JPH0524784A - クレーンの操作装置 - Google Patents
クレーンの操作装置Info
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- JPH0524784A JPH0524784A JP20146191A JP20146191A JPH0524784A JP H0524784 A JPH0524784 A JP H0524784A JP 20146191 A JP20146191 A JP 20146191A JP 20146191 A JP20146191 A JP 20146191A JP H0524784 A JPH0524784 A JP H0524784A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明のクレーンの操作装置は、1個の操作
手段を操作するだけで自動的に複数の油圧アクチュエー
タを駆動してフックを水平移動制御するようにし、併用
操作を簡単な操作でもって行えるようにすることを目的
とする。 【構成】 操作入力部に3個の操作手段を有し、この操
作手段の1個または2個をフックの水平移動制御用操作
手段に関連付け、他の2個または1個の操作手段を単独
油圧アクチュエータ制御用操作手段とし、単独油圧アク
チュエータ制御用操作手段で制御されない油圧アクチュ
エータの単独制御を3個の操作手段のうち2個の操作手
段の併用操作で制御するようにしたもの。
手段を操作するだけで自動的に複数の油圧アクチュエー
タを駆動してフックを水平移動制御するようにし、併用
操作を簡単な操作でもって行えるようにすることを目的
とする。 【構成】 操作入力部に3個の操作手段を有し、この操
作手段の1個または2個をフックの水平移動制御用操作
手段に関連付け、他の2個または1個の操作手段を単独
油圧アクチュエータ制御用操作手段とし、単独油圧アク
チュエータ制御用操作手段で制御されない油圧アクチュ
エータの単独制御を3個の操作手段のうち2個の操作手
段の併用操作で制御するようにしたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンの操作装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のクレーンは、第4図および
第5図に図示する如く、起伏並びに旋回自在な伸縮ブー
ム1の先端にフック2を吊下し、伸縮ブーム1の起伏
動、伸縮動、フック2の巻き上げ巻き下げ動、および旋
回動を、起伏シリンダ3、伸縮シリンダ4、ウインチモ
ータ5、および旋回モータ6で行うようになっている。
そして、起伏シリンダ3、伸縮シリンダ4、ウインチモ
ータ5、および旋回モータ6の駆動制御を、それぞれ起
伏制御弁7、伸縮制御弁8、ウインチ制御弁10、およ
び旋回制御弁9で以て行うようにしている。このクレー
ンには、上記起伏制御弁7、伸縮制御弁8、ウインチ制
御弁9、および旋回制御弁10を操作するための操作手
段として、各制御弁を操作するための信号を入力する操
作入力部11と、この操作入力部11の出力信号を受け
取って演算処理し前記各制御弁7、8、9、10に操作
信号を出力する演算処理装置12を備えている。
第5図に図示する如く、起伏並びに旋回自在な伸縮ブー
ム1の先端にフック2を吊下し、伸縮ブーム1の起伏
動、伸縮動、フック2の巻き上げ巻き下げ動、および旋
回動を、起伏シリンダ3、伸縮シリンダ4、ウインチモ
ータ5、および旋回モータ6で行うようになっている。
そして、起伏シリンダ3、伸縮シリンダ4、ウインチモ
ータ5、および旋回モータ6の駆動制御を、それぞれ起
伏制御弁7、伸縮制御弁8、ウインチ制御弁10、およ
び旋回制御弁9で以て行うようにしている。このクレー
ンには、上記起伏制御弁7、伸縮制御弁8、ウインチ制
御弁9、および旋回制御弁10を操作するための操作手
段として、各制御弁を操作するための信号を入力する操
作入力部11と、この操作入力部11の出力信号を受け
取って演算処理し前記各制御弁7、8、9、10に操作
信号を出力する演算処理装置12を備えている。
【0003】前記操作入力部11は、各制御弁に操作信
号を出力するよう各制御弁に対応してそれぞれ操作手段
を備えている。この操作手段は、起伏制御弁7の切替え
方向を指定する信号を出力する起伏駆動方向指定スイッ
チ13、伸縮制御弁8の切替え方向を指定する信号を出
力する伸縮駆動方向指定スイッチ14、ウインチ制御弁
9の切替え方向を指定する信号を出力するウインチ駆動
方向指定スイッチ15、および旋回制御弁10の切替え
方向を指定する信号を出力する旋回駆動方向指定スイッ
チ16で構成すると共に、各制御弁7、8、9、10の
操作量に関する信号を出力する共通の切替え量信号発生
手段17(ポテンショメータ等で構成)で構成してい
る。
号を出力するよう各制御弁に対応してそれぞれ操作手段
を備えている。この操作手段は、起伏制御弁7の切替え
方向を指定する信号を出力する起伏駆動方向指定スイッ
チ13、伸縮制御弁8の切替え方向を指定する信号を出
力する伸縮駆動方向指定スイッチ14、ウインチ制御弁
9の切替え方向を指定する信号を出力するウインチ駆動
方向指定スイッチ15、および旋回制御弁10の切替え
方向を指定する信号を出力する旋回駆動方向指定スイッ
チ16で構成すると共に、各制御弁7、8、9、10の
操作量に関する信号を出力する共通の切替え量信号発生
手段17(ポテンショメータ等で構成)で構成してい
る。
【0004】前記起伏駆動方向指定スイッチ13は、起
仰信号発生用の端子13aと倒伏信号発生用の端子13
bを備え、中立復帰機能を有する単極双投スイッチで構
成されている。伸縮駆動方向指定スイッチ14は、伸長
信号発生用の端子14aと縮小信号発生用の端子14b
を備え、中立復帰機能を有する単極双投スイッチで構成
されている。ウインチ駆動方向指定スイッチ15は、巻
き上げ信号発生用の端子15aと巻き下げ信号発生用の
端子15bを備え、中立復帰機能を有する単極双投スイ
ッチで構成されている。旋回駆動方向指定スイッチ16
は、左旋回信号発生用の端子16aと右旋回信号発生用
の端子16bを備え、中立復帰機能を有する単極双投ス
イッチで構成されている。
仰信号発生用の端子13aと倒伏信号発生用の端子13
bを備え、中立復帰機能を有する単極双投スイッチで構
成されている。伸縮駆動方向指定スイッチ14は、伸長
信号発生用の端子14aと縮小信号発生用の端子14b
を備え、中立復帰機能を有する単極双投スイッチで構成
されている。ウインチ駆動方向指定スイッチ15は、巻
き上げ信号発生用の端子15aと巻き下げ信号発生用の
端子15bを備え、中立復帰機能を有する単極双投スイ
ッチで構成されている。旋回駆動方向指定スイッチ16
は、左旋回信号発生用の端子16aと右旋回信号発生用
の端子16bを備え、中立復帰機能を有する単極双投ス
イッチで構成されている。
【0005】前記演算処理部12は、上記の操作入力部
11からの出力信号を受け取り、操作に係る前記方向指
定スイッチ13〜16に対応する制御弁7〜10へ操作
信号を出力するものである。
11からの出力信号を受け取り、操作に係る前記方向指
定スイッチ13〜16に対応する制御弁7〜10へ操作
信号を出力するものである。
【0006】図示の例では、演算処理部12は、操作入
力部11の方向指定スイッチ13〜16の端子13a、
13b、14a、14b、15a、15b、16a、1
6bからのON−0FF信号を信号伝達線18〜25を
介して受け取る一方、手動入力部11の切替え量信号発
生手段17からの電圧信号を信号伝達線26を介して受
け取っている。27〜34は、それぞれ信号伝達線18
〜25にON信号が伝達された時に作動するリレーであ
る。
力部11の方向指定スイッチ13〜16の端子13a、
13b、14a、14b、15a、15b、16a、1
6bからのON−0FF信号を信号伝達線18〜25を
介して受け取る一方、手動入力部11の切替え量信号発
生手段17からの電圧信号を信号伝達線26を介して受
け取っている。27〜34は、それぞれ信号伝達線18
〜25にON信号が伝達された時に作動するリレーであ
る。
【0007】35は、前記信号伝達26を介して切替え
量信号発生手段17から入力される電圧信号を各制御弁
を作動する電圧に変換する変換器である。変換器35に
より切替え量信号発生手段17の出力電圧と比例関係を
もって変換された電圧は、前記リレー27の作動時に接
続されるリレー接点27aを介装した回路36を介して
起伏制御弁7の起仰方向切替え側7aに、前記リレー2
8の作動時に接続されるリレー接点28aを介装した回
路37を介して起伏制御弁7の倒伏方向切替え側7b
に、前記リレー29の作動時に接続されるリレー接点2
9aを介装した回路38を介して伸縮制御弁8の伸長方
向切替え側8aに、前記リレー30の作動時に接続され
るリレー接点30aを介装した回路39を介して伸縮制
御弁8の縮小方向切替え側8bに、前記リレー31の作
動時に接続されるリレー接点31aを介装した回路40
を介してウインチ制御弁9の巻き上げ方向切替え側9a
に、前記リレー32の作動時に接続されるリレー接点3
