JPH0542272Y2 - - Google Patents

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JPH0542272Y2
JPH0542272Y2 JP14303788U JP14303788U JPH0542272Y2 JP H0542272 Y2 JPH0542272 Y2 JP H0542272Y2 JP 14303788 U JP14303788 U JP 14303788U JP 14303788 U JP14303788 U JP 14303788U JP H0542272 Y2 JPH0542272 Y2 JP H0542272Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、水車発電機等に用いられる電磁ブレ
ーキ装置に関するもので、詳しくは制動時又は制
動解除時の衝撃を吸収し、かつ必要に応じて制動
力を可変できる電磁ブレーキ装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来の水車発電機用の電気ブレーキ装置には、
電動機の駆動力を利用してブレーキシユーを水車
発電機の回転部に押しつけるものと、電磁ソレノ
イドの駆動力を利用してブレーキシユーを水車発
電機の回転部に押しつけるものとがある。又電動
機又は電磁ソレノイドの駆動力をブレーキシユー
に伝達する手段として、リンク機構を用いるもの
と、油圧のブレーキシリンダー用いるものとがあ
つた。
それぞれの従来例を具体的に説明すると、電動
機39の駆動力をリンク機構を用いて伝達するも
のは、第4図に示すように、電動機39の回転運
動をピニオン41とラツク43で直線運動に換
え、固定支軸20aに回動自在に軸着されたアー
ム3の他端を、前記ラツク43の先端に軸着して
押圧し、ブレーキ本体21のブレーキシユー22
を水車発電機の回転部38に押しつけるようにし
たものである。
電磁ソレノイド40の駆動力をリンク機構を用
いて伝達するものは、第5図に示すように、電磁
ソレノイド40に通電すると、プランジヤー42
を介して第4図と同様のアーム3を回動し、ブレ
ーキシユー本体21のブレーキシユー22を水車
発電機の回転部38に押しつけるようにしたもの
である。
電動機39の駆動力を一旦油圧に変換するもの
は、第6図に示すように、電動機39に通電する
と、油ポンプ44が油圧を発生し、この油圧によ
つてブレーキシリンダ45のブレーキピストン4
6を駆動してブレーキ本体21のブレーキシユー
22を水車発電機の回転部38に押しつけるよう
にしたものである。
電磁ソレノイド40の駆動力を一旦油圧に変換
するものは、第7図に示すように、電磁ソレノイ
ド40に通電してマスターシリンダー47内のピ
ストン48を作動させると油圧が発生し、この油
圧によつてブレーキシリンダ45のブレーキピス
トン46を駆動してブレーキ本体21のブレーキ
シユー22を水車発電機の回転部38に押しつけ
るようにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] 以上の従来例の電気ブレーキ装置のうち、電動
機を利用したものは、ピニオン41やラツク43
などを利用するため、構造が複雑になるという欠
点がある。また、油圧を介して制動を行なうもの
は、油漏れや長時間制動する場合に油圧の低下に
よる制動圧力の低下があるという欠点がある。こ
れらの理由から電磁的制動源の駆動力を直接利用
してブレーキシユー22を水車発電機の回転部3
8に押しつけるものが構造上簡単であり、保守上
も好ましい。しかし、従来のこの構造のものは、
電磁ソレノイドへの通電と同時にプランジヤーが
アマチユアに衝突し、かつブレーキシユーが水車
発電機の回転部38を打撃するように制動動作に
入るので制動時の衝撃が大い。また、反力スプリ
ングを利用してブレーキシユーを回転部38に押
しつけるようにしたものは、制動解除時にこの反
力スプリングの反動が大きく、その反力による衝
撃が大きい。この衝撃は装置全体に悪影響をおよ
ぼし、装置を故障させたり、装置の寿命を短くす
るばかりでなく、作動中に故障した場合には、大
きな事故につながりかねないものであつた。さら
に、制動がかかるのは通電している間だけであ
り、電磁ソレノイド40を長時間連続して通電
し、かつ水車発電機の回転部38を長時間制動す
るためには、電磁ソレノイドが大型化すること、
