた。
【0007】本発明は前述の問題に鑑みされたもので、
高階床エスカレーターにおいても、減速度を小さくし、
しかも所要のブレーキトルクが得られる電磁ブレーキ装
置を備えたエスカレーターを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、電磁ブレーキのソレノイドの交差する2個のプラン
ジャの頭部により形成される空間を気密になし、この気
密部分に、コイルのフレームとコイルに空気穴および小
穴を開けた弁機構を設ける。
【0009】
【作用】非常停止時などのブレーキ作動時、ソレノイド
が釈放されプランジャが離れようとする。この時フレー
ム上の弁が閉じ、気密部分に通じる空気穴径を小さく
し、空気流量を制御することで空気ダンパ効果が生じ
る。このため一度に大きなブレーキトルクが作用しない
ので減速度は小さく、ブレーキ作動完了後は所要のブレ
ーキトルクを有する。
【0010】
【実施例】本発明を図1に示す実施例に基づいて説明す
る。
【0011】図1において、互いに交差したプランジャ
8、8が摺動するコイル7とプランジャ8との隙間をシ
ール材20でシールする。またフレーム6とコイル7の
側面に空気穴16を開け、その上に空気穴17を有する
弁機構18を設ける。ブレーキアーム10、10は一端
をピン9により支持し、他端はプランジャ8に接続す
る。
【0012】また、プランジャ8が釈放されるとブレー
キシュ12をカップリング(ブレーキドラム)4に押付
けるようコイルバネ13がブレーキアーム10を押して
いる。
【0013】このように構成されているので、プランジ
ャ8が釈放されて、ブレーキアーム10はコイルバネ1
3の力により押される。ここでプランジャ8とブレーキ
アーム10は交差して取付いているため、電磁作用がな
くなるとプランジャ8は離れブレーキアーム10はコイ
ルバネ13により押されて、ブレーキシュ12はブレー
キドラム4に圧接する。この時、フレーム6とコイル7
にある空気穴16上に取付けてある弁18は閉じ、弁1
8上にあってある小さな空気穴17からのみ空気は流入
し、他の部分はシール材20でシールされているため、
空気は漏れることがない。従って弁18に開けてある空
気穴17が通気穴の径を変化させることになる。すなわ
ち流入空気量を変えてやることでプランジャ8の移動速
度を変えることができ、空気によるダンパ効果が得られ
る。
【0014】また、コイル7に通電すると、プランジャ
8、8は吸引し、ブレーキアーム10を広げ、ブレーキ
シュ12がブレーキドラム4から離れる。この時電磁ブ
レーキ5内はシールされているため、電磁ブレーキ5内
の空気は空気穴16を通ってのみ外部に出る。この時は
弁18は開き電磁ブレーキ5内の空気を容易に外に追い
出すことが可能である。
【0015】このような構成であるので、フライホイー
ルがなくてもブレーキ時の減速度を小さくでき、ブレー
キ動作時には所要のブレーキトルクを従来同様得られ
る。しかもフライホイールがないため駆動装置自体小型
にできる。本発明の他の実施例を図2(A)、(B)を
参照して説明する。
【0016】これは上述のものがプランジャ8、8を普
通のプランジャ22になし、代わりにブレーキアーム1
0、10を交差したブレーキアーム21、21としたも
のである。こうするとソレノイドが単純になり、気密保
持も容易になる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、乗客に無用のショック
を与えないより安全なエスカレータを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエスカレータの電磁ブレーキ装置
部分の正面図である。
【図2】本発明の他の実施例による電磁ブレーキで、図
(A)は電磁ソレノイド部分の図であり、図(B)は図
(A)の部分詳細図である。
【図3】従来のエスカレーター駆動装置図である。
【図4】図3のIV-IV 線矢視図である。
【符号の説明】
2…モータ 3…減速機 4…カップリング(ブレーキドラム) 5…電磁ブレーキ装置 6…フレーム 7…コイル 8…プランジャ 12…ブレーキシュ 16…空気穴(大) 17…小穴 18…弁 19…フライホイール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイド・プランジャー形電磁石の釈放
    により、制動ばねがブレーキシュウをブレーキドラムに
    押付けて制動する電磁ブレーキにおいて、 前記プランジャー先端の吸引空間を気密に形成すると共
    に、前記空間に外部に通じる通気穴を設け、且、電磁石
    釈放時に前記通気穴断面を狭くする弁を設けたことを特
    徴とする電磁ブレーキ。
JP4096367A 1992-04-16 1992-04-16 電磁ブレーキ Pending JPH05296268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4096367A JPH05296268A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 電磁ブレーキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4096367A JPH05296268A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 電磁ブレーキ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05296268A true JPH05296268A (ja) 1993-11-09