2aを介装した回路41を介してウインチ制御弁9の巻
き下げ方向切替え側9bに、前記リレー33の作動時に
接続されるリレー接点33aを介装した回路42を介し
て旋回制御弁10の左旋回方向切替え側10aに、前記
リレー34の作動時に接続されるリレー接点34aを介
装した回路43を介して旋回制御10の右旋回方向切替
え側10bに、それぞれ接続している。
量信号発生手段17から入力される電圧信号を各制御弁
を作動する電圧に変換する変換器である。変換器35に
より切替え量信号発生手段17の出力電圧と比例関係を
もって変換された電圧は、前記リレー27の作動時に接
続されるリレー接点27aを介装した回路36を介して
起伏制御弁7の起仰方向切替え側7aに、前記リレー2
8の作動時に接続されるリレー接点28aを介装した回
路37を介して起伏制御弁7の倒伏方向切替え側7b
に、前記リレー29の作動時に接続されるリレー接点2
9aを介装した回路38を介して伸縮制御弁8の伸長方
向切替え側8aに、前記リレー30の作動時に接続され
るリレー接点30aを介装した回路39を介して伸縮制
御弁8の縮小方向切替え側8bに、前記リレー31の作
動時に接続されるリレー接点31aを介装した回路40
を介してウインチ制御弁9の巻き上げ方向切替え側9a
に、前記リレー32の作動時に接続されるリレー接点3
2aを介装した回路41を介してウインチ制御弁9の巻
き下げ方向切替え側9bに、前記リレー33の作動時に
接続されるリレー接点33aを介装した回路42を介し
て旋回制御弁10の左旋回方向切替え側10aに、前記
リレー34の作動時に接続されるリレー接点34aを介
装した回路43を介して旋回制御10の右旋回方向切替
え側10bに、それぞれ接続している。
【0008】即ち、演算処理部12は、上記の操作入力
部11からの出力信号を受け取り、操作に係る前記各方
向指定スイッチ13〜16に対応する制御弁7〜10へ
操作信号を、当該各方向指定スイッチ13〜16の指定
する方向に前記切替え量信号発生手段17の出力信号に
関連した量切替えるよう対応する制御弁7〜10に操作
信号を出力するよう構成している。なお、各制御弁7〜
10は、入力される操作信号レベル(この場合、電圧レ
ベル)に応じてその切替え量が制御されるものである。
部11からの出力信号を受け取り、操作に係る前記各方
向指定スイッチ13〜16に対応する制御弁7〜10へ
操作信号を、当該各方向指定スイッチ13〜16の指定
する方向に前記切替え量信号発生手段17の出力信号に
関連した量切替えるよう対応する制御弁7〜10に操作
信号を出力するよう構成している。なお、各制御弁7〜
10は、入力される操作信号レベル(この場合、電圧レ
ベル)に応じてその切替え量が制御されるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く構成した従
来のクレーンの操作装置は、操作入力部11からの操作
で任意の制御弁7〜10を任意の切替え方向に任意の量
だけ操作することができるものでありながら、操作入力
部11には、各制御弁7〜10を切替え制御する手段と
して、切替え方向指定スイッチ13〜16および1個の
切替え量信号発生手段17を設けるのみでよいので、操
作入力部11の構造を簡単にできる他、操作入力部11
から演算処理部12への信号伝達が簡単になるという効
果を持つものである。このため、この種の操作は、操作
入力部11と演算処理部12間の信号を可撓性の長尺な
ケーブルで行うかあるいは無線で行うようにしたいわゆ
るリモートコントロール式の操作装置として多用されて
いる。
来のクレーンの操作装置は、操作入力部11からの操作
で任意の制御弁7〜10を任意の切替え方向に任意の量
だけ操作することができるものでありながら、操作入力
部11には、各制御弁7〜10を切替え制御する手段と
して、切替え方向指定スイッチ13〜16および1個の
切替え量信号発生手段17を設けるのみでよいので、操
作入力部11の構造を簡単にできる他、操作入力部11
から演算処理部12への信号伝達が簡単になるという効
果を持つものである。このため、この種の操作は、操作
入力部11と演算処理部12間の信号を可撓性の長尺な
ケーブルで行うかあるいは無線で行うようにしたいわゆ
るリモートコントロール式の操作装置として多用されて
いる。
【0010】しかしながら、この種のクレーンの操作装
置にあっては、方向指定スイッチ13〜16のうち2個
の方向指定スイッチを操作すると共に、切替え量信号発
生手段17を操作して、前記各制御弁7〜10の内2個
の制御弁を同時に操作するいわゆる併用操作をする場合
が頻繁にある。特に、フック2に吊下した吊荷を地面か
ら一定の高さに保ったまま移動させる作業いわゆる吊荷
平行移動作業が頻繁に行われることから、起伏駆動方向
指定スイッチ13とウインチ駆動方向指定スイッチ15
ならびに伸縮駆動方向指定スイッチ14とウインチ駆動
方向指定スイッチ15の併用操作が頻繁に行われ、2個
の方向指定スイッチを操作しなければならずその操作が
煩わしいものとなっていた。
置にあっては、方向指定スイッチ13〜16のうち2個
の方向指定スイッチを操作すると共に、切替え量信号発
生手段17を操作して、前記各制御弁7〜10の内2個
の制御弁を同時に操作するいわゆる併用操作をする場合
が頻繁にある。特に、フック2に吊下した吊荷を地面か
ら一定の高さに保ったまま移動させる作業いわゆる吊荷
平行移動作業が頻繁に行われることから、起伏駆動方向
指定スイッチ13とウインチ駆動方向指定スイッチ15
ならびに伸縮駆動方向指定スイッチ14とウインチ駆動
方向指定スイッチ15の併用操作が頻繁に行われ、2個
の方向指定スイッチを操作しなければならずその操作が
煩わしいものとなっていた。
【0011】特に、上記従来のクレーンの操作装置にあ
っては、2個の方向指定スイッチを操作の上に、切替え
量信号発生手段17を操作しなければならず煩わしいも
のとなっていた。また、操作にかかる2個の制御弁の切
替え量が、共通の切替え量信号発生装置17の操作量に
より一義的に決定されるため、これら両制御弁の操作に
関連して駆動される2個の油圧アクチュエータにより吊
荷平行移動作業をする際に吊荷を地面に平行に移動させ
ることが困難であった。
っては、2個の方向指定スイッチを操作の上に、切替え
量信号発生手段17を操作しなければならず煩わしいも
のとなっていた。また、操作にかかる2個の制御弁の切
替え量が、共通の切替え量信号発生装置17の操作量に
より一義的に決定されるため、これら両制御弁の操作に
関連して駆動される2個の油圧アクチュエータにより吊
荷平行移動作業をする際に吊荷を地面に平行に移動させ
ることが困難であった。
【0012】本発明のクレーンの操作装置は、1個の方
向指定スイッチ(操作手段)を操作するだけで自動的に
複数個の油圧アクチュエータが駆動され吊荷平行移動作
業ができるようにして上記併用操作を簡単な操作とする
とともに、しかも方向指定スイッチの数を増やさずに従
来のように各油圧アクチュエータの単独操作も可能とす
る新規なクレーンの操作装置を提供しょうとするもので
ある。
向指定スイッチ(操作手段)を操作するだけで自動的に
複数個の油圧アクチュエータが駆動され吊荷平行移動作
業ができるようにして上記併用操作を簡単な操作とする
とともに、しかも方向指定スイッチの数を増やさずに従
来のように各油圧アクチュエータの単独操作も可能とす
る新規なクレーンの操作装置を提供しょうとするもので
ある。
【0013】上記目的を達成するために、本発明のクレ
ーンの操作装置は、起伏自在な伸縮ブームの先端にフッ
クを吊下し、伸縮ブームの起伏動、伸縮動、およびフッ
クの巻き上げ巻き下げ動を、起伏制御弁、伸縮制御弁、
およびウインチ制御弁の各制御弁で以て駆動制御される
起伏シリンダ、伸縮シリンダ、およびウインチモータの
各油圧アクチュエータで行うようにしたクレーンの操作
装置、特に、前記各制御弁に操作信号を出力するよう各
制御弁に対応してそれぞれ配置した3個の操作手段を有
する操作入力部と、この操作入力部の出力信号を受け取
って演算処理し前記各制御弁に操作信号を出力する演算
処理装置を備えたクレーンの操作装置において、前記3
個の操作手段の1個または2個をウインチモータを含む
複数の油圧アクチュエータと併動して前記フックの水平
移動制御用操作手段に関連付け、他の2個または1個の
操作手段を単独油圧アクチュエータ制御用操作手段とし
て前記油圧アクチュエータの2個または1個の制御にそ
れぞれ関連付けるとともに、前記3個の油圧アクチュエ
ータのうち単独油圧アクチュエータ制御用操作手段で操
作されない油圧アクチュエータの単独制御を3個の操作
手段のうち2個の操作手段の併用操作で制御するよう、
前記操作入力部と前記演算処理装置を関連させて構成し
たことを特徴とするものである。
ーンの操作装置は、起伏自在な伸縮ブームの先端にフッ
クを吊下し、伸縮ブームの起伏動、伸縮動、およびフッ
クの巻き上げ巻き下げ動を、起伏制御弁、伸縮制御弁、
およびウインチ制御弁の各制御弁で以て駆動制御される
起伏シリンダ、伸縮シリンダ、およびウインチモータの
各油圧アクチュエータで行うようにしたクレーンの操作