電磁ソレノイドの寿命および信頼性が損なわれる
などの問題点があつた。
本考案の第1の目的は、制動時および制動解除
時の衝撃がないもの、特に反スプリングを用いた
ものにおいて制動解除時の反力スプリングの反動
による衝撃を吸収することのできるものを得るこ
とである。
本考案の第2の目的は、短時間の電磁ソレノイ
ドへの通電により長時間の制動のできる電磁ブレ
ーキ装置を得ることである。
本考案の第3の目的は、アジヤスターの調節に
より1台で広範囲の制動力が得られる装置を提供
することである。
「課題を解決するための手段] 本考案は、制動時および制動解除時の衝撃がな
いものを得るために、電磁ソレノイドコイルによ
り励磁されたアマチユアでプランジヤーを駆動
し、このプランジヤーにロツドを進退自在に挿入
するとともに、反力スプリングでこのロツドを外
方に付勢してこのロツドに連結されたブレーキシ
ユーに制動圧力を付与するようにしたものにおい
て、前記プランジヤーからロツドが突出する部分
のプランジヤーとロツドの当接面をガイドシール
で密閉し、ロツドの抜け止め突部の外周とプラン
ジヤーの内周面との当接面をガイドシールで密閉
して、プランジヤーの内部のロツドとの間にエア
ダンパー用空間を形成してなるものである。
また、上記のロツドの進退速度を制限するエア
ダンパー用空間に加えて、アマチユアからロツド
が突出する部分のアマチユアとロツドの当接面を
ガイドシールで密閉し、アマチユアからプランジ
ヤーが突出する部分のアマチユアとプランジヤー
の当接面をガイドシールで密閉して、アマチユア
とプランジヤーとの間にエアダンパー用空間を形
成して、エアダンパーを2段にしてなるものであ
る。
また、短時間の電磁ソレノイドへの通電により
長時間の制動のできるものを得るために、プラン
ジヤーの側面に段部を形成し、ブレーキシユーが
被制動体の回転部に圧接した状態で前記段部に係
合する位置にストツパーを設け、このストツパー
を係脱させるサブ電磁ソレノイドを設けたもので
ある。
そして、制御のために、プランジヤーの他端に
スイツチ板を設け、プランジヤーの停止位置の前
記スイツチ板に相対する位置に制動リミツトスイ
ツチおよび制動解除リミツトスイツチを設け、制
動リミツトスイツチの動作によつて電磁ソレノイ
ドコイルへの通電を絶ち、制動解除リミツトスイ
ツチの動作によつてサブ電磁ソレノイドへの通電
を絶つようにする。
さらに、アジヤスターの調節により1台で広範
囲の制御力を得るために、プランジヤーのロツド
挿入側と反対端に、アジヤスターを嵌合するとと
もに、このアジヤスターの位置を調整するアジヤ
ストボルトを螺合し、このアジヤストボルトで反
力スプリングのばね圧を調節するようにしたもの
である。
[作用] プランジヤーの内周面とロツドとの前後2個所
の当接面を密閉することによりプランジヤーとロ
ツドの相対的な進退速度を制限するエアダンパー
が形成される。このエアダンパーは、主に制動解
除時に反力スプリングの反動でプランジヤーが押
し戻される速度を制限し、プランジヤーが衝撃的
に押し戻されることを抑制する。
また、アマチユアとロツドの当接面、アマチユ
アとプランジヤーの当接面、プランジヤーの内周
面とロツドの当接面を、それぞれガイドシールで
密閉することによりアマチユアとプランジヤーの
相対的な進退速度を制限するエアダンパーが形成
される。このエアダンパーは、主に制動開始時
に、ブレーキシユーが被制動体に接触するまで、
電磁ソレノイドコイルの吸引力でプランジヤーが
引き込まれる速度を制限し、プランジヤーが衝撃
的にアマチユア内に引き込まれてブレーキシユー
が被制動体に衝撃的に衝突することを抑制する。
また、制動解除時はに、プランジヤーが押し戻さ
れる速度を制限することにも寄与するが、上記の
プランジヤー内に形成されたエアダンパーほどで
はなく、2次的な作用である。
さらに、プランジヤーの側面の段部とストツパ
ー、サブ電磁ソレノイドを設け、さらに、スイツ
チ板、制動リミツトスイツチおよび制動解除リミ
ツトスイツチを設けることにより、制動状態でプ
ランジヤーを機械的に固定し、電磁ソレノイドコ
イルの通電を断つ。
さらに、アジヤストボルトを捩じ込むことによ
り、反力スプリングを圧縮して制動圧力が高く設
定され、緩めることにより制動圧力が低く設定さ
れる。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づ
いて説明する。
第1図において、1は本装置を駆動する電磁ソ
