JPH05272034A - 織機の緯入れ装置 - Google Patents

織機の緯入れ装置

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JPH05272034A
JPH05272034A JP4065535A JP6553592A JPH05272034A JP H05272034 A JPH05272034 A JP H05272034A JP 4065535 A JP4065535 A JP 4065535A JP 6553592 A JP6553592 A JP 6553592A JP H05272034 A JPH05272034 A JP H05272034A
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JP
Japan
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weft
arrival timing
rollers
arrival
timing
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JP4065535A
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Takao Ishido
孝雄 石藤
Akio Shindo
昭夫 新藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緯糸の反緯入れ側への到達タイミング制御の
応答性を向上する。 【構成】 緯糸Yは、給糸体1側からノズル8に引き通
され、入切装置50のレバー52の動作により、加速装
置30のモータ31で回転駆動する一対のローラ33,
35間に挾持されて牽引されつつ、ノズル8の噴射流に
乗せって、経糸開口内に緯入れされる。そして、センサ
10が、緯糸Yの到達を検出して、この検出到達タイミ
ングを比較回路13に出力する。すると、比較回路13
が検出到達タイミングと設定到達タイミングとの差を演
算して補正回路15に出力する。補正回路15は、上記
差に応じた補正指令を加速装置30、または、入切装置
50のいずれか一方に出力し、緯糸Yの到達タイミング
を一定とする。また、緯糸Yの牽引により、ノズル8か
らの流体噴射量が減少し、エネルギ消費量が低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機において、一対の
ローラによる牽引と、ノズルによる噴射流とにより、緯
糸の反緯入れ側への到達タイミングを一定にする緯入れ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】織機の緯入れ装置としては、例えば特公
昭64−3969号公報に開示されたものが知られてい
る。
【0003】これは、図11に示すように、加圧空気供
給源101から緯入れノズル102までの空気供給経路
103に、加圧空気供給源101から緯入れノズル10
2側に順に、圧力制御弁104と、サージタンク105
と、開閉弁106とを介装してある。経糸W列の反緯入
れ側には、緯糸到達センサ107を設けてある。この緯
糸到達センサ107の出力信号と、織機主軸の回転角度
位置を検出するアングルセンサ108の出力信号とが、
到達タイミング検出回路109に入力される。到達タイ
ミング検出回路109は、緯糸到達センサ107の出力
信号の入力時刻をアングルセンサ108からの回転角度
位置に置換し、この置換した回転角度位置を検出到達タ
イミングとして比較回路110に出力する。比較回路1
10は、検出到達タイミングと予め設定された基準値と
しての設定到達タイミングとの差に応じた制御指令を、
圧力制御弁104に出力する。
【0004】つまり、この緯入れ装置は、緯糸到達セン
サ107からの出力により、空気噴射ノズル102から
噴射される空気圧力を緯糸Yの到達タイミングに応じて
自動制御するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例のような
流体を制御するものにあっては、緯糸Yが流体との摩擦