装置、特に、前記各制御弁に操作信号を出力するよう各
制御弁に対応してそれぞれ配置した3個の操作手段を有
する操作入力部と、この操作入力部の出力信号を受け取
って演算処理し前記各制御弁に操作信号を出力する演算
処理装置を備えたクレーンの操作装置において、前記3
個の操作手段の1個または2個をウインチモータを含む
複数の油圧アクチュエータと併動して前記フックの水平
移動制御用操作手段に関連付け、他の2個または1個の
操作手段を単独油圧アクチュエータ制御用操作手段とし
て前記油圧アクチュエータの2個または1個の制御にそ
れぞれ関連付けるとともに、前記3個の油圧アクチュエ
ータのうち単独油圧アクチュエータ制御用操作手段で操
作されない油圧アクチュエータの単独制御を3個の操作
手段のうち2個の操作手段の併用操作で制御するよう、
前記操作入力部と前記演算処理装置を関連させて構成し
たことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】以上の如く構成した本発明のクレーンの操作装
置は、頻繁に作業する吊荷平行移動作業を行う場合のフ
ックの水平移動制御を、前記3個の操作手段のうちフッ
クの水平移動制御に関連付けた操作手段1個を操作する
ことにより、ウインチモータを含む複数の油圧アクチュ
エータが併動して前記フックを水平移動制御することが
できる。よって、簡単な操作でもって吊荷平行移動作業
を行うことができる。また単独で各油圧アクチュエータ
を制御する場合は、前記3個の操作手段のうち単独油圧
アクチュエータ制御用操作手段で制御される油圧アクチ
ュエータはこの単独油圧アクチュエータ制御用操作手段
を操作することにより単独で油圧アクチュエータを制御
できる。単独油圧アクチュエータ制御用操作手段で制御
されない油圧アクチュエータは2個の操作手段の併用操
作すれば、単独油圧アクチュエータ制御用操作手段で制
御されない油圧アクチュエータも単独で操作できる。
置は、頻繁に作業する吊荷平行移動作業を行う場合のフ
ックの水平移動制御を、前記3個の操作手段のうちフッ
クの水平移動制御に関連付けた操作手段1個を操作する
ことにより、ウインチモータを含む複数の油圧アクチュ
エータが併動して前記フックを水平移動制御することが
できる。よって、簡単な操作でもって吊荷平行移動作業
を行うことができる。また単独で各油圧アクチュエータ
を制御する場合は、前記3個の操作手段のうち単独油圧
アクチュエータ制御用操作手段で制御される油圧アクチ
ュエータはこの単独油圧アクチュエータ制御用操作手段
を操作することにより単独で油圧アクチュエータを制御
できる。単独油圧アクチュエータ制御用操作手段で制御
されない油圧アクチュエータは2個の操作手段の併用操
作すれば、単独油圧アクチュエータ制御用操作手段で制
御されない油圧アクチュエータも単独で操作できる。
【0015】
【実施例】以下本発明のクレーンの操作装置の実施例を
第1図に基いて説明する。本発明のクレーンの操作装置
を説明するにあたって、従来のクレーンの操作装置とし
て第4図および第5図に図示し従来の技術で説明し用い
た符号は、本発明のクレーンの操作装置においても全て
同じものとして同符号を用い、説明を略する。
第1図に基いて説明する。本発明のクレーンの操作装置
を説明するにあたって、従来のクレーンの操作装置とし
て第4図および第5図に図示し従来の技術で説明し用い
た符号は、本発明のクレーンの操作装置においても全て
同じものとして同符号を用い、説明を略する。
【0016】第1図において、44は、伸縮ブーム1の
稼働姿勢検出手段であって、伸縮ブーム1の起伏角θを
検出するブーム起伏角検出器45と、伸縮ブーム1のブ
ーム長さLを検出するブーム長検出器46とで以て構成
されている。
稼働姿勢検出手段であって、伸縮ブーム1の起伏角θを
検出するブーム起伏角検出器45と、伸縮ブーム1のブ
ーム長さLを検出するブーム長検出器46とで以て構成
されている。
【0017】47は、演算処理部12中に内在させた演
算手段である。この演算手段47には、前記ブーム稼働
姿勢検出手段44からのブーム稼働姿勢情報(ブーム起
伏角θとブーム長さL)と、操作入力部11の切替え量
信号発生手段17からの信号Vが入力しており、演算手
段47はこれらの入力信号θ、L、Vを用いて後述する
演算を行い、起伏制御弁7の切替え量を指示する操作信
号V1(電圧信号)と伸縮制御弁8の切替え量を指示す
る操作信号V2(電圧信号)およびウインチ制御弁9の
切替え量を指示する操作信号V3(電圧信号)とを出力
する。
算手段である。この演算手段47には、前記ブーム稼働
姿勢検出手段44からのブーム稼働姿勢情報(ブーム起
伏角θとブーム長さL)と、操作入力部11の切替え量
信号発生手段17からの信号Vが入力しており、演算手
段47はこれらの入力信号θ、L、Vを用いて後述する
演算を行い、起伏制御弁7の切替え量を指示する操作信
号V1(電圧信号)と伸縮制御弁8の切替え量を指示す
る操作信号V2(電圧信号)およびウインチ制御弁9の
切替え量を指示する操作信号V3(電圧信号)とを出力
する。
【0018】27a’は、操作入力部11の起伏駆動方
向指定スイッチ13から伸縮ブーム1を起仰させるため
の起仰信号を受け取った時に作動するリレー27の作動
時に閉じるリレー27のリレー接点である。28a’
は、操作入力部11の起伏駆動方向指定スイッチ13か
ら伸縮ブーム1を倒伏させるための倒伏信号を受け取っ
た時に作動するリレー28の作動時に閉じるリレー28
のリレー接点である。29a’は、操作入力部11の伸
縮駆動方向指定スイッチ14から伸縮ブーム1を伸長さ
せるための伸長信号を受け取った時に作動するリレー2
9の作動時に閉じるリレー29のリレー接点である。3
0a’は、操作入力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ
14から伸縮ブーム1を縮小させるための縮小信号を受
け取った時に作動するリレー30の作動時に閉じるリレ
ー30のリレー接点である。
向指定スイッチ13から伸縮ブーム1を起仰させるため
の起仰信号を受け取った時に作動するリレー27の作動
時に閉じるリレー27のリレー接点である。28a’
は、操作入力部11の起伏駆動方向指定スイッチ13か
ら伸縮ブーム1を倒伏させるための倒伏信号を受け取っ
た時に作動するリレー28の作動時に閉じるリレー28
のリレー接点である。29a’は、操作入力部11の伸
縮駆動方向指定スイッチ14から伸縮ブーム1を伸長さ
せるための伸長信号を受け取った時に作動するリレー2
9の作動時に閉じるリレー29のリレー接点である。3
0a’は、操作入力部11の伸縮駆動方向指定スイッチ
14から伸縮ブーム1を縮小させるための縮小信号を受
け取った時に作動するリレー30の作動時に閉じるリレ
ー30のリレー接点である。
【0019】31-1、31-2、31-3、31-4は、操作
入力部11のウインチ駆動方向指定スイッチ15からウ
インチモータ5を巻き上げさせるための巻き上げ信号を
受け取った時に作動するリレー31の作動時に閉じるリ
レー接点31aと、リレー31の作動時に開くリレー接
点31bからなるリレー31のリレー接点である。
入力部11のウインチ駆動方向指定スイッチ15からウ
インチモータ5を巻き上げさせるための巻き上げ信号を
受け取った時に作動するリレー31の作動時に閉じるリ
レー接点31aと、リレー31の作動時に開くリレー接
点31bからなるリレー31のリレー接点である。
【0020】32-1、32-2、32-3、32-4は、操作
入力部11のウインチ駆動方向指定スイッチ15からウ
インチモータ5を巻き下げさせるための巻き下げ信号を
受け取った時に作動するリレー32の作動時に閉じるリ
レー接点32aと、リレー32の作動時に開くリレー接
点32bからなるリレー32のリレー接点である。
入力部11のウインチ駆動方向指定スイッチ15からウ
インチモータ5を巻き下げさせるための巻き下げ信号を
受け取った時に作動するリレー32の作動時に閉じるリ
レー接点32aと、リレー32の作動時に開くリレー接
点32bからなるリレー32のリレー接点である。
【0021】48は、リレーであって、リレー接点27
a’とリレー接点29a’の並列回路にリレー接点31
-1の接点31bを介して電源に接続されている。またこ
のリレー48は、リレー接点28a’とリレー接点30
a’の並列回路にリレー接点32-1の接点32aを介し
ても電源に接続されている。49は、リレーであって、
リレー接点27a’とリレー接点29a’の並列回路に
リレー接点31-1の接点31aを介して電源に接続され
ている。またこのリレー49は、リレー接点28a’と
リレー接点30a’の並列回路にリレー接点32-1の接
点32bを介しても電源に接続されている。
a’とリレー接点29a’の並列回路にリレー接点31
-1の接点31bを介して電源に接続されている。またこ
のリレー48は、リレー接点28a’とリレー接点30
a’の並列回路にリレー接点32-1の接点32aを介し
ても電源に接続されている。49は、リレーであって、
リレー接点27a’とリレー接点29a’の並列回路に
リレー接点31-1の接点31aを介して電源に接続され