レノイドコイルであり、その外周は台座20に回
転自在に軸着されたアマチユア5で包囲され、内
部にはプランジヤー2が進退自在に挿入されてい
る。このプランジヤー2は内部の両端に段部7,
10をつけて中空に形成されており、一端には後
記するアーム3に軸着されるロツド6が進退自在
に挿入され、このロツド6の外周の抜け止め突部
8が前記段部7に当接して、プランジヤー2から
抜けないようになつている。また、このプランジ
ヤー2の他端内側には雌ねじ9が切られ、アジヤ
スター4が進退自在に挿入され、アジヤスター4
の外周の突部11が前記段部10に当接して、プ
ランジヤー2から抜けないようになつており、前
記ロツド6と前記アジヤスター4の間には反力ス
プリング37が介装されている。前記雌ねじ9に
はアジヤストボルト12が螺合しており、このア
ジヤストボルト12の先端は前記アジヤスター4
に当接し、ロツクナツト18でロツクされてい
る。前記アマチユア5の内周面にはロツド6との
当接面、プランジヤー2との当接面に気密なガイ
ドシール13,14が設けられ、また、プランジ
ヤー2の内周面にはロツド6との当接面に気密な
ガイドシール15が設けられ、前記抜け止め突部
8の外周にはプランジヤー2の内周面との接触面
にOリングなどのガイドシール8aが設けられて
いる。その結果、アマチユア5とプランジヤー2
との空間16aと、プランジヤー2とロツド6と
の空間16bが密閉され、それぞれ独立したエア
ダンパーが形成されている。アマチユア5に穿設
された調節穴17には第3図に示すように空気の
出入り口を調節するため中央に穴17bのあいた
ねじ17aが交換可能に螺合されている。前記ロ
ツド6の先端は2本のアーム3の一端を連結する
軸19に回動自在に軸着され、それぞれのアーム
3の他端は台座20の固定支軸20aに回転自在
に軸着されている。また、このアーム3の一端は
補助スプリング36によつてアマチユア5方向に
吸引されている。前記アーム3にはブレーキシユ
ー22が固定されたブレーキ本体21がリンク2
5を介して回動自在に取付けられ、ブレーキ本体
21の背面には移動方向を定めるスタビライザー
23が形成され、このスタビライザー23は前記
アマチユア5と一体に形成されたガイド24に摺
動自在に挿入されている。
前記プランジヤー2の他端側には先端にゆくに
したがつて細くなるように段部26が設けられ、
前記アマチユア5に固着されたストツパーガイド
27にストツパー28が第1図中の上下方向に摺
動自在に貫通している。ストツパー28の先端は
前記プランジヤー2の側面に臨ませられており、
スプリング29によつて、常にプランジヤー2側
に付勢され、プランジヤー2の側面に当接してい
る。ストツパー28はさらにリンク機構31を介
してサブ電磁ソレノイド30に連結され、このサ
ブ電磁ソレノイド30の作動によつてストツパー
28の先端が上方へ引上げられてプランジヤー2
の段部26から外れるようになつている。前記プ
ランジヤー2の他端にはスイツチ板32が設けら
れ、これに相対する位置に制動リミツトスイツチ
33と制動解除リミツトスイツチ34が設けられ
ている。
以上の構成において、主電磁ソレノイドコイル
1に無通電の状態、すなわち制動を掛けていない
状態では、第1図に示すように、補助スプリング
36によつてロツド6が図中右方へ引かれ、プラ
ンジヤー2の他端がアマチユア5から図中右方へ
完全に突出して、水車発電機の回転部38と反対
方向に移動しブレーキシユー22は水車発電機の
回転部38と数cmの間隙31aを保持して対峙し
ている。
次に制動動作を説明する。
制動を掛けるときには、主電磁ソレノイドコイ
ル1に通電する。なお、この通電時間は後述のス
トツパー28が段部26に係合するまでのわずか
な時間である。すると、プランジヤー2がアマチ
ユア5内に引き込まれる。アマチユア5が引き込
まれ始めると、アマチユア5とプランジヤー2と
のエアダンパー用空間16aおよびロツド6とプ
ランジヤー2とのエアダンパー用空間16bがガ
イドシール13,14,15,8aによつて密閉
されているので、エアダンパー用空間16aは正
圧、エアダンパー用空間16bは負圧となる。
主電磁ソレノイドコイル1への通電開始直後か
らブレーキシユー22が回転体38に当接するま
での間は、エアダンパー用空間16bによる制限
に加えて反力スプリング37の反力により、プラ
ンジヤー2とロツド6との相対的な動きはなく、