により牽引され搬送されるものであることから、緯糸Y
と流体例えば空気流との摩擦は極めて小さく、空気流の
エネルギの大部分が無駄になっており、エネルギ消費が
大きいという問題が指摘されている。また、圧力制御弁
104が駆動してから空気圧力が目標値になるまでに、
少なくとも数十ピックの応答遅れがあり、この応答遅れ
の間に、緯入れ不良が発生したり、織り傷が発生したり
するという不都合がある。
【0006】そこで、本発明にあっては、エネルギ消費
の低減と、応答性の向上とを図り、最適な緯入れが行え
るようにすることを課題にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、給糸体側から
緯糸を、流体噴射による姿勢制御ノズルに引き通し、前
記給糸体側からの緯糸を、入切装置の動作により、加速
装置のモータで回転駆動する一対のローラ間に挾持さ
せ、この一対のローラで牽引した後、前記姿勢制御ノズ
ルの噴射流に乗せて経糸開口内に緯入れを行う織機の緯
入れ装置において、前記緯入れされる緯糸の反緯入れ側
への到達タイミングを検出する検出手段と、この検出手
段からの検出到達タイミングと予め設定された設定到達
タイミングとの差を演算する比較手段と、この比較手段
からの差により前記緯糸の到達タイミングが一定となる
補正指令を前記加速装置または前記入切装置のいずれか
一方に出力する補正手段と、を設けてある。
【0008】
【作用】姿勢制御ノズルから低圧の空気が噴射されてお
り、加速装置の一対のローラがモータで回転駆動し、入
切装置のレバーが解放位置に停止している緯入れ前の状
態においては、給糸体側から緯糸が、入切装置のレバー
と姿勢制御ノズルとの間で、加速装置の一対のローラ間
に無接触になっている。この状態において、緯入れ開始
タイミング直前になると、緯糸が、姿勢制御ノズルから
の噴射流により、経糸側に引き出され、姿勢制御ノズル
側での緯糸の弛みが除去される。この後、入切装置のレ
バーが、解放位置から引き込み位置に移動停止すると、
緯糸が、姿勢制御ノズルからの噴射流で経糸側に引っ張
られた状態で、加速装置の一対のローラ間に挾持され
る。この一対のローラ間に挾持された緯糸は、常に、一
対のローラから牽引力を受けつつ、姿勢制御ノズルから
の噴射流に乗って、反緯入れ側に飛走して到達する。
【0009】この緯糸の到達を検出手段が検出し、この
検出到達タイミングを比較手段に出力すると、比較手段
が検出到達タイミングと設定到達タイミングとの差を演
算して補正手段に出力し、補正手段が検出到達タイミン
グと設定到達タイミングとの差に応じた補正指令を加速
装置、または、入切装置のいずれか一方に出力し、もっ
て、加速装置による緯糸の牽引を、緯糸の到達タイミン
グが一定となるように制御する。
【0010】
【実施例】
第1実施例 図1は、第1実施例としての織機の緯入れ装置を示して
いる。図1において、緯糸Yが、給糸体1から緯糸測長
貯留装置2の巻き付けアーム3中を通り、巻き付けアー
ム3と緯糸測長貯留装置2のドラム4との相対回転によ
り、ドラム4の周面に巻き付けられて貯留され、ドラム
4の周面に挿入された係止爪5に係留されつつ、ヤーン
ガイド6から、後述する入切装置50のレバー52の導
糸孔53と、後述する加速装置30と、ヤーンガイド7
とを順に経て、姿勢制御ノズル8に引き通されている。
一方、経糸W列の反緯入れ側には、緯入れされた緯糸Y
の到達タイミングを検出する検出手段としての緯糸到達
センサ10を設けてある。緯糸到達センサ10の出力信
号と、織機主軸の回転角度位置を検出するアングルセン
サ11の出力信号とが、到達タイミング検出回路12に
入力される。到達タイミング検出回路12は、緯糸到達
センサ10の出力信号の入力時刻をアングルセンサ11
からの回転角度位置に置換し、この置換した回転角度位
置を検出到達タイミングとして比較回路13に出力す
る。比較回路13は、検出到達タイミングと、予め基準
値として基準到達タイミングテーブル14に設定された
設定到達タイミングとの差を演算して補正回路15に出
力する。補正回路15は、検出到達タイミングと設定到
達タイミングとの差を入切装置50におけるレバー52
の揺動タイミング(トラバースタイミング)に補正し、