ている。またこのリレー49は、リレー接点28a’と
リレー接点30a’の並列回路にリレー接点32-1の接
点32bを介しても電源に接続されている。
【0022】リレー31のリレー接点31-2は、起伏制
御弁7の起仰方向切替え側7aへの回路36に介装され
ている。すなわち、リレー接点31-2の接点31aを変
換器35とリレー接点27a間に介装させるとともに、
演算手段47からの出力される操作信号V1をリレー接
点31-2の接点31bを介してリレー接点27aに伝達
させるように接続している。
御弁7の起仰方向切替え側7aへの回路36に介装され
ている。すなわち、リレー接点31-2の接点31aを変
換器35とリレー接点27a間に介装させるとともに、
演算手段47からの出力される操作信号V1をリレー接
点31-2の接点31bを介してリレー接点27aに伝達
させるように接続している。
【0023】リレー32のリレー接点32-2は、起伏制
御弁7の倒伏方向切替え側7bへの回路37に介装され
ている。すなわち、リレー接点32-2の接点32aを変
換器35とリレー接点28a間に介装させるとともに、
演算手段47からの出力される操作信号V1をリレー接
点32-2の接点32bを介してリレー接点28aに伝達
させるように接続している。
御弁7の倒伏方向切替え側7bへの回路37に介装され
ている。すなわち、リレー接点32-2の接点32aを変
換器35とリレー接点28a間に介装させるとともに、
演算手段47からの出力される操作信号V1をリレー接
点32-2の接点32bを介してリレー接点28aに伝達
させるように接続している。
【0024】リレー31のリレー接点31-3は、伸縮制
御弁8の伸長方向切替え側8aへの回路38に介装され
ている。すなわち、リレー接点31-3の接点31aを変
換器35とリレー接点29a間に介装させるとともに、
演算手段47からの出力される操作信号V2をリレー接
点31-3の接点31bを介してリレー接点29aに伝達
させるように接続している。
御弁8の伸長方向切替え側8aへの回路38に介装され
ている。すなわち、リレー接点31-3の接点31aを変
換器35とリレー接点29a間に介装させるとともに、
演算手段47からの出力される操作信号V2をリレー接
点31-3の接点31bを介してリレー接点29aに伝達
させるように接続している。
【0025】リレー32のリレー接点32-3は、伸縮制
御弁8の縮小方向切替え側8bへの回路39に介装され
ている。すなわち、リレー接点32-3の接点31aを変
換器35とリレー接点30a間に介装させるとともに、
演算手段47からの出力される操作信号V2をリレー接
点31-3の接点31bを介してリレー接点30aに伝達
させるように接続している。
御弁8の縮小方向切替え側8bへの回路39に介装され
ている。すなわち、リレー接点32-3の接点31aを変
換器35とリレー接点30a間に介装させるとともに、
演算手段47からの出力される操作信号V2をリレー接
点31-3の接点31bを介してリレー接点30aに伝達
させるように接続している。
【0026】リレー49のリレー接点49-1とリレー3
1のリレー接点31-4は、ウインチ制御弁9の巻き上げ
方向切替え側9aへの回路40に介装されている。すな
わち、リレー接点49-1の接点49bとリレー接点31
-4の接点31aの直列回路を変換器35とウインチ制御
弁9の巻き上げ方向切替え側9a間に介装させている。
また、演算手段47からの出力される操作信号V3を、
リレー接点49-1の接点49aとリレー接点31-4の接
点31bの直列回路を介してウインチ制御弁9の巻き上
げ方向切替え側9aに伝達させている。
1のリレー接点31-4は、ウインチ制御弁9の巻き上げ
方向切替え側9aへの回路40に介装されている。すな
わち、リレー接点49-1の接点49bとリレー接点31
-4の接点31aの直列回路を変換器35とウインチ制御
弁9の巻き上げ方向切替え側9a間に介装させている。
また、演算手段47からの出力される操作信号V3を、
リレー接点49-1の接点49aとリレー接点31-4の接
点31bの直列回路を介してウインチ制御弁9の巻き上
げ方向切替え側9aに伝達させている。
【0027】リレー48のリレー接点48-1とリレー3
2のリレー接点32-4は、ウインチ制御弁9の巻き下げ
方向切替え側9bへの回路41に介装されている。すな
わち、リレー接点48-1の接点48bとリレー接点32
-4の接点32aの直列回路を変換器35とウインチ制御
弁9の巻き下げ方向切替え側9b間に介装させている。
また、演算手段47からの出力される操作信号V3を、
リレー接点48-1の接点48aとリレー接点32-4の接
点32bの直列回路を介してウインチ制御弁9の巻き下
げ方向切替え側9bに伝達させている。
2のリレー接点32-4は、ウインチ制御弁9の巻き下げ
方向切替え側9bへの回路41に介装されている。すな
わち、リレー接点48-1の接点48bとリレー接点32
-4の接点32aの直列回路を変換器35とウインチ制御
弁9の巻き下げ方向切替え側9b間に介装させている。
また、演算手段47からの出力される操作信号V3を、
リレー接点48-1の接点48aとリレー接点32-4の接
点32bの直列回路を介してウインチ制御弁9の巻き下
げ方向切替え側9bに伝達させている。
【0028】次に、演算処理装置12に内蔵した演算手
段47について説明する。演算手段47は、上述したよ
うにブーム姿勢稼働手段44からの稼働姿勢情報(ブー
ム起伏角θおよびブーム長さL)と操作入力部11の切
替え量信号発生手段17からの切替え量信号Vに基づ
き、起伏制御弁7の切替え量を指示する操作信号V1
(電圧信号)と伸縮制御弁8の切替え量を指示する操作
信号V2(電圧信号)およびウインチ制御弁9の切替え
量を指示する操作信号V3(電圧信号)とを演算出力す
るものであるが、この演算は次の如くなされる。
段47について説明する。演算手段47は、上述したよ
うにブーム姿勢稼働手段44からの稼働姿勢情報(ブー
ム起伏角θおよびブーム長さL)と操作入力部11の切
替え量信号発生手段17からの切替え量信号Vに基づ
き、起伏制御弁7の切替え量を指示する操作信号V1
(電圧信号)と伸縮制御弁8の切替え量を指示する操作
信号V2(電圧信号)およびウインチ制御弁9の切替え
量を指示する操作信号V3(電圧信号)とを演算出力す
るものであるが、この演算は次の如くなされる。
【0029】いま第2図に図示する如く、伸縮ブーム1
の起伏角をθからθ’に起仰した場合を考えると、伸縮
ブーム1の先端A点はB点に移動することになり、フッ
ク2はL*(Sin θ’−Sin θ)だけ高い位置になる。
したがってフック2の地上高さ位置が変化しないように
するためにはウインチよりロープをL*(Sin θ’−Si
n θ)だけ巻き下げればよいことになる。そして伸縮ブ
ーム1の先端部とフック2間にN本ロープを掛け回して
いる場合は、NL*(Sin θ’−Sin θ)だけロープを
巻き下げるように、ウインチ制御弁9を制御すればよい
ことになる。
の起伏角をθからθ’に起仰した場合を考えると、伸縮
ブーム1の先端A点はB点に移動することになり、フッ
ク2はL*(Sin θ’−Sin θ)だけ高い位置になる。
したがってフック2の地上高さ位置が変化しないように
するためにはウインチよりロープをL*(Sin θ’−Si
n θ)だけ巻き下げればよいことになる。そして伸縮ブ
ーム1の先端部とフック2間にN本ロープを掛け回して
いる場合は、NL*(Sin θ’−Sin θ)だけロープを
巻き下げるように、ウインチ制御弁9を制御すればよい
ことになる。
【0030】逆に伸縮ブーム1の起伏角をθ’からθに
倒伏した場合は、ウインチよりロープをL*(Sin θ’
−Sin θ)だけ巻き上げればよいことになる。そして伸
縮ブーム1の先端部とフック2間にN本ロープを掛け回
している場合は、NL*(Sin θ’−Sin θ)だけロー
プを巻き上げるように、ウインチ制御弁9を制御すれば
よいことになる。
倒伏した場合は、ウインチよりロープをL*(Sin θ’
−Sin θ)だけ巻き上げればよいことになる。そして伸
縮ブーム1の先端部とフック2間にN本ロープを掛け回
している場合は、NL*(Sin θ’−Sin θ)だけロー
プを巻き上げるように、ウインチ制御弁9を制御すれば
よいことになる。
【0031】以上のようにフック2を水平移動制御する
にあたって、伸縮ブーム1の起伏駆動とウインチの駆動
との関係が決定されるものであるから、演算手段47
は、起伏駆動方向指定スイッチ13を操作した場合、ブ
ーム稼働姿勢検出手段44からの信号を受け現在のブー
ム状態を記憶するとともに、時々刻々と変化しつつある
伸縮ブーム1の状態を検出しフックを水平移動制御する
ように起伏制御弁7の切替え量を指示する操作信号V1
=K*A1*V(電圧信号)とウインチ制御弁9の切替
え量を指示する操作信号V3=K*B1*V(電圧信
号)とを演算出力する。ここでKは定数、Vは操作入力
部11の切替え量信号発生手段17からの切替え量信
号、A1は起伏制御弁7の起仰側(または倒伏側)への