エアダンパー用空間16aだけがダンパーとして
有効に機能して、プランジヤー2がアマチユア5
に引き込まれてゆく。このとき、エアダンパー用
空間16aはガイドシール13,14の接触面で
の空気漏れとアマチユア5に螺合されたねじ17
aの穴17bから空気が徐々に排出され、プラン
ジヤー2はゆつくり引き込まれて行く。
プランジヤー2の移動とともに補助スプリング
36に抗して、ロツド6も一体に移動してアマチ
ユア5から突出して行き、アーム3を固定支軸2
0aを中心として徐々に回動させ、ブレーキシユ
ー22が水車発電機の回転部38に近づいて行
く。ブレーキシユー22が水車発電機の回転部3
8に当接すると、ロツド6およびアーム3、ブレ
ーキ本体21は停止する。
そして、ブレーキシユー22が回転体38に当
接した後は、ロツド6がそれ以上進出できなくな
り、エアダンパー用空間16aの制限に加えて、
エアダンパー用空間16bによる制限と反力スプ
リング37の反力に抗して、プランジヤー2がア
マチユア5に引き込まれ、プランジヤー2の先端
がアマチユア5に当接したところで停止する。こ
のとき、エアダンパー用空間16bはガイドシー
ル15,8aの接触面での空気漏れにより空気が
徐々に吸入され、プランジヤー2はさらにゆつく
り引き込まれて行く。
そして、反力スプリング37が圧縮されてゆ
き、これにしたがつてブレーキシユー22は水車
発電機の回転部38に圧接され、次第に圧接圧力
が大きくなり、制動圧力を増して行く。
プランジヤー2の段部26がストツパー28の
位置に達すると、ストツパー28は常にプランジ
ヤー2側に付勢されているのでストツパー28の
先端が段部26に係合する。この係合の後であつ
て、スイツチ板32がリミツトスイツチ33の位
置に達すると、リミツトスイツチ33が作動し
て、主電磁ソレノイドコイル1の電源が絶たれ、
装置は第2図に示すように停止する。プランジヤ
ー2はストツパー28に係合しているので、後退
せず、ブレーキシユー22は水車発電機の回転部
38に圧接されたまま停止する。
次に、制動解除動作を説明する。
制動を解除するには、主電磁ソレノイドコイル
1を短時間(約2秒間)だけ励磁しストツパー2
8を無負荷状態としたのち、サブ電磁ソレノイド
30に短時間だけ通電する。すると、サブ電磁ソ
レノイド30のプランジヤー35が引き込まれ
て、これと連結されたリンク機構31が作動し、
ストツパー28が引き上げられ、ストツパー28
とプランジヤー2の段部26との係合が解かれ、
その後主電磁ソレノイドコイル1の電源が切れ、
プランジヤー2は反力スプリング37と補助スプ
リング36との力によつて後退を開始する。
制動解除は制御時とは逆に、まず、反力スプリ
ング37の反力により、プランジヤー2が押し戻
される。このとき、主にエアダンパー用空間16
bが有効に機能し、従的にエアダンパー用空間1
6aが機能し、ガイドシール13,14,15,
8aの接触面での空気漏れと穴17bにより、エ
アダンパー用空間16bの空気が徐々に排出さ
れ、エアダンパー用空間16aに空気が徐々に吸
入される。そして、プランジヤー2のみが徐々に
後退し、ロツド6はアマチユア5に対しては後退
しない。
エアダンパー用空間16bが元に戻り、プラン
ジヤー2とロツド6の相対的な動きが停止する
と、エアダンパー用空間16aのみが機能してロ
ツド6がプランジヤー2とともに徐々に後退す
る。そして、制動が緩められ、遂には制動が解か
れ、補助スプリング36はブレーキシユー22を
水車発電機の回転部38から完全に引き離し、再
び第1図に示すように、数cmの間隙31aを保持
する。
プランジヤー2の段部26がストツパー28の
位置を越えてスイツチ板32が制動解除リミツト
スイツチ34をオンすると、サブ電磁ソレノイド
30が解除され、ストツパー28はスプリング2
9で下降し、第1図の状態に戻る。
以上の実施例では、制動時の衝撃を柔らげるた
めのエアダンパー用空間16aと制動解除時の衝
撃をやわらげるためのエアダンパー用空間16b
を両方設けるようにしたが、特に反力スプリング
の反動による衝撃の大きいエアダンパー用空間1
6bだけを設けるようにしてもよい。
[考案の効果] 本考案は、以上のように構成したので、制動解
除時の反力スプリングの反動による衝撃をほとん
ど吸収することができ、したがつて衝撃による装
置の劣化や故障がなく、作動時に装置が故障する
可能性が非常に低く、安全である。制動完了後
は、電磁ソレノイドの通電を直ちに絶つので、電