この補正指令なる補正揺動タイミングをロータリーソレ
ノイド51のドライブ回路16にフィードバックする。
ドライブ回路16は、織機運転の準備作業で作業者から
入力された織機回転数と織り幅とにより求められたレバ
ー52の設定揺動タイミングを加算し、図外の電源から
ロータリーソレノイド51への電力供給時間(期間)を
制御し、レバー52の引き込み位置での停止時間を制御
する。
【0011】図2は、前記加速装置30と入切装置50
とのまわりを、多色織りの場合を例として、示してあ
る。図2において、姿勢制御ノズル8側のサイドフレー
ム20には、外側に延びる固定ベース21を取り付けて
ある。一方の姿勢制御ノズル8には、緯糸Yが、図外の
1つの給糸体から、固定ベース21に取り付けられたヤ
ーンガイド6,7を通って引き通されている。他方の姿
勢制御ノズル8には、緯糸Yが、図外の別の給糸体か
ら、固定ベース21に取り付けられたヤーンガイド6,
7を通って引き通されている。ヤーンガイド6,7間に
位置する固定ベース21には、加速装置30と、入切装
置50とを組み付けてある。
【0012】加速装置30のモータ31は、固定ベース
21の縦壁22の背面に取り付けられている。モータ3
1の出力軸には、縦壁22の手前側に突出する駆動軸3
2を連結してある。駆動軸32には、大径な円筒形なる
金属製の複数のローラ33を、駆動軸32の軸心方向に
所定間隔を以て、ねじ34で固定的に取り付けてある。
ローラ33の上方には、小径なるゴム製の複数のローラ
35が配置されている。小径なローラ35は、基端が縦
壁22に上下方向に揺動可能に取り付けられたアーム3
6の自由端に回転可能に取り付けられた金属円筒形の心
体37と、心体37の周面に接合されたゴム層38とで
構成されており、縦壁22とアーム36とに跨設された
スプリング39により、大径なローラ33側に付勢され
ている。
【0013】入切装置50は、複数のロータリーソレノ
イド51を備えている。ロータリーソレノイド51は、
図外のソレノイドに供給される電力により、出力軸を一
方向に回転駆動し、図外のスプリングにより、出力軸を
逆方向に自己復帰する電磁駆動自己復帰形になってお
り、固定ベース21の底壁23に、ローラ33の反姿勢
制御ノズル8側に位置して、取り付けられている。ロー
タリーソレノイド51の上方に位置する出力軸には、レ
バー52を個別に固定的に取り付けてある。レバー52
の先端部は、ローラ33,35の接触面側に延設されて
いる。レバー52の延設端部は、上方に折り曲げらてい
る。この上方に折り曲げられたレバー52の延設端部に
は、緯糸Yが別々に通される導糸孔53を個別に形成し
てある。
【0014】図3は、図外の給糸体側からの緯糸Yが、
入切装置50のレバー52の動作で、加速装置30の一
対のローラ33,35間に引き込まれたり、加速装置3
0の一対のローラ33,35間から引き抜かれたりする
状態を示している。図3において、入切装置50のレバ
ー52が、ロータリーソレノイド51により、実線示の
解放位置に停止している場合には、緯糸Yがローラ3
3,35間から引き抜かれ、ロータリーソレノイド51
により、解放位置から仮想線示の引き込み位置に移動す
ると、緯糸Yがローラ33,35間に引き込まれる。
【0015】図4は、加速装置30における一対のロー
ラ33,35の動力伝達と隙間形成とを示している。図
4において、加速装置30の一対のローラ33,35
は、大径なローラ33の周面と小径なローラ35の周面
との接触により、モータ31で回転駆動するローラ33
の動力がローラ35に伝達され、同一周速度で互いに逆
方向に回転されるようになている。ローラ35の緯糸Y
と接触する部分の緯糸接触ゴム層40は、例えば、ウレ
タンゴムのような軟質ゴムで、緯糸Yとの摩擦力を高め
るように構成してある。ローラ35のローラ33と接触
する部分のローラ接触ゴム層41は、例えば、ネオブタ
ジエン(NBR)のような硬質ゴムで、耐久性を高める
ように構成してある。また、ローラ33の緯糸Yと接触
する緯糸接触部分42の直径は、ローラ35と接触する
ローラ接触部分43の直径よりも小寸法に形成してあ
り、一対のローラ33,35の周面間に、緯糸Yの太さ
の約1/5から1/3程度の隙間44を形成するように