Family

ID=14163009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4096367A Pending JPH05296268A (ja) 1992-04-16 1992-04-16 電磁ブレーキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05296268A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137879A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Mitsubishi Electric Corp エレベーター用巻上機装置
KR101081289B1 (ko) * 2004-01-29 2011-11-09 오티스 엘리베이터 컴파니 엘리베이터용 제동장치
CN102235451A (zh) * 2010-04-23 2011-11-09 陈海水 交叉式高效增力型制动方法
KR101420111B1 (ko) * 2014-03-28 2014-07-17 이현호 에스컬레이터 역회전 방지 장치
CN104948655A (zh) * 2015-07-09 2015-09-30 苏州润吉驱动技术有限公司 一种用于电梯制动器上的空气减震装置
CN106142136A (zh) * 2015-07-31 2016-11-23 宁夏巨能机器人系统有限公司 一种关节机器人旋转轴的抗干扰装置及其控制方法
DE102017121396A1 (de) * 2017-09-14 2019-03-14 Thyssenkrupp Ag Bremseinheit und Antriebseinheit für eine Personenbeförderungsvorrichtung und Personenbeförderungsvorrichtung
KR20210019375A (ko) * 2019-08-12 2021-02-22 한손 리프트 (쑤저우) 씨오., 엘티디. 에스컬레이터 및 움직이는 보도를 위한 클램핑-타입 부가적 제동 장치

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002137879A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Mitsubishi Electric Corp エレベーター用巻上機装置
KR101081289B1 (ko) * 2004-01-29 2011-11-09 오티스 엘리베이터 컴파니 엘리베이터용 제동장치
CN102235451A (zh) * 2010-04-23 2011-11-09 陈海水 交叉式高效增力型制动方法
KR101420111B1 (ko) * 2014-03-28 2014-07-17 이현호 에스컬레이터 역회전 방지 장치
CN104948655A (zh) * 2015-07-09 2015-09-30 苏州润吉驱动技术有限公司 一种用于电梯制动器上的空气减震装置
CN106142136A (zh) * 2015-07-31 2016-11-23 宁夏巨能机器人系统有限公司 一种关节机器人旋转轴的抗干扰装置及其控制方法
DE102017121396A1 (de) * 2017-09-14 2019-03-14 Thyssenkrupp Ag Bremseinheit und Antriebseinheit für eine Personenbeförderungsvorrichtung und Personenbeförderungsvorrichtung
KR20210019375A (ko) * 2019-08-12 2021-02-22 한손 리프트 (쑤저우) 씨오., 엘티디. 에스컬레이터 및 움직이는 보도를 위한 클램핑-타입 부가적 제동 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1077169A (ja) エレベータにおける緊急避難装置
JPH05296268A (ja) 電磁ブレーキ
CN108473279A (zh) 用于升降系统的轿厢的制动装置
CN108791264A (zh) 电子机械制动器
USRE20733E (en) Brake mechanism
JPS5926502B2 (ja) 制動方法及び制動装置
JPH0717371A (ja) 空気圧ブレーキブースタ
US5109958A (en) Brake unit for an elevator hoist apparatus
KR20060018938A (ko) 엘리베이터의 에어식 로프스토퍼 구조
JP2007137626A (ja) エレベータのブレーキ装置
JPS591615B2 (ja) アンチロツク制御装置付ブレ−キ
JPS5950203A (ja) ヱヤ−シリンダ−の制御方法
JP2000110868A (ja) ブレーキ装置とそれを用いたエレベータ装置
JPH05139678A (ja) マンコンベアのブレーキ装置
JPH0542272Y2 (ja)
JPH04350085A (ja) エレベーター用巻上機
JPS60128051A (ja) ブレ−キ液圧保持装置の液圧解除制御方法
JPS645121Y2 (ja)
JP4601150B2 (ja) エレベーター用巻上機装置
CN101717055B (zh) 盘式制动器手动松闸装置
CN201605072U (zh) 盘式制动器的手动松闸装置
KR100575571B1 (ko) 전자 브레이크
AT100479B (de) Druckluftbremseinrichtung für Kraftfahrzeuge.
FI123654B (fi) Menetelmä ja laitteisto hissin jarrun toimintaäänen vaimentamiseksi
JPH01279125A (ja) 制動子のストローク時間を短縮した制動装置