切替え量、B1はウインチ制御弁9の巻き下げ側(巻き
上側)への切替え量である。そしてこのA1とB1は、
上記に説明した関係で演算出力されるようになってい
る。
にあたって、伸縮ブーム1の起伏駆動とウインチの駆動
との関係が決定されるものであるから、演算手段47
は、起伏駆動方向指定スイッチ13を操作した場合、ブ
ーム稼働姿勢検出手段44からの信号を受け現在のブー
ム状態を記憶するとともに、時々刻々と変化しつつある
伸縮ブーム1の状態を検出しフックを水平移動制御する
ように起伏制御弁7の切替え量を指示する操作信号V1
=K*A1*V(電圧信号)とウインチ制御弁9の切替
え量を指示する操作信号V3=K*B1*V(電圧信
号)とを演算出力する。ここでKは定数、Vは操作入力
部11の切替え量信号発生手段17からの切替え量信
号、A1は起伏制御弁7の起仰側(または倒伏側)への
切替え量、B1はウインチ制御弁9の巻き下げ側(巻き
上側)への切替え量である。そしてこのA1とB1は、
上記に説明した関係で演算出力されるようになってい
る。
【0032】また第3図に図示する如く、伸縮ブーム1
をブーム長LからL’に伸長した場合を考えると、伸縮
ブーム1の先端C点はD点に移動することになり、フッ
ク2は(L’−L)*(Sin θ+1)だけ高い位置にな
る。したがってフック2の地上高さ位置が変化しないよ
うにするためにはウインチよりロープを(L’−L)*
(Sin θ+1)だけ巻き下げればよいことになる。そし
て伸縮ブーム1の先端部とフック2間にN本ロープを掛
け回している場合は、(L’−L)*(NSinθ+1)
だけロープを巻き下げるように、ウインチ制御弁9を制
御すればよいことになる。
をブーム長LからL’に伸長した場合を考えると、伸縮
ブーム1の先端C点はD点に移動することになり、フッ
ク2は(L’−L)*(Sin θ+1)だけ高い位置にな
る。したがってフック2の地上高さ位置が変化しないよ
うにするためにはウインチよりロープを(L’−L)*
(Sin θ+1)だけ巻き下げればよいことになる。そし
て伸縮ブーム1の先端部とフック2間にN本ロープを掛
け回している場合は、(L’−L)*(NSinθ+1)
だけロープを巻き下げるように、ウインチ制御弁9を制
御すればよいことになる。
【0033】逆に伸縮ブーム1をブーム長L’からLに
縮小した場合は、ウインチよりロープを(L’−L)*
(Sin θ+1)だけ巻き上げればよいことになる。そし
て伸縮ブーム1の先端部とフック2間にN本ロープを掛
け回している場合は、(L’−L)*(NSin θ+1)
だけロープを巻き上げるように、ウインチ制御弁9を制
御すればよいことになる。
縮小した場合は、ウインチよりロープを(L’−L)*
(Sin θ+1)だけ巻き上げればよいことになる。そし
て伸縮ブーム1の先端部とフック2間にN本ロープを掛
け回している場合は、(L’−L)*(NSin θ+1)
だけロープを巻き上げるように、ウインチ制御弁9を制
御すればよいことになる。
【0034】以上のようにフックを水平移動制御するに
あたって、伸縮ブーム1の伸縮駆動とウインチの駆動と
の関係が決定されるものであるから、演算手段47は、
伸縮駆動方向指定スイッチ14を操作した場合、ブーム
稼働姿勢検出手段44からの信号を受け現在のブーム状
態を記憶するとともに、時々刻々と変化しつつある伸縮
ブーム1の状態を検出しフックを水平移動制御するよう
に伸縮制御弁8の切替え量を指示する操作信号V2=K
*A2*V(電圧信号)とウインチ制御弁9の切替え量
を指示する操作信号V3=K*B2*V(電圧信号)と
を演算出力する。ここでKは定数、Vは操作入力部11
の切替え量信号発生手段17からの切替え量信号、A2
は伸縮制御弁8の伸長側(または縮小側)への切替え
量、B2はウインチ制御弁9の巻き下げ側(巻き上側)
への切替え量である。そしてこのA2とB2は、上記に
説明した関係で演算出力されるようになっている。
あたって、伸縮ブーム1の伸縮駆動とウインチの駆動と
の関係が決定されるものであるから、演算手段47は、
伸縮駆動方向指定スイッチ14を操作した場合、ブーム
稼働姿勢検出手段44からの信号を受け現在のブーム状
態を記憶するとともに、時々刻々と変化しつつある伸縮
ブーム1の状態を検出しフックを水平移動制御するよう
に伸縮制御弁8の切替え量を指示する操作信号V2=K
*A2*V(電圧信号)とウインチ制御弁9の切替え量
を指示する操作信号V3=K*B2*V(電圧信号)と
を演算出力する。ここでKは定数、Vは操作入力部11
の切替え量信号発生手段17からの切替え量信号、A2
は伸縮制御弁8の伸長側(または縮小側)への切替え
量、B2はウインチ制御弁9の巻き下げ側(巻き上側)
への切替え量である。そしてこのA2とB2は、上記に
説明した関係で演算出力されるようになっている。
【0035】次に作用を説明する。先ず起伏駆動方向指
定スイッチ13をフックの水平移動制御用操作手段に関
連付け、伸縮ブーム1を起伏駆動させて吊荷平行移動作
業をする場合について説明する。いま起伏駆動方向指定
スイッチ13を起仰信号発生用の端子13aに接続する
ように操作し、吊荷を水平移動させながら引込む場合は
次のように作用する。
定スイッチ13をフックの水平移動制御用操作手段に関
連付け、伸縮ブーム1を起伏駆動させて吊荷平行移動作
業をする場合について説明する。いま起伏駆動方向指定
スイッチ13を起仰信号発生用の端子13aに接続する
ように操作し、吊荷を水平移動させながら引込む場合は
次のように作用する。
【0036】起伏駆動方向指定スイッチ13を起仰信号
発生用の端子13aに接続にともなって、リレー27が
作動し、リレー接点27aとリレー接点27a’が閉じ
る。ウインチ駆動方向指定スイッチ14は操作していな
いので、リレー接点31-1、31-2の各接点31bと、
リレー接点32-4の接点32bは閉じたままとなってい
る。よって演算手段47から出力される起伏制御弁7の
切替え量を指示する操作信号V1は、リレー接点31-2
の接点31bとリレー接点27aを経過して起伏制御弁
7の起仰方向切替え側7aに供給され、伸縮ブーム1を
起仰駆動させる。
発生用の端子13aに接続にともなって、リレー27が
作動し、リレー接点27aとリレー接点27a’が閉じ
る。ウインチ駆動方向指定スイッチ14は操作していな
いので、リレー接点31-1、31-2の各接点31bと、
リレー接点32-4の接点32bは閉じたままとなってい
る。よって演算手段47から出力される起伏制御弁7の
切替え量を指示する操作信号V1は、リレー接点31-2
の接点31bとリレー接点27aを経過して起伏制御弁
7の起仰方向切替え側7aに供給され、伸縮ブーム1を
起仰駆動させる。
【0037】一方リレー接点27a’が閉じ、リレー接
点31-1、の接点31bは閉じたままとなっているから
リレー48が作動し、リレー接点48-1の接点48aが
閉じる。よって演算手段47から出力されるウインチ制
御弁9の切替え量を指示する操作信号V3は、リレー接
点48-1の接点48aとリレー接点32-4の接点32b
を経過してウインチ制御弁9の巻き下げ方向切替え側9
bに供給され、ウインチよりロープを繰り出す。
点31-1、の接点31bは閉じたままとなっているから
リレー48が作動し、リレー接点48-1の接点48aが
閉じる。よって演算手段47から出力されるウインチ制
御弁9の切替え量を指示する操作信号V3は、リレー接
点48-1の接点48aとリレー接点32-4の接点32b
を経過してウインチ制御弁9の巻き下げ方向切替え側9
bに供給され、ウインチよりロープを繰り出す。
【0038】この時演算手段47から出力されるV1と
V3の操作信号は、上記に説明した関係で出力され、切
替え量信号発生手段17からの信号Vに比例したV1の
操作信号を、起伏駆動制御弁7を起仰方向切替え側7a
に供給するとともに、切替え量信号発生手段17からの
信号Vに比例したV3の操作信号を、ウインチ制御弁9
の巻き下げ方向切替え側9bに供給するようにして、伸
ブーム1を起仰させながらウインチを巻き下げるような
併用操作を自動的に行い、フック2を地面と平行に引込
むようにして吊荷を水平移動させることができる。
V3の操作信号は、上記に説明した関係で出力され、切
替え量信号発生手段17からの信号Vに比例したV1の
操作信号を、起伏駆動制御弁7を起仰方向切替え側7a
に供給するとともに、切替え量信号発生手段17からの
信号Vに比例したV3の操作信号を、ウインチ制御弁9
の巻き下げ方向切替え側9bに供給するようにして、伸
ブーム1を起仰させながらウインチを巻き下げるような
併用操作を自動的に行い、フック2を地面と平行に引込
むようにして吊荷を水平移動させることができる。
【0039】逆に起伏駆動方向指定スイッチ13を起仰
信号発生用の端子13bに接続するように操作し、吊荷
を水平移動させながら引出す場合はも同様に作用するの
でここでは詳細な説明は省略する。この場合は、切替え
量信号発生手段17からの信号Vに比例したV1の操作
信号を、起伏駆動制御弁7を倒伏方向切替え側7bに供
給するとともに、切替え量信号発生手段17からの信号
Vに比例したV3の操作信号を、ウインチ制御弁9の巻