なっている。
【0016】この第1実施例の動作を、図5のタイミン
グチャートを参照しながら詳述する。先ず、織機主軸の
回転角度位置がt1になると、図外の加圧空気供給源か
ら姿勢制御ノズル8への図外の空気供給経路に設けられ
た図外の開閉弁が開弁して、低圧の空気が姿勢制御ノズ
ル8から噴射される。このとき、加速装置30の一対の
ローラ33,35は、モータ31で回転駆動されている
とともに、入切装置50のレバー52が図3に実線で示
す解放位置に停止している。よって、緯糸Yは、レバー
52とヤーンガイド7との間で、加速装置30のローラ
33,35間から軸心方向一側に引き抜かれている。
【0017】この状態において、緯入れ開始タイミング
なる織機主軸の回転角度位置がt2になると、係止爪5
がドラム4から引き抜かれ、緯糸Yが、姿勢制御ノズル
8からの噴射流により、経糸W列側に引き出され、緯糸
測長貯留装置2から姿勢制御ノズル8側での緯糸Yの弛
みが除去される。
【0018】引き続き、織機主軸の回転角度位置がt3
になると、入切装置50のレバー52が解放位置から図
3に仮想線で示す引き込み位置に揺動停止し、緯糸Y
が、姿勢制御ノズル8からの噴射流で経糸W列側に引っ
張られた状態で、ヤーンガイド6,7間で、加速装置3
0の一対のローラ33,35間に引き込まれる。これに
より、緯糸Yが、一対のローラ33,35で牽引された
後、姿勢制御ノズル8の噴射流に乗って飛走して経糸開
口内に緯入れされる。
【0019】これと並行して、織機主軸の回転角度位置
がt4になると、上記開閉弁が閉弁される。このt4での
開閉弁の閉弁後は、開閉弁から姿勢制御ノズル8までの
空気供給経路中の残留空気が、姿勢制御ノズル8から噴
射されている。
【0020】引き続き、織機主軸の回転角度位置がt5
になると、係止爪5がドラム4に挿入される。このt5
での係止爪5のドラム4への挿入後は、通常、緯糸Yが
1巻き分程度解舒される。
【0021】この後、織機主軸の回転角度位置がt6
なると、入切装置50のレバー52が、図3に仮想線で
示す引き込み位置から実線で示す解放位置に揺動停止
し、緯糸Yが、加速装置30の一対のローラ33,35
間から引き抜かれ、慣性と上記姿勢制御ノズル8からの
残留空気の噴射流とによって、徐々に速度を弱めなが
ら、織機主軸の回転角度位置t7で、経糸W列の反緯入
れ側に到達する。
【0022】そして、緯糸到達センサ10が緯糸Yの到
達を検出して出力信号を到達タイミング検出回路12に
出力する。すると、到達タイミング検出回路12が、緯
糸到達センサ10の出力信号の入力時刻をアングルセン
サ11からの回転角度位置に置換し、この置換した回転
角度位置を検出到達タイミングとして比較回路13に出
力し、比較回路13が、検出到達タイミングと設定到達
タイミングとの差を演算して補正回路15に出力し、補
正回路15が、検出到達タイミングと設定到達タイミン
グとの差を揺動タイミングに補正し、この補正揺動タイ
ミングをドライブ回路16にフィードバックし、ドライ
ブ回路16が、設定揺動タイミングに補正揺動タイミン
グを加算し、図外の電源からロータリーソレノイド51
への電力供給時間を制御する。
【0023】つまり、この第1実施例では、緯糸到達セ
ンサ10が検出した検出到達タイミングが、回転位置t
7なる設定到達タイミングよりも遅い場合には、加速装
置30による牽引力が緯糸Yから早く切り離され過ぎた
ことを意味するので、図5に示す点Pがt7側になるよ
うに、レバー52の引き込み位置から解放位置への揺動
開始を遅らせ、加速装置30による牽引期間を長くす
る。これにより、緯糸Yの到達タイミングが設定到達タ
イミングとなる。逆に、緯糸到達センサ10が検出した
検出到達タイミングが、回転位置t7なる設定到達タイ
ミングよりも早い場合には、加速装置30による牽引力
が緯糸Yに長く作用し過ぎたことを意味するので、図5
に示す点Pがt5側になるように、レバー52の引き込
み位置から解放位置への揺動開始を早くし、加速装置3
0による牽引期間を短くする。これにより、緯糸Yの到
達タイミングが設定到達タイミングとなる。
【0024】図6は、第1実施例の実験結果を示してい
る。つまり、図6は、糸種がデニム6番単糸(6S/