磁ソレノイドに無理な負荷を掛けずに制動は継続
する。また、調節穴に螺合した穴付きねじを交換
して空気の通過量を変えれば、プランジヤーの作
動速度を変えることができるなどのすぐれた効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の電磁ブレーキの
一実施例を示すもので、第1図は非制動時の断面
図、第2図は制動時の断面図、第3図は調節穴を
示す部分断面図、第4図、第5図、第6図および
第7図はそれぞれ従来の異なる例を示す説明図で
ある。 1……電磁ソレノイドコイル、2……プランジ
ヤー、3……アーム、4……アジヤスター、5…
…アマチユア、6……ロツド、7……段部、8…
…抜け止め突部、8a……ガイドシール(Oリン
グ)、9……雌ねじ、10……段部、11……突
部、12……アジヤストボルト、13,14,1
5……ガイドシール、16a,16b……空間、
17……調節穴、17a……調節穴付きねじ、1
7b……穴、18……ロツクナツト、19……
軸、20……台座、20a……固定支軸、21…
…ブレーキ本体、22……ブレーキシユー、23
……スタビライザー、24……ガイド、25……
リンク、26……段部、27……ストツパーガイ
ド、28……ストツパー、29……スプリング、
30……サブ電磁ソレノイド、31……リンク機
構、31a……間隙、32……スイツチ板、33
……制動リミツトスイツチ、34……制動解除リ
ミツトスイツチ、35……プランジヤー、36…
…補助スプリング、37……反力スプリング、3
8……水車発電機の回転部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電磁ソレノイドコイル1により励磁されたア
    マチユア5でプランジヤー2を駆動し、このプ
    ランジヤー2にロツド6を進退自在に挿入する
    とともに、反力スプリング37でこのロツド6
    を外方に付勢してこのロツド6に連結されたブ
    レーキシユー22に制動圧力を付与するように
    したものにおいて、 前記プランジヤー2からロツド6が突出する
    部分のプランジヤー2とロツド6の当接面をガ
    イドシール15で密閉し、ロツド6の抜け止め
    突部8の外周とプランジヤー2の内周面との当
    接面をガイドシール8aで密閉して、プランジ
    ヤー2の内部のロツド6との間にエアダンパー
    用空間16bを形成してなることを特徴とする
    電磁ブレーキ装置。 (2) アマチユア5からロツド6が突出する部分の
    アマチユア5とロツド6の当接面をガイドシー
    ル13で密閉し、アマチユア5からプランジヤ
    ー2が突出する部分のアマチユア5とプランジ
    ヤー2の当接面をガイドシール14で密閉し
    て、アマチユア5とプランジヤー2との間にエ
    アダンパー用空間16aを形成してなることを
    特徴とする請求項(1)記載の電磁ブレーキ装置。 (3) プランジヤー2の側面に段部26を形成し、
    ブレーキシユー22が被制動体の回転部38に
    圧接した状態で前記段部26に係合する位置に
    ストツパー28を設け、このストツパー28を
    係脱させるサブ電磁ソレノイド30を設けたこ
    とを特徴とする請求項(1)または(2)記載の電磁ブ
    レーキ装置。 (4) プランジヤー2の他端にスイツチ板32を設
    け、プランジヤー2の停止位置の前記スイツチ
    板32に相対する位置に制動リミツトスイツチ
    33および制動解除リミツトスイツチ34を設
    け、制動リミツトスイツチ33の動作によつて
    電磁ソレノイドコイル1への通電を絶ち、制動
    解除リミツトスイツチ34の動作によつてサブ
    電磁ソレノイド30への通電を絶つことを特徴
    とする請求項(1),(2)または(3)記載の電磁ブレー
    キ装置。 (5) プランジヤー2のロツド挿入側と反対端に、
    アジヤスター4を嵌合するとともに、このアジ
    ヤスター4の位置を調整するアジヤストボルト
    12を螺合し、このアジヤストボルト12で反
    力スプリング37のばね圧を調節するようにし
    た請求項(1),(2),(3)または(4)記載の電磁ブレー
    キ装置。
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