き上げ方向切替え側9aに供給するようにして、伸ブー
ム1を倒伏させながらウインチを巻き上げるような併用
操作を自動的に行い、フック2を地面と平行に引出すよ
うにして吊荷を水平移動させることができる。
信号発生用の端子13bに接続するように操作し、吊荷
を水平移動させながら引出す場合はも同様に作用するの
でここでは詳細な説明は省略する。この場合は、切替え
量信号発生手段17からの信号Vに比例したV1の操作
信号を、起伏駆動制御弁7を倒伏方向切替え側7bに供
給するとともに、切替え量信号発生手段17からの信号
Vに比例したV3の操作信号を、ウインチ制御弁9の巻
き上げ方向切替え側9aに供給するようにして、伸ブー
ム1を倒伏させながらウインチを巻き上げるような併用
操作を自動的に行い、フック2を地面と平行に引出すよ
うにして吊荷を水平移動させることができる。
【0040】次に伸縮駆動方向指定スイッチ14をフッ
クの水平移動制御用操作手段に関連付け、伸縮ブーム1
を伸縮駆動させて吊荷平行移動作業をする場合について
説明する。いま伸縮駆動方向指定スイッチ14を伸長信
号発生用の端子14aに接続するように操作し、吊荷を
水平移動させながら引込む場合は次のように作用する。
クの水平移動制御用操作手段に関連付け、伸縮ブーム1
を伸縮駆動させて吊荷平行移動作業をする場合について
説明する。いま伸縮駆動方向指定スイッチ14を伸長信
号発生用の端子14aに接続するように操作し、吊荷を
水平移動させながら引込む場合は次のように作用する。
【0041】伸縮駆動方向指定スイッチ14を伸長信号
発生用の端子14aに接続する操作にともなって、リレ
ー29が作動し、リレー接点29aとリレー接点29
a’が閉じる。ウインチ駆動方向指定スイッチ15は操
作していないので、リレー接点31-1、31-3の各接点
31bと、リレー接点32-4の接点32bは閉じたまま
となっている。よって演算手段47から出力される伸縮
制御弁8の切替え量を指示する操作信号V2は、リレー
接点31-3とリレー接点29aを経過して伸縮制御弁8
の伸長方向切替え側8aに供給され、伸縮ブーム1を伸
長駆動させる。
発生用の端子14aに接続する操作にともなって、リレ
ー29が作動し、リレー接点29aとリレー接点29
a’が閉じる。ウインチ駆動方向指定スイッチ15は操
作していないので、リレー接点31-1、31-3の各接点
31bと、リレー接点32-4の接点32bは閉じたまま
となっている。よって演算手段47から出力される伸縮
制御弁8の切替え量を指示する操作信号V2は、リレー
接点31-3とリレー接点29aを経過して伸縮制御弁8
の伸長方向切替え側8aに供給され、伸縮ブーム1を伸
長駆動させる。
【0042】一方リレー接点29a’が閉じ、リレー接
点31-1、の接点31bは閉じたままとなっているから
リレー48が作動し、リレー接点48-1の接点48aが
閉じる。よって演算手段47から出力されるウインチ制
御弁9の切替え量を指示する操作信号V3は、リレー接
点48-1の接点48aとリレー接点32-4の接点32b
を経過してウインチ制御弁9の巻き下げ方向切替え側9
bに供給され、ウインチよりロープを繰り出す。
点31-1、の接点31bは閉じたままとなっているから
リレー48が作動し、リレー接点48-1の接点48aが
閉じる。よって演算手段47から出力されるウインチ制
御弁9の切替え量を指示する操作信号V3は、リレー接
点48-1の接点48aとリレー接点32-4の接点32b
を経過してウインチ制御弁9の巻き下げ方向切替え側9
bに供給され、ウインチよりロープを繰り出す。
【0043】この時演算手段47から出力されるV2と
V3の操作信号は、上記に説明した関係で出力され、切
替え量信号発生手段17からの信号Vに比例したV2の
操作信号を、伸縮駆動制御弁8を伸長方向切替え側8a
に供給するとともに、切替え量信号発生手段17からの
信号Vに比例したV3の操作信号を、ウインチ制御弁9
の巻き下げ方向切替え側9bに供給するようにして、伸
ブーム1を伸長させながらウインチを巻き下げるような
併用操作を自動的に行い、フック2を地面と平行に引出
すようにして吊荷を水平移動させることができる。
V3の操作信号は、上記に説明した関係で出力され、切
替え量信号発生手段17からの信号Vに比例したV2の
操作信号を、伸縮駆動制御弁8を伸長方向切替え側8a
に供給するとともに、切替え量信号発生手段17からの
信号Vに比例したV3の操作信号を、ウインチ制御弁9
の巻き下げ方向切替え側9bに供給するようにして、伸
ブーム1を伸長させながらウインチを巻き下げるような
併用操作を自動的に行い、フック2を地面と平行に引出
すようにして吊荷を水平移動させることができる。
【0044】逆に伸縮駆動方向指定スイッチ14を縮小
信号発生用の端子14bに接続するように操作し、吊荷
を水平移動させながら引込む場合にも同様に作用するの
でここでは詳細な説明は省略する。この場合は、切替え
量信号発生手段17からの信号Vに比例したV2の操作
信号を、伸縮駆動制御弁8を縮小方向切替え側8bに供
給するとともに、切替え量信号発生手段17からの信号
Vに比例したV3の操作信号を、ウインチ制御弁9の巻
き上げ方向切替え側9aに供給するようにして、伸ブー
ム1を縮小させながらウインチを巻き上げるような併用
操作を自動的に行い、フック2を地面と平行に引込むよ
うにして吊荷を水平移動させることができる。
信号発生用の端子14bに接続するように操作し、吊荷
を水平移動させながら引込む場合にも同様に作用するの
でここでは詳細な説明は省略する。この場合は、切替え
量信号発生手段17からの信号Vに比例したV2の操作
信号を、伸縮駆動制御弁8を縮小方向切替え側8bに供
給するとともに、切替え量信号発生手段17からの信号
Vに比例したV3の操作信号を、ウインチ制御弁9の巻
き上げ方向切替え側9aに供給するようにして、伸ブー
ム1を縮小させながらウインチを巻き上げるような併用
操作を自動的に行い、フック2を地面と平行に引込むよ
うにして吊荷を水平移動させることができる。
【0045】以上は1個の操作スイッチ(フックの水平
移動制御用操作手段)を操作して自動的に吊荷を水平移
動させる場合を説明したが、次に各油圧アクチュエータ
を単独操作する場合について説明する。先ずウインチ制
御弁9を単独操作する場合について説明する。いまウイ
ンチ駆動方向指定スイッチ15(ウインチの単独制御用
操作手段)を巻き上げ信号発生用端子15aに接続する
ように操作すると、リレー31が作動して各リレー接点
31-1、31-2、31-3、31-4の接点31aが閉じ
る。起伏駆動方向指定スイッチ13と伸縮駆動方向指定
スイッチ14は、操作していないのでリレー27〜30
は作動しない。よって、リレー接点27a、28a、2
9a、30a、27a’、28a’、29a’、30
a’も閉じないから、起伏制御弁7、伸縮制御弁8、お
よびリレー48、49は作動しない。そこで変換器35
からの信号は、リレー接点49-1の接点49bとリレー
接点31-4の接点31aを経過して、ウインチ制御弁9
の巻き上げ方向切替え側9aに供給され、切替え量信号
発生手段17からの信号Vに比例してウインチを巻き上
げ駆動する。
移動制御用操作手段)を操作して自動的に吊荷を水平移
動させる場合を説明したが、次に各油圧アクチュエータ
を単独操作する場合について説明する。先ずウインチ制
御弁9を単独操作する場合について説明する。いまウイ
ンチ駆動方向指定スイッチ15(ウインチの単独制御用
操作手段)を巻き上げ信号発生用端子15aに接続する
ように操作すると、リレー31が作動して各リレー接点
31-1、31-2、31-3、31-4の接点31aが閉じ
る。起伏駆動方向指定スイッチ13と伸縮駆動方向指定
スイッチ14は、操作していないのでリレー27〜30
は作動しない。よって、リレー接点27a、28a、2
9a、30a、27a’、28a’、29a’、30
a’も閉じないから、起伏制御弁7、伸縮制御弁8、お
よびリレー48、49は作動しない。そこで変換器35
からの信号は、リレー接点49-1の接点49bとリレー
接点31-4の接点31aを経過して、ウインチ制御弁9
の巻き上げ方向切替え側9aに供給され、切替え量信号
発生手段17からの信号Vに比例してウインチを巻き上
げ駆動する。
【0046】逆にウインチ駆動方向指定スイッチ15を
巻き下げ信号発生用端子15bに接続するように操作す
ると、リレー32が作動して各リレー接点32-1、32
-2、32-3、32-4の接点32aが閉じる。起伏駆動方
向指定スイッチ13と伸縮駆動方向指定スイッチ14
は、操作していないのでリレー27〜30は作動しな
い。よって、リレー接点27a、28a、29a、30
a、27a’、28a’、29a’、30a’も閉じな
いから、起伏制御弁7、伸縮制御弁8、およびリレー4
8、49は作動しない。そこで変換器35からの信号
は、リレー接点48-1の接点48bとリレー接点32-4
の接点32aを経過して、ウインチ制御弁9の巻き下げ
方向切替え側9bに供給され、切替え量信号発生手段1
7からの信号Vに比例してウインチを巻き下げ駆動す
る。
巻き下げ信号発生用端子15bに接続するように操作す