1)の緯糸Yを使用し、織機の回転数を584rpmと
し、加速装置30のモータ31の回転数を、4900r
pm,5300rpm、5700rpmとし、入切装置
50の揺動タイミングが、無(加速装置30による牽引
無し)、93°−141°、93°−160°、93°
−176°、93°−208°(織機主軸の回転角度位
置93°で緯糸Yが一対のローラ33,35間に引き込
まれ、織機主軸の回転角度位置141°、160°、1
76°、208°で緯糸Yが一対のローラ33,35間
から引き抜かれたこと)それぞれについて、検出タイミ
ングを測定したテーダである。
【0025】この図6を考察すると、加速装置30によ
る牽引期間が長くなるにしたがって、緯糸Yの反緯入れ
側への到達タイミングが早くなることが明らかである。
【0026】第2実施例 図7は、第2実施例としての織機の緯入れ装置を示して
いる。図7において、補正回路15は、検出到達タイミ
ングと設定到達タイミングとの差を加速装置30におけ
るモータ31の回転数に補正し、この補正指令なる補正
回転数をモータ31のインバータ回路17にフィードバ
ックする。インバータ回路17は、織機運転の準備作業
で作業者から入力された織機回転数と織り幅とより演算
されたモータ31の設定回転数に、補正回路15からフ
ィードバックされた補正回転数を加算し、図外の電源か
らモータ31に供給される電力の周波数を制御し、モー
タ31の回転を制御する。
【0027】したがって、この第2実施例によれば、検
出到達タイミングと設定到達タイミングとの差に応じて
加速装置30のモータ31の回転数を制御することがで
きる。 図8は、第2実施例の実験結果を示している。
つまり、図8は、糸種がデニム6番単糸(6S/1)の
緯糸Yを使用し、織機の回転数を584rpmとし、入
切装置50の揺動タイミングを、無、93°−141
°、93°−160°、93°−176°、93°−2
08°とし、加速装置30のモータ31の回転数が49
00rpm,5300rpm、5700rpmそれぞれ
について、検出タイミングを測定したテーダである。
【0028】この図8を考察すると、加速装置30によ
る牽引速度が早くなるにしたがって、緯糸Yの反緯入れ
側への到達タイミングが早くなることが明らかである。
【0029】第3実施例 図9は、第3実施例としての織機の緯入れ装置を示して
いる。図9において、補正回路15は、検出到達タイミ
ングと設定到達タイミングとの差を加速装置30におけ
るローラ35に運動変換機構60を介して連結された隙
間形成用のモータ61の回転数に補正し、この補正指令
なる補正回転数をモータ61のドライブ回路18にフィ
ードバックする。ドライブ回路18は、織機運転の準備
作業で作業者から入力された織機回転数と織り幅とより
演算されたモータ61の設定回転数に、補正回路15か
らフィードバックされた補正回転数を加算し、モータ6
1の回転の向きを制御する。
【0030】図10は、第3実施例の加速装置30にお
けるローラ33,35の動力伝達機構63と隙間形成機
構67とを示している。動力伝達機構63は、駆動ギヤ
64と、駆動ギヤ64に噛合する従動ギヤ65とで構成
してある。駆動ギヤ64は、モータ31の出力軸に連結
された駆動軸32の大径なローラ33と固定ベース21
の縦壁22との間に固定されている。従動ギヤ65は、
小径なローラ35の支持軸66に固定されている。隙間
形成機構67は、支持軸66の縮径端部68を、縦壁2
2に形成した縦長な長孔69に挿入し、支持軸66の縮
径端部68との段差端面70を縦壁22の正面の長孔6
9まわりに当接し、縦壁22の背面側に突出する支持軸
66の縮径端部68にCリングやEリングなどの止め輪
71を装着して、支持軸66を縦壁22に上下方向に移
動可能に取り付け、止め輪71より突出する支持軸66
に隙間形成用のモータ61の出力軸をボルト・ナット機
構なる運動変換機構60を介して連結したことにより、
構成されている。モータ61は、縦壁22に取り付けら
れている。
【0031】したがって、この第3実施例によれば、検
出到達タイミングと設定到達タイミングとの差に応じ
て、駆動ギヤ64が従動ギヤ65に噛合可能な範囲にお