ると、リレー32が作動して各リレー接点32-1、32
-2、32-3、32-4の接点32aが閉じる。起伏駆動方
向指定スイッチ13と伸縮駆動方向指定スイッチ14
は、操作していないのでリレー27〜30は作動しな
い。よって、リレー接点27a、28a、29a、30
a、27a’、28a’、29a’、30a’も閉じな
いから、起伏制御弁7、伸縮制御弁8、およびリレー4
8、49は作動しない。そこで変換器35からの信号
は、リレー接点48-1の接点48bとリレー接点32-4
の接点32aを経過して、ウインチ制御弁9の巻き下げ
方向切替え側9bに供給され、切替え量信号発生手段1
7からの信号Vに比例してウインチを巻き下げ駆動す
る。
【0047】次に起伏制御弁7を単独操作する場合につ
いて説明する。この場合は、起伏駆動方向指定スイッチ
13とウインチ駆動方向指定スイッチ15の2個の方向
指定スイッチを操作するもので、伸縮ブーム1を起仰操
作する場合は、起伏駆動方向指定スイッチ13を起仰信
号発生用端子13aに接続するように操作し、ウインチ
駆動方向指定スイッチ15を巻き上げ信号発生用端子1
5aに接続するように操作して行うのである。
いて説明する。この場合は、起伏駆動方向指定スイッチ
13とウインチ駆動方向指定スイッチ15の2個の方向
指定スイッチを操作するもので、伸縮ブーム1を起仰操
作する場合は、起伏駆動方向指定スイッチ13を起仰信
号発生用端子13aに接続するように操作し、ウインチ
駆動方向指定スイッチ15を巻き上げ信号発生用端子1
5aに接続するように操作して行うのである。
【0048】いま起伏駆動方向指定スイッチ13を起仰
信号発生用端子13aに接続するように操作すると、リ
レー27が作動して各リレー接点27a、27a’が閉
じる。またウインチ駆動方向指定スイッチ15を巻き上
げ信号発生用端子15aに接続すると、リレー31が作
動して各リレー接点31-1、31-2、31-3、31-4の
各接点31aが閉じる。したがってリレー接点27a’
とリレー接点31-1の接点31aが閉じて、リレー49
を作動させる。
信号発生用端子13aに接続するように操作すると、リ
レー27が作動して各リレー接点27a、27a’が閉
じる。またウインチ駆動方向指定スイッチ15を巻き上
げ信号発生用端子15aに接続すると、リレー31が作
動して各リレー接点31-1、31-2、31-3、31-4の
各接点31aが閉じる。したがってリレー接点27a’
とリレー接点31-1の接点31aが閉じて、リレー49
を作動させる。
【0049】そしてリレー接点40-1の接点49aが閉
じてリレー接点31-4の接点31aが閉じるから、ウイ
ンチ制御弁9の巻き上げ方向切替え側9aには演算手段
47からの操作信号V3と変換器35からの信号が供給
されず、ウインチは巻き上げ駆動されない。一方変換器
35からの信号は、リレー接点31-2の接点31aとリ
レー接点27aを経過して、起伏制御弁7の起仰方向切
替え側7aに供給され、切替え量信号発生手段17から
の信号Vに比例して伸縮ブーム1を起仰駆動する。
じてリレー接点31-4の接点31aが閉じるから、ウイ
ンチ制御弁9の巻き上げ方向切替え側9aには演算手段
47からの操作信号V3と変換器35からの信号が供給
されず、ウインチは巻き上げ駆動されない。一方変換器
35からの信号は、リレー接点31-2の接点31aとリ
レー接点27aを経過して、起伏制御弁7の起仰方向切
替え側7aに供給され、切替え量信号発生手段17から
の信号Vに比例して伸縮ブーム1を起仰駆動する。
【0050】逆に伸縮ブーム1を単独に倒伏操作する場
合は、起伏駆動方向指定スイッチ13を倒伏信号発生用
端子13bに接続するように操作し、ウインチ駆動方向
指定スイッチ15を巻き上げ信号発生用端子15bに接
続するように操作して行えばよく、同様に作用すること
は容易に理解できるのでここでは詳細な説明を省略す
る。
合は、起伏駆動方向指定スイッチ13を倒伏信号発生用
端子13bに接続するように操作し、ウインチ駆動方向
指定スイッチ15を巻き上げ信号発生用端子15bに接
続するように操作して行えばよく、同様に作用すること
は容易に理解できるのでここでは詳細な説明を省略す
る。
【0051】更に伸縮制御弁8を単独操作する場合につ
いて説明する。この場合は、伸縮駆動方向指定スイッチ
14とウインチ駆動方向指定スイッチ15の2個の方向
指定スイッチを操作するもので、伸縮ブーム1を伸長操
作する場合は、伸縮駆動方向指定スイッチ14を伸長信
号発生用端子14aに接続するように操作し、ウインチ
駆動方向指定スイッチ15を巻き上げ信号発生用端子1
5aに接続するように操作して行うのである。
いて説明する。この場合は、伸縮駆動方向指定スイッチ
14とウインチ駆動方向指定スイッチ15の2個の方向
指定スイッチを操作するもので、伸縮ブーム1を伸長操
作する場合は、伸縮駆動方向指定スイッチ14を伸長信
号発生用端子14aに接続するように操作し、ウインチ
駆動方向指定スイッチ15を巻き上げ信号発生用端子1
5aに接続するように操作して行うのである。
【0052】いま伸縮駆動方向指定スイッチ14を伸長
信号発生用端子14aに接続するように操作すると、リ
レー29が作動して各リレー接点29a、29a’が閉
じる。またウインチ駆動方向指定スイッチ15を巻き上
げ信号発生用端子15aに接続すると、リレー31が作
動して各リレー接点31-1、31-2、31-3、31-4の
接点31aが閉じる。したがってリレー接点29a’と
リレー接点31-1の接点31aが閉じて、リレー49を
作動させる。
信号発生用端子14aに接続するように操作すると、リ
レー29が作動して各リレー接点29a、29a’が閉
じる。またウインチ駆動方向指定スイッチ15を巻き上
げ信号発生用端子15aに接続すると、リレー31が作
動して各リレー接点31-1、31-2、31-3、31-4の
接点31aが閉じる。したがってリレー接点29a’と
リレー接点31-1の接点31aが閉じて、リレー49を
作動させる。
【0053】そしてリレー接点40-1の接点49aが閉
じてリレー接点31-4の接点31aが閉じるから、ウイ
ンチ制御弁9の巻き上げ方向切替え側9aには演算手段
47からの操作信号V3と変換器35からの信号が供給
されず、ウインチは巻き上げ駆動されない。一方変換器
35からの信号は、リレー接点31-3の接点31aとリ
レー接点29aを経過して、伸縮制御弁8の伸長方向切
替え側8aに供給され、切替え量信号発生手段17から
の信号Vに比例して伸縮ブーム1を伸長駆動する。
じてリレー接点31-4の接点31aが閉じるから、ウイ
ンチ制御弁9の巻き上げ方向切替え側9aには演算手段
47からの操作信号V3と変換器35からの信号が供給
されず、ウインチは巻き上げ駆動されない。一方変換器
35からの信号は、リレー接点31-3の接点31aとリ
レー接点29aを経過して、伸縮制御弁8の伸長方向切
替え側8aに供給され、切替え量信号発生手段17から
の信号Vに比例して伸縮ブーム1を伸長駆動する。
【0054】逆に伸縮ブーム1を単独に縮小操作する場
合は、伸縮駆動方向指定スイッチ14を縮小信号発生用
端子14bに接続するように操作し、ウインチ駆動方向
指定スイッチ15を巻き下げ信号発生用端子15bに接
続するように操作して行えばよく、同様に作用すること
は容易に理解できるのでここでは詳細な説明を省略す
る。
合は、伸縮駆動方向指定スイッチ14を縮小信号発生用
端子14bに接続するように操作し、ウインチ駆動方向
指定スイッチ15を巻き下げ信号発生用端子15bに接
続するように操作して行えばよく、同様に作用すること
は容易に理解できるのでここでは詳細な説明を省略す
る。
【0055】尚、上記実施例では、1個の方向指定スイ
ッチで以てウインチ制御弁9を含む2個の制御弁を自動
的に駆動して吊荷平行移動作業を可能にしたものを説明
したが、1個の方向指定スイッチで以てウインチ制御弁
9を含む3個の制御弁(この場合はウインチ制御弁9含
む起伏制御弁7と伸縮制御弁8)を自動的に駆動して吊
荷平行移動作業を可能にするようにしてもよいこと勿論
である。
ッチで以てウインチ制御弁9を含む2個の制御弁を自動
的に駆動して吊荷平行移動作業を可能にしたものを説明
したが、1個の方向指定スイッチで以てウインチ制御弁
9を含む3個の制御弁(この場合はウインチ制御弁9含
む起伏制御弁7と伸縮制御弁8)を自動的に駆動して吊
荷平行移動作業を可能にするようにしてもよいこと勿論
である。
【0056】又、上記実施例では、操作入力部11を複
数の方向指定スイッチと1個の切替え量信号発生手段で
構成したもので説明したが、複数の方向指定スイッチが
操作方向と操作量の両方の信号を発生するような操作手
段に構成したものであっても本発明を実施できること勿
論である。
数の方向指定スイッチと1個の切替え量信号発生手段で
構成したもので説明したが、複数の方向指定スイッチが
操作方向と操作量の両方の信号を発生するような操作手
段に構成したものであっても本発明を実施できること勿
論である。
【発明の効果】以上の如く構成し作用するた本発明のク
レーンの操作装置は、1個の操作手段を操作するだけで
自動的に複数の油圧アクチュエータを駆動し、フックを
水平移動制御して吊荷の平行移動作業することができ
る。そして併用操作を簡単な操作にするものである。し
かも操作手段の数を増やさずに従来のように各油圧アク
チュエータの単独操作も可能とすることができる。
レーンの操作装置は、1個の操作手段を操作するだけで
自動的に複数の油圧アクチュエータを駆動し、フックを
水平移動制御して吊荷の平行移動作業することができ
る。そして併用操作を簡単な操作にするものである。し
かも操作手段の数を増やさずに従来のように各油圧アク
チュエータの単独操作も可能とすることができる。
【図1】本発明のクレーンの操作装置を説明する説明図
である。
である。
【図2】本発明の演算手段を説明する説明図である。
【図3】本発明の演算手段を説明する説明図である。
【図4】クレーンを説明する説明図である。
【図5】従来のクレーンの操作装置を説明する説明図で
ある。
ある。
1 伸縮ブーム 2 フック 3 起伏シリンダ 4 伸縮シリンダ 5 ウインチモータ 7 起伏制御弁 8 伸縮制御弁 9 ウインチ制御弁 11 操作入力部 12 演算処理装置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 起伏自在な伸縮ブームの先端にフックを
吊下し、伸縮ブームの起伏動、伸縮動、およびフックの
巻き上げ巻き下げ動を、起伏制御弁、伸縮制御弁、およ
びウインチ制御弁の各制御弁で以て駆動制御される起伏
シリンダ、伸縮シリンダ、およびウインチモータの各油
圧アクチュエータで行うようにしたクレーンの操作装
置、特に、前記各制御弁に操作信号を出力するよう各制
御弁に対応してそれぞれ配置した3個の操作手段を有す
る操作入力部と、この操作入力部の出力信号を受け取っ
て演算処理し前記各制御弁に操作信号を出力する演算処
理装置を備えたクレーンの操作装置において、前記3個
の操作手段の1個または2個をウインチモータを含む複
数の油圧アクチュエータと併動して前記フックの水平移
動制御用操作手段に関連付け、他の2個または1個の操
作手段を単独油圧アクチュエータ制御用操作手段として
前記油圧アクチュエータの2個または1個の制御にそれ
ぞれ関連付けるとともに、前記3個の油圧アクチュエー
タのうち単独油圧アクチュエータ制御用操作手段で操作
されない油圧アクチュエータの単独制御を3個の操作手
段のうち2個の操作手段の併用操作で制御するよう、前
記操作入力部と前記演算処理装置を関連させて構成した
ことを特徴とするクレーンの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20146191A JP2948690B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | クレーンの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20146191A JP2948690B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | クレーンの操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0524784A true JPH0524784A (ja) | 1993-02-02 |
JP2948690B2 JP2948690B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=16441477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20146191A Expired - Lifetime JP2948690B2 (ja) | 1991-07-15 | 1991-07-15 | クレーンの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2948690B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002327708A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-15 | Furukawa Co Ltd | 油圧アクチュエータの制御装置 |
JP2003012276A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Tadano Ltd | クレーンのフック水平移動制御装置 |
JP2003073073A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Furukawa Co Ltd | 油圧アクチュエータの遠隔制御装置 |
JP2003081578A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-19 | Tadano Ltd | クレーンのフック水平移動制御装置 |
JP2003081577A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Tadano Ltd | クレーンのフック水平移動制御装置 |
JP2003106307A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Tadano Ltd | 油圧作業機の駆動制御装置 |
ITRE20120037A1 (it) * | 2012-05-11 | 2013-11-12 | Andrea Benassi | Sistema idraulico che mantiene costante la lunghezza di fune appesa all'estremita' di un braccio telescopico dotato di verricello idraulico, durante la variazione di estensione telescopica |
CN112919328A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-06-08 | 浙江三一装备有限公司 | 起重机的操控部件控制方法及装置 |
-
1991
- 1991-07-15 JP JP20146191A patent/JP2948690B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002327708A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-15 | Furukawa Co Ltd | 油圧アクチュエータの制御装置 |
JP4707872B2 (ja) * | 2001-05-02 | 2011-06-22 | 古河機械金属株式会社 | 油圧アクチュエータの制御装置 |
JP2003012276A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Tadano Ltd | クレーンのフック水平移動制御装置 |
JP2003073073A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Furukawa Co Ltd | 油圧アクチュエータの遠隔制御装置 |
JP2003081577A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Tadano Ltd | クレーンのフック水平移動制御装置 |
JP2003081578A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-19 | Tadano Ltd | クレーンのフック水平移動制御装置 |
JP2003106307A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Tadano Ltd | 油圧作業機の駆動制御装置 |
ITRE20120037A1 (it) * | 2012-05-11 | 2013-11-12 | Andrea Benassi | Sistema idraulico che mantiene costante la lunghezza di fune appesa all'estremita' di un braccio telescopico dotato di verricello idraulico, durante la variazione di estensione telescopica |
CN112919328A (zh) * | 2021-01-22 | 2021-06-08 | 浙江三一装备有限公司 | 起重机的操控部件控制方法及装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2948690B2 (ja) | 1999-09-13 |
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