いて、モータ61を回転駆動して、支持軸66を長孔6
9に沿って上下方向に移動,固定することにより、ロー
ラ33,35の動力伝達機能を維持しつつ、ローラ3
3,35間の隙間72を調整することができる。よっ
て、隙間72は、緯糸Yの糸種に合わせて、最大の摩擦
力が得られる寸法に容易に設定することができ、緯糸Y
に、効率的な牽引速度、または、効率的な牽引期間を与
えることがきできる。
【0032】なお、本発明にあっては、緯糸測長貯留装
置2を省略し、緯糸Yを給糸体1から入切装置50と加
速装置30とを経て姿勢制御ノズル8に引き通したり、
また、係止爪5の代わりに、ドラム4とレバー52との
間に緯糸把持装置を設けたりすることも可能である。さ
らに、本発明にあっては、姿勢制御ノズル8に圧力水を
供給してもよい。また、緯糸到達センサ10の位置は、
経糸W列中でも良い。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加速装置
の一対のローラによる牽引と姿勢制御ノズルの噴射流と
により緯入れを行うので、上記牽引により、姿勢制御ノ
ズルからの流体噴射量を減少し、エネルギの消費量が低
減できる。しかも、前回の到達タイミングにより、次回
の到達タイミングを補正し、この次回の緯入れ中での牽
引を制御するので、緯糸の反緯入れ側への到達タイミン
グ制御の応答性を向上することができ、もって、緯入れ
不良の発生や織り傷の発生を少なくすることができ、最
適な緯入れとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の全体を示す構成図。
【図2】第1実施例の加速装置と入切装置と姿勢制御ノ
ズルまわりを示す斜視図。
【図3】第1実施例の入切装置のレバーと加速装置の一
対のローラとの関係を示す平面図。
【図4】第1実施例の加速装置の一対のローラまわりを
姿勢制御ノズル側から示す側面図。
【図5】第1実施例のタイミングチャート。
【図6】第1実施例の実験結果を示す図表。
【図7】第2実施例の全体を示す構成図。
【図8】第2実施例の実験結果を示す図表。
【図9】第3実施例の全体を示す構成図。
【図10】第3実施例の加速装置の一対のローラまわり
を示す側面図。
【図11】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
8…姿勢制御ノズル 10…緯糸到達センサ 13…比較回路(比較手段) 15…補正回路(補正手段) 16…入切装置のドライブ回路 17…加速装置のローラ駆動用モータのインバータ回路 18…加速装置のローラ隙間形成用モータのドライブ回
路 30…加速装置 33,35…一対のローラ 50…入切装置 52…レバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給糸体側から緯糸を、流体噴射による姿
    勢制御ノズルに引き通し、前記給糸体側からの緯糸を、
    入切装置の動作により、加速装置のモータで回転駆動す
    る一対のローラ間に挾持させ、この一対のローラで牽引
    した後、前記姿勢制御ノズルの噴射流に乗せて経糸開口
    内に緯入れを行う織機の緯入れ装置において、 前記緯入れされる緯糸の反緯入れ側への到達タイミング
    を検出する検出手段と、 この検出手段からの検出到達タイミングと予め設定され
    た設定到達タイミングとの差を演算する比較手段と、 この比較手段からの差により前記緯糸の到達タイミング
    が一定となる補正指令を前記加速装置または前記入切装
    置のいずれか一方に出力する補正手段と、 を備えたことを特徴とする織機の緯入れ装置。
JP4065535A 1992-03-24 1992-03-24 織機の緯入れ装置 Pending JPH05272034A (ja)

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KR1019930004469A KR930019882A (ko) 1992-03-24 1993-03-23 유체 제트 직기용 위사 피킹 시스템
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